【解決手段】日除け張設用条体3をガイドリングに通した状態で、日除け張設用条体3の一端に設けられたスナップフック32を日除け1aの被支持部12に係合するとともに、他端に設けた可変ループ部を柱本体に支持されたフック部に係合させて、自在金具を移動させて、可変ループ部の輪の大きさを変更して、ガイドリングからスナップフック32先端までの長さを変更して、被支持部の高さ位置を変更できる。
前記日除け張設用条体の可変ループ部が、前記日除け張設用条体を構成する条体本体の他端側を折り返した状態で、自在金具を介して前記ループ状に保持して形成されている請求項1に記載の日除けの支持構造。
前記日除け張設用条体が、条体本体と、この条体本体の一端に装着された日除け装着部となるスナップフックを備えている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の日除けの支持構造。
前記条体ガイド部が、中心軸を上下方向に揺動自在かつ前記日除け張設用条体を挿通可能に、前記柱部材本体に支持されたガイドリングを備えている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の日除けの支持構造。
前記張設補助条体が、両端に前記日除け装着部または前記条体係止リングに着脱自在なループ部を有し、少なくとも一方のループ部が、自在金具または自在結び部を介してループ形状に保持された可変ループ部となっている請求項2〜請求項5のいずれかに記載の日除けの支持構造。
前記日除け張設用条体の長さを調節して、前記日除けの被支持部の高さを変更する前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の日除けの支持構造を用いた日除けの張設方法。
柱本体と、この柱本体の上端部に支持された前記条体ガイド部と、前記柱本体の前記条体ガイド部より下方に支持された条体係止部と、前記日除け張設用条体を備える請求項1に記載の日除け支持支柱。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記日除けの支持構造の場合、日除けを上下2か所の高さ位置で支持できるだけで、日除けのコーナー部ごとに高さ位置を変更して、日除けの面が向かう方向を太陽の位置にあわせて変更することは容易でない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて、簡単な構造で日除けの面が向かう方向を容易かつ自在に変更可能な日除けの支持構造、この支持構造を用いた日除けの張設方法およびこの支持構造に用いる日除け支持支柱を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明にかかる日除けの支持構造(以下、「本発明の支持構造」と記す)は、シート状の日除けの一部に設けられた被支持部を、日除け支持支柱または建築物に支持された日除け張設用条体を介して所望高さに支持する日除けの支持構造であって、前記日除け支持支柱、建築物の柱、または、建築物の壁に設けられた条体ガイド部と、この条体ガイド部の下方で前記日除け支持支柱、建築物の柱、または、建築物の壁に設けられた条体係止部を備え、前記日除け張設用条体は、一端に前記被支持部に取り付けられる日除け支持部を有し、他端にループの輪の大きさが可変で、変更位置で輪の大きさを固定される可変ループ部を備えているとともに、前記条体ガイド部を通り、前記日除け支持部が前記日除けの被支持部に装着され、前記可変ループ部が前記被支持部の高さ位置を所望の高さ位置となるように前記ループの輪の大きさを変更した状態で、前記条体係止部に係止されていることを特徴としている。
【0008】
本発明の支持構造において、建築物としては、家屋だけでなく、たとえば、外構壁、カーポートなどが挙げられる。
【0009】
本発明の支持構造において、可変ループ部が、ループの輪の大きさが可変で、変更位置で輪の大きさを固定できれば、特に限定されないが、たとえば、前記日除け張設用条体を構成する条体本体の他端側を折り返した状態で、キャンプ用テントやタープテントの張り綱に用いられる自在金具を介して前記ループ状に保持する方法、自在金具に代えて条体本体の端部を折り返し、折り返しによって、条体本体の端部に沿う条体本体一に自在結びでスライド可能に結び着ける方法、条体本体の端部にばね等で挟み付け方向に付勢されたクリップを固定し、このクリップで折り返しによって端部に沿う部分を把持するような方法が挙げられ、中でも、キャンプ用テントやタープテントの張り綱に用いられる自在金具を用いる方法が、低コスト、かつ、簡便であることから好ましい。
【0010】
本発明の支持構造において、条体本体としては、一般に樹脂製のロープが用いられるが、可撓性を有する樹脂や金属製のワイヤ、金属製ロープなどでも構わない。
【0011】
本発明の支持構造は、長さ調整可能な張設補助条体を有し、この張設補助条体が、その一端を前記日除け支持部に装着され、他端を前記条体係止部に係止されるとともに、その両端間の長さが調整されて、前記日除け張設用条体の日除け支持部が前記条体係止部側に引き付けられている構成とすることが好ましい。
すなわち、張設補助条体を用いて日除け支持部を条体係止部側に引っ張ることによって、被支持部を、風によって揺らがないように、しっかりと支持固定できる。
なお、張設補助条体は、日除け支持部と、条体係止部との間にかけ渡された状態であらかじめ装着されていても構わないし、必要に応じて装着するようにしても構わない。
【0012】
本発明の支持構造は、前記条体係止部が、前記可変ループ部を挿脱自在な切欠部を有するリング本体と、前記切欠部を開閉自在に前記リング本体に支持された前記可変ループ部の離脱防止ストッパを備えている構成とすることが好ましい。
すなわち、可変ループ部の係止を容易かつ確実なものとすることができる。
【0013】
本発明の支持構造において、日除け張設用条体は、特に限定されないが、条体本体と、この条体本体の一端に装着された日除け装着部となるスナップフックを備えている構成とすることが好ましい。
すなわち、日除け装着部を容易かつしっかりと日除けの被装着部に装着することができる。
【0014】
本発明の支持構造において、前記条体ガイド部が、中心軸を上下方向に揺動自在かつ前記日除け張設用条体を挿通可能に、前記柱部材本体に支持されたガイドリングを備えていることが好ましい。
すなわち、日除け張設用条体が、ガイドリング内に挿通されるので、条体が絡むことなくスムーズにガイドされる。
【0015】
本発明の支持構造において、前記張設補助条体が、両端に前記日除け装着部または前記条体係止リングに着脱自在なループ部を有し、少なくとも一方のループ部が、自在金具または自在結び部を介してループ形状に保持された可変ループ部となっていることが好ましい。
すなわち、自在金具または自在結び部をスライドさせることによって、可変ループ部の輪の大きさを、日除けの被支持部が、風によって揺らがないように、速やかに変更することができる。
【0016】
本発明の日除けの張設方法は、前記日除け張設用条体の長さを調節して、前記日除けの被支持部の高さを変更することを特徴としている。
【0017】
本発明の日除け支持支柱は、柱本体と、この柱本体の上端部に支持された前記条体ガイド部と、前記柱本体の前記条体ガイド部より下方に支持された条体係止部と、前記日除け張設用条体を備えることを特徴としている。
本発明の日除け支持支柱は、張設補助条体をさらに備えていても構わない。
【発明の効果】
【0018】
本発明の支持構造は、以上のように、シート状の日除けの一部に設けられた被支持部を、日除け支持支柱または建築物に支持された日除け張設用条体を介して所望高さに支持する日除けの支持構造であって、前記日除け支持支柱、建築物の柱、または、建築物の壁に設けられた条体ガイド部と、この条体ガイド部の下方で前記日除け支持支柱、建築物の柱、または、建築物の壁に設けられた条体係止部を備え、前記日除け張設用条体は、一端に前記被支持部に取り付けられる日除け支持部を有し、他端にループの輪の大きさが可変で、変更位置で輪の大きさを固定される可変ループ部を備えているとともに、前記条体ガイド部を通り、前記日除け支持部が前記日除けの被支持部に装着され、前記可変ループ部が前記被支持部の高さ位置を所望の高さ位置となるように前記ループの輪の大きさを変更した状態で、前記条体係止部に係止されているので、以下のような優れた効果を備えている。
【0019】
すなわち、可変ループ部がループの輪の大きさを変更自在となっているので、輪の大きさを変えることによって、条体ガイド部からの日除け支持部までの長さを調整でき、条体ガイド部からの被支持部の高さ位置を容易かつ自在に変更することができる。
そして、被支持部の高さ位置を変更することによって、日除けの面を太陽の位置に容易にあわせることができ、室内への太陽光の差し込みを効率よく防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明を、その実施の形態を参照して詳しく説明する。
図1〜
図13は、本発明の支持構造の第1の実施の形態をあらわしている。
【0022】
図1および
図2に示すように、この支持構造Aは、1枚の日除け(サンシェード)1aと、4本の日除け支持支柱2を備えている。
日除け1aは、たとえば、合成繊維や天然繊維を網目状に編み込んで形成した通気性を備えてシート状をしたほぼ正方形の日除け本体11と、この日除け本体11の四隅に設けられた日除け本体11との間に隙間を備えたテープ状の被支持部12とを備えている。
【0023】
4本の日除け支持支柱2は、各日除け支持支柱2が、
図3および
図4に示すように、柱本体21と、条体ガイド部22と、条体係止部23と、日除け張設用条体3を備え、4本の柱本体21が、たとえば、
図2に2点鎖線で示すウッドデッキdのコーナーを臨む位置に配置されるとともに、平面視で日除け1aより少し大きな正方形のコーナーに位置するように配置されている。
そして、柱本体21は、たとえば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属製円筒からなり、
図3に示すように、上端にキャップ24が嵌着されているとともに、下端が、
図2に示すように、地中に埋設されて、地面gに対して垂直に立設されている。
【0024】
条体ガイド部22は、
図3に示すように、ガイド部本体となるガイドリング221と、リング支持部材222を備えている。
リング支持部材222は、柱本体21の上部で、シャフト部222aが柱本体21を貫通した状態で柱本体21にねじ固定されている。
ガイドリング221は、リング支持部材222の一端に設けられた支持リング222bに、ガイドリング221の中心軸が上下方向に揺動自在となるように遊嵌されている。
【0025】
条体係止部23は、
図4に示すように、係止部本体を構成するフック部231aを有するフックアイナット231と、固定ボルト232を備えている。
固定ボルト232は、柱本体21の埋設部より少し上方で、柱本体21を貫通した状態でフックアイナット231を柱本体21に固定されている。
【0026】
日除け張設用条体3は、条体本体としての合成繊維や天然繊維からなるロープ31と、
図3に示す日除け支持部となるスナップフック32と、
図4に示す自在金具33を備えている。
ロープ31は、
図3に示すように、ガイドリング221にスライド自在に挿通されるとともに、ロープ31の一端部をループ状に折り返し、端部を結び留めすることによって形成された固定ループ部311を一端に有し、
図4に示すように、ロープ31の他端部をループ状に折り返し自在金具33を装着して形成した可変ループ部312を他端に備えている。
なお、この自在金具33は、略長円形状をした金属板材の長手方向の両側にロープ31が挿通される孔がそれぞれ穿設されるとともに、側面視で略ヘの字形をするように金属板材の中央部を折り曲げた形状に形成され、たとえば、キャンプ用テントやタープテントの張り綱の長さ調整に用いられる汎用のものを使用することができる。
【0027】
固定ループ部311は、スナップフック32に係合されている。
スナップフック32は、固定ループ部311が係合された状態で被支持部12に係合されている。
可変ループ部312は、ガイドリング221内を通り、柱本体21に沿って下方に導かれ、フックアイナット231のばね付勢式のストッパを備えたフック部231aに抜け止め状態に係合されている。
【0028】
そして、日除け張設用条体3は、自在金具33を移動させて可変ループ部312のループの大きさを変えることによって、ガイドリング221からスナップフック32先端までの距離を調整し、日除け1aの被支持部12を所望の高さ位置に支持できるようになっている。
【0029】
すなわち、日除け張設用条体3は、自在金具33を移動させて可変ループ部312の輪の大きさを大きくするにつれて、可変ループ部312の条体係止部23への係止端からスナップフック32の先端までの長さが短くなってゆき、それに伴って、日除け1aの被支持部12がガイドリング221側に引き付けられて、日除け1aの被支持部12が上方に持ち上げられる。
一方、自在金具33を移動させて可変ループ部312の輪の大きさを小さくするにつれて、可変ループ部312のフック部231aへの係合端からスナップフック32の先端までの長さが短くなってゆき、それに伴って、日除け1aの被支持部12が下降してゆく。
【0030】
この支持構造Aは、上記のようになっており、自在金具33を移動させて、
図3に示すように、すべての日除け支持支柱2の日除け張設用条体3のスナップフック32がガイドリング221に最も近接するようにすれば、
図1および
図2に示すように、日除け1aが地面に水平で、日除け1aの被支持部12が。ほぼ柱本体21の上端部に近い高さの高位張設位置で張設支持された状態にすることができる。
また、この支持構造Aにおいては、
図1および
図2に示す日除け1aの張設状態だけでなく、たとえば、以下に示す張設例1〜5のような張設状態にすることができる。
【0031】
(張設例1)
図5および
図6は、
図1および
図2に示す張設状態から、1本の日除け支持支柱2の日除け張設用条体3によって、支持された日除け1aの被支持部12のみを、高位張設位置より下方になるようにした日除け1aの張設状態をあらわしている。
すなわち、1本の日除け支持支柱2の日除け張設用条体3の自在金具33を、可変ループ部の輪の大きさが小さくなる方向に移動させれば、この自在金具33を移動させた日除け張設用条体3の可変ループ部のフックアイナット231のフック部231aへの係合端からスナップフック32の先端までの長さが長くなり、長くなった分に応じて、この日除け張設用条体3に支持された被支持部12が高位張設位置より低い位置に下降する。
【0032】
そして、
図5および
図6に示すように、日除け1aを、1本の支持支柱2側方向に向かって下降する傾斜面となった張設状態とすることができる。
なお、このように、被支持部12が高位張設位置より下方に下げられた状態では、日除け張設用条体3のみでも構わないが、日除け1aがはためくような風がある場合には、
図5〜
図8に示すように、張設補助条体4を用いて、高位張設位置より下降した被支持部12を支持する日除け張設用条体3を伸張状態に保持するための張設補助条体4を用いるようにすることが好ましい。
【0033】
張設補助条体4は、日除け張設用条体3より短いロープから形成され、
図7に示すように、一端に日除け張設用条体3と同様にして形成された固定ループ部41を備え、
図8に示すように、他端に日除け張設用条体3と同様にして形成された自在金具43によって輪の大きさを可変にした可変ループ部42を備えている。
そして、張設補助条体4は、
図7に示すように、固定ループ部41がスナップフック32に係合され、
図8に示すように、可変ループ部42がフックアイナット231のフック部231aに係合された状態で、可変ループ部42の輪が大きくなる方向に自在金具43を移動させて、日除け張設用条体3を伸張状態に保持するようになっている。
【0034】
すなわち、可変ループ部42の輪が大きくなる方向に自在金具43を移動させることによって、張設補助条体4の可変ループ部42のフック部231a側端と、固定ループ部41の長さを短くなる。そして、短くなるにしたがい、スナップフック32がフック部231a側に引き付けられ、張設用条体3が伸張状態となる。
したがって、風が吹いても、日除け1aがばたつくことがなくなるとともに、日除け1aの弛みを防止することもできる。
なお、風がない、あるいは、微風で日除け1aがばたつく恐れがない場合には、張設補助条体4はなくても構わない。
【0035】
(張設例2)
図9および
図10は、4本の日除け支持支柱2のうち、2本の日除け支持支柱2の日除け張設用条体3によって、支持された日除け1aの被支持部12を、
図1および
図2に示す高位張設位置より下方になるようにして、日除け1aが、その四角形の一辺からこの一辺に平行な一辺方向へ傾斜した張設状態をあらわしている。
【0036】
(張設例3)
図11は、4本の日除け支持支柱2のうち、3本の日除け支持支柱2の日除け張設用条体3によって、支持された日除け1aの被支持部12を、
図1および
図2に示す高位張設位置より下方になった状態で、日除け1aが張設された状態をあらわしている。
【0037】
(張設例4)
図12は、4本の日除け支持支柱2の日除け張設用条体3によって、支持された日除け1aの被支持部12を、
図1および
図2に示す高位張設位置より下方になった状態で、日除け1aが張設された状態をあらわしている。
【0038】
(張設例5)
図13は、
図1および
図2に示す張設状態から、スナップフック32が被支持部12に係止させた状態で、1本の日除け張設用条体3の他の部分を取り外し、残ったスナップフック32を張設補助条体4で、フック部231a側に直接引っ張るようにした張設状態をあらわしている。
この張設例5のような張設状態のようにすれば、被支持部12の高さをより低くすることができる。
【0039】
以上のように、この支持構造Aによれば、自在金具33を移動させて、可変ループ部32の輪の大きさを変更することによって、日除け張設用条体3のガイドリング221から日除け1aの被支持部12までの長さを容易に調節することができる。
そして、上記張設によって、調節した日除け張設用条体3の被支持部12の支持高さ位置を自在に変更できる。
【0040】
したがって、太陽の位置に合わせてこまめに日除け1aの張設状態を変更して、室内等に直接日光が入り込むことを効率よく防止することができる。すなわち、室内の温度上昇を防ぎ、エアコン使用時には、その冷却効率を上げることができる。
また、張設補助条体4を用いれば、風が吹いても、日除け1aがばたつくことがなくなるとともに、日除け1aの弛みを防止することもできる。
【0041】
しかも、柱本体21の下方で、可変ループ部312を操作するだけで、高所にのぼることなく、日除け1の被支持部12の高さ位置を安全に変更できるとともに、日除け1の取り外しを簡単に行うことができる。
また、日除け張設用条体3が、日除け3の被支持部12に、スナップフック32の係止および係止解除をするだけの簡単な操作で、日除け1に着脱できるので、強風や雨が降ってきた際などの急に日除け1を取り外す必要がある場合にも、迅速に対応できる。
【0042】
図14および
図15は、本発明の支持構造の第2の実施の形態をあらわしている。
図14および
図15に示すように、この日除けの支持構造は、日除け本体15が正三角形をした日除け1bと、3本の日除け支持支柱2で構成されている以外は、上記の第1の実施の形態と同様になっている。
【0043】
従って、
図14および
図15において、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成部分は、第1の実施の形態と同様の符号を付している。
また、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様にして、日除け1bの高さや傾きの異なる張設状態にすることができる。
【0044】
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、日除け本体の各コーナー部に被支持部が設けられていたが、コーナー部に加えて日除け本体の各辺の中間位置にも被支持部を設けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、日除け本体の各コーナーがそれぞれ支持支柱に支持されるようになっていたが、日除けの一辺を建物の壁に固定し、壁に固定されていないコーナー部のみを支持支柱によって支持するようにしても構わない。
【0045】
上記の実施の形態では、日除け本体が正方形、正三角形であったが、長方形や不等辺三角形、五角形以上の多角形でも構わない。
上記の実施の形態では、柱本体が、金属製の円筒であったが、角筒でも構わないし、木製の円柱でも構わない。
【0046】
上記の実施の形態では、日除け張設用条体および張設補助条体のロープの一端が固定ループ部であったが、両側が可変ループ部であっても構わない。
上記の実施の形態では、日除け張設用条体がガイドリングによってガイドされるようになっていたが、柱本体にガイドローラを取り付け、このガイドローラによってガイドされるようにしても構わない。
【0047】
上記の実施の形態では、柱本体が地中に埋設されるようになっていたが、柱本体の下端が嵌合する孔を備えた重しを支持支柱の立設位置に設置し、この重しの孔に柱本体の下端を嵌合させて柱本体を立設させるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、被支持部が高位張設位置より下方へ下降した張設状態の場合のみ張設補助条体を用いていたが、すべての張設位置においても張設補助条体を用いるようにしても構わない。