(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-65876(P2021-65876A)
(43)【公開日】2021年4月30日
(54)【発明の名称】ソーラー監視街灯
(51)【国際特許分類】
B08B 1/00 20060101AFI20210402BHJP
F21S 8/08 20060101ALI20210402BHJP
F21S 9/03 20060101ALI20210402BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20210402BHJP
G03B 17/02 20210101ALI20210402BHJP
H04N 5/222 20060101ALI20210402BHJP
H04N 5/225 20060101ALI20210402BHJP
【FI】
B08B1/00
F21S8/08 400
F21S8/08 110
F21S9/03
G03B15/00 S
G03B17/02
H04N5/222 100
H04N5/225 430
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-225975(P2019-225975)
(22)【出願日】2019年12月14日
(31)【優先権主張番号】201911007113.3
(32)【優先日】2019年10月22日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】楊茜
【テーマコード(参考)】
2H100
3B116
3K243
5C122
【Fターム(参考)】
2H100CC04
2H100DD07
2H100EE06
3B116AA46
3B116AB53
3B116BA08
3B116BA22
3B116CD23
3K243MA01
3K243MA05
5C122DA11
5C122EA36
5C122GD04
5C122GE04
(57)【要約】
【課題】本願発明はソーラー監視街灯を開示した。
【解決手段】
街灯柱を含み、前記街灯柱の上端には街灯棒が固定され、前記街灯棒の右端には電球が固定され、且つ前記街灯棒の上端面には太陽光で発電を行えるソーラパネルが固定され、前記街灯柱の右端面には固定ブロック及び掃除箱が固定され、前記固定ブロックの中にはモニターを駆動して左右に運動させることができる伝動機構が設置され、本願発明は構造が簡単で、操作が便利であり、街灯柱に取り付けられたモニターに自動的に掃除を行え、監視画面の鮮明度を確保でき、掃除し終えたあとに自動的に掃除器具を振動させ、掃除器具に付いた埃を落とし、埃の掃除作業への影響を抑え、また、掃除器具の寿命を延ばし、繰り返しに使用できるようにし、その他、本願発明はモニターを回転させることができるため、監視範囲が広くなる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
街灯柱を含み、前記街灯柱の上端には街灯棒が固定され、前記街灯棒の右端には電球が固定され、且つ前記街灯棒の上端面には太陽光で発電を行えるソーラパネルが固定され、前記街灯柱の右端面には固定ブロック及び掃除箱が固定され、前記固定ブロックの中にはモニターを駆動して左右に運動させることができる伝動機構が設置され、前記掃除箱の中には右方に開口した伝動空間が設置され、
前記伝動空間の中にはモニターを掃除できる掃除機構が設置され、前記掃除機構は上方に開口したスライド溝を含み、前記スライド溝の中には滑走ブロックがスライド可能に連結され、前記伝動空間の中にはスライド可能な移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの中には制限空間が設置され、前記制限空間は左端壁と上下端壁とがいずれも前記伝動空間に連通し、前記滑走ブロックの上端の中には制限棒が固定され、前記制限棒の上端が前記制限空間の下端壁を貫通し、且つ前記制限空間の中に位置し、前記制限棒の左端には左端が前記伝動空間の左端壁と連結された鎖が固定され、前記移動ブロックの右端には連結板が固定され、前記連結板の右端には前記伝動空間を閉鎖できる仕切板が固定され、前記仕切板の左端面の上側には洗浄スポンジが固定され、前記連結板の中には前記連結板の上下端面を貫通する貫通空間が設置され、前記連結板の下側には制限ブロックが設置され、前記制限ブロックは前記連結板と固定的に連結され、且つ歯車の回転を制限でき、
前記伝動空間の中にはさらに前記掃除機構の左右運動を制限できる制限機構が設置され、前記制限機構の右側にはさらに前記洗浄スポンジについた埃を掃除できる移動機構が設置され、前記移動機構は前記掃除機構を駆動して上下に運動させることができ、そして前記掃除機構がモニターを掃除でき、掃除時、手動で前記伝動機構を制御し、モニターを左方へ運動させ、そして前記制限機構と、前記伝動機構と、前記移動機構とを作動させ、自動的にモニターを掃除し、監視画面の鮮明度を確保でき、作業員が街灯柱を登って掃除作業を行う必要がなくなり、作業量を減らすことを特徴とするソーラー監視街灯。
【請求項2】
前記伝動機構は下端壁が外部空間に連通するばね空間を含み、前記ばね空間の中にはばねブロック及び伸縮ばねがスライド可能に設置され、前記伸縮ばねは前記ばねブロック及び前記ばね空間の左端壁を連結し、前記ばね空間の左端壁にはさらに支持板が固定され、前記ばね空間の中には固定棒が設置され、前記固定棒の下端は前記支持板と前記ばねブロックとを貫通し、且つ外部空間に位置し、前記固定棒の前端には回転軸が固定的に連結され、前記回転軸にはモニターが回転可能に連結され、且つモニターと前記回転軸とは捻りばねによって固定的に連結され、前記支持板の上側にある前記固定棒の上端の中にはプーリが固定され、前記街灯柱の中にはスライド空間が設置され、前記スライド空間の左端壁には電磁石が二つ固定され、前記電磁石の右端にはスライドばねが固定され、前記スライドばねの右端にはスライダが固定され、後側の前記スライダの右端にはベルトが固定され、前記ベルトの右端は前記スライド空間の右端壁と前記ばね空間の左端壁とを二回貫通し、且つ前記プーリの右端を通ったあとに前側にある前記スライダと固定的に連結され、前記スライド空間の下端壁の中には右方に開口した下押し空間が設置され、前記街灯柱の中には前記下押し空間を閉鎖できる閉鎖板が設置され、前記下押し空間の中には昇降可能な下押しブロック及び前記下押しブロックを支持できる下押しばねが設置され、前記下押しブロックの上端にはロープが固定され、前記ロープの上端は前記下押し空間の上端壁と前記ばね空間の左端壁とを貫通し、且つ前記ばねブロックと固定的に連結され、前記下押しブロックの下端には前記鎖が固定され、前記鎖の下端は前記下押し空間の下端壁と前記伝動空間の左端壁とを貫通し、且つ前記制限棒と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のソーラー監視街灯。
【請求項3】
前記制限機構は前記掃除箱の上側に位置する下押し板を含み、前記下押し板は右端がモニターの下側に位置し、前記下押し板の下端には下端が前記掃除箱の下端壁と固定的に連結された支持ばねが二つ固定され、前記下押し板の下端には下端が前記伝動空間の中に位置するラックロッドが固定され、前記伝動空間の後端壁には伝動軸が回転可能に連結され、前記伝動軸には右端が前記ラックロッドと噛み合うように連結された伝動歯車が固定され、前記伝動空間の前後端壁の中にはいずれも前記伝動空間と連通する支持溝が形成され、前記伝動空間の中には昇降板が設置され、前記昇降板の前後端はそれぞれ前後側の前記支持溝の中に位置し、前記昇降板の右端面が前記伝動歯車の左端と噛み合うように連結され、前記昇降板の中には下方に開口した従動空間が設置され、前記従動空間の中には下端が前記移動ブロックの右端面と接触する台形ブロックが設置され、前記従動空間の中にはさらに前記台形ブロックと前記従動空間の上端壁とを連結する従動ばねが設置されていることを特徴とする請求項2に記載のソーラー監視街灯。
【請求項4】
前記伝動機構は前記伝動空間の上端壁に固定された駆動モータを含み、前記伝動空間の後端壁にはさらに固定板が固定され、前記固定板の中には右方に開口した押出空間が設置され、前記押出空間の中には押出板及び押出ばねがスライド可能に連結され、前記押出ばねは前記押出板と前記押出空間の左端壁とを連結し、前記押出ばねの右端面にはさらに右端が前記洗浄スポンジと当接する振動棒が固定され、前記駆動モータの下端には駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸の下端は前記押出空間と前記貫通空間とを貫通し、且つ前記連結板の下側に位置し、前記駆動軸の下端には駆動歯車がネジ山で連結され、前記押出空間の中に位置する前記駆動軸にはカムが固定的に連結され、前記カムは後端が前記振動棒と噛み合っていることを特徴とする請求項2に記載のソーラー監視街灯。
【請求項5】
初期状態において、モニターが右下方に向き、前記移動ばねと前記押出ばねとは圧縮状態にあり、他のばねは全部自然状態にあることを特徴とする請求項4に記載のソーラー監視街灯。
【請求項6】
前記下押しばねは前記移動ばねより弾力が強く、前記移動ばねは前記従動ばねにより弾力が強いことを特徴とする請求項3に記載のソーラー監視街灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は監視分野を取り上げて、具体的にはソーラー監視街灯である。
【背景技術】
【0002】
複雑化していくさまざまな公安問題、交通問題及び環境保護問題に対処するために、国家は高度道路交通システムを採用し、高解像度のカメラを全国的に配置することで、街の隅々までを死角のないように監視し、
一部の道路モニターは街灯に設置されているが、道路上の車両の頻繁な走行のため、モニターにほこりがたまりやすく、それで撮影の鮮明度に影響し、また、モニターの装着位置が比較的に高いため、掃除に不便をもたらし、その他、従来の街灯柱に取り付けられたモニターは片方向しか向けなく、撮影範囲が狭い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104633563号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明はソーラー監視街灯を提供し、掃除の不便などを解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
本願発明のソーラー監視街灯は、街灯柱を含み、前記街灯柱の上端には街灯棒が固定され、前記街灯棒の右端には電球が固定され、且つ前記街灯棒の上端面には太陽光で発電を行えるソーラパネルが固定され、前記街灯柱の右端面には固定ブロック及び掃除箱が固定され、前記固定ブロックの中にはモニターを駆動して左右に運動させることができる伝動機構が設置され、前記掃除箱の中には右方に開口した伝動空間が設置され、
前記伝動空間の中にはモニターを掃除できる掃除機構が設置され、前記掃除機構は上方に開口したスライド溝を含み、前記スライド溝の中には滑走ブロックがスライド可能に連結され、前記伝動空間の中にはスライド可能な移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの中には制限空間が設置され、前記制限空間は左端壁と上下端壁とがいずれも前記伝動空間に連通し、前記滑走ブロックの上端の中には制限棒が固定され、前記制限棒の上端が前記制限空間の下端壁を貫通し、且つ前記制限空間の中に位置し、前記制限棒の左端には左端が前記伝動空間の左端壁と連結された鎖が固定され、前記移動ブロックの右端には連結板が固定され、前記連結板の右端には前記伝動空間を閉鎖できる仕切板が固定され、前記仕切板の左端面の上側には洗浄スポンジが固定され、前記連結板の中には前記連結板の上下端面を貫通する貫通空間が設置され、前記連結板の下側には制限ブロックが設置され、前記制限ブロックは前記連結板と固定的に連結され、且つ歯車の回転を制限でき、
前記伝動空間の中にはさらに前記掃除機構の左右運動を制限できる制限機構が設置され、前記制限機構の右側にはさらに前記洗浄スポンジについた埃を掃除できる移動機構が設置され、前記移動機構は前記掃除機構を駆動して上下に運動させることができ、そして前記掃除機構がモニターを掃除でき、掃除時、手動で前記伝動機構を制御し、モニターを左方へ運動させ、そして前記制限機構と、前記伝動機構と、前記移動機構とを作動させ、自動的にモニターを掃除し、監視画面の鮮明度を確保でき、作業員が街灯柱を登って掃除作業を行う必要がなくなり、作業量を減らす。
【0007】
さらに、前記伝動機構は下端壁が外部空間に連通するばね空間を含み、前記ばね空間の中にはばねブロック及び伸縮ばねがスライド可能に設置され、前記伸縮ばねは前記ばねブロック及び前記ばね空間の左端壁を連結し、前記ばね空間の左端壁にはさらに支持板が固定され、前記ばね空間の中には固定棒が設置され、前記固定棒の下端は前記支持板と前記ばねブロックとを貫通し、且つ外部空間に位置し、前記固定棒の前端には回転軸が固定的に連結され、前記回転軸にはモニターが回転可能に連結され、且つモニターと前記回転軸とは捻りばねによって固定的に連結され、前記支持板の上側にある前記固定棒の上端の中にはプーリが固定され、前記街灯柱の中にはスライド空間が設置され、前記スライド空間の左端壁には電磁石が二つ固定され、前記電磁石の右端にはスライドばねが固定され、前記スライドばねの右端にはスライダが固定され、後側の前記スライダの右端にはベルトが固定され、前記ベルトの右端は前記スライド空間の右端壁と前記ばね空間の左端壁とを二回貫通し、且つ前記プーリの右端を通ったあとに前側にある前記スライダと固定的に連結され、前記スライド空間の下端壁の中には右方に開口した下押し空間が設置され、前記街灯柱の中には前記下押し空間を閉鎖できる閉鎖板が設置され、前記下押し空間の中には昇降可能な下押しブロック及び前記下押しブロックを支持できる下押しばねが設置され、前記下押しブロックの上端にはロープが固定され、前記ロープの上端は前記下押し空間の上端壁と前記ばね空間の左端壁とを貫通し、且つ前記ばねブロックと固定的に連結され、前記下押しブロックの下端には前記鎖が固定され、前記鎖の下端は前記下押し空間の下端壁と前記伝動空間の左端壁とを貫通し、且つ前記制限棒と固定的に連結されている。
【0008】
さらに、前記制限機構は前記掃除箱の上側に位置する下押し板を含み、前記下押し板は右端がモニターの下側に位置し、前記下押し板の下端には下端が前記掃除箱の下端壁と固定的に連結された支持ばねが二つ固定され、前記下押し板の下端には下端が前記伝動空間の中に位置するラックロッドが固定され、前記伝動空間の後端壁には伝動軸が回転可能に連結され、前記伝動軸には右端が前記ラックロッドと噛み合うように連結された伝動歯車が固定され、前記伝動空間の前後端壁の中にはいずれも前記伝動空間と連通する支持溝が形成され、前記伝動空間の中には昇降板が設置され、前記昇降板の前後端はそれぞれ前後側の前記支持溝の中に位置し、前記昇降板の右端面が前記伝動歯車の左端と噛み合うように連結され、前記昇降板の中には下方に開口した従動空間が設置され、前記従動空間の中には下端が前記移動ブロックの右端面と接触する台形ブロックが設置され、前記従動空間の中にはさらに前記台形ブロックと前記従動空間の上端壁とを連結する従動ばねが設置されている。
【0009】
さらに、前記伝動機構は前記伝動空間の上端壁に固定された駆動モータを含み、前記伝動空間の後端壁にはさらに固定板が固定され、前記固定板の中には右方に開口した押出空間が設置され、前記押出空間の中には押出板及び押出ばねがスライド可能に連結され、前記押出ばねは前記押出板と前記押出空間の左端壁とを連結し、前記押出ばねの右端面にはさらに右端が前記洗浄スポンジと当接する振動棒が固定され、前記駆動モータの下端には駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸の下端は前記押出空間と前記貫通空間とを貫通し、且つ前記連結板の下側に位置し、前記駆動軸の下端には駆動歯車がネジ山で連結され、前記押出空間の中に位置する前記駆動軸にはカムが固定的に連結され、前記カムは後端が前記振動棒と噛み合っている。
【0010】
さらに、初期状態において、モニターが右下方に向き、前記移動ばねと前記押出ばねとは圧縮状態にあり、他のばねは全部自然状態にある。
【0011】
さらに、前記下押しばねは前記移動ばねより弾力が強く、前記移動ばねは前記従動ばねにより弾力が強い。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益効果は:本願発明は構造が簡単で、操作が便利であり、街灯柱に取り付けられたモニターに自動的に掃除を行え、監視画面の鮮明度を確保でき、掃除し終えたあとに自動的に掃除器具を振動させ、掃除器具に付いた埃を落とし、埃の掃除作業への影響を抑え、また、掃除器具の寿命を延ばし、繰り返しに使用できるようにし、その他、本願発明はモニターを回転させることができるため、監視範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜4を参照し、本願発明のソーラー監視街灯は、街灯柱10を含み、前記街灯柱10の上端には街灯棒40が固定され、前記街灯棒40の右端には電球39が固定され、且つ前記街灯棒40の上端面には太陽光で発電を行えるソーラパネル45が固定され、前記街灯柱10の右端面には固定ブロック47及び掃除箱17が固定され、前記固定ブロック47の中にはモニターを駆動して左右に運動させることができる伝動機構69が設置され、前記掃除箱17の中には右方に開口した伝動空間18が設置され、前記伝動空間18の中にはモニターを掃除できる掃除機構67が設置され、前記掃除機構67は上方に開口したスライド溝26を含み、前記スライド溝26の中には滑走ブロック27がスライド可能に連結され、前記伝動空間18の中にはスライド可能な移動ブロック48が設置され、前記移動ブロック48の中には制限空間61が設置され、前記制限空間61は左端壁と上下端壁とがいずれも前記伝動空間18に連通し、前記滑走ブロック27の上端の中には制限棒60が固定され、前記制限棒60の上端が前記制限空間61の下端壁を貫通し、且つ前記制限空間61の中に位置し、前記制限棒60の左端には左端が前記伝動空間18の左端壁と連結された鎖24が固定され、前記移動ブロック48の右端には連結板32が固定され、前記連結板32の右端には前記伝動空間18を閉鎖できる仕切板54が固定され、前記仕切板54の左端面の上側には洗浄スポンジ55が固定され、前記連結板32の中には前記連結板32の上下端面を貫通する貫通空間38が設置され、前記連結板32の下側には制限ブロック28が設置され、前記制限ブロック28は前記連結板32と固定的に連結され、且つ歯車の回転を制限でき、前記伝動空間18の中にはさらに前記掃除機構67の左右運動を制限できる制限機構68が設置され、前記制限機構68の右側にはさらに前記洗浄スポンジ55についた埃を掃除できる移動機構70が設置され、前記移動機構70は前記掃除機構67を駆動して上下に運動させることができ、そして前記掃除機構67がモニターを掃除でき、
掃除時、手動で前記伝動機構69を制御し、モニターを左方へ運動させ、そして前記制限機構68と、前記伝動機構69と、前記移動機構70とを作動させ、自動的にモニターを掃除し、監視画面の鮮明度を確保でき、作業員が街灯柱を登って掃除作業を行う必要がなくなり、作業量を減らす。
【0016】
有益的には、前記伝動機構69は下端壁が外部空間に連通するばね空間41を含み、前記ばね空間41の中にはばねブロック43及び伸縮ばね46がスライド可能に設置され、前記伸縮ばね46は前記ばねブロック43及び前記ばね空間41の左端壁を連結し、前記ばね空間41の左端壁にはさらに支持板44が固定され、前記ばね空間41の中には固定棒36が設置され、前記固定棒36の下端は前記支持板44と前記ばねブロック43とを貫通し、且つ外部空間に位置し、前記固定棒36の前端には回転軸37が固定的に連結され、前記回転軸37にはモニターが回転可能に連結され、且つモニターと前記回転軸37とは捻りばね35によって固定的に連結され、前記支持板44の上側にある前記固定棒36の上端の中にはプーリ42が固定され、前記街灯柱10の中にはスライド空間13が設置され、前記スライド空間13の左端壁には電磁石14が二つ固定され、前記電磁石14の右端にはスライドばね15が固定され、前記スライドばね15の右端にはスライダ12が固定され、後側の前記スライダ12の右端にはベルト11が固定され、前記ベルト11の右端は前記スライド空間13の右端壁と前記ばね空間41の左端壁とを二回貫通し、且つ前記プーリ42の右端を通ったあとに前側にある前記スライダ12と固定的に連結され、前記スライド空間13の下端壁の中には右方に開口した下押し空間21が設置され、前記街灯柱10の中には前記下押し空間21を閉鎖できる閉鎖板25が設置され、前記下押し空間21の中には昇降可能な下押しブロック22及び前記下押しブロック22を支持できる下押しばね23が設置され、前記下押しブロック22の上端にはロープ20が固定され、前記ロープ20の上端は前記下押し空間21の上端壁と前記ばね空間41の左端壁とを貫通し、且つ前記ばねブロック43と固定的に連結され、前記下押しブロック22の下端には前記鎖24が固定され、前記鎖24の下端は前記下押し空間21の下端壁と前記伝動空間18の左端壁とを貫通し、且つ前記制限棒60と固定的に連結されている。
【0017】
有益的には、前記制限機構68は前記掃除箱17の上側に位置する下押し板16を含み、前記下押し板16は右端がモニターの下側に位置し、前記下押し板16の下端には下端が前記掃除箱17の下端壁と固定的に連結された支持ばね33が二つ固定され、前記下押し板16の下端には下端が前記伝動空間18の中に位置するラックロッド34が固定され、前記伝動空間18の後端壁には伝動軸51が回転可能に連結され、前記伝動軸51には右端が前記ラックロッド34と噛み合うように連結された伝動歯車52が固定され、前記伝動空間18の前後端壁の中にはいずれも前記伝動空間18と連通する支持溝49が形成され、前記伝動空間18の中には昇降板50が設置され、前記昇降板50の前後端はそれぞれ前後側の前記支持溝49の中に位置し、前記昇降板50の右端面が前記伝動歯車52の左端と噛み合うように連結され、前記昇降板50の中には下方に開口した従動空間64が設置され、前記従動空間64の中には下端が前記移動ブロック48の右端面と接触する台形ブロック63が設置され、前記従動空間64の中にはさらに前記台形ブロック63と前記従動空間64の上端壁とを連結する従動ばね62が設置されている。
【0018】
有益的には、前記伝動機構69は前記伝動空間18の上端壁に固定された駆動モータ65を含み、前記伝動空間18の後端壁にはさらに固定板53が固定され、前記固定板53の中には右方に開口した押出空間58が設置され、前記押出空間58の中には押出板59及び押出ばね71がスライド可能に連結され、前記押出ばね71は前記押出板59と前記押出空間58の左端壁とを連結し、前記押出ばね71の右端面にはさらに右端が前記洗浄スポンジ55と当接する振動棒56が固定され、前記駆動モータ65の下端には駆動軸30が伝動可能に連結され、前記駆動軸30の下端は前記押出空間58と前記貫通空間38とを貫通し、且つ前記連結板32の下側に位置し、前記駆動軸30の下端には駆動歯車31がネジ山で連結され、前記押出空間58の中に位置する前記駆動軸30にはカム57が固定的に連結され、前記カム57は後端が前記振動棒56と噛み合っている。
【0019】
有益的には、初期状態において、モニターが右下方に向き、前記移動ばね19と前記押出ばね71とは圧縮状態にあり、他のばねは全部自然状態にある。
【0020】
有益的には、前記下押しばね23は前記移動ばね19より弾力が強く、前記移動ばね19は前記従動ばね62により弾力が強い。
【0021】
装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0022】
1、 前後方向でモニターの監視視角を調整しようとするとき、電磁石14を一つだけ制御して作動させ、そして一つのスライダ12が作動している電磁石14へ運動し、ベルト11を移動させ、さらにプーリ42を駆動して回転させ、さらに固定棒36を駆動して回転させ、モニターも駆動されて回転し、視角を調整でき、左方へ運動するスライダ12はスライドばね15を圧縮し、そしてもう一つのスライダ12は駆動されて右方へ運動し、もう一つのスライドばね15を引っ張り、電磁石14が作動を止めたとき、二つのスライドばね15が復帰し、二つのスライダ12も復帰する。
【0023】
2、 モニターを掃除するとき、手動で閉鎖板25を開けたあと、手動で下押しブロック22を下方へ押し、下押しばね23は圧縮され、下押しブロック22の降下でロープ20を引き締め、鎖24を緩め、ロープ20が引き締められた時にばねブロック43を駆動して左方へ運動させ、固定棒36を駆動して左方へ運動させ、モニターが左方へ運動するとき、まず下押し板16を下方へ圧迫し、下押し板16が一番下側まで下降したとき、モニターが引き続き左方へ運動し、この時にモニターが下押し板16に制限られて水平状態になるまで回転し、捻りばね35が捻られる。
【0024】
3、 下押し板16の下降でラックロッド34は駆動されて下降し、支持ばね33は圧縮され、ラックロッド34の下降で伝動歯車52と伝動軸51とは駆動されて回転し、昇降板50を駆動して上方へ運動させ、さらに台形ブロック63を駆動して上方へ運動させ、そして移動ブロック48に対する制限がなくなり、鎖24は下押しブロック22の下降で緩み、移動ばね19が復帰し、移動ブロック48が台形ブロック63に対する制限をなくし、そして移動ばね19によって右方へ運動し、連結板32と制限ブロック28とを駆動して右方へ運動させ、仕切板54は右方へ運動し、移動ばね19が復帰したとき、制限ブロック28の右端と駆動歯車31の下端とが噛み合い、仕切板54の右端がちょうどモニターの右側に位置する。
【0025】
4、 手動で下押しブロック22を下方へ押したとき、駆動モータ65が作動して駆動軸30を駆動して回転させ、さらにカム57を駆動して回転させ、振動棒56は駆動されて左方へ運動し、押出板59は駆動されて左方へ運動し、押出ばね71は圧縮され、カム57は回転して振動棒56から離脱するとき、押出ばね71が復帰し、押出板59と振動棒56とを駆動して右方へ運動させ、振動棒56の右端が洗浄スポンジ55にぶつかり、洗浄スポンジ55を振動させることで洗浄スポンジ55についた埃を落とし、カム57が回転して再び振動棒56と噛み合うとき、引き続き振動棒56を駆動して左方へ運動させ、そして押出板59は引き続き左方へ運動して押出ばね71を圧縮し、以上のように操作を繰り返す。
【0026】
5、 制限ブロック28と駆動歯車31とが噛み合うとき、駆動歯車31は回転できなくなり、駆動軸30が回転して駆動歯車31を駆動して上方へ運動させ、さらに連結板32を駆動して上方へ運動させ、さらに移動ブロック48と仕切板54とを駆動して上方へ運動させ、仕切板54の上昇で洗浄スポンジ55は駆動されて上昇し、そして左端がモニタの表示画面と接触し、駆動モータ65で駆動軸30の正逆回転を制御することによって、駆動歯車31の昇降を制御し、そして連結板32と仕切板54との昇降を制御し、洗浄スポンジ55の昇降を制御し、モニターの掃除を完了とする。
【0027】
6、 掃除が終わったあと、駆動モータ65が駆動軸30を制御して回転させ、駆動歯車31の下降を制御し、そして連結板32と仕切板54とを下降させ、この時に下押しブロック22を放し、下押しブロック22が下押しばね23によって復帰して上昇し、ロープ20が緩められ、鎖24が引き締められて制限棒60を駆動して左方へ運動させ、さらに移動ブロック48を駆動して左方へ運動させ、連結板32と従動空間64とは駆動されて左方へ運動して復帰し、ロープ20が緩み、伸縮ばね46が復帰してばねブロック43を駆動して右方へ運動させ、そしてばねブロック43が復帰して固定棒36とモニターとを駆動して右方へ運動復帰させ、モニターが下押し板16の上側から離れるとき、捻りばね35が復帰してモニターを再び右下方へ向かせ、モニターの変位で支持ばね33は復帰して下押し板16を駆動して上方へ運動させ、ラックロッド34を上方へ運動させ、伝動軸51と伝動歯車52とを回転させ、昇降板50を下降させて復帰させ、連結板32の左方への運動で制限ブロック28と駆動歯車31とが分離し、駆動歯車31が空回りし、掃除機構67が復帰するとき、洗浄スポンジ55が再び振動棒56の右側に位置し、この時に駆動軸30が引き続き回転して振動棒56を左右に運動させ、そして振動棒56が引き続き洗浄スポンジ55を振動させ、洗浄スポンジ55についた埃を落とし、洗浄スポンジ55の寿命を延ばす。
【0028】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的原理と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。