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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-79058(P2021-79058A)
(43)【公開日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】患者運搬用自動救急ベッド
(51)【国際特許分類】
   A61G 13/00 20060101AFI20210430BHJP
   A61G 7/018 20060101ALI20210430BHJP
   A47C 23/34 20060101ALN20210430BHJP
【FI】
   A61G13/00 A
   A61G7/018
   A47C23/34
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-226011(P2019-226011)
(22)【出願日】2019年12月14日
(11)【特許番号】特許第6807506号(P6807506)
(45)【特許公報発行日】2021年1月6日
(31)【優先権主張番号】201911137605.4
(32)【優先日】2019年11月19日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519259320
【氏名又は名称】威海易一医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方茜
【テーマコード(参考)】
4C040
4C341
【Fターム(参考)】
4C040AA18
4C040EE05
4C040EE08
4C341LL00
4C341MN12
4C341MQ02
4C341MR02
4C341MR17
4C341MS05
4C341MS12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】自動的に患者の徴候を検査することができる患者運搬用自動救急ベッドを提供する。
【解決手段】本体20を含み、前記本体の上側面の中には第一固定ブロック40が固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックには調整空間26が左右対称に設けられ、前記調整空間の中には患者の頭部を固定して徴候を検査する徴候部品80が設けられ、前記徴候部品は前記調整空間にスライドできるように取り付けられた挟みブロック28を含み、前記挟みブロックの前側面には徴候検査底台が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の後ろ側面には支持ロッドが左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッドの後ろ側面には接触ブロックが固定的に取り付けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の上側面の中には第一固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックには調整空間が左右対称に設けられ、前記調整空間の中には患者の頭部を固定して徴候を検査する徴候部品が設けられ、前記徴候部品は前記調整空間にスライドできるように取り付けられた挟みブロックを含み、前記挟みブロックの前側面には徴候検査底台が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の後ろ側面には支持ロッドが左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッドの後ろ側面には接触ブロックが固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロックが左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロックが患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを下方へスライドさせ、
前記本体の外側面には第二固定ブロックが左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロックの中にはスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品が設けられ、前記救急部品は前記スライド空間の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッドを含み、前記スライドロッドの前側面において前記第二固定ブロックの外側には胸部押し底台が固定的に取り付けられ、前記本体の前側面の中において二つの前記第二固定ブロックの中間には胸部押し感知器が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台の後ろ側面には押しロッドが前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッドの後ろ側面には胸部押しモーターが固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器が患者の心拍数を測定し、前記押しロッドが前記胸部押しモーターを駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーターが通電されて救急を行うことを特徴とする患者運搬用自動救急ベッド。
【請求項2】
前記徴候部品は前記第一固定ブロックの中に固定的に取り付けられた第一モーターを含み、前記第一モーターの出力軸には第一ねじボルトが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックの上側には背もたれがスライドできるように取り付けられ、前記背もたれの中にははすば歯車空間が設けられ、前記はすば歯車空間の上側には第一歯車空間が設けられ、前記第一ねじボルトが第一歯車空間の中まで延びており、前記第一ねじボルトにおいて前記第一歯車空間の中には第一歯車が固定的に取り付けられ、前記第一歯車空間の上下側面の間において前記第一ねじボルトの前側には回転軸が回転できるように取り付けられ、前記回転軸が前記第一歯車と噛合しており、前記背もたれの上側面の中には頭部感知器が固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の患者運搬用自動救急ベッド。
【請求項3】
前記回転軸において前記はすば歯車の中には第一はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記はすば歯車の左右壁と前記背もたれの外側面の間には第二ねじボルトが回転できるように取り付けられ、前記第二ねじボルトが前記挟みブロックとねじ山によって連結され、前記第二ねじボルトにおいて前記はすば歯車空間の中には第二はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記第二はすば歯車が前記第一はすば歯車と噛合しており、前記挟みブロックにおいて内部に近接する側面の中には固定時に病人を傷つけることを防止するソフトブロックが固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の患者運搬用自動救急ベッド。
【請求項4】
前記背もたれの中において前記はすば歯車空間の左右両側には第二歯車空間が設けられ、前記第二ねじボルトにおいて前記第二歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車の上側面には第一歯車空間が設けられ、前記第一歯車空間の中には第一ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第一ラックが前記第三歯車と噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の患者運搬用自動救急ベッド。
【請求項5】
前記徴候検査底台の後ろ側面の中には後方へ開口した位置空間が設けられ、前記支持ロッドが前記位置空間とスライドできるように連結され、二つの前記支持ロッドの間にはばねが固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の中において前記位置空間の上下両側にはリール空間が設けられ、前記リール空間の前側にはベルト空間が設けられ、前記リール空間の後ろ壁と前記ベルト空間の後ろ壁の間には伝動軸が回転できるように取り付けられ、前記伝動軸において前記リール空間の中にはリールが固定的に取り付けられ、前記リールには引き紐が固定的に巻き付けられ、前記引き紐のもう片側が前記支持ロッドと固定的に連結され、上側の前記リール空間の後ろ壁の中には第二モーターが固定的に取り付けられ、前記第二モーターの出力軸が前記伝動軸と固定的に連結され、前記伝動軸において前記ベルト空間の中にはプーリーが固定的に取り付けられ、二つの前記プーリーの間にはベルトが伝動できるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の患者運搬用自動救急ベッド。
【請求項6】
前記救急部品は前記スライド空間の頂壁の中に設けられた第二ラック空間を含み、前記第二ラック空間が前記スライド空間と連通しており、前記第二ラック空間の中には第二ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第二ラックが前記スライドロッドと固定的に連結され、前記第二ラック空間の頂壁の中には第三歯車空間が連通するように設けられ、前記第三歯車空間の後壁の中には第三モーターが固定的に取り付けられ、前記第三モーターの出力軸には駆動軸が固定的に取り付けられ、前記駆動軸において前記第三歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車が前記第二ラックと噛合しており、前記胸部押し底台の中において前記胸部押し感知器の前側には液圧シリンダーが固定的に取り付けられ、前記液圧シリンダーのピストンが前記押しロッドと固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の患者運搬用自動救急ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は運搬分野を取り上げて、具体的には患者運搬用自動救急ベッドである。
【背景技術】
【0002】
救急ベッドは救急時に患者を運搬する運搬用具であり、救急ベッドを使用することで緊急時に患者を安全な場所や病院内に運搬し救急することができる。
今市販されている救急ベッドのほとんどがただの運搬用具であるが、患者を運搬することにかかる時間こそが救急のゴールデンタイムであり、そのゴールデンタイムをよく利用することによって一人の命を救えるかもしれない。また、地震や重大な車事故に遭うと、患者の数が非常に多いから、医師や看護員が不足になる。従って、上記の問題を解決するため、患者運搬用自動救急ベッドが必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107334582号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は患者運搬用自動救急ベッドを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:患者運搬用自動救急ベッドは、本体を含み、前記本体の上側面の中には第一固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックには調整空間が左右対称に設けられ、前記調整空間の中には患者の頭部を固定して徴候を検査する徴候部品が設けられ、前記徴候部品は前記調整空間にスライドできるように取り付けられた挟みブロックを含み、前記挟みブロックの前側面には徴候検査底台が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の後ろ側面には支持ロッドが左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッドの後ろ側面には接触ブロックが固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロックが左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロックが患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを下方へスライドさせ、
前記本体の外側面には第二固定ブロックが左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロックの中にはスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品が設けられ、前記救急部品は前記スライド空間の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッドを含み、前記スライドロッドの前側面において前記第二固定ブロックの外側には胸部押し底台が固定的に取り付けられ、前記本体の前側面の中において二つの前記第二固定ブロックの中間には胸部押し感知器が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台の後ろ側面には押しロッドが前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッドの後ろ側面には胸部押しモーターが固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器が患者の心拍数を測定し、前記押しロッドが前記胸部押しモーターを駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーターが通電されて救急を行う。
【0006】
更の技術プラン、前記徴候部品は前記第一固定ブロックの中に固定的に取り付けられた第一モーターを含み、前記第一モーターの出力軸には第一ねじボルトが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックの上側には背もたれがスライドできるように取り付けられ、前記背もたれの中にははすば歯車空間が設けられ、前記はすば歯車空間の上側には第一歯車空間が設けられ、前記第一ねじボルトが第一歯車空間の中まで延びており、前記第一ねじボルトにおいて前記第一歯車空間の中には第一歯車が固定的に取り付けられ、前記第一歯車空間の上下側面の間において前記第一ねじボルトの前側には回転軸が回転できるように取り付けられ、前記回転軸が前記第一歯車と噛合しており、前記背もたれの上側面の中には頭部感知器が固定的に取り付けられている。
【0007】
更の技術プラン、前記回転軸において前記はすば歯車の中には第一はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記はすば歯車の左右壁と前記背もたれの外側面の間には第二ねじボルトが回転できるように取り付けられ、前記第二ねじボルトが前記挟みブロックとねじ山によって連結され、前記第二ねじボルトにおいて前記はすば歯車空間の中には第二はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記第二はすば歯車が前記第一はすば歯車と噛合しており、前記挟みブロックにおいて内部に近接する側面の中には固定時に病人を傷つけることを防止するソフトブロックが固定的に取り付けられている。
【0008】
更の技術プラン、前記背もたれの中において前記はすば歯車空間の左右両側には第二歯車空間が設けられ、前記第二ねじボルトにおいて前記第二歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車の上側面には第一歯車空間が設けられ、前記第一歯車空間の中には第一ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第一ラックが前記第三歯車と噛み合っている。
【0009】
更の技術プラン、前記徴候検査底台の後ろ側面の中には後方へ開口した位置空間が設けられ、前記支持ロッドが前記位置空間とスライドできるように連結され、二つの前記支持ロッドの間にはばねが固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の中において前記位置空間の上下両側にはリール空間が設けられ、前記リール空間の前側にはベルト空間が設けられ、前記リール空間の後ろ壁と前記ベルト空間の後ろ壁の間には伝動軸が回転できるように取り付けられ、前記伝動軸において前記リール空間の中にはリールが固定的に取り付けられ、前記リールには引き紐が固定的に巻き付けられ、前記引き紐のもう片側が前記支持ロッドと固定的に連結され、上側の前記リール空間の後ろ壁の中には第二モーターが固定的に取り付けられ、前記第二モーターの出力軸が前記伝動軸と固定的に連結され、前記伝動軸において前記ベルト空間の中にはプーリーが固定的に取り付けられ、二つの前記プーリーの間にはベルトが伝動できるように取り付けられている。
【0010】
更の技術プラン、前記救急部品は前記スライド空間の頂壁の中に設けられた第二ラック空間を含み、前記第二ラック空間が前記スライド空間と連通しており、前記第二ラック空間の中には第二ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第二ラックが前記スライドロッドと固定的に連結され、前記第二ラック空間の頂壁の中には第三歯車空間が連通するように設けられ、前記第三歯車空間の後壁の中には第三モーターが固定的に取り付けられ、前記第三モーターの出力軸には駆動軸が固定的に取り付けられ、前記駆動軸において前記第三歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車が前記第二ラックと噛合しており、前記胸部押し底台の中において前記胸部押し感知器の前側には液圧シリンダーが固定的に取り付けられ、前記液圧シリンダーのピストンが前記押しロッドと固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は、感知器によって背もたれの位置を調整し、背もたれを徴候検査底台と固定することによって検査時において瞼の位置をよく制御し、位置が外れることによる瞼検査部品から与えられた患者への二次傷害を防止し、また、医師や看護員が不足のとき、自動的に患者の徴候を検査し、医師や看護員をストレスを減らし、心拍数測定器の測定結果によって、ラックが押しロッドを駆動し位置を調整し、精確に救急することに便利であり、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の全体構成略図
図2図2図1のA―Aの断面図
図3図3図1のB―Bの断面図
図4図4図1のC―Cの断面図
図5図5図2のDの部分拡大図
【発明を実施するための形態】
【0014】
患者運搬用自動救急ベッドは、本体20を含み、前記本体20の上側面の中には第一固定ブロック40が固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロック40には調整空間26が左右対称に設けられ、前記調整空間26の中には患者の頭部を固定して徴候を検査する徴候部品80が設けられ、前記徴候部品80は前記調整空間26にスライドできるように取り付けられた挟みブロック28を含み、前記挟みブロック28の前側面には徴候検査底台58が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台58の後ろ側面には支持ロッド64が左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッド64の後ろ側面には接触ブロック65が固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロック28が左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロック65が患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッド64が下側の前記接触ブロック65を駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッド64が下側の前記接触ブロック65を下方へスライドさせる。
【0015】
前記本体20の外側面には第二固定ブロック23が左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロック23の中にはスライド空間21が設けられ、前記スライド空間21の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品81が設けられ、前記救急部品81は前記スライド空間21の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッド43を含み、前記スライドロッド43の前側面において前記第二固定ブロック23の外側には胸部押し底台22が固定的に取り付けられ、前記本体20の前側面の中において二つの前記第二固定ブロック23の中間には胸部押し感知器48が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台22の後ろ側面には押しロッド51が前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッド51の後ろ側面には胸部押しモーター52が固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器48が患者の心拍数を測定し、前記押しロッド51が前記胸部押しモーター52を駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーター52が通電されて救急を行う。
【0016】
前記徴候部品80は前記第一固定ブロック40の中に固定的に取り付けられた第一モーター41を含み、前記第一モーター41の出力軸には第一ねじボルト46が固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロック40の上側には背もたれ30がスライドできるように取り付けられ、前記背もたれ30の中にははすば歯車空間35が設けられ、前記はすば歯車空間35の上側には第一歯車空間34が設けられ、前記第一ねじボルト46が第一歯車空間34の中まで延びており、前記第一ねじボルト46において前記第一歯車空間34の中には第一歯車31が固定的に取り付けられ、前記第一歯車空間34の上下側面の間において前記第一ねじボルト46の前側には回転軸33が回転できるように取り付けられ、前記回転軸33が前記第一歯車31と噛合しており、前記背もたれ30の上側面の中には頭部感知器49が固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせた後、頭部感知器49が患者の頭部の位置を検知し、第一モーター41を始動し、第一モーター41が第一ねじボルト46を回転させ、第一ねじボルト46が第一歯車31と第二歯車32と回転軸33を回転させ、頭部の背もたれの位置が調節される。
【0017】
前記回転軸33において前記はすば歯車35の中には第一はすば歯車47が固定的に取り付けられ、前記はすば歯車35の左右壁と前記背もたれ30の外側面の間には第二ねじボルト27が回転できるように取り付けられ、前記第二ねじボルト27が前記挟みブロック28とねじ山によって連結され、前記第二ねじボルト27において前記はすば歯車空間35の中には第二はすば歯車37が固定的に取り付けられ、前記第二はすば歯車37が前記第一はすば歯車47と噛合しており、前記挟みブロック28において内部に近接する側面の中には固定時に病人を傷つけることを防止するソフトブロック29が固定的に取り付けられ、患者の頭部が適するところに位置した後、回転軸33が第一はすば歯車47と第二はすば歯車37と第二ねじボルト27を回転させ、第二ねじボルト27が回転し挟みブロック28を左右にスライドさせ、挟みブロック28が患者の頭部を固定する。
【0018】
前記背もたれ30の中において前記はすば歯車空間35の左右両側には第二歯車空間66が設けられ、前記第二ねじボルト27において前記第二歯車空間66の中には第三歯車38が固定的に取り付けられ、前記第三歯車38の上側面には第一歯車空間39が設けられ、前記第一歯車空間39の中には第一ラック36がスライドできるように取り付けられ、前記第一ラック36が前記第三歯車38と噛み合っており、頭部が固定された後、第二ねじボルト27が第三歯車38を回転させ、第三歯車38が第一ラック36を患者の瞼に接触するまで上下にスライドさせ、徴候を検査する準備をする。
【0019】
前記徴候検査底台58の後ろ側面の中には後方へ開口した位置空間54が設けられ、前記支持ロッド64が前記位置空間54とスライドできるように連結され、二つの前記支持ロッド64の間にはばね55が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台58の中において前記位置空間54の上下両側にはリール空間57が設けられ、前記リール空間57の前側にはベルト空間62が設けられ、前記リール空間57の後ろ壁と前記ベルト空間62の後ろ壁の間には伝動軸59が回転できるように取り付けられ、前記伝動軸59において前記リール空間57の中にはリール56が固定的に取り付けられ、前記リール56には引き紐が固定的に巻き付けられ、前記引き紐のもう片側が前記支持ロッド64と固定的に連結され、上側の前記リール空間57の後ろ壁の中には第二モーター63が固定的に取り付けられ、前記第二モーター63の出力軸が前記伝動軸59と固定的に連結され、前記伝動軸59において前記ベルト空間62の中にはプーリー60が固定的に取り付けられ、二つの前記プーリー60の間にはベルト61が伝動できるように取り付けられ、接触ブロック65が患者の瞼に接触したとき、第二モーター63を起動し、第二モーター63が上側の伝動軸59と、上側のリール56と、上側のプーリー60とを回転させ、上側のプーリー60が回転しベルト61を伝動させ、ベルト61が伝動し下側のプーリー60と下側の伝動軸59と下側のリール56を回転させ、リール56が回転し引き紐を巻取り、支持ロッド64が駆動され上下両側へスライドし徴候検査を行う。
【0020】
前記救急部品81は前記スライド空間21の頂壁の中に設けられた第二ラック空間24を含み、前記第二ラック空間24が前記スライド空間21と連通しており、前記第二ラック空間24の中には第二ラック25がスライドできるように取り付けられ、前記第二ラック25が前記スライドロッド43と固定的に連結され、前記第二ラック空間24の頂壁の中には第三歯車空間42が連通するように設けられ、前記第三歯車空間42の後壁の中には第三モーター53が固定的に取り付けられ、前記第三モーター53の出力軸には駆動軸45が固定的に取り付けられ、前記駆動軸45において前記第三歯車空間42の中には第三歯車44が固定的に取り付けられ、前記第三歯車44が前記第二ラック25と噛合しており、前記胸部押し底台22の中において前記胸部押し感知器48の前側には液圧シリンダー50が固定的に取り付けられ、前記液圧シリンダー59のピストンが前記押しロッド51と固定的に連結され、救急時に、第三モーター53を始動し、第三モーター53が駆動軸45と第三歯車44を回転させ、第三歯車44が第二ラック25とスライドロッド43と胸部押し底台22を左右にスライドさせ、位置調整が行われ、液圧シリンダー50を起動し、液圧シリンダー50が押しロッド51と胸部押しモーター52を後方へ移動させ、胸部押しモーター52が複数回患者の胸部と接触し、救急が行われる。
【0021】
初期状態に、二つの前記支持ロッド64が互いに接触し、前記背もたれ30が前記第一固定ブロック40と接触している。
【0022】
救護時に、患者を本願発明に寝かせ、頭部感知器49が患者の頭部の位置を検知し、第一モーター41を起動し、第一モーター41が第一ねじボルト46を回転させ、第一ねじボルト46が第一歯車31と第二歯車32と回転軸33を回転させ、頭部の背もたれの位置が調節され、患者の頭部が適するところに位置した後、回転軸33が第一はすば歯車47と第二はすば歯車37と第二ねじボルト27を回転させ、第二ねじボルト27が回転し挟みブロック28を左右にスライドさせ、挟みブロック28が患者の頭部を固定し、頭部が固定された後、第二ねじボルト27が第三歯車38を回転させ、第三歯車38が第一ラック36を患者の瞼に接触するまで上下にスライドさせ、徴候を検査する準備をし、接触ブロック65が患者の瞼と接触した後、第二モーター63を起動し、第二モーター63が上側の伝動軸59と、上側のリール56と、上側のプーリー60とを回転させ、上側のプーリー60が回転しベルト61を伝動させ、ベルト61が伝動し下側のプーリー60と下側の伝動軸59と下側のリール56を回転させ、リール56が回転し引き紐を巻取り、支持ロッド64が駆動され上下両側へスライドし徴候検査を行う。
【0023】
救急時に、第三モーター53を始動し、第三モーター53が駆動軸45と第三歯車44を回転させ、第三歯車44が第二ラック25とスライドロッド43と胸部押し底台22を左右にスライドさせ、位置調整が行われ、液圧シリンダー50を起動し、液圧シリンダー50が押しロッド51と胸部押しモーター52を後方へ移動させ、胸部押しモーター52が複数回患者の胸部と接触し、救急が行われる。
【0024】
本分野の技術者が明確できるのは、本願発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本願発明の保護範囲にある。本願発明の保護方案は本願発明の権利要求書を標準とすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2020年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の上側面の中には第一固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックには調整空間が左右対称に設けられ、前記調整空間の中には患者の頭部を固定して生命徴候を検査するための徴候部品が設けられ、前記徴候部品は前記調整空間にスライドできるように取り付けられた挟みブロックを含み、前記挟みブロックの前側面には徴候検査底台が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の後ろ側面には支持ロッドが左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッドの後ろ側面には接触ブロックが固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロックが左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロックが患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを下方へスライドさせ、
前記本体の外側面には第二固定ブロックが左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロックの中にはスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品が設けられ、前記救急部品は前記スライド空間の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッドを含み、前記スライドロッドの前側面において前記第二固定ブロックの外側には胸部押し底台が固定的に取り付けられ、前記本体の前側面の中において二つの前記第二固定ブロックの中間には胸部押し感知器が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台の後ろ側面には押しロッドが前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッドの後ろ側面には胸部押しモーターが固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器が患者の心拍数を測定し、前記押しロッドが前記胸部押しモーターを駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーターが通電されて救急を行うことを特徴とする患者運搬用自動救急ベッド。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は運搬分野を取り上げて、具体的には患者運搬用自動救急ベッドである。
【背景技術】
【0002】
救急ベッドは救急時に患者を運搬する運搬用具であり、救急ベッドを使用することで緊急時に患者を安全な場所や病院内に運搬し救急することができる。
今市販されている救急ベッドのほとんどがただの運搬用具であるが、患者を運搬することにかかる時間こそが救急のゴールデンタイムであり、そのゴールデンタイムをよく利用することによって一人の命を救えるかもしれない。また、地震や重大な車事故に遭うと、患者の数が非常に多いから、医師や看護員が不足になる。従って、上記の問題を解決するため、患者運搬用自動救急ベッドが必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107334582号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は患者運搬用自動救急ベッドを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:患者運搬用自動救急ベッドは、本体を含み、前記本体の上側面の中には第一固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックには調整空間が左右対称に設けられ、前記調整空間の中には患者の頭部を固定して生命徴候を検査するための徴候部品が設けられ、前記徴候部品は前記調整空間にスライドできるように取り付けられた挟みブロックを含み、前記挟みブロックの前側面には徴候検査底台が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の後ろ側面には支持ロッドが左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッドの後ろ側面には接触ブロックが固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロックが左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロックが患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッドが下側の前記接触ブロックを下方へスライドさせ、
前記本体の外側面には第二固定ブロックが左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロックの中にはスライド空間が設けられ、前記スライド空間の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品が設けられ、前記救急部品は前記スライド空間の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッドを含み、前記スライドロッドの前側面において前記第二固定ブロックの外側には胸部押し底台が固定的に取り付けられ、前記本体の前側面の中において二つの前記第二固定ブロックの中間には胸部押し感知器が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台の後ろ側面には押しロッドが前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッドの後ろ側面には胸部押しモーターが固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器が患者の心拍数を測定し、前記押しロッドが前記胸部押しモーターを駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーターが通電されて救急を行う。
【0006】
更の技術プラン、前記徴候部品は前記第一固定ブロックの中に固定的に取り付けられた第一モーターを含み、前記第一モーターの出力軸には第一ねじボルトが固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロックの上側には背もたれがスライドできるように取り付けられ、前記背もたれの中にははすば歯車空間が設けられ、前記はすば歯車空間の上側には第一歯車空間が設けられ、前記第一ねじボルトが第一歯車空間の中まで延びており、前記第一ねじボルトにおいて前記第一歯車空間の中には第一歯車が固定的に取り付けられ、前記第一歯車空間の上下側面の間において前記第一ねじボルトの前側には回転軸が回転できるように取り付けられ、前記回転軸が前記第一歯車と噛合しており、前記背もたれの上側面の中には頭部感知器が固定的に取り付けられている。
【0007】
更の技術プラン、前記回転軸において前記はすば歯車の中には第一はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記はすば歯車の左右壁と前記背もたれの外側面の間には第二ねじボルトが回転できるように取り付けられ、前記第二ねじボルトが前記挟みブロックとねじ山によって連結され、前記第二ねじボルトにおいて前記はすば歯車空間の中には第二はすば歯車が固定的に取り付けられ、前記第二はすば歯車が前記第一はすば歯車と噛合しており、前記挟みブロックにおいて内部に近接する側面の中には固定時に病人を傷つけることを防止するソフトブロックが固定的に取り付けられている。
【0008】
更の技術プラン、前記背もたれの中において前記はすば歯車空間の左右両側には第二歯車空間が設けられ、前記第二ねじボルトにおいて前記第二歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車の上側面には第一歯車空間が設けられ、前記第一歯車空間の中には第一ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第一ラックが前記第三歯車と噛み合っている。
【0009】
更の技術プラン、前記徴候検査底台の後ろ側面の中には後方へ開口した位置空間が設けられ、前記支持ロッドが前記位置空間とスライドできるように連結され、二つの前記支持ロッドの間にはばねが固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台の中において前記位置空間の上下両側にはリール空間が設けられ、前記リール空間の前側にはベルト空間が設けられ、前記リール空間の後ろ壁と前記ベルト空間の後ろ壁の間には伝動軸が回転できるように取り付けられ、前記伝動軸において前記リール空間の中にはリールが固定的に取り付けられ、前記リールには引き紐が固定的に巻き付けられ、前記引き紐のもう片側が前記支持ロッドと固定的に連結され、上側の前記リール空間の後ろ壁の中には第二モーターが固定的に取り付けられ、前記第二モーターの出力軸が前記伝動軸と固定的に連結され、前記伝動軸において前記ベルト空間の中にはプーリーが固定的に取り付けられ、二つの前記プーリーの間にはベルトが伝動できるように取り付けられている。
【0010】
更の技術プラン、前記救急部品は前記スライド空間の頂壁の中に設けられた第二ラック空間を含み、前記第二ラック空間が前記スライド空間と連通しており、前記第二ラック空間の中には第二ラックがスライドできるように取り付けられ、前記第二ラックが前記スライドロッドと固定的に連結され、前記第二ラック空間の頂壁の中には第三歯車空間が連通するように設けられ、前記第三歯車空間の後壁の中には第三モーターが固定的に取り付けられ、前記第三モーターの出力軸には駆動軸が固定的に取り付けられ、前記駆動軸において前記第三歯車空間の中には第三歯車が固定的に取り付けられ、前記第三歯車が前記第二ラックと噛合しており、前記胸部押し底台の中において前記胸部押し感知器の前側には液圧シリンダーが固定的に取り付けられ、前記液圧シリンダーのピストンが前記押しロッドと固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は、感知器によって背もたれの位置を調整し、背もたれを徴候検査底台と固定することによって検査時において瞼の位置をよく制御し、位置が外れることによる瞼検査部品から与えられた患者への二次傷害を防止し、また、医師や看護員が不足のとき、自動的に患者の徴候を検査し、医師や看護員をストレスを減らし、心拍数測定器の測定結果によって、ラックが押しロッドを駆動し位置を調整し、精確に救急することに便利であり、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の全体構成略図
図2図2図1のA―Aの断面図
図3図3図1のB―Bの断面図
図4図4図1のC―Cの断面図
図5図5図2のDの部分拡大図
【発明を実施するための形態】
【0014】
患者運搬用自動救急ベッドは、本体20を含み、前記本体20の上側面の中には第一固定ブロック40が固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロック40には調整空間26が左右対称に設けられ、前記調整空間26の中には患者の頭部を固定して生命徴候を検査するための徴候部品80が設けられ、前記徴候部品80は前記調整空間26にスライドできるように取り付けられた挟みブロック28を含み、前記挟みブロック28の前側面には徴候検査底台58が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台58の後ろ側面には支持ロッド64が左右対称に且つスライドできるように取り付けられ、前記支持ロッド64の後ろ側面には接触ブロック65が固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせ、前記挟みブロック28が左右にスライドし患者の頭部を固定し、前記接触ブロック65が患者の瞼と接触した後、下側の前記支持ロッド64が下側の前記接触ブロック65を駆動し下方へスライドさせ、上側の前記支持ロッド64が下側の前記接触ブロック65を下方へスライドさせる。
【0015】
前記本体20の外側面には第二固定ブロック23が左右対称に固定的に取り付けられ、前記第二固定ブロック23の中にはスライド空間21が設けられ、前記スライド空間21の中には緊急時に自動的に患者を救急できる救急部品81が設けられ、前記救急部品81は前記スライド空間21の中にスライドできるように取り付けられたスライドロッド43を含み、前記スライドロッド43の前側面において前記第二固定ブロック23の外側には胸部押し底台22が固定的に取り付けられ、前記本体20の前側面の中において二つの前記第二固定ブロック23の中間には胸部押し感知器48が固定的に取り付けられ、前記胸部押し底台22の後ろ側面には押しロッド51が前後にスライドできるように取り付けられ、前記押しロッド51の後ろ側面には胸部押しモーター52が固定的に取り付けられ、救急時に、前記胸部感知器48が患者の心拍数を測定し、前記押しロッド51が前記胸部押しモーター52を駆動して前後にスライドさせて患者の胸部と接触させ、前記胸部押しモーター52が通電されて救急を行う。
【0016】
前記徴候部品80は前記第一固定ブロック40の中に固定的に取り付けられた第一モーター41を含み、前記第一モーター41の出力軸には第一ねじボルト46が固定的に取り付けられ、前記第一固定ブロック40の上側には背もたれ30がスライドできるように取り付けられ、前記背もたれ30の中にははすば歯車空間35が設けられ、前記はすば歯車空間35の上側には第一歯車空間34が設けられ、前記第一ねじボルト46が第一歯車空間34の中まで延びており、前記第一ねじボルト46において前記第一歯車空間34の中には第一歯車31が固定的に取り付けられ、前記第一歯車空間34の上下側面の間において前記第一ねじボルト46の前側には回転軸33が回転できるように取り付けられ、前記回転軸33が前記第一歯車31と噛合しており、前記背もたれ30の上側面の中には頭部感知器49が固定的に取り付けられ、患者を本願発明に寝かせた後、頭部感知器49が患者の頭部の位置を検知し、第一モーター41を始動し、第一モーター41が第一ねじボルト46を回転させ、第一ねじボルト46が第一歯車31と第二歯車32と回転軸33を回転させ、頭部の背もたれの位置が調節される。
【0017】
前記回転軸33において前記はすば歯車35の中には第一はすば歯車47が固定的に取り付けられ、前記はすば歯車35の左右壁と前記背もたれ30の外側面の間には第二ねじボルト27が回転できるように取り付けられ、前記第二ねじボルト27が前記挟みブロック28とねじ山によって連結され、前記第二ねじボルト27において前記はすば歯車空間35の中には第二はすば歯車37が固定的に取り付けられ、前記第二はすば歯車37が前記第一はすば歯車47と噛合しており、前記挟みブロック28において内部に近接する側面の中には固定時に病人を傷つけることを防止するソフトブロック29が固定的に取り付けられ、患者の頭部が適するところに位置した後、回転軸33が第一はすば歯車47と第二はすば歯車37と第二ねじボルト27を回転させ、第二ねじボルト27が回転し挟みブロック28を左右にスライドさせ、挟みブロック28が患者の頭部を固定する。
【0018】
前記背もたれ30の中において前記はすば歯車空間35の左右両側には第二歯車空間66が設けられ、前記第二ねじボルト27において前記第二歯車空間66の中には第三歯車38が固定的に取り付けられ、前記第三歯車38の上側面には第一歯車空間39が設けられ、前記第一歯車空間39の中には第一ラック36がスライドできるように取り付けられ、前記第一ラック36が前記第三歯車38と噛み合っており、頭部が固定された後、第二ねじボルト27が第三歯車38を回転させ、第三歯車38が第一ラック36を患者の瞼に接触するまで上下にスライドさせ、徴候を検査する準備をする。
【0019】
前記徴候検査底台58の後ろ側面の中には後方へ開口した位置空間54が設けられ、前記支持ロッド64が前記位置空間54とスライドできるように連結され、二つの前記支持ロッド64の間にはばね55が固定的に取り付けられ、前記徴候検査底台58の中において前記位置空間54の上下両側にはリール空間57が設けられ、前記リール空間57の前側にはベルト空間62が設けられ、前記リール空間57の後ろ壁と前記ベルト空間62の後ろ壁の間には伝動軸59が回転できるように取り付けられ、前記伝動軸59において前記リール空間57の中にはリール56が固定的に取り付けられ、前記リール56には引き紐が固定的に巻き付けられ、前記引き紐のもう片側が前記支持ロッド64と固定的に連結され、上側の前記リール空間57の後ろ壁の中には第二モーター63が固定的に取り付けられ、前記第二モーター63の出力軸が前記伝動軸59と固定的に連結され、前記伝動軸59において前記ベルト空間62の中にはプーリー60が固定的に取り付けられ、二つの前記プーリー60の間にはベルト61が伝動できるように取り付けられ、接触ブロック65が患者の瞼に接触したとき、第二モーター63を起動し、第二モーター63が上側の伝動軸59と、上側のリール56と、上側のプーリー60とを回転させ、上側のプーリー60が回転しベルト61を伝動させ、ベルト61が伝動し下側のプーリー60と下側の伝動軸59と下側のリール56を回転させ、リール56が回転し引き紐を巻取り、支持ロッド64が駆動され上下両側へスライドし徴候検査を行う。
【0020】
前記救急部品81は前記スライド空間21の頂壁の中に設けられた第二ラック空間24を含み、前記第二ラック空間24が前記スライド空間21と連通しており、前記第二ラック空間24の中には第二ラック25がスライドできるように取り付けられ、前記第二ラック25が前記スライドロッド43と固定的に連結され、前記第二ラック空間24の頂壁の中には第三歯車空間42が連通するように設けられ、前記第三歯車空間42の後壁の中には第三モーター53が固定的に取り付けられ、前記第三モーター53の出力軸には駆動軸45が固定的に取り付けられ、前記駆動軸45において前記第三歯車空間42の中には第三歯車44が固定的に取り付けられ、前記第三歯車44が前記第二ラック25と噛合しており、前記胸部押し底台22の中において前記胸部押し感知器48の前側には液圧シリンダー50が固定的に取り付けられ、前記液圧シリンダー59のピストンが前記押しロッド51と固定的に連結され、救急時に、第三モーター53を始動し、第三モーター53が駆動軸45と第三歯車44を回転させ、第三歯車44が第二ラック25とスライドロッド43と胸部押し底台22を左右にスライドさせ、位置調整が行われ、液圧シリンダー50を起動し、液圧シリンダー50が押しロッド51と胸部押しモーター52を後方へ移動させ、胸部押しモーター52が複数回患者の胸部と接触し、救急が行われる。
【0021】
初期状態に、二つの前記支持ロッド64が互いに接触し、前記背もたれ30が前記第一固定ブロック40と接触している。
【0022】
救護時に、患者を本願発明に寝かせ、頭部感知器49が患者の頭部の位置を検知し、第一モーター41を起動し、第一モーター41が第一ねじボルト46を回転させ、第一ねじボルト46が第一歯車31と第二歯車32と回転軸33を回転させ、頭部の背もたれの位置が調節され、患者の頭部が適するところに位置した後、回転軸33が第一はすば歯車47と第二はすば歯車37と第二ねじボルト27を回転させ、第二ねじボルト27が回転し挟みブロック28を左右にスライドさせ、挟みブロック28が患者の頭部を固定し、頭部が固定された後、第二ねじボルト27が第三歯車38を回転させ、第三歯車38が第一ラック36を患者の瞼に接触するまで上下にスライドさせ、徴候を検査する準備をし、接触ブロック65が患者の瞼と接触した後、第二モーター63を起動し、第二モーター63が上側の伝動軸59と、上側のリール56と、上側のプーリー60とを回転させ、上側のプーリー60が回転しベルト61を伝動させ、ベルト61が伝動し下側のプーリー60と下側の伝動軸59と下側のリール56を回転させ、リール56が回転し引き紐を巻取り、支持ロッド64が駆動され上下両側へスライドし徴候検査を行う。
【0023】
救急時に、第三モーター53を始動し、第三モーター53が駆動軸45と第三歯車44を回転させ、第三歯車44が第二ラック25とスライドロッド43と胸部押し底台22を左右にスライドさせ、位置調整が行われ、液圧シリンダー50を起動し、液圧シリンダー50が押しロッド51と胸部押しモーター52を後方へ移動させ、胸部押しモーター52が複数回患者の胸部と接触し、救急が行われる。
【0024】
本分野の技術者が明確できるのは、本願発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本願発明の保護範囲にある。本願発明の保護方案は本願発明の権利要求書を標準とすべきである。