【解決手段】本発明は、ハイブリッド自動再送リクエストにおけるフィードバックタイミングを確定する方法及び装置を提供する。前記方法は、現在使用されているTDDフレーム構造の構成を確定し、前記TDD構造の構成がアップ・ダウンリンク構成と特殊サブフレーム構成を含むことと、現在使用されている伝送時間間隔(TTI)の大きさを確定することと、前記TDDフレーム構造の構成及びTTIの大きさに基づき、HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を確定することとを含む。本発明の実施例はさらに通信装置及び記憶媒体を開示する。
前記TDDフレーム構造の構成及びTTIの大きさに基づき、HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を確定することは、
各HARQプロセスの初回伝送TTIの位置を確定し、且つプリセットフィードバック再送時間関係に基づいて、前記TDDフレーム構造から該HARQプロセスのフィードバックTTI及び再送TTIを選択し、該HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得て、ここで、一つのTTIが一つだけのHARQプロセスのデータを伝送することができ、前記プリセットフィードバック再送時間関係がフィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
各HARQプロセスの初回伝送TTIの位置を確定し、且つプリセットフィードバック再送時間関係に基づいて、前記TDDフレーム構造から該HARQプロセスのフィードバックTTI及び再送TTIを選択することは、
TDDフレーム構造において、第一の伝送TTIを一つのHARQプロセスの初回伝送TTIとし、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たし、且つ初回伝送TTIと再送TTIとの間隔を最小化させる第一のフィードバックTTIと第一の再送TTIの位置を確定し、且つ第一の伝送TTIから第一の再送TTIの1個前の伝送TTIまでの伝送TTIの数nを確定し、前記第一の伝送TTI、第一の再送TTIと伝送TTIがずれも同じ伝送方向のTTIであることと、
第一の伝送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、第一の再送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、ここで、同じ番号の前後の2つの伝送TTIがそれぞれ該番号に対応するHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIであることと、
各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在する場合、TDDフレーム構造のHARQプロセス数がnであることを確定し、且つ各HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得ることと、
各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在しない場合、nの現在の値に1をプラスし、且つ前記第一の再送TTIを現在の位置の次の同じ方向の伝送TTIに移動し、前記第一の伝送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、第一の再送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付けるステップを戻ることを含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
各HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得ることは、
同一のHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの位置に基づき、該HARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの間に位置し、且つ前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たす該HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定することと、
各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの位置、及びフィードバックTTIの選択可能位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を取得することとを含むことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの位置、及びフィードバックTTIの選択可能位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を取得するステップは、
各HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定することと、
x個の選択可能位置にy個のHARQプロセスのHARQフィードバックを行う必要がある場合、前記y個のHARQプロセスのHARQフィードバックを前記x個の選択可能位置に均等で割り当て、各選択可能位置にフィードバックするHARQプロセスの数がz又はz+1個であり、各HARQプロセスのフィードバックTTIの位置を得て、ここで、zがy/xの切り捨てた値であることと、
各HARQプロセスの初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を出力することとを含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
各無線フレームにおいて、該無線フレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとのTTI間隔であり、
又は、
各サブフレームにおいて、該サブフレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとのサブフレーム間隔、それぞれが属するサブフレーム内のフィードバックTTIと初回伝送TTIの番号であることを特徴とする
請求項1−6のいずれか一項に記載の方法。
前記第一の伝送時間間隔(TTI)を一つのHARQプロセスの初回伝送TTIとし、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たし、且つ初回伝送TTIと再送TTIとの間隔を最小化させる第一のフィードバックTTIと第一の再送TTIの位置を確定する前に、さらに、
予め設定されたTTI長さに基づいて、前記TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割し、且つ各TTIのうちの伝送TTI及びフィードバックTTIを確定することを含み、ここで、前記フィードバックTTIが伝送TTIの伝送方向と逆であり、前記伝送TTIがアップリンク伝送TTI又はダウンリンク伝送TTIであることを特徴とする
請求項3−6のいずか一項に記載の方法。
前記TDDフレーム構造の構成は、前記TDDフレーム構造のアップ・ダウンリンク構成と特殊サブフレーム構成を含み、ここで、アップ・ダウンリンク構成が3GPP TS 36.211に定められたLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0〜6のいずれかの一つであり、前記特殊サブフレーム構成が3GPP TS 36.211に定められた特殊サブフレーム構成0〜9及び新規追加の特殊サブフレーム構成10のうちの少なくとも一つを含み、前記特殊サブフレーム構成10におけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
前記TTIの長さが0.5msであり、TDDフレーム構造の構成がLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0であり、且つ特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように予め設定された場合、
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、UEがTTI n−kにおいて、k∈K’であり、PDSCH伝送又は、ダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHを検出し、且つ対応するHARQフィードバックを行う必要がある場合、UEはアップリンクTTI nにおいてHARQ−ACKフィードバックを行い、異なるフィードバックTTIに対応するK’の値として、TTI4、5、6、14、15、16に対応するK’の値が、いずれも{4}であり、
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、UEがTTI n−kにおいて、k∈K’であり、PDSCH伝送又はダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHを検出し、且つ対応するHARQフィードバックを行う必要がある場合、UEはアップリンクTTI nにおいてHARQ−ACKフィードバックを行い、異なるフィードバックTTIに対応するK’の値として、TTI 4、5、6、7、14、15、16、17に対応するK’の値が、いずれも{4}であり、
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ各サブフレーム内においてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、UEがサブフレームn-kのTTI jにおいて、k∈K’であり、jの値が0〜J−1であり、Jが一つの1msサブフレーム内のTTIの個数であり、PDSCH伝送又は、ダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EFPDCCHを検出し、且つ対応するHARQ−ACKフィードバックを行う必要がある場合、アップリンクサブフレームnのサブフレーム内のTTI nにおいて対応するHARQ−ACKフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)はサブフレーム2、3、7、8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム2、7のTTI 1対応する(k,j)が(2,1)であり、
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、UEがサブフレームn-kのTTI jにおいて、k∈K’であり、jの値が0〜J−1であり、Jが一つの1msサブフレーム内のTTIの個数であり、PDSCH伝送又は、ダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EFPDCCHを検出し、且つ対応するHARQ−ACKフィードバックを行う必要がある場合、アップリンクサブフレームnのサブフレーム内のTTI mにおいて対応するHARQ−ACKフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)はサブフレーム2、3、7、8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム2、3、7、8のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成1であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成1の無線フレーム構造が10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレームであり、ここで、前記第一の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が7:1:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4であり、
各前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第一の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第一の双方向サブフレームのうちの1−4番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成2であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成2の無線フレーム構造が10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレームであり、ここで、前記第二の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が11:1:2であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4であり、
前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第二の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−6番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成3であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成3の無線フレーム構造は10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレームであり、ここで、前記第三の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が6:2:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6であり、
前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第三の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
前記位置確定ユニットは、各HARQプロセスの初回伝送TTIの位置を確定し、プリセットフィードバック再送時間関係に基づいて、前記TDDフレーム構造から該HARQプロセスのフィードバックTTI及び再送TTIを選択し、該HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得るように構成され、一つのTTIがせいぜい一つのHARQプロセスのデータを伝送することができ、前記プリセットフィードバック再送時間関係がフィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味することを特徴とする
請求項17に記載の装置。
前記TTIの長さが0.5msであり、TDDフレーム構造の構成がLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0であり、且つ特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように予め設定された場合、
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクTTI nにおいて、ダウンリンクTTI n-k(k∈K’)で伝送されるPDSCH伝送又は、SPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングK’の値として、TTI 4、5、6、14、15、16に対応するK’の値が、いずれも4であり、
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクTTI nにおいて、ダウンリンクTTI n-k(k∈K’)で伝送されるPDSCH伝送又は、SPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングK’の値として、TTI 4、5、6、7、14、15、16、17に対応するK’の値が、いずれも4であり、
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ各サブフレーム内においてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクサブフレームnのサブフレーム内のTTI mにおいて、サブフレームn−k内のTTI jのPDSCH、又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHに対応するHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)はサブフレーム2、3、7、8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム2、7のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクサブフレームnのサブフレーム内のTTImにおいて、サブフレームn-k内のTTI jのPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHに対応するHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)はサブフレーム2、3、7、8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム2、3、7、8のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であることを特徴とする
請求項17に記載の装置。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成1であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成1の無線フレーム構造が10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレームであり、ここで、前記第一の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が7:1:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4であり、
各前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第一の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第一の双方向サブフレームのうちの1−4番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項17に記載の装置。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成2であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成2の無線フレーム構造が10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレームであり、ここで、前記第二の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が11:1:2であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4であり、
前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第二の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−6番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項17に記載の装置。
前記TDDフレーム構造は新規追加のアップ・ダウンリンク構成3であり、前記新規追加のアップ・ダウンリンク構成3の無線フレーム構造は10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレームであり、ここで、前記第三の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が6:2:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6であり、
前記TTIの長さが2つのOFDMシンボルである場合、
各サブフレームが7つのTTIに分割され、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第三の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることを特徴とする
請求項17に記載の装置。
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能命令が請求項1−16のいずれか一項に記載のハイブリッド自動再送リクエスト(HARQ)におけるフィードバックタイミングを確定する方法を実行することに用いられる、前記コンピュータ記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明が解決しようとする技術的問題、技術的解決策と利点をより明確にするために、以下に図面及び具体的な実施例を組み合わせて詳細に説明する。以下の説明では、選択可能な構成及びモジュールの特定した詳細を提供するのは単に本発明の実施例を全面的に理解させるためである。したがって、当業者が理解すべきなのは、本発明の範囲及び精神から逸脱せずに、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができる。また、明確及び簡潔にするために、既知の機能及び構造に対する説明を省略する。
【0015】
理解すべきものとして、本明細書全体に記載されている「一つの実施例」又は「一実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも一つの実施例に含まれることを意味する。したがって、明細書全体の此所彼所に記載されている「一つの実施例の中」又は「一実施例の中」は必ず同じ実施例を意味するわけではない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は任意の適切な方式で一つ又は複数の実施例に組合わせられてもよい。
【0016】
本発明の各実施例では、上記各プロセスの番号の大きさが実行順序の前後を意味するわけではなく、各プロセスの実行順序はその機能と内部ロジックによって確定されるべきであり、本発明の実施例の実施プロセスのいかなる限定になるわけではないと理解すべきである。
【0017】
また、本明細書では用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書において良く交換して使用する可能である。
【0018】
理解すべきものとして、本明細書では用語「及び/又は」は、関連する対象の関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係があることを示し、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。本出願において提供される実施例では、「Aに対応するB」はBがAと関連し、Aに基づいてBを確定することができると理解すべきである。しかし、Aに基づいてBを確定することはAのみに基づいてBを確定することを意味せず、A及び/又は他の情報に基づいてBを確定することができる。
【0019】
本発明の実施例によるHARQフィードバックタイミングを確定する方法はTDDフレーム構造を使用したLTEシステムに適用される。理解すべきものとして、本明細書に記載されるHARQはダウンリンクデータに対応するHARQフィードバックであってもよく、この場合にHARQフィードバックはアップリンクTTIにおいて伝送され、本明細書に記載されるHARQはアップリンクデータに対応するHARQフィードバックであってもよく、この時にHARQフィードバックはダウンリンクTTIにおいて伝送される。
【0020】
本明細書では、伝送TTIはデータを伝送するTTIであり、該データがアップリンクデータ又はダウンリンクデータであってもよい。伝送TTIは伝送方向、例えばアップリンク方向又はダウンリンク方向を有し、本明細書の後続における番号を付ける処理の時に、いずれも同じ伝送方向のTTIに対して番号を付けることである。本明細書では、伝送TTIはデータを伝送することに用いられる場合、データ伝送TTIと呼ばれる。フィードバックTTIは前記データ伝送TTIにおける伝送データの制御情報をフィードバックするTTIを意味し、該制御情報がACK/NACKなどの情報であってもよい。例えば、ダウンリンク伝送を例とすると、伝送TTIはPDSCH、又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCH上のデータを伝送してもよく、それに対応するフィードバックTTIはACK/NACKフィードバック情報を伝送してもよい。同一のデータを再送する必要がある可能性があるため、本明細書では、データを初回に伝送する伝送TTIは初回伝送TTIと呼ばれてもよく、この場合、フィードバックTTIは前記初回伝送TTIにおける伝送データの制御情報をフィードバックするTTIを意味してもよく、選択可能に、データを再送する必要がある場合、該データの伝送TTIは再送TTIと呼ばれる。
【0021】
図2aを参照すると、本発明の実施例によるHARQフィードバックタイミングを確定する方法は、以下のステップを含む。
【0022】
ステップ11において、現在使用されているTDDフレーム構造の構成を確定し、前記TDDフレーム構造の構成がアップリンク構成、ダウンリンク構成、及び特殊サブフレームの構成を含む。
【0023】
ステップ12において、現在使用されている伝送時間間隔(TTI)の大きさを確定する。
【0024】
ステップ13において、前記TDDフレーム構造の構成及びTTIの大きさに基づき、HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を確定する。ここで、前記TTIの大きさは前記TTIの時間長さと理解されてもよい。
【0025】
ここで、データの伝送が成功する可能性があり、この時に再送TTIを必要とせず、又は非同期のHARQに対して、再送TTIは基地局によってスケジューリングされてもよく、そのため、データ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの第一の相対位置関係のみを確定する必要があり、データの初回伝送が失敗する場合、又は同期のHARQの場合、初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の第二の相対位置関係を確定する必要がある。初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の第二の相対位置関係に、初回TTIとフィードバックTTIとの相対位置関係、即ち、前記第一の相対位置関係が含まれるため、以下に第二の相対位置関係を例として主に説明する。第二の相対位置関係を取得した場合、第二の相対位置関係に第一の相対位置関係に含まれるので、第一の相対位置関係を取得することができる。
【0026】
上記ステップ13において、具体的には、各HARQプロセスの初回伝送TTIの位置を確定し、プリセットフィードバック再送時間関係に基づいて、前記TDDフレーム構造から該HARQプロセスのフィードバックTTI及び再送TTIを選択し、該HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得ることができ、ここで、一つのTTIがせいぜい一つのHARQプロセスのデータのみを伝送することができ、前記プリセットフィードバック再送時間関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味する。
【0027】
図2bを参照すると、上記ステップ13は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0028】
ステップ131において、TDDフレーム構造において、第一の伝送TTIを一つのHARQプロセスの初回伝送TTIとし、プリセットフィードバック再送時間関係を満たし、且つ初回伝送TTIと再送TTIとの間隔を最小化させる第一のフィードバックTTIと第一の再送TTIの位置を確定し、且つ第一の伝送TTIから第一の再送TTIの1個前の伝送TTIまでの伝送TTIの数nを確定する。
【0029】
ここで、前記プリセットフィードバック再送時間関係はフィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味し、前記伝送TTIはアップリンク伝送TTI又はダウンリンク伝送TTIである。前記第一の閾値と第二の閾値は、通常、データ伝送遅延及びデータに対する装置の処理時間などの要因に基づいて設定されてもよい。例えば、通常、3〜4つのTTIの時間長さであってもよい。
【0030】
ステップ132において、第一の伝送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、同じ方向というのが第一の伝送TTIと共にダウンリンク伝送又はアップリンク伝送であることであり、及び、第一の再送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、ここで、同じ番号の前後の2つの伝送TTIがそれぞれ該番号に対応するHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIである。
【0031】
ここで、伝送TTI番号は、HARQプロセスの番号と見なすことができる。同じ番号を有する前後の2つの伝送TTIはそれぞれ同一のHARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIである。異なる番号の伝送TTIは異なるHARQプロセスの伝送TTIである。
【0032】
上記順番付け過程では、第一の伝送TTIから開始する各同じ方向の伝送TTIに番号を順次付ける。例えば、伝送TTIの方向がダウンリンク方向であることを例とすると、第一の伝送TTIから開始する各ダウンリンク伝送TTIに番号を付け、n個の伝送TTIに対する番号付けを完了するまで続く。同様に、第一の再送TTIから開始する各伝送TTIに番号を順次付ける。例えば、伝送TTIの方向がダウンリンク方向であることを例とすると、第一の再送TTIから開始する各ダウンリンク伝送TTIに番号を付け、n個の伝送TTIに対する番号付けを完了するまで続く。上記の2つの番号付け過程における開始番号は0又は1であってもよく、他の数字であってもよいが、同一のプロセスの伝送TTIが同じ番号を有することを保証するために、2つの番号付け過程における開始番号は同じであるべきである。
【0033】
ステップ133において、各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在するか否かを判定し、そうである場合、ステップ134に入り、そうでない場合はステップ135に入る。
【0034】
ステップ134において、TDDフレーム構造のHARQプロセスの数がnであることを確定し、且つ各HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得る。
【0035】
ここで、本発明の実施例に記載されるTDDフレーム構造では、一つの10msの無線フレームは10つの1msのサブフレームを含み、各サブフレームが複数のTTIを含むことができる。
【0036】
一つの実施形態として、本実施例は各無線フレーム内において該無線フレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、各無線フレーム内のTTIに循環して番号を付けることができ、この場合、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとのTTI間隔である。
【0037】
別の実施形態として、本実施例は各サブフレーム内において該サブフレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、各サブフレーム内のTTIに循環して番号を付けることができ、この場合、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係がフィードバックTTIと初回伝送TTIとのサブフレーム間隔、それぞれの属するサブフレーム内のフィードバックTTIと初回伝送TTIの番号である。
【0038】
ステップ135において、nの現在の値に1をプラスし、且つ前記第一の再送TTIを現在の位置の次の伝送TTIに移動し、ステップ132に戻る。
【0039】
以上のステップにより、本発明の実施例は最終的にHARQプロセスの数nを得、且つ各HARQプロセスにおける初回伝送TTI、フィードバックTTIと再送TTIの位置を得ることができ、上記nが前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たす条件でのHARQプロセスの数の最小値である。分かるように、本発明の実施例は異なるTTI長さのフレーム構造のために、対応するHARQフィードバックタイミングを構成し、低遅延的な伝送のためのサポートを提供することができる。また、本発明の実施例は、HARQフィードバックを各フィードバックTTIにできるだけ均等で搬送することができる。
【0040】
上記ステップ134において、同一のHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの位置に基づき、該HARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの間に位置し、且つ前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たす該HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定し、その後、各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの位置、及びフィードバックTTIの選択可能位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を取得することができる。
【0041】
本発明の実施例は上記ステップ134で、該HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの位置を直接確定することができる。それに対して、該HARQプロセスのフィードバックTTIについては、該HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間の前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIのいずれかの選択可能位置を該HARQプロセスのフィードバックTTIとし、該HARQプロセスのフィードバックTTIの位置を得て、且つフィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係を出力することができる。
【0042】
各フィードバックTTIの搬送するHARQフィードバックをできるだけ均等にし、少数のフィードバックTTIに集中してフィードバックしてアップリンクフィードバック性能を低下させることを回避することを考慮し、ここで、各HARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの位置、及びフィードバックTTIの選択可能位置に基き、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得る時に、まず各HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定し、次に、x個の選択可能位置にy個のHARQプロセスのHARQフィードバックを行う必要がある場合、前記y個のHARQプロセスのHARQフィードバックを前記x個の選択可能位置に均等で割り当て、選択可能位置毎にフィードバックするHARQプロセスの数がz又はz+1個であり、各HARQプロセスのフィードバックTTIの位置を得て、zがy/xの切り捨てた値であり、さらに各HARQプロセスの初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を出力することができる。
【0043】
選択可能に、できるだけ均等になることを満たすことを保証したうえで、本発明の実施例は第一の制約条件及び/又は第二の制約条件に基づき、前記y個のHARQプロセスのHARQフィードバックを前記x個の選択可能位置に均等で割り当てることができる。
【0044】
ここで、前記第一の制約条件は、第一のHARQプロセスの初回伝送時間が第二のHARQプロセスの初回伝送より早い場合、前記第一のHARQプロセスの初回伝送のHARQフィードバックが前記第二のHARQプロセスの初回伝送のHARQフィードバックより遅くないことであり、ここで、第二のHARQプロセスと第一のHARQプロセスが異なるプロセスであることを指し、
前記第二の制約条件は第一のHARQプロセスの一つの伝送TTIと第三のHARQプロセスの一つの伝送TTIが異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期における同じ位置に位置する場合、前記第一のHARQプロセスの一つの伝送TTIのHARQフィードバックと第三のHARQプロセスの一つの伝送TTIのHARQフィードバックが異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるほかの同じ位置に位置することであり、ここで、第三のHARQプロセスと第一のHARQプロセスが同一のHARQプロセス又は異なるプロセスであることを指す。ここでの第一のHARQプロセスの一つの伝送TTIは初回伝送TTI又は再送TTIであってもよく、同様に、第三のHARQプロセスの一つの伝送TTIは初回伝送TTI又は再送TTIであってもよい。アップ・ダウンリンク切り替え周期について、以下の説明を参照することができる。
【0045】
第二の制約条件を容易に理解するために、以下の
図12を参照して説明する。
図12内のそれぞれの最小の格子が一つのTTIを表し、各無線フレームが0〜19という合計20個のTTIを含み、「↓n」がダウンリンクHARQプロセスnを表し、「↓n」が所在する格子がダウンリンクHARQプロセスnのデータを初回伝送又は再送するためのTTIを表し、「↑n」がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを表し、「↑n」が所在する格子がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するためのTTIを表し、「▲n」がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するための選択可能なTTIを表す。
【0046】
図12を参照すると、上記第二の制約条件に従って得られたTDDアップ・ダウンリンク構成2の0.5ms TTIにおけるHARQフィードバックタイミングを示す図である。TDDアップ・ダウンリンク構成2のアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであり、各アップ・ダウンリンク切り替え周期が10つのTTIを含む。
図12で、1番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるHARQプロセス0の1番目のTTI、2番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるHARQプロセス7の1番目のTTI、即ちHARQプロセス0の一つの伝送TTIとプロセス7の一つの伝送TTIが異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期における同じ位置に位置し、この場合、それらのフィードバックも異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるほかの同じ位置に位置すべきであり、例えば、1番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるHARQプロセス0の1番目のTTIのフィードバックTTIの位置は1番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期における5番目のTTIであり、2番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるHARQプロセス7の1番目のTTIのフィードバックTTIの位置は2番目のアップ・ダウンリンク切り替え周期における第5のTTIである。同様に、HARQプロセス1とHARQプロセス8も上記制約条件を満たし、HARQプロセス2とHARQプロセス9も上記制約条件を満たす。
【0047】
上記の均等な割り当ての一つの例は
図11に示され、
図11のそれぞれの最小の格子が一つのTTIを表し、各無線フレームが0〜19の合計20個のTTIを含み、「↓n」がダウンリンクHARQプロセスnを表し、「↓n」が所在する格子がダウンリンクHARQプロセスnのデータを初回伝送又は再送するためのTTIを表し、「↑n」がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを表し、「↑n」が所在する格子がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するためのTTIを表し、「▲n」がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するための選択可能TTIを表す。
【0048】
これから分かるように、
図11において、ダウンリンクHARQプロセス2〜9の合計8つのダウンリンクHARQプロセスがアップリンクTTI13〜15の合計3つのアップリンクTTIにおいてHARQフィードバックを行う必要があり、前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たす前提で、均等的な割り当て原則に従って割り当て、即ち2つのアップリンクTTIがそれぞれ3つのフィードバックを搬送し、1つのTTIが2つのフィードバックを搬送する必要があり、これにより、得られた割り当て方式は
図11に示すように、プロセス2〜4がTTI3においてフィードバックし、プロセス5〜7がTTI14においてフィードバックし、プロセス8〜9がTTI15においてフィードバックし、これにより、HARQフィードバックが連続的なアップリンクTTIにできるだけ均等で分布する前提で、均等的なHARQフィードバック遅延が最も短いことを達成することができる。ここで、前記プリセットフィードバック再送時間関係における第一の閾値と第二の閾値がいずれも4つのTTIとする。
【0049】
本発明の実施例は従来の標準に定められたLTE TDDフレーム構造、例えば3GPP TS 36.211 Table 4.2−2: Uplink−downlink configurationsで定められているLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0〜6のうちの一つの無線フレームの構造に適用されてもよく、アップ・ダウンリンク構成0〜2、6は、そのアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであり、即ち10msの無線フレーム毎に2つのアップ・ダウンリンク切り替え周期が含まれ、アップ・ダウンリンク構成3〜5は、そのアップ・ダウンリンク切り替え周期が10msであり、即ち10msの無線フレーム毎に1つのアップ・ダウンリンク切り替え周期が含まれる。3GPP TS 36.211では、特殊サブフレーム構成0〜9が定義され、特殊サブフレーム構成0〜9に対して、本発明の実施例において一つの特殊サブフレーム構成が新規追加され、そのDwPTS:GP:UpPTS比率が6:2:6である。説明を容易にするために、上記の新規追加の特殊サブフレーム構成を特殊サブフレーム構成10と呼び、即ち、特殊サブフレーム構成10のDwPTS:GP:UpPTS比率が6:2:6である。
【0050】
また、本発明の実施例は新しく定義される様々なTDDフレーム構造に適用されてもよく、例えば、本発明の実施例では、従来の標準で定義されていない3種類のTDD構造が提供され、説明を容易にするために、それを新規追加のアップ・ダウンリンク構成1〜3と呼び、具体的には、表1に示すように、表1に上記の各構成の一つの10msの無線フレーム構造が示され、分かるように、従来技術と同様に、これらの構成の無線フレームも10msであり、且つ10つの1msのサブフレームを含む。新規追加のアップ・ダウンリンク構成1、3は、そのアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであり、即ち10msの無線フレーム毎に2つのアップ・ダウンリンク切り替え周期が含まれ、アップ・ダウンリンク構成2は、そのアップ・ダウンリンク切り替え周期が10msであり、即ち10msの無線フレーム毎に一つのアップ・ダウンリンク切り替え周期が含まれる。
【0052】
上記新規追加のアップ・ダウンリンク構成1の無線フレーム構造は上記LTE TDDアップ・ダウンリンク構成2におけるサブフレーム3、4、8、9をいずれもダウンリンク:GP:アップリンクの比率が7:1:6である第一の双方向サブフレームに置き換え、且つ特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4である構造であり、新規追加のアップ・ダウンリンク構成2の無線フレーム構造はLTE TDDアップ・ダウンリンク構成2におけるサブフレーム3、4、7、8、9のいずれもをダウンリンク:GP:アップリンクの比率が11:1:2である第二の双方向サブフレームに置き換え、且つ特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4である構造であり、新規追加のアップ・ダウンリンク構成3の無線フレーム構造はLTE TDDアップ・ダウンリンク構成2におけるダウンリンクサブフレーム3、4、7、8、9のいずれもをダウンリンク:GP:アップリンクの比率が6:2:6である第三の双方向サブフレームに置き換え、且つ特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6である構造である。
【0053】
TDDフレーム構造に対してHARQフィードバック設計を行うために、本発明の実施例は上記ステップ131の前にさらに以下のステップを含む。
【0054】
ステップ130において、予め設定されたTTI長さに基づいて、前記TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割し、且つ各TTIのうちの伝送TTI及びフィードバックTTIを確定し、ここで、前記フィードバックTTIが伝送TTIの伝送方向と逆であり、前記伝送TTIがアップリンク伝送TTI又はダウンリンク伝送TTIである。
【0055】
ここで、伝送TTIは全て同じ伝送方向を有する、データ伝送に利用可能なTTIである。アップリンク伝送とダウンリンク伝送とを含む双方向TTIは、その伝送方向はアップリンク伝送又はダウンリンク伝送の時間及びシステムプリセット条件に基づくことができる(例えばシステムが各双方向TTIに対してそれがアップリンク又はダウンリンク伝送に利用可能であるか否かを定義することができる)。
【0056】
以下に、上記の各種の従来又は本発明の実施例で定義されるTDDフレーム構造に対して、上記ステップ130の具体的な実施を説明する。
【0057】
1)LTE TDDアップ・ダウンリンク構成0〜6について
【0058】
LTE TDDアップ・ダウンリンク構成0〜6におけるいずれかのフレーム構造では、特殊サブフレーム構成0〜10におけるいずれかの特殊サブフレーム構成を使用することができる。
【0059】
以下に本発明の実施例で使用される異なる長さのTTIについてそれぞれ説明する。
【0060】
A)長さが0.5msであるTTIを使用する
長さが0.5msであるTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
前記TDDフレーム構造において、各通常サブフレームを2つのTTIに分割し、各通常サブフレームにおけるTTIの伝送方向が該通常サブフレームの伝送方向と同じであり、
前記TDDフレーム構造において、特殊サブフレームを2つのTTIに分割し、一つの実施形態として、特殊サブフレーム構成0〜10に対応して、特殊サブフレームの2つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、
特殊サブフレーム構成0: 3:4:0、0:6:1、
特殊サブフレーム構成1: 7:0:0、2:4:1、
特殊サブフレーム構成2: 7:0:0、3:3:1、
特殊サブフレーム構成3: 7:0:0、4:2:1、
特殊サブフレーム構成4: 7:0:0、5:1:1、
特殊サブフレーム構成5: 3:4:0、0:5:2、
特殊サブフレーム構成6: 7:0:0、2:3:2、
特殊サブフレーム構成7: 7:0:0、3:2:2、
特殊サブフレーム構成8: 7:0:0、4:1:2、
特殊サブフレーム構成9: 6:1:0、0:5:2、
特殊サブフレーム構成10: 6:1:0、0:1:6であり、
ここで、特殊サブフレームのUpPTSをアップリンクフィードバックの伝送として機能することが許可されない場合、特殊サブフレーム構成0、5、9、10において、特殊サブフレームの2つのTTIのうちの1番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、2番目のTTIがデータ伝送に用いられず、特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8において、特殊サブフレームの2つのTTIがいずれもダウンリンク伝送に用いられることである。
【0061】
特殊サブフレームのUpPTSをアップリンクフィードバックの伝送として機能することが許可される場合、特殊サブフレーム構成0、5、9、10において、特殊サブフレームの2つのTTIのうちの1番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、2番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8において、特殊サブフレームの2つのTTIのうちの1番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、2番目のTTIがアップリンク伝送及び/又はダウンリンク伝送に用いられる。
【0062】
B)長さが4/3OFDMシンボルでありTTIを使用する
【0063】
長さが4/3 OFDMシンボルであるTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
前記TDDフレーム構造において、各通常サブフレームの各タイムスロットを、長さがそれぞれ4つのOFDMと3つのOFDMである2つのTTIに分割し、各通常サブフレームにおけるTTIの伝送方向が該通常サブフレームの伝送方向と同じであり、
【0064】
前記TDDフレーム構造において、特殊サブフレームを長さがそれぞれ4 OFDMシンボル、3 OFDMシンボル、4 OFDMシンボルと3 OFDMシンボルである4つのTTIに分割し、一つの実施形態として、特殊サブフレーム構成0〜10に対応して、特殊サブフレームの4つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、
特殊サブフレーム構成0及び5: 3:1:0、0:3:0、0:4:0、0:2:1、
特殊サブフレーム構成1、2、6及び7: 4:0:0、3:0:0、2:2:0、0:2:1、
特殊サブフレーム構成3: 4:0:0、3:0:0、0:4:0、0:2:1、
特殊サブフレーム構成4: 4:0:0、3:0:0、4:0:0、1:1:1、
特殊サブフレーム構成8: 4:0:0、3:0:0、4:0:0、0:1:2、
特殊サブフレーム構成9: 4:0:0、2:1:0、0:4:0、0:1:2、
特殊サブフレーム構成10: 4:0:0、2:1:0、0:1:3、0:0:3であり、
ここで、特殊サブフレームのUpPTSをアップリンクフィードバックの伝送として機能することが許可されない場合、
特殊サブフレーム構成0及び5において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1番目のTTIだけがダウンリンク伝送に用いられ、2−4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、
特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7及び8において、特殊サブフレームのうちの4つのTTIの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、
特殊サブフレーム構成4において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−4番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成9において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−2番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、3−4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、
特殊サブフレーム構成10において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−2番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームのUpPTSをアップリンクフィードバックの伝送として機能することが許可される場合、
特殊サブフレーム構成0及び5において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1番目のTTIだけがダウンリンク伝送に用いられ、2−3番目のTTIがデータ伝送に用いられず、4番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7及び8において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成4において、特殊サブフレームの4つのTTIの1−3番目のうちのTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがアップリンク伝送及び/又はダウンリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成9において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−2番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、3番目のTTIがデータ伝送に用いられず、4番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成10において、特殊サブフレームの4つのTTIのうちの1−2番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、3−4番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることである。
【0065】
C)長さが2つのOFDMシンボルであるTTIを使用する
【0066】
長さが2つのOFDMシンボルであるTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
前記TDDフレーム構造において、各通常サブフレームの各タイムスロットを7つのTTIに分割し、各通常サブフレームにおけるTTIの伝送方向が該通常サブフレームの伝送方向と同じであり、
前記TDDフレーム構造において、特殊サブフレームを7つのTTIに分割し、一つの実施形態として、特殊サブフレーム構成0〜10に対応して、特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、
比率0:2:0:0、1:1:0、0:2:0、0:2:0、0:2:0、0:2:0、0:1:1、
比率1:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:2:0、0:1:1、
比率2:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:1:1、
比率3:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:1:1、
比率4:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:1:1、
比率5:2:0:0、1:1:0、0:2:0、0:2:0、0:2:0、0:2:0、0:0:2、
比率6:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:2:0、0:0:2、
比率7:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、
比率8:2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、
比率9:2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:2:0、0:2:0、0:0:2、
比率10:2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、
ここで、特殊サブフレーム構成0及び5において、特殊サブフレームの7つのTTIのうちの1−2番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、3−6番目のTTIがデータ伝送に用いられず、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成1、2、6、7において、特殊サブフレームの7つのTTIのうちの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6番目のTTIがデータ伝送に用いられず、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成3、4、8において、特殊サブフレームの7つのTTIのうちの1−6番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成9において、特殊サブフレームの7つのTTIのうちの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4−6番目のTTIがデータ伝送に用いられず、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレーム構成10において、特殊サブフレームの7つのTTIのうちの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることである。
【0067】
以下に新規追加のアップ・ダウンリンク構成1〜3のTDD構造であり、且つTTI長さが2つのOFDMシンボルであるというシーンに対して、上記ステップ130の具体的な実施を説明する。当然、上記新規追加のアップ・ダウンリンク構成1〜3のTDDフレーム構造では他の長さのTTIを使用することもでき、紙数を節約するために、説明を省略する。
【0068】
2)新規追加のアップ・ダウンリンク構成1〜3について
【0069】
2A)新規追加のアップ・ダウンリンク構成1
【0070】
上述したように、新規追加のアップ・ダウンリンク構成1の無線フレーム構造は10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第一の双方向サブフレーム、第一の双方向サブフレームであり、ここで、前記第一の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が7:1:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4である。
【0071】
長さが2つのOFDMシンボルであるTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
各サブフレームを7つのTTIに分割し、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第一の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第一の双方向サブフレームの1−4番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることである。
【0072】
2B)新規追加のアップ・ダウンリンク構成2
【0073】
上述したように、新規追加のアップ・ダウンリンク構成2の無線フレーム構造は10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレーム、第二の双方向サブフレームであり、ここで、前記第二の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が11:1:2であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が9:1:4であり、
2 OFDMシンボルのTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
各サブフレームを7つのTTIに分割し、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第二の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−6番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、2:0:0、1:1:0、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−5番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、6−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることである。
【0074】
2C)新規追加のアップ・ダウンリンク構成3
【0075】
上述したように、新規追加のアップ・ダウンリンク構成3の無線フレーム構造は10つの1msのサブフレームを含み、それらが順次に、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、特殊サブフレーム、アップリンクサブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレーム、第三の双方向サブフレームであり、ここで、前記第三の双方向サブフレームにおけるダウンリンク:GP:アップリンクの比率が6:2:6であり、前記特殊サブフレームのDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6である。
【0076】
長さが2つのOFDMシンボルであるTTIを使用する場合、上記ステップ130で、TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割することは、具体的に、
各サブフレームを7つのTTIに分割し、ここで、アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームにおけるTTIの伝送方向がそれが属するサブフレームの伝送方向と同じであり、
第三の双方向サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ第二の双方向サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられ、
特殊サブフレームの7つのTTIにおけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が順次に、2:0:0、2:0:0、2:0:0、0:2:0、0:0:2、0:0:2、0:0:2であり、且つ特殊サブフレームの1−3番目のTTIがダウンリンク伝送に用いられ、4番目のTTIがデータ伝送に用いられず、5−7番目のTTIがアップリンク伝送に用いられることである。
【0077】
図3を参照すると、本発明の実施例によるHARQフィードバックタイミングを確定する装置は、
現在使用されているTDDフレーム構造の構成を確定するように構成され、前記TDDフレーム構造の構成がアップ・ダウンリンク構成と特殊サブフレーム構成を含む構成確定ユニット21と、
現在使用されている伝送時間間隔(TTI)の大きさを確定するように構成されるTTI確定ユニット22と、
前記TDDフレーム構造の構成及びTTIの大きさに基づき、HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を確定するように構成される位置確定ユニット23とを備える。
【0078】
ここで、位置確定ユニット23は、各HARQプロセスの初回伝送TTIの位置を確定し、プリセットフィードバック再送時間関係に基づいて、前記TDDフレーム構造から該HARQプロセスのフィードバックTTI及び再送TTIを選択し、該HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得るように構成され、一つのTTIがせいぜい一つのHARQプロセスのデータを伝送することができ、前記プリセットフィードバック再送時間関係がフィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味する。
【0079】
選択可能に、上記位置確定ユニット23は、
TDDフレーム構造において、第一の伝送TTIを一つのHARQプロセスの初回伝送TTIとし、プリセットフィードバック再送時間関係を満たし、且つ初回伝送TTIと再送TTIとの間隔を最小化させる第一のフィードバックTTIと第一の再送TTIの位置を確定し、且つ第一の伝送TTIから第一の再送TTIの1個前の伝送TTIまでの伝送TTIの数nを確定するように構成され、前記プリセットフィードバック再送時間関係がフィードバックTTIと初回伝送TTIとの間隔が第一の閾値より大きく、再送TTIとの間隔が第二の閾値より大きいことを意味し、前記伝送TTIがアップリンク伝送TTI又はダウンリンク伝送TTIである初期処理ユニット231と、
第一の伝送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、及び、第一の再送TTIから開始するn個の同じ方向の伝送TTIに番号を順次付け、同じ番号の前後の2つの伝送TTIがそれぞれ該番号に対応するHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIであり、各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在するか否かを判定するように構成される番号付けユニット232と、
前記判定ユニットが各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在することを判定した場合、TDDフレーム構造のHARQプロセスの数がnであることを確定し、且つ各HARQプロセスにおけるデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を得るように構成されるタイミング確定ユニット233と、
前記判定ユニットがいずれかのHARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間に前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすフィードバックTTIが存在しないことを判定した場合、nの現在の値に1をプラスし、且つ前記第一の再送TTIを現在の位置の次の同じ方向の伝送TTIに移動し、且つ前記判定ユニットをトリガするように構成される循環制御ユニット234とを含む。
【0080】
本発明の実施例では、前記タイミング確定ユニットは、
同一のHARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの位置に基づき、該HARQプロセスの初回伝送TTI及び再送TTIの間に位置し、且つ前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たす該HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定するように構成される選択可能位置取得ユニットと、
各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの位置、及びフィードバックTTIの選択可能位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックTTIとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を取得するように構成される取得ユニットとを含む。
【0081】
選択可能に、前記取得ユニットは、
各HARQプロセスのフィードバックTTIの選択可能位置を確定するように構成される第一の確定ユニットと、
x個の選択可能位置にy個のHARQプロセスのHARQフィードバックを行う必要がある場合、前記y個のHARQプロセスのHARQフィードバックを前記x個の選択可能位置に均等で割り当て、各選択可能位置にフィードバックするHARQプロセスの数がz又はz+1個であり、各HARQプロセスのフィードバックTTIの位置を得るように構成され、zがy/xの切り捨てた値である割り当てユニットと、
各HARQプロセスの初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの位置に基づき、各HARQプロセスのデータ伝送TTIとそのフィードバックとの相対位置関係、又は初回伝送TTI、フィードバックTTI及び再送TTIの間の相対位置関係を出力するように構成される出力ユニットとを含む。
【0082】
ここで、前記割り当てユニットは、
第一の制約条件及び/又は第二の制約条件に基づき、前記y個のHARQプロセスのHARQフィードバックを前記x個の選択可能位置に均等で割り当てるように構成され、
前記第一の制約条件は、第一のHARQプロセスの初回伝送時間が第二のHARQプロセスの初回伝送より早い場合、前記第一のHARQプロセスの初回伝送のHARQフィードバックが前記第二のHARQプロセスの初回伝送のHARQフィードバックよりも遅くないことであり、ここで、第二のHARQプロセスと第一のHARQプロセスが異なるプロセスであり、
前記第二の制約条件は、第一のHARQプロセスの一つの伝送TTIと第三のHARQプロセスの一つの伝送TTIが異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期における同じ位置に位置する場合、前記第一のHARQプロセスの一つの伝送TTIのHARQフィードバックと第三のHARQプロセスの一つの伝送TTIのHARQフィードバックも、異なるアップ・ダウンリンク切り替え周期におけるほかの同じ位置に位置することであり、ここで、第三のHARQプロセスと第一のHARQプロセスが同一のHARQプロセス又は異なるプロセスである。
【0083】
一つの実施形態として、前記タイミング確定ユニットは具体的に、各HARQプロセスの初回伝送TTIと再送TTIの間の前記プリセットフィードバック再送時間関係を満たすいずれかのフィードバックTTIを該HARQプロセスのフィードバックTTIとし、該HARQプロセスのフィードバックTTIの位置を得て、フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係を出力するように構成される。
【0084】
本発明の実施例では、各無線フレームにおいて、該無線フレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとのTTI間隔であり、又は、各サブフレームにおいて、該サブフレームに含まれる全てのTTIに番号を順次付け、前記フィードバックTTIと初回伝送TTIとの相対位置関係は、フィードバックTTIと初回伝送TTIとのサブフレーム間隔、それぞれの属するサブフレーム内のフィードバックTTIと初回伝送TTIの番号である。
【0085】
選択可能に、上記装置はさらに以下のユニット(
図3に示されず)を備える。
【0086】
分割ユニットであって、前記TDDフレーム構造のタイプ、及び前記TDDフレーム構造における特殊サブフレームに使用される特殊サブフレーム構成を確定し、予め設定されたTTI長さに基づいて、前記TDDフレーム構造の各サブフレームを複数のTTIに分割し、各TTIのうちの伝送TTI及びフィードバックTTIを確定するように構成され、ここで、前記フィードバックTTIが伝送TTIの伝送方向と逆であり、前記伝送TTIがアップリンク伝送TTI又はダウンリンク伝送TTIである。
【0087】
ここで、前記TDDフレーム構造は、3GPP TS 36.211に定められたLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0〜6、新規追加のアップ・ダウンリンク構成1〜3のいずれかの一つであり、
前記特殊サブフレーム構成は3GPP TS 36.211に定められた特殊サブフレーム構成0〜9及び新規追加の特殊サブフレーム構成10を含み、前記特殊サブフレーム構成10におけるDwPTS:GP:UpPTSの比率が6:2:6である。
【0088】
前記TTIの長さが0.5ms、4/3のOFDMシンボル又は2つのOFDMシンボルであってもよい。
【0089】
以上に本発明の実施例による方法及び装置を説明した。本発明をよりよく理解することを助けるために、以下に本発明の実施例に記載される方法を応用したいくつかの選択可能なフレーム構造のHARQフィードバックタイミング図を参照し、本発明の実施例をさらに説明する。以下の各時間関係はいずれも本発明の実施例の一つの例であり、本発明に対する限定を構成するものではないことが指摘されるべきである。
【0090】
以下の例に引用された図面におけるフィードバックタイミング図では、それぞれの最小の格子が一つのTTIを表し、「↓n」がダウンリンクHARQプロセスnを表し、「↓n」が所在するTTIがダウンリンクHARQプロセスnのデータを初回伝送又は再送するためのTTIを表し、「↑n」がダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを表し、「↑n」が所在するTTIがダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するためのTTIを表し、「▲n」が所在するTTIがダウンリンクHARQプロセスnのアップリンクHARQフィードバックを伝送するための可能なフィードバック位置を表し、「◆」が特殊サブフレームを表し、「↑」がアップリンク方向を表し、「↓」がダウンリンク方向を表し、TTIにおけるa:b:cがDwPTS:GP:UpPTSの比率を表す。
【0091】
例1:TDDアップ・ダウンリンク構成0
【0092】
以下に、TDDアップ・ダウンリンク構成0(それがTDD比率DSUUUDSUUUに対応する)の、異なるTTI長さにおいて、本発明の実施例に記載される方法に基づいて確定されるフィードバックタイミングを説明する。
【0094】
0.5msのTTIを考慮し、即ち1つのTTIに含まれる(SC−)OFDMシンボルの個数が従来の一つのタイムスロット(slot)と同じであり、normal CPの状況で7つ(拡張CPの状況で6つである)であり、従来のLTEシステムとの互換性を考慮し、一つの無線フレーム(frame)内のTTI状況が
図4に示される。
図4にnormal CPの状況が示され、且つTTIの無線フレーム内で番号が1〜19と順次付けられる。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレーム内のみでTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜1である。
図4に特殊サブフレーム構成0〜9における各TTIの方向及び特殊サブフレーム内のTTIのDwPTS:GP:UpPTSの比率が示される。
【0095】
2つの状況を考慮し、状況1においては、特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定され、状況2においては、特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。
【0096】
特殊サブフレーム構成に基づいて、さらに2種類に分割してもよく、一つは特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、この設定では、特殊サブフレーム構成はTTI 3においてダウンリンク伝送を行わず、もう一つは特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、この設定では、特殊サブフレーム構成はTTI 3においてダウンリンク伝送を行うことができる。
【0097】
状況1における特殊サブフレーム構成0、5、9、及び1の場合:
PDSCH伝送又は、SPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングは、
図5aと
図5bに示すように、合計3つのダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが10つのTTIで、5msである。図における1番目のプロセスは、ダウンリンクTTI 0において伝送されるPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDDCCのフィードバックがTTI4に位置し、
図5aと
図5bはそれぞれ異なるTTI番号付け方式に対応する。
【0098】
図5aと
図5bはTDDアップ・ダウンリンク構成0、特殊サブフレーム構成0、5、9及び10、対応する0.5ms TTIのダウンリンクHARQプロセスのフィードバックタイミングであり、
図5aで無線フレーム内においてTTIに順次に番号を付け、
図5bで各サブフレーム内においてTTIに順次に番号を付ける。
【0099】
状況1における特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7と8の場合:紙数を節約するために、説明を省略する。状況2に対して、特殊サブフレームの2番目のslotがACKフィードバックを伝送できるか否かはHARQタイミングに影響を与えず、ダウンリンクプロセスのHARQフィードバックタイミングが状況1と同じである。
【0100】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成0、長さが0.5msであるTTIの場合、UEがTTI n−kにおいて、k∈K’、PDSCH伝送又はダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EFPDCCHを検出し、且つ対応するHARQ−ACKフィードバックを行う必要がある場合、UEはアップリンクTTI nにおいてHARQ−ACKフィードバックを行う。異なるアップリンクTTIに対応するK’の値は表2に示される。ここでk∈K’,K’:{k0,k1,…,kM’−1}であり、M’は確定されたHARQ時間関係に基づいて、あるアップリンクフィードバックTTIにおいてフィードバックされるダウンリンク伝送TTIの数を表す。以下の全ての他の構成の第二の番号付け方式に対応する表の説明がこれと同じでり、説明を容易にするために、いくつかの表の説明を簡略化する可能性があるが、表におけるパラメータの意味が変化しない。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜9である。
【0102】
表2から分かるように、前記TTIの長さが0.5msで、TDDフレーム構造の構成がLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0であり、且つ特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように予め設定された場合、
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクTTI nにおいてダウンリンクTTI n−k(k∈K’)で伝送されるPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、そのフィードバックタイミングK’の値がTTI 4、5、6、14、15、16に対応するK’の値であって、いずれも4である。
【0103】
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクTTI nにおいて、ダウンリンクTTI n−k(k∈K’)で伝送されるPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、そのフィードバックタイミングK’の値がTTI4、5、6、7、14、15、16、17に対応するK’の値であって、いずれも4である。
【0104】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付ける方式は、UEがサブフレームn−kのTTIjにおいて、k∈K’、jの値が0〜J−1であり、Jが一つの1msサブフレーム内のTTIの個数であり、PDSCH伝送又は、ダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EFPDCCHを検出し、且つ対応するHARQ−ACKフィードバックを行う必要がある場合、アップリンクサブフレームnのサブフレーム内のTTI mにおいて対応するHARQ−ACKフィードバックを行い、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表3に示される。ここでk∈K’,K’:{k0,k1,…,kM’−1}、M’は確定されたHARQ時間関係に基づいて、あるアップリンクフィードバックTTIにおいてフィードバックされるダウンリンク伝送TTIに対応する数を表し、表の行ヘッダーに、2行目がサブフレームの番号nに対応し、3行目がサブフレーム内のTTI番号mに対応する。以下の全ての他のの第二の番号付け方式に対応する表の説明がこれと同じであり、説明を容易にするために、いくつかの表の説明を簡略化する可能性があるが、表におけるパラメータの意味が変化しない。
【0106】
表3から分かるように、前記TTIの長さが0.5msで、TDDフレーム構造の構成がLTE TDDアップ・ダウンリンク構成0であり、且つ特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように予め設定された場合:
特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクサブフレームnのサブフレームフレーム内のTTI mにおいて、対応するサブフレームn−k内のTTI jのPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)は、サブフレーム2のTTI 0に対応する(k,j)であって(2,0)であり、サブフレーム2のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、サブフレーム3のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム7のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム7のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、サブフレーム8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)である。
【0107】
特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、且つ無線フレームにおいてTTIに0から番号を順次付けるという番号付け方式を使用する場合、アップリンクサブフレームn内のTTI mにおいて対応するサブフレームn−k内のTTI jのPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、フィードバックタイミングのダウンリンク関連集合(k,j)がサブフレーム2のTTI 0に対応する(k,j)であって(2,0)であり、サブフレーム2のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、サブフレーム3のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム3のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、サブフレーム7のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム7のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、サブフレーム8のTTI 0に対応する(k,j)が(2,0)であり、サブフレーム8のTTI 1に対応する(k,j)が(2,1)であり、
以下の各表が同様の意味を有するので、主に表の形で説明し、それぞれ文字解釈を行わない。また、紙数を節約するために、以下に表に含まれるHARQプロセス情報の関連内容を示す可能性があり、HARQプロセス情報が含まれない行列に対して省略する。
【0109】
1)4/3 OS(SC−)OFDM symbolsのTTIを考慮し、即ち従来の1つのタイムスロット(slot)の7つの(SC−)OFDMシンボルを2つのTTIに分割し、ここでの一つのTTIの長さが4(SC−)OFDM symbolsであり、別のTTIの長さが3(SC−)OFDM symbolsである。以下に説明を容易にするために、アップリンク/ダウンリンクのSC−OFDM symbols/OFDM symbolsをOSとして統一して説明する。一つの無線フレームframe内のTTIの状況が
図6に示される。ここでnormal CPの状況が示され、且つ一つのslot内の1番目のTTIが4 OSであり、2番目のTTIが3 OSである。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜3であり、
2つの状況を考慮し、状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定され、状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。
【0110】
状況1:状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定され、状況1におけるPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングは、異なるサブフレーム構成によってわずかに異なり、
特殊サブフレーム構成0及び5に対して、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングが
図7aと
図7bに示され、図にダウンリンクのプロセスに番号が付けられる。「↑n」のフィードバック位置と比べ、「▲n」はより低いフィードバック遅延を得ることができるが、同一のアップリンクサブフレームのフィードバック負荷が大きい。
図7aは時間を短縮した後のTTIが一つのフレーム(frame)において番号が付けられることに対応し、
図7bは時間を短縮した後のTTIが各サブフレーム内のみに番号が付けられることに対応する。RTT時間は5msである。
【0111】
他の特殊サブフレーム構成に対して、紙数を節約するために、図示により説明しない。
【0112】
これに対応して、上記状況1において、TDDアップ・ダウンリンク構成0、4/3 OS長さのTTIの場合で、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表4に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。表4における[]内の値が最大フィードバック遅延を基準にして定義されたHARQタイミングを表し、[]外の値が各アップリンクTTI均等フィードバックの原則に従って定義されたHARQタイミングを表す。
【0115】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式は、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTIに対応する(k,j)値が表5に示される。
【0118】
状況2:状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。4/3 OS長さのTTIに対して、UpPTSがダウンリンク伝送に対応するHARQフィードバック情報を伝送できる場合、いくつかのダウンリンクプロセスに対して、HARQフィードバックがより速くなることができる。例えば、特殊サブフレーム構成0及び5に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIによって、ダウンリンクプロセスを伝送し、GPとUpPTS OSからなるTTIにおいてアップリンクフィードバックを行うことができると仮定し、ダウンリンクプロセス及びフィードバックが
図8a及び
図8bに示され、ここで、
図8aで一つのフレーム(frame)内においてTTIに番号を順次付け、
図8bで各サブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付ける。他の特殊サブフレーム構成に対して、紙数を節約するために、図示により説明しない。これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成0、4/3 OS長さのTTIの場合、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表6に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。
【0121】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTIに対応する(k,j)値が表7に示される。
【0125】
2つのOSのTTIを考慮し、即ち従来の一つのサブフレームの14つのOSを7つのTTIに分割し、一つの無線フレーム(frame)内のTTI状況が
図9に示される。ここでnormal CPの状況が示され、且つ構成0に対して、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮するため、
図9に無線フレーム内の先頭の5msの番号状況が示され、TTI番号が34に達した。一つの無線フレームにおいて番号を順次付ける場合、一つの無線フレーム内の最大TTI番号が69である。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレームのみにおいてTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜6である。
【0126】
ここで、ダウンリンクOSとGPからなるTTIがダウンリンクプロセスを伝送でき、GPとアップリンクOSからなるTTIがダウンリンクプロセスのACK/NACK情報をフィードバックできると仮定する。この仮定の下で、特殊サブフレーム構成0及び5が同じプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成1、2、6、7が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成3、4、8が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有する。他の構成9及び10の構成のダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングが異なる。以下に異なる特殊タイムスロット構成の場合のPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングを示し、同様に、TDDアップ・ダウンリンク構成0のアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮するため、図に各無線フレームの先頭の5msのHARQタイミング状況だけが示され、10msの無線フレームを単位としてTTIに番号を付ける場合、TTIの番号が0〜69である。サブフレーム内にTTI番号を付ける場合、サブフレーム0〜9において、各サブフレーム内のTTIが0〜6である。図にTTI番号0〜34又はサブフレーム0〜4内のHARQタイミング状況だけが示される。
【0127】
特殊サブフレーム構成0及び5は、ダウンリンクHARQプロセス及びフィードバックが
図10aと
図10bに示され、ここで、
図10aで一つのフレーム(frame)内においてTTIに番号を順次付け、
図10bで各サブフレーム内のみにおいてTTIに番号を順次付ける。図にダウンリンクのプロセスに番号が付けられる。「↑n」のフィードバック位置と比べ、「▲n」はより低いフィードバック遅延を得ることができるが、同一のアップリンクサブフレームのフィードバック負荷が大きい。RTT時間は5msである。
【0128】
他の特殊サブフレーム構成に対して、紙数を節約するために、図示により説明しない。
【0129】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成0、2 OS長さのTTIの場合で、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表8に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜34である。ここで、紙数を節約するため、フィードバック関係に対応しないTTI番号0〜9、30〜44、65〜69の例を省略し、また、フィードバックタイミングが同じであるTTI n及びn+35がマージされ、表の完全性から言うと、省略されたTTI番号に対応する表を回復し、及びマージされたTTI番号を展開することができる。後の他の構成を省略する可能性があるが、それらのフィードバックと対応するダウンリンク伝送との相対関係に影響を与えない。
【0131】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表9に示される。
【0134】
例2:TDDアップ・ダウンリンク構成1
【0135】
TDDアップ・ダウンリンク構成1について、それがTDD構成DSUUUDSUUUに対応し、05ms及び4/3 OFDMシンボルのTTI長さにおいて、本発明の実施例に記載される方法に基づいてフィードバックタイミングを確定することを説明する。
【0137】
0.5msのTTIを考慮し、即ち1つのTTIに含まれる(SC−)OFDMシンボルの個数が従来の一つのタイムスロット(slot)と同じで7つ(拡張CPの状況で6つである)であり、
2つの状況を考慮し、状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定され、状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。
【0138】
特殊サブフレーム構成に基づいて、さらに2種類に分割してもよく、一つは特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、この特殊サブフレーム構成はTTI3においてダウンリンク伝送を行わない、もう一つは特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、この特殊サブフレーム構成はTTI3においてダウンリンク伝送を行う。紙数を節約するために、図面を参照して説明しない。
【0139】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成1、0.5msTTI長さの場合、異なるアップリンクTTIに対応するK’が表10に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜9である。
【0141】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTImに対応する(k,j)値が表11に示される。
【0144】
4/3(SC−)OFDMシンボルのTTIを考慮し、即ち従来の一つのタイムスロット(slot)の7つの(SC−)OFDMシンボルを2つのTTIに分割し、ここでの一つのTTIの長さが4(SC−)OFDMシンボルであり、もう一つのTTIの長さが3(SC−)OFDMシンボルである。2つの状況を考慮し、状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定され、状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。
【0145】
状況1:状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できないように設定される。状況1におけるPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングは異なる特殊サブフレーム構成によってわずかに異なる。
【0146】
これに対応して、上記状況1で、TDDアップ・ダウンリンク構成1、4/3 OS長さのTTIの場合、異なるアップリンクTTIに対応するK’が表12に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。
【0149】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表13に示される。
【0152】
状況2:
状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できるように設定される。
【0153】
4/3 OS長さのTTIは、UpPTSがダウンリンク伝送に対応するHARQフィードバック情報を伝送できる場合、いくつかのダウンリンクプロセスに対して、HARQフィードバックがより速くなることができる。
【0154】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成1、4/3 OS長さのTTIの場合で、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表14に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。
【0157】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTImに対応する(k,j)値が表15に示される
【0160】
2つのOSのTTIを考慮し、即ち従来の一つのサブフレームの14つのOSを7つのTTIに分割する。ここでnormal CPの状況が示され、アップ・ダウンリンク構成1に対して、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮し、一つの無線フレーム内に番号を順次付ける場合、無線フレーム内の先頭の5msのTTI番号が0〜34であり、一つの無線フレーム内の最大TTI番号が69である。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレームのみにおいてTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜6である。
【0161】
ダウンリンクOSとGPからなるTTIがダウンリンクプロセスを伝送でき、GPとアップリンクOSからなるTTIがダウンリンクプロセスのACK/NACK情報をフィードバックできると仮定し、この仮定の下で、特殊サブフレーム構成0及び5が同じプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成1、2、6、7が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成3、4、8が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有する。他の構成9と6:2:6の構成のダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングが異なる。以下に異なる特殊タイムスロット構成の場合のPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングを示し、同様に、TDDアップ・ダウンリンク構成0のアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮するため、ここで各無線フレームの先頭の5msのHARQタイミングだけが示され、10msの無線フレームを単位としてTTIに番号を付ける場合、TTIの番号が0〜69である。サブフレーム内においてTTIに番号を付けるとサブフレームが0〜9であり、各サブフレーム内のTTIが0〜6である。
【0162】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成1、2 OS長さのTTIの場合で、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表16に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜34である。表における「0/35」がTTI 0又はTTI 35を表し、「1/36」がTTI 1又はTTI 36……を表す。一つの周期が5msであり、各周期が35つのTTIを含むため、35つのTTIを相互に隔てるTTIが同様のフィードバックタイミングを有する。次の表にも同様の表現がある。
【0164】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表17に示される。
【0168】
0.5msのTTIを考慮し、即ち1つのTTIに含まれる(SC−)OFDMシンボルの個数が従来の一つのタイムスロット(slot)と同じで7つ(拡張CPの状況で6つである)である。ここでnormal CPの状況が示される。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレーム内のみにTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜1である。
【0169】
2つの状況を考慮し、状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できなく、状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できる。
【0170】
特殊サブフレーム構成に基づいて、さらに2種類に分割してもよく、一つは特殊サブフレーム構成0、5、9及び10であり、この特殊サブフレーム構成は特殊サブフレームの2番目のTTIがダウンリンク伝送を行わなく、もう一つは特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8であり、この特殊サブフレーム構成は2番目のTTIにおいてダウンリンク伝送を行う。
【0171】
状況1における特殊サブフレーム構成0、5、9及び10の場合、PDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDDCCのフィードバックシーケンスに、合計5つのダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが100個のTTIにおいて7つのプロセスを伝送し、約7.143msである。
【0172】
状況1における特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8の場合、PDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDDCCのフィードバックシーケンスに、合計12個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが15個のTTIであり、7.5msである。
【0173】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成2、0.5ms長さのTTIの場合、状況1において、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表18に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜9である。
【0175】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表19に示される。
【0177】
状況2において、アップリンクフィードバックを行うことができる一つのサブフレームが多くなり、RTT遅延の低減に役立つ。特殊サブフレーム構成0、5、9及び10の場合、PDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングに、合計9つのダウンリンクプロセスがあり、RTTが約6.43msである。
【0178】
状況2に対して、特殊サブフレーム構成1、2、3、4、6、7、8の場合、PDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングに、合計12つのダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが15つのTTIであり、7.5msである。
【0179】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成2、0.5ms長さのTTIの場合で、状況2において、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表20に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜9である。
【0181】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式は、フィードバックnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表21に示される。ここで、k∈K’、K’:{k0,k1,…,kM’−1}、M’が確定されたHARQ時間関係に基づいて、あるアップリンクフィードバックTTIにおいてフィードバックされたダウンリンク伝送TTIに対応する数を表す。
【0184】
4/3 OSのTTIを考慮し、即ち従来の1つのタイムスロット(slot)の7つのOSシンボルを2つのTTIに分割し、ここでの一つのTTIの長さが4 OSであり、別のTTIの長さが3 OSである。ここでnormal CPの状況を例として説明し、一つのslot内の1番目のTTIが4 OSで、2番目のTTIが3 OSであってもよく、また1番目のTTIが3つのOSで、第二の番目のTTIが4つのOSであってもよい。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜3である。
【0185】
2つの状況を考慮し、状況1において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できなく、状況2において特殊サブフレームにおけるUpPTSがPDSCHのHARQフィードバック情報を伝送できる。
【0186】
状況1:
状況1におけるPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングは異なる特殊サブフレーム構成によってわずかに異なり、
特殊サブフレーム構成0及び5に対して、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、合計13個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0187】
特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7、8に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送すると仮定する場合、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに、合計15個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0188】
特殊サブフレーム構成4に対して、それに対応するDwPTS:GP:UpPTSが1:1:1であるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送することができないと仮定する場合、該構成において特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7、8のHARQタイミングと同じであり、該TTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送することができると仮定する場合、そのダウンリンクプロセス及びHARQタイミングに合計16個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0189】
特殊サブフレーム構成9に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送すると仮定する場合、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに、RTTが5msであり、合計14個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0190】
特殊サブフレーム構成10に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送すると仮定する場合、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに、RTTが5msであり、14個のプロセスがある。
【0191】
これに対応して、状況1において、TDDアップ・ダウンリンク構成2、4/3 OS長さのTTIの場合、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表22に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。
【0194】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表23に示される。
【0197】
状況2:
4/3 OS長さのTTIは、UpPTSがダウンリンク伝送に対応するHARQフィードバック情報を伝送できる場合、いくつかのダウンリンクプロセスに対して、HARQフィードバックがより速くなることができる。以下に各特殊サブフレーム構成をそれぞれ分析する。
【0198】
特殊サブフレーム構成0及び5に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送し、GPとUpPTS OSからなるTTIにおいてアップリンクフィードバックを行うことができると仮定し、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに合計13個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0199】
特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7、8に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送し、GPとUpPTS OSからなるTTIにおいてアップリンクフィードバックを行うことができると仮定し、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに合計15個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0200】
特殊サブフレーム構成4に対して、それに対応するDwPTS:GP:UpPTSが1:1:1であるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送できないと仮定する場合、該構成において特殊サブフレーム構成1、2、3、6、7、8のHARQタイミングと同じであり、該TTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送でき、同時に該TTIの一つのアップリンクSC−OFDMシンボルがダウンリンクプロセスのHARQフィードバックを行うことができると仮定する場合、そのダウンリンクプロセス及びHARQタイミングに、RTTが依然として5msであり、合計16個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0201】
特殊サブフレーム構成9に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送し、GPとUpPTS OSからなるTTIにおいてアップリンクフィードバックを行うことができると仮定し、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに合計14個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0202】
特殊サブフレーム構成10に対して、DwPTS OSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送し、GPとUpPTS OSからなるTTIにおいてアップリンクフィードバックを行うことができると仮定し、ダウンリンクプロセス及びフィードバックに合計14個のダウンリンクHARQプロセスがあり、RTTが5msである。
【0203】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成0に対して、4/3 OS長さのTTIの場合、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表24に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号は従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜19である。
【0206】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTImに対応する(k,j)値が表25に示される。
【0210】
2つのOSのTTIを考慮し、即ち従来の一つのサブフレームの14つのOSを7つのTTIに分割する。ここでnormal CPを例として説明し、アップリンク及び構成2に対して、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮するため、一つの無線フレーム内の先頭の5msのTTI番号が34に達し、一つの無線フレームにおいて番号を順次付ける場合、一つの無線フレーム内の最大TTI番号が69である。サブフレームに対して番号が変化せず、サブフレームのみにおいてTTIに番号を付ける場合、各サブフレーム内のTTI番号が0〜6である。
【0211】
ダウンリンクOSとGPからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスを伝送でき、GPとアップリンクOSからなるTTIにおいてダウンリンクプロセスのACK/NACK情報をフィードバックできると仮定する。この仮定の下で、特殊サブフレーム構成0及び5が同じプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成1、2、6、7が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有し、特殊サブフレーム構成3、4、8が同じダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングを有する。他の構成9と6:2:6の構成のダウンリンクプロセスとフィードバックタイミングが異なる。
【0212】
以下に異なる特殊タイムスロット構成の場合のPDSCH伝送又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックタイミングが示され、同様に、TDDアップ・ダウンリンク構成2のアップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであることを考慮するため、無線フレームの先頭の5msのHARQタイミングだけが示され、10msの無線フレームを単位としてTTIに番号を付ける場合、TTIの番号が0〜69である。サブフレーム内においてTTIに番号を付けるとサブフレームが0〜9であり、各サブフレーム内のTTIが0〜6である。
【0213】
特殊サブフレーム構成0及び5は、ウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、RTT時間が5msであり、合計23個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0214】
特殊サブフレーム構成1、2、6、7は、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、RTT時間が5msであり、合計26個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0215】
特殊サブフレーム構成3、4、8は、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、RTT時間が5msであり、合計27個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0216】
特殊サブフレーム構成9は、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、RTT時間が5msであり、合計24個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0217】
特殊サブフレーム構成10は、ダウンリンクHARQプロセス及びタイミングに、RTT時間が5msであり、合計24個のダウンリンクHARQプロセスがある。
【0218】
これに対応して、TDDアップ・ダウンリンク構成0、2 OS長さのTTIの場合で、異なるアップリンクTTIに対応するK’の値が表26に示される。ここで、アップ・ダウンリンク切り替え周期が5msであるので、TTI番号が従来のLTEの5msのみに対応してもよく、即ち番号が0〜34である。
【0220】
第二の番号付け方式、即ちサブフレーム内のみにおいてTTIに番号を付けるという方式に対して、フィードバックサブフレームnに対応し、サブフレーム内のTTI mに対応する(k,j)値が表27に示される。
【0222】
同様に、TDDアップ・ダウンリンク構成3、4、5、6に対して、対応するダウンリンクHARQプロセス設計を行う場合、0.5ms、4/3 OS、2 OS長さのTTIを得ることができる場合、UEがTTI n-kにおいて、k∈K’、PDSCH伝送又は、ダウンリンクSPS解放を示すPDCCH/EFPDCCHを検出し、且つ対応するHARQ−ACKフィードバックを行う必要がある場合、UEはアップリンクTTI nにおいてHARQ−ACKフィードバックを行う。異なるアップリンクTTIに対応するK’の値は表28に示される。ここで無線フレーム内にTTIに番号を順次付ける状況だけが示され、サブフレーム内にTTIに番号を付けることは、サーブフレームとTTI番号との対応関係に基づいて得られることができる。
【0224】
UpPTSにおけるOSがACKを伝送しないと仮定する場合、異なるTTIにおけるK’の値が表28に示される。
【0226】
UpPTSにおけるOSがACKを伝送すると仮定する場合、異なるTTIにおけるKの値が表29に示される。
【0229】
UpPTSにおけるOSがACKを伝送しない場合、異なるTTIにおけるK’の値が表30に示される。
【0234】
UpPTSにおけるOSがACKを伝送すると仮定する場合、異なるTTIにおけるK’の値が表31に示される。
【0240】
UpPTSにおけるOSがACKを伝送しないと仮定する場合、異なるTTIにおけるK’の値が表32に示される。
【0247】
その後、本発明の実施例における新規追加の3つのアップ・ダウンリンク構成に基づき、本発明の実施例に記載された方法を応用して得られたHARQフィードバックタイミングが示される。
【0248】
この新規追加の3つのアップ・ダウンリンク構成に対して、2 OS長さのTTIの場合で、アップリンクTTI nにおいてTTI n−k(k∈K’)で伝送されたPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、K’の値が表33に示される。
【0250】
最後、前記プリセットフィードバック再送時間関係における第一の閾値と第二の閾値がいずれも2つのTTIであると仮定する場合、TDDアップ・ダウンリンク構成2、0.5ms長さのTTIのHARQの時間関係の例が示される。アップリンクTTI nにおいてTTI n-k(k∈K’)で伝送されたPDSCH又はSPS解放を示すPDCCH/EPDCCHのHARQフィードバックを行い、K’の値が表34(状況1)と表35(状況2)に示される。
【0253】
本発明の実施例は通信装置をさらに提供し、
コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに接続され、前記コンピュータプログラムを実行することにより、上記のいずれかの技術的解決策によって提供されるハイブリッド自動再送リクエスト(HARQ)におけるフィードバックタイミングを確定する方法を実行することができるように構成されるプロセッサとを備える。
【0254】
アプリケーションプロセッサAP(AP:Application Processor)、中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)を含むことができる。
【0255】
前記メモリはコンピュータプログラムを非一時的に記憶するように構成される記憶媒体を含むことができる。
【0256】
ここでの通信装置は上記の基地局であってもよい。
【0257】
前記プロセッサはバスを介して前記メモリに接続され、前記バスが集積回路(IIC)バスなどを含むことができる。
【0258】
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能命令が上記のいずれかの実施例によるハイブリッド自動再送リクエスト(HARQ)におけるフィードバックタイミングを確定する方法を実行することができる。
【0259】
本実施例による記憶媒体は様々なタイプの記憶媒体であってもよく、非一時的記憶媒体として選択されてもよい。
【0260】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎなく、当業者であれば、本発明の原理に従ってなされた変更は、本発明の範囲内にあると理解されるべきである。