【実施例1】
【0016】
<ヴァーチャルグリッドシステム1>
以下、
図1を参照して、実施例1のヴァーチャルグリッドシステム1について説明する。実施例1のヴァーチャルグリッドシステム1は、ヴァーチャルグリッド6全体を制御するヴァーチャルグリッド制御装置13と、ヴァーチャルグリッド6の一部を分割してなるヴァーチャルグリッドハブ5を制御する複数のヴァーチャルグリッドハブ制御装置12と、ヴァーチャルグリッド6を構成する装置である複数のヴァーチャルグリッドハブポートユニット11(以下、VG−hubポートユニット11とも呼称する)を含む。
【0017】
<ヴァーチャルグリッド制御装置13>
ヴァーチャルグリッド制御装置13は、負荷デバイスまたは電源デバイスに接続されて電力を伝送可能な複数のVG−hubポートユニット11−1、11−2、…のそれぞれに制御命令を与える装置であり、
図2に示すようにヴァーチャルグリッド形成部131と、ヴァーチャルグリッドハブ形成部132と、判断部133を含む。
【0018】
ヴァーチャルグリッド形成部131は、VG−hubポートユニット同士の接続または非接続を制御して、ヴァーチャルグリッドを形成する。例えば
図1の例では、ヴァーチャルグリッド形成部131は、VG−hubポートユニット11−1とVG−hubポートユニット11−2を接続し、VG−hubポートユニット11−2とVG−hubポートユニット11−3を接続し、VG−hubポートユニット11−3とVG−hubポートユニット11−4、11−6を接続し、VG−hubポートユニット11−4とVG−hubポートユニット11−5を接続し、VG−hubポートユニット11−6とVG−hubポートユニット11−7、11−8を接続することにより形成したツリー状の電力供給網、すなわちヴァーチャルグリッド6を形成する。なお、VG−hubポートユニット11同士をつなぐ電力供給路は、本発明をUSB PDの電力供給能力内で実現する場合は、例えばUSB Type−Cケーブルを利用することが可能である。また、今後、48V系直流給電等でさらなる電力供給能力をもち、かつ、安全に取り扱える規格が出た場合にも、当該規格に準拠したケーブルを利用することで、本発明を適用できることは自明である。
【0019】
ヴァーチャルグリッドハブ形成部132は、一部のVG−hubポートユニット間の電力供給を制限することによりヴァーチャルグリッドを分割して、各分割結果であるヴァーチャルグリッドハブを形成する。例えば
図1の例では、ヴァーチャルグリッドハブ形成部132は、VG−hubポートユニット11−3を境界として、電力供給を制限することによりヴァーチャルグリッド6を分割して、ヴァーチャルグリッドハブ5−1(VG−hubポートユニット11−1、11−2により構成される)、ヴァーチャルグリッドハブ5−2(VG−hubポートユニット11−4、11−5、11−6、11−7、11−8により構成される)を形成する。
【0020】
判断部133は、任意のヴァーチャルグリッドハブから他の任意のヴァーチャルグリッドハブへの電力供給の可否および供給電力量を判断する。例えば
図1の例では、判断部133は、ヴァーチャルグリッドハブ5−1からヴァーチャルグリッドハブ5−2への電力供給の可否および供給電力量を、ヴァーチャルグリッドハブ5−1内の余剰電力の多寡、ヴァーチャルグリッドハブ5−2内の電力の不足状況に応じて判断する。同様に、判断部133は、ヴァーチャルグリッドハブ5−2からヴァーチャルグリッドハブ5−1への電力供給の可否および供給電力量を、ヴァーチャルグリッドハブ5−2内の余剰電力の多寡、ヴァーチャルグリッドハブ5−1内の電力の不足状況に応じて判断する。
【0021】
<ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12>
ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12は、各ヴァーチャルグリッドハブに対応して設けられる装置である。例えば
図1の例では、ヴァーチャルグリッドハブ5−1に対応してヴァーチャルグリッドハブ制御装置12−1が設けられ、ヴァーチャルグリッドハブ5−2に対応してヴァーチャルグリッドハブ制御装置12−2が設けられる。
図3に示すように、ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12は、ユニット制御部121を含む。ユニット制御部121は、対応するヴァーチャルグリッドハブ内の各VG−hubポートユニットに制御命令を与える。
【0022】
ユニット制御部121は、対応するヴァーチャルグリッドハブ内の電源デバイスのトータルな電力供給能力(出力電力及び電力量)をバランス良く、対応するヴァーチャルグリッドハブ内の負荷デバイスに提供する制御を実行する。例えば
図1の例では、ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12−1のユニット制御部121は、対応するヴァーチャルグリッドハブ5−1内の電源デバイスのトータルな電力供給能力をバランス良く、ヴァーチャルグリッドハブ5−1内の負荷デバイスに提供する制御を実行する。この動作は特許文献1の給電制御システムの動作と同様である。
【0023】
また、ユニット制御部121は、判断部133の判断を受信し、判断に従って、対応するヴァーチャルグリッドハブの境界に位置するVG−hubポートユニットを制御する。例えば
図1の例では、ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12−1のユニット制御部121は、ヴァーチャルグリッドハブ5−1とヴァーチャルグリッドハブ5−2の間の電力供給の可否および供給電力量の判断に従い、2つのハブの境界に位置するVG−hubポートユニット11−3の制御を実行する。
【0024】
<VG−hubポートユニット11>
VG−hubポートユニット11は、互いに連結されてヴァーチャルグリッドを形成する装置である。以下、
図4を参照してVG−hubポートユニット11の構成例を説明する。同図に示すように本実施例のVG−hubポートユニット11は、複数の電力バス端子115と、デバイス接続端子111と、電力制御部113と、スイッチ112、114を含む。電力制御部113は、例えばDC/DCコンバータなどで実現可能である。
【0025】
複数の電力バス端子115は、他のVG−hubポートユニット11と接続されて電力を伝送する。デバイス接続端子111は、負荷デバイスまたは電源デバイスに接続されて電力を伝送する。電力制御部113は、入力された電力を対応する他の装置(ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12)からの制御命令に従って制御して出力する。スイッチ112、114は、他の装置(ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12、ヴァーチャルグリッド制御装置13)からの制御命令に従って、電力バス端子115同士を接続または非接続とし、電力バス端子115と電力制御部113を接続または非接続とし、デバイス接続端子111と電力制御部113を接続または非接続とする。
【0026】
なお、同図では電力バス端子115を3端子、電力制御部113を3つ備えるVG−hubポートユニット11を開示したが、これに限定されるものではなく、例えば電力バス端子115を2端子としてもよいし、4端子以上としてもよい。また電力制御部113を1つまたは2つとしてもよいし、4つ以上としてもよい。
【0027】
なお、同図ではデバイス接続端子111を1端子備えるVG−hubポートユニット11を開示したが、これに限定されるものではなく、デバイス接続端子111を省略したVG−hubポートユニット11が、ヴァーチャルグリッド内に一定の割合で含まれていてもよい。デバイス接続端子111を省略したVG−hubポートユニット11は、負荷デバイスや電源デバイスの接続には使用できないが、他のVG−hubポートユニット11との接続に用いることができるし、ヴァーチャルグリッドハブの境界として用いることもできる。
【0028】
なお、前述したデバイス接続端子111は、ヴァーチャルグリッドハブ内にあるときは、ヴァーチャルグリッドハブポートとも呼ばれる。これは、ヴァーチャルグリッドハブを一つのハブとしてとらえた場合に、このヴァーチャルグリッドハブ内にあるデバイス接続端子111は全て、当該ヴァーチャルグリッドハブ内のポートとして扱われるからである。
図4に示した装置は、ヴァーチャルグリッドハブのポートを提供するためのユニットであるため、ヴァーチャルグリッドハブポートユニット11(VG−hubポートユニット11)と呼称される。
【0029】
<ヴァーチャルグリッドハブの形成例1>
図4に開示したVG−hubポートユニット11を4つ使ったヴァーチャルグリッドハブの形成例1について
図5を参照して説明する。同図には、VG−hubポートユニット11−9、11−10、11−11、11−12が接続されており、VG−hubポートユニット11−10の右端の電力制御部113を介し、VG−hubポートユニット11−11が接続されている。従って、VG−hubポートユニット11−10の右端の電力制御部113が境界となり、VG−hubポートユニット11−9、11−10、11−12を含むヴァーチャルグリッドハブ5−3と、VG−hubポートユニット11−11を含むヴァーチャルグリッドハブ5−4が形成される。
図6に、
図5の状態と等価なヴァーチャルグリッドハブのネットワークを示す。
【0030】
なおヴァーチャルグリッドハブ5−3内では、VG−hubポートユニット11−9の電力バス端子115とVG−hubポートユニット11−10の電力バス端子115とが接続され、VG−hubポートユニット11−10の電力バス端子115とVG−hubポートユニット11−12の電力バス端子115とが接続されることにより、3つのユニット間の電力伝送路が確保され、負荷デバイスまたは電源デバイスと接続されたデバイス接続端子111が、電力制御部113を介して電力伝送路と接続される。これにより、各電力制御部113は、他の装置(ヴァーチャルグリッドハブ制御装置12)の制御に従って、負荷デバイスへの電力供給量、電源デバイスからの電力供給量を制御することができる。
【0031】
<ヴァーチャルグリッドハブの形成例2>
図4に開示したVG−hubポートユニット11を4つ使ったヴァーチャルグリッドハブの形成例2について
図7を参照して説明する。同図には、VG−hubポートユニット11−9、11−10、11−11、11−12が接続されており、VG−hubポートユニット11−10の各電力制御部113を介し、VG−hubポートユニット11−9、11−11、11−12が接続されている。従って、VG−hubポートユニット11−10の各電力制御部113が境界となり、VG−hubポートユニット11−9を含むヴァーチャルグリッドハブ5−5と、VG−hubポートユニット11−11を含むヴァーチャルグリッドハブ5−6と、VG−hubポートユニット11−12を含むヴァーチャルグリッドハブ5−7が形成される。
図8に、
図7の状態と等価なヴァーチャルグリッドハブのネットワークを示す。なお、本形成例では、各ヴァーチャルグリッドハブにデバイス接続端子が1個のためハブとしての機能を果たさないが、各ヴァーチャルグリッドハブに複数のVG-hubポートユニットを連結することで、複数個のデバイス接続端子を有したハブ機能を提供する拡張が可能である。
【0032】
<スイッチ切替によるユニット内の状態変化の例>
図9にスイッチ切替によるユニット内の状態変化の例を示す。同図は電力制御部113を2つ、電力バス端子115を3端子含む構成例である。例えば同図の[01]〜[03]は、電力バス端子115−左の電力制御部113−デバイス接続端子111の接続があり、他の接続はないため、ヴァーチャルグリッドハブ内における終端として機能している。
【0033】
例えば同図の[04]〜[06]は、二つの電力バス端子115が接続されてあるヴァーチャルグリッドハブ内の電力伝送路として機能しており、この伝送路に対して電力制御部113を介してデバイス接続端子111が接続される。デバイス接続端子111に接続された負荷デバイスまたは電源デバイスは、上述の電力伝送路から電力の供給を受けるか、あるいは上述の電力伝送路に電力を供給する。
【0034】
例えば同図の[07]〜[09]は、電力バス端子115−左の電力制御部113−デバイス接続端子111の接続があり、あるヴァーチャルグリッドハブ内における終端に位置し、かつ残りの二つの電力バス端子115が接続されることにより、別のヴァーチャルグリッドハブ内の電力伝送路としても機能している。
【0035】
例えば同図の[10]〜[12]は、二つの電力バス端子115が電力制御部113を介して接続されることにより、あるヴァーチャルグリッドハブと他のヴァーチャルグリッドハブとの境界として機能し、残りの電力バス端子115は、電力バス端子115−電力制御部113−デバイス接続端子111と接続されており、あるヴァーチャルグリッドハブ内における終端としても機能している。
【0036】
例えば同図の[13]〜[15]は、一つの電力バス端子115はどこにも接続されず、残りの二つの電力バス端子115が電力制御部113を介して接続されることにより、あるヴァーチャルグリッドハブと他のヴァーチャルグリッドハブとの境界としてのみ機能している。このような働きをするVG−hubポートユニット11には、必ずしもデバイス接続端子111は必要ない。従って[13]〜[15]のような使い方に限定することにより、VG−hubポートユニット11の簡易版(廉価版)としてデバイス接続端子111を割愛した構成もあり得る。
【0037】
例えば同図の[16]は、三つの電力バス端子115が接続され、あるヴァーチャルグリッドハブ内の電力伝送路(分岐点)として機能しており、この伝送路に対して電力制御部113を介してデバイス接続端子111が接続され、電力伝送路として機能している。
【0038】
<スイッチ112、114>
図10は3端子かつ3つの電力制御部113を備えるVG−hubポートユニット11のスイッチ112、114を説明する図である。
図10の例では、スイッチ112、114を一体型のスイッチとして実現している。同図の括弧内にn端子かつ
nC
2個の電力制御部113を含むVG−hubポートユニット11の場合の分岐の数を示した。
【0039】
<度数4の場合のパワーゾーンの設定例1>
度数4(電力バス端子115が4端子)の場合のパワーゾーン(ヴァーチャルグリッドハブ)の設定例1について
図11に開示する。
【0040】
<度数4の場合のパワーゾーンの設定例2>
図11の設定例1において、同図の中央の電源デバイス(UPS,無停電電源装置)が不良であった場合、例えば
図12に示すようにパワーゾーン(ヴァーチャルグリッドハブ)を動的に設定しなおすことができる。
【0041】
また、3つの電源デバイス(UPS)の協調給電を行いたい場合には、
図11、
図12に示したヴァーチャルグリッド全体を一つのパワーゾーン(ヴァーチャルグリッドハブ)と設定することもできる(図示略)。
【0042】
<補記>
本発明の装置は、例えば単一のハードウェアエンティティとして、キーボードなどが接続可能な入力部、液晶ディスプレイなどが接続可能な出力部、ハードウェアエンティティの外部に通信可能な通信装置(例えば通信ケーブル)が接続可能な通信部、CPU(Central Processing Unit、キャッシュメモリやレジスタなどを備えていてもよい)、メモリであるRAMやROM、ハードディスクである外部記憶装置並びにこれらの入力部、出力部、通信部、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置の間のデータのやり取りが可能なように接続するバスを有している。また必要に応じて、ハードウェアエンティティに、CD−ROMなどの記録媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けることとしてもよい。このようなハードウェア資源を備えた物理的実体としては、汎用コンピュータなどがある。
【0043】
ハードウェアエンティティの外部記憶装置には、上述の機能を実現するために必要となるプログラムおよびこのプログラムの処理において必要となるデータなどが記憶されている(外部記憶装置に限らず、例えばプログラムを読み出し専用記憶装置であるROMに記憶させておくこととしてもよい)。また、これらのプログラムの処理によって得られるデータなどは、RAMや外部記憶装置などに適宜に記憶される。
【0044】
ハードウェアエンティティでは、外部記憶装置(あるいはROMなど)に記憶された各プログラムとこの各プログラムの処理に必要なデータが必要に応じてメモリに読み込まれて、適宜にCPUで解釈実行・処理される。その結果、CPUが所定の機能(上記、…部、…手段などと表した各構成要件)を実現する。
【0045】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記実施形態において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
【0046】
既述のように、上記実施形態において説明したハードウェアエンティティ(本発明の装置)における処理機能をコンピュータによって実現する場合、ハードウェアエンティティが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記ハードウェアエンティティにおける処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0047】
上述の各種の処理は、
図13に示すコンピュータの記録部10020に、上記方法の各ステップを実行させるプログラムを読み込ませ、制御部10010、入力部10030、出力部10040などに動作させることで実施できる。
【0048】
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、半導体メモリとしてフラッシュメモリ等を用いることができる。
【0049】
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
【0050】
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現するために、コンピュータネットワークを経由してコンピュータ資源をサービスの形で提供するクラウドコンピューティングを利用することにより、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
【0051】
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、ハードウェアエンティティを構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。