特開2021-79059(P2021-79059A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2021079059-掃除機の吸い込み口 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-79059(P2021-79059A)
(43)【公開日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】掃除機の吸い込み口
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/06 20060101AFI20210430BHJP
【FI】
   A47L9/06 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2019-227737(P2019-227737)
(22)【出願日】2019年11月21日
(71)【出願人】
【識別番号】511142877
【氏名又は名称】金敷 晋
(72)【発明者】
【氏名】金敷 晋
【テーマコード(参考)】
3B061
【Fターム(参考)】
3B061AA11
3B061AB03
3B061AB04
3B061AB06
(57)【要約】
【課題】本発明は、電気掃除機を使って清掃するときに使用する空気吸い込み口には、周囲にブラシが設けられたものがある。この様な吸い込み口の場合、吸い込まれる空気はブラシを通ってから吸入される。このためゴミや髪の毛がブラシに掻き寄せられて絡まってしまったりするのでうまく吸い込めないという欠点がある。この欠点を解決し効率よくゴミを吸い込める吸い込み口体を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は課題を解決する手段として、吸い込み口の中央部に列状に形成した弾力のある清掃体を設け清掃体の両側面から空気を吸入するように構成した。この構成により清掃体で掻き寄せられたゴミや髪の毛はそのまま吸気口に吸い込まれるので清掃体にゴミや毛髪などが絡まるのを防止できることを特徴とした吸い込み口体とし課題の解決を図った。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱可能な掃除機の吸い込み口体の空気吸入口の中央部に列状の清掃部を設けこの列状の清掃部の両側を空気の吸い込み口として構成したことを特徴とした電気掃除機の吸い込み口体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭用で一般的に使用される電気掃除機の交換可能な吸い込み口体に関する.
【背景技術】
【0002】
電気掃除機の交換用吸い込み口体の形状は種々有り、吸入口の周囲にブラシを設けたものも種々存在している。(例として特許文献1,参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−039442
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電気掃除機を使って清掃するときに使用される空気の吸い込み口体に関して清掃の時に効率良くゴミなどを吸い込むことのできる吸い込み口体を提供することにある。
【0005】
空気吸い込み口体の吸気側の開口部の周囲にブラシが設けられたものがある。(特許文献1参照)この様な吸い込み口体では吸い込まれる空気はブラシを通ってから吸引されるので、ブラシが網目の様な効果を発揮してゴミや毛髪や繊維が絡まってしまい、うまく吸い込めないという欠点がある。これを解決し効率よくゴミを吸い込める吸い込み口体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は課題を解決する手段として、吸い込み口体の吸気側の開口部の中央部に列状に形成した弾力のある清掃体を設け、清掃体の両側面から空気を吸入するように構成したことを特徴として吸い込み口体を形成する。清掃体はブラシや布や紙、スポンジなどの弾力有る素材で形成する。
【発明の効果】
【0007】
吸い込み口体の吸気側の開口部の中央部に設けた清掃体がゴミや埃や髪の毛や繊維などを掻き寄せるときに、清掃体が吸い込み口体の移動方向と反対の方に押圧されて倒れて片側の吸入口を塞ぐ格好になることがあるが、もう片方の吸入口は清掃体に邪魔されずに掻き寄せたゴミや髪の毛などをスムースに吸い込むことが出来る。
【0008】
清掃体は柔らかいブラシや布テープや紙のシートなど清掃に適当な弾力のある素材で構成され吸い込み口に固定的または交換可能に装着される。
この清掃体は吸い込み口が滑動して清掃するときは進行方向の反対側に撓いながらゴミや毛髪などを掻き寄せる、進行方向側の空気吸入口は清掃体の撓りでは塞がれないので、かき集めたゴミや毛髪などを効率よく吸い取ることが出来る。
【0009】
清掃体はブラシなどは固定でも良いが布などの場合は汚れたときや摩耗変形した時は交換のために簡単に着脱できる構成としても良い。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に示すように吸い込み口体(1)の吸入口側の中央部に吸入口を2分するように清掃体(5)を設けこの清掃体の両側の吸入口(2)および(3)から空気を吸入することを特徴とした構成の吸い込み口体
【実施例】
【0011】
図1に示す吸い込み口体(1)の吸気側の開口部の中央部に列状に形成した弾力のある清掃体(5)を設け、清掃体の両側面の吸入口(2)と吸入口(3)から空気を吸入するように構成したことを特徴とする吸い込み口体を形成する。清掃体(5)はブラシや布や紙、スポンジなどの弾力有る素材で形成され清掃体保持部(4)に装着される
【0012】
図2は本発明の吸い込み口体(1)の側面図で清掃体(5)の装着状態を示す図でこの清掃体は吸い込み口より突出して装着される。突出した高さは5〜10mm程度が適正であるが柔らかいブラシなどの清掃体では箒に近い効果を得るためにもっと高くしても問題なく使用可能である。
【0013】
図3は吸い込み口体の吸入口部を示す図で吸い込み口体(1)が円筒形であることを示す図である。
【0014】
図4図5は本発明の吸い込み口体(1)の使用状態を示す図である。先ず図4は清掃体(5)を床につける前の状態を示す。清掃体は装着されたままの形状を保持している。図5は吸い込み口体を清掃のために床(6)に置いて矢印(ア)方向に動かした状態を示す図である。動かすことにより床のゴミなどは清掃体により掃き寄せられると同時に清掃体(5)は矢印(ア)の方向と反対方向に撓んだり曲がったりする状態を示す。また掃き寄せられたゴミは清掃体(5)に邪魔されることなく吸入口(2)から吸い込むのでゴミを効率よく吸入できる。
【0015】
図6図7はその他の実施例1を示す。図6は細長い清掃部(11)を持つ吸い込み口体(7)の形状を示す。図7は吸い込み口の詳細を示す図で吸い込み口体(7)の吸入口部を示す。空気吸入口(8)(9)、清掃体保持部(10)清掃体(11)の形状を示す図で清掃体の両側面から空気を吸い込むように形成される。
【0016】
図8はその他の実施例2を示す。図9は清掃体(11)の両側に設けた吸気口(8)、(9)を示す。図10は清掃体保持部(10)と清掃体(11)の取り付けを示している。また清掃体保持部(10)と清掃体(11)はこの図では一体であるがそれぞれ別個に作り装着しても良い。符号は図6図7と同じである。
【0017】
図11はその他の実施例3を示す。この実施例では直管部(12)に接続した水平吸気管部(13)により構成される吸い込み口体の例を示す。図に於いて清掃体保持部(10)と清掃体(11)は水平吸入管部に固定的に又は着脱可能にそうちゃくされる。
図12は水平吸入管部(13)に清掃体保持部(10)と清掃体(11)を装着した状態を示す。図に於いて空気の吸気口(8)、(9)は清掃体の両側に位置する。吸入口(7’)は水平吸入管部(13)に設けられた穴で吸い込み口体に接続する通気孔である。図13は実施例3の吸い込み口体の断面図である。吸気口(8)、(9)が清掃体保持部(10)と清掃体(11)の両側に配置されている状態を示す。
【産業上の利用可能性】
【0018】
真空掃除機の吸い込み口で使用するときに清掃部の両側に空気の吸入部があるので清掃とゴミの吸引を同時にできるので効率よく清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の吸い込み口体の全体図
図2図1のA−A矢視図
図3図2のB−B矢視図
図4図2のC−C矢視図
図5】矢視図4の使用状態を示す図
図6】本発明のその他の実施例1の図
図7図6のD―D矢視図
図8】本発明のその他の実施例2の図
図9図8のE―E矢視図
図10図8のF―F矢視図
図11】その他の実施例3の図
図12図11のG―G矢視図
図13図11のX―X断面図
【符号の説明】
【0020】
1 吸い込み口体
2 吸気口
3 吸気口
4 清掃体保持部
5 清掃体
6 床面
7 吸い込み口体
7’吸い込み口体の吸気口
8 吸気口
9 吸気口
10 清掃体保持部
11 清掃体
12 直管部
13 水平吸気管部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13