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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-70530(P2021-70530A)
(43)【公開日】2021年5月6日
(54)【発明の名称】漢方薬錠剤の充填装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 1/30 20060101AFI20210409BHJP
【FI】
   B65B1/30 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-56855(P2020-56855)
(22)【出願日】2020年3月26日
(11)【特許番号】特許第6784904号(P6784904)
(45)【特許公報発行日】2020年11月18日
(31)【優先権主張番号】201911039521.7
(32)【優先日】2019年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519259320
【氏名又は名称】威海易一医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】趙▲き▼
【テーマコード(参考)】
3E118
【Fターム(参考)】
3E118AA02
3E118AB07
3E118BA02
3E118BB02
3E118CA06
3E118DA02
3E118DA09
3E118EA05
3E118FA06
(57)【要約】
【課題】本願は漢方薬錠剤の充填装置を開示した。
【解決手段】
本願発明の漢方薬錠剤の充填装置は、充填機を含み、前記充填機の中には左右方向から前記充填機を貫通した搬送空間が設置され、前記充填機の中には上方に開口した輸送空間が設置され、前記輸送空間の中には錠剤を分ける送り機構が設置され、前記搬送空間の上壁には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、本願発明は構造と操作が簡単で、自動的に薬剤を充填できるほか、錠剤を充填すると同時に乾燥剤も薬瓶の中に入れられ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、ほかの機械を使用する必要をなくし、これで効率を上げられ、コストも削減できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
充填機を含み、前記充填機の中には左右方向から前記充填機を貫通した搬送空間が設置され、前記充填機の中には上方に開口した輸送空間が設置され、前記輸送空間の中には錠剤を分ける送り機構が設置され、前記搬送空間の上壁には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、
前記搬送空間の上壁には乾燥剤を一つずつ搬送できる選別機構が設置され、前記選別機構は伝動空間を含み、前記伝動空間の下壁には従動空間が設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記伝動空間の中に位置する搬送軸が回転可能に連結され、前記搬送軸の下端には乾燥剤を分けられる搬送輪が固定され、前記搬送輪の中には四つの押し空間が設置され、四つの前記押し空間は上下壁と片側壁が前記従動空間と連通しており、前記従動空間の上壁にはさらに外部と連通した乾燥剤貯蔵空間が設置され、前記乾燥剤貯蔵空間に乾燥剤が貯蔵され、前記伝動空間の後壁には前方に開口したばね空間が設置され、前記ばね空間の後壁には前方に開口した水平移動空間が設置され、前記搬送軸の上端には後端が前記ばね空間の中に位置する伝動歯車が固定され、前記ばね空間の中には前端が前記伝動歯車と噛み合ったラックブロックがスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中には水平移動板がスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中にはさらに水平移動ばねが設置され、前記水平移動ばねが前記水平移動板と前記水平移動空間の後壁とを連結し、前記水平移動空間の中には前記水平移動板を貫通し且つ前記水平移動板の中で左右にスライドできる連結柱が設置され、前記連結柱の後端には位置制限板が固定され、前記連結柱の前端が前記ラックブロックと固定的に連結され、前記水平移動板の前面には前端が前記ばね空間の中に位置する固定板が固定され、前記固定板と前記ラックブロックとが圧縮ばねによって連結され、前記固定板の中には挟持空間が設置され、前記挟持空間の中には挟持板がスライド可能に連結され、前記挟持空間の中にはさらに挟持ばねが設置され、前記挟持ばねは前記挟持板と前記挟持空間の右壁とを連結し、前記挟持板の左端には左端が前記ばね空間の中に位置する連結棒が固定され、前記連結棒の左端には従動板が固定され、前記伝動空間の中には乾燥剤を一つずつ移動する移動機構が設置され、
錠剤を充填するには、前記駆動機構が作動し、薬瓶の中に等量の錠剤を充填すると同時に、前記選別機構と前記移動機構とが作動し、薬瓶の中に乾燥剤を入れ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、充填効率を上げられることを特徴とする漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項2】
前記送り機構が錠剤貯蔵空間を含み、前記錠剤貯蔵空間の上壁が前記輸送空間と連通しており、前記錠剤貯蔵空間の下壁には前記伝動空間と前記従動空間とを連通する案内空間が設置され、前記案内空間の下壁が前記搬送空間と連通しており、前記案内空間の中には案内ブロックが固定され、前記案内ブロックの中には上下方向から前記案内ブロックを貫通した案内管路が設置され、前記案内管路が錠剤の搬送を案内でき、前記輸送空間の中には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトの中には前記輸送ベルトを貫通した貫通穴が設置され、前記貫通穴を介して錠剤を搬送でき、前記輸送空間の左壁には下面が前記輸送ベルトの上面と接触した二枚の妨害板が固定され、前記錠剤貯蔵空間の右壁には左方に開口した移動空間が設置され、前記移動空間の上壁の左側が前記輸送空間と連通しており、前記移動空間の中には上面が前記輸送ベルトの下面と接触した移動板がスライド可能に連結され、前記移動空間の右壁には電磁石が固定され、前記電磁石は前記移動板と引き合うまたは反発し合うことができ、前記電磁石と前記移動板とが移動ばねによって固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項3】
前記駆動機構は左方に開口した密閉空間を含み、前記密閉空間の中には密閉板がスライド可能に連結され、前記密閉空間の中にはさらに伸縮ばねが設置され、前記密閉板は左端が前記錠剤貯蔵空間の中に位置し、前記伸縮ばねは前記密閉空間の右壁と前記密閉板の右端とを連結しており、前記密閉板の右端にはロープが固定され、前記ロープは右端が前記密閉空間の右壁と前記ばね空間の左壁とを貫通して前記ラックブロックと固定的に連結され、前記密閉空間の下壁には上壁が前記密閉空間と連通した駆動空間が設置され、前記駆動空間の前壁には駆動モータが固定され、前記駆動モータの後端には駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸には上端が前記密閉板の下端と接触した押し輪が固定され、前記駆動軸にはさらにリールが固定され、前記リールには引き紐が巻き付いており、前記搬送空間の下壁には搬送ベルトが設置され、前記搬送ベルトの上面で薬瓶を搬送することを特徴とする請求項1に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項4】
前記移動機構は二つの昇降空間を含み、二つの前記昇降空間はそれぞれ前記伝動空間の前後壁に位置し且つ前記伝動空間と連通しており、前記伝動空間の中には昇降可能な昇降板が設置され、前記昇降板の前後端にはいずれも一端が前記昇降空間の中に位置する昇降ブロックが固定され、前記昇降空間の下壁には上端が前記昇降ブロックと固定的に連結された支持ばねが固定され、前側の前記昇降ブロックの上端には鎖が固定され、前記鎖は上端が前記昇降空間の下壁と前記水平移動空間の後壁とを貫通して前記水平移動板と固定的に連結され、前記ラックブロックの右端には細紐が固定され、前記細紐は右端が前記挟持空間、前記ばね空間の右壁及び後側の前記昇降空間の上壁を貫通して前記昇降ブロックと固定的に連結され、前記挟持空間の中に位置する前記細紐が前記挟持板によって挟持され、前記昇降板の中には下方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の中にはスライダがスライド可能に連結され、前記スライダの右端には右端が前記スライド空間の右壁と固定的に連結されたスライドばねが固定され、前記引き紐は上端が前記駆動空間の上壁と前記スライド空間の右壁とを貫通して前記スライダと固定的に連結され、前記スライダの下端には下端が前記伝動空間の中に位置するスライドロッドが固定され、前記スライドロッドの下端には乾燥剤と接触できる下押しブロックが固定されていることを特徴とする請求項3に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項5】
初期状態において、前記圧縮ばねが引っ張り状態にあり、ほかのばねはいずれも自然状態にあり、前記移動板と前記密閉板との間にある前記錠剤貯蔵空間の中に薬瓶一個分の錠剤が貯蔵されていることを特徴とする請求項3に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項6】
前記圧縮ばねは前記挟持ばねより弾力が強く、前記昇降板と前記昇降ブロックとの重力は前記水平移動ばねの弾力より強く、前記下押しブロックが乾燥剤と接触した時、前記下押しブロックが右方へ運動することで乾燥剤を右方へ運動させ、前記水平移動板と前記水平移動空間との間の摩擦力は二つの前記水平移動ばねの弾力より弱いことを特徴とする請求項4に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は漢方薬分野を取り上げて、具体的には漢方薬錠剤の充填装置である。
【背景技術】
【0002】
服用の便宜を図るために、一部の漢方薬は粉砕されて錠剤として製造され、そして機械的手段によって錠剤を薬瓶に充填することで包装を完了とする。
現段階で、錠剤が充填された後、他の機械を利用して薬瓶に乾燥剤を入れなければならなく、これでは充填効率が低下してしまう。また、乾燥剤の輸送と充填に他の機械を使用する必要があるため、生産コストも増加する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104590634号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は漢方薬錠剤の充填装置を提供し、充填効率の低さやコストの高さなどの欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
本願発明の漢方薬錠剤の充填装置は、充填機を含み、前記充填機の中には左右方向から前記充填機を貫通した搬送空間が設置され、前記充填機の中には上方に開口した輸送空間が設置され、前記輸送空間の中には錠剤を分ける送り機構が設置され、前記搬送空間の上壁には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、
前記搬送空間の上壁には乾燥剤を一つずつ搬送できる選別機構が設置され、前記選別機構は伝動空間を含み、前記伝動空間の下壁には従動空間が設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記伝動空間の中に位置する搬送軸が回転可能に連結され、前記搬送軸の下端には乾燥剤を分けられる搬送輪が固定され、前記搬送輪の中には四つの押し空間が設置され、四つの前記押し空間は上下壁と片側壁が前記従動空間と連通しており、前記従動空間の上壁にはさらに外部と連通した乾燥剤貯蔵空間が設置され、前記乾燥剤貯蔵空間に乾燥剤が貯蔵され、前記伝動空間の後壁には前方に開口したばね空間が設置され、前記ばね空間の後壁には前方に開口した水平移動空間が設置され、前記搬送軸の上端には後端が前記ばね空間の中に位置する伝動歯車が固定され、前記ばね空間の中には前端が前記伝動歯車と噛み合ったラックブロックがスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中には水平移動板がスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中にはさらに水平移動ばねが設置され、前記水平移動ばねが前記水平移動板と前記水平移動空間の後壁とを連結し、前記水平移動空間の中には前記水平移動板を貫通し且つ前記水平移動板の中で左右にスライドできる連結柱が設置され、前記連結柱の後端には位置制限板が固定され、前記連結柱の前端が前記ラックブロックと固定的に連結され、前記水平移動板の前面には前端が前記ばね空間の中に位置する固定板が固定され、前記固定板と前記ラックブロックとが圧縮ばねによって連結され、前記固定板の中には挟持空間が設置され、前記挟持空間の中には挟持板がスライド可能に連結され、前記挟持空間の中にはさらに挟持ばねが設置され、前記挟持ばねは前記挟持板と前記挟持空間の右壁とを連結し、前記挟持板の左端には左端が前記ばね空間の中に位置する連結棒が固定され、前記連結棒の左端には従動板が固定され、前記伝動空間の中には乾燥剤を一つずつ移動する移動機構が設置され、
錠剤を充填するには、前記駆動機構が作動し、薬瓶の中に等量の錠剤を充填すると同時に、前記選別機構と前記移動機構とが作動し、薬瓶の中に乾燥剤を入れ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、充填効率を上げられる。
【0007】
さらに、前記送り機構が錠剤貯蔵空間を含み、前記錠剤貯蔵空間の上壁が前記輸送空間と連通しており、前記錠剤貯蔵空間の下壁には前記伝動空間と前記従動空間とを連通する案内空間が設置され、前記案内空間の下壁が前記搬送空間と連通しており、前記案内空間の中には案内ブロックが固定され、前記案内ブロックの中には上下方向から前記案内ブロックを貫通した案内管路が設置され、前記案内管路が錠剤の搬送を案内でき、前記輸送空間の中には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトの中には前記輸送ベルトを貫通した貫通穴が設置され、前記貫通穴を介して錠剤を搬送でき、前記輸送空間の左壁には下面が前記輸送ベルトの上面と接触した二枚の妨害板が固定され、前記錠剤貯蔵空間の右壁には左方に開口した移動空間が設置され、前記移動空間の上壁の左側が前記輸送空間と連通しており、前記移動空間の中には上面が前記輸送ベルトの下面と接触した移動板がスライド可能に連結され、前記移動空間の右壁には電磁石が固定され、前記電磁石は前記移動板と引き合うまたは反発し合うことができ、前記電磁石と前記移動板とが移動ばねによって固定的に連結されている。
【0008】
さらに、前記駆動機構は左方に開口した密閉空間を含み、前記密閉空間の中には密閉板がスライド可能に連結され、前記密閉空間の中にはさらに伸縮ばねが設置され、前記密閉板は左端が前記錠剤貯蔵空間の中に位置し、前記伸縮ばねは前記密閉空間の右壁と前記密閉板の右端とを連結しており、前記密閉板の右端にはロープが固定され、前記ロープは右端が前記密閉空間の右壁と前記ばね空間の左壁とを貫通して前記ラックブロックと固定的に連結され、前記密閉空間の下壁には上壁が前記密閉空間と連通した駆動空間が設置され、前記駆動空間の前壁には駆動モータが固定され、前記駆動モータの後端には駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸には上端が前記密閉板の下端と接触した押し輪が固定され、前記駆動軸にはさらにリールが固定され、前記リールには引き紐が巻き付いており、前記搬送空間の下壁には搬送ベルトが設置され、前記搬送ベルトの上面で薬瓶を搬送する。
【0009】
さらに、前記移動機構は二つの昇降空間を含み、二つの前記昇降空間はそれぞれ前記伝動空間の前後壁に位置し且つ前記伝動空間と連通しており、前記伝動空間の中には昇降可能な昇降板が設置され、前記昇降板の前後端にはいずれも一端が前記昇降空間の中に位置する昇降ブロックが固定され、前記昇降空間の下壁には上端が前記昇降ブロックと固定的に連結された支持ばねが固定され、前側の前記昇降ブロックの上端には鎖が固定され、前記鎖は上端が前記昇降空間の下壁と前記水平移動空間の後壁とを貫通して前記水平移動板と固定的に連結され、前記ラックブロックの右端には細紐が固定され、前記細紐は右端が前記挟持空間、前記ばね空間の右壁及び後側の前記昇降空間の上壁を貫通して前記昇降ブロックと固定的に連結され、前記挟持空間の中に位置する前記細紐が前記挟持板によって挟持され、前記昇降板の中には下方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の中にはスライダがスライド可能に連結され、前記スライダの右端には右端が前記スライド空間の右壁と固定的に連結されたスライドばねが固定され、前記引き紐は上端が前記駆動空間の上壁と前記スライド空間の右壁とを貫通して前記スライダと固定的に連結され、前記スライダの下端には下端が前記伝動空間の中に位置するスライドロッドが固定され、前記スライドロッドの下端には乾燥剤と接触できる下押しブロックが固定されている。
【0010】
さらに、初期状態において、前記圧縮ばねが引っ張り状態にあり、ほかのばねはいずれも自然状態にあり、前記移動板と前記密閉板との間にある前記錠剤貯蔵空間の中に薬瓶一個分の錠剤が貯蔵されている。
【0011】
さらに、前記圧縮ばねは前記挟持ばねより弾力が強く、前記昇降板と前記昇降ブロックとの重力は前記水平移動ばねの弾力より強く、前記下押しブロックが乾燥剤と接触した時、前記下押しブロックが右方へ運動することで乾燥剤を右方へ運動させ、前記水平移動板と前記水平移動空間との間の摩擦力は二つの前記水平移動ばねの弾力より弱い。
【発明の効果】
【0012】
本願発明は構造と操作が簡単で、自動的に薬剤を充填できるほか、錠剤を充填すると同時に乾燥剤も薬瓶の中に入れられ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、ほかの機械を使用する必要をなくし、これで効率を上げられ、コストも削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
図1図1は本願発明の構成模式図
図2図2図1におけるA―Aの構成模式図
図3図3図1におけるB―Bの構成模式図
図4図4図1におけるC―Cの構成模式図
図5図5図1におけるD―Dの構成模式図
図6図6図1におけるE―Eの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜6を参照し、本願発明の漢方薬錠剤の充填装置は、充填機10を含み、前記充填機10の中には左右方向から前記充填機10を貫通した搬送空間12が設置され、前記充填機10の中には上方に開口した輸送空間29が設置され、前記輸送空間29の中には錠剤を分ける送り機構66が設置され、前記搬送空間12の上壁には本願発明の作動を駆動する駆動機構67が設置され、前記搬送空間12の上壁には乾燥剤を一つずつ搬送できる選別機構64が設置され、前記選別機構64は伝動空間38を含み、前記伝動空間38の下壁には従動空間68が設置され、前記従動空間68の下壁には上端が前記伝動空間38の中に位置する搬送軸39が回転可能に連結され、前記搬送軸39の下端には乾燥剤を分けられる搬送輪40が固定され、前記搬送輪40の中には四つの押し空間41が設置され、四つの前記押し空間41は上下壁と片側壁が前記従動空間68と連通しており、前記従動空間68の上壁にはさらに外部と連通した乾燥剤貯蔵空間36が設置され、前記乾燥剤貯蔵空間36に乾燥剤が貯蔵され、前記伝動空間38の後壁には前方に開口したばね空間51が設置され、前記ばね空間51の後壁には前方に開口した水平移動空間49が設置され、前記搬送軸39の上端には後端が前記ばね空間51の中に位置する伝動歯車43が固定され、前記ばね空間51の中には前端が前記伝動歯車43と噛み合ったラックブロック44がスライド可能に連結され、前記水平移動空間49の中には水平移動板46がスライド可能に連結され、前記水平移動空間49の中にはさらに水平移動ばね47が設置され、前記水平移動ばね47が前記水平移動板46と前記水平移動空間49の後壁とを連結し、前記水平移動空間49の中には前記水平移動板46を貫通し且つ前記水平移動板46の中で左右にスライドできる連結柱45が設置され、前記連結柱45の後端には位置制限板48が固定され、前記連結柱45の前端が前記ラックブロック44と固定的に連結され、前記水平移動板46の前面には前端が前記ばね空間51の中に位置する固定板53が固定され、前記固定板53と前記ラックブロック44とが圧縮ばね52によって連結され、前記固定板53の中には挟持空間56が設置され、前記挟持空間56の中には挟持板58がスライド可能に連結され、前記挟持空間56の中にはさらに挟持ばね55が設置され、前記挟持ばね55は前記挟持板58と前記挟持空間56の右壁とを連結し、前記挟持板58の左端には左端が前記ばね空間51の中に位置する連結棒59が固定され、前記連結棒59の左端には従動板54が固定され、前記伝動空間38の中には乾燥剤を一つずつ移動する移動機構65が設置され、
錠剤を充填するには、前記駆動機構67が作動し、薬瓶の中に等量の錠剤を充填すると同時に、前記選別機構64と前記移動機構65とが作動し、薬瓶の中に乾燥剤を入れ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、充填効率を上げられる。
【0016】
有益的には、前記送り機構66が錠剤貯蔵空間25を含み、前記錠剤貯蔵空間25の上壁が前記輸送空間29と連通しており、前記錠剤貯蔵空間25の下壁には前記伝動空間38と前記従動空間68とを連通する案内空間14が設置され、前記案内空間14の下壁が前記搬送空間12と連通しており、前記案内空間14の中には案内ブロック13が固定され、前記案内ブロック13の中には上下方向から前記案内ブロック13を貫通した案内管路42が設置され、前記案内管路42が錠剤の搬送を案内でき、前記輸送空間29の中には輸送ベルト26が設置され、前記輸送ベルト26の中には前記輸送ベルト26を貫通した貫通穴28が設置され、前記貫通穴28を介して錠剤を搬送でき、前記輸送空間29の左壁には下面が前記輸送ベルト26の上面と接触した二枚の妨害板35が固定され、前記錠剤貯蔵空間25の右壁には左方に開口した移動空間23が設置され、前記移動空間23の上壁の左側が前記輸送空間29と連通しており、前記移動空間23の中には上面が前記輸送ベルト26の下面と接触した移動板27がスライド可能に連結され、前記移動空間23の右壁には電磁石22が固定され、前記電磁石22は前記移動板27と引き合うまたは反発し合うことができ、前記電磁石22と前記移動板27とが移動ばね24によって固定的に連結されている。
【0017】
有益的には、前記駆動機構67は左方に開口した密閉空間20を含み、前記密閉空間20の中には密閉板18がスライド可能に連結され、前記密閉空間20の中にはさらに伸縮ばね19が設置され、前記密閉板18は左端が前記錠剤貯蔵空間25の中に位置し、前記伸縮ばね19は前記密閉空間20の右壁と前記密閉板18の右端とを連結しており、前記密閉板18の右端にはロープ21が固定され、前記ロープ21は右端が前記密閉空間20の右壁と前記ばね空間51の左壁とを貫通して前記ラックブロック44と固定的に連結され、前記密閉空間20の下壁には上壁が前記密閉空間20と連通した駆動空間15が設置され、前記駆動空間15の前壁には駆動モータ62が固定され、前記駆動モータ62の後端には駆動軸16が伝動可能に連結され、前記駆動軸16には上端が前記密閉板18の下端と接触した押し輪17が固定され、前記駆動軸16にはさらにリール63が固定され、前記リール63には引き紐30が巻き付いており、前記搬送空間12の下壁には搬送ベルト11が設置され、前記搬送ベルト11の上面で薬瓶を搬送する。
【0018】
有益的には、前記移動機構65は二つの昇降空間34を含み、二つの前記昇降空間34はそれぞれ前記伝動空間38の前後壁に位置し且つ前記伝動空間38と連通しており、前記伝動空間38の中には昇降可能な昇降板31が設置され、前記昇降板31の前後端にはいずれも一端が前記昇降空間34の中に位置する昇降ブロック61が固定され、前記昇降空間34の下壁には上端が前記昇降ブロック61と固定的に連結された支持ばね60が固定され、前側の前記昇降ブロック61の上端には鎖50が固定され、前記鎖50は上端が前記昇降空間34の下壁と前記水平移動空間49の後壁とを貫通して前記水平移動板46と固定的に連結され、前記ラックブロック44の右端には細紐57が固定され、前記細紐57は右端が前記挟持空間56、前記ばね空間51の右壁及び後側の前記昇降空間34の上壁を貫通して前記昇降ブロック61と固定的に連結され、前記挟持空間56の中に位置する前記細紐57が前記挟持板58によって挟持され、前記昇降板31の中には下方に開口したスライド空間32が設置され、前記スライド空間32の中にはスライダ69がスライド可能に連結され、前記スライダ69の右端には右端が前記スライド空間32の右壁と固定的に連結されたスライドばね33が固定され、前記引き紐30は上端が前記駆動空間15の上壁と前記スライド空間32の右壁とを貫通して前記スライダ69と固定的に連結され、前記スライダ69の下端には下端が前記伝動空間38の中に位置するスライドロッド70が固定され、前記スライドロッド70の下端には乾燥剤と接触できる下押しブロック71が固定されている。
【0019】
有益的には、初期状態において、前記圧縮ばね52が引っ張り状態にあり、ほかのばねはいずれも自然状態にあり、前記移動板27と前記密閉板18との間にある前記錠剤貯蔵空間25の中に薬瓶一個分の錠剤が貯蔵されている。
【0020】
有益的には、前記圧縮ばね52は前記挟持ばね55より弾力が強く、前記昇降板31と前記昇降ブロック61との重力は前記水平移動ばね47の弾力より強く、前記下押しブロック71が乾燥剤と接触した時、前記下押しブロック71が右方へ運動することで乾燥剤を右方へ運動させ、前記水平移動板46と前記水平移動空間49との間の摩擦力は二つの前記水平移動ばね47の弾力より弱い。
【0021】
本願発明の作動手順は以下の通りである。
1、 二枚の妨害板35の間に充填要りの錠剤を入れ、輸送ベルト26が作動して輸送空間29の中で運動し、輸送ベルト26の運動により錠剤が一つずつ貫通穴28の中に入り、搬送ベルト11が作動して充填用の薬瓶を左方へ運動させ、薬瓶が案内管路42の下側に位置したら、駆動モータ62が作動して駆動軸16を回転させることで、押し輪17とリール63とが回転し、押し輪17の回転により密閉板18が右方へ運動し、錠剤貯蔵空間25を案内空間14と連通させ、そして錠剤貯蔵空間25の中の錠剤は案内空間14と案内管路42とを経由して薬瓶の中に入り、密閉板18が右方へ運動することで、ロープ21が緩み、圧縮ばね52を復帰させ、ラックブロック44が右方へ運動し、細紐57を緩め、挟持板58が細紐57を挟持したため、固定板53の左側に位置する細紐57が緩むが、固定板53の右側に位置する細紐57が終始引き締まり状態にあり、ラックブロック44が右方へ運動することで伝動歯車43を回転させ、そして搬送軸39が連動して回転し、搬送輪40を回転させ、一つの乾燥剤を下押しブロック71の下側に位置させ、また、乾燥剤貯蔵空間36にある一つの乾燥剤は押し空間41の中に落下し、
2、 ラックブロック44が右方へ運動して従動板54と接触したら、従動板54を右方へ運動させることで、連結棒59と挟持板58とが右方へ運動し、挟持ばね55が圧縮され、挟持板58が細紐57を挟持しなくなり、この時に細紐57が完全に緩み、そして昇降ブロック61と昇降板31とが自重により下降し、下押しブロック71を下降させて乾燥剤と接触させ、昇降ブロック61が下降して鎖50を引き動かし、水平移動板46が連動して後方へ運動し、位置制限板48、連結柱45、及びラックブロック44を後方へ運動させることで、ラックブロック44が伝動歯車43から離れ、リール63が回転して引き紐30を巻き上げ、スライダ69を右方へ運動させ、下押しブロック71が連動して右方へ運動し、そして乾燥剤は右方へ運動して案内空間14の中に入り、最後に自重により薬瓶の中に入り、
3、 駆動モータ62を逆回転させることで、駆動軸16が逆回転し、押し輪17とリール63とを逆回転させ、押し輪17の回転により密閉板18が復帰し、ロープ21を巻き上げ、そしてラックブロック44がまず左方へ運動し、改めて圧縮ばね52を引っ張り、ラックブロック44の左方への運動により圧縮ばね52が引き動かされ、圧縮ばね52の弾力が挟持ばね55の弾力より強いため、ラックブロック44が従動板54と分離し、且つ挟持ばね55が復帰して挟持板58を左方へ運動させることで改めて細紐57を挟持したら、圧縮ばね52が復帰してラックブロック44を左方へ運動させ、細紐57を引き続き引き動かし、そして昇降ブロック61が上昇して復帰し、昇降板31を上昇させて復帰させ、鎖50が緩み、水平移動ばね47の復帰により水平移動板46は前方へゆっくり運動し、ラックブロック44が左方へ運動して復帰したら、水平移動板46が水平移動ばね47の作用のもとで復帰し、ラックブロック44が改めて前方へ運動して伝動歯車43と噛み合い、リール63が逆回転して引き紐30を緩め、スライドばね33を復帰させ、スライダ69が連動して左方へ運動して復帰し、スライドロッド70と下押しブロック71とを左方へ運動させて復帰させ、ここで選別機構64と移動機構65との復帰を完了とし、密閉板18が左方へ運動して改めて錠剤貯蔵空間25の中に位置したら、再び錠剤貯蔵空間25と案内空間14の連通を遮断し、
4、 錠剤貯蔵空間25の中に錠剤がなくなったら、電磁石22が作動して移動板27と引き合い、そして移動板27が右方へ運動し、移動ばね24が圧縮され、輸送空間29を錠剤貯蔵空間25と連通させ、輸送ベルト26が錠剤貯蔵空間25の上側を通った時、貫通穴28の中の錠剤が自動的に錠剤貯蔵空間25の中に落下し、落下した錠剤の数が瓶詰めに所要の数に達した時、電磁石22が作動を止め、移動ばね24が復帰し、移動板27を左方へ運動させて復帰させ、移動板27が改めて輸送ベルト26の下面と接触し、これで錠剤が落下できなくなり、錠剤貯蔵空間25は錠剤によって改めて詰め込まれる。
【0022】
以上の方式により、当該分野の従業員は本願発明の範囲内で作業状況に応じて様々な改変を加えることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2020年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
充填機を含み、前記充填機の中には左右方向から前記充填機を貫通した搬送空間が設置され、前記充填機の中には上方に開口した輸送空間が設置され、前記輸送空間の中には錠剤を分ける送り機構が設置され、前記搬送空間の上壁には本願発明の作動を駆動する駆動機構が設置され、
前記搬送空間の上壁には乾燥剤を一つずつ搬送できる選別機構が設置され、前記選別機構は伝動空間を含み、前記伝動空間の下壁には従動空間が設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記伝動空間の中に位置する搬送軸が回転可能に連結され、前記搬送軸の下端には乾燥剤を分けられる搬送輪が固定され、前記搬送輪の中には四つの押し空間が設置され、四つの前記押し空間は上下壁と片側壁が前記従動空間と連通しており、前記従動空間の上壁にはさらに外部と連通した乾燥剤貯蔵空間が設置され、前記乾燥剤貯蔵空間に乾燥剤が貯蔵され、前記伝動空間の後壁には前方に開口したばね空間が設置され、前記ばね空間の後壁には前方に開口した水平移動空間が設置され、前記搬送軸の上端には後端が前記ばね空間の中に位置する伝動歯車が固定され、前記ばね空間の中には前端が前記伝動歯車と噛み合ったラックブロックがスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中には水平移動板がスライド可能に連結され、前記水平移動空間の中にはさらに水平移動ばねが設置され、前記水平移動ばねが前記水平移動板と前記水平移動空間の後壁とを連結し、前記水平移動空間の中には前記水平移動板を貫通し且つ前記水平移動板の中で左右にスライドできる連結柱が設置され、前記連結柱の後端には位置制限板が固定され、前記連結柱の前端が前記ラックブロックと固定的に連結され、前記水平移動板の前面には前端が前記ばね空間の中に位置する固定板が固定され、前記固定板と前記ラックブロックとが圧縮ばねによって連結され、前記固定板の中には挟持空間が設置され、前記挟持空間の中には挟持板がスライド可能に連結され、前記挟持空間の中にはさらに挟持ばねが設置され、前記挟持ばねは前記挟持板と前記挟持空間の右壁とを連結し、前記挟持板の左端には左端が前記ばね空間の中に位置する連結棒が固定され、前記連結棒の左端には従動板が固定され、前記伝動空間の中には乾燥剤を一つずつ移動する移動機構が設置され、
錠剤を充填するには、前記駆動機構が作動し、薬瓶の中に等量の錠剤を充填すると同時に、前記選別機構と前記移動機構とが作動し、薬瓶の中に乾燥剤を入れ、即ち錠剤と乾燥剤を同時に充填することで、充填効率を上げられることを特徴とする漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項2】
前記送り機構が錠剤貯蔵空間を含み、前記錠剤貯蔵空間の上壁が前記輸送空間と連通しており、前記錠剤貯蔵空間の下壁には前記伝動空間と前記従動空間とを連通する案内空間が設置され、前記案内空間の下壁が前記搬送空間と連通しており、前記案内空間の中には案内ブロックが固定され、前記案内ブロックの中には上下方向から前記案内ブロックを貫通した案内管路が設置され、前記案内管路が錠剤の搬送を案内でき、前記輸送空間の中には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトの中には前記輸送ベルトを貫通した貫通穴が設置され、前記貫通穴を介して錠剤を搬送でき、前記輸送空間の左壁には下面が前記輸送ベルトの上面と接触した二枚の妨害板が固定され、前記錠剤貯蔵空間の右壁には左方に開口した移動空間が設置され、前記移動空間の上壁の左側が前記輸送空間と連通しており、前記移動空間の中には上面が前記輸送ベルトの下面と接触した移動板がスライド可能に連結され、前記移動空間の右壁には電磁石が固定され、前記電磁石は前記移動板と引き合うまたは反発し合うことができ、前記電磁石と前記移動板とが移動ばねによって固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項3】
前記駆動機構は左方に開口した密閉空間を含み、前記密閉空間の中には密閉板がスライド可能に連結され、前記密閉空間の中にはさらに伸縮ばねが設置され、前記密閉板は左端が前記錠剤貯蔵空間の中に位置し、前記伸縮ばねは前記密閉空間の右壁と前記密閉板の右端とを連結しており、前記密閉板の右端にはロープが固定され、前記ロープは右端が前記密閉空間の右壁と前記ばね空間の左壁とを貫通して前記ラックブロックと固定的に連結され、前記密閉空間の下壁には上壁が前記密閉空間と連通した駆動空間が設置され、前記駆動空間の前壁には駆動モータが固定され、前記駆動モータの後端には駆動軸が伝動可能に連結され、前記駆動軸には上端が前記密閉板の下端と接触した押し輪が固定され、前記駆動軸にはさらにリールが固定され、前記リールには引き紐が巻き付いており、前記搬送空間の下壁には搬送ベルトが設置され、前記搬送ベルトの上面で薬瓶を搬送し、
前記移動機構は二つの昇降空間を含み、二つの前記昇降空間はそれぞれ前記伝動空間の前後壁に位置し且つ前記伝動空間と連通しており、前記伝動空間の中には昇降可能な昇降板が設置され、前記昇降板の前後端にはいずれも一端が前記昇降空間の中に位置する昇降ブロックが固定され、前記昇降空間の下壁には上端が前記昇降ブロックと固定的に連結された支持ばねが固定され、前側の前記昇降ブロックの上端には鎖が固定され、前記鎖は上端が前記昇降空間の下壁と前記水平移動空間の後壁とを貫通して前記水平移動板と固定的に連結され、前記ラックブロックの右端には細紐が固定され、前記細紐は右端が前記挟持空間、前記ばね空間の右壁及び後側の前記昇降空間の上壁を貫通して前記昇降ブロックと固定的に連結され、前記挟持空間の中に位置する前記細紐が前記挟持板によって挟持され、前記昇降板の中には下方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の中にはスライダがスライド可能に連結され、前記スライダの右端には右端が前記スライド空間の右壁と固定的に連結されたスライドばねが固定され、前記引き紐は上端が前記駆動空間の上壁と前記スライド空間の右壁とを貫通して前記スライダと固定的に連結され、前記スライダの下端には下端が前記伝動空間の中に位置するスライドロッドが固定され、前記スライドロッドの下端には乾燥剤と接触できる下押しブロックが固定されていることを特徴とする請求項2に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項4】
初期状態において、前記圧縮ばねが引っ張り状態にあり、ほかのばねはいずれも自然状態にあり、前記移動板と前記密閉板との間にある前記錠剤貯蔵空間の中に薬瓶一個分の錠剤が貯蔵されていることを特徴とする請求項3に記載の漢方薬錠剤の充填装置。
【請求項5】
前記圧縮ばねは前記挟持ばねより弾力が強く、前記昇降板と前記昇降ブロックとの重力は前記水平移動ばねの弾力より強く、前記下押しブロックが乾燥剤と接触した時、前記下押しブロックが右方へ運動することで乾燥剤を右方へ運動させ、前記水平移動板と前記水平移動空間との間の摩擦力は二つの前記水平移動ばねの弾力より弱いことを特徴とする請求項4に記載の漢方薬錠剤の充填装置。