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特開2021-60930評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-60930(P2021-60930A)
(43)【公開日】2021年4月15日
(54)【発明の名称】評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20180101AFI20210319BHJP
【FI】
   G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-186234(P2019-186234)
(22)【出願日】2019年10月9日
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】中川 雄樹
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 純
(72)【発明者】
【氏名】平野 智之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 孝臣
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA13
(57)【要約】
【課題】対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援する評価支援装置等を提供する。
【解決手段】評価支援装置は、対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部と、評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコアに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部と、自立度に基づいて、複数の項目に関する分析内容を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部と、
前記評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部と、
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力する出力部と、
を備える評価支援装置。
【請求項2】
前記出力部は、前記複数の項目のうち詳細分析する項目及び簡易分析する項目を出力する、
請求項1に記載の評価支援装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記詳細分析する項目について前記対象者に行う質問と、前記簡易分析する項目について前記対象者に行う質問とを出力する、
請求項2に記載の評価支援装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記詳細分析する項目について、身体機能に関する課題と、前記課題を改善するための訓練内容とを出力する、
請求項2又は3に記載の評価支援装置。
【請求項5】
前記出力部は、前記詳細分析する項目について、前記訓練内容を実行した場合に見込まれる前記自立度の改善予測を出力する、
請求項4に記載の評価支援装置。
【請求項6】
前記算出部は、前記対象者が動作する環境に関する情報、前記対象者の認知レベルに関する情報及び前記対象者の既往歴に関する情報の少なくともいずれかと、前記スコアとに基づいて、前記自立度を算出する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の評価支援装置。
【請求項7】
前記動作は、順序が定められた複数の要素動作を含み、
前記取得部は、前記複数の要素動作に関する評価を前記順序で取得し、
前記算出部は、前記評価が取得される毎に、前記自立度を更新し、
前記取得部は、前記自立度が閾値以上である場合に、前記評価の取得を省略する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の評価支援装置。
【請求項8】
対象者が行った動作に関する評価を取得することと、
前記評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出することと、
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力することと、
を含む評価支援方法。
【請求項9】
評価支援装置に備えられた演算部を、
対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部、
前記評価を複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部、及び
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力する出力部、
として機能させる評価支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高齢者等の対象者が自立して生活できるように、経験豊富な介護者又は介護支援専門員が対象者の住居を訪問し、生活状況を分析し、生活における課題とその要因を把握することが行われている。具体的には、介護者又は介護支援専門員は、対象者へのヒアリングを通じて、生活における課題とその要因を特定している。
【0003】
例えば下記特許文献1には、入力された要援護者情報に応じて、その要援護者の介護ニーズを判定し、そのニーズを満足するサービスを、予め格納されたサービス提供者情報から検索すると共に、その検索されたサービスからサービス計画を作成し出力させる介護サービス計画支援装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−53455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、ADL(Activities of Daily Living)等の項目に関する評価を要援護者情報として入力している。しかしながら、生活における課題とその要因を網羅的に分析するためには、多岐にわたる項目についてヒアリングを行う必要があり、対象者が自立して生活できるかどうかを評価するために相当の時間を要している。
【0006】
そこで、本発明は、対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援する評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る評価支援装置は、対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部と、評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコアに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部と、自立度に基づいて、複数の項目に関する分析内容を出力する出力部と、を備える。
【0008】
この態様によれば、対象者が行った動作に関する評価を取得するだけで、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を決めることができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援することができる。
【0009】
上記態様において、出力部は、複数の項目のうち詳細分析する項目及び簡易分析する項目を出力してもよい。
【0010】
この態様によれば、詳細分析する項目を出力して、対象者が自立して生活できるかどうかを適切に評価できるように支援しつつ、簡易分析する項目を出力して、分析に要する時間を短縮することができる。
【0011】
上記態様において、出力部は、詳細分析する項目について対象者に行う質問と、簡易分析する項目について対象者に行う質問とを出力してもよい。
【0012】
この態様によれば、簡易分析する項目及び詳細分析する項目について、それぞれ適切な質問を出力することができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより効率的に評価できるようになる。
【0013】
上記態様において、出力部は、詳細分析する項目について、身体機能に関する課題と、課題を改善するための訓練内容とを出力してもよい。
【0014】
この態様によれば、身体機能を改善するためにどのような訓練を行うべきかを、対象者やその補助者が容易に把握できるようにすることができる。
【0015】
上記態様において、出力部は、詳細分析する項目について、訓練内容を実行した場合に見込まれる自立度の改善予測を出力してもよい。
【0016】
この態様によれば、身体機能を改善するための訓練を行った場合に見込まれる自立度の改善予測を出力することで、訓練を行う動機を強めることができる。
【0017】
上記態様において、算出部は、対象者が動作する環境に関する情報、対象者の認知レベルに関する情報及び対象者の既往歴に関する情報の少なくともいずれかと、スコアとに基づいて、自立度を算出してもよい。
【0018】
この態様によれば、対象者に関する情報を加味することで、自立度をより正確に算出することができる。
【0019】
上記態様において、動作は、順序が定められた複数の要素動作を含み、取得部は、複数の要素動作に関する評価を順序で取得し、算出部は、評価が取得される毎に、自立度を更新し、取得部は、自立度が閾値以上である場合に、評価の取得を省略してもよい。
【0020】
この態様によれば、対象者が自立して生活できるという見込みをより短時間で得ることができるようにすることができる。
【0021】
本開示の他の態様に係る評価支援方法は、対象者が行った動作に関する評価を取得することと、評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコアに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出することと、自立度に基づいて、複数の項目に関する分析内容を出力することと、を含む。
【0022】
この態様によれば、対象者が行った動作に関する評価を取得するだけで、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を決定することができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援することができる。
【0023】
本開示の他の態様に係る評価支援プログラムは、評価支援装置に備えられた演算部を、対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部、評価を複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコアに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部、及び自立度に基づいて、複数の項目に関する分析内容を出力する出力部、として機能させる。
【0024】
この態様によれば、対象者が行った動作に関する評価を取得するだけで、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を決定することができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、より短時間で対象者が自立して生活できるかどうかを評価することができる評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の実施形態に係る評価支援システムの構成を示す図である。
図2】本実施形態に係る評価支援装置の機能ブロックを示す図である。
図3】本実施形態に係る評価支援装置の物理的構成を示す図である。
図4】本実施形態に係る評価支援装置に表示される第1画面例である。
図5】本実施形態に係る評価支援装置に表示される第2画面例である。
図6】本実施形態に係る評価支援装置に表示される第3画面例である。
図7】本実施形態に係る評価支援装置に表示される第4画面例である。
図8】本実施形態に係る評価支援装置に表示される第5画面例である。
図9】本実施形態に係る評価支援装置により実行される評価支援処理のフローチャートである。
図10】本実施形態に係る評価支援装置により実行される分析処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0028】
§1 適用例
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る評価支援システム100の構成を示す図である。評価支援システム100は、評価支援装置10及びサーバ20を備える。評価支援装置10及びサーバ20は、インターネットやLAN(Local Area Network)を含む通信ネットワークNを介して互いに通信可能に構成される。
【0029】
評価支援装置10は、汎用のコンピュータで構成され、対象者が自立して生活できるかどうかの評価を支援する。ここで、対象者は、例えば高齢者であり、評価支援装置10は、介護者又は介護支援専門員等のユーザによって用いられてよい。
【0030】
本明細書では、対象者が高齢者であり、評価支援装置10によって、対象者がADLを自立して行えるかどうか評価することを支援する場合について説明する。もっとも、評価支援装置10は、対象者がIADL(Instrumental Activities of Daily Living)を自立して行えるかどうか評価することを支援してもよい。また、評価支援装置10は、人の身体機能を示す項目であれば、ADL及びIADL以外の他の指標を用いて対象者を評価してもよい。また、評価支援装置10は、介護施設に限られず、家庭やフィットネスクラブで高齢者の支援を行う場合にも利用することができる。なお、本明細書において自立とは、対象者が自らの力で動作できることを意味する。
【0031】
本実施形態は、対象者が行った動作に関して比較的少ない回数の評価を行うことで、複数の身体機能を示す項目毎に自立度を推定し、その推定した自立度毎に詳細分析する項目と簡易分析する項目とを変動させることが特徴である。
【0032】
評価支援装置10は、対象者が行った動作に関する評価を取得する。評価支援装置10は、例えば、タッチパネル等の入力部により、対象者である高齢者が行った動作に関する、介護者又は介護支援専門員等のユーザによる評価の入力を受け付け、入力された評価を取得する。
【0033】
評価支援装置10は、取得した評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算する。ここで、複数の身体機能を示す複数の項目は、例えば、ADLの複数の項目である。評価支援装置10は、スコアに基づいて、複数の身体機能を示す複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する。ここで、自立度は、対象者の身体機能により日常生活ができる可能性を示す。対象者が自らの力で日常生活を営むことができる蓋然性が高いほど、自立度は高い値となる。
【0034】
そして、評価支援装置10は、自立度に基づいて、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を出力する。出力された分析内容は、評価支援装置10と一体又は別体の表示部に表示されてよい。ここで、分析内容は、自立度が比較的高い項目について簡易であり、自立度が比較的低い項目について詳細であってよい。このように、分析内容に軽重の差をつけ、対象者が自立して生活できるかどうかの分析に要する時間を短縮することができる。
【0035】
サーバ20は、評価支援装置10により取得された評価、算出された自立度及び出力された分析内容を収集し、記憶する。サーバ20は、複数の評価支援装置10から情報を収集してよく、評価支援の実績を集めたデータベースを構築してよい。また、サーバ20は、評価支援装置10が有する機能部の全部又は一部を代替してもよい。
【0036】
このように、本実施形態に係る評価支援装置10によれば、対象者が行った動作に関する評価を取得するだけで、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を出力することができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより短時間で評価できるように支援することができる。
【0037】
§2 構成例
[機能構成]
図2は、本実施形態に係る評価支援装置10の機能ブロックを示す図である。評価支援装置10は、ハードウェア構成である入力部10e及び表示部10fの他、機能構成として取得部11、算出部12、出力部13及び記憶部14を備える。
【0038】
<取得部>
取得部11は、対象者が行った動作に関する評価を取得する。取得部11は、例えば、対象者である高齢者が行った動作について、介護者又は介護支援専門員等のユーザが入力部10eにより入力した評価を取得する。また、取得部11は、通信ネットワークNを介して、外部機器により入力された、対象者が行った動作に関する評価を取得してもよい。
【0039】
<算出部>
算出部12は、評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコア14aに換算し、スコア14aに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出する。ここで、スコア14aは、記憶部14に記憶されていてよいが、都度算出されてもよい。
【0040】
算出部12は、対象者が動作する環境に関する情報、対象者の認知レベルに関する情報及び対象者の既往歴に関する情報の少なくともいずれかと、スコアとに基づいて、自立度を算出してもよい。本明細書では、対象者が動作する環境に関する情報、対象者の認知レベルに関する情報及び対象者の既往歴に関する情報を総称して対象者情報14cと呼ぶ。対象者が動作する環境に関する情報は、例えば、通路の段差の有無や浴槽の高さに関する情報を含む。対象者の認知レベルに関する情報は、例えば、軽度認知障害であるとの診断や認知障害であるとの診断さに関する情報を含む。また、対象者の既往歴に関する情報は、例えば、病名及び発症時期に関する情報を含む。
【0041】
算出部12は、対象者が動作する環境に関する情報に基づいて、対象者が歩行している通路が平らでなく、比較的大きな段差を含む場合、スコアのみに基づいて算出する場合よりも自立度が高くなるように補正してよい。もっとも、算出部12は、対象者が動作する環境に関する情報に基づいて、対象者が歩行している通路が平らでなく、比較的大きな段差を含む場合、対象者がその段差を越えられる身体機能を獲得できるように、スコアのみに基づいて算出する場合よりも自立度が低くなるように補正してもよい。また、対象者が動作する環境に関する情報に基づいて、対象者が使用している浴槽が比較的高い場合、スコアのみに基づいて算出する場合よりも自立度が高くなるように補正してよい。このように、対象者情報14cを加味することで、自立度をより正確に算出することができる。
【0042】
<出力部>
出力部13は、自立度に基づいて、複数の身体機能を示す複数の項目に関する分析内容を出力する。出力された分析内容は、表示部10fによって表示されてよいが、通信ネットワークNを介して外部機器に送信されてもよい。出力部13は、複数の項目のうち詳細分析する項目及び簡易分析する項目を出力してよい。より具体的には、出力部13は、自立度が閾値未満である項目を詳細分析する項目として出力し、自立度が閾値以上である項目を簡易分析する項目として出力してよい。このように、詳細分析する項目を出力することで、対象者が自立して生活できるかどうかを適切に評価できるように支援しつつ、簡易分析する項目を出力して、分析に要する時間を短縮することができる。
【0043】
出力部13は、詳細分析する項目について対象者に行う質問と、簡易分析する項目について対象者に行う質問とを出力してもよい。ここで、詳細分析する項目について対象者に行う質問の数は、簡易分析する項目について対象者に行う質問の数より多くてよい。また、詳細分析する項目について対象者に行う質問は、詳細分析に係る身体機能に関する課題を絞り込む質問であってよい。簡易分析する項目について対象者に行う質問は、簡易分析に係る身体機能について、特に課題が存在しないことを確認する質問であってよい。このように、簡易分析する項目及び詳細分析する項目について、それぞれ適切な質問を決定することができ、対象者が自立して生活できるかどうかをより効率的に評価できるようになる。
【0044】
<記憶部>
記憶部14は、スコア14a、改善実績14b及び対象者情報14cを記憶する。改善実績14bは、身体機能に関する課題を改善するための訓練を実行した場合に、当該身体機能がどの程度改善したかを示す情報である。改善実績14bは、身体機能に関する課題を改善するための訓練を実行した場合に、当該身体機能に関する自立度がどの程度改善したかを示す情報を含んでよい。
【0045】
[ハードウェア構成]
図3は、本実施形態に係る評価支援装置10の物理的構成を示す図である。評価支援装置10は、演算部に相当するCPU(Central Processing Unit)10aと、記憶部に相当するRAM(Random Access Memory)10bと、記憶部に相当するROM(Read only Memory)10cと、通信部10dと、入力部10eと、表示部10fと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。なお、本例では評価支援装置10が一台のコンピュータで構成される場合について説明するが、評価支援装置10は、複数のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。また、図3で示す構成は一例であり、評価支援装置10はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。
【0046】
CPU10aは、RAM10b又はROM10cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU10aは、対象者の自立度を算出し、分析内容を決定するプログラム(評価支援プログラム)を実行する演算部である。CPU10aは、入力部10eや通信部10dから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部10fに表示したり、RAM10bに格納したりする。
【0047】
RAM10bは、記憶部のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM10bは、CPU10aが実行するプログラム、自立度の算出に用いるスコア、過去の改善実績に関する情報、対象者が動作する環境に関する情報、対象者の認知レベルに関する情報及び対象者の既往歴に関する情報等を記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM10bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
【0048】
ROM10cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM10cは、例えば評価支援プログラム等の書き換えが行われないデータを記憶してよい。
【0049】
通信部10dは、評価支援装置10を他の機器に接続するインターフェースである。通信部10dは、インターネット等の通信ネットワークNに接続されてよい。
【0050】
入力部10eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、タッチパネルやキーボードを含んでよい。
【0051】
表示部10fは、CPU10aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されてよい。表示部10fは、例えば複数の身体機能を示す項目に関する対象者の自立度を表示してよい。
【0052】
評価支援プログラムは、RAM10bやROM10c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部10dにより接続される通信ネットワークを介して提供されてもよい。評価支援装置10では、CPU10aが評価支援プログラムを実行することにより、図2を用いて説明した取得部11、算出部12及び出力部13等の動作が実現される。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、評価支援装置10は、CPU10aとRAM10bやROM10cが一体化したLSI(Large-Scale Integration)を備えていてもよい。
【0053】
§3 動作例
図4は、本実施形態に係る評価支援装置10に表示される第1画面例である。第1画面例は、表示部10fに表示されている。また、タッチパネルで構成された入力部10eが表示部10fに重ねて設けられている。なお、第1画面例は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0054】
第1画面例は、「基本動作チェックによるADL予測結果」と題された画面例であり、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「3.排泄」、「4.食事」、「5.入浴」及び「6.更衣」という6つのADLについて、自立度を一覧表示するための画面例である。本例に示している6つのADL項目は、複数の身体機能を示す複数の項目の一例である。なお、本画面例は、自立度の算出が行われる前の状態を示す例であり、各項目について自立度は表示されていない。
【0055】
第1画面例は、「基本動作チェックへ」と示された第1アイコンD10と、「詳細分析」と示された第2アイコンD20とを含む。第1アイコンD10をタップすると、次図に示す第2画面例に遷移する。また、第2アイコンD20をタップすると、各項目に関する詳細分析のための画面に遷移する。
【0056】
なお、「IADL分析へ」と記載されたアイコンをタップすると、第1画面例に示すADLの場合と同様に、IADLの複数の項目に関する自立度を表示する画面に遷移する。
【0057】
図5は、本実施形態に係る評価支援装置10に表示される第2画面例である。第2画面例は、第1画面例において第1アイコンD10をタップした場合に表示される画面の一例である。なお、第2画面例は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0058】
第2画面例は、複数の要素動作D11と、チェック項目D12と、スコアD13とを含む。複数の要素動作D11は、順序が定められており、本例の場合、「片足立ち」、「座位姿勢」、「立ち上がり動作」、「立位姿勢」及び「歩行動作方向転換」を含む。なお、本例の複数の要素動作D11は、順序が定められたものであるが、一般には、複数の要素動作は、順序が定められていないものであってもよい。例えば、複数の要素動作は、上半身の機能をテストする動作、下半身の機能をテストする動作及び身体の左右バランスをテストする動作のように、順不同で実行できる要素動作を含んでよい。
【0059】
評価支援装置10の取得部11は、複数の要素動作に関する評価を、その要素動作の順序で取得してよい。本例の場合、取得部11は、はじめに「片足立ち」の要素動作に関する評価を取得する。評価は、対象者に対して「片足立ち」の要素動作を実行してもらい、その結果を観察したユーザが、チェック項目D12のうち最も近い選択肢を選択することで行われる。本例の場合、「片足立ち」の要素動作に関する評価として、チェック項目D12のうち「5〜10秒」が選択されている。
【0060】
なお、評価支援装置10は、対象者が要素動作を実行する動作情報を取得し、動作情報に基づいて、要素動作に関する評価を推定してもよい。ここで、動作情報は、対象者が要素動作を実行する動画であったり、モーションセンサの値であったりしてよい。評価支援装置10は、例えば、モーションセンサから得られた対象者の骨格の動きを示す情報と、健康な者が各工程を実行した場合における通常の骨格の動きを示す情報とを比較することで、要素動作に関する評価を算出してもよい。
【0061】
評価支援装置10の算出部12は、評価が取得される毎に、その評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコアに基づいて、複数の項目に関する対象者の自立の程度を示す自立度を算出してよい。本例の場合、「片足立ち」の要素動作に関する「5〜10秒」という評価は、「屋外歩行」という身体機能を示す項目について「30pt.」というスコアに換算され、「入浴」という身体機能を示す項目について「30pt.」というスコアに換算され、「排泄」という身体機能を示す項目について「30pt.」というスコアに換算される。なお、この場合、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアは、同一である。すなわち、重み付けが等しい。算出部12は、このような評価が行われた時点の自立度を、各項目のスコアによって算出してよい。具体的には、算出部12は、「屋外歩行」という身体機能を示す項目に関する自立度を30と算出し、「入浴」という身体機能を示す項目に関する自立度を30と算出し、「排泄」という身体機能を示す項目に関する自立度を30と算出してよい。
【0062】
算出部12は、要素動作に関する評価が得られる度に、その評価を換算したスコアを、それまでに得られているスコアに加算して、最新のスコアとして更新してよい。このようにして、算出部12は、複数の要素動作についてスコアを総和して、各項目に関する自立度を算出してよい。
【0063】
本例の場合、「立ち上がり動作」に関する評価は「介助必要無し」であり、「介助必要無し」という評価は、「屋外歩行」という身体機能を示す項目について「0pt.」というスコアに換算され、「入浴」という身体機能を示す項目について「10pt.」というスコアに換算され、「排泄」という身体機能を示す項目について「5pt.」というスコアに換算される。この場合、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアは、それぞれ異なる。すなわち、重み付けが異なる。算出部12は、「屋外歩行」という身体機能を示す項目に関する自立度を変化させず、「入浴」という身体機能を示す項目に関する自立度に10を加算して更新し、「排泄」という身体機能を示す項目に関する自立度に5を加算して更新する。
【0064】
取得部11は、自立度が閾値以上である場合に、評価の取得を省略してもよい。例えば、複数の要素動作を評価する途中で、全ての身体機能に関する自立度が閾値以上となった場合、要素動作の評価を続けなくても、全ての身体機能について課題が無いであろうとの見込みが得られる。そのような場合、評価を省略して、対象者が自立して生活できるという見込みをより短時間で得ることができるようにすることができる。
【0065】
図6は、本実施形態に係る評価支援装置10に表示される第3画面例である。なお、第3画面例は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0066】
第3画面例は、「基本動作チェックによるADL予測結果」と題された画面例であり、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「3.排泄」、「4.食事」、「5.入浴」及び「6.更衣」という6つのADLについて、自立度を一覧表示するための画面例である。本画面例は、第2画面例において自立度の算出が行われた後の状態を示す例であり、各項目について自立度D22が表示されている。
【0067】
例えば、「1.室内歩行」という項目に関する自立度D22は、30以上50未満であり、「限定的自立(限られた状況でできる)」よりも良い状態であるが、「普遍的自立(どこでもできる)」よりも悪い状態である。また、例えば、「5.入浴」という項目に関する自立度D22は、15以上30未満であり、「一部介助(以前よりできない)」よりも良い状態であるが、「限定的自立(限られた状況でできる)」よりも悪い状態である。なお、自立度D22が15未満である場合、「全介助(できない)」から「一部介助(以前よりできない)」の間の状態であることが示される。
【0068】
第3画面例では、身体機能を示す複数の項目について、詳細分析する項目と、簡易分析する項目とが表示されている。本例では、詳細分析する項目は、自立度D22が50未満である項目であり、簡易分析する項目は、自立度D22が50以上である項目である。具体的には、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」及び「5.入浴」という項目が詳細分析する項目であり、詳細分析のための画面に遷移する第2アイコンD20が表示されている。また、「3.排泄」、「4.食事」及び「6.更衣」という項目が簡易分析する項目であり、簡易分析のための第4画面例に遷移する第3アイコンD21が表示されている。
【0069】
図7は、本実施形態に係る評価支援装置10に表示される第4画面例である。第4画面例は、第3画面例において第3アイコンD21をタップした場合に表示される画面の一例である。なお、第4画面例は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0070】
第4画面例は、「「排泄」のADL状態確認」と第された画面例であり、「3.排泄」というADLの自立度D22と、対象者に行う質問D23とが表示されている。質問D23のボックス内には、「基本動作チェックによる予測結果」として「普遍的自立状態である可能性が高いと判定されました。以下のような質問により最終確認・確定を行ってください。」と示されており、質問例として「例1)トイレは問題なくできますね。」と、
「例2)トイレは失敗とかもないですかね。」とが示されている。介護者又は介護支援専門員等のユーザは、このような質問例を参考にして、対象者に質問を行い、「3.排泄」というADLについて、普遍的自立状態であるかどうかの最終確認を行う。
【0071】
質問の結果、普遍的自立状態であると確認できた場合、「ADL確定」のアイコンをタップして、「3.排泄」に関する分析結果を確定させる。一方、普遍的自立状態であるかどうか定かでないと考える場合、「課題分析」のアイコンをタップして、詳細分析のための画面に遷移し、「3.排泄」に関する課題と、その課題を改善するための訓練内容とを特定する。
【0072】
図8は、本実施形態に係る評価支援装置10に表示される第5画面例である。第5画面例は、6つのADL項目全てについて分析が終了した場合に表示される画面の一例である。なお、第5画面例は、評価支援装置10と別体の表示部に表示されてもよい。
【0073】
評価支援装置10は、詳細分析する項目について、身体機能に関する課題を特定するための質問やテストの例を出力し、さらに、その課題を改善するための訓練内容を特定するための質問やテストの例を出力する。介護者又は介護支援専門員等のユーザは、対象者に対してそれらの質問やテストの例に沿ったヒアリングを行い、身体機能に関する課題と、その課題を改善するための訓練内容を特定する。
【0074】
評価支援装置10の出力部13は、詳細分析する項目について、身体機能に関する課題と、課題を改善するための訓練内容とを出力する。本画面例では、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「5.入浴」及び「6.更衣」という項目について、課題D31と、課題を改善するための訓練内容D32とが示されている。なお、本画面例では、訓練内容D32は、「アプローチ」と題されている。
【0075】
本例の場合、「1.室内歩行」という項目について、課題は「下肢筋力低下による段差歩行障害」であり、その課題を解決するための訓練内容は「下肢訓練」である。このようにして、身体機能を改善するためにどのような訓練を行うべきかを、対象者やその補助者が容易に把握できるようにすることができる。
【0076】
評価支援装置10の出力部13は、詳細分析する項目について、訓練内容を実行した場合に見込まれる自立度の改善予測を出力する。本画面例では、「1.室内歩行」、「2.屋外歩行」、「5.入浴」及び「6.更衣」という項目について、改善予測D30が示されている。評価支援装置10は、対象者と同一又は類似する課題を有する者が、訓練内容を実行した場合に、どの程度自立度が改善したかを示す改善実績14bに基づいて、自立度の改善予測を算出してよい。
【0077】
本例の場合、「1.室内歩行」という項目について、自立度が30以上50未満であったが、改善予測によると、訓練を行うことで、自立度が50以上に改善すると見込まれることが示されている。また、「5.入浴」という項目について、自立度が15以上30未満であったが、改善予測によると、訓練を行うことで、自立度が30以上50未満に一部改善すると見込まれることが示されている。このようにして、身体機能を改善するための訓練を行った場合に見込まれる自立度の改善予測を出力することで、訓練を行う動機を強めることができる。
【0078】
図9は、本実施形態に係る評価支援装置10により実行される評価支援処理のフローチャートである。評価支援装置10は、はじめに、対象者が行った動作に関する評価を取得する(S10)。そして、評価支援装置10は、その評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、スコア及び対象者情報に基づいて、対象者の自立度を算出する(S11)。
【0079】
その後、評価支援装置10は、自立度に基づいて、詳細分析する項目及び簡易分析する項目を表示する(S12)。複数の身体機能を示す複数の項目のうち分析が完了していない項目がある場合(S13:NO)、評価支援装置10は、分析処理を実行する(S14)。分析処理の詳細は、次図を用いて説明する。
【0080】
複数の身体機能を示す複数の項目全てについて分析が完了した場合(S13:YES)、評価支援装置10は、身体機能に関する課題、課題を改善するための訓練内容及び自立度の改善予測を表示する(S15)。以上により、評価支援処理が終了する。
【0081】
図10は、本実施形態に係る評価支援装置10により実行される分析処理のフローチャートである。図10では、図9に示す処理S14の詳細を示している。
【0082】
はじめに、分析に係る身体機能を示す項目の自立度が閾値以上である場合(S141:YES)、評価支援装置10は、簡易質問を表示する(S142)。そして、評価に変更がない場合(S143:YES)、分析処理を終了する。一方、評価に変更がある場合(S143:NO)、評価支援装置10は、自立度を修正する(S144)。より具体的には、評価支援装置10は、更新された評価をスコアに換算し、スコアに基づいて自立度を算出し直す。そして、修正した自立度を参照して、処理S141以降を再び実行する。
【0083】
一方、分析に係る身体機能を示す項目の自立度が閾値未満である場合(S141:NO)、評価支援装置10は、詳細分析を実行する(S145)。その後、評価支援装置10は、分析に係る身体機能に関する課題と、その課題を改善するための訓練内容とを特定する(S146)。以上により、分析処理が終了する。
【0084】
本発明の実施形態は、以下の付記のようにも記載され得る。ただし、本発明の実施形態は、以下の付記に記載した形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、付記間の記載を置換したり、組み合わせたりした形態であってもよい。
【0085】
[付記1]
対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部(11)と、
前記評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部(12)と、
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力する出力部(13)と、
を備える評価支援装置(10)。
【0086】
[付記2]
前記出力部(13)は、前記複数の項目のうち詳細分析する項目及び簡易分析する項目を出力する、
付記1に記載の評価支援装置(10)。
【0087】
[付記3]
前記出力部(13)は、前記詳細分析する項目について前記対象者に行う質問と、前記簡易分析する項目について前記対象者に行う質問とを出力する、
付記2に記載の評価支援装置(10)。
【0088】
[付記4]
前記出力部(13)は、前記詳細分析する項目について、身体機能に関する課題と、前記課題を改善するための訓練内容とを出力する、
付記2又は3に記載の評価支援装置(10)。
【0089】
[付記5]
前記出力部(13)は、前記詳細分析する項目について、前記訓練内容を実行した場合に見込まれる前記自立度の改善予測を出力する、
付記4に記載の評価支援装置(10)。
【0090】
[付記6]
前記算出部(12)は、前記対象者が動作する環境に関する情報、前記対象者の認知レベルに関する情報及び前記対象者の既往歴に関する情報の少なくともいずれかと、前記スコアとに基づいて、前記自立度を算出する、
付記1から5のいずれか一項に記載の評価支援装置(10)。
【0091】
[付記7]
前記動作は、順序が定められた複数の要素動作を含み、
前記取得部(11)は、前記複数の要素動作に関する評価を前記順序で取得し、
前記算出部(12)は、前記評価が取得される毎に、前記自立度を更新し、
前記取得部(11)は、前記自立度が閾値以上である場合に、前記評価の取得を省略する、
付記1から6のいずれか一項に記載の評価支援装置(10)。
【0092】
[付記8]
対象者が行った動作に関する評価を取得することと、
前記評価を、複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出することと、
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力することと、
を含む評価支援方法。
【0093】
[付記9]
評価支援装置(10)に備えられた演算部を、
対象者が行った動作に関する評価を取得する取得部(11)、
前記評価を複数の身体機能を示す複数の項目に応じて重み付けされたスコアに換算し、前記スコアに基づいて、前記複数の項目に関する前記対象者の自立の程度を示す自立度を算出する算出部(12)、及び
前記自立度に基づいて、前記複数の項目に関する分析内容を出力する出力部(13)、
として機能させる評価支援プログラム。
【符号の説明】
【0094】
10…評価支援装置、10a…CPU、10b…RAM、10c…ROM、10d…通信部、10e…入力部、10f…表示部、11…取得部、12…算出部、13…出力部、14…記憶部、14a…スコア、14b…改善実績、14c…対象者情報、20…サーバ、100…評価支援システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10