【解決手段】プリアライナ200は、半導体ウェハW受け面を有するウェハチャックなどのウェハプラットフォーム230と、駆動装置220と、を含む。検出器240は、ノッチNを検出するように設けられる。メモリは、開始位置に対してノッチが位置すると予測される角度範囲を定義するノッチウィンドウを記憶するように設けられる。コントローラは、開始位置からアライメント位置までウェハを回転させるプリアライメント動作を実行する。コントローラは、ウェハが開始位置から検出器によって検出されるノッチ位置まで最大加速度/減速度値で回転するように動作を実行する。当該動作は、開始位置からノッチウィンドウまでウェハを回転させる際に最大速度に制限される。当該動作は、ノッチ位置が検出されるまでのノッチウィンドウ内における走査速度に制限される。
前記コントローラは、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記最大加速度/減速度値で前記ウェハを回転させるように、前記プリアライメント動作をさらに実行するようにプログラムされ、
前記プリアライメント動作は、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記ウェハを回転させる際に前記最大速度に制限される、
請求項1に記載のプリアライナ。
前記コントローラは、最小二乗近似を用いて、前記所定のアライメント位置における前記ウェハの中心と前記ウェハ受け面を有する前記ウェハプラットフォームの回転中心との間の偏心を決定するようにプログラムされる、
請求項1に記載のプリアライナ。
前記プリアライメント動作はさらに、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記最大加速度/減速度値で前記ウェハを回転させるように実行され、
前記プリアライメント動作は、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記ウェハを回転させる際に前記最大速度に制限される、
請求項7に記載の方法。
最小二乗近似を用いて、前記所定のアライメント位置における前記ウェハの中心と前記ウェハ受け面を有する前記ウェハプラットフォームの回転中心との間の偏心を決定する工程をさらに備える、
請求項7に記載の方法。
前記ノッチウィンドウを用いて第2の最短時間内に前記開始位置から所定のアライメント位置まで前記後続のウェハを回転させる前記プリアライメント動作が、前記後続のウェハに対して実行される、
請求項13に記載の方法。
前記プリアライメント動作は、前記開始位置から前記検出器によって検出された前記ノッチ位置まで最大加速度/減速度値で前記後続のウェハを回転させるように前記後続のウェハに対して実行され、
前記プリアライメント動作は、前記開始位置から前記ノッチウィンドウまで前記後続のウェハを回転させる際に最大速度に制限され、
前記プリアライメント動作は、前記ノッチ位置が前記検出器によって検出されるまで前記ノッチウィンドウ内で前記後続のウェハを回転させる際に走査速度に制限され、
前記走査速度は、前記最大速度よりも小さい、
請求項13に記載の方法。
前記プリアライメント動作はさらに、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記最大加速度/減速度値で前記後続のウェハを回転させるように実行され、
前記プリアライメント動作は、前記検出器によって検出された前記ノッチ位置から前記所定のアライメント位置まで前記後続のウェハを回転させる際に前記最大速度に制限される、
請求項15に記載の方法。
最小二乗近似を用いて、前記所定のアライメント位置における前記後続のウェハの中心と前記ウェハ受け面を有する前記ウェハプラットフォームの回転中心との間の偏心を決定する工程をさらに備える、
請求項13に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。以下の説明においては、実質的に同一の機能および構成を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は必要な場合にのみ行う。
【0011】
半導体製造においては、半導体ウェハに対して精密な製造プロセスを正確に実行するために、半導体ウェハの配置(すなわち、位置および向き)を正確に決定することが重要である。ウェハは、例えば大気用多関節ロボットなどのロボットを用いて、処理ステーション間を移動させられるため、特定の処理ステーションにおける半導体ウェハの位置を決定することが重要である。例えば、プリアライナが半導体ウェハの位置を決定するために、プリアライナを用いて半導体ウェハの周辺部のノッチの位置を特定することができる。
【0012】
図1は、アーム部材110およびエンドエフェクタ120を含むロボット100の斜視図を示す。ロボット100は、互いに対して回転可能な1または複数のアーム部材を備えたロボットアームを有し、ロボットアームの端部に回転可能に取り付けられたエンドエフェクタを有する多関節ロボットとして構成され得る。ロボット100は、エンドエフェクタをX、Y、およびZ方向に移動させるとともに、少なくともZ軸線を含む1または複数の軸線回りにエンドエフェクタを回動させるように構成される。エンドエフェクタは、半導体ウェハを受け取り、支持し、製造中に例えば第1の処理ステーションから第2の処理ステーションへといったように処理ステーション間で搬送するように構成される上面122を有する。
【0013】
図1は、ロボット100が半導体ウェハWをプリアライナ200を含む処理ステーションに移送したシナリオを示す。プリアライナ200は、回転ユニット210および検出ユニット240を含むものとして
図1に示されている。描写を簡単にするために、
図1に示すプリアライナ200は、回転ユニット210および検出ユニット240の両方を収容するために設けられる可能性があるハウジングを省いて示している。
【0014】
回転ユニット210は、上方に突出する回転シャフト222を有する回転モータ(または駆動装置)220を含む。モータ220は、例えば、電気モータであり得る。モータ220は、回転シャフト222の垂直中心を通ってZ軸に沿って垂直に延びる回転軸224回りに回転シャフト222を回転させるように構成される。ウェハチャック230などのウェハプラットフォームは、回転シャフト222の末端に取り付けられる。ウェハチャック230は、半導体ウェハWを受けるように構成されるウェハ受け面232を有する。回転軸224は、ウェハプラットフォーム230の回転中心およびウェハ受け面232の回転中心を通って延びる。ウェハ受け面232は、ウェハを支持し、また、ウェハWとウェハ受け面232との間に摩擦を生じさせることでウェハWがウェハ受け面232に対して移動するのを防止する表面材料を備える場合がある。この表面材料に代えて、またはこれに加えて、ウェハ受け面232は吸引孔を備える場合があり、ウェハチャック230は、ウェハWをウェハ受け面232上に保持することでウェハWがウェハ受け面232に対して移動するのを防止するための吸引装置を備える場合がある。
【0015】
検出ユニット240は、ベース242、支持部材244、および読取りヘッド246を含む。ベース242は、支持部材244および読取りヘッド246を支持する。支持部材244は、ベース242上に読取りヘッド246を支持する。ベース242は、プリアライナ200のハウジング(不図示)内に取り付けられる。ベース242は、回転ユニット210および検出ユニット240を互いに対して移動させることができるように、ハウジングに取り付けることができる。例えば、ベース242は、プリアライナ200が様々な直径の半導体ウェハで使用できるよう、検出ユニット240が回転ユニット210に対して直線的に近づいたり遠ざかったりすることができるように、ハウジングに取り付けることができる。
【0016】
検出ユニット240は、ウェハ受け面232上に受けられたウェハの存在を検知するように構成される検出器250を含む。回転ユニット210の動作に伴って、検出器250は、ウェハWのアライメント(すなわち位置および向き)を決定するためにウェハWの外周を走査することができる。(本明細書における「走査」または「走査する」との用語の使用は、ウェハWの回転の有無にかかわらず、ウェハの外周における検出器250の動作を含む。)
検出器250は、光源252および光センサ(または光学センサ)254を含む。本実施形態において、光源252はベース242内に配置され、レンズ256がベース242の上端に設けられる。光センサ254は、読取りヘッド246上に配置される。光センサ254は、例えば、電荷結合素子(CCD)センサであり得る。光源252から発せられた光は、レンズ256によってコリメートされ、このようにコリメートされた光Lは、光センサ254によって受光される。読取りヘッド246を含む検出ユニット240は、検査および/または処理のために半導体ウェハをアライメントするために、検知領域内におけるウェハ、例えばウェハの縁部またはウェハ上に形成されたマーク/ノッチを検知することが可能な、ウェハWの上面に向かって−Z方向を向く光センサ254を有する。検出器250は、光センサ254上の検知装置における受光または非受光を検出することにより、ウェハWの外周縁Eの有無およびウェハWの外周縁Eに設けられたノッチの有無を判定することができる。
【0017】
プリアライナ200は、1または複数のコントローラによって制御される。その実施形態は、
図12に関して以下で説明する。ロボット100をプリアライナのコントローラとは別個のコントローラによって制御することもでき、または、ロボット100およびプリアライナ200を1または複数の共通のコントローラによって制御することもできる。
【0018】
なお、プリアライナ200などのプリアライナは、プリアライナがその範囲内で動作する特定の動作パラメータを有する。例えば、プリアライナ200の回転ユニット210は、プリアライナがウェハを回転させ得る最大角速度(本明細書においては最大速度とも称する)および最大角加速度/減速度(本明細書においては最大加速度および最大減速度とも称する)を有することとなる。そのような最大速度および最大加速度/減速度の値は、モータ220の動作パラメータ(例えば、速度および加速度/減速度の動作範囲)に依存する。本明細書において用いるそのような最大速度および最大加速度/減速度の値は、ウェハチャック230(例えば、ウェハが特定の速度および加速度/減速度の範囲内でウェハチャック上に留まることを確実にする、その内部に設けられる表面摩擦または吸引装置)の動作パラメータにも依存する場合があり、これにより、これらの値はモータ220の動作パラメータを下回る可能性がある。加えて、プリアライナは、プリアライナの検出ユニット240がノッチを正確に検出し得る最大速度である最大走査速度(本明細書においては走査速度とも称する)を有することとなる。通常、走査速度は、回転ユニット210のモータ220の最大速度よりも低い値である。
【0019】
図1に示すように、ロボット100は、半導体ウェハWをプリアライナ200を含む処理ステーションに移送し、プリアライナ200のウェハチャック230上にウェハを配置している。プリアライナ200のモータ220は、検出器250などの光学センサを用いてノッチNを探索するために、ウェハチャック230を回転させ、それによりウェハWを回転させる。ノッチNが特定されると、ウェハWは、例えばプリアライナ200が配置されている処理ステーションにおいて、ウェハWに対してこれから実行されるプロセスにより規定される最終的な向きに向けられる。プリアライナ200に到達したときのノッチNの位置は、ウェハWに対して実行された以前のプロセスおよび/またはロボット100の移動操作に応じて、プリアライナ200に対して様々であり得る。
【0020】
プリアライナ200は、半導体ウェハW上のノッチNの位置を特定するために用いられる。ウェハが配置されるプリアライナ200に対するノッチNの位置は、ある程度の許容範囲内においてウェハ間で概ね一貫していることが分かっている。換言すれば、ロボット100が、前の処理ステーションからプリアライナ200が設けられている処理ステーションへと、ウェハの同じ一般的な移動を繰り返しているとき、ウェハは通常、ある程度の許容範囲内においてウェハ間で同様に位置および方向が定められる。したがって、本明細書に記載の方法は、プリアライナ200を用いて、
図13の速度対時間グラフに沿って位置「A」から位置「C」まで、
図13に示す関連技術と同様のプロセスを用いて、連続するウェハのノッチを探す走査を行うことと、これら連続する複数のウェハのノッチ位置をメモリ(本明細書においてはノッチメモリとも称する)に記憶することとを含む。それらのノッチ位置から、ノッチ位置の範囲を設定しノッチメモリに記憶することができ、そのようなデータを用いてノッチウィンドウを定義することができる。ノッチウィンドウは、ウェハがウェハ受け面上に最初に受けられる開始位置に対してノッチが位置すると予測される角度範囲であり、この開始位置は、検出器250の検知領域に対応する。ノッチウィンドウの設定に用いられる記憶されたノッチ位置の数(すなわちデータ点の数)の数値は、今後のウェハの任意の所与のノッチがノッチウィンドウ内に収まる(例えば、データ点の90%または95%または99%などが、開始点から10°から35°の範囲内、または開始点から5°から15°の範囲内、または開始点から−10°から15°の範囲内などに収まる)可能性についてオペレータが所定の信頼水準を有するように決定することができる。ノッチウィンドウが設定されると、プリアライナ200は、回転ユニット210の最大加速度/減速度および最大速度が、開始位置からウェハWがノッチウィンドウまで回転させられるまで利用され、ノッチが検出された後のウェハWの回転中も利用され得るプロセスを用いて、ウェハのノッチを探す走査を行うことができる。これにより、ノッチが検出されウェハが所望のアライメント位置に向けられるスピードを有利に高めることができ、アライメントが行われる時間を有利に低減することができ、それによってアライメントの精度を維持しつつスループットを向上させることができる。
【0021】
よって、連続するウェハのノッチ位置がある程度の数のウェハにわたって一貫していることが分かっている場合、プリアライナは、低速で走査するのではなく、予想されるノッチの領域(すなわちノッチウィンドウ)まで最適な方向に最大加速度および最大速度で移動させることができ、次いでプリアライナは、予想される領域内においてノッチを検出するために、ウェハの回転を走査速度まで減速させることができる、ということが明らかとなった。このようなノッチメモリを用いることによるスループット上の利点を立証するための運動学的研究が行われており、それらの利点は以下の通り、比喩により容易に理解することができる。ある人が行方不明の犬を探している場合、その人は通常、町内で犬を見つけるまで、犬を探しながらゆっくりと町中を運転しなければならない。その人は、犬を見つけたら、犬を飼い主の所まで届けに運転する必要がある。ノッチメモリプロセスの場合、人は、犬が通常肉屋へと逃げ出すのを好んでいることを知っている。この場合、その人はできる限り早く肉屋まで運転し、犬を拾い、はるかに短時間で犬を飼い主のもとに戻すことができる。
【0022】
図2は、プリアライナの性能の向上を可能とするデータを記憶するためにノッチメモリが用いられるプロセス300を示す。プロセス300は、プリアライナにウェハを搭載するステップ302を含む。例えば、
図1に示すように、ロボット100は、半導体ウェハWをプリアライナ200を含む処理ステーションに移送する。ロボット100は、エンドエフェクタ120を用いて、ウェハWをウェハチャック230のウェハ受け面232上に配置し、次いでロボット100は、エンドエフェクタ120を移動させてプリアライナから遠ざける。ウェハWの位置に基づくノッチNの位置。
【0023】
プロセス300は、プリアライナを用いてウェハを走査してノッチ位置を探すステップ304を含む。例えば、回転ユニット210のモータ220が回転シャフト222を回転させ、それによりウェハチャック230およびその上のウェハWを回転させる。この回転中、検出ユニット240の検出器250は、ウェハWの外周縁Eを検知(または走査)する。光が光源252から発せられ、この光がレンズ256によりコリメートされ、その結果コリメート光Lが光センサ254によって受光される。ウェハWの上面に向かって−Z方向を向く光センサ254は、検知領域内におけるウェハ、例えばウェハの縁部またはウェハ上に形成されたマーク/ノッチを検知する。検出器250は、光センサ254上の検知装置における受光または非受光を検出することにより、ウェハWの外周縁Eの有無およびウェハWの外周縁に設けられたノッチNの有無を判定することができる。プリアライナ200のコントローラ1200(
図12を参照)のプロセッサ1204は、検出ユニット240からの信号に基づいてノッチが検出されたかどうかを判定する。
【0024】
プロセス300はさらに、ステップ304において検出されたノッチNの位置が、ノッチメモリ、例えば
図12に示され以下でより詳細に論じられるコントローラ1200のメモリ1206に記憶されるステップ306を含む。ノッチNの位置は、開始位置に対するウェハWの中心軸線回りの角度値を含む。
【0025】
プロセス300はさらに、ノッチウィンドウ信頼水準に達したか否かをコントローラが判定するステップ308を含む。この判定は、今後のウェハの任意の所与のノッチがノッチウィンドウ内に収まる可能性についてオペレータが信頼を持てるように、連続する試験ウェハのノッチポイントに関するデータ点が十分な数だけ蓄積および記憶されているか否かに基づく。例えば、収集されたデータ点がウェハの中心軸の360度全体にわたって均等に分散している場合、オペレータは、許容可能な信頼水準で狭いノッチウィンドウを設定できない場合がある。一方、収集されたデータ点の95%が、開始位置を過ぎて10度から開始位置を過ぎて40度までに及ぶ30度の範囲内にある場合、オペレータは、その30度の範囲にノッチウィンドウを設定すると決定することができる。信頼水準は、例えば、所定の数のデータ点が収集されている(例えば最小20個のデータ点、最小40個のデータ点など)、およびデータ点のうち所定の割合(例えば90パーセント、95パーセントなど)が所定の範囲(例えば20度、30度など)のノッチウィンドウ内に収まるといった、様々なパラメータに基づいて設定することができる。これにより、オペレータは、所望の結果を実現するパラメータに基づいて信頼水準を設定することができる。このようなノッチウィンドウの設定は、オペレータが手動で、または、プロセッサが上記のようなパラメータ(すなわち、最小のデータ点数、所定の範囲内に収まるデータ点の割合)を考慮したアルゴリズムを実行することにより、行うことができる。
【0026】
よって、ステップ308において、ノッチウィンドウ信頼水準に達していない場合、プロセス300はステップ302にループバックし、ノッチメモリに別のデータ点を収集するために別のウェハがプリアライナに搭載される。一方、ステップ308において、ノッチウィンドウ信頼水準に達している場合、プロセス300はステップ310に移る。
【0027】
ステップ310において、設定されたノッチウィンドウが、ノッチメモリ、例えば
図12のメモリ1206に記憶される。ノッチウィンドウは、開始位置に対するウェハWの中心軸線回りの角度値の範囲を含む。
【0028】
注目すべきことに、プロセス300を用いて処理される各ウェハについてステップ302および304の各々が実行されると、そのウェハのプリアライメントは、ステップ304から進み、ノッチウィンドウを設定するために処理されたウェハのプリアライメントを完了させるための位置「C」から位置「E」までの
図13に示す方式で完了することができる。
【0029】
ノッチウィンドウが設定されると、例えばプリアライメント動作を説明する
図3に関して論じるように、プリアライナの性能を最適化することができる。
【0030】
図3は、プリアライナにウェハを搭載するステップ402を含むプロセス400を含むプリアライメント動作を示す。
【0031】
ステップ404において、ウェハの開始位置がノッチメモリに記憶されたノッチウィンドウ内にあるか否かを判定する。開始位置は、プリアライナの検出ユニットの検知領域と合致する角度位置である。したがって、ノッチメモリに記憶されたノッチウィンドウが開始位置(これもまたメモリに記憶される)と重なるとコントローラ1200のプロセッサ1204が判定した場合(例えば、ノッチウィンドウが開始位置から−5度から開始位置から+30度までに及ぶ場合)、プロセス400は、以下で述べるステップ408に進む。しかしながら、開始位置がノッチウィンドウ内にないとコントローラ1200のプロセッサ1204が判定した場合(例えば、ノッチウィンドウが開始位置から+5度から開始位置から+30度までに及ぶ場合)、プロセス400はステップ406に進む。
【0032】
ステップ406において、プリアライナ200は、最大速度値を超えることなく最大加速度/減速度を用いてウェハWをノッチウィンドウまで回転させる。換言すれば、プリアライナは、最大速度値を超えずに可能な限り速くノッチウィンドウに到達するために、最大値で加速および/または減速することによってウェハWを回転させる。よって、プリアライナ200が最大加速度値でウェハを回転させており、ノッチウィンドウに到達する前に最大速度値に達した場合、プリアライナ200は、走査速度でノッチウィンドウに到達するために、それ以上の加速を停止し、最大減速度値で減速を始める(例えば
図9を参照)。コントローラ1200は、開始位置からノッチウィンドウの始点までの距離および最大加速度値に基づいて、モータを用いた回転によってノッチウィンドウの始点に到達するときまでに走査速度に達するまたはこれを超過するか否かを計算することができ、それによりコンピュータシステム1200は、
図4〜
図9に関して以下でより詳細に述べる方式で運動プロファイルを計算することができる。
【0033】
ステップ408において、プリアライナ200は、検出ユニット240を用いてノッチNを探す走査を行う。ステップ408の間、プリアライナは、走査速度を超えることなく最大加速度/減速度を用いてウェハWを回転させる。よって、ノッチウィンドウに到達したときにウェハWが走査速度を下回る速度で回転している場合、プリアライナは、走査速度に達するまで最大加速度を用いてウェハWを回転させることができ、走査速度に達するとプリアライナ200はそれ以上の加速を停止する。
【0034】
ステップ410において、ノッチNが検出されたか否かを判定する。コントローラ1200のプロセッサ1204は、検出ユニット240からの信号に基づいて、ノッチが検出されたかどうかを決定する。ノッチNが検出されなかったと判定された場合、プロセス400はステップ408にループバックし、プリアライナ200は、検出ユニット240を用いてノッチNを探す走査を続ける。なお、検出ユニット240がノッチNの検出に失敗したか、または開始点がノッチ位置を過ぎた位置のノッチウィンドウ内にあるために、ノッチウィンドウ内でノッチNが検出されない場合、プロセスは、それによりウェハWを一周以上回転させることが必要となったとしても、ノッチNが検出されるまで走査速度でノッチNを探す走査を続ける。
【0035】
ステップ410において、ノッチNが検出されたと判定された場合、プロセス400は、プリアライナ200が、最大速度値を超えることなく最大加速度/減速度を用いてウェハWを所望のアライメント位置(例えば所定のアライメント位置)まで回転させるステップ412に続く。換言すれば、プリアライナは、最大速度値を超えずに可能な限り速くかつ可能な限り短時間で所望のアライメント位置に到達するために、最大値で加速および/または減速することによってウェハWを回転させる。よって、プリアライナ200が最大加速度値でウェハを回転させており、所望のアライメント位置に到達する前に最大速度値に達した場合、プリアライナ200は、所望のアライメント位置に到達しそこで停止するために、それ以上の加速を停止し、最大減速度値で減速を始める(例えば
図9を参照)。なお、ノッチの検出から所望のアライメント位置までの回転の方向は、ノッチを探す走査中の方向を継続する(すなわち、以下の
図4〜
図9に示す例では反時計回り)場合もあれば、または逆の方向となる場合もあり、これは、いずれの方向であれば最短時間で所望のアライメント位置に到達することになるかによる。
【0036】
以下に示す
図4〜
図9は、
図3のプロセス400の様々な可能なシナリオを示す。
図4は、ウェハW1の平面図の概略図を示し、
図5は、プロセス400を用いた
図4のウェハW1の運動プロファイルのグラフを示す。
図6は、ノッチの検出後において運動プロファイル中に最大速度V
maxに到達するシナリオにおける、プロセス400を用いた
図4のウェハW1の代替的な運動プロファイルのグラフを示す。
図7は、ノッチの検出前において運動プロファイル中に最大速度V
maxに到達するシナリオにおける、プロセス400を用いた
図4のウェハW1のさらなる代替的な運動プロファイルのグラフを示す。
図8は、ウェハW2の平面図の概略図を示し、
図9は、運動プロファイル中においてノッチウィンドウに到達する前に走査速度よりも速い速度に到達し、ノッチの検出後に走査速度よりも速い速度に到達する、プロセス400を用いた
図8のウェハW2の運動プロファイルのグラフを示す。
【0037】
ノッチおよびノッチウィンドウを見つけることを含み、そのようなパラメータを記憶するメモリを利用する本開示は、プリアライナがノッチのおおよその位置(または位置の範囲)を経時的に覚えることを可能とする新規な技術を提供する。このような技術により、最大および平均のアライメント時間が短縮されることになる。
【0038】
本明細書に記載のアルゴリズムを用いて形成される運動プロファイルは、プリアライナが、メモリに記憶された、ノッチが存在する可能性が最も高いノッチウィンドウまで加速および減速することを可能にする。プリアライナは、ノッチウィンドウ内では走査速度でノッチを探索する。プリアライナがノッチを検出すると、プリアライナは直ちに、所望の位置に到達するまでにウェハをどれだけさらに回転させる必要があるかを判定することができる。プリアライナは、所望のアライメント位置に到達するために、最大加速度および最大速度の値を利用することができる。これは、この動作中には走査を行う必要がないためである。なお、端を見つけるために最小距離を回転させる必要がある。
【0039】
よって、本開示は、以下のプロセスを提供する。(i)ノッチウィンドウに達するまで最大加速度/減速度を用い、走査速度でノッチウィンドウに入る。(ii)ノッチに到達するまで走査速度で走査を行う。(iii)最大加速度/減速度を用いてウェハを所定のアライメント位置に到達させる。このプロセスでは、ノッチウィンドウ外での動作中の回転速度を制限するために最大速度も考慮する。運動プロファイルは、どれだけの走査がさらに必要になるかに応じて調整され得る。
【0040】
第1の可能なシナリオは、検出器250が既にノッチウィンドウ内にあり、ノッチが検出器250から時計回りにすぐの位置にあるようにウェハがプリアライナに配置される状況を含む。例えば、そのようなシナリオが
図4に示されている。
図4は、ウェハW1の平面図の概略図を示す。
図4の開始点x
0は、プリアライナの検出器250の検知領域と合致する角度位置を表す。
図4に示すように、ノッチウィンドウx
windowは、始点x
w1および終点x
w2を有する。ノッチ位置x
nおよび所望のまたは所定のアライメント位置x
dが
図4に示されている。
【0041】
図5〜
図7はそれぞれ、ウェハが最大加速度を用いて回転されたときにノッチの検出前に走査速度に到達しないように、ノッチ位置x
nが開始点x
0の十分近くに位置する、プロセス400を用いた
図4のウェハW1の運動プロファイルを示す。
図5および6の運動プロファイルは、停止状態から走査速度に到達するために必要な距離である範囲Δxに到達する前にノッチが現れる場合に存在し、一方で
図7の運動プロファイルは、範囲Δxに達した後にノッチが現れる場合に存在する。
図6は、所望のアライメント位置xdへの移動中にノッチがノッチ位置xnで検出された後において運動プロファイル中に最大速度Vmaxに到達するシナリオにおける、プロセス400を用いた
図4のウェハW1の代替的な運動プロファイルのグラフを示す。
【0042】
よって、これらの運動プロファイルを分析すると以下の通りである。(i)ノッチに到達するまでは初期最大加速度を取り、最大速度を超えることなく所望のアライメント位置まで最大加速度/減速度で進み続ける。コントローラ1200は、検出されたノッチ位置から所望のアライメント位置がどれだけ離れているかを判定することができるので、コントローラ1200は、
図6に示すように、回転ユニット210が最大速度に至るまで加速し、その速度を継続した後に減速し得るか否か、または、
図5に示すように、最大速度未満の速度まで加速し、最大速度に達する前に減速し始める必要があるかどうかを計算することができる。
【0043】
総移動時間は、以下のように分析することができる。
【0045】
:初期加速度の間にノッチに到達するのに必要な時間である。
【0047】
:所望のアライメント位置に到達するのに必要な時間である。これは、所望の位置がノッチからどれだけ離れているかに依存する。なぜならば、これによって、巡航動作(括弧内に示す)および減速の前に中間速度V
intから最大速度に至るまで加速するのに十分なスペースがあるか否か、またはウェハが減速の前にいくらかのより低い速度Vまでしか加速できないかどうかが決まるためである。
【0050】
上記のΔt
2の項における速度Vを解くために、3つの方程式および3つの未知数の系を以下の通り構築した。
【0052】
:ウェハが中間速度からピーク速度まで加速する様子を表す。
【0054】
:ウェハがピーク速度からゼロまで減速する様子を表す。
【0056】
:加速および減速中にカバーされる距離は、ノッチから所望のアライメント位置までの距離に等しい。
【0058】
このプロセスが、以下に詳述する種々のプロファイルで繰り返される。ただし、方程式には軽微な変更が加えられる。
【0059】
センサがノッチのウィンドウ内に位置するようにウェハが配置される場合の別の可能性は、ノッチが範囲Δx内に配置されないことである。この場合の運動プロファイルは、
図7に示されており、ノッチが見つかるまでプリアライナが走査速度で巡航動作する必要があることを除き、
図5の運動プロファイルと同様である。
【0060】
図7の運動プロファイルの総移動時間は、以下のように分析することができる。
【0062】
:走査速度に到達するのに必要な時間である。
【0065】
:所望のアライメント位置に到達するのに必要な時間である。これは、所望のアライメント位置がノッチからどれだけ離れているかに依存する。なぜならば、これによって、巡航動作(括弧内に示す)および減速の前に中間速度V
intから最大速度に至るまで加速するのに十分なスペースがあるか否か、またはウェハが減速の前にいくらかのより低い速度Vまでしか加速できないかどうかが決まるためである。
【0068】
第2の可能なシナリオは、検出器250が最初にノッチウィンドウの外側に位置するようにウェハがプリアライナに配置される状況を含む。例えば、そのようなシナリオが
図8に示されている。
図8は、ウェハW2の平面図の概略図を示す。
図8の開始点x
0は、この場合も、プリアライナの検出器250の検知領域と合致する角度位置を表す。
図8に示すように、ノッチウィンドウは、この場合も、始点x
w1および終点x
w2を有する。ノッチ位置x
nおよび所望のまたは所定のアライメント位置x
dが
図8に示されている。
図9は、プロセス400を用いた
図8のウェハW2の運動プロファイルを示す。
【0069】
図8に示すシナリオに関する運動プロファイルを分析すると、以下の通りである。
【0071】
:ノッチウィンドウx
wの始点に到達するのに必要な時間である。これは、ノッチが最初の開始位置からどれだけ離れているかに依存する。なぜならば、これによって、巡航動作(括弧内に示す)および減速の前に最大速度まで加速するのに十分なスペースがあるか否か、またはウェハが減速の前にいくらかのより低い速度Vまでしか加速できないかどうかが決まるためである。
【0073】
:ウィンドウの端からノッチまで走査速度で巡航動作するのに必要な時間である。
【0075】
:所望のアライメント位置に到達するのに必要な時間である。これは、ノッチが所望のアライメント位置からどれだけ離れているかに依存する。なぜならば、これによって、巡航動作(括弧内に示す)および減速の前に走査速度から最大速度まで加速するのに十分なスペースがあるか否か、またはウェハが減速の前にいくらかのより低い速度Vまでしか加速できないかどうかが決まるためである。
【0078】
プリアライナのコントローラ1200は一定期間後にノッチウィンドウの位置を知ることになるため、また検出器250は両方向において走査を行うことが可能なため、プリアライナ200は、ノッチが初期位置から時計回り方向に180°超離れている場合、ウェハは反時計回り方向に回転し、上記で詳述したものと同じ運動プロファイルシナリオを用いることができると認識することができる。
【0079】
検出された様々なノッチ位置、平均ノッチ位置、およびノッチウィンドウ(範囲)は、コントローラ1200のメモリ1206内に記憶するほか、プリアライナ内のボード上の不揮発性メモリ(例えばROM1208)内に記憶することができる。これにより、システムの電源が再投入された場合に、そのようなデータの履歴を保持することができる。
【0080】
なお、予想された通りにノッチウィンドウ内にノッチが見つからない場合、プロセスは、ノッチが検出されるまで走査速度で走査を続けることができる。ノッチメモリの実装は、ノッチ位置がある程度の数のウェハにわたり一貫してある範囲内にあることが示されている場合に用いることが好ましい。
【0081】
なお、プリアライナがウェハを回転させるとき、ウェハの中心がプリアライナのウェハチャックの中心に必ずしも配置されない場合がある。そのため、ウェハ中心を見つけるために、このオフセットによる偏心を求めることができる。本開示では、最小二乗近似を利用することで、ウェハの中心の位置を特定するために約360度回転させて走査を行う必要があり得る他の方法と比較して、必要な回転を大幅に少なくして(例えば90度)ウェハの中心を特定する。
【0082】
図10は、ウェハチャックの中心およびプリアライナの検出器の読取りヘッドとの関連におけるウェハW3の概略図を示す。
図10は、ウェハW3、中心C1(例えばウェハチャック230の回転中心)、およびプリアライナ200の検出器250の読取りヘッド246を示す。プリアライナは、ウェハW3を角度θだけ回転させる。ウェハW3の中心C2は、必ずしもウェハチャックの中心C1に配置されない場合がある。偏心は、半径rおよびオフセット角度φによって定義される。ウェハを回転させながら、変化する角度θについてベクトルpの大きさを測定する。所与のウェハ半径Rについて、偏心を求めることができる。
【0083】
r*cos(θ+φ)+R*cos(β)=p
r*sin(θ+φ)−R*sin(β)=0
このように、3つの未知数r、φ、およびβを含む2つの方程式が提供される。さらに、βは角度の関数として常に変動する値である。最後に、読取りヘッド246は、いくらかの測定幅を有し、これによって読取りヘッドのピクセルに直交する方向におけるベクトルpの位置が不確実になる。予想される偏心は2mm以下であることが好ましい。ウェハ半径を150mmとすると、R*cos(β)の予想される最大値は以下の通りである。
【0084】
150−150*cos(atan(2/150))=13ミクロン
角度βの影響が小さいとすると、cos(β)の項は以下のように線形化される。
【0085】
r*cos(θ+φ)=p−R
これは次のように書き換えてもよい。
【0086】
r*sin(φ)*cos(θ)+r*cos(φ)*sin(θ)=p−R
これは2つの未知数を含む単一の方程式である。後続するN個の回転角度でN個の方程式を生成してよく、それにより以下のように最小二乗近似が可能となる。
【0087】
[cos(θ)sin(θ)]*[r*sin(φ)r*cos(φ)]
T={p−R}
X*A=b
ここで、XはN×2、Aは2×1、bはN×1である。
【0088】
X
T*X*A=X
T*b
A=(X
T*X)
−1*X
T*b
変数Rとpの誤差とを考慮するために、上記の方程式を以下の通り再検討する。
【0089】
r*sin(φ)*cos(θ)+r*cos(φ)*sin(θ)=p−R
完全な半径の場合、pは定常値に加えて正弦波成分を有することが想定される。
【0090】
r*sin(φ)*cos(θ)+r*cos(φ)*sin(θ)=p−R
o+δp+p
s−R−δR
r*sin(φ)*cos(θ)+r*cos(φ)*sin(θ)−p
o−δp+R+δR=p
s
これらの定常項を以下のようにまとめる。
【0091】
a=−p
o−δp+R+δR
これにより、
r*sin(φ)*cos(θ)+r*cos(φ)*sin(θ)+a=p
s
これは3つの未知数を含む単一の方程式である。後続するN個の回転角度でN個の方程式を生成してよく、それにより以下のように最小二乗近似が可能となる。
【0092】
[cos(θ)sin(θ)1]*[r*sin(φ)r*cos(φ)a]
T={p
s}
X*A=b
ここで、XはN×3、Aは3×1、bはN×1である。
【0093】
X
T*X*A=X
T*b
A=(X
T*X)
−1*X
T*b
このように、定常オフセットの任意の変動を考慮し、ウェハの純粋な偏心を抽出した。
【0094】
図11は、研磨済み単結晶シリコンウェハの仕様に関する2017年半導体製造装置材料協会(SEMI)M1ドラフト文書から抜粋したノッチ仕様を示す。なお、
図11の略図に示すピンは、使用中にノッチ付きウェハを治具内で位置決めするために使用することができる。このピンはまた、ノッチ寸法および寸法公差についての試験中にノッチ付きウェハの基準とするために使用することもできる。
図11に示されているノッチ寸法では、この位置決めピンの直径を3mmと想定している。これらのノッチ寸法は、例示を目的としたものであり、記載の特許請求の範囲を限定することを意図したものではない。
【0095】
図12は、本発明の実施形態が実現されるコンピュータシステム(またはコントローラ)1200の実施形態を示す。コンピュータシステム1200は特定の装置または機器に関して示されているが、他の装置または機器(例えば、ネットワーク要素、サーバなど)が図示されているコンピュータシステム1200のハードウェアおよび構成要素を展開し得ることも考えられる。コンピュータシステム1200は、本明細書において説明されている機能を提供するように(例えばコンピュータプログラムコードまたは命令を介して)プログラムされており、コンピュータシステム1200の他の内部および外部の構成要素間で情報を受け渡すためのバス1202などの通信機構を含む。情報を処理するための1または複数のプロセッサ1204がバス1202に結合され、コンピュータプログラムコードにより指定される通りに情報に対して一連の操作を実行する。
【0096】
コンピュータシステム1200はまた、バス1202に結合されたメモリ1206を含む。ランダムアクセスメモリ(RAM)または他の動的記憶装置などのメモリ1206は、プロセッサ命令を含む情報を記憶する。メモリ1206はまた、プロセッサ1204により、プロセッサ命令の実行中に一時的な値を記憶するために使用される。コンピュータシステム1200はまた、コンピュータシステム1200によって変更されない、命令を含む静的情報を記憶するための、バス1202に結合されたリードオンリメモリ(ROM)1208または他の静的記憶装置を含む。ROM1208またはバス1202に接続された別個のメモリは、不揮発性メモリとして提供され得る。コンピュータシステム1200は、コンピュータシステム1200が他の装置または機器(例えば、ネットワーク要素、サーバ、内部または外部のロボットコントローラなど)と通信することを可能にする通信インターフェース1216を含む。
【0097】
ユーザ入力命令を含む情報は、人間のユーザによって操作される英数字キーを含むキーボード、ディスプレイデバイス、ポインティングデバイス(マウスまたはトラックボールまたはカーソル方向キーなど)などのユーザインターフェース1210から、プロセッサ1204による使用のためにバス1202に提供される。
【0098】
回転ユニット1212(例えば、モータ220を含む回転ユニット210、およびウェハチャック230の回転位置を検出するための任意の関連のセンサ、ならびにウェハを保持するためにウェハチャック230に設けられる任意の装置(例えば吸引装置)など)は、バス1202を介してプロセッサ1204と通信することで、それらの間でデータ、動作命令/コマンド、または他の情報を送受信することができる。プロセッサ1204は、モータ220の出力シャフト(回転シャフト222など)の回転(例えば、始動、停止、方向(例えば、時計回り、反時計回り)、速度など)を制御するために、動作命令/コマンドを用いて駆動装置回転ユニット1212の動作を制御することができる。
【0099】
なお、コンピュータシステム1200は、ウェハを動かすために用いられるロボット(例えばロボット100)にさらに接続され得る。そのような構成において、ロボットは、バス1202を介してプロセッサ1204と通信することで、それらの間でデータ、動作命令/コマンド、または他の情報を送受信することができる。そのような構成において、プロセッサ1204は、ロボットの作動を制御するために、動作命令/コマンドを用いてロボットの動作を制御することができる。あるいは、コンピュータシステム1200は、ウェハをプリアライナに搭載し且つウェハをプリアライナから取り出すように、ロボットと連携して動作するために、通信インターフェース1216を介してロボットの別個のコントローラと通信することができる。
【0100】
検出ユニット1214(例えば検出ユニット240)は、バス1202を介してプロセッサ1204と通信することで、それらの間でデータ、動作命令/コマンド、または他の情報を送受信することができる。プロセッサ1204は、回転ユニット1214の動作と併せて検出ユニット1214の動作を制御するために、動作命令/コマンドを用いて検出ユニット1214の動作を制御することができる。
【0101】
コンピュータシステム1200は、プリアライナ200のハウジング上に、またはプリアライナ200の他の構成要素に有線接続されて提供される場合もあり、またはコンピュータシステム1200は、遠隔地においてプリアライナ200の他の構成要素と有線または無線通信して提供される場合もある。
【0102】
本明細書において図示および説明されている例示的な実施形態は、本発明の好適な実施形態を示したものであり、決して特許請求の範囲をこれに限定することを意味するものではないことに留意されたい。上記の教示に照らして、本発明の多数の修正および変形が可能である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施されてもよいことを理解されたい。