特開2021-50265(P2021-50265A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-50265(P2021-50265A)
(43)【公開日】2021年4月1日
(54)【発明の名称】2液型ウレタン塗料組成物
(51)【国際特許分類】
   C09D 175/04 20060101AFI20210305BHJP
   C09D 7/63 20180101ALI20210305BHJP
【FI】
   C09D175/04
   C09D7/63
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-172909(P2019-172909)
(22)【出願日】2019年9月24日
(71)【出願人】
【識別番号】000003322
【氏名又は名称】大日本塗料株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(74)【代理人】
【識別番号】100152054
【弁理士】
【氏名又は名称】仲野 孝雅
(72)【発明者】
【氏名】畑山 友希
(72)【発明者】
【氏名】小畑 佑介
(72)【発明者】
【氏名】山田 晃司
【テーマコード(参考)】
4J038
【Fターム(参考)】
4J038DG001
4J038DG111
4J038DG121
4J038DG191
4J038DG262
4J038HA216
4J038JA03
4J038JA17
4J038JA55
4J038JA62
4J038JA67
4J038JC30
4J038JC35
4J038JC36
4J038KA04
4J038KA05
4J038KA06
4J038KA08
4J038MA09
4J038MA13
4J038MA14
4J038NA12
4J038PB05
4J038PB06
4J038PC02
(57)【要約】
【課題】本発明は、多種の金属に対して適用することが可能な1コート仕様の塗料を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の目的は、
少なくとも、
(A)水酸基含有樹脂、
(B)(A)よりも水酸基価が小さくかつTgが低い水酸基含有樹脂、
(C)アミノ基含有シランカップリング剤、および
(D)硬化剤、
とを含有する2液型ウレタン塗料組成物、
によって達成された。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、
(A)水酸基含有樹脂、
(B)(A)よりも水酸基価が小さくかつTgが低い水酸基含有樹脂、
(C)アミノ基含有シランカップリング剤、および
(D)硬化剤、
とを含有する2液型ウレタン塗料組成物。
【請求項2】
前記(A)水酸基含有樹脂の水酸基価が40〜100、Tgが40〜100℃であり、前記(B)水酸基含有樹脂の水酸基価が0〜60、Tgが0〜50℃である請求項1記載の2液型ウレタン塗料組成物。
【請求項3】
(E)メルカプト基含有シランカップリング剤を含有する請求項1または2記載の2液型ウレタン塗料組成物。
【請求項4】
前記(D)硬化剤がビュレット型イソシアネートである請求項1〜3いずれかに記載の2液型ウレタン塗料組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、プライマー(下塗り層)がなくても、種々の金属への密着性が高く、高い防錆性を有する2液型ウレタン塗料組成物及び金属塗装体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、大型特殊機械、配電盤、カーテンウォール、工作機械、産業機械、建設機械、重電機器、及び化学機械等に使用される塗料には、下塗りを必要としない1コート使用の塗料が要望されていた。それに対し、例えば特許文献1では、水酸基含有樹脂とオルガノシリケート、金属錯体およびイソシアネート化合物等を含有する2液型ウレタン塗料が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−159622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この2液型ウレタン塗料が適用できる対象がブラスト鋼板だけであることから、アルミニウム、ステンレス等多種の基板を対象とすることができる塗料が求められている。
【0005】
そこで本発明は、多種の金属に対して適用することが可能な1コート仕様の塗料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、下記によって本発明の目的が達成されることを見出した。
【0007】
(1) 少なくとも、
(A)水酸基含有樹脂、
(B)(A)よりも水酸基価が小さくかつTgが低い水酸基含有樹脂、
(C)アミノ基含有シランカップリング剤、および
(D)硬化剤、
とを含有する2液型ウレタン塗料組成物。
(2) 前記(A)水酸基含有樹脂の水酸基価が40〜100、Tgが40〜100℃であり、前記(B)水酸基含有樹脂の水酸基価が0〜60、Tgが0〜50℃である前記1記載の2液型ウレタン塗料組成物。
(3) (E)メルカプト基含有シランカップリング剤を含有する前記1または2記載の2液型ウレタン塗料組成物。
(4) 前記(D)硬化剤がビュレット型イソシアネートである前記1〜3いずれかに記載の2液型ウレタン塗料組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、多種の金属に対して適用することが可能な1コート仕様の塗料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、この記載に限定されるものではない。
【0010】
<2液型ウレタン塗料組成物>
本発明の2液型ウレタン塗料組成物は、少なくとも、(A)水酸基含有樹脂(以下、単に(A)と記すことがある)、(B)(A)よりも水酸基価が小さくかつTgが低い水酸基含有樹脂(以下、単に(B)と記すことがある)、(C)アミノ基含有シランカップリング剤、および(D)硬化剤を含有することを特徴とする。
【0011】
この2液型ウレタン塗料組成物は、主剤と硬化剤からなり、主剤には水酸基含有樹脂(A)および(B)を配合し、硬化剤にイソシアネート基を有する化合物(D)を配合する。その他の(C)アミノ基含有カップリング剤は、主剤、硬化剤のどちらに配合してもよい。
【0012】
<水酸基含有樹脂>
本発明に使用する水酸基含有樹脂(A)および(B)の組成は、いずれもアクリル、ポリエステル、アルキッド、及びポリカーボネート等の各種のものが、1種ないし複数を混合したものが使用できる。これらのものは、既知のものを使用することができ、重量平均分子量は、1000〜100000の範囲が好ましく、特に2000〜60000の範囲であることが好ましい。
【0013】
水酸基含有樹脂の水酸基価は、1〜200mgKOH/gまでの範囲のものが使用できるが、10〜150mgKOH/gの範囲のものがより好ましい。
【0014】
(B)は、(A)に対し水酸基価が低く、かつTgも低いことを特徴とする。(A)の水酸基価が40〜100、Tgが40〜100℃であり、前記(B)の水酸基価が0〜60、Tgが0〜50℃であることが好ましく、(A)と(B)の水酸基価の差が1〜70であることが好ましく、Tgの差が2〜75℃であることが好ましい。
(A)と(B)の含有質量比(A):(B)は10:90〜90:10であり、30:70〜80:20が好ましい。
【0015】
<(C)アミノ基含有シランカップリング剤>
本発明の(C)アミノ基含有シランカップリング剤としては、公知の化合物を使用することができる。例えば、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチルデン)プロピルアミン、及びN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらは東レ・ダウ(株)、信越シリコーン(株)等から市販品として入手することができる。
【0016】
本発明の(C)アミノ基含有シランカップリング剤は、水酸基含有樹脂(A)および(B)の合計固形分100質量部に対して、0.1〜30質量部含有し、1〜20質量部含有することが好ましい。本発明の(C)アミノ基含有シランカップリング剤は、複数を同時に使用することもできる。
【0017】
<(D)硬化剤>
本発明の(D)硬化剤(以下、単に(D)と記すこともある)としては、2液型ウレタン樹脂塗料に使用できるものであれば特に制限はないが、イソシアネート基を含有する化合物であることが好ましい。(D)は、水酸基含有樹脂(A)および(B)の合計の水酸基価(OH)に対して、NCO/OH=0.5〜2当量であるイソシアネート基(NCO)を有することが好ましく、NCO/OH=0.8〜1.5当量であることがより好ましい。
【0018】
本発明のイソシアネート基を含有する化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート及びトリメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート及びビフェニレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート等の1分子中に遊離のイソシアネート基を2個以上有する化合物およびこれらの縮合物であるプレポリマーが挙げられる。
【0019】
プレポリマーにはトリメチロールプロパンの付加体であるアダクト型、ヘキサメチレンジイソシアネートと水または3級アルコールとの付加体であるビュレット型、ジイソシアネートの三量体であるイソシアヌレート型があり、特にビュレット型プレポリマーが好ましい。
【0020】
これらのイソシアネート基を含有する化合物は、1種のみを用いてもよいし2種以上用いてもよい。
【0021】
<(E)メルカプト基含有シランカップリング剤>
本発明では、さらに(E)メルカプト基含有シランカップリング剤を含有させることが好ましい。例えば、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、及び3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。これらは東レ・ダウ(株)、信越シリコーン(株)等から市販品として入手することができる。
【0022】
(E)メルカプト基含有シランカップリング剤は、水酸基含有樹脂(A)および(B)の合計100質量部に対して、0.1〜20質量部含有し、0.5〜10質量部含有することが好ましい。本発明の(E)メルカプト基含有シランカップリング剤は、複数を同時に使用することもできる。
【0023】
<溶剤>
本発明の2液型ウレタン塗料組成物においては、各成分が溶剤にて希釈されて使用される。用いられる溶剤には、塗料の希釈溶剤として一般に使用されているものが特に制限無く使用できる。
【0024】
このような有機溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、及びミネラルスピリット等の炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、メトキシプロピルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、及びブチルカルビトールアセテート等のエステル系溶剤、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、及びジエチレングリコール等のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、及びジイソブチルケトン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、及びイソブタノール等のアルコール系溶剤、コスモ石油社製のスワゾール310、スワゾール1000、及びスワゾール1500等の芳香族石油溶剤系等を挙げることができる。これらの有機溶剤は、1種又は2種以上混合して使用することができる。
【0025】
本発明の2液型ウレタン塗料組成物は、固形分濃度が40〜80質量%であり、55〜75質量%であることが好ましい。
【0026】
<その他の添加剤>
本発明の2液型ウレタン塗料組成物には、着色顔料、必要に応じて、光輝顔料、体質顔料、防錆顔料、その他充填剤、塗膜調整剤、消泡剤、硬化触媒、及び紫外線吸収剤等、通常の塗料に添加するような添加剤類を使用できる。
【0027】
<塗装対象>
本発明の2液型ウレタン塗料組成物は、ブラスト鋼板、アルミニウム、ステンレス、磨き鋼板等、多種の基板に適用することができる。
【0028】
<塗装方法>
本発明の2液型ウレタン塗料組成物は、多種の金属基材面に適用するが、その塗装は、スプレー塗装、ローラー塗装、刷毛塗装、及び各種コーター等の一般的な方法により塗装することができる。塗装膜厚は、乾燥膜厚で2〜500μmが好ましく、より好ましくは5〜300μmの範囲である。また、塗装膜は、室温に放置することで乾燥することができる他、熱風乾燥炉等を使用することで強制乾燥を行うことができる。
【実施例】
【0029】
以下に示す実施例により、本発明を詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例の記載について「部」及び「%」は質量基準に基づくものである。
【0030】
<1.2液型ウレタン塗料組成物の主剤及び硬化剤の調製>
≪実施例1〜17及び比較例1〜15≫
表1〜6に記載の各成分を混合し、実施例1〜17、比較例1〜15の2液型ウレタン塗料組成物の主剤及び硬化剤を調製した。2液型ウレタン塗料組成物の原料を以下に示す。
【0031】
[(A):水酸基含有樹脂]
・水酸基含有樹脂A1(商品名:アクリディックWFU−289、DIC(株)社製、樹脂固形分50%、樹脂の水酸基価:40mgKOH/g、Tg:70℃)
・水酸基含有樹脂A2(商品名:アクリディック52−668−BA、DIC(株)社製、樹脂固形分45%、樹脂の水酸基価:56mgKOH/g、Tg:65℃)
・水酸基含有樹脂A3(商品名:アクリディック47−538−BA、DIC(株)社製、樹脂固形分45%、樹脂の水酸基価:58mgKOH/g、Tg:95℃)
・水酸基含有樹脂A4(商品名:アクリディックA−827、DIC(株)社製、樹脂固形分65%、樹脂の水酸基価:69mgKOH/g、Tg:45℃)
・水酸基含有樹脂A5(商品名:アクリディックFU−355−BA、DIC(株)社製、樹脂固形分50%、樹脂の水酸基価:90mgKOH/g、Tg:85℃)
【0032】
[(B):(A)よりも水酸基価が小さくかつTgが低い水酸基含有樹脂]
・水酸基含有樹脂B1(商品名:アクリディックA−811、DIC(株)社製、樹脂固形分50%、樹脂の水酸基価:34mgKOH/g、Tg:20℃)
・水酸基含有樹脂B2(商品名:アクリディックA−870、DIC(株)社製、樹脂固形分55%、樹脂の水酸基価:44mgKOH/g、Tg:30℃)
・水酸基含有樹脂B3(商品名:アクリディックA−871、DIC(株)社製、樹脂固形分55%、樹脂の水酸基価:53mgKOH/g、Tg:30℃)
・水酸基含有樹脂B4(商品名:アクリディックA−809−BA、DIC(株)社製、樹脂固形分50%、樹脂の水酸基価:40mgKOH/g、Tg:40℃)
・水酸基含有樹脂B5(商品名:アクリディックWAU−137−BA、DIC(株)社製、樹脂固形分62%、樹脂の水酸基価:56mgKOH/g、Tg:35℃)
水酸基含有樹脂B6(商品名:ダイヤナールLR−2637、三菱ケミカル(株)社製、樹脂固形分50%、樹脂の水酸基価:22mgKOH/g、Tg:46℃)
・水酸基含有樹脂B7(商品名:コータックスLH−591、東レファインケミカル(株)社製、樹脂固形分55%、樹脂の水酸基価:31mgKOH/g、Tg:50℃)
【0033】
[(C):アミノ基含有シランカップリング剤]
N−2―(アミノエチル)―3―アミノプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM−603、信越化学社製)
[(D):硬化剤]
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系ビウレット型ポリイソシアネート(商品名:スミジュールN3200、住化バイエルウレタン社製、樹脂固形分100%)
【0034】
[(E):メルカプト基含有シランカップリング剤]
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM−803、信越化学社製)
[顔料]
酸化チタン(商品名:タイペークCR−95、石原産業社製)
【0035】
<2.塗料作製及び試験板作製>
調製した主剤と硬化剤を混合し、十分撹拌して得られた塗料を、150×70×0.8mmの脱脂したダル鋼板(SPCC−SD)、アルミ(A5052P)、ステンレス(SUS304)に乾燥膜厚が80μmになるようにスプレー塗装し、23℃で1週間養生し、試験板を作製した。
【0036】
<3.評価>
特性の評価は以下の通り行った。なお測定は、特に断りの無い限り23℃55%RHの雰囲気下で行った。
(評価法)
・水酸基価:JIS K0070−1992に準じた。樹脂固形分1g中の遊離水酸基を無水酢酸で完全にアセチル化した後、それを中和するのに要する水酸化カリウムのmg数を定量した。
・Tg(℃):JIS K7121−1987[熱流束示差走査熱量測定]に準じて測定した。
・重量平均分子量:JIS K7252−3:2016に準じ、標準ポリスチレンを使用して求めた。
・鉛筆硬度
JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して、塗膜の鉛筆硬度を引っかき硬度試験用鉛筆(Uni MITSUBISHI、三菱鉛筆社製)で判定した。
評価基準は以下の通りとした。
2H以上:◎
HB〜H:○
3B〜B:△
4B以下:×
【0037】
≪金属基材に対する付着性評価≫
塗膜にカッターナイフにて2mm幅のマスを100個作製し、その後セロハンテープ(ニチバン社製)を貼り付け、指で圧着した後、セロハンテープを一気に引き剥がし、残存する塗膜のマス目を数えた。
【0038】
≪耐塩水噴霧性試験(防錆性及び耐候性評価)≫
試験板に予めカッターナイフにて素地に達する、30°の角度で交わるよう長さ10cmの2本のキズを付ける。その試験板を槽内温度35℃、5%塩化ナトリウム水を連続で噴霧する塩水噴霧試験機にて240時間試験を行った。取出した後、1時間の乾燥後にキズの部分にセロハンテープ(ニチバン社製)を貼り付け、指で圧着した後、一気に引き剥がし、キズからの剥離幅を観察した。剥離幅が小さいほど、良好である。
評価基準は以下の通りとした。
塩水噴霧(240h)後の剥離幅
2mm以下:◎
2〜3mm:○
3〜5mm:△
5mm以上:×
【0039】
結果を以下の表に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
表に示すように、本発明では多種の金属に対して良好な防錆性及び耐候性を有することが分かる。