(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-79136(P2021-79136A)
(43)【公開日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】2環境ゲームプレイシステム
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20210430BHJP
A63F 13/812 20140101ALI20210430BHJP
A63F 13/65 20140101ALI20210430BHJP
A63F 13/5375 20140101ALI20210430BHJP
【FI】
A63B69/36 522B
A63F13/812 C
A63F13/65
A63F13/5375
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2021-22027(P2021-22027)
(22)【出願日】2021年2月15日
(62)【分割の表示】特願2019-502(P2019-502)の分割
【原出願日】2014年7月1日
(31)【優先権主張番号】61/841,544
(32)【優先日】2013年7月1日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】519005439
【氏名又は名称】フライングティー テック リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100196221
【弁理士】
【氏名又は名称】上潟口 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】ターウォーター ライアン エス
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルブレヒト ジョン エム
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルブレヒト ジェームズ ティー
(57)【要約】
【課題】ボール又は他の物体を追跡し、そのボールを打った物理環境と連係する仮想ゲーミング環境内でボールの飛行経路を描画するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】ゲームプレイ環境は、ティーボックス、射程面、及びモニタを含む。ティーボックスは、プレーヤがゴルフボールを射程面上へ打つことを可能にするように構成される。射程面は、複数の物理マーカを有する。モニタは、複数の仮想構成要素を含む仮想環境を描く。仮想構成要素のうちの幾つかは、物理マーカに対応する視覚キューである。プレーヤは、所望の視覚キューに対応する適切な物理マーカに目標を定めることによって、ゲームをプレイすることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニタを有するティーボックスと、
前記ティーボックスから延び、複数の物理マーカを有する射程面と、
を含み、前記モニタは、前記複数の物理マーカの各々に対応する視覚キューを描く、
ことを特徴とするゲームプレイ環境。
【請求項2】
ゴルフボールをさらに含み、前記モニタは、前記ゴルフボールが前記ティーボックスから空中を通って前記射程面上へ移動した後の前記ゴルフボールの最終静止プレイを描くことを特徴とする、請求項1に記載のゲームプレイ環境。
【請求項3】
前記モニタは、前記ゴルフボールが前記ティーボックスから空中を通って前記射程面上へ移動するときの前記ゴルフボールの飛行経路を描くことを特徴とする、請求項2に記載のゲームプレイ環境。
【請求項4】
前記モニタは、前記物理マーカに対応しない複数の視覚的構成要素を示すことを特徴とする、請求項3に記載のゲームプレイ環境。
【請求項5】
前記視覚的構成要素の少なくとも1つが仮想ゴルフホールであることを特徴とする、請求項4に記載のゲームプレイ環境。
【請求項6】
前記視覚的構成要素の少なくとも1つがトランプカードであることを特徴とする、請求項4に記載のゲームプレイ環境。
【請求項7】
前記視覚的構成要素の少なくとも1つが同心環であることを特徴とする、請求項4に記載のゲームプレイ環境。
【請求項8】
ゲームプレイ環境を用いてゲームをプレイする方法であって、
モニタ上の視覚的構成要素に目標を定めるステップと、
前記目標として定められた視覚的構成要素を、射程面上の物理マーカに対応する視覚キューと比較するステップと、
ゴルフショットの照準を前記物理マーカに合わせるステップと、
前記ゴルフショットを打ち、それによりゴルフボールを空中を通して前記射程面上に放つステップと、
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項9】
前記ゴルフボールが前記空中を通って前記射程面上に移動するときの経路を追跡するステップと、
前記ゴルフボールの前記経路を前記モニタ上に描くステップと、
をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
規則の組に基づいてスコアを計算するステップをさらに含み、前記規則の組は、プレーヤが前記物理マーカから所定距離内に前記ゴルフボールを着地させることによって得点することを規定することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記視覚的構成要素がゴルフホールのグリーン上のカップであり、前記規則の組は、前記ゴルフホール上でプレーヤが打つゴルフショットの数を数えることによって、前記プレーヤが得点することを規定することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記規則の組は、プレーヤが、前記モニタ上に描かれる前記ゴルフボールの前記経路が前記視覚的構成要素と交差するときに得点することを規定することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記ゲームプレイ環境が、前記目標として定められた視覚的構成要素が、物理マーカに対応しない視覚的構成要素に、より近接して描かれるように調整されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
物理ゲームプレイ面上の第1の物理マーカに対応する第1の仮想構成要素と、
物理ゲームプレイ面上の第2の物理マーカに対応する第2の仮想構成要素と、
を含み、
前記第2の仮想構成要素に対する前記第1の仮想構成要素の位置及び方向が、前記第2の物理マーカに対する前記第1の物理マーカの位置及び方向に対応する
ことを特徴とする、仮想ゲームプレイ環境。
【請求項15】
いかなる物理マーカにも対応しない第3の仮想構成要素をさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項16】
前記第3の仮想構成要素がゴルフホール上のカップであることを特徴とする、請求項15に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項17】
前記第3の仮想構成要素が方向インジケータであることを特徴とする、請求項15に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項18】
前記第3の仮想構成要素の位置を、前記第1の仮想構成要素及び前記第2の仮想構成要素に対して調整することができることを特徴とする、請求項15に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームプレイ環境に関連したシステム及び方法に関する。
【0002】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2環境ゲームプレイシステムに関する米国特許出願第61/841,544号に基づく利益を主張する。
【背景技術】
【0003】
物体(例えば、ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール等)を追跡する従来の方法は、ドップラーレーダ技術、カメラベースの技術、高速3Dカメラベースの技術、及び立体センサを含む様々なタイプのセンサを使用する。センサは、物体を追跡するように構成することができ、コンピュータの支援により、コンピュータ化された仮想環境において物体の運動を再現することができる。運動競技分野では、これらの追跡システムは、仮想環境に対する仮想物体の運動に焦点を合わせた、コーチング用フィードバック、プレーヤの進歩、及びその他のトレーニング/改善用途を提供するために用いられてきた。従来技術は、主として、プレーヤの技術と、結果として得られる物体の飛行経路に対する影響とに関する分析を提供することに焦点を合わせている。これらのシステムは、ゴルフ指導の領域で特に有益であることが見いだされている。
【0004】
従来の室内ゴルフシミュレータは、上述のようなセンサを利用して室内仮想空間内でデータ点を表わす。このようなシミュレータは、センサによってボールを監視し、このセンサは、XYZデータ点を捕捉し、これらのデータ点を、ゴルフコースの仮想化ホールのような仮想空間内でデータ点の表現を生成するコンピュータシステムに伝える。従来技術は、データ点を捕捉してデータ点を純粋に仮想の環境に組み込むことに焦点を合わせており、そのゴルフボールを実際に打った物理環境に対する識別可能なリンクを伴わない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ボール又は他の物体を追跡し、そのボールを打った物理環境と連係する仮想ゲーミング環境内でボールの飛行経路を描画するシステム及び方法が必要とされていることは明らかである。本発明は、このような要求を解決すること、及びその要求を満たす技術を提供することに焦点を合わせる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において、ティーボックス、射程面(range surface)、及びモニタを含むゲームプレイ環境が説明される。ティーボックスは、プレーヤがゴルフボールを射程面上へ打つことを可能にするように構成される。射程面は、複数の物理マーカを有する。モニタは、プレーヤがティーボックス内に居ながらにしてモニタを見ることができるように位置決めされる。モニタは、所望の仮想ゲームに対応する仮想環境を描く。選択された特定のゲームに応じて、仮想構成要素の組がモニタ上に表示される。これらの仮想構成要素のうちの幾つかは、射程面上の物理マーカに対応する視覚キューである。プレーヤは、所望の視覚キューに対応する適切な物理マーカに目標を定めることによってゲームの目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】ゲームプレイに用いられる物理環境の斜視図を示す。
【
図2】ボールが仮想環境を通って移動する経路を示す仮想環境の側面斜視図を示す。
【
図3】仮想環境の第1の好ましい実施形態の正面斜視図を示す。
【
図4a】仮想環境の第2の好ましい実施形態の平面図を示す。
【
図4b】照準合わせのために仮想環境が調整された、
図4aからの第2の好ましい実施形態の平面図を示す。
【
図4c】照準合わせのために仮想環境がさらに調整された、
図4a及び
図4bからの第2の好ましい実施形態の平面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の好ましい実施形態によれば、ゲームプレイ環境10は、ティーボックス100及び射程面200を含む。ティーボックス100は、ボール110及びモニタ400を含む。射程面200は、複数の物理マーカ210、220、230及び240を含む。
図1は、ゲームプレイ環境10の好ましい実施形態の斜視図である。ここではティーボックス100内でゴルフボール110の上方に覆い被さるようにモニタ400に面して位置しているプレーヤ300が示されている。ティーボックス100内のプレーヤ300のこの特定の姿勢は、プレーヤ300が物理マーカ210、220、230及び240を見ること、そしてさらにモニタ400を見ることを可能にすることが理解される。
図1はゲームプレイ環境10の好ましい実施形態を示しているが、ゲームプレイ環境10の構成部分のその他の実施形態及び配置が可能であることがさらに理解されるであろう。例えば、モニタ400は、高く持ち上げることもでき、又はティーボックス100内で調整可能な位置決めのための標準的なピボットマウントに取り付けることもできる。同様に、射程面200上の複数の物理マーカの位置決めは、特定の実施形態での所望に応じて調整することができる。しかしながら、以下で論じるように、複数の物理マーカは、ゲームプレイを容易にするために一般に射程面200全体にわたって分布させることが好ましい。好ましい実施形態において、物理マーカを、ティーボックス100からおよそ60ヤード、130ヤード、180ヤード、及び210ヤードの距離で射程面200全体にわたって分布させる。
【0009】
図2を参照すると、ここではプレーヤ300に対してモニタ400上に表示される仮想環境が示されている。好ましい実施形態において、仮想環境10は、ゴルフの仮想ゲームをプレイするように構成される。従って、
図2に示される仮想環境は、ゴルフのグリーン402、プレーヤのスコアカード404、現在のプレーヤの情報ボックス406、複数のプレーヤの位置フラグ410、420及び430、複数の視覚キュー450、460、470及び480、仮想ゴルフボール490、及びゴルフボール飛行経路495を含むがこれらに限定されない、ゴルフゲームに適した複数の視覚的構成要素で構成される。
【0010】
これらの視覚的構成要素のうちの幾つかは、射程面200及びティーボックス100の物理的態様に対応する。例えば、視覚キュー450、460、470及び480は、物理マーカ210、220、230及び240にそれぞれ対応する。重要なことは、物理マーカ210、220、230及び240の間の相対位置及び距離が、視覚キュー450、460、470及び480の間で描かれるのと同じ相対位置及び距離であることである。射程面200上の複数の物理マーカに対応する仮想環境における複数の視覚キューを示すことによって、ゴルフゲームの種々の望ましい特徴が可能になることが理解されるであろう。物理マーカと視覚キューとの対応から、野球、フットボール、アルティメットフリスビー、テニス、及びその他を含むがこれらに限定されない他のゲームも利益を受けることができることがさらに理解されるであろう。
【0011】
そのような利益の1つは、プレーヤ300がゴルフボール110を打った後、ゴルフボール110が射程面200上で静止した場所を、射程面上の複数の物理マーカの各々からのゴルフボール110の位置及び距離に対応する複数の視覚キューの各々からの位置及び距離にあるものとして仮想環境内に描くことができることである。例えば、ゴルフボール110の静止場所が、物理マーカ220の10フィート北、物理マーカ230の15フィート西、且つ物理マーカ240の40フィート南である場合、モニタ400は、仮想ゴルフボール490を、視覚キュー450の10フィート北、視覚キュー460の15フィート西、且つ470の40フィート南にあるものとして示す。
【0012】
射程面200上の複数の物理マーカに対応する複数の視覚キューを仮想環境内に示すこと別の利益は、ゴルフボール110がティーボックス110から射程面200へ移動する実際の経路を仮想環境内に描くことができ、モニタ400上に表示できることである。
図2はこの経路495を示す。
【0013】
射程面200上の複数の物理マーカに対応する複数の視覚キューを仮想環境内に示すことさらに別の利益は、プレーヤ300が、仮想環境内に示される特定の視覚的構成要素に対応する複数の物理マーカを目標として用いることができることである。例えば、
図4aを参照すると、ゲームプレイ環境10で実行される特定のゲームにおいて仮想ゴルフボール490を視覚的構成要素498(これはゴルフホール上のカップとして描かれている)の近くに静止させることが望ましい場合には、プレーヤ300は、自身のゴルフショットを(ゴルフクラブ、ストロークの技巧、足位置、身体位置等を変更することにより)調整して、ゴルフボール110が視覚的構成要素220に最も近い視覚キューである視覚キュー450に対応する物理マーカ210の近くで静止するようになる機会を高めることができる。
【0014】
仮想環境を調整して、物理マーカ210、220、230及び240に対応する視覚キュー450、460、470及び480が所望の視覚的構成要素により良く位置合わせされるようにすることもできることが理解されるであろう。例えば、
図4bは、
図4aと同じ仮想環境を示すが、但し、いまや視覚キュー460が視覚的構成要素498により近接するように、視点(perspective)が選択的に回転されている。
図4cは、視覚キュー460が視覚的構成要素498にさらにもっと近接するように視点をさらに調整することができることを示す。従って、プレーヤ300は、いまや、仮想ゴルフボール490を視覚的構成要素498の近くで静止させる機会を、そのゴルフショットの照準を視覚キュー460に対応する物理マーカ220に合わせることによって高めることができる。
【0015】
他の視覚的構成要素を表示してプレーヤ300の照準合わせを補助することができることがさらに理解されるであろう。例えば、
図4a、
図4b及び
図4cでは、ティーボックス100に対応する仮想ティーボックス499が示されており、プレーヤ300が向首方向(heading)0度で(射程面200をそのまま真っすぐ前方に)ゴルフボール110を打った場合に仮想ゴルフボール490が移動する方向を示す方向インジケータ500が表示されている。
【0016】
所望であれば、好ましい実施形態において、ゴルフゲームに適した、フェアウェイ、サンドトラップ、仮想ティーボックス、ウォーターハザード、及びオービーマーカを含むがこれらに限定されないその他の視覚的構成要素を用いることができることが理解されるであろう。さらに、必ずしも仮想ゴルフゲームのプレイには影響を与えないが仮想環境の背景を埋める、川、湖、家及び他の構造体、山、木、海、崖、雲及び他の天気関連構成物を含むがそれらに限定されない、仮想環境内に描かれるその他の視覚的構成要素を含むことが望ましい場合がある。
図3は、モニタ400上に示される仮想環境の別の好ましい実施形態を示し、これは、フェアウェイ[300]、複数のサンドトラップ310、312、314、316、海320、山330、及びその他の列挙されていない視覚的構成要素を含む。
【0017】
図1に戻ると、好ましいゴルフゲームは、プレーヤ300にモニタを見せて、最初のゴルフショットの照準をどこに合わせるべきか決めさせることで開始する。モニタ400上に描かれる仮想環境は、初期状態ではゴルフホールの仮想ティーボックス内の仮想ボール490(実際のティーボックス100内の実際のゴルフボール110に対応する)を示すことになる。仮想環境内に描かれる仮想ゴルフホールのフェアウェイの具体的な形状及び長さに応じて、プレーヤ300は、その仮想ゴルフボールを最少のゴルフショットを用いてゴルフホールのグリーン上のカップの中に入れるための戦略を選択する。この戦略は、特定のゴルフクラブを選択し、ティーボックス100内のゴルフボール110を打つことにより、ゴルフボール110が空中で特定の経路を通って射程面200上へ飛ぶようにさせることを含むことができる。経路495は、仮想環境内に描かれ、モニタ400上に示される。モニタは次に、仮想環境を再描画して仮想ゴルフボール490の新たな位置を示すことができる。プレーヤ300が、所望の物理マーカに目標を定め、ゴルフショットを行い、次いでモニタが複数の物理マーカに対する実際のゴルフボール110の飛行経路に対応する仮想ゴルフボール490の経路495を描画するのを見ることを繰り返して、プレイが継続する。
【0018】
ゲームの種々の実施形態は、異なる目的及びゴールを有することが理解される。第1の好ましい実施形態において、目的は、可能な限り最少の数のゴルフショットを行って仮想ゴルフボール490をゴルフグリーン上のカップ498に入れることである。代替的なゲームの実施形態においては、プレーヤ300は、ゲームの連続的なラウンドにおいて、仮想ゴルフボール490の静止位置が仮想環境内に描かれた仮想同心環にどれだけ近いかに基づいて得点を与えられる。さらに別の好ましい実施形態において、プレーヤのゴールは、仮想ゴルフボール490の経路495が、各プレイイングカード(playing card)が特定の値を有する仮想トランプカードをインターセプトするようにさせることによって、各ラウンドでちょうど21点を獲得することである。
【0019】
本発明の種々の実施形態の幾多の特徴及び利点を、本発明の種々の実施形態の構造及び機能の詳細と共に上記の説明において述べたが、本開示は例示的なものに過ぎず、特に本発明の原理内の部分の構造及び配置の事項において、添付の特許請求の範囲がその中で表現される、用語の広義の一般的な意味によって示される最大限の範囲まで、詳細に変更を行うことができることが理解される。本発明の教示を本発明の範囲及び思想から逸脱することなく他のシステムに適用することができることが、当業者には理解される。
【符号の説明】
【0020】
10:ゲームプレイ環境
100:ティーボックス
110:ボール
200:射程面
210、220、230、240:物理マーカ
300:プレーヤ
300:フェアウェイ
310、312、314、316:サンドトラップ
320:海
330:山
400:モニタ
402:ゴルフのグリーン
404:プレーヤのスコアカード
406:現在のプレーヤの情報ボックス
410、420、430:プレーヤの位置フラグ
450、460、470、480:視覚キュー
490:仮想ゴルフボール
495:経路
498:視覚的構成要素(ゴルフホール上のカップ)
499:仮想ティーボックス
500:方向インジケータ
【手続補正書】
【提出日】2021年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理ゲームプレイ面上の第1の物理マーカに対応する第1の仮想構成要素と、
物理ゲームプレイ面上の第2の物理マーカに対応する第2の仮想構成要素と、
を含み、
前記第2の仮想構成要素に対する前記第1の仮想構成要素の位置及び方向が、前記第2の物理マーカに対する前記第1の物理マーカの位置及び方向に対応する
ことを特徴とする、仮想ゲームプレイ環境。
【請求項2】
いかなる物理マーカにも対応しない第3の仮想構成要素をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項3】
前記第3の仮想構成要素がゴルフホール上のカップであることを特徴とする、請求項2に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項4】
前記第3の仮想構成要素が方向インジケータであることを特徴とする、請求項2に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【請求項5】
前記第3の仮想構成要素の位置を、前記第1の仮想構成要素及び前記第2の仮想構成要素に対して調整することができることを特徴とする、請求項2に記載の仮想ゲームプレイ環境。
【外国語明細書】