(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-34366(P2021-34366A)
(43)【公開日】2021年3月1日
(54)【発明の名称】ワイヤのシース除去可能な分別回収装置
(51)【国際特許分類】
H01B 15/00 20060101AFI20210201BHJP
H02G 1/12 20060101ALI20210201BHJP
【FI】
H01B15/00ZAB
H02G1/12 060
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-219929(P2019-219929)
(22)【出願日】2019年12月4日
(31)【優先権主張番号】201910795999.6
(32)【優先日】2019年8月27日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】舒麗燕
【テーマコード(参考)】
5G353
【Fターム(参考)】
5G353AB05
5G353AC04
5G353CA01
5G353EA11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ワイヤのシース除去可能な分別回収装置を提供する。
【解決手段】分別回収装置は、シース除去機15を含む。シース除去機の中には固定機構85が設置される。固定機構の下側には、シース除去機構84が設置される。シース除去機構は、横ブロック25を含む。シース除去機構の下側には、糸巻き機構83が設置される。シースを除去する必要のあるワイヤを分別回収装置に入れた後、ワイヤの太さによって自動的にカッターの位置を調整し、調整後、ワイヤの両端を同時に切り開く。
【効果】人によって銅線をシースから取り出す必要がなく、ワイヤを切り開いた後、ワイヤのシースを分別回収装置から送り出し、自動的にシースが除去された銅線を集められ、手作業の負担を減少する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シース除去機を含み、前記シース除去機の中には固定機構が設置され、前記固定機構は測量ブロックを含み、前記シース除去機にはシース除去空間が前後に貫通するように設置され、前記シース除去空間の上下端壁には前記測量ブロックが対称的に設置され、前記シース除去空間の左右端壁には第一移動空間が対称的に設置され、左側の前記第一移動空間を説明し、前記第一移動空間の中には載せブロックが左右移動可能に設置され、前記載せブロックには第一回転空間が上下に貫通するように設置され、前記第一回転空間の中には第一従動軸が回転可能に設置され、前記第一従動軸には第一歯車と車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記車にはゴムブロックが固定的に設置され、前記ゴムブロックがワイヤをきつく挟められ、またワイヤを下方に駆動でき、
前記固定機構の下側にはシース除去機構が設置され、前記シース除去機構は横ブロックを含み、前記シース除去空間の上下端壁にはカッター出し空間が対称的に設置され、前記シース除去空間の下端壁の中には二つの第一作動空間が左右対称に設置され、左側の前記第一作動空間を説明し、前記第一作動空間の右端壁には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には前記横ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記横ブロックの前端面にはシース除去カッターが固定的に設置され、前記シース除去カッターの後端面と前記第二移動空間の後端壁との間には第一ばねが連結され、前記シース除去カッターの後端面には細線が連結され、前記第一ばねが前に移動してワイヤのシースを除去でき、
前記シース除去機構の下側には糸巻き機構が設置され、前記糸巻き機構は止め板を含み、前記シース除去空間の左端壁の中には第二作動空間が設置され、前記第二作動空間の右端壁には回転溝が左右に貫通するように形成され、前記回転溝が前記第二作動空間と前記シース除去空間を連通し、前記回転溝の中には第二従動軸が回転可能に設置され、前記第二従動軸と前記回転溝との間には第一捻りばねが設置され、前記シース除去空間の左端壁には第三従動軸が回転可能に設置され、前記第三従動軸の右端面には糸巻き柱が固定的に設置され、前記糸巻き柱が銅線をきちんと巻き付けられることを特徴とするワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項2】
前記第一作動空間の後端面には前に開口した第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記測量ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記測量ブロックの後端面と前記第三移動空間の後端壁との間には第二ばねが設置され、前記測量ブロックの下端面には位置制限ブロックが固定的に設置され、前記シース除去機の中には二つの第二回転空間が左右対称に設置され、左側の前記第二回転空間を説明し、前記第二回転空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸にはリールと第二歯車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、左側の載せブロックを説明し、前記載せブロックの左端面には第一ラックが固定的に設置され、前記第一ラックが前記第二歯車と噛み合い、前記リールには前記細線が巻きつけられ、前記載せブロックの左端面と前記第一移動空間の左端壁との間には伸縮ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項3】
前記シース除去機構はまた回転ロッドを含み、前記第一作動空間の右端壁には第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドには前記回転ロッドが回転可能に設置され、前記回転ロッドと前記第一固定ロッドとの間には第二捻りばねが設置され、前記第一作動空間の右端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には押し動かしロッドが前後へ移動可能に設置され、前記押し動かしロッドの後端面には制限ロッドが固定的に設置され、前記押し動かしロッドの下端面には前記回転ロッドが設置されていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項4】
前記糸巻き機構はまた第四従動軸を含み、前記シース除去空間の左端壁の中には第二作動空間が設置され、前記第二作動空間の右端壁には連通溝が形成され、前記連通溝が前記第一作動空間と前記第二作動空間を連通し、前記第二作動空間の後端壁には前記第四従動軸が回転可能に設置され、前記第四従動軸には第三歯車と第一はすば歯車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記第二作動空間の下端壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの上端面には主動軸が回転可能に設置され、前記主動軸には第二はすば歯車と第一傘歯車が前から後ろへと配列して固定的に設置され、前記第二はすば歯車が前記第一はすば歯車と噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項5】
前記第二作動空間の左端壁には第五従動軸が固定的に設置され、前記第五従動軸には第二傘歯車が回転可能に設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合い、前記第二作動空間の下端壁には上方に開口した第四移動空間が設置され、前記第四移動空間の中には横ロッドが上下へ移動可能に設置され、前記横ロッドの下端面と前記第四移動空間の下端壁との間にはまた第三ばねが連結され、前記横ロッドには第三傘歯車が回転可能に設置され、前記横ロッドの右端面には押し動かしブロックが固定的に設置され、前記第二作動空間の後端壁には第五移動溝が形成され、前記第五移動溝の中には第二ラックが上下へ移動可能に設置され、前記第二従動軸の左端面には第四歯車が固定的に設置され、前記第四歯車が前記第二ラックと噛み合い、前記第二作動空間の右端壁には第二固定ロッドが固定的に設置され、前記第二固定ロッドには縦ロッドが回転可能に設置され、前記縦ロッドの上端面の後側が前記第二ラックの下端面と接触し、前記縦ロッドの上端面が前記押し動かしブロックの下端面と接触し、前記シース除去空間の左端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には移動ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記移動ブロックの下端面には糸巻きロッドが固定的に設置され、前記糸巻きロッドの左端面には鉛直ロッドが固定的に設置され、前記鉛直ロッドが前記縦ロッドと接触していることを特徴とする請求項4に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項6】
前記縦ロッドの前端面が斜面であり、前記縦ロッドが回転すると、前記鉛直ロッドは上下に移動することを特徴とする請求項5に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項7】
前記伸縮ばねと、前記第二捻りばねと、前記第三ばねと、前記第一捻りばねとが正常状態にあり、前記第一ばねが圧縮した状態にあり、前記伸縮ばねの弾性が前記第一ばねの弾性より大きいことを特徴とする請求項5に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項8】
前記第三傘歯車が上方に移動して前記第二傘歯車と、前記第四傘歯車と噛み合えることを特徴とする請求項5に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【請求項9】
前記第二作動空間が前記第一作動空間の後側に位置していることを特徴とする請求項5に記載のワイヤのシース除去可能な分別回収装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はワイヤ回収分野に関わり、具体的にはワイヤのシース除去可能な分別回収装置である。
【背景技術】
【0002】
古くなった建物を解体した後に、廃棄されたワイヤが高いリサイクル価値を有し、人によってワイヤのシースを除去してワイヤに含んだ銅線を回収することは操作が複雑で、普通のシース除去機構は銅線の一端しか切り開けなく、まだ人によってシースを銅線から除去することが必要であり、その他、銅線の太さが異なる時、ワイヤを切断する位置を変える需要もあり、操作が複雑で、切断完成後、手動で銅線を集めてとても不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108520809号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明はワイヤのシース除去可能な分別回収装置を提供し、銅線のシースを除去する時に銅線の太さが異なる問題と自動的に銅線を集められない問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランによって実現される。
【0006】
本願発明のワイヤのシース除去可能な分別回収装置は、シース除去機を含み、前記シース除去機の中には固定機構が設置され、前記固定機構は測量ブロックを含み、前記シース除去機にはシース除去空間が前後に貫通するように設置され、前記シース除去空間の上下端壁には前記測量ブロックが対称的に設置され、前記シース除去空間の左右端壁には第一移動空間が対称的に設置され、左側の前記第一移動空間を説明し、前記第一移動空間の中には載せブロックが左右移動可能に設置され、前記載せブロックには第一回転空間が上下に貫通するように設置され、前記第一回転空間の中には第一従動軸が回転可能に設置され、前記第一従動軸には第一歯車と車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記車にはゴムブロックが固定的に設置され、前記ゴムブロックがワイヤをきつく挟められ、またワイヤを下方に駆動でき、
前記固定機構の下側にはシース除去機構が設置され、前記シース除去機構は横ブロックを含み、前記シース除去空間の上下端壁にはカッター出し空間が対称的に設置され、前記シース除去空間の下端壁の中には二つの第一作動空間が左右対称に設置され、左側の前記第一作動空間を説明し、前記第一作動空間の右端壁には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には前記横ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記横ブロックの前端面にはシース除去カッターが固定的に設置され、前記シース除去カッターの後端面と前記第二移動空間の後端壁との間には第一ばねが連結され、前記シース除去カッターの後端面には細線が連結され、前記第一ばねが前に移動してワイヤのシースを除去でき、
前記シース除去機構の下側には糸巻き機構が設置され、前記糸巻き機構は止め板を含み、前記シース除去空間の左端壁の中には第二作動空間が設置され、前記第二作動空間の右端壁には回転溝が左右に貫通するように形成され、前記回転溝が前記第二作動空間と前記シース除去空間を連通し、前記回転溝の中には第二従動軸が回転可能に設置され、前記第二従動軸と前記回転溝との間には第一捻りばねが設置され、前記シース除去空間の左端壁には第三従動軸が回転可能に設置され、前記第三従動軸の右端面には糸巻き柱が固定的に設置され、前記糸巻き柱が銅線をきちんと巻き付けられる。
【0007】
有益なように、前記固定機構について詳しく説明し、前記第一作動空間の後端面には前に開口した第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記測量ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記測量ブロックの後端面と前記第三移動空間の後端壁との間には第二ばねが設置され、前記測量ブロックの下端面には位置制限ブロックが固定的に設置され、前記シース除去機の中には二つの第二回転空間が左右対称に設置され、左側の前記第二回転空間を説明し、前記第二回転空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸にはリールと第二歯車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、左側の載せブロックを説明し、前記載せブロックの左端面には第一ラックが固定的に設置され、前記第一ラックが前記第二歯車と噛み合い、前記リールには前記細線が巻きつけられ、前記載せブロックの左端面と前記第一移動空間の左端壁との間には伸縮ばねが連結されている。
【0008】
有益なように、前記シース除去機構について詳しく説明し、前記シース除去機構はまた回転ロッドを含み、前記第一作動空間の右端壁には第一固定ロッドが固定的に設置され、前記第一固定ロッドには前記回転ロッドが回転可能に設置され、前記回転ロッドと前記第一固定ロッドとの間には第二捻りばねが設置され、前記第一作動空間の右端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には押し動かしロッドが前後へ移動可能に設置され、前記押し動かしロッドの後端面には制限ロッドが固定的に設置され、前記押し動かしロッドの下端面には前記回転ロッドが設置されている。
【0009】
有益なように、前記糸巻き機構について詳しく説明し、前記糸巻き機構はまた第四従動軸を含み、前記シース除去空間の左端壁の中には第二作動空間が設置され、前記第二作動空間の右端壁には連通溝が形成され、前記連通溝が前記第一作動空間と前記第二作動空間を連通し、前記第二作動空間の後端壁には前記第四従動軸が回転可能に設置され、前記第四従動軸には第三歯車と第一はすば歯車が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記第二作動空間の下端壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの上端面には主動軸が回転可能に設置され、前記主動軸には第二はすば歯車と第一傘歯車が前から後ろへと配列して固定的に設置され、前記第二はすば歯車が前記第一はすば歯車と噛み合っている。
【0010】
前記第二作動空間の左端壁には第五従動軸が固定的に設置され、前記第五従動軸には第二傘歯車が回転可能に設置され、前記第二傘歯車が前記第一傘歯車と噛み合い、前記第二作動空間の下端壁には上方に開口した第四移動空間が設置され、前記第四移動空間の中には横ロッドが上下へ移動可能に設置され、前記横ロッドの下端面と前記第四移動空間の下端壁との間にはまた第三ばねが連結され、前記横ロッドには第三傘歯車が回転可能に設置され、前記横ロッドの右端面には押し動かしブロックが固定的に設置され、前記第二作動空間の後端壁には第五移動溝が形成され、前記第五移動溝の中には第二ラックが上下へ移動可能に設置され、前記第二従動軸の左端面には第四歯車が固定的に設置され、前記第四歯車が前記第二ラックと噛み合い、前記第二作動空間の右端壁には第二固定ロッドが固定的に設置され、前記第二固定ロッドには縦ロッドが回転可能に設置され、前記縦ロッドの上端面の後側が前記第二ラックの下端面と接触し、前記縦ロッドの上端面が前記押し動かしブロックの下端面と接触し、前記シース除去空間の左端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には移動ブロックが前後へ移動可能に設置され、前記移動ブロックの下端面には糸巻きロッドが固定的に設置され、前記糸巻きロッドの左端面には鉛直ロッドが固定的に設置され、前記鉛直ロッドが前記縦ロッドと接触している。
【0011】
有益なように、前記縦ロッドの前端面が斜面であり、前記縦ロッドが回転すると、前記鉛直ロッドは上下に移動する。
【0012】
有益なように、前記伸縮ばねと、前記第二捻りばねと、前記第三ばねと、前記第一捻りばねとが正常状態にあり、前記第一ばねが圧縮した状態にあり、前記伸縮ばねの弾性が前記第一ばねの弾性より大きい。
【0013】
有益なように、前記第三傘歯車が上方に移動して前記第二傘歯車と、前記第四傘歯車と噛み合える。
【0014】
有益なように、前記第二作動空間が前記第一作動空間の後側に位置している。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の有益な効果は:本願発明は操作が簡単で、シースを除去する必要のあるワイヤを本願発明に入れた後、本願発明はワイヤの太さによって自動的にカッターの位置を調整でき、調整した後、本願発明はワイヤの両端を同時に切り開き、人によって銅線をシースから取り出す必要がなく、ワイヤを切り開いた後、ワイヤのシースを本願発明から送り出し、本願発明は自動的にシースが除去された銅線を集められ、手作業の負担を減少する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に
図1〜6を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:
図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0017】
【
図1】
図1は本願発明のワイヤのシース除去可能な分別回収装置全体全断面の正面構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面1〜6に示したワイヤのシース除去可能な分別回収装置は、シース除去機15を含み、前記シース除去機15の中には固定機構85が設置され、前記固定機構85は測量ブロック20を含み、前記シース除去機15にはシース除去空間21が前後に貫通するように設置され、前記シース除去空間21の上下端壁には前記測量ブロック20が対称的に設置され、前記シース除去空間21の左右端壁には第一移動空間16が対称的に設置され、左側の前記第一移動空間16を説明し、前記第一移動空間16の中には載せブロック17が左右移動可能に設置され、前記載せブロック17には第一回転空間54が上下に貫通するように設置され、前記第一回転空間54の中には第一従動軸23が回転可能に設置され、前記第一従動軸23には第一歯車51と車22が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記車22にはゴムブロック18が固定的に設置され、前記ゴムブロック18がワイヤをきつく挟められ、またワイヤを下方に駆動でき、
前記固定機構85の下側にはシース除去機構84が設置され、前記シース除去機構84は横ブロック25を含み、前記シース除去空間21の上下端壁にはカッター出し空間40が対称的に設置され、前記シース除去空間21の下端壁の中には二つの第一作動空間29が左右対称に設置され、左側の前記第一作動空間29を説明し、前記第一作動空間29の右端壁には第二移動空間37が設置され、前記第二移動空間37の中には前記横ブロック25が前後へ移動可能に設置され、前記横ブロック25の前端面にはシース除去カッター26が固定的に設置され、前記シース除去カッター26の後端面と前記第二移動空間37の後端壁との間には第一ばね36が連結され、前記シース除去カッター26の後端面には細線10が連結され、前記第一ばね36が前に移動してワイヤのシースを除去でき、
前記シース除去機構84の下側には糸巻き機構83が設置され、前記糸巻き機構83は止め板70を含み、前記シース除去空間21の左端壁の中には第二作動空間58が設置され、前記第二作動空間58の右端壁には回転溝73が左右に貫通するように形成され、前記回転溝73が前記第二作動空間58と前記シース除去空間21を連通し、前記回転溝73の中には第二従動軸72が回転可能に設置され、前記第二従動軸72と前記回転溝73との間には第一捻りばね74が設置され、前記シース除去空間21の左端壁には第三従動軸71が回転可能に設置され、前記第三従動軸71の右端面には糸巻き柱68が固定的に設置され、前記糸巻き柱68が銅線をきちんと巻き付けられる。
【0019】
有益なように、前記固定機構85について詳しく説明し、前記第一作動空間29の後端面には前に開口した第三移動空間30が設置され、前記第三移動空間30の中には前記測量ブロック20が前後へ移動可能に設置され、前記測量ブロック20の後端面と前記第三移動空間30の後端壁との間には第二ばね31が設置され、前記測量ブロック20の下端面には位置制限ブロック27が固定的に設置され、前記シース除去機15の中には二つの第二回転空間14が左右対称に設置され、左側の前記第二回転空間14を説明し、前記第二回転空間14の後端壁には伝動軸11が回転可能に設置され、前記伝動軸11にはリール13と第二歯車12が後ろから前へと配列して固定的に設置され、左側の載せブロック17を説明し、前記載せブロック17の左端面には第一ラック19が固定的に設置され、前記第一ラック19が前記第二歯車12と噛み合い、前記リール13には前記細線10が巻きつけられ、前記載せブロック17の左端面と前記第一移動空間16の左端壁との間には伸縮ばね24が連結されている。
【0020】
有益なように、前記シース除去機構84について詳しく説明し、前記シース除去機構84はまた回転ロッド33を含み、前記第一作動空間29の右端壁には第一固定ロッド34が固定的に設置され、前記第一固定ロッド34には前記回転ロッド33が回転可能に設置され、前記回転ロッド33と前記第一固定ロッド34との間には第二捻りばね35が設置され、前記第一作動空間29の右端壁にはスライド溝42が形成され、前記スライド溝42の中には押し動かしロッド43が前後へ移動可能に設置され、前記押し動かしロッド43の後端面には制限ロッド41が固定的に設置され、前記押し動かしロッド43の下端面には前記回転ロッド33が設置されている。
【0021】
有益なように、前記糸巻き機構83について詳しく説明し、前記糸巻き機構83はまた第四従動軸46を含み、前記シース除去空間21の左端壁の中には第二作動空間58が設置され、前記第二作動空間58の右端壁には連通溝50が形成され、前記連通溝50が前記第一作動空間29と前記第二作動空間58を連通し、前記第二作動空間58の後端壁には前記第四従動軸46が回転可能に設置され、前記第四従動軸46には第三歯車47と第一はすば歯車48が後ろから前へと配列して固定的に設置され、前記第二作動空間58の下端壁にはモーター69が固定的に設置され、前記モーター69の上端面には主動軸44が回転可能に設置され、前記主動軸44には第二はすば歯車45と第一傘歯車55が前から後ろへと配列して固定的に設置され、前記第二はすば歯車45が前記第一はすば歯車48と噛み合い、
前記第二作動空間58の左端壁には第五従動軸57が固定的に設置され、前記第五従動軸57には第二傘歯車56が回転可能に設置され、前記第二傘歯車56が前記第一傘歯車55と噛み合い、前記第二作動空間58の下端壁には上方に開口した第四移動空間63が設置され、前記第四移動空間63の中には横ロッド61が上下へ移動可能に設置され、前記横ロッド61の下端面と前記第四移動空間63の下端壁との間にはまた第三ばね62が連結され、前記横ロッド61には第三傘歯車60が回転可能に設置され、前記横ロッド61の右端面には押し動かしブロック67が固定的に設置され、前記第二作動空間58の後端壁には第五移動溝64が形成され、前記第五移動溝64の中には第二ラック76が上下へ移動可能に設置され、前記第二従動軸72の左端面には第四歯車75が固定的に設置され、前記第四歯車75が前記第二ラック76と噛み合い、前記第二作動空間58の右端壁には第二固定ロッド66が固定的に設置され、前記第二固定ロッド66には縦ロッド65が回転可能に設置され、前記縦ロッド65の上端面の後側が前記第二ラック76の下端面と接触し、前記縦ロッド65の上端面が前記押し動かしブロック67の下端面と接触し、前記シース除去空間21の左端壁には移動溝80が形成され、前記移動溝80の中には移動ブロック78が前後へ移動可能に設置され、前記移動ブロック78の下端面には糸巻きロッド81が固定的に設置され、前記糸巻きロッド81の左端面には鉛直ロッド82が固定的に設置され、前記鉛直ロッド82が前記縦ロッド65と接触している。
【0022】
有益なように、前記縦ロッド65の前端面が斜面であり、前記縦ロッド65が回転すると、前記鉛直ロッド82は上下に移動する。
【0023】
有益なように、前記伸縮ばね24と、前記第二捻りばね35と、前記第三ばね62と、前記第一捻りばね74とが正常状態にあり、前記第一ばね36が圧縮した状態にあり、前記伸縮ばね24の弾性が前記第一ばね36の弾性より大きい。
【0024】
有益なように、前記第三傘歯車60が上方に移動して前記第二傘歯車56と、前記第四傘歯車77と噛み合える。
【0025】
有益なように、前記第二作動空間58が前記第一作動空間29の後側に位置している。
【0026】
本願発明の機械動作の順序は以下の通りである。
【0027】
(1)モーター69を起動することによってシースを除去する必要があるワイヤを本願発明の上側からシース除去空間21の中に入れ、ワイヤが二つの測量ブロック20を押し動かして互いに離れさせ、二つの測量ブロック20が上下に移動することでワイヤの太さを測れ、測量ブロック20が位置制限ブロック27を駆動して移動させ、位置制限ブロック27が回転ロッド33を押し動かして第一固定ロッド34を回って回転させ、回転ロッド33が押し動かしロッド43によって制限ロッド41を駆動して移動させる。
【0028】
(2)ワイヤが引き続き下方に移動して二つのゴムブロック18を押し動かして互いに離れさせ、左側のゴムブロック18が第一従動軸23によって載せブロック17を駆動して左方に移動させ、第一ラック19がゴムブロック18とともに左方に移動し、第一ラック19が噛み合いによって第二歯車12を駆動して回転させ、第二歯車12が伝動軸11によってリール13を駆動して回転させて細線10を緩め、第一ばね36が横ブロック25を押し動かして上方に移動させ、シース除去カッター26が横ブロック25とともに上方に移動し、横ブロック25が上方にかなり移動した後に制限ロッド41に止められ、載せブロック17が左方に移動して第一歯車51を駆動して左方に移動させ、第一歯車51が第三歯車47と噛み合い、モーター69が主動軸44によって第二はすば歯車45を駆動して回転させ、第二はすば歯車45が噛み合いによって第一はすば歯車48を駆動して回転させ、第一はすば歯車48が第四従動軸46によって第三歯車47を駆動して回転させる。
【0029】
(3)第三歯車47が噛み合いによって第一歯車51を駆動して回転させ、第一歯車51が第一従動軸23によって車22を駆動して回転させ、ゴムブロック18が車22とともに回転し、ゴムブロック18がワイヤを駆動して下方に運動させ、右側の前記ゴムブロック18が右方に移動する時、第一ラック19を駆動して右方に移動させて細線10を緩め、上側の第一ばね36が上側のシース除去カッター26を押し動かして下方に移動させ、上側の制限ロッド41が上側のシース除去カッター26の下方への移動距離を制御する。
【0030】
(4)ワイヤはシース除去カッター26を経由して上下両端面が同時にシース除去カッター26によって切り開かれ、取り外されたシースが下方へ本願発明から送り出され、銅線が下方に移動する時、止め板70を押し動かして回転させ、止め板70が第二従動軸72によって第四歯車75を駆動して回転させ、第四歯車75が噛み合いによって第二ラック76を駆動して下方に移動させる。
【0031】
(5)第二ラック76が縦ロッド65を押し動かして第二固定ロッド66を回って回転させ、縦ロッド65が押し動かしブロック67によって横ロッド61を押し動かして上方に移動させ、第三傘歯車60が横ロッド61とともに上方に移動し、第三傘歯車60が第二傘歯車56と、第四傘歯車77と噛み合い、縦ロッド65が回転した後、鉛直ロッド82が下方に移動し、糸巻きロッド81が鉛直ロッド82とともに下方に移動して銅線を糸巻き柱68に巻き付け、第四傘歯車77が第三従動軸71によって糸巻き柱68を駆動して回転させ、糸巻き柱68が回転して銅線を集め始める。
【0032】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。