(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-68687(P2021-68687A)
(43)【公開日】2021年4月30日
(54)【発明の名称】建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20210402BHJP
F21S 9/04 20060101ALI20210402BHJP
F21V 14/00 20180101ALI20210402BHJP
F21V 14/02 20060101ALI20210402BHJP
F03D 9/43 20160101ALI20210402BHJP
F03D 9/11 20160101ALI20210402BHJP
F21Y 101/00 20160101ALN20210402BHJP
【FI】
F21S2/00 365
F21S9/04
F21V14/00 200
F21V14/02 200
F03D9/43
F03D9/11
F21Y101:00 100
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-227148(P2019-227148)
(22)【出願日】2019年12月17日
(31)【優先権主張番号】201911008191.5
(32)【優先日】2019年10月22日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】楊茜
【テーマコード(参考)】
3H178
3K243
【Fターム(参考)】
3H178AA03
3H178AA21
3H178AA44
3H178BB46
3H178CC05
3H178DD12Z
3H178DD22X
3H178DD48X
3H178EE02
3H178EE11
3K243MA01
(57)【要約】
【課題】本発明は建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトを開示した。
【解決手段】地面に固定的に装着された立柱を含み、前記立柱の頂面には照射ヘッドが回転可能に装着され、前記照射ヘッドには照射空間が設置され、前記照射空間に右側内壁の中には照明できる電球が固定的に装着され、前記照射空間の上側内壁の中には前記照射空間と連通したレンズ枠空間が設置され、前記レンズ枠空間の左側には第一歯車空間が設置され、前記第一歯車空間の左側には第二歯車空間が設置され、前記第二歯車空間と前記レンズ枠空間の間にはスプライン軸が回転可能に装着され、前記スプライン軸には電球から発した光を収束または分散できる光処理部品が設置され、
前記照射ヘッドには羽根軸が回転可能に装着され、前記羽根軸の右側には風エネルギーで発電できる風エネルギー利用部品が設置される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトであって、地面に固定的に装着された立柱を含み、前記立柱の頂面には照射ヘッドが回転可能に装着され、前記照射ヘッドには照射空間が設置され、前記照射空間に右側内壁の中には照明できる電球が固定的に装着され、前記照射空間の上側内壁の中には前記照射空間と連通したレンズ枠空間が設置され、前記レンズ枠空間の左側には第一歯車空間が設置され、前記第一歯車空間の左側には第二歯車空間が設置され、前記第二歯車空間と前記レンズ枠空間の間にはスプライン軸が回転可能に装着され、前記スプライン軸には電球から発した光を収束または分散できる光処理部品が設置され、
前記照射ヘッドには羽根軸が回転可能に装着され、前記羽根軸の右側には風エネルギーで発電できる風エネルギー利用部品が設置され、前記風エネルギー利用部品は前記羽根軸の右側面に固定的に装着された連結ブロックを含み、前記連結ブロックには羽根がヒンジで連結され、前記羽根は大きい風力のときに収まることができ、前記第二歯車空間の左側にはプーリ空間が設置され、前記羽根軸が前記プーリ空間を貫通しており、前記プーリ空間と前記第二歯車空間との間にはプーリ軸が回転可能に装着され、前記風エネルギー利用部品が前記プーリ軸と連結され、前記第二歯車空間と前記第一歯車空間の中には前記光処理部品の光に対する収束と分散を切り替える制御部品が設置され、
前記制御部品は前記プーリ軸に固定的に装着された第一歯車を含み、前記スプライン軸には第二歯車がスプラインで装着され、前記第一歯車は前記第二歯車を百八十度回転連動させた後に第二歯車と第一歯車を噛み合わせないことで、光に対する収束と分散を切り替え、前記立柱の中には照射ヘッドを回転させて照射位置を調節できる調節部品が設置され、前記立柱の外側面には外側に水を噴射して埃を落下させるノズルが固定的に装着されていることを特徴とする建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項2】
前記光処理部品は前記スプライン軸に固定的に装着されたレンズ連結枠を含み、前記レンズ連結枠にはレンズ枠が上下対称にかつスライド可能に設置され、前記レンズ枠と前記レンズ連結枠との間には緩衝ばねが固定的に装着され、下側の前記緩衝ばねには集光できる凹形面が設置され、上側の前記緩衝ばねには散光できる凹面鏡が固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項3】
前記風エネルギー利用部品はまた前記照射ヘッドの右側面に固定的に装着された第一電磁石を含み、前記羽根軸にはスライドリングが固定的に装着され、前記スライドリングと前記連結ブロックとの間には引き動かしばねが固定的に装着され、前記スライドリングには四つの引き棒が前記羽根軸を囲むように中心対称にヒンジで連結され、前記引き棒と前記羽根とがヒンジで連結され、前記スライドリングの左側面には第一永久磁石が上下対称にかつ固定的に装着され、前記スライドリングの左側面には引掛りフックが前後対称にかつ固定的に装着され、前記照射ヘッドの右側面には前後対称の引掛りフック空間が設置され、前記引掛りフック空間の前後内壁の中には前記引掛りフック空間と連通した第一電磁空間が前後対称に設置され、前記第一電磁空間の中には引掛りブロックがスライド可能に装着され、前記第一電磁空間の片側内壁の中には第二電磁石が固定的に装着され、前記引掛りブロックの片側面には第二永久磁石が固定的に装着され、前記第二永久磁石と前記第一電磁空間との間には第一押し動かしばねが固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項4】
前記羽根軸には自在継手が固定的に装着され、前記プーリ空間の左側内壁の中には発電機が固定的に装着され、前記発電機の出力軸と前記羽根軸とが固定的に連結され、前記照射ヘッドの中には蓄電池が固定的に装着され、前記蓄電池と前記羽根軸とが電信号により連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項5】
前記制御部品はまた前記羽根軸に固定的に装着された第一プーリを含み、前記プーリ軸には第二プーリが固定的に装着され、前記プーリ空間の右側内壁の中には前記プーリ空間と連通した第二電磁空間が設置され、前記第二電磁空間の中にはテンションプーリスライドブロックがスライド可能に装着され、前記テンションプーリスライドブロックにはテンションプーリが回転可能に装着され、前記第二電磁空間の前側内壁には第三電磁石が固定的に装着され、前記テンションプーリスライドブロックの前側面には第三永久磁石が固定的に装着され、前記第三永久磁石と前記第三電磁石との間には第二押し動かしばねが固定的に装着され、前記第二プーリと前記テンションプーリと前記第一プーリとの間にはベルトが伝動可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項6】
前記第二歯車空間の左側にはスライドリング空間が設置され、前記スライドリング空間の左側内壁には第四電磁石が固定的に装着され、前記スライドリング空間の中にはスライドリンクがスライド可能に装着され、前記スライドリングには第四永久磁石が固定的に装着され、前記スライドリンクの右側面には押し棒が固定的に装着され、前記第二歯車の左側面には固定ブロックが固定的に装着され、前記固定ブロックにはスライド溝が形成され、前記押し棒と前記スライド溝とがスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項7】
前記第一歯車空間の右側内壁の中には切換モータが固定的に装着され、前記切換モータの出力軸には第三歯車が固定的に装着され、前記スプライン軸において前記第一歯車空間の中には第四歯車が固定的に装着され、前記第四歯車と前記第三歯車とが噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項8】
前記調節部品は前記立柱の中に設置された第三歯車空間を含み、前記立柱の左側面と前記第三歯車空間の左側内壁との間には回転輪軸が回転可能に設置され、前記回転輪軸の左側面には回転輪が固定的に装着され、前記立柱の左側面には挿入棒がスライド可能に装着され、前記挿入棒は回転輪を引っ掛けることができ、前記回転輪軸の右側面には第五歯車が固定的に装着され、前記第三歯車空間の上側には持ち上げ作動空間が設置され、前記持ち上げ作動空間と前記第三歯車空間との間には前記立柱の頂面を貫通した歯車軸が回転可能に装着され、前記歯車軸は前記立柱の中で上下にスライドでき、前記歯車軸には第六歯車が固定的に装着され、前記第六歯車は前記第五歯車と噛み合うことができ、前記持ち上げ作動空間の左側内壁と前記立柱の左側面との間には持ち上げ押しブロックがスライド可能に装着され、前記歯車軸には持ち上げ輪盤が固定的に装着され、前記持ち上げ押しブロックは前記持ち上げ輪盤を上げることができ、前記歯車軸の頂面には第七歯車が固定的に装着され、前記照射ヘッドの底面には内側へ凹んだ凹み溝が形成され、前記凹み溝の中には内歯車が設置され、前記凹み溝の中の内歯車が前記第七歯車と噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【請求項9】
前記照射ヘッドの左側面には尾翼が固定的に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は建築現場照明分野に関し、具体的には建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトに関する。
【背景技術】
【0002】
建築現場の夜に、施工の安全と順調を保証するため、建築現場にサーチライトを配置する。しかし、現在使われているサーチライトは建築物に固定的に装着されるため、盲点が存在する。また、実際状況に応じてサーチライトの照明範囲と距離を調節でき、適用範囲が制限される他、サーチライトは外部の電源を必要とし、大量の電線が絡むと操作しにくくなり、しかも建築現場に埃が多く、防塵などの環境保護機能を有しないサーチライトにとっては問題になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103032760号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトを提供し、上記問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトであって、地面に固定的に装着された立柱を含み、前記立柱の頂面には照射ヘッドが回転可能に装着され、前記照射ヘッドには照射空間が設置され、前記照射空間に右側内壁の中には照明できる電球が固定的に装着され、前記照射空間の上側内壁の中には前記照射空間と連通したレンズ枠空間が設置され、前記レンズ枠空間の左側には第一歯車空間が設置され、前記第一歯車空間の左側には第二歯車空間が設置され、前記第二歯車空間と前記レンズ枠空間の間にはスプライン軸が回転可能に装着され、前記スプライン軸には電球から発した光を収束または分散できる光処理部品が設置され、
前記照射ヘッドには羽根軸が回転可能に装着され、前記羽根軸の右側には風エネルギーで発電できる風エネルギー利用部品が設置され、前記風エネルギー利用部品は前記羽根軸の右側面に固定的に装着された連結ブロックを含み、前記連結ブロックには羽根がヒンジで連結され、前記羽根は大きい風力のときに収まることができ、前記第二歯車空間の左側にはプーリ空間が設置され、前記羽根軸が前記プーリ空間を貫通しており、前記プーリ空間と前記第二歯車空間との間にはプーリ軸が回転可能に装着され、前記風エネルギー利用部品が前記プーリ軸と連結され、前記第二歯車空間と前記第一歯車空間の中には前記光処理部品の光に対する収束と分散を切り替える制御部品が設置され、
前記制御部品は前記プーリ軸に固定的に装着された第一歯車を含み、前記スプライン軸には第二歯車がスプラインで装着され、前記第一歯車は前記第二歯車を百八十度回転連動させた後に第二歯車と第一歯車を噛み合わせないことで、光に対する収束と分散を切り替え、前記立柱の中には照射ヘッドを回転させて照射位置を調節できる調節部品が設置され、前記立柱の外側面には外側に水を噴射して埃を落下させるノズルが固定的に装着されている。
【0006】
有益的に、前記光処理部品は前記スプライン軸に固定的に装着されたレンズ連結枠を含み、前記レンズ連結枠にはレンズ枠が上下対称にかつスライド可能に設置され、前記レンズ枠と前記レンズ連結枠との間には緩衝ばねが固定的に装着され、下側の前記緩衝ばねには集光できる凹形面が設置され、上側の前記緩衝ばねには散光できる凹面鏡が固定的に装着されている。
【0007】
有益的には、前記風エネルギー利用部品はまた前記照射ヘッドの右側面に固定的に装着された第一電磁石を含み、前記羽根軸にはスライドリングが固定的に装着され、前記スライドリングと前記連結ブロックとの間には引き動かしばねが固定的に装着され、前記スライドリングには四つの引き棒が前記羽根軸を囲むように中心対称にヒンジで連結され、前記引き棒と前記羽根とがヒンジで連結され、前記スライドリングの左側面には第一永久磁石が上下対称にかつ固定的に装着され、前記スライドリングの左側面には引掛りフックが前後対称にかつ固定的に装着され、前記照射ヘッドの右側面には前後対称の引掛りフック空間が設置され、前記引掛りフック空間の前後内壁の中には前記引掛りフック空間と連通した第一電磁空間が前後対称に設置され、前記第一電磁空間の中には引掛りブロックがスライド可能に装着され、前記第一電磁空間の片側内壁の中には第二電磁石が固定的に装着され、前記引掛りブロックの片側面には第二永久磁石が固定的に装着され、前記第二永久磁石と前記第一電磁空間との間には第一押し動かしばねが固定的に装着されている。
【0008】
有益的には、前記羽根軸には自在継手が固定的に装着され、前記プーリ空間の左側内壁の中には発電機が固定的に装着され、前記発電機の出力軸と前記羽根軸とが固定的に連結され、前記照射ヘッドの中には蓄電池が固定的に装着され、前記蓄電池と前記羽根軸とが電信号により連結されている。
【0009】
有益的に、前記制御部品はまた前記羽根軸に固定的に装着された第一プーリを含み、前記プーリ軸には第二プーリが固定的に装着され、前記プーリ空間の右側内壁の中には前記プーリ空間と連通した第二電磁空間が設置され、前記第二電磁空間の中にはテンションプーリスライドブロックがスライド可能に装着され、前記テンションプーリスライドブロックにはテンションプーリが回転可能に装着され、前記第二電磁空間の前側内壁には第三電磁石が固定的に装着され、前記テンションプーリスライドブロックの前側面には第三永久磁石が固定的に装着され、前記第三永久磁石と前記第三電磁石との間には第二押し動かしばねが固定的に装着され、前記第二プーリと前記テンションプーリと前記第一プーリとの間にはベルトが伝動可能に装着されている。
【0010】
前記第二歯車空間の左側にはスライドリング空間が設置され、前記スライドリング空間の左側内壁には第四電磁石が固定的に装着され、前記スライドリング空間の中にはスライドリンクがスライド可能に装着され、前記スライドリングには第四永久磁石が固定的に装着され、前記スライドリンクの右側面には押し棒が固定的に装着され、前記第二歯車の左側面には固定ブロックが固定的に装着され、前記固定ブロックにはスライド溝が形成され、前記押し棒と前記スライド溝とがスライド可能に連結されている。
【0011】
前記第一歯車空間の右側内壁の中には切換モータが固定的に装着され、前記切換モータの出力軸には第三歯車が固定的に装着され、前記スプライン軸において前記第一歯車空間の中には第四歯車が固定的に装着され、前記第四歯車と前記第三歯車とが噛み合っている。
【0012】
前記調節部品は前記立柱の中に設置された第三歯車空間を含み、前記立柱の左側面と前記第三歯車空間の左側内壁との間には回転輪軸が回転可能に設置され、前記回転輪軸の左側面には回転輪が固定的に装着され、前記立柱の左側面には挿入棒がスライド可能に装着され、前記挿入棒は回転輪を引っ掛けることができ、前記回転輪軸の右側面には第五歯車が固定的に装着され、前記第三歯車空間の上側には持ち上げ作動空間が設置され、前記持ち上げ作動空間と前記第三歯車空間との間には前記立柱の頂面を貫通した歯車軸が回転可能に装着され、前記歯車軸は前記立柱の中で上下にスライドでき、前記歯車軸には第六歯車が固定的に装着され、前記第六歯車は前記第五歯車と噛み合うことができ、前記持ち上げ作動空間の左側内壁と前記立柱の左側面との間には持ち上げ押しブロックがスライド可能に装着され、前記歯車軸には持ち上げ輪盤が固定的に装着され、前記持ち上げ押しブロックは前記持ち上げ輪盤を上げることができ、前記歯車軸の頂面には第七歯車が固定的に装着され、前記照射ヘッドの底面には内側へ凹んだ凹み溝が形成され、前記凹み溝の中には内歯車が設置され、前記凹み溝の中の内歯車が前記第七歯車と噛み合っている。
【0013】
前記照射ヘッドの左側面には尾翼が固定的に装着されている。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の有益効果は:本願発明は風力で発電することで、自己給電を実現して外部の給電を減らし、また、本願発明を装着する建築現場において外部に水を噴出させ、防塵の目的を実現し、環境保護の要求に満たし、環境を保護できる。
また、発電時に照射ヘッドは風向により自由に回転でき、夜間使用時に照射の角度を調節して照射ヘッドを固定でき、異なる建築現場にも適用され、普及価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0016】
【
図7】
図7は持ち上げ押しブロック19の上面構成図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜7の示したように、建築現場に用いられる環境保護型風エネルギーサーチライトであって、地面に固定的に装着された立柱10を含み、前記立柱10の頂面には照射ヘッド23が回転可能に装着され、前記照射ヘッド23には照射空間90が設置され、前記照射空間90に右側内壁の中には照明できる電球48が固定的に装着され、前記照射空間90の上側内壁の中には前記照射空間90と連通したレンズ枠空間43が設置され、前記レンズ枠空間43の左側には第一歯車空間75が設置され、前記第一歯車空間75の左側には第二歯車空間62が設置され、前記第二歯車空間62と前記レンズ枠空間43の間にはスプライン軸61が回転可能に装着され、前記スプライン軸61には電球48から発した光を収束または分散できる光処理部品80が設置され、
前記照射ヘッド23には羽根軸34が回転可能に装着され、前記羽根軸34の右側には風エネルギーで発電できる風エネルギー利用部品81が設置され、前記風エネルギー利用部品81は前記羽根軸34の右側面に固定的に装着された連結ブロック41を含み、前記連結ブロック41には羽根40がヒンジで連結され、前記羽根40は大きい風力のときに収まることができ、前記第二歯車空間62の左側にはプーリ空間28が設置され、前記羽根軸34が前記プーリ空間28を貫通しており、前記プーリ空間28と前記第二歯車空間62との間にはプーリ軸32が回転可能に装着され、前記風エネルギー利用部品81が前記プーリ軸32と連結され、前記第二歯車空間62と前記第一歯車空間75の中には前記光処理部品80の光に対する収束と分散を切り替える制御部品82が設置され、
前記制御部品82は前記プーリ軸32に固定的に装着された第一歯車63を含み、前記スプライン軸61には第二歯車73がスプラインで装着され、前記第一歯車63は前記第二歯車73を百八十度回転連動させた後に第二歯車73と第一歯車63を噛み合わせないことで、光に対する収束と分散を切り替え、前記立柱10の中には照射ヘッド23を回転させて照射位置を調節できる調節部品83が設置され、前記立柱10の外側面には外側に水を噴射して埃を落下させるノズル22が固定的に装着されている。
【0018】
前記光処理部品80は前記スプライン軸61に固定的に装着されたレンズ連結枠45を含み、前記レンズ連結枠45にはレンズ枠44が上下対称にかつスライド可能に設置され、前記レンズ枠44と前記レンズ連結枠45との間には緩衝ばね47が固定的に装着され、下側の前記緩衝ばね47には集光できる凹形面が設置され、上側の前記緩衝ばね47には散光できる凹面鏡46が固定的に装着され、下側の緩衝ばね47が電球48に移動した後、緩衝ばね47がレンズ枠44と電球48とを押圧し、緩衝ばね47における凹形面は集光でき、上側の緩衝ばね47における凹面鏡46は散光して照射範囲を広げることができる。
【0019】
前記風エネルギー利用部品81はまた前記照射ヘッド23の右側面に固定的に装着された第一電磁石35を含み、前記羽根軸34にはスライドリング38が固定的に装着され、前記スライドリング38と前記連結ブロック41との間には引き動かしばね42が固定的に装着され、前記スライドリング38には四つの引き棒39が前記羽根軸34を囲むように中心対称にヒンジで連結され、前記引き棒39と前記羽根40とがヒンジで連結され、前記スライドリング38の左側面には第一永久磁石36が上下対称にかつ固定的に装着され、前記スライドリング38の左側面には引掛りフック37が前後対称にかつ固定的に装着され、前記照射ヘッド23の右側面には前後対称の引掛りフック空間50が設置され、前記引掛りフック空間50の前後内壁の中には前記引掛りフック空間50と連通した第一電磁空間53が前後対称に設置され、前記第一電磁空間53の中には引掛りブロック51がスライド可能に装着され、前記第一電磁空間53の片側内壁の中には第二電磁石55が固定的に装着され、前記引掛りブロック51の片側面には第二永久磁石52が固定的に装着され、前記第二永久磁石52と前記第一電磁空間53との間には第一押し動かしばね54が固定的に装着され、羽根40が引き棒39の作用によりずっと開いた状態にあり、大風の時に、第一電磁石35に通電させ、第一電磁石35が第一永久磁石36を吸引し、スライドリング38が左方へ引き棒39を引き動かし、引き棒39が羽根40を引き動かして収納し、スライドリング38が引掛りフック37を連動させて引掛りフック空間50の中に入らせ、前記引掛りブロック51が引掛りフック37を引っ掛け、羽根40が開く時、第二電磁石55に通電させ、第二電磁石55が第二永久磁石52を吸引し、引掛りブロック51が引掛りフック37を引っ掛けなくなり、引掛りフック37が引掛りフック空間50から離れ、引き動かしばね42の作用により羽根40が開かれる。
【0020】
前記羽根軸34には自在継手31が固定的に装着され、前記プーリ空間28の左側内壁の中には発電機26が固定的に装着され、前記発電機26の出力軸と前記羽根軸34とが固定的に連結され、前記照射ヘッド23の中には蓄電池49が固定的に装着され、前記蓄電池49と前記羽根軸34とが電信号により連結され、羽根40が羽根軸34を回転連動させる時、羽根軸34が発電機26を発電連動させ、発電機26から発された電気が蓄電池49により貯蔵される。
【0021】
前記制御部品82はまた前記羽根軸34に固定的に装着された第一プーリ30を含み、前記プーリ軸32には第二プーリ33が固定的に装着され、前記プーリ空間28の右側内壁の中には前記プーリ空間28と連通した第二電磁空間58が設置され、前記第二電磁空間58の中にはテンションプーリスライドブロック56がスライド可能に装着され、前記テンションプーリスライドブロック56にはテンションプーリ90が回転可能に装着され、前記第二電磁空間58の前側内壁には第三電磁石60が固定的に装着され、前記テンションプーリスライドブロック56の前側面には第三永久磁石57が固定的に装着され、前記第三永久磁石57と前記第三電磁石60との間には第二押し動かしばね59が固定的に装着され、前記第二プーリ33と前記テンションプーリ90と前記第一プーリ30との間にはベルト29が伝動可能に装着され、第三電磁石60に通電させた後、第三電磁石60は第三永久磁石57とテンションプーリスライドブロック56を押し動かして後方へスライドさせ、第二電磁石55がベルト29を引っ張り、第一プーリ30が第二プーリ33を回転連動させ、第三電磁石60に停電させた後、第一プーリ30は第二プーリ33を回転連動させることができない。
【0022】
前記第二歯車空間62の左側にはスライドリング空間64が設置され、前記スライドリング空間64の左側内壁には第四電磁石65が固定的に装着され、前記スライドリング空間64の中にはスライドリンク67がスライド可能に装着され、前記スライドリング67には第四永久磁石66が固定的に装着され、前記スライドリンク67の右側面には押し棒69が固定的に装着され、前記第二歯車73の左側面には固定ブロック70が固定的に装着され、前記固定ブロック70にはスライド溝71が形成され、前記押し棒69と前記スライド溝71とがスライド可能に連結され、レンズ連結枠45を回転連動させる時、第四電磁石65に通電させ、第四電磁石65が第四永久磁石66とスライドリング67とを右方へ押し動かしてスライドさせ、第一歯車63は第二歯車73を回転連動させることができ、第二歯車73は固定ブロック70を百八十度回転連動させた後、第二歯車73はスライド溝71の作用により右方へスライドして第一歯車63と噛み合わなくなり、レンズ連結枠45が百八十度回転した後に回転しなくなり、第四電磁石65に逆方向の電流を通した後、第四永久磁石66がスライドリング67を引き動かして左側へスライドさせ、第二歯車73が引かれて第一歯車63と噛み合う。
【0023】
前記第一歯車空間75の右側内壁の中には切換モータ78が固定的に装着され、前記切換モータ78の出力軸には第三歯車76が固定的に装着され、前記スプライン軸61において前記第一歯車空間75の中には第四歯車77が固定的に装着され、前記第四歯車77と前記第三歯車76とが噛み合っており、切換モータ78を起動すると、切換モータ78が第三歯車76を回転連動させ、第三歯車76が回転して第四歯車77を百八十度回転連動させてレンズ連結枠45を回転連動させる。
【0024】
前記調節部品83は前記立柱10の中に設置された第三歯車空間12を含み、前記立柱10の左側面と前記第三歯車空間12の左側内壁との間には回転輪軸17が回転可能に設置され、前記回転輪軸17の左側面には回転輪16が固定的に装着され、前記立柱10の左側面には挿入棒15がスライド可能に装着され、前記挿入棒15は回転輪16を引っ掛けることができ、前記回転輪軸17の右側面には第五歯車18が固定的に装着され、前記第三歯車空間12の上側には持ち上げ作動空間20が設置され、前記持ち上げ作動空間20と前記第三歯車空間12との間には前記立柱10の頂面を貫通した歯車軸13が回転可能に装着され、前記歯車軸13は前記立柱10の中で上下にスライドでき、前記歯車軸13には第六歯車14が固定的に装着され、前記第六歯車14は前記第五歯車18と噛み合うことができ、前記持ち上げ作動空間20の左側内壁と前記立柱10の左側面との間には持ち上げ押しブロック19がスライド可能に装着され、前記歯車軸13には持ち上げ輪盤21が固定的に装着され、前記持ち上げ押しブロック19は前記持ち上げ輪盤21を上げることができ、前記歯車軸13の頂面には第七歯車24が固定的に装着され、前記照射ヘッド23の底面には内側へ凹んだ凹み溝27が形成され、前記凹み溝27の中には内歯車が設置され、前記凹み溝27の中の内歯車が前記第七歯車24と噛み合っており、照射角度を調節する時、持ち上げ押しブロック19を押し動かして右方へスライドさせ、持ち上げ押しブロック19が第六歯車14と第五歯車18とを押し動かして噛み合わせ、第七歯車24と凹み溝27の内歯車とが噛み合い、挿入棒15を取り外し、回転輪16を回転させ、回転輪16は第五歯車18を回転連動させ、第五歯車18が第六歯車14を回転連動させ、第六歯車14が回転して第七歯車24を回転連動させ、第七歯車24が回転して照射ヘッド23を回転連動させ、照射ヘッド23の照射角度が調節され、調節後に挿入棒15を挿入し、回転輪16を回転させなく、照射ヘッド23も回転しなく、照射位置が固定される。
【0025】
前記照射ヘッド23の左側面には尾翼25が固定的に装着され、尾翼25は昼間に作動しないときに羽根40をずっと風迎えの方向に発電させることができる。
【0026】
ノズル22は外側の建築現場にずっと水を噴射して埃を落下させることができ、尾翼は昼間に作動しないときに羽根40をずっと風迎えの方向に位置させることができ、羽根40は引き棒39の作用によりずっと開いた状態にあり、大風の時に、第一電磁石35に通電させ、第一電磁石35が第一永久磁石36を吸引し、スライドリング38が左方へ引き棒39を引き動かし、引き棒39が羽根40を引き動かして収納し、スライドリング38が引掛りフック37を連動させて引掛りフック空間50の中に入らせ、前記引掛りブロック51が引掛りフック37を引っ掛け、羽根40が開く時、第二電磁石55に通電させ、第二電磁石55が第二永久磁石52を吸引し、引掛りブロック51が引掛りフック37を引っ掛けなくなり、引掛りフック37が引掛りフック空間50から離れ、引き動かしばね42の作用により羽根40が開かれ、羽根40は羽根軸34を回転連動させる時、羽根軸34が発電機26を発電連動させ、発電機26から発された電気が蓄電池49により貯蔵される。
夜に使用する時、まず照射角度を調節し、持ち上げ押しブロック19を押し動かして右方へスライドさせ、持ち上げ押しブロック19が第六歯車14と第五歯車18とを押し動かして噛み合わせ、第七歯車24と凹み溝27の内歯車とが噛み合い、挿入棒15を取り外し、回転輪16を回転させ、回転輪16は第五歯車18を回転連動させ、第五歯車18が第六歯車14を回転連動させ、第六歯車14が回転して第七歯車24を回転連動させ、第七歯車24が回転して照射ヘッド23を回転連動させ、照射ヘッド23の照射角度が調節され、調節後に挿入棒15を挿入し、回転輪16を回転させなく、照射ヘッド23も回転しなく、照射位置が固定され、
第三電磁石60に通電させた後、第三電磁石60は第三永久磁石57とテンションプーリスライドブロック56を押し動かして後方へスライドさせ、第二電磁石55がベルト29を引っ張り、第一プーリ30が第二プーリ33を回転連動させ、第三電磁石60に停電させた後、第一プーリ30は第二プーリ33を回転連動させることができなく、第二プーリ33は回転するときに第一歯車63を回転連動させ、レンズ連結枠45を回転させる時、第四電磁石65に通電させ、第四電磁石65が第四永久磁石66とスライドリング67とを右方へ押し動かしてスライドさせ、第一歯車63は第二歯車73を回転連動させることができ、第二歯車73は固定ブロック70を百八十度回転連動させた後、第二歯車73はスライド溝71の作用により右方へスライドして第一歯車63と噛み合わなくなり、レンズ連結枠45が百八十度回転した後に回転しなくなり、第四電磁石65に逆方向の電流を通した後、第四永久磁石66がスライドリング67を引き動かして左側へスライドさせ、第二歯車73が引かれて第一歯車63と噛み合い、次の切換を続け、切換モータ78が起動すると、切換モータ78が第三歯車76を回転連動させ、第三歯車76が回転して第四歯車77を百八十度回転連動させてレンズ連結枠45を回転連動させ、
下側の緩衝ばね47が電球48に移動した後、緩衝ばね47がレンズ枠44と電球48とを押圧し、緩衝ばね47における凹形面は集光でき、上側の緩衝ばね47における凹面鏡46は散光して照射範囲を広げることができる。
【0027】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。