(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-54039(P2021-54039A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】磁器工場用磁器成形装置
(51)【国際特許分類】
B28B 3/02 20060101AFI20210312BHJP
【FI】
B28B3/02 M
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-222481(P2019-222481)
(22)【出願日】2019年12月9日
(31)【優先権主張番号】201910928952.2
(32)【優先日】2019年9月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】呉揚華
【テーマコード(参考)】
4G054
【Fターム(参考)】
4G054AA05
4G054BA02
4G054BA32
4G054BA55
(57)【要約】
【課題】本願発明は磁器工場用磁器成形装置を開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の中には形作り空間が設けられ、前記形作り空間の中には陶土を注入するための注入部品が設けられ、前記注入部品は前記形作り空間の上側に設けられた下押し空間を含み、前記下押し空間の中には押しブロックがスライドできるように取り付けられ、前記押しブロックの下側面には円筒状の支持ブロックが前後対称に固定的に取り付けられ、前記支持ブロックの下側面には支持ベースが固定的に取り付けられ、前記押しブロックの上側面と前記支持ベースの下側面との間には注入口が連通するように設けられ、陶土が前記注入口から前記形作り空間の中に注入される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には形作り空間が設けられ、前記形作り空間の中には陶土を注入するための注入部品が設けられ、前記注入部品は前記形作り空間の上側に設けられた下押し空間を含み、前記下押し空間の中には押しブロックがスライドできるように取り付けられ、前記押しブロックの下側面には円筒状の支持ブロックが前後対称に固定的に取り付けられ、前記支持ブロックの下側面には支持ベースが固定的に取り付けられ、前記押しブロックの上側面と前記支持ベースの下側面との間には注入口が連通するように設けられ、陶土が前記注入口から前記形作り空間の中に注入され、
前記形作り空間の左右内壁の中には陶土で磁器の形を作ることができる形作り部品が設けられ、前記形作り空間は前記形作り空間の右壁の中に設置された第一スライド空間を含み、前記第一スライド空間の中には磁器の第一部分の側面の形を作ることができる第一形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間の左壁の中には第二スライド空間が設けられ、前記第二スライド空間の中には磁器の第二部分の側面の形を作ることができる第二形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間の右壁の中において前記第一スライド空間の下側には第三スライド空間が設けられ、前記第三スライド空間の中には磁器の第三部分の側面の形を作ることができる第三形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記第一形作りブロックと前記第二形作りブロックと前記第三形作りブロックが磁器の外側面の形を作り、
前記形作り空間の前側には成形空間が設けられ、前記成形空間の中には陶土を焼き成形する成形部品が設けられ、前記成形部品は前記成形空間の前壁の中に固定的に取り付けられたホットプレートを含み、前記ホットプレートが形の作られた陶土を焼き成形することを特徴とする磁器工場用磁器成形装置。
【請求項2】
前記形作り部品は前記支持ベースの下側面にヒンジによって連結された第一回転ロッドを含み、前記第一回転ロッドが左右対称に設けられ、前記第一回転ロッドの下側には第二回転ロッドがトーションばねによって連結され、前記第二回転ロッドの下側には回転軸ベースがヒンジによって連結され、前記形作り空間の底壁の中には第一移動空間が設けられ、前記第一移動空間の中にはモーターベースがスライドできるようにとりつけられ、前記モーターベースの中には第一モーターが固定的に取り付けられ、前記第一移動空間の上側には第二移動空間が設けられ、前記第一モーターの出力軸には磁器ベースが固定的に取り付けられ、前記磁器ベースが前記回転軸ベースと固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項3】
前記支持ブロックの中には注入通路が設けられ、前記注入通路の中にはスライドロッドがスライドできるように且つ左右対称に取り付けられ、二つの前記スライドロッドにおいて中間方向に向く面の間には復帰ばねが固定的に取り付けられ、前記スライドロッドには三つのばね空間が設けられ、前記ばね空間の中にはスライドブロックがスライドできるように取り付けられ、前記スライドブロックにおいて中間方向に向く面と前記ばね空間において中間方向に向く壁との間にはばねが固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項4】
前記第一スライド空間と前記第三スライド空間の中には第一空間が設けられ、前記第一空間の右壁の中には第二モーターが固定的に取り付けられ、前記第二モーターの出力軸には第一ねじ山ロッドが固定的に取り付けられ、前記第一形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第三形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第一形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第二スライド空間の下側には第二空間が設けられ、前記第二空間の左壁の中には第三モーターが固定的に取り付けられ、前記第三モーターの出力軸には第二ねじ山ロッドが固定的に取り付けられ、前記第二ねじ山ロッドが前記第二形作りブロックとねじ山によって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項5】
前記成形部分は前記本体の中に設置された第一糸貯蔵空間を含み、前記第一糸貯蔵空間が前記第二移動空間の後ろ側に位置し、前記第一糸貯蔵空間の右壁の中には第四モーターが固定的に取り付けられ、前記第四モーターの出力軸には第一回転軸が固定的に取り付けられ、前記第一回転軸には第一糸巻き筒が固定的に取り付けられ、前記第一糸巻き筒には第一巻き糸が巻き付いており、前記第一巻き糸のもう片側が前記磁器ベースと固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項6】
前記磁器ベースの後側面には第一永久磁石が固定的に取り付けられ、前記形作り空間の後壁の中には第一通電磁石が固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項7】
前記本体の中において前記第二移動空間の前側には第二糸貯蔵空間が設けられ、前記第二糸貯蔵空間の右壁の中には第五モーターが固定的に取り付けられ、前記第五モーターの出力軸には第二回転軸が固定的に取り付けられ、前記第二回転軸には第二糸巻き筒が固定的に取り付けられ、前記第二糸巻き筒には第二巻き糸が巻き付いており、前記第二巻き糸のもう片側が前記磁器ベースの前側と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【請求項8】
前記本体の中において右側の前記スライドロッドの右側には第三移動空間が設けられ、右側の前記スライドロッドの右側には第二永久磁石が固定的に取り付けられ、前記第二永久磁石が前記第三移動空間とスライドできるように連結され、前記第三移動空間の右壁の中には第二通電磁石が固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁器工場用磁器成形装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は磁器製造分野を取り上げて、具体的には磁器工場用磁器成形装置である。
【背景技術】
【0002】
現在では、食器、芸術品、花瓶などの容器は磁器製のものが多い。磁器を成形するには高温で焼く必要があり、高温で焼く前には形を作る必要があり、一般的に手で形を作るのだが、細かい部分が粗く、形を変にしやすく、効率も低く、人力と時間を浪費してしまう。また、成形時に磁器に与えた力が不均一であることによって、出荷するとき磁器に亀裂が生じ、完成品の品質が悪くなりやすい。そして、成形後、焼き空間の中に運ぶ過程にも大量の人力が必要である。素早く品質高く磁器を製造するため、本願発明で上記の問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106380230号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は磁器工場用磁器成形装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:磁器工場用磁器成形装置は、本体を含み、前記本体の中には形作り空間が設けられ、前記形作り空間の中には陶土を注入するための注入部品が設けられ、前記注入部品は前記形作り空間の上側に設けられた下押し空間を含み、前記下押し空間の中には押しブロックがスライドできるように取り付けられ、前記押しブロックの下側面には円筒状の支持ブロックが前後対称に固定的に取り付けられ、前記支持ブロックの下側面には支持ベースが固定的に取り付けられ、前記押しブロックの上側面と前記支持ベースの下側面との間には注入口が連通するように設けられ、陶土が前記注入口から前記形作り空間の中に注入され、
前記形作り空間の左右内壁の中には陶土で磁器の形を作ることができる形作り部品が設けられ、前記形作り空間は前記形作り空間の右壁の中に設置された第一スライド空間を含み、前記第一スライド空間の中には磁器の第一部分の側面の形を作ることができる第一形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間の左壁の中には第二スライド空間が設けられ、前記第二スライド空間の中には磁器の第二部分の側面の形を作ることができる第二形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間の右壁の中において前記第一スライド空間の下側には第三スライド空間が設けられ、前記第三スライド空間の中には磁器の第三部分の側面の形を作ることができる第三形作りブロックがスライドできるように取り付けられ、前記第一形作りブロックと前記第二形作りブロックと前記第三形作りブロックが磁器の外側面の形を作り、
前記形作り空間の前側には成形空間が設けられ、前記成形空間の中には陶土を焼き成形する成形部品が設けられ、前記成形部品は前記成形空間の前壁の中に固定的に取り付けられたホットプレートを含み、前記ホットプレートが形の作られた陶土を焼き成形する。
【0006】
更の技術プラン、前記形作り部品は前記支持ベースの下側面にヒンジによって連結された第一回転ロッドを含み、前記第一回転ロッドが左右対称に設けられ、前記第一回転ロッドの下側には第二回転ロッドがトーションばねによって連結され、前記第二回転ロッドの下側には回転軸ベースがヒンジによって連結され、前記形作り空間の底壁の中には第一移動空間が設けられ、前記第一移動空間の中にはモーターベースがスライドできるようにとりつけられ、前記モーターベースの中には第一モーターが固定的に取り付けられ、前記第一移動空間の上側には第二移動空間が設けられ、前記第一モーターの出力軸には磁器ベースが固定的に取り付けられ、前記磁器ベースが前記回転軸ベースと固定的に連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記支持ブロックの中には注入通路が設けられ、前記注入通路の中にはスライドロッドがスライドできるように且つ左右対称に取り付けられ、二つの前記スライドロッドにおいて中間方向に向く面の間には復帰ばねが固定的に取り付けられ、前記スライドロッドには三つのばね空間が設けられ、前記ばね空間の中にはスライドブロックがスライドできるように取り付けられ、前記スライドブロックにおいて中間方向に向く面と前記ばね空間において中間方向に向く壁との間にはばねが固定的に取り付けられている。
【0008】
更の技術プラン、前記第一スライド空間と前記第三スライド空間の中には第一空間が設けられ、前記第一空間の右壁の中には第二モーターが固定的に取り付けられ、前記第二モーターの出力軸には第一ねじ山ロッドが固定的に取り付けられ、前記第一形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第三形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第一形作りブロックが前記第一ねじ山ロッドとねじ山によって連結され、前記第二スライド空間の下側には第二空間が設けられ、前記第二空間の左壁の中には第三モーターが固定的に取り付けられ、前記第三モーターの出力軸には第二ねじ山ロッドが固定的に取り付けられ、前記第二ねじ山ロッドが前記第二形作りブロックとねじ山によって連結されている。
【0009】
更の技術プラン、前記成形部分は前記本体の中に設置された第一糸貯蔵空間を含み、前記第一糸貯蔵空間が前記第二移動空間の後ろ側に位置し、前記第一糸貯蔵空間の右壁の中には第四モーターが固定的に取り付けられ、前記第四モーターの出力軸には第一回転軸が固定的に取り付けられ、前記第一回転軸には第一糸巻き筒が固定的に取り付けられ、前記第一糸巻き筒には第一巻き糸が巻き付いており、前記第一巻き糸のもう片側が前記磁器ベースと固定的に連結されている。
【0010】
更の技術プラン、前記磁器ベースの後側面には第一永久磁石が固定的に取り付けられ、前記形作り空間の後壁の中には第一通電磁石が固定的に取り付けられている。
【0011】
更の技術プラン、前記本体の中において前記第二移動空間の前側には第二糸貯蔵空間が設けられ、前記第二糸貯蔵空間の右壁の中には第五モーターが固定的に取り付けられ、前記第五モーターの出力軸には第二回転軸が固定的に取り付けられ、前記第二回転軸には第二糸巻き筒が固定的に取り付けられ、前記第二糸巻き筒には第二巻き糸が巻き付いており、前記第二巻き糸のもう片側が前記磁器ベースの前側と固定的に連結されている。
【0012】
更の技術プラン、前記本体の中において右側の前記スライドロッドの右側には第三移動空間が設けられ、右側の前記スライドロッドの右側には第二永久磁石が固定的に取り付けられ、前記第二永久磁石が前記第三移動空間とスライドできるように連結され、前記第三移動空間の右壁の中には第二通電磁石が固定的に取り付けられている。
【発明の効果】
【0013】
本願発明は、人力で押すことによって磁器の内側の空間にある形作りロッドの角度を手動で制御し、磁器の内の空間の大きさを調節でき、三つのサイズがあるため、選択余地が広く、ねじ山ロッドによってスライドブロックの位置を制御し、これによって外形の直径を制御することで磁器の外形をコントロールし、モーターで引き紐を引くことによって形作りの終わった磁器を焼き空間に引き入れ、電磁石で永久磁石を吸引することによって磁器を焼き空間の中に固定し、モーターが形作り完了の磁器を回転させ、全方位で磁器を焼き、全面的な成形作業を行い、磁器を固定し成形し、細かい部分もよく仕上げられ、モーターで運ぶことによって時間と力を節約し、回転しながら焼くことによって作業員が火傷をすることが避けられ、普及に値する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜6を参照し、磁器工場用磁器成形装置は、本体10を含み、前記本体10の中には形作り空間16が設けられ、前記形作り空間16の中には陶土を注入するための注入部品80が設けられ、前記注入部品80は前記形作り空間16の上側に設けられた下押し空間17を含み、前記下押し空間17の中には押しブロック18がスライドできるように取り付けられ、前記押しブロック18の下側面には円筒状の支持ブロック21が前後対称に固定的に取り付けられ、前記支持ブロック21の下側面には支持ベース22が固定的に取り付けられ、前記押しブロック18の上側面と前記支持ベース22の下側面との間には注入口58が連通するように設けられ、陶土が前記注入口58から前記形作り空間16の中に注入され、
前記形作り空間16の左右内壁の中には陶土で磁器の形を作ることができる形作り部品81が設けられ、前記形作り空間81は前記形作り空間16の右壁の中に設置された第一スライド空間61を含み、前記第一スライド空間61の中には磁器の第一部分の側面の形を作ることができる第一形作りブロック26がスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間16の左壁の中には第二スライド空間15が設けられ、前記第二スライド空間15の中には磁器の第二部分の側面の形を作ることができる第二形作りブロック14がスライドできるように取り付けられ、前記形作り空間16の右壁の中において前記第一スライド空間61の下側には第三スライド空間62が設けられ、前記第三スライド空間62の中には磁器の第三部分の側面の形を作ることができる第三形作りブロック30がスライドできるように取り付けられ、前記第一形作りブロック26と前記第二形作りブロック14と前記第三形作りブロック30が磁器の外側面の形を作り、
前記形作り空間16の前側には成形空間42が設けられ、前記成形空間42の中には陶土を焼き成形する成形部品82が設けられ、前記成形部品82は前記成形空間42の前壁の中に固定的に取り付けられたホットプレート41を含み、前記ホットプレート41が形の作られた陶土を焼き成形する。
【0017】
前記形作り部品81は前記支持ベース22の下側面にヒンジによって連結された第一回転ロッド23を含み、前記第一回転ロッド23が左右対称に設けられ、前記第一回転ロッド23の下側には第二回転ロッド25がトーションばねによって連結され、前記第二回転ロッド25の下側には回転軸ベース31がヒンジによって連結され、前記形作り空間16の底壁の中には第一移動空間48が設けられ、前記第一移動空間48の中にはモーターベース33がスライドできるようにとりつけられ、前記モーターベース33の中には第一モーター32が固定的に取り付けられ、前記第一移動空間48の上側には第二移動空間35が設けられ、前記第一モーター32の出力軸には磁器ベース34が固定的に取り付けられ、前記磁器ベース34が前記回転軸ベース31と固定的に連結され、
陶土を形作り空間16の中に注入し、押しブロック18が下方へ押し、押しブロック18が支持ブロック21を駆動し下方へ移動させ、支持ブロック21が支持ベース22を駆動し下方へ移動させ、支持ベース22が第一回転ロッド23と第二回転ロッド25との間に一定の角度を維持し、モーターベース33を起動し、モーターベース33が磁器ベース34を駆動し回転させ、磁器ベース34が回転軸ベース31を駆動し回転させ、回転軸ベース31が第二回転ロッド25を駆動し回転させ、第二回転ロッド25が第一回転ロッド23を駆動し回転させ、磁器の中の空間の形を作る。
【0018】
前記支持ブロック21の中には注入通路19が設けられ、前記注入通路19の中にはスライドロッド56がスライドできるように且つ左右対称に取り付けられ、二つの前記スライドロッド56において中間方向に向く面の間には復帰ばね20が固定的に取り付けられ、前記スライドロッド56には三つのばね空間55が設けられ、前記ばね空間55の中にはスライドブロック57がスライドできるように取り付けられ、前記スライドブロック57において中間方向に向く面と前記ばね空間55において中間方向に向く壁との間にはばね53が固定的に取り付けられ、
押しブロック18を押した後、押しブロック18がスライドロッド56を駆動し下方へ移動させ、スライドロッド56が下方へ移動することによってスライドブロック57が形作り空間16の頂壁に引っ掛かり、スライドロッド56が支持ベース22を駆動し下方へ移動させ、支持ベース22が下方へ移動し第一回転ロッド23と第二回転ロッド25の間の角度を制御し、これによって磁器の中の空間の形がコントロールされ、形作りが終わったとき、両手でスライドロッド56を中間へ押し、第一回転ロッド23と第二回転ロッド25を初期状態に戻らせる。
【0019】
前記第一スライド空間61と前記第三スライド空間62の中には第一空間27が設けられ、前記第一空間27の右壁の中には第二モーター29が固定的に取り付けられ、前記第二モーター29の出力軸には第一ねじ山ロッド28が固定的に取り付けられ、前記第一形作りブロック26が前記第一ねじ山ロッド28とねじ山によって連結され、前記第三形作りブロック30が前記第一ねじ山ロッド28とねじ山によって連結され、前記第一形作りブロック26が前記第一ねじ山ロッド28とねじ山によって連結され、前記第二スライド空間15の下側には第二空間11が設けられ、前記第二空間11の左壁の中には第三モーター13が固定的に取り付けられ、前記第三モーター13の出力軸には第二ねじ山ロッド12が固定的に取り付けられ、前記第二ねじ山ロッド12が前記第二形作りブロック14とねじ山によって連結され、
外側面の形を作るとき、第二モーター29を起動し、第二モーター29が第一ねじ山ロッド28を駆動し回転させ、第一ねじ山ロッド28が第一形作りブロック26と第三形作りブロック30を駆動し左右へ移動させ、第一部分側面と第三部分側面の直径の長さが調節され、第三モーター13を起動し、第三モーター13が第二ねじ山ロッド12を駆動し回転させ、第二ねじ山ロッド12が第二形作りブロック14を駆動し左右に移動させ、第二部分側面の直径の長さが調節される。
【0020】
前記成形部分82は前記本体10の中に設置された第一糸貯蔵空間36を含み、前記第一糸貯蔵空間36が前記第二移動空間35の後ろ側に位置し、前記第一糸貯蔵空間36の右壁の中には第四モーター59が固定的に取り付けられ、前記第四モーター59の出力軸には第一回転軸52が固定的に取り付けられ、前記第一回転軸52には第一糸巻き筒51が固定的に取り付けられ、前記第一糸巻き筒51には第一巻き糸50が巻き付いており、前記第一巻き糸50のもう片側が前記磁器ベース34と固定的に連結され、
形を作るとき、第四モーター59を起動し、第四モーター59が第一回転軸52を駆動し回転させ、第一回転軸52が第一糸巻き筒51を駆動し回転させ、第一糸巻き筒51が第一巻き糸50を巻取り、第一巻き糸50が磁器ベース34を引っ張り、磁器ベース34が後方へスライドし形作り空間16の後壁に着く。
【0021】
前記磁器ベース34の後側面には第一永久磁石37が固定的に取り付けられ、前記形作り空間16の後壁の中には第一通電磁石49が固定的に取り付けられ、
磁器ベース34が形作り空間16の後壁にスライドしたとき、第一通電磁石49が通電され、磁器ベース34が形作り空間16の後壁に固定される。
【0022】
前記本体10の中において前記第二移動空間35の前側には第二糸貯蔵空間43が設けられ、前記第二糸貯蔵空間43の右壁の中には第五モーター60が固定的に取り付けられ、前記第五モーター60の出力軸には第二回転軸45が固定的に取り付けられ、前記第二回転軸45には第二糸巻き筒44が固定的に取り付けられ、前記第二糸巻き筒44には第二巻き糸46が巻き付いており、前記第二巻き糸46のもう片側が前記磁器ベース34の前側と固定的に連結され、
形作りが完了したとき、第五モーター60を起動し、第五モーター60が第二回転軸45を駆動し回転させ、第二回転軸45が第二糸巻き筒44を駆動し回転させ、第二糸巻き筒44が第二巻き糸46を巻取り、第二巻き糸46が磁器ベース34を引っ張り前方へスライドさせ、磁器ベース34がモーターベース33を駆動し前方へスライドさせ、磁器ベース34が回転軸ベース31を駆動し前方へスライドさせ、回転軸ベース31が形作り完了の磁器を駆動し前方へスライドさせ、磁器ベース34が第二移動空間35の右壁までスライドし、これによって形作り完了の磁器が成形空間42の中に入り、焼き成形の準備をする。
【0023】
前記本体10の中において右側の前記スライドロッド56の右側には第三移動空間39が設けられ、右側の前記スライドロッド56の右側には第二永久磁石38が固定的に取り付けられ、前記第二永久磁石38が前記第三移動空間39とスライドできるように連結され、前記第三移動空間39の右壁の中には第二通電磁石40が固定的に取り付けられ、
形作り完了の磁石が成形空間42の中に入ったとき、第二通電磁石40を通電させ、第二通電磁石40が第二永久磁石38を吸引し、成形待ちの磁器を前記成形空間42の中に固定し、ホットプレート41に通電し、第一モーター32を起動し、第一モーター32が成形待ちの磁器を駆動し回転させ、焼き成形が行われる。
【0024】
初期状態に、第一回転ロッド23と第二回転ロッド25の間の夾角が百八十度であり、磁器ベース34が第二移動空間35の一番左側に位置し、モーターベース33が第一移動空間48の一番左側に位置する。
【0025】
使用時に、陶土を形作り空間16の中に注入し、押しブロック18が下方へ押し、押しブロック18が支持ブロック21を駆動し下方へ移動させ、支持ブロック21が支持ベース22を駆動し下方へ移動させ、支持ベース22が第一回転ロッド23と第二回転ロッド25との間に一定の角度を維持し、モーターベース33を起動し、モーターベース33が磁器ベース34を駆動し回転させ、磁器ベース34が回転軸ベース31を駆動し回転させ、回転軸ベース31が第二回転ロッド25を駆動し回転させ、第二回転ロッド25が第一回転ロッド23を駆動し回転させ、磁器の中の空間の形を作り、押しブロック18を押した後、押しブロック18がスライドロッド56を駆動し下方へ移動させ、スライドロッド56が下方へ移動することによってスライドブロック57が形作り空間16の頂壁に引っ掛かり、スライドロッド56が支持ベース22を駆動し下方へ移動させ、支持ベース22が下方へ移動し第一回転ロッド23と第二回転ロッド25の間の角度を制御し、これによって磁器の中の空間の形がコントロールされ、形作りが終わったとき、両手でスライドロッド56を中間へ押し、第一回転ロッド23と第二回転ロッド25を初期状態に戻らせ、外側面の形を作るとき、第二モーター29を起動し、第二モーター29が第一ねじ山ロッド28を駆動し回転させ、第一ねじ山ロッド28が第一形作りブロック26と第三形作りブロック30を駆動し左右へ移動させ、第一部分側面と第三部分側面の直径の長さが調節され、第三モーター13を起動し、第三モーター13が第二ねじ山ロッド12を駆動し回転させ、第二ねじ山ロッド12が第二形作りブロック14を駆動し左右に移動させ、第二部分側面の直径の長さが調節される。
【0026】
形を作るとき、第四モーター59を起動し、第四モーター59が第一回転軸52を駆動し回転させ、第一回転軸52が第一糸巻き筒51を駆動し回転させ、第一糸巻き筒51が第一巻き糸50を巻取り、第一巻き糸50が磁器ベース34を引っ張り、磁器ベース34が後方へスライドし形作り空間16の後壁に着き、第一電磁石49が通電され、磁器ベース34が形作り空間16の後壁に固定され、形作りが完了したとき、第五モーター60を起動し、第五モーター60が第二回転軸45を駆動し回転させ、第二回転軸45が第二糸巻き筒44を駆動し回転させ、第二糸巻き筒44が第二巻き糸46を巻取り、第二巻き糸46が磁器ベース34を引っ張り前方へスライドさせ、磁器ベース34がモーターベース33を駆動し前方へスライドさせ、磁器ベース34が回転軸ベース31を駆動し前方へスライドさせ、回転軸ベース31が形作り完了の磁器を駆動し前方へスライドさせ、磁器ベース34が第二移動空間35の右壁までスライドし、これによって形作り完了の磁器が成形空間42の中に入り、焼き成形の準備をし、形作り完了の磁石が成形空間42の中に入ったとき、第二通電磁石40を通電させ、第二通電磁石40が第二永久磁石38を吸引し、成形待ちの磁器を前記成形空間42の中に固定し、ホットプレート41に通電し、第一モーター32を起動し、第一モーター32が成形待ちの磁器を駆動し回転させ、焼き成形が行われる。
【0027】
本分野の技術者が明確できるのは、本願発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本願発明の保護範囲にある。本願発明の保護方案は本願発明の権利要求書を標準とすべきである。