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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-62356(P2021-62356A)
(43)【公開日】2021年4月22日
(54)【発明の名称】繊維材料の快速分解設備
(51)【国際特許分類】
   B09B 3/00 20060101AFI20210326BHJP
   B02C 7/08 20060101ALI20210326BHJP
   B02C 7/12 20060101ALI20210326BHJP
   B02C 7/16 20060101ALI20210326BHJP
   B02C 23/10 20060101ALI20210326BHJP
   F16H 37/02 20060101ALI20210326BHJP
【FI】
   B09B3/00 304Z
   B02C7/08ZAB
   B02C7/12
   B02C7/16
   B02C23/10
   B09B3/00 Z
   F16H37/02 F
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-210952(P2019-210952)
(22)【出願日】2019年11月22日
(31)【優先権主張番号】201910963860.8
(32)【優先日】2019年10月11日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】周智達
【テーマコード(参考)】
3J062
4D004
4D063
4D067
【Fターム(参考)】
3J062AA60
3J062AB05
3J062AB12
3J062AC04
3J062AC07
3J062BA31
3J062CG18
3J062CG83
4D004AA02
4D004CA04
4D004CA36
4D004CB04
4D004CB13
4D004CB27
4D004CB43
4D004CC20
4D063DD03
4D063DD05
4D063DD14
4D063GA01
4D063GB07
4D063GC05
4D063GC14
4D063GC23
4D063GC40
4D063GD04
4D067EE13
4D067EE48
4D067GA11
(57)【要約】
【課題】本発明は繊維材料の快速分解設備を開示した。
【解決手段】
ケースを含み、前記ケースの内部の左端には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の下側には混合空間が設置され、前記ケースの内部の右端には本願発明に動力を提供する伝動機構が設置され、前記粉砕空間の中には繊維材料を粉砕する粉砕機構が設置され、前記混合空間の中には繊維材料とオキシダントとを撹拌する混合機構が設置され、前記混合空間の中にはまた分解した繊維材料を本願発明から送り出す送り出し機構が設置され、分解待ちの繊維材料を細かく粉砕し、そして 決められた量に基づいて粉砕された繊維材料とオキシダントとを比率により混合処理し、材料を十分に利用して反応させることで浪費を抑え、分解した後に本願発明は自動的に繊維材料を本願発明から排出し、次回の使用に便利を与える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを含み、前記ケースの内部の左端には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の下側には混合空間が設置され、前記ケースの内部の右端には本願発明に動力を提供する伝動機構が設置され、前記粉砕空間の中には繊維材料を粉砕する粉砕機構が設置され、前記混合空間の中には繊維材料とオキシダントとを撹拌する混合機構が設置され、前記混合空間の中にはまた分解した繊維材料を本願発明から送り出す送り出し機構が設置され、
前記粉砕機構は前記粉砕空間の下内壁に回転できるように連結された回転軸を含み、前記回転軸の下端が前記混合空間の中に伸びており、前記混合空間の上端には前記粉砕空間の中に位置する下研磨歯車が設置され、前記下研磨歯車の上表面には六つの傾斜した材料落とし溝が均等的に配列され、前記混合空間の上端面には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドには上研磨歯車がスライドできるように連結され、前記上研磨歯車の中には下方に開口した回転空間が設置され、前記回転空間の中には前記回転空間の中で回転できる回転ブロックが設置され、前記回転ブロックの下端面と前記連結ロッドの上端面と固定的に連結され、前記上研磨歯車の中には二つの上下に連通した材料送り込み孔が設置され、前記粉砕空間の上内壁には外部空間と連通した材料送り込み口が設置され、前記粉砕空間の下内壁には前記混合空間に連通した材料落とし口が設置され、前記材料落とし口の前後内壁には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には材料卸し板が回転できるように設置され、前記材料卸し板と前記固定軸とが二つのトーションばねにより連結され、前記材料卸し板の上表面にはロープの一端が固定され、前記混合空間の上内壁にはまた外部連結パイプが連通するように設置され、前記外部連結パイプの中にはプッシュ板空間が設置され、前記プッシュ板空間の中には前記プッシュ板空間の中で左右にスライドできる活動板が設置され、前記活動板の左端面には前記プッシュ板空間の左内壁と連結された圧縮ばねが固定的に設置され、前記活動板の左端面にはまた前記ロープの一端が連結されていることを特徴とする繊維材料の快速分解設備。
【請求項2】
前記伝動機構は前記粉砕空間の右側に位置する伝動空間を含み、前記伝動空間の上内壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの上端には主動プーリが設置され、前記主動プーリにはベルトが連結され、前記伝動空間の左側には従動空間が設置され、前記従動空間の上下内壁には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸の上端には前記上研磨歯車と噛み合うように連結された旋転歯車が設置され、前記旋転軸の下端には従動プーリが設置され、前記従動プーリが前記ベルトにより前記主動プーリと連結され、前記外部連結パイプの下端には回転歯車が設置され、前記粉砕空間の下内壁にはまた回転ロッドが回転できるように連結され、前記回転ロッドの上端には前記回転歯車及び前記下研磨歯車と噛み合うように連結された従動歯車が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の繊維材料の快速分解設備。
【請求項3】
前記混合機構は前記回転軸の下端に固定的に設置されかつ前記混合空間の中に位置する六枚の撹拌羽根を含み、前記混合空間の下端面にはセンサーが固定され、前記混合空間の右側には昇降空間が設置され、前記昇降空間の上内壁にはセンサー空間が設置され、前記センサー空間の上端には第一磁性ブロックが固定的に設置され、前記センサー空間の下端には前記センサー空間の中で上下に移動できる第二磁性ブロックが設置され、前記第二磁性ブロックの下端面には二つの弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねが前記センサー空間の下内壁と連結され、前記第二磁性ブロックの下端面にはプッシュロッドが固定的に設置され、前記プッシュロッドの下端が前記昇降空間の中に伸びていることを特徴とする請求項1に記載の繊維材料の快速分解設備。
【請求項4】
前記送り出し機構は前記回転軸の下端にキーにより連結されかつ前記昇降空間の中に位置するスライド歯車を含み、前記伝動軸の下端にはまた環状板が設置され、前記環状板の上端面には二つの止めブロックが固定的に設置され、前記止めブロックの上端と前記スライド歯車の下端面とが連結され、前記混合空間の左内壁には外部空間と連痛した材料送り出し口が設置され、前記材料送り出し口の上下内壁には移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で上下にスライドできる止め板が設置され、前記止め板の下端面には弾力ばねが固定的に設置され、前記弾力ばねが前記移動空間の下内壁と連結され、前記止め板の下端面にはまた麻縄が固定的に連結され、前記混合空間の右内壁には左方に開口した運動空間が設置され、前記運動空間の中には前記運動空間の中で左右にスライドできるプッシュ板が設置され、前記プッシュ板の右端面には前記スライド歯車と噛み合えるラックが固定的に設置され、前記運動空間の下内壁には上方に開口したプッシュブロック空間が設置され、前記プッシュブロック空間の中には前記プッシュブロック空間の中で上下に移動できるプッシュブロックが設置され、前記プッシュブロックの下端面には復位ばねが固定的に設置され、前記復位ばねが前記プッシュブロック空間の下内壁と固定的に連結され、前記プッシュブロックの右端面には細縄が固定的に連結され、前記昇降空間の右内壁には左方に開口した位置制限空間が設置され、前記位置制限空間の中には前記位置制限空間の中で左右にスライドできる伸縮ばねが設置され、前記伸縮ばねの右端面には引き縄が固定的に設置され、前記引き縄が前記位置制限空間の右内壁と固定的に連結され、前記伸縮ばねの右端面には前記細縄の一端が固定的に連結され、前記ラックの前端面にはまた前記麻縄の一端が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の繊維材料の快速分解設備。
【請求項5】
初期状態において、前記スライド歯車が二つの止めブロックの作用で前記ラックの上側に位置し、前記スライド歯車と前記ラックとが噛み合っていない状態であることを特徴とする請求項4に記載の繊維材料の快速分解設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は環境保護分野に関わり、具体的には繊維材料の快速分解設備である。
【背景技術】
【0002】
生活の中に、繊維材料でできた生活廃棄物はどこでも見られ、中で比較的に多いのが残飯の野菜や落ち葉などの植物類であり、これらの繊維材料は徹底的に分解されるには一般的に真菌の介入が必須である。
今、繊維材料の分解方法は生物方法、化学方法と物理方法があり、単独に一つの方法を利用して繊維材料を分解するのは分解速度を低下し、時間がかなりかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107829293号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は繊維材料の快速分解設備を提供し、分解速度が遅く分解が不十分などの問題を解決し、分解速度を上げて分解の徹底的さを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランにより実現される。
【0006】
本願発明の繊維材料の快速分解設備はケースを含み、前記ケースの内部の左端には粉砕空間が設置され、前記粉砕空間の下側には混合空間が設置され、前記ケースの内部の右端には本願発明に動力を提供する伝動機構が設置され、前記粉砕空間の中には繊維材料を粉砕する粉砕機構が設置され、前記混合空間の中には繊維材料とオキシダントとを撹拌する混合機構が設置され、前記混合空間の中にはまた分解した繊維材料を本願発明から送り出す送り出し機構が設置されている。
【0007】
前記粉砕機構は前記粉砕空間の下内壁に回転できるように連結された回転軸を含み、前記回転軸の下端が前記混合空間の中に伸びており、前記混合空間の上端には前記粉砕空間の中に位置する下研磨歯車が設置され、前記下研磨歯車の上表面には六つの傾斜した材料落とし溝が均等的に配列され、前記混合空間の上端面には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドには上研磨歯車がスライドできるように連結され、前記上研磨歯車の中には下方に開口した回転空間が設置され、前記回転空間の中には前記回転空間の中で回転できる回転ブロックが設置され、前記回転ブロックの下端面と前記連結ロッドの上端面と固定的に連結され、前記上研磨歯車の中には二つの上下に連通した材料送り込み孔が設置され、前記粉砕空間の上内壁には外部空間と連通した材料送り込み口が設置され、前記粉砕空間の下内壁には前記混合空間に連通した材料落とし口が設置され、前記材料落とし口の前後内壁には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には材料卸し板が回転できるように設置され、前記材料卸し板と前記固定軸とが二つのトーションばねにより連結され、前記材料卸し板の上表面にはロープの一端が固定され、前記混合空間の上内壁にはまた外部連結パイプが連通するように設置され、前記外部連結パイプの中にはプッシュ板空間が設置され、前記プッシュ板空間の中には前記プッシュ板空間の中で左右にスライドできる活動板が設置され、前記活動板の左端面には前記プッシュ板空間の左内壁と連結された圧縮ばねが固定的に設置され、前記活動板の左端面にはまた前記ロープの一端が連結されている。
【0008】
さらに、前記伝動機構は前記粉砕空間の右側に位置する伝動空間を含み、前記伝動空間の上内壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの上端には主動プーリが設置され、前記主動プーリにはベルトが連結され、前記伝動空間の左側には従動空間が設置され、前記従動空間の上下内壁には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸の上端には前記上研磨歯車と噛み合うように連結された旋転歯車が設置され、前記旋転軸の下端には従動プーリが設置され、前記従動プーリが前記ベルトにより前記主動プーリと連結され、前記外部連結パイプの下端には回転歯車が設置され、前記粉砕空間の下内壁にはまた回転ロッドが回転できるように連結され、前記回転ロッドの上端には前記回転歯車及び前記下研磨歯車と噛み合うように連結された従動歯車が設置されている。
【0009】
さらに、前記混合機構は前記回転軸の下端に固定的に設置されかつ前記混合空間の中に位置する六枚の撹拌羽根を含み、前記混合空間の下端面にはセンサーが固定され、前記混合空間の右側には昇降空間が設置され、前記昇降空間の上内壁にはセンサー空間が設置され、前記センサー空間の上端には第一磁性ブロックが固定的に設置され、前記センサー空間の下端には前記センサー空間の中で上下に移動できる第二磁性ブロックが設置され、前記第二磁性ブロックの下端面には二つの弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねが前記センサー空間の下内壁と連結され、前記第二磁性ブロックの下端面にはプッシュロッドが固定的に設置され、前記プッシュロッドの下端が前記昇降空間の中に伸びている。
【0010】
さらに、前記送り出し機構は前記回転軸の下端にキーにより連結されかつ前記昇降空間の中に位置するスライド歯車を含み、前記伝動軸の下端にはまた環状板が設置され、前記環状板の上端面には二つの止めブロックが固定的に設置され、前記止めブロックの上端と前記スライド歯車の下端面とが連結され、前記混合空間の左内壁には外部空間と連痛した材料送り出し口が設置され、前記材料送り出し口の上下内壁には移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で上下にスライドできる止め板が設置され、前記止め板の下端面には弾力ばねが固定的に設置され、前記弾力ばねが前記移動空間の下内壁と連結され、前記止め板の下端面にはまた麻縄が固定的に連結され、前記混合空間の右内壁には左方に開口した運動空間が設置され、前記運動空間の中には前記運動空間の中で左右にスライドできるプッシュ板が設置され、前記プッシュ板の右端面には前記スライド歯車と噛み合えるラックが固定的に設置され、前記運動空間の下内壁には上方に開口したプッシュブロック空間が設置され、前記プッシュブロック空間の中には前記プッシュブロック空間の中で上下に移動できるプッシュブロックが設置され、前記プッシュブロックの下端面には復位ばねが固定的に設置され、前記復位ばねが前記プッシュブロック空間の下内壁と固定的に連結され、前記プッシュブロックの右端面には細縄が固定的に連結され、前記昇降空間の右内壁には左方に開口した位置制限空間が設置され、前記位置制限空間の中には前記位置制限空間の中で左右にスライドできる伸縮ばねが設置され、前記伸縮ばねの右端面には引き縄が固定的に設置され、前記引き縄が前記位置制限空間の右内壁と固定的に連結され、前記伸縮ばねの右端面には前記細縄の一端が固定的に連結され、前記ラックの前端面にはまた前記麻縄の一端が固定的に連結されている。
【0011】
さらに、初期状態において、前記スライド歯車が二つの止めブロックの作用で前記ラックの上側に位置し、前記スライド歯車と前記ラックとが噛み合っていない状態である。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益な効果は:本願発明は構成が簡単で、操作が便利であり、作動する時に、まず分解待ちの繊維材料を細かく粉砕し、そして 決められた量に基づいて粉砕された繊維材料とオキシダントとを比率により混合処理し、材料を十分に利用して反応させることで浪費を抑え、分解した後に本願発明は自動的に繊維材料を本願発明から排出し、次回の使用に便利を与える。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に図1〜5を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0014】
図1図1は本願発明実施例の構成概略図
図2図2は本願発明実施例の図1にけるAの構成概略図
図3図3は本願発明実施例の図1にけるBの構成概略図
図4図4は本願発明実施例における材料卸し板の上面全断面構成概略図
図5図5は本願発明実施例における下研磨歯車の上面全断面構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面1〜5を参照し、本願発明に記載の繊維材料の快速分解設備は、ケース25を含み、前記ケース25の内部の左端には粉砕空間40が設置され、前記粉砕空間40の下側には混合空間22が設置され、前記ケース25の内部の右端には本願発明に動力を提供する伝動機構56が設置され、前記粉砕空間40の中には繊維材料を粉砕する粉砕機構37が設置され、前記混合空間22の中には繊維材料とオキシダントとを撹拌する混合機構32が設置され、前記混合空間22の中にはまた分解した繊維材料を本願発明から送り出す送り出し機構64が設置され、前記粉砕機構37は前記粉砕空間40の下内壁に回転できるように連結された回転軸24を含み、前記回転軸24の下端が前記混合空間22の中に伸びており、前記混合空間22の上端には前記粉砕空間40の中に位置する下研磨歯車38が設置され、前記下研磨歯車38の上表面には六つの傾斜した材料落とし溝39が均等的に配列され、前記混合空間22の上端面には連結ロッド44が固定的に設置され、前記連結ロッド44には上研磨歯車41がスライドできるように連結され、前記上研磨歯車41の中には下方に開口した回転空間47が設置され、前記回転空間47の中には前記回転空間47の中で回転できる回転ブロック45が設置され、前記回転ブロック45の下端面と前記連結ロッド44の上端面と固定的に連結され、前記上研磨歯車41の中には二つの上下に連通した材料送り込み孔42が設置され、前記粉砕空間40の上内壁には外部空間と連通した材料送り込み口43が設置され、前記粉砕空間40の下内壁には前記混合空間22に連通した材料落とし口33が設置され、前記材料落とし口33の前後内壁には固定軸35が回転できるように連結され、前記固定軸35には材料卸し板34が回転できるように設置され、前記材料卸し板34と前記固定軸35とが二つのトーションばね72により連結され、前記材料卸し板34の上表面にはロープ36の一端が固定され、前記混合空間22の上内壁にはまた外部連結パイプ61が連通するように設置され、前記外部連結パイプ61の中にはプッシュ板空間75が設置され、前記プッシュ板空間75の中には前記プッシュ板空間75の中で左右にスライドできる活動板76が設置され、前記活動板76の左端面には前記プッシュ板空間75の左内壁と連結された圧縮ばね74が固定的に設置され、前記活動板76の左端面にはまた前記ロープ36の一端が連結されている。
【0016】
有益なように、前記伝動機構56は前記粉砕空間40の右側に位置する伝動空間55を含み、前記伝動空間55の上内壁にはモーター53が固定的に設置され、前記モーター53の上端には主動プーリ57が設置され、前記主動プーリ57にはベルト77が連結され、前記伝動空間55の左側には従動空間59が設置され、前記従動空間59の上下内壁には旋転軸60が回転できるように連結され、前記旋転軸60の上端には前記上研磨歯車41と噛み合うように連結された旋転歯車52が設置され、前記旋転軸60の下端には従動プーリ51が設置され、前記従動プーリ51が前記ベルト77により前記主動プーリ57と連結され、前記外部連結パイプ61の下端には回転歯車50が設置され、前記粉砕空間40の下内壁にはまた回転ロッド48が回転できるように連結され、前記回転ロッド48の上端には前記回転歯車50及び前記下研磨歯車38と噛み合うように連結された従動歯車49が設置されている。
【0017】
有益なように、前記混合機構32は前記回転軸24の下端に固定的に設置されかつ前記混合空間22の中に位置する六枚の撹拌羽根23を含み、前記混合空間22の下端面にはセンサー26が固定され、前記混合空間22の右側には昇降空間14が設置され、前記昇降空間14の上内壁にはセンサー空間69が設置され、前記センサー空間69の上端には第一磁性ブロック68が固定的に設置され、前記センサー空間69の下端には前記センサー空間69の中で上下に移動できる第二磁性ブロック70が設置され、前記第二磁性ブロック70の下端面には二つの弾性ばね67が固定的に設置され、前記弾性ばね67が前記センサー空間69の下内壁と連結され、前記第二磁性ブロック70の下端面にはプッシュロッド66が固定的に設置され、前記プッシュロッド66の下端が前記昇降空間14の中に伸びている。
【0018】
有益なように、前記送り出し機構64は前記回転軸54の下端にキーにより連結されかつ前記昇降空間14の中に位置するスライド歯車16を含み、前記伝動軸54の下端にはまた環状板15が設置され、前記環状板15の上端面には二つの止めブロック13が固定的に設置され、前記止めブロック13の上端と前記スライド歯車16の下端面とが連結され、前記混合空間22の左内壁には外部空間と連痛した材料送り出し口31が設置され、前記材料送り出し口31の上下内壁には移動空間27が設置され、前記移動空間27の中には前記移動空間27の中で上下にスライドできる止め板30が設置され、前記止め板30の下端面には弾力ばね28が固定的に設置され、前記弾力ばね28が前記移動空間27の下内壁と連結され、前記止め板30の下端面にはまた麻縄29が固定的に連結され、前記混合空間22の右内壁には左方に開口した運動空間65が設置され、前記運動空間65の中には前記運動空間65の中で左右にスライドできるプッシュ板21が設置され、前記プッシュ板21の右端面には前記スライド歯車16と噛み合えるラック63が固定的に設置され、前記運動空間65の下内壁には上方に開口したプッシュブロック空間19が設置され、前記プッシュブロック空間19の中には前記プッシュブロック空間19の中で上下に移動できるプッシュブロック20が設置され、前記プッシュブロック20の下端面には復位ばね18が固定的に設置され、前記復位ばね18が前記プッシュブロック空間19の下内壁と固定的に連結され、前記プッシュブロック20の右端面には細縄17が固定的に連結され、前記昇降空間14の右内壁には左方に開口した位置制限空間62が設置され、前記位置制限空間62の中には前記位置制限空間62の中で左右にスライドできる伸縮ばね12が設置され、前記伸縮ばね12の右端面には引き縄11が固定的に設置され、前記引き縄11が前記位置制限空間62の右内壁と固定的に連結され、前記伸縮ばね12の右端面には前記細縄17の一端が固定的に連結され、前記ラック63の前端面にはまた前記麻縄29の一端が固定的に連結されている。
【0019】
有益なように、初期状態において、前記スライド歯車16が二つの止めブロック13の作用で前記ラック63の上側に位置し、前記スライド歯車16と前記ラック63とが噛み合っていない状態である。
【0020】
本願発明の機械作動の順序は下記の通りである。
【0021】
1:分解待ちの繊維材料を材料送り込み口43から投入し、モーター53を作動させ、モーター53の作動が伝動軸54を駆動して回転させ、そして主動プーリ57とスライド歯車16とを駆動して回転させ、主動プーリ57の回転がベルト77により連結された従動プーリ51を駆動して回転させ、そして旋転軸60を駆動して回転させ、更に旋転軸60にある旋転歯車52と回転歯車50とを駆動して回転させ、旋転歯車52の回転が旋転歯車52と噛み合うように連結された上研磨歯車41を駆動して回転させ、回転歯車50の回転が回転歯車50と噛み合うように連結された従動歯車49を駆動して回転させ、そして従動歯車49と噛み合うように連結された下研磨歯車38を駆動して回転させる。
【0022】
2:分解待ちの繊維材料が材料送り込み孔42により上研磨歯車41と下研磨歯車38との間に入り、上研磨歯車41と下研磨歯車38との逆方向への回転により繊維材料を粉砕し、粉砕された繊維材料が下研磨歯車38にある材料落とし溝39から材料落とし口33の中に入りかつ材料落とし口33の上表面に積り、積もった繊維材料の重さが材料卸し板34を押し動かして翻転させられるように達するとき、材料卸し板34にある繊維材料が落ちて混合空間22の中に入り、材料卸し板34が翻転すると同時にロープ36を引き締め、そしてロープ36により活動板76を左方に引き動かし、外部連結パイプ61の中のオキシダントとフェーリング液とが混合空間22の中に入る。
【0023】
3:下研磨歯車38の回転が回転軸24を駆動して回転させ、回転軸24の回転が六枚の撹拌羽根23を駆動して回転させ、粉砕された繊維材料をオキシダントと十分に反応させ、材料卸し板34にある繊維材料が完全に落ちた後にトーションばね72の作用で上方に翻転し復位し、ロープ36が緩み、活動板76がロープ36の引張力を失って圧縮ばね74の作用で右方に運動し復位する。
【0024】
4:オキシダントと繊維材料とが十分に反応して葡萄糖を生成し、葡萄糖がフェーリング液と反応して液体の色が赤レンガ色に変わり、センサー26が液体の色が変化し始めると作動し、第一磁性ブロック68と第二磁性ブロック70とが互いに反発し合い、そして第二磁性ブロック70及び第二磁性ブロック70の下端面にあるプッシュロッド66を押し動かして下方に運動させ、そしてプッシュロッド66によりスライド歯車16を下方に押し動かし、スライド歯車16がラック63と噛み合うように連結され、スライド歯車16の回転がラック63及びプッシュ板21を駆動して左方に運動させ、プッシュ板21が離れてプッシュブロック20と当接すると、プッシュブロック20が復位ばね18の作用で上方に運動し、止め板30の右端面の細縄17が緩み、伸縮ばね12は細縄17の引張力を失って引き縄11の作用で左方に運動することで、スライド歯車16を制限してスライド歯車16が止めブロック13の作用で上方に運動復位することを阻止する。
【0025】
5:ラック63が左方に運動する過程において麻縄29を引き締め、そして止め板30を引き動かして下方に運動させ、ラック63とプッシュ板21とが左方に運動して分解後の繊維材料を押し動かして本願発明から送り出し、分解後の繊維材料が本願発明から送り出された後に、モーター53を逆方向に回転するように作動させ、そして機械伝動によりラック63を駆動して右方に運動させ、プッシュ板21が再び運動してプッシュブロック20を押し出すと、細縄17を再び引き締め、そして細縄17を通じて伸縮ばね12を右方に引き動かし、センサー26が作動を停止した後、第一磁性ブロック68と第二磁性ブロック70とが反発力を失い、第二磁性ブロック70が弾性ばね67の作用で上方に運動し、スライド歯車16がプッシュロッド66からの圧力を失って止めブロック13の作用で上方に運動し復位し、麻縄29を緩み、止めブロック30が弾力ばね28の作用で上方に運動し復位し、モーター53を止め、操作を完成する。
【0026】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
図1
図2
図3
図4
図5