【解決手段】評価支援システムにおいて、評価支援装置10は、対象者の身体機能を示す項目に関する一連の工程を表示する第1表示部と、対象者の動作を示す動作情報に基づき、一連の工程の中から、第1条件を満たす少なくとも1つの工程を検出する工程検出部と、前期工程が検出された後に、前期工程に対応する身体機能に関する1以上の課題候補を、前期工程と対応づけて表示する第2表示部と、1以上の課題候補の中から、第2条件を満たす少なくとも1つの課題候補を検出する課題検出部と、前期課題候補が検出された後に、前期課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、前期工程と対応づけて表示する第3表示部と、を有する。
【発明を実施するための形態】
【0027】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0028】
§1 適用例
まず、
図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る評価支援システム100の構成を示す図である。評価支援システム100は、評価支援装置10及びサーバ20を備える。評価支援装置10及びサーバ20は、インターネットやLAN(Local Area Network)を含む通信ネットワークNを介して互いに通信可能に構成される。
【0029】
評価支援装置10は、汎用のコンピュータで構成され、対象者が自立して生活できるかどうかの評価を支援する。ここで、対象者は、例えば高齢者であり、評価支援装置10は、対象者にヒアリングを行う者、すなわち介護者又は介護支援専門員等のユーザによって用いられてよい。
【0030】
本明細書では、対象者が高齢者であり、評価支援装置10によって、対象者がADL(Activities of Daily Living)を自立して行えるかどうか評価することを支援する場合について説明する。もっとも、評価支援装置10は、対象者がIADL(Instrumental Activities of Daily Living)を自立して行えるかどうか評価することを支援してもよい。また、評価支援装置10は、人の身体機能を示す項目であれば、ADL及びIADL以外の他の指標を用いて対象者を評価してもよい。また、評価支援装置10は、介護施設に限られず、家庭やフィットネスクラブで高齢者の支援を行う場合にも利用することができる。なお、本明細書において自立とは、対象者が自らの力で動作できることを意味する。
【0031】
本実施形態は、対象者の動作を示す動作情報をトリガとして、対象者の身体機能を示す項目毎に、一連の工程を表示する工程表示と、各工程についての課題候補の中から、対象者が行うことができなかった工程についてその要因となりうる一以上の課題を表示する課題表示に画面が変化することが特徴である。
【0032】
評価支援装置10は、対象者の身体機能を示す複数の項目を一覧表示し、介護者又は介護支援専門員等のユーザから、評価を行う項目の選択を受け付ける。ここで、複数の身体機能を示す複数の項目は、例えば、ADLの複数の項目である。
【0033】
評価支援装置10は、選択された項目に関する一連の工程を表示する。一連の工程とは、例えば、選択された項目を実行するために必要な身体の動作手順を、実行すべき順に並べたものである。続いて、評価支援装置10は、一連の工程のうち、対象者が自らその工程の動作を行う際に何らかの課題が生じ得る工程を検出する。ここで「検出」とは、ユーザから入力された情報を取得することを含む。
【0034】
評価支援装置10は、何らかの課題が生じ得る工程を検出すると、検出した工程に対応する、身体機能に関する1以上の課題候補を表示する。ここで、表示する身体機能に関する課題候補とは、対象者が自ら当該工程を行う際に生じ得る課題の候補である。
【0035】
続いて、評価支援装置10は、1以上の課題候補のうち、対象者に該当すると考えられる課題候補を検出する。そして、評価支援装置10は、対象者の身体機能を示す各項目について、検出された課題候補を表示する。
【0036】
サーバ20は、評価支援装置10により検出された課題候補等を収集し、記憶する。サーバ20は、複数の評価支援装置10から情報を収集してよく、評価支援の実績を集めたデータベースを構築してよい。また、サーバ20は、評価支援装置10が有する機能部の全部又は一部を代替してもよい。
【0037】
このように、本実施形態に係る評価支援装置10によれば、ユーザは、評価支援装置10に表示されるADL等についての一連の工程や課題候補を確認しながら、対象者の課題候補を検出することができるので、ユーザのスキルに依存することなく、対象者の生活における課題を評価することができる。
【0038】
§2 構成例
[機能構成]
図2は、本実施形態に係る評価支援装置10の機能ブロックを示す図である。評価支援装置10は、機能構成として、表示処理部11、工程検出部12、課題検出部13、算出部14及び記憶部15を備える。
【0039】
<表示部>
表示処理部11は、対象者を評価するための各種画面を、評価支援装置10が備える表示部に表示する。例えば、表示処理部11は、対象者の身体機能を示す複数の項目のうち、評価を行う項目に関する一連の工程を表示する。当該一連の工程を表示する処理を行う機能部は、第1表示部111と称されてもよい。第1表示部111は、一連の工程を一画面内に順に並べて表示するようにしてもよい。また、第1表示部111は、評価を行う項目に関する一連の工程と、対象者に質問すべき内容を示す情報とを表示するようにしてもよい。利用者は、対象者が、一連の工程のうちどの工程に課題を有しているのかを分析するために、対象者に質問すべき内容を把握することができる。
【0040】
また、表示処理部11は、一連の工程のうち、第1条件を満たす少なくとも1つの工程が検出された後に、検出された工程に対応する身体機能に関する1以上の課題候補を、検出された工程と対応づけて表示する。課題候補を表示する処理を行う機能部は、第2表示部112と称されてもよい。
【0041】
ここで、1以上の課題を当該工程と対応づけて表示することは、空間的または時間的に対応づけて表示することである。空間的に対応づけて表示することは、工程の表示と課題の表示とが同一空間の中で関連づけられていることであり、例えば、工程と1以上の課題とを同一画面内で同一方向の軸に沿って表示することであってもよい。また、工程と1以上の課題とを同一画面内で方向の異なる2つの軸に沿って表示することであってもよい。また、時間的に対応づけて表示することは、工程の表示と課題の表示とが時系列で関連づけられていることであり、例えば、工程と1以上の課題とを、異なる2つの画面の各々に表示することであって、工程が表示される画面から、1以上の課題が表示される画面に遷移することであってもよい。
【0042】
また、第2表示部112は、1以上の課題候補の中で対象者に該当する課題候補を検出するために、対象者に質問すべき内容を示す情報を表示するようにしてもよい。ユーザは、対象者はどの課題候補に該当する可能性があるのかを確認する際に、対象者に質問すべき内容を把握することができる。
【0043】
また、表示処理部11は、対象者ができなかった工程の要因となりうる少なくとも1つの課題候補が検出された後に、検出された少なくとも1つの課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示する。対象者ができなかった工程の要因となりうる少なくとも1つの課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示する処理を行う機能部は、第3表示部113と称されてもよい。
【0044】
ここで、他の課題候補と区別可能な態様で表示することは、検出された課題候補のチェックボックスにチェックを入れることであってもよい。検出された課題候補を、他の課題候補とは異なる色で表示したり、他の課題候補よりも強調して表示したりすることであってもよい。また、検出された課題候補に、検出された課題候補であることが区別可能な識別子を付与することであってもよい。
【0045】
また、第3表示部113は、検出された少なくとも1つの課題候補に対応づけて、当該課題候補に関する1以上の訓練内容の例を表示するようにしてもよい。訓練内容とは、対象者が、検出された課題候補を改善するための訓練の内容である。
【0046】
また、表示処理部11は、複数の項目と、各項目について検出された少なくとも1つの課題候補とを対応づけて表示する。すなわち、表示処理部11は、各項目について対象者を評価することで得られた結果を表示する。各項目について対象者を評価することで得られた結果を表示する機能部を、第4表示部114と称してもよい。また第4表示部114は、項目ごとに、検出された少なくとも1つの課題候補と、当該課題候補を改善するための訓練内容とを表示するようにしてもよい。
【0047】
また第4表示部114は、項目ごとに、検出された工程と、検出された少なくとも1つの課題候補と、当該課題候補を改善するための訓練内容と、当該項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度と、対象者が訓練内容を実行した場合に見込まれる自立度の改善予測とを表示するようにしてもよい。ここで、自立度は、対象者の身体機能により日常生活ができる可能性を示す。対象者が自らの力で日常生活を営むことができる蓋然性が高いほど、自立度は高い値となる。
【0048】
<工程検出部>
工程検出部12は、対象者の動作を示す動作情報に基づき、評価を行う項目に関する一連の工程の中から、第1条件を満たす工程を検出する。ここで、第1条件を満たす工程とは、例えば、対象者が自らその工程の動作を行う際に何らかの課題が生じ得る工程である。より具体的には、第1条件を満たす工程は、例えば、対象者が自ら行うことが困難である工程や、対象者が補助無しに上手に行うことができない工程であってもよい。なお、第1条件を満たす工程を検出することは、工程検出部12が、ユーザにより画面上で選択された工程の入力を受け付けることで、課題が生じ得る工程を検出することであってもよい。また、第1条件を満たす工程を検出することは、工程検出部12が、各工程を行う動作を示す動作情報を分析することで、課題が生じ得る工程を検出することであってもよい。動作情報には、対象者が動作を行う様子を示す情報、対象者の動作を撮影した動画、対象者に取り付けられたモーションセンサから出力される情報、及び、質問に対して対象者から得られた回答の内容を示す情報等を含む。工程検出部48は、例えば、モーションセンサから得られた対象者の骨格の動きを示す情報と、健康な者が各工程を実行した場合における通常の骨格の動きを示す情報とを比較することで、第1条件を満たす工程を検出するようにしてもよい。
【0049】
<課題検出部>
課題検出部13は、第2表示部112が表示する、各工程に対応する1以上の課題候補の中から、第2条件を満たす少なくとも1つの課題候補を検出する。ここで、第2条件を満たす課題候補とは、例えば、対象者ができなかった工程の要因となりうる課題候補である。具体的には、トイレまで移動することができない場合、トイレまでの動線を確認することができない、トイレまで伝い歩きができないといった事項が課題候補となりうる。
【0050】
なお、第2条件を満たす課題候補を検出することは、課題検出部13が、ユーザにより画面上で選択された課題候補の入力を受け付けることで、課題候補を検出することであってもよい。また、第2条件を満たす課題候補を検出することは、課題検出部13が、各課題候補を行う動作を示す動作情報を分析することで、対象者ができなかった工程の要因となりうる課題候補を検出することであってもよい。
【0051】
また、課題検出部13は、対象者の栄養状態に関する情報、対象者の口腔状態に関する情報及び対象者が動作する環境(対象者の生活環境)に関する情報の少なくともいずれかに基づいて、対象者に関連し得る少なくとも1つの課題候補を検出するようにしてもよい。対象者が動作する環境に関する情報は、例えば、通路の段差の有無や浴槽の高さに関する情報を含む。課題検出部13は、運動機能に関する課題候補が検出された場合において、更に、対象者の栄養状態が悪い場合、栄養状態が悪いことで運動機能に課題が生じていることを検出するようにしてもよい。また、課題検出部13は、運動機能に関する課題候補が検出された場合において、更に、対象者の口腔状態が悪い場合、満足に食事が摂れていないことで運動機能に課題が生じていると検出するようにしてもよい。なお、口腔状態が悪い場合とは、例えば、虫歯及び歯槽膿漏等により食物を摂取することが困難である場合等を含む。また、課題検出部13は、対象者が歩行している通路に比較的大きな段差を含む場合、通路が平らではないために運動機能に課題が生じていることを検出するようにしてもよい。また、課題検出部13は、対象者が使用している浴槽が比較的高い場合、浴槽が高いために、対象者がまたぎ動作をすることができないことを検出するようにしてもよい。
【0052】
<算出部>
算出部14は、課題検出部13で検出された1以上の課題候補に基づいて、各項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する。自立度を算出するために、各工程に対応する1以上の課題候補に対し、課題候補に応じて重み付けされた得点が記憶部15に格納されたデータベースにて定義されていてもよい。そして、算出部14は、検出された1以上の課題候補の各々の得点の合計値の大きさに基づいて自立度を算出するようにしてもよい。また、当該合計値が自立度であってもよい。また、算出部14は、対象者が訓練内容を実行した場合に見込まれる自立度の改善予測を算出するようにしてもよい。例えば、算出部14は、対象者と同一又は類似する課題を有する者が、訓練内容を実行した場合に、どの程度自立度が改善したかを示す改善実績に基づいて、自立度の改善予測を算出するようにしてもよい。
【0053】
<記憶部>
記憶部15は、対象者の身体機能を示す複数の項目と、各項目に対応する一連の工程と、各工程に対応する1以上の課題候補と、各課題候補を改善するための訓練内容の例を対応づける定義情報15aを記憶する。
【0054】
[ハードウェア構成]
図3は、本実施形態に係る評価支援装置10の物理的構成を示す図である。評価支援装置10は、演算部に相当するCPU(Central Processing Unit)10aと、記憶部に相当するRAM(Random Access Memory)10bと、記憶部に相当するROM(Read only Memory)10cと、通信部10dと、入力部10eと、表示部10fと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。
【0055】
CPU10aは、プロセッサの一例であり、RAM10b又はROM10cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU10aは、対象者の評価を支援するプログラム(評価支援プログラム)を実行する演算部である。CPU10aは、入力部10eや通信部10dから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部10fに表示したり、RAM10bに格納したりする。
【0056】
RAM10bは、記憶部のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM10bは、CPU10aが実行するプログラム、定義情報15a、過去の改善実績に関する情報、対象者が動作する環境に関する情報、対象者の認知レベルに関する情報及び対象者の既往歴に関する情報等を記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM10bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
【0057】
ROM10cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM10cは、例えば評価支援プログラム等の書き換えが行われないデータを記憶してよい。
【0058】
通信部10dは、評価支援装置10を他の機器に接続するインターフェースである。通信部10dは、インターネット等の通信ネットワークNに接続されてよい。
【0059】
入力部10eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、タッチパネルやキーボードを含んでよい。
【0060】
表示部10fは、CPU10aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されてよい。表示部10fは、例えば複数の身体機能を示す項目に関する対象者の自立度を表示してよい。
【0061】
評価支援プログラムは、RAM10bやROM10c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部10dにより接続される通信ネットワークを介して提供されてもよい。評価支援装置10では、CPU10aが評価支援プログラムを実行することにより、
図2を用いて説明した表示処理部11、工程検出部12、課題検出部13、算出部14及び記憶部15等の動作が実現される。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、評価支援装置10は、CPU10aとRAM10bやROM10cが一体化したLSI(Large-Scale Integration)を備えていてもよい。
【0062】
なお、本例では評価支援装置10が一台のコンピュータで構成される場合について説明するが、評価支援装置10は、複数のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。また、
図3で示す構成は一例であり、評価支援装置10はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。例えば、
図2で説明した各機能部は、評価支援装置10により実現されてもよいし、表示処理部11、工程検出部12及び課題検出部13は評価支援装置10により実現され、算出部14及び記憶部16を含む各種の情報処理についてはサーバ20若しくは他の情報処理装置により実現されてもよい。また、評価支援装置10とサーバ20若しくは他の情報処理装置とが協働で動作することにより、
図2で説明した各機能部及び各種の情報処理が実現されていてもよい。
【0063】
§3 動作例
図4は、本実施形態に係る定義情報の一例を示す図である。定義情報15aには、対象者の身体機能を示す複数の項目の名称と、各項目のカテゴリ(ADL又はIADL)とが格納される。また、定義情報15aには、項目ごとに、各項目に対応する一連の工程と、ユーザから対象者に質問すべき質問の内容とが格納される。また、定義情報15aには、工程ごとに、各工程に対応する1以上の課題候補と、各課題候補を改善するための訓練内容の例と、ユーザから対象者に質問すべき質問の内容とが格納される。
【0064】
定義情報15aにおいて、各工程は、実行すべき順に格納されていてもよい。
図4の例では、「排泄」の項目に関する工程として、「尿意・便意を感じる」、「トイレまで移動する」、「下着を下ろす」、「便座に上手に座る」、「排尿・排便をする」、「後始末をする」、「衣服をつける」及び「元の位置に戻る」が格納されている。これは、「排泄」の項目に関する工程は、「尿意・便意を感じる」、「トイレまで移動する」、「下着を下ろす」、「便座に上手に座る」、「排尿・排便をする」、「後始末をする」、「衣服をつける」及び「元の位置に戻る」の順に実行すべきことを示している。若しくは、各工程に、実行順序を示す番号が付与されていてもよい。
【0065】
また、「便座に上手に座る」の工程に対する課題候補(つまり、便座に上手に座れない場合に考えうる課題候補)は、「便座と体の位置を調節できない」、「立位での方向転換ができない」、「立位での後方移動ができない」、「座位での後方移動ができない」及び「座位で上肢をうまく使うことができない」であることが示されている。また、例えば「座位での後方移動ができない」場合の訓練内容の例として、「下肢訓練」及び「応用座位訓練」が挙げられることが示されている。なお、訓練内容の例には、更に、下肢訓練の方法及び応用座位訓練の方法等を説明する文章及び説明図等が格納されていてもよい。
【0066】
また、定義情報15aには、各工程についての「質問」として、「どの工程に課題がありそうかヒアリングおよび動作確認を行ってください。」との文字列が格納されているが、この文字列に限られない。例えば、「トイレまでの移動について、重点的にヒアリングおよび動作確認を行ってください。」のように、特定の工程を重点的に分析することを促す文字列が格納されてもよい。各課題候補についての「質問」も同様に、特定の課題候補を重点的に分析することを促す文字列が格納されてもよい。
【0067】
なお、
図4の例では、図示の便宜上、「排泄」以外の項目に関する一連の工程、課題候補、訓練内容の例及び質問については記載を省略している。
【0068】
図5は、本実施形態に係る評価支援装置10により実行される評価支援処理の一例を示すフローチャートである。評価支援装置10は、対象者の身体機能を示す複数の項目のうち、ユーザが入力部10eで選択した、評価を行う項目を取得する(S10)。続いて、第1表示部111は、定義情報15aを検索することで、選択された項目に対応する一連の工程を取得し、取得した一連の工程を表示部10fに表示させる(S11)。
【0069】
続いて、工程検出部12は、一連の工程のうち、対象者が自ら行うことが困難である工程を、ユーザが入力部10eにて選択した工程を示す情報を取得することにより検出する(S12)。続いて、第2表示部112は、定義情報15aを検索することで、検出された工程に対応する課題候補を取得し、取得した課題候補を、検出された工程と対応づけて表示部10fに表示させる(S13)。
【0070】
続いて、課題検出部13は、検出された工程に対応する課題候補のうち、対象者に該当する課題候補を、ユーザが入力部10eで指定した課題候補を示す情報を取得することにより検出する(S14)。第3表示部113は、検出された課題候補を、他の課題候補(対象者には該当しない課題候補)と区別して表示部10fに表示させる。続いて、第3表示部113は、定義情報15aを検索することで、対象者に該当する課題候補として検出された課題候補を改善するための訓練内容を取得し、取得した訓練内容の一覧を表示部10fに表示させる(S15)。評価支援装置10は、訓練内容の一覧のうち対象者が実行可能な訓練内容について、ユーザが入力部10eで選択した訓練内容を受付ける(S16)。
【0071】
評価支援装置10は、評価を行う項目が複数存在する場合、ステップS10〜ステップS16までの処理を、各工程について繰り返し行う。
【0072】
続いて、算出部14は、各項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度及び自立度の改善予測を算出する。その後、第4表示部114は、対象者を評価した結果として、工程ごとに、検出された課題候補、課題を改善するための訓練内容、対象者の自立度及び自立度の改善予測を表示部10fに表示させる(S17)。なお、評価支援装置10は、対象者を評価した結果である、工程ごとの、検出された課題候補、課題を改善するための訓練内容、対象者の自立度及び自立度の改善予測を、評価結果を利用する者の属性に応じたフォーマットで表示部10fに表示又はプリンタ等に出力するようにしてもよい。評価結果を利用する者の属性に応じたフォーマットとは、例えば、対象者を管理する介護支援相談員向けのフォーマット及び対象者の日々の生活をサポートするデイサービス向けのフォーマットのいずれかであってもよい。例えば、介護支援相談員向けのフォーマットでは、対象者を評価することで得られた、各項目について検出された課題候補が重点的に示されていてもよい。また、デイサービス向けのフォーマットでは、課題を改善するための訓練内容が重点的に示されていてもよい。
【0073】
また、ステップS13及びステップS14の処理手順を繰り返すことで、より根本となる課題候補を検出するようにしてもよい。例えば、課題候補として、運動機能に関する課題候補が検出された場合、更に、対象者の栄養状態、口腔状態又は生活環境に課題が無いかを検出するようにしてもよい。
【0074】
図6は、項目選択画面の一例を示す図である。項目選択画面は、表示部10fに表示される。また、タッチパネルで構成された入力部10eが表示部10fに重ねて設けられている。なお、項目選択画面は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0075】
項目選択画面P10は、「ADL分析」と題された画面であり、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「3.排泄」、「4.食事」、「5.入浴」及び「6.更衣」という6つのADLについて、評価を行う項目を選択するための画面である。これから評価を行う項目については「評価開始」と示されたアイコンが表示され、評価が完了した項目について「結果確認」を示されたアイコンが表示される。本画面では、「1.室内歩行」及び「2.屋外歩行」においては評価が完了しており、「結果確認」と示されたアイコンD11−1及びアイコンD11−2が表示されている。また、本画面例では、「3.排泄」、「4.食事」、「5.入浴」及び「6.更衣」においては評価が開始されていないことから、「評価開始」と示されたアイコンD11−3、アイコンD11−4、アイコンD11−5及びアイコンD11−6が表示されている。
【0076】
また、項目選択画面P10では、評価が完了した項目については、算出部14により算出された自立度D12が表示される。「IADL分析へ」と記載されたアイコンD13をタップすると、IADLに関する複数の項目について、評価を行う項目を選択するための画面に遷移する。
【0077】
図7は、工程及び課題を分析するための分析画面例(その1)を示す図である。分析画面例(その1)は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0078】
図7Aに示す工程分析画面P20は、
図6においてアイコンD11−3がタップされた場合、すなわち、評価を行う項目として「3.排泄」が選択された場合に表示される。第1表示部111は、評価を行う項目が選択された場合、定義情報15aから、「3.排泄」の項目に対応づけられる複数の工程を示す情報と、「3.排泄」の項目に対応づけられる質問とを取得し、取得した工程を、定義情報15aに格納されている順に(各工程を行うべき順に)、一連の工程として並べて表示する。また、第1表示部111は、取得した質問を、一連の工程に関する質問であることが分かる態様で表示する。一連の工程に関する質問であることが分かる態様で表示するとは、一連の工程と質問とを同一画面内で同時に表示することであってもよい。
【0079】
工程分析画面P20には、評価を行う項目「3.排泄」に含まれる一連の工程D21が、各工程を実行すべき順に並べて表示されている。また、工程分析画面P20には、ユーザが対象者に確認すべき質問の内容D22が表示されている。
【0080】
ユーザは、対象者に質問等を行うことで、又は、一連の工程D21に従って実際に動作を行わせることで、対象者が自ら行うことが困難である工程の有無を確認する。前述した通り、工程検出部12は、対象者の動作情報を分析することで、対象者が自ら行うことが困難である工程を自動的に検出するようにしてもよい。
【0081】
ユーザは、対象者が自ら行うことが困難である工程が存在する場合、その工程のアイコンをタップする。第2表示部112は、工程のアイコンがタップされると、定義情報15aから、タップされた工程に対応づけられる課題候補と質問とを取得し、
図7Bに示す課題分析画面P30を表示する。また、第2表示部112は、取得した質問を、課題候補の検出に関する質問であることが分かる態様で表示する。課題候補の検出に関する質問であることが分かる態様で表示するとは、課題候補と質問とを同一画面内に表示することであってもよい。
図7Bの例は、一連の工程のうち「便器に上手に座る」がタップされた場合の表示例を示している。
【0082】
課題分析画面P30には、「便器に上手に座る」の工程に対応する課題候補D32が一覧表示される。また、課題分析画面P30には、ユーザが対象者に確認すべき質問の内容D31が表示される。
【0083】
ユーザは、対象者に質問等を行うことで、又は、課題候補D32に従って実際に動作を行わせることで、対象者に該当する課題候補を確認する。前述した通り、課題検出部13は、対象者の動作情報を分析することで、対象者に該当する課題候補を自動的に検出するようにしてもよい。
【0084】
ユーザは、対象者に該当すると判断した課題候補のチェックボックスをタップする。第3表示部113は、チェックボックスがタップされると、
図7Cに示すように、タップされた課題候補に対応する訓練内容一覧D33を表示する。また、第3表示部113は、タップされた課題候補を強調表示する。
【0085】
続いて、ユーザは、訓練内容一覧D33に表示される各訓練内容のうち、対象者が実行可能な訓練内容のチェックボックスをタップする。第3表示部113は、タップされた訓練内容を強調表示する。これにより、対象者に該当する課題候補を改善するための訓練内容が決定される。
【0086】
以上説明した
図7に示す画面例では、一連の工程のうち検出された工程が工程分析画面P20に表示された後、工程の検出をトリガとして、当該工程に対応する課題候補が課題分析画面P30に表示される。つまり、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、時間軸上で対応づけられて表示されている。
【0087】
なお、
図7Aにおいて、ユーザが工程のアイコンをタップした場合、第2表示部112は、
図7Bに代えて、
図7Dに示す課題分析画面D23を、工程分析画面P20の上に重ねて表示するようにしてもよい。課題分析画面D23には、「便器に上手に座る」の工程に対応する課題候補D24が一覧表示される。また、課題分析画面D23には、ユーザが対象者に確認すべき質問の内容D25が表示される。
【0088】
また、課題分析画面D23にて課題候補のチェックボックスがタップされると、第2表示部112は、
図7Eに示す訓練選択画面D26を、工程分析画面P20の上に重ねて表示するようにしてもよい。課題分析画面D26には、「座位での後方移動ができない」との課題候補に対応する訓練内容D27が一覧表示される。また、課題分析画面D26には、ユーザが行うべき事項を示す情報D28が表示される。
【0089】
図8は、工程及び課題を分析するための分析画面例(その2)を示す図である。分析画面例(その2)は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
図8Aに示す工程分析画面P40は、
図6においてアイコンD11−3がタップされた場合、すなわち、評価を行う項目として「3.排泄」が選択された場合に表示される。
【0090】
工程分析画面P40には、評価を行う項目「3.排泄」に含まれる一連の工程D41が、各工程を行うべき順に並べて表示される。
【0091】
ユーザは、対象者が自ら行うことが困難である工程が存在する場合、その工程のアイコンをタップする。第2表示部112は、工程のアイコンがタップされると、定義情報15aから、タップされた工程に対応づけられる課題候補を取得し、
図8Bに示すように、課題候補D42を、タップされた工程に対応づけて一覧表示する。
【0092】
続いて、第3表示部113は、課題候補のチェックボックスがタップされると、
図8Cに示すように、タップされた課題候補に対応する訓練内容一覧D43を表示する。また、第3表示部113は、タップされた課題候補を強調表示する。続いて、ユーザは、訓練内容一覧D33に表示される各訓練内容のうち、対象者が実行可能な訓練内容のチェックボックスをタップする。第3表示部113は、タップされた訓練内容を強調表示する。これにより、対象者に該当する課題候補を改善するための訓練内容が決定される。
【0093】
以上説明した
図8に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが同一の画面に表示される。また、同一の画面内にて、一連の工程が、所定方向(
図8Bの例では工程順に左から右方向)に沿って表示され、検出された工程に対応する課題候補が、当該所定方向とは異なる方向(
図8Bの例では、縦方向)に沿って表示される。つまり、
図8に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、同一空間(同一画面)内で対応づけられて表示されている。
【0094】
図9は、工程及び課題を分析するための分析画面例(その3)を示す図である。分析画面例(その3)は、一連の工程と課題候補を対応づけて表示する態様について、
図7及び
図8とは異なる態様の例を示している。
図9Aに示す工程分析画面P50には、評価を行う項目「3.排泄」に含まれる一連の工程D51が、各工程を行うべき順に並べて表示される。第2表示部112は、工程のアイコンがタップされると、定義情報15aから、タップされた工程に対応づけられる課題候補を取得し、
図9Bに示すように、課題候補D52を、タップされた工程に対応づけて一覧表示する。
【0095】
以上説明した
図9に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが同一の画面に表示される。また、同一の画面内にて、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、同一方向に沿って(
図9の例では横方向)表示される。つまり、
図9に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、同一空間(同一画面)内で対応づけられて表示されている。
【0096】
図10は、工程及び課題を分析するための分析画面例(その4)を示す図である。分析画面例(その4)は、一連の工程と課題候補を対応づけて表示する態様について、
図7、
図8及び
図9とは異なる態様の例を示している。
図10Aに示す工程分析画面P60には、評価を行う項目「3.排泄」に含まれる一連の工程D61が、各工程を行うべき順に並べて表示される。第2表示部112は、工程のアイコンがタップされると、定義情報15aから、タップされた工程に対応づけられる課題候補を取得し、
図10Bに示すように、課題候補D62を、タップされた工程に対応づけて一覧表示する。
【0097】
以上説明した
図10に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが同一の画面に表示される。また、同一の画面内にて、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、同一方向に沿って(
図9の例では縦方向)表示される。つまり、
図10に示す画面例では、一連の工程と、検出された工程に対応する課題候補とが、同一空間(同一画面)内で対応づけられて表示されている。
【0098】
以上説明した
図7〜
図10の画面例では、一連の工程が表示された後に、工程が選択され、そして、工程が選択された後に、選択された工程に対応する課題候補に絞って課題候補が表示される。これにより、各工程の課題候補が一度に表示される方法と比較して、ユーザは、最初に工程分析に注力し、次に、課題候補の分析に注力することが可能になる。
【0099】
図11は、評価結果を表示する画面の一例を示す図である。第4表示部114は、各ADL項目について分析が終了した場合、評価結果を表示する画面P70を表示する。なお、評価結果を表示する画面P70は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0100】
評価結果を表示する画面P70では、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「5.入浴」及び「6.更衣」という各項目D71について、検出された課題候補D72と、課題を改善するための訓練内容D73とが示されている。なお、本画面例では、訓練内容D71は、「アプローチ」と題されている。
【0101】
本例の場合、「1.室内歩行」という項目について、課題は「下肢筋力低下による段差歩行障害」であり、その課題を解決するための訓練内容は「下肢訓練」である。このようにして、身体機能を改善するためにどのような訓練を行うべきかを、対象者やその補助者が容易に把握できるようにすることができる。
【0102】
第4表示部114は、各項目について、訓練内容を実行した場合に見込まれる自立度の改善予測D74を出力する。
【0103】
本例の場合、「1.室内歩行」という項目について、自立度が30以上50未満であったが、改善予測によると、訓練を行うことで、自立度が50以上に改善すると見込まれることが示されている。また、「5.入浴」という項目について、自立度が15以上30未満であったが、改善予測によると、訓練を行うことで、自立度が30以上50未満に一部改善すると見込まれることが示されている。このようにして、身体機能を改善するための訓練を行った場合に見込まれる自立度の改善予測を出力することで、訓練を行う動機を強めることができる。
【0104】
以上説明した
図11において、更に、
図7A等で選択された工程が表示されることとしてもよい。この場合の表示例を
図12に示す。
図12に示す画面例では、自立度の改善予測D74と検出された課題候補D72との間に、検出された工程D76が表示される。
【0105】
本発明の実施形態は、以下の付記のようにも記載され得る。ただし、本発明の実施形態は、以下の付記に記載した形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、付記間の記載を置換したり、組み合わせたりした形態であってもよい。
【0106】
[付記1]
対象者の身体機能を示す項目に関する一連の工程を表示する第1表示部(111)と、
前記対象者の動作を示す動作情報に基づき、前記一連の工程の中から、第1条件を満たす少なくとも1つの工程を検出する工程検出部(12)と、
前記少なくとも1つの工程が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの工程に対応する身体機能に関する1以上の課題候補を、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示する第2表示部(112)と、
前記1以上の課題候補の中から、第2条件を満たす少なくとも1つの課題候補を検出する課題検出部(13)と、
前記少なくとも1つの課題候補が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示する第3表示部(113)と、
を有する評価支援装置(10)。
【0107】
[付記2]
前記第1表示部(111)は、前記一連の工程を一画面内に順に並べて表示する、
付記1に記載の評価支援装置(10)。
【0108】
[付記3]
前記第3表示部(113)は、さらに、前記検出された少なくとも1つの課題候補に対応づけて、当該課題候補に関する1以上の訓練内容の例を表示する、
付記1又は2に記載の評価支援装置(10)。
【0109】
[付記4]
前記第1表示部(111)は、さらに、前記対象者に質問すべき内容を示す情報を表示する、
付記1〜3のいずれか一項に記載の評価支援装置(10)。
【0110】
[付記5]
前記第2表示部(112)は、さらに、前記検出された少なくとも1つの工程について前記対象者に質問すべき内容を示す情報を表示する、
付記1〜4のいずれか一項に記載の評価支援装置(10)。
【0111】
[付記6]
前記項目と前記課題検出部(13)で検出された前記少なくとも1つの課題候補とを対応づけて表示する第4表示部(114)、
をさらに有する付記1〜5のいずれか一項に記載の評価支援装置(10)。
【0112】
[付記7]
前記第4表示部(114)は、複数の前記項目ごとに、前記課題検出部(13)で検出された前記少なくとも1つの課題候補と、当該課題候補を改善するための訓練内容とを表示する、
付記6に記載の評価支援装置(10)。
【0113】
[付記8]
評価支援装置(10)が行う評価支援方法であって、
対象者の身体機能を示す項目に関する一連の工程を表示するステップと、
前記対象者の動作を示す動作情報に基づき、前記一連の工程の中から、第1条件を満たす少なくとも1つの工程を検出するステップと、
前記少なくとも1つの工程が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの工程に対応する身体機能に関する1以上の課題候補を、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示するステップと、
前記1以上の課題候補の中から、第2条件を満たす少なくとも1つの課題候補を検出するステップと、
前記少なくとも1つの課題候補が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示するステップと、
を含む評価支援方法。
【0114】
[付記9]
コンピュータに、
対象者の身体機能を示す項目に関する一連の工程を表示するステップと、
前記対象者の動作を示す動作情報に基づき、前記一連の工程の中から、第1条件を満たす少なくとも1つの工程を検出するステップと、
前記少なくとも1つの工程が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの工程に対応する身体機能に関する1以上の課題候補を、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示するステップと、
前記1以上の課題候補の中から、第2条件を満たす少なくとも1つの課題候補を検出するステップと、
前記少なくとも1つの課題候補が検出された後に、前記検出された少なくとも1つの課題候補を、他の課題候補と区別可能な態様で、前記検出された少なくとも1つの工程と対応づけて表示するステップと、
を実行させるためのプログラム。