(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-45841(P2021-45841A)
(43)【公開日】2021年3月25日
(54)【発明の名称】機械加工用操作台ガイドレール製造装置
(51)【国際特許分類】
B23P 23/02 20060101AFI20210226BHJP
B23Q 5/04 20060101ALI20210226BHJP
B23C 3/28 20060101ALI20210226BHJP
B23C 5/12 20060101ALI20210226BHJP
B23Q 11/00 20060101ALI20210226BHJP
B23D 45/10 20060101ALI20210226BHJP
B23D 45/02 20060101ALI20210226BHJP
【FI】
B23P23/02 Z
B23Q5/04 510H
B23C3/28
B23C5/12 B
B23Q11/00 P
B23Q11/00 Q
B23D45/10
B23D45/02 B
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-237158(P2019-237158)
(22)【出願日】2019年12月26日
(11)【特許番号】特許第6784887号(P6784887)
(45)【特許公報発行日】2020年11月18日
(31)【優先権主張番号】201910885761.2
(32)【優先日】2019年9月19日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520314065
【氏名又は名称】東陽市諾達電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】練常青
【テーマコード(参考)】
3C011
3C022
3C040
【Fターム(参考)】
3C011BB02
3C011BB15
3C011BB21
3C022EE01
3C022EE11
3C040AA03
3C040BB02
3C040GG12
(57)【要約】
【課題】本発明は機械加工用操作台ガイドレール製造装置を開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の中には上方に開口した加工空間が前後に貫通するように設置され、前記加工空間の左側内壁の中には挟み装置が設置され、前記挟み装置により加工部品を挟むことができ、前記加工空間の中には移動板がスライドできるように設置され、前記移動板の中には伝動装置が設置され、前記伝動装置の左端には切削装置が連結され、前記切削装置が前記加工部品の前端に当接しており、前記加工空間の下側内壁の中にはガイドスライド溝が連通するように形成され、前記移動板の下端が前記ガイドスライド溝の中に延びており、前記ガイドスライド溝の後側内壁の中にはステッピングモータが固定的に設置されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には上方に開口した加工空間が前後に貫通するように設置され、前記加工空間の左側内壁の中には挟み装置が設置され、前記挟み装置により加工部品を挟むことができ、
前記加工空間の中には移動板がスライドできるように設置され、前記移動板の中には伝動装置が設置され、前記伝動装置の左端には切削装置が連結され、前記切削装置が前記加工部品の前端に当接しており、
前記加工空間の下側内壁の中にはガイドスライド溝が連通するように形成され、前記移動板の下端が前記ガイドスライド溝の中に延びており、前記ガイドスライド溝の後側内壁の中にはステッピングモータが固定的に設置され、前記移動板の中にはねじがねじ山により連結され、前記ねじの後端が前記ステッピングモータに伝動できるように連結され、
前記ステッピングモータを始動し、これにより前記ねじにより前記移動板を後ろへスライドさせ、これにより前記伝動装置と前記切削装置を後ろへスライドさせると同時に、前記伝動装置を始動することにより前記切削装置を駆動し、これにより前記加工部品を加工し、
前記加工空間の下側内壁の中には廃物空間が連通するように設置され、前記加工部品が加工された後の廃物が前記廃物空間の中に落ちて収納されることを特徴とする機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項2】
前記伝動装置は前記移動板の中に設置された伝動空間を含み、前記伝動空間の中には大スライド歯車が回転できるように且つスライドできるように設置され、前記大スライド歯車の中にはスライド軸が固定的に連結され、前記スライド軸の中には左方に開口したばね溝が形成され、前記ばね溝の中にはモータ軸がスプラインにより連結され、前記伝動空間の左側内壁の中には駆動モータが固定的に設置され、前記モータ軸の左端が前記駆動モータに伝動できるように連結され、
前記大スライド歯車の上端には小従動歯車が噛み合うできるように設置され、前記小従動歯車の左端には固定軸が固定的に連結され、前記固定軸の左端が前記切削装置に連結され、
前記スライド軸の右端には小スライド歯車が固定的に連結され、前記小スライド歯車の上端には大従動歯車が噛み合うできるように設置され、前記大従動歯車の中にはねじロッドが固定的に連結され、前記ねじロッドの左端が前記切削装置に連結され、前記ねじロッドと前記固定軸及び前記小従動歯車が回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項3】
前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合うとき、前記小スライド歯車が前記大従動歯車と噛み合わなく、前記小スライド歯車が前記大従動歯車と噛み合うとき、前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合わなく、前記大スライド歯車の回転速度は前記小従動歯車の回転速度より遅く、前記小スライド歯車の回転速度は前記大従動歯車の回転速度より速いことを特徴とする請求項2に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項4】
前記モータ軸の右端と前記ばね溝の右側内壁との間には電磁ばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項5】
前記切削装置は前記固定軸の中に設置された左方に開口したスプライン孔を含み、前記スプライン孔の中には連結軸がスライドできるように設置され、前記連結軸の中には右方に開口したねじ山孔が設置され、前記ねじロッドの左端が前記ねじ山孔の中に延びて前記連結軸とねじ山により連結され、
前記連結軸の左端には長軸が回転できるように連結され、前記長軸と前記固定軸がスプラインにより連結され、
前記長軸の左端には小切削輪が固定的に連結され、前記小切削輪の左端には大切削輪が固定的に連結され、前記大切削輪と前記小切削輪が前記加工部品の前側に位置しており、前記小切削輪の直径が前記大切削輪の直径より小さいことを特徴とする請求項2に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項6】
前記小切削輪の右側には歯車箱が設置され、前記歯車箱の中には歯車空間が設置され、前記歯車空間の中には主動傘歯車が回転できるように設置され、前記主動傘歯車が前記長軸にスプラインにより連結され、前記長軸が前記歯車箱とスライドできるように連結され、
前記主動傘歯車の上下両端には従動傘歯車が噛み合うように設置され、前記従動傘歯車において対称中心から離れた一端には短軸が固定的に連結され、前記短軸において対称中心から離れた一端が前記歯車箱の外部に延びており、且つ前記短軸において対称中心から離れた一端には切断輪が固定的に連結され、前記切断輪が前記加工部品の前側に位置しており、前記切断輪の左端面が前記加工部品の左端面の左側に位置していることを特徴とする請求項5に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項7】
前記挟み装置は前記加工空間の左側内壁の中に連通するように形成された凹溝を含み、前記凹溝の中には挟み板が上下対称にスライドできるように設置され、前記加工部品が前記挟み板の間に挟まれており、
前記挟み板において対称中心から離れた一端と前記凹溝の上下両側内壁との間には挟みばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項8】
前記挟み板の中には右方に開口した位置制限溝が形成され、両側の前記位置制限溝が対称中心に開口しており、前記加工部品の上下両端が前記位置制限溝の中に延びていることを特徴とする請求項7に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【請求項9】
前記凹溝の左側内壁の中には空気ポンプが固定的に設置されていることを特徴とする請求項7に記載の機械加工用操作台ガイドレール製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は機械加工分野を取り上げて、具体的には機械加工用操作台ガイドレール製造装置である。
【背景技術】
【0002】
ガイドレールは、金属やその他の材料で作られた溝または脊であり、装置または設備を載せ、固定し、ガイドし、摩擦を減らすことができ、横断面によってT字型ガイドレールと、矩形ガイドレールと、 U字型ガイドレールに分けられ、その中には、機械加工の操作台にあるガイドレールは一般的にT字型ガイドレールと矩形ガイドレールを使用し、加工部品を固定するまたは加工部品の移動をガイドするが、既存のガイドレールを加工する装置は一つの種類のガイドレールしか製造できなく、異なる種類のガイドレールを製造するとき、異なる製造装置を使用する必要があり、製造コストを高め、製造効率が低く、本願発明の機械加工用操作台ガイドレール製造装置は上記問題を解決でき、本願発明はガイドレールを大量に製造でき、生産効率を高め、またT字型ガイドレールと矩形ガイドレールを加工し製造でき、製造装置を取り替える必要がなく、切り換え方式が簡単であり、生産コストを削減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107322073号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
異なる種類のガイドレールを製造するとき異なる製造装置を使用する必要があり、生産コストを増やし、生産効率が低い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
機械加工用操作台ガイドレール製造装置は、本体を含み、前記本体の中には上方に開口した加工空間が前後に貫通するように設置され、前記加工空間の左側内壁の中には挟み装置が設置され、前記挟み装置により加工部品を挟むことができ、前記加工空間の中には移動板がスライドできるように設置され、前記移動板の中には伝動装置が設置され、前記伝動装置の左端には切削装置が連結され、前記切削装置が前記加工部品の前端に当接しており、前記加工空間の下側内壁の中にはガイドスライド溝が連通するように形成され、前記移動板の下端が前記ガイドスライド溝の中に延びており、前記ガイドスライド溝の後側内壁の中にはステッピングモータが固定的に設置され、前記移動板の中にはねじがねじ山により連結され、前記ねじの後端が前記ステッピングモータに伝動できるように連結され、前記ステッピングモータを始動し、これにより前記ねじにより前記移動板を後ろへスライドさせ、これにより前記伝動装置と前記切削装置を後ろへスライドさせると同時に、前記伝動装置を始動することにより前記切削装置を駆動し、これにより前記加工部品を加工し、前記加工空間の下側内壁の中には廃物空間が連通するように設置され、前記加工部品が加工された後の廃物が前記廃物空間の中に落ちて収納される。
【0006】
有益的には、前記伝動装置は前記移動板の中に設置された伝動空間を含み、前記伝動空間の中には大スライド歯車が回転できるように且つスライドできるように設置され、前記大スライド歯車の中にはスライド軸が固定的に連結され、前記スライド軸の中には左方に開口したばね溝が形成され、前記ばね溝の中にはモータ軸がスプラインにより連結され、前記伝動空間の左側内壁の中には駆動モータが固定的に設置され、前記モータ軸の左端が前記駆動モータに伝動できるように連結され、前記大スライド歯車の上端には小従動歯車が噛み合うできるように設置され、前記小従動歯車の左端には固定軸が固定的に連結され、前記固定軸の左端が前記切削装置に連結され、前記スライド軸の右端には小スライド歯車が固定的に連結され、前記小スライド歯車の上端には大従動歯車が噛み合うできるように設置され、前記大従動歯車の中にはねじロッドが固定的に連結され、前記ねじロッドの左端が前記切削装置に連結され、前記ねじロッドと前記固定軸及び前記小従動歯車が回転できるように連結され、前記駆動モータを始動し、前記モータ軸により前記スライド軸を回転させ、これにより前記大スライド歯車と前記小スライド歯車を回転させ、前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合うとき、前記大スライド歯車が回転して前記小従動歯車を回転させ、これにより前記固定軸により前記切削装置を駆動し、前記小スライド歯車が前記大従動歯車と噛み合うとき、前記小スライド歯車が回転して前記大従動歯車を回転させ、これにより前記ねじロッドにより前記切削装置を駆動する。
【0007】
有益的には、前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合うとき、前記小スライド歯車が前記大従動歯車と噛み合わなく、前記小スライド歯車が前記大従動歯車と噛み合うとき、前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合わなく、前記大スライド歯車の回転速度は前記小従動歯車の回転速度より遅く、前記小スライド歯車の回転速度は前記大従動歯車の回転速度より速い。
【0008】
有益的には、前記モータ軸の右端と前記ばね溝の右側内壁との間には電磁ばねが固定的に連結され、前記電磁ばねが通電されないとき、前記大スライド歯車が前記小従動歯車と噛み合い、前記電磁ばねに通電するとき、前記スライド軸を押してスライドさせ、これにより前記大スライド歯車と前記小スライド歯車をスライドさせ、これにより大スライド歯車と前記小従動歯車を噛合から離脱させると同時に、前記小スライド歯車と前記大従動歯車を噛合から離脱させる。
【0009】
有益的には、前記切削装置は前記固定軸の中に設置された左方に開口したスプライン孔を含み、前記スプライン孔の中には連結軸がスライドできるように設置され、前記連結軸の中には右方に開口したねじ山孔が設置され、前記ねじロッドの左端が前記ねじ山孔の中に延びて前記連結軸とねじ山により連結され、前記連結軸の左端には長軸が回転できるように連結され、前記長軸と前記固定軸がスプラインにより連結され、前記長軸の左端には小切削輪が固定的に連結され、前記小切削輪の左端には大切削輪が固定的に連結され、前記大切削輪と前記小切削輪が前記加工部品の前側に位置しており、前記小切削輪の直径が前記大切削輪の直径より小さく、前記固定軸が回転するとき前記長軸を回転させることができ、これにより前記小切削輪と前記大切削輪を回転させ、これにより前記加工部品を加工して切削し、前記ねじロッドが回転するとき前記連結軸をスライドさせることができ、これにより前記長軸と、前記小切削輪及び前記大切削輪をスライドさせ、これにより前記小切削輪と前記加工部品を接触から離脱させ、前記小切削輪と前記大切削輪が同時に前記加工部品と接触できるとき、前記小切削輪と前記大切削輪が回転して前記加工部品の中でT型溝を加工し、前記小切削輪が前記加工部品と接触しないとき、前記大切削輪だけで前記加工部品に矩形溝を加工する。
【0010】
有益的には、前記小切削輪の右側には歯車箱が設置され、前記歯車箱の中には歯車空間が設置され、前記歯車空間の中には主動傘歯車が回転できるように設置され、前記主動傘歯車が前記長軸にスプラインにより連結され、前記長軸が前記歯車箱とスライドできるように連結され、前記主動傘歯車の上下両端には従動傘歯車が噛み合うように設置され、前記従動傘歯車において対称中心から離れた一端には短軸が固定的に連結され、前記短軸において対称中心から離れた一端が前記歯車箱の外部に延びており、且つ前記短軸において対称中心から離れた一端には切断輪が固定的に連結され、前記切断輪が前記加工部品の前側に位置しており、前記切断輪の左端面が前記加工部品の左端面の左側に位置しており、前記長軸が回転して前記主動傘歯車を回転させ、これにより前記従動傘歯車を回転させ、これにより前記短軸により前記切断輪を回転させ、これにより前記加工部品を切断する。
【0011】
有益的には、前記挟み装置は前記加工空間の左側内壁の中に連通するように形成された凹溝を含み、前記凹溝の中には挟み板が上下対称にスライドできるように設置され、前記加工部品が前記挟み板の間に挟まれており、前記挟み板において対称中心から離れた一端と前記凹溝の上下両側内壁との間には挟みばねが固定的に連結され、前記挟みばねの弾力作用により前記挟み板で前記加工部品を挟む。
【0012】
優選的には、前記挟み板の中には右方に開口した位置制限溝が形成され、両側の前記位置制限溝が対称中心に開口しており、前記加工部品の上下両端が前記位置制限溝の中に延びており、前記位置制限溝は、前記加工部品の左端が前記凹溝の左側内壁と接触することを防止でき、前記切断輪の左端が前記凹溝の中に延びており、前記切断輪が前記加工部品を切断できることは保証される。
【0013】
優選的には、前記凹溝の左側内壁の中には空気ポンプが固定的に設置され、前記空気ポンプを始動して前記加工部品に空気を吹き、前記加工部品を加工するとき冷却し、また廃棄物を前記廃物空間の中に吹く。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の有益な効果は:本願発明はガイドレールを大量に製造でき、生産効率を高め、またT字型ガイドレールと矩形ガイドレールを加工し製造でき、製造装置を取り替える必要がなく、切り換え方式が簡単であり、生産コストを削減する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【発明を実施するための形態】
【0017】
本願発明は機械加工用操作台ガイドレール製造装置に関わり、機械加工台のガイドレールの製造加工に応用され、下記に本願発明の図面に合わせて本願発明を更に説明する:
【0018】
機械加工用操作台ガイドレール製造装置は、本体11を含み、前記本体11の中には上方に開口した加工空間13が前後に貫通するように設置され、前記加工空間13の左側内壁の中には挟み装置102が設置され、前記挟み装置102により加工部品32を挟むことができ、前記加工空間13の中には移動板16がスライドできるように設置され、前記移動板16の中には伝動装置101が設置され、前記伝動装置101の左端には切削装置100が連結され、前記切削装置100が前記加工部品32の前端に当接しており、前記加工空間13の下側内壁の中にはガイドスライド溝14が連通するように形成され、前記移動板16の下端が前記ガイドスライド溝14の中に延びており、前記ガイドスライド溝14の後側内壁の中にはステッピングモータ47が固定的に設置され、前記移動板16の中にはねじ15がねじ山により連結され、前記ねじ15の後端が前記ステッピングモータ47に伝動できるように連結され、前記ステッピングモータ47を始動し、これにより前記ねじ15により前記移動板16を後ろへスライドさせ、これにより前記伝動装置101と前記切削装置100を後ろへスライドさせると同時に、前記伝動装置101を始動することにより前記切削装置100を駆動し、これにより前記加工部品32を加工し、前記加工空間13の下側内壁の中には廃物空間12が連通するように設置され、前記加工部品32が加工された後の廃物が前記廃物空間12の中に落ちて収納される。
【0019】
前記伝動装置101は前記移動板16の中に設置された伝動空間24を含み、前記伝動空間24の中には大スライド歯車17が回転できるように且つスライドできるように設置され、前記大スライド歯車17の中にはスライド軸20が固定的に連結され、前記スライド軸20の中には左方に開口したばね溝18が形成され、前記ばね溝18の中にはモータ軸25がスプラインにより連結され、前記伝動空間24の左側内壁の中には駆動モータ26が固定的に設置され、前記モータ軸25の左端が前記駆動モータ26に伝動できるように連結され、前記大スライド歯車17の上端には小従動歯車23が噛み合うできるように設置され、前記小従動歯車23の左端には固定軸44が固定的に連結され、前記固定軸44の左端が前記切削装置100に連結され、前記スライド軸20の右端には小スライド歯車19が固定的に連結され、前記小スライド歯車19の上端には大従動歯車22が噛み合うできるように設置され、前記大従動歯車22の中にはねじロッド46が固定的に連結され、前記ねじロッド46の左端が前記切削装置100に連結され、前記ねじロッド46と前記固定軸44及び前記小従動歯車23が回転できるように連結され、前記駆動モータ26を始動し、前記モータ軸25により前記スライド軸20を回転させ、これにより前記大スライド歯車17と前記小スライド歯車19を回転させ、前記大スライド歯車17が前記小従動歯車23と噛み合うとき、前記大スライド歯車17が回転して前記小従動歯車23を回転させ、これにより前記固定軸44により前記切削装置100を駆動し、前記小スライド歯車19が前記大従動歯車22と噛み合うとき、前記小スライド歯車19が回転して前記大従動歯車22を回転させ、これにより前記ねじロッド46により前記切削装置100を駆動する。
【0020】
有益的には、前記大スライド歯車17が前記小従動歯車23と噛み合うとき、前記小スライド歯車19が前記大従動歯車22と噛み合わなく、前記小スライド歯車19が前記大従動歯車22と噛み合うとき、前記大スライド歯車17が前記小従動歯車23と噛み合わなく、前記大スライド歯車17の回転速度は前記小従動歯車23の回転速度より遅く、前記小スライド歯車19の回転速度は前記大従動歯車22の回転速度より速い。
【0021】
有益的には、前記モータ軸25の右端と前記ばね溝18の右側内壁との間には電磁ばね21が固定的に連結され、前記電磁ばね21が通電されないとき、前記大スライド歯車17が前記小従動歯車23と噛み合い、前記電磁ばね21に通電するとき、前記スライド軸20を押してスライドさせ、これにより前記大スライド歯車17と前記小スライド歯車19をスライドさせ、これにより大スライド歯車17と前記小従動歯車23を噛合から離脱させると同時に、前記小スライド歯車19と前記大従動歯車22を噛合から離脱させる。
【0022】
前記切削装置100は前記固定軸44の中に設置された左方に開口したスプライン孔45を含み、前記スプライン孔45の中には連結軸43がスライドできるように設置され、前記連結軸43の中には右方に開口したねじ山孔42が設置され、前記ねじロッド46の左端が前記ねじ山孔42の中に延びて前記連結軸43とねじ山により連結され、前記連結軸43の左端には長軸38が回転できるように連結され、前記長軸38と前記固定軸44がスプラインにより連結され、前記長軸38の左端には小切削輪34が固定的に連結され、前記小切削輪34の左端には大切削輪35が固定的に連結され、前記大切削輪35と前記小切削輪34が前記加工部品32の前側に位置しており、前記小切削輪34の直径が前記大切削輪35の直径より小さく、前記固定軸44が回転するとき前記長軸38を回転させることができ、これにより前記小切削輪34と前記大切削輪35を回転させ、これにより前記加工部品32を加工して切削し、前記ねじロッド46が回転するとき前記連結軸43をスライドさせることができ、これにより前記長軸38と、前記小切削輪34及び前記大切削輪35をスライドさせ、これにより前記小切削輪34と前記加工部品32を接触から離脱させ、前記小切削輪34と前記大切削輪35が同時に前記加工部品32と接触できるとき、前記小切削輪34と前記大切削輪35が回転して前記加工部品32の中でT型溝を加工し、前記小切削輪34が前記加工部品32と接触しないとき、前記大切削輪35だけで前記加工部品32に矩形溝を加工する。
【0023】
有益的には、前記小切削輪34の右側には歯車箱40が設置され、前記歯車箱40の中には歯車空間41が設置され、前記歯車空間41の中には主動傘歯車39が回転できるように設置され、前記主動傘歯車39が前記長軸38にスプラインにより連結され、前記長軸38が前記歯車箱40とスライドできるように連結され、前記主動傘歯車39の上下両端には従動傘歯車37が噛み合うように設置され、前記従動傘歯車37において対称中心から離れた一端には短軸36が固定的に連結され、前記短軸36において対称中心から離れた一端が前記歯車箱40の外部に延びており、且つ前記短軸36において対称中心から離れた一端には切断輪33が固定的に連結され、前記切断輪33が前記加工部品32の前側に位置しており、前記切断輪33の左端面が前記加工部品32の左端面の左側に位置しており、前記長軸38が回転して前記主動傘歯車39を回転させ、これにより前記従動傘歯車37を回転させ、これにより前記短軸36により前記切断輪33を回転させ、これにより前記加工部品32を切断する。
【0024】
前記挟み装置102は前記加工空間13の左側内壁の中に連通するように形成された凹溝27を含み、前記凹溝27の中には挟み板30が上下対称にスライドできるように設置され、前記加工部品32が前記挟み板30の間に挟まれており、前記挟み板30において対称中心から離れた一端と前記凹溝27の上下両側内壁との間には挟みばね31が固定的に連結され、前記挟みばね31の弾力作用により前記挟み板30で前記加工部品32を挟む。
【0025】
有益的には、前記挟み板30の中には右方に開口した位置制限溝29が形成され、両側の前記位置制限溝29が対称中心に開口しており、前記加工部品32の上下両端が前記位置制限溝29の中に延びており、前記位置制限溝29は、前記加工部品32の左端が前記凹溝27の左側内壁と接触することを防止でき、前記切断輪33の左端が前記凹溝27の中に延びており、前記切断輪33が前記加工部品32を切断できることは保証される。
【0026】
有益的には、前記凹溝27の左側内壁の中には空気ポンプ28が固定的に設置され、前記空気ポンプ28を始動して前記加工部品32に空気を吹き、前記加工部品32を加工するとき冷却し、また廃棄物を前記廃物空間12の中に吹く。
【0027】
下記に
図1〜5に合わせて本願発明の使用ステップを詳しく説明する:
【0028】
初期状態では、大切削輪35と、小切削輪34及び切断輪33が右限界位置にあり、このとき長軸38と連結軸43が右限界位置にあり、このとき電磁ばね21が通電されていなく、このとき大スライド歯車17が小従動歯車23と噛み合っており、このとき小スライド歯車19が大従動歯車22と噛み合っており、このとき移動板16が前限界位置にある。
【0029】
使用するとき、加工部品32を両側の挟み板30の位置制限溝29の間に挟み、挟みばね31の弾力作用により挟み板30で加工部品32を挟み、位置制限溝29は、加工部品32の左端が凹溝27の左側内壁と接触することを防止でき、小切削輪34と、大切削輪35及び切断輪33が加工部品32の前側に位置しており、切断輪33の左端が凹溝27の中に延びており、切断輪33が加工部品32を切断できることは保証され、このとき大切削輪35が加工部品32と接触でき、小切削輪34が加工部品32と接触できない。
【0030】
加工部品32に矩形溝を加工するとき、駆動モータ26とステッピングモータ47を始動し、駆動モータ26がモータ軸25によりスライド軸20を回転させ、これにより大スライド歯車17を回転させ、これにより小従動歯車23を回転させ、これにより固定軸44により長軸38を回転させ、これにより小切削輪34と大切削輪35を回転させ、このとき大切削輪35だけで加工部品32を切削すると同時に、長軸38が主動傘歯車39を回転させ、これにより従動傘歯車37を回転させ、これにより短軸36により切断輪33を回転させ、これにより加工部品32を切断すると同時に、ステッピングモータ47がねじ15により移動板16を後ろへ送り、これにより切断輪33と、大切削輪35及び小切削輪34を後ろへ送り、移動板16が後ろへ限界位置まで送られたとき、切断輪33が加工部品32を完全に切断し、このとき大切削輪35が加工部品32において前後に貫通した矩形溝を切削し、このとき加工された加工部品32を取り外し、ステッピングモータ47を逆方向に始動し、移動板16が前限界位置まで復帰すると次の加工部品32を加工でき、操作が簡単で便利であり、大量生産を実現できる。
【0031】
加工部品32にT型溝を加工するとき、電磁ばね21を通電し、これによりスライド軸20を押して右方へスライドさせ、これにより大スライド歯車17と小スライド歯車19を右方へスライドさせ、これにより大スライド歯車17と小従動歯車23とを噛合から離脱させ、このとき小スライド歯車19が大従動歯車22と噛み合い、このとき駆動モータ26を始動し、これによりモータ軸25によりスライド軸20を回転させ、これにより小スライド歯車19を回転させ、これにより大従動歯車22を回転させ、これによりねじロッド46により連結軸43をスライドさせ、これにより長軸38をスライドさせ、これにより大切削輪35と小切削輪34を左方へスライドさせ、このとき小切削輪34が加工部品32と接触でき、このとき電磁ばね21を停電して大スライド歯車17と小従動歯車23を再び噛み合わせ、このとき駆動モータ26とステッピングモータ47を始動して加工部品32にT型溝を加工する。
【0032】
加工部品32を加工するとき、空気ポンプ28を始動し、これにより加工部品32に空気を吹き、加工部品32を加工するとき冷却し、また廃棄物を廃物空間12の中に吹く。
【0033】
以上の方式により、当業者が本願発明の範囲内において作業モジュールにより各種の変更を行うことができる。