(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-62401(P2021-62401A)
(43)【公開日】2021年4月22日
(54)【発明の名称】食品用金箔加工装置
(51)【国際特許分類】
B30B 3/00 20060101AFI20210326BHJP
B26D 7/18 20060101ALI20210326BHJP
B26D 1/06 20060101ALN20210326BHJP
【FI】
B30B3/00 B
B26D7/18 C
B26D1/06 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-210950(P2019-210950)
(22)【出願日】2019年11月22日
(31)【優先権主張番号】201910963254.6
(32)【優先日】2019年10月11日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】周智達
【テーマコード(参考)】
3C021
3C027
4E090
【Fターム(参考)】
3C021FB02
3C027HH05
3C027HH11
3C027HH12
3C027HH14
4E090AA04
4E090AB01
4E090HA09
(57)【要約】
【課題】本発明は食品用金箔加工装置を開示した。
【解決手段】本体を含み、前記本体の中には押圧空間が設置され、前記押圧空間の右側壁には止板が設置され、前記押圧空間の中には切金を押圧する押圧装置が設置され、前記押圧装置は前記押圧空間の前後側壁に回転可能に装着された貫通軸を含み、前記貫通軸には固定ローラーが固定的に設置され、前記押圧空間の上下側壁には止板が固定的に設置され、前記押圧空間の後側壁には後方に開口した通し空間が設置され、前記通し空間の後側壁には動力空間が設置され、前記押圧空間の中にはネジ山スライドブロックがスライド可能に連結され、前記ネジ山スライドブロックの中には前記通し空間とスライド可能に連結された移動軸が回転可能に連結される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品用金箔加工装置であって、本体を含み、前記本体の中には押圧空間が設置され、前記押圧空間の右側壁には止板が設置され、前記押圧空間の中には切金を押圧する押圧装置が設置され、前記押圧装置は前記押圧空間の前後側壁に回転可能に装着された貫通軸を含み、前記貫通軸には固定ローラーが固定的に設置され、前記押圧空間の上下側壁には止板が固定的に設置され、前記押圧空間の後側壁には後方に開口した通し空間が設置され、前記通し空間の後側壁には動力空間が設置され、前記押圧空間の中にはネジ山スライドブロックがスライド可能に連結され、前記ネジ山スライドブロックの中には前記通し空間とスライド可能に連結された移動軸が回転可能に連結され、前記移動軸の前側には移動ローラーが固定的に設置され、前記押圧空間の左側には駆動空間が設置され、前記本体の左側面と前記駆動空間の左右側壁と前記押圧空間の左側壁には貫通親ネジが回転可能に連結され、前記貫通親ネジの左側には揺動車が固定的に設置され、前記貫通親ネジにおいて前記駆動空間の中には噛合歯車が設置され、前記噛合歯車と前記貫通親ネジとの間にはラチェット機構が連結され、前記貫通親ネジの右側と前記ネジ山スライドブロックとがネジ山により連結され、前記動力空間の左側には駆動空間が設置され、前記駆動空間と前記動力空間との間には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記押圧装置の作動を制御でき、前記押圧空間の右側壁には屈曲管路が設置され、前記屈曲管路の頂壁には起動空間が設置され、前記押圧空間の底壁には連動空間が設置され、前記連動空間と前記起動空間との間には金箔を下方へ運ぶ伝動装置が設置され、前記連動空間と前記起動空間の後側には後側空間が設置され、前記屈曲管路の左側壁には裁断空間が設置され、前記裁断空間の底壁には下方に開口した排出管路が設置され、前記裁断空間の中には金箔を左方へ運ぶことや金箔を裁断することができる裁断装置が設置されていることを特徴とする食品用金箔加工装置。
【請求項2】
前記駆動装置は、前記動力空間の前側壁に左右対称にかつ回転可能に装着された対称軸を含み、前記対称軸には互いに噛み合った駆動歯車が対称に固定的に設置され、前記対称軸にはまた小プーリが対称に固定的に設置され、左側の前記対称軸の後側には前記動力空間の後側壁と固定的に連結された動力モータが伝動可能に連結され、前記貫通軸が後方へ延びて前記押圧空間の後側壁を貫通して前記動力空間の中に入って前記動力空間の前後側壁に回転可能に連結され、前記移動軸が後方へ延びて前記動力空間の中に入っており、前記移動軸の後側には前記動力空間とスライド可能に連結されたスライドブロックが回転可能に連結され、前記貫通軸と前記移動軸とにおいて前記動力空間の中には大プーリが固定的に設置され、前記大プーリと、対向した前記小プーリとの間には弾性ベルトが連結され、左側の前記移動軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記駆動空間の右側壁と前記動力空間の左側壁との間には横軸が回転可能に連結され、前記横軸の中には細軸とスライドキーとがスライド可能に連結され、前記細軸と前記スライドキーとが固定的に連結され、前記細軸と前記横軸との間にはプレスばねが連結され、前記スライドキーの右側には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記横軸の左側には回転歯車が固定的に設置され、前記駆動空間の右側壁にはカム軸が回転可能に連結され、前記カム軸には前記回転歯車と噛み合った小歯車が固定的に設置され、前記カム軸の左側にはカムが固定的に設置され、前記カムは自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分には歯があり、前記駆動空間の前側壁と前記駆動空間の後側壁との間には駆動ラックがスライド可能に連結され、前記駆動ラックと、前記カムにおいて自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分とが噛み合うことができ、前記駆動ラックと前記駆動空間との間には長ばねが連結され、前記貫通親ネジにおいて前記駆動空間の中には噛合歯車が設置され、前記噛合歯車と前記貫通親ネジとの間にはラチェット機構が連結され、前記噛合歯車と前記駆動ラックとが噛み合っており、前記駆動ラックが前方へ移動すると、前記噛合歯車と前記ラチェット機構とにより前記貫通親ネジを連動させて反転させることができ、逆に、前記駆動ラックが前方へ移動しない場合、前記噛合歯車と前記ラチェット機構とにより前記貫通親ネジを連動させて反転させることができなく、前記貫通親ネジの左側には揺動車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用金箔加工装置。
【請求項3】
前記伝動装置は、前記連動空間の前後側壁に回転可能に装着された延伸軸を含み、前記延伸軸の前側には従動歯車が固定的に設置され、前記連動空間の頂壁と前記押圧空間の底壁との間には引掛りブロックがスライド可能に連結され、前記引掛りブロックと前記連動空間との間には引掛りブロックばねが連結され、前記起動空間の後側壁には旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸には回転棒が固定的に設置され、前記回転棒の中にはヒンジ連結スライド板がスライド可能に連結され、前記ヒンジ連結スライド板と前記回転棒との間には駆動ばねが連結され、前記ヒンジ連結スライド板の底側には前記起動空間の底壁とスライド可能に連結された止板がヒンジで連結され、前記止板と前記起動空間との間には長ばねが連結され、前記旋転軸の左側が左方へ延びて前記屈曲管路の中に入って前記屈曲管路の右側壁とスライド可能に連結され、前記旋転軸と前記延伸軸とが右方へ延びて前記起動空間と前記連動空間との後側壁を貫通して前記後側空間の中に入って前記後側空間の前後側壁と回転可能に連結され、前記旋転軸と前記延伸軸とにおいて前記後側空間には連動プーリが対称に固定的に設置され、二つの前記連動プーリとの間には伝動ベルトが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用金箔加工装置。
【請求項4】
前記裁断装置は、前記裁断空間の頂壁に固定的に装着された液圧シリンダを含み、前記液圧シリンダの底側には移動ブロックが伝動可能に連結され、前記移動ブロックの底側にはヒンジ連結棒が左右対称にヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒の中には延伸スライド板がスライド可能に連結され、前記延伸スライド板と前記ヒンジ連結棒との間には小ばねが連結され、前記延伸スライド板の前側面には駆動軸が回転可能に連結され、前記駆動軸の後側にはゴム車が固定的に設置され、前記駆動軸の後側にはラチェットが固定的に設置され、前記延伸スライド板の前側面にはまた引掛り針が回転可能に連結され、前記延伸スライド板の前側にはまた前記引掛り針と協働する固定ブロックが固定的に設置され、前記移動ブロックの底面にはまた前記切金を裁断できるブレードが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用金箔加工装置。
【請求項5】
前記本体の底面には前記本体を支持できるベースが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用金箔加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は金属加工分野に関し、具体的には食品用金箔加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
生活レベルの上昇により、金箔の使用範囲は広がっている。伝統的な工芸で金箔を作る時、一般は金含有量が99.99%の金条を主な原料とし、十数個の工程を経た後、きれいな黄金色を出し、輝いていて、羽のように軽く、蝉翼のように薄い金箔が出来上がる。
時代の変遷とともに、金箔を製造する初期工程では手動でなく、プレス機械で金を薄くプレスするようになったが、手動で切金を何度もプレス機械に入れなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103716998号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
本願発明は上記問題を解決するため、食品用金箔加工装置を発明する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
食品用金箔加工装置であって、本体を含み、前記本体の中には押圧空間が設置され、前記押圧空間の右側壁には止板が設置され、前記押圧空間の中には切金を押圧する押圧装置が設置され、前記押圧装置は前記押圧空間の前後側壁に回転可能に装着された貫通軸を含み、前記貫通軸には固定ローラーが固定的に設置され、前記押圧空間の上下側壁には止板が固定的に設置され、前記押圧空間の後側壁には後方に開口した通し空間が設置され、前記通し空間の後側壁には動力空間が設置され、前記押圧空間の中にはネジ山スライドブロックがスライド可能に連結され、前記ネジ山スライドブロックの中には前記通し空間とスライド可能に連結された移動軸が回転可能に連結され、前記移動軸の前側には移動ローラーが固定的に設置され、前記押圧空間の左側には駆動空間が設置され、前記本体の左側面と前記駆動空間の左右側壁と前記押圧空間の左側壁には貫通親ネジが回転可能に連結され、前記貫通親ネジの左側には揺動車が固定的に設置され、前記貫通親ネジにおいて前記駆動空間の中には噛合歯車が設置され、前記噛合歯車と前記貫通親ネジとの間にはラチェット機構が連結され、前記貫通親ネジの右側と前記ネジ山スライドブロックとがネジ山により連結され、前記動力空間の左側には駆動空間が設置され、前記駆動空間と前記動力空間との間には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記押圧装置の作動を制御でき、前記押圧空間の右側壁には屈曲管路が設置され、前記屈曲管路の頂壁には起動空間が設置され、前記押圧空間の底壁には連動空間が設置され、前記連動空間と前記起動空間との間には金箔を下方へ運ぶ伝動装置が設置され、前記連動空間と前記起動空間の後側には後側空間が設置され、前記屈曲管路の左側壁には裁断空間が設置され、前記裁断空間の底壁には下方に開口した排出管路が設置され、前記裁断空間の中には金箔を左方へ運ぶことや金箔を裁断することができる裁断装置が設置されている。
【0006】
有益的に、前記駆動装置は、前記動力空間の前側壁に左右対称にかつ回転可能に装着された対称軸を含み、前記対称軸には互いに噛み合った駆動歯車が対称に固定的に設置され、前記対称軸にはまた小プーリが対称に固定的に設置され、左側の前記対称軸の後側には前記動力空間の後側壁と固定的に連結された動力モータが伝動可能に連結され、前記貫通軸が後方へ延びて前記押圧空間の後側壁を貫通して前記動力空間の中に入って前記動力空間の前後側壁に回転可能に連結され、前記移動軸が後方へ延びて前記動力空間の中に入っており、前記移動軸の後側には前記動力空間とスライド可能に連結されたスライドブロックが回転可能に連結され、前記貫通軸と前記移動軸とにおいて前記動力空間の中には大プーリが固定的に設置され、前記大プーリと、対向した前記小プーリとの間には弾性ベルトが連結され、左側の前記移動軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記駆動空間の右側壁と前記動力空間の左側壁との間には横軸が回転可能に連結され、前記横軸の中には細軸とスライドキーとがスライド可能に連結され、前記細軸と前記スライドキーとが固定的に連結され、前記細軸と前記横軸との間にはプレスばねが連結され、前記スライドキーの右側には前記第一傘歯車と噛み合った第二傘歯車が固定的に設置され、前記横軸の左側には回転歯車が固定的に設置され、前記駆動空間の右側壁にはカム軸が回転可能に連結され、前記カム軸には前記回転歯車と噛み合った小歯車が固定的に設置され、前記カム軸の左側にはカムが固定的に設置され、前記カムは自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分には歯があり、前記駆動空間の前側壁と前記駆動空間の後側壁との間には駆動ラックがスライド可能に連結され、前記駆動ラックと、前記カムにおいて自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分とが噛み合うことができ、前記駆動ラックと前記駆動空間との間には長ばねが連結され、前記貫通親ネジにおいて前記駆動空間の中には噛合歯車が設置され、前記噛合歯車と前記貫通親ネジとの間にはラチェット機構が連結され、前記噛合歯車と前記駆動ラックとが噛み合っており、前記駆動ラックが前方へ移動すると、前記噛合歯車と前記ラチェット機構とにより前記貫通親ネジを連動させて反転させることができ、逆に、前記駆動ラックが前方へ移動しない場合、前記噛合歯車と前記ラチェット機構とにより前記貫通親ネジを連動させて反転させることができなく、前記貫通親ネジの左側には揺動車が固定的に設置されている。
【0007】
有益的に、前記伝動装置は、前記連動空間の前後側壁に回転可能に装着された延伸軸を含み、前記延伸軸の前側には従動歯車が固定的に設置され、前記連動空間の頂壁と前記押圧空間の底壁との間には引掛りブロックがスライド可能に連結され、前記引掛りブロックと前記連動空間との間には引掛りブロックばねが連結され、前記起動空間の後側壁には旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸には回転棒が固定的に設置され、前記回転棒の中にはヒンジ連結スライド板がスライド可能に連結され、前記ヒンジ連結スライド板と前記回転棒との間には駆動ばねが連結され、前記ヒンジ連結スライド板の底側には前記起動空間の底壁とスライド可能に連結された止板がヒンジで連結され、前記止板と前記起動空間との間には長ばねが連結され、前記旋転軸の左側が左方へ延びて前記屈曲管路の中に入って前記屈曲管路の右側壁とスライド可能に連結され、前記旋転軸と前記延伸軸とが右方へ延びて前記起動空間と前記連動空間との後側壁を貫通して前記後側空間の中に入って前記後側空間の前後側壁と回転可能に連結され、前記旋転軸と前記延伸軸とにおいて前記後側空間には連動プーリが対称に固定的に設置され、二つの前記連動プーリとの間には伝動ベルトが連結されている。
【0008】
有益的に、前記裁断装置は、前記裁断空間の頂壁に固定的に装着された液圧シリンダを含み、前記液圧シリンダの底側には移動ブロックが伝動可能に連結され、前記移動ブロックの底側にはヒンジ連結棒が左右対称にヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒の中には延伸スライド板がスライド可能に連結され、前記延伸スライド板と前記ヒンジ連結棒との間には小ばねが連結され、前記延伸スライド板の前側面には駆動軸が回転可能に連結され、前記駆動軸の後側にはゴム車が固定的に設置され、前記駆動軸の後側にはラチェットが固定的に設置され、前記延伸スライド板の前側面にはまた引掛り針が回転可能に連結され、前記延伸スライド板の前側にはまた前記引掛り針と協働する固定ブロックが固定的に設置され、前記移動ブロックの底面にはまた前記切金を裁断できるブレードが固定的に設置されている。
【0009】
有益的に、前記本体の底面には前記本体を支持できるベースが固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0010】
本願発明の有益効果は:本願発明は一度プレスされた切金を再び圧縮して伸ばし、金箔状に最も近い薄い切金に圧縮し、そして薄い切金を小さく裁断して箔打ち機械で打つのである。伝統的な手動方式より、本願発明は全自動化し、製造効率に飛躍的な上昇を実現する上に、手間を省け、コストを節約し、他のプレス機械と比べ、本願発明は自動的にローラー間の距離を調節でき、切金をますます薄くプレスする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願発明は食品用金箔加工装置に関し、主に除雪整理に適用され、下記に明細書図面を合わせて本願発明を更に説明する:
【0014】
図1〜5の示したように、食品用金箔加工装置であって、本体21を含み、前記本体21の中には押圧空間34が設置され、前記押圧空間34の右側壁には止板87が設置され、前記押圧空間34の中には切金を押圧する押圧装置101が設置され、前記押圧装置101は前記押圧空間34の前後側壁に回転可能に装着された貫通軸40を含み、前記貫通軸40には固定ローラー39が固定的に設置され、前記押圧空間34の上下側壁には止板38が固定的に設置され、前記押圧空間34の後側壁には後方に開口した通し空間33が設置され、前記通し空間33の後側壁には動力空間55が設置され、前記押圧空間34の中にはネジ山スライドブロック36がスライド可能に連結され、前記ネジ山スライドブロック36の中には前記通し空間33とスライド可能に連結された移動軸37が回転可能に連結され、前記移動軸37の前側には移動ローラー35が固定的に設置され、前記押圧空間34の左側には駆動空間28が設置され、前記本体21の左側面と前記駆動空間28の左右側壁と前記押圧空間34の左側壁には貫通親ネジ30が回転可能に連結され、前記貫通親ネジ30の左側には揺動車29が固定的に設置され、前記貫通親ネジ30において前記駆動空間28の中には噛合歯車90が設置され、前記噛合歯車90と前記貫通親ネジ30との間にはラチェット機構27が連結され、前記貫通親ネジ30の右側と前記ネジ山スライドブロック36とがネジ山により連結され、前記動力空間55の左側には駆動空間49が設置され、前記駆動空間49と前記動力空間55との間には駆動装置102が設置され、前記駆動装置102は前記押圧装置101の作動を制御でき、前記押圧空間34の右側壁には屈曲管路22が設置され、前記屈曲管路22の頂壁には起動空間81が設置され、前記押圧空間34の底壁には連動空間45が設置され、前記連動空間45と前記起動空間81との間には金箔を下方へ運ぶ伝動装置103が設置され、前記連動空間45と前記起動空間81の後側には後側空間60が設置され、前記屈曲管路22の左側壁には裁断空間23が設置され、前記裁断空間23の底壁には下方に開口した排出管路25が設置され、前記裁断空間23の中には金箔を左方へ運ぶことや金箔を裁断することができる裁断装置104が設置されている。
【0015】
前記駆動装置102は、前記動力空間55の前側壁に左右対称にかつ回転可能に装着された対称軸56を含み、前記対称軸56には互いに噛み合った駆動歯車58が対称に固定的に設置され、前記対称軸56にはまた小プーリ57が対称に固定的に設置され、左側の前記対称軸56の後側には前記動力空間55の後側壁と固定的に連結された動力モータ91が伝動可能に連結され、前記貫通軸40が後方へ延びて前記押圧空間34の後側壁を貫通して前記動力空間55の中に入って前記動力空間55の前後側壁に回転可能に連結され、前記移動軸37が後方へ延びて前記動力空間55の中に入っており、前記移動軸37の後側には前記動力空間55とスライド可能に連結されたスライドブロック67が回転可能に連結され、前記貫通軸40と前記移動軸37とにおいて前記動力空間55の中には大プーリ59が固定的に設置され、前記大プーリ59と、対向した前記小プーリ57との間には弾性ベルト63が連結され、左側の前記移動軸37には第一傘歯車66が固定的に設置され、前記駆動空間49の右側壁と前記動力空間55の左側壁との間には横軸51が回転可能に連結され、前記横軸51の中には細軸53とスライドキー54とがスライド可能に連結され、前記細軸53と前記スライドキー54とが固定的に連結され、前記細軸53と前記横軸51との間にはプレスばね52が連結され、前記スライドキー54の右側には前記第一傘歯車66と噛み合った第二傘歯車68が固定的に設置され、前記横軸51の左側には回転歯車50が固定的に設置され、前記駆動空間49の右側壁にはカム軸46が回転可能に連結され、前記カム軸46には前記回転歯車50と噛み合った小歯車48が固定的に設置され、前記カム軸46の左側にはカム47が固定的に設置され、前記カム47は自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分には歯があり、前記駆動空間49の前側壁と前記駆動空間28の後側壁との間には駆動ラック31がスライド可能に連結され、前記駆動ラック31と、前記カム47において自身中心から円周までの距離がより大きい端の部分とが噛み合うことができ、前記駆動ラック31と前記駆動空間49との間には長ばね86が連結され、前記貫通親ネジ30において前記駆動空間28の中には噛合歯車90が設置され、前記噛合歯車90と前記貫通親ネジ30との間にはラチェット機構27が連結され、前記噛合歯車90と前記駆動ラック31とが噛み合っており、前記駆動ラック31が前方へ移動すると、前記噛合歯車90と前記ラチェット機構27とにより前記貫通親ネジ30を連動させて反転させることができ、逆に、前記駆動ラック31が前方へ移動しない場合、前記噛合歯車90と前記ラチェット機構27とにより前記貫通親ネジ30を連動させて反転させることができなく、前記貫通親ネジ30の左側には揺動車29が固定的に設置され、前記動力モータ91を回転させることで、前記対称軸56と、前記小プーリ57と、前記駆動歯車58と、前記貫通軸40と、前記移動ローラー35と、前記移動軸37と、前記固定ローラー39とが連動して回転して切金を押圧し、前記第一傘歯車66が回転して前記第二傘歯車68と前記スライドキー54と前記細軸53と前記横軸51と前記回転歯車50と前記小歯車48と前記カム軸46と前記カム47とを回転連動させ、したがって前記駆動ラック31が前後に往復連動して前記貫通親ネジ30を回転連動させ、したがって前記ネジ山スライドブロック36と前記移動ローラー35と前記移動軸37とが右方へ移動することで、前記固定ローラー39と前記移動ローラー35とが近付き、前記切金はだんだん圧縮される。
【0016】
前記伝動装置103は、前記連動空間45の前後側壁に回転可能に装着された延伸軸44を含み、前記延伸軸44の前側には従動歯車43が固定的に設置され、前記連動空間45の頂壁と前記押圧空間34の底壁との間には引掛りブロック42がスライド可能に連結され、前記引掛りブロック42と前記連動空間45との間には引掛りブロックばね41が連結され、前記起動空間81の後側壁には旋転軸84が回転可能に連結され、前記旋転軸84には回転棒83が固定的に設置され、前記回転棒83の中にはヒンジ連結スライド板82がスライド可能に連結され、前記ヒンジ連結スライド板82と前記回転棒83との間には駆動ばね85が連結され、前記ヒンジ連結スライド板82の底側には前記起動空間81の底壁とスライド可能に連結された止板87がヒンジで連結され、前記止板87と前記起動空間81との間には長ばね86が連結され、前記旋転軸84の左側が左方へ延びて前記屈曲管路22の中に入って前記屈曲管路22の右側壁とスライド可能に連結され、前記旋転軸84と前記延伸軸44とが右方へ延びて前記起動空間81と前記連動空間45との後側壁を貫通して前記後側空間60の中に入って前記後側空間60の前後側壁と回転可能に連結され、前記旋転軸84と前記延伸軸44とにおいて前記後側空間60には連動プーリ65が対称に固定的に設置され、二つの前記連動プーリ65との間には伝動ベルト64が連結されていることで、前記ネジ山スライドブロック36が右方へ移動すると、前記引掛りブロック42が下方へ連動して前記従動歯車43と前記延伸軸44と前記連動プーリ65と前記旋転軸84と前記回転棒83と前記ヒンジ連結スライド板82とを回転連動させ、したがって前記止板87が右方へ連動し、前記屈曲管路22が開く。
【0017】
前記裁断装置104は、前記裁断空間23の頂壁に固定的に装着された液圧シリンダ24を含み、前記液圧シリンダ24の底側には移動ブロック78が伝動可能に連結され、前記移動ブロック78の底側にはヒンジ連結棒77が左右対称にヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒77の中には延伸スライド板75がスライド可能に連結され、前記延伸スライド板75と前記ヒンジ連結棒77との間には小ばね76が連結され、前記延伸スライド板75の前側面には駆動軸72が回転可能に連結され、前記駆動軸72の後側にはゴム車71が固定的に設置され、前記駆動軸72の後側にはラチェット70が固定的に設置され、前記延伸スライド板75の前側面にはまた引掛り針73が回転可能に連結され、前記延伸スライド板75の前側にはまた前記引掛り針73と協働する固定ブロック74が固定的に設置され、前記移動ブロック78の底面にはまた前記切金を裁断できるブレード79が固定的に設置され、前記シリンダ24を開けると、前記移動ブロック78と前記ブレード79とが下方へ連動して前記ブレード79により切金を裁断し、前記移動ブロック78が下方へ移動することで前記延伸スライド板75が左右両側へ延伸し、左側の前記ゴム車71が左方へ移動する時、左側の前記引掛り針73が前記ラチェット70を引っ掛け、前記固定ブロック74が前記引掛り針73を引っ掛けることで、前記駆動軸72と前記ラチェット70と前記ゴム車71とが回転しないため、裁断済の切金を左方へ引いて前記排出管路25から落とし、右側の前記ヒンジ連結棒77が右方へ移動する時、右側の前記ゴム車71が右方へ連動して回転して切金の上をローリングし、前記シリンダ24を開けて前記移動ブロック78を上方へ連動すると、前記ゴム車71が左方へ移動し、この時右側の前記ゴム車71が回転しないため、切金を左方へ引く。
【0018】
前記本体21の底面には前記本体21を支持できるベース26が固定的に設置されている。
【0019】
初期状態の時、ネジ山スライドブロック36が一番左側に位置し、移動ブロック78が一番上側に位置する。
【0020】
金箔を薄くプレスする時、まずは薄く打たれた切金を止板87から押圧空間34の中に入れ、移動ローラー35と固定ローラー39により切金を挟み、そして動力モータ91を回転させて対称軸56と小プーリ57と駆動歯車58と貫通軸40と移動ローラー35と移動軸37と固定ローラー39とを回転連動させることで、切金が押圧され、第一傘歯車66が回転して第二傘歯車68とスライドキー54と細軸53と横軸51と回転歯車50と小歯車48とカム軸46とカム47とを回転連動させ、したがって駆動ラック31が前後に往復に連動して貫通親ネジ30を回転連動させて更にネジ山スライドブロック36と移動ローラー35と移動軸37とを右方へ連動させることで、固定ローラー39と移動ローラー35とがだんだん近付き、切金はだんだん圧縮され、そして、ネジ山スライドブロック36を一番右側に移動させ、ネジ山スライドブロック36が右方へ移動すると、引掛りブロック42が下方へ連動して従動歯車43と延伸軸44と連動プーリ65と旋転軸84と回転棒83とヒンジ連結スライド板82とを回転連動させ、したがって止板87が右方へ連動し、屈曲管路22が開き、したがって切金の片側が屈曲管路22の中に入ってから裁断空間23の中に入り、そして動力モータ91を停止させ、手で揺動車29を回してネジ山スライドブロック36を左方へ復帰連動させる。
シリンダ24を開けると、移動ブロック78とブレード79とが下方へ連動してブレード79により切金を裁断し、移動ブロック78が下方へ移動することで延伸スライド板75が左右両側へ延伸し、左側のゴム車71が左方へ移動する時、左側の引掛り針73がラチェット70を引っ掛け、固定ブロック74が引掛り針73を引っ掛けることで、駆動軸72とラチェット70とゴム車71とが回転しないため、裁断済の切金を左方へ引いて排出管路25から落とし、右側のヒンジ連結棒77が右方へ移動する時、右側のゴム車71が右方へ連動して回転して切金の上をローリングし、シリンダ24を開けて移動ブロック78を上方へ連動すると、ゴム車71が左方へ移動し、この時右側のゴム車71が回転しないため、切金を左方へ引く。
【0021】
以上に述べたのはただ本実用新型のより良い実施例で、本実用新型を限定することに使わないである。本実用新型の意義と原則のもとで行う全ての修正、同等の入れ替えと改善などは本実用新型の保護範囲に含まれる。