特開2021-7382(P2021-7382A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東営秀春労保用品有限公司の特許一覧

<>
  • 特開2021007382-小動物に対する伝染病隔離監護籠 図000003
  • 特開2021007382-小動物に対する伝染病隔離監護籠 図000004
  • 特開2021007382-小動物に対する伝染病隔離監護籠 図000005
  • 特開2021007382-小動物に対する伝染病隔離監護籠 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-7382(P2021-7382A)
(43)【公開日】2021年1月28日
(54)【発明の名称】小動物に対する伝染病隔離監護籠
(51)【国際特許分類】
   A01K 1/00 20060101AFI20201225BHJP
   A01K 1/03 20060101ALI20201225BHJP
【FI】
   A01K1/00 Z
   A01K1/03 A
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-135720(P2019-135720)
(22)【出願日】2019年7月23日
(11)【特許番号】特許第6714187号(P6714187)
(45)【特許公報発行日】2020年6月24日
(31)【優先権主張番号】201910578909.8
(32)【優先日】2019年6月28日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519322543
【氏名又は名称】東営秀春労保用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】劉光強
【テーマコード(参考)】
2B101
【Fターム(参考)】
2B101AA11
2B101FA04
2B101FA07
2B101GA10
(57)【要約】
【課題】本発明は小動物に対する伝染病隔離監護籠を開示した。
【解決手段】本発明は小動物に対する伝染病隔離監護籠を開示し、隔離籠を含み、前記隔離籠の右側には連結軸が回転可能に連結され、前記連結軸には蓋が固定的に設置され、前記蓋と前記隔離籠との間には作業空間が設置され、前記作業空間内には研究箱がスライド可能に連結され、本装置は小動物に隔離と固定を行え、伝統的な籠と比べ、本装置は動物と人間とを隔離できるだけでなく、伝染源付きの黴菌とウイルスもともに隔離でき、研究者が伝染病にかかる危険性を大幅に下げ、同時に本装置には消毒換気システムが設置され、動物に新しい酸素を提供でき、さらにウイルスと黴菌を殺められ、ウイルスと黴菌の拡散を防げ、また、本装置は動物を装置内に固定でき、動物に研究と治療を行う時に便利である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、隔離籠を含み、前記隔離籠の右側には連結軸が回転可能に連結され、前記連結軸には蓋が固定的に設置され、前記蓋と前記隔離籠との間には作業空間が設置され、前記作業空間内には研究箱がスライド可能に連結され、前記研究箱内には連動チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂側壁には連結チャンバが設置され、前記連結チャンバの頂壁には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記頂部チャンバの頂壁には上方に開口した研究チャンバが設置され、前記研究チャンバの右側壁にはモータ空間が設置され、前記モータ空間と、前記研究チャンバと、前記空きチャンバと、前記連動チャンバとの中には固定装置が設置され、前記固定装置は動物を固定でき、
前記固定装置は捻り軸を含み、前記捻り軸は前記連動チャンバの前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸には捻りばねが固定的に設置され、前記捻りばねの片側は前記連動チャンバの後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸には固定ベルトが連結され、前記モータ空間の後側壁には固定モータが固定的に設置され、前記固定モータの前側には固定モータ軸が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸にはリールが固定的に設置され、前記リールと前記捻り軸との間には固定ベルトが連結され、前記研究チャンバの底壁には底部板が固定的に設置され、前記底部板に動物を置くことができ、前記連動チャンバの底壁には挟み板が固定的に連結され、前記連動チャンバの頂壁には固定ばねが設置され、前記固定ばねの片側にはばねブロックが固定的に連結され、前記ばねブロックと前記挟み板とによって前記固定ベルトを固定でき、
前記連動チャンバの底壁には解錠スライドチャンバが左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間の底壁には位置制限スライドチャンバが左右対称に設置され、前記作業空間と前記解錠スライドチャンバとの中には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記固定装置を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱を駆動して上下移動させられ、前記作業空間の左側壁には開閉スライドチャンバが設置され、前記蓋の底面には開口チャンバが設置され、前記開口チャンバと前記開閉スライドチャンバとの間にはロック装置が設置され、前記ロック装置は前記蓋の開閉を制御できることを特徴とする小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項2】
前記駆動装置は動力モータと、動力軸と、楕円盤と、位置制限スライド棒と、位置制限スライドブロックと、従動ブロックと、位置制限ばねとを含み、前記動力モータは前記作業空間の底壁に固定的に装着され、前記動力モータ内には動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸には楕円盤が固定的に設置され、前記位置制限スライドチャンバの左右側壁には位置制限スライド棒が固定的に設置され、前記位置制限スライド棒には位置制限スライドブロックがそれぞれスライド可能に連結され、前記位置制限スライドブロックの頂面には従動ブロックが固定的に設置され、前記従動ブロックの片側面と前記作業空間との間には位置制限ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項3】
すべての前記従動ブロックの前側面には昇降棒がヒンジで連結され、前記昇降棒の片側は前記研究箱とヒンジで連結され、前記昇降棒にはヒンジ連結棒がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒の頂側には解錠スライドブロックがヒンジで連結され、前記解錠スライドブロックは前記解錠スライドチャンバとスライド可能に連結され、前記解錠スライドブロックの頂面には細スライド棒が固定的に設置され、前記細スライド棒は前記ばねブロックと固定的に連結され、前記細スライド棒と前記挟み板とはスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項4】
前記ロック装置はロック棒と、締付ばねと、ロックブロックとを含み、前記ロック棒は前記開閉スライドチャンバ内にスライド可能に装着され、前記ロック棒と前記開閉スライドチャンバとの間には締付ばねが連結され、前記開口チャンバの右側壁にはロックブロックが固定的に設置され、前記ロックブロックは前記ロック棒と協働できることを特徴とする請求項1に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項5】
前記連動チャンバと、前記空きチャンバと、前記研究チャンバとの中には定滑車が総計五つ設置されていることを特徴とする請求項1に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項6】
前記蓋の頂側には手入れチャンバが左右対称に設置され、前記手入れチャンバの底側にはゴム手袋がそれぞれ固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項7】
前記蓋の頂面には消毒換気システムが設置されていることを特徴とする請求項6に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【請求項8】
前記蓋はガラスで作製されることを特徴とする請求項6に記載の小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医学防護分野を取り上げ、具体的には小動物に対する伝染病隔離監護籠である。
【背景技術】
【0002】
現在、動物が飼われる時に、よく突発的な伝染病に遭い、もし迅速に対応できなければ、伝染病が爆発的に拡散し、経済的な損失を引き起こす。同時に、人間にまで危害を及ぼす。動物が伝染病にかかった後に、直ちに動物を研究し、ウイルス又は黴菌の種類を確定し、治療薬を確定する。
しかし、市販される籠のほとんどが外部と連通し、ウイルスや黴菌の伝播を阻止できず、研究時に研究者の身を脅かし、また、籠では、研究者が動物に観察や研究をする時に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107711528号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は小動物に対する伝染病隔離監護籠を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを提供する:本発明の小動物に対する伝染病隔離監護籠は、隔離籠を含み、前記隔離籠の右側には連結軸が回転可能に連結され、前記連結軸には蓋が固定的に設置され、前記蓋と前記隔離籠との間には作業空間が設置され、前記作業空間内には研究箱がスライド可能に連結され、前記研究箱内には連動チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂側壁には連結チャンバが設置され、前記連結チャンバの頂壁には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記頂部チャンバの頂壁には上方に開口した研究チャンバが設置され、前記研究チャンバの右側壁にはモータ空間が設置され、前記モータ空間と、前記研究チャンバと、前記空きチャンバと、前記連動チャンバとの中には固定装置が設置され、前記固定装置は動物を固定でき、
前記固定装置は捻り軸を含み、前記捻り軸は前記連動チャンバの前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸には捻りばねが固定的に設置され、前記捻りばねの片側は前記連動チャンバの後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸には固定ベルトが連結され、前記モータ空間の後側壁には固定モータが固定的に設置され、前記固定モータの前側には固定モータ軸が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸にはリールが固定的に設置され、前記リールと前記捻り軸との間には固定ベルトが連結され、前記研究チャンバの底壁には底部板が固定的に設置され、前記底部板に動物を置くことができ、前記連動チャンバの底壁には挟み板が固定的に連結され、前記連動チャンバの頂壁には固定ばねが設置され、前記固定ばねの片側にはばねブロックが固定的に連結され、前記ばねブロックと前記挟み板とによって前記固定ベルトを固定でき、
前記連動チャンバの底壁には解錠スライドチャンバが左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間の底壁には位置制限スライドチャンバが左右対称に設置され、前記作業空間と前記解錠スライドチャンバとの中には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記固定装置を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱を駆動して上下移動させられ、前記作業空間の左側壁には開閉スライドチャンバが設置され、前記蓋の底面には開口チャンバが設置され、前記開口チャンバと前記開閉スライドチャンバとの間にはロック装置が設置され、前記ロック装置は前記蓋の開閉を制御できる。
【0006】
前述した技術プランの上で、前記駆動装置は動力モータと、動力軸と、楕円盤と、位置制限スライド棒と、位置制限スライドブロックと、従動ブロックと、位置制限ばねとを含み、前記動力モータは前記作業空間の底壁に固定的に装着され、前記動力モータ内には動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸には楕円盤が固定的に設置され、前記位置制限スライドチャンバの左右側壁には位置制限スライド棒が固定的に設置され、前記位置制限スライド棒には位置制限スライドブロックがそれぞれスライド可能に連結され、前記位置制限スライドブロックの頂面には従動ブロックが固定的に設置され、前記従動ブロックの片側面と前記作業空間との間には位置制限ばねが連結されている。
【0007】
前述した技術プランの上で、すべての前記従動ブロックの前側面には昇降棒がヒンジで連結され、前記昇降棒の片側は前記研究箱とヒンジで連結され、前記昇降棒にはヒンジ連結棒がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒の頂側には解錠スライドブロックがヒンジで連結され、前記解錠スライドブロックは前記解錠スライドチャンバとスライド可能に連結され、前記解錠スライドブロックの頂面には細スライド棒が固定的に設置され、前記細スライド棒は前記ばねブロックと固定的に連結され、前記細スライド棒と前記挟み板とはスライド可能に連結されている。
【0008】
前述した技術プランの上で、前記ロック装置はロック棒と、締付ばねと、ロックブロックとを含み、前記ロック棒は前記開閉スライドチャンバ内にスライド可能に装着され、前記ロック棒と前記開閉スライドチャンバとの間には締付ばねが連結され、前記開口チャンバの右側壁にはロックブロックが固定的に設置され、前記ロックブロックは前記ロック棒と協働できる。
【0009】
前述した技術プランの上で、前記連動チャンバと、前記空きチャンバと、前記研究チャンバとの中には定滑車が総計五つ設置されている。
【0010】
前述した技術プランの上で、前記蓋の頂側には手入れチャンバが左右対称に設置され、前記手入れチャンバの底側にはゴム手袋がそれぞれ固定的に設置されている。
【0011】
前述した技術プランの上で、前記蓋の頂面には消毒換気システムが設置されている。
【0012】
前述した技術プランの上で、前記蓋はガラスで作製される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は以下のプラス効果を有する:本装置は小動物に隔離と固定を行え、伝統的な籠と比べ、本装置は動物と人間とを隔離できるだけでなく、伝染源付きの黴菌とウイルスもともに隔離でき、研究者が伝染病にかかる危険性を大幅に下げ、同時に本装置には消毒換気システムが設置され、動物に新しい酸素を提供でき、さらにウイルスと黴菌を殺められ、ウイルスと黴菌の拡散を防げ、また、本装置は動物を装置内に固定でき、動物に研究と治療を行う時に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜4を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明である小動物に対する伝染病隔離監護籠の全体全断面の正面構成略図
図2図2図1におけるAの局部拡大図
図3図3図1における動力軸と楕円盤の装着略図
図4図4図1における上面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書が開示したすべての技術的特徴、又は開示したすべての技術プランと過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0017】
本明細書が開示したすべての技術的特徴は、特に明記しない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。即ち特に明記しない限り、全ての特徴は一連の同等或いは類似する技術的特徴における一つの例に過ぎない。
【0018】
図1〜4を参照し、本発明は以下の実施例を提供する:本発明である小動物に対する伝染病隔離監護籠は、隔離籠21を含み、前記隔離籠21の右側には連結軸31が回転可能に連結され、前記連結軸31には蓋28が固定的に設置され、前記蓋28と前記隔離籠21との間には作業空間27が設置され、前記作業空間27内には研究箱30がスライド可能に連結され、前記研究箱30内には連動チャンバ51が設置され、前記連動チャンバ51の頂側壁には連結チャンバ61が設置され、前記連結チャンバ61の頂壁には空きチャンバ36が設置され、前記空きチャンバ36の頂壁には頂部チャンバ54が設置され、前記頂部チャンバ54の頂壁には上方に開口した研究チャンバ29が設置され、前記研究チャンバ29の右側壁にはモータ空間32が設置され、前記モータ空間32と、前記研究チャンバ29と、前記空きチャンバ36と、前記連動チャンバ51との中には固定装置101が設置され、前記固定装置101は動物を固定でき、前記固定装置101は捻り軸53を含み、前記捻り軸53は前記連動チャンバ51の前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸53には捻りばね52が固定的に設置され、前記捻りばね52の片側は前記連動チャンバ51の後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸53には固定ベルト55が連結され、前記モータ空間32の後側壁には固定モータ35が固定的に設置され、前記固定モータ35の前側には固定モータ軸34が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸34にはリール33が固定的に設置され、前記リール33と前記捻り軸53との間には固定ベルト55が連結され、前記研究チャンバ29の底壁には底部板70が固定的に設置され、前記底部板70に動物を置くことができ、前記連動チャンバ51の底壁には挟み板58が固定的に連結され、前記連動チャンバ51の頂壁には固定ばね56が設置され、前記固定ばね56の片側にはばねブロック59が固定的に連結され、前記ばねブロック59と前記挟み板58とによって前記固定ベルト55を固定でき、前記連動チャンバ51の底壁には解錠スライドチャンバ38が左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間27の底壁には位置制限スライドチャンバ47が左右対称に設置され、前記作業空間27と前記解錠スライドチャンバ38との中には駆動装置102が設置され、前記駆動装置102は前記固定装置101を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱30を駆動して上下移動させられ、前記作業空間27の左側壁には開閉スライドチャンバ49が設置され、前記蓋28の底面には開口チャンバ22が設置され、前記開口チャンバ22と前記開閉スライドチャンバ49との間にはロック装置103が設置され、前記ロック装置103は前記蓋28の開閉を制御できる。
【0019】
また、実施例において、前記駆動装置102は動力モータ45を含み、前記動力モータ45は前記作業空間27の底壁に固定的に装着され、前記動力モータ45内には動力軸44が伝動可能に連結され、前記動力軸44には楕円盤43が固定的に設置され、前記位置制限スライドチャンバ47の左右側壁には位置制限スライド棒48が固定的に設置され、前記位置制限スライド棒48には位置制限スライドブロック46がそれぞれスライド可能に連結され、前記位置制限スライドブロック46の頂面には従動ブロック42が固定的に設置され、前記従動ブロック42の片側面と前記作業空間27との間には位置制限ばね63が連結され、
前記動力モータ45を作動し、前記動力軸44と前記楕円盤43とを回転連動させ、それにより、二つの前記従動ブロック42と二つの前記位置制限スライドブロック46とを連動させて両側に移動させることができる。
【0020】
また、実施例において、すべての前記従動ブロック42の前側面には昇降棒41がヒンジで連結され、前記昇降棒41の片側は前記研究箱30とヒンジで連結され、前記昇降棒41にはヒンジ連結棒40がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒40の頂側には解錠スライドブロック39がヒンジで連結され、前記解錠スライドブロック39は前記解錠スライドチャンバ38とスライド可能に連結され、前記解錠スライドブロック39の頂面には細スライド棒57が固定的に設置され、前記細スライド棒57は前記ばねブロック59と固定的に連結され、前記細スライド棒57と前記挟み板58とはスライド可能に連結され、
前記従動ブロック42が両側に移動する時に、前記昇降棒41と前記ヒンジ連結棒40とは駆動され回転し、それにより、前記解錠スライドブロック39と前記細スライド棒57とを上方へ押し動かし、そして前記ばねブロック59を上方へ移動させ、前記ばねブロック59を前記挟み板58との当接状態から離脱させ、それにより、前記固定ベルト55は緩み、動物に対する固定を解除できる。
【0021】
また、実施例において、前記ロック装置103はロック棒23を含み、前記ロック棒23は前記開閉スライドチャンバ49内にスライド可能に装着され、前記ロック棒23と前記開閉スライドチャンバ49との間には締付ばね50が連結され、前記開口チャンバ22の右側壁にはロックブロック24が固定的に設置され、前記ロックブロック24は前記ロック棒23と協働でき、
前記ロック棒23が上方へ運動する時に、前記ロック棒23と前記ロックブロック24との当接状態を解除でき、前記蓋28を開けることができる。
【0022】
また、実施例において、前記連動チャンバ51と、前記空きチャンバ36と、前記研究チャンバ29との中には定滑車64が総計五つ設置され、
前記定滑車64は前記固定ベルト55の方向を制限できる。
【0023】
また、実施例において、前記蓋28の頂側には手入れチャンバ25が左右対称に設置され、前記手入れチャンバ25の底側にはゴム手袋26がそれぞれ固定的に設置され、
手を前記ゴム手袋26内に入れ、動物に治療と研究を行える。
【0024】
また、実施例において、前記蓋28の頂面には消毒換気システム60が設置され、
前記消毒換気システムは前記作業空間27内の空間に消毒と換気を行える。
【0025】
また、実施例において、前記蓋28はガラスで作製され、
それにより、有効的に前記作業空間27内の状況を確認できる。
【0026】
動物に隔離と研究を行いたい時に、まず動力モータ45を起動し、動力軸44と楕円盤43とを回転連動させ、それにより、二つの従動ブロック42と二つの位置制限スライドブロック46とを連動させて両側に移動させることができ、そして、昇降棒41とヒンジ連結棒40は駆動されて回転し、それにより、解錠スライドブロック39と細スライド棒57とを上方へ押し動かし、そしてばねブロック59を上方へ移動させ、ばねブロック59を挟み板58との当接状態から離脱させ、それにより、固定ベルト55は緩み、研究箱30は上方へ移動し、それにより、締付ばね50がロック棒23を上方へ移動連動させ、それにより、ロック棒23とロックブロック24との当接状態は解除され、蓋28を開けることができ、そして、麻酔を受けた動物を底部板70に置き、固定ベルト55で動物を初歩的に固定し、そして固定モータ35を起動し、固定モータ軸34とリール33とを回転連動させ、固定ベルト55を少し引き締め、動物にさらなる固定を行い、続いて蓋28を戻し、動力モータ45を逆回転させ、楕円盤43によって研究箱30を下へ移動連動させ、そして挟み板58とばねブロック59とを再び当接させ、固定ベルト55を完全に引き締め、動物が目覚めた後に抗って逃走することを避け、そして、手をゴム手袋26内に差し込み、動物に治療と研究を行え、消毒換気システム60で作業空間27の内部空間に消毒と換気を行える。
【0027】
本発明は以下のプラス効果を有する:本装置は小動物に隔離と固定を行え、伝統的な籠と比べ、本装置は動物と人間とを隔離できるだけでなく、伝染源付きの黴菌とウイルスもともに隔離でき、研究者が伝染病にかかる危険性を大幅に下げ、同時に本装置には消毒換気システムが設置され、動物に新しい酸素を提供でき、さらにウイルスと黴菌を殺められ、ウイルスと黴菌の拡散を防げ、また、本装置は動物を装置内に固定でき、動物に研究と治療を行う時に便利である。
【0028】
以上に述べたのは本発明の具体的な実施方式であり、本発明の保護範囲は以上の内容に限らず、すべての創造的な労働を通じず思いつきの改動と取替は本発明の保護範囲にカバーされるべき。よって、本発明の保護範囲は権利要求書が限定された保護範囲を標準とすべきである。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2020年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
正面視で、隔離籠を含み、前記隔離籠の右側には連結軸が回転可能に連結され、前記連結軸には蓋が固定的に設置され、前記蓋と前記隔離籠との間には作業空間が設置され、前記作業空間内には研究箱がスライド可能に連結され、前記研究箱内には連動チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂側壁には連結チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂壁には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記頂部チャンバの頂壁には上方に開口した研究チャンバが設置され、前記研究チャンバの右側壁にはモータ空間が設置され、前記モータ空間と、前記研究チャンバと、前記空きチャンバと、前記連動チャンバとの中には固定装置が設置され、前記固定装置は動物を固定でき、前記固定装置は前記モータ空間、前記研究チャンバ、前記空きチャンバ及び前記連動チャンバに加えて、前記連結チャンバ及び前記頂部チャンバの中にも設置され、
前記固定装置は捻り軸を含み、前記捻り軸は前記連動チャンバの前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸には捻りばねが固定的に設置され、前記捻りばねの片側は前記連動チャンバの後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸には固定ベルトが連結され、前記モータ空間の後側壁には固定モータが固定的に設置され、前記固定モータの前側には固定モータ軸が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸にはリールが固定的に設置され、前記リールと前記捻り軸との間には固定ベルトが連結され、前記研究チャンバの底壁には底部板が固定的に設置され、前記底部板に動物を置くことができ、前記連動チャンバの底壁には挟み板が固定的に連結され、前記連動チャンバの頂壁には固定ばねが設置され、前記固定ばねの片側にはばねブロックが固定的に連結され、前記ばねブロックと前記挟み板とによって前記固定ベルトを固定でき、
前記連動チャンバの底壁には解錠スライドチャンバが左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間の底壁には位置制限スライドチャンバが左右対称に設置され、前記作業空間と前記解錠スライドチャンバとの中には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記固定装置を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱を駆動して上下移動させられ、前記作業空間の左側壁には開閉スライドチャンバが設置され、前記蓋の底面には開口チャンバが設置され、前記開口チャンバと前記開閉スライドチャンバとの間にはロック装置が設置され、前記ロック装置は前記蓋の開閉を制御できることを特徴とする小動物に対する伝染病隔離監護籠。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医学防護分野を取り上げ、具体的には小動物に対する伝染病隔離監護籠である。
【背景技術】
【0002】
現在、動物が飼われる時に、よく突発的な伝染病に遭い、もし迅速に対応できなければ、伝染病が爆発的に拡散し、経済的な損失を引き起こす。同時に、人間にまで危害を及ぼす。動物が伝染病にかかった後に、直ちに動物を研究し、ウイルス又は黴菌の種類を確定し、治療薬を確定する。
しかし、市販される籠のほとんどが外部と連通し、ウイルスや黴菌の伝播を阻止できず、研究時に研究者の身を脅かし、また、籠では、研究者が動物に観察や研究をする時に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107711528号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は小動物に対する伝染病隔離監護籠を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを提供する:本発明の小動物に対する伝染病隔離監護籠は、隔離籠を含み、前記隔離籠の右側には連結軸が回転可能に連結され、前記連結軸には蓋が固定的に設置され、前記蓋と前記隔離籠との間には作業空間が設置され、前記作業空間内には研究箱がスライド可能に連結され、前記研究箱内には連動チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂側壁には連結チャンバが設置され、前記連動チャンバの頂壁には空きチャンバが設置され、前記空きチャンバの頂壁には頂部チャンバが設置され、前記頂部チャンバの頂壁には上方に開口した研究チャンバが設置され、前記研究チャンバの右側壁にはモータ空間が設置され、前記モータ空間と、前記研究チャンバと、前記空きチャンバと、前記連動チャンバとの中には固定装置が設置され、前記固定装置は動物を固定でき、前記固定装置は前記モータ空間、前記研究チャンバ、前記空きチャンバ及び前記連動チャンバに加えて、前記連結チャンバ及び前記頂部チャンバの中にも設置され、
前記固定装置は捻り軸を含み、前記捻り軸は前記連動チャンバの前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸には捻りばねが固定的に設置され、前記捻りばねの片側は前記連動チャンバの後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸には固定ベルトが連結され、前記モータ空間の後側壁には固定モータが固定的に設置され、前記固定モータの前側には固定モータ軸が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸にはリールが固定的に設置され、前記リールと前記捻り軸との間には固定ベルトが連結され、前記研究チャンバの底壁には底部板が固定的に設置され、前記底部板に動物を置くことができ、前記連動チャンバの底壁には挟み板が固定的に連結され、前記連動チャンバの頂壁には固定ばねが設置され、前記固定ばねの片側にはばねブロックが固定的に連結され、前記ばねブロックと前記挟み板とによって前記固定ベルトを固定でき、
前記連動チャンバの底壁には解錠スライドチャンバが左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間の底壁には位置制限スライドチャンバが左右対称に設置され、前記作業空間と前記解錠スライドチャンバとの中には駆動装置が設置され、前記駆動装置は前記固定装置を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱を駆動して上下移動させられ、前記作業空間の左側壁には開閉スライドチャンバが設置され、前記蓋の底面には開口チャンバが設置され、前記開口チャンバと前記開閉スライドチャンバとの間にはロック装置が設置され、前記ロック装置は前記蓋の開閉を制御できる。
【0006】
前述した技術プランの上で、前記駆動装置は動力モータと、動力軸と、楕円盤と、位置制限スライド棒と、位置制限スライドブロックと、従動ブロックと、位置制限ばねとを含み、前記動力モータは前記作業空間の底壁に固定的に装着され、前記動力モータ内には動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸には楕円盤が固定的に設置され、前記位置制限スライドチャンバの左右側壁には位置制限スライド棒が固定的に設置され、前記位置制限スライド棒には位置制限スライドブロックがそれぞれスライド可能に連結され、前記位置制限スライドブロックの頂面には従動ブロックが固定的に設置され、前記従動ブロックの片側面と前記作業空間との間には位置制限ばねが連結されている。
【0007】
前述した技術プランの上で、すべての前記従動ブロックの前側面には昇降棒がヒンジで連結され、前記昇降棒の片側は前記研究箱とヒンジで連結され、前記昇降棒にはヒンジ連結棒がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒の頂側には解錠スライドブロックがヒンジで連結され、前記解錠スライドブロックは前記解錠スライドチャンバとスライド可能に連結され、前記解錠スライドブロックの頂面には細スライド棒が固定的に設置され、前記細スライド棒は前記ばねブロックと固定的に連結され、前記細スライド棒と前記挟み板とはスライド可能に連結されている。
【0008】
前述した技術プランの上で、前記ロック装置はロック棒と、締付ばねと、ロックブロックとを含み、前記ロック棒は前記開閉スライドチャンバ内にスライド可能に装着され、前記ロック棒と前記開閉スライドチャンバとの間には締付ばねが連結され、前記開口チャンバの右側壁にはロックブロックが固定的に設置され、前記ロックブロックは前記ロック棒と協働できる。
【0009】
前述した技術プランの上で、前記連動チャンバと、前記空きチャンバと、前記研究チャンバとの中には定滑車が総計五つ設置されている。
【0010】
前述した技術プランの上で、前記蓋の頂側には手入れチャンバが左右対称に設置され、前記手入れチャンバの底側にはゴム手袋がそれぞれ固定的に設置されている。
【0011】
前述した技術プランの上で、前記蓋の頂面には消毒換気システムが設置されている。
【0012】
前述した技術プランの上で、前記蓋はガラスで作製される。
【発明の効果】
【0013】
本発明は以下のプラス効果を有する:本装置は小動物に隔離と固定を行え、伝統的な籠と比べ、本装置は動物と人間とを隔離できるだけでなく、伝染源付きの黴菌とウイルスもともに隔離でき、研究者が伝染病にかかる危険性を大幅に下げ、同時に本装置には消毒換気システムが設置され、動物に新しい酸素を提供でき、さらにウイルスと黴菌を殺められ、ウイルスと黴菌の拡散を防げ、また、本装置は動物を装置内に固定でき、動物に研究と治療を行う時に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜4を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明である小動物に対する伝染病隔離監護籠の全体全断面の正面構成略図
図2図2図1におけるAの局部拡大図
図3図3図1における動力軸と楕円盤の装着略図
図4図4図1における上面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書が開示したすべての技術的特徴、又は開示したすべての技術プランと過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0017】
本明細書が開示したすべての技術的特徴は、特に明記しない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。即ち特に明記しない限り、全ての特徴は一連の同等或いは類似する技術的特徴における一つの例に過ぎない。
【0018】
図1〜4を参照し、本発明は以下の実施例を提供する:本発明である小動物に対する伝染病隔離監護籠は、隔離籠21を含み、前記隔離籠21の右側には連結軸31が回転可能に連結され、前記連結軸31には蓋28が固定的に設置され、前記蓋28と前記隔離籠21との間には作業空間27が設置され、前記作業空間27内には研究箱30がスライド可能に連結され、前記研究箱30内には連動チャンバ51が設置され、前記連動チャンバ51の頂側壁には連結チャンバ61が設置され、前記連動チャンバ61の頂壁には空きチャンバ36が設置され、前記空きチャンバ36の頂壁には頂部チャンバ54が設置され、前記頂部チャンバ54の頂壁には上方に開口した研究チャンバ29が設置され、前記研究チャンバ29の右側壁にはモータ空間32が設置され、前記モータ空間32と、前記研究チャンバ29と、前記空きチャンバ36と、前記連動チャンバ51との中には固定装置101が設置され、前記固定装置101は動物を固定でき、前記固定装置は前記モータ空間32、前記研究チャンバ29、前記空きチャンバ36及び前記連動チャンバ51に加えて、前記連結チャンバ61及び前記頂部チャンバ54の中にも設置され、前記固定装置101は捻り軸53を含み、前記捻り軸53は前記連動チャンバ51の前後側壁に回転可能に連結され、前記捻り軸53には捻りばね52が固定的に設置され、前記捻りばね52の片側は前記連動チャンバ51の後側壁と固定的に連結され、前記捻り軸53には固定ベルト55が連結され、前記モータ空間32の後側壁には固定モータ35が固定的に設置され、前記固定モータ35の前側には固定モータ軸34が伝動可能に連結され、前記固定モータ軸34にはリール33が固定的に設置され、前記リール33と前記捻り軸53との間には固定ベルト55が連結され、前記研究チャンバ29の底壁には底部板70が固定的に設置され、前記底部板70に動物を置くことができ、前記連動チャンバ51の底壁には挟み板58が固定的に連結され、前記連動チャンバ51の頂壁には固定ばね56が設置され、前記固定ばね56の片側にはばねブロック59が固定的に連結され、前記ばねブロック59と前記挟み板58とによって前記固定ベルト55を固定でき、前記連動チャンバ51の底壁には解錠スライドチャンバ38が左右対称に、且つ固定的に設置され、前記作業空間27の底壁には位置制限スライドチャンバ47が左右対称に設置され、前記作業空間27と前記解錠スライドチャンバ38との中には駆動装置102が設置され、前記駆動装置102は前記固定装置101を駆動して解錠させられ、且つ前記研究箱30を駆動して上下移動させられ、前記作業空間27の左側壁には開閉スライドチャンバ49が設置され、前記蓋28の底面には開口チャンバ22が設置され、前記開口チャンバ22と前記開閉スライドチャンバ49との間にはロック装置103が設置され、前記ロック装置103は前記蓋28の開閉を制御できる。
【0019】
また、実施例において、前記駆動装置102は動力モータ45を含み、前記動力モータ45は前記作業空間27の底壁に固定的に装着され、前記動力モータ45内には動力軸44が伝動可能に連結され、前記動力軸44には楕円盤43が固定的に設置され、前記位置制限スライドチャンバ47の左右側壁には位置制限スライド棒48が固定的に設置され、前記位置制限スライド棒48には位置制限スライドブロック46がそれぞれスライド可能に連結され、前記位置制限スライドブロック46の頂面には従動ブロック42が固定的に設置され、前記従動ブロック42の片側面と前記作業空間27との間には位置制限ばね63が連結され、
前記動力モータ45を作動し、前記動力軸44と前記楕円盤43とを回転連動させ、それにより、二つの前記従動ブロック42と二つの前記位置制限スライドブロック46とを連動させて両側に移動させることができる。
【0020】
また、実施例において、すべての前記従動ブロック42の前側面には昇降棒41がヒンジで連結され、前記昇降棒41の片側は前記研究箱30とヒンジで連結され、前記昇降棒41にはヒンジ連結棒40がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結棒40の頂側には解錠スライドブロック39がヒンジで連結され、前記解錠スライドブロック39は前記解錠スライドチャンバ38とスライド可能に連結され、前記解錠スライドブロック39の頂面には細スライド棒57が固定的に設置され、前記細スライド棒57は前記ばねブロック59と固定的に連結され、前記細スライド棒57と前記挟み板58とはスライド可能に連結され、
前記従動ブロック42が両側に移動する時に、前記昇降棒41と前記ヒンジ連結棒40とは駆動され回転し、それにより、前記解錠スライドブロック39と前記細スライド棒57とを上方へ押し動かし、そして前記ばねブロック59を上方へ移動させ、前記ばねブロック59を前記挟み板58との当接状態から離脱させ、それにより、前記固定ベルト55は緩み、動物に対する固定を解除できる。
【0021】
また、実施例において、前記ロック装置103はロック棒23を含み、前記ロック棒23は前記開閉スライドチャンバ49内にスライド可能に装着され、前記ロック棒23と前記開閉スライドチャンバ49との間には締付ばね50が連結され、前記開口チャンバ22の右側壁にはロックブロック24が固定的に設置され、前記ロックブロック24は前記ロック棒23と協働でき、
前記ロック棒23が上方へ運動する時に、前記ロック棒23と前記ロックブロック24との当接状態を解除でき、前記蓋28を開けることができる。
【0022】
また、実施例において、前記連動チャンバ51と、前記空きチャンバ36と、前記研究チャンバ29との中には定滑車64が総計五つ設置され、
前記定滑車64は前記固定ベルト55の方向を制限できる。
【0023】
また、実施例において、前記蓋28の頂側には手入れチャンバ25が左右対称に設置され、前記手入れチャンバ25の底側にはゴム手袋26がそれぞれ固定的に設置され、
手を前記ゴム手袋26内に入れ、動物に治療と研究を行える。
【0024】
また、実施例において、前記蓋28の頂面には消毒換気システム60が設置され、
前記消毒換気システムは前記作業空間27内の空間に消毒と換気を行える。
【0025】
また、実施例において、前記蓋28はガラスで作製され、
それにより、有効的に前記作業空間27内の状況を確認できる。
【0026】
動物に隔離と研究を行いたい時に、まず動力モータ45を起動し、動力軸44と楕円盤43とを回転連動させ、それにより、二つの従動ブロック42と二つの位置制限スライドブロック46とを連動させて両側に移動させることができ、そして、昇降棒41とヒンジ連結棒40は駆動されて回転し、それにより、解錠スライドブロック39と細スライド棒57とを上方へ押し動かし、そしてばねブロック59を上方へ移動させ、ばねブロック59を挟み板58との当接状態から離脱させ、それにより、固定ベルト55は緩み、研究箱30は上方へ移動し、それにより、締付ばね50がロック棒23を上方へ移動連動させ、それにより、ロック棒23とロックブロック24との当接状態は解除され、蓋28を開けることができ、そして、麻酔を受けた動物を底部板70に置き、固定ベルト55で動物を初歩的に固定し、そして固定モータ35を起動し、固定モータ軸34とリール33とを回転連動させ、固定ベルト55を少し引き締め、動物にさらなる固定を行い、続いて蓋28を戻し、動力モータ45を逆回転させ、楕円盤43によって研究箱30を下へ移動連動させ、そして挟み板58とばねブロック59とを再び当接させ、固定ベルト55を完全に引き締め、動物が目覚めた後に抗って逃走することを避け、そして、手をゴム手袋26内に差し込み、動物に治療と研究を行え、消毒換気システム60で作業空間27の内部空間に消毒と換気を行える。
【0027】
本発明は以下のプラス効果を有する:本装置は小動物に隔離と固定を行え、伝統的な籠と比べ、本装置は動物と人間とを隔離できるだけでなく、伝染源付きの黴菌とウイルスもともに隔離でき、研究者が伝染病にかかる危険性を大幅に下げ、同時に本装置には消毒換気システムが設置され、動物に新しい酸素を提供でき、さらにウイルスと黴菌を殺められ、ウイルスと黴菌の拡散を防げ、また、本装置は動物を装置内に固定でき、動物に研究と治療を行う時に便利である。
【0028】
以上に述べたのは本発明の具体的な実施方式であり、本発明の保護範囲は以上の内容に限らず、すべての創造的な労働を通じず思いつきの改動と取替は本発明の保護範囲にカバーされるべき。よって、本発明の保護範囲は権利要求書が限定された保護範囲を標準とすべきである。