【実施例】
【0672】
5.実施例
【0673】
一般実験
NMR
【0674】
1H NMRスペクトルは、特に別の指定がなければ、CDCl
3を使用して取り、V
arianまたはOxford装置マグネット(500MHz)装置を使用して、400
または500MHzで記録した。多重性は、s=シングレット、d=ダブレット、t=ト
リプレット、q=カルテット、quint=クインテット、sxt=セクステット、m=
マルチプレット、dd=ダブレットのダブレット、dt=トリプレットのダブレットであ
り、brはブロードシグナルを示す。
LCMSとHPLC
【0675】
Shimadzu LC−Q、Shimadzu LCMS−2010EV、またはW
aters Acquity Ultra Performance LC。HPLC:
生成物は、Shimadzu SPD−20Aにより、150x4.5mmのYMC O
DS−M80カラム、または150x4.6mmのYMC−Pack Pro C18カ
ラムを用いて1.0ml/分で分析した。
【0676】
移動相は、MeCN:H2O=3:2(0.3% SDS、および0.05% H
3P
O
4を含む)、
【0677】
水中0.05% TFA、アセトニトリル中0.05% TFA(勾配、初期20%、
次に0.05%TFA/MeCNから95%濃度へ3分で。0.5分 保持。3.51〜
4.50分で、0.05%TFA/MeCNから20%濃度へ)。
【0678】
あるいはLCMSで、2つの異なる方法を使用して;我々が最もよく利用する1つであ
る高pH(METCR
1600)と、より標準的な化合物の他の1つ(METCR141
6)。
【0679】
水中0.1%ギ酸−移動相「A」、アセトニトリル中0.1%ギ酸−移動相「B」、W
aters Atlantis dC18、2.1mmx100mm、3μmカラムを使
用し、流速=0.6ml/分、カラム温度=40℃、時間(分)%B:0.00分5%B
、5.0分100%B、5.4分100%B、および0.42分5%B。
【0680】
3.5分法は、Atlantis dC18、2.1mmx50mm、3μm カラム
、流速:40℃で1ml/分、移動相A:ギ酸(水性)0.1%、移動相 B:ギ酸(M
eCN)0.1%、注入:3μL、勾配:0分(5%有機)、2.5分(100%有機)
、2.7分(100%有機)、2.71分(5%有機)、3.5分(5%有機)を使用。
【0681】
7.0分法は、Atlantis dC18、2.1 mmx100mm、3μmカラ
ム、流速:40℃で0.6ml/分 。移動相A:ギ酸(水性)0.1%、移動相B:ギ
酸(MeCN)0.1%、注入:3μL、勾配:0分(5%有機)、5分(100%有機
)、5.4分(100%有機)、5.42分(5%有機)、7分(5%有機)を使用。
【0682】
3.5分法と7分法の両方は、MS18 Shimadzu LCMS−2010EV
またはMS19 Shimadzu LCMS−2010EVシステムで行い、LC−2
0ABポンプとSPD−M20A PDA検出器を使用。
【0683】
生成物は、HPLC/MSにより、3100 Mass検出器を有するWaters
AutoPurificationシステムを使用して精製した。
【0684】
HPLC分析はまた、Shimdazu LC−2010 CHTで、YMC ODS
−A、C18(150x4.6x5μm)カラムを使用して、周囲温度で、1.4ml/
分の流速で行うこともできる。注入量10μlを使用し、UV/PDAにより検出する。
移動相Aは水中0.05%TFAで、移動相Bはアセトニトリル中0.05%TFAであ
り、勾配は、初期5%Bから95%Bへ8分で、1.5分保持し、9.51〜12分でB
は0.5%濃度にする。希釈液は移動相である。
その他
【0685】
自動フラッシュクロマトグラフィーをBiotage Isoleraバージョン4で
行った。10gのSNAPカートリッジを12ml/分で流すか、または25gのSNA
Pカートリッジを25ml/分で流し、254nmと280nmで検出した。
【0686】
選択したニトリル還元を、ThalesNano H−Cube(登録商標)で、実験
法に記載した条件に従って行った。
【0687】
実施例1:化合物1:5−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−((ジメ
チルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの
合成
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0689】
濃H
2SO
4(200mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(50g、276.2
mmol)の撹拌溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジ
ンジオン(43.4g、151.8mmol)を室温にて分割して加え、そして反応塊を
室温にて5時間撹拌した。完了と同時に、反応塊を氷冷水に注ぎ入れ、沈殿した固体を濾
過し、得られた残渣を、水で洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、所望の化合物(71.
7g、100%)を得た。
【0690】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
DMF(150mL)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(287g、
1103mmol)の撹拌溶液に、炭酸ナトリウム(468g、4415mmol)とヨ
ウ化メチル(626.63g、4415mmol)を加えた。得られた反応塊を60℃に
て8時間加熱した。完了と同時に、沈殿した固体を濾過し、残渣をジエチルエーテルで洗
浄した(5回)。合わせた有機層を、乾燥させ、減圧下で濃縮して、未精製の所望の化合
物(302g、99%)を得た。
【0692】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
エタノール(750mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアー
ト(150g、544mmol)の撹拌溶液に、水(750mL)に溶かした塩化アンモ
ニウム(150g、2777mmol)と、(93.3g、1636mmol)を撹拌し
ながら加えた。得られた反応塊を80℃にて7時間加熱した。完了と同時に、反応塊を、
水及び酢酸エチルで洗浄したceliteに通して濾過し、濾液を酢酸エチルによって抽
出した。合わせた有機層を、乾燥させ、減圧下で濃縮して、所望の化合物を得た。
【0694】
ステップ4:メチル5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−2−メチルベンゾア
ート
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
メタノール(3mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート(
0.3g、1.33mmol)及びシクロペンタノン(0.56g、6.6mmol)の
撹拌溶液に、酢酸(0.159g、2.6mmol)を加え、そして反応物を室温にて3
時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.208g、3.3mmol)
を加え、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、所
望の化合物を得た。
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
ステップ5:メチル5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−2−メチ
ルベンゾアート
【0697】
アセトニトリル(15mL)中の未精製のメチル5−ブロモ−3−(シクロペンチルア
ミノ)−2−メチルベンゾアート(0.7g、2.25mmol)の撹拌溶液に、炭酸セ
シウム(1.47g、4.50mmol)とヨウ化メチル(1.6g、11.26mmo
l)を加えた;得られた反応塊を80℃にて7時間加熱した。完了と同時に、反応塊を、
室温に冷やし、そして濾過し、残渣を酢酸エチルによって洗浄し、そして濾液を濃縮し、
次に、カラムクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物(0.6g、82%)を得た
。
【0698】
ステップ6:5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル
ベンズアミド
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
NaOH水溶液(0.11g、2.75mmol)を、MeOH(1.5mL)中のメ
チル5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(
0.6g、1.8mmol)の溶液に加え、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、
エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用してpH6に酸性化し、そしてクエン酸
を使用してpH4に調整した。酢酸エチルを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層
を、乾燥させ、そして濃縮して、それぞれの酸(0.5g、87%)を得た。
【0700】
次に、酸(0.5g、1.60mmol)をDMSO(3mL)で溶解し、そして3−
(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.49g、3.2
2mmol)をそれに加えた。反応混合物を室温にて15分間撹拌し、その後、PYBO
P(1.25g、2.41mmol)をそれに加え、そして撹拌を一晩続けた。反応完了
後に、反応塊を氷中に注ぎ入れて、固体を得、これを、濾過し、アセトニトリルに続いて
エーテルで洗浄して、所望の化合物(0.315g、44%)を得た。
【0701】
ステップ7:5−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−(4,6−ジメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−ホルミル−4−メチ
ル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)、(4−ホルミルフェニル)ボロン酸(1
.2当量)、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量)の溶液を、アルゴンで10分間パージ
した。次に、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)をそれに加えた、そして再びアルゴン
で10分間パージした。反応混合物を100℃にて2時間撹拌した。反応完了後に、水を
それに加え、そしてDCMを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層を、水で洗浄し
、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そし
てそれを、シリカゲル(60〜120メッシュサイズ)を用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、所望の化合物(0.1g、44%)を得た。
【0703】
ステップ8:5−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミ
ノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0704】
メタノール(3mL)中の5−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−(4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−ホルミ
ル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.1g、0.21
2mmol)とN,N−ジメチルアミン(0.047g、1.06mmol)の撹拌溶液
に、酢酸(0.1g、0.21mmol)を加え、そして、反応物を室温にて3時間撹拌
した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.033g、0.53mmol)を加え
、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、残
渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(0
.04g、37%)を得た。LCMS:501.39(M+1)
+;HPLC:90.7
8%(@254nm)(R
t;4.171;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),
8.17(t,1H),7.57(d,2H,J=8Hz),7.33−7.37(m,
3H),7.17(s,1H),5.85(s,1H),4.27(d,2H,J=4.
4Hz),3.52(t,1H,J=7.2Hz),3.04(s,2H),2.54(
s,3H),2.23(s,3H),2.19(s,3H),2.15(s,6H),2
.09(s,3H),1.70−1.72(m,2H),1.61(m,2H),1.4
3−1.50(m,4H)。
【0705】
実施例2:化合物2:5−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4
’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)、(4−(モルホリノメチル)フェニル)
ボロン酸(1.2当量)、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量)の溶液を、アルゴンで1
0分間パージした。次に、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)をそれに加え、そして、
再びアルゴンで10分間パージした。反応混合物を、100℃にて2時間撹拌した。反応
完了後に、水をそれに加え、そして、DCMを使用して、抽出を実施した。合わせた有機
層を、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗精製物
を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた(60〜120メッシュサイズ)カラムクロマ
トグラフィーによって精製して、所望の化合物(0.02g、16%)を得た。LCMS
:543.22(M+1)
+;HPLC:99.53%(@254nm)(R
t;4.18
1;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水
中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μ
L,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95
%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.17(t,1H,J=4.4Hz)
,7.98(s,1H),7.73(d,1H,J=7.6Hz),7.57(d,2H
,J=7.6Hz),7.37(s,2H),7.17(s,1H),5.85(s,1
H),4.27(d,2H,J=4.8Hz),3.44−3.57(m,7H),2.
54(s,3H),2.32−2.36(m,4H),2.23(s,3H),2.19
(s,3H),2.09(s,3H),1.69−1.72(m,2H),1.61(m
,2H),1.43−1.50(m,4H)。
【0707】
実施例3:5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)
−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化38】
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【0708】
ステップ1:5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミ
ドの合成
【0709】
NaOH水溶液(0.1g、2.5mmol)を、MeOH(5mL)中のメチル5−
ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−2−メチルベンゾアート(0.39g、1.2
5mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。エタノールを減圧下で
取り除き、そして、その溶液を、希HClを使用してpH6に、そして、クエン酸を使用
してpH4に酸性化した。生成物を、酢酸エチルによって抽出し、そして、合わせた有機
層を濃縮して、所望の酸(0.26g、0.82mmol)を得た。その酸をDMSO(
3mL)で溶解し、そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1
H)−オン(0.25g、1.68mmol)をその溶液に加えた。反応混合物を、室温
にて15分間撹拌した後、PYBOP(0.65g、1.26mmol)をそれに加え、
そして、撹拌を一晩続けた。反応混合物を、氷上に注ぎ入れて、固体を得、そして、この
固体を、濾過によって回収し、アセトニトリルに続いてエーテルで洗浄して、5−ブロモ
−3−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.178g、50%
)を得た。
【0710】
ステップ2:5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−ホルミル−4−メチル−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【0711】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−N−
((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−
2−メチルベンズアミド(1当量)、(4−ホルミルフェニル)ボロン酸(1.2当量)
、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量)の溶液を、アルゴンで10分間パージした。次に
、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)をそれに加え、そして、再びアルゴンで10分間
パージした。反応混合物を100℃にて2時間撹拌した。室温に冷やした後、水をその混
合物に加え、次に、生成物をDCMで抽出した。
合わせた有機層を、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮
して、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた(60〜120メッシュサイズ
)カラムクロマトグラフィーによって精製して、5−(シクロペンチルアミノ)−N−(
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4
’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドを得た。
【0712】
ステップ3:5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル
)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【0713】
撹拌したに、メタノール(3mL)中の5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−ホ
ルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.11g、0
.24mmol)とN,N−ジメチルアミン(0.044g、1.2mmol)の溶液に
、酢酸(0.014g、0.24mmol)を加え、そして、その溶液を室温にて3時間
撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.030g、0.48mmol)を
加え、そして、その溶液を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除いて、残渣を、シリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の5−(シクロペンチルア
ミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミドを得た。
【0714】
LCMS:486.21(M+1)
+;HPLC:99.84%(@254nm)(R
t
;4.799;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.02−8.03(m,1
H),7.62(d,2H,J=7.6Hz),7.44(s,2H),6.80(s,
1H),6.73(s,1H),5.85(s,1H),4.65(d,1H,J=6.
4Hz),4.27(d,2H,J=4.4Hz),3.89(d,2H,J=5.2H
z),2.49(7Hは溶媒ピークと同化),1.98−2.19(m,11H),1.
55−1.70(m,6H)。
【0715】
実施例4:5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチ
ル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−N−
((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−
2−メチルベンズアミド(1当量)、(4−(モルホリノメチル)フェニル)ボロン酸(
1.2当量)、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量)の溶液を、アルゴンで10分間パー
ジした。次に、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)をそれに加え、そして、再びアルゴ
ンで10分間パージした。反応混合物を、100℃にて2時間撹拌した。反応完了後に、
水をそれに加え、DCMを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層を、水で洗浄し、
無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そし
てそれを、シリカゲルを用いた(60〜120メッシュサイズ)カラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、5−(シクロペンチルアミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホ
リノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドを得、そしてそれを、分
取用HPLCを使用してさらに精製して、TFA塩を得た。
【0717】
LCMS:529.30(M+1)
+;HPLC:99.46%(@254nm)(R
t
;4.782;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),9.90(s,1H),8.
06(s,1H),7.72(d,2H,J=8Hz),7.55(d,2H,J=8H
z),6.83(s,1H),6.76(s,1H),5.86(s,1H),4.37
(s,2H),4.27(d,2H,J=4Hz),3.89−3.98(m,3H),
3.28−3.31(m,2H),3.14(s,2H),2.19(s,3H),2.
10(s,3H),2.05(s,3H),1.98−1.99(m,2H),1.70
(s,2H),1.55(s,4H)。
【0718】
実施例5:2−(シクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジメチル
アミノ)メチル)フェニル)イソニコチンアミドの合成
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
ステップ1:メチル2−クロロ−6−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)イソニコ
チナートの合成
【0720】
THF(20mL)中のメチル2,6−ジクロロイソニコチナート(1g、4.85m
mol)、ボロン酸(0.73g、4.8mmol)、及びPbCl
2(PPh
3)
2(0
.15g、0.218mmol)の溶液を、15分間脱気した。次に、Cs
2CO
3を加え
、そして再び、反応塊を10分間パージした。反応物を70℃にて2時間加熱した。完了
と同時に、反応塊を、濃縮し、そして、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、メチル2−クロロ−6−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)イソニ
コチナート(0.45g、33%)を得た。
【0721】
ステップ2:メチル2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−6−クロロイソニコチナ
ートの合成
【0722】
DCM(10mL)中のメチル2−クロロ−6−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル
)イソニコチナート(0.67g、2.418mmol)の溶液に、トリフェニルホスフ
ィン(1g、3.86mmol)及び四臭化炭素(1.63g、3.87mmol)を0
℃にて加え、そして、反応塊を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、反応塊を、濃縮し
、そして、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2−
(4−(ブロモメチル)フェニル)−6−クロロイソニコチナート(0.53g、64%
)を得た。
【0723】
ステップ3:メチル2−クロロ−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)
イソニコチナートの合成
【0724】
THF中のメチル2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−6−クロロイソニコチナー
ト(0.533g、1.56mmol)の溶液に、ジメチルアミン(7.8mL、THF
中の2M溶液)を加え、そして、反応塊を、室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、反応
塊を濃縮し、得られた未精製物をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって
精製して、純粋なメチル2−クロロ−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル
)イソニコチナート(0.48g、99%)を得た。
【0725】
ステップ4:2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)イ
ソニコチンアミドの合成
【0726】
エタノール(5mL)中のメチル2−クロロ−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル
)フェニル)イソニコチナート(0.48g、1.578mmol)の溶液に、水(1m
L)で溶解したNaOH(0.094g、2.368mmol)を加え、そして、反応塊
を60℃にて1時間加熱した。完了と同時に、溶媒を減圧下で留去した。残渣を、エーテ
ルによって洗浄し、そして、1NのHClでpH8まで、次に、クエン酸でpH5〜6ま
で酸性化した。水層を、20%のMeOH/DCMで抽出し、そして、合わせた有機層を
減圧下で濃縮して、酸(0.47g、未精製)を得、そしてそれを、次のステップで更な
る精製なしで使用した。DMSO(4mL)中のこの酸(0.47g、1.64mmol
)の溶液に、PyBOP(1.26g、2.43mmol)を加え、そして、反応物を室
温にて15分間撹拌した。次に、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2
(1H)−オン(0.49g、3.28mmol)を加え、そして、反応物を一晩撹拌し
た。完了と同時に、水を加え、そして、水層を20%のMeOH/DCMで抽出した。合
わせた有機層を濃縮し、そして、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精
製して、2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)イソニコ
チンアミド(0.3g、43.6%)を得た。
【0727】
ステップ5:2−(シクロヘキサ−1−エン−1−イル)−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジメチ
ルアミノ)メチル)フェニル)イソニコチンアミドの合成
【0728】
ジオキサン/水混合物(3mL+1.5mL)中の2−クロロ−N−((4,6−ジメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジ
メチルアミノ)メチル)フェニル)イソニコチンアミド(0.11g、0.25mmol
)、ボロン酸(0.059g、0.27mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.09
8g、3.6mmol)を加え、そして、反応塊をアルゴンで15分間パージした。次に
、Pd(PPh
3)
4(0.028g、0.025mmol)を加え、そして、再びアルゴ
ンで10分間パージした。反応塊を100℃にて3時間加熱した。完了と同時に、反応塊
を、celiteに通して濾過し、そして、celiteベッドを酢酸エチルで洗浄した
。合わせた濾液をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製
物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムによって精製して、2−(シクロヘキ
サ−1−エン−1−イル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)イ
ソニコチンアミドを得た。
【0729】
解析データ:LCMS:471.30(M+1)
+;HPLC:95.64%(@25
4nm)(R
t;5.661;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.52(s,1H),8.79(t
,1H),8.13(s,1H),8.10(d,2H,J=7.60Hz),7.81
(s,1H),7.41(d,2H,J=7.60Hz),6.90(bs,1H),5
.88(s,1H),4.34(d,2H,J=4.8Hz),3.44(s,2H),
2.56(bs,2H),2.26(bs,2H),2.18(s,3H),2.17(
s,6H),2.12(s,3H),1.80−1.72(m,2H),1.68−1.
60(m,2H)。
【0730】
実施例6:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−6−(ピペリジ
ン−1−イル)イソニコチンアミドの合成
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0731】
ステップ1:メチル2−クロロ−6−(ピペリジン−1−イル)イソニコチナートの合
成
【0732】
アセトニトリル(20mL)中のメチル2,6−ジクロロイソニコチナート(1g、4
.85mmol)、ピペリジン(0.61g、7.28mmol)、K
2CO
3(1.38
g、9.7mmol)の溶液を、90℃にて20時間加熱した。反応完了後に、反応塊を
濾過し、濾液を、濃縮し、そして、カラムによって精製して、純粋なメチル2−クロロ−
6−(ピペリジン−1−イル)イソニコチナート(1.23g、90%)を得た。
【0733】
ステップ2:2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−6−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミドの合
成
【0734】
エタノール(10mL)中のメチル2−クロロ−6−(ピペリジン−1−イル)イソニ
コチナート(1.1g、4.33mmol)の溶液に、水(2mL)で溶解したNaOH
(0.207g、5.196mmol)を加え、そして、反応塊を60℃にて1時間加熱
した。完了と同時に、溶媒を減圧下で留去した。残渣を、エーテルによって洗浄し、1N
のHClでpH8まで、次に、クエン酸でpH5〜6まで酸性化した。得られた固体を、
濾過し、水で洗浄し、そして最後に、減圧下で乾燥させて、酸(0.92g、89%)を
得、そしてそれを、次のステップで更なる精製なしで使用した。DMSO(10mL)中
のこの酸(0.9g、3.75mmol)の溶液に、PyBOP(3.9g、7.5mm
ol)を加え、そして、反応物を室温にて15分間撹拌した。次に、3−(アミノメチル
)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(1.5g、10mmol)を加え、
そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、水を加え、沈殿した固体を、濾過し、水
で洗浄し、そして、乾燥させて、2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(ピペリジン−1−イル)イソニ
コチンアミド(1g、74%)を得た。
【0735】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6−(ピペリジン−1−イル)イソ
ニコチンアミドの合成
【0736】
ジオキサン/水混合物(15mL+5mL)中の2−クロロ−N−((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(ピペリジン−
1−イル)イソニコチンアミド(0.6g、1.6mmol)、ボロン酸(0.263g
、1.76mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.61g、5.76mmol)を加
え、そして、反応塊をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1
84g、0.16mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。反応
塊を100℃にて3時間加熱した。完了と同時に、反応塊を、celiteに通して濾過
し、そして、celiteベッドを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を、Na
2SO
4
上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリ
カゲルを用いたカラムによって精製して、N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6−(ピ
ペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(0.5g、71%)を得た。
【0737】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−6−(ピペリ
ジン−1−イル)イソニコチンアミドの合成
【0738】
メタノール(12mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6−(ピペリジン−
1−イル)イソニコチンアミド(0.2g、0.45mmol)の溶液に、ジメチルアミ
ン(2.6mL、4.5mmol、THF中の2M溶液)及び酢酸(0.02g、0.4
5mmol)を加え、そして、反応塊を室温にて90分間撹拌した。次に、反応塊を、0
℃に冷やし、そして、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.056g、0.9mmol)
を加えた。反応物を、0℃にて2時間撹拌し、次に、室温にて一晩撹拌した。完了と同時
に、溶媒を減圧下で取り除き、残渣を、水で処理し、そして、酢酸エチルによって抽出し
た。合わせた酢酸エチル層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して
、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって
精製して、薄緑色の固体としてN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)
−6−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(0.173g、79%)を得た。
【0739】
解析データ:
LCMS:474.30(M+1)
+;HPLC:99.15%(@254nm)(R
t;
5.257;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.50(s,1H),8.61(t,1H,J=4.
4Hz),8.03(d,2H,J=7.6Hz),7.52(s,1H),7.40(
d,2H,J=8.4Hz),7.13(s,1H),5.87(s,1H),4.32
(d,2H,J=4Hz),3.63(bs,6H),2.26(bs,6H),2.1
8(s,3H),2.11(s,3H),1.59(bs,6H)。
【0740】
実施例7:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−6−(イソプロ
ピルアミノ)イソニコチンアミドの合成
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
ステップ1:メチル2−クロロ−6−(イソプロピルアミノ)イソニコチナートの合成
【0742】
トルエン(30mL)中のメチル2,6−ジクロロイソニコチナート(1g、4.85
mmol)、イソプロピルアミン(0.286g、4.85mmol)、Cs
2CO
3(2
.06g、6.3mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした。次に、Pd(O
Ac)
2(0.108g、0.485mmol)及びBINAP(0.3g、0.485
mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を80℃にて6
時間撹拌した。完了と同時に、反応塊を濾過し、そして、残渣を酢酸エチルで十分に洗浄
した。合わせた濾液を、濃縮し、そして、シリカゲルを用いたカラムによって精製して、
純粋なメチル2−クロロ−6−(イソプロピルアミノ)イソニコチナート(0.3g、2
7.27%)を得た。
【0743】
ステップ2:2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−6−(イソプロピルアミノ)イソニコチンアミドの合成
【0744】
エタノール(4mL)中の、メチル2−クロロ−6−(イソプロピルアミノ)イソニコ
チナート(0.393g、1.7mmol)の溶液に、NaOH(0.082g、2.0
6mmol)及び水(0.8mL)を加え、そして、反応塊を60℃にて1時間加熱した
。完了と同時に、溶媒を減圧下で留去した。残渣を、エーテルによって洗浄し、そして、
1NのHClでpH8まで、次に、クエン酸でpH5〜6まで酸性化した。得られた固体
を、濾過し、水で洗浄し、そして、最後に減圧下で乾燥させて、酸(0.36g、97%
)を得、そしてそれを、次のステップで更なる精製なしで使用した。DMSO(1.5m
L)中のこの酸(0.36g、1.68mmol)の溶液に、PyBOP(1.3g、2
.5mmol)を加え、そして、反応物を室温にて15分間撹拌した。次に、3−(アミ
ノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.383g、2.5mm
ol)を加え、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、水を加え、そして、水層
を10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥させ、そして、濃縮して、未精製の2−クロロ−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(イソプロピルアミ
ノ)イソニコチンアミド(0.58g、100%)を得、そしてそれを、次のステップで
更なる精製なしで使用した。
【0745】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)イソニ
コチンアミドの合成
【0746】
ジオキサン/水混合物(7mL+3mL)中の2−クロロ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−6−(イソプロピルア
ミノ)イソニコチンアミド(0.58g、1.67mmol)、ボロン酸(0.277g
、1.84mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.64g、6.037mmol)を
加え、そして、反応塊をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.
194g、0.168mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。
反応塊を100℃にて3時間加熱した。完了と同時に、反応塊を、celiteに通して
濾過し、そして、celiteベッドを酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を、Na
2
SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを
、シリカゲルを用いたカラムによって精製して、N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6
−(イソプロピルアミノ)イソニコチンアミド(0.6g、85.7%)を得た。
【0747】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−6−(イソプ
ロピルアミノ)イソニコチンアミドの合成
【0748】
メタノール(6mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−ホルミルフェニル)−6−(イソプロピルア
ミノ)イソニコチンアミド(0.6g、1.44mmol)の溶液に、ジメチルアミン(
7.1mL、14.33mmol、THF中の2M溶液)及び酢酸(0.086g、1.
44mmol)を加え、そして、反応塊を室温にて1時間撹拌した。次に、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム(0.18g、2.8mmol)を加え、そして、反応物を室温にて2
時間撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、残渣を、水で処理し、そして
、酢酸エチルによって抽出した。合わせた酢酸エチル層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ
、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、分取用HPLCによって精
製して、薄黄色の固体としてN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−
6−(イソプロピルアミノ)イソニコチンアミドの標的分子合成を得た。
【0749】
解析データ:LCMS:448.25(M+1)
+;HPLC:96.22%(@25
4nm)(R
t;4.170,方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(CD3OD,400MHz)δ8.01(d,2H,J=8Hz),7.6
7(d,2H,J=8Hz),7.39(s,1H),7.19(s,1H),6.14
(s,1H),4.50(s,2H),4.40(s,2H),4.17−4.11(m
,1H),2.89(s,6H),2.38(s,3H),2.25(s,3H),1.
33(d,6H,J=6H)。
【0750】
実施例8:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)
アミノ)−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズ
アミドの合成
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
【0752】
メタノール(20mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(2.5g、10.2mmol)とジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(1.3
g、13.3mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.61g、10.2mmol)を加え、
そして、その溶液を室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(
1.2g、20.48mmol)を0℃にて加え、そして、撹拌を室温にて一晩続けた。
次に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって
精製して、メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)ベンゾアート(2.2g、66%)を得た。
【0753】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
【0754】
アセトニトリル(15mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(1.0g、3.15mmol)の
撹拌溶液に、炭酸セシウム(1.97g、6.10mmol)及びヨウ化メチル(2.1
5g、15.27mmol)を加え;得られた溶液を80℃にて20時間加熱した。その
溶液を、室温に冷やし、濾過し、そして、残渣を酢酸エチルによって洗浄した。その濾液
を濃縮し、そして、その生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5
−ブロモ−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)ベンゾアート(0.82g、80%)を得た。
【0755】
ステップ3:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの合成
【0756】
NaOH水溶液(0.19g、4.89mmol)を、MeOH(20mL)中のメチ
ル5−ブロモ−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)ベンゾアート(0.82g、2.4mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて
1時間撹拌した。エタノールを減圧下で取り除き、その溶液を、希HClを使用してpH
6に、そして、クエン酸を使用してpH4に酸性化した。その生成物を、酢酸エチルによ
って抽出し、合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(0.70
g)を得た。次に、その酸を、DMSO(3mL)で溶解し、そして、3−(アミノメチ
ル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.74g、4.89mmol)
をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌し、次に、PYBOP(1.9
g、3.6mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。その溶液を氷中に注ぎ
入れて、固体を得、これを、濾過し、そして、アセトニトリルで洗浄し、続いて、カラム
クロマトグラフィーによって精製して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テ
トラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(0.6g、54%)を得
た。
【0757】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ベン
ズアミドの合成
【0758】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メ
チル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1当量)と4−
(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イ
ル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、
Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に
、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした
。その溶液を100℃にて4時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、1
0%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そし
て、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラ
ムクロマトグラフィーによって精製して、所望のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1
H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミド(0.045g、36.9%)を得た。
【0759】
LCMS:563.00(M+1)
+;HPLC%99.26(@254nm)(R
t;
3.774;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.17(s,1H),8.0
6(t,1H,J=4.8Hz),7.82(s,1H),7.29(s,1H),7.
11(s,1H),5.87(s,1H),4.27(d,2H,J=4.8Hz),4
.21(t,2H,J=6.4Hz),3.85(d,2H,J=11.2Hz),3.
54(t,4H),3.23−3.26(m,2H),2.99(m,1H),2.72
(t,2H,J=6.4Hz),2.60(s,3H),2.40(bs,4H),2.
20(s,3H),2.16(s,3H),2.10(s,3H),1.58−1.59
(m,4H)。
【0760】
実施例9:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)
アミノ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メ
チル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1当量)と1−
メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イ
ル)−1H−ピラゾール(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え
、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量
)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その溶液を100℃にて4時間
加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わ
せた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を
得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、所
望のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミド(0.02g、20%
)を得た。
【0762】
LCMS:464.30(M+1)
+;HPLC%97.80(@254nm)(R
t;
4.286;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.12(s,1H),8.0
6(t,1H),7.81(s,1H),7.28(s,1H),7.10(s,1H)
,5.85(s,1H),4.27(d,2H,J=4.8Hz),3.83−3.86
(m,5H),3.23−3.29(m,2H),2.99(m,1H),2.59(s
,3H),2.20(s,3H),2.16(s,3H),2.10(s,3H),1.
58(m,4H)。
【0763】
実施例10:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−
メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(シクロヘキシルアミノ)−2−メチルベンゾア
ートの合成
【0765】
メタノール(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(5.0g、20.6mmol)とシクロヘキサノン(4.03g、41.2mmol)
の撹拌溶液に、酢酸(0.247g、20.6mmol)を加え、そして、反応物を室温
にて3時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.55g、24.6mm
ol)を加え、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き
、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−
3−(シクロヘキシルアミノ)−2−メチルベンゾアート(2.75g、41%)を得た
。
【0766】
ステップ2:メチル5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−2−メチ
ルベンゾアートの合成
【0767】
アセトニトリル(25mL)中のメチル5−ブロモ−3−(シクロヘキシルアミノ)−
2−メチルベンゾアート(2.75g、8.45mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム
(5.45g、16.9mmol)及びヨウ化メチル(6g、42.3mmol)を加え
た;得られた溶液を80℃にて20時間加熱した。完了と同時に、その溶液を、室温に冷
やし、濾過し、そして、その残渣を酢酸エチルによって洗浄した。その濾液を、濃縮し、
次に、カラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(シクロヘ
キシル(メチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(2.5g、87%)を得た。
【0768】
ステップ3:5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル
ベンズアミドの合成
【0769】
NaOH水溶液(0.55g、14.7mmol)を、MeOH(15mL)中のメチ
ル5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(2
.5g、7.35mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完
了後に、エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用してpH6に、そして、クエン
酸を使用してpH4に酸性化した。その生成物を、酢酸エチルによって抽出した。合わせ
た有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(2.5g、87%)を得た。
次に、その酸をDMSO(20mL)で溶解し、そして、3−(アミノメチル)−4,6
−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(2.34g、15.1mmol)をそれに加え
た。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、後、PYBOP(5.85g、
11.05mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。次に、その反応物を氷
中に注ぎ入れて、固体を得、そしてそれを、濾過によって回収し、そして、アセトニトリ
ルによって洗浄した。シリカを用いたカラム精製により、5−ブロモ−3−(シクロヘキ
シル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1.5g、44.19%)を得
た。
【0770】
ステップ4:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−
メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【0771】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)と1−メチル−4−(4,4,
5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴ
ンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再び
アルゴンで10分間パージした。その反応物を100℃にて4時間加熱した。冷却後に、
その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせ
た有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を
得た。シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによる精製で、表題化合物(0.0
2g、20%)を得た。
【0772】
LCMS:462.40(M+1)
+;HPLC%88.48(@254nm)(R
t;
4.683;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.11(s,1H),8.0
6(t,1H),7.79(s,1H),7.22(s,1H),7.06(s,1H)
,5.85(s,1H),4.26(d,2H,J=4Hz),3.83(s,3H),
2.71(t,1H),2.60(s,3H),2.20(s,3H),2.14(s,
3H),2.10(s,3H),1.69(m,4H),1.53−1.55(m,1H
),1.39−1.41(m,2H),1.06−1.19(m,3H)。
【0773】
実施例11:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−5−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4’
−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
ステップ1:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)アミ
ノ)ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【0775】
メタノール(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(5.0g、20.6mmol)とtert−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボ
キシラート(8.2g、41.1mmol)の撹拌溶液に、酢酸(1.2g、20.6m
mol)を加え、そして、その反応物を室温にて8時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム(1.55g、24.6mmol)を0℃にて加え、そして、その反応物
を室温にて一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、生成物をシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル4−((5−ブロモ−
3−(メトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(5.0g、5
7%)を得た。
【0776】
ステップ2:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2
−メチルフェニル(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【0777】
アセトニトリル(25mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキ
シカルボニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(3.0g、7.06mmo
l)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(4.57g、14.1mmol)及びヨウ化メチル(
5.0g、35.2mmol)を加えた。その反応物を80℃まで20時間で加熱した。
次に、その反応物を、室温に冷やし、そして、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。その濾液
を、濃縮し、そして、その生成物をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによっ
て精製して、tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2−
メチルフェニル(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(2.5g、81
%)を得た。
【0778】
ステップ3:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチル
フェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【0779】
NaOH水溶液(0.37g、9.38mmol)を、MeOH(20mL)中のte
rt−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2−メチルフェニル(
メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(2.0g、4.69mmol)の
溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、エタノールを減圧下で
取り除き、そして、その溶液を、希HClを使用してpH6に、そして、クエン酸を使用
してpH4に酸性化した。その生成物を、酢酸エチルを使用して抽出した。合わせた有機
層を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(1.7g、90%)を得た。次に、
その酸をDMSO(10mL)で溶解し、そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメ
チルピリジン−2(1H)−オン(1.42g、9.38mmol)をそれに加えた。そ
の反応混合物を室温にて15分間撹拌した後、PYBOP(3.66g、7.04mmo
l)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。完了後に、反応塊を氷中に注ぎ入れて、
固体を得、これを、濾過し、そして、アセトニトリルで洗浄し、続く、カラムクロマトグ
ラフィーにる精製により、tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−
2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(1.3g
、50%)を得た。
【0780】
ステップ4:tert−ブチル4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4’−(モ
ルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)アミノ)ピペリジ
ン−1−カルボキシラートの合成
【0781】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−
3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシラート(1当量)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオ
キサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2C
O
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd
(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。反応
物を100℃にて5時間加熱した。冷却後に、反応混合物を水で希釈し、そして、生成物
を10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、
溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル4−((5−(((4,6−ジメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4
−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチ
ル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを得た。
【0782】
ステップ5:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−5−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4’
−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【0783】
DCM(5mL)中のtert−ブチル4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4
’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)アミノ)
ピペリジン−1−カルボキシラート(1mmol)の撹拌溶液を0℃に冷やし、そして、
TFA(2mL)をそれに加えた。反応物を室温にて1時間撹拌した。完了と同時に、溶
液を濃縮乾固した。残渣を溶媒洗浄によって精製して、表題化合物(0.07g、86%
)を得た。
【0784】
LCMS:558.45(M+1)
+;HPLC%98.81(@254nm)(R
t;
4.009;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),10.1(bs,1H),8.
51(d,1H),8.16(t,2H),7.77(d,2H,J=8Hz),7.5
7(d,2H,J=8Hz),7.42(s,1H),7.26(s,1H),5.86
(s,1H),4.33(bs,2H),4.29(d,2H,J=19.2HZ),3
.96(m,2H),3.25(m,4H),3.15(m,4H),2.89−2.9
1(m,2H),2.64(s,3H),2.26(s,3H),2.20(s,3H)
,2.10(s,3H),1.81(m,4H)。
【0785】
実施例12:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−5−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メ
チル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1当量)と4−
(4−(4、4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベ
ンジル)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そ
して、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を
加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その溶液を100℃にて4時間加熱
した。反応混合物を、水で希釈し、そして10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせ
た有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を
得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表
題化合物(0.065g、55%)を得た。LCMS:559.35(M+1)
+;HP
LC%99.26(@254nm)(R
t;3.983;方法:カラム:YMCODS−
A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセ
トニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1
.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.
51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(
s,1H),8.15(t,1H),7.58(d,2H,J=8Hz),7.36(d
,3H,J=8.4Hz),7.18(s,1H),5.85(s,1H),4.28(
d,2H,J=4.8Hz),3.84(d,2H,J=11.2Hz),3.57(m
,3H),3.48(m,3H),3.24(m,2H),3.40(m,1H),2.
63(s,3H),2.36(m,4H),2.23(s,3H),2.20(s,3H
),2.10(s,3H),1.60(m,4H)。
【0787】
実施例13:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−5−(メチル(
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(メ
チル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1当量)とN,
N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)フェニル)メタンアミン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3
.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その溶液を1
00℃にて4時間加熱した。反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/D
CMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で
取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、表題化合物(0.01g、9%)を得た。LCMS:517.30
(M+1)
+;HPLC%98.12(@254nm)(R
t;3.972;方法:カラム
:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%の
TFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:
30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5
分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz
)δ11.45(s,1H),8.16(t,1H),7.58(d,2H,J=8Hz
),7.34−7.36(m,2H),7.18(s,1H),5.85(s,1H),
4.28(d,2H,J=4Hz),3.84(d,2H,J=10.8Hz),3.4
2(s,2H),3.02(m,2H),2.66(m,1H),2.63(s,3H)
,2.50(3Hは溶媒ピークと同化),2.23(s,3H),2.20(s,3H)
,2.16(s,3H),2.10(s,3H),1.60(m,4H)。
【0789】
実施例14:5−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モ
ルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0790】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)と(4−(モルホリノメチル)
フェニル)ボロン酸(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そ
して、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を
加え、そして、再び溶液を10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加
熱した。完了と同時に、混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽
出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除い
て、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによっ
て精製して、表題化合物を得た(0.070g、29%の収率)。LCMS:557.4
0(M+1)
+;HPLC%98.83(@254nm)(R
t;4.303;方法:カラ
ム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%
のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度
:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.
5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MH
z)δ11.45(s,1H),8.15(t,1H,J=4Hz),7.56(d,2
H,J=7.6Hz),7.36(d,2H,J=8Hz),7.28(s,1H),7
.13(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),
3.57(m,4H),3.48(s,2H),2.74(t,1H),2.64(s,
3H),2.36(m,4H),2.20(s,6H),2.10(s,3H),1.6
9−1.71(m,3H),1.53−1.56(m,2H),1.41−1.44(m
,2H),1.10−1.23(m,3H)。
【0791】
実施例15:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−
(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0792】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)と(1−(2−モルホリノエチ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3
(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(P
Ph
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再び溶液を10分間パージした。その反応混合
物を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、混合物を、水で希釈し、そして、10
%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして
、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラム
クロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を得た(0.06g、25%の収率)
。LCMS:561.35(M+1)
+;HPLC%96.87(@254nm)(R
t;
4.209;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.15(s,1H),8.0
6(t,1H),7.81(s,1H),7.22(s,1H),7.06(s,1H)
,5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),4.21(t,2H
,J=6Hz),3.54(m,4H),2.72(t,2H,J=6.8Hz),2.
61(s,3H),2.40(m,4H),2.20(s,3H),2.14(s,3H
),2.10(s,3H),1.70(m,4H),1.53−1.56(m,3H),
1.10−1.23(m,4H)。
【0793】
実施例16:5−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミ
ノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−(シクロヘキシル(メ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)と(4−((ジメチルアミノ)
メチル)フェニル)ボロン酸(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を
加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1
当量)を加え、そして、再び溶液を10分間パージした。その反応混合物を100℃にて
4時間加熱した。完了と同時に、混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/D
CMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で
取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、表題化合物を得た(0.065g、29%の収率)。LCMS:5
15.40(M+1)
+;HPLC%96.73(@254nm)(R
t;4.362;方
法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0
.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カ
ラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bに
し、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,4
00MHz)δ11.45(s,1H),8.16(t,1H),7.64(d,2H,
J=6.8Hz),7.45(d,2H),7.30(s,1H),7.16(s,1H
),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),2.75(t,1
H),2.65(s,3H),2.32−2.42(m,6H),2.20(s,6H)
,2.10(s,3H),1.69(m,4H),1.53−1.56(m,1H),1
.42−1.45(m,2H),1.10−1.23(m,4H)。[1Hは溶媒ピーク
と同化]。
【0795】
実施例17:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−
(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0796】
ステップ1:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリ
ジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成。
【0797】
ジオキサン/水混合物(15mL+3mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(
メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.5g、1.12mmol)と(6
−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.39g、1.68mmol)の撹拌溶液
に、Na
2CO
3(0.42g、4.09mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで1
5分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.130g、0.112mmol)を加
え、そして、その混合物を再び10分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱し
た。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽
出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除い
て、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによっ
て精製して、表題化合物を得た(0.35g、66%の収率)。
【0798】
ステップ2:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−
(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【0799】
メタノール(10mL)中の化合物3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−(
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5
−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(1当量)とモルホリ
ン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応物を室温にて18時間
撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして
、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を、減圧下で取り除いて、そして
、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物を得、そして、粗精製
物を、分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物を得た(0.022
g、22%)。LCMS:544.35(M+1)
+;HPLC%98.42(@254
nm)(R
t;4.143;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm
×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%の
TFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント
:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1
H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.75(s,
1H),8.17(t,1H),8.01(d,1H,J=7.6)7.50(d,1H
,J=7.6Hz),7.42(s,1H),7.22(s,1H),7.06(s,1
H),5.85(s,1H),4.28(d,2H),3.59−3.61(m,8H)
,3.35−3.37(m,2H),2.66(s,1H),2.55(s,3H),2
.24(s,3H),2.19(s,3H),2.10(s,3H),1.72(m,2
H),1.61(m,2H),1.48(m,4H)。
【0800】
実施例18:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−
(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)、(1−(2−モルホリノエチル)−1H
−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(1.2当量)、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量
)の溶液をアルゴンで10分間パージした。次に、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)
をそれに加え、そして、再びその混合物を10分間パージした。反応混合物を100℃に
て2時間撹拌した。反応完了の後に、水をそれに加え、そして、抽出を、DCMを使用し
て実施した。合わせた有機層を、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そ
して、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲル(60〜120メッ
シュサイズ)を用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.0
8g、66%)を得た。LCMS:547.35(M+1)
+;HPLC%97.60(
@254nm)(R
t;4.071;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.1
7(s,1H),8.05(t,1H),7.81(s,1H),7.30(s,1H)
,7.10(s,1H),5.85(s,1H),4.26(d,2H,J=4Hz),
4.20(d,2H,J=6.4Hz),3.49−3.53(m,6H),2.72(
t,2H),2.40(bs,6H),2.20(s,3H),2.17(s,3H),
2.10(s,3H),1.61−1.70(m,4H),1.42−1.50(m,4
H)。
【0802】
実施例19:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−
メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
1,4−ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(メチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)、(1−メチル−1H−ピラゾール−4−
イル)ボロン酸(1.2当量)、及びPd(PPh
3)
4(0.1当量)の溶液を、アルゴ
ンで10分間パージした。次に、2MのNa
2CO
3溶液(3.6当量)をそれに加え、そ
して、再び混合物を10分間パージした。その反応混合物を100℃にて2時間撹拌した
。反応完了の後に、水を加え、そして、DCMを使用して、抽出を実施した。合わせた有
機層を、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗精製
物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた(60〜120メッシュサイズ)カラムクロ
マトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.07g、70%)を得た。LCMS
:448.25(M+1)
+;HPLC%98.34(@254nm)(R
t;4.578
;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中
に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL
,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%
Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6
,400MHz)δ11.44(s,1H),8.11(s,1H),8.05(t,1
H),7.80(s,1H),7.29(s,1H),7.09(s,1H),5.85
(s,1H),4.26(d,2H,J=3.2Hz),3.83(s,3H),3.4
9(m,1H),2.20(s,3H),2.16(s,3H),2.10(s,3H)
,1.69(m,2H),1.60(m,2H),1.42−1.49(m,4H)。[
3Hは溶媒ピークと同化]。
【0804】
実施例20:5−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸の合成
【0806】
濃H
2SO
4(200mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(50g、276.2
mmol)の撹拌溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジ
ンジオン(43.4g、151.8mmol)を室温にて分割して加え、その反応混合物
を、室温にて5時間撹拌した。完了と同時に、反応混合物を、氷冷水中に注ぎ入れ、得ら
れた沈殿物を濾過し、残渣を水で洗浄し、そして、減圧下で乾燥させて、5−ブロモ−2
−メチル−3−ニトロ安息香酸(71.7g、99.9%)を得、そしてそれを、そのま
ま次のステップで使用した。
【0807】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【0808】
DMF(150mL)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(287g、
1103mmol)の撹拌溶液に、炭酸ナトリウム(468g、4415mmol)及び
ヨウ化メチル(626.63g、4415mmol)を加えた。得られた反応混合物を6
0℃にて8時間加熱した。完了と同時に、沈殿した固体を濾過によって回収し、残渣をジ
エチルエーテルで洗浄した(5回)。合わせた有機層を、乾燥させ、減圧下で濃縮して、
メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアート(302g、99%)を得、そ
してそれを、そのまま次のステップで使用した。
【0809】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアートの合成
【0810】
エタノール(750mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアー
ト(150g、544mmol)の撹拌溶液に、水(750mL)で溶解した塩化アンモ
ニウム(150g、2777mmol)及び鉄粉末(93.3g、1636mmol)を
撹拌しながら加えた。得られた反応混合物を80℃にて7時間加熱した。完了と同時に、
反応混合物を、celiteに通して濾過した;残渣を、水と酢酸エチルによって洗浄し
、濾液を酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、減圧下で濃縮して
、メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアートを得、そしてそれを、そのま
ま次のステップで使用した。
【0811】
ステップ4:メチル5−ブロモ−3−((4−((tert−ブトキシカルボニル)−
アミノ)−シクロヘキシル)−アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【0812】
メタノール(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(5g、20.57mmol)とtert−ブチル(4−オキソシクロヘキシル)カルバ
マート(5.6g、26.7mmol)の撹拌溶液に、酢酸(1.2g、20.57mm
ol)を加え、そして、その反応混合物を室温にて8時間撹拌した。次に、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム(1.6g、26.74mmol)を0℃にて加え、そして、反応物を
一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、そして、粗精製物を、酢酸エ
チル:ヘキサンで2度溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−
ブロモ−3−((4−((tert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル
)−アミノ)−2−メチルベンゾアートの4g(44%)の無極性異性体(シス異性体、
出発物質と共に混入)及び3g(33%)の純粋な極性の異性体(トランス異性体)を得
た。
【0813】
ステップ5:メチル5−ブロモ−3−((1s,4s)−(4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−2−メチルベン
ゾアートの合成
【0814】
アセトニトリル(50mL)中のメチル5−ブロモ−3−((4−((tert−ブト
キシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアートのシス異
性体(4g、9.09mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(5.9g、18.18m
mol)及びヨウ化メチル(6.45g、45.45mmol)を加えた。得られた反応
混合物を80℃にて7時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、室温に冷やし、
そして、濾過し、残渣を、酢酸エチルで洗浄し、そして、濾液を濃縮し、次に、カラムク
ロマトグラフィーによって精製して、4.0g(44%)の極性のより低いシス異性体で
あるメチル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((tert−ブトキシカルボニ
ル)−アミノ)−シクロヘキシル)−アミノ)−2−メチルベンゾアート)と、3.0g
(33%)の極性のより高いトランス異性体であるメチル5−ブロモ−3−(((1r,
4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−アミ
ノ)−2−メチルベンゾアートを得た。
【0815】
ステップ6:tert−ブチル(1s,4s)−(4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバ
モイル)−2−メチルフェニル)−(メチル)−アミノ)−シクロヘキシル)カルバマー
トの合成
【0816】
NaOH水溶液(0.23g、5.72mmol)を、MeOH(20mL)中のメチ
ル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((tert−ブトキシカルボニル)−ア
ミノ)−シクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−2−メチルベンゾアート(1.3g
、2.86mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に
、エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用してpH6まで酸性化し、そして、ク
エン酸でpH4に調整した。酢酸エチルを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層を
、濃縮乾固して、未精製の酸(1.13g、90.1%)を得た。
【0817】
次に、酸(1.13g、2.57mmol)をDMSO(10mL)で溶解し、そして
、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.87g、
5.72mmol)を加えた。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PY
BOP(2.23g、4.28mmol)を加え、そして、撹拌を一晩続けた。反応完了
後に、その反応混合物を、氷中に注ぎ入れて、固体を得、これを、濾過し、そして、アセ
トニトリルで洗浄した後に、カラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブ
チル(1s,4s)−(4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−2−メチルフェニ
ル)−(メチル)−アミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(0.8g、48.7%)
を得た。
【0818】
ステップ7:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)−(メチル)−ア
ミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【0819】
DCM(25mL)中のtert−ブチル(4−((5−ブロモ−3−(((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル
)−2−メチルフェニル)−(メチル)−アミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(0
.8g、1.39mmol)の撹拌溶液に、0℃にてTFA(5mL)を加えた。その反
応混合物を室温にて1時間撹拌した。完了と同時に、その反応混合物を濃縮乾固した。そ
の残渣を、重炭酸ナトリウム水溶液でpH8に塩基性化し、そして、水層を20%のMe
OH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、濃
縮して、3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)
−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(600mg、90.9%)を得た。
【0820】
ステップ8:3−((1s,4s)−(4−アセトアミドシクロヘキシル)−(メチル
)−アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【0821】
DMF(5mL)中の3−((4−アミノシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−
5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.275,0.580mmol)の撹拌溶
液に、EDCI.HCl(0.168g、0.870mmol)、HOBt(0.078
g、0.58mmol)、及び酢酸(0.07g、1.16mmol)を加え、そして、
その反応混合物を室温にて18時間撹拌した。完了と同時に、水を加え、そして、有機物
を10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、濃縮して、粗精
製物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、3−(((1s
,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−5−ブロモ−N
−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
−2−メチルベンズアミド(0.25g、83.6%)を得た。
【0822】
ステップ9:5−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【0823】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の3−((4−アセトアミドシクロヘキシ
ル)−(メチル)−アミノ)−5−ブロモ−N−(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(1当量)と4−
(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベ
ンジル)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そ
して、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量
)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて
4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH
/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧
下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーによって精製して、表題化合物(0.06g、50.8%)を得た。LCMS:6
14.40(M+1)
+;HPLC%99.44(@254nm)(R
t;3.948;方
法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0
.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カ
ラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bに
し、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,4
00MHz)δ11.45(s,1H),8.17(t,1H),7.76(d,1H,
J=7.2Hz),7.55(d,2H,J=7.6Hz),7.36(d,3H,J=
8Hz),7.16(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4
.4Hz),3.71(bs,1H),3.57(m,4H),3.47(s,2H),
2.98(m,1H),2.59(s,3H),2.36(m,4H),2.26(s,
3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.74−1.81(m,5H
),1.49−1.56(m,3H),1.40−1.48(m,3H)。
【0824】
実施例21:実施例20に記載のトランス異性体であるメチル5−ブロモ−3−(((
1r,4r)−4−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−
アミノ)−2−メチルベンゾアート中間体から、実施例20と同様のやり方で調製した5
−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−N−(
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−
メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
1258−トランスに関する解析データ:LCMS:614.40(M+1)
+;HP
LC%99.64(@254nm)(R
t;3.917;方法:カラム:YMCODS−
A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセ
トニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1
.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.
51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(
s,1H),8.16(t,1H),7.76(d,1H,J=7.6Hz),7.57
(d,2H,J=7.2Hz),7.36(d,2H,J=7.6Hz),7.29(s
,1H),7.14(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H),3.
57(bs,5H),3.48(m,2H),2.71(m,1H),2.64(s,3
H),2.36(m,4H),2.20(s,6H),2.10(s,3H),1.68
−1.81(m,7H),1.51−1.53(m,2H),1.10−1.13(m,
2H)。
【0826】
実施例22:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズア
ミドの合成
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の3−(((1s,4s)−4−アセトア
ミドシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミ
ド(1当量)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(
3.6当量)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(
PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その反
応混合物を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し
、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾
燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.02g、20%
)を得た。LCMS:519.40(M+1)
+;HPLC%96.24(@254nm
)(R
t;4.247;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5
μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTF
A;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8
分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HN
MR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.10(s,1H
),8.07(t,1H),7.79(s,1H),7.75(d,1H,J=7.2H
z),7.27(s,1H),7.09(s,1H),5.86(s,1H),4.27
(d,2H,J=4.8Hz),3.83(s,3H),3.69(bs,1H),2.
96(m,1H),2.56(s,3H),2.20(s,6H),2.10(s,3H
),1.81(s,3H),1.74−1.76(m,2H),1.54(m,2H),
1.36−1.46(m4H)。
【0828】
実施例23:3−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズア
ミドの合成
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
実施例22と同様のやり方で調製した(0.06g、40%)。LCMS:519.3
0(M+1)
+;HPLC%98.21(@254nm)(R
t;4.155;方法:カラ
ム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%
のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度
:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.
5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MH
z)δ11.45(s,1H),8.12(s,1H),8.07(t,1H),7.8
0(s,1H),7.66(d,1H,J=7.2Hz),7.23(s,1H),7.
07(s,1H),5.86(s,1H),4.26(d,2H,J=2.8Hz),3
.83(s,3H),3.44(m,1H),2.66−2.69(m,1H),2.6
1(s,3H),2.20(s,3H),2.13(s,3H),2.10(s,3H)
,1.78−1.80(m,2H),1.74(s,3H),1.67−1.70(m,
2H),1.48−1.51(m2H),1.10−1.13(m,2H)。
【0830】
実施例24:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−5−
(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0831】
ステップ1:tert−ブチル4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−(6−ホルミルピリ
ジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキ
シラートの合成
【0832】
1,4−ジオキサン(10mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−3−((
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カル
バモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラー
ト(0.5g、0.892mmol)、(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(
0.31g、1.33mmol)、及びPd(PPh
3)
4(0.103g、0.082m
mol)を、アルゴンで10分間パージした。次に、2MのNa
2CO
3溶液(0.34g
、3.21mmol)をそれに加え、そして、再びアルゴンをそれに通して10分間パー
ジした。その反応混合物を100℃にて2時間撹拌した。反応完了後に、水をそれに加え
、そして、DCM中の5% MeOHを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層を、
水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、粗精製
物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた(60〜120メッシュサイズ)カラムクロ
マトグラフィーによって精製して、tert−ブチル4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−
(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリ
ジン−1−カルボキシラート(0.40g、87.9%)を得た。
【0833】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−5−
(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【0834】
メタノール(0.3mmolで5mL)中のtert−ブチル4−((3−(((4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイ
ル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミ
ノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(1当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液に
、酢酸(1当量)を加え、そして、その反応物を室温にて4時間撹拌した。次に、還元剤
であるNaBH
3CN(1当量)を加え、そして、その反応物を一晩撹拌した。完了と同
時に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーによって精製して、所望のtert−ブチル4−((3−(((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メ
チル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(メチル)アミ
ノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを得た。次に、この化合物を、DCM(5mL)
で溶解し、0℃に冷やした。TFA(2mL)をそれに加えた。反応混合物を、室温にて
1時間撹拌した。完了と同時に、その反応物を濃縮乾固した。残渣を溶媒洗浄によって精
製して、表題化合物(0.1g、65.78%)を得た。LCMS:559.35(M+
1)
+;HPLC:95.60%(@254nm)(R
t;3.906;方法:カラム:Y
MC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTF
A/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30
℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間
維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ
11.45(s,1H),8.96(s,1H),8.67(m,1H),8.22(d
,2H,J=8Hz),8.17(t,1H),7.61(d,1H,J=8Hz),7
.48(s,1H),7.32(s,1H),5.87(s,1H),4.52(s,2
H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.84(bs,4H),3.26(b
s,6H),3.16(t,1H),2.89−2.91(m,2H),2.64(s,
3H),2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.8
1(bs,4H)。
【0835】
実施例25:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−5−
(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−
3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシラート(1当量)と4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2
−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(
1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴン
で15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びア
ルゴンで10分間パージした。その反応物を100℃にて5時間加熱した。冷却後に、そ
の反応混合物を、水で希釈し、そして、その生成物を、10%のMeOH/DCMで抽出
した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて
、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって
精製して、tert−ブチル4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチル−5−(1−(2
−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル)アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシラートを得た。DCM(5mL)中のこの化合物(1mmol
)の撹拌溶液を、0℃に冷やし、そして、TFA(2mL)をそれに加えた。その反応物
を室温にて1時間撹拌した。完了と同時に、その溶液を濃縮乾固した。その残渣を溶媒洗
浄によって精製して、表題化合物(0.06g、89%)を得た。LCMS:562.4
0(M+1)
+;HPLC:99.01%(@254nm)(R
t;3.838;方法:カ
ラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05
%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温
度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1
.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400M
Hz)δ11.46(s,1H),8.52(s,1H),8.26(s,1H),8.
23(m,1H),8.05(t,1H),8.00(s,1H),7.34(s,1H
),7.16(s,1H),5.87(s,1H),4.53(t,2H),4.27(
d,2H,J=3.6Hz),3.25(m,4H),3.10−3.16(m,4H)
,2.87(m,2H),2.60(s,3H),2.20(s,3H),2.18(s
,3H),2.11(s,3H),1.79(bs,4H)。[5Hは溶媒ピークと同化
]。
【0837】
実施例26:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−5−
(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0838】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−
3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシラート(1当量)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2
−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、P
d(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。そ
の反応物を100℃にて5時間加熱した。冷却後に、その反応混合物を、水で希釈し、そ
して、その生成物を10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2S
O
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を得、そしてそれを、
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル4−
((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)カルバモイル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル
)フェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを得た。DCM(5
mL)中のこの化合物(1mmol)の撹拌溶液を0℃に冷やし、そして、TFA(2m
L)をそれに加えた。その反応物を室温にて1時間撹拌した。完了と同時に、その溶液を
濃縮乾固した。その残渣を溶媒洗浄によって精製して、表題化合物(0.07g、87%
)を得た。LCMS:463.30(M+1)
+;HPLC:98.02%(@254n
m)(R
t;4.145;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×
5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のT
FA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:
8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H
NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.47(bs,
1H),8.12(s,2H),8.05(s,1H),7.83(s,1H),7.3
2(s,1H),7.14(s,1H),5.86(s,1H),4.28(m,2H)
,3.84(s,3H),3.24−3.27(m,2H),3.11(bs,1H),
2.87−2.89(m,2H),2.59(s,3H),2.20(s,3H),2.
18(s,3H),2.10(s,3H),1.77−1.80(m,4H)。
【0839】
実施例27:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−5−(メチル(
ピペリジン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合
成
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0840】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−
3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシラート(1当量)とN,N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル
−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンアミン(1.2当量)の
撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パー
ジした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分
間パージした。その反応物を100℃にて5時間加熱した。冷却後に、その反応混合物を
、水で希釈し、そして、その生成物を10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有
機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を得、
そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、ter
t−ブチル4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メ
チル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)アミノ)ピペリジン−1−カル
ボキシラートを得た。DCM(5mL)中のこの化合物(1mmol)の撹拌溶液を0℃
に冷やし、そして、TFA(2mL)をそれに加えた。その反応物を室温にて1時間撹拌
した。完了と同時に、その溶液を濃縮乾固した。その残渣を溶媒洗浄によって精製して、
表題化合物(0.06g、90%)を得た。LCMS:516.35(M+1)
+;HP
LC:98.28%(@254nm)(R
t;3.930;方法:カラム:YMCODS
−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;ア
セトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:
1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9
.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46
(s,1H),9.82(bs,1H),8.51(bs,1H),8.17(s,2H
),7.77(d,2H,J=7.2Hz),7.55(d,2H,J=7.6Hz),
7.43(s,1H),7.27(s,1H),5.86(s,1H),4.30(m,
4H),3.25(4Hは溶媒ピークと同化),2.88−2.91(m,1H),2.
75(s,6H),2.64(s,3H),2.25(s,3H),2.20(s,3H
),2.10(s,3H),1.81(m,4H)。
【0841】
実施例28:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0842】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチル−3−(メチ
ル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド
【0843】
ジオキサン/水混合物(10mL+2mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(
メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(0.4g、0
.86mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.3g、1.29
mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.32g、3.09mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.092g、0.
086mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物
を100℃にて6時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し、そして
、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、
そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフィーによって精製して、N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イ
ル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベ
ンズアミド(0.28g、66%)を得た。
【0844】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−2−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミド
【0845】
メタノール(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチ
ル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1
当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応物を
室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃
にて加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り
除いて、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(
0.08g、70%)を得た。LCMS:560.30(M+1)
+;HPLC:99.
22%(@254nm)(R
t;3.944;方法:カラム:YMCODS−A150
mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル
中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/
分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12
分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H)
,8.76(s,1H),8.17(t,1H),8.02(d,1H,J=7.6Hz
),7.50(d,1H,J=8Hz),7.41(s,1H),7.23(s,1H)
,5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.85(d,2H
,J=11.2Hz),3.61(s,3H),3.59−3.60(m,3H),3.
24−3.29(m,2H),3.02−3.05(m,1H),2.64(s,3H)
,2.42(bs,4H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(
s,3H),1.61(bs,4H)。
【0846】
実施例29:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−2−メチル
−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの合成
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0847】
メタノール(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチ
ル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1
当量)とジメチルアミン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応
物を室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を
0℃にて加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で
取り除き、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物
を得た。LCMS:491.25(M+1)
+;HPLC:99.58%(@254nm
)(R
t;3.984;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5
μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTF
A;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8
分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HN
MR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),8.75(s,1H
),8.19(t,1H),8.05(d,1H,J=8.4Hz),7.52(d,1
H,J=8.4Hz),7.41(s,1H),7.24(s,1H),5.86(s,
1H),5.44(t,1H,J=5.6Hz),4.59(d,2H,J=5.6Hz
),4.28(d,2H,J=4Hz),3.85(d,2H,J=10.4Hz),3
.32(2Hは溶媒ピークと同化),3.03(m,1H),2.64(s,3H),2
.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.61(bs,
4H)。
【0848】
実施例30:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2
−メチル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミ
ドの合成
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0849】
メタノール(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチ
ル−3−(メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(1
当量)とジメチルアミン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応
物を室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を
0℃にて加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で
取り除き、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物
(0.03g、26%)を得た。LCMS:518.25(M+1)
+;HPLC:89
.16%(@254nm)(R
t;3.982;方法:カラム:YMCODS−A15
0mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリ
ル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL
/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−1
2分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H
),8.81(s,1H),8.18(t,1H),8.08(d,1H,J=8Hz)
,7.52(d,1H,J=8Hz),7.43(s,1H),7.26(s,1H),
5.86(s,1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.83−3.86(
m,4H),3.32(2Hは溶媒ピークと同化),3.03(m,1H),2.64(
s,3H),2.50(3Hは溶媒ピークと同化),2.40(bs,3H),2.24
(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.60(bs,4H)
。
【0850】
実施例31:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−
(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0851】
ステップ1:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリ
ジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【0852】
ジオキサン/水混合物(8mL+2mL)中のブロモ化合物である5−ブロモ−3−(
シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.6g、1.30
mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.450g、1.95m
mol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.498g、4.5mmol)を加え、そして、
溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.15g、0.12
9mmol)を加え、そして、再び混合物を10分間パージした。反応塊を100℃にて
4時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMe
OH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を
減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィーによって精製して、3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6
−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(0.525g、83%)を
得た。
【0853】
ステップ2:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−
(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【0854】
メタノール(10mL)中の化合物3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−(
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5
−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(1当量)とモルホリ
ン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応物を室温にて8時間撹
拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして、
反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、そして、粗
精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、3−(シクロヘキシル(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミド(0.089g、53%の収率)を得た。LCMS:558.35(M+1)
+
;HPLC:96.52%(@254nm)(R
t;4.375;方法:カラム:YMC
ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/
B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;
流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持
し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11
.46(s,1H),8.75(s,1H),8.18(t,1H),8.01(d,1
H,J=6.8Hz),7.49(d,1H,J=8Hz),7.33(s,1H),7
.18(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=3.6Hz),
3.59−3.61(m,6H),2.75(m,1H),2.65(s,3H),2.
43(bs,4H),2.21(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3
H),1.70(bs,4H),1.53−1.56(m,1H),1.42−1.44
(m,1H),1.09−1.23(m,4H)。
【0855】
実施例32:3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−((ジメチル
アミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
メタノール(10mL)中の化合物3−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−N−(
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5
−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(1当量)とジメチル
アミン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応物を室温にて8時
間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そし
て、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、そして
、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.017g、
11%の収率)を得た。LCMS:516.35(M+1)
+;HPLC:90.32%
(@254nm)(R
t;4.203;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.
78(s,1H),8.18(t,1H),8.05(d,1H,J=6Hz),7.5
0(d,1H,J=8.4Hz),7.34(s,1H),7.20(s,1H),5.
86(s,1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.75(bs,2H),
2.75(m,1H),2.65(s,3H),2.34(bs,6H),2.22(s
,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.69−1.71(m,4
H),1.54−1.56(m,2H),1.42−1.45(m,2H),1.08−
1.23(m,2H)。
【0857】
実施例35:3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−((ジメチル
アミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
メタノール(10mL)中の化合物3−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−N−(
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5
−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(1当量)とジメチル
アミン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量)を加え、そして、反応物を室温にて18
時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そ
して、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて、そし
て、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物を得、そして粗精製
物を、分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物(0.12g、57
%)を得た。LCMS:502.30(M+1)
+;HPLC:99.07%(@254
nm)(R
t;4.059;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm
×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%の
TFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント
:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1
H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.50(s,1H),10.04(b
s,1H),8.96(s,1H),8.22(m,2H),7.57−7.61(m,
1H),7.35(s,1H),5.87(s,1H),4.49(s,2H),4.2
8(d,2H,J=2Hz),3.65(bs,1H),2.83(s,6H),2.6
5(s,3H),2.28(s,3H),2.12(s,3H),2.10(s,3H)
,1.73(bs,2H),1.63(bs,2H),1.50(m,4H)。
【0859】
実施例36:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−5−(メチル(
ピペリジン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合
成
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−2−メチルベンゾア
ートの合成
【0861】
メタノール(30mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(5g、20.57mmol)とシクロペンタノン(8.64g、102.8mmol)
の撹拌溶液に、酢酸(2.46g、41.1mmol)を加え、そして、反応物を室温に
て3時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(3.23g、51.4mmo
l)を加え、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除いて
、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−
3−(シクロペンチルアミノ)−2−メチルベンゾアート(4g、78.2%)を得た。
【0862】
ステップ2:メチル5−ブロモ−3−(シクロペンチル(エチル)アミノ)−2−メチ
ルベンゾアートの合成
【0863】
DMF(15mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチルアミノ)−2−メチルベン
ゾアート(2g、6.43mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(4.18g、12.
8mmol)及びヨウ化エチル(5.01g、32.15mmol)を加えた;得られた
反応混合物を80℃にて18時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、室温に冷
やし、そして、濾過し、残渣を酢酸エチルによって洗浄し、そして、濾液をを濃縮して、
未精製の所望の化合物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して
、メチル5−ブロモ−3−(シクロペンチル(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアー
ト(0.7g、32.1%)を得た。
【0864】
ステップ3:5−ブロモ−3−(シクロペンチル(エチル)アミノ)−N−((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル
ベンズアミドの合成
【0865】
NaOH水溶液(0.126g、3.09mmol)を、エタノール(5mL)中のメ
チル5−ブロモ−3−(シクロペンチル(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(
0.7g、2.06mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応
完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、水層を、希HClを使用してpH6
に、そしてクエン酸を使用してpH4に酸性化した。その生成物を、酢酸エチルを使用し
て抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、未精製の酸(0.5g、
75%)を得た。次に、その酸(0.5g、1.53mmol)をDMSO(5mL)で
溶解し、そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン
(0.467g、3.07mmol)をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分
間撹拌した後に、PYBOP(1.19g、2.30mmol)をそれに加え、そして、
撹拌を一晩続けた。反応完了後に、その反応混合物を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%
のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮し、次に、
その生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、5−ブロモ−3−(シクロペ
ンチル(エチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.3g、42%)を得た。
【0866】
ステップ4:5−(シクロペンチル(エチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モ
ルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【0867】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−(シクロペンチル(エ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.3g、0.653mmol)、及び
(4−(モルホリノメチル)フェニル)ボロン酸(0.216g、0.98mmol)の
撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.249g、2.35mmol)を加え、そして、溶液をア
ルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.075g、0.065mm
ol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃
にて3時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%の
MeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶
媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロ
マトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.15g、41%)を得た。LCMS
:557.35(M+1)
+;HPLC:99.13%(@254nm)(R
t;4.12
8;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水
中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μ
L,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95
%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.17(t,1H),7.57(d,
2H,J=8Hz),7.41(s,1H),7.37(d,2H,J=8Hz),7.
20(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3
.56−3.57(m,4H),3.48(s,3H),3.00−3.02(m,2H
),2.36(m,4H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(
s,3H),1.69−1.70(m,2H),1.60(m,2H),1.47−1.
48(m,4H),0.81(t,3H,J=6.4Hz)。
【0868】
実施例37:3−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−
4−イル)ベンズアミドの合成
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0869】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の3−(((1r,4r)−4−アセトア
ミドシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミ
ド(1当量)と4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(1.2当
量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、その溶液をアルゴンで15分間パ
ージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10
分間パージした。完了と同時に、その反応混合物を100℃にて4時間加熱し、そして、
その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせ
た有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を
得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表
題化合物(0.050g、28%)を得た。LCMS:618.35(M+1)
+;HP
LC:95.34%(@254nm)(R
t;3.760;方法:カラム:YMCODS
−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;ア
セトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:
1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9
.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47
(s,1H),8.17(s,1H),8.09(t,1H),7.82(s,1H),
7.67(d,1H,J=7.2Hz),7.23(s,1H),7.08(s,1H)
,5.86(s,1H),4.26(d,2H,J=3.2Hz),4.21(t,2H
,J=6Hz),3.44−3.53(m,5H),2.72(t,3H,J=5.6H
z),2.61(s,3H),2.40(m,4H),2.20(s,3H),2.13
(s,3H),2.10(s,3H),1.67−1.88(m,7H),1.46−1
.55(m,2H),1.07−1.15(m,2H)。
【0870】
実施例38:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−
4−イル)ベンズアミドの合成
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0871】
化合物37と同様のやり方で調製する(0.020g、11%)。LCMS:618.
35(M+1)
+;HPLC:99.00%(@254nm)(R
t;3.732;方法:
カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.0
5%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム
温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、
1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400
MHz)δ11.46(s,1H),8.16(s,1H),8.09(t,1H),7
.82(s,1H),7.77(d,1H,J=7.2Hz),7.28(s,1H),
7.09(s,1H),5.86(s,1H),4.45(bs,1H),4.27(d
,2H,J=4Hz),4.22(s,2H),3.70(bs,1H),3.54(m
,4H),2.97(m,1H),2.67−2.72(m,2H),2.56(s,3
H),2.42(m,3H),2.20(s,6H),2.10(s,3H),1.74
−1.81(m,5H),1.55(m,2H),1.39−1.41(m,4H)。
【0872】
実施例39:5−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミドの合成
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0873】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の3−(((1r,4r)−4−アセトア
ミドシクロヘキシル)−(メチル)−アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミ
ド(1当量)とN,N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3
,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンアミン(1.2当量)の撹拌溶液
に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージし
た。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パ
ージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、その反応混合
物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、
Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いて、粗精製物を得、そしてそ
れを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0
.05g、30%)を得た。LCMS:572.35(M+1)
+;HPLC:96.8
8%(@254nm)(R
t;3.900;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),
8.18(t,1H),7.67(d,1H,J=6.8Hz),7.57(d,2H,
J=7.6Hz),7.34(d,2H,J=7.6Hz),7.30(s,1H),7
.14(s,1H),5.85(s,1H),4.27(d,2H,J=3.6Hz),
3.39(m,3H),2.72(m,1H),2.64(s,3H),2.20(s,
6H),2.15(s,6H),2.10(s,3H),1.78−1.81(m,2H
),1.74(s,3H),1.68(m,2H),1.51−1.56(m,2H),
1.08−1.23(m,2H)。
【0874】
実施例40:5−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミドの合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0875】
実施例39と同様のやり方で調製した(0.06g、36%)。LCMS:572.3
5(M+1)
+;HPLC:94.79%(@254nm)(R
t;3.936;方法:カ
ラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05
%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温
度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1
.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400M
Hz)δ11.47(s,1H),8.19(t,1H),7.78(d,1H,J=7
.2Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.33−7.35(m,3H),7
.17(s,1H),5.86(s,1H),4.28(d,2H,J=3.6Hz),
3.70(bs,1H),3.37−3.40(m,2H),2.98(m,1H),2
.59(s,3H),2.26(s,3H),2.20(m,3H),2.15(s,6
H),2.10(s,3H),1.81(s,3H),1.74(m,2H),1.55
(m,2H),1.40−1.48(m,4H)。
【0876】
実施例41:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2
−メチル−3−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
メタノール(0.3mmolで5mL)中のtert−ブチル4−((3−(((4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイ
ル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミ
ノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(1当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液に
、酢酸(1当量)を加え、そして、反応物を室温にて4時間撹拌した。次に、還元剤であ
るNaBH
3CN(1当量)を加え、そして、反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶
媒を減圧下で取り除き、そして、残渣を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー
によって精製して、所望のtert−ブチル4−((3−(((4,6−ジメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−(6−(
(ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)ア
ミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを得た。次に、この化合物をDCM(5mL)
で溶解し、そして、0℃に冷やした。TFA(2mL)をそれに加えた。その反応混合物
を室温にて1時間撹拌した。完了と同時に、その反応物を濃縮乾固した。その残渣を溶媒
洗浄によって精製して、表題化合物(0.06g、40%)を得た。LCMS:517.
25(M+1)
+;HPLC:99.07%(@254nm)(R
t;3.913;方法:
カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.0
5%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム
温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、
1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400
MHz)δ11.48(s,1H),10.08(bs,1H),8.97(s,1H)
,8.57(bs,1H),8.23(d,2H,J=7.6Hz),8.18(s,1
H),7.60(d,1H,J=8Hz),7.50(s,1H),7.34(s,1H
),5.87(s,1H),4.49(d,2H),4.30(s,2H),3.25(
d,2H),3.16(s,1H),2.89(m,2H),2.83(s,6H),2
.64(s,3H),2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3
H),1.81(bs,4H)。
【0878】
実施例42:5−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0879】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)−アミノ)−2−メチルベンゾアー
トの合成
【0880】
アセトニトリル(50mL)中の、極性のより低いシス異性体であるメチル5−ブロモ
−3−(((1s,4s)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘ
キシル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(4g、9.09mmol)の撹拌溶液に、
炭酸セシウム(5.9g、18.18mmol)及びヨウ化メチル(6.45g、45.
45mmol)を加えた。得られた反応混合物を80℃にて7時間加熱した。その反応混
合物を、室温に冷やし、そして、回収した固体を酢酸エチルによって洗浄することを含め
て濾過した。その濾液を濃縮して、所望の生成物を得、そしてそれを、カラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((te
rt−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)−アミノ)−2−メチ
ルベンゾアート(1.4g、34.14%)を得た。
【0881】
ステップ2:tert−ブチル((1s,4s)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0882】
NaOH水溶液(0.23g、5.72mmol)を、MeOH(20mL)中のメチ
ル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ)シクロヘキシル)(メチル)−アミノ)−2−メチルベンゾアート(1.3g、2.
86mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。エタノールを減圧下
で取り除き、その混合物を、希HClでpHに、そして、クエン酸でpH4に酸性化した
。その混合物を酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機抽出物を、乾燥させ、そして
、濃縮して、それぞれの酸(1.13g、90.1%)を得た。
【0883】
次に、その酸(1.13g、2.57mmol)をDMSO(10mL)で溶解し、そ
して、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.87
g、5.72mmol)をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌した後
に、PyBOP(2.23g、4.28mmol)を加えた。次に、撹拌を一晩続けた。
その反応、すなわち、反応混合物を氷水中に注ぎ入れた。得られた沈殿物を、濾過し、ア
セトニトリルによって洗浄し、そして、カラムクロマトグラフィーによって精製して、t
ert−ブチル((1s,4s)−4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチ
ルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.8g、48.7%
)を得た。
【0884】
ステップ3:tert−ブチル((1s,4s)−4−((5−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−4
−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチ
ル)アミノ)−シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0885】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シク
ロヘキシル)−カルバマート(1当量)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(1.2当量)の撹拌
溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加えた。次に、その溶液をアルゴンで15分間パー
ジした。Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、その反応混合物を再びアルゴ
ンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。その反応混合
物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をN
a
2SO
4上で乾燥させ、溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を得、そしてそれを、シリ
カゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル((1s
,4s)−4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−
[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)アミノ)−シクロヘキシル)カルバマ
ート(0.08g、45.71%)を得た。
【0886】
ステップ4:5−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【0887】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((5−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイ
ル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル
)(メチル)アミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(0.08g)の撹拌溶液を、0
℃に冷やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌
した。その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.06g、88.2%
)を得た。LCMS:572.40(M+1)
+;HPLC:95.39%(@254n
m)(R
t;3.719;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×
5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のT
FA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:
8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H
NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),10.05(bs
,1H),8.19(t,1H),7.74−7.78(m,4H),7.56(d,2
H,J=6.8Hz),7.46(s,1H),7.24(s,1H),5.87(s,
1H),4.38(bs,2H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.95(
m,2H),3.60−3.63(m,2H),3.27−3.30(m,2H),3.
13−3.19(m,4H),2.54(s,3H),2.30(s,3H),2.21
(s,3H),2.10(s,3H),1.86(m,2H),1.59−1.64(m
,4H),1.49−1.51(m,2H)。
【0888】
実施例43:5−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸の合成
【0890】
濃H
2SO
4(200mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(50g、276.2
mmol)の撹拌溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジ
ンジオン(43.4g、151.8mmol)を室温にて分割して加え、そして、その反
応混合物を室温にて5時間撹拌した。その反応混合物を氷冷水中に注ぎ入れた;沈殿した
固体を、濾過し、水で洗浄して、そして、減圧下で乾燥させた、所望の化合物である5−
ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(71.7g、99.9%)を得、そしてそれ
を、更なる反応にそのままで使用した。
【0891】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【0892】
DMF(150mL)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(287g、
1103mmol)の撹拌溶液に、炭酸ナトリウム(468g、4415mmol)及び
ヨウ化メチル(626.63g、4415mmol)を加えた。次に、その反応混合物を
60℃にて8時間加熱した。沈殿した固体を、濾過し、そして、ジエチルエーテルによっ
て洗浄した(5回)。合わせた有機の濾液を、乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、所
望の化合物であるメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアート(302g、
99%)を得、そしてそれを、更なる反応にそのままで使用した。
【0893】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアートの合成
【0894】
エタノール(750mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアー
ト(150g、544mmol)の撹拌溶液に、水(750mL)に溶かした塩化アンモ
ニウム(150g、2777mmol)及び鉄粉末(93.3g、1636mmol)を
撹拌しながら加えた。得られた反応混合物を80℃にて7時間加熱した。その反応混合物
を、celiteを通して濾過し、そして、回収した固体を、水と酢酸エチルによって洗
浄した。その濾液を、酢酸エチルで抽出し、そして、その抽出物を、乾燥させ、減圧下で
濃縮して、所望の化合物であるメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
を得、そしてそれを、更なる反応にそのままで使用した。
【0895】
ステップ4:メチル5−ブロモ−3−((4−((tert−ブトキシカルボニル)ア
ミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−安息香酸メチルの合成
【0896】
メタノール(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
(5.0g、20.6mmol)とtert−ブチル(4−オキソシクロヘキシル)カル
バマート(5.6g、26.7mmol)の撹拌溶液に、酢酸(1.2g、20.57m
mol)を加え、そして、反応混合物を室温にて8時間撹拌した。次に、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム(1.6g、26.74mmol)を0℃にて加え、そして、その反応物
を一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除いて、そして、その粗精製物を酢酸エチル/ヘキ
サンで溶出するカラムクロマトグラフィーによって(2度)精製して、4g(44%)の
極性のより低いシス異性体、メチル5−ブロモ−3−(((1s,4s)−4−((te
rt−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアー
ト(一部の出発物質と共に混入)、及び3g(33%)の極性のより高い純粋なトランス
異性体、メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカル
ボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアートを得た。
【0897】
ステップ5:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)−アミノ)−2−メチルベンゾアー
トの合成
【0898】
アセトニトリル(40mL)中の極性のより高いトランス異性体、メチル5−ブロモ−
3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキ
シル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(3g、6.81mmol)の撹拌溶液に、炭
酸セシウム(4.4g、13.62mmol)及びヨウ化メチル(4.83g、34.0
5mmol)を加えた。得られた反応混合物を80℃にて7時間加熱した。その反応混合
物を、室温に冷やし、そして、濾過し、そして、その固体を酢酸エチルで洗浄した。その
濾液を濃縮して、未精製の所望の化合物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィー
によって精製して、メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブ
トキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)(メチル)アミノ)−2−メチルベンゾア
ート(1.3g、43.33%)得た。
【0899】
ステップ6:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0900】
NaOH水溶液(0.23g、5.72mmol)を、MeOH(20mL)中のメチ
ル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ)シクロヘキシル)(メチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(1.3g、2.8
6mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、メタノ
ールを減圧下で取り除き、そして、その残渣を、希HClでpH6に、そして、クエン酸
でpH4に酸性化した。その酸性化混合物を、酢酸エチルによって抽出した。合わせた有
機抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(1g、83%)を得た。
【0901】
上記の酸(1g、2.27mmol)をDMSO(5mL)で溶解し、そして、3−(
アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.65g、4.54
mmol)を加えた。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PyBOP(
1.7g、3.4mmol)を加えた。撹拌を一晩続けた。その反応混合物を氷水中に注
ぎ入れた。得られた沈殿物を、濾過し、アセトニトリルによって洗浄し、そして、カラム
クロマトグラフィーによって精製して、化合物tert−ブチル((1r,4r)−4−
((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロ
ヘキシル)カルバマート(0.7g、53.8%)を得た。
【0902】
ステップ7:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−4
−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチ
ル)アミノ)−シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0903】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)−シ
クロヘキシル)カルバマート(1当量)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(1.2当量)の撹拌
溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージし
た。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、反応フラスコを再びアルゴ
ンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。その反応混合
物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機抽出物
をNa
2SO
4上で乾燥させ、溶媒を減圧下で取り除いて、粗生成物を得、そしてそれを、
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル((
1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)
−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマ
ート(0.07g、40%)を得た。
【0904】
ステップ8:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【0905】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)
(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.07g)の撹拌溶液を0℃に冷
やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌した。
その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.05g、84.74%)を
得た。LCMS:572.60(M+1)
+;HPLC:88.92%(@254nm)
(R
t;3.546;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ
;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA
;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分
で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNM
R(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),10.05(bs,1
H),8.16(t,1H),7.74−7.76(m,4H),7.56(d,2H,
J=7.6Hz),7.34(s,1H),7.21(s,1H),5.86(s,1H
),4.38(bs,2H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.95(m,
2H),3.63(m,2H),3.27(m,1H),3.12(m,2H),2.9
7(m,2H),2.74(t,1H),2.66(s,3H),2.20(s,6H)
,2.10(s,3H),1.93−1.95(m,2H),1.74−1.77(m,
2H),1.54−1.57(m,2H),1.28−1.31(m,2H)。
【0906】
実施例44:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【化77】
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【0907】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸の合成
【化78】
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【0908】
濃H
2SO
4(400mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(100g、552m
mol)の撹拌溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジン
ジオン(88g、308mmol)を室温にては分割様式で加え、次に、その反応混合物
を室温にて5時間撹拌した。その反応混合物を、氷冷水中に注ぎ入れ、沈殿した固体を、
濾別し、水で洗浄し、そして、減圧下で乾燥させて、固体として所望の化合物(140g
、98%)を得た。その単離化合物を、次のステップにそのまま使用した。
1HNMR(
DMSO−d
6,400MHz)δ8.31(s,1H),8.17(s,1H),2.
43(s,3H)。
【0909】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【化79】
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【0910】
DMF(2.8L)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(285g、1
105mmol)の撹拌溶液に、室温にて炭酸ナトリウム(468g、4415mmol
)を加え、続いて、ヨウ化メチル(626.6g、4415mmol)を加えた。得られ
た反応混合物を60℃にて8時間加熱した。(TLCによって観察される)完了後に、そ
の反応混合物を、濾過して(炭酸ナトリウムを取り除き)、酢酸エチルによって洗浄した
(1L×3)。合わせた濾液を、水で洗浄し(3L×5)、そして、水相を、酢酸エチル
によって逆抽出した(1L×3)。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ
、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、固体として表題化合物(290g、97%の収率
)を得た。その単離化合物を次のステップにそのまま使用した。
1HNMR(CDCl3
,400MHz)δ8.17(s,1H),7.91(s,1H),3.96(s,3H
),2.59(s,3H)。
【0911】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアートの合成
【化80】
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【0912】
エタノール(1.5L)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアート
(290g、1058mmol)の撹拌溶液に、塩化アンモニウム水溶液(283g、5
290mmolを1.5Lの水中に溶解した)を加えた。得られた混合物を80℃にて撹
拌し、そして、鉄粉末(472g、8451mmol)を分割様式で加えた。得られた反
応混合物を80℃にて12時間加熱した。TLCによって判断される完了と同時に、その
反応混合物を、celite(登録商標)を用いて加熱濾過し、そして、celiteベ
ッドを、メタノール(5L)で洗浄し、続いて、DCM(5L)中の30%のMeOHで
洗浄した。合わせた濾液を、真空内で濃縮し、得られた残渣を、重炭酸ナトリウム水溶液
(2L)で希釈し、そして、酢酸エチルによって抽出した(5L×3)。合わせた有機層
を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、固体として
表題化合物(220g、85%)を得た。その化合物をそのまま次のステップに使用した
。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.37(s,1H),6.92(s,1
H),3.94(s,3H),3.80(bs,2H),2.31(s,3H)。
【0913】
ステップ4:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
【化81】
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【0914】
ジクロロエタン(300mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾ
アート(15g、61.5mmol)とジヒドロ−2Hピラン−4(3)−オン(9.2
g、92mmol)の撹拌溶液に、酢酸(22g、369mmol)を加え、そして、そ
の反応混合物を、室温にて15分間撹拌し、次に、その反応混合物を、0℃に冷やし、次
に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(39g、184mmol)を加えた。その
反応混合物を室温にて一晩撹拌した。TLCによって判断される反応完了と同時に、重炭
酸ナトリウム水溶液を、7〜8のpHになるまで反応混合物に加えた。有機相を分離し、
そして、水相を酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上
で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。未精製の化合物を、酢酸エチル:ヘキ
サンで溶出するカラムクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル)で精
製して、固体として所望の化合物(14g、69%)を得た。
1HNMR(DMSO−d
6,400MHz)δ7.01(s,1H),6.98(s,1H),5.00(d,1
H,J=7.6Hz),3.84−3.87(m,2H),3.79(s,3H),3.
54−3.56(m,1H),3.43(t,2H,J=12Hz),2.14(s,3
H),1.81−1.84(m,2H),1.47−1.55(m,2H)。
【0915】
ステップ5:メチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【化82】
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【0916】
ジクロロエタン(150mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(14g、42.7mmol)の
撹拌溶液に、アセトアルデヒド(3.75g、85.2mmol)及び酢酸(15.3g
、256mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温にて15分間撹拌した。その混
合物を、0℃に冷やし、次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(27g、128
mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて3時間撹拌した。TLCで測定される反
応の完了と同時に、重炭酸ナトリウム水溶液をpH7〜8になるまで反応混合物に加え、
有機相を分離し、そして、水相を酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、無水
硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。
未精製の化合物を、酢酸エチル:ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(10
0〜200メッシュのシリカゲル)で精製して、粘稠の液体として所望の化合物(14g
、93%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ7.62(s,1H
),7.52(s,1H),3.80(bs,5H),3.31(t,2H),2.97
−3.05(m,2H),2.87−2.96(m,1H),2.38(s,3H),1
.52−1.61(m,2H),1.37−1.50(m,2H),0.87(t,3H
,J=6.8Hz)。
【0917】
ステップ6:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0918】
エタノール(100mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(14g、39.4mmol)の撹拌
溶液に、NaOH水溶液(25mLの水中に2.36g、59.2mmol)を加え、そ
して、得られた混合物を60℃にて1時間撹拌した。TLCによって判断される反応の完
了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、得られた残渣を、1NのHClでpH7
になるまで酸性化し、次に、クエン酸水溶液をpH5〜6になるまで加えた。水層を、D
CM中の10%のMeOH(200mL×3)で抽出し、合わせた有機層を、無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、それぞれの酸(14g、1
00%)を得た。
【0919】
次に、上記の酸(14g、40.9mmol)をDMSO(70mL)で溶解し、そし
て、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(12.4g
、81.9mmol)をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌し、次に
、PYBOP(31.9g、61.4mmol)を加え、そして、撹拌を一晩続けた。T
LCによって判断される反応の完了と同時に、その反応混合物を、氷冷水(700mL)
中に注ぎ入れ、30分間撹拌し、そして、沈殿した固体を、濾過によって回収し、水(5
00mL)で洗浄し、そして、風乾した。得られた固体を、アセトニトリル(75mL×
2)と共に撹拌し、濾過し、そして、風乾した。得られた固体を、DCM(100mL)
中の5%のMeOHと共に再び撹拌し、濾過し、そして、減圧下で完全に乾燥させて、固
体として表題化合物(14g、74%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400M
Hz)δ11.47(s,1H),8.23(t,1H),7.30(s,1H),7.
08(s,1H),5.85(s,1H),4.23(d,2H,J=4.4Hz),3
.81(d,2H,J=10.4Hz),3.20−3.26(m,2H),3.00−
3.07(m,1H),2.91−2.96(m,2H),2.18(s,3H),2.
14(s,3H),2.10(s,3H),1.58−1.60(m,2H),1.45
−1.50(m,2H),0.78(t,3H,J=6.8Hz)。
【0920】
ステップ7:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0921】
ジオキサン/水混合物(70mL/14mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テ
トラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(14g、2
9.5mmol)の撹拌溶液に、4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,
2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(13.4g、44.2mmo
l)を加え、続いて、Na
2CO
3(11.2g、106.1mmol)を加えた。その溶
液をアルゴンで15分間パージし、次に、Pd(PPh
3)
4(3.40g、2.94mm
ol)を加え、そして、その溶液を再びアルゴンで更に10分間パージした。その反応混
合物を100℃にて4時間加熱した。(TLCによって観察される)完了後に、その反応
混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層
を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。未精製の化
合物を、メタノール:DCMで溶出するカラムクロマトグラフィー(100〜200メッ
シュのシリカゲル)で精製して、固体としての表題化合物(12g、71%)を得た。L
CMS:573.35(M+1)
+;HPLC:99.5%(@254nm)(R
t;3.
999;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A
;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:1
0μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから
95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO
−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t,1H),7.57(
d,2H,J=7.2Hz),7.36−7.39(m,3H),7.21(s,1H)
,5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=2.8Hz),3.82(d,2H
,J=9.6Hz),3.57(bs,4H),3.48(s,2H),3.24(t,
2H,J=10.8Hz),3.07−3.09(m,2H),3.01(m,1H),
2.36(m,4H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,
3H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),0.83
(t,3H,J=6.4Hz)。
【0922】
ステップ8:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミド三塩酸塩の合成
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0923】
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−
4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(12g
、21.0mmol)をメタノールHCl(200mL)で溶解し、そして、室温に3時
間て撹拌した。3時間の撹拌後に、その反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた固体を
、エーテル(100mL×2)と共に撹拌して、固体として所望の塩(11g、77%)
を得た。トリ−HCl塩の解析データ:LCMS:573.40(M+1)
+;HPLC
:99.1%(@254nm)(R
t;3.961;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニ
トリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4
mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51
−12分は5%B);
1H NMR(D2O400MHz)δ7.92(bs,1H,)7
.80(s,1H),7.77(d,2H,J=8Hz),7.63(s,1H),7.
61(s,1H),6.30(s,1H),4.48(s,2H),4.42(s,2H
),4.09−4.11(m,4H),3.95−3.97(m,2H),3.77(t
,3H,J=10.4Hz),3.44−3.47(m,3H),3.24−3.32(
m,3H),2.42(s,3H),2.35(s,3H),2.26(s,3H),2
.01(m,2H),1.76(m,2H),1.04(t,3H,J=6.8Hz)。
【0924】
実施例45:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの
合成
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0925】
ステップ1:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル)アミノ
)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0926】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シク
ロヘキシル)カルバマート(1当量)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチ
ル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.2当量)の撹
拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パ
ージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、反応フラスコを再び
アルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。その反
応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機
抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そ
してそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert
−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチル−5−(1−メチ
ル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カル
バマート(0.07g、46.6%)を得た。
【0927】
ステップ2:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの
合成
【0928】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル
)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.07g)の撹拌溶液を、0℃に冷やし、
そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌した。その反
応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.07g、98.59%)を得た。
LCMS:477.35(M+1)
+;HPLC:99.16%(@254nm)(R
t;
3.796;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.12(s,1H),8.0
8(t,1H),7.82(s,1H),7.74(m,3H),7.28(s,1H)
,7.11(s,1H),5.86(s,1H),4.26(d,2H,J=4.4Hz
),3.84(s,3H),2.96(bs,1H),2.73(bs,1H),2.6
3(s,3H),2.20(s,3H),2.14(s,3H),2.10(s,3H)
,1.92−1.95(m,2H),1.74−1.77(m,2H),1.48−1.
57(m,2H),1.23−1.32(m,2H)。
【0929】
実施例46:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの
合成
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0930】
ステップ1:tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル)アミノ
)シクロヘキシル)カルバマートの合成
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シク
ロヘキシル)−カルバマート(1当量)と1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメ
チル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.2当量)の
撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加えた。次に、その溶液を、アルゴンで15分
間パージした。Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、その反応混合物を再び
アルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。その反
応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出
物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そして
それを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブ
チル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチル−5−(1−メチル−
1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマ
ート(0.05g、33.3%)を得た。
ステップ2:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの
合成
【0931】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)(メチル
)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.05g)の撹拌溶液を、0℃に冷やし、
そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌した。その反
応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.03g、73.1%)を得た。L
CMS:477.30(M+1)
+;HPLC:98.76%(@254nm)(R
t;3
.862;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:
A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:
10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bか
ら95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMS
O−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.08−8.12(m,2H)
,7.76−7.81(m,4H),7.33(s,1H),7.12(s,1H),5
.86(s,1H),4.27(d,2H,J=4Hz),3.83(s,3H),3.
16(m,2H),2.50(3Hは溶媒ピークと同化),2.22(s,3H),2.
20(s,3H),2.10(s,3H),1.84(m,2H),1.57−1.63
(m,4H),1.47−1.50(m,2H)。
【0932】
実施例47:5−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0933】
ステップ1:tert−ブチル((1s,4s)−4−((5−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4’
−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)
(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0934】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シク
ロヘキシル)−カルバマート(1当量)とN,N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,
5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンアミン
(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加えた。次に、その溶液をア
ルゴンで15分間パージした。Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、その反
応混合物を再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加
熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した
。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成
物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して
、tert−ブチル((1s,4s)−4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4’−((ジメチ
ルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル)ア
ミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.100g、61%)を得た。
【0935】
ステップ2:5−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【0936】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((5−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3
−イル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.10g)の撹拌溶液を
、0℃に冷やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間
撹拌した。その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.05g、59.
5%)を得た。LCMS:530.35(M+1)
+;HPLC:97.13%(@25
4nm)(R
t;3.672;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),9.47(b
s,1H),8.17(t,1H),7.74−7.76(m,4H),7.55(d,
2H,J=7.6Hz),7.44(s,1H),7.25(s,1H),5.86(s
,1H),4.30(m,4H),3.12(m,2H),2.74(s,6H),2.
54(s,3H),2.30(s,3H),2.12(s,3H),2.10(s,3H
),1.84(bs,2H),1.59−1.63(m,4H),1.48(m,2H)
。
【0937】
実施例48:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル)ベンズアミドの合成
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
ステップ1:tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル
)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0939】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4
−((5−ブロモ−3−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロ
ヘキシル)−カルバマート(1当量)と4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチ
ル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル
)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加えた。次に、
その溶液をアルゴンで15分間パージした。Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そ
して、その反応混合物えお再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100
℃にて4時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/D
CMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取
り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2
−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニ
ル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.120g、75.4%)を
得た。
【0940】
ステップ2:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル)ベンズアミドの合成
【0941】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)
フェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.10g)の撹拌溶液
を、0℃に冷やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時
間撹拌した。その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.06g、58
.82%)を得た。LCMS:576.40(M+1)
+;HPLC:96.89%(@
254nm)(R
t;3.481;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.
6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.0
5%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジ
エント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B
);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.25
(s,1H),8.08(t,1H),7.79(s,1H),7.74−7.79(m
,3H),7.34(s,1H),7.15(s,1H),5.86(s,1H),4.
51(bs,2H),4.27(d,2H,J=4.4Hz),3.16(m,6H),
2.50(3Hは溶媒ピークと同化),2.23(s,3H),2.21(s,3H),
2.11(s,3H),1.84(bs,2H),1.57−1.63(m,4H),1
.47−1.49(m,2H)。[3Hは溶媒ピークと同化]。
【0942】
実施例49:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミ
ドの合成
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0943】
ステップ1:tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−
(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロ
ヘキシル)カルバマートの合成
【0944】
ジオキサン/水混合物(10mL+2mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−
4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)−
シクロヘキシル)カルバマート(0.5g、8.71mmol)と(6−ホルミルピリジ
ン−3−イル)ボロン酸(0.264g、1.13mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3
(0.333g、2.8mmol)を加えた。次に、その溶液をアルゴンで15分間パー
ジした。Pd(PPh
3)
4(0.1g、0.086mmol)を加え、そして、その溶液
を再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。
その反応混合物を水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた
抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そ
してそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert
−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−(6−ホルミルピリジン
−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート
(0.3g、57.3%)を得た。
【0945】
ステップ2:tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(メチル)ア
ミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0946】
メタノール(10mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバ
モイル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)
アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(1当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液に
、酢酸(2当量)を加えた。その反応混合物を室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ
水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして、その反応混合物を室温
にて一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、未精製の生成物をカラムクロマト
グラフィーによって精製して、tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバ
モイル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル
)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートを得た。
【0947】
ステップ3:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミ
ドの合成
【0948】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(メ
チル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの撹拌溶液を0℃に冷やし、そして、TF
A(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌した。その反応物を濃縮乾
固し、そして、生成物を溶媒洗浄によって精製して、TFA塩として表題化合物(0.1
g、94.33%)を得た。LCMS:573.45(M+1)
+;HPLC:98.9
4%(@254nm)(R
t;3.618;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),
8.94(s,1H),8.19−8.21(m,2H),7.80(s,3H),7.
60(d,1H,J=8Hz),7.49(s,1H),7.31(s,1H),5.8
6(s,1H),4.52(bs,2H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3
.83(bs,4H),3.27(m,4H),3.14−3.21(m,2H),2.
55(s,3H),2.30(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H
),1.87(bs,2H),1.59−1.64(m,4H),1.49−1.51(
m,2H)。
【0949】
実施例50:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミ
ドの合成
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
ステップ1:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−
(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)−シク
ロヘキシル)カルバマートの合成
【0951】
ジオキサン/水混合物(8mL+2mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シク
ロヘキシル)−カルバマート(0.4g、0.696mmol)と(6−ホルミルピリジ
ン−3−イル)ボロン酸(0.21g、0.906mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3
(0.332g、3.13mmol)を加えた。次に、その反応液をアルゴンで15分間
パージした。Pd(PPh
3)
4(0.080g、0.069mmol)を加え、そして、
再びアルゴンで10分間パージを実施した。その反応混合物を100℃にて4時間加熱し
、その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わ
せた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得
、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、te
rt−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−(6−ホルミルピリ
ジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマ
ート(0.28g、66.98%)を得た。
【0952】
ステップ2:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(メチル)−
アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0953】
メタノール(10mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバ
モイル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)
アミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(1当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液
に、酢酸(2当量)を加えた。その反応物を室温にて18時間撹拌した。次に、シアノ水
素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして、反応物を室温にて一晩撹
拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーによっ
て精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−2−
メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(メチル)−
アミノ)シクロヘキシル)カルバマートを得た。
【0954】
ステップ3:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミ
ドの合成
【0955】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイ
ル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)フェニル)(
メチル)−アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの撹拌溶液を、0℃に冷やし、そして
、TFA(2mL)をそれに加えた。その反応塊を室温にて1時間撹拌した。その反応混
合物を濃縮乾固し、そして、固体生成物を溶媒洗浄によって精製して、TFA塩として表
題化合物(0.07g、82.3%)を得た。LCMS:573.40(M+1)
+;H
PLC:91.56%(@254nm)(R
t;3.591;方法:カラム:YMCOD
S−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;
アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速
:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、
9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.4
6(s,1H),8.95(s,1H),8.19−8.22(m,2H),7.78(
bs,3H),7.61(d,1H,J=8Hz),7.40(s,1H),7.27(
s,1H),5.86(s,1H),4.52(bs,2H),4.28(d,2H,J
=3.2Hz),3.84(bs,4H),3.27(bs,4H),2.97(bs,
1H),2.75(m,1H),2.66(s,3H),2.21(s,3H),2.2
0(s,3H),2.10(s,3H),1.93(m,2H),1.74−1.76(
m,2H),1.54−1.57(m,2H),1.28−1.31(m,2H)。
【0956】
実施例51:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル)ベンズアミドの合成
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
ステップ1:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル
)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0958】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)−シ
クロヘキシル)カルバマート(1当量)と4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメ
チル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチ
ル)モルホリン(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え
、そして、反応フラスコを再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100
℃にて4時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/D
CMで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下
で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)
−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)フ
ェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.08g、45.45%
)を得た。
【0959】
ステップ2:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イ
ル)ベンズアミドの合成
【0960】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)
フェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.08g)の撹拌溶液
を、0℃に冷やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時
間撹拌した。その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.07g、86
.41%)を得た。LCMS:576.45(M+1)
+;HPLC:98.26%(@
254nm)(R
t;3.413;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.
6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.0
5%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジ
エント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B
);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.26
(s,1H),8.08(t,1H),7.99(s,1H),7.75(m,3H),
7.28(s,1H),7.13(s,1H),5.87(s,1H),4.53(t,
2H),4.27(d,2H,J=3.6Hz),2.97−3.16(m,4H),2
.67−2.71(m,1H),2.62(s,3H),2.20(s,3H),2.1
4(s,3H),2.11(s,3H),1.92−1.94(m,2H),1.72(
m,2H),1.52−1.55(m,2H),1.23−1.29(m,2H)。
【0961】
実施例52:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベ
ンズアミドの合成
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
ステップ1:tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイル)−5
−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(
メチル)アミノ)−シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0963】
メタノール(10mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバ
モイル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)−(メチル
)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(1当量)とジメチルアミン(5当量)の撹拌
溶液に、酢酸(2当量)を加えた。その反応混合物を室温にて18時間撹拌した。次に、
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして、その反応混合物
を室温にて一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、未精製の生成物をカラムク
ロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル((1s,4s)−4−((3−
(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
カルバモイル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−
メチルフェニル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートを得た。
【0964】
ステップ2:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベ
ンズアミドの合成
【0965】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1s,4s)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニ
ル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの撹拌溶液を0℃に冷やし、そし
て、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間撹拌した。その反応物
を濃縮乾固し、そして、生成物を溶媒洗浄によって精製して、TFA塩として表題化合物
(0.07g、93.3%)を得た。LCMS:531.25(M+1)
+;HPLC:
97.59%(@254nm)(R
t;3.680;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニ
トリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4
mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51
−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,
1H),10.01(s,1H),8.95(s,1H),8.20(d,2H,J=5
.2Hz),7.80(bs,3H),7.59(d,1H,J=8Hz),7.51(
s,1H),7.32(s,1H),5.87(s,1H),4.48(bs,2H),
4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.21(m,1H),3.14−3.16(
m,1H),2.83(s,6H),2.55(s,3H),2.31(s,3H),2
.21(s,3H),2.10(s,3H),1.86(bs,2H),1.59−1.
64(m,4H),1.49−1.51(m,2H)。
【0966】
実施例53:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベ
ンズアミドの合成
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
ステップ1:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−
(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メ
チル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【0968】
メタノール(10mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバ
モイル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(メチル)
アミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(1当量)とジメチルアミン(5当量)の撹拌
溶液に、酢酸(2当量)を加えた。その反応物を室温にて18時間撹拌した。次に、シア
ノ水素化ホウ素ナトリウム(2.5当量)を0℃にて加え、そして、反応物を室温にて一
晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、粗精製物をカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5
−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)(
メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートを得た。
【0969】
ステップ2:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベ
ンズアミドの合成
【0970】
DCM(5mL)中のtert−ブチル(1r,4r)−4−((3−(((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)
−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル
)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの撹拌溶液を、0℃に冷やし、そし
て、TFA(2mL)をそれに加えた。反応塊を室温にて1時間撹拌した。その反応混合
物を濃縮乾固し、そして、固体生成物を溶媒洗浄によって精製して、TFA塩として表題
化合物(0.05g、66.6%)を得た。LCMS:531.30(M+1)
+;HP
LC:97.59%(@254nm)(R
t;3.564;方法:カラム:YMCODS
−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;ア
セトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:
1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9
.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46
(s,1H),10.01(s,1H),8.95(s,1H),8.20(bs,2H
),7.78(bs,2H),7.59(d,1H,J=6Hz),7.41(s,1H
),7.28(s,1H),5.86(s,1H),4.48(bs,2H),4.29
(m,2H),2.97(bs,2H),2.83(s,6H),2.66(s,3H)
,2.21(s,6H),2.10(s,3H),1.93(m,2H),1.74(m
,2H),1.55−1.57(m,2H),1.28−1.31(m,2H)。
【0971】
実施例54:3−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミドの合成
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
化合物54を、実施例57に記載のものと同様の方法で調製した。
【0973】
以下の解析データ:LCMS:615.55(M+1)
+;HPLC:98.75%(
@254nm)(R
t;3.854;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.7
5(s,1H),8.18(t,1H),8.02(d,1H,J=8Hz),7.67
(d,1H,J=7.2Hz),7.49(d,1H,J=8Hz),7.35(s,1
H),7.19(s,1H),5.86(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4
Hz),3.59−3.61(m,4H),3.47−3.55(m,2H),2.76
(t,2H,J=4Hz),2.65(s,3H),2.42(bs,4H),2.21
(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.78−1.90(m
,2H),1.68−1.74(m,5H),1.48−1.57(m,2H),1.0
3−1.23(m,2H)。
【0974】
実施例55:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メ
チルベンズアミドの合成
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0975】
ステップ1:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合
成
【0976】
ジオキサン/水混合物(10mL+2mL)中の3−(((1s,4s)−4−アセト
アミドシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド
(0.65g、1.25mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0
.38g、1.63mmol)に、Na
2CO
3(0.48g、4.53mmol)を加え
、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1
4g、0.12mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。その反
応混合物を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し
、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥
させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用
いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、シス異性体である3−((4−アセト
アミドシクロヘキシル)−(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−
イル)−2−メチルベンズアミド(0.35g、51.16%)を得た。
【0977】
ステップ2:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−2−メ
チルベンズアミドの合成
0.3mmolで5mL;MeOH中の3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシ
クロヘキシル)(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2
−メチルベンズアミド(1当量)とジメチルアミン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当
量)を加え、そして、その反応物を室温にて撹拌した。次に、NaBH
3CN(1.5当
量)を加え、そして、その反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除
き、そして、その残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって、又は指
定されるとおり精製し、そして、表題化合物(0.006g、3.2%)を得た。LCM
S:573.40(M+1)
+;HPLC:95.52%(@254nm)(R
t;3.8
99;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;
水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10
μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから9
5%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−
d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),8.88(s,1H),8.20(t
,1H),8.14(d,1H,J=7.6Hz),7.78(d,1H,J=7.2H
z),7.55(d,1H,J=8Hz),7.44(s,1H),7.26(s,1H
),5.86(s,1H),4.28(d,2H,J=3.2Hz),4.26(bs,
1H),3.71(bs,1H),3.01(bs,1H),2.61−2.66(m,
8H),2.28(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.8
1(m,5H),1.56(m,2H),1.40−1.46(m,2H),1.23(
m,2H)。[2Hは溶媒ピークと同化]。
【0978】
実施例56:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−5−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベン
ズアミドの合成
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
化合物56を、化合物55と同じ反応で調製した。LCMS:546.40(M+1)
+;HPLC:99.40%(@254nm)(R
t;3.845;方法:カラム:YMC
ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA
/
B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;
流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持
し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11
.47(s,1H),8.74(s,1H),8.20(t,1H),8.04(d,1
H,J=8Hz),7.77(d,1H,J=7.2Hz),7.52(d,1H,J=
7.6Hz),7.40(s,1H),7.22(s,1H),5.86(s,1H),
5.45(t,1H,J=5.2Hz),4.59(d,2H,J=5.6Hz),4.
27(d,2H,J=4Hz),3.71(bs,1H),3.00(bs,1H),2
.60(s,3H),2.27(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3
H),1.81(m,5H),1.56(m,2H),1.40−1.48(m,4H)
。
【0980】
実施例57:3−(((1s,4s)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(メチル)
アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミドの合成
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0981】
0.3mmolで5mL;のMeOH中の3−(((1s,4s)−4−アセトアミド
シクロヘキシル)(メチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−
2−メチルベンズアミド(1当量)とモルホリン(5当量)の撹拌溶液に、酢酸(2当量
)を加え、そして、その反応物を室温にて撹拌した。次に、NaBH
3CN(1.5当量
)を加え、そして、その反応物を一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き
、そして、残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって、又は指定され
るとおりに精製して、表題化合物(0.08g、43%)を得た。LCMS:615.4
0(M+1)
+;HPLC:99.64%(@254nm)(R
t;3.900;方法:カ
ラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05
%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温
度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1
.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400M
Hz)δ11.46(s,1H),8.75(s,1H),8.19(t,1H),8.
01(d,1H,J=7.6Hz),7.77(d,1H,J=7.2Hz),7.50
(d,1H,J=8Hz),7.40(s,1H),7.21(s,1H),5.86(
s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.71(bs,1H),3.5
9−3.61(m,4H),3.50(t,1H,J=4.4Hz),3.00(bs,
1H),2.68(t,1H,J=4.4Hz),2.60(s,3H),2.42(b
s,4H),2.27(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1
.81(m,5H),1.56(m,2H),1.40−1.45(m,2H),1.1
6−1.29(m,2H)。
【0982】
実施例59:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−(プロピル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
ジクロロエタン(300mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾ
アート(15g、61.5mmol)とジヒドロ−2H−ピラン−4(3)−オン(9.
2g、92mmol)の撹拌溶液に、酢酸(22g、369mmol)を加え、そして、
その反応混合物を室温にて15分間撹拌し、その反応混合物を0℃に冷やし、その後、水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(39g、183.96mmol)を加えた。その
反応混合物を室温にて一晩撹拌した。次に、重炭酸ナトリウム水溶液を反応混合物に加え
て、7〜8にpHを調整した。有機相を分離し、そして、水相を酢酸エチルによって抽出
した。合わせた抽出物を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で
濃縮した。未精製の生成物を、酢酸エチル:ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィ
ー(100〜200メッシュのシリカゲル)で精製して、灰色がかった白色の固体として
メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミ
ノ)ベンゾアート(14g、69%)を得た。
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−(プロピル(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
ジクロロエタン(10mL)中の5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(1g、3.04mmol)とプロピオン
アルデヒド(0.354g、6.09mmol)の撹拌溶液に、酢酸(1.12g、18
.2mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて10分間撹拌した。次に、水素化ト
リアセトキシホウ素ナトリウム(1.94g、9.14mmol)を0℃にて加え、そし
て、その反応混合物を室温にて2時間撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、その
残渣に水を加えた。その混合物をDCMで抽出した。合わせた抽出物を、硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、粗生成物を得、そしてそれを、カラ
ムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−2−メチル−3−(プロピ
ル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(0.96g、85
.7%)を得た。
ステップ3:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(プロピル(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)ベンズアミドの合成
NaOH水溶液(0.156g、3.8mmol)を、エタノール(5mL)中の5−
ブロモ−2−メチル−3−(プロピル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)ベンゾアート(0.96g、2.59mmol)の溶液に加えた。その反応混合物を6
0℃にて1時間撹拌した。次に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、残渣を、希H
Clを使用してpH6に、そして、クエン酸を用いてpH4に酸性化した。その混合物を
酢酸エチルによって抽出した。合わせた抽出物を、乾燥させ、濾過し、そして、濃縮して
、それぞれの酸(0.8g、86.67%)を得た。
上記の酸(0.8g、2.24mmol)をDMSO(5mL)で溶解し、そして、3
−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.683g、4
.49mmol)を加えた。反応混合物を室温にて15分間撹拌した後に、PyBOP(
1.75g、3.36mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。その反応混
合物を、氷水中に注ぎ入れて、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた
抽出物を、乾燥させ、濾過し、そして、濃縮して、粗生成物を得、そしてそれを溶媒洗浄
によって精製して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(プロピル(テトラヒドロ−2H
−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(0.9g、81.8%)を得た。
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−(プロピル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【0983】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(プ
ロピル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンズアミド(0.2g、0
.412mmol)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(0.148g、0.488mmol)の
撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.108g、1.01mmol)を加え、そして、反応混合
物をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.048g、0.04
2mmol)を加え、そして、その反応混合物を再びアルゴンで10分間パージした。そ
の反応混合物を100℃にて2時間加熱し、そして、その反応混合物を、水で希釈し、そ
して、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ
、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.20g、83.68%)
を得た。LCMS:587.40(M+1)
+;HPLC:98.68%(@254nm
)(R
t;4.257;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5
μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTF
A;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8
分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HN
MR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t,1H
,J=4.8Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.38(t,3H,J=8
Hz),7.19(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.
4Hz),3.82−3.85(m,2H),3.57(m,4H),3.48(s,2
H),3.23(t,2H,J=10.8Hz),2.94−3.02(m,3H),2
.36(bs,4H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,
3H),1.56−1.65(m,4H),1.20−1.25(m,2H),0.76
(t,3H,J=6.8Hz)。
【0984】
実施例60:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(イソブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(イソブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【0986】
メタノール(15mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(1g、3.04mmol)とイソブチ
ルアルデヒド(1.09g、15.24mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.456g、
7.6mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて8時間撹拌した。次に、シアノ水
素化ホウ素ナトリウム(0.522g、7.56mmol)を0℃にて加え、そして、そ
の反応混合物を室温にて一晩撹拌した。次に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、粗生成
物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(イソブチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(0.5
2g、54.33%)を得た。
【0987】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(イソブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【0988】
NaOH水溶液(0.104g、2.61mmol)を、エタノール(15mL)中の
メチル5−ブロモ−3−(イソブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)−2−メチルベンゾアート(0.5g、1.30mmol)の溶液に加え、そして、6
0℃にて1時間撹拌した。次に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、希HClでp
H6に、そして、クエン酸でpH4に酸性化した。その混合物を酢酸エチルによって抽出
した。合わせた抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(0.375g、
76.9%)を得た。
【0989】
次に、上記の酸(0.350g、9.45mmol)をDMSO(5mL)で溶解し、
そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.2
83g、18.9mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌した後に
、PyBOP(0.737g、14.17mmol)を加えた。その反応混合物を一晩撹
拌した。その反応混合物を、氷水中に注ぎ入れ、そして、得られた沈殿物を、回収し、そ
して、溶媒洗浄によって精製して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(イソブチル(テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.2g、42.01%
)を得た。
【0990】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(イソブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【0991】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(イソブチル(テ
トラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.14g
、0.277mmol)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジ
オキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(0.100g、0.333mmol
)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.108g、1.01mmol)を加え、そして、溶液
をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.032g、0.027
mmol)を加え、そして、その反応混合物を再びアルゴンで10分間パージした。その
反応混合物を100℃にて2時間加熱した。次に、その反応混合物を、水で希釈し、そし
て、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、
そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを分取用HPLCによって
精製して、TFA塩として表題化合物(0.039g、23.49%)を得た。LCMS
:601.30(M+1)
+;HPLC:99.88%(@254nm)(R
t;5.22
5;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水
中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μ
L,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95
%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),9.83(bs,1H),8.20(t
,1H),7.73(d,2H,J=8Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7
.43(s,1H),7.21(s,1H),5.86(s,1H),4.39(bs,
2H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.95−3.98(m,2H),3
.85−3.87(m,2H),3.62(t,2H,J=11.2Hz),3.15−
3.31(m,9H),2.84(m,1H),2.26(s,3H),2.21(s,
3H),2.10(s,3H),1.62(bs,2H),1.37−1.40(m,2
H),0.80(d,6H,J=6Hz)。
【0992】
実施例61:5−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0993】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【0994】
メタノール(15mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(1g、3.04mmol)とシクロプ
ロパンカルボアルデヒド(1.06g、15.24mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.
456g、7.6mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて8時間撹拌した。次に
、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.488g、7.62mmol)を0℃にて加え、
そして、その反応混合物を室温にて一晩撹拌した。次に、溶媒を減圧下で取り除き、粗生
成物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロ
モ−3−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ
)−2−メチルベンゾアート(0.275g、23.70%)を得た。
【0995】
ステップ2:5−ブロモ−3−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【0996】
NaOH水溶液(0.056g、1.45mmol)を、エタノール(5mL)中のメ
チル5−ブロモ−3−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(0.275g、0.943mmol)の溶液
に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。エタノールを減圧下で取り除き、次に、希
HClでpH6に、そして、クエン酸でpH4に酸性化した。その混合物を酢酸エチルに
よって抽出した。合わせた抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(0.
25g、93.28%)を得た。
【0997】
上記の酸(0.250g、0.68mmol)をDMSO(3mL)で溶解し、そして
、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.155g
、1.02mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌した後に、Py
BOP(0.708g、1.36mmol)を加えた。その反応混合物を一晩撹拌した。
その反応混合物を、氷水中に注ぎ入れ、得られた沈殿物を、回収し、そして、溶媒洗浄に
よって精製して、5−ブロモ−3−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.25g、73.31%
)を得た。
【0998】
ステップ3:5−((シクロプロピルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【0999】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−3−((シクロプロピルメ
チル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミ
ド(0.25g、0.499mmol)と4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(0.181g、0.
598mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.19g、1.79mmol)を加え、
そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.057g
、0.049mmol)を加え、そして、その反応混合物を再びアルゴンで10分間パー
ジした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し
、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥
させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、分取用HPLC
によって精製して、TFA塩として表題化合物(0.085g、28.52%)を得た。
LCMS:599.35(M+1)
+;HPLC:99.21%(@254nm)(R
t;
4.191;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.51(s,1H),9.83(bs,1H),8.
20(s,1H),7.77(d,2H,J=6.4Hz),7.53−7.58(m,
3H),7.28(s,1H),5.87(s,1H),4.39(bs,2H),4.
29(d,2H,J=4.4Hz),3.95−3.98(m,2H),3.59−3.
65(m,2H),3.31−3.21(m,5H),3.05−3.16(m,3H)
,2.93(m,2H),2.32(m,4H),2.21(s,3H),2.10(s
,3H),1.65(bs,2H),1.50(m,2H),0.66(bs,1H),
0.28(d,2H,J=7.2Hz)。
【1000】
実施例62:5−(ブチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【1001】
化合物62を、実施例61に記載のものと同様の方法によって調製した。
【1002】
TFA塩の解析データ:LCMS:601.35(M+1)
+;HPLC:99.41
%(@254nm)(R
t;4.482;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),9
.89(bs,1H),8.22(t,1H),7.75(d,2H,J=8Hz),7
.57(d,2H,J=8Hz),7.44(s,1H),7.25(s,1H),5.
86(s,1H),4.39(bs,2H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),
3.95−3.98(m,3H),3.83−3.86(m,4H),3.21−3.3
0(m,4H),3.08−3.11(m,4H),2.24(s,3H),2.21(
s,3H),2.10(s,3H),1.62(m,4H),1.20(m,4H),0
.79(t,3H,J=6.4Hz)。
【1003】
実施例63:5−((シクロブチルメチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
化合物63を、実施例61に記載のものと同様の方法によって調製した。
【1005】
解析データ:LCMS:613.35(M+1)
+;HPLC:99.25%(@25
4nm)(R
t;4.586;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.56(d,2H,J=7.6Hz),7.41(s,1H),7.37(
d,2H,J=8Hz),7.20(s,1H),5.85(s,1H),4.45(m
,2H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.83−3.85(m,2H),3.
57(m,3H),3.48(s,2H),3.19−3.22(m,2H),3.08
(bs,2H),2.86(m,1H),2.36(m,4H),2.20(s,6H)
,2.10(s,3H),1.70−1.78(m,4H),1.56−1.63(m,
6H)。
【1006】
実施例64:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【1007】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【1008】
ジオキサン/水混合物(15mL+3mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1g、2.1
5mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.539g、2.31
mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.82g、7.74mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。
【1009】
次に、Pd(PPh
3)
4(0.288g、0.25mmol)を加え、そして、再びア
ルゴンで10分間パージした。反応塊を80℃にて2時間加熱した。完了と同時に、反応
混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層
をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそ
れを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(
0.60g、57%)を得た。
【1010】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【1011】
ジクロロエタン(3mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(
0.2g、mmol)の撹拌溶液に、5mLのMeOH中のモルホリン(5当量)及び酢
酸(2当量)を加え、そして、その混合物を室温にて15分間撹拌した。次に、NaBH
3CN(1.5当量)を加え、そして、その反応物を室温にて16時間撹拌した。(TL
Cによって観察される)完了後に、重炭酸ナトリウム水溶液をpH7〜8まで反応混合物
に加え、有機相を分離し、そして、水相を酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層
を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。未精製の化
合物を、酢酸エチル:でヘキサン溶出するカラムクロマトグラフィー(100〜200メ
ッシュのシリカゲル)で精製して、灰色がかった白色の固体として表題化合物を得た。L
CMS:574.25(M+1)
+;HPLC:97.17%(@254nm)(R
t;3
.906;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:
A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:
10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bか
ら95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMS
O−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.75(s,1H),8.20
(t,1H),8.01(d,1H,J=7.2Hz),7.50(d,1H,J=7.
6Hz),7.46(s,1H),7.27(s,1H),5.85(s,1H),4.
28(d,2H,J=3.6Hz),3.81−3.83(m,2H),3.59−3.
61(m,6H),3.22−3.30(m,2H),3.08−3.10(m,2H)
,3.03(m,1H),2.43(s,4H),2.25(s,3H),2.20(s
,3H),2.10(s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.51−1.5
3(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1012】
実施例65:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【1013】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1014】
ジクロロエタン(150mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(14g、42.68mmol)
とアセトアルデヒド(3.75g、85.36mmol)の撹拌溶液に、酢酸(15.3
6g、256.08mmol)を加え、そして、反応物を室温にて20分間撹拌した。次
に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(27.01g、128.04mmol)を
0℃にて加え、そして、その反応混合物を室温にて2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧下
で取り除き、そして、その残渣に水を加えた。その混合物をDCMで抽出した。合わせた
抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させて、減圧下で濃縮して、粗生成物を得、そしてそれ
をカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(エチル(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(14g、93
.33%)を得た。
【1015】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1016】
NaOH水溶液(2.36g、59.15mmol)を、エタノール(100mL)中
のメチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチルベンゾアート(14g、39.43mmol)の溶液に加え、そして、60
℃にて1時間撹拌した。次に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、希HClでpH
6に、そして、クエン酸でpH4に酸性化した。その混合物を酢酸エチルによって抽出し
た。合わせた抽出物を乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(13.9g、100
%)を得た。
【1017】
上記の酸(10g、29.23mmol)をDMSO(25mL)で溶解し、そして、
3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(8.8g、58
mmol)及びトリエチルアミン(5.6g、58.4mmol)を加えた。その反応混
合物を室温にて15分間撹拌した後に、PyBOP(22g、43.8mmol)を加え
た。その反応混合物を一晩撹拌した。その反応混合物を、氷水中に注ぎ入れて、そして、
10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して
、粗生成物を得、そしてそれを、溶媒洗浄によって精製して、5−ブロモ−N−((4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エ
チル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1
4g、73.68%)を得た。
【1018】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【1019】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.2g、0.
42mmol)及び(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)ボロン酸(0.15
g、0.505mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.16g、1.51mmol)
を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。Pd(PPh
3)
4(0.048
g、0.042mmol)を加え、そして、その反応混合物を再びアルゴンで10分間パ
ージした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。次に、その反応混合物を、水
で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4
上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.120g、
53.8%)を得た。LCMS:531.30(M+1)
+;HPLC:94.88%(
@254nm)(R
t;3.949;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.1
9(t,1H,J=4.4Hz),7.61(d,2H,J=8Hz),7.39−7.
41(m,3H),7.23(s,1H),5.86(s,1H),4.28(d,2H
,J=4.8Hz),3.62−3.84(m,4H),3.22−3.38(m,2H
),3.02−3.06(m,3H),2.30(bs,6H),2.24(s,3H)
,2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1
.51−1.53(m,2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1020】
実施例66:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.2g、0.
42mmol)及び(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボ
ロン酸(0.159g、0.505mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.16g、
1.51mmol)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、
Pd(PPh
3)
4(0.048g、0.042mmol)を加え、そして、その反応混合
物を再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した
。次に、その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した
。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成
物を得、そしてそれを、分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物(
0.110g、44.7%)を得た。LCMS:586.40(M+1)
+;HPLC:
96.03%(@254nm)(R
t;3.803;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニ
トリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4
mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51
−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,
1H),8.23(t,1H),7.69(d,2H,J=7.6Hz),7.47(t
,3H,J=8Hz),7.29(s,1H),5.87(s,1H),4.28(d,
4H,J=4Hz),3.93(s,3H),3.83−3.86(m,2H),3.4
3(m,2H),3.16−3.27(m,8H),2.81(s,3H),2.26(
s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.66(m,2H),1
.57(m,2H),0.84(t,3H,J=6Hz)。
【1022】
実施例67:4’−((1R,4R)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−5−イルメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.1g
、28%)の合成
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【1023】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1024】
ジクロロエタン(150mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(14g、43mmol)とアセ
トアルデヒド(3.75g、85.4mmol)の撹拌溶液に、酢酸(15.36g、2
56mmol)を加えた。室温にて20分間撹拌した後に、水素化トリアセトキシホウ素
ナトリウム(27.0g、128mmol)を0℃にて加えた。その混合物を室温にて2
時間撹拌し、そして、重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチした。有機相を分離し、そして
、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥
させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物をえ、そしてそれを、シリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(14g、93%)
を得た。
【1025】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1026】
エタノール(100mL)中のメチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H
−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(14g、39mmol)の撹
拌溶液に、NaOH水溶液(2.36g、59.1mmol)を加えた。60℃にて1時
間撹拌した後に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、希HClと、それに続いてク
エン酸緩衝溶液を使用してpH4に酸性化した。その混合物を酢酸エチルによって抽出し
、そして、合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、対応する酸(13.9g)
を得た。
【1027】
DMSO(25mL)中の上記の酸(10g、29mmol)、3−(アミノメチル)
−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(8.8g、58mmol)、及びトリ
エチルアミン(5.6g、58mmol)の撹拌溶液に、0℃にてPYBOP(22g、
44mmol)を加えた。室温にて一晩撹拌した後に、その混合物を、氷中に注ぎ入れ、
そして、10%のMeOH/CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そし
て、減圧下で濃縮して、未精製物を得た。溶媒との粗精製物の粉末化で、5−ブロモ−N
−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズ
アミド(14g、73%)を得た。
【1028】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1029】
ジオキサン/水(30mL/10mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(5.0g、10m
mol)と(4−ホルミルフェニル)ボロン酸(2.35g、15.8mmol)の撹拌
溶液に、Na
2CO
3(4.01g、37.9mmol)を加えた。その溶液をアルゴンで
15分間パージし、Pd(PPh
3)
4(1.21g、1.05mmol)を加え、そして
、その混合物を100℃にて2時間加熱した。その混合物を、室温に冷やし、水で希釈し
、そして、10%のMeOH/CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いた。得られた粗精製物を、シリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、N−((4,6−ジメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド(3.5g、66%)を得た。
【1030】
以下の還元的アミノ化手順を、化合物67〜105を合成するのに使用した。
【1031】
ジクロロエタン(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミド(1.0mmol)と必要なアミン(3.0mmol)の撹拌溶液に、酢酸(
6.0mmol)を加えた。室温にて20分間撹拌した後に、水素化トリアセトキシホウ
素ナトリウム(0.63g、3.0mmol)を0℃にて加えた。その混合物を室温にて
2時間撹拌し、そして、重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチした。有機相を分離し、そし
て、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾
燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフィーによって、又はRP−HPLCによって精製して、遊離塩基又
はトリフルオロ酢酸塩の形態で生成物を得た。
【1032】
4’−((1R,4R)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5
−イルメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの解析データ:LCMS
:585.25(M+1)
+;HPLC:99.65%(@254nm)(R
t;4.01
9;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水
中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μ
L,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95
%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t,1H),7.55(d,
2H,J=7.6Hz),7.39−7.41(m,3H),7.21(s,1H),5
.85(s,1H),4.35(s,2H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),
3.93(d,2H,J=7.2Hz),3.82(d,2H,J=9.6Hz),3.
72(d,2H,J=4.4Hz),3.44−3.53(m,3H),3.22−3.
27(m,1H),3.01−3.09(m,2H),2.73(d,1H,J=9.2
Hz),2.23(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.7
9−1.82(m,1H),1.51−1.67(m,5H),0.82(t,3H,J
=6.8Hz)。
【1033】
実施例68:4’−((1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−5−イルメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.15
g、43%)
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【1034】
解析データ:LCMS:585.35(M+1)
+;HPLC:98.99%(@25
4nm)(R
t;3.95;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm
×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%の
TFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント
:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1
H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H,),8.18(
s,1H,),7.56−7.54(m,2H),7.41−7.39(m,3H),7
.21(s,1H),5.87(s,1H),4.34(s,1H),4.28(d,2
H,J=4.4Hz),3.93(d,1H,J=7.6Hz),3.83−3.81(
m,2H),3.74−3.72(m,2H),3.52(d,1H,J=6.8Hz.
),3.44(s,1H,),3.28−3.22(m,2H),3.09−3.08(
m,3H),2.73(d,1HJ=10Hz),2.41(d,1HJ=10Hz),
2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.79(m,
1H),1.67−1.51(m,5H).0.83(t,3HJ=6.8Hz)。
【1035】
実施例69:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(ピロリジン−1−イルメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド(0.19g)
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
解析データ:LCMS:557.25(M+1)
+;HPLC:97.70%(@25
4nm)(R
t;4.075;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.4Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H,
J=6.4Hz),7.35(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H
),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.5
8(s,2H),3.22−3.27(m,2H),3.06−3.09(m,2H),
2.99−3.04(m,1H),2.43(bs,4H),2.24(s,3H),2
.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.69(m,6H),1.5
1−1.56(m,2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1037】
実施例70:(S)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルメチル)−4−メチル−[1,1
’−ビフェニル]−3−カルボキサミドのTFA塩(0.15g、44%)
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【1038】
解析データ:LCMS:573.40(M+1)
+;HPLC:97.97%(@25
4nm)(R
t;3.965;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),10.03−
10.30(m,1H),8.23(s,1H),7.75(d,2H,J=7.2Hz
),7.60(d,2H,J=8Hz),7.52(s,1H),7.32(s,1H)
,5.87(s,1H),4.45−4.46(m,2H),4.39−4.40(m,
2H),4.29(d,2H,J=5.2Hz),3.83−3.86(m,2H),3
.43−3.55(m,2H),3.01−3.36(m,6H),2.32−2.37
(m,2H),2.27(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H),
1.67(m,2H),1.58(m,2H),0.84(t,3H,J=6.4Hz)
。
【1039】
実施例71:(R)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルメチル)−4−メチル−[1,1
’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.125g、55%)
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【1040】
解析データ:LCMS:573.40(M+1)
+;HPLC:96.12%(@25
4nm)(R
t;3.921;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.56(d,2H,J=7.6Hz),7.39(s,1H),7.36(
d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.68(s
,1H),4.28(d,2H,J=4Hz),4.19(bs,1H),3.81−3
.84(m,2H),3.56−3.59(m,2H),3.22−3.25(m,2H
),3.08−3.09(m,2H),3.01(m,1H),2.57−2.67(m
,2H),2.32(m,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.
10(s,3H),1.97−2.00(m,1H),1.64−1.67(m,2H)
,1.51−1.53(m,3H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1041】
実施例72:(S)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−(3−フルオロピロリジン−1−イルメチル)−4−メチル−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.05g)
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【1042】
解析データ:LCMS:575.35(M+1)
+;HPLC:98.44%(@25
4nm)(R
t;4.081;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.56(d,2H,J=7.6Hz),7.39(s,1H),7.34(
d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),5.09−5
.25(m,1H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.81−3.86(m,2
H),3.65(s,2H),3.53−3.55(m,2H),3.17−3.25(
m,2H),3.07−3.16(m,7H),2.24(s,3H),2.20(s,
3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53
(m,2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1043】
実施例73:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(ピペラジン−1−イルメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミドのTFA塩(0.18g、50%)
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【1044】
解析データ:LCMS:572.10(M+1)
+;HPLC:96.61%(@25
4nm)(R
t;3.736;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.81(b
s,2H),8.20(s,1H),7.66(d,2H,J=7.2Hz),7.47
(d,2H,J=7.6Hz),7.42(m,1H),7.25(s,1H),5.8
6(s,1H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.82−3.85(m,4H)
,3.11−3.27(m,9H),2.88(m,4H),2.25(s,3H),2
.20(s,3H),2.10(s,3H),1.65(m,2H),1.53−1.5
5(m,2H),0.83(t,3H,J=6Hz)。
【1045】
実施例74:(R)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−(3−フルオロピロリジン−1−イルメチル)−4−メチル−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.07g、31%)
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【1046】
解析データ:LCMS:575.35(M+1)
+;HPLC:97.53%(@25
4nm)(R
t;4.079;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.57(d,2H,J=7.6Hz),7.38(d,2H,J=4.4H
z),7.36(s,1H),7.22(s,1H),5.85(s,1H),5.12
−5.26(m,1H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.81−3.84(m
,2H),3.63(s,2H),3.22−3.25(m,2H),3.08−3.0
9(m,2H),3.02(m,1H),2.73−2.83(m,2H),2.32(
m,1H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1
.89(m,1H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H
),0.83(t,3H,J=7.2Hz)。
【1047】
実施例75:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(ピペリジン−1−イルメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド(0.1g、88%)
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【1048】
解析データ:LCMS:571.25(M+1)
+;HPLC:98.25%(@25
4nm)(R
t;4.147;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t
,1H,J=5.2Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.39(s,1H)
,7.34(d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),
4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.82−3.83(m,2H),3.43(
s,2H),3.24(t,2H,J=11.2Hz),3.06−3.09(m,2H
),2.99−3.01(m,1H),2.32(bs,4H),2.24(s,3H)
,2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1
.47−1.56(m,6H),1.38−1.39(m,2H),0.83(t,3H
,J=7.2Hz)。
【1049】
実施例76:(S)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−((3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.25g、71.4%)
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
解析データ:LCMS:587.40(M+1)
+;HPLC:97.63%(@25
4nm)(R
t;3.997;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H,J−4.8Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.39(s,1H)
,7.34(d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),
4.55(d,1H,J=4.8Hz),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.
81−3.84(m,2H),3.51−3.54(m,2H),3.43−3.45(
m,1H),3.06−3.09(m,3H),2.99−3.01(m,2H),2.
79(d,1H,J=6.8Hz),2.65(d,1H,J=10.8Hz),2.2
4(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.78−1.88(
m,2H),1.58−1.71(m,2H),1.39−1.51(m,4H),1.
04−1.10(m,1H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1051】
実施例77:(R)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4’−((3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.11g、48.6%)
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
解析データ:LCMS:587.45(M+1)
+;HPLC:98.65%(@25
4nm)(R
t;3.976;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.18(t
,1H),7.56(d,2H,J=7.6Hz),7.39(s,1H),7.35(
d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d
,2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.40−3.54(m
,3H),3.22−3.25(m,2H),3.08−3.09(m,2H),3.0
2(m,1H),2.78−2.80(m,2H),2.66(m,2H),2.24(
s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.80−1.86(m,
3H),1.53−1.67(m,3H),1.40−1.51(m,3H),1.04
−1.06(m,1H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1053】
実施例78:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−((4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1,1’−
ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.2g、57%)
【化118】
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【1054】
解析データ:LCMS:587.20(M+1)
+;HPLC:99.89%(@25
4nm)(R
t;1.456;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.4Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.39(s,1H)
,7.34(d,2H,J=8Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),
4.53(d,1H,J=3.6Hz),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.
81−3.84(m,2H),3.44(s,3H),3.22−3.27(m,2H)
,3.07−3.09(m,2H),3.01−3.06(m,1H),2.66(m,
2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),2.0
0−2.04(m,2H),1.64−1.67(m,4H),1.51−1.53(m
,2H),1.36−1.39(m,2H),0.83(t,3H,J=7.2Hz)。
【1055】
実施例79:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−((3−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビ
フェニル]−3−カルボキサミド(0.2g、56%)
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【1056】
解析データ:LCMS:589.35(M+1)
+;HPLC:96.06%(@25
4nm)(R
t;4.092;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.57(d,2H,J=7.2Hz),7.40(s,1H),7.35(
d,2H,J=7.2Hz),7.22(s,1H),5.85(s,1H),4.56
−4.68(m,1H),4.28(d,2H),3.81−3.84(m,2H),3
.52(s,2H),3.22−3.28(m,3H),3.08−3.09(m,2H
),3.02(m,1H),2.65−2.72(m,1H),2.39(m,2H),
2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.78−1.
81(m,2H),1.64−1.68(m,2H),1.50−1.53(m,4H)
,0.83(t,3H)。
【1057】
実施例80:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビ
フェニル]−3−カルボキサミド(0.09g、25%)
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【1058】
解析データ:LCMS:589.30(M+1)
+;HPLC:95.46%(@25
4nm)(R
t;4.156;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.56(d,2H),7.39(s,1H),7.37(d,2H),7.
21(s,1H),5.85(s,1H),4.62−4.74(m,1H),4.28
(d,2H,J=3.2Hz),3.81−3.84(m,2H),3.49(s,2H
),3.22−3.25(m,3H),3.08−3.09(m,3H),3.02(m
,1H),2.32(m,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.
10(s,3H),1.82−1.85(m,2H),1.64−1.67(m,4H)
,1.51−1.53(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1059】
実施例81:4’−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)−N−((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−
(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.1g、27%)
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【1060】
解析データ:LCMS:607.35(M+1)
+;HPLC:95.48%(@25
4nm)(R
t;4.237;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t
,1H),7.58(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H,J=3.6Hz)
,7.36(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d
,2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.56(s,2H),
3.22−3.27(m,2H),3.08−3.09(m,2H),2.99−3.0
1(m,1H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H)
,1.90−1.99(m,4H),1.64−1.67(m,2H),1.48−1.
56(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。[4Hは溶媒ピークと同化
]。
【1061】
実施例82:4’−((アゼチジン−1−イルメチル)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3
−カルボキサミド
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【1062】
解析データ:LCMS:543.40(M+1)
+;HPLC:96.50%(@25
4nm)(R
t;4.010;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.4Hz),7.54(d,2H,J=8Hz),7.38(s,1H)
,7.32(d,2H,J=8Hz),7.20(s,1H),5.85(s,1H),
4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.52(
s,2H),3.22−3.27(m,2H),2.98−3.11(m,7H),2.
23(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.94−2.01
(m,2H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.56(m,2H),0
.82(t,3H,J=7.2Hz)。
【1063】
実施例83:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−((3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1,1’−
ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【1064】
解析データ:LCMS:559.80(M+1)
+;HPLC:96.10%(@25
4nm)(R
t;3.917;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.54(d,2H,J=8Hz),7.38(s,1H),7.31(d,
2H,J=4.4Hz),7.20(s,1H),5.85(s,1H),5.28(d
,1H,J=6.4Hz),4.28(d,2H,J=4.4Hz),4.17−4.1
9(m,1H),3.81−3.84(m,2H),3.56(s,2H),3.48(
t,2H,J=6.4Hz),3.22−3.27(m,2H),3.06−3.09(
m,2H),3.01(m,1H),2.75(t,2H,J=6.8Hz),2.24
(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m
,2H),1.51−1.53(m,2H),0.82(t,3H,J=7.2Hz)。
【1065】
実施例84:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−((3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビ
フェニル]−3−カルボキサミド
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【1066】
解析データ:LCMS:561.25(M+1)
+;HPLC:97.99%(@25
4nm)(R
t;4.021;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H),7.57(d,2H,J=7.2Hz),7.37−7.40(m,3H),
7.22(s,1H),5.85(s,1H),5.27(m,1H),4.28(d,
2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.63(s,2H),3
.22−3.27(m,2H),3.08−3.09(m,2H),3.01(m,1H
),2.77(m,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.15(
s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),1.
04−1.06(m,1H),0.83(t,3H,J=7.2Hz)[2Hは溶媒ピー
クと同化]。
【1067】
実施例86:4’−((1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)−N−((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【1068】
解析データ:LCMS:585.37(M+1)
+;HPLC:87.74%(@25
4nm)(R
t;3.715;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),8.18(t
,1H),7.57(d,2H,J=6.8Hz),7.39(m,3H),7.21(
s,1H),5.85(s,1H),4.29(d,2H),3.81−3.84(m,
2H),3.66(s,2H),3.08−3.09(m,3H),3.02(bs,4
H),2.96(m,3H),2.64−2.66(m,4H),2.24(s,3H)
,2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.78(m,2H),1.64−1
.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),0.83(t,3H)。
【1069】
実施例87:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)−[1,
1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【1070】
解析データ:LCMS:600.30(M+1)
+;HPLC:99.46%(@25
4nm)(R
t;3.713;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.17(t
,1H),7.56(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H,J=5.6Hz)
,7.36(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d
,2H,J=5.2Hz),3.81−3.84(m,2H),3.61(s,2H),
3.09−3.28(m,3H),3.06−3.09(m,2H),3.02(m,1
H),2.59−2.65(m,5H),2.56(t,2H,J=6Hz),2.24
(s,6H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.72(m
,4H),1.51−1.53(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1071】
実施例88:4’−((1,4−オキサゼパン−4−イル)メチル)−N−((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチ
ル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミド
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【1072】
解析データ:LCMS:587.40(M+1)
+;HPLC:96.85%(@25
4nm)(R
t;4.055;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H,J=4.8Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.37−7.39(
m,3H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=
4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.69(t,3H,J=6Hz),
3.64(s,1H),3.59−3.61(m,2H),3.22−3.27(m,2
H),2.99−3.09(m,3H),2.59−2.64(m,4H),2.24(
s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.77−1.83(m,
2H),1.64−1.67(m,2H),1.48−1.56(m,2H),0.83
(t,3H,J=7.2Hz)。
【1073】
実施例89:4’−((アミノメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミ
ド
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
解析データ:LCMS:503.40(M+1)
+;HPLC:79.83%(@25
4nm)(R
t;3.846;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t
,1H),7.63(d,2H,J=8.4Hz),7.47(d,2H,J=8Hz)
,7.39(s,1H),7.23(s,1H),5.86(s,1H),4.28(d
,2H,J=4.4Hz),3.92(s,2H),3.81−3.84(m,2H),
3.22−3.32(m,2H),3.08−3.10(m,2H),3.01(m,1
H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.65
−1.67(m,2H),1.51−1.56(m,2H),0.83(t,3H,J=
6.8Hz)。
【1075】
実施例90:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((メチルアミノ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミド
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【1076】
解析データ:LCMS:517.30(M+1)
+;HPLC:98.05%(@25
4nm)(R
t;3.886;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.51(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.4Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H)
,7.36(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d
,2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.66(s,2H),
3.11−3.25(m,3H),3.04−3.09(m,2H),2.99−3.0
1(m,1H),2.26(s,3H),2.24(s,3H),2.20(s,3H)
,2.10(s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.48−1.56(m,
2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1077】
実施例91:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((エチルアミノ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミド
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【1078】
解析データ:LCMS:531.35(M+1)
+;HPLC:98.28%(@25
4nm)(R
t;3.977;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H,J=4.8Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.39(s,1H)
,7.37(d,2H,J=2Hz),7.21(s,1H),5.85(s,1H),
4.28(d,2H,J=6Hz),3.81−3.84(m,2H),3.71(s,
2H),3.22−3.28(m,2H),3.01−3.11(m,3H),2.52
−2.55(m,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s
,3H),1.65−1.67(m,2H),1.50−1.53(m,2H),1.0
3(t,3H,J=7.2Hz),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1079】
実施例92:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((イソプロピルアミノ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−3
−カルボキサミドのTFA塩
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【1080】
TFA塩の解析データ::LCMS:545.40(M+1)
+;HPLC:94.7
4%(@254nm)(R
t;4.081;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),
8.66(bs,1H),8.20(s,1H),7.74(d,2H,J=7.6Hz
),7.57(d,2H,J=7.6Hz),7.43(s,1H),7.27(s,1
H),5.86(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),4.19(t,
2H),3.82−3.85(m,2H),3.25(t,2H,J=10.8Hz),
3.09−3.22(m,3H),2.25(s,3H),2.21(s,3H),2.
10(s,3H),1.65(m,2H),1.53−1.55(m,3H),1.28
(d,6H,J=6.4Hz),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1081】
実施例93:4’−((シクロプロピルメチル)アミノ)メチル)−N−((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【1082】
解析データ:LCMS:557.35(M+1)
+;HPLC:96.44%(@25
4nm)(R
t;4.182;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t
,1H),7.55(d,2H,J=7.2Hz),7.37−7.39(m,3H),
7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz)
,3.81−3.84(m,2H),3.73(s,2H),3.22−3.24(m,
3H),3.06−3.09(m,2H),3.01(m,1H),2.36(d,2H
,J=6.8Hz),2.23(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3
H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.56(m,2H),0.81−
.084(m,4H),0.38−0.39(m,2H),0.07−0.08(m,2
H)。
【1083】
実施例94:4’−((ジエチル)アミノ)メチル)−N−((4,6−ジメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【1084】
解析データ:LCMS:559.20(M+1)
+;HPLC:98.33%(@25
4nm)(R
t;4.126;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),8.19(t
,1H,J=5.2Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H,
J=5.2Hz),7.36(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H
),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.81−3.83(m,2H),3.5
4(s,2H),3.22−3.37(m,2H),3.06−3.11(m,2H),
2.99−3.01(m,1H),2.43−2.47(m,4H),2.24(s,3
H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H)
,1.48−1.56(m,2H),0.98(t,6H,J=7.2Hz),0.83
(t,3H,J=6.8Hz)。
【1085】
実施例95:(R)−4’−(((2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ)メチル)
−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−
[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【1086】
解析データ:LCMS:599.35(M+1)
+;HPLC:93.58%(@25
4nm)(R
t;3.808;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H,J=4.8Hz),7.56(d,2H,J=8Hz),7.37−7.39(
m,3H),7.16(s,1H),5.85(s,1H),4.51−4.56(m,
2H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.81−3.84(m,2H),3
.73(s,2H),3.55(m,1H),3.11−3.25(m,3H),3.0
1−3.09(m,3H),2.56−2.61(m,1H),2.41−2.46(m
,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.15(s,3H),1.
65−1.67(m,2H),1.48−1.56(m,2H),0.83(t,3H,
J=6.8Hz)。
【1087】
実施例96:(S)−4’−(((2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ)メチル)
−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−
[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【1088】
解析データ:LCMS:577.25(M+1)
+;HPLC:96.96%(@25
4nm)(R
t;3.812;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.8Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.37−7.39(
m,3H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.55(m,3H),4
.28(d,2H,J=4.8Hz),3.81−3.83(m,2H),3.72(s
,2H),3.55(bs,1H),3.22−3.28(m,3H),3.01−3.
11(m,3H),2.57−2.60(m,1H),2.41−2.45(m,2H)
,2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1
.67(m,2H),1.51−1.56(m,2H),0.83(t,3H,J=7.
2Hz)。
【1089】
実施例97:4’−(((シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ)メチル)−N−
((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−
5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,
1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【1090】
解析データ:LCMS:571.40(M+1)
+;HPLC:99.80%(@25
4nm)(R
t;4.243;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t
,1H,J=4.8Hz),7.57(d,2H,J=8Hz),7.40(s,1H)
,7.37(d,2H,J=8Hz),7.22(s,1H),5.85(s,1H),
4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.81−3.83(m,2H),3.53(
s,2H),3.11−3.25(m,2H),2.99−3.09(m,3H),2.
25−2.32(m,2H),2.24(s,3H),2.20(s,6H),2.10
(s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.48−1.56(m,2H),0
.88(m,1H),0.83(t,3H,J=7.2Hz),0.46−0.47(m
,2H),0.081(m,2H)。
【1091】
実施例98:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(((2−ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミド
【化137】
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【1092】
解析データ:LCMS:547.35(M+1)
+;HPLC:96.46%(@25
4nm)(R
t;3.862;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(s,1H),8.19(t
,1H,J=4.4Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.38(d,2H,
J=4.4Hz),7.37(s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H
),4.47(bs,2H),4.28(d,2H,J=3.6Hz),3.81−3.
83(m,2H),3.72(s,2H),3.46(m,2H),3.22−3.27
(m,2H),3.07−3.09(m,2H),3.01−3.06(m,1H),2
.55−2.57(m,2H),2.23(s,3H),2.20(s,3H),2.1
0(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),
0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1093】
実施例99:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(((3−ヒドロキシプロピル)アミノ)メチル)−[1,1’−ビ
フェニル]−3−カルボキサミド
【化138】
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【1094】
解析データ:LCMS:561.30(M+1)
+;HPLC:96.82%(@25
4nm)(R
t;3.911;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),8.19(t
,1H),7.55(d,2H,J=7.6Hz),7.39(d,2H),7.37(
s,1H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),4.46(bs,1H),
4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.81−3.83(m,2H),3.69(
s,2H),3.45(t,2H,J=6.4Hz),3.22−3.27(m,2H)
,3.07−3.09(m,2H),3.01−3.06(m,1H),2.23(s,
3H),2.20(s,3H),2.14(s,3H),1.64−1.67(m,2H
),1.51−1.61(m,4H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)[1Hは
溶媒ピークと同化]。
【1095】
実施例100:4’−((ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)−N−((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−
(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミドのTFA塩
【化139】
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【1096】
TFA塩の解析データ:LCMS:591.25(M+1)
+;HPLC:99.00
%(@254nm)(R
t;3.860;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),9
.38(s,1H),8.25(s,1H),7.77(d,2H,J=3.2Hz),
7.65(s,2H),7.63(s,1H),7.33(s,1H),5.87(s,
1H),4.46(s,2H),4.29(d,2H,J=4.8Hz),3.78−3
.90(m,6H),3.18−3.28(m,9H),2.27(s,3H),2.2
1(s,3H),2.10(s,3H),1.58−1.67(m,4H),0.85(
t,3H,J=6.8Hz)。
【1097】
実施例101:4’−(((2−アミノエチル)アミノ)メチル)−N−((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【1098】
解析データ:LCMS:546.35(M+1)
+;HPLC:93.12%(@25
4nm)(R
t;3.721;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(s,1H),9.19(b
s,1H),8.20(t,1H),7.99(bs,2H),7.74(d,2H,J
=8Hz),7.57(d,2H,J=8Hz),7.42(s,1H),7.26(s
,1H),5.86(s,1H),4.26−4.29(m,3H),3.82−3.8
4(m,2H),3.11−3.27(m,8H),3.03(s,2H),2.24(
s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,
2H),1.55(m,2H),0.83(t,3H,J=6Hz)。
【1099】
実施例102:4’−(((3−アミノプロピル)アミノ)メチル)−N−((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチ
ル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミドのTFA塩
【化141】
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【1100】
TFA塩の解析データ:LCMS:560.20(M+1)
+;HPLC:98.90
%(@254nm)(R
t;3.611;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(s,1H),8
.93(bs,2H),8.20(t,1H),7.79(bs,2H),7.73(d
,2H,J=8Hz),7.55(d,2H,J=8Hz),7.43(s,1H),7
.27(s,1H),5.87(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),
4.19(m,2H),3.81−3.85(m,2H),3.25(t,2H,J=1
1.2Hz),3.11−3.16(m,3H),3.01(m,3H),2.87−2
.88(m,1H),2.24(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3
H),1.89−1.92(m,2H),1.65−1.68(m,2H),1.53−
1.55(m,2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1101】
実施例103:4’−(((2,2−ジフルオロエチル)アミノ)メチル)−N−((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−
(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【1102】
解析データ:LCMS:567.30(M+1)
+;HPLC:92.86%(@25
4nm)(R
t;3.984;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t
,1H),7.57(d,2H,J=7.2Hz),7.38−7.40(m,3H),
7.21(s,1H),6.01(t,1H),5.85(s,1H),4.28(d,
2H,J=4.4Hz),3.81−3.84(m,2H),3.77(s,2H),3
.22−3.28(m,2H),3.06−3.09(m,2H),3.01(m,1H
),2.84(t,2H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(
s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),0.
83(t,3H,J=6.8Hz)。
実施例104:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−4’−(((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)メチル)−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化143】
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【1103】
解析データ:LCMS:585.25(M+1)
+;HPLC:99.52%(@25
4nm)(R
t;4.175;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t
,1H),7.58(d,2H,J=8Hz),7.39−7.40(m,3H),7.
21(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3
.80−3.83(m,4H),2.93−3.27(m,8H),2.24(s,3H
),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H),
1.51−1.53(m,2H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1104】
実施例105:4’−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルメ
チル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メ
チル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【1105】
解析データ:LCMS:585.40(M+1)
+;HPLC:99.67%(@25
4nm)(R
t;3.99;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm
×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%の
TFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント
:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1
H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H,),8.18(
s,1H,),7.55−7.54(m,2H),7.38(s,1H),7.31−7
.29(m,2H),7.20(s,1H),5.85(s,1H),4.60(s,3
H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.83−3.81(m,2H),3.
53(s,2H,),3.83−3.81(m,2H),3.32(2Protonsは
溶媒ピークと同化),3.24−3.22(m,4H),3.09−3.01(m,3H
,),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.67
−1.64(m,2H),1.53−1.51(m,2H),0.83(t,3HJ=6
.4Hz)。
【1106】
実施例108:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【1107】
ステップ1:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4’−
((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(
メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【1108】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(メチル)アミノ)−シ
クロヘキシル)カルバマート(1当量)とN,N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,
5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンアミン
(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、溶液をアルゴ
ンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、反応
フラスコを再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃にて4時間加
熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した
。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗
生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製
して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチル−2−
オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4’−((ジ
メチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(メチル
)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.08g、48.78%)を得た。
【1109】
ステップ2:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(メチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【1110】
DCM(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−4’−((ジメチルアミノ)メチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3
−イル)(メチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.08g)の撹拌溶液を
、0℃に冷やし、そして、TFA(2mL)を加えた。その反応混合物を室温にて1時間
撹拌した。その反応物を濃縮乾固して、TFA塩として表題化合物(0.06g、89.
55%)を得た。LCMS:530.35(M+1)
+;HPLC:89.74%(@2
54nm)(R
t;3.557;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.6
mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05
%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエ
ント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B)
;
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),9.74(
bs,1H),8.17(t,1H),7.74−7.76(m,4H),7.55(d
,2H,J=7.6Hz),7.36(s,1H),7.22(s,1H),5.86(
s,1H),4.28−4.31(m,4H),2.97(bs,1H),2.74(d
,6H,J=4.4Hz),2.66(s,3H),2.20(d,6H,J=2Hz)
,2.10(s,3H),1.92−1.95(m,2H),1.74−1.77(m,
2H),1.52−1.57(m,2H),1.28−1.30(m,2H)[1Hは溶
媒ピークと同化]。
【1111】
実施例109:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベンズアミドの合成
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【1112】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.2g、0.
42mmol)と(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(0.105g
、0.505mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.16g、1.51mmol)を
加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.0
48g、0.042mmol)を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10
分間パージした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。次に、その反応混合物
を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、
カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.100g、50%)を得
た。LCMS:478.20(M+1)
+;HPLC:95.82%(@254nm)(
R
t;4.322;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ;
移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;
注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で
5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR
(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.12(s,1H),
8.10(t,1H),7.81(s,1H),7.33(s,1H),7.13(s,
1H),5.86(s,1H),4.27(d,2H,J=4.8Hz),3.81−3
.83(m,5H),3.21−3.26(m,2H),2.98−3.08(m,3H
),2.20(s,3H),2.17(s,3H),2.10(s,3H),1.63−
1.66(m,2H),1.48−1.52(m,2H),0.86(t,3H,J=7
.2Hz)。
【1113】
実施例110:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−
3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズア
ミドの合成
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【1114】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【1115】
ジオキサン/水混合物(15mL+3mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1g、2.1
5mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.539g、2.31
mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.82g、7.74mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.288g、0.
25mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。反応塊を2時間8
0℃にて加熱した。完了と同時に、その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のM
eOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を
減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、所望の化合物(0.60g、57%)を得た。
【1116】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−((ジメチルアミノ)メチル)ピリジン−3−イル)−3
−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミ
ドの合成
【1117】
ジクロロエタン(3mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド(
0.102g、0.203mmol)とジメチルアミン(0.044g、2M0.507
mL、1.01mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.073g、1.021mmol)を
加え、そして、反応物を室温にて20分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素
ナトリウム(0.129g、0.609mmol)を0℃にて加え、そして、その反応物
を室温にて4時間撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き、水を加え、そして
、抽出を10%のMeOH/DCMを使用して実施した。合わせた有機層を、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラムク
ロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.08g、75%)を得た。LCM
S:532.30(M+1)
+;HPLC:97.53%(@254nm)(R
t;3.8
78;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;
水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10
μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから9
5%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−
d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.75(d,1H,J=1.2Hz
),8.20(t,1H,J=4.8Hz),8.02(d,1H,J=6.4Hz),
7.49(s,1H),7.47(s,1H),7.27(s,1H),5.87(s,
1H),4.28(d,2H,J=4.8Hz),3.81−3.84(m,2H),3
.56(s,2H),3.22−3.24(m,2H),3.02−3.12(m,3H
),2.25(s,3H),2.21(s,6H),2.20(s,3H),2.10(
s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.50−1.56(m,2H),0.
82(t,3H,J=6.8Hz)。
【1118】
実施例111:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3
−イル)ベンズアミドの合成
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【1119】
ステップ1a:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドの合成
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【1120】
ジオキサン/水混合物(15mL+3mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1g、2.1
5mmol)と(6−ホルミルピリジン−3−イル)ボロン酸(0.539g、2.31
mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.82g、7.74mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。
【1121】
次に、Pd(PPh
3)
4(0.288g、0.25mmol)を加え、そして、再びア
ルゴンで10分間パージした。反応塊を80℃にて2時間加熱した。完了と同時に、その
反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有
機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そし
てそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合
物(0.60g、57%)を得た。
【1122】
ステップ1b:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−5−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミド
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【1123】
上記の反応を1.5gの規模で繰り返したとき、N−((4,6−ジメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル
)−2−メチルベンズアミド(0.350g、22%)を単離した。
【1124】
ステップ2:5−(6−(ブロモメチル)ピリジン−3−イル)−N−((4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【1125】
DCM(5mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−5−(6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミ
ド(0.35g、0.694mmol)の撹拌溶液に、トリフェニルホスフィン(0.3
61g、1.38mmol)を加え、そして、それを室温にて10分間撹拌した。最後に
、CBr
4(0.318g、1.38mmol)を分割してそれに加え、そして、得られ
た溶液を室温にて18時間撹拌した。完了と同時に、その反応塊に水を加え、そして、抽
出をDCMを使用して実施した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そし
て、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、次にそれをカラム精製して、所望の化合物(0.
35g、89%)を得た。
【1126】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−メチル−5−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−
イル)ベンズアミドの合成
【1127】
THF(2mL)中に溶解した5−(6−(ブロモメチル)ピリジン−3−イル)−N
−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズ
アミド(0.175g、0.309mmol)の撹拌溶液に、1−メチル−ピペラジン(
0.309g、1.54mmol)を室温にて加え、そして、同じ温度で18時間撹拌し
た。完了と同時に、水を反応塊に加え、そして、抽出をDCMを使用して実施した。合わ
せた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得
、そしてそれを、分取用HPLCで精製して、TFA塩として表題化合物(0.028g
、15%)を得た。LCMS:587.40(M+1)
+;HPLC:98.05%(@
254nm)(R
t;3.831;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.
6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.0
5%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジ
エント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B
);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.89
(s,1H),8.21(d,2H,J=7.6Hz),7.59(d,2H,J=7.
6Hz),7.35(s,1H),5.87(s,1H),4.29(d,2H,J=4
Hz),3.96−4.04(m,2H),3.83−3.86(m,2H),3.16
−3.43(m,13H),2.81(s,3H),2.27(s,3H),2.21(
s,3H),2.10(s,3H),1.67(m,2H),1.56(m,2H),0
.84(t,3H,J=6.4Hz)。
【1128】
実施例112:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4,4’−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
ジオキサン(3mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(200mg、0.42mmol)と
p−トリルボロン酸(86mg、0.63mmol)撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶
液(0.75mL、1.51mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パー
ジした。次に、Pd(PPh
3)
4(48mg、0.04mmol)を加え、そして、再び
アルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて2時間加熱した。完了と同時に、
反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した(3回)。合
わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カラムク
ロマトグラフィー精製により、表題化合物(150mg、73%)を得た。LCMS:4
88.20(M+1)
+;HPLC:99.33%(@254nm)(R
t;5.393;
方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に
0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,
カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%B
にし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,
400MHz)δ11.46(s,1H),8.19(t,1H),7.51(d,2H
,J=8Hz),7.37(s,1H),7.25(d,2H,J=8Hz),7.19
(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.8
1−3.83(m,2H),3.22−3.27(m,2H),3.07−3.09(m
,2H),3.01(m,1H),2.33(s,3H),2.23(s,3H),2.
20(s,3H),2.10(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1.51
−1.55(m,2H),0.82(t,3H,J=6.8Hz)。
【1130】
実施例113:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4’−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【1131】
ジオキサン(2.5mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(200mg、0.42mmol
)及び4−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸(96mg、0.63mmol)の撹
拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶液(0.75mL、1.51mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(48mg、0.04
mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて
4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH
/DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下
での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(130mg
、62%)を得た。LCMS:504.15(M+1)
+;HPLC:98.86%(@
254nm)(R
t;4.240;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.
6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.0
5%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジ
エント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B
);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.19
(t,1H),7.57(d,2H,J=7.2Hz),7.39(s,1H),7.3
7(d,2H),7.21(s,1H),5.85(s,1H),5.20(t,1H,
J=5.2Hz),4.52(d,2H,J=5.6Hz),4.28(d,2H,J=
3.6Hz),3.81−3.84(m,2H),3.22−3.32(m,2H),3
.08−3.09(m,2H),3.01(m,1H),2.24(s,3H),2.2
0(s,3H),2.10(s,3H),1.65−1.67(m,2H),1.51−
1.53(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1132】
実施例114:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−3’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【1133】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
3’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1134】
ジオキサン(2mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(400mg、0.84mmol)と
(3−ホルミルフェニル)ボロン酸(189mg、1.26mmol)の撹拌溶液に、2
MのNa
2CO
3水溶液(1.5mL、3.03mmol)を加え、そして、溶液をアルゴ
ンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(97mg、0.08mmol)を加
え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱した
。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出
した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去
に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(270mg、64%)を得
た。
【1135】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−3’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【1136】
ジクロロエタン(5mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−3’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミド(270mg、0.53mmol)とモルホリン(94mg、1.07mmol
)の撹拌溶液に、酢酸(194mg、3.23mmol)を加え、そして、反応物を室温
にて30分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(343mg、1
.61mmol)を0℃にて加え、その反応混合物を、室温にし、そして、撹拌を一晩続
けた。完了と同時に、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続
く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(200mg、65%)を得た。
LCMS:573.25(M+1)
+;HPLC:90.21%(@254nm)(R
t;
4.048;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.20(t,1H),7.5
2(s,1H),7.49(d,2H,J=7.6Hz),7.39(d,1H,J=5
.6Hz),7.29(d,1H,J=7.2Hz),7.20(s,1H),5.85
(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz),3.82−3.84(m,2H
),3.56(m,4H),3.52(s,2H),3.22−3.30(m,2H),
3.08−3.10(m,2H),3.01(m,1H),2.37(s,4H),2.
24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.65−1.67
(m,2H),1.51−1.54(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz
)。
【1137】
実施例115:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−4’−((3−(モルホリノメチル)アゼチジン−1−イル)メチル)−
[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【1138】
化合物115を、実施例67に記載のものと同様の方法で調製した。解析データ:LC
MS:642.45(M+1)
+;HPLC:93.13%(@254nm)(R
t;3.
803;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A
;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:1
0μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから
95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO
−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.18(t,1H),7.54(
d,2H,J=7.6Hz),7.38(s,1H),7.31(d,2H,J=7.6
Hz),7.20(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4H
z),3.81−3.83(m,2H),3.52−3.53(m,6H),3.22−
3.24(m,2H),3.07−3.09(m,2H),3.01(m,1H),2.
79(s,2H),2.56−2.58(m,2H),2.29(m,2H),2.28
(s,3H),2.23(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),
1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),0.82(t,3
H,J=6.8Hz)。
【1139】
実施例116:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
の合成
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【1140】
ステップ1:メチル4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキシラー
トの合成
【1141】
ジオキサン(9mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(600mg、1.83mmol)と4−
[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベ
ンジル]モルホリン(833mg、2.75mmol)の撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3
水溶液(3.30mL、6.60mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間
パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(211mg、0.18mmol)を加え、そして
、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱した。完了と同
時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した(3回
)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カ
ラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(500mg、77%)を得た。
【1142】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの
合成
【1143】
NaOH水溶液(73mg、1.76mmol)を、エタノール(10mL)中のメチ
ル4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキシラート(500mg、1
.17mmol)の撹拌溶液に加え、そして、撹拌を60℃にて1時間続けた。完了後に
、エタノールを減圧下で取り除き、そして、希HClを使用してpH6まで酸性化した。
水層を酢酸エチルで抽出し(5回)、そして、合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥
させた。減圧下での溶媒の除去により、それぞれの酸(350mg、72.4%)を得た
。
【1144】
DMF(10mL)中の酸(200mg、0.48mmol)の氷冷撹拌溶液に、ED
CI(139mg、0.73mmol)及びトリエチルアミン(0.17mL、1.21
mmol)を加えた。次に、0℃にて15分間撹拌した後、HOBT(78mg、0.5
8mmol)に続いて、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)
−オン(148mg、0.97mmol)を加えた。反応混合物を、室温にし、そして撹
拌を一晩続けた。完了と同時に、反応塊を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH
/DCMで抽出した(5回)。合わせた有機層を、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
させた。減圧下での溶媒の除去に続く、溶媒洗浄により、表題化合物(50mg、19%
)を得た。LCMS:545.15(M+1)
+;HPLC:95.86%(@254n
m)(R
t;4.382;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×
5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のT
FA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:
8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H
NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H),8.03(m,1
H),7.71(bs,1H),7.54(d,1H,J=7.6Hz),7.34(d
,2H,J=7.6Hz),6.85(s,1H),6.70(s,1H),5.83(
d,2H,J=7.6Hz),4.58(d,1H,J=7.6Hz),4.26(d,
2H,J=4Hz),4.04(d,2H,J=4.8Hz),3.85−3.88(m
,2H),3.62(m,1H),3.57(t,2H),3.41−3.47(m,3
H),2.32−2.36(m,4H),2.19(s,3H),2.11(s,3H)
,2.05(s,3H),1.88−1.91(m,2H),1.50−1.52(m,
2H)。
【1145】
実施例117:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチルアミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)
−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【1146】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(エチルアミノ)−2−メチルベンゾアートの合
成
【1147】
ジクロロエタン(10mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(1.0g、4.09mmol)とアセトアルデヒド(180mg、4.09mmo
l)の撹拌溶液に、酢酸(1.47g、24.58mmol)を加え、そして、反応物を
室温にて30分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(2.6g、
12.29mmol)を0℃にて加え、室温にし、そして、撹拌を2時間続けた。完了と
同時に、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗
浄し、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カラムク
ロマトグラフィー精製により、所望の化合物(600mg、55%)を得た。
【1148】
ステップ2:メチル5−(エチルアミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)
−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキシラートの合成
【1149】
ジオキサン(5mL)中のメチル5−ブロモ−3−(エチルアミノ)−2−メチルベン
ゾアート(600mg、2.2mmol)と4[4−(4,4,5,5−テトラメチル−
1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(1.0g、3.3m
mol)の撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶液(3.96mL、7.93mmol)を
加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(255
mg、0.22mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊
を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、1
0%のMeOH/DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥
させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、所望の化
合物(800mg、98%)を得た。
【1150】
ステップ3:5−(エチルアミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボン酸の合成
【1151】
NaOH水溶液(130mg、3.25mmol)を、エタノール(10mL)中の化
合物6(800mg、2.17mmol)の撹拌溶液に加え、そして、撹拌を60℃にて
1時間続けた。完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、希HClを使用して
pH〜6まで酸性化した。水層を酢酸エチルで抽出し(5回)、そして、合わせた有機層
を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去により、所望の化合物(700
mg、91%)を得た。LCMS:355.05(M+1)
+;HPLC:89.74%
(@254nm)(R
t;3.854;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(CD3OD,400MHz)δ8.24(s,1H),7.88(
s,1H),7.84(d,2H,J=8Hz),7.71(d,2H,J=8.4Hz
),4.45(s,2H),4.06(d,2H,J=11.2Hz),3.79(t,
2H,J=12Hz),3.53(q,2H,J=7.2Hz),3.40−3.43(
m,2H),3.22−3.31(m,2H),2.66(s,3H),1.45(t,
3H,J=7.2Hz)。
【1152】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチルアミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−
[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1153】
5−(エチルアミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボン酸(300mg、0.84mmol)をDMSO(2mL)で溶
解し、そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(
257mg、1.69mmol)をそれに加えた。室温にて15分間の撹拌の後に、Py
BOP(660mg、1.26mmol)をその反応混合物に加え、そして、撹拌を一晩
続けた。完了後に、反応塊を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽
出した(5回)。合わせた有機層を、水で洗浄し、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させ
た。減圧下での溶媒の除去とそれに続く、溶媒洗浄により、表題化合物(100mg、2
4%)を得た。LCMS:489.20(M+1)
+;HPLC:96.41%(@25
4nm)(R
t;4.060;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),9.90(s
,1H),8.06(t,1H),7.73(d,2H,J=7.6Hz),7.55(
d,2H,J=7.2Hz),6.80(d,2H,J=7.6Hz),5.86(s,
1H),4.38(s,2H),4.27(d,2H,J=4Hz),3.95(m,2
H),3.62−3.65(m,2H),3.28−3.31(m,2H),3.20−
3.24(m,2H),3.14−3.19(m,2H),2.20(s,3H),2.
10(s,3H),2.06(s,3H),1.21(t,3H,J=6.8Hz)。
【1154】
実施例118:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((4−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミドの合成
【化158】
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【1155】
ステップ1:tert−ブチルジメチル(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)シラン
の合成
【1156】
ジクロロエタン(500mL)中のプロパ−2−イン−1−オール(10.0g、17
8.3mmol)とイミダゾール(18.2mg、267.5mmol)の氷冷撹拌溶液
に、TBDMSCl(40.24g、267.5mmol)を加え、そして、撹拌を0℃
にて1.5時間続けた。完了と同時に、飽和塩化アンモニウム水溶液を、反応混合物に加
え、そして、酢酸エチルによって抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上
で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去とそれに続く、溶媒洗浄により、所望の化合物(2
0g、67%)を得た。
【1157】
ステップ2:5−((tertブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタ−3−イン−2
−オンの合成
【1158】
−78℃にてTHF(400mL)中のtert−ブチルジメチル(プロパ−2−イン
−1−イルオキシ)シラン(20.0g、116.9mmol)の撹拌溶液に、n−Bu
Li(90mL、140.0mmol)を加え、そして、その反応混合物を、2以内に室
温にした。次に、その反応混合物を、−78℃に冷やし、そして、三フッ化ホウ素エーテ
ル(18mL、140.0mmol)を加えた。10分間撹拌した後に、無水酢酸(15
mL、153.0mmol)を加え、そして、その反応混合物を、2.5時間以内に室温
にした。反応物を、1NのNaOH水溶液によってクエンチし、そして、酢酸エチルによ
って抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶
媒の除去とそれに続く、溶媒洗浄により、C(13g、52%)を得た。
【1159】
ステップ3:4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−メ
チル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリルの合成
【1160】
室温にてエタノールと水(9:1)の混合物(270mL)中の化合物5−((ter
t−ブチルジメチルシリル)オキシ)ペンタ−3−イン−2−オン(13.0g、61.
0mmol)とシアノアセトアミド(6.2g、73.2mmol)の撹拌溶液に、(触
媒の)ピペリジンアセタートを加え、そして、その反応混合物を、5時間還流温度に加熱
した。溶媒の除去後に、水を加え、そして、固体生成物を濾過した。固体生成物の水と、
それに続く、エーテル及びヘキサンでの洗浄により、所望の化合物(5.5g、32%)
を得た。
【1161】
ステップ4:3−(アミノメチル)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オ
キシ)メチル)−6−メチルピリジン−2(1H)−オンの合成
【1162】
メタノール(100mL)とアンモニア(30mL)中の4−(((tert−ブチル
ジメチルシリル)オキシ)メチル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−カルボニトリル(5.5g、19.7mmol)の撹拌溶液に、(定量的)ラネ
ーニッケルを加え、そして、その反応混合物を、バルーン圧下、水素が存在した状態で1
4時間撹拌した。完了と同時に、反応混合物を、celiteに通して濾過し、そして、
メタノールで洗浄した。減圧下での溶媒の除去により、所望の化合物(3.5g、63%
)を得た。
【1163】
ステップ5:5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−N−((4−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【1164】
NaOH水溶液(70mg、1.7mmol)を、エタノール(60mL)中のメチル
5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メ
チルベンゾアート(400mg、1.1mmol)の撹拌溶液に加え、そして、撹拌を6
0℃にて1時間続けた。完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用して
pH〜6まで酸性化した。水層を酢酸エチルで抽出し(5回)、そして、合わせた有機層
を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去により、それぞれの酸(320
mg、83.55%)を得た。
【1165】
次に、上記の酸(400mg、1.1mmol)をDMSO(4mL)で溶解し、そし
て、3−(アミノメチル)−4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチ
ル)−6−メチルピリジン−2(1H)−オン(525mg、1.7mmol)をそれに
加えた。室温にて15分間の撹拌後に、PyBOPが(900mg、1.6mmol)を
反応混合物に加え、そして、撹拌を一晩続けた。完了後に、反応塊を、氷中に注ぎ入れ、
そして、10%のMeOH/DCMで抽出した(5回)。合わせた有機層を、水で洗浄し
、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去とそれに続く、溶媒洗
浄により、所望の化合物(230mg、40%)を得た。
【1166】
ステップ6:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((4−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミドの合成
【1167】
ジオキサン(5mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−N−((4−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(250mg、
0.5mmol)と4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサ
ボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(230mg、7.6mmol)の撹拌溶液
に、2MのNa
2CO
3水溶液(0.9mL、1.8mmol)を加え、そして、溶液をア
ルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(57mg、0.05mmol)
を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱
した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで
抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の
除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(60mg、25%)を
得た。LCMS:589.35(M+1)
+;HPLC:95.58%(@254nm)
(R
t;3.524;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ
;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA
;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分
で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNM
R(DMSO−d
6,400MHz)δ11.54(s,1H),8.22(t,1H)
,7.57(d,2H,J=7.6Hz),7.38(d,2H,J=5.6Hz),7
.36(s,1H),7.21(s,1H),6.16(s,1H),5.28(m,1
H),4.52(d,2H,J=4.8Hz),4.25(d,2H,J=3.6Hz)
,3.81−3.83(m,2H),3.57(m,4H),3.48(s,2H),3
.01−3.09(m,3H),2.36(m,4H),2.23(s,3H),2.1
5(s,3H),1.64−1.67(m,2H),1.51−1.53(m,2H),
1.23(m,2H),0.82(t,3H,J=6.4Hz)。
【1168】
実施例119:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−(N−(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトアミド)−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミドの合成
【化159】
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【1169】
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−(N−(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アセトアミド)ベンゾアートの合成
【1170】
メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)ベンゾアート(520mg、1.58mmol)の溶液を、3mlの無水酢酸中で
70℃にて6時間加熱した。その反応混合物を、室温に冷やし、飽和NaHCO
3でクエ
ンチし、そして、酢酸エチルによって抽出した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃
縮し、そして、シリカゲル(100〜200)カラムクロマトグラフィーによって精製し
て、目標化合物(400mg、68%)を得た。
【1171】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(N−(テトラヒドロ−2H−ピラン
−4−イル)アセトアミド)ベンズアミドの合成
【1172】
5mlのエタノール:水(2:1)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−(N−(
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトアミド)ベンゾアート(400mg、1
.08mmol)とNaOH(47mg、1.13mmol)の混合物を、70℃にて2
時間加熱した。その反応混合物を、濃縮乾固し、そして、その粗精製物を水に溶かし、H
Clのゆっくりとした添加によってpHを5〜6に調整し、そして、DCM中の10%の
MeOHで抽出した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、
400mgの酸を得た。
【1173】
未精製の酸(400mg、1.23mmol)、3−(アミノメチル)−4,6−ジメ
チルピリジン−2(1H)−オン(370mg、2.46mmol)、PyBOP(96
0mg、1.85mmol)、及びトリエチルアミン(0.17ml、1.23)の混合
物を、2mlのDMSO中で室温にて一晩撹拌した。その反応混合物を、水で希釈し、そ
して、化合物を、DCM中の10%のMeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮
し、そして、未精製物をシリカゲル(100〜200)を用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(N−(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アセトアミド)ベンズアミド(95mg、17.3%)を得た。
【1174】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−(N−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)アセトアミド)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【1175】
3mlのジオキサン中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−3−(N−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)アセトアミド)ベンズアミド(50mg、0.10mmol)、
(4−(モルホリノメチル)フェニル)ボロン酸(41mg、0.13mmol)、炭酸
ナトリウム(27mg、0.25mmol)の溶液を、アルゴンで20分間脱気し、Pd
(PPh
3)(12mg、0.0012mmol)をその混合物に加え、そして、100
℃に一晩加熱した。その反応物を、室温に冷やし、そして、水で希釈し、その後に、DC
M中の10%のMeOHで抽出し、その有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そし
て、得られた粗生成物をシリカゲル(100〜200)クロマトグラフィーによって精製
して、表題化合物(26mg、23%)を得た。
【1176】
LCMS:609.35(M+23)+;HPLC:97.81%(@254nm)(
R
t;4.407;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ;
移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;
注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で
5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR
(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(bs,1H),8.41(t,1H)
,7.67−7.69(m,2H),7.39−7.56(m,4H),5.87(s,
1H),4.54−4.57(m,1H),4.30−4.31(d,2H,J=4Hz
),3.77−3.85(m,2H),3.50−3.58(m,6H),2.37(m
,4H),2.22(s,3H),2.16(s,3H),2.11(s,3H),1.
88−1.91(m,1H),1.51−1.65(m,6H),2つの陽子が溶媒ピー
クと同化。
【1177】
実施例120:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−3’−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化160】
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【1178】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
3’−フルオロ−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【1179】
ジオキサン(6mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(300mg、0.63mmol)と
(3−フルオロ−4−ホルミルフェニル)ボロン酸(160mg、0.94mmol)の
撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶液(1.15mL、2.3mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(72mg、0.06
mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて
4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH
/DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下
での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(288mg
、88%)を得た。
【1180】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
−3’−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【1181】
ジクロロエタン(5mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−3’−フルオロ−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミド(285mg、0.55mmol)とモルホリン(149mg
、1.64mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.2mL、3.29mmol)を加え、そ
して、反応物を室温にて30分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウ
ム(349mg、1.64mmol)を0℃にてその反応混合物に加え、室温にし、そし
て、撹拌を一晩続けた。完了と同時に、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽
和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で
の溶媒の除去と、それに続く、カラムクロマトグラフィー及び分取用HPLC精製により
、表題化合物(70mg、20%)を得た。LCMS:591.45(M+1)
+;HP
LC:98.96%(@254nm)(R
t;4.034;方法:カラム:YMCODS
−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;ア
セトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:
1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9
.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.5(
bs,1H),10.1(bs,1H),8.24(s,1H),7.66−7.73(
m,3H),7.54(s,1H),7.36(s,1H),5.88(s,1H),4
.44(s,2H),4.30(m,5H),3.96(m,2H),3.66−3.8
6(m,6H),3.17−3.34(m,4H),2.27(s,3H),2.22(
s,3H),2.11(s,3H),1.57−1.67(m,4H),0.84(t,
3H,J=6Hz)。
【1182】
実施例121:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2’−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【1183】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2’−フルオロ−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【1184】
ジオキサン(3mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(300mg、0.62mmol)と
(2−フルオロ−4−ホルミルフェニル)ボロン酸(158mg、0.94mmol)の
撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶液(1.13mL、2.26mmol)を加え、そし
て、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(72mg、0.0
6mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃に
て4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeO
H/DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧
下での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、所望の化合物(300
mg、91%)を得た。
【1185】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2’−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【1186】
ジクロロエタン(4mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−2’−フルオロ−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミド(300mg、0.57mmol)とモルホリン(100mg
、1.15mmol)の撹拌溶液に、酢酸(207mg、3.46mmol)を加え、そ
して、反応物を室温にて30分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウ
ム(367mg、1.73mmol)を0℃にてその反応混合物に加え、室温にし、そし
て、撹拌を一晩続けた。完了と同時に、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽
和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で
の溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(300mg、
87.97%)を得た。
【1187】
LCMS:591.30(M+1)
+;HPLC:96.03%(@254nm)(R
t
;4.077;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.17(t,1H),7
.47(t,1H,J=8Hz),7.30(s,1H),7.21−7.23(m,2
H),7.10(s,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4
Hz),3.81−3.84(m,2H),3.50−3.59(m,6H),3.22
−3.25(m,2H),3.00−3.06(m,3H),2.38(m,4H),2
.25(s,3H),2.19(s,3H),2.10(s,3H),1.51−1.6
6(m,4H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1188】
実施例122:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2’,4−ジメチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミドの合成
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【1189】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4’−ホルミル−2’,4−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
の合成
【1190】
ジオキサン(2mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(400mg、0.84mmol)と
3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)ベンズアルデヒド(310mg、1.26mmol)の撹拌溶液に、2MのNa
2CO
3水溶液(1.5mL、3.03mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15
分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(97mg、0.08mmol)を加え、そし
て、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱した。完了と
同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した(3
回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、
カラムクロマトグラフィー精製により、所望の化合物(300mg、69.28%)を得
た。
【1191】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2’,4−ジメチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【1192】
ジクロロエタン(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−4’−ホルミル−2’,4−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミド(410mg、0.79mmol)とモルホリン(210mg、2.
38mmol)の撹拌溶液に、酢酸(280mg、4.77mmol)を加え、そして、
反応物を室温にて30分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(5
80mg、2.71mmol)を0℃にてその反応混合物に加え、室温にし、そして、撹
拌を一晩続けた。完了と同時に、反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽和重炭
酸ナトリウム水溶液で洗浄して、そして、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶
媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(125mg、26
.76%)を得た。
【1193】
LCMS:587.55(M+1)
+;HPLC:97.23%(@254nm)(R
t
;4.065;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),9.91(bs,1H),
8.17(bs,1H),7.32−7.42(m,3H),7.15(bs,1H),
6.92(bs,1H),5.86(s,1H),4.27−4.35(m,4H),3
.86(m,2H),3.64−3.67(m,3H),3.12−3.32(m,10
H),2.33(bs,6H),2.19(s,3H),2.10(s,3H),1.5
5−1.64(m,4H),0.84(t,3H,J=6Hz),2つの陽子が溶媒ピー
クと同化。
【1194】
実施例123:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−4’−(モルホリン−4−カルボニル)−[1,1’−ビフェニル]−3
−カルボキサミドの合成
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【1195】
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(300mg、0.63mmol)
とモルホリノ(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−
2−イル)フェニル)メタノン(260mg、0.82mmol)の撹拌溶液に、2Mの
Na
2CO
3水溶液(1.13mL、2.27mmol)を加え、そして、溶液をアルゴン
で15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(72mg、0.06mmol)を加え
、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱した。
完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出し
た(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に
続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(250mg、68%)を得た
。LCMS:587.35(M+1)
+;HPLC:93.85%(@254nm)(R
t
;4.535;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8.21(t,1H),7
.69−7.71(m,2H),7.45−7.49(m,3H),7.26(s,1H
),5.86(s,1H),4.29(d,2H,J=4Hz),3.82−3.84(
m,2H),3.48−3.60(m,8H),3.23−3.25(m,2H),3.
09−3.11(m,3H),2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.11
(s,3H),1.52−1.68(m,4H),0.83(t,3H,J=6.8Hz
)。
【1196】
実施例124:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)
アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミドの合成
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【1197】
DCM(8mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4−メチ
ル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0
.2g、0.35mmol)の撹拌溶液に、0℃にてトリエチルアミン(0.106g、
1.04mmol)及びメシルクロライド(0.08g、0.69mmol)を加えた。
得られた反応混合物を室温にて2時間撹拌した。完了後に、水をその反応混合物に加え、
そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で
乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、次にそれを、メタノール(10m
L)で溶解し、そして、NaOH(0.021g、0.52mmol)を加えた。この混
合物を室温にて15時間撹拌した。完了後に、抽出を20%のMeOH/DCMを使用し
て実施した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、そして、粗精製
物を得、そしてそれを、溶媒洗浄によって精製して、表題化合物(0.1g、45.45
%)を得た。
【1198】
LCMS:650.85(M+1)
+;HPLC:95.37%(@254nm)(R
t
;4.258;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.18(t,1H),7
.57−7.59(m,3H),7.37−7.39(m,2H),7.22(s,1H
),5.86(s,1H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.58(m,4
H),3.48−3.52(m,4H),3.09−3.11(m,2H),2.94(
m,1H),2.82(s,3H),2.67−2.72(m,2H),2.36(m,
4H),2.24(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.8
1−1.83(m,2H),1.59−1.61(m,2H),0.84(t,3H,J
=6Hz)。
【1199】
実施例125:5−((1−アセチルピペリジン−4−イル)(エチル)アミノ)−N
−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
DMF(3mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4−メチ
ル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0
.25g、0.44mmol)と酢酸(0.052g、0.86mmol)の撹拌溶液に
、EDCI(0.123g、0.64mmol)及びHOBt(0.087g、0.64
mmol)を加え、続いて、トリエチルアミン(0.108g、1.06mmol)を加
え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。反応完了後に、水をそれに加え、そして、
抽出を10%のMeOH/DCMを使用して実施した。合わせた有機層を、水で洗浄し、
無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そし
てそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.1g、37.
31%)を得た。
【1201】
LCMS:614.75(M+1)
+;HPLC:97.57%(@254nm)(R
t
;4.140;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.19(t,1H),7
.57(d,2H,J=7.2Hz),7.37−7.39(m,3H),7.22(s
,1H),5.86(s,1H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.78(
m,1H),3.49−3.58(m,6H),2.99−3.08(m,4H),2.
36(m,4H),2.24(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H
),1.97(s,3H),1.74(m,2H),1.31−1.52(m,2H),
0.83(t,3H,J=6.8Hz),2つの陽子が溶媒ピークと同化。
【1202】
実施例126:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4−メチル−4
’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【1203】
ステップ1:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2
−メチルフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【1204】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(4.5g、18.44mmol)とtert−ブチル4−オキソピペリジン−1−
カルボキシラート(11.01g、55.33mmol)の撹拌溶液に、酢酸(6.64
g、110.6mmol)を加え、そして、反応物を室温にて10分間撹拌した。次に、
水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(11.72g、55.28mmol)を0℃に
て加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除
き、そして、粗精製物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(
5.2g、66.24%)を得た。
【1205】
ステップ2:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2
−メチルフェニル)(エチル)−アミノ)−ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【1206】
ジクロロエタン(60mL)中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキ
シカルボニル)−2−メチルフェニル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(5
g、11.70mmol)とアセトアルデヒド(1.58g、35.12mmol)の撹
拌溶液に、酢酸(4.24g、70.66mmol)を加え、そして、反応物を室温にて
10分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(7.44g、35.
09mmol)を0℃にて加え、そして、反応物を室温にて2時間撹拌した。完了と同時
に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、有機相を分離し、そして、水相をジ
クロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させて、そ
して、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによ
って精製して、所望の生成物(5g、93.45%)を得た。
【1207】
ステップ3:tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチル
フェニル)(エチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートの合成
【1208】
NaOH水溶液(0.7g、17.50mmol)を、エタノール(50mL)中のt
ert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(メトキシカルボニル)−2−メチルフェニル
)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(5g、10.94mmol)の溶液に加
え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、エタノールを減圧下で取り除き
、そして、希HClを使用してpH6まで酸性化し、そして、クエン酸を使用してpH4
に調整した。抽出を酢酸エチルを使用して実施した。合わせた有機層を脱水濃縮して、そ
れぞれの酸(4.8g、99.17%)を得た。
【1209】
次に、上記の酸(4.8g、10.90mmol)をDMSO(20mL)で溶解し、
そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(3.3
2g、21.81mmol)をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌し
た後に、PYBOP(8.50g、16.35mmol)をそれに加え、そして、撹拌を
一晩続けた。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/D
CMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取
り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
よって精製して、tert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチ
ルフェニル)(エチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(4.4g、70.
96%)を得た。
【1210】
ステップ4:tert−ブチル4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4’−(モ
ルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(エチル)アミノ)ピペリジ
ン−1−カルボキシラートの合成
【1211】
ジオキサン/水混合物中のtert−ブチル4−((5−ブロモ−3−(((4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)
−2−メチル−フェニル)(エチル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシラート(2g
、3.47mmol)及び4−(モルホリノメチル)−フェニル)ボロン酸(1.58g
、5.21mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(1.32g、12.45mmol)を
加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.4
g、0.35mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージした。反応混合
物を90℃にて3.5時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして
、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そ
して、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラ
ムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(1.6g、68.66%)を得
た。
【1212】
ステップ5:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4−メチル−4’
−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1213】
tert−ブチル4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチ
ル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(エチル)アミノ)ピペリジン−1−カル
ボキシラート(1.3g、0.1.93mmol)をDCM(20mL)で溶かし、TF
A(10mL)を0℃にてそれに加え、そして、2時間室温にて撹拌した。反応完了と同
時に、溶媒を減圧下で取り除き、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、そして
、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せ、そして、減圧下で濃縮して、未精製物を得;そしてそれを、アセトニトリルで洗浄す
ることにより精製して、表題化合物(0.9g、81.81%)を得た。
【1214】
LCMS:572.35(M+1)
+;HPLC:96.59%(@254nm)(R
t
;3.964;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ8.19(t,1H),7.57(d,2H,J=8H
z),7.38(m,3H),7.21(s,1H),5.86(s,1H),4.29
(d,2H,J=4Hz),3.48−3.57(m,8H),2.98−3.10(m
,4H),2.88(m,1H),2.36(m,4H),2.24(s,3H),2.
21(s,3H),2.11(s,3H),1.70−1.73(m,2H),1.48
−1.51(m,2H),0.84(t,3H,J=6.8Hz)。
【1215】
実施例127:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(1−ピバロイルピペリジン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【化167】
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【1216】
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−5−(エチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリ
ノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド(0.2g、0.34mm
ol)をDMSO(2mL)で溶解し、そして、ピバル酸(0.107g、1.04mm
ol)及びトリエチルアミン(0.106g、1.04mmol)をそれに加えた。反応
混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PYBOP(0.27g、0.52mmol
)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。反応完了後に、反応混合物を、氷中に注ぎ
入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、濃
縮して、未精製物を得;次に、それをカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題
化合物(0.14g、60.86%)を得る。
【1217】
LCMS:656.65(M+1)
+;HPLC:97.51%(@254nm)(R
t
;4.555;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.18(t,1H),7
.57(d,2H,J=7.2),7.37−7.40(m,3H),7.21(s,1
H),5.86(s,1H),4.21−4.29(m,4H),3.49−3.58(
m,6H),3.06−3.08(m,3H),2.73−2.79(m,2H),2.
37(m,4H),2.24(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H
),1.75−1.78(m,2H),1.38−1.41(m,2H),1.17(s
,9H),0.83(t,3H,J=7.2Hz)。
【1218】
実施例128:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミドの合成
【化168】
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【1219】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1220】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(5g、20.57mmol)とtert−ブチル(4−オキソシクロヘキシル)カ
ルバマート(5.6g、26.74mmol)の撹拌溶液に、酢酸(7.4g、123.
33mmol)を加え、そして、反応物を室温にて10分間撹拌した。次に、水素化トリ
アセトキシホウ素ナトリウム(13g、61.72mmol)を0℃にて加え、そして、
反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエ
ンチし、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有
機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そして
それを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(3.5g、38.8
8%)を得た。
【1221】
ステップ2:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチルベン
ゾアートの合成
【1222】
ジクロロエタン(20mL)中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−(
(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベン
ゾアート(1.4g、3.18mmol)とアセトアルデヒド(0.419g、9.52
mmol)の撹拌溶液に、酢酸(1.14g、19.0mmol)を加え、そして、反応
物を室温にて10分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(2g、
9.43mmol)を0℃にて加え、そして、反応物を室温にて2時間撹拌した。完了と
同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、有機相を分離し、そして、水相
をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そ
して、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれをカラムクロマトグラフィーによっ
て精製して、表題化合物(1.25g、84.45%)を得た。
【1223】
ステップ3:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【1224】
NaOH水溶液(0.16g、4.0mmol)を、エタノール(10mL)中のメチ
ル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)−ア
ミノ)シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチルベンゾアート(1.25g
、2.67mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に
、エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用してpH6まで酸性化し、そして、ク
エン酸を使用してpH4に調整した。抽出を酢酸エチルを使用して実施した。合わせた有
機層を脱水濃縮して、それぞれの酸(1.1g、90%)を得た。
【1225】
次に、上記の酸(1.1g、2.42mmol)をDMSO(10mL)で溶解し、そ
して、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.73
6g、4.84mmol)をそれに加えた。反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後
に、PYBOP(1.88g、3.61mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続
けた。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで
抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き
、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって
精製して、表題化合物(0.75g、53.57%)を得た。
【1226】
ステップ4:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−メチル)−カルバモイル)−
4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−(
エチル)−アミノ)−シクロヘキシル)カルバマートの合成
【1227】
ジオキサン/水混合物中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−
3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバ
マート(0.7g、1.19mmol)及び(4−(モルホリノメチル)フェニル)−ボ
ロン酸(0.489g、1.78mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.454g、
4.28mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd
(PPh
3)
4(0.137g、0.119mmol)を加え、そして、再びアルゴンで1
0分間パージした。反応混合物を90℃にて3.5時間加熱した。完了と同時に、反応混
合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を
Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれ
を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.
55g、67.48%)を得た。
【1228】
ステップ5:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【1229】
tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−メチル)−カルバモイル)−4−メチル−
4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−(エチル)−ア
ミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(0.55g、0.80mmol)をDCM(1
0mL)で溶かし、そして、TFA(3mL)を0℃にてそれに加え、そして、室温にて
一晩撹拌した。反応の完了と同時に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、反応物を重炭酸
ナトリウム水溶液でクエンチし、そして、ジクロロメタンによって抽出した。合わせた有
機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗生成物を得、そし
てそれを、アセトニトリルで洗浄することにより精製して、表題化合物(0.42g、8
9.36%)を得た。
【1230】
LCMS:586.45(M+1)
+;HPLC:98.38%(@254nm)(R
t
;3.667;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ8.18(t,1H),7.56(d,2H,J=7.
6),7.35−7.38(m,3H),7.18(s,1H),5.86(s,1H)
,4.29(d,2H,J=3.2Hz),3.58(m,4H),3.49(m,2H
),3.09−3.10(m,2H),2.63−2.66(m,2H),2.37(m
,4H),2.21(s,3H),2.20(s,3H),2.11(s,3H),1.
75−1.78(m,4H),1.40−1.43(m,2H),1.05−1.08(
m,2H),0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1231】
実施例129:5−(((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)(エチル
)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化169】
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【1232】
DMF(3mL)中の5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル
)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミド(0.25g、0.42mmol)と酢酸(0.151g、0.8
5mmol)の撹拌溶液に、EDCI(0.123g、0.64mmol)及びHOBt
(0.057g、0.42mmol)を加え、続いて、トリエチルアミン(0.064g
、0.63mmol)を加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。反応完了後に、
水をそれに加え、そして、抽出を10%のMeOH/DCMを使用して実施した。合わせ
た有機層を、水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮
して、粗精製物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題
化合物(0.11g、41.04%)を得た。
【1233】
LCMS:628.35(M+1)
+;HPLC:98.79%(@254nm)(R
t
;3.902;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.18(t,1H),7
.56−7.66(m,3H),7.36−7.38(m,3H),7.18(s,1H
),5.86(s,1H),4.29(d,2H,J=4Hz),3.99(m,1H)
,3.48−3.58(m,6H),3.10−3.11(m,2H),2.67(m,
1H),2.37(m,4H),2.22(s,3H),2.21(s,3H),2.1
1(s,3H),1.74−1.79(m,6H),1.43−1.46(m,2H),
1.08−1.11(m,2H),0.81−0.94(t,4H)。
【1234】
実施例130:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化170】
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【1235】
ステップ1:6−フルオロ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸
【1236】
濃H
2SO
4(15.77ml、295.85mmol)中の2−フルオロ−6−メチル
安息香酸(2g、12.98mmol)の溶液を、大気中のアセトン/氷浴で−5℃に冷
やした。濃硝酸(1.08ml、16.87mmol)と濃H
2SO
4(1ml、18.7
6mmol)の混合物を、−5〜0℃にて15分間かけて滴下して反応混合物に加えた。
淡黄色の反応混合物を、−5〜0℃にて30分間撹拌した後に、それを氷(100g)上
に注ぎ入れた。得られた沈殿物を、濾過し、EtOAc(50ml)で溶解し、そして、
有機相を、脱イオン水(25ml)と、それに続いて、塩水(25ml)で洗浄した。有
機相を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、白色固体として
2g(77%)の6−フルオロ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸を得た。LC−MS9
9%,1.31分(3分間のLC−MS法),m/z=198.0,1HNMR(500
MHz,クロロホルム−d)δppm8.04(dd,J=9.1,5.0Hz,1H)
,7.16(t,J=8.6Hz,1H),2.63(s,3H)。
【1237】
ステップ2:3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−5−ニトロ安息香酸の合成
【1238】
濃H
2SO
4(0.5ml、9.38mmol)中の6−フルオロ−2−メチル−3−ニ
トロ安息香酸(100mg、0.5mmol)の溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジ
メチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(79mg、0.28mmol)を窒素下、室温
にて加えた。その反応混合物を、沈殿が形成される6時間撹拌した。その反応混合物を脱
イオン水(3ml)にゆっくり加え、そして、得られた沈殿を濾過した。その固体を、脱
イオン水(2ml)で洗浄し、そして、2時間風乾して、淡黄色の固形として123mg
(88%)の3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−5−ニトロ安息香酸を得た。LC
−MS94%,1.61分(3分間のLC−MS法),m/z=275.9/277.9
(ES−),1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm8.25(d,J
=6.2Hz,1H),2.58(s,3H)。
【1239】
ステップ3:メチル3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−5−ニトロベンゾアート
の合成
【1240】
N,N−Diメチルホルムアミド(25ml)中の3−ブロモ−2−フルオロ−6−メ
チル−5−ニトロ安息香酸(2.41g、8.67mmol)の溶液に、窒素下、室温に
てK
2CO
3(2.4g、17.34mmol)と、それに続いて、ヨードメタン(0.7
ml、11.27mmol)を加えた。その反応混合物を、室温にて2時間撹拌した後に
、脱イオン水(100ml)で希釈し、そして、EtOAcで抽出した(3×50ml)
。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(aq)(50ml)で洗浄し、次に、MgSO
4
上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。残渣を、FCC(50gのシリカ、
Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;98:2のヘプタン:EtOAc
から9:1のヘプタン:EtOAcへ)によって2度精製して、白色の固体として2.4
3g(89%)のメチル3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−5−ニトロベンゾアー
トを得た。LC−MS99%,2.18分(3分間のLC−MS法),m/z=非イオン
化,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm8.22(d,J=6.2
Hz,1H),4.00(s,3H),2.48(s,3H)。
【1241】
ステップ4:メチル3−アミノ−5−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルベンゾアート
の合成
【1242】
室温にてメタノール(80ml)中のメチル3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−
5−ニトロベンゾアート(2.43g、8.32mmol)の溶液に、塩化アンモニウム
(4.37g、83.2mmol)と、それに続いて、脱イオン水(40ml)を加えた
。その混合物を、大気中で70℃まで加熱した後に、鉄(2.79g、49.92mmo
l)を加えた。その反応物は2.5時間かけて茶色になり、そして、それを70℃にて撹
拌した。この混合物を、室温に冷やし、そして、Kieselgelを通して濾過した。
フイルターパッドを、MeOH(80ml)によって洗浄し、そして、その濾液を減圧下
で濃縮した。残渣を、飽和NaHCO
3(aq)(50ml)及びEtOAc(150m
l)で溶解した。相を分離し、そして、有機相を、飽和NaHCO
3(aq)で洗浄した
後に、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した(50ml)。その
残渣を、FCC(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント
;95:5のヘプタン:EtOAcから7:3のヘプタン:EtOAcへ)によって精製
して、黄色の油状物として2.23g(95%、77%の補正収率)のメチル3−アミノ
−5−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルベンゾアートを得た。その物質を、更なる精製
なしで次のステップで利用した。LC−MS81%,1.87分(3分間のLC−MS法
),m/z=261.9/263.9,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)
δppm6.89(d,J=6.0Hz,1H),3.94(s,3H),3.60(s
,2H),2.08(s,3H)。
【1243】
ステップ5:メチル3−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−5−[(オキサン−4−
イル)アミノ]ベンゾアートの合成
【1244】
窒素下、且つ、室温にて1,2−ジクロロエタン(32ml)中のメチル3−アミノ−
5−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルベンゾアート(2.23g、8.08mmol)
の溶液に、オキサン−4−オン(1.49ml、16.17mmol)と、それに続いて
、酢酸(2.78ml、48.5mmol)を加えた。この溶液を5分間撹拌した後に、
水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(5.14g、24.25mmol)を室温にて
加えた。5.5時間撹拌した後には、LCMSによると未反応の出発物質は存在しなかっ
た。脱イオン水(32ml)を加え、そして、混合物を、固形のNaHCO
3で中和した
。相を分離し、そして、水層をEtOAc(2×32ml)で抽出した。合わせた有機抽
出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。その残渣を、F
CC(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;95:5
のヘプタン:EtOAcから6:4のヘプタン:EtOAcへ)によって精製して、灰色
がかった白色の固形として、2.3g(82%)のメチル3−ブロモ−2−フルオロ−6
−メチル−5−[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアートを得た。LC−MS99
%,2.13分(3分間のLC−MS法),m/z=245.9/247.9,1HNM
R(500MHz,クロロホルム−d)δppm6.78(d,J=5.9Hz,1H)
,4.01(dt,J=11.9,3.4Hz,2H),3.93(s,3H),3.5
3(td,J=11.7,2.1Hz,2H),3.49−3.42(m,1H),3.
34(s,1H),2.04(s,5H),1.48(qd,J=11.0,4.2Hz
,2H)。
【1245】
ステップ6:メチル3−ブロモ−5−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−
フルオロ−6−メチルベンゾアートの合成
【1246】
窒素下、且つ、室温にて1,2−ジクロロエタン(15ml)中のメチル3−ブロモ−
2−フルオロ−6−メチル−5−[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアート(50
0mg、1.44mmol)の溶液に、アセトアルデヒド(0.81ml、14.44m
mol)と、それに続いて、酢酸(0.5ml、8.67mmol)を加えた。この溶液
を5分間撹拌した後に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(3.06g、14.4
4mmol)を室温にて加えた。2時間撹拌した後に、脱イオン水(20ml)を加え、
そして、混合物を固形のNaHCO
3で中和した。相を分離し、そして、水層をEtOA
c(2×20ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過
し、そして、減圧下で濃縮した。その残渣を、FCC(10gのシリカ、Isolute
カートリッジ、溶出液のグラジエント;95:5のヘプタン:EtOAcから85:15
のヘプタン:EtOAcへ)によって精製して、静置すると凝固する淡黄色の油状物とし
て519mg(96%)のメチル3−ブロモ−5−[エチル(オキサン−4−イル)アミ
ノ]−2−フルオロ−6−メチルベンゾアートを得た。LC−MS94%,2.45分(
3分間のLC−MS法),m/z=373.9/375.9,1HNMR(500MHz
,クロロホルム−d)δppm7.33(d,J=6.6Hz,1H),3.95(s,
5H),3.32(td,J=11.7,2.1Hz,2H),3.00(q,J=7.
1Hz,2H),2.88(tt,J=10.9,4.0Hz,1H),2.25(s,
3H),1.73−1.54(m,4H),0.85(t,J=7.1Hz,3H)。
【1247】
ステップ7:3−ブロモ−5−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−フルオ
ロ−6−メチル安息香酸の合成
【1248】
テトラヒドロフラン(13ml)及びMeOH(4ml)中のメチル3−ブロモ−5−
[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−フルオロ−6−メチルベンゾアート(5
19mg、1.39mmol)の溶液に、4MのNaOH(13.87ml)を加えた。
その反応混合物を大気中、50℃にて72時間撹拌した。その反応混合物を、6MのHC
lでpH2〜3に酸性化し、そして、DCM(5×15ml)で抽出した。合わせた有機
抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、ベージュ色の
泡状物質として526mg(95%)の3−ブロモ−5−[エチル(オキサン−4−イル
)アミノ]−2−フルオロ−6−メチル安息香酸をを得た。LC−MS88%,1.77
分(3分間のLC−MS法),m/z=359.9/361.9,1HNMR(500M
Hz,クロロホルム−d)δppm7.43−7.31(m,1H),4.00(d,J
=11.3Hz,2H),3.41−3.29(m,2H),3.16−2.91(m,
3H),2.40(s,3H),1.84−1.59(m,4H),0.99−0.82
(m,3H)。
【1249】
ステップ8:3−ブロモ−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル]−5−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−フ
ルオロ−6−メチルベンズアミドの合成
【1250】
窒素下、且つ、室温にてN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)中の3−ブロモ−5
−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−フルオロ−6−メチル安息香酸(20
0mg、0.56mmol)の溶液に、PyBOP(346.72mg、0.67mmo
l)と、それに続いて、N−エチル−N−(プロパン−2−イル)プロパン−2−アミン
(145μl、0.83mmol)及び3−(アミノメチル)−4,6−ジメチル−1,
2−ジヒドロピリジン−2−オン(89%、104mg、0.61mmol)を加えた。
室温にて1時間撹拌した後に、LCMSによると、出発物質は観察されなかった。EtO
Ac(20ml)をその反応混合物に加え、そして次に、これを、脱イオン水(5ml)
と、それに続いて、飽和NaHCO
3(aq)(3×5ml)で洗浄した。有機相を、M
gSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。次に、その残渣を、FCC
(5gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;100%のDC
Mから97:3のDCM:MeOHへ)によって精製して、淡黄色の固体として112m
g(41%)の3−ブロモ−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル]−5−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]−2−フ
ルオロ−6−メチルベンズアミドを得た。LC−MS97%,1.85分(3分間のLC
−MS法),m/z=494.0/496.0,1HNMR(500MHz,クロロホル
ム−d)δppm11.66(s,1H),7.23(d,J=6.5Hz,1H),5
.95(s,1H),4.65−4.43(m,2H),3.93(d,J=11.0H
z,2H),3.38−3.22(m,2H),2.97(q,J=7.0Hz,2H)
,2.91−2.79(m,1H),2.37(s,3H),2.24−2.11(m,
6H),1.72−1.53(m,4H),0.83(t,J=7.0Hz,3H)。
【1251】
ステップ9:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−フルオロ−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【1252】
1,4−ジオキサン(2ml)及び水(1ml)中の3−ブロモ−N−[(4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル]−5−[エチル(
オキサン−4−イル)アミノ]−2−フルオロ−6−メチルベンズアミド(112mg、
0.23mmol)の溶液に、4[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−
ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(103mg、0.34mmol)
と、それに続いて、Na
2CO
3(84.04mg、0.79mmol)を加えた。その溶
液を、窒素で5分間パージした後に、パラジウム−トリフェニルホスフィン(1:4)(
26mg、0.02mmol)を加えた。次に、黄色の混合物を、窒素で5分間パージし
た後に、100℃に加熱した。4時間後に、LCMSは、未反応の出発物質が存在してい
ないことを示した。暗色の反応混合物を、脱イオン水(5ml)で希釈し、そして、DC
M中の10%のMeOH(5×5ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、MgSO
4
上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。その残渣を、FCC(5gのシリカ
、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;99:1のDCM:MeOHか
ら95:5のDCM:MeOHへ)によって精製して、灰色がかった白色の固形として6
9mg(52%)の表題化合物を得た。LC−MS97%,2.70分(7分間のLC−
MS法),m/z=591.2,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δpp
m12.10(brs,1H),7.53−7.30(m,4H),7.13(d,J=
7.4Hz,1H),7.07(brs,1H),5.88(s,1H),4.55(b
rs,2H),3.93(d,J=11.2Hz,2H),3.73−3.69(m,4
H),3.52(s,2H),3.30(t,J=10.8Hz,2H),3.02(q
,J=6.9Hz,2H),2.92(ddd,J=14.6,10.7,3.7Hz,
1H),2.46(s,4H),2.35(s,3H),2.26(s,3H),2.1
2(s,3H),1.79−1.43(m,4H),0.86(t,J=7.0Hz,3
H)。
【1253】
実施例131:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−4’−((3−オキソモルホリノ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【1254】
ステップ1:4’−(ブロモメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
の合成
【1255】
DCM(10mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)
アミノ)−4’−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド(450mg、0.89mmol)の氷冷撹拌溶液に、トリフェニルホス
フィン(469mg、1.78mmol)及び四臭化炭素(741mg、2.25mmo
l)を加えた。反応混合物を、室温にし、そして、撹拌を16時間続けた。完了と同時に
、減圧下での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、化合物8(30
0mg、59%)を得た。
【1256】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
4−メチル−4’−((3−オキソモルホリノ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【1257】
DMF(30mL)中の4’−(ブロモメチル)−N−((4,6−ジメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミド(250mg、0.44mmol)とモルホリン−3−オン(67mg、0.
66mmol)の氷冷撹拌溶液に、水素化ナトリウム(27mg、0.66mmol)を
加えた。10分間後に、氷を取り除き、そして、撹拌を室温にて16時間続けた。完了と
同時に、水を加え、そして、DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウ
ム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去と、それに続く、カラムクロマトグラフィー及
び分取用HPLC精製により、表題化合物(75mg、29%)を得た。LCMS:58
7.35(M+1)
+;HPLC:98.69%(@254nm)(R
t;4.604;方
法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0
.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カ
ラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bに
し、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,4
00MHz)δ11.50(bs,1H),8.25(m,1H),7.65(m,2H
),7.37−7.35(m,3H),5.87(s,1H),4.59(m,2H),
4.29(d,2H),4.12(s,2H),3.82(m,4H),3.28(m,
4H),3.17−3.09(m,2H),2.32−2.28(m,4H),2.22
(s,3H),2.11(s,3H),1.57(m,4H),0.86(t,3H)。
【1258】
実施例132:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミ
ノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミドの合成
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【1259】
ステップ1:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−2H−チオピラ
ン−4−イル)アミノ)ベンゾアートの合成
【1260】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(2.5g、10.24mmol)とジヒドロ−2H−チオピラン−4(3H)−オ
ン(1.42g、12.29mmol)の撹拌溶液に、酢酸(3.6ml、61.47m
mol)を加え、そして、反応物を室温にて10分間撹拌した。その反応混合物を、0℃
に冷やし、そして、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(6.5g、30.73mm
ol)を加え、室温にて一晩撹拌した。その反応混合物を、飽和NaHCO
3で中和し、
そして、化合物をDCMで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した
。未精製物のカラムクロマトグラフィー精製により、メチル5−ブロモ−2−メチル−3
−((テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(2.5g、
71.0%)を得た。
【1261】
ステップ2:メチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4
−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1262】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒド
ロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(2.5g、5.83mmol
)とアセトアルデヒド(513mg、11.66mmol)の撹拌溶液に、酢酸(2.0
ml、34.9mmol)を加え、そして、反応物を室温にて20分間撹拌した。その反
応混合物を0℃に冷やし、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(3.7g、17.4
9mmol)を加え、そして、室温にて一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3で中和
し、化合物をDCMで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗
精製物を、カラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル5−ブロモ−3−(エチ
ル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(
2.0g、74.0%)を得た。
【1263】
ステップ3:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−
イル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1264】
3mlのエタノール:水(2:1)中のメチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒド
ロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(2.0g、5.
39mol)とNaOH(0.323g、8.08mol)の混合物を、70℃にて2時
間加熱し、反応混合物を濃縮乾固し、そして、未精製物を水とDCMの間で分配し、有機
層を、Na
2SO
4乾燥させ上で、減圧下で濃縮して、1.8gの酸を得た。
【1265】
未精製の酸(1.8g、5.04mmol)、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチ
ルピリジン−2(1H)−オン(1.53mg、10.08mmol)、及びPyBOP
(3.9g、7.56mmol)混合物を、3mlのDMSO中で室温にて一晩撹拌した
。その反応混合物を、水で希釈し、そして、化合物をDCMで抽出した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮し、そして、シリカゲル(100〜200メッシュ)
カラムクロマトグラフィー(DCM中の4% MeOHで溶出)によって精製して、5−
ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチルベンズアミド(1.5g、60.7%)を得た。
【1266】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ
)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボ
キサミドの合成
【1267】
20mlのジオキサン中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオ
ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(800mg、1.629mmo
l)、4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)ベンジル)モルホリン(740mg、2.443mmol)、炭酸ナトリウム(
621mg、5.86mmol)の溶液を、アルゴンで20分間脱気し、Pd(PPh
3
)(188mg、0.16mmol)をその混合物に加え、そして、100℃に一晩加熱
した。その反応物を、室温に冷やし、そして、水で希釈し、化合物をDCM中の10%
MeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そして、未精製物をシリカゲル(
100〜200)クロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(700mg、73
.0%)を得た。
【1268】
LCMS:589.25(M+1)
+;HPLC:96.75%(@254nm)(R
t
;4.869;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
2O,400MHz)δ7.78−7.89(m,4H),7.64−7.66(m,2
H),6.33(s,1H),4.52(s,2H),4.45(s,2H),4.13
(d,J=13.2Hz,2H),3.77−3.89(m,5H),3.49(d,J
=12.0Hz,2H),3.30−3.33(m,2H),2.73−2.82(m,
5H),2.44,2.38,2.30(3s,9H),1.89(m,2H),1.0
6(t,J=7.2Hz,3H)。
【1269】
実施例133:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(1−オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4
−イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化173】
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【1270】
2mlのDCM中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)
アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド(200mg、0.34mmol)の冷却した溶液に、m−CPBA(7
0mg、0.41mmol)を0℃にて加え、そして、室温にて2時間撹拌した(TLC
によって観察)。その反応物を飽和NaHCO
3でクエンチし、化合物をDCMで抽出し
、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮し、そして、シリカゲル(100〜200)カ
ラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(60mg、29.3%)を得た
。
【1271】
LCMS:605.25(M+1)
+;HPLC:44.06%&54.42%(@2
54nm)(R
t;4.092&4.448;方法:カラム:YMCODS−A150
mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル
中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/
分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12
分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(s,1H)
,8.18(t,1H),7.59−7.57(m,2H),7.39−7.37(m,
3H),7.23−7.21(m,1H),5.86(s,1H),4.29(d,2H
,J=4Hz),3.58(m,3H),3.48(m,3H),3.18−2.86(
m,5H),2.67−2.59(m,4H),2.37−2.33(m,4H),2.
25(s,3H),2.21(s,3H),2.10(s,3H),1.77(m,2H
),0.85(t,3H)。
【1272】
実施例134:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−3’,4−ジメチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド
【化174】
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【1273】
化合物134を、実施例131に記載のものと同様の方法で調製した。解析データ:L
CMS:587.4(M+1)
+;HPLC:98.76%(@254nm)(R
t;4.
11;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;
水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10
μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから9
5%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−
d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.17(bs,1H),7.41
−7.20(m,5H),5.85(s,1H),4.28(d,J=4Hz,2H),
3.82(d,J=10Hz,2H),3.55(m,4H),3.44(bs,2H)
,3.27−3.22(m,2H),3.09−3.01(m,3H),2.39(m,
7H),2.23(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1.6
7−1.51(m,4H),0.83(t,J=6.8Hz,3H)。
【1274】
実施例135:4−((3’−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5’−(エチル(1−オキシドテトラ
ヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)−4’−メチル−[1,1’−ビフェニ
ル]−4−イル)メチル)モルホリン4−オキシド
【化175】
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【1275】
上記の分取用HPLC精製中に、4−((3’−(((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5’−(エチル(1
−オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ)−4’−メチル−[1
,1’−ビフェニル]−4−イル)メチル)モルホリン4−オキシドもまた単離した。
【1276】
LCMS:621.40(M+1)
+;HPLC:98.69%(@254nm)(R
t
;4.157;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ12.18(s,1H),11.45(s,1H),8
.20(t,1H),7.79(d,2H,J=6.8Hz),7.62(d,2H,J
=6.8Hz),7.45(s,1H),7.27(s,2H),5.86(s,1H)
,4.89(s,2H),4.30(d,2H,J=4Hz),4.00−3.80(m
,7H),3.19(m,2H),3.00−2.85(m,4H),2.70−2.6
0(m,2H),2.30(bs,2H),2.26(s,3H),2.21(s,3H
),2.10(s,3H),1.75(m,2H),0.87(t,3H,J=6Hz)
。
【1277】
実施例136:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−((1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4
−イル)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−
ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化176】
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【1278】
2mlのDCM中の化合物N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−
イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミド(200mg、0.34mmol)の冷却した溶液に、m−CPB
A(117mg、0.68mmol)を0℃にて加え、室温にて2時間撹拌した(TLC
によって観察)。その反応物を、飽和NaHCO
3でクエンチし、そして、DCMで抽出
し、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー後
に、分取用HPLCによる更なる精製後に、TFA塩として表題化合物(80mg、38
.1%)を得た。
【1279】
LCMS:621.45(M+1)
+;HPLC:99.93%(@254nm)(R
t
;4.522;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ12.22(s,1H),11.45(s,1H),8
.20(t,1H),7.78(d,2H,J=8Hz),7.61(d,2H,J=8
Hz),7.43(s,1H),7.28(s,1H),5.86(s,1H),4.8
9(s,2H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),4.00−3.80(m,7
H),3.32(m,2H),3.04(m,4H),2.65−2.55(m,2H)
,2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.17(m,2H),2.10(s
,3H),1.78(m,2H),0.83(t,3H,J=6.4&7.2Hz)。
【1280】
実施例137:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4,4’−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化177】
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【1281】
室温にて、ジクロロメタン中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−4,4’−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
(200mg、0.35mmol)の撹拌溶液に、m−CPBA(60mg、0.35m
mol)を加え、そして、撹拌を室温にて一晩続けた。完了と同時に、反応物を、飽和重
炭酸ナトリウム水溶液の添加によってクエンチし、そして、10%のMeOH/DCMで
抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の
除去はとそれに続く、溶媒洗浄により、表題化合物(120mg、58%)を得た。LC
MS:589.35(M)+;HPLC:95.56%(@254nm)(R
t;4.1
43;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;
水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10
μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから9
5%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−
d
6,400MHz)δ11.5(bs,1H),8.22(t,1H),7.66−7
.60(m,4H),7.42(s,1H),7.21(s,1H,),5.85(s,
1H),4.34−4.28(m,4H,),4.12−4.07(m,2H),3.8
3−3.81(m,2H),3.62−3.60(m,2H),3.42−3.39(m
,2H),3.33−3.22(m,2H),3.16−3.08(m,3H),2.6
5−2.62(m,2H),2.25−2.10(m,9H),1.67−1.51(m
,4H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1282】
実施例138:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−[1,1’
−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化178】
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【1283】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸の合成
【1284】
濃H
2SO
4(27ml、512mmol)中の5−ブロモ−2−メチル安息香酸(5.
0g、23mmol)の溶液を、アセトン/氷浴で5℃に冷やした。濃硝酸(1.9ml
、30mmol)と濃H
2SO
4(2.8ml、52mmol)の混合物を、−5〜0℃に
て15分間かけて、その反応混合物に滴下して加えた。黄色の反応混合物を、黄色の沈殿
物が形成される間、−5〜0℃にて2時間撹拌した。その反応混合物を、氷(150g)
中に注ぎ入れ、次に、沈殿物を濾過によって回収した。沈殿物を風乾して、淡黄色の固形
として表題化合物(5.5g、52%)を得た。LC−MS57%,1.82分(3.5
分間のLC−MS法),非イオン化;
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δp
pm8.29(s,1H)8.13(d,J=1.58Hz,1H)2.43(s,3H
)。
【1285】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【1286】
窒素下、DMF(42ml)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(5.
5g、21mmol)の溶液に、Na
2CO
3(3.4g、32mmol)と、それに続い
て、ヨードメタン(2.0ml、32mmol)を加えた。その反応混合物を室温にて2
時間撹拌した。その混合物を、脱イオン水(150ml)で希釈し、そして、EtOAc
(4×50ml)で抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCO
3(aq)(2×50
ml)で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過して、そして、真空中で濃縮して、黄色
の油状物として表題化合物(6.3g、61%)を得た。LC−MS57%,2.20分
(3.5分間のLC−MS法),非イオン化;
1H NMR(500MHz,クロロホルム
−d)δppm7.38(d,J=2.05Hz,1H)7.23(d,J=2.05H
z,1H)3.20(s,3H)1.82(s,3H)。
【1287】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアートの合成
【1288】
メタノール(150ml)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアー
ト(6.3g、21mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(11.0g、209mmo
l)と、それに続いて、脱イオン水(75ml)を加えた。その混合物を70℃に加熱し
た後に、鉄(7.0g、125mmol)を加えた。その反応混合物を、70℃にて2時
間撹拌した後に、室温に冷やし、そして、Kieselgelを通して濾過した。フイル
ターパッドをMeOH(150ml)よって洗浄し、そして、その濾液を真空内で濃縮し
た。その残渣を飽和NaHCO
3(aq)(50ml)及びEtOAc(150ml)で
溶解した。相を分離し、そして、有機相を、飽和NaHCO
3(aq)(3×50ml)
で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、真空内で濃縮した。その残渣を、
フラッシュカラムクロマトグラフィー(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、
5−20%EtOAc:ヘプタン)によって精製して、どろどろした淡黄色の油状物とし
て表題化合物(3.0g、51%)を得た。LC−MS87%,1.89分(3.5分間
のLC−MS法),m/z=243.9,244.9,245.9,246.9;
1HN
MR(500MHz,クロロホルム−d)δppm7.34(d,J=1.89Hz,1
H)6.95(d,J=1.89Hz,1H)3.88(s,3H)3.80(br.s
.,2H)2.29(s,3H)。
【1289】
ステップ4:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)アミノ]
ベンゾアートの合成
【1290】
窒素下、1,2−ジクロロエタン(48ml)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2
−メチルベンゾアート(3.0g、12mmol)の溶液に、オキサン−4−オン(2.
3ml、25mmol)と、それに続いて、酢酸(4.2ml、74mmol)を加えた
。その反応混合物を5分間撹拌した後に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(7.
8g、37mmol)を加えた。64時間撹拌した後に、脱イオン水(100ml)を加
え、そして、その混合物を、固形のNaHCO
3で中和した。相を分離し、そして、水層
をEtOAc(4×50ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥
させ、濾過し、そして、真空内で濃縮した。その残渣を、フラッシュカラムクロマトグラ
フィー(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、10−30%のEtOAc:ヘ
プタン)によって精製して、白色の固体として表題化合物(3.5g85%)を得た。L
C−MS99.8%,2.18分(3.5分間のLC−MS法),m/z=327.9,
328.9,329.9,330.9;
1H NMR(500MHz,クロロホルム−d)
δppm7.24(d,J=1.73Hz,1H)6.85(d,J=1.58Hz,1
H)4.03(dt,J=11.82,3.31Hz,2H)3.88(s,3H)3.
66(br.s.,1H)3.56(td,J=11.55,1.97Hz,2H)3.
47−3.55(m,1H)2.24(s,3H)2.06(d,J=13.56Hz,
2H)1.47−1.60(m,2H)。
【1291】
ステップ5:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2
,2−トリフルオロエチル)アミノ]ベンゾアートの合成
【1292】
メチル5−ブロモ−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアート
(500mg、1.5mmol)及びTFA(15ml)の入った100ml容の二つ口
RBF内に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(1.0g、26mmol)を分割して5分
間にわたって加えた。その反応混合物を、室温にて2時間撹拌し、次に、3時間50℃に
加熱し、そして、NaBH
4(300mg)の更なるアリコートで25分間処理した。次
に、その反応混合物を、2時間60℃に加熱し、室温にて17時間撹拌したままにした。
その反応混合物を、TFA(5ml)及びNaBH
4(200mg)で処理し、そして、
60℃に戻し3.5時間加熱した。NaBH
4(200mg)の更なるアリコートを、T
FA(5ml)と共に15分間にわたって加え、そして、さらに3時間加熱し続けた後に
、室温にて一晩静置したままにした。その反応混合物を、氷(75ml)中に注ぎ入れ、
そして、氷が溶けるまで撹拌した。次に、その反応混合物を、6MのNaOH(aq)(
40ml)を加えることによって塩基性化し、そして、1MのHCl(aq)(40ml
)を使用してpH7に再調整した。得られた白色の懸濁液を、濾過によって回収し、その
固体を、水(20ml)で洗浄し、そして、40℃にて3時間真空内で乾燥させて、白色
の固体として表題化合物(577mg、91%)を得た。LC−MS98.2%,2.4
2分(3.5分間のLC−MS法),m/z=409.90,410.9,411.90
,412.9;
1H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm7.80(d,
J=1.73Hz,1H)7.41(d,J=1.73Hz,1H)4.01(dd,J
=11.51,4.10Hz,2H)3.91(s,3H)3.64(d,J=5.20
Hz,2H)3.32(t,J=11.82Hz,2H)2.99(tt,J=11.4
3,3.63Hz,1H)2.48(s,3H)1.80(dd,J=12.53,1.
50Hz,2H)1.54−1.62(m,2H)。
【1293】
ステップ6:5−ブロモ−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2,2−
トリフルオロエチル)アミノ]安息香酸の合成
【1294】
THF(14ml)とMeOH(2.1ml)の混合物中のメチル5−ブロモ−2−メ
チル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]ベン
ゾアート(572mg、1.4mmol)の撹拌溶液に、4MのNaOH(aq)(13
.9ml)を加えた。その反応混合物を、50℃にて5.5時間撹拌し、次に、室温にて
17時間撹拌した。THFを、真空内で濃縮することによって取り除き、そして、水性残
渣を、6MのHCl(aq)(9.5ml)でpH4に酸性化した。得られた懸濁液を、
室温にて20分間静置した後に、固体を濾過によって回収した。固形ケーキを、水(20
ml)で洗浄し、そして、高真空下で2時間乾燥させて、白色の固体として表題化合物(
507mg、90%)を得た。LC−MS98%,2.04分(3.5分間のLC−MS
法),m/z=395.9,396.9,397.9,398.9;
1HNMR(500
MHz,クロロホルム−d)δppm7.97(d,J=1.73Hz,1H)7.48
(d,J=1.73Hz,1H)4.02(dd,J=11.35,3.94Hz,2H
)3.65(br.s,2H)3.33(t,J=11.59Hz,2H)3.00(t
t,J=11.49,3.80Hz,1H)2.55(s,3H)1.82(d,J=1
1.98Hz,2H)1.55−1.69(m,2H)。OHは見えなかった。
【1295】
ステップ7:5−ブロモ−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル]−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2,
2−トリフルオロエチル)アミノ]ベンズアミドの合成
【1296】
窒素バルーン下、0℃にて無水DMF(3.0ml)中のメチル5−ブロモ−2−メチ
ル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]ベンゾ
アート(250mg、0.63mmol)の撹拌溶液を、HATU(288mg、0.7
6mmol)及びDIPEA(220μl、1.3mmol)で滴下により処理した。得
られた溶液を、5分間撹拌し、次に、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチル−1,2
−ジヒドロピリジン−2−オン(89%、119mg、0.69mmol)で処理した。
得られた懸濁液を、0℃にて20分間撹拌し、次に、室温にて16.5時間撹拌した。そ
の反応混合物を、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチル−1,2−ジヒドロピリジン
−2−オン(30mg)で処理した。撹拌を更に23時間続け、次に、その反応混合物を
、水(30ml)とCH
2Cl
2(20ml)の間で分配した。層を分離し、そして、水相
をCH
2Cl
2(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層を、NaHCO
3(aq)(
50ml)の飽和溶液、水(60ml)塩水(2×40ml)によって洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過して、そして、真空内で濃縮した。未精製の残渣を、フラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(10gのSNAPカートリッジ、Isolera、0−10%
のMeOH/CH
2Cl
2)で精製し、そして、超音波処理によってエーテル(10ml)
から粉末化した。得られた沈殿物を、濾過によって回収し、そして、真空内で乾燥させて
、白色固体として表題化合物(249mg、74%)を得た。LC−MS100%,4.
08分(7分間のLC−MS法),m/z=530.0,531.0,532.0,53
3.0;
1H NMR(500MHz,Acetone)δ10.67(s,1H),7.
55(d,J=1.8Hz,2H),7.27(d,J=1.9Hz,1H),5.90
(s,1H),4.40(d,J=5.5Hz,2H),3.90(dd,J=11.2
,4.6Hz,4H),3.28(t,J=11.6Hz,2H),3.07−2.97
(m,1H),2.32(s,3H),2.29(s,3H),2.24(s,3H),
1.76(dd,J=12.3,1.6Hz,2H),1.61(qd,J=12.0,
4.5Hz,2H)。
【1297】
ステップ8:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−5−((テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)−[1,1’−
ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1298】
二つ口RBF内で、1,4−ジオキサン(3.0ml)中の5−ブロモ−N−[(4,
6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル]−2−メチ
ル−3−[(オキサン−4−イル)(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]ベンズ
アミド(200mg、0.38mmol)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル
−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(126mg、0.
41mmol)を、水(1.0ml)中にNa
2CO
3(140mg、1.3mmol)を
含む溶液で処理した。長い針を使用して混合物に通して窒素を5分間バブリングした後に
、パラジウム−トリフェニルホスファン(1:4)(44mg、0.04mmol)を加
えた。黄色の懸濁液に通して窒素を更に5分間バブリングした後に、反応混合物を5.5
時間100℃に加熱した。その反応混合物を、水(10ml)及びCH
2Cl
2中の10%
のMeOH(10ml)で希釈した。層を分離し、そして、水相をCH
2Cl
2中の10%
のMeOH(3×15ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、塩水(40ml)で洗
浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、真空内で濃縮した。未精製の残渣を、
カラムクロマトグラフィー(10gのSNAPカートリッジ、Isolera、0−4%
のMeOH:CH
2Cl
2)によって精製して、灰色がかった白色の粉末として表題化合物
(193mg、82%)を得た。LC−MS100%,3.34分(7分間のLC−MS
法),m/z=627.5;
1H NMR(500MHz,Acetone)δ10.76
(s,1H),7.65(d,J=1.5Hz,1H),7.60(d,J=8.2Hz
,2H),7.57(t,J=5.6Hz,1H),7.43(d,J=1.5Hz,1
H),7.39(d,J=8.1Hz,2H),5.91(s,1H),4.44(d,
J=5.5Hz,2H),3.97(s,2H),3.90(dd,J=11.4,4.
1Hz,2H),3.61(t,J=4.6Hz,4H),3.50(s,2H),3.
29(t,J=11.5Hz,2H),3.06(tt,J=11.4,3.8Hz,1
H),2.39(d,J=5.0Hz,7H),2.34(s,3H),2.22(s,
3H),1.82(dd,J=12.3,1.7Hz,2H),1.70−1.56(m
,2H)。
【1299】
実施例139:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4−エチル−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミドの合成
【化179】
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【1300】
ステップ1:メチル5−クロロ−2−[2−(トリメチルシリル)エチニル]ベンゾア
ートの合成
【1301】
TEA(124ml、889.82mmol)中のメチル2−ブロモ−5−クロロベン
ゾアート(14.8g、59mmol)の溶液に、窒素下、室温にてヨウ化銅(I)(3
38mg、1.78mmol)及びトリフェニルホスフィン(778mg、2.97mm
ol)を加えた。この混合物に通して窒素を10分間バブリングした後に、エチニル(ト
リメチル)シラン(12.45ml、89mmol)とPd(OAc)
2(266mg、
1.19mmol)を加えた。その反応混合物を、50℃にて20分間撹拌した後に、減
圧下で濃縮した。その残渣を、脱イオン水(50ml)及びEtOAc(50ml)で溶
解し、そして、celiteに通して濾過した。濾過ケーキをEtOAc(50ml)で
洗浄した後に、相を分離し、そして、水層をEtOAc(2×50ml)で抽出した。合
わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。そ
の残渣を、FCC(10gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエン
ト;99:1のヘプタン:EtOAcから85:15のヘプタン:EtOAcへ)によっ
て精製して、静置すると凝固するオレンジ色の油状物として16.2g(102.4%)
のメチル5−クロロ−2−[2−(トリメチルシリル)エチニル]ベンゾアートを得た。
サンプルはヘプタンを含んでいた。LC−MS91%,2.57分(3分間のLC−MS
法),m/z=267.4/268.9,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d
)δppm7.89(d,J=2.2Hz,1H),7.51(d,J=8.3Hz,1
H),7.41(dd,J=8.3,2.3Hz,1H),3.92(s,3H),0.
27(s,9H)。
【1302】
ステップ2:メチル5−クロロ−2−エチニルベンゾアートの合成
【1303】
メタノール(150ml)中のメチル5−クロロ−2−[2−(トリメチルシリル)エ
チニル]ベンゾアート(10g、37.5mmol)の溶液に、大気中、室温にてK
2C
O
3(10.36g、75mmol)を加えた。その反応混合物を1時間撹拌した後に、
減圧下で濃縮した。その残渣を、脱イオン水(50ml)及びEtOAc(50ml)で
溶解した。相を分離し、そして、水層をEtOAc(2×50ml)で抽出した。合わせ
た有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。その残
渣を、FCC(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;
95:5のヘプタン:EtOAcから9:1のヘプタン:EtOAcへ)によって精製し
て、静置すると凝固するオレンジ色の油状物として5.75g(55.2%)のメチル5
−クロロ−2−エチニルベンゾアートを得た。この物質は、30%のエチルエステルを含
んでおり、あらゆる更なる精製なしでの使用に好適であった。LC−MS38%,1.9
8分(3分間のLC−MS法),m/z=195.0/196.9,1HNMR(500
MHz,クロロホルム−d)δppm7.93(d,J=2.2Hz,1H),7.55
(d,J=8.3Hz,1H),7.45(dd,J=8.3,2.3Hz,1H),3
.94(s,3H),3.43(s,1H)。
【1304】
ステップ3:メチル5−クロロ−2−エチルベンゾアートの合成
【1305】
エチルアセタート(135ml)中のメチル5−クロロ−2−エチニルベンゾアート(
5.34g、27.44mmol)の溶液に、Pd/Cであった(10%)(50%の水
、2.92g、1.37mmol)を加えた。その反応混合物を、水素雰囲気下、室温に
て3時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示したので、その混合物を、ce
liteに通して濾過した。濾過ケーキをEtOAc(50ml)で洗浄し、そして、濾
液を減圧下で濃縮して、茶色の油状物として5.12g(93.9%)のメチル5−クロ
ロ−2−エチルベンゾアートを得たが、それは、あらゆる更なる精製なしでの使用に好適
であった。LC−MS56%,2.21分(3分間のLC−MS法),m/z=198.
9/200.9,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm7.84(d
,J=2.3Hz,1H),7.39(dd,J=8.3,2.3Hz,1H),7.2
1(d,J=8.3Hz,1H),3.90(s,3H),2.94(q,J=7.5H
z,2H),1.21(t,J=7.5Hz,3H)。
【1306】
ステップ4:メチル5−クロロ−2−エチル−3−ニトロベンゾアートの合成
【1307】
濃H
2SO
4(31ml、587mmol)中のメチル5−クロロ−2−エチルベンゾア
ート(5.12g、25.77mmol)の溶液を、大気中、アセトン/氷浴で−5℃に
冷やした。濃硝酸(2.15ml、33.51mmol)及び濃H
2SO
4(2ml、37
.52mmol)の混合物を、その反応混合物に−5〜0℃にて15分間かけて滴下して
加えた。淡黄色の反応混合物を−5〜0℃にて1時間撹拌した後に、氷(500ml)中
に注ぎ入れ、そして、これをEtOAc(3×100ml)で抽出した。合わせた有機相
を、脱イオン水(100ml)、次に、塩水(100ml)で洗浄した。その有機相を、
MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。LCMS及びNMRでは
、〜30%のエステルの加水分解を示した。その粗精製物を、メタノール(30ml)で
溶解し、そして、窒素下で0℃に冷やし、そしてそこで、SOCl
2(2.25ml、3
0.93mmol)をゆっくり加えた。次に、反応混合物を、6時間還流温度に加熱した
後に、減圧下で濃縮して、オレンジ色の油状物として6.18g(98.4%)のメチル
5−クロロ−2−エチル−3−ニトロベンゾアートをえた。生成物は、あるエチルエステ
ルと共に3ニトロ:6ニトロ異性体の1:1の混合物を含んでおり、あらゆる更なる精製
なしでの使用に好適であった。
【1308】
ステップ5:メチル3−アミノ−5−クロロ−2−エチルベンゾアートの合成
【1309】
室温にて、メタノール(250ml)中のメチル5−クロロ−2−エチル−3−ニトロ
ベンゾアート(6.18g、25.36mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(13.
31g、253.65mmol)と、それに続いて、脱イオン水(125ml)を加えた
。その混合物を大気中で70℃まで加熱した後に、鉄(8.5g、152.19mmol
)を加えた。その反応物は、それを70℃にて撹拌した2.5時間をかけて深色に変わっ
た。この混合物を、室温に冷やし、そして、Kieselgelを通して濾過した。フイ
ルターパッドを、MeOH(250ml)で洗浄し、そして、濾液を減圧下で濃縮した。
その残渣を、飽和NaHCO
3(aq)(50ml)及びEtOAc(150ml)で溶
解した。相を分離し、そして、有機相を、飽和NaHCO
3(aq)(2×50ml)で
洗浄した後に、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した。その残渣
を、FCC(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジエント;9
5:5のヘプタン:EtOAcから75:25のヘプタン:EtOAcへ)によって精製
して、黄色の油状物として2.42g(22%、7%の補正収率)のメチル3−アミノ−
5−クロロ−2−エチルベンゾアートを得た。生成物は、〜25%のエチルエステルを含
んでおり、〜15%の4−ニトロ生成物を含んでいる可能性がある。その物質を、更なる
精製なしで次のステップに利用した。LC−MS31%,2.00分(3分間のLC−M
S法),m/z=295.0,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm
7.17(d,J=2.1Hz,1H),6.79(d,J=2.1Hz,1H),3.
87(s,3H),3.86−3.81(m,2H),2.74(q,J=7.5Hz,
2H),1.20(t,J=7.5Hz,3H)。
【1310】
ステップ6:メチル5−クロロ−2−エチル−3−[(オキサン−4−イル)アミノ]
ベンゾアートの合成
【1311】
窒素下、且つ、室温にて1,2−ジクロロエタン(28ml)中のメチル3−アミノ−
5−クロロ−2−エチルベンゾアート(1.5g、7.02mmol)の溶液に、オキサ
ン−4−オン(1.3ml、14.04mmol)と、それに続いて、酢酸(2.41m
l、42.12mmol)を加えた。この溶液を、5分間撹拌した後に、室温にて水素化
トリアセトキシホウ素ナトリウム(4.46g、21.06mmol)を加えた。20時
間撹拌した後に、脱イオン水(28ml)を加え、そして、その混合物を、固形のNaH
CO
3で中和した。相を分離し、そして、水層をEtOAc(2×28ml)で抽出した
。合わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮した
。その残渣を、FCC(50gのシリカ、Isoluteカートリッジ、溶出液のグラジ
エント;95:5のヘプタン:EtOAcから8:2のヘプタン:EtOAcへ)によっ
て精製して、白色固体として1.76g(84%、50%の補正収率)のメチル5−クロ
ロ−2−エチル−3−[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアートを得た。生成物は
、〜25%のエチルエステルを含んでいる。その物質を、更なる精製なしで次のステップ
に利用した。LC−MS60%,2.27分(3分間のLC−MS法),m/z=298
.0/300.0,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm7.07(
d,J=2.0Hz,1H),6.71(d,J=1.9Hz,1H),4.01(dt
,J=11.8,3.4Hz,2H),3.87(s,3H),3.82−3.76(m
,1H),3.64−3.47(m,3H),2.79−2.63(m,2H),2.0
6(d,J=13.2Hz,2H),1.55−1.46(m,2H),1.18(t,
J=7.5Hz,3H)。
【1312】
ステップ7:5−クロロ−2−エチル−3−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]
安息香酸の合成
【1313】
窒素下、且つ、室温にてDCE(10ml)中のメチル5−クロロ−2−エチル−3−
[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアート(350mg、1.18mmol)の溶
液に、アセトアルデヒド(0.66ml、11.75mmol)と、それに続いて、酢酸
(0.4ml、7.05mmol)を加えた。この溶液を、5分間撹拌した後に、室温に
て水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(2.49g、11.75mmol)を加えた
。23時間撹拌した後に、更なるアセトアルデヒド(0.66ml、11.75mmol
)を加え、それに続いて、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(2.49g、11.
75mmol)を加えた。更に3時間撹拌した後に、脱イオン水(15ml)を加え、そ
して、その混合物を固形のNaHCO
3で中和した。相を分離し、そして、水層をEtO
Ac(2×15ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾
過し、そして、減圧下で濃縮した。その残渣を、FCC(10gのシリカ、Isolut
eカートリッジ、溶出液のグラジエント;99:1のヘプタン:EtOAcから85:1
5のヘプタン:EtOAcへ)によって精製して、メチル及びエチルエステルの2:1の
混合物として表題化合物(317mg)を得、そしてそれを、次の段階で使用した。
【1314】
エステルの混合物に、THF(10ml)及び4MのNaOH(9.7ml、38.9
mmol)を加え、そして、その反応物を50℃にて27時間撹拌し、その後で、MeO
H(5ml)をその反応混合物に加え、そして、これを50℃にて更に21時間撹拌した
。その反応混合物を、6MのHClでpH2〜3に酸性化し、そして、DCM(5×10
ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、
減圧下で濃縮して、オレンジ色の結晶として表題化合物(289mg、2つのステップを
通して79%)を得た。LC−MS100%,2.09分(3.5分間のLC−MS法)
,m/z=312.0/314.0,1HNMR(500MHz,クロロホルム−d)δ
7.73(d,J=1.7Hz,1H),7.29(d,J=1.8Hz,1H),3.
99(d,J=11.0Hz,2H),3.38−3.29(m,2H),3.20−3
.03(m,4H),3.02−2.91(m,1H),1.78−1.61(m,4H
),1.13(t,J=7.4Hz,3H),0.91(t,J=7.0Hz,3H)。
【1315】
ステップ8:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−4−エチル−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミドの合成
【1316】
0℃にてDMF(3ml)中の5−クロロ−2−エチル−3−[エチル(オキサン−4
−イル)アミノ]安息香酸(191mg、0.61mmol)の溶液に、HATU(28
0mg、0.74mmol)と、それに続いて、DIPEA(213μl、1.26mm
ol)及び3−(アミノメチル)−4,6−ジメチル−1,2−ジヒドロピリジン−2−
オン(89%、115mg、0.67mmol)を加えた。その反応物を室温にて3時間
撹拌した後に、その反応物を、脱イオン水(50ml)中に注ぎ入れ、そして、得られた
固体を、濾過し、そして、水で洗浄した。水相をDCM(3×50ml)で洗浄し、合わ
せた有機層を、塩水(30m)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして、留去
して、油状物を得た。固体と油状物を合わせ、そして、DCM中の0%から3%へのMe
OHで溶出する10gの分離カラムを使用して精製し、そして、留去し、それに続く、E
tOAc中の0%から3%へのMeOHで溶出する10gのIsoluteを使用した精
製により、灰色がかった白色の固体として表題化合物(234mg、79%)を得た。L
C−MS92%,1.78分(3.5分間のLC−MS法),m/z=446.2/44
8。窒素ガスでバブリングした、ジグリム(4ml)及びMeOH(2ml)の脱気混合
物中の5−クロロ−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル]−2−エチル−3−[エチル(オキサン−4−イル)アミノ]ベン
ズアミド(117mg、0.26mmol)の撹拌溶液に、2’−(ジシクロヘキシルホ
スファニル)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミン(21mg、0.05mmol
)、二酢酸パラジウム(5.89mg、0.03mmol)、フッ化セシウム(120m
g、0.79mmol)、及び4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2
−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(119mg、0.39mmol
)を加えた。窒素バブリングを10分間続け、次に、その反応物を16時間70℃に加熱
し、その後、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラ
ン−2−イル)ベンジル]モルホリン(119mg、0.39mmol)を更に加え、そ
して、6時間加熱を続けた。次に、反応物を、室温に冷やし、そして、Keiselgu
hrを通して濾過し、そのケーキをMeOHで洗浄した。蒸留水(20ml)を濾液に加
え、次に、それをEtOAc(3×50ml)で抽出し、次に、合わせた有機層を、塩水
(2×50ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして、留去した。得られ
た残渣を、DCM中の0%から10%のMeOHへのグラジエントで溶出する25gのI
soluteカラムを使用して精製して、淡黄色の固体として表題化合物(32mg、2
1%)を得た。LC−MS99%,2.72分(7分間のLC−MS法),m/z=29
4.3(M+H/2),1HNMR(500MHz,アセトン−d
6)δ10.80(s
,1H),7.60−7.54(m,3H),7.51(s,1H),7.39(d,J
=7.9Hz,2H),7.36(d,J=1.4Hz,1H),5.92(s,1H)
,4.45(d,J=5.6Hz,2H),3.88(d,J=8.0Hz,2H),3
.66−3.56(m,4H),3.51(s,2H),3.29(t,J=11.2H
z,2H),3.17(q,J=7.0Hz,2H),3.09(t,J=11.2Hz
,1H),2.98(q,J=7.4Hz,2H),2.41(s,4H),2.36(
s,3H),2.22(s,3H),1.76(d,J=11.2Hz,2H),1.6
5−1.56(m,2H),1.08(t,J=7.4Hz,3H),0.91(t,J
=7.0Hz,3H)。
【1317】
実施例140:3’−シアノ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化180】
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【1318】
ステップ1:5−ブロモ−2−(モルホリノメチル)ベンゾニトリルの合成
【1319】
ジクロロエタン(10mL)中の5−ブロモ−2−ホルミルベンゾニトリル(200m
g、0.95mmol)とモルホリン(248mg、2.85mmol)の撹拌溶液に、
酢酸(342mg、5.7mmol)を加え、そして、反応物を室温にて30分間撹拌し
た。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(604mg、2.85mmol)を
0℃にてその反応混合物に加え、室温にし、そして、撹拌を一晩続けた。完了と同時に、
反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そ
して、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグ
ラフィー精製により、所望の化合物(150mg、56%)を得た。
【1320】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)ベンズアミドの合成
【1321】
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1.0g、2.1mmol)、ビ
スピナコラートジボロン(2.67g、10.5mmol)及び酢酸カリウム(610m
g、6.31mmol)の撹拌混合物を、アルゴンで15分間パージした。次に、1,1
’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロ
メタン錯体(85mg、0.10mmol)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パ
ージした。反応塊を80℃にて7時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈
し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナト
リウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製に
より、所望の化合物(250mg、27%)を得た。
【1322】
ステップ3:3’−シアノ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【1323】
ジオキサン(6mL)中の5−ブロモ−2−(モルホリノメチル)ベンゾニトリル(1
90mg、0.68mmol)とN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオ
キサボロラン−2−イル)ベンズアミド(200mg、0.45mmol)の撹拌溶液に
、2MのNa
2CO
3水溶液(0.81mL、1.63mmol)を加え、そして、溶液を
アルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(52mg、0.04mmol
)を加え、そして、再びアルゴンで15分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加
熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCM
で抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒
の除去に続く、カラムクロマトグラフィー精製により、表題化合物(16mg、6%)を
得た。LCMS:598.20(M+1)
+;HPLC:89.15%(@254nm)
(R
t;4.039;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ
;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA
;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分
で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNM
R(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8.20(t,1H
),8.15(s,1H),7.94(d,1H,J=6.8Hz),7.63(d,1
H,J=8.4Hz),7.51(s,1H),7.31(s,1H),5.86(s,
1H),4.29(m,2H),3.84−3.82(m,2H),3.66−3.58
(m,6H),3.32(m,5H),3.11−3.03(m,4H),2.25(s
,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H),1.65−1.51(m,4
H),0.82(t,3H,J=6Hz)。
【1324】
実施例141:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【1325】
ステップ1:5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸
【1326】
濃H
2SO
4(400mL)中の2−メチル−3−ニトロ安息香酸(100g、552.
48mmol)の撹拌溶液に、室温にて1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−2,4−
イミダゾリジンジオン(87.98g、307.70mmol)を分割様式で加えた。次
に、その反応混合物を、室温にて5時間撹拌した。その反応混合物を、氷冷水中に注ぎ入
れ、沈殿した固体を、濾過によって回収し、水で洗浄し、そして、減圧下で乾燥させて、
灰色がかった白色の固体として所望の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(1
40g、97.90%の収率)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ
8.31(s,1H),8.17(s,1H),2.43(s,3H)。
【1327】
ステップ2:メチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアート
【1328】
DMF(2.8L)中の5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロ安息香酸(285g、1
104.65mmol)の撹拌溶液に、室温にて炭酸ナトリウム(468g、4415.
09mmol)を加え、それに続いて、ヨウ化メチル(626.63g、4415mmo
l)を加えた。得られた反応混合物を60℃にて8時間撹拌した。次に、その反応混合物
を、濾過して懸濁固体を取り出し、それを酢酸エチル(3×1L)によって十分に洗浄し
た。合わせた濾液を、水(5x3L)で十分に洗浄し、そして、水相を酢酸エチル(3×
1L)によって逆抽出した。合わせた有機抽出物を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、
濾過し、そして、減圧下で濃縮して、灰色がかった白色の固体としてメチル5−ブロモ−
2−メチル−3−ニトロベンゾアート(290g、97%の収率)を得た。
1HNMR(
CDCl3,400MHz)δ8.17(s,1H),7.91(s,1H),3.96
(s,3H),2.59(s,3H)。
【1329】
ステップ3:メチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート
【1330】
エタノール(1.5L)中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゾアート
(290g、1058.39mmol)の撹拌溶液に、塩化アンモニウム水溶液(283
g、5290mmolを1.5Lの水で溶解)を加えた。得られた混合物を、撹拌し、そ
して、80℃にて加熱し、それに続いて、80℃にて鉄粉末(472g、8451mmo
l)を分割して加えた。得られた反応混合物を80℃にて12時間加熱した。次に、その
反応混合物を、Celite(登録商標)を通して加熱濾過し、そして、Celite(
登録商標)ベッドを、メタノール(5L)で、次に、DCM(5L)中の30%のMeO
Hで十分に洗浄した。合わせた濾液を、真空内で濃縮し、そして、得られた残渣を、重炭
酸塩水溶液(2L)で希釈し、そして、酢酸エチル(3×5L)によって抽出した。合わ
せた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、
茶色の固体としてメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート(220g、
89.41%の収率)を得た。
【1331】
生成物の一部(5g)を、熱エタノール(20mL)で溶解し、不溶残渣を濾別し、そ
して、母液を濃縮して、薄茶色の固体として93.81%のHPLC純度を有するメチル
3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾアート(3.5g、70%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.37(s,1H),6.92(s,1H
),3.94(s,3H),3.80(bs,2H),2.31(s,3H)。
【1332】
ステップ4:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアート
【1333】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(5g、20.5mmol)とtert−ブチル(4−オキソシクロヘキシル)カル
バマート(5.69g、26.7mmol)の撹拌溶液に、酢酸(7.4g、123mm
ol)を加え、そして、その反応物を室温にて10分間撹拌した。次に、水素化トリアセ
トキシホウ素ナトリウム(13.1g、61.7mmol)を0℃にて加え、そして、反
応物を室温にて16時間撹拌した。その反応物を、重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし
、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を
、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、真空内で濃縮した。未精製生成物を、ヘキ
サン中の10%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100〜
200メッシュサイズ)によって精製して、固体として3.5gの極性のより高い(トラ
ンス)異性体であるメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブ
トキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(38
.46%)を得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.21(s,1H),
6.80(s,1H),4.41(bs,1H),3.85(s,3H),3.60(m
,1H),3.45(m,1H),3.20(m,1H),2.22(s,3H),2.
15(bs,2H),2.05(bs,2H),1.45(s,9H),1.30(m,
4H)。
【1334】
ステップ5:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアー
ト
【1335】
ジクロロエタン(550mL)中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−
((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2
−メチルベンゾアート(55g、0.124mol)とアセトアルデヒド(11g、0.
25mol)の撹拌溶液に、酢酸(44.64g、0.744mol)を加え、そして、
反応混合物を室温にて10分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
(79g、0.372mol)を0℃にて加え、そして、その反応混合物を室温にて16
時間撹拌した。その反応物を、重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、有機相を分離し、
そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた抽出物を、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥させ、そして、真空内で濃縮した。
未精製化合物を、ヘキサン中の10%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(100〜200メッシュサイズ)によって精製して、固形として44g(7
5.2%)のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシ
カルボニル)アミノ)シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート
を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ7.55(s,1H),7.4
5(s,1H),6.65(d,1H),3.80(s,3H),3.15(bs,1H
),3.05(q,2H),2.60(m,1H),2.30(s,3H),1.75(
m,4H),1.40(m,2H),1.35(s,9H),1.10(m,2H),0
.80(t,3H)。
【1336】
ステップ6:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート
【1337】
NaOH水溶液(10mLのH
2O中に3.5g、0.08mol)を、EtOH(1
00mL)中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアー
ト(25g、0.053mol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。エ
タノールを減圧下で取り除き、そして、希HClでpH8に、及びクエン酸でpH6に酸
性化した。その混合物を、DCM中の10%のメタノール(3×200mL)で抽出した
。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸(24.2g、99.
0%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ13.13(s,1H)
,7.54(s,1H),7.43(s,1H),6.68(d,1H),3.14(b
s,1H),3.03(q,2H),2.56(m,1H),2.33(s,3H),1
.80−1.65(m,4H),1.40(m,2H),1.35(s,9H),1.1
0(m,2H),0.77(t,3H)。
【1338】
その酸(24g、0.053mol)をDMSO(100mL)で溶解し、そして、3
−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(16g、0.10
6mol)及びトリエチルアミン(5.3g、0.053mol)を加えた。その反応混
合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PyBop(41g、0.079mmol)を
加え、次に、撹拌を室温にて一晩続けた。その反応混合物を、氷水(1L)中に注ぎ入れ
た。得られた沈殿物を、濾過によって回収し、水(2×1L)で十分に洗浄し、そして、
乾燥させた。得られた生成物を、アセトニトリル(3×200mL)及びDCM(100
mL)で洗浄することによってさらに精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ)シク
ロヘキシル)カルバマート(24g、77%)を得た。
1HNMR(DMSO−d
6,4
00MHz)δ11.47(s,1H),8.24(t,1H),7.25(s,1H)
,7.04(s,1H),6.67(d,1H),5.85(s,1H),4.24(d
,2H),3.13(bs,1H),3.01(q,2H),2.53(m,1H),2
.18(s,3H),2.10(s,6H),1.80−1.65(m,4H),1.4
0(m,2H),1.35(s,9H),1.10(m,2H),0.77(t,3H)
。
【1339】
ステップ7:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−
メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)(エチル
)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート
【1340】
ジオキサン/水混合物(160mL+40mL)中のtert−ブチル((1r,4r
)−4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ
)シクロヘキシル)−カルバマート(24g、0.041mol)と4−(4−(4,4
,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホ
リン(18g、0.061mol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(15g、0.15mol
)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(4
.7g、0.041mol)を加え、そして、反応混合物を再びアルゴンで10分間パー
ジした。その反応混合物を100℃にて4時間加熱した。次に、その反応混合物を、10
%のMeOH/DCM(500mL)で希釈し、そして、濾過した。濾液を、濃縮し、水
(500mL)で希釈し、DCM中の10%のMeOH(3×500mL)で抽出した。
合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いた。未精製
の生成物を、DCM中の7%のMeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(100〜200メッシュ)によって精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4
−((5−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)カルバモイル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビ
フェニル]−3−イル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(20g、7
1.43%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,
1H),8.20(t,1H),7.56(d,2H),7.36(m,3H),7.1
7(s,1H),6.66(d,1H),5.85(s,1H),4.28(d,2H)
,3.57(bs,4H),3.48(s,2H),3.20−3.05(m,3H),
2.62(m,1H),2.36(bs,4H),2.20(s,6H),2.10(s
,3H),1.75(m,4H),1.42(m,2H),1.35(s,9H),1.
10(m,2H),0.82(t,3H)。
【1341】
ステップ8:5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミド
【1342】
0℃にてDCM(200mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((5−
(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
カルバモイル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−イル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(20g、0.03mo
l)の撹拌溶液に、TFA(75mL)を加え、そして、反応物を室温にて2時間撹拌し
た。次に、反応混合物を濃縮乾固した、そして、その残渣を、飽和重炭酸塩水溶液(30
0mL)でpH8に塩基性化した。その混合物を、DCM中の20%のメタノール(4×
200m)で抽出した。合わせた抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減
圧下で取り除き、5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミ
ノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)
メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミド(15.5g、91%)を得、そしてそれを、次の反応にそのままで使用
した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ8.18(bs,1H),7.5
7(d,2H),7.38(m,3H),7.20(s,1H),5.85(s,1H)
,4.29(d,2H),3.57(bs,4H),3.48(s,2H),3.31(
bs,2H),3.10(m,2H),2.91(m,1H),2.67(m,1H),
2.36(bs,4H),2.21(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s
,3H),1.90(m,2H),1.83(m,2H),1.45(m,2H),1.
23(m,2H),0.83(t,3H)。
【1343】
ステップ9:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミド
【1344】
ジクロロメタン(150mL)中の5−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシ
ル)(エチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−
ビフェニル]−3−カルボキサミド(14g、0.023mol)の撹拌溶液に、0℃に
て35%のホルムアルデヒド水溶液(2.4g、0.080mol)を加えた。20分間
撹拌した後に、Na(OAc)
3BH(12.2g、0.057mol)を加え、そして
、撹拌を0℃にて2時間続けた。次に、水(100mL)をその反応混合物に加え、そし
て、その混合物を、DCM中の20%のメタノール(3×200mL)で抽出した。合わ
せた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除いた。未精製の生
成物を、DCM中の6〜7%のMeOHで溶出する塩基性アルミナカラムクロマトグラフ
ィーによって精製して、表題化合物(10g、63.6%)を得た。LCMS:614.
65(M+1)
+;HPLC:98.88%(@210−370nm)(R
t;3.724
;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中
に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL
,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%
Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6
,400MHz)δ11.45(s,1H),8.17(t,1H),7.56(d,2
H,J=8Hz),7.36(m,3H),7.17(s,1H),5.85(s,1H
),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.57(bs,4H),3.48(s,
2H),3.09(q,2H),2.66(m,1H),2.36(bs,4H),2.
21(s,3H),2.20(s,3H),2.11(s,9H),1.79(m,4H
),1.36(m,2H),1.11(m,2H),0.82(t,3H,J=6.4&
6.8Hz)。
【1345】
実施例142:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−((2−メトキシエチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル
]−3−カルボキサミドの合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【1346】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−((2−メトキシエチル)(テトラヒドロ−2H
−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1347】
7mlのジクロロエタン中のメチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テトラヒドロ−
2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(400mg、1.22mmol)と2
−メトキシアセトアルデヒド(1.3mg、17.56mmol)の撹拌溶液に、酢酸(
0.42mL、7.33mmol)を加え、そして、室温にて20分間撹拌した。その反
応混合物を0℃に冷やし、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(777mg、3.6
6mmol)を加え、そして、室温にて2時間撹拌した。次に、その反応混合物が、飽和
NaHCO
3で中和し、DCMで抽出し、そして、有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、
そして、減圧下で濃縮して、260mgの粗生成物を得た。
【1348】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−((2−メトキシエチル)(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1349】
5mlのエタノール:水(2:1)中のメチル5−ブロモ−3−((2−メトキシエチ
ル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(2
60mg、0.67mmol)とNaOH(40mg、1.01mmol)の混合物を、
70℃にて2時間加熱した。その反応混合物を濃縮乾固した、そして、未精製物を水で溶
解し、HClをゆっくり加えることによって、pHを5〜6に調整し、そして、化合物を
DCM中の10%のMeOHで抽出した。有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、
減圧下で濃縮して、230mgの酸を得た。
【1350】
未精製の酸(230mg、0.62mmol)、3−(アミノメチル)−4,6−ジメ
チルピリジン−2(1H)−オン(188mg、1.24mmol)、PyBOP(48
3mg、0.93mmol)、及びトリエチルアミン(0.17ml、1.238)の混
合物を、3mlのDMSO中で室温にて一晩撹拌した。その反応混合物を、水で希釈し、
そして、化合物を、DCM中の10%のMeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃
縮し、そして、未精製物をシリカゲル(100〜200)カラムクロマトグラフィーによ
って精製して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−((2−メトキシエチル)(テトラヒドロ−2H−
ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(110mg、35%)を得た。
【1351】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−((2−メトキシエチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【1352】
4mlのジオキサン中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−((2−メトキシエチル)(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(110mg、0.2
1mmol)、(4−(モルホリノメチル)フェニル)ボロン酸(99mg、0.33m
mol)、炭酸ナトリウム(83mg、0.78mmol)の溶液を、アルゴンで20分
間脱気し、Pd(PPh
3)(25mg、0.02mmol)をその混合物に加え、そし
て、一晩100℃に加熱した。その反応物を、室温に冷やし、水で希釈し、化合物を、D
CM中の10%のMeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そして、粗生成
物をシリカゲル(100〜200)クロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(
50mg38%)を得た。
【1353】
LCMS:603.45(M+1)
+;HPLC:99.60%(@254nm)(R
t
;4.492;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動
相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入
量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%
Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(D
MSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8.20(t,1H),7
.58(d,2H,J=7.2Hz),7.47(s,1H),7.37(d,2H,J
=7.2Hz),7.23(s,1H),5.86(s,1H),4.29(d,2H,
J=3.6Hz),3.82−3.85(m,2H),3.49−3.58(m,6H)
,3.15−3.3.23(m,9H),2.98(m,1H),2.36(m,4H)
,2.23(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H),1.51−1
.68(m,4H)。
【1354】
実施例143:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミド
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【1355】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1356】
ジクロロエタン(15mL)中の化合物メチル5−ブロモ−2−メチル−3−((テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ベンゾアート(1g、3.05mmol)
と重水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.2g、4.76mmol)の撹拌溶液
に、酢酸(1.65g、27.5mmol)を加え、そして、反応物を5〜10℃にて2
時間撹拌した。次に、アセトアルデヒド−d
4(0.264g、6.00mmol)を0
℃にて加え、そして、反応物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、反応物を、重炭酸
ナトリウム水溶液でクエンチし、そして、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタ
ンによって抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下
で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して
、所望の生成物(1g、91%)を得た。
【1357】
ステップ2及び3:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1358】
NaOH水溶液(0.166g、4.15mmol)を、エタノール(10mL)中の
化合物メチル5−ブロモ−3−(エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−2−メチルベンゾアート(1g、2.77mmol)の溶液に加え、そして
、60℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、
希HClを使用しpH6まで酸性化し、クエン酸を使用してpH4に調整した。抽出を、
酢酸エチルを使用して実施した。合わせた有機層を、濃縮乾固して、それぞれの酸(0.
7g、2.01mmol、73%)を得、次に、それを、DMSO(7mL)で溶解し、
そして、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.6
11g、4.01mmol)をそれに加えた。その反応混合物を室温にて15分間撹拌し
た後に、PYBOP(1.56g、3.01mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一
晩続けた。転換完了後に、反応塊を、氷中に注ぎ入れ、10%のMeOH/DCMで抽出
した。合わせた有機層を、乾燥させ、濃縮して、未精製物を得;次に、それを溶媒洗浄に
よって精製して、所望の生成物(0.6g、62%)を得る。
【1359】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミ
ノ)−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの
合成
【1360】
ジオキサン/水混合物中の化合物5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル−d
5(テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.3g、0.62m
mol)及び(4−(モルホリノメチル)フェニル)ボロン酸(0.283g、0.93
mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.24g、2.26mmol)を加え、そして
、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.072g、0.
062mmol)を加え、そして、混合物を再び10分間パージした。反応塊を100℃
にて4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMe
OH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減
圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーによって精製して、所望の表題化合物(0.22g、61%)を得た。N−((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(
エチル−d
5(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4’−ホルミル−4
−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの解析データ:LCMS:5
78.35(M+1)
+;HPLC:98.50%(@254nm)(R
t;4.176;
方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に
0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,
カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%B
にし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,
400MHz)δ11.46(bs,1H),8.19(t,1H),7.57(d,2
H,J=7.6),7.36−7.39(m,3H),7.21(s,1H),5.86
(s,1H),4.29(d,2H,J=3.2Hz),3.81−3.84(m,2H
),3.48−3.57(m,6H),3.22−3.25(m,2H),3.02(m
,1H),2.36(m,4H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.
10(s,3H),1.51−1.67(m,4H)。
【1361】
実施例144:5−((2,2−ジフルオロエチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミドの合成
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【1362】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−[(2,2−ジフルオロエチル)(オキサン−4
−イル)アミノ]−2−メチルベンゾアートの合成
【1363】
100ml容の二つ口RBF内で、ジフルオロ酢酸(15ml)中のメチル5−ブロモ
−2−メチル−3−[(オキサン−4−イル)アミノ]ベンゾアート(500mg、1.
5mmol)の撹拌溶液に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(1000mg、26mmo
l)を分割して12分間にわたって処理した(CARE!)。その反応混合物を、50℃
に加熱し、そして、4時間撹拌した。反応混合物を、室温にし、次に、氷(130ml)
上で注ぎ入れ、そして、5分間放置した。その混合物を、6MのNaOH(aq)(35
ml)の添加によって塩基性化し、そして、1MのHCl(aq)(20ml)を使用し
て、pHを7に調整した。得られた懸濁液を、溶液が透明になるまで静置し、そして、得
られた固体を濾過によって回収し、そして、40℃にて真空内で乾燥させて、白色の固体
として表題化合物(572mg、96%)を得た。LC−MS100%,2.32分(3
.5分間のLC−MS法),m/z=391.9,392.9,393.9,394.9
;
1H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δppm7.79(d,J=1.89
Hz,1H)7.44(d,J=1.89Hz,1H)5.44−5.71(m,1H)
4.00(dd,J=11.51,4.10Hz,2H)3.91(s,3H)3.41
(td,J=13.99,4.18Hz,2H)3.32(t,J=11.27Hz,2
H)2.97(tt,J=11.37,3.84Hz,1H)2.47(s,3H)1.
72−1.81(m,2H)1.59−1.67(m,2H)。
【1364】
ステップ2:5−ブロモ−3[(2,2−ジフルオロエチル)(オキサン−4−イル)
アミノ]−2−メチル安息香酸の合成
【1365】
THF(14.6ml)とMeOH(2.2ml)の混合物中のメチル5−ブロモ−3
の[(2,2−ジフルオロエチル)(オキサン−4−イル)アミノ]−2−メチルベンゾ
アート(571mg、1.5mmol)の撹拌溶液に、4MのNaOH(14.6ml)
を加えた。その反応混合物を50℃にて7時間撹拌した。熱源を消し、そして、その反応
混合物を、室温にて16.5時間撹拌した。THFを真空内で取り除き、そして、水性残
渣を、氷冷しながら6MのHCl(aq)(10ml)を加えることによってpH4に酸
性化した。得られた固体を、濾過によって回収し、そして、水(20ml)で洗浄し、3
0〜40℃にて3時間、真空内で乾燥させて、薄いベージュ色の固形としての表題化合物
(526mg、96%)を得た。LC−MS100%,1.98分(3.5分間のLC−
MS法),m/z=377.9,378.9,379.9,380.9;
1HNMR(5
00MHz,クロロホルム−d)δppm7.91(d,J=1.58Hz,1H)7.
49(d,J=1.58Hz,1H)5.43−5.75(m,1H)4.01(dd,
J=11.43,3.55Hz,2H)3.42(td,J=13.95,3.78Hz
,2H)3.32(t,J=11.35Hz,2H)2.98(tt,J=11.37,
3.53Hz,1H)2.52(s,3H)1.77(d,J=10.88Hz,2H)
1.56−1.69(m,2H).OHは見えなかった。
【1366】
ステップ3:5−ブロモ−3−[(2,2−ジフルオロエチル)(オキサン−4−イル
)アミノ]−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル]−2−メチルベンズアミドの合成
【1367】
窒素のバルーン下、0℃にて、無水DMF(3.0ml)中の5−ブロモ−3−[(2
,2−ジフルオロエチル)(オキサン−4−イル)アミノ]−2−メチル安息香酸(25
0mg、0.66mmol)の撹拌溶液を、滴下したHATU(327mg、0.86m
mol)及びDIPEA(230μl、1.3mmol)で処理した。得られた溶液を、
5分間撹拌し、次に、3−(アミノメチル)−4,6−ジメチル−1,2−ジヒドロピリ
ジン−2−オン(89%、136mg、0.79mmol)で処理した。得られた懸濁液
を、0℃にて20分間撹拌し、次に、室温にて一晩撹拌した。18時間後に、3−(アミ
ノメチル)−4,6−ジメチル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン(25mg)を加
え、そして、撹拌を更に25時間続けた。その反応混合物を、水(30ml)及びCH
2
Cl
2(30ml)で希釈した。層を分離し、そして、水相をCH
2Cl
2(3×15ml
)で抽出した。合わせた有機相を、NaHCO
3(aq)(45ml)の飽和溶液、水(
2×50ml)、塩水(2×50ml)によって洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過
し、そして、真空内で濃縮した。その残渣を、カラムクロマトグラフィー(10gのSN
APカートリッジ、Isolera、0−3%のMeOH:CH
2Cl
2)によって精製し
、次に、エーテルと共に粉末化した。得られた固体を、濾過によって回収し、そして、4
0℃にて真空内で乾燥させて、灰色がかった白色の固体として表題化合物(259mg、
77%)を得た。LC−MS100%,4.04分(7分間のLC−MS法),m/z=
512.0,513.0,514.0,515.0;
1HNMR(500MHz,Ace
tone)δ10.71(s,1H),7.57−7.49(m,2H),7.25(d
,J=1.9Hz,1H),5.91(s,1H),5.76(tt,J=56.2,4
.3Hz,1H),4.40(d,J=5.5Hz,2H),3.88(dd,J=11
.3,4.2Hz,2H),3.52(td,J=14.6,4.2Hz,2H),3.
33−3.23(m,2H),3.02(tt,J=11.6,3.9Hz,1H),2
.32(s,3H),2.28(s,3H),2.24(s,3H),1.73(dd,
J=12.4,1.9Hz,2H),1.59(qd,J=12.2,4.5Hz,2H
)。
【1368】
ステップ4:5−((2,2−ジフルオロエチル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミドの合成
【1369】
二つ口RBF内で、ジオキサン(3.0ml)中の5−ブロモ−3[(2,2−ジフル
オロエチル)(オキサン−4−イル)アミノ]−N−[(4,6−ジメチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル]−2−メチルベンズアミド(200m
g、0.39mmol)及び4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−
ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]モルホリン(130mg、0.43mmol)
を、水(1.0ml)中のNa
2CO
3(145mg、1.4mmol)の溶液で処理した
。その混合物を、簡単に超音波処理し、そして、窒素を、長い針を用いて得られた懸濁液
に通して5分間バブリングした。次に、その懸濁液を、パラジウム−トリフェニルホスフ
ァン(1:4)(45mg、0.04mmol)で処理し、そして、窒素を、得られた懸
濁液に通して5分間バブリングした。次に、反応混合物を、8時間100℃に加熱し、そ
して、室温にて16時間撹拌した。その反応混合物を、水(20ml)及び10%のMe
OH/CH
2Cl
2(15ml)で処理した。層を分離し、そして、水層を10%のMeO
H/CH
2Cl
2(3×15ml)で抽出した。合わせた有機層を、塩水(55ml)で洗
浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過して、そして、真空内で濃縮した。未精製の残渣を
、カラムクロマトグラフィー(10gのSNAPカートリッジ、Isolera、0−5
%のMeOH/CH
2Cl
2)によって精製し、そして、エーテル(10ml)によって処
理し、簡単に超音波処理し、水浴中で暖め、そして、氷上で冷やした。得られた白色固体
を、濾過によって回収し、そして、エーテル(5ml)によって洗浄した。その固体を、
40℃にて35時間真空内で乾燥させて、灰色がかった白色の固形として表題化合物(1
59mg、67%)を得た。LC−MS100%,3.09分(7分間のLC−MS法)
,m/z=609.15;
1H NMR(500MHz,Acetone)δ10.72(
s,1H),7.63(d,J=1.5Hz,1H),7.60(d,J=8.1Hz,
2H),7.54(t,J=5.2Hz,1H),7.41(d,J=1.6Hz,1H
),7.39(d,J=8.1Hz,2H),5.91(s,1H),5.76(ttt
,J=56.4,30.4,4.4Hz,1H),4.44(d,J=5.5Hz,2H
),3.89(dd,J=11.4,3.9Hz,2H),3.65−3.55(m,6
H),3.50(s,2H),3.29(t,J=11.3Hz,2H),3.07(t
t,J=11.5,3.6Hz,1H),2.40(s,4H),2.37(s,3H)
,2.34(s,3H),2.22(s,3H),1.82−1.75(m,2H),1
.61(qd,J=11.9,4.1Hz,2H)。
【1370】
実施例145:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)
ベンズアミド
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【1371】
ステップ1:3−(((1s,4s)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【1372】
10mlのDCM中の化合物tert−ブチル((1s,4s)−4−((5−ブロモ
−3−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)カルバモイル)−2−メチルフェニル)(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カル
バマート(1.0g、1.60mmol)の冷却した溶液に、2mlのTFAを滴下して
加え、そして、反応混合物を室温にて2時間撹拌した。反応塊を、減圧下で濃縮乾固し、
得られた未精製物を、DCM中の10%のMeOHで溶解し、そして、NaHCO
3,水
、及び塩水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、未精製
の所望の化合物(650mg、81%)を得た。
【1373】
ステップ2:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シク
ロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1374】
10mlのメタノール中の未精製の化合物3−(((1s,4s)−4−アミノシクロ
ヘキシル)(エチル)アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(650mg
、1.32mmol)とホルムアルデヒド(0.5mlの38%溶液、13.26mmo
l)の撹拌溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(82mg、1.32mmol)を0
℃にて加え、そして、室温にて一晩撹拌した。反応混合物を、水とDCM中の10%のM
eOHとの間で分配し、有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。未精製
物を、塩基性アルミナカラム精製によって精製して、所望の生成物化合物(450mg、
65%)を得た。
【1375】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ベ
ンズアミドの合成
【1376】
10mlのジオキサン中の化合物5−ブロモ−N−(4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1s,4s)−4−(ジメ
チルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(150m
g、0.29mmol)、(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸(72
mg、0.34mmol)、炭酸ナトリウム(110mg、1.06mmol)の溶液を
、アルゴンで20分間脱気し、Pd(PPh
3)(33mg、0.03mmol)をその
混合物に加え、そして、一晩100℃に加熱した。反応物を、室温に冷やし、そして、水
で希釈し、化合物をDCM中の10%のMeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃
縮し、そして、未精製物を、シリカゲル(100〜200)クロマトグラフィーによって
精製して、表題化合物(40mg、26%)を得た。
【1377】
解析データ:LCMS:519.40(M+1)
+;HPLC:95.98%(@25
4nm)(R
t;3.987;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6m
m×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%
のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエン
ト:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.12−
8.09(m,2H),7.80(s,1H),7.29(s,1H),7.10(s,
1H),5.86(s,1H),4.27(d,2H,J=4.8Hz),3.84(s
,3H),3.07−305(m,2H),2.67−2.63(m,2H),2.21
(s,3H),2.15(s,3H),2.12−2.11(s,3H+3H+3H),
1.79−1.75(m,4H),1.36−1.11(m,4H),0.80(t,3
H,J=6.0Hz)。
【1378】
実施例146:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−
イル)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【1379】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【1380】
5mlのジオキサン中の化合物5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1s,4s)−4−(ジメ
チルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(380m
g、0.73mmol)、(4−ホルミルフェニル)ボロン酸(165mg、1.10m
mol)、炭酸ナトリウム(280mg、2.6mmol)の溶液を、アルゴンで20分
間脱気し、Pd(PPh
3)(84mg、0.07mmol)をその混合物に加え、そし
て、5時間100℃に加熱した。反応物を、室温に冷やし、水で希釈し、化合物をDCM
中の10%のMeOHで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そして、未精製物を
シリカゲル(100〜200)クロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(2
50mg、63%)を得た。
【1381】
ステップ2:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イ
ル)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミドの合成
【1382】
2mlのメタノール中の化合物N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(((1s,4s)−4−(ジメチルアミノ)
シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−4’−ホルミル−4−メチル−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミド(90mg、0.16mmol)及び1−メチル−1,4
−ジアゼパン(0.56g、0.49mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.03mL、0
.49mmol)を加え、そして、室温にて20分間撹拌した。反応混合物を、0℃に冷
やし、そして、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(25mg、0.41mmol)を加え、
そして、室温にて4時間撹拌した。反応混合物を、飽和NaHCO
3で中和し、そして、
化合物を、DCMで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮し、分取用HPLC
で精製して、表題化合物(26mg、25%)を得た。
【1383】
TFA塩に関する解析データ:LCMS:641.50(M+1)
+;HPLC:97
.72%(@254nm)(R
t;3.783;方法:カラム:YMCODS−A15
0mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリ
ル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL
/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−1
2分は5%B);
1H NMR(DMSO−D6,400MHz)δ11.45(bs,1
H),9.54(s,1H),8.20(s,1H),7.74(d,J=7.6Hz,
2H),7.57(d,J=7.6Hz,2H),7.42(s,1H),7.26(s
,1H),5.87(s,1H),4.29(d,J=4.0Hz,2H),3.83(
m,4H),3.25(m,3H),3.17−3.12(m,4H),2.84(s,
3H),2.69,2.68(2s,6H),2.24(s,3H),2.21(s,3
H),2.11(s,3H),2.10−1.89(m,6H),1.46−1.44(
m,4H),0.84(t,J=7.2Hz,3H)。
【1384】
実施例147:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【1385】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアー
ト
【1386】
ジクロロエタン(100mL)中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−
((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベ
ンゾアート(10g、22.72mmol)とアセトアルデヒド(2.99g、67.9
5mmol)の撹拌溶液に、酢酸(8.18g、136.33mmol)を加えた。反応
混合物を室温にて20分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(1
4.45g、68.16mmol)を0℃にて加え、そして、反応混合物を室温にて一晩
撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、その残渣を水で溶かし、そして、5%のMeOH/
DCMを使用して抽出した。合わせた抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して、メチル5
−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)
シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(9g、84.66%
)を得、そしてそれを、更なる反応にそのままで使用した。
【1387】
ステップ2:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート
【1388】
NaOH水溶液(1.15g、28.84mmol)を、エタノール(10mL)中の
メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)
アミノ)シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(9g、19
.23mmol)の溶液に加え、そして、60℃にて1時間撹拌した。エタノールを減圧
下で取り除き、そして、希HClを使用してpH6に、次に、クエン酸を使用してpH4
に酸性化した。その混合物を酢酸によって抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、そして
、濃縮して、それぞれの酸(8.6g、98.50%)を得た。
【1389】
上記の酸(8.6g、18.90mmol)をDMSO(7mL)で溶解し、そして、
3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(5.74g、3
7.80mmol)を加えた。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、Py
BOP(14.70g、28.35mmol)を加えた。その反応混合物を一晩撹拌した
。その反応混合物を、氷水中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した
。合わせた抽出物を、乾燥させ、そして、濃縮して、粗生成物を得、そしてそれを、溶媒
洗浄によって精製して、tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−
(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)
カルバモイル)−2−メチルフェニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(10.
2g、91.89%)を得た。
【1390】
ステップ3:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド
【1391】
tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチルフェニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(3g、5.10mmol)を
DCM(20mL)で溶かし、次に、TFA(5mL)をそれに加えた。反応混合物を室
温にて1時間撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、飽和NaHCO
3溶液を加え
た。その混合物を、10%のMeOH/DCMで抽出し、そして、合わせた抽出物を、水
と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で濃縮して、3
−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ)−5−ブロモ−
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル
)−2−メチルベンズアミド(2.2g、87.50%)を得た。
【1392】
ステップ4:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シク
ロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド
【1393】
3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ)−5−ブロ
モ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチルベンズアミド(2.2g、4.50mmol)を、DCM(25mL
)で溶解し、そして、0℃に冷やした;次に、ホルマリン(0.49g、16.26mm
ol)を加えた。その反応混合物を同じ温度で20分間撹拌した。次に、水素化トリアセ
トキシホウ素ナトリウム(2.39g、11.22mmol)を加え、そして、その反応
混合物を室温にて1時間撹拌した。溶媒を減圧下で取り除き、そして、水をその残渣に加
えた。混合物を、10%のMeOH/DCMを使用して抽出した。合わせた抽出物を、乾
燥させ、そして、減圧下で濃縮して、5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(
ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(2.
3g、98.71%)を得、そしてそれを、更なる反応にそのままで使用した。
【1394】
ステップ5:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【1395】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)とフ
ェニルボロン酸(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして
、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を
加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物
を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMe
OH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減
圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたクロマトグラフィー
によって精製して、TFA塩として表題化合物(0.07g、23.92%)を得た。L
CMS:515.45(M+1)
+;HPLC:92.45%(@254nm)(R
t;4
.672;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:
A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:
10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bか
ら95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMS
O−d
6,400MHz)δ11.48(bs,1H),9.41(bs,1H),8.
23(bs,1H),7.63(d,2H,J=4.8Hz),7.50−7.20(m
,5H),5.86(s,1H),4.29(d,2H),3.12(m,3H),2.
68(s,6H),2.25(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H
),1.95(m,4H),1.44(m,4H),0.84(t,3H)。
【1396】
実施例148:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4,4’−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミド
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【1397】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4,4’−ジメチル−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキサ
ミド
【1398】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)とp
−トリルボロン酸(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そし
て、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)
を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合
物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のM
eOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を
減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたクロマトグラフィ
ーによって精製して、TFA塩として表題化合物(0.15g、51.30%)を得た。
LCMS:529.40(M+1)
+;HPLC:93.61%(@254nm)(R
t;
4.761;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,1H),9.40(bs,1H),8
.21(bs,1H),7.53(d,2H,J=6.8Hz),7.38(bs,1H
),7.26(d,2H,J=7.6Hz),5.86(s,1H),4.29(d,2
H,J=4Hz),3.15(m,2H),2.69(s,3H),2.68(s,3H
),2.33(s,3H),2.24(s,3H),2.20(s,3H),2.10(
s,3H),1.95(m,4H),1.44(m,4H),0.84(t,3H)。
【1399】
実施例149:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(トリフルオロメチル)−[1,1’−ビフ
ェニル]−3−カルボキサミド
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【1400】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(トリフルオロメチル)−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【1401】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−((1r,4r)−4−(ジメチルア
ミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)及び(
4−(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2C
O
3(3.6当量)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。
次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、反応混合物を、再びアルゴン
で10分間パージした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物
を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、
シリカゲルを用いたクロマトグラフィーによって精製して、TFA塩として表題化合物(
0.08g、23.52%)を得た。LCMS:583.45(M+1)
+;HPLC:
94.04%(@254nm)(R
t;5.168;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニ
トリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4
mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51
−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(s,
1H),9.41(bs,1H),8.27(bs,1H),7.88(d,2H,J=
8Hz),7.81(d,2H,J=8Hz),7.51(s,1H),7.34(s,
1H),5.87(s,1H),4.30(d,2H,J=4.4Hz),3.16(m
,3H),2.85(m,1H),2.69(s,3H),2.68(s,3H),2.
26(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H),1.94(m,4H
),1.45(m,4H),0.85(t,3H,J=6.8Hz)。
【1402】
実施例150:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェ
ニル]−3−カルボキサミド
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【1403】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニ
ル]−3−カルボキサミド
【1404】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)及び
(4−(メチルスルホニル)フェニル)ボロン酸(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2C
O
3(3.6当量)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、
Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで1
0分間パージした。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、
水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2S
O
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シ
リカゲルを用いたクロマトグラフィーによって精製して、TFA塩として表題化合物(0
.12g、34.68%)を得た。LCMS:593.45(M+1)
+;HPLC:9
8.74%(@254nm)(R
t;4.194;方法:カラム:YMCODS−A1
50mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニト
リル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4m
L/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−
12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(bs,
1H),9.43(s,1H),8.26(s,1H),7.99(d,2H,J=8.
4Hz),7.93(d,2H,J=8.4Hz),7.51(s,1H),7.34(
s,1H),5.87(s,1H),4.30(d,2H,J=4.4Hz),3.24
(s,3H),3.30(m,3H),2.80(m,1H),2.69(s,3H),
2.68(s,3H),2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,
3H),1.93(m,4H),1.45(m,4H),0.84(t,3H,J=6.
8Hz)。
【1405】
実施例151:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ベンズアミド
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【1406】
ステップ1:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ベンズアミド
【1407】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)とピ
リミジン−5−イルボロン酸(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を
加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0
.1当量)を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした。そ
の反応混合物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、
10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そし
て、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたクロマ
トグラフィーによって精製して、N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)
シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピリミジン−5−イル)ベン
ズアミドのTFA塩(0.12g、39.33%)を得た。LCMS:517.60(M
+1)
+;HPLC:99.55%(@210nm−370nm)(R
t;3.996;方
法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0
.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カ
ラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bに
し、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−d
6,4
00MHz)δ11.47(bs,1H),9.43(bs,1H),9.18(s,1
H),9.14(s,2H),8.22(s,1H),7.59(s,1H),7.41
(s,1H),5.87(s,1H),4.30(d,2H),3.14(m,3H),
2.69(s,3H+3H),2.27(s,3H),2.22(s,3H),2.11
−2.07(m,4H),1.95(m,4H),1.44(m,4H),0.84(t
,3H)。
【1408】
実施例152:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−5−(フラン−2−イル)−2−メチルベンズアミドのTFA塩の
合成
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【1409】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの合成
【1410】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【1411】
ジクロロエタン(50mL)中のメチル3−アミノ−5−ブロモ−2−メチルベンゾア
ート(5.0g、2.0mmol)と4−N−Boc−アミノシクロヘキサノン(5.6
9g、2.67mmol)の撹拌溶液に、酢酸(7.4g、12mmol)を加えた。水
素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(13.1g、6.17mmol)を0℃にて加え
、そして、その混合物を室温にて16時間撹拌した。その反応混合物を、重炭酸ナトリウ
ム水溶液でクエンチし、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出し
た。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、真空内で濃縮した。
未精製の化合物を、ヘキサン中の10%の酢酸エチルで溶出する、シリカゲル(100〜
200メッシュサイズ)を用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、灰色がか
った白色の固体として、3.5gの極性のより高いトランス異性体、5−ブロモ−3−(
((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシ
ル)アミノ)−2−メチルベンゾアートの異性体(38%)を得た。
1HNMR(CDC
l3,400MHz)δ7.21(s,1H),6.89(s,1H),4.41(bs
,1H),3.85(s,3H),3.41−3.64(m,2H),2.11−2.2
1(m,6H),1.42(s,9H),1.22−1.36(m,5H)。
【1412】
ステップ2:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)(エチル)−アミノ)−2−メチルベンゾ
アートの合成
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【1413】
ジクロロエタン(550mL)中の5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((t
ert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベン
ゾアート(55g、0.12mol)とアセトアルデヒド(11g、0.25mol)の
撹拌溶液に、酢酸(44.6g、0.74mol)を加えた。水素化トリアセトキシホウ
素ナトリウム(79g、0.37mol)を0℃にて加え、そして、その混合物を室温に
て16時間撹拌した。重炭酸ナトリウム水溶液を加え、有機相を分離し、そして、水相を
ジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ
、そして、真空内で濃縮した。未精製の化合物を、シリカを用いたカラムクロマトグラフ
ィーで精製して、灰色がかった白色の固体として表題化合物(35g、59%)を得た。
【1414】
ステップ3:tert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3−(((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモ
イル)−2−メチルフェニル(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【化195】
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【1415】
EtOH(100mL)中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((t
ert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)(エチル)−アミノ)−2
−メチルベンゾアート(25g、0.053mol)の撹拌溶液に、NaOH水溶液(1
0mLのH
2O中に3.5g、0.08mol)を加えた。60℃にて1時間撹拌した後
に、その混合物を、pH4に酸性化し、そして、DCM中の10%のメタノールで抽出し
た。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、24.2gの対応する酸を得た。
DMSO(50mL)中のその酸(24g、0.053mol)、3−(アミノメチル)
−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(16g、0.11mol)及びトリエ
チルアミン(5.3g、0.053mmol)の撹拌溶液に、PyBop(41g、0.
079mol)を加えた。室温にて一晩撹拌した後に、その混合物を、氷水中に注ぎ入れ
て、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム
上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗精製物を、水(1L×2)と、それに続い
て、アセトニトリル(150mL×3)で洗浄して、表題化合物(24g、77%)を得
た。
【1416】
ステップ4:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【化196】
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【1417】
DCM(30mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((5−ブロモ−3
−(((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル
)カルバモイル)−2−メチルフェニル(エチル)アミノ)シクロヘキシル)カルバマー
ト(6.0g、10mol)の撹拌溶液に、TFA(10mL)を0℃にて加えた。その
反応混合物を、室温にて2時間撹拌し、そして、濃縮乾固した。その残渣を、飽和重炭酸
塩溶液(40mL)の添加によって中和し、それに続いて、DCM中の20%のメタノー
ル(100mL×4)で抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥させて、そして
、溶媒を減圧下で取り除き、5.0gの表題化合物を得、そしてそれを、更なる精製なし
で使用した。
【1418】
ステップ4:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シク
ロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【1419】
ジクロロメタン(50mL)中の3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(5.0g、10mm
ol)の撹拌溶液に、35%のホルムアルデヒド水溶液(2.9g、36mmol)を0
℃にて加えた。Na(OAc)
3BH(5.43g、25.6mmol)を加え、そして
、その混合物を0℃にて2時間撹拌した。水(100mL)を加え、それに続いて、DC
M中の20%のメタノール(200mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4
上で乾燥させて、そして、溶媒を減圧下で取り除いた。その残渣を、DCM中の6−7%
のMeOHで溶出する塩基性アルミナを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製し
て、表題化合物(4.5g、94%)を得た。
【1420】
化合物152〜156、158〜162、165、及び167の合成のための一般的な
Suzuki反応の手順
【1421】
ジオキサン/水混合物(4:1)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−
(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1
当量)と所定のボロン酸/ピナコールエステル(1.2当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3
(3.6当量)を加えた。その溶液をアルゴンで15分間パージした。Pd(PPh
3)
4
(0.1当量)を加えた。撹拌した反応混合物を、アルゴン下で100℃にて2〜4時間
加熱した。室温に冷ました後に、その混合物を、10%のMeOH/DCMで希釈し、そ
して、濾過した。その濾液を、濃縮し、水で希釈し、そして、DCM中の10%のMeO
Hで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り
除いた。粗生成物を、シリカゲル(100〜200メッシュ)を用いたカラムクロマトグ
ラフィー又は分取用HPLCのいずれかによって精製して、遊離塩基又はTFA塩として
それぞれの生成物を得た。
【1422】
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミ
ノ)−5−(フラン−2−イル)−2−メチルベンズアミドのTFA塩(0.08g、2
7%)の解析データ:LCMS:505.55(M+1)
+;HPLC:97.76%(
@210nm−370nm)(R
t;4.192;方法:カラム:YMCODS−A1
50mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニト
リル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4m
L/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−
12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,
1H),8.21(s,1H),8.17(s,1H),7.71(s,1H),7.4
2(s,1H),7.25(s,1H),6.93(s,1H),6.57(s,1H)
,5.86(s,1H),4.29(d,2H),3.08−3.06(m,3H),2
.67(m,1H),2.21(s,3H+3H+3H),2.18−2.11(s,3
H+3H),1.80(m,4H),1.37−1.19(m,4H),0.81(t,
3H)。
【1423】
実施例153:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(キノリン−8−イル)−ベンズアミドのTFA
塩(0.09g、27%);
【化198】
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【1424】
TFA塩の解析データ:LCMS:566.70(M+1)
+;HPLC:93.94
%(@210nm−370nm)(R
t;4.352;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセト
ニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.
4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.5
1−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.43(b
s,1H),9.34(bs,1H),8.88(s,1H),8.45(d,1H,J
=7.6Hz),8.16(t,1H),8.00(d,1H,J=7.2Hz),7.
80−7.79(m,1H),7.70−7.69(m,1H),7.59−7.57(
m,1H),7.49(m,1H),7.29(s,1H),5.85(s,1H),4
.28(d,2H,J=3.6Hz),3.16−3.11(m,3H),2.70−2
.69(m,1H+3H+3H),2.30(s,3H),2.19(s,3H),2.
09(s,3H),1.99(m,4H),1.45(m,4H),0.93(t,3H
)。
【1425】
実施例154:5−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル−3−(((1r,4r)
−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ−2−メチルベンズアミド
のTFA塩(0.14g、45%);
【化199】
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【1426】
TFA塩の解析データ:LCMS:532.65(M+1)
+;HPLC:98.49
%(@210nm−370nm)(R
t;3.692;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセト
ニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.
4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.5
1−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(b
s,1H),9.45(bs,1H),8.17(s,1H),7.42(s,1H),
7.24(s,1H),5.87(s,1H),4.28(d,2H,J=4.4Hz)
,3.12(m,3H),2.69(s,3H+3H),2.23(s,3H),2.2
1(s,3H),2.11(s,3H),1.96(m,4H),1.43(m,4H)
,0.83(t,3H)。
【1427】
実施例155:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピリジン−4−イル)−ベンズアミドのTFA
塩(0.17g、56%);
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【1428】
TFA塩の解析データ:LCMS:516.60(M+1)
+;HPLC:92.58
%(@210nm−370nm)(R
t;3.775;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセト
ニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.
4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.5
1−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(b
s,1H),9.74(bs,1H),8.85(d,2H,J=5.2Hz),8.3
0(t,1H),8.24(d,2H,J=4.8Hz),7.71(s,1H),7.
55(s,1H),5.88(s,1H),4.31(d,2H,J=4.4Hz),3
.16(m,3H),2.79(m,1H),2.69(s,3H+3H),2.28(
s,3H),2.22(s,3H),2.11(s,3H),1.98−1.90(m,
4H),1.47−1.45(m,4H),0.84(t,3H)。
【1429】
実施例156:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(チオフェン−3−イル)−ベンズアミドのTF
A塩(0.07g、56%);
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【1430】
TFA塩の解析データ:LCMS:521.55(M+1)
+;HPLC:98.64
%(@210nm−370nm)(R
t;4.366;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセト
ニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.
4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.5
1−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(b
s,1H),9.45(bs,1H),8.18(s,1H),7.87(s,1H),
7.63(s,1H),7.54(m,2H),7.32(s,1H),5.87(s,
1H),4.29(d,2H),3.13(m,3H),2.69(m,6H+1H),
2.22(s,3H+3H),2.11(s,3H),1.96(m,4H)1.44(
m,4H),0.84(t,3H)。
【1431】
実施例158:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(6−メチルピリジン−3−イル)ベンズアミ
ド
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【1432】
解析データ:LCMS:530.55(M+1)
+;HPLC:96.45%(@21
0nm−370nm)(R
t;4.192;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H)
,8.70(s,1H),8.19(s,1H),7.95−7.90(d,1H,J=
8.0Hz),7.39(s,1H),7.35−7.30(d,1H,J=7.6Hz
),7.22(s,1H),5.86(s,1H),4.29(d,2H),3.05−
3.15(m,2H),2.60−2.70(m,1H),3つの陽子が溶媒ピークと同
化,2.25−2.35(m,6H+1H),2.0−2.25(3H+3H+3H),
1.70−1.90(m,4H),1.30−1.20(m,2H),1.0−1.20
(m,2H),0.75−0.85(t,3H)。
【1433】
実施例159:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−5−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−メチル
ベンズアミドのTFA塩(0.13g、50%);
【化203】
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【1434】
TFA塩の解析データ:LCMS:534.60(M+1)
+;HPLC:96.65
%(@210nm−370nm)(R
t;4.352;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセト
ニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.
4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.5
1−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(b
s,1H),9.42(s,1H),8.17(s,1H),7.13(s,1H),6
.92(s,1H),5.85(s,1H),4.25−4.30(d,2H),3.0
−3.20(m,3H),2.65−2.75(m,3H+3H),3つの陽子が溶媒ピ
ークと同化,2.39(s,3H),2.05−2.25(m,3H+3H+3H+1H
),1.90−2.0(m,2H),1.80−1.90(m,2H),1.35−1.
50(m,4H),0.80−0.90(t,3H)。
【1435】
実施例160:5−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(
((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−
メチルベンズアミドのTFA塩(0.06g、58%);
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【1436】
TFA塩の解析データ:LCMS:533.80(M+1)
+;HPLC:90.76
%(@254nm)(R
t;5.583;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),
9.27(s,1H),8.11(s,1H),7.52(s,1H),7.11(s,
1H),6.95(s,1H),5.85(s,1H),4.20−4.30(d,2H
),3.76(s,2H),3.0−3.20(m,2H),2.60−2.75(m,
3H+3H),2.33(s,3H),2.19(s,3H),2.10(s,3H),
1.80−2.0(m,4H),1.35−1.50(m,4H),0.80−0.90
(t,3H)。
【1437】
実施例161:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−5−(1−メチルピラゾール−3−イル)−2−メチルベンズアミ
ドのTFA塩(0.1g、33%);
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【1438】
TFA塩の解析データ:LCMS:519.45(M+1)
+;HPLC:96.61
%(@254nm)(R
t;6.026;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,1H),
9.46(s,1H),8.20(s,1H),7.45(s,1H),7.28(s,
1H),7.06(s,1H),6.38(s,1H),5.86(s,1H),4.2
0−4.25(d,2H),3.83(s,3H),3.0−3.15(m,3H),2
.60−2.80(m,1H+3H+3H),2.24(s,3H),2.19(s,3
H),2.10(s,3H),1.80−2.0(m,2H+2H),1.40−1.5
0(m,4H),0.80−0.90(t,3H)。
【1439】
実施例162:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−5−(ピリジン−3−イル)−2−メチルベンズアミドのTFA塩
(0.1g、33%);
【化206】
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【1440】
TFA塩の解析データ:LCMS:516.50(M+1)
+;HPLC:89.96
%(@254nm)(R
t;6.026;方法:カラム:YMCODS−A150mm
×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に
0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;
グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は
5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),
9.35(s,1H),8.96(s,1H),8.63(s,1H),8.22(m,
2H),7.61(s,1H),7.51(s,1H),7.33(s,1H),5.8
6(s,1H),4.25−4.35(d,2H),3.05−3.15(m,3H),
2.6−2.80(m,1H+3H+3H),2.25(s,3H),2.21(s,3
H),2.10(s,3H),1.90−2.0(m,2H+2H),1.40−1.5
0(m,4H),0.80−0.90(t,3H)。
【1441】
実施例163:NN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシ
ル)(エチル)アミノ)−4−メチル−4’−(2H−テトラゾール−5−イル)−[1
,1’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【1442】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)と5
−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)
フェニル)−2H−テトラゾール(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量
)を加え、そして、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4
(0.1当量)を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした
。その反応混合物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そし
て、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、
そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたク
ロマトグラフィー、次いで、分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合
物(0.125g、35.50%)を得た。LCMS:583.40(M+1)
+;HP
LC:90.26%(@210−370nm)(R
t;4.130;方法:カラム:YM
C ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA
/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃
;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維
持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ1
1.46(bs,1H),9.32(bs,1H),8.23−8.11(m,3H),
7.90(d,2H,J=7.2Hz),7.50(s,1H),7.34(s,1H)
,5.87(s,1H,),4.30(d,2H,J=4.4Hz),3.59(s,1
H),3.13(m,3H),2.69−2.68(m,6H),2.26−2.10(
m,9H),1.94(m,4H),1.44(m,4H)0.85(m,3H)。
【1443】
実施例164:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(2−メチルピリミジン−5−イル)ベンズア
ミド
【化208】
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【1444】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)と2
−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−
イル)ピリミジン(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そし
て、その溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)
を加え、そして、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合
物を100℃にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のM
eOH/DCMで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を
減圧下で取り除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたクロマトグラフィ
ー、次いで、分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物(0.08g
、25.97%)を得た。LCMS:531.65(M+1)
+;HPLC:99.61
%(@210−370nm)(R
t;3.981;方法:カラム:YMCODS−A1
50mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニト
リル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4m
L/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−
12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,
1H),9.46(bs,1H),9.00(m,2H),8.20(s,1H),7.
53(s,1H),7.35(s,1H),5.86(s,1H),4.29(m,2H
),3.125−3.127(m,3H),2.69−2.50(m,10H),2.2
5−2.10(m,9H),1.94(m,4H),1.43(m,4H),0.83(
m,3H)。
【1445】
実施例165:5−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−((4
,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル−3−((
(1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ−2−メチ
ルベンズアミドのTFA塩(0.18g、69%);
【化209】
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【1446】
TFA塩の解析データ:LCMS:533.80(M+1)
+;HPLC:87.18
%(@210−370nm)(R
t;3.946;方法:カラム:YMCODS−A1
50mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニト
リル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4m
L/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−
12分は5%B);
1H NMR(D2O−d6,400MHz)δ7.93(s,1H)
,7.62−7.57(m,2H),6.31(s,1H),4.492−4.494(
m,2H),3.92−3.80(m,6H),3.33(m,1H),2.82(m,
6H),2.39−2.28(m,16H),1.66(m,4H),1.04(m,3
H)。
【1447】
実施例166:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(チアゾール−4−イル)ベンズアミド
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【1448】
ジオキサン/水混合物中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチル
アミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(1当量)と4
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾ
ール(1.5当量)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(3.6当量)を加え、そして、その溶液
をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.1当量)を加え、そし
て、その反応混合物を、再びアルゴンで10分間パージした。その反応混合物を100℃
にて2時間加熱した。その反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DC
Mで抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り
除き、粗生成物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたクロマトグラフィー、次いで、
分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物(0.07g、28.40
%)を得た。LCMS:522.50(M+1)
+;HPLC:99.22%(@210
−370nm)(R
t;4.114;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(bs,1H),9.
36(bs,1H),9.18(s,1H),8.19(bs,2H),7.79(s,
1H),7.58(s,1H),5.87(s,1H),4.30(d,2H,J=4.
4Hz),3.11(m,3H),2.73−2.68(m,7H),2.22(s,6
H),2.11(s,3H),1.95(m,4H),1.44(m,4H),0.83
(t,3H)。
【1449】
実施例167:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(チオフェン−2−イル)−ベンズアミドのTF
A塩(0.05g、50%)
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【1450】
解析データ:LCMS:521.55(M+1)
+;HPLC:88.13%(@21
0−370nm)(R
t;4.412;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,1H),9
.32(bs,1H),8.22(t,1H),7.53−7.38(m,3H),7.
20−7.13(m,2H),5.87(s,1H),4.28(d,2H,J=3.6
Hz),3.10(m,3H),2.69−2.68(m,7H),2.21(s,6H
),2.11(s,3H),1.95−1.90(m,4H),1.44(m,4H),
0.83(t,3H)。
【1451】
実施例168:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(チアゾール−2−イル)−ベンズアミドのTF
A塩の合成
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【1452】
ステップ1:メチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル
)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5−(チアゾー
ル−2−イル)ベンゾアートの合成
【1453】
ジオキサン/水混合物中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ
アート(0.5g、1.2mmol)と2−ブロモチアゾール(0.22g、1.38m
mol)の撹拌溶液に、Cs
2CO
3(0.94g、2.88mmol)を室温にて加えた
。その溶液をアルゴンで15分間パージし、そして、PbCl
2(PPh
3)
2(0.08
g、0.11mmol)を加えた。その混合物を、アルゴン下で100℃にて3時間加熱
し、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させて、そして、溶媒を減圧下で取り除いた。粗精製物を、シリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.36g、71%)
を得た。
【1454】
ステップ2:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(チアゾール−2−イル)−フェニル)−(エチル)−アミノ)−シクロヘ
キシル)カルバマートの合成
【1455】
エタノール(5mL)中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(チアゾール−2−イル)ベンゾアート(0.36g、0.76mmol)の撹拌溶液
に、NaOH水溶液(0.064g、1.60mmol)を室温にて加えた。その混合物
を、60℃にて1時間加熱し、そして、減圧下で濃縮した。その濃縮物を、pH4に酸性
化し、そして、酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃
縮して、0.26gの未精製の酸を得た。DMSO(3mL)中の未精製の酸(0.26
g、約0.56mmol)と3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1
H)−オン(0.17g、1.13mmol)の撹拌溶液に、PYBOP(0.44g、
0.85mmol)を室温にて加えた。一晩撹拌した後に、その混合物を、氷中に注ぎ入
れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、乾
燥させて、そして、減圧下で濃縮して、表題化合物(0.15g)を得、そしてそれを、
そのまま次のステップで使用した。
【1456】
ステップ3:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(チアゾール−2−イル)ベンズアミドの合成
【1457】
ジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−((
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カル
バモイル)−2−メチル−5−(チアゾール−2−イル)−フェニル)−(エチル)−ア
ミノ)−シクロヘキシル)−カルバマート(0.15g、0.25mmol)の撹拌溶液
に、TFA(1mL)を加えた。その混合物を、室温にて1時間撹拌し、減圧下で濃縮し
、そして、NaHCO
3溶液をその濃縮物に加えた。10%のMeOH/DCMで抽出し
た後に、合わせた有機層を、水と塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、そして、
減圧下で濃縮して、0.11gの表題化合物を得、そしてそれを、そのまま次のステップ
に使用した。
【1458】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(
エチル)アミノ)−2−メチル−5−(チアゾール−2−イル)−ベンズアミドのTFA
塩の合成
【1459】
メタノール(3mL)中の3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチル−5−(チアゾール−2−イル)ベンズアミド(0.1
g、0.20mmol)の撹拌溶液に、ホルマリン(0.06g、2.0mmol)を0
℃にて加えた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.025g、0.59mmol)を加
え、そして、その混合物を室温にて1時間撹拌した。その反応混合物を、水でクエンチし
、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして
、減圧下で濃縮して、固体を得、そしてそれを、分取用HPLCによって精製して、TF
A塩として表題化合物(0.06g、56%)を得た。TFA塩に関する解析データ:L
CMS:522.60(M+1)
+;HPLC:92.00%(@210−370nm)
(R
t;4.255;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ
;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA
;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分
で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNM
R(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),9.39(bs,1
H),8.30(t,1H),7.90(d,1H,J=3.2Hz),7.78(d,
1H,J=2.4Hz),7.71(s,1H),7.47(s,1H),5.88(s
,1H),4.30(d,2H,J=4Hz),3.11(m,3H),2.77−2.
68(m,7H),2.24(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H
),1.96−1.89(m,4H),1.45(m,4H),0.84(t,3H,J
=6.4Hz)。
【1460】
実施例169:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)
−ベンズアミドの合成
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【1461】
ステップ1:メチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル
)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル
−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゾアートの合成
【1462】
ジオキサン/水混合物中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ
アート(0.5g、1.15mmol)と2−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール
(0.22g、1.38mmol)の撹拌溶液に、アルゴン下でCs
2CO
3(0.94g
、2.88mmol)を加えた。PbCl
2(PPh
3)
2(0.08g、0.11mmo
l)を加え、そして、その混合物を、アルゴン下で100℃にて4時間加熱した。水を加
え、そして、その混合物を、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をN
a
2SO
4上で乾燥させて、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれ
を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル3−(((
1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)
−(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル
)ベンゾアート(0.22g、40%)を得た。
【1463】
ステップ2:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−フェニル)−(エチル)
−アミノ)シクロヘキシル)カルバマートの合成
【1464】
エタノール(3mL)中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)アミノ)−2−メチル−5−
(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゾアート(0.22g、0.47m
mol)の撹拌溶液に、NaOH水溶液(0.028g、0.70mmol)を加えた。
60℃にて1時間撹拌した後に、その混合物を、減圧下で濃縮し、pH4に酸性化し、そ
して、酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、
0.16gの未精製の酸を得た。DMSO(3mL)中の未精製の酸(0.16g、0.
35mmol)と3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン
(0.11g、0.70mmol)の撹拌溶液に、PYBOP(0.27g、0.53m
mol)を加えた。一晩撹拌した後に、その混合物を、氷水中に注ぎ入れ、そして、10
%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、乾燥させ、そして、
減圧下で濃縮して、0.12gのtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−((
(4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カル
バモイル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−フェニ
ル)−(エチル)−アミノ)シクロヘキシル)カルバマートを得、そしてそれを、更なる
精製なしにそのまま使用した。
【1465】
3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ)−N−((
4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−
メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ベンズアミドの合成
【1466】
DCM(3mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル−)カルバモイ
ル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−フェニル)−
(エチル)−アミノ)シクロヘキシル)カルバマート(0.12g、0.20mmol)
の撹拌溶液に、TFA(1mL)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、その混合物を
、減圧下で濃縮した。飽和NaHCO
3溶液をその残渣に加え、それに続いて、10%の
MeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水と塩水で洗浄し;乾燥させ、そして
、減圧下で濃縮して、0.1gの3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イ
ル)ベンズアミドを得、そしてそれを、更なる精製なしにそのまま使用した。
【1467】
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)ア
ミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ベンズアミド
のTFA塩の合成
【1468】
メタノール(3mL)中の3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)
ベンズアミド(0.1g、0.20mmol)の撹拌溶液に、ホルマリン(0.06g、
2.0mmol)を0℃にて加えた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.025g、0
.59mmol)を加え、そして、その混合物を室温にて1時間撹拌した。水を加え、そ
れに続いて、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そし
て、減圧下で濃縮して、固体を得、そしてそれを、分取用HPLCによって精製して、T
FA塩として表題化合物(0.03g、28%)を得た。TFA塩に関する解析データ:
LCMS:519.65(M+1)
+;HPLC:96.10%(@254nm)(R
t;
3.976;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相
:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量
:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B
から95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DM
SO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,1H),9.60(bs,1H),8
.24(bs,1H),7.82(s,1H),7.78(s,1H),7.52(s,
1H),7.35(s,1H),5.87(s,1H),4.30(bs,2H),3.
86(s,3H),3.10(m,3H),2.69(bs,7H),2.28(s,3
H),2.22(s,3H),2.11(s,3H),1.96−1.88(m,4H)
,1.46(m,4H),0.84(bs,3H)。
【1469】
実施例170:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピ
リジン−3−イル)ベンズアミド
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【1470】
化合物170を、以下の実施例183に記載のものと同様の方法で調製した。
【1471】
解析データ:LCMS:614.75(M+1)
+;HPLC:98.17%(@21
0−370nm)(R
t;3.598;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),1
0.10(bs,1H),9.68(bs,1H),8.21(m,2H),7.47(
s,1H),7.38(s,1H),7.16(s,1H),7.05(d,1H,J=
4.8Hz),5.87(s,1H),4.54−4.51(m,2H),4.30(d
,2H,J=4Hz),3.53(m,2H),3.13(m,7H),2.86(s,
3H),2.76−2.68(m,7H),2.24(s,3H),2.22(s,3H
),2.11(s,3H),1.97−1.90(m,4H),1.43(m,4H),
0.83(t,3H,J=6.4Hz)。
【1472】
実施例171:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベ
ンズアミド
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【1473】
化合物171を、以下の実施例183に記載のものと同様の方法で調製した。
【1474】
解析データ:LCMS:573.75(M+1)
+;HPLC:95.92%(@21
0−370nm)(R
t;3.891;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8
.19(t,1H),8.14(d,1H,J=4.8Hz),7.44(s,1H),
7.32(s,1H),6.97(s,1H),6.88(d,1H,J=4.8Hz)
,5.86(s,1H),4.29(d,2H,J=4.4Hz),3.84−3.81
(m,2H),3.54(m,4H),3.28−3.22(m,2H),3.10−3
.02(m,3H),2.42(m,4H),2.24(s,3H),2.23(s,3
H),2.10(s,3H),2.10(s,3H),1.66−1.50(m,4H)
,0.82(t,3H,J=6.4Hz)。
【1475】
実施例172:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3
−イル)ベンズアミド
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【1476】
化合物172を、以下の実施例183に記載のものと同様の方法で調製した。
【1477】
解析データ:LCMS:600.75(M+1)
+;HPLC:99.58%(@21
0−370nm)(R
t;3.460;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),9
.59(bs,1H),8.92(bs,2H),8.47(s,1H),8.16(s
,1H),7.92(d,1H,J=7.6Hz),7.39(bs,1H),7.21
(bs,1H),7.01(d,1H,J=8.8Hz),5.87(s,1H),4.
29(d,2H,J=5.2Hz),3.75(q,4H,J=5.2Hz),3.22
(m,4H),3.12(m,3H),2.75(m,1H),2.69(s,3H),
2.68(s,3H),2.23(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,
3H),1.97(m,4H),1.44(m,4H),0.83(t,3H,J=6.
8Hz)。
【1478】
実施例173:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミド
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【1479】
化合物173を、以下の実施例183に記載のものと同様の方法で調製した。
【1480】
解析データ:LCMS:559.55(M+1)
+;HPLC:98.43%(@21
0−370nm)(R
t;3.731;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8
.86(s,2H),8.48(bs,1H),8.21(bs,1H),7.94(b
s,1H),7.45(bs,1H),7.25(bs,1H),7.02(d,1H,
J=8.4Hz),5.87(s,1H),4.29(d,2H,J=3.6Hz),3
.83(m,3H),3.76(bs,4H),3.30−3.15(m,7H),3.
10(m,1H),2.25(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H
),1.75−1.50(m,4H),0.84(t,3H)。
【1481】
実施例174:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピラジン−2−イル)ベンズアミドの合成
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【1482】
ステップ1:メチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)(エチル)−アミノ)−2−メチルベンゾ
アートの合成
【1483】
ジクロロエタン(100mL)中の5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((t
ert−ブトキシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)アミノ)−2−メチルベン
ゾアート(10g、23mmol)とアセトアルデヒド(2.99g、68mmol)の
撹拌溶液に、酢酸(8.18g、136mmol)を加え、そして、反応物を室温にて2
0分間撹拌した。水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(14.45g、68mmol
)を0℃にて加え、そして、その混合物を室温にて一晩撹拌した。溶媒を減圧下で取り除
き、そして、水を加え、それに続いて、5%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有
機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、9gの表題化合物を得、そしてそれを、更なる精
製なしで使用した。
【1484】
ステップ2:メチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル
)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5−(4,4,
5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾアートの合成
【1485】
ジオキサン中のメチル5−ブロモ−3−(((1r,4r)−4−((tert−ブト
キシカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)(エチル)−アミノ)−2−メチルベン
ゾアート(2.0g、4.3mmol)とビスピナコラートジボロン(5.42g、21
mmol)の撹拌溶液に、アルゴン下で酢酸カリウム(1.25g、12.82mmol
)を加えた。PdCl
2(dppf)DCM(0.35g、0.42mmol)を加え、
そして、その混合物を、アルゴン下で80℃にて3時間加熱した。水を加え、それに続い
て、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させて、そして、溶媒
を減圧下で取り除いた。未精製の生成物を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ーによって精製して、表題化合物(1.3g、70%)を得た。
【1486】
ステップ3:メチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル
)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5−(ピラジン
−2−イル)ベンゾアートの合成
【1487】
ジオキサン/水混合物中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ
アート(0.50g、1.15mmol)及び2−ブロモピラジン(0.24g、1.4
9mmol)の撹拌溶液に、アルゴン下でCS
2CO
3(0.94g、2.89mmol)
を加えた。PbCl
2(PPh
3)
2(0.08g、0.11mmol)を加え、そして、
その混合物を、アルゴン下、100℃にて3時間加熱した。水を加え、それに続いて、1
0%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして
、溶媒を減圧下で取り除いた。未精製の生成物を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、表題化合物(0.29g、53%)を得た。
【1488】
ステップ4:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(ピラジン−2−イル)−フェニル)−(エチル)−アミノ)−シクロヘキ
シル)−カルバマートの合成
【1489】
エタノール(3mL)中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(ピラジン−2−イル)ベンゾアート(0.29g、0.62mmol)の撹拌溶液に
、NaOH水溶液(0.037g、0.93mmol)を室温にて加えた。60℃にて1
時間撹拌した後に、その混合物を、減圧下で濃縮し、pH4に酸性化し、そして、酢酸エ
チルによって抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、0.24gの
未精製の酸を得た。DMSO(3mL)中の未精製の酸(0.24g、0.52mmol
)と3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.16g
、1.05mmol)の撹拌溶液に、PYBOP(0.41g、0.79mmol)を加
えた。一晩撹拌した後に、その混合物を、氷水中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH
/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、乾燥させ、そして、減圧下で濃縮
して、0.3gの表題化合物を得、そしてそれを、更なる精製なしにそのまま使用した。
【1490】
ステップ5:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(ピラジン−2−イル)ベンズアミドの合成
【1491】
DCM(3mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−カルバモイ
ル)−2−メチル−5−(ピラジン−2−イル)−フェニル)−(エチル)−アミノ)−
シクロヘキシル)−カルバマート(0.3g、0.51mmol)の撹拌溶液に、TFA
(1mL)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、その混合物を減圧下で濃縮した。飽
和NaHCO
3溶液を加え、それに続いて、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わ
せた有機層を、水と塩水で洗浄し、乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、0.24gの
表題化合物を得、そしてそれを、更なる精製なしにそのまま使用した。
【1492】
ステップ6:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(ピラジン−2−イル)ベンズアミドのTFA塩
の合成
【1493】
メタノール(3mL)中の3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチル−5−(ピラジン−2−イル)ベンズアミド(0.24
g、0.51mmol)の撹拌溶液に、ホルマリン(0.15g、mmolに1)を0℃
にて加えた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.06g、1.0mmol)を加え、そ
して、その混合物を室温にて1時間撹拌した。水を加え、それに続いて、10%のMeO
H/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。得ら
れた固体を分取用HPLCによって精製して、TFA塩として表題化合物(0.12g、
47%)を得た。TFA塩に関する解析データ:LCMS:517.50(M+1)
+;
HPLC:99.49%(@210−370nm)(R
t;4.072;方法:カラム:
YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のT
FA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:3
0℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分
間維持し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)
δ11.47(bs,1H),9.45(bs,1H),9.26(s,1H),8.7
1(s,1H),8.61(s,1H),8.23(t,1H),7.92(s,1H)
,7.74(s,1H),5.88(s,1H),4.31(d,2H,J=4Hz),
3.13(m,3H),2.78(m,1H),2.69(d,6H,J=4.8Hz)
,2.28(s,3H),2.22(s,3H),2.12(s,3H),1.96−1
.92(m,4H),1.45(m,3H),0.84(t,3H,J=6.4Hz)。
【1494】
実施例175:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)
(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)ベンズアミド
の合成
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【1495】
ステップ1:メチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル
)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5−(5−メチ
ルピラジン−2−イル)ベンゾアートの合成
【1496】
ジオキサン/水混合物中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾ
アート(0.40g、0.92mmol)と2−ブロモ−5−メチルピラジン(0.21
g、1.19mmol)の撹拌溶液に、アルゴン下でCs
2CO
3(0.75g、2.30
mmol)を加えた。
【1497】
PbCl
2(PPh
3)
2(0.064g、0.092mmol)を加え、そして、その
混合物を、アルゴン下で100℃にて3時間加熱した。水を加え、それに続いて、10%
のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させて、そして、
溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを用いたカラムクロ
マトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.3g、56%)を得た。
【1498】
ステップ2:tert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6−ジメチ
ル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−2−
メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)−フェニル)−(エチル)−アミノ)−
シクロヘキシル)カルバマートの合成
【1499】
エタノール(3mL)中のメチル3−(((1r,4r)−4−((tert−ブトキ
シカルボニル)−アミノ)−シクロヘキシル)−(エチル)−アミノ)−2−メチル−5
−(5−メチルピラジン−2−イル)ベンゾアート(0.29g、0.49mmol)の
溶液に、NaOH水溶液(0.029g、0.75mmol)を室温にて加えた。60℃
にて1時間撹拌した後に、その混合物を、減圧下で濃縮し、pH4に酸性化し、そして、
酢酸エチルによって抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、0.2
5gの未精製の酸を得た。DMSO(3mL)中の未精製の酸(0.25g、0.44m
mol)と3−(アミノメチル)−4,6−ジメチルピリジン−2(1H)−オン(0.
13g、0.88mmol)の撹拌溶液に、PYBOP(0.34g、0.66mmol
)を室温にて加えた。撹拌を一晩続けた後に、その混合物を、氷水中に注ぎ入れて、そし
て、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、水で洗浄し、乾燥させ、
そして、減圧下で濃縮して、0.2gの表題化合物を得、そしてそれを、更なる精製なし
にそのまま使用した。
【1500】
ステップ3:3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エチル)アミノ
)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)ベンズアミドの合成
【1501】
DCM(3mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−((3−(((4,6
−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)−2−メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)−フェニル)−(エチル)−ア
ミノ)−シクロヘキシル)カルバマート(0.2g、0.33mmol)の撹拌溶液に、
TFA(1mL)を加えた。室温にて1時間撹拌した後に、その混合物を減圧下で濃縮し
た。飽和NaHCO
3溶液を加え、それに続いて、10%のMeOH/DCMで抽出した
。合わせた有機層を、水と塩水で洗浄し、乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、0.1
5gの表題化合物を得、そしてそれを、更なる精製なしにそのまま使用した。
【1502】
ステップ4:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(
エチル)アミノ)−2−メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)−ベンズアミド
のTFA塩の合成
【1503】
メタノール(3mL)中の3−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)(エ
チル)アミノ)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−2−メチル−5−(5−メチルピラジン−2−イル)ベンズアミド
(0.15g、0.29mmol)の撹拌溶液に、ホルマリン(0.089g、2.98
mmol)を0℃にて加えた。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.037g、0.59
mmol)を加え、そして、その混合物を室温にて1時間撹拌した。水を加え、それに続
いて、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、減
圧下で濃縮した。得られた固体を、分取用HPLCによってさらに精製して、TFA塩と
して表題化合物(0.12g、75%)を得た。TFA塩の解析データ:LCMS:53
1.50(M+1)
+;HPLC:88.93%(@210−370nm)(R
t;4.1
30;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;
水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10
μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから9
5%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1HNMR(DMSO−
d
6,400MHz)δ11.49(bs,1H),9.54(bs,1H),9.10
(s,1H),8.59(s,1H),8.23(t,1H),7.88(s,1H),
7.69(s,1H),5.87(s,1H),4.30(bs,2H),3.12(m
,3H),2.77−2.69(m,7H),2.53(s,3H),2.26(s,3
H),2.22(s,3H),2.11(s,3H),1.95−1.91(m,4H)
,1.44(m,4H),0.83(t,3H)。
【1504】
実施例176:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−
カルボキサミドの合成
【化220】
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【1505】
ステップ1:6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3
−カルボニトリルの合成
【1506】
室温にてDMSO(15mL)中のt−BuOK(1g、8.9mmol)の撹拌溶液
に、化合物シアノアセトアミド(0.824g、9.8mmol)及び(E)−ヘプト−
3−エン−2−オン(1g、8.91mmol)を加えた。反応混合物を室温にて30分
間撹拌した。追加のt−BuOK(3g、26.7mmol)を加え、そして、反応物を
大気の存在下で室温にて撹拌した。完了と同時に、それはH
2Oで希釈し、そして、4N
のHClによってゆっくりと酸性化した。沈殿した固体を、濾過し、水で洗浄し、そして
、乾燥させた。未精製の生成物を、エーテルと共に粉末化して、表題化合物(0.5g、
33%)を得た。
【1507】
ステップ2:3−(アミノメチル)−6−メチル−4−プロピルピリジン−2(1H)
−オンの合成
【1508】
メタノールとアンモニア水溶液(50mL、9:1)中の6−メチル−2−オキソ−4
−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(1.3g、7.38mm
ol)の溶液に、触媒量のレーニー・ニッケルを加えた。水素加圧(バルーン圧)下、反
応塊を室温にて5時間撹拌した。反応完了と同時に、それを、celiteベッドに通し
て濾過し、そして、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(1.2g、92%)を得た。
【1509】
ステップ3:5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−2−メチルベンズアミドの合成
【1510】
NaOH水溶液(2.36g、59.15mmol)を、エタノール(100mL)中
のメチル5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチルベンゾアート(14g、39.43mmol)の溶液に加え、そして、60
℃にて1時間撹拌した。反応完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、希HClを使用
してpH6に酸性化し、そして、クエン酸を使用してpH4に調整した。抽出を酢酸エチ
ルを使用して実施した。合わせた有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、それぞれの酸
(13.9g、99%)を得た。
【1511】
次に、上記の酸(0.6g、1.75mmol)をDMSO(5mL)で溶解した、そ
して、3−(アミノメチル)−6−メチル−4−プロピルピリジン−2(1H)−オン(
0.64g、3mmol)及びトリエチルアミン(0.49g、5.26mmol)をそ
れに加えた。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PyBOP(1.36
g、2.63mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。反応完了後に、その
反応混合物を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせ
た有機層を、乾燥させ、そして、濃縮して、未精製物を得;次に、それを、溶媒洗浄によ
って精製して、表題化合物(0.75g、84.7%)を得た。
【1512】
ステップ4:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−
メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カ
ルボキサミドの合成
【1513】
ジオキサン/水混合物(5mL+1mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル
−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.3g、0.
59mmol)と4−((モルホリノ)メチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル(
0.22g、0.71mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(0.23g、2.14mm
ol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4
(0.068g、0.059mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パージ
した。反応塊を100℃にて4時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈し
、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾
燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.25g、70%)
を得た。LCMS:601.55(M+1)
+;HPLC:97.21%(@210−3
70nm)(R
t;4.380;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.6
mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05
%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエ
ント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B)
;
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8.16
(bs,1H),7.57(d,2H,J=7.6Hz),7.38(t,3H,J=6
.8Hz),7.21(s,1H),5.89(s,1H),4.30(m,2H),3
.84−3.82(m,2H),3.57(bs,3H),3.48(s,3H),3.
28−3.22(m,2H),3.09−3.02(m,3H),2.36(bs,4H
),2.25(s,3H),2.11(s,3H),1.67−1.54(m,6H),
0.93(t,3H,J=7Hz),0.84(t,3H).2Hは溶媒ピークと同化。
【1514】
実施例177:N−((5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【1515】
ステップ1:メチル5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
シラートの合成
【1516】
ジオキサン/水混合物(10mL+2mL)中のメチル5−ブロモ−3−(エチル−(
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンゾアート(1g、2
.82mmol)と4−((モルホリノ)メチル)フェニルボロン酸ピナコールエステル
(1.03g、3.38mmol)の撹拌溶液に、Na
2CO
3(1.08g、10.14
mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで15分間パージした。次に、Pd(PPh
3)
4(0.325g、0.28mmol)を加え、そして、再びアルゴンで10分間パー
ジした。反応塊を100℃にて2時間加熱した。完了と同時に、反応混合物を、水で希釈
し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾
燥させ、そして、溶媒を減圧下で取り除き、粗精製物を得、そしてそれを、シリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.75g、59%)
を得た。
【1517】
ステップ2:5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−カルボニトリルの合成:
【1518】
AcOH(25mL)中の4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−カルボニトリル(5g、33.78mmol)の撹拌懸濁液に、臭素(2.5mL
)を室温にて滴下して加えた。得られた溶液を1時間撹拌した。溶媒を減圧下で取り除い
た。得られた固体を、熱EtOH及びH
2O中で再結晶させて、白色固体として表題化合
物(5.5g、72%)を得た。
【1519】
ステップ3:3−(アミノメチル)−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−2(1
H)−オンの合成
【1520】
0℃にてメタノール中の5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−カルボニトリル(1g、4.44mmol)及びNiCl
2・6H
2O(
0.21g、0.89mmol)の撹拌溶液に、NaBH
4(0.68g、17.78m
mol)を分割して加えた。次に、反応混合物を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、
3NのHClを使用して、それを酸性化し、そして、室温にて3時間撹拌した。溶媒を減
圧下で取り除いた。残渣を、ジエチルエーテルによって洗浄し、そして、NH
4OH水溶
液で塩基性化した。化合物を、DCM中の10%のMeOHで抽出し、そして、無水Na
2SO
4上で乾燥させて、表題化合物(0.96g、94%)を得、そしてそれを、カップ
リング反応に使用した。
【1521】
ステップ4:N−((5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3
−カルボキサミドの合成
【1522】
NaOH水溶液(0.06g、1.66mmol)を、EtOH:H
2O(4:1)(
10mL)中の化合物7(0.5g、1.11mmol)の溶液に加え、そして、60℃
にて1時間撹拌した。反応完了後に、エタノールを減圧下で取り除き、そして、反応塊を
、希HClをpH6まで使用して酸性化し、pH4は、クエン酸を使用して調整した。D
CM中の10%のMeOHを使用して、抽出を実施した。合わせた有機層を、乾燥させ、
そして、濃縮して、それぞれの酸(0.35g、72%)を得た。
【1523】
次に、上記の酸(0.266g、0.61mmol)をDMSO(2.5mL)で溶解
し、そして、3−(アミノメチル)−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−2(1H
)−オン(0.42g、1.83mmol)及びトリエチルアミン(0.095g、0.
91mmol)をそれに加えた。反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PYB
OP(0.63g、1.22mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。反応
完了後に、反応塊を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。
合わせた有機層を、乾燥させ、濃縮して、未精製物を得;次に、それを溶媒洗浄によって
精製して、表題化合物(0.035g、7.6%)を得た。
【1524】
LCMS:653.65(M+1)
+,HPLC:89.23%(@210−370n
m)(R
t;4.421;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×
5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.05%のT
FA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:
8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%B);
1H
NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ9.88(bs,1H),8.30(bs,
1H),7.76(m,2H),7.57(d,2H,J=7.6Hz),7.44(b
s,1H),7.27(bs,1H),4.39(m,4H),3.99−3.96(m
,5H),3.84(d,2H,J=8.4Hz),3.65−3.62(m,2H),
3.28−3.23(m,4H),3.12(m,4H),2.35(s,3H),2.
31(s,3H),2.26(s,3H),1.65−1.55(m,4H),0.84
(t,3H)。
【1525】
実施例178:4−クロロ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)−5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カルボキ
サミド
【化222】
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【1526】
化合物178を、実施例177に記載のものと同様の方法で調製した。
【1527】
解析データ:LCMS:593.60(M+1)
+;HPLC:95.50%(@21
0−370nm)(R
t;4.566;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.
34(m,1H),7.61−7.24(m,6H),5.86(s,1H),4.29
(m,2H),3.86−3.84(m,2H),3.57−3.49(m,6H),3
.25−3.16(m,5H),2.36(m,4H),2.21(s,3H),2.1
0(s,3H),1.68−1.58(m,4H),0.86(t,3H)。
【1528】
実施例179:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((5−フルオロ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−
イル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]
−3−カルボキサミドの合成
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【1529】
ステップ1:5−フルオロ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−カルボニトリルの合成
【1530】
75℃にて無水EtOH(7.0ml)中の2−シアノアセトアミド(689mg、8
.2mmol)の撹拌溶液に、3−フルオロペンタン−2,4−ジオン(880mg、7
.5mmol)と、それに続いて、ピペリジン(96μl、0.97mmol)を加えた
。その反応混合物を、この温度で3時間撹拌し、そして、その反応混合物を、室温に達す
るまで放置した後に、冷蔵庫で4日間保存した。濾液が消去が稼働させるまで、ベージュ
色の固体を、濾過によって回収し、そして、冷EtOH(4×0.4ml)ですすいだ。
得られたベージュ色の固体を、真空内で40℃にて5時間乾燥させて、ベージュ色の固形
として表題化合物(733mg、58%)を得た。LC−MS97%,1.18分(3.
5分間のLC−MS法);m/z=166.9,1HNMR(500MHz,クロロホル
ム−d)δppm13.67(br.s.,1H)2.46(d,J=2.05Hz,3
H)2.45(d,J=2.84Hz,3H)。
【1531】
ステップ2:3−(アミノメチル)−5−フルオロ−4,6−ジメチル−1,2−ジヒ
ドロピリジン−2−オンの合成
【1532】
1.75MのNH
3/MeOH(87ml)中の0.05Mの5−フルオロ−4,6−
ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(731mg、
4.4mmol)の溶液を、1ml/分の流量で80℃及び50barにてH−キューブ
に通した。得られた溶液を真空内で濃縮した。得られた固体を、2つのバッチに分割し、
そして、350mgの粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(25gのSNAPカート
リッジ、Isolera、0−25%のMeOH(10%のNH
4OH含有):CH
2Cl
2)によって精製して、灰色がかった白色の固体、且つ、生成物:出発物質の1:1混合
物として表題化合物(307mg、20%)を得た。LC−MS(ELS)100%,0
.23分(3.5分間のLC−MS法),m/z=170.9,1HNMR(500MH
z,クロロホルム−d)δppm3.79(s,2H)2.31(d,J=2.84Hz
,3H)2.25(d,J=2.05Hz,3H)。
【1533】
ステップ3:5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((5−フルオロ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−
3−カルボキサミドの合成
【1534】
窒素バルーン下、0℃にて無水DMF(4.0ml)中の3−[エチル(オキサン−4
−イル)アミノ]−2−メチル−5−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]
安息香酸(100mg、0.22mmol)の撹拌溶液を、HATU(99mg、0.2
6mmol)及びDIPEA(75μl、0.43mmol)で滴下して処理した。得ら
れた溶液を、10分間撹拌し、次に、3−(アミノメチル)−5−フルオロ−4,6−ジ
メチル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン(50%、81mg、0.24mmol)
で処理した。得られた懸濁液を、0℃にて30分間撹拌し、次に、室温にて18時間撹拌
した。その反応混合物を、水(20ml)とCH
2Cl
2(15ml)との間で分配した。
層を分離し、そして、水相をCH
2Cl
2(3×15ml)で抽出した。合わせた有機を、
NaHCO
3(aq)の飽和溶液(40ml)、水(2×25ml)、塩水(20ml)
によって洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして、真空内で濃縮した。未精製
の残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(10gのSNAPカートリッジ、Is
olera、0−6%のMeOH/CH
2Cl
2)によって精製し、次に、EtOAc(4
0ml)及びCH
2Cl
2(10ml)の混合物で溶解し、そして、水(6×30ml)、
塩水(2×30ml)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして、真空内で濃
縮した。その固体を、40℃にて40時間、真空内で十分に乾燥させて、白色の粉状固体
として5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((5−
フルオロ−4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−4−メチル−4’−(モルホリノメチル)−[1,1’−ビフェニル]−3−カル
ボキサミド(93mg、73%)を得た。LC−MS100%,2.76分(7分間のL
C−MS法),m/z=591.2;
1H NMR(500MHz,クロロホルム−d)δ
11.79(s,1H),7.44(d,J=8.1Hz,2H),7.34(d,J=
8.4Hz,3H),7.08(t,J=6.0Hz,1H),4.56(d,J=6.
0Hz,2H),3.95(d,J=11.2Hz,2H),3.76−3.66(m,
4H),3.51(s,2H),3.31(td,J=11.3,2.7Hz,2H),
3.10(q,J=7.0Hz,2H),3.00(tt,J=9.6,4.6Hz,1
H),2.45(s,4H),2.43(d,J=1.8Hz,3H),2.34(s,
3H),2.13(d,J=2.7Hz,3H),1.74−1.62(m,4H),0
.89(t,J=7.0Hz,3H)。一部分が、溶媒ピークと同じ場所にあると考えら
れた。
【1535】
実施例180:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル
)(エチル)アミノ)−2−メチル−5−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル
)ベンズアミド
【化224】
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【1536】
化合物180を、実施例169に記載のものと同様の方法で調製した。
【1537】
解析データ:LCMS:519.55(M+1)
+;HPLC:89.93%(@21
0−370nm)(R
t;3.676;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.50(bs,1H),9
.77(bs,1H),9.11(s,1H),8.20−8.17(m,2H),7.
60(s,1H),7.38(s,1H),5.87(s,1H),4.30(d,2H
,J=5.2Hz),3.87(s,3H),3.11(m,3H),2.68−2.6
7(m,6H),2.72−2.64(m,1H),2.22(s,6H),2.11(
s,3H),1.99−1.87(m,4H),1.48−1.40(m,4H),0.
81(t,3H,J=6.8Hz)。
【1538】
実施例181:4’−(アゼチジン−1−カルボニル)−N−((4,6−ジメチル−
2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)
−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)(エチル)アミノ)−4−メチル−[1,1
’−ビフェニル]−3−カルボキサミド
【化225】
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【1539】
解析データ:LCMS:598.60(M+1)
+;HPLC:94.88%(@21
0−370nm)(R
t;3.823;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.44(bs,1H),9
.56(bs,1H),8.21(m,1H),8.05−7.96(m,4H),7.
54(bs,1H),7.38(bs,1H),5.87(s,1H),4.82−4.
81(m,2H),4.31(d,2H,J=4.8Hz),3.69(t,2H,J=
5.6Hz),3.17−3.14(m,3H),2.77(bs,1H),2.69−
2.68(m,6H),2.26(s,3H),2.22(s,3H),2.11(s,
3H),1.97−1.91(m,4H),1.46−1.44(m,4H),0.85
(t,3H,J=6.8Hz)。2Hは溶媒ピークと同化。
【1540】
実施例182:N3−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシ
ル)(エチル)アミノ)−N4’−(3−ヒドロキシプロピル)−4−メチル−[1,1
’−ビフェニル]−3,4’−ジカルボキシアミド
【化226】
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【1541】
解析データ:LCMS:617.70(M+1)
+;HPLC:93.27%(@21
0−370nm)(R
t;4.009;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),9
.47(bs,1H),8.48(m,1H),8.23(bs,1H),7.93−7
.73(m,4H),7.47(bs,1H),7.31(bs,1H),5.87(s
,1H),4.31−4.30(m,2H),3.47(t,2H,J=6Hz),3.
34−3.33(m,2H),3.13(bs,3H),2.69−2.68(m,6H
),2.26(s,3H),2.21(s,3H),2.11(s,3H),1.96(
m,4H),1.69(t,2H,J=6.6Hz),1.45(m,4H),0.85
(t,3H)。1Hは溶媒ピークと同化。
【1542】
実施例183:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−
イル)ベンズアミド
【化227】
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【1543】
解析データ:LCMS:601.65(M+1)
+;HPLC:[99.85%(@2
10nm−370nm)(R
t;4.256;方法:カラム:YMCODS−A150
mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル
中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/
分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12
分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(bs,1H
),9.84(bs,1H),8.47(bs,1H),8.17(bs,1H),7.
94(s,1H),7.41(m,2H),7.04(d,1H,J=8Hz),5.8
9(s,1H),4.44(d,2H,J=12Hz),4.30(s,2H),3.8
4(bs,2H),3.52(d,2H,J=9Hz),3.12−3.24(m,8H
z),2.85(s,3H),2.25(s,3H),2.11(s,3H),1.54
−1.65(m,6H),0.84−0.94(m,6H)。3つの陽子が溶媒ピークと
同化。
【1544】
実施例184:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミドの合成
【化228】
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【1545】
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン
−4−イル)アミノ)−2−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズアミド(0.7g、1.38mm
ol)、それぞれのボロナートエステル(0.601g、2.08mmol)、及びテト
ラキス(0.160g、0.138mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした
。これに、Na
2CO
3水溶液(0.529g、4.99mmol、2mL)を加え、そし
て、再び10分間脱気した。反応混合物を100℃にて16時間加熱した。完了と同時に
、それを濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.5
0g、61.5%)を得た。解析データ:LCMS:587.55(M+1)
+;HPL
C:97.87%(@210−370nm)(R
t;4.217;方法:カラム:YMC
ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/
B;アセトニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;
流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持
し、9.51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11
.45(bs,1H),8.38(d,1H,J=2.4Hz),8.14(t,1H,
J=4.4Hz),7.78(dd,1H,J=2.4,9.2Hz),7.35(d,
1H,J=1.2Hz),7.15(d,1H,J=1.2Hz),6.85(d,1H
,J=8.4Hz),5.88(s,1H),4.29(d,2H,J=4.8Hz),
3.82(d,2H,J=10Hz),3.43(t,4H,J=5.2Hz),3.2
4(t,2H,J=11.2Hz),3.10−2.98(m,3H),2.78(t,
4H,J=4.8Hz),2.22(s,3H),2.11(s,3H),1.67−1
.47(m,6H),0.93(t,3H,J=7.2Hz),0.81(t,3H,J
=6.8Hz)。
【1546】
実施例185:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)
ベンズアミドの合成
【化229】
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【1547】
ジオキサン(7mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.5g、0.99m
mol)、1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン(0.43g、1.48mmol)、及び
テトラキス(0.114g、0.09mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージし
た。Na
2CO
3水溶液(0.377g、3.5mmol、2mL)をこれに加え、そして
、再び10分間脱気した。反応混合物を100℃にて16時間加熱した。完了と同時に、
それを濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.35
g、60.13%)を得た。
【1548】
解析データ:LCMS:586.36(M+1)
+;HPLC:97.03%(@21
0−370nm)(R
t;4.10;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1H),8.
37(bs,1H),8.17(bs,1H),7.78(d,1H,J=7.6Hz)
,7.35(s,1H),7.15(s,1H),6.85(d,1H,J=8.8Hz
),5.99(s,1H),4.34(d,2H,J=4Hz),3.83−3.81(
m,2H),3.42(bs,4H),3.27−3.21(m,3H),3.02−3
.01(m,3H),2.77(bs,4H),2.22(s,3H),2.13(s,
3H),1.67−1.49(m,4H),1.13(s,3H),1.12(s,3H
),0.81(t,3H,J=6.4Hz)。
【1549】
実施例186:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−
3−イル)ベンズアミドの合成
【化230】
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【1550】
ステップ1:4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン
−3−カルボニトリルの合成
【1551】
0℃にてDMSO中の2−シアノアセトアミド(4.1g、49mmol)とt−Bu
OK(4.9g、44.6mmol)の撹拌溶液に、5−メチルヘキサ−3−エン−2−
オン(5g、44.6mmol)を加え、そして、30分間撹拌した。追加のt−BuO
K(15g、133.9mmol)を反応混合物に加え、そして、室温にてさらに1時間
撹拌した。完了と同時に、その反応混合物を、水(50mL)で希釈し、そして、4Nの
HClでゆっくりと酸性化した。沈殿物を、濾過し、水で洗浄し、そして、乾燥させて、
化合物B(2.2g、28.2%)を得た。
【1552】
ステップ2:3−(アミノメチル)−4−イソプロピル−6−メチルピリジン−2(1
H)−オンの合成
【1553】
メタノール及びアンモニア水溶液(10mL、4:1)中のシアノ化合物B(2.2g
、12.5mmol)の溶液に、触媒量のレーニー・ニッケルを加えた。水素加圧(バル
ーン圧)下、反応塊を室温にて4時間撹拌した。反応の完了と同時に、それをcelit
eベッドに通して濾過し、そして、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(2g、91%
)を得た。
【1554】
ステップ3:5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ア
ミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジ
ン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【1555】
5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−
メチル安息香酸(2.0g、0.0058mol)をDMSO(20mL)で溶解し、そ
して、3−(アミノメチル)−4−イソプロピル−6−メチルピリジン−2(1H)−オ
ン(2.1g、11.7mmol)及びトリエチルアミン(0.585g、5.8mmo
l)をそれに加えた。その反応混合物を、室温にて15分間撹拌した後に、PyBOP(
4.5g、8.7mmol)をそれに加え、そして、撹拌を一晩続けた。反応完了後に、
その反応混合物を、氷中に注ぎ入れ、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。合
わせた有機層を、乾燥させ、濃縮して、未精製物を得;次に、それを、溶媒洗浄によって
精製して、表題化合物(2.0g、68.9%)を得た。
【1556】
ステップ4:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3
−イル)ベンズアミドの合成
【1557】
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン
−4−イル)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−
ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.3g、0.99
mmol)、それぞれのボロン酸ピナコールエステル(0.216g、0.715mmo
l)、及びテトラキス(0.068g、0.0596mmol)の溶液を、アルゴンで1
0分間パージした。これに、Na
2CO
3水溶液(0.227g、2.14mmol、2m
L)を加え、そして、再び10分間脱気した。反応混合物を100℃にて16時間加熱し
た。完了と同時に、それを濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、分取用HPLCを使
用して精製して、TFA塩として表題化合物(0.12g、33.6%)を得た。
【1558】
TFA塩に関する解析データ:MS:601.55(M+1)
+.HPLC:96.7
8%(@210−370nm)(R
t;4.197;方法:カラム:YMCODS−A
150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニ
トリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4
mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51
−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.49(bs
,1H),9.94(bs,1H),8.493(d,1H,6Hz),7.957(b
s,1H),7.65−7.258(m,3H),7.056(d,1H,8.4Hz)
,6.014(s,1H),4.46(d,2H,12.8Hz),4.349(d,2
H,4.8Hz),3.849(d,2H,7.2Hz),3.530(d,2H,10
.8Hz),3.28−3.075(m,10H),2.85(s,3H),2.26(
bs,3H),2.14(s,3H),1.64(bs,2H),1.56(bs,2H
),1.14(s,3H),1.12(s,3H),0.845(t,3H,7.6Hz
)。
【1559】
実施例187:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(6−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジン−1−
イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化231】
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ジクロロエタン(2mL)中のN−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル
)ベンズアミド(0.1g、0.179mmol)と1−メチルピペリジン−4−オン(
0.04g、0.358mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.07mL、1.07mmo
l)を加え、そして、反応物を室温にて15分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシ
ホウ素ナトリウム(0.113g、0.53mmol)を0℃にて加え、そして、反応物
を室温にて一晩撹拌した。完了と同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし
、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を
硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを
、分取用HPLCで精製して、TFA塩として表題化合物(0.08g、22.72%)
を得た。
【1560】
TFA塩の解析データ:ESMS:656.41(M+1)
+;HPLC:[97.7
6%(@210nm−370nm)(R
t;3.667;方法:カラム:YMCODS−
A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセ
トニトリル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1
.4mL/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.
51−12分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.49(
bs,1H),10.33(bs,1H),9.86(bs,1H),8.49(bs,
1H),8.20(bs,1H),7.96(bs,1H),7.24−7.39(m,
2H),7.07(d,1H,J=9Hz),5.87(s,1H),4.47(bs,
2H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.84(s,2H),3.60(d,5
H,J=11Hz),3.16−3.28(m,7H),2.99(bs,2H),2.
79(s,3H),2.11−2.25(m,11H),1.87−1.90(m,2H
),1.56−1.64(m,3H),0.85(s,3H)。
【1561】
実施例188:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペ
ラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化232】
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【1562】
ジクロロエタン(5mL)中の3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジ
ン−3−イル)ベンズアミド(0.3g、0.51mmol)と1−メチルピペリジン−
4−オン(0.086g、0.76mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.18g、3.0
6mmol)を加え、そして、反応物を室温にて20分間撹拌した。次に、水素化トリア
セトキシホウ素ナトリウム(0.33g、1.55mmol)を0℃にて加え、そして、
反応物を室温にて2時間撹拌した。完了と同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でク
エンチし、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた
有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させて、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そ
してそれを、分取用HPLCで精製して、表題化合物(0.12g、34.38%)を得
た。
【1563】
解析データ:LCMS:683.45(M+1)
+;HPLC:98.65%(@21
0−370nm)(R
t;4.04;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4
.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0.
05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラ
ジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5%
B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.47(bs,1H),10
.24(bs,1H),9.79(bs,1H),8.46(bs,1H),8.19(
bs,1H),7.92(bs,1H),7.38(bs,1H),7.19(bs,1
H),7.06(d,1H,J=9.2Hz),6.0(s,1H),4.47(bs,
2H),4.34(d,2H,J=7.6Hz),3.83(d,2HJ=8.8Hz)
,3.6(d,4H,J=12Hz),3.43(m,1H),3.27−3.16(m
,8H),2.99−2.97(m,3H),2.79(s,3H),2.37−2.3
3(m,3H),2.24(bs,3H),2.13(s,3H),1.90−1.82
(m,2H),1.64−1.53(m,4H),1.13(s,3H),1.12(s
,3H),0.83(t,3H,J=6.8Hz)。
【1564】
実施例189:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(6−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジ
ン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化233】
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【1565】
ジクロロエタン(10mL)中の3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−2−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−
ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン
−3−イル)ベンズアミド(0.45g、0.76mmol)と1−メチルピペリジン−
4−オン(0.173g、1.53mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.276g、4.
6mmol)を加え、そして、反応物を室温にて20分間撹拌した。次に、水素化トリア
セトキシホウ素ナトリウム(0.488g、2.3mmol)を0℃にて加え、そして、
反応物を室温にて2時間撹拌した。完了と同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でク
エンチし、有機相を分離し、そして、水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた
有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させて、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そ
してそれを、カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.215g、
41%)を得た。
【1566】
解析データ:LCMS:684.45(M+1)
+;HPLC:93.41%(@21
0nm−370nm)(R
t;4.140;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H)
,8.38(s,1H,),8.13(bs,1H),7.78(d,1H,J=9Hz
),7.35(s,1H),7.15(s,1H),6.8(d,1H,J=9),5.
88(s,1H),4.28(d,2H,J=4Hz),3.82(d,2H,10Hz
),3.49(s,4H),3.24(t,2H,J=11Hz),3.0−3.08(
m,3H),2.78(d,2H,J=10Hz),2.56(s,4H),2.22(
s,3H),2.13(s,1H),2.11(s,1H),1.57−1.86(m,
6H),1.46−1.55(m,6H),0.91(t,3H,J=8Hz),0.8
1(t,3H,J=6Hz)。
【1567】
実施例190:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミドの合成
【化234】
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【1568】
ステップ1:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−
(6−ホルミルピリジン−3−イル)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
:
【1569】
ジオキサン(5mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.4g、0.793
mmol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)ピコリンアルデヒド(0.28g、1.19mmol)、及びテトラキス(0.
091g、0.079mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした。これに、N
a
2CO
3水溶液(0.301g、2.83mmol)を加え、そして、再び10分間脱気
した。反応混合物を、100℃にて16時間加熱した。完了と同時に、それを濃縮して、
粗精製物を得、そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.28g、66.50%
)を得た。
【1570】
ステップ2:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズ
アミドの合成
【1571】
ジクロロエタン(3mL)中の3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−N−((4−イソプロピル−6
−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベ
ンズアミド(0.28g、0.528mmol)とモルホリン(0.07g、0.79m
mol)の撹拌溶液に、酢酸(0.19g、3.16mmol)を加え、そして、反応物
を室温にて20分間撹拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.33
g、1.55mmol)を0℃にて加え、そして、反応物を室温にて2時間撹拌した。完
了と同時に、反応物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、有機相を分離し、そして、
水相をジクロロメタンによって抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ
て、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、分取用HPLCによって
精製して、表題化合物(0.12g、38.70%)を得た。
【1572】
TFA塩の解析データ:LCMS:601.36(M+1)
+;HPLC:95.48
%(@210−370nm)(R
t;4.28;方法:カラム:YMCODS−A15
0mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリ
ル中に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL
/分;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−1
2分は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.45(bs,1
H),10.45(bs,1H),8.95(s,1H),8.23−8.21(m,2
H),7.62−7.52(m,2H),7.34(bs,1H),6.01(s,1H
),4.55(s,2H),4.35(d,2H,J=5.2Hz),3.84(bs,
6H),3.29−3.13(m,8H),2.27(s,3H),2.13(s,3H
),1.66−1.56(m,4H),1.13(s,3H),1.12(s,3H),
0.83(t,3H,J=6.8)。2H陽子が溶媒ピークと同化。
【1573】
実施例191:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズア
ミドの合成
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1574】
ステップ1:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−
(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−
4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズアミドの合成
【1575】
ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン
−4−イル)アミノ)−2−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズアミド(0.5g、0.99mm
ol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イ
ル)ピコリンアルデヒド(0.346g、1.48mmol)、及びテトラキス(0.1
14g、0.99mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした。これに、Na
2
CO
3水溶液(0.378g、3.56mmol、1.8mL)を加え、そして、再び1
0分間脱気した。反応混合物を、100℃にて16時間加熱した。完了と同時に、それを
濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.40g、7
6.0%)を得た。
【1576】
ステップ2:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−
メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンズアミ
ドの合成
【1577】
0℃にてEDC(8mL)中の3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)アミノ)−5−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メチル−N−((6−メチ
ル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズ
アミド(0.315g、0.59mmol)の撹拌溶液に、モルホリン(0.1g、1.
18mmol)を加え、そして、室温にて10分間撹拌した。次に、NaBH(OAc)
3(0.377g、1.78mmol)を加え、そして、16時間撹拌した。完了と同時
に、反応物を水でクエンチした。MeOH(8mL)を加え、層を分離し、そして、DC
M中の10%のMeOHで抽出し、そして、カラムクロマトグラフィーによって精製して
、表題化合物(0.2g、56%)を得た。
【1578】
解析データ:LCMS:602.60(M+1)
+;HPLC:98.12%(@21
0nm−370nm)(R
t;4.374;方法:カラム:YMCODS−A150m
m×4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中
に0.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分
;グラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分
は5%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.48(s,1H),
8.75(s,1H),8.19(t,1H,J=4Hz),7.99−8.02(m,
1H),7.49(t,2H,J=8Hz),7.26(s,1H),5.88(s,1
H),4.29(d,2H,J=4Hz),3.82(d,2H,J=10Hz),3.
59−3.61(m,6H),3.24(t,2H,J=12Hz),2.99−3.1
0(m,3H),2.42(s,4H),2.25(s,3H),2.11(s,3H)
,1.48−1.67(m,6H),0.926(t,3H,J=8Hz),0.824
(t,3H,J=7Hz)。
【1579】
実施例192:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリ
ジン−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−
2−メチルベンズアミド
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1580】
ステップ1:tert−ブチル(1−(5−(3−(((4,6−ジメチル−2−オキ
ソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−5−(エチル(テ
トラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチルフェニル)ピリジン−2−
イル)ピペリジン−4−イル)カルバマート(9)の合成:
【1581】
ジオキサン(5mL)中の5−ブロモ−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−2−メチルベンズアミド(0.35g、0.736mmol)
とそれぞれのボロン酸ピナコールエステル(0.35g、0.88mmol)の撹拌溶液
に、Na
2CO
3(0.28g、2.65mmol)を加え、そして、溶液をアルゴンで1
5分間パージした。次に、テトラキス(0.085g、0.073mmol)を加え、そ
して、再びアルゴンで10分間パージした。反応塊を100℃にて4時間加熱した。完了
と同時に、反応混合物を、水で希釈し、そして、10%のMeOH/DCMで抽出した。
合わせた有機層を、Na
2SO
4上で乾燥させて、そして、溶媒を減圧下で取り除き、そし
て、カラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.39g、79%)を
得た。
【1582】
ステップ2:5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−
N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル
)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチルベン
ズアミド(10)の合成:
【1583】
0℃にてDCM(4mL)中のtert−ブチル(1−(5−(3−(((4,6−ジ
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−
5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチルフェニル
)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバマート(0.39g、0.058
mmol)の撹拌溶液に、TFA(2mL)を加え、そして、反応物を室温にて1時間撹
拌した。完了後に、反応物を濃縮乾固した。次に、残渣を、飽和重炭酸塩水溶液(30m
L)でpH8まで塩基性化し、そして、水層をDCM中の20%のメタノール(50mL
×4)で抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、溶媒を減圧下で
取り除き、表題化合物(0.3g、90.63%)を得、次の反応にそれ自体として使用
した。
【1584】
ステップ3:N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3
−イル)メチル)−5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジ
ン−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチルベンズアミドの合成
【1585】
0℃にてDCM(3mL)中の5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジ
ン−3−イル)−N−((4,6−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチルベンズアミド(0.3g、0.524mmol)の撹拌溶液に、37〜41
%のホルマリン水溶液(0.277g、1.31mmol)を加え、そして、室温にて1
0分間撹拌した。次に、NaBH(OAc)
3(0.277g、1.31mmol)を加
え、そして、2時間撹拌した。完了と同時に、反応物を水でクエンチした。MeOH(1
0mL)を加え、そして、層を分離し、そして、DCM中の10%のMeOHで抽出し、
そして、カラム精製して、表題化合物(0.12g、38%)を得た。
【1586】
解析データ:LCMS:602.00(M+1)
+;HPLC:97.22%(@21
0−370nm)(R
t;3.757;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(bs,1H),8
.38(s,1H),8.15(t,1H),7.78(d,1H,J=8.4Hz),
7.35(s,1H),7.16(s,1H),6.90(d,1H,J=8.8Hz)
,5.85(s,1H),4.35(d,2H,J=13.2Hz),4.28(d,2
H,J=4Hz),3.82(d,2H,J=10Hz),3.30−3.20(m,2
H),3.10−3.00(m,3H),2.90−2.80(m,2H),2.28(
s,6H),2.22(s,3H),2.20(s,3H),2.10(s,3H),1
.90−1.80(m,3H),1.70−1.60(m,2H),1.60−1.50
(m,2H),1.40−1.30(m,2H),0.82(t,3H,J=6.4Hz
)。
【1587】
実施例193:5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン
−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル
)メチル)−2−メチルベンズアミドの合成
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1588】
tert−ブチル(1−(3−(5−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−5−(((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチルフェニル)ピリジン−2−
イル)ピペリジン−4−イル)カルバマートの合成
【1589】
ジオキサン(5mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベンズアミド(0.35g、0.69
mmol)、tert−ブチル(1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,
2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバ
マート(0.33g、0.83mmol)、及びテトラキス(0.079g、0.069
mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした。これに、Na
2CO
3水溶液(0.
263g、2.48mmol、2mL)を加え、そして、再び10分間脱気した。反応混
合物を100℃にて16時間加熱した。完了と同時に、それを濃縮して、粗精製物を得、
そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.31g、63%)を得た。
【1590】
5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((4−イソプロピル−6−
メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチルベン
ズアミドの合成
【1591】
tert−ブチル(1−(5−(3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−5−(((4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒド
ロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチルフェニル)ピリジン−2−
イル)ピペリジン−4−イル)カルバマート(0.31g、0.44mmol)をDCM
(5mL)中に溶かし、TFA(1mL)をそれに加え、そして、室温にて2時間撹拌し
た。反応完了後に、溶媒を減圧下で取り除き、そして、飽和NaHCO
3溶液をそれに加
えた。10%のMeOH/DCMを使用して、抽出を実施し;合わせた有機層を、水と塩
水で洗浄し;無水Na
2SO
4上で乾燥させ;濾過し、そして、減圧下で濃縮して、表題化
合物(0.26g、98.11%)を得た。
【1592】
5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−
3−(エチル−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−アミノ)−N−((4−イ
ソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)−メチル
)−2−メチルベンズアミドの合成
【1593】
DCM(4mL)中の5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−
イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((4
−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)−2−メチルベンズアミド(0.26g、0.43mmol)の撹拌溶液に、ホルマ
リン(0.045g、1.51mmol)を加え、そして、反応物を0℃にて10分間撹
拌した。次に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(0.23g、1.08mmol
)を0℃にて加え、そして、反応物を1時間撹拌した。完了と同時に、水をその反応塊に
加え、そして、抽出をDCMを使用して実施した。合わせた有機層を、重炭酸塩溶液で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮して、粗精製物を得、次に、
それを溶媒洗浄によって精製して、表題化合物(0.17g、62%)を得た。
【1594】
解析データ:LCMS:629.70(M+1)
+;HPLC:97.74%(@21
0−370nm)(R
t;4.176;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),10
.33(bs,1H),8.39(d,1H),8.16(t,1H),7.81(d,
1H,J=6.8Hz),7.35(s,1H),7.16(s,1H),6.97(d
,1H,J=9.2Hz),5.99(s,1H),4.50(d,2H,J=12.8
Hz),4.34(d,2H,J=4.4Hz),3.82(d,2H,J=9.6Hz
),3.39(m,1H),3.24(m,3H),3.10−3.00(m,3H),
2.90−2.80(m,2H),2.69(s,6H),2.22(s,3H),2.
13(s,3H),2.10−2.05(m,2H),1.70−1.60(m,2H)
,1.60−1.45(m,4H),1.13(d,6H,J=6.4Hz),0.82
(t,3H,J=6.8Hz)。
【1595】
実施例194:5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン
−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−
メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−
3−イル)メチル)ベンズアミドの合成
【化238】
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【1596】
tert−ブチル(1−(5−(3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イ
ル)アミノ)−4−メチル−5−(((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2
−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)フェニル)ピリジン−2−イル
)ピペリジン−4−イル)カルバマートの合成
【1597】
ジオキサン(7mL)中の5−ブロモ−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−
4−イル)アミノ)−2−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1
,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズアミド(0.5g、0.99mmo
l)、それぞれのボロン酸ピナコールエステル(0.6g、1.48mmol)、及びテ
トラキス(0.114g、0.99mmol)の溶液を、アルゴンで10分間パージした
。これに、Na
2CO
3水溶液(0.377g、3.5mmol、2mL)を加え、そして
、再び10分間脱気した。反応混合物を100℃にて16時間加熱した。完了と同時に、
それを濃縮して、粗精製物を得、そしてそれを、カラム精製して、表題化合物(0.40
g、57.47%)を得た。
【1598】
5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチル−N−((6−メチル
−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)ベンズア
ミドの合成
【1599】
0℃にてDCM(10mL)中のtert−ブチル(1−(5−(3−(エチル(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−4−メチル−5−(((6−メチル−2
−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル
)フェニル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)カルバマート(0.4g、0
.00051mol)の撹拌溶液に、TFA(10mL)を加え、そして、反応物を室温
にて2時間撹拌した。完了後に、反応物を濃縮乾固した。次に、その残渣を飽和重炭酸塩
水溶液(80mL)でpH8まで塩基性化し、そして、水層をDCM中の20%のメタノ
ール(60mL×4)で抽出する。合わせた有機相をNa
2SO
4上で乾燥させ、そして、
溶媒を減圧下で取り除き、表題化合物(0.315g、92.1%)を得、そして、次の
反応にそれ自体として使用した。
【1600】
5−(6−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−
3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチル−N−(
(6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチ
ル)ベンズアミドの合成
【1601】
0℃にてDCM(8mL)中の5−(6−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジ
ン−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−2
−メチル−N−((6−メチル−2−オキソ−4−プロピル−1,2−ジヒドロピリジン
−3−イル)メチル)ベンズアミド(0.315g、0.52mmol)の撹拌溶液に、
37〜41%のホルマリン水溶液(0.078g、2.6mmol)を加え、そして、室
温にて10分間撹拌した。次に、NaBH(OAc)
3(0.275g、1.3mmol
)を加え、そして、2時間撹拌した。完了と同時に、反応物を水でクエンチした。MeO
H(8mL)を加え、層を、分離し、そして、DCM中の10%のMeOHで抽出し、そ
して、エーテル、アセトニトリル、及びペンタンからの再結晶させて、表題化合物(0.
27g、82%)を得た。
【1602】
解析データ:LCMS:630.00(M+1)
+;HPLC:98.21%(@21
0−370nm)(R
t;4.155;方法:カラム:YMCODS−A150mm×
4.6mm×5μ;移動相:A;水中に0.05%のTFA/B;アセトニトリル中に0
.05%のTFA;注入量:10μL,カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グ
ラジエント:8分で5%Bから95%Bにし、1.5分間維持し、9.51−12分は5
%B);
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz)δ11.46(s,1H),8.
37(d,1H,J=1.6Hz),8.13(t,1H,J=4.4Hz),7.76
(dd,1H,J=2.4&9.2Hz),7.35(s,1H),7.15(s,1H
),6.89(d,1H,J=8.8Hz),5.88(s,1H),4.25−4.3
5(m,4H),3.82(d,2H,J=10Hz),3.24(m,2H),3.1
0−3.00(m,3H),2.90−2.80(m,2H),2.35(m,1H),
2.22(s,3H),2.18(s,6H),2.11(s,3H),1.80(m,
2H),1.70−1.60(m,2H),1.60−1.45(m,4H),1.40
−1.30(m,2H),0.93(t,3H,J=7.2Hz),0.81(t,3H
,J=6.8Hz)。
【1603】
実施例195:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジ
ン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【1604】
ステップ1:5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−3−カルボニトリルの合成
【1605】
MeCN(6mL)中の6−メチル−2−オキソ−4−(プロパン−2−イル)−1,
2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(225mg、1.277mmol)の撹拌
溶液に、セレクトフルオル(620mg、1.75mmol)を加えた。その反応混合物
を50℃にて3時間撹拌した。23℃まで冷ました後に、その反応混合物を、真空内で濃
縮した。その残渣を、カラムクロマトグラフィー(50%から100%のEtOAc−ヘ
プタン化合物へ)によって精製して、表題化合物(90mg、36%)を得た。
1HNM
R(400MHz,CDCl3)δppm3.39(m,1H),2.44(d,J=3
.1Hz,3H),1.41(dd,J=7.0,3.1Hz,6H);LCMS E−
S(M+H)=195.2。
【1606】
ステップ2:3−(アミノメチル)−5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチルピ
リジン−2(1H)−オンの合成
【1607】
100mL容のフラスコ内で、5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボニトリル(100mg、0.515mmo
l)を、MeOH(6mL)と2mLのNH
3aq(2mL、25%)の混合物中に溶解し
た。還元を、触媒としてのレーニーNiを伴ったH−キューブを使用して、室温にて3〜
4時間実施した。(TLCによって観察される)反応の完了後に、反応物を減圧下で濃縮
して、灰色の固体として表題化合物(90mg、90%)を得た。
1HNMR(400M
Hz,CD3OD)δppm4.04(s,2H),3.22(m,1H),2.24(
d,J=3.4Hz,3H),1.32(dd,J=7.0,1.8Hz,6H);LC
MS E−S(M+H)=199.2。
【1608】
ステップ3:tert−ブチル4−(5−(3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−5−(メトキシカルボニル)−4−メチルフェニル)ピリジン
−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
【1609】
Suzukiカップリング反応の一般的な手法に従って調製した。
【1610】
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δppm8.42(dd,J=2.4Hz
,1H),7.70−7.74(m,2H),7.41(d,J=2.1Hz,1H),
6.72(d,J=8.8Hz,1H),3.97(m,2H),3.93(s,3H)
,3.58(s,8H),3.34(m,2H),3.11(q,J=7.0Hz,2H
),3.02(m,1H),2.53(s,3H),1.64−1.76(m,4H),
1.50(s,9H),0.91(t,J=7.0Hz,3H).MS(ES)(M+H
)=539.5。
【1611】
ステップ4:tert−ブチル4−(5−(3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−4−イル)アミノ)−5−(((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−メチル
フェニル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラートの合成
【1612】
先に記載した実施例と同様の方法に従ったtert−ブチル4−(5−(3−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−(メトキシカルボニル)−4
−メチルフェニル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラートの加水分解
は、未精製の対応するカルボン酸である5−(6−(4−(tert−ブトキシカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−3−(エチル(テトラヒドロ−2H
−ピラン−4−イル)アミノ)−2−メチル安息香酸をもたらした。次に、先に記載した
同様の方法に従って、この酸を、3−(アミノメチル)−5−フルオロ−4−イソプロピ
ル−6−メチルピリジン−2(1H)−オンと結合させた。逆相HPLC法(0.1%の
ギ酸含有ACN−H
2O)による精製後に、表題化合物を得た。
1H−NMR(400MH
z,CD3OD)δppm8.33(d,J=2.6Hz,1H),7.81(dd,J
=2.6,8.8Hz,1H),7.41(d,J=2.0Hz,1H),7.26(d
,J=2.0Hz,1H),6.91(d,J=8.8Hz,1H),4.54(s,2
H),3.92(m,2H),3.46−3.56(m,9H),3.34(m,2H)
,3.07−3.18(m,3H),2.33(s,3H),2.24(d,J=3.2
Hz,3H),1.74−1.77(m,2H),1.62−1.69(m,2H),1
.49(s,9H),1.37(dd,J=1.6,6.8Hz,6H),0.90(t
,J=6.8Hz,3H);MS(ES)(M+H)705.7。
【1613】
ステップ5:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン
−3−イル)ベンズアミドホルマートの合成
【1614】
室温にてエタノール(4.3mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−(エチル(
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−(((5−フルオロ−4−イソ
プロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)カ
ルバモイル)−4−メチルフェニル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシ
ラート(450mg、0.639mmol)の溶液に、ジオキサン中の4MのHCl(2
mL、8.00mmol)を加えた。2時間後、LC/MSは、生成物と残留出発物質の
両方を示した。1,4−ジオキサン中の追加の4MのHCl(1.5ml、6.00mm
ol)をを加え、そして、合計4時間後、LC/MSは反応が完了したことを示した。反
応混合物を、濃縮乾固し、トルエン−メタノールと共沸して、未精製の塩酸塩(454m
g、111%)を得た。125mgの未精製の塩酸塩のサンプルを、逆相HPLC法/M
S(ACN−H
2O、0.1%のギ酸)によって精製して、無色のガラス状膜として3−
(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((5−フルオロ−
4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メ
チル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズ
アミドホルマート(65mg)を得た。
1H−NMR(400MHz,CD3OD)δp
pm8.35−8.40(m,2H),7.86(dd,J=2.4,8.8Hz,1H
),7.42(d,J=1.6Hz,1H),7.27(d,J=1.6Hz,1H),
6.99(d,J=8.8Hz,1H),4.54(s,2H),3.92(m,2H)
,3.84(m,4H),3.54(m,1H),3.30−3.38(m,6H),3
.07−3.18(m,3H),2.33(s,3H),2.24(d,J=2.8Hz
,3H),1.73−1.76(m,2H),1.62−1.68(m,2H),1.3
7(d,J=6.8Hz,6H),0.89(t,J=6.8Hz,3H);MS(ES
)(M+H)605.6。
【1615】
実施例196:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドの合成
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【1616】
0℃にてメタノール(2mL)中の3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−
イル)アミノ)−N−((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(ピペラジン
−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミドハイドロクロライド(160mg、0.
25mmol)の溶液に、水中のホルムアルデヒドの35%溶液(0.196mL、2.
495mmol)を加えた。20分間撹拌した後に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(3
1.4mg、0.499mmol)を加えた。0℃にて1.5時間後に、その反応物を水
(3mL)でクエンチし、冷却浴を取り外し、混合物を10分間撹拌した。次に、DCM
(10mL)及び飽和NaHCO
3水溶液(1mL)を加えた。有機層を分離し、そして
、水層をDCM(2×15mL)で抽出し、そして、合わせた有機抽出物を、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、濾過し、そして、濃縮した。生成物を、逆相HPLC法/MS(AC
N−H
2O、0.5%のギ酸)によって精製して、無色のガラス状膜として3−(エチル
(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−((5−フルオロ−4−イソ
プロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)メチル)−
2−メチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベン
ズアミドホルマート(31mg、0.047mmol、19%の収率)を得た。
【1617】
1H−NMR(400MHz,CD3OD)δppm8.42(br.s,1H),8
.38(d,J=2.4Hz,1H),7.85(dd,J=2.8,8.8Hz,1H
),7.42(d,J=1.6Hz,1H),7.27(d,J=1.6Hz,1H),
6.98(d,J=8.8Hz,1H),4.54(s,2H),3.91(m,2H)
,3.82(br.s,4H),3.54(m,1H),3.31−3.38(m,2H
),3.05−3.21(m,7H),2.81(s,3H),2.33(s,3H),
2.24(d,J=2.8Hz,3H),1.73−1.76(m,2H),1.58−
1.68(m,2H),1.37(dd,J=1.6,6.8Hz,6H),0.89(
t,J=6.8Hz,3H);MS(ES)(M+H)619.7。
【1618】
実施例197:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N
−((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ
リジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−
3−イル)ベンズアミドの合成
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【1619】
ステップ1:メチル3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)
−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ベンゾアート
【1620】
化合物197を、Suzukiカップリング反応の一般的な手法に従って調製した。
1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δppm8.77(dd,J=0.9,2.4
Hz,1H),7.84(dd,J=2.4,7.9Hz,1H),7.78(d,J=
1.8Hz,1H),7.49(d,J=7.9Hz,1H),7.45(d,J=2.
1Hz,1H),3.98(m,2H),3.94(s,3H),3.75−3.78(
m,4H),3.72(s,2H),3.34(m,2H),3.13(q,J=7.1
Hz,2H),3.03(m,1H),2.56(m,7H),1.64−1.76(m
,4H),0.92(t,J=7.1Hz,3H).MS(ES)(M+H)=454.
5。
【1621】
ステップ2:3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−N−
((5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−3−イル)メチル)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3
−イル)ベンズアミドホルマート
【1622】
先に記載した同様の方法に従って、メチル3−(エチル(テトラヒドロ−2H−ピラン
−4−イル)アミノ)−2−メチル−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イ
ル)ベンゾアートの加水分解は、対応するカルボン酸である3−(エチル(テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)アミノ)−5−(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−
イル)安息香酸をもたらした。次に、先に記載した同様の方法に従って、この酸を、3−
(アミノメチル)−5−フルオロ−4−イソプロピル−6−メチルピリジン−2(1H)
−オンと結合した。逆相HPLC法(0.1%のギ酸含有ACN−H
2O)による精製後
に、表題化合物を得た。
1H−NMR(400MHz,CD3OD)δppm8.77(
d,J=1.8Hz,1H),8.25(br.s,1H),8.07(dd,J=2.
3,8.2Hz,1H),7.61(d,J=8.2Hz,1H),7.52(d,J=
1.8Hz,1H),7.37(d,J=1.8Hz,1H),4.54,(s,2H)
,3.97(s,2H),3.91(m,2H),3.78(m,4H),3.55(m
,1H),3.35(m,2H),3.08−3.20(m,3H),2.81(m,4
H),2.36(s,3H),2.24(d,J=2.9Hz,3H),1.60−1.
77(m,4H),1.37(dd,J=1.5,7.0Hz,6H),0.90(t,
J=6.9Hz,3H).MS(ES)(M+H)620.6。
【1623】
実施例198:バイオアッセイプロトコールと一般的方法
野生型及び変異PRC2酵素アッセイのプロトコール
【1624】
一般的な材料
S−アデノシルメチオニン(SAM)、S−アデノシルホモシステイン(SAH)、ビ
シン、塩化カリウム、Tween20,ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びウシ皮
膚ゼラチン(BSG)を、可能な限り最高の純度でSigma−Aldrichから購入
した。ジチオスレイトール(DTT)をEMDから購入した。80Ci/mmolの比活
性を有する
3H−SAMをAmerican RadiolabeledChemica
lsから購入した。384ウェルのストレプトアビジンFlashプレートをPerki
nElmerから購入した。
【1625】
基質
未修飾リジン27(H3K27me0)又はジメチル化リジン27(H3K27me2
)のどちらかを含むヒトヒストンH3残基21−44の代表的なペプチドを、21
st C
entury Biochemicals製のC末端G(K−ビオチン)リンカーアフィ
ニティータグモチーフ及びC末端アミドキャップを用いて合成した。そのペプチドを、9
5%超の純度まで高速液体クロマトグラフィー(HPLC)精製し、そして、液体クロマ
トグラフィー質量分析法(LC−MS)によって確認した。配列を、以下に挙げる。
H3K27me0:ATKAARKSAPATGGVKKPHRYRPGGK(ビオチ
ン)−アミド(配列番号1)
H3K27me2:ATKAARK(me2)SAPATGGVKKPHRYRPGG
K(ビオチン)−アミド(配列番号2)
【1626】
確立された手順に従って、ニワトリ赤血球オリゴヌクレオソームを、ニワトリ血液から
精製した。
【1627】
組み換えPRC2複合体.ヒトPRC2複合体を、バキュロウイルス発現系を使用して
ヨトウガ(sf9)細胞で同時発現される4成分酵素複合体として精製した。発現される
サブユニットは、野生型EZH2(NM_004456)、あるいは、野生型EZH2構
築物、EED(NM_003797)、Suz12(NM_015355)及びRbAp
48(NM_005610)から作り出されたEZH2 Y641F、N、H、S又はC
変異型であった。EEDサブユニットは、N末端FLAGタグを含んでおり、そしてそれ
を、sf9細胞溶解物からの4成分複合体全体を精製するのに使用した。SDS−PAG
E及びAgilent Bioanalyzer分析によって測定される複合体の純度は
、95%以上に達していた。酵素ストック濃縮物の濃度(通常0.3〜1.0mg/mL
)を、ウシ血清アルブミン(BSA)標準に対するブラッドフォードアッセイを使用して
測定した。
【1628】
ペプチド基質に関するPRC2酵素アッセイの一般的手順
すべてのアッセイを、使用日に調製した20mMのビシン(pH=7.6)、0.5m
MのDTT、0.005%のBSG、及び0.002%のTween20から成るバッフ
ァー中で実施した。100%のDMSO(1μL)中の化合物を、384チャンネルピペ
ットヘッド(Thermo)を装備したPlatemate2X3を使用して、ポリプロ
ピレン製の384ウェルV底プレート(Greiner)内にスポットした。DMSO(
1μL)を、最大シグナル対照のために列11、12、23、24、行A〜Hに加え、そ
して、既知の生成物、且つ、PRC2(1μL)の阻害剤であるSAHを、最小シグナル
対照のために列11、12、23、24、行I〜Pに加えた。野生型PRC2酵素とH3
K27me0ペプチド又はY641変異酵素のいずれかとH3K27me2ペプチドを含
むカクテル(40μL)を、Multidrop Combi(Thermo)によって
加えた。化合物を、PRC2と一緒に25℃にて30分間インキュベートし、次に、非放
射性及び
3H−SAMの混合物を含むカクテル(10μL)を加え、そして、反応を開始
させた(終量=51μL)。すべてのケースにおいて、終濃度は、以下の通りであった:
野生型又は変異体PRC2酵素が4nMであり、最小シグナル対照ウェル内のSAHが1
mMであり、そして、DMSO濃度が1%であった。残りの成分の終濃度を、以下の表2
に示す。ペプチド基質へのその取り込みが検出不可能なレベルまで
3H−SAMを希釈す
る600μMの終濃度までの非放射性SAM(10μL)の添加によって、アッセイを止
めた。次に、384ウェルポリプロピレンプレート内の50μLの反応物を、384ウェ
ルFlashプレートに移し、ビオチン化ペプチドを少なくとも1時間ストレプトアビジ
ン表面に結合させた後に、Biotek ELx405プレートウォッシャー中の0.1
%のTween20で3回洗浄した。次に、そのプレートを、PerkinElmer
TopCount プレートリーダーで読み取って、毎分崩壊量(dpm)として計測さ
れるか、又はその代わりに、毎分放射線量(cpm)と見なされる、Flashプレート
表面に結合した
3H標識ペプチド数を計測した。
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【1629】
オリゴヌクレオソーム基質に対する野生型PRC2酵素アッセイのための一般的手順
上記アッセイを、使用日に調製した20mMのビシン(pH=7.6)、0.5mMの
DTT、0.005%のBSG、100mMのKCl及び0.002%のTween20
から成るバッファー中で実施した。100%のDMSO(1μL)中の化合物を、384
チャンネルピペットヘッド(Thermo)を装備したPlatemate2X3を使用
して、ポリプロピレン製の384ウェルV底プレート(Greiner)内にスポットし
た。DMSO(1μL)を、最大シグナル対照のために列11、12、23、24、行A
〜Hに加え、そして、既知の生成物、且つ、PRC2(1μL)の阻害剤であるSAHを
、最小シグナル対照のために列11、12、23、24、行I〜Pに加えた。野生型PR
C2酵素及びニワトリ赤血球オリゴヌクレオソームを含むカクテル(40μL)を、Mu
ltidrop Combi(Thermo)によって加えた。化合物を、PRC2と一
緒に25℃にて30分間インキュベートし、次に、非放射性及び
3H−SAMの混合物を
含むカクテル(10μL)を加え、そして、反応を開始させた(終量=51μL)。終濃
度は、以下の通りであった:野生型PRC2酵素が4nMであり、非放射性SAMが43
0nMであり、
3H−SAMが120nMであり、ニワトリ赤血球オリゴヌクレオソーム
が120nMであり、最小シグナル対照ウェル内のSAHが1mMであり、そして、DM
SO濃度が1%であった。次に、384ウェルポリプロピレンプレート内の50μLの反
応物を、384ウェルFlashプレートに移し、ニワトリ赤血球ヌクレオソームをプレ
ート表面に固定し、次いで、Biotek ELx405プレートウォッシャー中の0.
1%のTween20で3回洗浄した。次に、そのプレートを、PerkinElmer
TopCount プレートリーダーで読み取って、毎分崩壊量(dpm)として計測
さ
れるか、又はその代わりに、毎分放射線量(cpm)と見なされる、Flashプレート
表面に結合した
3H標識ニワトリ赤血球オリゴヌクレオソーム量を計測した。
【1630】
阻害率(%)の計算
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【1631】
式中、dpm=毎分崩壊量、cmpd=アッセイウェル内のシグナル、そして、min
及びmaxはそれぞれの最小及び最大シグナル対照である。
【1632】
4パラメーターIC
50の当てはめ
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【1633】
式中、上限及び下限は、通常変動してもよいが、3パラメーターの当てはめにおいてそ
れぞれ100又は0に固定されてもよい。ヒル係数は通常変動してもよいが、3パラメー
ターの当てはめにおいて1に固定してもよい。Yは阻害率(%)であり、そして、Xは化
合物濃度である。
【1634】
ペプチド基質(例えば、EZH2野性型及びY641F)に対するPRC2酵素アッセ
イのIC
50値を、以下の表3に示す。
【1635】
WSU−DLCL2Mエチル化アッセイ
【1636】
WSU−DLCL2懸濁細胞を、DSMZ(GermanCollectionofMicroorganismsand
Cell Cultures, Braunschweig, Germany)から購入した。RPMI/Glutamax
培地、ペニシリン−ストレプトマイシン、熱不活性化ウシ胎仔血清、及びD−PBSを、
Life Technologies, GrandIsland, NY, USAから購入した。抽出バッファー及び中和バッ
ファー(5×)を、Active Motif, Carlsbad, CA, USAから購入した。ウサギ抗ヒストン
H3抗体をAbcam, Cambridge, MA, USAから購入した。ウサギ抗H3K27me3及びH
RP共役抗ウサギIgGを、CellSignalingTechnology,Danvers, MA, USAから購入し
た。TMB「Super Sensitive」基質は、BioFXLaboratories,OwingsMil
ls, MD, USAが供給源であった。IgG不含ウシ血清アルブミンを、JacksonImmunoResear
ch, WestGrove, PA, USAから購入した。Tweenを含むPBS(10×PBST)を
、KPL, Gaithersburg, MD, USAから購入した。硫酸を、RiccaChemical,Arlington,TX,
USAから購入した。免疫ELISAプレートを、Thermo,Rochester,NY,USAから購入し
た。V底細胞培養プレートを、CorningInc., Corning, NY, USAから購入した。V底ポリ
プロピレンプレートを、GreinerBio-One, Monroe, NC, USAから購入した。
【1637】
WSU−DLCL2懸濁細胞を、成長培地(10%v/vの熱不活性化ウシ胎仔血清及
び100ユニット/mLのペニシリン−ストレプトマイシンを補ったRPMI1640)
中で維持し、そして、5%のCO
2下、37℃にて培養した。測定条件下では、細胞を、
プレート振盪機上のアッセイ培地(20%v/vの熱不活性化ウシ胎仔血清及び100ユ
ニット/mLのペニシリン−ストレプトマイシンを補ったRPMI1640)中で5%の
CO
2下、37℃にてインキュベートした。
【1638】
1ウェルあたり200μLの96ウェルV底細胞培養プレートに、WSU−DLCL2
細胞を、1mLあたり50,000細胞の濃度でアッセイ培地中に播種した。96ウェル
供給プレートからの化合物(1μL)を直接的V底細胞プレートに加えた。プレートを、
タイタープレート振盪機上で5%のCO
2、37℃にて96時間インキュベートした。4
日間のインキュベーション後に、プレートを241xgで5分間遠心機にかけ、そして、
培地を細胞プレートの各ウェルから細胞ペレットを壊すことなくそっと吸い出した。ペレ
ットを200μLのDPBS中に再懸濁し、そして、プレートを再び241xgで5分間
遠心機にかけた。上清を吸い出し、そして、冷(4℃)抽出バッファー(100μL)を
ウェルごとに加えた。プレートを、オービタルシェーカー上で4℃にて2時間インキュベ
ートした。プレートを3427xgで10分間遠心機にかけた。上清(1ウェルあたり8
0μL)を、96ウェルV底ポリプロピレンプレートのそれぞれのウェルに移した。
中和バッファー5×(1ウェルあたり20μL)を、上清が入っているV底ポリプロピレ
ンプレートに加えた。未精製のヒストン調製物(CHP)を含むV底ポリプロピレンプレ
ートを、オービタルシェーカー上で5分間インキュベートした。未精製のヒストン調製物
を、100μLのコーティングバッファー(1×PBS+BSA0.05%w/v)の入
った二重反復の96ウェルELISAプレート内のそれぞれのウェルに加えた(1ウェル
あたり2μL)。プレートを密封し、4℃にて一晩インキュベートした。翌日、プレート
を、1ウェルあたり300μLの1×PBSTで3回洗浄した。ウェルを、1ウェルあた
り300μLのELISA希釈液(PBS(1×)BSA(2% w/v)及びTwee
n20(0.05%v/v))で2時間ブロッキングした。プレートを1×PBSTで3
回洗浄した。ヒストンH3検出プレートに関しては、ELISA希釈液で1:10,00
0に希釈した抗ヒストン−H3抗体(Abcam、ab1791)を、1ウェルあたり1
00μL加えた。H3K27トリメチル化検出プレートに関しては、ELISA希釈液中
に1:2000に希釈した抗H3K27me3を、1ウェルあたり100μL加えた。プ
レートを室温にて90分間インキュベートした。プレートを、1ウェルあたり300μL
の1×PBSTで3回洗浄した。ヒストンH3検出のために、ELISA希釈液で1:6
000に希釈したHRP共役抗ウサギIgG抗体を、1ウェルあたり100μL加えた。
H3K27me3検出のために、ELISA希釈液で1:4000に希釈したHRP共役
抗ウサギIgG抗体を、1ウェルあたり100μL加えた。プレートを室温にて90分間
インキュベートした。プレートを、1ウェルあたり300μLの1×PBSTで4回洗浄
した。TMB基質を1ウェルあたり100μL加えた。ヒストンH3プレートを、室温に
て5分間ンキュベートした。H3K27me3プレートを、室温にて10分間インキュベ
ートした。1Nの硫酸(1ウェルあたり100μL)で、反応を止めた。各プレートの吸
光度を、450nmにて読み取った。
【1639】
最初に、以下の式:
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
によって、各ウェルの比率を測定した。
【1640】
それぞれのプレートは、DMSOだけで処理した8つの対照ウェル(最小阻害)、並び
に最大阻害(バックグラウンドウェル)のための8つの対照ウェルを含んだ。
【1641】
それぞれの対照タイプの比率の値の平均を計算し、そして、プレート内の各試験ウェル
阻害率を決定するのに使用した。試験化合物を、25μMから始まる、合計10個の試験
濃度のために、DMSO中で三倍に連続希釈した。阻害率(%)を測定し、そして、化合
物の濃度あたり二重反復試験のウェルを使用して、IC
50曲線を作り出した。このアッセ
イのIC
50値を、以下の表3に示す。
【1642】
阻害率(%)=100−
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【1643】
細胞増殖分析
【1644】
WSU−DLCL2懸濁細胞を、DSMZ(GermanCollectionofMicroorganisms an
d Cell Cultures, Braunschweig, Germany)から購入した。RPMI/Glutamax
培地、ペニシリン−ストレプトマイシン、熱不活性化ウシ胎仔血清を、LifeTechnologie
s, GrandIsland, NY, USAから購入した。V底ポリプロピレン製384ウェルプレートをG
reiner Bio-One, Monroe, NC, USAから購入した。細胞培養384ウェル白色不透明プレ
ートをPerkin Elmer, Waltham, MA, USAから購入した。Cell−TiterGlo(
登録商標)をPromega Corporation, Madison, WI, USAから購入した。SpectraM
ax M5プレートリーダをMolecularDevicesLLC,Sunnyvale, CA, USAから購入した。
【1645】
WSU−DLCL2懸濁細胞を、成長培地(10%v/vの熱不活性化ウシ胎仔血清を
補ったRPMI1640)中で維持し、そして、5%のCO
2下、37℃にて培養した。
測定条件下では、細胞を、アッセイ培地(20%v/vの熱不活性化ウシ胎仔血清及び1
00ユニット/mLのペニシリン−ストレプトマイシンを補ったRPMI1640)中で
5%のCO
2下、37℃にてインキュベートした。
【1646】
WSU−DLCL2細胞株の増殖に対する化合物の効果の評価のために、対数増殖期細
胞を、終量50μlのアッセイ培地中に1250細胞/mlの密度にて、白色不透明な3
84ウェルプレート内で平板培養した。化合物供給プレートを、10mMから始め(この
アッセイにおける化合物の最終的な最高濃度は20μMであり、そして、DMSOは0.
2%であった)、三重反復で9点、3倍に連続的にDMSO中で希釈することによって調
製した。化合物ストックプレートからの100nLのアリコートを、細胞プレート内のそ
れぞれのウェルに加えた。100%の阻害対照は、200nMの終濃度のスタウロスポリ
ンで処理した細胞から成り、そして、0%の阻害対照は、DMSO処理した細胞から成っ
た。化合物の添加後に、アッセイプレートを、37℃、5%のCO
2、相対湿度>90%
にて6日間インキュベートした。35μlのCell Titer Glo(登録商標)試
薬を細胞プレートに加える、細胞培養物中に存在しているATPの定量化によって、細胞
生存率を評価した。発光をSpectraMax M5で読み取った。細胞生存率を50
%阻害する濃度を、標準化した用量反応曲線の4パラメーターの当てはめを使用して決定
した。このアッセイに関するIC
50値もまた、以下の表3に示す。
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1647】
実施例199:最低細胞毒性濃度(LCC)の導出
【1648】
細胞増殖が、細胞分裂前の細胞数に関連して、細胞分裂後に細胞数の倍増をもたらす細
胞分裂を通して進むことは揺るぎない。一定の環境条件(例えば、pH、イオン強度、温
度、細胞密度、培地のタンパク質含有量、増殖因子など)セットの下では、細胞は、十分
な栄養物と他の必要な因子が入手可能であることを条件に、以下の方程式による連続した
倍増(すなわち、細胞分裂)によって増殖する。
【1649】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
式中、N
tは、観察期間の開始後の時点(t)の細胞数であり、N
0は、観察期間の開始
時点での細胞数であり、tは、観察期間の開始後の時間であり、そして、t
Dは、細胞倍
増に必要とされる時間間隔であり、倍増時間とも呼ばれる。
方程式A.1は、等式、0.693=ln(2)を利用して、基数eの指数方程式のより
簡便な形態に変換される。
【1650】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【1651】
細胞増殖(kp)の速度定数は、逆に以下の倍増時間に関連する。
【1652】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【1653】
方程式A.2とA.3の組み合わせは、以下の式をもたらす。
【1654】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1655】
これにより、方程式A.4によれば、細胞数は、対数期増殖と呼ばれる細胞増殖の初期
の間、時間に関して指数関数的に増加すると予想される(
図1A)。方程式A.4のよう
な指数方程式は、それぞれの側の自然対数を取ることによって線状にできる。
【1656】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【1657】
これにより、時間の関数としてのln(N
t)に関するプロットは、
図1Bに例示され
るとおり、k
pと等しい勾配及びln(N
0)と等しいy切片を有する上行性の直線をもた
らすと予想される。
【1658】
環境条件における変化は、増殖速度定数k
pの変化として定量可能である細胞増殖速度
の変化をもたらす。増殖速度の変化をもたらし得る条件に共通するものは、観察期間の開
始時点(すなわち、t=0時点)における抗増殖化合物の系への導入である。抗増殖化合
物が細胞増殖に対して即座に影響するとき、当業者は、時間の関数としてのln(N
t)
に関するプロットは全化合物濃度でリニアであり続け、そして、化合物の濃度増大時にk
p値の減少を伴うと予想する。
【1659】
抗増殖作用の基本メカニズムによって、いくつかの化合物は、すぐには増殖速度の変化
を生じさせることができない。代わりに、化合物の影響が発現される前に潜伏期間があっ
てもよい。そのような場合では、時間の関数としてのln(N
t)に関するプロットが二
相性に見え、そして、化合物の影響が始まる時点が、相間のブレークポイントとして同定
される(
図2)。増殖に対する化合物の影響が即座であるか又は潜伏期間後に始まるかに
かかわらず、各化合物濃度における増殖の速度定数は、化合物の影響が始まる時点から実
験の観察期間の終わりまでのln(N
t)対時間の曲線の傾きによって規定されるのが最
も良い。
【1660】
成長している細胞に適用される化合物は、2つの一般的な方法:更なる細胞分裂の阻害
(細胞静止)によるか又は細胞殺滅(細胞毒性)による、のうちの1つにより観察してい
る増殖に影響し得る。化合物が細胞静止性のものであれば、化合物の濃度増大は、細胞分
裂がこれ以上ないまでk
p値を低下させる。この時点で、細胞増殖の速度、ひいてはk
p値
はゼロになる。その一方、化合物が細胞毒性のものであれば、k
p値は2つの速度定数:
化合物の存在下での連続的な細胞増殖の速度定数(k
g)と、化合物による細胞殺滅の速
度定数(k
d)、で構成される。これにより、一定濃度の化合物における増殖の総合的な
速度定数は、これらの拮抗する速度定数の絶対値の差である。
【1661】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【1662】
細胞増殖の速度が細胞殺滅の速度を上回っている化合物濃度では、k
p値は正値を有す
る(すなわち、k
p>0)。細胞増殖の速度が細胞殺滅の速度より低い化合物濃度では、
k
p値は負の数であり(すなわち、k
p<0)、細胞数は時間と共に減少し、強い細胞毒性
を示唆している。k
gがk
dとちょうど一致しているときには、総合的な増殖速度定数(k
p)はゼロの値をとる。これにより、我々は、ゼロに相当するk
p値をもたらす化合物濃度
と最低細胞毒性濃度(LCC)を規定する。なぜなら、これより高いいずれの濃度でも明
らかに観察される細胞毒性をもたらすからである。注意:LCCより低い濃度時に、細胞
殺滅が起こる傾向があるが、その速度は残留細胞増殖の速度より低い。本明細書中での処
置は、化合物作用の生物学的詳細を規定することを意図しない。むしろ、本明細書中での
目標は、単に、細胞殺滅の速度が新しい細胞増殖を上回る化合物の濃度を客観的に定量化
する実際的なパラメーターを規定することである。実際、LCCは、細胞毒性濃度よりむ
しろ、明白な細胞毒性が観察されるブレークポイント又は臨界濃度を表す。こうした点で
は、LCCは、例えば、すべての分子がミセル構造内に組み込まれる脂質、界面活性剤又
は他の界面活性剤種などの濃度を規定するのに使用される臨界ミセル濃度(CMC)など
の他の物理的ブレークポイント基準と同様であると見られる。
【1663】
伝統的に、細胞増殖に対する抗増殖化合物の影響は、化合物の不存在下で(すなわち、
ビヒクル若しくは溶媒対照サンプル;
図2に関して)観察される半分まで細胞増殖速度を
低減する化合物濃度と規定される、IC
50値によって最も一般的に定量化されてきた。し
かしながら、IC
50では、研究者が、細胞静止性化合物と細胞毒性化合物を区別できない
。対照的に、LCCは、当業者が、こうした区別をしたり、さらに、強い細胞毒性挙動が
生じるまでの過渡期の濃度を定量化することを容易に可能にする。
【1664】
当業者が、(上記と
図2で規定されるように)影響開始と実験終了の間の観察期間ウィ
ンドウ窓を制限すると、そのとき、データは一般に、時間の関数としてのln(N
t)と
してプロットされる1次方程式にうまく当てはまる(前掲を参照のこと)。このタイプの
当てはめでは、k
p値は、試験化合物の各濃度において決定できる。化合物濃度([I]
)の関数としてのk
p値の再プロットは、下降等温線の形態をとり、[I]=0において
k
max(ビヒクル又は溶媒対照サンプルによって規定される)の最大値及び無限大の化合
物濃度においてk
minの最小値を有する(
図3)。
【1665】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
式中I
midは、k
maxとk
minの値の間にあるk
p値をもたらす化合物の濃度である(完全、
且つ、純粋な細胞静止性化合物の場合を除き、I
midの値がIC
50と同一でないことに注
意する)。これにより、再プロットデータの方程式A.7への当てはめは、k
max、k
min
、及びI
midの予測を提供する。化合物が(本明細書中で規定される)細胞静止性である
ならば、k
min値はゼロ未満であるはずがない。細胞毒性化合物に関して、k
minはゼロ未
満になり、そして、k
minの絶対値は、細胞殺滅における化合物の有効性に直接関連する
。
【1666】
方程式A.7から導き出した当てはめた値もまた、LCC値を決定するのに使用できる
。定義上、[I]=LCCであるとき、k
p=0である。これにより、これらの条件下で
、方程式A.7が成立する。
【1667】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【1668】
方程式A.8の代数的な再構成が、LCCのための方程式をもたらす。
【1669】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【1670】
この分析は、非線形曲線当てはめソフトウェアを実装するのが簡単であり、そして、薬
物探索及び開発過程の間を通して、複合体活性の細胞アッセイ中にも適用できる。このよ
うに、LCCは、化合物SAR(構造活性相関)の評価のための貴重な基準を提供するこ
ともできる。
【1671】
以下の表4は、WSU−DLCL2細胞に対する本発明の特定の化合物のLCC及びI
C
50データを提供する。
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【1672】
実施例200:インビボアッセイ
マウス
【1673】
雌Fox Chase SCID(登録商標)マウス(CB17/Icr-Prkdcscid/IcrIcoCrl,
Charles River Laboratories)又は無胸腺症ヌードマウス(Crl:NU(Ncr)-Foxn1nu,Charl
es River Laboratories)は、試験のD1において8週齢であり、16.0〜21.1g
の体重(BW)があった。動物には、水(逆浸透1ppm Cl)、並びに18.0%の
粗タンパク質、5.0%の粗脂肪、及び5.0%の粗繊維から成るNIH31改変及び放
射線照射Lab Diet(登録商標)を自由摂取させた。そのマウスを、20〜22℃
(68〜72°F)且つ40〜60%の湿度にて、12時間の明サイクルの静的マイクロ
アイソレーター内の放射線照射Enrich−o’cobs(商標)寝床で飼育した。すべ
ての手順が、拘束具、畜産、外科的処置手順、食餌及び水分調節、及び獣医医療に関する
Guide for Care and Use of LaboratoryAnimalsの推薦に従っている。
腫瘍細胞の培養
【1674】
ヒトリンパ腫細胞株を、さまざまな供給元(ATCC、DSMZ)から入手した、例え
ばWSU−DLCL2はDSMZから入手した。それらの細胞株を、100ユニット/m
LのペニシリンGナトリウム塩、100g/mLのストレプトマイシン、及び25g/m
Lゲンタマイシンを含むRPMI−1640培地中で懸濁培養としてPiedmontに
おいて維持した。培地には、10%のウシ胎仔血清及び2mMのグルタミンを補った。細
胞を、加湿インキュベータ内の組織培養フラスコ内、5%のCO
2及び95%の空気の雰
囲気中、37℃にて培養した。
インビトロ腫瘍移植
【1675】
ヒトリンパ腫細胞株、例えば、WSU−DLCL2細胞を、対数増殖期の中頃に集菌し
、そして、50%のMatrigel(商標)(BD Biosciences)を含むPBS中に再懸濁
した。それぞれのマウスには、右脇腹の皮下に1×10
7個の細胞(0.2mLの細胞懸
濁液)を与えた。腫瘍が、所望の80〜120mm
3の範囲に近づいたので、平均容積と
して増殖を観察するために二次元においてキャリパーで計測した。腫瘍サイズ(mm
3単
位)を以下の式から計算した。
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
式中、w=腫瘍の幅(mm単位)及びl=腫瘍の長さ(mm単位)である。腫瘍の重さ
は、1mgが腫瘍容積1mm
3に相当するという仮定を用いて予測できた。10〜30日
後に、108〜126mm
3の腫瘍を有するマウスを、117〜119mm
3の平均腫瘍容
積を有する処置群に選別した。
試験品
【1676】
試験化合物を、室温にて遮光し保存した。それぞれの処置日に、新しい化合物製剤(例
えば、化合物44のトリHCl塩又は化合物87のトリHCl塩の製剤)を、その粉末を
脱イオン水中の0.5%のカルボキシメチルセルロース・ナトリウム(NaCMC)と0
.1%のTween(登録商標)80に懸濁することによって調製した。毎日新たに、化
合物141(遊離塩基)を、無菌の生理的食塩水中に溶解し、そして、そのpHをHCl
で4.5に調整した。脱イオン水又は無菌の生理的食塩水pH4.5中の0.5%のNa
CMC及び0.1%のTween(登録商標)80であるビヒクルを、同じスケジュール
においてコントロール群を処置するのに使用した。製剤は、投与前には光を避け、4℃に
て保存した。別段の定めがない限り、この実験で言及する及び試験する化合物は、この段
落ではそれらの固有の塩形態で存在する。
処置計画
【1677】
マウスを、経口強制投与(化合物44又は87)又は腹腔内経路を介した注射(化合物
141)によって、12.5〜600mg/kgの範囲の化合物用量、並びに日々の様々
な量のTID(8時間ごとに1日間3回)、BID(12ごとに1日2回)又は(1日1
回)QDスケジュールにおいて処置した。各用量は、0.2mL/20gマウス(10m
L/kg)の容積で提供し、そして、個々の動物の最後に記録した体重に対して調整した
。最長処置の長さは28日間であった。
腫瘍容積の中央値(MTV)と腫瘍増殖阻害(TGI)の分析
【1678】
治療効能を、最後の処置日に判定した。最終日に評価可能な、動物数、nに関する腫瘍
容積の中央値であるMTV(n)を、各群について決定した。腫瘍増殖阻害率(%TGI
)はいくつかのやり方で規定できる。最初に、示した対照群のMTV(n)と、薬物処置
群のMTV(n)の差を、対照群のMTV(n)のパーセンテージとして示す:
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【1679】
%TGIを計算する別の方法は、1日目からn日目までの腫瘍サイズの変化で、nが最
後の処置日であることを考慮している。
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
毒性
【1680】
動物は、1日目〜5日目には毎日計量し、その後、試験の完了まで毎週2回計量した。
マウスは、いずれかの不都合な、処置に関連した副作用の明白な兆候がないかどうか頻繁
に調べ、そしてそれを記録した。最大耐量(MTD)のための許容される毒性を、TR死
亡による10%超の死亡率ではなく、試験中の20%未満の群平均BW減少と規定した。
死亡は、臨床徴候、及び/又は検死によって、その死亡が治療の副作用に起因していたと
証明された場合、あるいは、投薬期間中の不明な原因によるのであれば、TRとして分類
されることになっていた。死亡は、治療の副作用に関係なかったという徴候があれば、N
TRとして分類されることになっていた。投薬の間隔中のNTR死亡は、NTRa(偶発
事故又は人的エラーによる)又はNTRm(侵襲及び/又は転移による検死で確認される
腫瘍の播種による)として典型的には分類された。投薬期間中に不明な原因で死亡した経
口的処置動物は、群の成績がTR分類及び検死を支持せず、投薬誤差を除外することがふ
さわしくないときに、NTRuとして分類され得る。
サンプリング
【1681】
試験中の7日目又は28日目には、腫瘍における標的阻害を評価するために、あらかじ
め指定された様式で、マウスからサンプルを得た。腫瘍を、RNAseを含まない条件下
で指定したマウスから採取し、そして、二等分した。各動物からの冷凍腫瘍組織を、液体
窒素中で急冷し、そして、乳鉢と乳棒で粉末にした。
統計的及び図式的分析
【1682】
すべての統計的及び図式的分析を、Windows版のPrism3.03(GraphPad
)で実施した。処置タイムコース全体にわたって対照と処置群の間の統計的有意性を検定
するために、頻回測定ANOVA検定と、それに続く、Dunnets多重比較事後検定
、又は二元配置ANOVA検定を利用した。Prismでは、P>0.05で有意ではな
い(ns)、0.01<P<0.05で有意である(「
*」で表される)、0.001<
P<0.01で非常に有意である(「**」)、そして、P<0.001で極度に有意で
ある(「***」)のという結果を報告する。
ヒストンの抽出
【1683】
ヒストンの分離のために、60〜90mgの腫瘍組織を、1.5mlの核抽出バッファ
ー(10mMのTris−HCl、10mMのMgCl
2、25mMのKCl、1%のT
riton X−100,8.6%のショ糖、及びRocheプロテアーゼインヒビター
タブレット 1836145)中で均質化し、そして、氷上で5分間インキュベートした
。核を、600×g、4℃にて5分間の遠心分離によって回収し、そして、PBSで1回
洗浄した。上清を取り除き、0.4Nの冷硫酸と共に15分毎にボルテックスして、ヒス
トンを1時間抽出した。抽出物を、10000g、4℃にて10分間の遠心分離によって
浄化し、そして、10×容の氷冷アセトンの入った新しい微小遠心管に移した。ヒストン
を、−20℃にて2時間〜一晩沈殿させ、10000gにて10分間の遠心分離によって
ペレットにし、そして、水で再懸濁した。
ELISA
【1684】
ヒストンを、0.5ng/μlのサンプルをもたらすのに相当する濃度に、コーティン
グバッファー(PBS+0.05%のBSA)中に調製し、そして、100μlのサンプ
ル又は標準を、二重反復で296ウェルELISAプレートに加えた(ThermoLabsystem
s, Immulon 4HBX #3885)。プレートを密封し、そして、4℃にて一晩インキュベートし
た。翌日、プレートを、Bio Tekプレートウォッシャーにより300μl/ウェル
のPBST(PBS+0.05%のTween20;10×PBST、KPL#51-14-02)で
3回洗浄した。プレートを、300μl/ウェルの希釈液(PBS+2%のBSA+0.
05%のTween20)によってブロッキングし、室温にて2時間インキュベートし、
そして、PBSTで3回洗浄した。すべての抗体を希釈液で希釈した。100μl/ウェ
ルの抗H3K27me3(CST#9733、50%グリセロールストック1:1,000)又は
抗全H3(Abcam ab1791、50%グリセロールストック1:10,000)をそれぞれの
プレートに加えた。プレートを室温にて90分インキュベートし、そして、PBSTで3
回洗浄した。100μl/ウェルの抗Rb−IgG−HRP(CellSignalingTechnolog
y, 7074)を1:2,000でH3K27Me3プレートに加え、及び1:6,000で
H3プレートに加え、そして、室温にて90分インキュベートした。プレートをPBST
で4回洗浄した。検出のために、100μl/ウェルのTMB基質(BioFxLaboratories
, #TMBS)を加え、そして、プレートを暗所内で室温にて5分間インキュベートした。反
応を100μl/ウェルの1N H
2SO
4で止めた。450nmの吸光度を、Spect
aMax M5マイクロプレートリーダーにより読み取った。
結果:
化合物87を用いた7日間のPD試験
【1685】
化合物87がインビボの腫瘍においてH3K27me3ヒストンマークを変えることが
できるか試験するために、WSU−DLCL2異種移植腫瘍を担持するマウスを、200
mg/kgのBID又は400mg/kgのQDにて化合物87で、あるいは、ビヒクル
(BIDスケジュール)で7日間処置した。1群あたり4匹の動物がいた。動物を最終投
与の3時間後に安楽死させ、そして、腫瘍を先に記載したように凍結状態で保存した。ヒ
ストン抽出に続いて、サンプルを、トリメチル化状態のヒストンH3K27(H3K27
me3)又は総ヒストンH3に対する抗体を使用したELISAアッセイに適用した。こ
れらのデータに基づいて、全体的にメチル化されているもの対総H3K27の比を計算し
た。
図4は、ELISAによって測定したすべての群に関する全体的なメチル化比の平均
を示しており、そして、標的阻害が、ビヒクルと比較して、約62.5%(400mg/
kg QD×7)〜37.5%(200mg/kg BID×7)に及ぶことを示唆してい
る。
WSU−DLCL2異種移植モデルにおける化合物141を用いた28日間の有効性試
験
【1686】
化合物141がインビトロにおいて腫瘍増殖阻害を誘発するかどうか試験するために、
WSU−DLCL2異種移植腫瘍を担持するマウスを、腹腔内注射を介して12.5、2
5、又は50mg/kgのQDにて28日間、化合物141で処置した。腫瘍容積と体重
を1週間に2回測定した。化合物141は、最小限の体重減少ですべての用量において十
分な許容性があった。平列コホートのマウス(1群あたりn=4)を同じ用量で7日間処
置し、そして、腫瘍のサンプリング及び評価のために、マウスを7日目の最後の用量の3
時間後に安楽死させた。
図5は、総H3に対して標準化してH3K27me3の全体的な
メチル化を測定するELISAの結果に示す。ビヒクルと比較して、39%〜67%にわ
たる用量依存性標的阻害が観察できる。
【1687】
図6は、ビヒクル又は化合物141で処置した群に関する28日間の処置コースにわた
る腫瘍増殖を示す。
【1688】
腹腔内経路を介して与えたビヒクルの投与の効果は、無処置群に対してビヒクル群にお
いて腫瘍増殖がより遅かった場合に、観察できる。
化合物141(50mg/kg、QD×28)の最も高い用量群だけが、ビヒクル群と比
較し、腫瘍増殖阻害を示した(1日目から算出される33%、7日目から算出される43
%)。反復測定ANOVAと、それに続いて、Dunnets事後検定をを使用したとき
、腫瘍増殖は、ビヒクルと比較して、統計的に有意でなかったが、最終的な腫瘍サイズは
、ビヒクルと比較して、50mg/kgのDQ群において有意に小さかった(二元配置A
NOVA、Bonferroni事後検定、p<0.0001)。
WSU−DLCL2異種移植モデルにおいて漸増用量の化合物44を用いた有効性試験
【1689】
化合物44がインビボにおける抗腫瘍効果を誘発するかどうか試験するために、WSU
−DLCL2異種移植腫瘍を担持するマウスを、37.5、75又は150mg/kgの
TIDの化合物44にて28日間処置した。実験の有効性治験群の1群あたり12匹のマ
ウスがいる。並列コホートを、同じ用量にて7日間投薬し、7日後に標的阻害の評価をス
ケジューリングした(1群あたりn=6)。
図7は、ビヒクル及び化合物44処置群に関
して28日間の処置コースにわたる腫瘍増殖を示す。明確な用量依存性腫瘍増殖阻害が観
察できた。最も高い用量群だけが、反復測定ANOVAとDunnett事後検定によっ
てビヒクルに対して統計的に有意であった。最も高い用量群の腫瘍増殖阻害は、ビヒクル
と比較して、58%(1日目から)又は73%(7日目から)であった。
【1690】
(両コホートに関して最後の投薬の3時間後)有効性コホートのための7日間の投薬後
(平列PDコホート)、及び28日目の試験の最後に回収した腫瘍から、ヒストンを抽出
した。
図8は、H3K27me3メチルマークが用量依存様式で処置により変化し、且つ
、最も高い用量群(150mg/kgのTID)に関して7日目と比較して、28日目に
統計的に有意なより良好な標的阻害が存在することを示す。
異なった投薬スケジュールにおける化合物44を用いた有効性試験
【1691】
化合物44が、TIDでなく他の投薬スケジュールであっても腫瘍増殖阻害に至るかど
うか評価するために、TID、BID及びQDスケジュールを並べて比較するWSU−D
LCL2異種移植有効性試験を実施した。1群あたり12匹の動物がおり、マウスを28
日間処置した。
図9は、ビヒクル及び化合物44処置群に関して28日間の処置コースに
わたる腫瘍増殖を示している。腫瘍増殖阻害は、すべての用量及びスケジュールで達成さ
れた(以下の表5:WSU−DLXC2異種移植における化合物44の異なった投薬スケ
ジュールによって誘発された腫瘍増殖阻害の概要)。150mg/kgのTID及び22
5mg/kgのBIDだけが、反復測定ANOVA及びDunnett事後検定によって
ビヒクルに対して統計的に有意であったが、化合物44処置群において最終的な腫瘍サイ
ズのすべてが、二元配置ANOVA及びBonferroni事後検定によってビヒクル
と統計的に異なっていた(p<0.0001)。
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【1692】
28日目に、マウスを安楽死させ、そして、標的阻害を評価のために、最後の投薬の3
時間後に、腫瘍を採取した。
図10は、化合物44での処置が、すべての用量及びスケジ
ュールに関して同程度の標的阻害を引き起こしたことを示している。
【1693】
実施例201:
KARPAS−422ヒトびまん性大細胞型B細胞リンパ腫のマウス異種移植モデルに対
する化合物44の抗癌効果
【1694】
化合物44(HCl塩の形態)を、ヒトびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の異種移植モ
デルである、KARPAS−422マウス異種移植モデルにおける抗癌活性について試験
した。別段の定めがない限り、この実験で言及される及び試験される化合物44はそのト
リHCl塩の形態であった。平均腫瘍容積(TV)が約150mm
3に達するRPAS−
422腫瘍に伴っている雌KACAnN.Cg-Foxn1nu/CrlCrljマウス(CharlesRiverLaborator
ies Japan)45匹を、それらのTVsに基づいて選択し、そして、無作為に5群に割り
振った。化合物44(80.5、161、322及び644mg/kg)又はビヒクルの
経口投与を1日目に始めた。化合物44は、1日目と29日目には毎日1回、そして、2
日目から28日目までは毎日2回与えた。投与容積(0.1mL/10g体重)は投与前
に計量した体重から計算した。TVと体重を1週間に2回評価した。この実験のデザイン
を表6に示す。
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【1695】
TVは、長楕円の容積に関するに式(L×W
2)/2{式中、LとWはそれぞれ直交し
た長さと幅の測定値(mm)である}によって、キャリパー測定値から計算される。
【1696】
データは、平均±標準偏差(SD)として表す。ビヒクル処置と化合物44投与群の間
のTVの差を、反復測定分析の変化(ANOVA)と、それに続く、Dunnett型多
重比較検定で分析した。P<0.05(両側)の値が統計的に有意であると見なされた。
統計的分析は、Prism5ソフトウェアパッケージバージョン5.04(GraphPadSof
tware, Inc., CA, USA)を使用して実施した。
【1697】
処置期間中、644mg/kgの投薬が、9匹のマウスのうちの2匹の死亡につながっ
た。最大耐量は、322mg/kgに決定されたが、その投薬量では、本試験において、
死亡又は体重減少が記録されなかったに(
図11及び表7)。
【1698】
化合物44は、用量依存性様式で29日目の全用量にてヒトびまん性大細胞型B細胞性
リンパ腫KARPAS−422異種移植に対して有意な抗癌効果を示した(
図12)。腫
瘍増殖阻害効果は80.5mg/kgで観察された。腫瘍の退縮は161及び322mg
/kgで観察された。
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
援用
【1699】
本明細書中に言及したそれぞれの特許文献及び科学論文の全開示を、あらゆる目的のた
めに援用する。
同等物
【1700】
本発明は、要旨又は本質的特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化できる
。そのため、上記の実施形態は、本明細書中に記載した発明を制限するというよりむしろ
説明に役立つものとあらゆる点で考慮されるべきである。よって、本発明の範囲は、上記
の説明よりむしろ添付の請求項によって示され、そして、請求項の真意及びの請求項の同
等物の範囲内にあるすべての変更をその中に受け入れるものとする。
本発明の好ましい実施形態によれば、例えば、以下が提供される。
(項1)
式(I)の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
X
1は、NまたはCR
11であり;
X
2は、NまたはCR
13であり;
Zは、NR
7R
8、OR
7、S(O)
nR
7、またはCR
7R
8R
14であり、ここで
、nは、0、1、または2であり;
各R
1、R
5、R
9、およびR
10は、独立にHであるか、またはハロ、ヒドロキシル
、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミ
ノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロア
ルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6
員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換
されたC
1〜C
6アルキルであり;
各R
2、R
3、およびR
4は、独立に−Q
1−T
1であり、ここで、Q
1は結合である
か、または、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、またはC
1〜C
6アルコキシで、任意に置換
されたC
1〜C
3アルキルリンカーであり、およびT
1は、H、ハロ、ヒドロキシル、C
OOH、シアノ、またはR
S1であり、ここで、R
S1はC
1〜C
3アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
1〜C
6アルコキシル、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、4〜12員ヘテロシクロアルキル、ま
たは5もしくは6員ヘテロアリールであり、かつR
S1は、ハロ、ヒドロキシル、オキソ
、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミ
ノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロア
ルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6
員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で任意に置換さ
れ、
R
6は、C
6〜C
10アリールまたは5もしくは6員ヘテロアリールであり、その各々
が1つまたはそれ以上の−Q
2−T
2で任意に置換され、ここで、Q
2は結合であるか、
または、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、またはC
1〜C
6アルコキシで、任意に置換され
たC
1〜C
3アルキルリンカーであり、およびT
2は、H、ハロ、シアノ、−OR
a、−
NR
aR
b、−(NR
aR
bR
c)
+A
−、−C(O)R
a、−C(O)OR
a、−C(
O)NR
aR
b、−NR
bC(O)R
a、−NR
bC(O)OR
a、−S(O)
2R
a、
−S(O)
2NR
aR
b、またはR
S2であり、ここで、各R
a、R
b、およびR
cは、
独立にH、またはR
S3であり、A
−は、医薬的に許容し得るアニオンであり、各R
S2
とR
S3は、独立にC
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリ
ール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、または5もしくは6員ヘテロアリールであり、
またはR
aとR
bは、これらが結合しているN原子とともに、0または1個の追加のヘテ
ロ原子を有する4〜12員ヘテロシクロアルキル環を形成し、および、各R
S2、R
S3
、およびR
aとR
bにより形成される4〜12員ヘテロシクロアルキル環は、1つまたは
それ以上の−Q
3−T
3により、任意に置換され、ここで、Q
3は結合であるか、または
、各々がハロ、シアノ、ヒドロキシル、もしくはC
1〜C
6アルコキシで任意に置換され
たC
1〜C
3アルキルリンカーであり、および、T
3は、ハロ、シアノ、C
1〜C
6アル
キル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアル
キル、5もしくは6員ヘテロアリール、OR
d、COOR
d、−S(O)
2R
d、−NR
dR
e、および−C(O)NR
dR
e(各R
dとR
eは、独立にHまたはC
1〜C
6アル
キルである)からなる群から選択され、または−Q
3−T
3は、オキソであり;または、
任意の2種の隣接している−Q
2−T
2は、これらが結合している原子とともに、N、O
、およびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を任意に含有する5もしくは6員環で、
かつハロ、ヒドロキシル、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜
C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミ
ノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキ
ル、および5もしくは6員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上
の置換基で任意に置換された5もしくは6員環、を形成し、
R
7は−Q
4−T
4であり、ここでQ
4は、結合、C
1〜C
4アルキルリンカー、また
はC
2〜C
4アルケニルリンカーであり、各リンカーは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、
またはC
1〜C
6アルコキシで任意に置換され、およびT
4は、H、ハロ、シアノ、NR
fR
g、-OR
f、−C(O)R
f、−C(O)OR
f、−C(O)NR
fR
g、−C(
O)NR
fOR
g、−NR
fC(O)R
g、−S(O)
2R
f、またはR
S4であり、こ
こで、各R
fとR
gは独立に、HまたはR
S5であり、各R
S4とR
S5は、独立にC
1
〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロアル
キル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、または5もしくは6員
ヘテロアリールであり、および、各R
S4とR
S5は、1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5で任意に置換され、ここで、Q
5は結合、C(O)、C(O)NR
k、NR
kC(O)
、S(O)
2、またはC
1〜C
3アルキルリンカーであり、R
kは、HまたはC
1〜C
6
アルキルであり、およびT
5は、H、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ
、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アル
キルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシク
ロアルキル、5もしくは6員ヘテロアリール、またはS(O)
qR
qであり、ここで、q
は0、1、または2であり、R
qは、C
1〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2
〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテ
ロシクロアルキル、または5もしくは6員ヘテロアリールであり、かつ、T
5が、H、ハ
ロ、ヒドロキシル、またはシアノである時を除いて、T
5は、ハロ、C
1〜C
6アルキル
、ヒドロキシル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルア
ミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール
、4〜12員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員ヘテロアリールからなる群か
ら選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換され、または、−Q
5−T
5は
オキソであり;
各R
8、R
11、R
12、およびR
13は、独立にH、ハロ、ヒドロキシル、COOH、
シアノ、R
S6、OR
S6、またはCOOR
S6であり、ここでR
S6は、C
1〜C
6ア
ルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロアルキル、4
〜12員ヘテロシクロアルキル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、またはジC
1
〜C
6アルキルアミノであり、かつR
S6は、ハロ、ヒドロキシル、COOH、C(O)
O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6ア
ルキルアミノ、およびジC
1〜C
6アルキルアミノからなる群から選択される1つまたは
それ以上の置換基で、任意に置換され、または、R
7とR
8は、これらが結合しているN
原子とともに、0〜2個の追加のヘテロ原子を有する4〜11員ヘテロシクロアルキル環
を形成し、またはR
7とR
8は、これらが結合しているC原子とともに、C3〜C8シク
ロアルキル、または1〜3個のヘテロ原子を有する4〜11員ヘテロシクロアルキル環を
形成し、かつR
7とR
8により形成される各4〜11員ヘテロシクロアルキル環又はC
3
〜C
8シクロアルキルは、1つまたはそれ以上のQ
6−T
6で任意に置換され、ここで、
Q
6は結合、C(O)、C(O)NR
m、NR
mC(O)、S(O)
2、またはC
1〜C
3アルキルリンカー(R
mは、HまたはC
1〜C
6アルキルである)であり、T
6は、H
、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ
、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアル
キル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、5もしくは6員ヘテロ
アリール、またはS(O)
pR
pであり、ここで、pは0、1、または2であり、R
pは
C
1〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロ
アルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、または5もしくは
6員ヘテロアリールであり、かつ、T
6がH、ハロ、ヒドロキシル、またはシアノである
時を除いて、T
6は、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、C
1〜C
6ア
ルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、お
よび5もしくは6員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換
基で任意に置換され、または−Q
6−T
6はオキソであり、そして
R
14は、存在しないか、Hであるか、またはハロ、ヒドロキシル、COOH、C(O
)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6
アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
1
0アリール、4〜12員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員ヘテロアリールか
らなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換されたC
1〜C
6ア
ルキルである。
(項2)
上記項1に記載の化合物であって、
X
1は、NまたはCR
11であり;
X
2は、NまたはCR
13であり;
Zは、NR
7R
8、OR
7、SR
7、またはCR
7R
8R
14であり;
各R
1、R
5、R
9、およびR
10は、独立にHであるか、またはハロ、ヒドロキシル
、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミ
ノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロア
ルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員
ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換さ
れたC
1〜C
6アルキルであり;
各R
2、R
3、およびR
4は、独立に−Q
1−T
1であり、ここで、Q
1は結合である
か、または、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、またはC
1〜C
6アルコキシで、任意に置換
されたC
1〜C
3アルキルリンカーであり、およびT
1は、H、ハロ、ヒドロキシル、C
OOH、シアノ、またはR
S1であり、ここで、R
S1はC
1〜C
3アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
1〜C
6アルコキシル、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、4〜7員ヘテロシクロアルキル、また
は5もしくは6員ヘテロアリールであり、かつR
S1は、ハロ、ヒドロキシル、オキソ、
COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ
、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアル
キル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員ヘ
テロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で任意に置換され、
R
6は、C
6〜C
10アリールまたは5もしくは6員ヘテロアリールであり、その各々
が1つまたはそれ以上の−Q
2−T
2で任意に置換され、ここで、Q
2は結合であるか、
または、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、またはC
1〜C
6アルコキシで、任意に置換され
たC
1〜C
3アルキルリンカーであり、およびT
2は、H、ハロ、シアノ、−OR
a、−
NR
aR
b、−(NR
aR
bR
c)
+A
−、−C(O)R
a、−C(O)OR
a、−C(
O)NR
aR
b、−NR
bC(O)R
a、−NR
bC(O)OR
a、−S(O)
2R
a、
−S(O)
2NR
aR
b、またはR
S2であり、ここで、各R
a、R
b、およびR
cは、
独立にH、またはR
S3であり、A
−は、医薬的に許容し得るアニオンであり、各R
S2
とR
S3は、独立にC
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリ
ール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、または5もしくは6員ヘテロアリールであり、ま
たはR
aとR
bは、これらが結合しているN原子とともに、0または1個の追加のヘテロ
原子を有する4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し、および、各R
S2、R
S3、お
よびR
aとR
bにより形成される4〜7員ヘテロシクロアルキル環は、1つまたはそれ以
上の−Q
3−T
3により、任意に置換され、ここで、Q
3は結合であるか、または、各々
がハロ、シアノ、ヒドロキシル、もしくはC
1〜C
6アルコキシで任意に置換されたC
1
〜C
3アルキルリンカーであり、および、T
3は、ハロ、シアノ、C
1〜C
6アルキル、
C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、5
もしくは6員ヘテロアリール、OR
d、COOR
d、−S(O)
2R
d、−NR
dR
e、
および−C(O)NR
dR
e(各R
dとR
eは、独立にHまたはC
1〜C
6アルキルであ
る)からなる群から選択され、または−Q
3−T
3は、オキソであり;または、任意の2
種の隣接している−Q
2−T
2は、これらが結合している原子とともに、N、O、および
Sから選択される1〜4個のヘテロ原子を任意に含有する5もしくは6員環で、かつハロ
、ヒドロキシル、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アル
コキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3
〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、および
5もしくは6員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で
任意に置換された5もしくは6員環、を形成し、ただし、−Q
2−T
2はHではなく、
R
7は−Q
4−T
4で任意に置換され、ここでQ
4は、結合、C
1〜C
4アルキルリン
カー、またはC
2〜C
4アルケニルリンカーであり、各リンカーは、ハロ、シアノ、ヒド
ロキシル、またはC
1〜C
6アルコキシであり、およびT
4は、H、ハロ、シアノ、NR
fR
g、-OR
f、−C(O)R
f、−C(O)OR
f、−C(O)NR
fR
g、−C(
O)NR
fOR
g、−NR
fC(O)R
g、−S(O)
2R
f、またはR
S4であり、こ
こで、各R
fとR
gは、独立にHまたはR
S5であり、各R
S4とR
S5は、独立にC
1
〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロアル
キル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、または5もしくは6員ヘ
テロアリールであり、および、各R
S4とR
S5は、1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5
で任意に置換され、ここで、Q
5は結合、C(O)、C(O)NR
k、NR
kC(O)、
S(O)
2、またはC
1〜C
3アルキルリンカーであり、R
kは、HまたはC
1〜C
6ア
ルキルであり、およびT
5は、H、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、
C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキ
ルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロア
ルキル、5もしくは6員ヘテロアリール、またはS(O)
qR
qであり、ここで、qは0
、1、または2であり、R
qは、C
1〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシク
ロアルキル、または5もしくは6員ヘテロアリールであり、かつ、T
5が、H、ハロ、ヒ
ドロキシル、またはシアノである時を除いて、T
5は、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒド
ロキシル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、
ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜
7員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員ヘテロアリールからなる群から選択さ
れる1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換され、または、−Q
5−T
5はオキソで
あり、ただし、R
7はHではなく、
各R
8、R
11、R
12、およびR
13は、独立にH、ハロ、ヒドロキシル、COOH、
シアノ、R
S6、OR
S6、またはCOOR
S6であり、ここでR
S6は、C
1〜C
6ア
ルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキ
ルアミノ、またはジC
1〜C
6アルキルアミノであり、かつR
S6は、ハロ、ヒドロキシ
ル、COOH、C(O)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、ア
ミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、およびジC
1〜C
6アルキルアミノからなる群か
ら選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換され、または、R
7とR
8は、
これらが結合しているN原子とともに、0〜2個の追加のヘテロ原子を有する4〜11員
ヘテロシクロアルキル環を形成し、またはR
7とR
8は、これらが結合しているC原子と
ともに、C3〜C8シクロアルキル、または1〜3個のヘテロ原子を有する4〜11員ヘ
テロシクロアルキル環を形成し、かつR
7とR
8により形成される各4〜11員ヘテロシ
クロアルキル環又はC
3〜C
8シクロアルキルは、1つまたはそれ以上のQ
6−T
6で任
意に置換され、ここで、Q
6は結合、C(O)、C(O)NR
m、NR
mC(O)、S(
O)
2、またはC
1〜C
3アルキルリンカー(R
mは、HまたはC
1〜C
6アルキルであ
る)であり、T
6は、H、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ
、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、
5もしくは6員ヘテロアリール、またはS(O)
pR
pであり、ここで、pは0、1、ま
たは2であり、R
pはC
1〜C
6アルキル、C
2〜C
6アルケニル、C
2〜C
6アルキニ
ル、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル
、または5もしくは6員ヘテロアリールであり、かつ、T
6がH、ハロ、ヒドロキシル、
またはシアノである時を除いて、T
6は、ハロ、C
1〜C
6アルキル、ヒドロキシル、シ
アノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6
アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
10アリール、4〜7員ヘテロシ
クロアルキル、および5もしくは6員ヘテロアリールからなる群から選択される1つまた
はそれ以上の置換基で任意に置換され、または−Q
6−T
6はオキソであり、そして
R
14は、存在しないか、Hであるか、またはハロ、ヒドロキシル、COOH、C(O
)O−C
1〜C
6アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6
アルキルアミノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
6〜C
1
0アリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、および5もしくは6員ヘテロアリールから
なる群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で、任意に置換されたC
1〜C
6アル
キルである、化合物。
(項3)
化合物が式(Ia)である、上記項1に記載の化合物:
【化2】
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(項4)
X
1がCR
11であり、X
2がCR
13である、上記項1〜3のいずれか1項に記載の
化合物。
(項5)
X
1がCR
11であり、X
2がNである、上記項1〜3のいずれか1項に記載の化合物
。
(項6)
X
1がNであり、X
2がCR
13である、上記項1〜3のいずれか1項に記載の化合物
。
(項7)
X
1がNであり、X
2がNである、上記項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
(項8)
ZがNR
7R
8である、上記項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項9)
ZがCR
7R
8R
14である、上記項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項10)
ZがOR
7である、上記項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項11)
ZがSR
7である、上記項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項12)
R
6が、1つまたはそれ以上の−Q
2−T
2で置換されたフェニルである、上記項1〜
11のいずれか1項に記載の化合物。
(項13)
R
6が、N、O、およびSから選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を含有し、かつ
1つまたはそれ以上の−Q
2−T
2で任意に置換された、5または6員ヘテロアリールで
ある、上記項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
(項14)
R
6が、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、キノリニル、テトラゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、フリル、またはチエニルであ
り、その各々が1つまたはそれ以上の−Q
2−T
2で任意に置換されている、上記項1〜
11および13のいずれか1項に記載の化合物。
(項15)
上記項1〜14のいずれか1項に記載の化合物であって、T
2が、−NR
aR
bまたは
−C(O)NR
aR
bであり、ここで、各R
aとR
bは、独立にHまたはC
1〜C
6アル
キルであるか、またはR
aとR
bは、これらが結合しているN原子とともに、0または1
個の追加のヘテロ原子を有する4〜12員ヘテロシクロアルキル環を形成し、C
1〜C
6
アルキルと4〜12員ヘテロシクロアルキル環は1つまたはそれ以上の−Q
3−T
3で任
意に置換されている、化合物。
(項16)
Q
2が、ハロまたはヒドロキシルで任意に置換されたC
1〜C
3アルキルリンカーであ
る、上記項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
(項17)
R
7が、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、または4〜12員ヘテロシ
クロアルキルであり、各々が1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5で任意に置換されている
、上記項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
(項18)
R
7が、1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5で任意に置換された4〜12員ヘテロシク
ロアルキルである、上記項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
(項19)
R
7が、ピペリジニル、テトラヒドロピラン、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、シ
クロペンチル、またはシクロヘキシルであり、各々が1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5
で任意に置換されている、上記項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
(項20)
1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5がオキソである、上記項1〜19のいずれか1項に
記載の化合物。
(項21)
T
5が、H、ハロ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルコキシル、C
3〜C
8シクロ
アルキル、C
6〜C
10アリール、または4〜12員ヘテロシクロアルキルである、上記
項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
(項22)
Q
5が結合であり、T
5が、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、ジC
1〜C
6ア
ルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
3〜C
8シクロアルキル、または4〜12員ヘテ
ロシクロアルキルである、上記項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
(項23)
Q
5が、CO、S(O)
2、またはNHC(O)であり、T
5が、C
1〜C
6アルキル
、C
1〜C
6アルコキシル、C
3〜C
8シクロアルキル、または4〜12員ヘテロシクロ
アルキルである、上記項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
(項24)
Q
5がC
1〜C
3アルキルリンカーであり、T
5が、HまたはC
6〜C
10アリールで
ある、上記項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
(項25)
Q
5がC
1〜C
3アルキルリンカーであり、T
5は、C
3〜C
8シクロアルキル、4〜
12員ヘテロシクロアルキル、またはS(O)
qR
qである、上記項1〜19のいずれか
1項に記載の化合物。
(項26)
R
11がHである、上記項1〜25のいずれか1項に記載の化合物。
(項27)
R
7が、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、その各々が−Q
5−T
5で任意
に置換されている、上記項1〜17および26のいずれか1項に記載の化合物。
(項28)
Q
5がNHC(O)であり、T
5が、C
1〜C
6アルキルまたはC
1〜C
6アルコキシ
である、上記項1〜17および26〜27のいずれか1項に記載の化合物。
(項29)
R
7がイソプロピルである、上記項1〜17および26のいずれか1項に記載の化合物
。
(項30)
各R
2およびR
4が、独立にHであるか、またはアミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミ
ノ、ジC
1〜C
6アルキルアミノ、もしくはC
6〜C
10アリールで任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、上記項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。
(項31)
各R
2とR
4がメチルである、上記項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
(項32)
R
1がHである、上記項1〜31のいずれか1項に記載の化合物。
(項33)
R
12が、H、メチル、エチル、エテニル、またはハロである、上記項1〜32のいず
れか1項に記載の化合物。
(項34)
R
12がメチルである、上記項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
(項35)
R
12がエチルである、上記項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
(項36)
R
12がエテニルである、上記項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
(項37)
R
8が、H、メチル、またはエチルである、上記項1〜36のいずれか1項に記載の化
合物。
(項38)
R
8がメチルである、上記項1〜37のいずれか1項に記載の化合物。
(項39)
R
8がエチルである、上記項1〜37のいずれか1項に記載の化合物。
(項40)
Zが、NR
7R
8またはCR
7R
8R
14であり、ここで、R
7とR
8は、これらが結
合している原子とともに、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、シクロヘキセニ
ル(これらの各々は、1つの−Q
6−T
6で任意に置換される)からなる群から選択され
る環を形成する、上記項1〜9、12〜14、26、および30〜36のいずれか1項に
記載の化合物。
(項41)
R
13が、Hまたはメチルである、上記項1〜40のいずれか1項に記載の化合物。
(項42)
R
13が、Hである、上記項1〜41のいずれか1項に記載の化合物。
(項43)
R
3がHである、上記項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
(項44)
化合物が式(Ie):
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物である、上記項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
(項45)
化合物が式(Ig):
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物であり、ここで、R
2、R
4、およびR
12は、それぞれ独立に、C
1〜C
6ア
ルキルである、上記項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
(項46)
上記項1〜3、44、および45のいずれか1項に記載の化合物であって、R
6が、C
6〜C
10アリールまたは5もしくは6員ヘテロアリールであり、その各々が1つまたは
それ以上の−Q
2−T
2で任意に独立に置換され、ここで、Q
2は結合であるか、または
C
1〜C
3アルキルリンカーであり、およびT
2は、H、ハロ、シアノ、−OR
a、−N
R
aR
b、−(NR
aR
bR
c)
+A
−、−C(O)NR
aR
b、−NR
bC(O)R
a
、−S(O)
2R
a、またはR
S2であり、ここで、各R
aとR
bは、独立にHまたはR
S3であり、各R
S2とR
S3は、独立にC
1〜C
6アルキルであり、またはR
aとR
b
は、これらが結合しているN原子とともに、0または1個の追加のヘテロ原子を有する4
〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し、および、各R
S2、R
S3、およびR
aとR
b
により形成される4〜7員ヘテロシクロアルキル環は、1つまたはそれ以上の−Q
3−T
3により、任意に独立に置換され、ここで、Q
3は結合であるか、またはC
1〜C
3アル
キルリンカーであり、および、T
3は、ハロ、C
1〜C
6アルキル、4〜7員ヘテロシク
ロアルキル、OR
d、−S(O)
2R
d、および−NR
dR
e(各R
dとR
eは、独立に
HまたはC
1〜C
6アルキルである)からなる群から選択され、または−Q
3−T
3は、
オキソであり;または、任意の2種の隣接している−Q
2−T
2は、これらが結合してい
る原子とともに、N、O、およびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を任意に含有す
る5もしくは6員環を形成する、化合物。
(項47)
化合物が、式(II):
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物であり、ここで、Q
2は結合またはメチルリンカーであり、T
2は、H、ハロ、
−OR
a、−NR
aR
b、−(NR
aR
bR
c)
+A
−、または−S(O)
2NR
aR
b
であり、R
7は、ピペリジニル、テトラヒドロピラン、シクロペンチル、またはシクロヘ
キシルであり、これらの各々は−Q
5−T
5で任意に置換され、R
8はエチルである、上
記項1〜3、44、および45のいずれか1項に記載の化合物。
(項48)
化合物が、式(IIa):
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物である、上記項1〜3、44、および45のいずれか1項に記載の化合物。
(項49)
各R
aとR
bが、独立にHであるか、または1つまたはそれ以上の−Q
3−T
3で任意
に置換されたC
1〜C
6アルキルである、上記項1〜3、44、45、47、および48
のいずれか1項に記載の化合物。
(項50)
R
aとR
bの1つがHである、上記項1〜3、44、45、47、および48のいずれ
か1項に記載の化合物。
(項51)
R
aとR
bが、これらが結合しているN原子とともに、N原子への0または1個の追加
のヘテロ原子を有する4〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し、この環は、1つまたは
それ以上の−Q
3−T
3により任意に置換されている、上記項1〜3、44、45、47
、および48のいずれか1項に記載の化合物。
(項52)
R
aとR
bが、これらが結合しているN原子とともに、アゼチジニル、ピロリジニル、
イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、トリア
ゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリ
ジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルを形成し、この環は、1つまたはそれ以上の
−Q
3−T
3により任意に置換されている、上記項1〜3、44、45、47、および4
8のいずれか1項に記載の化合物。
(項53)
R
aとR
bが、これらが結合しているN原子とともに、モルホリニルを形成している、
上記項52に記載の化合物。
(項54)
R
7が、C
3〜C
8シクロアルキル、または4〜7員ヘテロシクロアルキルであり、そ
の各々が1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5により任意に置換されている、上記項1〜3
、44、45、および47〜53のいずれか1項に記載の化合物。
(項55)
R
7が、ピペリジニル、テトラヒドロピラン、テトラヒドロ−2H−チオピラニル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、またはシクロヘプチルであり、その各々
が1つまたはそれ以上の−Q
5−T
5により任意に置換されている、上記項1〜3、44
、45、および47〜53のいずれか1項に記載の化合物。
(項56)
R
7が、テトラヒドロピランである、上記項1〜3、44、45、および47〜53の
いずれか1項に記載の化合物。
(項57)
R
8が、Hであるか、またはハロ、ヒドロキシル、COOH、C(O)O−C
1〜C
6
アルキル、シアノ、C
1〜C
6アルコキシル、アミノ、モノC
1〜C
6アルキルアミノ、
およびジC
1〜C
6アルキルアミノからなる群から選択される1つまたはそれ以上の置換
基で任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、上記項1〜3、44、45、および4
7〜56のいずれか1項に記載の化合物。
(項58)
R
8が、H、メチル、またはエチルである、上記項1〜3、44、45、および47〜
56のいずれか1項に記載の化合物。
(項59)
化合物が、表1中の化合物から選択される、上記項1に記載の化合物。
(項60)
化合物が、化合物13、1、2、11、12、17、20、21、36、42、43、
44、59、65、67、68、69、73、75、76、78、80、82、83、8
7、88、89、90、91、94、97、103、105、138、および141、お
よびその医薬的に許容し得る塩から選択される、上記項1に記載の化合物。
(項61)
治療的有効量の上記項1〜60のいずれか1項に記載の化合物、またはその医薬的に許
容し得る塩、および医薬的に許容し得る担体を含む、医薬組成物。
(項62)
治療的有効量の上記項1〜60のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容
し得る塩を、必要な対象に投与することを含んでなる、癌を治療する方法。
(項63)
癌の治療または予防に使用される、上記項1〜60のいずれか1項に記載の化合物。