【実施例1】
【0020】
本開示の実施例はメッセージ伝送方法を提供し、ユーザー装置に適用され、
図1に示すように、
基地局側から送信された上りグラント情報又は再送指示情報を受信するステップ101と、
前記上りグラント情報又は再送指示情報を含んだ下りサブフレームの番号に基づき、対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延を決定し、前記少なくとも1種のサブフレーム遅延に基づき、上りサブフレーム及び/又は特殊サブフレーム中の上りパイロットタイムスロットである少なくとも1つの上りリソースを決定するステップ102と、
前記少なくとも1つの上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うステップ103と、を含む。
【0021】
なお、技術案において、追加した特殊サブフレーム構成モード10では、DwPTS:GP:UpPTSの比は6:2:6である。具体的には、前記特殊サブフレームは少なくとも上りパイロットタイムスロット及び下りパイロットタイムスロットを含み、前記下りパイロットタイムスロットは13168個の時間領域サンプリングポイントを含み、前記上りパイロットタイムスロットがノーマルサイクリックプレフィックスを採用する時に13152個の時間領域サンプリングポイントを含み、又は上りパイロットタイムスロットが拡張サイクリックプレフィックスを採用する時に12800個の時間領域サンプリングポイントを含む場合、前記2つの時間領域サンプリングポイント間の時間間隔が1/(15000*2048)秒である。
【0022】
更に、本実施例では、前記少なくとも1種のサブフレーム遅延に基づき少なくとも1つの上りリソースを決定したうえで、物理リソースの割当を行ない、具体的には、
決定した上りリソースが特殊サブフレームの上りパイロットタイムスロットである場合、上りパイロットタイムスロットに割り当てられる物理リソースブロック数を計算し、且つ前記物理リソースブロック数に対応する等価物理リソース数を計算し、前記等価物理リソースブロック数は物理リソースブロック数と所定の係数との積であるステップと、
変調符号化インデックスに基づきデータブロックサイズインデックスを検索し、等価物理リソースブロック数とデータブロックサイズインデックスに基づき、上りデータブロックの数値を計算するステップと、をさらに含む。
【0023】
例えば、UpPTSのPUSCH伝送に対して、端末はまずUL grantを伝送するDCI formatから上りリソース割当RIVを読み取り、リソース割当RIVの値によって端末に割り当てるPRB数N_PRBを取得し、更に以下の可能な方法によってN_PRBを圧縮して等価物理リソースブロック数(N_PRB’)を取得し、端末はUL grantを伝送するDCI formatからI_MCSを読み取り、I_MCSによってI_TBSを検索し、I_TBSとN_PRB’ に基づきプロトコルのTBSテーブルにおいて対応するTBSを検索し、次に後続の符号化、変調及び伝送を行う。
【0024】
前記等価物理リソースブロック数は物理リソースブロック数と所定の係数との積であり、N_PRB’の計算方法について、以下の例がある。
【0025】
例1
【数1】
【0026】
本例では、物理リソースブロック数を1つの比較的大きなTBSに等価する。
【0027】
例2
【数2】
【0028】
本例では、物理リソースブロック数を1つの比較的小さなTBSに等価する。
【0029】
【数3】
である場合、適切なTBSを選択することができなくなる可能性があり、すなわち、ビットレートが1より大きい可能性があるが、これは基地局の実装に依存でき、また、すなわち、割り当てられたN_PRBの数値は比較的大きい可能性がある。
【0030】
前記所定の係数は実際の状況に応じて設定でき、上記2つの例のαは所定の係数であり、上記αの値は以下のいくつかの実施例を含む。
【0031】
基準の1種として、
α=(N_UpPTS−N_SRS−Up_DMRS)/(14−UL_DMRS)であり、
ここで、N_UpPTSはUpPTSのシンボル数、N_SRSはUpPTSにおけるSRS伝送用のシンボル数であり、
具体的な数値のいくつかの実施例について、上記基準に基づき、更にいくつかの具体的な数値の実施例を与える。
α=6/12=0.5、
α=5/12=0.417、
α=4/12=0.33、
α=3/12=0.25、
α=2/12=0.17、
α=1/12=0.08、
α=0.375、
α=0.125。
【0032】
上記特殊サブフレーム構成モードではUpPTSデザインはPUSCH伝送をサポートし、且つUpPTSは1つの独立した伝送リソースとして、独立したデータブロックを伝送する時、上りHARQタイミングを設計し、ランダムアクセスプロセスを考慮しないため、主に以下のタイミングを含む。
【0033】
(1)eNBはSR/BSRを受信した後にUL grantを割り当て、UEは該UL grantを用いてPUSCHにおいてデータを送信するタイミング;
(2)eNBはPHICHにおいてNACKを送信し、UEはPHICHを受信するタイミング;
(3)UEは上り再送を実行する同期タイミング。
【0034】
更に、本実施例では、具体的な設計は以下の2種の解決方法を含む。
【0035】
解決方法1:HARQタイミングテーブルを再設計する。
a)UpPTSのACK/NACK情報伝送とデータ伝送との間の間隔を4ms以上(つまり、4つのサブフレームの長さ以上)とする。
b)UpPTSのACK/NACK情報伝送とデータ伝送との間の間隔を4*6 SC−OFDMシンボル以上とする。
【0036】
解決方法2:従来のHARQタイミングテーブルを変更せず、1つのUpPTSのプロセスのみを追加する。
【0037】
また、本実施例では、TDDシステムに対して、異なるUL/DL構成を考慮する必要があり、LTEは7種の異なるTDD上り下り構成をサポートし、
図2aに示すように、図示する7種の上り下りサブフレーム構成はそれぞれ第0上り下りサブフレーム構成〜第6上り下りサブフレーム構成と呼称され、図中、Dは下りサブフレーム、Sは特殊サブフレーム、Uは上りサブフレームを示す。また、なお、TD−LTEシステムにおいて、上りリンクは同期HARQ技術を使用し、各サブフレームが固定した時点に再送を行うが、上り下り伝送が時分割多重化するため、各サブフレームに固定した同一のフィードバック時間間隔を割り当てることができない。異なるTDD UL/DL構成、異なるサブフレームによって、UL grantスケジューリング、ACK/NACKフィードバック及び再送の時間間隔がともに異なる。
図2bに示すように、TDD config.6に対して上りでは計6個のHARQプロセスがあり、上り第1個のプロセスサブフレーム2のUL grantは前の無線フレームのサブフレーム5にあり、ACK/NACKフィードバックはサブフレーム6にあり、再送サブフレームは次の無線フレームのサブフレーム3である。
【0038】
上記した前記基地局側から送信された上りグラント情報を受信することは、下り制御情報を解析し、前記下り制御情報から、前記ユーザー装置用の上りリソース選択ルールを指示するための上りリソース指示情報及び前記上りグラント情報を抽出して取得するステップを含む。
【0039】
前記下り制御情報はDCI フォーマット0であり、該メッセージはPDCCHに含まれ、DCIフォーマット 0に上りグラント情報UL−grantが含まれ、更に、上りリソース指示情報UL−IndexはUL−Grantに含まれるようにしてもよい。
【0040】
前記上りグラント情報を含んだ下りサブフレームの番号に基づき、対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延を決定し、前記少なくとも1種のサブフレーム遅延に基づき少なくとも1つの上りリソースを決定することは、
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定し、前記上りリソース選択ルールは少なくとも、上りリソース指示情報に対応する1つのサブフレーム、及び各々のサブフレームに対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延を含むステップと、
前記上りグラント情報を含んだ下りサブフレームの番号、及び前記上りリソース選択ルール中の対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延に基づき、少なくとも1つの上りリソースを決定するステップと、を含む。
【0041】
以下、7種の上り下りサブフレーム構成に基づき、それぞれメッセージ伝送を説明し、特にユーザー装置側がどのサブフレームで上りチャネルの伝送を行うかを如何に決定することに重点をおいて説明し、前記上りチャネルはPUSCHであってもよい。また、ユーザー装置はUL−grantを受信する時に、基地局に送信されようとするPUSCH伝送のタイミングを決定する。具体的なシナリオは以下を含む。
【0042】
シナリオ1
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第1上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム、第6号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を6と決定し、下りサブフレームが第4号のサブフレーム又は第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定するステップと、
第2上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5と決定し、下りサブフレームが第3号のサブフレーム又は第8号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定するステップと、
第3上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第7号のサブフレーム、第8号のサブフレーム、第9号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定するステップと、
第4上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第7号のサブフレーム、第8号のサブフレーム、第9号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定するステップと、
第5上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第7号のサブフレーム又は第8号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定するステップと、を含む。
【0043】
すなわち、構成1−5のk値(2種の解決方法に適用できる)は、表1を参照してください。
【0044】
【表1】
【0045】
なお、従来技術における上り伝送に比べて、本シナリオの相違点は、特殊タイムスロットのUpPTSにおいて上りチャネルの伝送を可能にし、特にUpPTSにおいてPUSCHの伝送を可能にすることであり、例えば、表1に示されるサブフレーム1において上り伝送を行う。
【0046】
シナリオ2
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
【0047】
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビット(Most Significant Bit:MSB)が1、最下位ビット(Least Significant Bit:LSB)が0であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を8とするステップと、
【0048】
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を9とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を8及び9とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を10とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を11とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、且つ最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を10及び11とするステップと、を含む。
【0049】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム8をスケジューリングしてもよく、サブフレーム9をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0050】
サブフレーム0及び5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+9)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数4】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
【0051】
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数5】
であり、対話する両方が(n+9)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+9)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0052】
サブフレーム1及び6に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+11)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数6】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数7】
であり、対話する両方が(n+11)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+9)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0053】
表2は構成0のk値(HARQタイミングテーブルを再設計する場合に適用できる)である。
【0054】
【表2】
【0055】
TDD上り下り構成0の場合、第4号のサブフレーム又は第2号のサブフレーム又は第7号のサブフレーム又は第9号のサブフレーム中の上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うと決定する場合、再送指示を1に設定し、そうでない場合、再送指示を0に設定する。
【0056】
シナリオ3
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び6とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とするステップと、を含む。
【0057】
構成0(case0&case1&case2)のk値(従来のHARQタイミングテーブルを変更しない場合に適用できる)は表3に示される。
【0058】
【表3】
【0059】
具体的には、UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHはそれぞれ異なるUL grantを用いてスケジューリングを行い、1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0060】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、サブフレーム6をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0061】
(1)サブフレーム0及び5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+6)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数8】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数9】
であり、対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+6)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0062】
サブフレーム1及び6に対して、1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数10】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数11】
であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0063】
TDD上り下り構成0の場合、第1号のサブフレーム又は第2号のサブフレーム又は第6号のサブフレーム又は第7号のサブフレーム中の上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うと決定する場合、再送指示を1に設定し、そうでない場合、再送指示を0に設定する。
【0064】
シナリオ4
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び6とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び6とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とするステップと、を含む。
【0065】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を6と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0066】
UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHに対して同一UL grantでスケジューリングを行い、すなわちサブフレーム6のUL grantとサブフレーム7のUL grantがバインディングされ、サブフレーム1のUL grantとサブフレーム2のUL grantがバインディングされる。
【0067】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、スケジューリングサブフレーム6及び7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0068】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム4をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム9をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム4、6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム6、7及び8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム9、1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム1、2及び3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0069】
シナリオ5
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが0、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、又は、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、又は対応するサブフレーム遅延を6とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とし、又は、対応するサブフレーム遅延を6及び5とし、又は対応するサブフレーム遅延を5とするステップと、を含む。
【0070】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を6と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0071】
本シナリオでは、1個のUL grantは多くとも3個のPUSCHをスケジューリングする。例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、スケジューリングサブフレーム6及び7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0072】
プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0073】
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=0は、
サブフレーム0とサブフレーム5に対して、
対話する両方が(n+k)及び(n+6)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
対話する両方が(n+6)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0074】
なお、上記具体的な処理方式は実際の状況に応じて選択されてもよく、システムにより予め設定されてもよい。
【0075】
サブフレーム1及びサブフレーム6に対して、
a) 対話する両方が(n+k)及び(n+5)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
b) 対話する両方が(n+k)及び(n+5)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
c) 対話する両方が(n+5)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0076】
なお、上記具体的な処理方式は実際の状況に応じて選択されてもよく、システムにより予め設定されてもよい。
【0077】
シナリオ6
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とするステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び7とするステップと、を含む。
【0078】
構成0(case3)のk値(従来のHARQタイミングテーブルを変更しない場合に適用できる)は表4に示される。
【0079】
【表4】
【0080】
1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0081】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、サブフレーム7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0082】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0083】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を5と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0084】
TDD上り下り構成0の場合、第2号のサブフレーム又は第4号のサブフレーム又は第7号のサブフレーム又は第9号のサブフレーム中の上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うと決定する場合、再送指示を1に設定し、そうでない場合、再送指示を0に設定する。
【0085】
シナリオ7
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を13とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16及び13とするステップと、を含む。
【0086】
構成6のk値(HARQタイミングテーブルを再設計する場合に適用できる)は表5に示される。
【0087】
【表5】
【0088】
表5からわかるように、第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、前記下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第6号のサブフレームのうちのいずれかである場合、上りサブフレームに対応するサブフレーム遅延を16と決定する。
【0089】
更に、サブフレーム5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+16)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数12】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数13】
であり、対話する両方が(n+16)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+16)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0090】
サブフレーム9に対して、前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第9号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を14とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第9号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16及び14とするステップと、を含む。
【0091】
具体的には、1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+15)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム9においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数14】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム9においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数15】
であり、対話する両方が(n+16)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+16)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0092】
TDD上り下り構成6の場合、第4号のサブフレーム又は第1号のサブフレーム中の上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うと決定する場合、再送指示を1に設定し、そうでない場合、再送指示を0に設定する。
【0093】
シナリオ8
前記上りグラント情報を含んだ下りサブフレームの番号に基づき、対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延を決定することは、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とし、下りサブフレームが第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5と決定するステップを含む。
【0094】
解決方法2は、従来のHARQタイミングを変更せず、UpPTS中で伝送されるデータのみにHARQデザインを追加する場合、以下のスキーム6を有する。
【0095】
従来のHARQタイミングテーブルを変更しない構成6(case1&case2)は表6に示される。
【0096】
【表6】
【0097】
UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHは同一UL grantでスケジューリングを行い、すなわちサブフレーム6のUL grantとサブフレーム7のUL grantがバインディングされ、サブフレーム1のUL grantとサブフレーム2のUL grantがバインディングされる。
【0098】
この時、サブフレーム9はサブフレーム4をスケジューリングし、サブフレーム0はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0099】
また、1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする場合もある。
【0100】
前記上りリソース指示情報に基づき、採用する上りリソース選択ルールを決定することは、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1であり、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とするステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7及び6とするステップと、を含む。
【0101】
前記方法は、
第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームの上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行うと決定する場合、再送指示を1に設定し、そうでない場合、再送指示を0に設定するステップをさらに含む。
【0102】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム6をスケジューリングしてもよく、サブフレーム7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0103】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+6)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数16】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0104】
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数17】
であり、対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0105】
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+6)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0106】
TDD上り下り構成6の場合、PUSCHがサブフレームn=6又はn=1のサブフレームにおいて伝送される時、
【数18】
であり、PUSCHがほかのサブフレームにおいて伝送される時、
【数19】
である。
【0107】
上記のシナリオの前提の下で、本実施例はさらに、ユーザー装置が上り情報を送信した後、つまりPUSCHを送信した後、基地局側の送信する再送指示チャネルのサブフレーム位置を受信し、ここで、再送指示チャネルはPHICHである。PUSCH伝送とPHICH伝送タイミングにおいて、第n個のサブフレームのPUSCHに対応するPHICHのサブフレーム位置は
【数20】
であり、前記
【数21】
の値は以下の3種の処理方式を含む。
【0108】
処理方式1
構成1−5の
【数22】
の値について、具体的には、
前記少なくとも1つの上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行った後、前記方法は、
第1上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第6号のサブフレーム、第7号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を4と決定し、第3号のサブフレーム又は第8号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第2上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を5と決定し、第2号のサブフレーム又は第7号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第3上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第3号のサブフレーム、第4号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第4上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第3号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第5上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム又は第2号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、をさらに含む。
【0109】
表7を参照する。
【0110】
【表7】
【0111】
処理方式2
前記少なくとも1つの上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行った後、前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第6号のサブフレーム、第7号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を4と決定し、第3号のサブフレーム又は第8号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を7と決定し、第4号のサブフレーム又は第9号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第6号のサブフレーム、第7号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を4と決定し、第3号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定し、第4号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を5と決定し、第8号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0112】
処理方式3
前記少なくとも1つの上りリソースにおいて上り共有チャネルの伝送を行った後、前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を5と決定し、第2号のサブフレーム又は第7号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を4と決定し、第3号のサブフレーム又は第8号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を7と決定し、第4号のサブフレーム又は第9号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定するステップと、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、第1号のサブフレーム、第2号のサブフレーム、第6号のサブフレーム、第7号のサブフレームのうちのいずれか1つにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を4と決定し、第3号のサブフレーム又は第4号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を6と決定し、第8号のサブフレームにおいて上り共有チャネルの伝送を行う場合、対応する再送指示チャネルを受信するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0113】
構成0及び6の
【数23】
の値(HARQタイミングテーブルを再設計する場合に対応する)は表8に示される。
【0114】
【表8】
【0115】
構成0及び6の
【数24】
の値は表9(従来のHARQタイミングテーブルを変更しない場合に対応する)に示される。
【0116】
【表9】
【0117】
以下、
図3を参照して、UEと基地局側が対話する上りプロセスを説明する。以下を含む。
【0118】
(1)UEはランダムアクセスプロセスによって、eNBにMSG1を送信する。eNBはRAを受信すると、RAR(Random Access Response)においてMSG3が使用しようとするUL grantを設定し、後続のUEはUL grantに指定されるリソースにおいてMSG3を送信する。
【0119】
(2)eNodeBはUEの送信したSRSを測定して上りチャネルの推定を得る。
【0120】
(3)上り伝送に対して、eNodeBはUL grant(PDCCH)によってUEに上りPUSCHリソースを割り当てる時のみに、UEは対応するリソースを使用して上り伝送を行う。UEに上りPUSCHリソースが割り当てられていないが、送信対象となる上りデータがある場合、UEはSR(Scheduling Request)を送信してeNodeBに送信対象データ有りを通知し、eNodeBによる上りPUSCHリソースの割当を要求する。
【0121】
(4)eNodeBがUEに割り当てるリソースの量を決定するように、UEはeNodeBに送信対象となるデータの量を通知する必要がある。UEはSRによってeNodeBに送信対象データ有りのみを通知するが、eNodeBに送信対象となるデータの量を通知していないため、UEはBSR(Buffer Status Report)によってeNodeBに送信対象となるデータの量を通知する必要がある。
【0122】
(5)UEはeNodeBと接続を確立した後、eNodeBとデータ伝送を行う可能性がある。UEはeNodeBに送信するデータをPUSCHにベアラする。eNodeBはACK/NACKを使用して、データ受信の正否をUEに通知する必要がある。この時、ACK/NACKはPHICHによってUEに送信される。eNodeBによる上りデータの受信が失敗すると、UEはデータを再送する必要がある。
【0123】
(6)無線チャネル条件は絶えず変化する可能性があり、eNodeBが下りスケジューリングする時にチャネル品質を考慮に入れるように、UEはその見る下り無線チャネル条件をCSIによってeNodeBにフィードバックする必要がある。CSIはPUCCH又はPUSCHによって伝送される。
【0124】
以上からわかるように、本実施例では、追加した特殊サブフレーム構成モード10では、DwPTS:GP:UpPTSの比は6:2:6であり、且つUpPTSデザインはPUSCH伝送をサポートし、PUSCHとスケジューリングサブフレームのタイミング関係が設計され、以下を含む。
【0125】
(1)HARQタイミングテーブルを再設計する場合、構成0〜6に与える解決方案テーブル及び下りスケジューリングサブフレームが上りPUSCH伝送サブフレームより少ない時の解決方法について、上記のとおりである。
【0126】
(2)従来のHARQタイミングテーブルを変更せず、1つのプロセスのみを追加する場合、与えられる構成0〜6のタイミングテーブル。
【0127】
UL grantスケジューリングスキームについて、構成0は4種類を含む。
a)case0:UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHはそれぞれ異なるUL grantでスケジューリングを行い、1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
b)case1:UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHは同一UL grantでスケジューリングを行い、すなわちサブフレーム6のUL grantとサブフレーム7のUL grantがバインディングされ、サブフレーム1のUL grantとサブフレーム2のUL grantがバインディングされる。
c)case2:1個のUL grantは多くとも3個のPUSCHをスケジューリングする。
d)case3:1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0128】
構成6は2種類を含む。
a)case1:UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHは同一UL grantでスケジューリングを行い、すなわちサブフレーム6のUL grantとサブフレーム7のUL grantがバインディングされ、サブフレーム1のUL grantとサブフレーム2のUL grantがバインディングされる。
b)case2:1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0129】
追加した特殊サブフレーム構成モード10では、DwPTS:GP:UpPTSの比は6:2:6であり、且つUpPTSデザインはPUSCH伝送をサポートし、PUSCHとフィードバックサブフレームのタイミング関係が設計され、例えば、タイミング2に与えられる構成0〜6のタイミングテーブルである。
【0130】
上記からわかるように、上記技術案によれば、ユーザー装置は基地局からの下り認証情報に対応する下りサブフレームを受信すると、下りサブフレームに基づき、対応する上りリソースを決定でき、特に上りリソースは特殊サブフレームの上りパイロットタイムスロットを含んでもよく、このように、より多くの上りリソースを上り信号の伝送に使用でき、また、上り信号を伝送するための上りリソースが増加するため、各々の上りリソースにベアラされた情報量をさらに減少させ、上り情報の伝送スペクトルを確保する効果を実現する。
【実施例2】
【0131】
実施例1の提供するユーザー装置側の処理に対応して、基地局側がUEのアップロードした情報を正確に受信できるように、基地局側も対応する処理を実行する必要があり、具体的には、
図4に示され、
ユーザー装置に対する上りグラント情報又は再送指示情報を生成するステップ401と、
前記上りグラント情報又は再送指示情報を送信するための下りサブフレームの番号を決定し、前記下りサブフレームの番号に基づき、対応する少なくとも1種のサブフレーム遅延を決定し、前記少なくとも1種のサブフレーム遅延に基づき、上りサブフレーム及び/又は特殊サブフレーム中の上りパイロットタイムスロットである少なくとも1つの上りリソースを決定するステップ402と、
前記下りサブフレームにおいて前記ユーザー装置に前記上りグラント情報を送信し、前記少なくとも1つの上りリソースにおいて前記ユーザー装置からの上り共有チャネルの伝送を受信するステップ403と、を含む。
【0132】
ここで、前記下りサブフレームにおいて前記ユーザー装置に前記上りグラント情報を送信することは、
前記ユーザー装置用の上りリソース選択ルールを指示するための上りリソース指示情報及び前記上りグラント情報を下り制御情報に追加し、前記下りサブフレームにおいて前記ユーザー装置に前記下り制御情報を送信するステップを含む。下り制御情報はDCI 0であってもよい。
【0133】
本実施例では、TDDシステムに対して、異なるUL/DL構成を考慮する必要があり、LTEは7種の異なるTDD上り下り構成をサポートし、
図2に示すように、図示する7種の上り下りサブフレーム構成はそれぞれ第0上り下りサブフレーム構成〜第7上り下りサブフレーム構成と呼称され、図中、Dは下りサブフレーム、Sは特殊サブフレーム、Uは上りサブフレームを示す。
【0134】
以下、7種の上り下りサブフレーム構成に基づき、それぞれメッセージ伝送を説明し、特にUEがどのサブフレームで上りチャネルの伝送を行うかを如何に決定することに重点をおいて説明し、前記上りチャネルはPUSCHであってもよい。また、上記上りグラント情報はUL grantであってもよく、下り制御情報に含ませて伝送でき、ユーザー装置はUL−grantを受信する時に、基地局に送信されようとするPUSCH伝送のタイミングを決定する。従って、具体的なシナリオは以下を含む。
【0135】
シナリオ1
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを送信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を8とすることであると指示するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を9とすることであると指示するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を8及び9とすることであると指示するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を10とすることであると指示するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を11とすることであると指示するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を10及び11とすることであると指示するステップと、をさらに含む。
【0136】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム8をスケジューリングしてもよく、サブフレーム9をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0137】
サブフレーム0及び5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+9)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数25】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数26】
であり、対話する両方が(n+9)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+9)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0138】
サブフレーム1及び6に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+11)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数27】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数28】
であり、対話する両方が(n+11)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+9)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0139】
シナリオ2
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び6とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とすることであると指示する。
【0140】
具体的には、UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHはそれぞれ異なるUL grantでスケジューリングを行い、1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0141】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、サブフレーム6をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0142】
(1)サブフレーム0及び5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+6)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数29】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数30】
であり、対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+6)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0143】
サブフレーム1及び6に対して、1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数31】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム1又は6においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数32】
であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0144】
シナリオ3
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、対応する上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び6とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び6とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とし、下りサブフレームが第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、下りサブフレームが第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とすることであると指示する。
【0145】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を6と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0146】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム4をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム9をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、サブフレーム0はサブフレーム4、6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム6、7及び8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム9、1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム1、2及び3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0147】
シナリオ4
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが1、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とし、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットが0、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とし、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが1、最下位ビットが1である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットが0、最下位ビットが0である場合、上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4、6及び7とし、又は、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、又は対応するサブフレーム遅延を6とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5、6及び7とし、又は、対応するサブフレーム遅延を6及び5とし、又は対応するサブフレーム遅延を5とする。
【0148】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を6と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0149】
プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0150】
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=0は、
サブフレーム0とサブフレーム5に対して、
a)対話する両方が(n+k)及び(n+6)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
b)対話する両方が(n+6)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
c)対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
サブフレーム1及びサブフレーム6に対して、
a)対話する両方が(n+k)及び(n+5)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は3個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
b)対話する両方が(n+k)及び(n+5)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングし、
c)対話する両方が(n+5)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0151】
なお、上記具体的な処理方式は実際の状況に応じて選択されてもよく、システムにより予め設定されてもよい。
【0152】
シナリオ5
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、対応する上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットを0、最下位ビットを1とすると、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とすることであると指示し、
第0上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5及び7とすることであると指示する。
【0153】
1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0154】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム4をスケジューリングしてもよく、サブフレーム7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0155】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+7)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+7)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+7)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0156】
前記方法は、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を4と決定し、再送指示が1である場合、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、
第0上り下りサブフレーム構成を採用し、且つ第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信する場合、再送指示が0である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を5と決定し、再送指示が1である場合、第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームに対応するサブフレーム遅延を7と決定するステップと、をさらに含む。
【0157】
シナリオ6
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を13とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットを0、最下位ビットを1とすると、又は、第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16及び13とすることであると指示する。
【0158】
サブフレーム5に対して、
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+16)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数33】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数34】
であり、対話する両方が(n+16)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+16)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0159】
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報中の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第9号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を14とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第9号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を16及び14とすることであると指示する。
【0160】
具体的には、1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+15)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム9においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数35】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム9においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数36】
であり、対話する両方が(n+16)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングし、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+16)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0161】
シナリオ7
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とし、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第6号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とし、下りサブフレームが第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5と決定する。
【0162】
UpPTSのPUSCHとそれに次いだ上りサブフレームのPUSCHは同一UL grantでスケジューリングを行い、すなわちサブフレーム6のUL grantとサブフレーム7のUL grantがバインディングされ、サブフレーム1のUL grantとサブフレーム2のUL grantがバインディングされる。
【0163】
この時、サブフレーム9はサブフレーム4をスケジューリングし、サブフレーム0はサブフレーム6及び7をスケジューリングし、サブフレーム1はサブフレーム8をスケジューリングし、サブフレーム5はサブフレーム1及び2をスケジューリングし、サブフレーム6はサブフレーム3をスケジューリングし、すなわち、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0164】
シナリオ8
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを0とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が0である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を7とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを0、最下位ビットを1とし、又は、第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームにおいて再送指示チャネルを受信し、且つ再送指示が1である場合、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6とすることであると指示し、
第6上り下りサブフレーム構成を採用する場合、上りリソース指示情報の最上位ビットを1、最下位ビットを1とし、対応する上りリソース選択ルールは下りサブフレームの番号が第0号のサブフレーム又は第5号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を6及び7とすることであると指示する。
【0165】
1個のUL grantは多くとも2個のPUSCHをスケジューリングする。
【0166】
例えば、サブフレーム0に対して、サブフレーム6をスケジューリングしてもよく、サブフレーム7をスケジューリングしてもよく、そのスケジューリングするサブフレームを決定するために、以下の規定を定義する。
【0167】
1個のDCI0のリソースは(n+k)にも使用でき、(n+6)にも使用できる。プロトコルはDCI0にUL_INDEXと呼ばれるフィールドを導入する。UL_INDEXフィールドは2個のbitsのみを有し、具体的な意味について、
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=0であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数37】
であり、対話する両方が(n+k)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0168】
最上位ビット(MSB)=0、最下位ビット(LSB)=1であり、又はサブフレーム0又は5においてPHICHを受信し、且つ対応する
【数38】
であり、対話する両方が(n+6)のルールを使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は1個のPUSCHのリソースをスケジューリングする。
【0169】
最上位ビット(MSB)=1、最下位ビット(LSB)=1であり、対話する両方が(n+k)及び(n+6)のルールを同時に使用する必要があるのを示し、この時、1個のDCI0は多くとも2個のPUSCHのリソースを同時にスケジューリングする。
【0170】
シナリオ9
第1上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第1号のサブフレーム、第5号のサブフレーム、第6号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を6と決定し、下りサブフレームが第4号のサブフレーム又は第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定し、
第2上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第1号のサブフレーム又は第9号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を5と決定し、下りサブフレームが第3号のサブフレーム又は第8号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定し、
第3上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第0号のサブフレーム、第7号のサブフレーム、第8号のサブフレーム、第9号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定し、
第4上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第7号のサブフレーム、第8号のサブフレーム、第9号のサブフレームのうちのいずれかである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定し、
第5上り下りサブフレーム構成を採用する場合、下りサブフレームが第7号のサブフレーム又は第8号のサブフレームである場合、対応するサブフレーム遅延を4と決定する。