(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-58073(P2021-58073A)
(43)【公開日】2021年4月8日
(54)【発明の名称】回転界磁型発電機(以下RFG)
(51)【国際特許分類】
H02K 53/00 20060101AFI20210312BHJP
B60L 7/14 20060101ALI20210312BHJP
H02K 21/14 20060101ALI20210312BHJP
【FI】
H02K53/00
B60L7/14
H02K21/14 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2019-188972(P2019-188972)
(22)【出願日】2019年9月27日
(71)【出願人】
【識別番号】519369504
【氏名又は名称】PMES合同会社
(72)【発明者】
【氏名】井村 晴雄
【テーマコード(参考)】
5H125
5H621
【Fターム(参考)】
5H125AA01
5H125AC10
5H125AC12
5H125FF07
5H621BB10
5H621GA04
5H621HH01
(57)【要約】
【課題】EVには、充電設備が不可欠である。LiBは、重くて高価であり、化学電池だから寿命が短く、重金属を含む。無公害とされるEVだが、商用電源の多くは炭化水素燃料による電力である。
【解決手段】
EV車内でのRFGによる自家発電を行えば課題は解決する。EVへの適用だけでなく、一般家庭と事業所にRFG+LiBを設置して、電力を自産自消すればブラックアウトは、なくなる。地球上には無公害、無限のエネルギー、重力と磁力がある。重力は水力として電力を取り出している。本発明は、永久磁石の磁力、電磁誘導、三相交流、という自然法則を利用して、永久磁石から高電圧の電力をとりだす。水力の発電電力は、9.8×有効落差×水量(m3/sec)×総合効率の計算式で計算されている。磁力の発電電力は、永久磁石の最大エネルギー積(BH)max,巻線長、極数、回転子の速度(rpm)、総合効率、を構成因子とする計算式が、存在するはずである。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車(以下EV)の駆動モータ電圧、AC三相電圧電流に対応するAC電力を発電することを特徴とする回転界磁型発電機(以下RFG)
【請求項2】
永久磁石(希土磁石 フェライト磁石 アルニコ磁石)の性能。銅線の長さ。回転子の極数とその回転速度により電圧電流が規定されることを特徴とするRFG
【請求項3】
軟鉄円筒内に永久磁石を3×n個取付けることを特徴とするRFG
【請求項4】
非磁性材料でコイルを固定することを特徴とするRFG
【請求項5】
回転子を駆動するモータは交流モータであることを特徴とするRFG
【請求項6】
発電した交流電力をEV搭載のリチウムイオン電池(以下LiB)に給電することを特徴とするRFG
【請求項7】
EVに搭載するLiBの必要容量を減少させることを特徴とするRFG
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は永久磁石を回転子とするRFGの交流三相電流を,EV搭載のリチウムイオン電池(以下LiB)に給電する。
【0002】
EV搭載するLiBの駆動モータ用交流電力の一部をRFG駈動モータの電流とする。
【0003】
EV搭載LiBの電気残量に応じてRFG駆動モータをON OFFする。
【背景技術】
【0004】
商用交流電源から充電設備により給電されたEV搭載LiBは交流三相駆動モータと補助直流電源に給電する。
【0005】
EVに発電機を搭載する内容の報道を見聞したことがない。
【0006】
プリウスPHV車体に太陽電池を貼り付け走行する実験を始めた。(2019.9.6.読売新聞)
【0007】
永久磁石を利用して1832年、フランス人 ヒポライトピクシーが、最初の手回し式RFGを製作した。交流を直流に変換する整流子の発明もした。
【0008】
ポータブルな単相交流の家電品用電源としているガソリンエンジン発電機は、永久磁石を使用していない。自己励磁電流による。
【0009】
永久磁石を固定し、コイルを回転させる自転車のライト用回転電機子型発電機の電流は直流である。
【0010】
高電圧発電機はRFGが普通のことである。重い高電圧のコイルを固定子とし、低い直流電圧の界磁を回転させた方が、絶縁上且つ機械的に安全である。
【0011】
高電圧大電流のRFGは、鉄芯があるので重量は100キロを超える。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【非特許文献】パワー社刊松本修身著「ネオジム磁石とその利用法」(1)P、31 特許出願 平成26年10月31日 拒絶査定 平成27年 5月12日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
1 EVの航続距離はLiBの容量により定まる。
2 EVは冷房暖房両装置ともLiBの電力を消費する。
3 LiBの電気残量が減少すると充電設備により充電をしなければならず、手間隙がか かる。
4 EVの価格の約半分はLiBである。
5 LiBはEV車輛重量の数10%を占め、航続距離に影響する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
EVにRFGを搭載し、LiBの電気残量に応じて発電して、LiBに給電する。
【発明の効果】
【0015】
1 RFGの搭載車は、冷暖房の電力消費を気にしないで済む。
且つ、その走行可能時間は、LiB等構成部品の寿命次第であり、電子部品の数年間 とするのが妥当である。
2 RFG搭載車には航続距離の概念が無用となる。
3 RFGの駆動モータ始動に要する電圧電流と直流補助電源が、搭載LiBの必要最少 容量であり、EVの標準LiB容量を激減させる。
4 充電設備と充電の手間隙がなくなる。
5 EV価格激安となり、その普及を促進する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図5】本発明に係る軟鉄円筒内永久磁石装着正面図である
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明に係るEV搭載LiBとRFGとの接続実施例を示す。
【0018】
図2、3、4、5は、本発明に係るRFGの実施例(EV駆動モータ出力AC三相360Vに対応するRFG)を示す。
【符号の説明】
【0019】
1 シャフト
2 冷却ファン
3 ベヤリング支持非磁性金具
4 コイル固定用非磁性板
5 コイル固定用非磁性材料
6 コイル
7 軟鉄円筒
8 永久磁石