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特開2021-60769リハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-60769(P2021-60769A)
(43)【公開日】2021年4月15日
(54)【発明の名称】リハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/00 20180101AFI20210319BHJP
【FI】
   G16H20/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2019-184152(P2019-184152)
(22)【出願日】2019年10月4日
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】517304691
【氏名又は名称】株式会社Kitahara Medical Strategies International
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】細井 利憲
(72)【発明者】
【氏名】小阪 勇気
(72)【発明者】
【氏名】久保 雅洋
(72)【発明者】
【氏名】駱 園
(72)【発明者】
【氏名】北原 茂実
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】効率的にリハビリ計画を作成することができるリハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】リハビリ計画装置1は、過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出部2と、前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付け部3と、前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定部4とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出部と、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付け部と、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定部と
を有するリハビリ計画装置。
【請求項2】
前記過去情報及び前記対象患者情報は、所定のリハビリ期間の能力値の履歴を含み、
前記類似度算出部は、少なくとも前記能力値の履歴の類似度を算出する
請求項1に記載のリハビリ計画装置。
【請求項3】
前記過去情報及び前記対象患者情報は、リハビリにおける目標を含み、
前記類似度算出部は、少なくとも前記目標の類似度を算出する
請求項1又は2に記載のリハビリ計画装置。
【請求項4】
前記過去情報及び前記対象患者情報を、前記過去情報及び前記対象患者情報に含まれる情報に基づいて分類し、前記対象患者情報と異なるカテゴリーに分類されている前記過去情報に関連する情報を対象から除外する分類部をさらに有する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
【請求項5】
前記過去情報は、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の前記過去患者の能力値を含み、
前記所定の順位付けルールは、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の前記過去患者の能力値の向上度に基づくソートによる順位付けである
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
【請求項6】
前記過去情報は、複数の種類の能力毎に、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の前記過去患者の能力値を含み
前記決定部は、前記対象患者に対するリハビリ計画と決定した前記過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリの実施により能力値が向上した能力の種類を特定する
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
【請求項7】
前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の入院期間を推定する入院期間推定部をさらに有する
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
【請求項8】
前記リハビリの履歴は、患者の外出イベントの発生時期を含む
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
【請求項9】
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出し、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行ない、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する
リハビリ計画方法。
【請求項10】
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出ステップと、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付けステップと、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はリハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、利用者の症例に対応した運動プログラム、及び運動プログラムを実施した場合に効果が表れる時期を提示することができる運動プログラム提示システムについて開示している。
【0003】
このように、近年、リハビリテーション(以下、「リハビリ」とも称す)を支援する技術が求められており、その研究及び開発が進められている。リハビリにおいては、一般的に、事前に作成されたリハビリ計画に従って、患者に対してリハビリが実施される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017−27192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リハビリ計画は、一般的に、理学療法士などのセラピストが考えることにより作成される。しかし、その場合、作成者は、経験や他のセラピストからの助言などに基づいて検討する必要があるため、リハビリ計画の検討に時間を要することとなる。
【0006】
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、効率的にリハビリ計画を作成することができるリハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様にかかるリハビリ計画装置は、
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出部と、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付け部と、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定部と
を有する。
【0008】
本開示の第2の態様にかかるリハビリ計画方法は、
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出し、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行ない、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する。
【0009】
本開示の第3の態様にかかるプログラムは、
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出ステップと、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付けステップと、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定ステップと
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、効率的にリハビリ計画を作成することができるリハビリ計画装置、リハビリ計画方法、及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態の概要にかかるリハビリ計画装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施の形態1にかかるリハビリ計画システムの構成の一例を示すブロック図である。
図3】出力制御部の制御により端末装置に表示されるリハビリ計画の一例を示す模式図である。
図4】出力制御部の制御により端末装置に表示されるリハビリ計画の一例を示す模式図である。
図5】出力制御部の制御により端末装置に表示される能力値の比較の一例を示す模式図である。
図6】実施の形態1にかかるリハビリ計画装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
図7】実施の形態1にかかるリハビリ計画システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図8】実施の形態2にかかるリハビリ計画システムの構成の一例を示すブロック図である。
図9】実施の形態2にかかるリハビリ計画システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図10】実施の形態3にかかるリハビリ計画システムの構成の一例を示すブロック図である。
図11】実施の形態3にかかるリハビリ計画システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施形態の概要>
実施形態の詳細な説明に先立って、実施形態の概要を説明する。図1は、実施の形態の概要にかかるリハビリ計画装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、リハビリ計画装置1は、類似度算出部2と、順位付け部3と、決定部4とを有する。
【0013】
類似度算出部2は、複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する。ここで、対象患者とは、作成されるリハビリ計画に従ったリハビリをこれから実施する予定の患者である。過去患者とは、対象患者とは別の患者であり、過去にリハビリを実施した患者である。
【0014】
過去情報は、過去患者についての情報の集合であり、対象患者情報は、対象患者についての情報の集合である。より詳細には、過去情報は、過去患者の特徴を表わす情報の集合であり、対象患者情報は、対象患者の特徴を表わす情報の集合である。
なお、過去情報の項目(過去情報に含まれる情報の種類)と、対象患者情報の項目(対象患者情報に含まれる情報の種類)とは、少なくとも一部が対応している。このため、過去情報と対象患者情報については、対応する項目について、比較することが可能である。また、過去情報は、過去患者のリハビリの履歴が関連づけられている。
【0015】
順位付け部3は、類似度算出部2によって算出された類似度に基づいて複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう。具体的には、順位付け部3は、類似度が所定の基準よりも高い過去情報を抽出し、抽出された過去情報群について、順位付けを行なう。
この順位付けルールは、例えば、リハビリの実施後の過去患者の能力値の向上度に基づくソートによる順位付けであるが、これに限らず、過去情報に含まれる任意の情報に基づくソートによる順位付けであればよい。例えば、過去患者のリハビリの施術を行なったセラピストの経験年数などによるソートであってもよい。
【0016】
決定部4は、順位付け部3による過去情報の順位付けの結果に従って、過去情報に関連づけられた、過去患者のリハビリの履歴を、対象患者に対するリハビリ計画として決定する。例えば、決定部4は、順位が所定の範囲(例えば上位k件(ただしkは1以上の整数))に属する過去情報に関連づけられた過去患者のリハビリの履歴を対象患者に対するリハビリ計画として決定する。なお、決定部4は、リハビリの履歴を出力するよう制御してもよく、さらに、リハビリの履歴とともに、当該リハビリの履歴に関連づけられた過去情報の一部又は全部を一緒に出力するよう制御してもよい。
【0017】
このように、リハビリ計画装置1によれば、対象患者に類似する特徴を有する過去患者の過去情報が順位付けされる。そして、その順位付けの結果に従って選択された過去情報に関連づけられたリハビリの履歴が、対象患者に対するリハビリ計画として決定される。つまり、対象患者と類似する特徴を有する過去患者のリハビリの履歴について、所望の観点で順位付けした上で、対象患者に対するリハビリ計画として決定することができる。このため、セラピストは、決定されたリハビリ計画を参考にして、対象患者に対するリハビリ計画を作成することができる。もしくは、セラピストは、決定されたリハビリ計画を、そのまま、対象患者に対するリハビリ計画として最終決定することができる。このように、リハビリ計画装置1によれば、リハビリ計画を検討する上で有益な情報が提供されるため、効率的にリハビリ計画を作成することができる。
【0018】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図2は、実施の形態1にかかるリハビリ計画システム10の構成の一例を示すブロック図である。リハビリ計画システム10は、リハビリ計画装置100及び端末装置500を含み、これらがネットワーク400を介して有線又は無線により通信可能に接続されている。
【0019】
リハビリ計画装置100は、例えばサーバとして構成されている。また、端末装置500は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はスマートフォンなどの任意の端末である。端末装置500は、入力装置及び出力装置を備えており、リハビリ計画装置100に送信する情報の入力、リハビリ計画装置100から受信した情報の出力(表示)が可能になっている。
なお、図2では、端末装置500は、1台のみ図示されているが、リハビリ計画システム10は複数の端末装置500を備えていてもよい。
【0020】
図2に示すように、リハビリ計画装置100は、過去情報記憶部101と、リハビリ履歴記憶部102と、類似度算出部103と、順位付け部104と、出力制御部105とを有する。リハビリ計画装置100は、対象患者についてのリハビリ計画の作成を補助するための装置である。このリハビリ計画は、所定の施設の患者である対象患者に対して施術されるリハビリの予定を示す情報である。本実施の形態では、上述した所定の施設は、例えば、急性期病院から転院した患者が受け入れられる回復期リハビリテーション病院であるが、これに限られない。
【0021】
過去情報記憶部101は、過去患者毎に過去情報を記憶する。過去情報における各項目の情報及び後述する対象患者情報の各項目の情報は、例えば、数値コード化されている。なお、対象患者のリハビリにとって参考にならない可能性が高いため、リハビリ計画装置100の処理に用いられる過去情報は、特異な患者(例えば、特殊な事情を抱えた患者)についての過去情報を含まないことが好ましい。
【0022】
リハビリ履歴記憶部102は、過去患者毎のリハビリの履歴を記憶する。過去情報記憶部101が記憶する過去情報と、リハビリ履歴記憶部102が記憶するリハビリの履歴は、相互に、過去患者毎に、関連づけられている。
【0023】
なお、図2に示した例では、過去情報記憶部101とリハビリ履歴記憶部102とが分けられて図示されているが、これらが1つの記憶部として実現されてもよい。また、本実施の形態では、リハビリ計画装置100が、過去情報記憶部101とリハビリ履歴記憶部102とを有する構成となっているが、過去情報記憶部101及びリハビリ履歴記憶部102は、外部の装置により実現されてもよい。この場合、リハビリ計画装置100は、この外部の装置から過去情報及びリハビリの履歴を取得すればよい。
【0024】
本実施の形態において、過去情報は、患者の属性、病名、症状、能力値、個人目標などを含む。ただし、これらは例であり、過去情報はこれらに限られない。患者の属性は、具体的には、例えば、患者の年齢、性別、社会情報などの任意の属性情報を含む。ここで、社会情報は、患者の社会的な状態を表わす情報であり、家族構成、同居人の有無、居住地、自宅建物の種別(マンションであるか、2階建て戸建て建物であるかなど)、患者の医療保険の情報、患者の介護保険の情報などを含む。
【0025】
能力値は、患者の生活動作についての能力値であり、例えば、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)又はIADL(Instrumental Activities of Daily Living:手段的日常生活動作)についての能力値である。本実施の形態では、過去情報に含まれる能力値は、具体的には、FIM(Function Independence Measure:機能的自立度評価表)における評価項目毎の評価点であるが、他の能力値が用いられてもよい。
【0026】
本実施の形態では、過去情報に含まれる能力値は、FIMの評価項目毎の評価値の推移を示す情報(時系列データ)である。すなわち、過去情報は、能力値の履歴を含む。本実施の形態では、この能力値の履歴は、回復期リハビリテーション病院でのリハビリ(回復期リハビリ)の際の能力値の履歴を含む。これには、過去情報に関連づけられているリハビリの履歴(リハビリ履歴記憶部102に記憶されたリハビリの履歴)に示されるリハビリの実施前後の過去患者の能力値が含まれる。また、本実施の形態では、過去情報は、能力値の履歴として、回復期リハビリの際の能力値の履歴のみならず、急性期病院でのリハビリ(急性期リハビリ)の際の能力値の履歴も含む。能力値は、本実施の形態では、複数の種類の能力毎の値(FIMの項目毎の値)であるが、1つの種類の能力についての能力値であってもよい。
【0027】
個人目標は、リハビリにおける患者個人の目標を示す情報である。例えば、個人目標は、以下のようなものであるが、これらには限定されない。
・「交通信号が青信号である時間内に道路を渡りきることができる」
・「早足で歩くことができる」
・「事務職に復帰する」
・「介護無しで独居生活ができる」
・「FIMなどADL関連指標の分類項目別の点数が、所定値より良くなる」
・「介護分野における要支援レベル又は要介護レベルが、所定値より良くなる」
・「机上の計算機の操作を主とした事務職に復帰できる」
・「風呂以外について介助の必要がなく、特定の介護サービスを受ければ在宅独居が可能になる」
・「周囲の人からみて、違和感なく、障害物を避けながら歩くことができる」
・「自宅の階段を、軽い荷物を持ったまま昇り降りできるようになる」
【0028】
本実施の形態では、リハビリ履歴記憶部102は、具体的には、リハビリの履歴として、回復期リハビリテーション病院でのリハビリの履歴を記憶する。リハビリの履歴は、例えば、所定期間毎(例えば、1週間毎)のリハビリ内容についての時系列データである。リハビリ内容は、例えば、リハビリにより達成したい課題及び課題を達成するための練習内容(プログラム)を含む。なお、課題として、上位課題と下位課題とが設定されていてもよい。また、リハビリの履歴は、外出イベントの発生時期を含んでもよい。ここで、外出イベントとは、例えば、外泊をすること、又は、一時的に帰宅して自宅でリハビリを行なうこと等のように、外出を伴う所定のイベントをいう。また、リハビリの履歴は、施術を行なったセラピストの識別情報、リハビリの実施場所などの様々な情報を含んでもよい。
【0029】
類似度算出部103は、図1の類似度算出部2に相当し、過去情報記憶部101に記憶された複数の過去患者についてのそれぞれの過去情報と、対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する。なお、対象患者情報については例えば次のように取得される。
例えば、セラピストが対象患者情報を端末装置500に入力し、端末装置500は、入力された対象患者情報をリハビリ計画装置100に送信する。リハビリ計画装置100が受信した対象患者情報は、類似度算出部103に入力される。
【0030】
本実施の形態では、対象患者情報として、過去情報と同じ種類の情報が類似度算出部103に入力される。すなわち、本実施の形態では、対象患者情報は、過去情報と同様、患者の属性、病名、症状、能力値、個人目標などを含む。ただし、これらは例であり、対象患者情報はこれらに限られない。なお、対象患者情報の能力値は、例えば、FIMの評価項目毎の評価値の推移を示す情報(時系列データ)である。このように、対象患者情報は、能力値の履歴を含む。本実施の形態では、対象患者情報における能力値の履歴は、少なくとも、急性期病院でのリハビリ(急性期リハビリ)の際の能力値の履歴を含む。ただし、対象患者が、回復期リハビリテーション病院でのリハビリ(回復期リハビリ)を既に実施している場合には、回復期リハビリテーション病院でのリハビリ(回復期リハビリ)の際の能力値の履歴をさらに含んでもよい。
【0031】
類似度算出部103は、対象患者情報と過去情報との類似度を、対象患者情報に対応するベクトルと、過去情報に対応するベクトルとのベクトル間の距離を算出することにより算出してもよい。この場合、距離が小さいほど類似度が高いことを示す。なお、ベクトルの要素毎(すなわち、過去情報及び対象患者情報の項目毎)に、所定の重み付けをして、距離を計算してもよい。ただし、上記算出方法は一例であり、対象患者と過去患者との特徴の類似性について判定する任意の他の算出方法が用いられてもよい。なお、類似度算出部2は、入力された対象患者情報が、過去情報における一部の項目のみである場合、当該項目のみについて、対象患者情報と過去情報の比較を行なってもよい。
【0032】
ここで、特に、本実施の形態では、過去情報及び対象患者情報は、所定のリハビリ期間(具体的には、急性期)の能力値の履歴を含んでおり、類似度算出部103は、少なくとも当該所定のリハビリ期間の能力値の履歴の類似度を算出する。より詳細には、類似度算出部103は、当該所定のリハビリ期間の能力値の変化パターンの類似度を算出する。能力値の履歴(変化パターン)が類似する患者同士は、同じリハビリ内容を実施した際に同様の回復を示す傾向がある。このため、リハビリに対する能力値の履歴(変化パターン)の類似性を考慮することにより、過去患者と対象患者との類似性をより正確に判定することができる。
【0033】
また、本実施の形態では、過去情報及び対象患者情報は、リハビリにおける目標(個人目標)を含んでおり、類似度算出部103は、少なくとも当該目標の類似度を算出する。リハビリにおける目標が類似する患者同士は、同じリハビリ内容を実施した際に同様の回復を示す傾向がある。このため、リハビリにおける目標の類似性を考慮することにより、過去患者と対象患者との類似性をより正確に判定することができる。
【0034】
なお、本実施の形態では、このように、類似度算出部103は、所定のリハビリ期間の能力値の履歴の類似性及び個人目標の類似性を判定するが、これらのいずれか一方のみを判定してもよいし、これら両方とも類似性を判定しなくてもよい。すなわち、類似度算出部103は、過去情報及び対象患者情報に含まれる任意の項目に基づいて、類似度を算出すればよい。
【0035】
順位付け部104は、図1の順位付け部3に相当し、類似度算出部103によって算出された類似度に基づいて複数の過去情報から過去情報を抽出して、抽出した過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう。本実施の形態では、順位付け部104は、類似度が所定の基準よりも高いn件(nは1以上の整数)の過去情報を抽出し、抽出された過去情報群について、順位付けを行なう。本実施の形態では、この所定の順位付けルールは、リハビリ履歴記憶部102に記憶されたリハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の過去患者の能力値の向上度に基づくソートによる順位付けである。すなわち、順位付け部104は、対象患者に類似する過去患者が、回復期リハビリテーション病院で、リハビリの履歴で示されるリハビリを実施することにより、どれだけ能力値が回復したかによりソートを行なって、過去情報について順位付けを行なう。
【0036】
出力制御部105は、図1の決定部4の機能を包含し、順位付け部3による過去情報の順位付けの結果に従って、過去情報に関連づけられた、過去患者のリハビリの履歴を、対象患者に対するリハビリ計画として出力するよう制御する。具体的には、出力制御部105は、端末装置500のディスプレイに出力するよう制御する。
【0037】
例えば、出力制御部105は、能力値についての上記の向上度が高い方から順に所定の件数の過去情報に関連づけられた、過去患者のリハビリの履歴を、対象患者に対するリハビリ計画として出力するよう制御する。すなわち、出力制御部105は、能力値の向上度が高いリハビリ内容を、対象患者に対するリハビリ計画として推薦する。これにより、セラピストは、対象患者にとって好ましいリハビリについて把握することができる。なお、出力制御部105は、能力値の向上度が低い方から順に所定の件数の過去情報に関連づけられた、過去患者のリハビリの履歴を、失敗事例として出力するよう制御してもよい。これにより、セラピストは、対象患者にとって好ましくないリハビリについて把握することができる。
【0038】
図3は、出力制御部105の制御により端末装置500に表示されるリハビリ計画の一例を示す模式図である。上述した通り、出力制御部105は、過去情報に関連付けられて記憶されているリハビリの履歴(図3に示した例では、回復期リハビリテーション病院に入院してから1週間目から4週間目の履歴)を参照し、リハビリ計画として表示する。なお、出力制御部105は、図4に示すように、過去患者のリハビリの履歴とともに、当該リハビリの履歴に示されるリハビリの実施により能力値が向上した能力の種類を特定する情報を出力するよう制御してもよい。上述した通り、過去情報は、複数の種類の能力毎に、リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の過去患者の能力値を含む。したがって、出力制御部105は、複数の種類の能力毎に、リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の過去患者の能力値を比較し、能力値が向上した能力の種類を特定する。そして、その特定結果に基づいて、出力制御部105は、いずれの能力が向上するかを明示する。図4に示した例では、上向きの矢印が付されている能力が、能力値が向上する能力を示している。このように、能力値が向上する能力を明示することにより、リハビリ計画の提示理由を明示することができる。したがって、セラピストは、どの能力の向上が期待できるかを把握しつつ、リハビリ計画を決定することができる。
【0039】
また、例えば、過去患者のリハビリの履歴が、過去患者の外出イベントの発生時期を含む場合には、出力制御部105は、外出イベントの発生時期についても出力するよう制御してもよい。例えば、出力制御部105は、過去患者が入院後の何日目(何週目)に外泊した、という情報を出力する。これにより、セラピストは、外出イベントの発生時期についても参考にすることができる。
【0040】
また、出力制御部は、過去情報に関連づけられた過去患者のリハビリの履歴のうち、当該過去患者の外出イベントの発生時期が所定の条件を満たすものを対象患者に対するリハビリ計画として出力するよう制御してもよい。例えば、対象患者について、既に、外出イベントの発生時期が定まっている場合には、同様の時期に外出イベントが発生した過去患者についての情報を出力するよう制御してもよい。これにより、既に決定されている外出イベントの発生時期を考慮したリハビリ計画の作成を支援することができる。
【0041】
また、出力制御部105は、リハビリの履歴とともに、当該リハビリの履歴に関連づけられた過去情報の一部又は全部を一緒に出力するよう制御してもよい。例えば、図5に示すように、出力制御部105は、能力値の履歴を表示するよう制御してもよい。なお、図5に示した例では、過去患者の入院時(回復期リハビリを実施する前)の能力値と退院時(回復期リハビリを実施した後)の能力値とを比較するように表示する例を示している。より詳細には、図5に示した例では、N種類の能力について種類毎に、能力値が比較されている。また、図5に示した例では、特定の能力についての能力値の合計および全ての能力についての能力値の合計についても比較されている。ここで、N種類の能力は、例えば、FIMの評価項目で定義される能力である。例えば、能力は、食事動作をどの程度自立して行えるか、上半身の更衣をどの程度自立して行えるか、などである。
【0042】
また、出力制御部105は、リハビリの履歴とともに、他の情報を出力するよう制御してもよい。例えば、過去患者に対してインシデントが発生した場合、当該過去患者についての過去情報には、発生したインシデントを示すインシデント情報が関連づけられていてもよい。この場合、出力制御部105は、例えば、順位付け部104により抽出された一件以上の過去情報に関連づけられたインシデント情報をさらに出力するよう制御してもよい。このようにすることにより、セラピストは、対象患者に類似する患者に過去に発生したインシデントについて把握することができる。
【0043】
また、対象患者と、出力対象となった過去患者とが、どの特徴において類似しているか、もしくは、類似していないかを示す情報が出力されてもよい。つまり、出力制御部105は、対象患者に対するリハビリ計画として出力するリハビリの履歴に関連づけられた過去情報及び対象患者情報に含まれる情報の項目のうち、次のような項目を示す情報を出力するよう制御してもよい。例えば、出力制御部105は、類似している特徴を示すために、類似度が所定の第1の基準を超えている項目を示す情報を出力するよう制御してもよい。また、出力制御部105は、類似していない特徴を示すために、類似度が所定の第2の基準未満である項目を示す情報を出力するよう制御してもよい。このようにすることで、リハビリ計画装置100が提案する計画について信用してもよいか否かについての判断材料をセラピストに提供することができる。
【0044】
図6は、リハビリ計画装置100のハードウェア構成の一例を示す模式図である。図6に示すように、リハビリ計画装置100は、ネットワークインタフェース150、メモリ151、及びプロセッサ152を含む。
【0045】
ネットワークインタフェース150は、端末装置500などの他の任意の装置と通信するために使用される。メモリ151は、例えば、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ151は、プロセッサ152により実行される、1以上の命令を含むソフトウェア(コンピュータプログラム)、及びリハビリ計画装置100の各種処理に用いるデータなどを格納するために使用される。図2に示した過去情報記憶部101及びリハビリ履歴記憶部102は、例えばメモリ151により実現されるが、これらは他の記憶装置により実現されてもよい。
【0046】
プロセッサ152は、メモリ151からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、図2に示した類似度算出部103、順位付け部104、及び出力制御部105の処理を行う。プロセッサ152は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processor Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)などであってもよい。プロセッサ152は、複数のプロセッサを含んでもよい。
【0047】
このように、リハビリ計画装置100は、コンピュータとしての機能を備えている。なお、端末装置500も同様に、図6に示すようなハードウェア構成を有している。すなわち、端末装置500の処理は、例えばプロセッサによるプログラムの実行により実現される。
【0048】
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0049】
次に、リハビリ計画システム10の動作の流れについて説明する。図7は、リハビリ計画システム10の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図7に沿って、動作の流れについて説明する。
【0050】
ステップS100において、端末装置500が対象患者情報をリハビリ計画装置100に送信する。
次に、ステップS101において、リハビリ計画装置100が対象患者情報を受信する。これにより、リハビリ計画装置100の類似度算出部103が、対象患者情報を取得する。
次に、ステップS102において、類似度算出部103は、対象患者情報と、過去情報記憶部101に記憶されたそれぞれの過去情報との類似度を算出する。
次に、ステップS103において、順位付け部104は、ステップS102で算出された類似度が所定の基準よりも高いn件の過去情報を抽出する。
次に、ステップS104において、順位付け部104は、ステップS103で抽出した過去情報について、順位付けを行なう。
次に、ステップS105において、出力制御部105は、出力対象とするリハビリの履歴を決定する。出力制御部105は、ステップS104での順位付けの結果に従って過去情報を選択し、選択された過去情報に関連づけられた過去患者のリハビリの履歴を、出力対象とする。
次に、ステップS106において、出力制御部105は、過去患者のリハビリの履歴を端末装置500に送信する。なお、上述したように、リハビリの履歴以外の情報についても出力する場合、出力制御部105は、その情報についても、端末装置500に送信する。
次に、ステップS107において、端末装置500が、情報を受信する。
そして、ステップS108において、端末装置500は、受信した情報を出力する。端末装置500は、具体的には、受信した情報を、例えばディスプレイに表示する。
【0051】
以上、実施の形態1にかかるリハビリ計画システム10について説明した。本システムによれば、過去情報に基づいて、対象患者に対するリハビリ計画が提供される。このため、効率的にリハビリ計画を作成することができる。特に、本システムでは、順位付け部104によって、リハビリの実施後の過去患者の能力値の向上度に基づくソートによる順位付けが可能である。このため、能力値の向上が可能なリハビリ計画をセラピストに提示することができる。したがって、例えば、経験年数が浅いセラピストであっても、対象患者に対し、能力値の向上が可能なリハビリ計画を立てることができる。これにより、セラピスト毎の回復成果のバラツキを抑制することができる。また、本システムでは、対象患者に対して能力値の向上が可能なリハビリ計画を提示することができるため、適切なリハビリ計画を立てることに習熟していないセラピストに本システムを利用させることで、当該セラピストを教育する効果も期待できる。
【0052】
実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2にかかるリハビリ計画システム20は、リハビリ計画装置100がリハビリ計画装置200に置き換えられた点で、実施の形態1にかかるリハビリ計画システム10と異なっている。図8は、実施の形態2にかかるリハビリ計画システム20の構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、リハビリ計画装置200は、分類部201が追加されている点で、実施の形態1のリハビリ計画装置100と異なっている。以下、実施の形態1と異なる点について説明し、重複する説明は適宜省略する。分類部201についても、例えば、プロセッサ152が、メモリ151からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、処理が行われる。
【0053】
分類部201は、過去情報及び対象患者情報を、過去情報及び対象患者情報に含まれる情報に基づいて分類し、対象患者情報と異なるカテゴリーに分類されている過去情報に関連する情報を出力対象から除外する。実施の形態1では、対象患者情報と、過去情報記憶部101に記憶された全ての過去情報との類似度について算出した。しかし、この場合、対象患者の対象患者情報と類似度が高いと算出された過去情報を有する過去患者であっても、実際には、リハビリに対する特性が対象患者と類似していないことがある。これに対し、発明者らは、過去情報及び対象患者情報に含まれる情報(項目)に着目して過去情報及び対象患者情報を分類することで、リハビリに対する特性が類似しない過去患者を除外することができることを見出した。よって、本実施の形態では、過去情報及び対象患者情報に含まれる情報に着目して分類した際に、対象患者情報と同一のカテゴリーに分類される過去情報を有する過去患者に関する情報のみを出力対象とする。なお、分類のために用いられる情報として、例えば、能力値の履歴が用いられてもよい。より具体的には、所定のリハビリ期間(例えば、急性期リハビリを行なった期間)の能力値の変化パターンにより分類されてもよい。また、分類のために用いられる情報として、リハビリにおける目標(個人目標)が用いられてもよい。ただし、これらは一例であり、過去情報及び対象患者情報に含まれる他の情報に基づいて分類がされてもよい。
【0054】
分類部201は、過去情報及び対象患者情報について、上述した情報に注目してクラスタリング処理を行ない、過去情報及び対象患者情報をいずれかのカテゴリーに分類する。分類部201は、対象患者情報と同じカテゴリーに分類された過去情報を有する過去患者のみについての情報を出力対象とするようフィルタリング処理を行なう。
【0055】
例えば、図8に示すように、分類部201の処理が類似度算出部103の前段の処理として実施される場合、分類部201は、対象患者情報と同じカテゴリーに分類される過去情報を類似度算出部103に通知する。類似度算出部103は、対象患者情報と同じカテゴリーに分類される過去情報のそれぞれと、対象患者情報との類似度を算出する。すなわち、この場合、対象患者情報と異なるカテゴリーに分類される過去情報については、類似度が算出されず、順位付け部104及び出力制御部105の処理において、当該過去情報及びそれに関連づけられたリハビリの履歴は処理に用いられない。なお、分類部201は出力対象をフィルタリングするフィルタとしての機能を提供する構成要素であるため、その処理は必ずしも類似度算出部103の処理の前に行なわれなくてもよい。例えば、分類部201の処理は、類似度算出部103の処理の後、かつ、順位付け部104の処理の前に行なわれてもよいし、順位付け部104の処理の後に行なわれてもよい。したがって、本実施の形態では、分類部201の処理は類似度算出部103の処理の前に行なわれるものとして説明するが、処理の順序は、これに限られない。
【0056】
図9は、リハビリ計画システム20の動作の一例を示すフローチャートである。図9は、分類部201の処理を示すステップS200及びステップS201が追加されている点で、図7に示したフローチャートと異なっている。以下、図7と異なる点について説明し、図7と重複する説明は割愛する。
【0057】
ステップS200において、分類部201は、過去情報記憶部101に記憶されている過去情報について、クラスタリング処理を行ない、これらの過去情報を分類する。
次に、ステップS100において、端末装置500が対象患者情報をリハビリ計画装置100に送信し、ステップS101において、リハビリ計画装置100が対象患者情報を受信する。
次に、ステップS201において、分類部201は、ステップS101で受信した対象患者情報について、クラスタリング処理を行ない、対象患者情報を分類する。そして、分類部201は、対象患者情報と同じカテゴリーに分類されている過去情報を類似度算出部103に通知する。
次に、ステップS102において、類似度算出部103は、対象患者情報と、過去情報との類似度を算出する。ただし、類似度算出部103は、過去情報記憶部101に記憶されている過去情報のうち、対象患者情報と同じカテゴリーに分類されている過去情報のみを処理対象とする。
ステップS102の後、図7と同様、ステップS103以降の処理が行なわれる。
【0058】
以上、実施の形態2について説明した。本実施の形態では、分類部201による処理が行なわれるため、様々な過去情報のうち、対象患者情報と同じカテゴリーに分類される過去情報のみが参照されるようフィルタイリングが行なわれる。このため、リハビリに対する特性が対象患者に類似しない過去患者の情報の参照を抑止できる。したがって、分類部201を有さない場合に比べ、より適切な情報の出力が可能となる。
【0059】
実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3にかかるリハビリ計画システム30は、リハビリ計画装置100がリハビリ計画装置300に置き換えられた点で、実施の形態1にかかるリハビリ計画システム10と異なっている。図10は、実施の形態3にかかるリハビリ計画システム30の構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、リハビリ計画装置300は、入院期間推定部301及び能力値推定部302が追加されている点で、実施の形態1のリハビリ計画装置100と異なっている。入院期間推定部301及び能力値推定部302についても、例えば、プロセッサ152が、メモリ151からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、処理が行われる。以下、実施の形態1と異なる点について説明し、重複する説明は適宜省略する。
【0060】
入院期間推定部301は、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の所定の施設(具体的には、例えば回復期リハビリテーション病院)における入院期間を推定する。入院期間推定部301は、例えば、以下のようにして、入院期間を推定する。なお、以下の説明において、過去患者の過去情報は、当該過去患者の所定の施設(具体的には、例えば回復期リハビリテーション病院)における入院期間を含むものとする。
【0061】
例えば、入院期間推定部301は、過去情報に含まれる入院期間を、当該過去情報に関連づけられたリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の入院期間として推定してもよい。すなわち、入院期間推定部301は、過去情報に示される入院期間を引用してもよい。
【0062】
また、例えば、入院期間推定部301は、予め学習された予測モデルを用いて、入院期間を推定してもよい。具体的には、例えば、入院期間推定部301は、過去情報と当該過去情報に関連づけられたリハビリの履歴とを用いて予め学習された予測モデルを用いて、入院期間を推定してもよい。この場合、予測モデルは、過去情報に含まれる過去患者の入院期間と、過去情報に含まれる過去患者についての他の特徴についての情報と、過去情報に関連づけられた過去患者のリハビリの履歴とを訓練データとして用いて予め学習されている。なお、他の特徴についての情報とは、過去情報に含まれる情報のうち、過去患者の入院期間以外の他の任意の情報であり、例えば、患者の属性、病名、症状、能力値、個人目標などである。例えば、他の特徴についての情報として、これらのうちの一部又は全部が、モデルの学習に用いられる。モデルに与えられるデータは、数値コード化されている。この予測モデルは、他の特徴についての情報とリハビリの履歴を入力すると、入院期間を出力するモデルである。例えば、モデルは、サポートベクターマシン(SVM:Support vector machine)、又はサポートベクター回帰(SVR:Support Vector Regression)であるが、これらに限らず、ニューラルネットなどの他の機械学習モデルであってもよい。
【0063】
入院期間推定部301が上述した予測モデルを用いた推定を行なう場合、入院期間推定部301は、対象患者情報に含まれる他の特徴についての情報と、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴とを予測モデルに入力する。そして、入院期間推定部301は、当該予測モデルが出力した入院期間を、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の入院期間とする。
【0064】
能力値推定部302は、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の能力値を推定する。能力値推定部302は、例えば、以下のようにして、能力値を推定する。なお、以下の説明において、過去患者の過去情報は、当該過去情報に関連づけられたリハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の当該過去患者の能力値を含むものとする。
【0065】
例えば、能力値推定部302は、過去情報に含まれる能力値を、当該過去情報に関連づけられたリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の能力値として推定してもよい。すなわち、能力値推定部302は、過去情報に示される能力値を引用してもよい。
【0066】
また、例えば、能力値推定部302は、予め学習された予測モデルを用いて、能力値を推定してもよい。具体的には、例えば、能力値推定部302は、過去情報と当該過去情報に関連づけられたリハビリの履歴とを用いて予め学習された予測モデルを用いて、能力値を推定してもよい。この場合、予測モデルは、過去情報に含まれるリハビリ実施後の能力値と、過去情報に含まれる過去患者についての他の特徴についての情報と、過去情報に関連づけられた過去患者のリハビリの履歴とを訓練データとして用いて予め学習されている。なお、リハビリ実施後の能力値とは、学習に用いられるリハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の能力値である。他の特徴についての情報は、過去情報に含まれる情報のうち、過去患者のリハビリ実施後の能力値以外の他の任意の情報である。例えば、他の特徴についての情報として、患者の属性、病名、症状、能力値、個人目標などのうちの一部又は全部が、モデルの学習に用いられる。モデルに与えられるデータは、数値コード化されている。この予測モデルは、他の特徴についての情報とリハビリの履歴を入力すると、能力値を出力するモデルである。具体的には、モデルは、例えばFIMの評価項目毎の評価値を出力する。例えば、モデルは、サポートベクターマシン、又はサポートベクター回帰であるが、これらに限らず、ニューラルネットなどの他の機械学習モデルであってもよい。
【0067】
能力値推定部302が上述した予測モデルを用いた推定を行なう場合、能力値推定部302は、対象患者情報に含まれる他の特徴についての情報と、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴とを予測モデルに入力する。そして、能力値推定部302は、当該予測モデルが出力した能力値を、出力対象とされる過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の能力値とする。
【0068】
なお、過去患者の過去情報が所定の施設(具体的には、例えば回復期リハビリテーション病院)を退院後の能力値を含む場合には、能力値推定部302は、退院後の能力値について推定してもよい。
【0069】
本実施の形態の出力制御部105は、過去患者のリハビリの履歴とともに、推定された入院期間及び能力値を出力するよう制御する。
【0070】
図11は、リハビリ計画システム30の動作の一例を示すフローチャートである。図11は、入院期間推定部301の処理を示すステップS300及び能力値推定部302の処理を示すステップS301が追加されている点で、図7に示したフローチャートと異なっている。以下、図7と異なる点について説明し、図7と重複する説明は割愛する。
【0071】
本実施の形態では、ステップS105の後、処理はステップS300へ移行する。
ステップS300では、入院期間推定部301が、ステップS105で出力対象とされた過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の入院期間を推定する。入院期間推定部301の推定結果は、出力対象の情報として、端末装置500に送信されることとなる。
ステップS301では、能力値推定部302が、ステップS105で出力対象とされた過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリを対象患者が実施した場合の能力値を推定する。能力値推定部302の推定結果は、出力対象の情報として、端末装置500に送信されることとなる。
ステップS301の処理の後、処理は、ステップS106に移行する。すなわち、ステップS300及びステップS301の後、図7と同様、ステップS106以降の処理が行なわれる。
【0072】
以上、実施の形態3について説明した。本実施の形態では、リハビリを対象患者が実施した場合の入院期間及び能力値の推定結果が出力される。このため、リハビリ計画を作成する上で、より有益な情報を提供することができる。なお、本実施の形態では、入院期間の推定及び能力値の推定を行なう構成について示したが、いずれか一方だけを推定してもよい。また、実施の形態2において、入院期間の推定又は能力値の推定が行なわれてもよい。すなわち、本実施の形態2と実施の形態3とが組み合わされた実施の形態も実現できる。
【0073】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0074】
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0075】
(付記1)
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出部と、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付け部と、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定部と
を有するリハビリ計画装置。
(付記2)
前記過去情報及び前記対象患者情報は、所定のリハビリ期間の能力値の履歴を含み、
前記類似度算出部は、少なくとも前記能力値の履歴の類似度を算出する
付記1に記載のリハビリ計画装置。
(付記3)
前記過去情報及び前記対象患者情報は、リハビリにおける目標を含み、
前記類似度算出部は、少なくとも前記目標の類似度を算出する
付記1又は2に記載のリハビリ計画装置。
(付記4)
前記過去情報及び前記対象患者情報を、前記過去情報及び前記対象患者情報に含まれる情報に基づいて分類し、前記対象患者情報と異なるカテゴリーに分類されている前記過去情報に関連する情報を対象から除外する分類部をさらに有する
付記1乃至3のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記5)
前記過去情報及び前記対象患者情報は、所定のリハビリ期間の能力値の履歴を含み、
分類に用いられる前記情報は、前記能力値の履歴である
付記4に記載のリハビリ計画装置。
(付記6)
前記過去情報及び前記対象患者情報は、リハビリにおける目標を含み、
分類に用いられる前記情報は、前記リハビリにおける目標である
付記4に記載のリハビリ計画装置。
(付記7)
前記過去情報は、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の前記過去患者の能力値を含み、
前記所定の順位付けルールは、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の前記過去患者の能力値の向上度に基づくソートによる順位付けである
付記1乃至6のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記8)
前記決定部は、前記向上度が高い方から順に所定の件数の前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する
付記7に記載のリハビリ計画装置。
(付記9)
前記決定部は、前記向上度が低い方から順に所定の件数の前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、失敗事例として決定する
付記7に記載のリハビリ計画装置。
(付記10)
前記過去患者に対してインシデントが発生した場合、前記過去情報には、発生したインシデントを示すインシデント情報が関連づけられており、
前記決定部は、抽出された前記一件以上の過去情報に関連づけられた前記インシデント情報を特定する
付記1乃至9のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記11)
前記過去情報は、複数の種類の能力毎に、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施前後の前記過去患者の能力値を含み
前記決定部は、前記対象患者に対するリハビリ計画と決定した前記過去患者のリハビリの履歴に示されるリハビリの実施により能力値が向上した能力の種類を特定する
付記1乃至10のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記12)
前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の入院期間を推定する入院期間推定部をさらに有する
付記1乃至11のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記13)
前記過去情報は、前記過去患者の入院期間を含み
前記入院期間推定部は、前記過去情報に含まれる前記入院期間を、当該過去情報に関連づけられた前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の入院期間として推定する
付記12に記載のリハビリ計画装置。
(付記14)
前記入院期間推定部は、予め学習された予測モデルを用いて、入院期間を推定する
付記12に記載のリハビリ計画装置。
(付記15)
前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の能力値を推定する能力値推定部をさらに有する
付記1乃至14のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記16)
前記過去情報は、前記リハビリの履歴に示されるリハビリの実施後の前記過去患者の能力値を含み、
前記能力値推定部は、前記過去情報に含まれる前記能力値を、当該過去情報に関連づけられた前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の能力値として推定する
付記15に記載のリハビリ計画装置。
(付記17)
前記能力値推定部は、予め学習された予測モデルを用いて、能力値を推定する
付記15に記載のリハビリ計画装置。
(付記18)
前記リハビリの履歴は、患者の外出イベントの発生時期を含む
付記1乃至17のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記19)
前記決定部は、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴のうち、前記発生時期が所定の条件を満たすものを、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する
付記18に記載のリハビリ計画装置。
(付記20)
前記決定部は、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定した前記リハビリの履歴に関連づけられた前記過去情報及び前記対象患者情報に含まれる情報の項目のうち、類似度が所定の第1の基準を超えている項目又は類似度が所定の第2の基準未満である項目を示す情報を特定する
付記1乃至19のいずれか1項に記載のリハビリ計画装置。
(付記21)
リハビリ計画装置と、端末装置とを備え、
前記リハビリ計画装置は、
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、前記端末装置から入力された対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出部と、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付け部と、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として前記端末装置に出力するよう制御する出力制御部と
を有するリハビリ計画システム。
(付記22)
前記過去情報及び前記対象患者情報は、所定のリハビリ期間の能力値の履歴を含み、
前記類似度算出部は、少なくとも前記能力値の履歴の類似度を算出する
付記21に記載のリハビリ計画システム。
(付記23)
前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の入院期間を推定する入院期間推定部をさらに有し、
前記出力制御部は、前記過去患者のリハビリの履歴とともに、推定された前記入院期間を出力するよう制御する
付記21又は22に記載のリハビリ計画システム。
(付記24)
前記リハビリの履歴に示されるリハビリを前記対象患者が実施した場合の能力値を推定する能力値推定部をさらに有し、
前記出力制御部は、前記過去患者のリハビリの履歴とともに、推定された前記能力値を出力するよう制御する
付記21乃至23のいずれか1項に記載のリハビリ計画システム。
(付記25)
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出し、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行ない、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する
リハビリ計画方法。
(付記26)
過去にリハビリを実施した患者である複数の過去患者についてのそれぞれの情報である複数の過去情報と、対象患者についての情報である対象患者情報との類似度をそれぞれ算出する類似度算出ステップと、
前記類似度に基づいて前記複数の過去情報から一件以上の過去情報を抽出して、当該一件以上の過去情報について、所定の順位付けルールに従って順位付けを行なう順位付けステップと、
前記過去情報の順位付けの結果に従って、前記過去情報に関連づけられた、前記過去患者のリハビリの履歴を、前記対象患者に対するリハビリ計画として決定する決定ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0076】
1 リハビリ計画装置
2 類似度算出部
3 順位付け部
4 決定部
10 リハビリ計画システム
20 リハビリ計画システム
30 リハビリ計画システム
100 リハビリ計画装置
101 過去情報記憶部
102 リハビリ履歴記憶部
103 類似度算出部
104 順位付け部
105 出力制御部
150 ネットワークインタフェース
151 メモリ
152 プロセッサ
200 リハビリ計画装置
201 分類部
300 リハビリ計画装置
301 入院期間推定部
302 能力値推定部
400 ネットワーク
500 端末装置
図1
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