【0186】
本発明の用途は、一例としてここで与えられるシリンジ・噴射注入器用途に限定されず、また、本明細書中に記載される教示内容は、マイクロポンプリザーバ、筋肉内自動注入器、皮内自動注入器等の無菌充填などの他の用途に適用できる。
[発明の項目]
[項目1]
充填可能リザーバと投与装置とを有する有益薬剤供給装置と共に使用するためのカートリッジであって、前記カートリッジが単位用量混合パッケージを備え、該単位用量混合パッケージが、
有益薬剤の少なくとも1つの第1の構成物質を収容する第1の区画室と、
有益薬剤の少なくとも1つの第2の構成物質を収容する少なくとも1つの第2の区画室と、
前記パッケージを前記充填可能リザーバに接続するために前記パッケージに配置される嵌合体と、
を備えるカートリッジ。
[項目2]
当該カートリッジが、針、コネクタ、および、ノズルのうちの1つを備える前記有益薬剤供給装置の投与部と連通するようになっている、項目1に記載のカートリッジ。
[項目3]
前記有益薬剤供給装置が針を備え、前記嵌合体が、流体デッドスペースを最小にするために前記針の周囲をシールする、項目2に記載のカートリッジ。
[項目4]
前記第1の区画室と前記嵌合体との間に破断可能なバリアを更に備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目5]
前記第1の区画室が破断可能なバリアによって前記第2の区画室から分離される、項目1に記載のカートリッジ。
[項目6]
前記パッケージの少なくとも一部が柔軟壁を備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目7]
前記柔軟壁の少なくとも一部が箔を備える、項目6に記載のカートリッジ。
[項目8]
前記柔軟壁の少なくとも一部が、前記第1および第2の区画室の少なくとも一部を画定するように予備成形される、項目6に記載のカートリッジ。
[項目9]
前記柔軟壁の少なくとも一部が剥離可能な箔層を備える、項目6に記載のカートリッジ。
[項目10]
前記剥離可能な箔層の少なくとも一部が予備成形される、項目9に記載のカートリッジ。
[項目11]
前記第1の区画室と前記第2の区画室との間に流体通路を更に備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目12]
前記流体通路内に配置される静的ミキサを更に備える、項目11に記載のカートリッジ。
[項目13]
前記パッケージと前記有益薬剤供給装置との間の流体通路と、前記流体通路内に配置される静的ミキサとを更に備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目14]
前記パッケージが、前記嵌合体に対する取り外し可能な無菌閉鎖体の少なくとも一部を形成する柔軟壁を含む、項目1に記載のカートリッジ。
[項目15]
充填区画室と流体通路とを更に備え、前記充填区画室が前記流体通路を介して前記第1の区画室と流体連通する、項目1に記載のカートリッジ。
[項目16]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室が前記パッケージの前記第1および第2のパッケージ壁間に配置される、項目15に記載のカートリッジ。
[項目17]
前記流体通路がシール可能である、項目15に記載のカートリッジ。
[項目18]
第1および第2のパッケージ壁と、前記流体通路をシールするために前記パッケージの前記第1および第2のパッケージ壁間の熱シールとを更に備える、項目15に記載のカートリッジ。
[項目19]
前記充填区画室および前記流体通路のうちの少なくとも一方に配置される挿入体を更に備える、項目15に記載のカートリッジ。
[項目20]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室の少なくとも一部が、前記パッケージの前記第1および第2のパッケージ壁のうちの少なくとも一方に形成されるウェルにより画定される、項目15に記載のカートリッジ。
[項目21]
流体密なシールを介して前記充填区画室と連通するように構成される充填システムを更に備える、項目15に記載のカートリッジ。
[項目22]
前記流体通路が、前記第1の区画室の前記第1のパッケージ壁に沿って流体を導くように形成される、項目15に記載のカートリッジ。
[項目23]
流体排出通路を介して前記第1の区画室と連通するガス排出区画室を更に備え、前記流体排出通路がシール可能である、項目15に記載のカートリッジ。
[項目24]
前記パッケージの少なくとも一部が管状構造を備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目25]
開放されるまで前記第1の区画室を前記嵌合体から分離する閉鎖体を更に備える、項目1に記載のカートリッジ。
[項目26]
充填可能リザーバを有する有益薬剤供給装置と共に使用するための無菌カートリッジであって、該カートリッジがパッケージを備え、該パッケージが、
有益薬剤の少なくとも第1の構成物質を収容する少なくとも1つの第1の区画室であり、前記パッケージの少なくとも一部が、予備成形された柔軟壁により画定される、少なくとも1つの第1の区画室と、
前記パッケージを前記充填可能リザーバに流体連通状態で接続するために前記パッケージに配置される嵌合体と、
を備える無菌カートリッジ。
[項目27]
前記パッケージが、前記有益薬剤の第1の構成物質を収容する前記第1の区画室と、前記有益薬剤の第2の構成物質を収容する第2の区画室とを含み、前記第2の区画室が、破断可能なバリアによって前記第1の区画室から分離される、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目28]
前記柔軟壁の少なくとも一部が箔または膜を備える、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目29]
前記柔軟壁の少なくとも一部が剥離可能な箔層を備える、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目30]
前記剥離可能な箔層の少なくとも一部が予備成形される、項目29に記載の無菌カートリッジ。
[項目31]
前記第1および第2の区画室間で延びる流体通路を更に備える、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目32]
前記流体通路内に配置される静的ミキサを更に備える、項目31に記載の無菌カートリッジ。
[項目33]
前記パッケージと前記有益薬剤供給装置との間に配置される流体通路と、前記流体通路内に配置される静的ミキサとを更に備える、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目34]
前記パッケージが、前記嵌合体に対する無菌閉鎖体の少なくとも一部を形成するように延びる柔軟壁を含む、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目35]
充填区画室と流体充填通路とを更に備え、前記充填区画室が前記流体充填通路を介して前記第1の区画室と流体連通する、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目36]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室が前記第1および第2のパッケージ壁間に配置される、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目37]
前記流体充填通路がシール可能である、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目38]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記流体充填通路が、前記第1および第2のパッケージ壁間を熱的にシールすることによりシールされる、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目39]
前記充填区画室および前記流体充填通路のうちの少なくとも一方に配置される少なくとも1つの第1の挿入体を更に備える、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目40]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室の少なくとも一部が、前記第1および第2のパッケージ壁のうちの少なくとも一方に形成されるウェルにより画定される、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目41]
前記充填区画室が流体密なシールを介して充填システムと連通するように構成され得る、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目42]
前記流体充填通路が前記第1のパッケージ壁に沿って流体を導く、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目43]
シール可能な流体排出通路を介して前記第1の区画室と連通するガス排出区画室を更に備える、項目35に記載の無菌カートリッジ。
[項目44]
開放されるまで前記第1の区画室を前記嵌合体から分離する閉鎖体を更に備える、項目26に記載の無菌カートリッジ。
[項目45]
充填可能リザーバを有する有益薬剤供給装置と共に使用するためのカートリッジであって、該カートリッジが、
支持体と、
パッケージアセンブリと、
を備え、
前記パッケージアセンブリが、
有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容し、かつ、その少なくとも一部が柔軟壁により画定される、少なくとも1つの第1の区画室と、
前記パッケージを前記充填可能リザーバに流体連通状態で接続するために前記パッケージに配置される嵌合体と、
を備えるカートリッジ。
[項目46]
当該カートリッジと前記有益薬剤供給装置とが前記支持体を介して結合される、項目45に記載のカートリッジ。
[項目47]
前記支持体が、前記パッケージと前記有益薬剤供給装置とを相互に接続する流体通路を備える、項目45に記載のカートリッジ。
[項目48]
前記流体通路が無菌シールされる、項目47に記載のカートリッジ。
[項目49]
前記流体通路が、開放されるまで前記第1の区画室を前記充填可能リザーバから分離する閉鎖体を備える、項目47に記載のカートリッジ。
[項目50]
前記第1の区画室と前記嵌合体との間に破断可能なバリアを更に備える、項目45に記載のカートリッジ。
[項目51]
前記パッケージのアセンブリが、前記有益薬剤の少なくとも1つの第2の構成物質を収容する少なくとも1つの第2の区画室を備え、前記第2の区画室が、破断可能なバリアによって前記第1の区画室から分離される、項目45に記載のカートリッジ。
[項目52]
前記柔軟壁の少なくとも一部が箔を備える、項目45に記載のカートリッジ。
[項目53]
前記柔軟壁が、前記第1の区画室の少なくとも一部を画定するように予備成形される、項目52に記載のカートリッジ。
[項目54]
前記柔軟壁の少なくとも一部が剥離可能な箔層を備える、項目45に記載のカートリッジ。
[項目55]
前記剥離可能な箔層の少なくとも一部が予備成形される、項目54に記載のカートリッジ。
[項目56]
前記第1および第2の区画室間に配置される流体通路を更に備える、項目45に記載のカートリッジ。
[項目57]
前記流体通路内に配置される静的ミキサを更に備える、項目56に記載のカートリッジ。
[項目58]
前記パッケージのアセンブリと前記有益薬剤供給装置との間に配置される流体通路内に配置される静的ミキサを更に備える、項目54に記載のカートリッジ。
[項目59]
前記柔軟壁が、前記嵌合体に対する無菌閉鎖体の少なくとも一部を形成するように延びる、項目45に記載のカートリッジ。
[項目60]
充填区画室と流体充填通路とを更に備え、前記充填区画室が前記流体充填通路を介して前記第1の区画室と流体連通して配置される、項目45に記載のカートリッジ。
[項目61]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室が前記第1および第2のパッケージ壁間に配置される、項目60に記載のカートリッジ。
[項目62]
前記流体充填通路がシール可能である、項目60に記載のカートリッジ。
[項目63]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記流体充填通路が、前記第1および第2のパッケージ壁間を熱的にシールすることによりシールされる、項目60に記載のカートリッジ。
[項目64]
前記充填区画室および前記流体充填通路のうちの少なくとも一方に配置される挿入体を更に備える、項目60に記載のカートリッジ。
[項目65]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室の少なくとも一部が、前記第1および第2のパッケージ壁のうちの少なくとも一方に形成されるウェルにより画定される、項目60に記載のカートリッジ。
[項目66]
流体密なシールを介して前記充填区画室と連通するように構成される充填システムを更に備える、項目60に記載のカートリッジ。
[項目67]
前記流体充填通路が第1のパッケージ壁に沿って流体を導く、項目60に記載のカートリッジ。
[項目68]
流体排出通路を介して前記第1の区画室と連通するガス排出区画室を更に備え、前記流体排出通路が、充填後に前記第1の区画室からの流れを防止するようにシール可能である、項目60に記載のカートリッジ。
[項目69]
前記有益薬剤供給装置が、医用シリンジ、かしめ針シリンジ、安全シリンジ、引き込み可能針シリンジ、自動無効化シリンジ、自動注入器シリンジ、噴射注入器シリンジ、皮内シリンジ、皮下シリンジ、筋肉内シリンジ、輸液器、輸液ポンプ、持続解放供給システム、および、パッチポンプから成るグループから選択される、項目45に記載のカートリッジ。
[項目70]
充填可能リザーバと投与装置とを有する有益薬剤供給装置と共に使用するためのカートリッジにおいて、該カートリッジが、
パッケージであって、
有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容する少なくとも1つの第1の区画室と、
前記パッケージに配置される嵌合体と、
を備えるパッケージと、
前記嵌合体を前記充填可能リザーバに流体連通状態で接続するために前記有益薬剤供給装置に結合されるカプラーと、
を備えるカートリッジ。
[項目71]
前記カプラーが、開放されるまで前記流体連通を遮断する少なくとも1つの閉鎖体を備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目72]
前記カプラーが無菌シールされる、項目70に記載のカートリッジ。
[項目73]
前記カプラーが前記有益薬剤供給装置と接続可能な注射針を備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目74]
前記カプラーが前記流体連通を遮断する膜を備え、前記膜が前記注射針の先端によって穿孔可能である、項目73に記載のカートリッジ。
[項目75]
前記注射針が、前記膜が穿孔されない第1の位置から、前記膜が穿孔される第2の位置へ移動できる、項目74に記載のカートリッジ。
[項目76]
前記カプラーが前記投与装置と連通するように構成される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目77]
前記カプラーが、前記パッケージ内への流れおよび前記パッケージからの流れを制御する弁を備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目78]
前記弁が、前記カプラーと前記嵌合体および前記有益薬剤供給装置のうちの少なくとも一方との間の相対動作によって作用する、項目77に記載のカートリッジ。
[項目79]
前記パッケージの少なくとも一部を前記カプラーから取り外しできる、項目70に記載のカートリッジ。
[項目80]
前記パッケージのうち前記カプラーから取り外しできる部分が、前記充填可能リザーバが少なくとも部分的に前記有益薬剤で満たされた後に取り外される、項目79に記載のカートリッジ。
[項目81]
前記カプラーが、針刺し防止装置および再使用防止装置から成るグループからの安全装置を備え、前記安全装置が、当該カートリッジの少なくとも一部が前記有益薬剤供給装置から取り外されるときに前記有益薬剤供給装置と結合される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目82]
前記パッケージのための支持体を更に備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目83]
前記カプラーが、前記有益薬剤供給装置および前記投与装置のうちの少なくとも一方のキャップとして構成される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目84]
前記有益薬剤供給装置が、医用シリンジ、かしめ針シリンジ、安全シリンジ、引き込み可能針シリンジ、自動無効化シリンジ、自動注入器シリンジ、噴射注入器シリンジ、皮内シリンジ、皮下シリンジ、筋肉内シリンジ、輸液器、輸液ポンプ、持続解放供給システム、および、パッチポンプから成るグループから選択される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目85]
前記投与装置が、針、カテーテル、コネクタ、ルアーコネクタ、ノズル、噴射注入器ノズル、分配器、微小針、ID針、IM針、SQ針、経口分配器、眼内分配器、耳分配器、局所分配器、および、前者のうちの1つへのカプラーから成るグループから選択される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目86]
前記カプラーがシリンジピストンの少なくとも一部を備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目87]
前記カプラーがシリンジバレルの少なくとも一部を備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目88]
前記カプラーおよび前記嵌合体が、圧入、案内嵌合、熱溶着、および、ボンディングのうちの少なくとも1つによって結合される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目89]
前記供給装置がシリンジを備え、前記投与装置が針を備え、前記カプラーが前記針と前記嵌合体とを結合するように構成される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目90]
前記カプラーが針保護体を形成する、項目89に記載のカプラー。
[項目91]
前記カプラーが、前記カートリッジと前記シリンジとが結合されるまで維持される、前記針のための無菌閉鎖をもたらす、項目89に記載のカプラー。
[項目92]
前記カプラーが、前記針の先端の位置を固定するように構成される、項目89に記載のカプラー。
[項目93]
前記カプラーの内孔に配置されるグライダーを更に備え、前記グライダーの少なくとも一部が、前記針の先端と前記針の基端との間で軸方向に移動できる、項目89に記載のカプラー。
[項目94]
前記カプラーが、当該カートリッジが前記シリンジから取り外されるときに前記嵌合体と結合されたままである、項目89に記載のカートリッジ。
[項目95]
前記パッケージと前記充填可能リザーバとの間の流体連通のための流体通路を更に備え、前記流体通路が注射針により穿孔可能な膜によって終端される、項目70に記載のカプラー。
[項目96]
前記パッケージが、前記第1の区画室の少なくとも一部を画定するように予備成形される少なくとも1つの柔軟壁を含む、項目70に記載のカートリッジ。
[項目97]
前記パッケージが、剥離可能な箔層部を有する少なくとも1つの柔軟壁を含む、項目70に記載のカートリッジ。
[項目98]
前記剥離可能な箔層の少なくとも一部が予備成形される、項目97に記載のカートリッジ。
[項目99]
前記パッケージの前記第1の区画室と第2の区画室との間に配置される流体通路を更に備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目100]
前記流体通路内に配置される静的ミキサを更に備える、項目95に記載のカートリッジ。
[項目101]
前記パッケージと前記有益薬剤供給装置との間に配置される流体通路と、前記流体通路内に配置される静的ミキサとを更に備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目102]
前記パッケージが、前記嵌合体に対する無菌閉鎖体の少なくとも一部を形成するように延びる柔軟壁を更に備える、項目70に記載のカートリッジ。
[項目103]
充填区画室と流体充填通路とを更に備え、前記充填区画室が前記流体充填通路を介して前記第1の区画室と流体連通して配置される、項目70に記載のカートリッジ。
[項目104]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室が前記第1および第2のパッケージ壁間に配置される、項目103に記載のカートリッジ。
[項目105]
前記流体充填通路がシール可能である、項目103に記載のカートリッジ。
[項目106]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記流体充填通路が、前記第1および第2のパッケージ壁間を熱的にシールすることによりシールされる、項目103に記載のカートリッジ。
[項目107]
前記充填区画室および前記流体充填通路のうちの少なくとも一方に配置される遮断弁を更に備える、項目103に記載のカートリッジ。
[項目108]
第1および第2のパッケージ壁を更に備え、前記充填区画室の少なくとも一部が、前記第1および第2のパッケージ壁のうちの少なくとも一方に形成されるウェルにより画定される、項目103に記載のカートリッジ。
[項目109]
前記充填区画室と流体密なシールを介して連通するように構成される充填システムを更に備える、項目103に記載のカートリッジ。
[項目110]
前記流体充填通路が前記第1のパッケージ壁に沿って流体を導く、項目103に記載のカートリッジ。
[項目111]
流体排出通路を介して前記第1の区画室と連通するガス排出区画室を更に備え、前記流体排出通路が、充填後に前記第1の区画室からの流れを防止するようにシール可能である、項目103に記載のカートリッジ。
[項目112]
充填可能リザーバを有する有益薬剤供給装置と共に使用するためのカートリッジであって、該カートリッジが、有益薬剤の全てまたは前記有益薬剤の全ての構成物質を収容する単位用量パッケージを備え、該単位用量パッケージが、
前記有益薬剤の全てまたは前記有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容し、かつ、その少なくとも一部が柔軟壁により画定される、少なくとも1つの第1の区画室と、
前記単位用量パッケージを前記充填可能リザーバに流体連通状態で接続するために前記単位用量パッケージに配置される嵌合体と、
を備えるカートリッジ。
[項目113]
リザーバを備える有益薬剤供給装置の投与部を取り囲むための事前充填キャップであって、前記事前充填キャップがパッケージを備え、該パッケージが、
有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容する少なくとも1つの第1の区画室と、
前記第1の区画室と前記投与部とを連通させるための流体通路と、
を備える、事前充填キャップ
[項目114]
前記第1の区画室が1つの壁を含み、前記壁の少なくとも一部が柔軟材料を備える、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目115]
前記柔軟材料がウェビングを備える、項目114に記載の事前充填キャップ。
[項目116]
前記第1の区画室が前記有益薬剤の第1の構成物質を収容し、当該事前充填キャップが、前記有益薬剤の第2の構成物質を収容する第2の区画室を更に備え、かつ、前記第1の構成物質と前記第2の構成物質とを分離する開放可能な閉鎖体を備える、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目117]
前記投与部が、針、カテーテル、チューブ、コネクタ、ルアーコネクタ、ノズル、噴射注入器ノズル、分配器、経口分配器、眼内分配器、耳分配器、局所分配器、微小針、ID針、IM針、SQ針、安全針、引き込み可能針、保護スリーブを有する針、および、前者のうちの1つへのカプラー、のうちの1つを備える、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目118]
閉鎖体を更に備え、該閉鎖体が、前記閉鎖体が開放されるまで前記第1の区画室と前記投与部とを分離する、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目119]
流体通路を更に備える、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目120]
前記流体通路を閉じる膜を更に備える、項目119に記載の事前充填キャップ。
[項目121]
前記投与部が、前記流体通路と流体連通を確立するために前記膜を穿孔するべく移動できる針を備える、項目120に記載の事前充填キャップ。
[項目122]
前記投与部が、前記流体通路と流体連通を確立するために前記膜を穿孔するように構成される針を備える、項目120に記載の事前充填キャップ。
[項目123]
前記パッケージの少なくとも一部のための支持体を更に備える、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目124]
前記第1の区画室が嵌合体を備えるパッケージ内に形成される、項目113に記載の事前充填キャップ。
[項目125]
前記パッケージの少なくとも一部がウェビングを備える、項目124に記載の事前充填キャップ。
[項目126]
前記有益薬剤供給装置が単位用量を与える、項目124に記載の事前充填キャップ。
[項目127]
前記有益薬剤供給装置が単一リザーバを備える、項目124に記載の事前充填キャップ。
[項目128]
充填可能な単位用量リザーバと、前記単位用量リザーバと連通する少なくとも1つのポートとを有する供給装置と、
前記供給装置に無菌結合されるように構成されるカートリッジと
を備え、
前記カートリッジが単位用量パッケージを備え、該単位用量パッケージが、
有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容する少なくとも1つの第1の区画室であり、前記単位用量パッケージの少なくとも一部が柔軟壁によって画定される、少なくとも1つの第1の区画室と、
前記単位用量パッケージと結合され、かつ、前記単位用量パッケージを前記供給装置に接続する嵌合体と、
前記第1の区画室と前記単位用量リザーバとの間に配置される開放可能なシールと、
を備える、有益薬剤単位用量分配器。
[項目129]
前記単位用量リザーバが使用前にほぼ空である、項目128に記載の有益薬剤単位用量分配器。
[項目130]
前記単位用量リザーバが前記有益薬剤の少なくとも1つの構成物質を収容する、項目128に記載の有益薬剤単位用量分配器。
[項目131]
有益薬剤を分配するための事前充填シリンジであって、
ピストンアセンブリと、
投与部と、前記ピストンアセンブリを受けるための部分とを備える充填可能バレルと、
前記有益薬剤の少なくとも1つの第1の構成物質を収容する少なくとも1つの第1の区画室と、前記第1の区画室の内容物を前記バレルへ通じさせるための流体通路とを備える事前充填カートリッジと、
を備える事前充填シリンジ。
[項目132]
前記投与部が、針、IM針、微小針、ID針、SQ針、IM針、安全針、引き込み可能針、保護スリーブを有する針、ノズル、噴射注入器ノズル、分配器、アプリケータのうちの1つを備える、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目133]
前記投与部をシールするキャップを更に備え、前記事前充填カートリッジが前記キャップと一体である、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目134]
前記投与部を介して前記充填可能バレルと連通する流体通路を更に備える、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目135]
前記充填可能バレルが前記有益薬剤の少なくとも1つの第2の構成物質を収容する、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目136]
開放されるまで前記第1の区画室を前記充填可能バレルから分離する閉鎖体を更に備える、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目137]
当該事前充填シリンジが手動操作可能に構成される、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目138]
当該事前充填シリンジが、自動注入器、シリンジポンプ、制御されたアクチュエータ、機械的なラムまたは圧力のうちの少なくとも1つによって動作されるように構成される、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目139]
前記充填可能バレルの基端が無菌シールされる、項目131に記載の事前充填シリンジ。
[項目140]
供給装置の投与部のためのキャップであって、流体通路と、前記投与部と連通するように構成される基端と、先端とを備える、キャップ。
[項目141]
事前充填パッケージと連通するために前記流体通路の先端に配置されるアダプタを更に備える、項目140に記載のキャップ。
[項目142]
前記アダプタが前記事前充填パッケージの嵌合体と連通するように構成される、項目141に記載のキャップ。
[項目143]
前記流体通路内に配置され、開放されるまで前記流体通路の前記先端と前記基端とを分離するように構成される閉鎖体を更に備える、項目140に記載のキャップ。
[項目144]
前記基端が、カプラーを介して前記投与部と連通するように構成される、項目143に記載のキャップ。
[項目145]
当該キャップが、前記投与部を無菌シール状態に維持するように構成される、項目140に記載のキャップ。
[項目146]
当該キャップが、前記投与部に保護を与えるように構成される、項目140に記載のキャップ。
[項目147]
事前充填パッケージを支持するための支持体を更に備える、項目140に記載のキャップ。
[項目148]
有益薬剤の事前充填パッケージを形成するための方法であって、
互いに結合される第1の側と第2の側とを有し、それにより、前記第1の側と前記第2の側との間に少なくとも1つの第1の構成物質区画室の境界を形成するウェビングを用意するステップと、
前記境界の少なくとも一部に沿って脆弱シールを形成するステップと、
恒久シールを形成し、前記恒久シールが前記脆弱シールの少なくとも一部と重なり合うようにすることにより、前記恒久シールとほぼ同じシール特性を有する重合部を形成するステップと、
前記第1の構成物質区画室を充填するステップと、
を備える方法。
[項目149]
前記脆弱シールが前記境界全体に沿って形成される、項目148に記載の方法。
[項目150]
前記脆弱シールを形成する前に、前記第1の構成物質区画室に前記有益薬剤の少なくとも前記第1の構成物質を充填するステップを更に備える、項目148に記載の方法。
[項目151]
前記第1の構成物質区画室には、前記脆弱シールを形成した後、前記恒久シールを形成する前に、前記有益薬剤の少なくとも1つの第1の構成物質が充填される、項目148に記載の方法。
[項目152]
前記第1の構成物質区画室のための充填アクセスを形成するステップを更に備え、前記恒久シールが前記充填アクセスをシールする、項目151に記載の方法。
[項目153]
前記脆弱シールが第1の剥離強度特性を示し、前記恒久シールが第2の剥離強度特性を示し、前記第1および第2の剥離強度特性が、前記脆弱シールおよび前記恒久シールを形成するために使用されるシール器具のシール設定によって得られる、項目148に記載の方法。
[項目154]
前記脆弱シールが第1の剥離強度特性を示し、前記恒久シールが第2の剥離強度特性を示し、前記第1の剥離強度特性が前記ウェビングの局所的なシール特性に起因する、項目148に記載の方法。
[項目155]
第2のシールが前記脆弱シールの大部分と重なり合う恒久シールである、項目148に記載の方法。
[項目156]
前記境界が少なくとも1つの第2の区画室を画定し、前記恒久シールが形成された後に前記第1および第2の区画室間に脆弱シール部分が残存する、項目148に記載の方法。
[項目157]
出口ポートと、前記恒久シールにより形成される前記出口ポートへの通路とを設けるステップを更に備え、前記第1の構成物質区画室と前記出口ポートとの間に脆弱シール部分が残存する、項目148に記載の方法。
[項目158]
有益薬剤の事前充填パッケージを形成するための方法であって、
前記有益薬剤のためのガス充填区画室を形成するステップと、
第1のシール可能チャネルを介して前記ガス充填区画室と連通する充填ポートを有する充填区画室を形成するステップと、
前記有益薬剤の少なくとも1つの第1の構成物質の供給源と前記充填ポートとを流体密な態様で結合するステップと、
前記供給源から前記第1のシール可能チャネルを介して前記ガス充填区画室を充填するステップと、
前記第1のシール可能チャネルをシールするステップと、
を備える方法。
[項目159]
第2のシール可能チャネルを介して前記ガス充填区画室と連通する排出ポートを有する排出区画室を形成するステップを更に備える、項目158に記載の方法。
[項目160]
前記充填ポートおよび前記排出ポートのうちの少なくとも一方を除去するために前記事前充填パッケージを切り取るステップを更に備える、項目158に記載の方法。
[項目161]
前記事前充填パッケージの少なくとも一部がウェビングを備える、項目158に記載の方法。
[項目162]
前記ウェビングが、前記ガス充填区画室の容積を規定するように予備成形される、項目161に記載の方法。
[項目163]
前記第1の区画室が、前記第1の区画室のための容積を更に正確に規定するために充填中にキャビティ内に収容される、項目162に記載の方法。
[項目164]
前記キャビティに真空が印加される、項目163に記載の方法。
[項目165]
充填中に、前記事前充填パッケージが、前記第2のシール可能チャネルが前記第1のシール可能チャネルに対して持ち上げられるように配置される、項目164に記載の方法。
[項目166]
前記充填区画室がウェルを備える、項目158に記載の方法。
[項目167]
挿入体が前記第1の構成物質の前記供給源と接続する、項目166に記載の方法。
[項目168]
前記接続が弁を備える、項目167に記載の方法。
[項目169]
前記充填区画室および前記第1のシール可能チャネルが、前記充填ステップ前に環境から密閉シールされる、項目158に記載の方法。
[項目170]
充填前に、前記第1の構成物質の前記供給源を受けるために前記充填ポートの壁を穿孔する、項目169に記載の方法。
[項目171]
前記第1の構成物質の前記供給源が、穿孔要素で終端する充填チューブを備える、項目170に記載の方法。
[項目172]
前記充填チューブが前記充填ポートのウェブ壁を穿孔し、前記ウェブが前記充填チューブと共に流体密なシールを形成する、項目171に記載の方法。
[項目173]
複数の前記事前充填パッケージを積層し、積層された前記事前充填パッケージを充填機へ移送するステップを更に備える、項目158に記載の方法。
[項目174]
前記第1のシール可能チャネルのうちの少なくとも1つがシール可能挿入体を備える、項目158に記載の方法。
[項目175]
前記第1のシール可能チャネルが、前記充填ステップ中に前記第1の構成物質が前記充填区画室の壁に沿って流れるように形成される、項目158に記載の方法。
[項目176]
前記第2のシール可能チャネル内の前記第1の構成物質の存在を検出するためのセンサを設け、前記充填区画室が充填されていることを前記センサにより表示するステップを更に備える、項目158に記載の方法。
[項目177]
前記第1の構成物質の前記供給源が定量ポンプを備える、項目158に記載の方法。
[項目178]
前記第1の構成物質の前記供給源が非定量ポンプシステムを備える、項目158に記載の方法。
[項目179]
前記排出ポートを通じて排出されるガスを受けるための排出ラインを更に備える、項目159に記載の方法。
[項目180]
前記排出ポートに真空を印加するステップを更に備える、項目159に記載の方法。
[項目181]
前記第1の構成物質が、粉末、ペレット、顆粒、タブレット、塊、球、および、微小球から成るグループからの固形物を備える、項目159に記載の方法。
[項目182]
前記充填ステップ中に、前記第1の構成物質がガス流と共に第1の区画室へ移送される、項目181に記載の方法。
[項目183]
前記第2のシール可能チャネルの少なくとも1つの開口のサイズが、前記第1の構成物質が前記排出ポートから抜け出るのを防止する、項目182に記載の方法。
[項目184]
前記事前充填パッケージが製袋充填シールラインで製造される、項目183に記載の方法。
[項目185]
複数の前記事前充填パッケージが1つのウェブから同時に製造される、項目158に記載の方法。
[項目186]
前記第1の構成物質の前記供給源が真空を使用して前記充填ポートに取り付けられる、項目158に記載の方法。
[項目187]
有益薬剤のための単位用量供給システムを製造する方法であって、
組み付けられた供給装置を受けるステップと、
前記有益薬剤の少なくとも1つの第1の構成物質が事前に充填された事前充填無菌シールカートリッジを受けるステップと、
前記供給装置と前記事前充填無菌シールカートリッジとを一体化するステップと、
を備える方法。
[項目188]
前記供給装置が、バレルに事前に組み付けられたピストンを備えるシリンジである、項目187に記載の方法。
[項目189]
前記供給装置および前記事前充填無菌シールカートリッジが滅菌状態で受けられ、当該方法が、前記供給装置と前記事前充填無菌シールカートリッジとを無菌状態で一体化するステップを更に備える、項目187に記載の方法。
[項目190]
一体化後に事前充填供給システムを最終的に滅菌するステップを更に備える、項目187に記載の方法。
[項目191]
少なくとも1つの第1の区画室を備えるパッケージに液体状態の単位用量の有益薬剤を充填する方法であって、
計量された単位用量の前記有益薬剤をモールド内で凍結させて凍結用量を形成するステップと、
前記凍結用量を半仕上げの前記第1の区画室内に配置するステップと、
前記第1の区画室をシールするステップと、
を備える方法。
[項目192]
前記第1の区画室がキャビティを備えるように予備成形され、前記凍結用量が予備成形された前記キャビティ内に配置される、項目191に記載の方法。
[項目193]
前記第1の区画室内に前記凍結用量を配置する前に、少なくとも1つの制御された特性に関して前記凍結用量を検査するステップを更に備える、項目191に記載の方法。
[項目194]
少なくとも1つの第1のウェブ材料から前記パッケージを製造して、前記第1のウェブ材料上で前記単位用量を凍結させるステップを更に備える、項目191に記載の方法。
[項目195]
前記第1の区画室をシールした後に前記凍結用量を解かすステップを更に備える、項目191に記載の方法。
[項目196]
前記第1の区画室をシールする前に解けないようにするために前記凍結用量を十分に低い温度に晒すステップを更に備える、項目191に記載の方法。
[項目197]
微粒子固形物の形態を成す有益薬剤の計量された用量の少なくとも1つの第1の構成物質でパッケージを充填する方法であって、
前記第1の構成物質の用量を計量するステップと、
単一体を形成するように前記計量された用量を十分に圧縮するステップと、
前記単一体を半仕上げのパッケージ内に配置するステップと、
前記パッケージをシールするステップと、
前記単一体を分散させるために前記パッケージの壁を通じて前記単一体へエネルギーを向けるステップと、
を備える方法。
[項目198]
前記単一体を、前記パッケージ内に配置する前に、少なくとも1つの制御された特性に関して検査するステップを更に備える、項目197に記載の方法。
[項目199]
前記パッケージの少なくとも一部が少なくとも1つの第1のウェブから形成され、当該方法が、前記第1のウェブに対して前記単一体を押し付けるステップを更に備える、項目197に記載の方法。
[項目200]
製袋充填シールラインで前記パッケージを形成するステップを更に備える、項目197に記載の方法。
[項目201]
前記パッケージの少なくとも一部がウェブ材料を備え、前記エネルギーが、前記パッケージの柔軟壁を介して前記単一体を押圧することによって導かれる、項目197に記載の方法。
[項目202]
前記エネルギーが、機械的振動、超音波振動、音響振動、および、RF振動のうちの少なくとも1つによって前記単一体へ導かれる、項目197に記載の方法。
[項目203]
分配装置とカートリッジとの一体化を容易にするためのカプラーであって、前記分配装置がリザーバと投与装置とを備え、前記カートリッジが、少なくとも1つの第1の分配可能生成物または該生成物の少なくとも1つの第1の構成物質の内容物を収容するパッケージと、前記内容物またはその少なくとも第1の構成物質の前記リザーバへの流体移送を可能にするために前記カートリッジを前記投与装置と連通状態で接続するための嵌合体とを備え、
当該カプラーが、第1の端部および第2の端部を備え、前記第1の端部が前記投与装置を受けるように構成され、前記第2の端部が、前記嵌合体を移動可能に受けるべく、かつ、前記嵌合体を前記投与装置と係合させるように案内するべく構成され、前記カートリッジと前記分配装置とが流体連通する、カプラー。
[項目204]
当該カプラー内で移動可能なグライダーを更に備え、前記グライダーが、第1の位置にあるときに、前記投与装置の先端を前記嵌合体と位置合わせさせるように案内し、前記グライダーが、前記嵌合体が前記投与装置と係合するための隙間を前記グライダーが与える第2の位置へ向けて移動する、項目203に記載のカプラー。
[項目205]
前記グライダーが、前記投与装置、当該カプラー、および、前記嵌合体のうちの少なくとも1つと共に流体密なシールを形成する、項目204に記載のカプラー。
[項目206]
前記グライダーが、前記投与装置を当該カプラー内に無菌シールする、項目204に記載のカプラー。
[項目207]
前記グライダーが前記リザーバを無菌シールする、項目204に記載のカプラー。
[項目208]
前記グライダーが前記第1の位置へ付勢される、項目204に記載のカプラー。
[項目209]
前記投与装置に対して物理的なシールドを与える、項目203に記載のカプラー。
[項目210]
当該カプラーが、圧入、スナップ嵌合、螺合、バヨネット、螺旋接続、または、上昇斜面のうちの少なくとも1つによって前記カートリッジおよび前記分配装置のうちの少なくとも一方と係合する、項目203に記載のカプラー。
[項目211]
当該カプラーの少なくとも一部が、前記カートリッジが前記分配装置から離脱されるときに前記カートリッジと結合されたままとなるように構成される、項目203に記載のカプラー。
[項目212]
当該カプラーの少なくとも一部が、前記カートリッジが前記分配装置から離脱されるときに前記分配装置と結合されたままとなるように構成される、項目203に記載のカプラー。
[項目213]
前記投与装置が針であり、当該カプラーが針シールドを備える、項目203に記載のカプラー。
[項目214]
医用シリンジであって、
前記シリンジの先端にある投与針と、
前記先端で受けられ、かつ、カートリッジを受けて該カートリッジを前記投与針との係合位置へ案内するように構成されるカプラーと、
を備える医用シリンジ。
[項目215]
前記カプラーが、前記投与針を物理的損傷から保護するように構成される、項目214に記載の医用シリンジ。
[項目216]
前記カプラーが、前記投与針を無菌シールするように構成される、項目214に記載の医用シリンジ。
[項目217]
前記カプラーが該カプラー内で移動可能なグライダーを更に備え、前記グライダーが、前記投与針の先端を所定の第1の位置に保持し、かつ、前記カートリッジが前記針と係合するための隙間を前記グライダーが与える第2の位置へ向けて移動する、項目214に記載の医用シリンジ。
[項目218]
前記グライダーが、前記投与針、前記カプラー、および、前記カートリッジのうちの少なくとも1つと共にシールするように構成される、項目217に記載の医用シリンジ。
[項目219]
前記グライダーがスプリングにより前記第1の位置へ付勢される、項目217に記載の医用シリンジ。
[項目220]
前記カートリッジが離脱されるときに前記カプラーの少なくとも一部を当該医用シリンジから取り外すことができる、項目217に記載の医用シリンジ。
[項目221]
事前充填カートリッジと分配装置とを係合させて、前記事前充填カートリッジと前記分配装置との間で流体内容物を移送するための方法であって、前記分配装置が、リザーバと、投与装置と、カプラーとを備え、前記リザーバが内容物を保持し、前記投与装置が前記内容物を受けて分配し、前記内容物が分配可能な生成物または該生成物の1つ以上の構成物質であり、前記カプラーが第1の端部と第2の端部とを備え、前記第2の端部が、嵌合体を移動可能に受けて、前記事前充填カートリッジと前記分配装置との間に流体連通をもたらすべく前記嵌合体を前記投与装置と係合させるように案内し、前記嵌合体が前記内容物を前記リザーバと通じさせ、当該方法が、
前記事前充填カートリッジと前記分配装置とが流体連通状態で係合するように前記事前充填カートリッジを前記カプラー内で受けるステップ
を備える、方法。
[項目222]
前記事前充填カートリッジと前記リザーバとの間での流体移送を可能にするステップを更に備える、項目221に記載の方法。
[項目223]
前記事前充填カートリッジを前記分配装置から離脱させるステップを更に備える、項目221に記載の方法。
[項目224]
前記カプラーの少なくとも一部を前記投与装置の少なくとも一部から少なくとも部分的に取り外すステップを更に備える、項目223に記載の方法。
[項目225]
前記事前充填カートリッジを前記分配装置から離脱させるステップを更に備え、前記カプラーの少なくとも一部が前記事前充填カートリッジを使用して取り外される、項目221に記載の方法。
[項目226]
前記分配装置および前記カプラーが滅菌されており、前記事前充填カートリッジが滅菌されており、前記分配装置と前記事前充填カートリッジとが滅菌事前充填分配システムを形成するように無菌係合される、項目221に記載の方法。
[項目227]
前記カプラーの前記第1の端部が前記投与装置を受けるように構成され、当該方法が、前記投与装置が前記カプラー内に受けられるように前記分配装置に前記カプラーを装着するステップを更に備える、項目221に記載の方法。
[項目228]
前記カプラーの少なくとも一部が取り外された後に前記内容物を前記分配装置から分配するステップを更に備える、項目221に記載の方法。
[項目229]
事前充填可能容器を製造するための方法であって、
シール可能な第1の充填チャネルを介して互いに流体連通状態で接続される少なくとも1つの第1の区画室および少なくとも1つの第1の充填区画室を備えるシールされたキャビティを形成するステップと、
前記充填区画室の壁を充填装置により穿孔して、前記第1の充填チャネルを介して前記第1の区画室内に構成物質を充填するステップと、
前記充填ステップが完了されるときに前記第1の充填チャネルをシールするステップと、
を備える方法。
[項目230]
前記事前充填可能容器のうち前記充填区画室を備える部分を取り外すステップを更に備える、項目229に記載の方法。
[項目231]
前記キャビティが、前記第1の区画室と流体連通状態で相互接続される少なくとも1つの第2の充填区画室を更に備え、当該方法が、前記第1の区画室に構成物質が充填される間に前記第1の区画室からガスを排出できるように前記第2の充填区画室の壁を穿孔して、前記充填が完了されるときに第2のチャネルをシールするステップを更に備える、項目229に記載の方法。
[項目232]
前記事前充填可能容器が、前記シールされたキャビティを画定するために、第2の壁と結合される第1の予備成形ウェブ壁を備える、項目229に記載の方法。
[項目233]
前記事前充填可能容器の少なくとも1つの壁がプラスチック材料から成形される、項目229に記載の方法。
[項目234]
前記事前充填可能容器がブロー成形される、項目229に記載の方法。
[項目235]
充填可能リザーバを有する有益薬剤供給装置と共に使用するためのカートリッジであって、
少なくとも1つの第1の区画室を備えるパッケージを備え、前記第1の区画室が、予備成形された剥離可能層を有する第1の壁を備える、カートリッジ。
[項目236]
前記剥離可能層が、該剥離可能層を前記第1の壁に結合するために前記第1の区画室の外周縁に沿って平坦領域を備える、項目235に記載のカートリッジ。
[項目237]
前記第1の壁がキャビティを画定するように予備成形され、予備成形された前記剥離可能層が前記キャビティを含むように構成される、項目235に記載のカートリッジ。
[項目238]
前記剥離可能層が前記第1の壁の構造の一部である、項目235に記載のカートリッジ。
[項目239]
区画室境界の少なくとも一部を画定するために外周縁に沿って結合される第1のウェブ壁および第2のウェブ壁と、
分配可能生成物の少なくとも1つの第1の構成物質を収容する第1の区画室と、
分配可能生成物の少なくとも1つの第2の構成物質を収容する第2の区画室と、
前記第1および第2の区画室間に配置され、開放されるときに前記第1および第2の構成物質を融合できるようにする脆弱シールと、
少なくとも前記第1のウェブ壁で開放される分配ポートと、
を備え、
前記脆弱シールが、前記第1および第2の区画室を前記分配ポートから分離し、前記脆弱シールが破断されると、前記第1および第2の構成物質と前記分配ポートとの間に流体連通が確立される、
分配パッケージ。
[項目240]
前記第1および第2の区画室が前記第2のウェブ壁に形成される、項目239に記載の分配パッケージ。
[項目241]
供給装置の投与装置のためのキャップであって、
前記投与装置を受けるように構成される第1の区画室と、
第2の区画室と、
前記第1の区画室と前記第2の区画室との間に流体密なシールを形成するバリアと、
を備えるキャップ。
[項目242]
前記第1の区画室が、前記供給装置および前記投与装置のうちの少なくとも一方と連通するように構成される基端を備える、項目241に記載のキャップ。
[項目243]
前記第2の区画室が流体通路と連通状態で接続する、項目241に記載のキャップ。
[項目244]
前記第2の区画室が、前記投与装置の先端部を受けるように構成される、項目241に記載のキャップ。
[項目245]
前記バリアが、前記投与装置の基端と先端との間の前記投与装置の領域の周囲を耐密シールするように構成される、項目243に記載のキャップ。
[項目246]
事前充填パッケージと連通するために前記第2の区画室と連通するアダプタを更に備える、項目241に記載のキャップ。
[項目247]
前記アダプタが、前記事前充填パッケージの嵌合体と連通するように構成される、項目246に記載のキャップ。
[項目248]
流体通路と、前記流体通路内に配置され、開放されるまで前記流体通路の先端と基端とを分離するように構成される閉鎖体とを更に備える、項目241に記載のキャップ。
[項目249]
前記基端が、カプラーを介して前記投与装置と連通するように構成される、項目248に記載のキャップ。
[項目250]
当該キャップが、前記投与装置に対してシールするように構成される、項目241に記載のキャップ。
[項目251]
当該キャップが、前記投与装置に保護を与えるように構成される、項目241に記載のキャップ。
[項目252]
事前充填パッケージを支持するための支持体を更に備える、項目241に記載のキャップ。
[項目253]
区画室を少なくとも部分的に画定するために外周縁に沿う1つの結合部で結合される第1のウェブ壁および第2のウェブ壁であって、前記第1および第2のウェブ壁のうちの少なくとも一方が前記区画室内にキャビティを画定するように予備成形される、第1のウェブ壁および第2のウェブ壁と、
嵌合体と、
を備え、
前記結合部の少なくとも1つの第1の部分が破断可能なシールを形成し、このシールが、破断されると、嵌合体と流体連通をもたらし、前記結合部の少なくとも1つの第2の部分が恒久シールを形成する、
パッケージ。
[項目254]
前記充填区画室および前記シール可能チャネルのうちの少なくとも一方が所定形状に成形される、項目158に記載の方法。
[項目255]
前記ガス充填区画室が、前記有益薬剤の充填容積空間を実質的に画定するように予備成形される、項目158に記載の方法。