特開2021-62594(P2021-62594A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-62594レジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-62594(P2021-62594A)
(43)【公開日】2021年4月22日
(54)【発明の名称】レジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置
(51)【国際特許分類】
   B29B 13/06 20060101AFI20210326BHJP
   F26B 3/10 20060101ALI20210326BHJP
   B29B 13/00 20060101ALI20210326BHJP
【FI】
   B29B13/06
   F26B3/10
   B29B13/00
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-210951(P2019-210951)
(22)【出願日】2019年11月22日
(31)【優先権主張番号】201910963255.0
(32)【優先日】2019年10月11日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】周智達
【テーマコード(参考)】
3L113
4F201
【Fターム(参考)】
3L113AA07
3L113AB02
3L113AC51
3L113AC65
3L113AC67
3L113AC87
3L113BA12
3L113DA14
4F201BA04
4F201BD04
4F201BN21
4F201BN24
4F201BN50
(57)【要約】
【課題】本発明はレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置を開示した。
【解決手段】
加工箱を含み、前記加工箱の中には処理空間が設置され、前記処理空間の中には仕切り箱が固定的に設置され、前記仕切り箱には洗浄装置が設置され、本願発明における風力システムは閉回路であり、風乾したレジンペレットはまた空気と接触して濡れていくことを避け、それに閉回路内に空気を浄化できる構成を設置することにより、循環する空気の品質を保障でき、投射方向を風の流れ方向と逆にすることで、水分含量が合格た、即ち重量が下げて標準に達したレジンペレットだけが風に連れていかれることができ、洗浄剤で洗浄するとともに空気の中に複合洗浄剤を添加し、二重脱臭し、脱臭乾燥効果を保障する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工箱を含み、
前記加工箱の中には処理空間が設置され、前記処理空間の中には仕切り箱が固定的に設置され、前記仕切り箱には洗浄装置が設置され、前記洗浄装置は前記仕切り箱の中に設置された伝動空間と、前記伝動空間の上側端面に固定されたスライドガイドブロックと、前記伝動空間の上端内壁にスライドできるように連結された押しロッドと、前記押しロッドに固定されたろ過板とを含み、前記スライドガイドブロックの傾斜面によりレジンペレットが前記ろ過板に落ち、さらに前記ろ過板を通じて水でレジンペレットを洗浄し、
前記処理空間の中には前記仕切り箱の下端に位置する投射部品が設置され、前記投射部品は前記処理空間の内壁と回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの正三角形ブロックと、前記処理空間の内壁にスライドできるように連結される左右対称の密封ブロックとを含み、前記正三角形ブロックと前記密封ブロックとにより密閉用の遮断板を形成し、また前記正三角形ブロックの回転により右上方向にレジンペレットを投げ、前記処理空間の内壁には左右対称の風乾管が連通するように設置され、前記風乾管の中にはレジンペレットを風乾する風乾システムが設置され、前記風乾管の下端には通気管が設置され、左端の前記通気管にはレジンペレットを集める収集装置が設置され、前記通気管の間には浄化桶が固定的に設置され、前記浄化桶の中には換気システムが設置され、
前記換気システムは前記通気管と連通するように連結された浄化空間と、前記浄化空間の中に回転できるように連結された三角形サムホイールと、前記三角形サムホイールに設置された止め板とを含み、前記三角形サムホイールにより前記浄化空間を三つの独立区域に分け、また前記止め板により前記通気管を密封して空気を浄化でき、前記処理空間の後端内壁の中には繋げ空間が設置され、前記繋げ空間と前記処理空間との間にはスライドレールが連通するように設置され、前記繋げ空間の中には回し装置が設置され、前記回し装置は前記スライドレールとスライドできるように連結されたプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドにより前記ろ過板にあるレジンペレットを押し動かし、前記繋げ空間の中には各装置の作動を同期にさせる伝動部品が設置されていることを特徴とするレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項2】
前記処理空間の左端内壁には抜き穴が連通するように設置され、前記抜き穴の上端開口が前記仕切り箱の上側に位置し、前記抜き穴の下端開口が前記仕切り箱の下側に位置し、レジンペレットの自由流動を保障でき、前記処理空間の頂端内壁にはカバー板が回転できるように連結され、前記カバー板から原料を投入することができ、前記処理空間の底端内壁には支持フレームが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項3】
前記洗浄装置はまた前記押しロッドに設置されかつ前記伝動空間の中に位置するボールを含み、前記ボールと前記伝動空間の頂端内壁との間には緩衝ばねが連結され、前記伝動空間の底端内壁には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸には前記ボールと当接できる斜面ブロックが設置され、前記旋転軸には前記斜面ブロックの上端に位置する方向転換傘歯車が設置され、前記伝動空間の後端内壁には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸には前記方向転換傘歯車と噛み合うように連結された従動傘歯車が設置され、前記従動軸には前記歯車の中に位置する中部プーリが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項4】
前記伝動空間の上端外側の水位が前記抜き穴の上側開口の高さより低いことを特徴とする請求項3に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項5】
前記投射部品はまた前記処理空間の内壁に回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの歯車を含み、前記歯車が前記正三角形ブロックの下端に位置し、前記処理空間の前後側内壁には前記正三角形ブロックと当接する方向転換ラックがスライドできるように連結され、また前記方向転換ラックが前記歯車に関して左右対称でありかつ前記歯車と噛み合うように連結され、前記歯車の左側に位置する前記方向転換ラックの下端には連結板が固定的に設置され、前記処理空間の後端内壁には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には円盤が設置され、前記円盤には前記連結板とヒンジで連結された引きロッドがヒンジで連結され、前記固定軸には前記円盤の後端に位置する底部プーリが設置され、前記密封ブロックと前記処理空間の内壁との間には圧縮ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項6】
前記風乾システムは左端の前記風乾管の中に設置されたモーターを含み、前記モーターの左端にはファンが伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項7】
前記収集装置は左側の前記通気管の中に連通するように設置された連結口を含み、前記連結口の底端には押出ロッドがスライドできるように連結され、前記押出ロッドと前記連結口との間には復位ばねが連結され、前記連結口の中には網袋がスライドできるように設置されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項8】
前記換気システムはまた前記浄化空間の下側端面に形成された凹溝を含み、前記凹溝には漏れ防止リングがスライドできるように連結され、前記漏れ防止リングと前記凹溝の上端内壁との間には抵抗ばねが連結され、前記漏れ防止リングの上端には前記止め板と当接できる注射管が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項9】
前記回し装置はまた前記繋げ空間の中に回転できるように連結された駆動軸を含み、前記駆動軸には表面に環状の波浪状溝が形成されたレール桶が設置され、前記レール桶と前記プッシュロッドとがスライドできるように連結され、前記駆動軸には前記レール桶の右端に位置する副傘歯車が設置され、前記繋げ空間の後端内壁の中には電動機が嵌め込まれ、前記電動機の前端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸には前記副傘歯車と噛み合うように連結された主傘歯車が設置され、前記伝動軸には前記主傘歯車の後端に位置する上部プーリが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【請求項10】
前記伝動部品は前記底部プーリと、前記中部プーリと、前記上部プーリとの間に連結されたベルトを含むことを特徴とする請求項9に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はレジンペレット洗浄技術分野に関わり、具体的にはレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置である。
【背景技術】
【0002】
レジンペレットは今幅広く使用されているプラスチック製品の原料である。プラスチック製品を生産する時、射出成形機によりレジンペレットを高温で加熱し、仮にレジンペレットの湿度が高いと、レジンペレットを加熱する時に水蒸気が生み出されて製品の品質に影響を及ぼし、従って、レジンペレットを乾燥する必要がある。既存の乾燥設備の多くは開放式の構成で、コストが高いし体積も大きく、レジンペレットは外部空間の空気と接触することでまた濡れていき、また、脱臭には他の設備が必要である。本願発明は乾燥脱臭機能一体化の装置を開示して前述の問題を有効に解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108870837号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術上の問題:既存の乾燥設備の多くは開放式の構成で、コストが高いし体積も大きく、レジンペレットは外部空間の空気と接触することでまた濡れていき、また、脱臭には他の設備が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本願発明はレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置を設計した。本願発明のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置は、加工箱を含み、前記加工箱の中には処理空間が設置され、前記処理空間の中には仕切り箱が固定的に設置され、前記仕切り箱には洗浄装置が設置され、前記洗浄装置は前記仕切り箱の中に設置された伝動空間と、前記伝動空間の上側端面に固定されたスライドガイドブロックと、前記伝動空間の上端内壁にスライドできるように連結された押しロッドと、前記押しロッドに固定されたろ過板とを含み、前記スライドガイドブロックの傾斜面によりレジンペレットが前記ろ過板に落ち、さらに前記ろ過板を通じて水でレジンペレットを洗浄し、前記処理空間の中には前記仕切り箱の下端に位置する投射部品が設置され、前記投射部品は前記処理空間の内壁と回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの正三角形ブロックと、前記処理空間の内壁にスライドできるように連結される左右対称の密封ブロックとを含み、前記正三角形ブロックと前記密封ブロックとにより密閉用の遮断板を形成し、また前記正三角形ブロックの回転により右上方向にレジンペレットを投げ、前記処理空間の内壁には左右対称の風乾管が連通するように設置され、前記風乾管の中にはレジンペレットを風乾する風乾システムが設置され、前記風乾管の下端には通気管が設置され、左端の前記通気管にはレジンペレットを集める収集装置が設置され、前記通気管の間には浄化桶が固定的に設置され、前記浄化桶の中には換気システムが設置され、前記換気システムは前記通気管と連通するように連結された浄化空間と、前記浄化空間の中に回転できるように連結された三角形サムホイールと、前記三角形サムホイールに設置された止め板とを含み、前記三角形サムホイールにより前記浄化空間を三つの独立区域に分け、また前記止め板により前記通気管を密封して空気を浄化でき、前記処理空間の後端内壁の中には繋げ空間が設置され、前記繋げ空間と前記処理空間との間にはスライドレールが連通するように設置され、前記繋げ空間の中には回し装置が設置され、前記回し装置は前記スライドレールとスライドできるように連結されたプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドにより前記ろ過板にあるレジンペレットを押し動かし、前記繋げ空間の中には各装置の作動を同期にさせる伝動部品が設置されている。
【0006】
好ましくは、前記処理空間の左端内壁には抜き穴が連通するように設置され、前記抜き穴の上端開口が前記仕切り箱の上側に位置し、前記抜き穴の下端開口が前記仕切り箱の下側に位置し、レジンペレットの自由流動を保障でき、前記処理空間の頂端内壁にはカバー板が回転できるように連結され、前記カバー板から原料を投入することができ、前記処理空間の底端内壁には支持フレームが固定的に設置されている。
【0007】
前記洗浄装置はまた前記押しロッドに設置されかつ前記伝動空間の中に位置するボールを含み、前記ボールと前記伝動空間の頂端内壁との間には緩衝ばねが連結され、前記伝動空間の底端内壁には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸には前記ボールと当接できる斜面ブロックが設置され、前記旋転軸には前記斜面ブロックの上端に位置する方向転換傘歯車が設置され、前記伝動空間の後端内壁には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸には前記方向転換傘歯車と噛み合うように連結された従動傘歯車が設置され、前記従動軸には前記歯車の中に位置する中部プーリが設置されている。
【0008】
好ましくは、前記伝動空間の上端外側の水位が前記抜き穴の上側開口の高さより低い。
【0009】
前記投射部品はまた前記処理空間の内壁に回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの歯車を含み、前記歯車が前記正三角形ブロックの下端に位置し、前記処理空間の前後側内壁には前記正三角形ブロックと当接する方向転換ラックがスライドできるように連結され、また前記方向転換ラックが前記歯車に関して左右対称でありかつ前記歯車と噛み合うように連結され、前記歯車の左側に位置する前記方向転換ラックの下端には連結板が固定的に設置され、前記処理空間の後端内壁には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には円盤が設置され、前記円盤には前記連結板とヒンジで連結された引きロッドがヒンジで連結され、前記固定軸には前記円盤の後端に位置する底部プーリが設置され、前記密封ブロックと前記処理空間の内壁との間には圧縮ばねが連結されている。
【0010】
前記風乾システムは左端の前記風乾管の中に設置されたモーターを含み、前記モーターの左端にはファンが伝動できるように連結されている。
【0011】
前記収集装置は左側の前記通気管の中に連通するように設置された連結口を含み、前記連結口の底端には押出ロッドがスライドできるように連結され、前記押出ロッドと前記連結口との間には復位ばねが連結され、前記連結口の中には網袋がスライドできるように設置されている。
【0012】
前記換気システムはまた前記浄化空間の下側端面に形成された凹溝を含み、前記凹溝には漏れ防止リングがスライドできるように連結され、前記漏れ防止リングと前記凹溝の上端内壁との間には抵抗ばねが連結され、前記漏れ防止リングの上端には前記止め板と当接できる注射管が固定的に設置されている。
【0013】
前記回し装置はまた前記繋げ空間の中に回転できるように連結された駆動軸を含み、前記駆動軸には表面に環状の波浪状溝が形成されたレール桶が設置され、前記レール桶と前記プッシュロッドとがスライドできるように連結され、前記駆動軸には前記レール桶の右端に位置する副傘歯車が設置され、前記繋げ空間の後端内壁の中には電動機が嵌め込まれ、前記電動機の前端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸には前記副傘歯車と噛み合うように連結された主傘歯車が設置され、前記伝動軸には前記主傘歯車の後端に位置する上部プーリが設置されている。
【0014】
前記伝動部品は前記底部プーリと、前記中部プーリと、前記上部プーリとの間に連結されたベルトを含む。
【発明の効果】
【0015】
本願発明の有益な効果は:本願発明における風力システムは閉回路であり、風乾したレジンペレットはまた空気と接触して濡れていくことを避け、それに閉回路内に空気を浄化できる構成を設置することにより、循環する空気の品質を保障でき、投射方向を風の流れ方向と逆にすることで水分含量が合格した、即ち重量が下げて標準に達したレジンペレットだけが風に連れていかれることができ、洗浄剤で洗浄するとともに空気の中に複合洗浄剤を添加し、二重脱臭し、脱臭乾燥効果を保障する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本願発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な図面に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の図面はただ本願発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を獲得することができる。下記に図1〜6を参考して本願発明について詳しく説明し、説明に便利を与えるために、後文に出る方向を以下のように規定する:図1は本願発明の正面図であり、後文に述べる上下左右前後の方向は図1の自身投影関係の上下左右前後の方向と一致である。
【0017】
図1図1は本願発明のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置の全体構成概略図
図2図2図1における「A」の構成拡大概略図
図3図3図1における「B」の構成拡大概略図
図4図4図1における「C―C」方向の構成概略図
図5図5図4における「D―D」方向の構成概略図
図6図6図1における斜面ブロックの構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願発明はレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置に関し、主にレジンペレットを脱臭とともに乾燥する過程に応用され、下記に本願発明図面を合わせて本願発明を詳しく説明する。
【0019】
本願発明に記載のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置は、加工箱11を含み、前記加工箱11の中には処理空間12が設置され、前記処理空間12の中には仕切り箱13が固定的に設置され、前記仕切り箱13には洗浄装置901が設置され、前記洗浄装置901は前記仕切り箱13の中に設置された伝動空間14と、前記伝動空間14の上側端面に固定されたスライドガイドブロック38と、前記伝動空間14の上端内壁にスライドできるように連結された押しロッド33と、前記押しロッド33に固定されたろ過板32とを含み、前記スライドガイドブロック38の傾斜面によりレジンペレットが前記ろ過板32に落ち、さらに前記ろ過板32を通じて水でレジンペレットを洗浄し、前記処理空間12の中には前記仕切り箱13の下端に位置する投射部品902が設置され、前記投射部品902は前記処理空間12の内壁と回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの正三角形ブロック46と、前記処理空間12の内壁にスライドできるように連結される左右対称の密封ブロック15とを含み、前記正三角形ブロック46と前記密封ブロック15とにより密閉用の遮断板を形成し、また前記正三角形ブロック46の回転により右上方向にレジンペレットを投げ、前記処理空間12の内壁には左右対称の風乾管17が連通するように設置され、前記風乾管17の中にはレジンペレットを風乾する風乾システム903が設置され、前記風乾管17の下端には通気管23が設置され、左端の前記通気管23にはレジンペレットを集める収集装置904が設置され、前記通気管23の間には浄化桶26が固定的に設置され、前記浄化桶26の中には換気システム905が設置され、前記換気システム905は前記通気管23と連通するように連結された浄化空間24と、前記浄化空間24の中に回転できるように連結された三角形サムホイール25と、前記三角形サムホイール25に設置された止め板29とを含み、前記三角形サムホイール25により前記浄化空間24を三つの独立区域に分け、また前記止め板29により前記通気管23を密封して空気を浄化でき、前記処理空間12の後端内壁の中には繋げ空間56が設置され、前記繋げ空間56と前記処理空間12との間にはスライドレール34が連通するように設置され、前記繋げ空間56の中には回し装置906が設置され、前記回し装置906は前記スライドレール34とスライドできるように連結されたプッシュロッド35を含み、前記プッシュロッド35により前記ろ過板32にあるレジンペレットを押し動かし、前記繋げ空間56の中には各装置の作動を同期にさせる伝動部品907が設置されている。
【0020】
有益なように、前記処理空間12の左端内壁には抜き穴30が連通するように設置され、前記抜き穴30の上端開口が前記仕切り箱13の上側に位置し、前記抜き穴30の下端開口が前記仕切り箱13の下側に位置し、レジンペレットの自由流動を保障でき、前記処理空間12の頂端内壁にはカバー板31が回転できるように連結され、前記カバー板31から原料を投入することができ、前記処理空間12の底端内壁には支持フレーム28が固定的に設置されている。
【0021】
実施例により、下記に洗浄装置901について詳しく説明し、前記洗浄装置901はまた前記押しロッド33に設置されかつ前記伝動空間14の中に位置するボール40を含み、前記ボール40と前記伝動空間14の頂端内壁との間には緩衝ばね41が連結され、前記伝動空間14の底端内壁には旋転軸42が回転できるように連結され、前記旋転軸42には前記ボール40と当接できる斜面ブロック39が設置され、前記旋転軸42には前記斜面ブロック39の上端に位置する方向転換傘歯車43が設置され、前記伝動空間14の後端内壁には従動軸36が回転できるように連結され、前記従動軸36には前記方向転換傘歯車43と噛み合うように連結された従動傘歯車37が設置され、前記従動軸36には前記歯車45の中に位置する中部プーリ58が設置され、前記斜面ブロック39と前記ボール40との当接関係を利用して前記押しロッド33の位置を変えてレジンペレットに洗浄を行う。
【0022】
有益なように、前記伝動空間14の上端外側の水位が前記抜き穴30の上側開口の高さより低いことで、洗浄用水が他の空間に入ることを防止できる。
【0023】
実施例により、下記に投射部品902について詳しく説明し、前記投射部品902はまた前記処理空間12の内壁に回転できるように連結されかつ左右に配列された三つの歯車45を含み、前記歯車45が前記正三角形ブロック46の下端に位置し、前記処理空間12の前後側内壁には前記正三角形ブロック46と当接する方向転換ラック44がスライドできるように連結され、また前記方向転換ラック44が前記歯車45に関して左右対称でありかつ前記歯車45と噛み合うように連結され、前記歯車45の左側に位置する前記方向転換ラック44の下端には連結板47が固定的に設置され、前記処理空間12の後端内壁には固定軸21が回転できるように連結され、前記固定軸21には円盤22が設置され、前記円盤22には前記連結板47とヒンジで連結された引きロッド20がヒンジで連結され、前記固定軸21には前記円盤22の後端に位置する底部プーリ27が設置され、前記密封ブロック15と前記処理空間12の内壁との間には圧縮ばね16が連結され、前記方向転換ラック44の上下への移動を利用して正三角形ブロック46を回転させることでレジンペレットを投射する。
【0024】
実施例により、下記に風乾システム903について詳しく説明し、前記風乾システム903は左端の前記風乾管17の中に設置されたモーター19を含み、前記モーター19の左端にはファン18が伝動できるように連結されている。
【0025】
実施例により、下記に収集装置904について詳しく説明し、前記収集装置904は左側の前記通気管23の中に連通するように設置された連結口48を含み、前記連結口48の底端には押出ロッド49がスライドできるように連結され、前記押出ロッド49と前記連結口48との間には復位ばね50が連結され、前記連結口48の中には網袋51がスライドできるように設置されている。
【0026】
実施例により、下記に換気システム905について詳しく説明し、前記換気システム905はまた前記浄化空間24の下側端面に形成された凹溝55を含み、前記凹溝55には漏れ防止リング54がスライドできるように連結され、前記漏れ防止リング54と前記凹溝55の上端内壁との間には抵抗ばね52が連結され、前記漏れ防止リング54の上端には前記止め板29と当接できる注射管53が固定的に設置され、前記凹溝55に複合洗浄剤を貯蔵することができ、また前記注射管53を押し出すことにより複合洗浄剤を投入する作業を実現する。
【0027】
実施例により、下記に回し装置906について詳しく説明し、前記回し装置906はまた前記繋げ空間56の中に回転できるように連結された駆動軸64を含み、前記駆動軸64には表面に環状の波浪状溝が形成されたレール桶57が設置され、前記レール桶57と前記プッシュロッド35とがスライドできるように連結され、前記駆動軸64には前記レール桶57の右端に位置する副傘歯車65が設置され、前記繋げ空間56の後端内壁の中には電動機63が嵌め込まれ、前記電動機63の前端には伝動軸62が伝動できるように連結され、前記伝動軸62には前記副傘歯車65と噛み合うように連結された主傘歯車60が設置され、前記伝動軸62には前記主傘歯車60の後端に位置する上部プーリ61が設置されている。
【0028】
実施例により、下記に伝動部品907について詳しく説明し、前記伝動部品907は前記底部プーリ27と、前記中部プーリ58と、前記上部プーリ61との間に連結されたベルト59を含み、前記ベルト59により動力を伝達する。
【0029】
下記に図1〜6を合わせて本願発明のレジンペレットに対する乾燥脱臭の一体式装置の使用手順について詳しく説明する。
【0030】
最初に、プッシュロッド35がスライドレール34の一番右端に位置し、斜面ブロック39がまだボール40と当接していなく、ろ過板32とスライドガイドブロック38との高さが同じである。
【0031】
洗浄剤とレジンペレットを添加する時に、手動でカバー板31を回し、まず洗浄剤を処理空間12の中にいれ、水位を抜き穴30の上側開口部を超えずかつ高くする余地があるようにし、レジンペレットを投入する時、右側のレジンペレットがスライドガイドブロック38の斜面を経由してろ過板32にスライドする。
【0032】
脱臭乾燥の時、モーター19を作動させてファン18を回転させて風を吹かせ、電動機63を作動させて伝動軸62により上部プーリ61を回転させ、そしてベルト59により中部プーリ58と底部プーリ27とを駆動して回転させ、伝動軸62が主傘歯車60と副傘歯車65との噛合により駆動軸64を回転させ、駆動軸64がさらにレール桶57によりプッシュロッド35を押して左右にスライドさせ、この時、中部プーリ58が従動軸36により従動傘歯車37を回転させ、従動傘歯車37が方向転換傘歯車43との噛合により旋転軸42を回転させ、旋転軸42が斜面ブロック39を駆動して回転させ、斜面ブロック39がボール40と当接するまで移動した時、押しロッド33を上方に移動させて緩衝ばね41を圧迫し、押しロッド33が上方に移動することによりろ過板32が水面を滑り出され、さらにプッシュロッド35に抜き穴30の中に入るまで動かされて正三角形ブロック46の上端に落ち、同時に底部プーリ27が固定軸21により円盤22を回転させ、円盤22が引きロッド20により連結板47を引き動かして上下に繰り返して移動させ、連結板47が上方に移動する時、連結板47が左側の方向転換ラック44を駆動して同期に上方へ移動させ、また歯車45の噛合により転向して右側の方向転換ラック44を駆動して下方に移動させ、正三角形ブロック46を押して回転させ、正三角形ブロックの回転方向が風の吹き方向と逆であり、レジンペレットは水分が合格して重量が下がってからはじめて左側の通気管23の中に吹き込まれることができ、そしてレジンペレット網袋51により収集され、同時に風が左側の通気管23を経由して浄化空間24の中に入り、三角形サムホイール25を駆動して反時計回り方向に回転させ、止め板29が注射管53と当接する時に、注射管53は押されて下方に移動し、さらに抵抗ばね52を引っ張り、複合洗浄剤が浄化空間24の中に押し出されて空気を浄化し、そして右側の通気管23により風乾管17の中に戻る。
【0033】
本願発明の有益な効果は:本願発明における風力システムは閉回路であり、風乾したレジンペレットはまた空気と接触して濡れていくことを避け、それに閉回路内に空気を浄化できる構成を設置することにより、循環する空気の品質を保障でき、投射方向を風の流れ方向と逆にすることで、水分含量が合格た、即ち重量が下げて標準に達したレジンペレットだけが風に連れていかれることができ、洗浄剤で洗浄するとともに空気の中に複合洗浄剤を添加し、二重脱臭し、脱臭乾燥効果を保障する。
【0034】
上記の方式によって、当業者は本願発明の範囲内で作動モードに基づいて様々な変わりを行うことができる。
図1
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図3
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図6