【解決手段】複数の突出部122の各々は、ロータ120が回転した際に、隙間124に収容された薬剤を押圧して排出口に搬送可能に形成されている。少なくとも2つの腕部164の各々は、ロータ120が回転した際に、仕切部上に位置する薬剤を押圧して仕切部上から移動可能に形成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の薬剤供給装置においては、ロータの周面におけるブロック部より上方の部分と収容部の内面との間において薬剤が詰まった場合、ロータが停止することがある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、薬剤収容部内の残薬の発生を防止するとともに、薬剤収容部内において薬剤が詰まることを抑制できる、薬剤供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1局面に基づく薬剤供給装置は、薬剤収容部と、ロータと、複数の突出部と、仕切部と、払い落とし部とを備える。薬剤収容部は、周壁および排出口を有し、上記周壁の内側に薬剤を収容するとともに、排出口から薬剤を排出する。ロータは、上記周壁の内側に回転可能に配置され、上側に凸状に傾斜した天面およびこの天面と隣接する周面を有する。上記複数の突出部は、上記周面に設けられ、ロータの周方向に互いに隙間をあけて位置する。仕切部は、排出口の上方において上記隙間を塞いで仕切るように、上記周壁の内面から上記周面に向けて延設されている。払い落とし部は、ロータに同軸状に取り付けられており、上記周方向に互いに間隔をあけて位置する少なくとも2つの腕部を含む。上記少なくとも2つの腕部の各々は、上記天面より上方においてロータの径方向外側に延在しており、かつ、上記複数の突出部のうちの少なくとも2つの突出部と1つずつ対向するように下方に延在している。上記複数の突出部の各々は、ロータが回転した際に、上記隙間に収容された薬剤を押圧して排出口に搬送可能に形成されている。上記少なくとも2つの腕部の各々は、ロータが回転した際に、仕切部上に位置する薬剤を押圧して仕切部上から移動可能に形成されている。
【0007】
本発明の一形態においては、払い落とし部は、ロータに対して着脱可能に設けられている。
【0008】
本発明の一形態においては、払い落とし部は、上記少なくとも2つの腕部として3つの腕部を含んでいる。上記3つの腕部の上記周方向における互いの間隔が互いに異なっている。
【0009】
本発明の一形態においては、ロータは、上記天面から突出してロータの中心軸上に延在する柱状部をさらに有する。払い落とし部は、柱状部に取り付けられている。上記少なくとも2つの腕部の各々は、上記天面より上方において上記径方向外側に延在している水平部、および、この水平部の先端から垂下している垂下部を含む。
【0010】
本発明の一形態においては、垂下部は、可撓性を有する。
本発明の一形態においては、仕切部は、可撓性部材で構成されている。
【0011】
本発明の第2局面に基づく薬剤供給装置は、薬剤収容部と、ロータと、複数の突出部と、仕切部と、払い落とし部とを備える。薬剤収容部は、周壁および排出口を有し、上記周壁の内側に薬剤を収容するとともに、排出口から薬剤を排出する。ロータは、上記周壁の内側に回転可能に配置され、上側に凸状に傾斜した天面およびこの天面と隣接する周面を有する。上記複数の突出部は、上記周面に設けられ、ロータの周方向に互いに隙間をあけて位置する。仕切部は、排出口の上方において上記隙間を塞いで仕切るように、上記周壁の内面から上記周面に向けて延設されている。払い落とし部は、ロータに同軸状に取り付けられており、1つの腕部を含む。上記1つの腕部は、上記天面より上方においてロータの径方向外側に延在しており、かつ、上記複数の突出部のうちの1つの突出部と対向するように下方に延在している。上記複数の突出部の各々は、ロータが回転した際に、上記隙間に収容された薬剤を押圧して排出口に搬送可能に形成されている。上記1つの腕部は、ロータが回転した際に、仕切部上に位置する薬剤を押圧して仕切部上から移動可能に形成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、薬剤収容部内の残薬の発生を防止するとともに、薬剤収容部内において薬剤が詰まることを抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰返さない。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置において蓋部が開いた状態を示す斜視図である。
図2は、
図1の薬剤供給装置を矢印II方向から見た平面図である。
図3は、
図1の薬剤供給装置を矢印III方向から見た底面図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置における薬剤収容部の一部をカットして示す斜視図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置におけるロータおよび払い落とし部を透視して示す斜視図である。
図4および
図5においては、薬剤供給装置において蓋部を取り外した状態を図示している。
図5においては、ロータおよび払い落とし部を点線で示している。
【0016】
図1〜
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100は、薬剤収容部110と、ロータ120と、蓋部130と、仕切部140と、払い落とし部160とを備えている。薬剤収容部110は、周壁111および排出口112を有し、周壁111の内側に薬剤を収容するとともに、排出口112から薬剤を排出する。周壁111の内面は、円筒状である。排出口112は、薬剤収容部110の底面に形成されており、周壁111の径方向内側において周壁111の内面と隣接している。
【0017】
図3に示すように、薬剤収容部110の底面において、周壁111の中心軸上の位置に円形の開口部113が設けられている。開口部113は、ロータ120を回転駆動する図示しないモータの出力軸とロータ120とを接続する接続軸部150に挿通される。
【0018】
図1に示すように、蓋部130は、薬剤収容部110を開閉するように回動可能に設けられている。
【0019】
図1〜
図5に示すように、ロータ120は、周壁111の内側に回転可能に配置されている。ロータ120は、薬剤収容部110の底面上に配置されている。本実施形態においては、ロータ120は、
図2の矢印Aで示すように、ロータ120の周方向の一方側に向かって回転する正転、および、
図2の矢印Bで示すように、ロータ120の周方向の他方側に向かって回転する逆転の両方可能に構成されている。なお、ロータ120は、必ずしも正転および逆転の両方可能である必要はなく、ロータ120の周方向の少なくとも一方に回転可能であればよい。
【0020】
図6は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置において払い落とし部がロータに取り付けられた状態を示す斜視図である。
図7は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置における、ロータ、払い落とし部および仕切部の位置関係を示す側面図である。
図7においては、ロータ120に接続軸部150が取り付けられた状態を図示している。
【0021】
図2および
図4〜
図7に示すように、ロータ120は、上側に凸状に傾斜した天面126および天面126と隣接する周面121を有する。天面126には、放射状に複数の溝部127が設けられている。
【0022】
本実施形態においては、ロータ120は、天面126から突出してロータ120の中心軸上に延在する柱状部128をさらに有する。柱状部128は円柱状の形状を有している。柱状部128の上端に、カバー129が着脱可能に取り付けられている。カバー129は、たとえば、スナップフィットにより、柱状部128と接合される。
【0023】
なお、柱状部128は、角柱状の形状を有していてもよい。若しくは、柱状部128は、必ずしも設けられていなくてもよく、たとえば、天面126の中央部に、払い落とし部160を装着可能な凹部が設けられていてもよい。この場合は、払い落とし部160の中央部に上記凹部と嵌合する凸部が設けられている。
【0024】
図4、
図6および
図7に示すように、周面121の下部には、ロータ120の周方向に互いに隙間124をあけて位置する複数の突出部122が設けられている。複数の突出部122の各々は、ロータ120の径方向から見て、略長方形状の形状を有している。ロータ120の径方向における複数の突出部122の各々の先端は、周壁111の内面とわずかに間隔をあけて対向している。
【0025】
複数の突出部122の各々は、ロータ120が回転した際に、隙間124に収容された薬剤を押圧して排出口112に搬送可能に形成されている。具体的には、隙間124内に収容された薬剤は、ロータ120の回転に伴って、突出部122に押圧されながらロータ120の周方向に搬送されて排出口112に落下する。
【0026】
図2、
図3、
図5および
図7に示すように、仕切部140は、排出口112の上方において隙間124を塞いで仕切るように、周壁111の内面から周面121に向けて延設されている。排出口112と連通している隙間124は、仕切部140によって覆われており、上方から薬剤が進入することを防止されている。
【0027】
本実施の形態においては、仕切部140は、可撓性部材で構成されている。具体的には、
図5および
図7に示すように、仕切部140は、円弧状の基材に対してこの円弧に沿って互いに間隔をあけて複数の可撓性部材が接合されて構成されている。上記基材は、周壁111の一部を構成している。可撓性部材は、たとえば、軟質合成樹脂からなる。本実施形態においては、仕切部140は、ブラシ状に構成されているが、ブラシ状に限られず、板状であってもよい。
【0028】
図8は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置の払い落とし部の外観を示す斜視図である。
図9は、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置の払い落とし部の外観を示す平面図である。
【0029】
図2、
図4〜
図9に示すように、払い落とし部160は、ロータ120に同軸状に取り付けられており、ロータ120の周方向に互いに間隔をあけて位置する少なくとも2つの腕部164を含む。本実施形態においては、払い落とし部160は、3つの腕部164を含んでいる。
【0030】
払い落とし部160は、ロータ120に対して着脱可能に設けられている。払い落とし部160は、ロータ120と係合する係合部161をさらに含む。本実施形態においては、払い落とし部160は、柱状部128に取り付けられている。具体的には、係合部161は、柱状部128と着脱可能に嵌合する環状の形状を有している。本実施形態においては、柱状部128が円柱状であるため、係合部161は、柱状部128の直径よりわずかに内径が小さい円環状である。
【0031】
図2、
図4〜
図7に示すように、少なくとも2つの腕部164の各々は、天面126より上方においてロータ120の径方向外側に延在しており、かつ、複数の突出部122のうちの少なくとも2つの突出部122と1つずつ対向するように下方に延在している。
【0032】
本実施形態においては、3つの腕部164の各々は、天面126より上方においてロータ120の径方向外側に延在しており、かつ、3つの突出部122と1つずつ対向するように下方に延在している。
図9に示すように、3つの腕部164のロータ120の周方向における互いの間隔が互いに異なっている。
図9においては、腕部164同士のなす角度α、β、γを示しており、γ>β>αの関係を満たしている。
【0033】
本実施形態においては、少なくとも2つの腕部164の各々は、天面126より上方においてロータ120の径方向外側に延在している水平部162、および、水平部162の先端から垂下している垂下部163を含む。水平部162は、係合部161の外周縁からロータ120の径方向外側に延在している。
【0034】
ただし、腕部164の形状は、上記に限られず、たとえば、係合部161の外周縁からロータ120の径方向外側に延在しつつ下方に延在して円弧状に湾曲した形状であってもよい。
【0035】
本実施形態においては、係合部161と水平部162とが一部材で構成されており、別部材で構成された垂下部163が水平部162の先端に固定されている。なお、係合部161と水平部162と垂下部163とが、一部材で構成されていてもよい。
【0036】
本実施形態においては、垂下部163は、可撓性を有する。垂下部163は、たとえば、可撓性エポキシ樹脂などの可撓性を有する樹脂で構成されている。払い落とし部160の全体が、可撓性を有する材料で構成されていてもよい。
【0037】
上記のように、天面126の中央部に、払い落とし部160を装着可能な凹部が設けられている場合、係合部161は、天面126の凹部と着脱可能に嵌合する形状を有している。
【0038】
また、払い落とし部160が、カバー129と一体で構成されていてもよい。この場合は、払い落とし部160は、たとえば、スナップフィットにより、柱状部128と着脱可能に接合される。
【0039】
少なくとも2つの腕部164の各々は、ロータ120が回転した際に、仕切部140上に位置する薬剤を押圧して仕切部140上から移動可能に形成されている。具体的には、ロータ120の回転に伴って、腕部164が仕切部140上を移動することにより、仕切部140上に位置する薬剤が腕部164に押圧されながらロータ120の周方向に搬送されて仕切部140上から移動させられる。
【0040】
本実施形態においては、垂下部163が仕切部140上を移動することにより、仕切部140上に位置する薬剤が垂下部163に押圧されながらロータ120の周方向に搬送されて仕切部140上から移動させられる。
【0041】
以下、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100の動作について説明する。
薬剤収容部110内に薬剤が投入された状態でロータ120が回転することにより、天面126上に位置する薬剤は、周壁111の内面とロータ120の周面121との間の空間に向かって移動する。複数の溝部127は、ロータ120の回転に伴って天面126上に位置する薬剤を攪拌することにより、上記空間に薬剤を移動させやすくする。
【0042】
上記空間に移動した薬剤のうちの一部の薬剤が、各隙間124に1つずつ収容される。隙間124内に収容された薬剤は、ロータ120の回転に伴って、突出部122に押圧されながらロータ120の周方向に搬送される。排出口112上に位置して排出口112と連通した隙間124に収容されている薬剤は、隙間124内から排出口112に落下して払い出される。
【0043】
このとき、排出口112と連通している隙間124は、仕切部140によって覆われており、上方から薬剤が進入することを防止されている。その結果、一度に1つの薬剤を排出口112から払い出すことができる。
【0044】
また、仕切部140上に位置する薬剤は、ロータ120の回転に伴って、垂下部163に押圧されて仕切部140上から移動させられる。仕切部140上から移動させられた薬剤は、いずれ隙間124内に収容されて、排出口112に搬送される。
【0045】
本実施形態においては、ロータ120が正転することで、薬剤が排出口112から払い出される。ロータ120が正転している間に薬剤が排出口112から一定時間払い出されないと、ロータ120が逆転および正転を繰り返す。ロータ120の逆転と正転とが繰り返されているときに、薬剤の払い出しがあると、ロータ120が再び正転する。ロータ120の逆転と正転とが複数回繰り返されても薬剤の払い出しがないことが確認されると、薬剤収容部110内の薬剤が全て排出されて薬剤収容部110内の残薬がないと判断され、ロータ120が停止する。
【0046】
ここで、薬剤収容部110内における薬剤の詰まりについて説明する。
図10は、薬剤収容部内において薬剤の詰まりが発生した状態を示す平面図である。
図10に示すように、周壁111と周面121との間に挟まれた薬剤1が矢印で示すロータの回転方向に連なって薬剤1の詰まりが発生した場合、ロータが停止することがある。
【0047】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、
図2および
図4〜
図7に示すように、垂下部163は、周壁111と周面121との間、かつ、突出部122の上方に位置している。
【0048】
そのため、仮に、周面121の突出部122より上方の部分と周壁111の内面との間に薬剤1が挟まった場合、ロータ120の回転に伴って、当該挟まっている薬剤1を垂下部163で押圧することができる。垂下部163に押圧された薬剤1は、周壁111と周面121との間に挟まっている状態を解除される。
【0049】
払い落とし部160は、腕部164を少なくとも2つ有しているため、ロータ120が1周回転するたびに少なくとも2つの腕部164によって、周壁111と周面121との間に挟まっている薬剤1を外すことができる。よって、薬剤収容部110内において薬剤1が詰まることを抑制することができる。
【0050】
上記のように、本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、薬剤収容部110内の残薬の発生を防止するとともに、薬剤収容部110内において薬剤1が詰まることを抑制できる。
【0051】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、払い落とし部160は、ロータ120に対して着脱可能に設けられている。これにより、既存のロータ120に対して払い落とし部160を後付けすることができる。また、薬剤1の形状および寸法に対応して、腕部164の数および形状の少なくとも一方が異なる払い落とし部160に付け替えることができる。腕部164の数を2つにして、薬剤収容部110内において払い落とし部160が占める体積を低減することにより、薬剤収容部110内における薬剤1の収容数を多くすることができる。
【0052】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、払い落とし部160は、3つの腕部164を含んでおり、3つの腕部164のロータ120の周方向における互いの間隔が互いに異なっている。これにより、複数の突出部122の配置に対応して、3つの腕部164の各々を3つの突出部122と1つずつ対向するように位置させることができる。
【0053】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、ロータ120は、天面126から突出してロータ120の中心軸上に延在する柱状部128をさらに有し、払い落とし部160は、柱状部128に取り付けられており、少なくとも2つの腕部164の各々は、天面126より上方においてロータ120の径方向外側に延在している水平部162、および、水平部162の先端から垂下している垂下部163を含む。これにより、天面126と払い落とし部160との間の空間を広く確保して、天面126上の薬剤が周壁111の内面とロータ120の周面121との間の空間に向かって移動することを払い落とし部160が妨げることを抑制することができる。
【0054】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、垂下部163は、可撓性を有する。これにより、薬剤1が垂下部163によって押圧される際に受ける負荷を低減して、薬剤1が損傷することを抑制できる。
【0055】
本発明の一実施形態に係る薬剤供給装置100においては、仕切部140は、可撓性部材で構成されている。これにより、突出部122上に位置する薬剤1が腕部164によって押圧されて腕部164と仕切部140との間に挟まれた際に受ける負荷を低減して、薬剤1が損傷することを抑制できる。
【0056】
なお、払い落とし部160が含む腕部164の数は、1つでもよい。
図11は、本発明の一実施形態の変形例に係る薬剤供給装置の払い落とし部の外観を示す平面図である。
図11に示すように、本発明の一実施形態の変形例に係る薬剤供給装置の払い落とし部160aは、1つの腕部164を含んでいる。本発明の一実施形態の変形例に係る薬剤供給装置においても、薬剤収容部110内の残薬の発生を防止するとともに、薬剤収容部110内において薬剤1が詰まることを抑制できる。また、腕部164の数が1つであることにより、3つの腕部164を配置した薬剤供給装置100と比較して、薬剤収容部110内における薬剤1の収容数を多くすることができる。
【0057】
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。