特開2021-54644(P2021-54644A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-54644エスカレーターの手すりの洗浄消毒設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-54644(P2021-54644A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】エスカレーターの手すりの洗浄消毒設備
(51)【国際特許分類】
   B66B 31/02 20060101AFI20210312BHJP
【FI】
   B66B31/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-198042(P2019-198042)
(22)【出願日】2019年10月31日
(11)【特許番号】特許第6808124号(P6808124)
(45)【特許公報発行日】2021年1月6日
(31)【優先権主張番号】201910928499.5
(32)【優先日】2019年9月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519257876
【氏名又は名称】厦門▲てき▼苑日用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王国忠
【テーマコード(参考)】
3F321
【Fターム(参考)】
3F321DA07
3F321HA23
3F321HA31
(57)【要約】
【課題】本発明はエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備を開示した。
【解決手段】洗浄ブロックを含み、前記洗浄ブロックの中には作動空間が設置され、前記作動空間が洗浄機構を含み、前記洗浄機構は移動ブロックを含み、前記作動空間の左端壁の中には移動溝が形成され、前記移動溝の中には移動ブロックが上下移動できるように設置され、前記移動ブロックの上端面と前記移動溝の上端壁との間には復帰ばねが設置され、前記移動ブロックの右端面には横棒が固定的に設置され、前記横棒の下端面には積載板が固定的に設置され、前記移動ブロックが上下に移動することで洗浄ベルトが手すりに近づくことができ、
前記洗浄機構の右側には消毒機構が設置され、前記消毒機構は前記作動空間の上端壁に固定された消毒フレームを含み、前記消毒フレームの中には消毒空間が設置され、前記消毒空間の下端壁には上方に開口した出水口が設置される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エスカレーターの手すりの洗浄消毒設備であって、洗浄ブロックを含み、前記洗浄ブロックの中には作動空間が設置され、前記作動空間が洗浄機構を含み、前記洗浄機構は移動ブロックを含み、前記作動空間の左端壁の中には移動溝が形成され、前記移動溝の中には移動ブロックが上下移動できるように設置され、前記移動ブロックの上端面と前記移動溝の上端壁との間には復帰ばねが設置され、前記移動ブロックの右端面には横棒が固定的に設置され、前記横棒の下端面には積載板が固定的に設置され、前記移動ブロックが上下に移動することで洗浄ベルトが手すりに近づくことができ、
前記洗浄機構の右側には消毒機構が設置され、前記消毒機構は前記作動空間の上端壁に固定された消毒フレームを含み、前記消毒フレームの中には消毒空間が設置され、前記消毒空間の下端壁には上方に開口した出水口が設置され、前記消毒フレームの下端面には下方に開口した排水口が設置され、前記排水口と前記出水口とが連通しており、
前記消毒機構の右側には整理機構が設置され、前記整理機構は前記積載板の右端面に固定された連動棒を含み、前記連動棒の前端面にはガイド管が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはダボが固定的に設置され、前記ダボにはローラーが回転可能に設置され、前記積載ブロックの前端面には加熱ブロックが固定的に設置され、前記加熱ブロックが前記ローラーの上側に設置されていることを特徴とするエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項2】
前記洗浄機構は前記横棒の下端面に固定された連結ブロックを含み、前記連結ブロックの下端面には処理ブロックが固定的に設置され、前記処理ブロックには上下貫通した縦溝が形成され、前記縦溝の左端壁には右方に開口した洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の後端壁には洗浄ブロックが固定的に設置され、前記縦溝の右端壁には左方に開口した縦空間が設置され、前記縦空間の後端壁には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒には摩擦輪が回転できるように設置され、前記縦空間の後端壁には止板溝が形成され、前記止板溝の中には止板が上下移動可能に設置され、前記止板の上端面と前記縦空間の上端壁との間には復帰ばねが連結され、前記縦空間の後端壁には斜板が固定的に設置され、前記縦空間の後端壁には貯水フレームが固定的に設置され、前記貯水フレームの中には貯水空間が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項3】
前記消毒機構は横軸を含み、前記作動空間の左端壁には前記横軸が回転可能に設置され、前記横軸において左から右まで順次に伝動斜歯歯車と第一プーリが固定的に設置され、前記消毒フレームの中には従動軸が回転可能に設置され、前記従動軸には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間には第一ベルトが巻きつけられ、前記従動軸には輸送輪が固定的に設置され、前記輸送輪の上端面には上方に開口した貯水口が設置され、前記輸送輪が前記排水口の中に設置され、前記消毒フレームの下端面には従動斜歯歯車が固定的に設置され、前記従動斜歯歯車の中には移動空間が設置され、前記移動空間の中には横板が上下移動可能に設置され、前記横板には漏斗が上下に貫通するように設置され、前記横板の下端面にはガイド管が固定的に設置され、前記ガイド管の下端面にはスポンジブロックが固定的に設置され、前記ガイド管の中には流出溝が上下に貫通するように形成され、前記流出溝が前記漏斗と連通していることを特徴とする請求項2に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項4】
前記整理機構は横軸を含み、前記後端壁には前記横軸が回転可能に設置され、前記横軸において後ろから前まで順次に従動斜歯歯車と第三プーリが固定的に設置され、前記横棒の前端面にはモータが固定的に設置され、前記モータの前端面には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸において後ろから前まで順次に第四プーリと第一洗浄輪が固定的に設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとの間には第二ベルトが巻きつけられ、前記第一洗浄輪には前記洗浄ベルトが巻きつけられ、前記作動空間の前後端壁には二つの位置制限溝が対称に形成され、前記位置制限溝の中には挟み棒が前後移動可能に設置され、後ろの前記挟み棒を例として説明し、前記挟み棒の後端面と前記位置制限溝の後端壁には伸縮ばねが連結され、前記作動空間の下端壁には伸び出し空間が上下に貫通するように設置され、前記挟み棒の下端面には挟みブロックが固定的に設置され、前記積載板の前端面には定位ピンが固定的に設置され、前記定位ピンには第二洗浄輪が回転可能に設置されていることを特徴とする請求項3に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項5】
前記貯水空間には水を入れており、前記止板が上方に移動して前記復帰ばねに押されてすぐ復帰し、前記積載板から少量の水が流れ出ることを特徴とする請求項2に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項6】
前記復帰ばねと前記伸縮ばねとが正常状態にあり、前記復帰ばねが圧縮されており、前記伸縮ばねの弾力が前記復帰ばねより大きいことを特徴とする請求項5に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項7】
前記第二プーリが前記第一プーリより遥かに大きいため、前記輸送輪の回転速度が早くないことを特徴とする請求項3に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項8】
前記第二ベルトは緩まった状態にあり、前記移動ブロックが下方に移動すると、前記第二ベルトがきつく張ることを特徴とする請求項4に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【請求項9】
前記挟みブロックは本願発明をエスカレーターの手すりの間に挟むことができることを特徴とする請求項4に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は洗浄設備分野に関し、具体的にはエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備に関する。
【背景技術】
【0002】
公共場所のエスカレーターは使う人が多いため、汚れやすくて細菌を招き、頻繁に手すりを洗浄して除菌する必要があるが、ほとんどが人力によって行い、手間がかかるうえに、エスカレーターの手すりの整理マシンはかなり占用スペースが大きく、エスカレーターの使用に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107253660号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願はエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備を提供し、エスカレーターの使用に手間を削減し、洗浄による通行不便を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
エスカレーターの手すりの洗浄消毒設備であって、洗浄ブロックを含み、前記洗浄ブロックの中には作動空間が設置され、前記作動空間が洗浄機構を含み、前記洗浄機構は移動ブロックを含み、前記作動空間の左端壁の中には移動溝が形成され、前記移動溝の中には移動ブロックが上下移動できるように設置され、前記移動ブロックの上端面と前記移動溝の上端壁との間には復帰ばねが設置され、前記移動ブロックの右端面には横棒が固定的に設置され、前記横棒の下端面には積載板が固定的に設置され、前記移動ブロックが上下に移動することで洗浄ベルトが手すりに近づくことができ、
前記洗浄機構の右側には消毒機構が設置され、前記消毒機構は前記作動空間の上端壁に固定された消毒フレームを含み、前記消毒フレームの中には消毒空間が設置され、前記消毒空間の下端壁には上方に開口した出水口が設置され、前記消毒フレームの下端面には下方に開口した排水口が設置され、前記排水口と前記出水口とが連通しており、
前記消毒機構の右側には整理機構が設置され、前記整理機構は前記積載板の右端面に固定された連動棒を含み、前記連動棒の前端面にはガイド管が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはダボが固定的に設置され、前記ダボにはローラーが回転可能に設置され、前記積載ブロックの前端面には加熱ブロックが固定的に設置され、前記加熱ブロックが前記ローラーの上側に設置されている。
【0006】
有益的に、前記洗浄機構は前記横棒の下端面に固定された連結ブロックを含み、前記連結ブロックの下端面には処理ブロックが固定的に設置され、前記処理ブロックには上下貫通した縦溝が形成され、前記縦溝の左端壁には右方に開口した洗浄空間が設置され、前記洗浄空間の後端壁には洗浄ブロックが固定的に設置され、前記縦溝の右端壁には左方に開口した縦空間が設置され、前記縦空間の後端壁には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒には摩擦輪が回転できるように設置され、前記縦空間の後端壁には止板溝が形成され、前記止板溝の中には止板が上下移動可能に設置され、前記止板の上端面と前記縦空間の上端壁との間には復帰ばねが連結され、前記縦空間の後端壁には斜板が固定的に設置され、前記縦空間の後端壁には貯水フレームが固定的に設置され、前記貯水フレームの中には貯水空間が設置されている。
【0007】
有益的に、前記消毒機構は横軸を含み、前記作動空間の左端壁には前記横軸が回転可能に設置され、前記横軸において左から右まで順次に伝動斜歯歯車と第一プーリが固定的に設置され、前記消毒フレームの中には従動軸が回転可能に設置され、前記従動軸には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間には第一ベルトが巻きつけられ、前記従動軸には輸送輪が固定的に設置され、前記輸送輪の上端面には上方に開口した貯水口が設置され、前記輸送輪が前記排水口の中に設置され、前記消毒フレームの下端面には従動斜歯歯車が固定的に設置され、前記従動斜歯歯車の中には移動空間が設置され、前記移動空間の中には横板が上下移動可能に設置され、前記横板には漏斗が上下に貫通するように設置され、前記横板の下端面にはガイド管が固定的に設置され、前記ガイド管の下端面にはスポンジブロックが固定的に設置され、前記ガイド管の中には流出溝が上下に貫通するように形成され、前記流出溝が前記漏斗と連通している。
【0008】
有益的に、前記整理機構は横軸を含み、前記後端壁には前記横軸が回転可能に設置され、前記横軸において後ろから前まで順次に従動斜歯歯車と第三プーリが固定的に設置され、前記横棒の前端面にはモータが固定的に設置され、前記モータの前端面には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸において後ろから前まで順次に第四プーリと第一洗浄輪が固定的に設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとの間には第二ベルトが巻きつけられ、前記第一洗浄輪には前記洗浄ベルトが巻きつけられ、前記作動空間の前後端壁には二つの位置制限溝が対称に形成され、前記位置制限溝の中には挟み棒が前後移動可能に設置され、後ろの前記挟み棒を例として説明し、前記挟み棒の後端面と前記位置制限溝の後端壁には伸縮ばねが連結され、前記作動空間の下端壁には伸び出し空間が上下に貫通するように設置され、前記挟み棒の下端面には挟みブロックが固定的に設置され、前記積載板の前端面には定位ピンが固定的に設置され、前記定位ピンには第二洗浄輪が回転可能に設置されている。
【0009】
有益的に、前記貯水空間には水を入れており、前記止板が上方に移動して前記復帰ばねに押されてすぐ復帰し、前記積載板から少量の水が流れ出る。
【0010】
有益的に、前記復帰ばねと前記伸縮ばねとが正常状態にあり、前記復帰ばねが圧縮されており、前記伸縮ばねの弾力が前記復帰ばねより大きい。
【0011】
有益的に、前記第二プーリが前記第一プーリより遥かに大きいため、前記輸送輪の回転速度が早くない。
【0012】
有益的に、前記第二ベルトは緩まった状態にあり、前記移動ブロックが下方に移動すると、前記第二ベルトがきつく張る。
【0013】
有益的に、前記挟みブロックは本願発明をエスカレーターの手すりの間に挟むことができる。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の有益効果は:本願発明は操作が簡単であり、本願発明をエスカレーターの幅木に固定して位置を調整した後、モータを起動すれば、自動的にエスカレーターの手すりを洗浄消毒でき、それに、占用面積が小さく、エスカレーターの使用に影響せず、また、直接乾燥のかわりに水を吸い除く方法を採用することで、温度は高すぎなく使用に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0016】
図1図1は本願発明のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備の全体断面の正面構成図
図2図2図1におけるAの拡大図
図3図3図1におけるB―B方向の構成図
図4図4図1におけるC―C方向の構成図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜4の示したように、エスカレーターの手すりの洗浄消毒設備であって、洗浄ブロック10を含み、前記洗浄ブロック10の中には作動空間11が設置され、前記作動空間11が洗浄機構70を含み、前記洗浄機構70は移動ブロック14を含み、前記作動空間11の左端壁の中には移動溝12が形成され、前記移動溝12の中には移動ブロック14が上下移動できるように設置され、前記移動ブロック14の上端面と前記移動溝12の上端壁との間には復帰ばね16が設置され、前記移動ブロック14の右端面には横棒15が固定的に設置され、前記横棒15の下端面には積載板48が固定的に設置され、前記移動ブロック14が上下に移動することで洗浄ベルト18が手すりに近づくことができ、
前記洗浄機構70の右側には消毒機構71が設置され、前記消毒機構71は前記作動空間11の上端壁に固定された消毒フレーム24を含み、前記消毒フレーム24の中には消毒空間25が設置され、前記消毒空間25の下端壁には上方に開口した出水口26が設置され、前記消毒フレーム24の下端面には下方に開口した排水口29が設置され、前記排水口29と前記出水口26とが連通しており、
前記消毒機構71の右側には整理機構72が設置され、前記整理機構72は前記積載板48の右端面に固定された連動棒37を含み、前記連動棒37の前端面にはガイド管40が固定的に設置され、前記連動棒37の上端面には積載ブロック33が固定的に設置され、前記積載ブロック33の前端面にはダボ36が固定的に設置され、前記ダボ36にはローラー35が回転可能に設置され、前記積載ブロック33の前端面には加熱ブロック34が固定的に設置され、前記加熱ブロック34が前記ローラー35の上側に設置されている。
【0018】
有益的には、前記洗浄機構70は前記横棒15の下端面に固定された連結ブロック13を含み、前記連結ブロック13の下端面には処理ブロック50が固定的に設置され、前記処理ブロック50には上下貫通した縦溝49が形成され、前記縦溝49の左端壁には右方に開口した洗浄空間51が設置され、前記洗浄空間51の後端壁には洗浄ブロック52が固定的に設置され、前記縦溝49の右端壁には左方に開口した縦空間61が設置され、前記縦空間61の後端壁には固定棒54が固定的に設置され、前記固定棒54には摩擦輪53が回転できるように設置され、前記縦空間61の後端壁には止板溝60が形成され、前記止板溝60の中には止板56が上下移動可能に設置され、前記止板56の上端面と前記縦空間61の上端壁との間には復帰ばね55が連結され、前記縦空間61の後端壁には斜板59が固定的に設置され、前記縦空間61の後端壁には貯水フレーム57が固定的に設置され、前記貯水フレーム57の中には貯水空間58が設置されている。
【0019】
有益的には、前記消毒機構71は横軸17を含み、前記作動空間11の左端壁には前記横軸17が回転可能に設置され、前記横軸17において左から右まで順次に伝動斜歯歯車21と第一プーリ23が固定的に設置され、前記消毒フレーム24の中には従動軸30が回転可能に設置され、前記従動軸30には第二プーリ43が固定的に設置され、前記第二プーリ43と前記第一プーリ23との間には第一ベルト22が巻きつけられ、前記従動軸30には輸送輪28が固定的に設置され、前記輸送輪28の上端面には上方に開口した貯水口27が設置され、前記輸送輪28が前記排水口29の中に設置され、前記消毒フレーム24の下端面には従動斜歯歯車68が固定的に設置され、前記従動斜歯歯車68の中には移動空間39が設置され、前記移動空間39の中には横板32が上下移動可能に設置され、前記横板32には漏斗31が上下に貫通するように設置され、前記横板32の下端面にはガイド管40が固定的に設置され、前記ガイド管40の下端面にはスポンジブロック42が固定的に設置され、前記ガイド管40の中には流出溝41が上下に貫通するように形成され、前記流出溝41が前記漏斗31と連通している。
【0020】
有益的には、前記整理機構72は横軸62を含み、前記後端壁には前記横軸62が回転可能に設置され、前記横軸62において後ろから前まで順次に従動斜歯歯車68と第三プーリ63が固定的に設置され、前記横棒15の前端面にはモータ69が固定的に設置され、前記モータ69の前端面には伝動軸20が回転可能に設置され、前記伝動軸20において後ろから前まで順次に第四プーリ65と第一洗浄輪19が固定的に設置され、前記第四プーリ65と前記第三プーリ63との間には第二ベルト64が巻きつけられ、前記第一洗浄輪19には前記洗浄ベルト18が巻きつけられ、前記作動空間11の前後端壁には二つの位置制限溝67が対称に形成され、前記位置制限溝67の中には挟み棒44が前後移動可能に設置され、後ろの前記挟み棒44を例として説明し、前記挟み棒44の後端面と前記位置制限溝67の後端壁には伸縮ばね66が連結され、前記作動空間11の下端壁には伸び出し空間38が上下に貫通するように設置され、前記挟み棒44の下端面には挟みブロック45が固定的に設置され、前記積載板48の前端面には定位ピン47が固定的に設置され、前記定位ピン47には第二洗浄輪46が回転可能に設置されている。
【0021】
有益的には、前記貯水空間58には水を入れており、前記止板56が上方に移動して前記復帰ばね55に押されてすぐ復帰し、前記積載板48から少量の水が流れ出る。
【0022】
有益的には、前記復帰ばね55と前記伸縮ばね66とが正常状態にあり、前記復帰ばね16が圧縮されており、前記伸縮ばね66の弾力が前記復帰ばね16より大きい。
【0023】
有益的には、前記第二プーリ43が前記第一プーリ23より遥かに大きいため、前記輸送輪28の回転速度が早くない。
【0024】
有益的には、前記第二ベルト64は緩まった状態にあり、前記移動ブロック14が下方に移動すると、前記第二ベルト64がきつく張る。
【0025】
有益的には、前記挟みブロック45は本願発明をエスカレーターの手すりの間に挟むことができる。
【0026】
本願発明の使用手順:
(1)挟みブロック45を引き動かすことで、二つの挟みブロック45が互いに離れ、本願発明を手すりの上側に置き、挟みブロック45が幅木を挟み、二つの挟みブロック45が離れ、復帰ばね16が移動ブロック14を下方に押し動かし、移動ブロック14が横棒15を下方に移動連動させ、積載板48は横棒15にしたがって下方に移動し、積載板48が定位ピン47によって第二洗浄輪46を下方に移動連動させ、本願発明の位置を調整し、第二洗浄輪46の下端面とエスカレーターの手すりとを接触させる。
(2)モータ69を起動し、伝動軸20がモータ69と一緒に回転し、伝動軸20が第一洗浄輪19を回転連動させ、第一洗浄輪19が洗浄ベルト18を回転連動させ、洗浄ベルト18の回転にしたがって摩擦輪53が回転し、摩擦輪53が回転して止板56を上方に移動連動させ、止板56が復帰ばね55に押されてすぐに下方に移動し、貯水空間58における水が洗浄ベルト18に流れ、洗浄ベルト18が回転してエスカレーターの手すりの表面を拭き、本願発明の取付方向を調整することで、洗浄ベルト18の回転方向をエスカレーターの回転方向と逆にし、洗浄効果を強化し、洗浄ベルト18が回転する時、洗浄ブロック52が洗浄ベルト18の表面を洗浄できる。
(3)第四プーリ65が伝動軸20にしたがって回転し、第四プーリ65が第二ベルト64の摩擦によって第三プーリ63を連動させ、第三プーリ63が横軸62によって従動斜歯歯車68を回転連動させ、従動斜歯歯車68が噛合により伝動斜歯歯車21を回転連動させ、伝動斜歯歯車21が横軸17により第一プーリ23を回転連動させ、第一プーリ23が第一ベルト22の摩擦によって第二プーリ43を回転連動させ、第二プーリ43が従動軸30により輸送輪28を回転連動させる。
(4)消毒空間25の中の酒精が出水口26を通って貯水口27の中に落ち、輸送輪28が回転し、貯水口27の中の酒精を、排水口29と、漏斗31と流出溝41を経由してスポンジブロック42に注ぎ、輸送輪28が回転する時、消毒空間25の中の酒精は排水口29を通って直接に漏斗31の中に落ちることができない。
(5)積載板48が連動棒37を下方に移動連動させ、連動棒37がガイド管40を下方に移動連動させ、ガイド管40がスポンジブロック42を下方に移動連動させ、スポンジブロック42がエスカレーターの手すりと接触して消毒を行い、連動棒37が積載ブロック33を下方に移動連動させ、積載ブロック33がダボ36によってローラー35を下方に移動連動させ、ローラー35がエスカレーターの手すりと接触し表面の水を吸い除き、手すりがローラー35を回転連動させ、加熱ブロック34がローラー35を乾燥させる。
【0027】
上記実施例は本願発明の技術発想と特徴を説明するためだけで、本分野当業者たちに本願発明を理解し実施していただくことを目的とし、本願発明の請求範囲を制限するものではない。本願発明に基づいて実質に変わりがない変化は本願発明の請求範囲にカバーされる。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2020年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項6】
前記復帰ばねと前記伸縮ばねとが正常状態にあり、前記復帰ばねが圧縮されており、前記伸縮ばねの弾力が前記復帰ばねより大きいことを特徴とする請求項4に記載のエスカレーターの手すりの洗浄消毒設備。