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特開2021-75026経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-75026(P2021-75026A)
(43)【公開日】2021年5月20日
(54)【発明の名称】経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
(51)【国際特許分類】
   B29C 43/04 20060101AFI20210423BHJP
   A61J 1/05 20060101ALI20210423BHJP
   B29C 43/36 20060101ALI20210423BHJP
   B29C 43/34 20060101ALI20210423BHJP
   B29L 31/00 20060101ALN20210423BHJP
【FI】
   B29C43/04
   A61J1/05 350
   B29C43/36
   B29C43/34
   B29L31:00
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-42055(P2020-42055)
(22)【出願日】2020年3月11日
(11)【特許番号】特許第6859541号(P6859541)
(45)【特許公報発行日】2021年4月14日
(31)【優先権主張番号】201911109271.X
(32)【優先日】2019年11月13日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519326220
【氏名又は名称】青島克▲か▼文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】張朋会
【テーマコード(参考)】
4C047
4F202
4F204
【Fターム(参考)】
4C047AA40
4C047BB03
4C047CC03
4C047DD08
4F202AG01
4F202AH57
4F202CA09
4F202CB01
4F202CC05
4F202CM01
4F204AG01
4F204AH57
4F204FA01
4F204FA03
4F204FB01
4F204FF01
4F204FF23
4F204FN11
4F204FQ02
4F204FQ14
4F204FW23
(57)【要約】
【課題】本発明は家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置を開示した。
【解決手段】
ケースを含み、前記ケースの左右両側にはいずれも立柱が固定的に設置され、二つの前記立柱の間には前後対称となる二つの固定板が固定的に設置され、前側の前記固定板には固定柱が固定的に設置され、前記固定柱の外面には円柱スリーブが回転可能に設置され、前記円柱スリーブには金型空間が四つ設置され、各前記金型空間の中にはいずれもプッシュ板がスライド可能に設置され、本願発明は、撹拌軸の回転、ねじ棒の回転、円柱スリーブの回転、及びファン軸の回転を同一の動力源によって駆動し、機構間の連動性を向上させ、動力源の数を減らし、コストを抑え、また、本願発明は構成が簡単で、操作が便利で、動力伝達が安定であるため、小さな工場に適する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを含み、前記ケースの左右両側にはいずれも立柱が固定的に設置され、二つの前記立柱の間には前後対称となる二つの固定板が固定的に設置され、前側の前記固定板には固定柱が固定的に設置され、前記固定柱の外面には円柱スリーブが回転可能に設置され、前記円柱スリーブには金型空間が四つ設置され、各前記金型空間の中にはいずれもプッシュ板がスライド可能に設置され、前記プッシュ板と前記円柱スリーブとの間にはばねが装着され、前記固定柱の中には前記プッシュ板を押し動かすことができる押しポンプが固定的に嵌められ、前記ケースの頂面には原料箱が固定的に設置され、前記原料箱の中には撹拌空間が設置され、前記撹拌空間の中には撹拌軸が回転可能に設置され、前記ケースの中には押出空間が設置され、前記押出空間の中にはねじ棒が回転可能に設置され、前記撹拌空間と前記押出空間とが連通し、前記立柱の頂面にはさらにブロワーが固定的に設置され、前記ブロワーの中にはファン軸が回転可能に設置され、前記ファン軸の外面にはファンが固定的に設置され、前記ケースの底面には回転盤が回転可能に設置され、前記回転盤の底面には原料送り出し口が設置され、前記原料送り出し口は前記金型空間の中に原料を投入でき、前記回転盤の底面には型押しブロックがスライド可能に設置され、前記型押しブロックは前記金型空間の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸の回転、前記ファン軸の回転、及び前記円柱スリーブの回転はいずれも動力モーターによって駆動され、前記動力モーターが前記ブロワーの頂面に固定的に嵌められていることを特徴とする家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【請求項2】
前記撹拌空間の内壁には電熱線が固定的に嵌められ、前記電熱線は前記撹拌空間の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸の外面には撹拌ロッドが固定的に設置され、前記撹拌軸の中部外面には第一傘歯車が固定的に設置され、前記ねじ棒の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ねじ棒の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記ファン軸の底端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車と前記第三傘歯車とが噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【請求項3】
前記原料送り出し口と前記押出空間とがホースにより連通され、前記回転盤の頂端と前記ケースの中に固定的に嵌められた切換えモーターとが伝動可能に連結され、前記回転盤の底面の中には液圧ポンプが固定的に嵌められ、前記液圧ポンプと前記型押しブロックとが伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【請求項4】
右側の前記立柱には送風口が固定的に設置され、前記送風口と前記ブロワーの内部とが連通し、前記円柱スリーブの底部には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトは瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケースの底面の中には切断モーターが固定的に嵌められ、前記切断モーターの底端には下方に伸びる縦軸が伝動可能に連結され、前記縦軸の底端には切断カッターが固定的に設置され、前記切断カッターは前記金型空間の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができることを特徴とする請求項3に記載の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【請求項5】
前記撹拌軸の底端には第五傘歯車が固定的に設置され、前記固定柱の後端には回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の外面には扇状歯車が固定的に設置され、前記扇状歯車は前記円柱スリーブの内面と噛み合え、前記回転軸の後端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車と前記第五傘歯車とが噛み合っていることを特徴とする請求項4に記載の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【請求項6】
前記撹拌空間の底壁には止め板がスライド可能に設置され、前記止め板の頂面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの左右両側にはいずれも電磁石が設置され、前記電磁石は通電して前記止め板のスライドを制御できることを特徴とする請求項5に記載の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は射出成形技術分野に関し、具体的には家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置である。
【背景技術】
【0002】
家族計画用品とは、主に夫と妻の間の様々な性的用品の一般の名前であり、経口薬と性的用具とを含む。
経口薬は通常薬品瓶に貯蔵される。薬品瓶の蓋の生産は射出成形機によって大規模に行われ、従来の射出成形機は体積が大きく、大量のエネルギーを消費し、値段が高く、小さな工場に適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104624849号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置は、ケースを含み、前記ケースの左右両側にはいずれも立柱が固定的に設置され、二つの前記立柱の間には前後対称となる二つの固定板が固定的に設置され、前側の前記固定板には固定柱が固定的に設置され、前記固定柱の外面には円柱スリーブが回転可能に設置され、前記円柱スリーブには金型空間が四つ設置され、各前記金型空間の中にはいずれもプッシュ板がスライド可能に設置され、前記プッシュ板と前記円柱スリーブとの間にはばねが装着され、前記固定柱の中には前記プッシュ板を押し動かすことができる押しポンプが固定的に嵌められ、前記ケースの頂面には原料箱が固定的に設置され、前記原料箱の中には撹拌空間が設置され、前記撹拌空間の中には撹拌軸が回転可能に設置され、前記ケースの中には押出空間が設置され、前記押出空間の中にはねじ棒が回転可能に設置され、前記撹拌空間と前記押出空間とが連通し、前記立柱の頂面にはさらにブロワーが固定的に設置され、前記ブロワーの中にはファン軸が回転可能に設置され、前記ファン軸の外面にはファンが固定的に設置され、前記ケースの底面には回転盤が回転可能に設置され、前記回転盤の底面には原料送り出し口が設置され、前記原料送り出し口は前記金型空間の中に原料を投入でき、前記回転盤の底面には型押しブロックがスライド可能に設置され、前記型押しブロックは前記金型空間の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸の回転、前記ファン軸の回転、及び前記円柱スリーブの回転はいずれも動力モーターによって駆動され、前記動力モーターが前記ブロワーの頂面に固定的に嵌められている。
【0006】
前記撹拌空間の内壁には電熱線が固定的に嵌められ、前記電熱線は前記撹拌空間の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸の外面には撹拌ロッドが固定的に設置され、前記撹拌軸の中部外面には第一傘歯車が固定的に設置され、前記ねじ棒の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ねじ棒の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記ファン軸の底端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車と前記第三傘歯車とが噛み合っている。
【0007】
前記原料送り出し口と前記押出空間とがホースにより連通され、前記回転盤の頂端と前記ケースの中に固定的に嵌められた切換えモーターとが伝動可能に連結され、前記回転盤の底面の中には液圧ポンプが固定的に嵌められ、前記液圧ポンプと前記型押しブロックとが伝動可能に連結されている。
【0008】
右側の前記立柱には送風口が固定的に設置され、前記送風口と前記ブロワーの内部とが連通し、前記円柱スリーブの底部には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトは瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケースの底面の中には切断モーターが固定的に嵌められ、前記切断モーターの底端には下方に伸びる縦軸が伝動可能に連結され、前記縦軸の底端には切断カッターが固定的に設置され、前記切断カッターは前記金型空間の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができる。
【0009】
前記撹拌軸の底端には第五傘歯車が固定的に設置され、前記固定柱の後端には回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の外面には扇状歯車が固定的に設置され、前記扇状歯車は前記円柱スリーブの内面と噛み合え、前記回転軸の後端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車と前記第五傘歯車とが噛み合っている。
【0010】
前記撹拌空間の底壁には止め板がスライド可能に設置され、前記止め板の頂面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの左右両側にはいずれも電磁石が設置され、前記電磁石は通電して前記止め板のスライドを制御できる。
【発明の効果】
【0011】
本願発明の効果は:本願発明は、撹拌軸の回転、ねじ棒の回転、円柱スリーブの回転、及びファン軸の回転を同一の動力源によって駆動し、機構間の連動性を向上させ、動力源の数を減らし、コストを抑え、また、本願発明は構成が簡単で、操作が便利で、動力伝達が安定であるため、小さな工場に適する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0013】
図1図1は本願発明内部全体の構成概略図
図2図2は本願発明の固定柱の左側断面図
図3図3は本願発明の図におけるAの部分拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜3を参照し、本願発明の家族計画用薬品瓶の蓋の自動生産装置は、ケース65を含み、前記ケース65の左右両側にはいずれも立柱10が固定的に設置され、二つの前記立柱10の間には前後対称となる二つの固定板16が固定的に設置され、前側の前記固定板16には固定柱47が固定的に設置され、前記固定柱47の外面には円柱スリーブ15が回転可能に設置され、前記円柱スリーブ15には金型空間40が四つ設置され、各前記金型空間40の中にはいずれもプッシュ板41がスライド可能に設置され、前記プッシュ板41と前記円柱スリーブ15との間にはばね53が装着され、前記固定柱47の中には前記プッシュ板41を押し動かすことができる押しポンプ42が固定的に嵌められ、前記ケース65の頂面には原料箱29が固定的に設置され、前記原料箱29の中には撹拌空間30が設置され、前記撹拌空間30の中には撹拌軸32が回転可能に設置され、前記ケース65の中には押出空間71が設置され、前記押出空間71の中にはねじ棒72が回転可能に設置され、前記撹拌空間30と前記押出空間71とが連通し、前記立柱10の頂面にはさらにブロワー36が固定的に設置され、前記ブロワー36の中にはファン軸33が回転可能に設置され、前記ファン軸33の外面にはファン34が固定的に設置され、前記ケース65の底面には回転盤43が回転可能に設置され、前記回転盤43の底面には原料送り出し口20が設置され、前記原料送り出し口20は前記金型空間40の中に原料を投入でき、前記回転盤43の底面には型押しブロック22がスライド可能に設置され、前記型押しブロック22は前記金型空間40の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸32の回転、前記ファン軸33の回転、及び前記円柱スリーブ15の回転はいずれも動力モーター76によって駆動され、前記動力モーター76が前記ブロワー36の頂面に固定的に嵌められている。
【0015】
前記撹拌空間30の内壁には電熱線31が固定的に嵌められ、前記電熱線31は前記撹拌空間30の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸32の外面には撹拌ロッド28が固定的に設置され、前記撹拌軸32の中部外面には第一傘歯車26が固定的に設置され、前記ねじ棒72の左端には第二傘歯車27が固定的に設置され、前記第二傘歯車27と前記第一傘歯車26とが噛み合っており、前記ねじ棒72の右端には第三傘歯車38が固定的に設置され、前記ファン軸33の底端には第四傘歯車37が固定的に設置され、前記第四傘歯車37と前記第三傘歯車38とが噛み合っており、前記動力モーター76の作動により、前記ファン軸33は前記ねじ棒72を回転させ、前記撹拌軸32を回転させることで、前記撹拌ロッド28は撹拌をする。
【0016】
前記原料送り出し口20と前記押出空間71とがホース24により連通され、前記回転盤43の頂端と前記ケース65の中に固定的に嵌められた切換えモーター25とが伝動可能に連結され、前記回転盤43の底面の中には液圧ポンプ23が固定的に嵌められ、前記液圧ポンプ23と前記型押しブロック22とが伝動可能に連結され、前記切換えモーター25の作動により、前記回転盤43が回転することで、前記原料送り出し口20と前記型押しブロック22との位置を交換する。
【0017】
右側の前記立柱10には送風口18が固定的に設置され、前記送風口18と前記ブロワー36の内部とが連通し、前記円柱スリーブ15の底部には輸送ベルト11が設置され、前記輸送ベルト11は瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケース65の底面の中には切断モーター19が固定的に嵌められ、前記切断モーター19の底端には下方に伸びる縦軸13が伝動可能に連結され、前記縦軸13の底端には切断カッター14が固定的に設置され、前記切断カッター14は前記金型空間40の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができる。
【0018】
前記撹拌軸32の底端には第五傘歯車67が固定的に設置され、前記固定柱47の後端には回転軸45が回転可能に設置され、前記回転軸45の外面には扇状歯車46が固定的に設置され、前記扇状歯車46は前記円柱スリーブ15の内面と噛み合え、前記回転軸45の後端には第六傘歯車44が固定的に設置され、前記第六傘歯車44と前記第五傘歯車67とが噛み合っており、前記撹拌軸32の回転により、前記第五傘歯車67が前記第六傘歯車44を回転させ、前記回転軸45が前記円柱スリーブ15を回転させられる。
【0019】
前記撹拌空間30の底壁には止め板52がスライド可能に設置され、前記止め板52の頂面には固定ブロック50が固定的に設置され、前記固定ブロック50の左右両側にはいずれも電磁石51が設置され、前記電磁石51は通電して前記止め板52のスライドを制御でき、こうして前記撹拌空間30の底部を開ける又は閉めることができる。
【0020】
使用するとき、まず、原料を撹拌空間30の中に投入し、電熱線31に通電し、動力モーター76を回転させ、ファン軸33を回転させることで、第四傘歯車37が駆動されて回転し、第三傘歯車38がねじ棒72を回転させ、第二傘歯車27が第一傘歯車26を回転させ、撹拌軸32が回転することで、撹拌ロッド28が撹拌空間30の中の原料を撹拌し、撹拌完了後、電磁石51を作動させ、止め板52をスライドさせることで、撹拌空間30の底部が開けられ、撹拌空間30の中の原料は押出空間71の中に入り、ねじ棒72が回転することにより原料を原料送り出し口20の中に入って金型空間40の中に落とし、その後、切換えモーター25を作動させることで、回転盤43が回転し、型押しブロック22を金型空間40の上方に位置合わせし、液圧ポンプ23を作動させ、型押しブロック22に型押しを施させ、型押し完了後、撹拌軸32が回転することにより、第五傘歯車67が作動し、第六傘歯車44が回転し、扇状歯車46が円柱スリーブ15を回転させ、金型空間40を送風口18に位置合わせし、ファン34が回転して送風口18から風を送って金型空間40の中の瓶の蓋を乾燥し、その後、金型空間40が引き続き回転し、切断モーター19を作動させ、切断カッター14によって余分な原料を切り除いた後、押しポンプ42を作動させ、プッシュ板41を下方に移動させることで、仕上げられた瓶の蓋を押して出し、輸送ベルト11によって輸送する。
【0021】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2020年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを含み、前記ケースの左右両側にはいずれも立柱が固定的に設置され、二つの前記立柱の間には前後対称となる二つの固定板が固定的に設置され、前側の前記固定板には固定柱が固定的に設置され、前記固定柱の外面には円柱スリーブが回転可能に設置され、前記円柱スリーブには金型空間が四つ設置され、各前記金型空間の中にはいずれもプッシュ板がスライド可能に設置され、前記プッシュ板と前記円柱スリーブとの間にはばねが装着され、前記固定柱の中には前記プッシュ板を押し動かすことができる押しポンプが固定的に嵌められ、前記ケースの頂面には原料用撹拌箱が固定的に設置され、前記原料用撹拌箱の中には撹拌空間が設置され、前記撹拌空間の中には撹拌軸が回転可能に設置され、前記ケースの中には押出空間が設置され、前記押出空間の中にはねじ棒が回転可能に設置され、前記撹拌空間と前記押出空間とが連通し、前記立柱の頂面にはさらにブロワーが固定的に設置され、前記ブロワーの中にはファン軸が回転可能に設置され、前記ファン軸の外円周面にはファンが固定的に設置され、前記ケースの底面には回転盤が回転可能に設置され、前記回転盤の底面には原料送り出し口が設置され、前記原料送り出し口は前記金型空間の中に原料を投入でき、前記回転盤の底面には型押しブロックがスライド可能に設置され、前記型押しブロックは前記金型空間の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸の回転、前記ファン軸の回転、及び前記円柱スリーブの回転はいずれも動力モーターによって駆動され、前記動力モーターが前記ブロワーの頂面に固定的に嵌められていることを特徴とする経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【請求項2】
前記撹拌空間の内壁には電熱線が固定的に嵌められ、前記電熱線は前記撹拌空間の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸の外面には撹拌ロッドが固定的に設置され、前記撹拌軸の中部外面には第一傘歯車が固定的に設置され、前記ねじ棒の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ねじ棒の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記ファン軸の底端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車と前記第三傘歯車とが噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【請求項3】
前記原料送り出し口と前記押出空間とがホースにより連通され、前記回転盤の頂端と前記ケースの中に固定的に嵌められた切換えモーターとが伝動可能に連結され、前記回転盤の底面の中には液圧ポンプが固定的に嵌められ、前記液圧ポンプと前記型押しブロックとが伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【請求項4】
右側の前記立柱には送風口が固定的に設置され、前記送風口と前記ブロワーの内部とが連通し、前記円柱スリーブの底部には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトは瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケースの底面の中には切断モーターが固定的に嵌められ、前記切断モーターの底端には下方に伸びる縦軸が伝動可能に連結され、前記縦軸の底端には切断カッターが固定的に設置され、前記切断カッターは前記金型空間の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができることを特徴とする請求項3に記載の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【請求項5】
前記撹拌軸の底端には第五傘歯車が固定的に設置され、前記固定柱の後端には回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の外面には扇状歯車が固定的に設置され、前記扇状歯車は前記円柱スリーブの内面と噛み合え、前記回転軸の後端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車と前記第五傘歯車とが噛み合っていることを特徴とする請求項4に記載の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【請求項6】
前記撹拌空間の底壁には止め板がスライド可能に設置され、前記止め板の頂面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの左右両側にはいずれも電磁石が設置され、前記電磁石は通電して前記止め板のスライドを制御できることを特徴とする請求項5に記載の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は射出成形技術分野に関し、具体的には経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置である。
【背景技術】
【0002】
家族計画用品とは、主に夫と妻の間の様々な性的用品の一般の名前であり、経口避妊薬と性的用具とを含む。経口避妊薬は通常薬瓶に貯蔵される。薬瓶の蓋の生産は射出成形機によって大規模に行われ、従来の射出成形機は体積が大きく、大量のエネルギーを消費し、値段が高く、小さな工場に適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104624849号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置は、ケースを含み、前記ケースの左右両側にはいずれも立柱が固定的に設置され、二つの前記立柱の間には前後対称となる二つの固定板が固定的に設置され、前側の前記固定板には固定柱が固定的に設置され、前記固定柱の外面には円柱スリーブが回転可能に設置され、前記円柱スリーブには金型空間が四つ設置され、各前記金型空間の中にはいずれもプッシュ板がスライド可能に設置され、前記プッシュ板と前記円柱スリーブとの間にはばねが装着され、前記固定柱の中には前記プッシュ板を押し動かすことができる押しポンプが固定的に嵌められ、前記ケースの頂面には原料用撹拌箱が固定的に設置され、前記原料用撹拌箱の中には撹拌空間が設置され、前記撹拌空間の中には撹拌軸が回転可能に設置され、前記ケースの中には押出空間が設置され、前記押出空間の中にはねじ棒が回転可能に設置され、前記撹拌空間と前記押出空間とが連通し、前記立柱の頂面にはさらにブロワーが固定的に設置され、前記ブロワーの中にはファン軸が回転可能に設置され、前記ファン軸の外円周面にはファンが固定的に設置され、前記ケースの底面には回転盤が回転可能に設置され、前記回転盤の底面には原料送り出し口が設置され、前記原料送り出し口は前記金型空間の中に原料を投入でき、前記回転盤の底面には型押しブロックがスライド可能に設置され、前記型押しブロックは前記金型空間の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸の回転、前記ファン軸の回転、及び前記円柱スリーブの回転はいずれも動力モーターによって駆動され、前記動力モーターが前記ブロワーの頂面に固定的に嵌められている。
【0006】
前記撹拌空間の内壁には電熱線が固定的に嵌められ、前記電熱線は前記撹拌空間の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸の外面には撹拌ロッドが固定的に設置され、前記撹拌軸の中部外面には第一傘歯車が固定的に設置され、前記ねじ棒の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛み合っており、前記ねじ棒の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記ファン軸の底端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車と前記第三傘歯車とが噛み合っている。
【0007】
前記原料送り出し口と前記押出空間とがホースにより連通され、前記回転盤の頂端と前記ケースの中に固定的に嵌められた切換えモーターとが伝動可能に連結され、前記回転盤の底面の中には液圧ポンプが固定的に嵌められ、前記液圧ポンプと前記型押しブロックとが伝動可能に連結されている。
【0008】
右側の前記立柱には送風口が固定的に設置され、前記送風口と前記ブロワーの内部とが連通し、前記円柱スリーブの底部には輸送ベルトが設置され、前記輸送ベルトは瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケースの底面の中には切断モーターが固定的に嵌められ、前記切断モーターの底端には下方に伸びる縦軸が伝動可能に連結され、前記縦軸の底端には切断カッターが固定的に設置され、前記切断カッターは前記金型空間の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができる。
【0009】
前記撹拌軸の底端には第五傘歯車が固定的に設置され、前記固定柱の後端には回転軸が回転可能に設置され、前記回転軸の外面には扇状歯車が固定的に設置され、前記扇状歯車は前記円柱スリーブの内面と噛み合え、前記回転軸の後端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車と前記第五傘歯車とが噛み合っている。
【0010】
前記撹拌空間の底壁には止め板がスライド可能に設置され、前記止め板の頂面には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの左右両側にはいずれも電磁石が設置され、前記電磁石は通電して前記止め板のスライドを制御できる。
【発明の効果】
【0011】
本願発明の効果は:本願発明は、撹拌軸の回転、ねじ棒の回転、円柱スリーブの回転、及びファン軸の回転を同一の動力源によって駆動し、機構間の連動性を向上させ、動力源の数を減らし、コストを抑え、また、本願発明は構成が簡単で、操作が便利で、動力伝達が安定であるため、小さな工場に適する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0013】
図1図1は本願発明内部全体の構成概略図
図2図2は本願発明の固定柱の左側断面図
図3図3は本願発明の図におけるAの部分拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜3を参照し、本願発明の経口避妊薬用薬瓶の蓋に対する自動生産装置は、ケース65を含み、前記ケース65の左右両側にはいずれも立柱10が固定的に設置され、二つの前記立柱10の間には前後対称となる二つの固定板16が固定的に設置され、前側の前記固定板16には固定柱47が固定的に設置され、前記固定柱47の外面には円柱スリーブ15が回転可能に設置され、前記円柱スリーブ15には金型空間40が四つ設置され、各前記金型空間40の中にはいずれもプッシュ板41がスライド可能に設置され、前記プッシュ板41と前記円柱スリーブ15との間にはばね53が装着され、前記固定柱47の中には前記プッシュ板41を押し動かすことができる押しポンプ42が固定的に嵌められ、前記ケース65の頂面には原料用撹拌箱29が固定的に設置され、前記原料用撹拌箱29の中には撹拌空間30が設置され、前記撹拌空間30の中には撹拌軸32が回転可能に設置され、前記ケース65の中には押出空間71が設置され、前記押出空間71の中にはねじ棒72が回転可能に設置され、前記撹拌空間30と前記押出空間71とが連通し、前記立柱10の頂面にはさらにブロワー36が固定的に設置され、前記ブロワー36の中にはファン軸33が回転可能に設置され、前記ファン軸33の外円周面にはファン34が固定的に設置され、前記ケース65の底面には回転盤43が回転可能に設置され、前記回転盤43の底面には原料送り出し口20が設置され、前記原料送り出し口20は前記金型空間40の中に原料を投入でき、前記回転盤43の底面には型押しブロック22がスライド可能に設置され、前記型押しブロック22は前記金型空間40の中の原料をプレス成形し、前記撹拌軸32の回転、前記ファン軸33の回転、及び前記円柱スリーブ15の回転はいずれも動力モーター76によって駆動され、前記動力モーター76が前記ブロワー36の頂面に固定的に嵌められている。
【0015】
前記撹拌空間30の内壁には電熱線31が固定的に嵌められ、前記電熱線31は前記撹拌空間30の中の原料を加熱でき、前記撹拌軸32の外面には撹拌ロッド28が固定的に設置され、前記撹拌軸32の中部外面には第一傘歯車26が固定的に設置され、前記ねじ棒72の左端には第二傘歯車27が固定的に設置され、前記第二傘歯車27と前記第一傘歯車26とが噛み合っており、前記ねじ棒72の右端には第三傘歯車38が固定的に設置され、前記ファン軸33の底端には第四傘歯車37が固定的に設置され、前記第四傘歯車37と前記第三傘歯車38とが噛み合っており、前記動力モーター76の作動により、前記ファン軸33は前記ねじ棒72を回転させ、前記撹拌軸32を回転させることで、前記撹拌ロッド28は撹拌をする。
【0016】
前記原料送り出し口20と前記押出空間71とがホース24により連通され、前記回転盤43の頂端と前記ケース65の中に固定的に嵌められた切換えモーター25とが伝動可能に連結され、前記回転盤43の底面の中には液圧ポンプ23が固定的に嵌められ、前記液圧ポンプ23と前記型押しブロック22とが伝動可能に連結され、前記切換えモーター25の作動により、前記回転盤43が回転することで、前記原料送り出し口20と前記型押しブロック22との位置を交換する。
【0017】
右側の前記立柱10には送風口18が固定的に設置され、前記送風口18と前記ブロワー36の内部とが連通し、前記円柱スリーブ15の底部には輸送ベルト11が設置され、前記輸送ベルト11は瓶の蓋を送り出すことができ、前記ケース65の底面の中には切断モーター19が固定的に嵌められ、前記切断モーター19の底端には下方に伸びる縦軸13が伝動可能に連結され、前記縦軸13の底端には切断カッター14が固定的に設置され、前記切断カッター14は前記金型空間40の中にある瓶の蓋に押し出された余分な原料を切り除くことができる。
【0018】
前記撹拌軸32の底端には第五傘歯車67が固定的に設置され、前記固定柱47の後端には回転軸45が回転可能に設置され、前記回転軸45の外面には扇状歯車46が固定的に設置され、前記扇状歯車46は前記円柱スリーブ15の内面と噛み合え、前記回転軸45の後端には第六傘歯車44が固定的に設置され、前記第六傘歯車44と前記第五傘歯車67とが噛み合っており、前記撹拌軸32の回転により、前記第五傘歯車67が前記第六傘歯車44を回転させ、前記回転軸45が前記円柱スリーブ15を回転させられる。
【0019】
前記撹拌空間30の底壁には止め板52がスライド可能に設置され、前記止め板52の頂面には固定ブロック50が固定的に設置され、前記固定ブロック50の左右両側にはいずれも電磁石51が設置され、前記電磁石51は通電して前記止め板52のスライドを制御でき、こうして前記撹拌空間30の底部を開ける又は閉めることができる。
【0020】
使用するとき、まず、原料を撹拌空間30の中に投入し、電熱線31に通電し、動力モーター76を回転させ、ファン軸33を回転させることで、第四傘歯車37が駆動されて回転し、第三傘歯車38がねじ棒72を回転させ、第二傘歯車27が第一傘歯車26を回転させ、撹拌軸32が回転することで、撹拌ロッド28が撹拌空間30の中の原料を撹拌し、撹拌完了後、電磁石51を作動させ、止め板52をスライドさせることで、撹拌空間30の底部が開けられ、撹拌空間30の中の原料は押出空間71の中に入り、ねじ棒72が回転することにより原料を原料送り出し口20の中に入って金型空間40の中に落とし、その後、切換えモーター25を作動させることで、回転盤43が回転し、型押しブロック22を金型空間40の上方に位置合わせし、液圧ポンプ23を作動させ、型押しブロック22に型押しを施させ、型押し完了後、撹拌軸32が回転することにより、第五傘歯車67が作動し、第六傘歯車44が回転し、扇状歯車46が円柱スリーブ15を回転させ、金型空間40を送風口18に位置合わせし、ファン34が回転して送風口18から風を送って金型空間40の中の瓶の蓋を乾燥し、その後、金型空間40が引き続き回転し、切断モーター19を作動させ、切断カッター14によって余分な原料を切り除いた後、押しポンプ42を作動させ、プッシュ板41を下方に移動させることで、仕上げられた瓶の蓋を押して出し、輸送ベルト11によって輸送する。
【0021】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。