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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-57326(P2021-57326A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】LED空中投影ランプ箱
(51)【国際特許分類】
   F21V 15/00 20150101AFI20210312BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20210312BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20210312BHJP
【FI】
   F21V15/00 100
   F21V15/01 380
   F21S8/04
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-221733(P2019-221733)
(22)【出願日】2019年12月6日
(31)【優先権主張番号】201910928490.4
(32)【優先日】2019年9月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】屠暁斌
【テーマコード(参考)】
3K243
【Fターム(参考)】
3K243MA01
(57)【要約】
【課題】本発明はLED空中投影ランプ箱を開示した。
【解決手段】
天井を含み、前記天井の下側には投影ランプが設置され、前記天井の下側には前記投影ランプに防塵保護を提供できる防塵機構が設置され、前記天井の中には駆動空間が設置され、前記駆動空間の中には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、前記駆動空間の上端壁には駆動モーターが固定され、前記駆動空間の下端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記駆動モーターの下端には下端が前記昇降空間の中に位置する駆動軸が伝動可能に連結され、本願発明は構成が簡単で、操作が便利であり、自動的に昇降できるため作業員が投影ランプを補修することに便利を与え、また投影ランプに防塵保護を提供できることにより投影ランプに埃が付いてくることで投影ランプの働きを妨げることを避けられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井を含み、前記天井の下側には投影ランプが設置され、前記天井の下側には前記投影ランプに防塵保護を提供できる防塵機構が設置され、前記天井の中には駆動空間が設置され、
前記駆動空間の中には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、前記駆動空間の上端壁には駆動モーターが固定され、前記駆動空間の下端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記駆動モーターの下端には下端が前記昇降空間の中に位置する駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸の下端には下端が外部空間に位置する昇降ロッドがねじ山により連結され、前記昇降ロッドの下端と前記投影ランプとが回転可能に連結され、前記駆動空間の前後端壁の間には前記駆動軸の下端により貫通された支持板が固定的に連結され、前記支持板の上側には前記駆動軸とスライド可能に連結されたカムが設置され、前記カムの中には下方に開口した位置制限孔が設置され、前記支持板の中には上方に開口した弧状空間が設置され、前記弧状空間の中には上端が前記位置制限孔の中に位置する位置制限ロッドが設置され、前記弧状空間の下端壁の中には下端壁が前記支持板の下端壁を貫通しかつ前記弧状空間に連通した貫通空間が設置され、前記貫通空間の後端壁の中には前方に開口したばね空間が設置され、前記貫通空間の中には下端が前記昇降空間の中に位置する下押しロッドが設置され、前記下押しロッドの上端には後端が前記ばね空間の中に位置する鉄ブロックが固定され、前記鉄ブロックの後端には下端が前記ばね空間の下端壁と連結された圧縮ばねが固定され、前記ばね空間の上端壁には前記鉄ブロックと互いに反発するまたは吸引することができる電磁石が固定され、
前記昇降空間の後端壁の中には前記駆動機構により制御されかつ前記昇降ロッドの回転を制限できる制限機構が設置され、前記駆動空間の左端壁の中には上げ機構が設置され、前記投影ランプを作動させるには、前記駆動機構が作動して前記防塵機構を駆動して移動させ、そして前記投影ランプを外部空間に位置させ、その後、前記駆動機構が前記制限機構を制御して作動させ、さらに前記駆動機構が前記投影ランプを駆動して下方に移動させて投影に便利を与え、前記防塵機構の一部が前記上げ機構に駆動されて上方に移動して投影に影響するのを避け、補修するには、前記駆動機構が前記投影ランプを駆動して補修に便利な位置に下降させることを特徴とするLED空中投影ランプ箱。
【請求項2】
前記防塵機構は二つの下方に開口したスライド空間を含み、前記スライド空間において前記昇降空間に近接する端壁にはスライドばねが固定され、左側の前記スライド空間の中には前記スライドばねと固定的に連結された支持ブロックが設置され、前記支持ブロックの中には上方に開口した支持溝が形成され、前記支持溝の中及び右側の前記スライド空間の中にはいずれもスライダが設置され、右側の前記スライダの左端と前記スライドばねと一端とが固定的に連結され、左側の前記スライダの上端が前記スライド空間の中に位置し、また左側の前記スライダの上端にはT型ブロックが固定され、前記駆動空間の中には前記カムと接触する押し動かし板が二つ設置され、前記駆動空間の左右端壁にはいずれも一端が前記押し動かし板と連結された押し動かしばねが固定され、前記押し動かし板において前記駆動モーターから離れた端面には一端が前記駆動空間の端壁及び前記スライド空間において前記昇降空間に近接する端壁を貫通しかつ前記スライド空間の中に位置するロープが固定され、左側の前記ロープの左端と前記支持ブロックとが固定的に連結され、右側の前記ロープの右端と右側の前記スライダとが固定的に連結され、前記天井の下側には二つの防塵ブロックが設置され、前記防塵ブロックの中には片側端壁が外部空間と連通した収納空間が設置され、前記投影ランプの左端が左側の前記収納空間の中に位置しかつ前記投影ランプの右端が右側の前記収納空間の中に位置し、前記防塵ブロックの中には上方に開口した制限溝が形成され、前記制限溝の中には制限ブロックが設置され、前記制限ブロックの上端には上端が前記スライド空間の下端壁を貫通しかつ前記スライド空間の中に位置する連結ロッドが固定され、左側の前記連結ロッドの上端が前記支持溝の下端壁を貫通しかつ左側の前記スライダと固定的に連結され、右側の前記連結ロッドの上端と右側の前記スライダとが固定的に連結され、前記投影ランプの右端には右端が前記収納空間の中に位置する位置制限ブロックが固定されていることを特徴とする請求項1に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項3】
前記制限機構は前方に開口しかつ前記昇降空間に連通した昇降溝を含み、前記昇降溝の中には昇降ブロック及び前記昇降溝の下端壁と連結された昇降ばねが設置され、前記昇降ロッドの中には左方に開口した位置制限溝が形成され、前記昇降ブロックの中には前記昇降ブロックの前後端面を貫通した貫通孔が設置され、前記昇降溝の左端壁の中には前方に開口した収納孔が設置され、前記貫通孔の中には後端が前記収納孔の中に位置しかつ前端が前記昇降空間の中に位置する台形ロッドが設置され、前記貫通孔の下端壁の中には上方に開口した移動空間が設置され、前記移動空間の中には上端が前記台形ロッドと固定的に連結された移動ブロックが設置され、前記移動空間の前端壁には後端が前記移動ブロックと固定的に連結された復帰ばねが固定され、前記昇降ブロックの上端には弾性縄が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項4】
前記上げ機構は下端壁が左側の前記スライド空間に連通した上げ空間を含み、前記上げ空間の中には下端が前記スライド空間の中に位置する上げブロック及び前記上げブロックと前記上げ空間の上端壁を連結する上げばねが設置され、前記上げ空間の右端壁の中には左方に開口した上げ溝が形成され、前記上げ溝の中には左端が前記上げブロックの上側に位置する下押しブロックが設置され、前記弾性縄の上端が前記昇降溝の上端壁と前記上げ溝の上端壁を貫通しかつ下押しブロックと固定的に連結され、前記上げブロックの下端には下方に開口したT型溝が形成され、前記T型溝の左右端壁が前記スライド空間に連通し、前記スライド空間の左端壁の中には右方に開口した伸縮溝が形成され、前記伸縮溝の中には右端が前記T型溝の中に位置する制限ロッドが設置され、前記制限ロッドの左端には左端が前記伸縮溝と固定的に連結された伸縮ばねが固定されていることを特徴とする請求項3に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項5】
前記下押しブロックの重力が前記上げばねの弾力より遥かに大きく、前記上げばねの弾力が前記上げブロックの重力と前記スライダの重力と前記防塵ブロックの重力との和より遥かに大きく、初期状態に、前記上げばねが引っ張られた状態にあることを特徴とする請求項4に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項6】
前記位置制限ロッドの重力が前記圧縮ばねの弾力と前記昇降ばねの弾力と前記復帰ばねの弾力との和より遥かに大きく、前記電磁石と前記鉄ブロックとの間の磁力が前記位置制限ロッドの重力より遥かに大きく、前記弾性縄の弾力が前記下押しブロックの重力より遥かに大きく、初期状態に、前記電磁石が作動しなく、また前記位置制限ロッドが前記貫通空間の上側に位置していないことを特徴とする請求項4に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項7】
初期状態に、前記下押しロッドの下端が前記台形ロッドの真上に位置していることを特徴とする請求項3に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項8】
前記カムと前記駆動軸との間の摩擦力は前記駆動軸に前記カムを駆動して回転させることができ、初期状態に、二つの前記押し動かしばねが正常程度の引っ張られた状態にあることを特徴とする請求項2に記載のLED空中投影ランプ箱。
【請求項9】
前記スライドばねの弾力が前記伸縮ばねの弾力より遥かに大きく、前記押し動かしばねの弾力が前記スライドばねの弾力より遥かに大きいことを特徴とする請求項4に記載のLED空中投影ランプ箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は投影ランプ分野に関わり、具体的にはLED空中投影ランプ箱である。
【背景技術】
【0002】
科学技術の著しい発展につれて、投影ランプの応用も広くなってくる。例えば大型の会議を執り行なう時の投影展示、又は原稿を示す教学用の投影式スクリーンである。
今まで、これらの投影ランプの多くは天井に固定的に取り付けられており、補修する時に、梯子を利用して投影ランプに至る高さに登る必要があり、非常に不便であり、また、既存の投影ランプの多くは外部空間に曝されるため、投影ランプに埃が積りやすくて投影ランプが働いている時の放熱に影響を及ぼし、そして投影ランプの働きに影響する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101435987号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明はLED空中投影ランプ箱を提供し、補修が不便で埃が積りやすいなどの問題を解決し、補修を便利にして防塵保護を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランにより実現される。
【0006】
本願発明のLED空中投影ランプ箱は、天井を含み、前記天井の下側には投影ランプが設置され、前記天井の下側には前記投影ランプに防塵保護を提供できる防塵機構が設置され、前記天井の中には駆動空間が設置され、
前記駆動空間の中には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、前記駆動空間の上端壁には駆動モーターが固定され、前記駆動空間の下端壁の中には上方に開口した昇降空間が設置され、前記駆動モーターの下端には下端が前記昇降空間の中に位置する駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸の下端には下端が外部空間に位置する昇降ロッドがねじ山により連結され、前記昇降ロッドの下端と前記投影ランプとが回転可能に連結され、前記駆動空間の前後端壁の間には前記駆動軸の下端により貫通された支持板が固定的に連結され、前記支持板の上側には前記駆動軸とスライド可能に連結されたカムが設置され、前記カムの中には下方に開口した位置制限孔が設置され、前記支持板の中には上方に開口した弧状空間が設置され、前記弧状空間の中には上端が前記位置制限孔の中に位置する位置制限ロッドが設置され、前記弧状空間の下端壁の中には下端壁が前記支持板の下端壁を貫通しかつ前記弧状空間に連通した貫通空間が設置され、前記貫通空間の後端壁の中には前方に開口したばね空間が設置され、前記貫通空間の中には下端が前記昇降空間の中に位置する下押しロッドが設置され、前記下押しロッドの上端には後端が前記ばね空間の中に位置する鉄ブロックが固定され、前記鉄ブロックの後端には下端が前記ばね空間の下端壁と連結された圧縮ばねが固定され、前記ばね空間の上端壁には前記鉄ブロックと互いに反発するまたは吸引することができる電磁石が固定され、
前記昇降空間の後端壁の中には前記駆動機構により制御されかつ前記昇降ロッドの回転を制限できる制限機構が設置され、前記駆動空間の左端壁の中には上げ機構が設置され、前記投影ランプを作動させるには、前記駆動機構が作動して前記防塵機構を駆動して移動させ、そして前記投影ランプを外部空間に位置させ、その後、前記駆動機構が前記制限機構を制御して作動させ、さらに前記駆動機構が前記投影ランプを駆動して下方に移動させて投影に便利を与え、前記防塵機構の一部が前記上げ機構に駆動されて上方に移動して投影に影響するのを避け、補修するには、前記駆動機構が前記投影ランプを駆動して補修に便利な位置に下降させる。
【0007】
有益なように、前記防塵機構は二つの下方に開口したスライド空間を含み、前記スライド空間において前記昇降空間に近接する端壁にはスライドばねが固定され、左側の前記スライド空間の中には前記スライドばねと固定的に連結された支持ブロックが設置され、前記支持ブロックの中には上方に開口した支持溝が形成され、前記支持溝の中及び右側の前記スライド空間の中にはいずれもスライダが設置され、右側の前記スライダの左端と前記スライドばねと一端とが固定的に連結され、左側の前記スライダの上端が前記スライド空間の中に位置し、また左側の前記スライダの上端にはT型ブロックが固定され、前記駆動空間の中には前記カムと接触する押し動かし板が二つ設置され、前記駆動空間の左右端壁にはいずれも一端が前記押し動かし板と連結された押し動かしばねが固定され、前記押し動かし板において前記駆動モーターから離れた端面には一端が前記駆動空間の端壁及び前記スライド空間において前記昇降空間に近接する端壁を貫通しかつ前記スライド空間の中に位置するロープが固定され、左側の前記ロープの左端と前記支持ブロックとが固定的に連結され、右側の前記ロープの右端と右側の前記スライダとが固定的に連結され、前記天井の下側には二つの防塵ブロックが設置され、前記防塵ブロックの中には片側端壁が外部空間と連通した収納空間が設置され、前記投影ランプの左端が左側の前記収納空間の中に位置しかつ前記投影ランプの右端が右側の前記収納空間の中に位置し、前記防塵ブロックの中には上方に開口した制限溝が形成され、前記制限溝の中には制限ブロックが設置され、前記制限ブロックの上端には上端が前記スライド空間の下端壁を貫通しかつ前記スライド空間の中に位置する連結ロッドが固定され、左側の前記連結ロッドの上端が前記支持溝の下端壁を貫通しかつ左側の前記スライダと固定的に連結され、右側の前記連結ロッドの上端と右側の前記スライダとが固定的に連結され、前記投影ランプの右端には右端が前記収納空間の中に位置する位置制限ブロックが固定されている。
【0008】
有益なように、前記制限機構は前方に開口しかつ前記昇降空間に連通した昇降溝を含み、前記昇降溝の中には昇降ブロック及び前記昇降溝の下端壁と連結された昇降ばねが設置され、前記昇降ロッドの中には左方に開口した位置制限溝が形成され、前記昇降ブロックの中には前記昇降ブロックの前後端面を貫通した貫通孔が設置され、前記昇降溝の左端壁の中には前方に開口した収納孔が設置され、前記貫通孔の中には後端が前記収納孔の中に位置しかつ前端が前記昇降空間の中に位置する台形ロッドが設置され、前記貫通孔の下端壁の中には上方に開口した移動空間が設置され、前記移動空間の中には上端が前記台形ロッドと固定的に連結された移動ブロックが設置され、前記移動空間の前端壁には後端が前記移動ブロックと固定的に連結された復帰ばねが固定され、前記昇降ブロックの上端には弾性縄が固定的に連結されている。
【0009】
有益なように、前記上げ機構は下端壁が左側の前記スライド空間に連通した上げ空間を含み、前記上げ空間の中には下端が前記スライド空間の中に位置する上げブロック及び前記上げブロックと前記上げ空間の上端壁を連結する上げばねが設置され、前記上げ空間の右端壁の中には左方に開口した上げ溝が形成され、前記上げ溝の中には左端が前記上げブロックの上側に位置する下押しブロックが設置され、前記弾性縄の上端が前記昇降溝の上端壁と前記上げ溝の上端壁を貫通しかつ下押しブロックと固定的に連結され、前記上げブロックの下端には下方に開口したT型溝が形成され、前記T型溝の左右端壁が前記スライド空間に連通し、前記スライド空間の左端壁の中には右方に開口した伸縮溝が形成され、前記伸縮溝の中には右端が前記T型溝の中に位置する制限ロッドが設置され、前記制限ロッドの左端には左端が前記伸縮溝と固定的に連結された伸縮ばねが固定されている。
【0010】
有益なように、前記下押しブロックの重力が前記上げばねの弾力より遥かに大きく、前記上げばねの弾力が前記上げブロックの重力と前記スライダの重力と前記防塵ブロックの重力との和より遥かに大きく、初期状態に、前記上げばねが引っ張られた状態にある。
【0011】
有益なように、前記位置制限ロッドの重力が前記圧縮ばねの弾力と前記昇降ばねの弾力と前記復帰ばねの弾力との和より遥かに大きく、前記電磁石と前記鉄ブロックとの間の磁力が前記位置制限ロッドの重力より遥かに大きく、前記弾性縄の弾力が前記下押しブロックの重力より遥かに大きく、初期状態に、前記電磁石が作動しなく、また前記位置制限ロッドが前記貫通空間の上側に位置していない。
【0012】
有益なように、初期状態に、前記下押しロッドの下端が前記台形ロッドの真上に位置している。
【0013】
有益なように、前記カムと前記駆動軸との間の摩擦力は前記駆動軸に前記カムを駆動して回転させることができ、初期状態に、二つの前記押し動かしばねが正常程度の引っ張られた状態にある。
【0014】
有益なように、前記スライドばねの弾力が前記伸縮ばねの弾力より遥かに大きく、前記押し動かしばねの弾力が前記スライドばねの弾力より遥かに大きい。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の有益な効果は:本願発明は構成が簡単で、操作が便利であり、自動的に昇降できるため作業員が投影ランプを補修することに便利を与え、また投影ランプに防塵保護を提供できることにより投影ランプに埃が付いてくることで投影ランプの働きを妨げることを避けられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に図1〜4を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0017】
図1図1は本願発明のLED空中投影ランプ箱の構成概略図
図2図2は本願発明図1のA―Aの概略図
図3図3は本願発明図1のB―Bの概略図
図4図4は本願発明図2のCの構成拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面1〜4に示しているLED空中投影ランプ箱は天井10を含み、前記天井10の下側には投影ランプ28が設置され、前記天井10の下側には前記投影ランプ28に防塵保護を提供できる防塵機構63が設置され、前記天井10の中には駆動空間44が設置され、前記駆動空間44の中には本願発明の作動を駆動する駆動機構66が設置され、前記駆動空間44の上端壁には駆動モーター37が固定され、前記駆動空間44の下端壁の中には上方に開口した昇降空間32が設置され、前記駆動モーター37の下端には下端が前記昇降空間32の中に位置する駆動軸33が伝動可能に連結され、前記駆動軸33の下端には下端が外部空間に位置する昇降ロッド29がねじ山により連結され、前記昇降ロッド29の下端と前記投影ランプ28とが回転可能に連結され、前記駆動空間44の前後端壁の間には前記駆動軸33の下端により貫通された支持板35が固定的に連結され、前記支持板35の上側には前記駆動軸33とスライド可能に連結されたカム36が設置され、前記カム36の中には下方に開口した位置制限孔38が設置され、前記支持板35の中には上方に開口した弧状空間47が設置され、前記弧状空間47の中には上端が前記位置制限孔38の中に位置する位置制限ロッド40が設置され、前記弧状空間47の下端壁の中には下端壁が前記支持板35の下端壁を貫通しかつ前記弧状空間47に連通した貫通空間45が設置され、前記貫通空間45の後端壁の中には前方に開口したばね空間50が設置され、前記貫通空間45の中には下端が前記昇降空間32の中に位置する下押しロッド46が設置され、前記下押しロッド46の上端には後端が前記ばね空間50の中に位置する鉄ブロック49が固定され、前記鉄ブロック49の後端には下端が前記ばね空間50の下端壁と連結された圧縮ばね51が固定され、前記ばね空間50の上端壁には前記鉄ブロック49と互いに反発するまたは吸引することができる電磁石48が固定され、前記昇降空間32の後端壁の中には前記駆動機構66により制御されかつ前記昇降ロッド29の回転を制限できる制限機構64が設置され、前記駆動空間44の左端壁の中には上げ機構65が設置され、前記投影ランプ28を作動させるには、前記駆動機構66が作動して前記防塵機構63を駆動して移動させ、そして前記投影ランプ28を外部空間に位置させ、その後、前記駆動機構66が前記制限機構64を制御して作動させ、さらに前記駆動機構66が前記投影ランプ28を駆動して下方に移動させて投影に便利を与え、前記防塵機構63の一部が前記上げ機構65に駆動されて上方に移動して投影に影響するのを避け、補修するには、前記駆動機構66が前記投影ランプ28を駆動して補修に便利な位置に下降させる。
【0019】
有益なように、前記防塵機構63は二つの下方に開口したスライド空間20を含み、前記スライド空間20において前記昇降空間32に近接する端壁にはスライドばね31が固定され、左側の前記スライド空間20の中には前記スライドばね31と固定的に連結された支持ブロック21が設置され、前記支持ブロック21の中には上方に開口した支持溝22が形成され、前記支持溝22の中及び右側の前記スライド空間20の中にはいずれもスライダ23が設置され、右側の前記スライダ23の左端と前記スライドばね31と一端とが固定的に連結され、左側の前記スライダ23の上端が前記スライド空間20の中に位置し、また左側の前記スライダ23の上端にはT型ブロック43が固定され、前記駆動空間44の中には前記カム36と接触する押し動かし板39が二つ設置され、前記駆動空間44の左右端壁にはいずれも一端が前記押し動かし板39と連結された押し動かしばね41が固定され、前記押し動かし板39において前記駆動モーター37から離れた端面には一端が前記駆動空間44の端壁及び前記スライド空間20において前記昇降空間32に近接する端壁を貫通しかつ前記スライド空間20の中に位置するロープ42が固定され、左側の前記ロープ42の左端と前記支持ブロック21とが固定的に連結され、右側の前記ロープ42の右端と右側の前記スライダ23とが固定的に連結され、前記天井10の下側には二つの防塵ブロック27が設置され、前記防塵ブロック27の中には片側端壁が外部空間と連通した収納空間30が設置され、前記投影ランプ28の左端が左側の前記収納空間30の中に位置しかつ前記投影ランプ28の右端が右側の前記収納空間30の中に位置し、前記防塵ブロック27の中には上方に開口した制限溝25が形成され、前記制限溝25の中には制限ブロック26が設置され、前記制限ブロック26の上端には上端が前記スライド空間20の下端壁を貫通しかつ前記スライド空間20の中に位置する連結ロッド24が固定され、左側の前記連結ロッド24の上端が前記支持溝22の下端壁を貫通しかつ左側の前記スライダ23と固定的に連結され、右側の前記連結ロッド24の上端と右側の前記スライダ23とが固定的に連結され、前記投影ランプ28の右端には右端が前記収納空間30の中に位置する位置制限ブロック67が固定されている。
【0020】
有益なように、前記制限機構64は前方に開口しかつ前記昇降空間32に連通した昇降溝53を含み、前記昇降溝53の中には昇降ブロック54及び前記昇降溝53の下端壁と連結された昇降ばね52が設置され、前記昇降ロッド29の中には左方に開口した位置制限溝34が形成され、前記昇降ブロック54の中には前記昇降ブロック54の前後端面を貫通した貫通孔55が設置され、前記昇降溝53の左端壁の中には前方に開口した収納孔60が設置され、前記貫通孔55の中には後端が前記収納孔60の中に位置しかつ前端が前記昇降空間32の中に位置する台形ロッド56が設置され、前記貫通孔55の下端壁の中には上方に開口した移動空間58が設置され、前記移動空間58の中には上端が前記台形ロッド56と固定的に連結された移動ブロック61が設置され、前記移動空間58の前端壁には後端が前記移動ブロック61と固定的に連結された復帰ばね57が固定され、前記昇降ブロック54の上端には弾性縄62が固定的に連結されている。
【0021】
有益なように、前記上げ機構65は下端壁が左側の前記スライド空間20に連通した上げ空間12を含み、前記上げ空間12の中には下端が前記スライド空間20の中に位置する上げブロック15及び前記上げブロック15と前記上げ空間12の上端壁を連結する上げばね11が設置され、前記上げ空間12の右端壁の中には左方に開口した上げ溝13が形成され、前記上げ溝13の中には左端が前記上げブロック15の上側に位置する下押しブロック14が設置され、前記弾性縄62の上端が前記昇降溝53の上端壁と前記上げ溝13の上端壁を貫通しかつ下押しブロック14と固定的に連結され、前記上げブロック15の下端には下方に開口したT型溝19が形成され、前記T型溝19の左右端壁が前記スライド空間20に連通し、前記スライド空間20の左端壁の中には右方に開口した伸縮溝17が形成され、前記伸縮溝17の中には右端が前記T型溝19の中に位置する制限ロッド18が設置され、前記制限ロッド18の左端には左端が前記伸縮溝17と固定的に連結された伸縮ばね16が固定されている。
【0022】
有益なように、前記下押しブロック14の重力が前記上げばね11の弾力より遥かに大きく、前記上げばね11の弾力が前記上げブロック15の重力と前記スライダ23の重力と前記防塵ブロック27の重力との和より遥かに大きく、初期状態に、前記上げばね11が引っ張られた状態にある。
【0023】
有益なように、前記位置制限ロッド40の重力が前記圧縮ばね51の弾力と前記昇降ばね52の弾力と前記復帰ばね57の弾力との和より遥かに大きく、前記電磁石48と前記鉄ブロック49との間の磁力が前記位置制限ロッド40の重力より遥かに大きく、前記弾性縄62の弾力が前記下押しブロック14の重力より遥かに大きく、初期状態に、前記電磁石48が作動しなく、また前記位置制限ロッド40が前記貫通空間45の上側に位置していない。
【0024】
有益なように、初期状態に、前記下押しロッド46の下端が前記台形ロッド56の真上に位置している。
【0025】
有益なように、前記カム36と前記駆動軸33との間の摩擦力は前記駆動軸33に前記カム36を駆動して回転させることができ、初期状態に、二つの前記押し動かしばね41が正常程度の引っ張られた状態にある。
【0026】
有益なように、前記スライドばね31の弾力が前記伸縮ばね16の弾力より遥かに大きく、前記押し動かしばね41の弾力が前記スライドばね31の弾力より遥かに大きい。
【0027】
本願発明の機械動作の順序は以下の通りである。
【0028】
1:投影ランプを使用する時、駆動モーター37が作動して駆動軸33を駆動して回転させ、そしてカム36と昇降ロッド29を駆動して回転させ、カム36の回転が位置制限ロッド40を駆動して弧状空間47の中でスライドさせ、位置制限ロッド40が下押しロッド46の上側に移動した時、位置制限ロッド40が自身の重力作用により下降して下押しロッド46を下降させ、この時、カム36の回転がちょうど左右二つの押し動かし板39を前記駆動モーター37から離れた側に移動させ、押し動かしばね41が圧縮され、ロープ42が緩み、この時、二つのスライドばね31が復帰してそれぞれ左側の支持ブロック21と右側のスライダ23を駆動して移動させ、そして連結ロッド24と防塵ブロック27を駆動して移動させ、さらに投影ランプ28に収納空間30を離れさせて外部空間に入らせ、また位置制限ブロック67の右端がまた収納空間30の中に位置し、カム36が九十度回転することにより二つの押し動かし板39を駆動して移動させる過程に、昇降ロッド29の回転が位置制限溝34を後方に開口させ、また位置制限溝34が台形ロッド56の前端の前側に位置する。
【0029】
2:左側の前記支持ブロック21が左方に運動すると、左側のスライダ23を駆動して左方に移動させることによりT型ブロック43がT型溝19の中に入り、そして制限ロッド18が駆動されて左方に移動してT型溝19を出、伸縮ばね16が圧縮され、位置制限ロッド40が下降するが位置制限孔38を出ていなく、また位置制限ロッド40の下端が貫通空間45の中に入り、さらに駆動軸33はカム36を駆動して回転させることができなくなり、下押しロッド46が下降して鉄ブロック49と台形ロッド56を下降させ、圧縮ばね51と昇降ばね52が圧縮され、台形ロッド56が下降して昇降ブロック54を下降させ、台形ロッド56の左端が収納孔60を出、また台形ロッド56が前方に移動し、復帰ばね57が圧縮され、台形ロッド56が前方に移動して位置制限溝34の中に入り、昇降ロッド29の回転を制限し、この時、駆動軸33が引き続き回転することにより昇降ロッド29を駆動して下方に移動させ、そして投影ランプ28を下方へ投影位置まで移動させ、駆動モーター37が作動を停止し、昇降ロッド29の下降が台形ロッド56を下降させ、そして昇降ブロック54を下降させ、さらに弾性縄62を引き動かし、下押しブロック14を上方に移動させ、この時、上げばね11が復帰することで上げブロック15を上方に移動させ、そしてT型ブロック43と左側のスライダ23を上方に移動させ、さらに左側の連結ロッド24と左側の防塵ブロック26を上方に移動させ、防塵ブロック27が投影ランプ28の前側から離れることにより左側の防塵ブロック27が投影ランプ28の投影を制限することを避ける。
【0030】
3:この時に投影ランプ28を作動させ、投影ランプが投影を始め、たとえ投影ランプ28を補修すれば、駆動モーター37が引き続き作動して駆動軸33を引き続き回転させ、昇降ロッド29が下降し続け、そして投影ランプ28が下降し、弾性縄62が伸ばされ、投影ランプ28が一番下の位置まで下降した時、作業員が便利に補修できる。
【0031】
4:装置を復帰させるには、駆動モーター37が作動して駆動軸33を逆方向に回転させ、そして昇降ロッド29が駆動されて上方に移動することにより投影ランプ28が上方に移動復帰し、昇降ロッド29が上方に移動し、昇降ばね52が復帰し、そして昇降ブロック54と台形ロッド56が上方に移動復帰し、さらに弾性縄62が復帰して下押しブロク14を下降させ、そして上げブロック15を駆動して下降させ、上げばね11が伸ばされ、投影ランプ28が上方に移動復帰する時、昇降ロッド29と上げブロック15が復帰を完成し、この時、台形ロッド56が下押しロッド46と再び接触し、左側のスライダ23が左側のスライド空間20の中に戻り、電磁石48が作動して鉄ブロック49と吸引し合い、そして下押しロッド46が上方に移動し、この時、昇降ばね52が復帰して昇降ブロック54を上方へ移動復帰させ、台形ロッド56の後端が収納孔60の前側に位置する時、復帰ばね57が復帰して移動ブロック61を駆動して後方に移動させ、そして台形ロッド56の後端が収納孔60の中に位置し、また台形ロッド56の前端が位置制限溝34から離れ、下押しロッド46が上方に移動して位置制限ロッド40を上方に移動させ、また位置制限ロッド40の下端を貫通空間45から離れさせ、この時、駆動軸33の逆方向への回転がカム36を駆動して逆方向に回転復帰させ、この時、押し動かしばね41が復帰して押し動かし板39を駆動して駆動モーター37に近づかせ、押し動かし板39の移動がロープ42を引き動かし、そして右側のスライダ23と左側の支持ブロック21を駆動して移動復帰させ、さらに投影ランプ28の左右両端が再び左右両側の収納空間30の中に入り、防塵を実現し、カム36が回転復帰する時、昇降ロッド29の回転が位置制限溝34を復帰させる。
【0032】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
図1
図2
図3
図4