特開2021-54199(P2021-54199A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2021054199-水上遊具 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-54199(P2021-54199A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】水上遊具
(51)【国際特許分類】
   B63B 34/00 20200101AFI20210312BHJP
【FI】
   B63B35/73 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-178153(P2019-178153)
(22)【出願日】2019年9月29日
(71)【出願人】
【識別番号】502036055
【氏名又は名称】坂本 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100199864
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 良成
(72)【発明者】
【氏名】坂本 一郎
(57)【要約】
【課題】水上遊具の下側に人が潜った場合でも、水上遊具の下面の凸部により容易に水面上に出ることができる安全な水上遊具。
【解決手段】柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具1であって、水上遊具1は下面に凸部4を設け、流体である空気が封入される水上遊具1上部の水上浮遊部2と、流体である水が充填される水上遊具1下部の凸部4を含む浮上誘導部3とを備え、水上浮遊部2と浮上誘導部3の間に流体を遮断する仕切り9を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、
前記水上遊具の下面に凸部を設けたことを特徴とする水上遊具。
【請求項2】
前記水上遊具は、前記流体である空気が封入される前記水上遊具上部の水上浮遊部と、前記流体である水が充填される前記水上遊具下部の前記凸部を含む浮上誘導部とを備え、
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部との間に前記流体を遮断する仕切りを設けたことを特徴とする請求項1に記載の水上遊具。
【請求項3】
前記浮上誘導部の凸部の形状は略円弧柱形状であることを特徴とする請求項2に記載の水上遊具。
【請求項4】
前記浮上誘導部の凸部の形状は三角柱形状であることを特徴とする請求項2に記載の水上遊具。
【請求項5】
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部とを分離して形成し、空気が封入される前記水上浮遊部の下面に水が充填される前記浮上誘導部を取り付けたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の水上遊具。
【請求項6】
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部の周辺に複数のハトメを設け、前記水上浮遊部と前記浮上誘導部とに設けられた上下の前記ハトメ同士をロープで結び密着させたことを特徴とする請求項5に記載の水上遊具。
【請求項7】
前記水上遊具の前記浮上誘導部下部に水を充填し、前記浮上誘導部上部に空気を封入して空気層を設けたことを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の水上遊具。
【請求項8】
柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、
前記流体である空気が封入される前記水上遊具上部の水上浮遊部と、前記流体である水が充填される前記水上遊具下部の浮上誘導部とを備え、
前記水上遊具の前記浮上誘導部に凸部を設け、
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部との間に仕切りを設けないことを特徴とする水上遊具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は水上遊具に関し、詳しくは水難を防止する浮上誘導部を備えた水上遊具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プールや海の水面に浮かぶ水上アスレチックまたは海上ウォーターパーク等と呼ばれる施設が人気となっている。これらの施設は、空気が封入される袋状のマットやスライダー等の遊具をいくつも組み合わせて水面に浮かべ、組み合わせた遊具の上を歩行することや走ることができ、さらに遊具からプールや海に飛び込むことも可能な施設である。これらの組み合わせた遊具の多くはポリ塩化ビニール等で製造され、空気が封入されている。
【0003】
図8は、下面が平面となっている従来の水上遊具の斜視図である。これは、ビーチマットまたはベッドのマットレスのような略直方体の形状で、このような遊具をつなぎ、また他の遊具と組み合わせて水面に浮かべ、この水上遊具の上を歩いたり、また走ったりすることができる遊具である。
【0004】
この水面に浮かべる遊具は透明でないことが多く遊具の下側に人が潜り込んだ場合は容易に確認できないことや、遊具の下面はほぼ水平になっているためライフジャケットを着用しているとその浮力により遊具の下面に押し付けられ、泳いでも水面上に出ることが難しい場合がある。そのため、水上遊具の下面が水平になっていると水難事故につながる可能性がある。
【0005】
特許文献1の図7には、水難事故の可能性を防止するため水上浮遊遊具に安全ネットを取り付けた図が開示されている。この安全ネットを取付けることにより、浮遊する水上浮遊遊具の下側に潜り込み水平なシートに妨げられて水面上に浮上できないで溺れるという事故を防止できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】登録実用新案第3009965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の図7に開示された安全ネットは、水上遊具の安全装置としては有効であるが、この安全ネットは構造が複雑で重量も重く水上遊具の下側に設置すると、安全ネットの自重で水上遊具が沈んでしまうという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために、水上遊具の下面が凸部になるように構成し、その凸部に流体、すなわち空気や水が封入または充填されることで、水上遊具の下側に人が潜った場合にも、水上遊具下面の凸部により容易に水面上に出ることができる水上遊具である。
【0009】
すなわち、柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、その水上遊具は下面に凸部を設け、流体である空気が封入される水上遊具上部の水上浮遊部と、流体である水が充填される水上遊具下部の凸部を含む浮上誘導部とを備え、水上浮遊部と浮上誘導部との間に流体を遮断する仕切りを設けたことを特徴とする水上遊具である。
このように水上遊具の下面に凸部を設けることで、水上遊具の下側に人が潜っても容易に水面上に浮上することができる。また、仕切りを設けることで、浮上誘導部に充填された水の動きを抑え、水上遊具の安定化を図ることができる。
【0010】
また、浮上誘導部の凸部の形状は略円弧柱形状であることを特徴とする。このように構成することで、水上遊具の下面の凸部は、その中央部より水面上へ傾斜しているため、浮力により、容易に水面上へ浮かびあがることができる。
【0011】
また、浮上誘導部の凸部の形状は三角柱形状であることを特徴とする。このように構成することで、水上遊具の下面の凸部は、その中央部より水面上へ傾斜しているため、浮力により、容易に水面上へ浮かびあがることができる。
【0012】
さらに、本発明は、水上遊具の水上浮遊部と浮上誘導部とを分離して形成し、空気が封入される水上浮遊部の下面に水が充填される浮上誘導部を取り付けることを特徴とする。
水上遊具の上部と下部が分離できるので、水上浮遊部を組立てた後、下部の浮上誘導部を取付けることができ、また取り外して水上遊具の水上浮遊部のみで使用することもできる。
【0013】
また、水上浮遊部と浮上誘導部の周辺に複数のハトメを設け、水上浮遊部と浮上誘導部とに設けられた上下のハトメ同士をロープで結び密着させたことを特徴とする。
このように構成することにより、水上浮遊部と浮上誘導部を別々に製造することができ、空気または水が封入および/または充填された後両者をしっかりと密着させることができる。
【0014】
また、水上遊具の浮上誘導部下部には水を充填し、浮上誘導部上部には空気を封入して空気層を設けたことを特徴とする。
空気層を設けたことにより、浮上誘導部の重量分だけ浮力を発生させることができ、浮上誘導部の重量により水上浮遊部が沈むことを防止できる。
【0015】
また、水上遊具の浮上誘導部に凸部を設け、水上浮遊部と浮上誘導部との間には仕切り膜を設けないことを特徴とする。
このように構成することにより仕切りの材料を抑制することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上、本発明によれば、水上遊具の下側に人が潜った場合でも、水上遊具の下面が凸部により傾斜しているため、容易に水面上に浮かびあがることができる。また、浮上誘導部の重量により水上浮遊部が沈むことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係る水上浮遊部と浮上誘導部とを備えた水上遊具を下方から見た斜視図である。
図2図1に示す水上遊具の平面図である。
図3図2に示すA−A線による断面図である。
図4図2に示すB−B線による断面図である。
図5】凸部の形状が三角柱形状である水上遊具の斜視図である。
図6】(A)平面が円形である水上遊具の平面図と(B)(C)その断面図である。
図7】(A)水上遊具の上部と下部が分離された水上遊具の平面図と(B)A−A線による断面図である。
図8】下面が平面となっている従来の水上遊具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態に係る浮上誘導部に凸部を備えた水上遊具について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施形態に係る水上浮遊部と浮上誘導部とを備えた水上遊具を下方から見た斜視図である。図1に示す水上遊具1の水上浮遊部2は、ベッドのマットレスのような略直方体の形状であり、柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に空気が封入されて水面に浮かべる部分である。水上遊具1の下部には浮上誘導部3が設けられ、その浮上誘導部3には凸部4が設けられている。
【0020】
浮上誘導部3は、水上浮遊部2と同じ材料で形成され、人が水上遊具1の下側に潜ったとき、人の浮力または救命胴衣の浮力により、凸部4の傾斜に沿って水面上に誘導させる部分である。水中外皮5は、浮上誘導部3の表面の水中部分の薄膜である。また、浮上誘導部3に流体注入/排出口8が複数設けられている。この流体注入/排出口8から空気または水が封入/充填され、排出される。なお、水上浮遊部2の流体注入/排出口は図示していない(以下の図も同じ)。
図1に示す浮上誘導部3の凸部4は略円弧柱形状であって、この水上遊具1と他の水平遊具を組み合わせて水上アスレチックまたは海上ウォーターパークと呼ばれる施設を構成する。
【0021】
図1に示す略直方体の水上浮遊部2の他、水上遊具の平面が円形その他の形状であってもよいし、水上遊具の水上面6が水平で歩くようになっている形状のほか、滑り台を備えた遊具、梯子のような遊具、水上面6に山のような凸部を備えた水上遊具等であってもよい。これらの水上遊具の薄膜は、柔軟で流体を遮断する材料であればよく、例えばポリ塩化ビニール等により形成されている。
【0022】
水上遊具の水上面6がどのような形状であってもその下面には凸部を形成し、その凸部に水が充填される。水が充填されることによって、下面の凸部は浮力を生じることなく、水上浮遊部2は浮上誘導部3の凸部4が備わっていない状態のように水面に浮かべることができる。
【0023】
なお、水上遊具1の下部に浮上誘導部3を備えたことにより、その重さで上部の水上浮遊部2が沈む場合、下部の浮上誘導部3に全部水を充填しないで、浮上誘導部3の重さ分の浮力が発生するように空気を封入し浮上誘導部3の上部を空気層7としてもよい。
また、上部の水上浮遊部2と下部の浮上誘導部3との間には後述の図3等に示す仕切り9が形成されている。この仕切り9によって、上部の空気および下部の水が移動することなく遮断されるため、水上遊具1が安定化する。
【0024】
通常、これらの水上浮遊部2、浮上誘導部3および仕切り9は一体として製造されるが、水上浮遊部2と浮上誘導部3との仕切り9はなくても構わない。
さらに、水上浮遊部2と浮上誘導部3は別個に分離して製造され、それぞれに空気または水が封入および/または充填された後、水上浮遊部2と浮上誘導部3が組み合わされる形態でもよい。
【0025】
図2は、図1に示す水上遊具1の平面図であり、略長方形の形状である。この平面図には、A―A線およびB−B線の切断線があり、図3図2に示すA−A線による断面図であり、図4図2に示すB−B線による断面図である。図4の断面図は、円弧柱の母線に沿った切断面であるため、その形状は略長方形である。
【0026】
図3に示す切断面は、水面の下方に向かって凸部4が形成されており、その形状は円弧形状である。仮に人が水上遊具1の下側に潜った場合、その人の浮力および救命胴衣を着用していればその浮力も付加される。そのため、上方に浮力が発生するが、浮上誘導部3の下面が円弧形状であるため、水面下にとどまらず、浮力により円弧形状沿って水面上に浮かびあがることができる。
なお、図3に示す人を模した図は、水上遊具1の下側に人が潜った場合でも、円弧形状の傾きに沿って浮かびあがる様子を示す(以下の図6(B)も同じ)。
【0027】
ここで、図3および図4に示すハッチング部は、水が充填されていることを示す(以下の図6(B)(C)および図7(B)のハッチング部も同じ)。浮上誘導部3は、その空間全部に水が満たされておらず空気が封入され空気層7が形成されている。浮上誘導部3の重量分の浮力が発生するように空気が封入されることにより、水上浮遊部2は浮上誘導部3の重量により沈むことを防止できる。
また、水上浮遊部2と浮上誘導部3の間に仕切り9が形成されている。さらに、浮上誘導部3には、流体(水または空気)注入・排出口8が複数設けられている。
なお、切断面は円弧形状であるが、円弧形状でなくても水面に向かって傾斜するような形状、例えば楕円形状であってもよいし、放物線形状でもよい。
【0028】
図5は、浮上誘導部3の凸部4の形状が、三角柱形状である水上遊具10の斜視図である。三角柱の一つの側面が水上浮遊部2の下面に結合された状態であり、他の2つの側面が凸部4を形成している。また、浮上誘導部3には、流体注入/排出口8が複数設けられている。
【0029】
浮上誘導部3の三角柱の2つの側面がそれぞれ水面に向かって傾斜しており、水上遊具10の下側に潜った状態でも浮力により凸部4に沿って水面上に浮かびあがることが可能である。
このように、浮上誘導部3に凸部4を設けることにより、水上遊具10の下側に潜った場合でも水上遊具10の浮上誘導部3の下面が三角柱形状で、水平ではなく水面に向かって傾斜しているため、容易に水面上に浮上することができる。
【0030】
なお、図5の浮上誘導部3の形状の断面図は省略したが、浮上誘導部3は三角柱形状であるため、三角柱の底面に平行な断面図は三角形であり、側面の辺に平行な断面図は長方形である。
【0031】
図6は、(A)水上遊具の平面が円形となる平面図であり、(B)(C)円形の中心を通る2つの直交するA−A線およびB−B線による断面図である。2つの切断面はいずれも円弧形状であり、浮上誘導部3の凸部4は球の中心を通らない平面で切り取った形状である。
なお、凸部4の水面下への高さは球の半径と同じかそれよりも大きい場合であってもよい。また、球を切り取った形状ではなく、放物面や楕円面を切り取った形状であってもよい。
【0032】
図7は、(A)水上浮遊具2と浮上誘導部3が分離された水上遊具30の平面図であり、(B)A−A線による断面図である。図7(B)は、図3に示す断面図が、水上浮遊部2と浮上誘導部3に分離した図である。
水上浮遊具2と浮上誘導部3は分離する形態となっているため、水上浮遊部2と浮上誘導部3とは接着剤11で固定してもよいし、水上浮遊具2と浮上誘導部3の周辺に複数のハトメ12を設け、それぞれの上下のハトメ12をロープ等で縛って結合してもよい。また、接着剤11とハトメ12を併用してもよい。
分離することで、水上浮遊部2と浮上誘導部3は別々に組み立てることができ、また浮上誘導部3は取り外して使用することも可能である。
【0033】
なお、水上遊具を形成する薄膜を透明にして、人が水上遊具の下側に潜った場合でも目視により確認が可能であるが、目視による確認のためには、複数の監視員が必要となる。
本発明では、水上遊具の下面に凸部を設けた構造となっているため、人が潜った場合でも、人および救命胴衣の浮力によって凸部の傾斜に沿って水面上に浮かびあがることができ、目視による監視員は必要としない。
【0034】
また、浮上誘導部に設けた凸部は、柔軟な材料の薄膜で製造されているため、表面は滑らかで網目のような構造とは異なり凸部に引っ掛かるということはない。
さらに、網目のような水上浮遊部と全く異なる材料ではなく、水上浮遊部と凸部を設けた浮上誘導部は同じ材料で一体化して製造することができる。
【符号の説明】
【0035】
1、10、20、30、100・・・水上遊具、2・・・水上浮遊部、3・・・浮上誘導部、4・・・凸部、5・・・水中外皮、6・・・水上面、7・・・空気層、8・・・流体注入/排出口、9・・・仕切り、11・・・接着剤、12・・・ハトメ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2020年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、
前記水上遊具の下面に凸部を設け、
前記水上遊具は、前記流体である空気が封入される前記水上遊具上部の水上浮遊部と、前記流体である水が充填される前記水上遊具下部の前記凸部を含む浮上誘導部とを備え、
前記浮上誘導部は、前記水上浮遊部の下面外側に設置され、
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部との間に前記流体を遮断する仕切りを設け、前記仕切りは前記水上浮遊部と前記浮上誘導部の相対する面が平面であって、前記水上浮遊部と前記浮上誘導部の相対する面の大きさが互いに等しいことを特徴とする水上遊具。
【請求項2】
前記浮上誘導部の凸部の形状は略円弧柱形状であることを特徴とする請求項に記載の水上遊具。
【請求項3】
前記浮上誘導部の凸部の形状は三角柱形状であることを特徴とする請求項に記載の水上遊具。
【請求項4】
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部とを分離して形成し、該分離する前記仕切り面は平面であり、空気が封入される前記水上浮遊部の下面外側に水が充填される前記浮上誘導部を取り付け、また取り外しができることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の水上遊具。
【請求項5】
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部の周辺に複数のハトメを設け、前記水上浮遊部と前記浮上誘導部とに設けられた上下の前記ハトメ同士をロープで結び、前記浮上誘導部は水面下となるように密着させたことを特徴とする請求項に記載の水上遊具。
【請求項6】
前記水上遊具の前記浮上誘導部下部に水を充填し、前記浮上誘導部上部に空気を封入して空気層を設け、前記空気層は、柔軟な材料の薄膜で形成された前記浮上誘導部が水面下に沈んで前記浮上誘導部の重さの浮力を発生させることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の水上遊具。
【請求項7】
柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、
前記流体である空気が封入される前記水上遊具上部の水上浮遊部と、前記流体である水が充填される前記水上遊具下部の浮上誘導部とを備え、
前記水上遊具の前記浮上誘導部に凸部を設け、
前記浮上誘導部は、前記水上浮遊部の下面外側に水面下に沈んだ状態で備えられ、
前記水上浮遊部と前記浮上誘導部との間に仕切りを設けないことを特徴とする水上遊具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
すなわち、柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に流体が封入および/または充填されて水面に浮かべる水上遊具であって、その水上遊具は下面に凸部を設け、流体である空気が封入される水上遊具上部の水上浮遊部と、流体である水が充填される水上遊具下部の凸部を含む浮上誘導部とを備え、浮上誘導部は、水上浮遊部の下面外側に設置され、水上浮遊部と浮上誘導部との間に流体を遮断する仕切りを設け、その仕切りは水上浮遊部と浮上誘導部の相対する面が平面であって、水上浮遊部と浮上誘導部の相対する面の大きさが互いに等しいことを特徴とする水上遊具である。
このように水上遊具の下面に凸部を設けることで、水上遊具の下側に人が潜っても容易に水面上に浮上することができる。また、仕切りを設けることで、浮上誘導部に充填された水の動きを抑え、水上遊具の安定化を図ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
さらに、本発明は、水上遊具の水上浮遊部と浮上誘導部とを分離して形成し、分離する仕切り面は平面であり、空気が封入される前記水上浮遊部の下面外側に水が充填される浮上誘導部を取り付け、また取り外しができることを特徴とする。
水上遊具の上部と下部が分離できるので、水上浮遊部を組立てた後、下部の浮上誘導部を取付けることができ、また取り外して水上遊具の水上浮遊部のみで使用することもできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
また、水上浮遊部と浮上誘導部の周辺に複数のハトメを設け、水上浮遊部と浮上誘導部とに設けられた上下のハトメ同士をロープで結び、浮上誘導部は水面下となるように密着させたことを特徴とする。
このように構成することにより、水上浮遊部と浮上誘導部を別々に製造することができ、空気または水が封入および/または充填された後両者をしっかりと密着させることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、水上遊具の浮上誘導部下部には水を充填し、浮上誘導部上部には空気を封入して空気層を設け、空気層は、柔軟な材料の薄膜で形成された浮上誘導部が水面下に沈んで浮上誘導部の重さの浮力を発生させることを特徴とする。
空気層を設けたことにより、浮上誘導部の重量分だけ浮力を発生させることができ、浮上誘導部の重量により水上浮遊部が沈むことを防止できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
また、水上遊具の浮上誘導部に凸部を設け、浮上誘導部は、水上浮遊部の下面外側に水面下に沈んだ状態で備えられ、水上浮遊部と浮上誘導部との間には仕切り膜を設けないことを特徴とする。
このように構成することにより仕切りの材料を抑制することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
図1は、本発明の実施形態に係る水上浮遊部と浮上誘導部とを備えた水上遊具を下方から見た斜視図である。図1に示す水上遊具1の水上浮遊部2は、ベッドのマットレスのような略直方体の形状であり、柔軟な材料の薄膜で形成された密閉可能な空間の内部に空気が封入されて水面に浮かべる部分である。水上遊具1の下部には浮上誘導部3が設けられ、その浮上誘導部3には凸部4が設けられている。
図1に示すように、浮上誘導部3は、水上浮遊部2の下面外側に設置されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
なお、水上遊具1の下部に浮上誘導部3を備えたことにより、その重さで上部の水上浮遊部2が沈む場合、下部の浮上誘導部3に全部水を充填しないで、浮上誘導部3の重さ分の浮力が発生するように空気を封入し浮上誘導部3の上部を空気層7としてもよい。
また、上部の水上浮遊部2と下部の浮上誘導部3との間には後述の図3等に示す仕切り9が形成されている。この仕切り9によって、上部の空気および下部の水が移動することなく遮断されるため、水上遊具1が安定化する。その仕切り9は水上浮遊部2と浮上誘導部3の相対する面が平面であり、その相対する面の大きさが互いに等しくなっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
図2は、図1に示す水上遊具1の平面図であり、略長方形の形状である。この平面図には、A―A線およびB−B線の切断線があり、図3図2に示すA−A線による断面図であり、図4図2に示すB−B線による断面図である。図4の断面図は、円弧柱の母線に沿った切断面であるため、その形状は略長方形である。図3および図4に示すように浮上誘導部3は水面下に沈んだ状態である。