(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-52730(P2021-52730A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】肉の漬物製造装置
(51)【国際特許分類】
A23L 13/00 20160101AFI20210312BHJP
【FI】
A23L13/00 E
A23L13/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-198041(P2019-198041)
(22)【出願日】2019年10月31日
(11)【特許番号】特許第6740519号(P6740519)
(45)【特許公報発行日】2020年8月19日
(31)【優先権主張番号】201910928338.6
(32)【優先日】2019年9月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519389834
【氏名又は名称】佛山克情日用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】帥定芳
【テーマコード(参考)】
4B042
【Fターム(参考)】
4B042AH01
4B042AT10
(57)【要約】
【課題】本願発明は肉の漬物製造装置を開示した。
【解決手段】
上ケースを含み、前記上ケースの中には切り空間が設置され、前記切り空間の中には切り機構が設置され、前記切り機構はおいしい漬物を作るために食肉を切ることができ、前記切り空間の後壁の中には第一モーター空間が設置され、前記第一モーター空間の中には第一動力機構が設置され、前記第一動力機構の前端は前記切り機構と連結され、本願発明の構造が簡単で、メンテナンスと使用が便利であり、本願発明の装置は自動的に食肉などの食材を漬けることができ、漬ける過程は簡単で、効率が高い。また気密性のよいローラの中で漬けることで、細菌が食肉を汚染するリスクを減少し、且つ漬ける作業をする人の負担を大いに軽減し、普及する価値がある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上ケースを含み、前記上ケースの中には切り空間が設置され、前記切り空間の中には切り機構が設置され、前記切り空間の後壁の中には第一モーター空間が設置され、前記第一モーター空間の中には第一動力機構が設置され、前記第一動力機構の前端は前記切り機構と連結され、前記切り空間の下端には漬ける用の漬け空間が連通するように設置され、前記漬け空間の中には漬け機構が設置され、前記上ケースの下端にはベースが設置され、前記ベースは前記上ケースの左右両側壁と固定的に連結され、前記ベースの上壁面には受け皿が固定的に設置され、前記受け皿は前記漬け機構の下端に位置し、前記上ケースの左右両側壁の中には注入管が設置され、前記注入管の下端には漬け込み材料空間が連通するように設置され、前記漬け込み材料空間において当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端にはスライドレールが連通するように設置され、前記スライドレールにおいて当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端は前記漬け空間と連通し、前記上ケースの中には第一止め板空間が左右対称的に設置され、前記第一止め板空間の中には第一止め板機構が設置され、前記第一止め板空間の下壁の中には第二モーター空間が設置され、前記第二モーター空間の中には第二動力機構が設置され、前記第二動力機構は前記第一止め板機構と連結され、前記第二モーター空間において前記漬け空間に近接した側壁の中には第二止め板空間が設置され、前記第二止め板空間の中には第二止め板機構が設置され、前記第二止め板機構は前記第二動力機構と連結されていることを特徴とする肉の漬物製造装置。
【請求項2】
前記第一動力機構は第一モーターを含み、前記第一モーターは前記第一モーター空間の後壁の中に固定的に設置され、且つ前記第一モーターには第一動力軸が伝動できるように連結され、前記第一動力軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結され、前記第一モーターの右端には回転可能な第一伝動軸が設置され、前記第一伝動軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項3】
前記切り機構は切り車輪を含み、前記切り車輪は前記切り空間の中に回転できるように設置され、且つ前記切り車輪は前記第一動力軸に固定的に設置され、前記第一動力軸の前端には第一鎖歯車が固定的に設置され、前記第一鎖歯車にはチェーンが巻き付くように設置され、前記切り空間において前記第一伝動軸に位置するところには前記切り車輪が固定的に設置され、前記第一伝動軸の前端には第二鎖歯車が固定的に設置され、前記第二鎖歯車は前記チェーンの右端と連結されていることを特徴とする請求項2に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項4】
前記第二動力機構は第二モーターを含み、前記第二モーターは前記第二モーター空間の中に固定的に設置され、且つ前記第二モーターには第二動力軸が伝動できるように連結され、前記第二動力軸において前記漬け空間に近接した一端は前記第二止め板空間の中に伸び、且つ前記第二止め板機構と連結され、前記第二動力軸には第一傘歯車が設置され、前記第一傘歯車の上端には第二傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車の上端は前記第一止め板機構と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項5】
前記第一止め板機構は第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸は前記第一止め板空間の下壁の中に回転できるように設置され、且つ前記第二伝動軸の下端は前記第二傘歯車と固定的に連結され、前記第二伝動軸の上端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記第三傘歯車の上端には第四傘歯車が噛み合うように連結され、前記第四傘歯車の軸心には第一定位軸が固定的に設置され、前記第一定位軸には第一止め板歯車が固定的に設置され、前記第一止め板歯車は前記第四傘歯車の後端に位置し、前記第一止め板歯車の上端には第一止め板が噛み合うように連結されていることを特徴とする請求項4に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項6】
前記第二止め板機構は第二定位軸を含み、前記第二定位軸は前記第二止め板空間の中に回転できるように設置され、且つ前記第二定位軸には第五傘歯車が固定的に設置され、前記第五傘歯車において前記漬け空間から離れた一端には第六傘歯車が噛み合うように連結され、前記第六傘歯車において前記漬け空間から離れた一端は前記第二動力軸と固定的に連結され、前記第二定位軸には第二止め板歯車が固定的に設置され、前記第二止め板歯車は前記第五傘歯車の後端に位置し、前記第二止め板歯車において前記漬け空間に近接した一端には第二止め板が噛み合うように連結されていることを特徴とする請求項4に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項7】
前記漬け機構は中央動力軸を含み、前記中央動力軸は前記漬け空間の中に回転できるように設置され、前記中央動力軸の中にはローラ空間が設置され、前記中央動力軸にはローラが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項8】
前記漬け空間の後壁の中には第三動力空間が設置され、前記第三動力空間の前壁には第三モーターが固定的に設置され、前記第三モーターは前記中央動力軸と伝動できるように連結され、前記第三モーターを作動させる時に、前記第三モーターは前記中央動力軸を回転させることができることを特徴とする請求項7に記載の肉の漬物製造装置。
【請求項9】
前記ローラの外壁の中には五つの液圧バルブが環状を呈して配列され、前記液圧バルブにおいて前記中央動力軸に近接した一端には液圧パイプが連通するように設置され、前記液圧パイプの中には油液が充満しており、前記液圧パイプの中にはスライド可能なスライド板が設置され、前記液圧バルブの中には電磁石が固定的に設置され、前記電磁石において前記中央動力軸に近接した一端にはばねが固定的に設置され、前記ばねにおいて前記中央動力軸に近接した一端にはスライダが固定的に設置され、前記スライダは前記液圧バルブの中でスライドできることを特徴とする請求項7に記載の肉の漬物製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は肉の漬物分野に関わり、具体的には肉の漬物製造装置である。
【背景技術】
【0002】
食材を漬けるのは食材を保存するために有効な方法の一つであり、腐敗を防ぎ、賞味期限を延ばすという目的を持つ。また漬物の風味が良くて人に好まれる。そのため、伝統的な家庭には、主婦たちはよく食材を漬ける。しかし、今の漬ける作業は人により実現されるのであり、こういう方法は時間がかかって面倒で、且つ不衛生であり、漬ける過程に食材を汚染し、人の健康を脅かす恐れがある。従って、自動的に食肉などの食材を漬ける小型装置を設計する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109430770号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:多くの過程に食材を漬ける時、人により実現されるのであり、こういう方法は時間がかかって面倒で、且つ不衛生であり、漬ける過程に食材を汚染し、人の健康を脅かす恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するため、本願発明は肉の漬物製造装置を設計する。本願発明の肉の漬物製造装置は、上ケースを含み、前記上ケースの中には切り空間が設置され、前記切り空間の中には切り機構が設置され、前記切り機構はおいしい漬物を作るために食肉を切ることができ、前記切り空間の後壁の中には第一モーター空間が設置され、前記第一モーター空間の中には第一動力機構が設置され、前記第一動力機構の前端は前記切り機構と連結され、前記第一動力機構を作動させると前記切り機構の作動を駆動でき、前記切り空間の下端には漬ける用の漬け空間が連通するように設置され、前記漬け空間の中には漬け機構が設置され、前記漬け機構は食肉を撹拌して漬けることができ、前記上ケースの下端にはベースが設置され、前記ベースは前記上ケースの左右両側壁と固定的に連結され、前記ベースの上壁面には受け皿が固定的に設置され、前記受け皿は前記漬け機構の下端に位置し、前記漬け機構により撹拌して漬けられた食材は前記受け皿の中に落ち、前記上ケースの左右両側壁の中には注入管が設置され、前記注入管の下端には漬け込み材料空間が連通するように設置され、前記注入管により前記漬け込み材料空間の中に塩などの漬け込み材料を入れ、前記漬け込み材料空間において当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端にはスライドレールが連通するように設置され、前記スライドレールにおいて当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端は前記漬け空間と連通し、漬け込み材料は前記スライドレールを通って前記漬け空間の中に入ってから前記漬け機構の中に落ち、前記上ケースの中には第一止め板空間が左右対称的に設置され、前記第一止め板空間の中には第一止め板機構が設置され、前記第一止め板機構は前記切り空間の下端の開閉を制御でき、前記第一止め板空間の下壁の中には第二モーター空間が設置され、前記第二モーター空間の中には第二動力機構が設置され、前記第二動力機構は前記第一止め板機構と連結され、前記第二動力機構を作動させると前記第二動力機構は前記第一止め板機構を駆動でき、前記第二モーター空間において前記漬け空間に近接した側壁の中には第二止め板空間が設置され、前記第二止め板空間の中には第二止め板機構が設置され、前記第二止め板機構は前記第二動力機構と連結され、前記第二動力機構を作動させると前記第二止め板機構の作動を駆動でき、そして前記第二止め板機構は前記スライドレールの開閉を制御できる。
【0006】
前記第一動力機構は第一モーターを含み、前記第一モーターは前記第一モーター空間の後壁の中に固定的に設置され、且つ前記第一モーターには第一動力軸が伝動できるように連結され、前記第一動力軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結され、前記第一モーターの右端には回転可能な第一伝動軸が設置され、前記第一伝動軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結され、前記第一モーターを作動させると、前記第一モーターは前記第一動力軸を回転させ、前記第一動力軸は動力を前記切り機構に伝達できる。
【0007】
前記切り機構は切り車輪を含み、前記切り車輪は前記切り空間の中に回転できるように設置され、且つ前記切り車輪は前記第一動力軸に固定的に設置され、前記第一動力軸の前端には第一鎖歯車が固定的に設置され、前記第一鎖歯車にはチェーンが巻き付くように設置され、前記切り空間において前記第一伝動軸に位置するところには前記切り車輪が固定的に設置され、前記第一伝動軸の前端には第二鎖歯車が固定的に設置され、前記第二鎖歯車は前記チェーンの右端と連結され、前記第一動力軸が回転する時に、前記第一動力軸は左側の前記切り車輪と前記第一鎖歯車とを駆動して回転させることができ、前記第一鎖歯車は前記チェーンと前記第二鎖歯車とにより前記第一伝動軸を駆動して回転させ、前記第一伝動軸は前記切り車輪を駆動して回転させ、そして食肉を切ることができる。
【0008】
前記第二動力機構は第二モーターを含み、前記第二モーターは前記第二モーター空間の中に固定的に設置され、且つ前記第二モーターには第二動力軸が伝動できるように連結され、前記第二動力軸において前記漬け空間に近接した一端は前記第二止め板空間の中に伸び、且つ前記第二止め板機構と連結され、前記第二動力軸には第一傘歯車が設置され、前記第一傘歯車の上端には第二傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車の上端は前記第一止め板機構と連結され、前記第二モーターを作動させると、前記第二モーターは前記第二動力軸を回転させ、前記第二動力軸は動力を前記第二止め板機構に伝達でき、それと同時に前記第二動力軸は前記第一傘歯車により前記第二傘歯車を駆動して回転させ、前記第二傘歯車は動力を前記第一止め板機構に伝達できる。
【0009】
前記第一止め板機構は第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸は前記第一止め板空間の下壁の中に回転できるように設置され、且つ前記第二伝動軸の下端は前記第二傘歯車と固定的に連結され、前記第二伝動軸の上端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記第三傘歯車の上端には第四傘歯車が噛み合うように連結され、前記第四傘歯車の軸心には第一定位軸が固定的に設置され、前記第一定位軸には第一止め板歯車が固定的に設置され、前記第一止め板歯車は前記第四傘歯車の後端に位置し、前記第一止め板歯車の上端には第一止め板が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車は前記第二伝動軸を駆動して回転させる時に、前記第二伝動軸は前記第三傘歯車と前記第四傘歯車とにより前記第一定位軸を回転させ、前記第一定位軸は前記第一止め板歯車により前記第一止め板を左右にスライドさせられ、前記第一止め板は前記漬け空間に近接した一端へスライドする時に、前記漬け空間を閉鎖でき、前記第一止め板は前記漬け空間から離れた一端へスライドする時に、前記切り空間を開けられる。
【0010】
前記第二止め板機構は第二定位軸を含み、前記第二定位軸は前記第二止め板空間の中に回転できるように設置され、且つ前記第二定位軸には第五傘歯車が固定的に設置され、前記第五傘歯車において前記漬け空間から離れた一端には第六傘歯車が噛み合うように連結され、前記第六傘歯車において前記漬け空間から離れた一端は前記第二動力軸と固定的に連結され、前記第二定位軸には第二止め板歯車が固定的に設置され、前記第二止め板歯車は前記第五傘歯車の後端に位置し、前記第二止め板歯車において前記漬け空間に近接した一端には第二止め板が噛み合うように連結され、前記第二動力軸は前記第六傘歯車と前記第五傘歯車とにより前記第二定位軸を回転させる時に、前記第二定位軸は前記第二止め板歯車により前記第二止め板を上下にスライドさせられ、前記第二止め板は上方にスライドする時に、前記スライドレールを開けられ、前記第二止め板は下方にスライドする時に、前記スライドレールを閉められる。
【0011】
前記漬け機構は中央動力軸を含み、前記中央動力軸は前記漬け空間の中に回転できるように設置され、前記中央動力軸の中にはローラ空間が設置され、食材は前記ローラ空間の中で撹拌して漬けられ、前記中央動力軸にはローラが固定的に設置されている。
【0012】
有益なように、前記漬け空間の後壁の中には第三動力空間が設置され、前記第三動力空間の前壁には第三モーターが固定的に設置され、前記第三モーターは前記中央動力軸と伝動できるように連結され、前記第三モーターを作動させる時に、前記第三モーターは前記中央動力軸を回転させることができる。
【0013】
有益なように、前記ローラの外壁の中には五つの液圧バルブが環状を呈して配列され、前記液圧バルブにおいて前記中央動力軸に近接した一端には液圧パイプが連通するように設置され、前記液圧パイプの中には油液が充満しており、前記液圧パイプの中にはスライド可能なスライド板が設置され、前記液圧バルブの中には電磁石が固定的に設置され、前記電磁石において前記中央動力軸に近接した一端にはばねが固定的に設置され、前記ばねにおいて前記中央動力軸に近接した一端にはスライダが固定的に設置され、前記スライダは前記液圧バルブの中でスライドでき、前記電磁石は通電する時に、前記電磁石は磁性を生み出して前記スライダを吸引し、前記スライダは前記電磁石の吸引で前記中央動力軸から離れた一端へスライドし、油液は前記液圧バルブの中に入り、前記スライド板が下方にスライドすることで、前記ローラ空間は開けられる。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の有益な効果は:本願発明の構造が簡単で、メンテナンスと使用が便利であり、本願発明の装置は自動的に食肉などの食材を漬けることができ、漬ける過程は簡単で、効率が高い。また気密性のよいローラの中で漬けることで、細菌が食肉を汚染するリスクを減少し、且つ漬ける作業をする人の負担を大いに軽減し、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【
図1】
図1は本願発明の肉の漬物製造装置の全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本願発明は肉の漬物製造装置に関わり、主に食肉を漬けることに応用され、以下、本願発明の付図をあわせてさらなる説明をする。
【0018】
本願発明の肉の漬物製造装置は、上ケース11を含み、前記上ケース11の中には切り空間100が設置され、前記切り空間100の中には切り機構101が設置され、前記切り機構101はおいしい漬物を作るために食肉を切ることができ、前記切り空間100の後壁の中には第一モーター空間300が設置され、前記第一モーター空間300の中には第一動力機構301が設置され、前記第一動力機構301の前端は前記切り機構101と連結され、前記第一動力機構301を作動させると前記切り機構101の作動を駆動でき、前記切り空間100の下端には漬ける用の漬け空間200が連通するように設置され、前記漬け空間200の中には漬け機構201が設置され、前記漬け機構201は食肉を撹拌して漬けることができ、前記上ケース11の下端にはベース24が設置され、前記ベース24は前記上ケース11の左右両側壁と固定的に連結され、前記ベース24の上壁面には受け皿25が固定的に設置され、前記受け皿25は前記漬け機構201の下端に位置し、前記漬け機構201により撹拌して漬けられた食材は前記受け皿25の中に落ち、前記上ケース11の左右両側壁の中には注入管17が設置され、前記注入管17の下端には漬け込み材料空間18が連通するように設置され、前記注入管17により前記漬け込み材料空間18の中に塩などの漬け込み材料を入れ、前記漬け込み材料空間18において当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端にはスライドレール55が連通するように設置され、前記スライドレール55において当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端は前記漬け空間200と連通し、漬け込み材料は前記スライドレール55を通って前記漬け空間200の中に入ってから前記漬け機構201の中に落ち、前記上ケース11の中には第一止め板空間600が左右対称的に設置され、前記第一止め板空間600の中には第一止め板機構601が設置され、前記第一止め板機構601は前記切り空間100の下端の開閉を制御でき、前記第一止め板空間600の下壁の中には第二モーター空間700が設置され、前記第二モーター空間700の中には第二動力機構701が設置され、前記第二動力機構701は前記第一止め板機構601と連結され、前記第二動力機構701を作動させると前記第二動力機構701は前記第一止め板機構601を駆動でき、前記第二モーター空間700において前記漬け空間200に近接した側壁の中には第二止め板空間500が設置され、前記第二止め板空間500の中には第二止め板機構501が設置され、前記第二止め板機構501は前記第二動力機構701と連結され、前記第二動力機構701を作動させると前記第二止め板機構501の作動を駆動でき、そして前記第二止め板機構501は前記スライドレール55の開閉を制御できる。
【0019】
実施例により、以下、前記第一動力機構301について詳しく説明し、前記第一動力機構301は第一モーター27を含み、前記第一モーター27は前記第一モーター空間300の後壁の中に固定的に設置され、且つ前記第一モーター27には第一動力軸29が伝動できるように連結され、前記第一動力軸29の前端は前記切り空間100の中に伸び、且つ前記切り機構101と連結され、前記第一モーター27の右端には回転可能な第一伝動軸28が設置され、前記第一伝動軸28の前端は前記切り空間100の中に伸び、且つ前記切り機構101と連結され、前記第一モーター27を作動させると、前記第一モーター27は前記第一動力軸29を回転させ、前記第一動力軸29は動力を前記切り機構101に伝達できる。
【0020】
実施例により、以下、前記切り機構101について詳しく説明し、前記切り機構101は切り車輪12を含み、前記切り車輪12は前記切り空間100の中に回転できるように設置され、且つ前記切り車輪12は前記第一動力軸29に固定的に設置され、前記第一動力軸29の前端には第一鎖歯車31が固定的に設置され、前記第一鎖歯車31にはチェーン13が巻き付くように設置され、前記切り空間100において前記第一伝動軸28に位置するところには前記切り車輪12が固定的に設置され、前記第一伝動軸28の前端には第二鎖歯車14が固定的に設置され、前記第二鎖歯車14は前記チェーン13の右端と連結され、前記第一動力軸29が回転する時に、前記第一動力軸29は左側の前記切り車輪12と前記第一鎖歯車31とを駆動して回転させることができ、前記第一鎖歯車31は前記チェーン13と前記第二鎖歯車14とにより前記第一伝動軸28を駆動して回転させ、前記第一伝動軸28は前記切り車輪12を駆動して回転させ、そして食肉を切ることができる。
【0021】
実施例により、以下、前記第二動力機構701について詳しく説明し、前記第二動力機構701は第二モーター38を含み、前記第二モーター38は前記第二モーター空間700の中に固定的に設置され、且つ前記第二モーター38には第二動力軸39が伝動できるように連結され、前記第二動力軸39において前記漬け空間200に近接した一端は前記第二止め板空間500の中に伸び、且つ前記第二止め板機構501と連結され、前記第二動力軸39には第一傘歯車41が設置され、前記第一傘歯車41の上端には第二傘歯車42が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車42の上端は前記第一止め板機構601と連結され、前記第二モーター38を作動させると、前記第二モーター38は前記第二動力軸39を回転させ、前記第二動力軸39は動力を前記第二止め板機構501に伝達でき、それと同時に前記第二動力軸39は前記第一傘歯車41により前記第二傘歯車42を駆動して回転させ、前記第二傘歯車42は動力を前記第一止め板機構601に伝達できる。
【0022】
実施例により、以下、前記第一止め板機構601について詳しく説明し、前記第一止め板機構601は第二伝動軸37を含み、前記第二伝動軸37は前記第一止め板空間600の下壁の中に回転できるように設置され、且つ前記第二伝動軸37の下端は前記第二傘歯車42と固定的に連結され、前記第二伝動軸37の上端には第三傘歯車36が固定的に設置され、前記第三傘歯車36の上端には第四傘歯車34が噛み合うように連結され、前記第四傘歯車34の軸心には第一定位軸35が固定的に設置され、前記第一定位軸35には第一止め板歯車33が固定的に設置され、前記第一止め板歯車33は前記第四傘歯車34の後端に位置し、前記第一止め板歯車33の上端には第一止め板32が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車42は前記第二伝動軸37を駆動して回転させる時に、前記第二伝動軸37は前記第三傘歯車36と前記第四傘歯車34とにより前記第一定位軸35を回転させ、前記第一定位軸35は前記第一止め板歯車33により前記第一止め板32を左右にスライドさせられ、前記第一止め板32は前記漬け空間200に近接した一端へスライドする時に、前記漬け空間100を閉鎖でき、前記第一止め板32は前記漬け空間200から離れた一端へスライドする時に、前記切り空間100を開けられる。
【0023】
実施例により、以下、前記第二止め板機構501について詳しく説明し、前記第二止め板機構501は第二定位軸47を含み、前記第二定位軸47は前記第二止め板空間500の中に回転できるように設置され、且つ前記第二定位軸47には第五傘歯車46が固定的に設置され、前記第五傘歯車46において前記漬け空間200から離れた一端には第六傘歯車43が噛み合うように連結され、前記第六傘歯車43において前記漬け空間200から離れた一端は前記第二動力軸39と固定的に連結され、前記第二定位軸47には第二止め板歯車44が固定的に設置され、前記第二止め板歯車44は前記第五傘歯車46の後端に位置し、前記第二止め板歯車44において前記漬け空間200に近接した一端には第二止め板45が噛み合うように連結され、前記第二動力軸39は前記第六傘歯車43と前記第五傘歯車46とにより前記第二定位軸47を回転させる時に、前記第二定位軸47は前記第二止め板歯車44により前記第二止め板45を上下にスライドさせられ、前記第二止め板45は上方にスライドする時に、前記スライドレール55を開けられ、前記第二止め板45は下方にスライドする時に、前記スライドレール55を閉められる。
【0024】
実施例により、以下、前記漬け機構201について詳しく説明し、前記漬け機構201は中央動力軸23を含み、前記中央動力軸23は前記漬け空間200の中に回転できるように設置され、前記中央動力軸23の中にはローラ空間26が設置され、食材は前記ローラ空間26の中で撹拌して漬けられ、前記中央動力軸23にはローラ22が固定的に設置されている。
【0025】
有益なように、前記漬け空間200の後壁の中には第三動力空間400が設置され、前記第三動力空間400の前壁には第三モーター56が固定的に設置され、前記第三モーター56は前記中央動力軸23と伝動できるように連結され、前記第三モーター56を作動させる時に、前記第三モーター56は前記中央動力軸23を回転させることができる。
【0026】
有益なように、前記ローラ22の外壁の中には五つの液圧バルブ21が環状を呈して配列され、前記液圧バルブ21において前記中央動力軸23に近接した一端には液圧パイプ58が連通するように設置され、前記液圧パイプ58の中には油液が充満しており、前記液圧パイプ58の中にはスライド可能なスライド板19が設置され、前記液圧バルブ21の中には電磁石51が固定的に設置され、前記電磁石51において前記中央動力軸23に近接した一端にはばね49が固定的に設置され、前記ばね49において前記中央動力軸23に近接した一端にはスライダ48が固定的に設置され、前記スライダ48は前記液圧バルブ21の中でスライドでき、前記電磁石51は通電する時に、前記電磁石51は磁性を生み出して前記スライダ48を吸引し、前記スライダ48は前記電磁石51の吸引で前記中央動力軸23から離れた一端へスライドし、油液は前記液圧バルブ21の中に入り、前記スライド板19が下方にスライドすることで、前記ローラ空間26は開けられる。
【0027】
以下、
図1〜5をあわせて本願発明の肉の漬物製造装置の使用手順について詳しく説明する:初期状態の時、第一モーター27、第三モーター56、第二モーター38は作動していなく、本願発明の肉の漬物製造装置は動力源を有しなく、第一止め板32は切り空間100の下端を閉鎖し、第二止め板45はスライドレール55を閉鎖し、電磁石51は通電していなく、スライド板19はローラ空間26を閉鎖し、肉の漬物製造装置は食材を漬け始める時、切り空間100の中に漬ける食肉を入れ、それと同時に注入管17の中に塩などの漬け込み材料を入れ、この時に第一モーター27を作動させ、第一モーター27は第一動力軸29を駆動して回転させ、第一動力軸29は左側の切り車輪12と第一鎖歯車31とを駆動して回転させ、第一鎖歯車31はチェーン13と第二鎖歯車14とにより第一伝動軸28を駆動して回転させ、第一伝動軸28は切り車輪12を駆動して回転させ、そして食肉を切ることができ、切り終わった後、第一モーター27を止め、電磁石51を通電させ、電磁石51は磁力を生み出してスライダ48を吸引し、スライダ48は電磁石51の吸引で中央動力軸23から離れた一端へスライドし、油液は液圧バルブ21の中に入り、スライド板19が下方にスライドすることで、ローラ空間26は開けられ、それと同時に第二モーター38を作動させ、第二モーター38は第二動力軸39を駆動して回転させ、第二動力軸39は第一傘歯車41と第二傘歯車42とにより第二伝動軸37を駆動して回転させ、第二伝動軸37は第三傘歯車36と第四傘歯車34とにより第一定位軸35を回転させ、第一定位軸35は第一止め板歯車33により第一止め板32を駆動し、第一止め板32は漬け空間200から離れた一端へスライドし、そして切り空間100の下端を開けることで切り空間100と漬け空間200とを連通させ、それと同時に第二動力軸39は第六傘歯車43と第五傘歯車46とにより第二定位軸47を回転させる時に、第二定位軸47は第二止め板歯車44により第二止め板45を上方にスライドさせ、この時にスライドレール55が開けられ、スライドレール55は漬け空間200と連通し、さらに食材と漬け込み材料とはローラ空間26の中に落ち、その後、第二モーター38を止め、且つ電磁石51を停電させ、スライダ48はばね49の弾力作用で復帰し、さらにスライド板19は上方にスライドし、ローラ空間26は閉鎖され、この時に第三モーター56を作動させ、第三モーター56は中央動力軸23を回転させ、そして食材を漬け始め、終わった後、第三モーター56を止めることで中央動力軸23は回転しなくなり、スライド板19は下方にスライドし、この時に再び電磁石51を通電させることで、スライド板19は上方にスライドし、ローラ空間26は開けられ、漬けられた食材は受け皿25の中に落ちる。
【0028】
本願発明の有益な効果は:本願発明の構造が簡単で、メンテナンスと使用が便利であり、本願発明の装置は自動的に食肉などの食材を漬けることができ、漬ける過程は簡単で、効率が高い。また気密性のよいローラの中で漬けることで、細菌が食肉を汚染するリスクを減少し、且つ漬ける作業をする人の負担を大いに軽減し、普及する価値がある。
【0029】
上記は、ただ発明の具体的な実施方式であり、発明の保護範囲はこれに限定されたものではなく、創造的な労働を通さなく想到できる全ての変化又は入れ替わりは、本発明の保護範囲の中に含む。したがって、発明の保護範囲は特許請求に限定された保護範囲を基準とするべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上ケースを含み、前記上ケースの中には切り空間が設置され、前記切り空間の中には切り機構が設置され、前記切り空間の後壁の中には第一モーター空間が設置され、前記第一モーター空間の中には第一動力機構が設置され、前記第一動力機構の前端は前記切り機構と連結され、前記切り空間の下端には漬ける用の漬け空間が連通するように設置され、前記漬け空間の中には漬け機構が設置され、前記上ケースの下端にはベースが設置され、前記ベースは前記上ケースの左右両側壁と固定的に連結され、前記ベースの上壁面には受け皿が固定的に設置され、前記受け皿は前記漬け機構の下端に位置し、前記上ケースの左右両側壁の中には注入管が設置され、前記注入管の下端には漬け込み材料空間が連通するように設置され、前記漬け込み材料空間において当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端にはスライドレールが連通するように設置され、前記スライドレールにおいて当該肉の漬物製造装置の中心に近接した一端は前記漬け空間と連通し、前記上ケースの中には第一止め板空間が左右対称的に設置され、前記第一止め板空間の中には第一止め板機構が設置され、前記第一止め板空間の下壁の中には第二モーター空間が設置され、前記第二モーター空間の中には第二動力機構が設置され、前記第二動力機構は前記第一止め板機構と連結され、前記第二モーター空間において前記漬け空間に近接した側壁の中には第二止め板空間が設置され、前記第二止め板空間の中には第二止め板機構が設置され、前記第二止め板機構は前記第二動力機構と連結され、
前記第一動力機構は第一モーターを含み、前記第一モーターは前記第一モーター空間の後壁の中に固定的に設置され、且つ前記第一モーターには第一動力軸が伝動できるように連結され、前記第一動力軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結され、前記第一モーターの右端には回転可能な第一伝動軸が設置され、前記第一伝動軸の前端は前記切り空間の中に伸び、且つ前記切り機構と連結され、
前記切り機構は切り車輪を含み、前記切り車輪は前記切り空間の中に回転できるように設置され、且つ前記切り車輪は前記第一動力軸に固定的に設置され、前記第一動力軸の前端には第一鎖歯車が固定的に設置され、前記第一鎖歯車にはチェーンが巻き付くように設置され、前記切り空間において前記第一伝動軸に位置するところには前記切り車輪が固定的に設置され、前記第一伝動軸の前端には第二鎖歯車が固定的に設置され、前記第二鎖歯車は前記チェーンの右端と連結され、
前記第二動力機構は第二モーターを含み、前記第二モーターは前記第二モーター空間の中に固定的に設置され、且つ前記第二モーターには第二動力軸が伝動できるように連結され、前記第二動力軸において前記漬け空間に近接した一端は前記第二止め板空間の中に伸び、且つ前記第二止め板機構と連結され、前記第二動力軸には第一傘歯車が設置され、前記第一傘歯車の上端には第二傘歯車が噛み合うように連結され、前記第二傘歯車の上端は前記第一止め板機構と連結され、
前記第一止め板機構は第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸は前記第一止め板空間の下壁の中に回転できるように設置され、且つ前記第二伝動軸の下端は前記第二傘歯車と固定的に連結され、前記第二伝動軸の上端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記第三傘歯車の上端には第四傘歯車が噛み合うように連結され、前記第四傘歯車の軸心には第一定位軸が固定的に設置され、前記第一定位軸には第一止め板歯車が固定的に設置され、前記第一止め板歯車は前記第四傘歯車の後端に位置し、前記第一止め板歯車の上端には第一止め板が噛み合うように連結され、
前記第二止め板機構は第二定位軸を含み、前記第二定位軸は前記第二止め板空間の中に回転できるように設置され、且つ前記第二定位軸には第五傘歯車が固定的に設置され、前記第五傘歯車において前記漬け空間から離れた一端には第六傘歯車が噛み合うように連結され、前記第六傘歯車において前記漬け空間から離れた一端は前記第二動力軸と固定的に連結され、前記第二定位軸には第二止め板歯車が固定的に設置され、前記第二止め板歯車は前記第五傘歯車の後端に位置し、前記第二止め板歯車において前記漬け空間に近接した一端には第二止め板が噛み合うように連結され、
前記漬け機構は中央動力軸を含み、前記中央動力軸は前記漬け空間の中に回転できるように設置され、前記中央動力軸の中にはローラ空間が設置され、前記中央動力軸にはローラが固定的に設置され、
前記漬け空間の後壁の中には第三動力空間が設置され、前記第三動力空間の前壁には第三モーターが固定的に設置され、前記第三モーターは前記中央動力軸と伝動できるように連結され、前記第三モーターを作動させる時に、前記第三モーターは前記中央動力軸を回転させることができ、
前記ローラの外壁の中には五つの液圧バルブが環状を呈して配列され、前記液圧バルブにおいて前記中央動力軸に近接した一端には液圧パイプが連通するように設置され、前記液圧パイプの中には油液が充満しており、前記液圧パイプの中にはスライド可能なスライド板が設置され、前記液圧バルブの中には電磁石が固定的に設置され、前記電磁石において前記中央動力軸に近接した一端にはばねが固定的に設置され、前記ばねにおいて前記中央動力軸に近接した一端にはスライダが固定的に設置され、前記スライダは前記液圧バルブの中でスライドできることを特徴とする肉の漬物製造装置。