特開2021-64596(P2021-64596A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-64596電球の検査と修理に便利であるランプホルダー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-64596(P2021-64596A)
(43)【公開日】2021年4月22日
(54)【発明の名称】電球の検査と修理に便利であるランプホルダー
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/04 20060101AFI20210326BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20210326BHJP
【FI】
   F21V19/04
   F21V19/00 200
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-225969(P2019-225969)
(22)【出願日】2019年12月14日
(31)【優先権主張番号】201910963245.7
(32)【優先日】2019年10月11日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】方玉
【テーマコード(参考)】
3K013
【Fターム(参考)】
3K013AA03
3K013AA06
3K013BA01
(57)【要約】
【課題】本願発明は電球の検査と修理に便利であるランプホルダーを開示した。
【解決手段】
ハウジングを含み、前記ハウジングの中の上端には伝動空間が設けられ、前記伝動空間の右側には従動空間が設けられ、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供する伝動機構が設けられ、前記従動空間の中には本願発明を昇降させることができる昇降機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋を開けることができる開け機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋の変位を制限できる制限機構が設けられ、前記開け機構は前記伝動空間の下端の左右壁に回転できるように連結された従動軸を含み、前記従動軸の右端には第二リールが設けられ、前記第二リールには第一引き紐が巻き付いている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングを含み、前記ハウジングの中の上端には伝動空間が設けられ、前記伝動空間の右側には従動空間が設けられ、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供する伝動機構が設けられ、前記従動空間の中には本願発明を昇降させることができる昇降機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋を開けることができる開け機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋の変位を制限できる制限機構が設けられ、前記開け機構は前記伝動空間の下端の左右壁に回転できるように連結された従動軸を含み、前記従動軸の右端には第二リールが設けられ、前記第二リールには第一引き紐が巻き付いており、前記第二リールの右端には前記第二リールの左側に位置する第一リールが設けられ、前記第一リールには第二引き紐が巻き付いており、前記ハウジングの右端には右方へ開口した昇降空間が設けられ、前記昇降空間の上下壁には固定軸が固定的に設けられ、前記固定軸には移動ブロックがスライドできるように連結され、前記移動ブロックの右端面にはベースが固定的に設けられ、前記昇降空間の前後壁には二本の固定ロッドが固定的に設けられ、前記固定ロッドには二つの移動板がスライドできるように連結され、前記移動板は前記ベースを閉めることができ、前側の前記移動板の前端面と後ろ側の前記移動板の後端面には復帰ばねが固定的に設けられ、前記復帰ばねは前記昇降空間の前後壁とそれぞれ連結され、前側の移動板の前端面と後ろ側の移動板の後端面にはそれぞれ前記第一引き紐の一端と前記第二引き紐の一端が固定的に連結され、前記昇降空間の前壁には後方へ開口した押しブロック空間が設けられ、前記押しブロック空間の中には前記押しブロック空間の中で前後にスライドできる押しブロックが設けられ、前記押しブロックの前端面には弾性ばねが固定的に設けられ、前記押しブロックの上下端面にはそれぞれ細紐と紐が固定的に連結されていることを特徴とする電球の検査と修理に便利であるランプホルダー。
【請求項2】
前記伝動機構は前記伝動空間の左壁に固定されたモーターを含み、前記モーターの右端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸の右端にはスライド歯車がキージョイントによって連結され、前記スライド歯車の中には右方へ開口したスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には前記スライド空間の中でスライドできるスライドブロックが設けられ、前記スライドブロックの右端面には前記紐の一端が固定的に連結され、前記モーターの左端には回転板が設けられ、前記回転板の右端面には二本の収縮ばねが固定的に連結され、前記収縮ばねの右端が前記スライド歯車の左端面と連結され、前記従動軸の左端には前記スライド歯車と噛合するように連結された従動歯車が設けられ、前記伝動空間の上端の左右壁には右端が前記従動空間の中に延びた回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸の左端には回転歯車が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電球の検査と修理に便利であるランプホルダー。
【請求項3】
前記昇降機構は前記回転軸の右側に固定された第三リールと第四リールを含み、前記第三リールと前記第四リールが前記従動空間の中に位置し、前記第三リールには麻縄が巻き付いており、前記第四リールには電源と接続された電線が巻き付いており、前記麻縄の下端が前記ベースの上端面と固定的に連結され、前記ベースの右端には電球を取り付けるための電球取り付け穴が設けられ、前記電球取り付け穴が前記電線と通電できるように連結され、前記昇降空間の左壁には右方へ開口した位置制限空間が設けられ、前記位置制限空間の中には前記位置制限空間の中で左右にスライドできる位置制限台形ブロックが設けられ、前記位置制限台形ブロックの左端面には前記位置制限空間の左壁と連結された弾力ばねが設けられ、前記位置制限台形ブロックの右端面には前記細紐の一端が固定的に連結され、前記移動ブロックの左端面には左方へ開口した位置制限溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電球の検査と修理に便利であるランプホルダー。
【請求項4】
前記制限機構は二つの前記移動板の上端面に設けられた位置制限穴を含み、前記位置制限穴が上方へ開口しており、前記昇降空間の上壁には下方へ開口した制限空間が二つ設けられ、二つの前記制限空間の中にはいずれも前記制限空間の中で上下に移動できる台形ブロックが設けられ、前記台形ブロックの上端面には圧縮ばねが固定的に設けられ、前記圧縮ばねの上端が前記制限空間の上壁と連結され、前記台形ブロックの上端面には前記引き紐の一端が固定的に連結され、前記昇降空間の上壁には下方へ開口したプッシュブロック空間が設けられ、前記プッシュブロック空間の中には前記プッシュブロック空間の中で上下にスライドできるプッシュブロックが設けられ、前記プッシュブロックの上端面には前記プッシュブロック空間の上壁と連結された伸縮ばねが固定的に設けられ、前記プッシュブロックの左右端面にはそれぞれ前記引き紐の一端が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電球の検査と修理に便利であるランプホルダー。
【請求項5】
初期状態に、前記スライド歯車と前記従動歯車が噛合しており、本願発明の作動につれ、前記スライド歯車が前記従動歯車との噛合状態から離脱して前記回転歯車と噛合することを特徴とする請求項2に記載の電球の検査と修理に便利であるランプホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は照明分野を取り上げて、具体的には電球の検査と修理に便利であるランプホルダーである。
【背景技術】
【0002】
電球が発明された以来、電球は人々の日常生活に欠かせない電器になった。しかし、電球は一定時間使用された後、使用寿命が過ぎ、照明機能を失うため、電球を検査し修理しあるいは取り替える必要がある。
現段階では、部屋の高所に取り付けられた電球を取り替えるには、梯子を登る必要があり、この方法では作業員の身の安全を保証できなく、事故を招きやすく、また、極めて不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107120555号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:電球の検査と修理に便利であるランプホルダーを提供し、検査と修理が不便である問題と、作業員の身の安全を保証できない問題を解決し、検査と修理の利便性を向上させ、作業員の身の安全を保護する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:ハウジングを含み、前記ハウジングの中の上端には伝動空間が設けられ、前記伝動空間の右側には従動空間が設けられ、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供する伝動機構が設けられ、前記従動空間の中には本願発明を昇降させることができる昇降機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋を開けることができる開け機構が設けられ、前記ハウジングの中にはランプホルダーの蓋の変位を制限できる制限機構が設けられ、
前記開け機構は前記伝動空間の下端の左右壁に回転できるように連結された従動軸を含み、前記従動軸の右端には第二リールが設けられ、前記第二リールには第一引き紐が巻き付いており、前記第二リールの右端には前記第二リールの左側に位置する第一リールが設けられ、前記第一リールには第二引き紐が巻き付いており、前記ハウジングの右端には右方へ開口した昇降空間が設けられ、前記昇降空間の上下壁には固定軸が固定的に設けられ、前記固定軸には移動ブロックがスライドできるように連結され、前記移動ブロックの右端面にはベースが固定的に設けられ、前記昇降空間の前後壁には二本の固定ロッドが固定的に設けられ、前記固定ロッドには二つの移動板がスライドできるように連結され、前記移動板は前記ベースを閉めることができ、前側の前記移動板の前端面と後ろ側の前記移動板の後端面には復帰ばねが固定的に設けられ、前記復帰ばねは前記昇降空間の前後壁とそれぞれ連結され、前側の移動板の前端面と後ろ側の移動板の後端面にはそれぞれ前記第一引き紐の一端と前記第二引き紐の一端が固定的に連結され、前記昇降空間の前壁には後方へ開口した押しブロック空間が設けられ、前記押しブロック空間の中には前記押しブロック空間の中で前後にスライドできる押しブロックが設けられ、前記押しブロックの前端面には弾性ばねが固定的に設けられ、前記押しブロックの上下端面にはそれぞれ細紐と紐が固定的に連結されている。
【0006】
更の技術プラン、前記伝動機構は前記伝動空間の左壁に固定されたモーターを含み、前記モーターの右端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸の右端にはスライド歯車がキージョイントによって連結され、前記スライド歯車の中には右方へ開口したスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には前記スライド空間の中でスライドできるスライドブロックが設けられ、前記スライドブロックの右端面には前記紐の一端が固定的に連結され、前記モーターの左端には回転板が設けられ、前記回転板の右端面には二本の収縮ばねが固定的に連結され、前記収縮ばねの右端が前記スライド歯車の左端面と連結され、前記従動軸の左端には前記スライド歯車と噛合するように連結された従動歯車が設けられ、前記伝動空間の上端の左右壁には右端が前記従動空間の中に延びた回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸の左端には回転歯車が設けられている。
【0007】
更の技術プラン、前記昇降機構は前記回転軸の右側に固定された第三リールと第四リールを含み、前記第三リールと前記第四リールが前記従動空間の中に位置し、前記第三リールには麻縄が巻き付いており、前記第四リールには電源と接続された電線が巻き付いており、前記麻縄の下端が前記ベースの上端面と固定的に連結され、前記ベースの右端には電球を取り付けるための電球取り付け穴が設けられ、前記電球取り付け穴が前記電線と通電できるように連結され、前記昇降空間の左壁には右方へ開口した位置制限空間が設けられ、前記位置制限空間の中には前記位置制限空間の中で左右にスライドできる位置制限台形ブロックが設けられ、前記位置制限台形ブロックの左端面には前記位置制限空間の左壁と連結された弾力ばねが設けられ、前記位置制限台形ブロックの右端面には前記細紐の一端が固定的に連結され、前記移動ブロックの左端面には左方へ開口した位置制限溝が形成されている。
【0008】
更の技術プラン、前記制限機構は二つの前記移動板の上端面に設けられた位置制限穴を含み、前記位置制限穴が上方へ開口しており、前記昇降空間の上壁には下方へ開口した制限空間が二つ設けられ、二つの前記制限空間の中にはいずれも前記制限空間の中で上下に移動できる台形ブロックが設けられ、前記台形ブロックの上端面には圧縮ばねが固定的に設けられ、前記圧縮ばねの上端が前記制限空間の上壁と連結され、前記台形ブロックの上端面には前記引き紐の一端が固定的に連結され、前記昇降空間の上壁には下方へ開口したプッシュブロック空間が設けられ、前記プッシュブロック空間の中には前記プッシュブロック空間の中で上下にスライドできるプッシュブロックが設けられ、前記プッシュブロックの上端面には前記プッシュブロック空間の上壁と連結された伸縮ばねが固定的に設けられ、前記プッシュブロックの左右端面にはそれぞれ前記引き紐の一端が固定的に連結されている。
【0009】
更の技術プラン、初期状態に、前記スライド歯車と前記従動歯車が噛合しており、本願発明の作動につれ、前記スライド歯車が前記従動歯車との噛合状態から離脱して前記回転歯車と噛合する。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は、構造が簡単で、操作が便利であり、作動時に、ランプホルダーの中の内部構造を外部に露出し、作業員が便利にランプホルダーの内部が壊れているかどうかを検査することができ、さらに、ランプホルダーを検査と修理に適切な位置まで降下させ、作業員が高所に登らなくても検査と修理ができ、検査と修理の効率を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
図1図1は本願発明の構成略図
図2図2は本願発明の右面全断面構成略図
図3図3図1のAの構成略図
図4図4図1のBの構成略図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜4を参照し、電球の検査と修理に便利であるランプホルダーは、ハウジング10を含み、前記ハウジング10の中の上端には伝動空間25が設けられ、前記伝動空間25の右側には従動空間28が設けられ、前記伝動空間25の中には本願発明に動力を提供する伝動機構23が設けられ、前記従動空間28の中には本願発明を昇降させることができる昇降機構27が設けられ、前記ハウジング10の中にはランプホルダーの蓋を開けることができる開け機構50が設けられ、前記ハウジング10の中にはランプホルダーの蓋の変位を制限できる制限機構49が設けられ、前記開け機構50は前記伝動空間25の下端の左右壁に回転できるように連結された従動軸20を含み、前記従動軸20の右端には第二リール17が設けられ、前記第二リール17には第一引き紐39が巻き付いており、前記第二リール17の右端には前記第二リール17の左側に位置する第一リール18が設けられ、前記第一リール18には第二引き紐61が巻き付いており、前記ハウジング10の右端には右方へ開口した昇降空間62が設けられ、前記昇降空間62の上下壁には固定軸37が固定的に設けられ、前記固定軸37には移動ブロック11がスライドできるように連結され、前記移動ブロック11の右端面にはベース36が固定的に設けられ、前記昇降空間62の前後壁には二本の固定ロッド34が固定的に設けられ、前記固定ロッド34には二つの移動板25がスライドできるように連結され、前記移動板35は前記ベース36を閉めることができ、前側の前記移動板35の前端面と後ろ側の前記移動板35の後端面には復帰ばね38が固定的に設けられ、前記復帰ばね38は前記昇降空間62の前後壁とそれぞれ連結され、前側の移動板35の前端面と後ろ側の移動板35の後端面にはそれぞれ前記第一引き紐39の一端と前記第二引き紐61の一端が固定的に連結され、前記昇降空間62の前壁には後方へ開口した押しブロック空間41が設けられ、前記押しブロック空間41の中には前記押しブロック空間41の中で前後にスライドできる押しブロック42が設けられ、前記押しブロック42の前端面には弾性ばね43が固定的に設けられ、前記押しブロック42の上下端面にはそれぞれ細紐15と紐40が固定的に連結されている。
【0014】
有益に、前記伝動機構23は前記伝動空間25の左壁に固定されたモーター22を含み、前記モーター22の右端には伝動軸21が伝動できるように連結され、前記伝動軸21の右端にはスライド歯車55がキージョイントによって連結され、前記スライド歯車55の中には右方へ開口したスライド空間56が設けられ、前記スライド空間56の中には前記スライド空間56の中でスライドできるスライドブロック52が設けられ、前記スライドブロック52の右端面には前記紐40の一端が固定的に連結され、前記モーター22の左端には回転板53が設けられ、前記回転板53の右端面には二本の収縮ばね54が固定的に連結され、前記収縮ばね54の右端が前記スライド歯車55の左端面と連結され、前記従動軸20の左端には前記スライド歯車55と噛合するように連結された従動歯車19が設けられ、前記伝動空間25の上端の左右壁には右端が前記従動空間28の中に延びた回転軸24が回転できるように連結され、前記回転軸24の左端には回転歯車26が設けられている。
【0015】
有益に、前記昇降機構27は前記回転軸24の右側に固定された第三リール29と第四リール32を含み、前記第三リール29と前記第四リール32が前記従動空間28の中に位置し、前記第三リール29には麻縄30が巻き付いており、前記第四リール32には電源と接続された電線31が巻き付いており、前記麻縄30の下端が前記ベース36の上端面と固定的に連結され、前記ベース36の右端には電球を取り付けるための電球取り付け穴51が設けられ、前記電球取り付け穴51が前記電線31と通電できるように連結され、前記昇降空間62の左壁には右方へ開口した位置制限空間16が設けられ、前記位置制限空間16の中には前記位置制限空間16の中で左右にスライドできる位置制限台形ブロック13が設けられ、前記位置制限台形ブロック13の左端面には前記位置制限空間16の左壁と連結された弾力ばね14が設けられ、前記位置制限台形ブロック13の右端面には前記細紐15の一端が固定的に連結され、前記移動ブロック11の左端面には左方へ開口した位置制限溝12が形成されている。
【0016】
有益に、前記制限機構49は二つの前記移動板35の上端面に設けられた位置制限穴48を含み、前記位置制限穴48が上方へ開口しており、前記昇降空間62の上壁には下方へ開口した制限空間45が二つ設けられ、二つの前記制限空間45の中にはいずれも前記制限空間45の中で上下に移動できる台形ブロック44が設けられ、前記台形ブロック44の上端面には圧縮ばね46が固定的に設けられ、前記圧縮ばね46の上端が前記制限空間45の上壁と連結され、前記台形ブロック44の上端面には前記引き紐47の一端が固定的に連結され、前記昇降空間62の上壁には下方へ開口したプッシュブロック空間58が設けられ、前記プッシュブロック空間58の中には前記プッシュブロック空間58の中で上下にスライドできるプッシュブロック57が設けられ、前記プッシュブロック57の上端面には前記プッシュブロック空間58の上壁と連結された伸縮ばね59が固定的に設けられ、前記プッシュブロック57の左右端面にはそれぞれ前記引き紐47の一端が固定的に連結されている。
【0017】
有益に、初期状態に、前記スライド歯車55と前記従動歯車19が噛合しており、本願発明の作動につれ、前記スライド歯車55が前記従動歯車19との噛合状態から離脱して前記回転歯車26と噛合する。
【0018】
本願発明全体の機械作動順序は:
1、モーター22を起動し、モーター22が作動し伝動軸21を駆動し回転させ、これによってスライド歯車55が駆動されて回転し、スライド歯車55と噛合するように連結された従動歯車19が連動し回転し、そして従動軸20と従動軸20にある第二リール17と第一リール18が連動し回転し、第二リール17と第一リール18が回転することで第一引き紐39と第二引き紐61を引き、これによって二つの移動板35が前後両側へ引かれ、ベース36の内部構造が露出され、検査と修理に便利を与える。
2、昇降空間62の前壁にある押しブロック42と接触するまで前側の移動板35が移動したとき、押しブロック42が前方へ移動し細紐15と紐40を引き、引っ張られた細紐15が位置制限台形ブロック13を引き位置制限溝12から離脱させ、移動ブロック11が制限を失い固定軸37で上下にスライドでき、紐40が引っ張られてスライド歯車55を右方へ引き動かし、スライド歯車55が従動歯車19との噛合状態から離脱し回転歯車26と噛み合い、従動軸20が回転を停止し、スライド歯車55と噛合するように連結された回転歯車26が回転し始める。
3、回転歯車26が回転して回転軸24と回転軸24の右端にある第三リール29及び第四リール32を駆動し回転させ、これによって麻縄30と電線31がゆっくりと緩み、移動ブロック11とベース36が固定軸37で下方へスライドし始め、ベース36がプッシュブロック57との接触状態から離脱したとき、プッシュブロック57が自身の重力と伸縮ばね59の弾力によって下方へ移動して二本の引き紐47を緩め、二つの台形ブロック44が引き紐47の引く力を失って下方へ移動し二つの位置制限穴48の中に入り、移動板35が前記復帰ばね38の作用によって復帰することは制限される。
4、ベース36が検査と修理に適切な位置まで降下したときに、モーター22を止め、検査と修理が終わったらモーター22を逆回転させ、これによって第三リール29と第四リール32が逆回転し麻縄30と電線31をきつく繰り入れ、ベース36が改めて上方へ引き動かされて復帰し、ベース36の上端面が改めてプッシュブロック57と当接し、これによって二本の引き紐47が引っ張られ、引き紐47によって二つの台形ブロック44を上方へ引き動かして位置制限穴48から離れさせ、二つの移動板35が台形ブロック44の制限を失って復帰ばね38の弾力によって復帰し、二つの移動板35は復帰する過程に第一引き紐39と第二引き紐61を引き動かし復帰させることができる。
5、前側の移動板35が押しブロック42から離れ、押しブロック42が弾性ばね43の作用によって右方へ移動し復帰し、細紐15と紐40が緩み、スライド歯車55が紐40の引く力を失って収縮ばね54の作用によって左方へ移動し復帰し、位置制限台形ブロック13が細紐15の引く力を失って弾力ばね14の作用によって右方へ移動し、位置制限台形ブロック13が改めて位置制限溝12の中に入り移動ブロック11の移動を制限し、従動軸20が止められ、操作全体が終了する。
【0019】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
図1
図2
図3
図4