【実施例】
【0093】
(実施例1)
WO2006/131081に開示されるナノ繊維ウェブを形成するための電気紡糸法および装置を用いて下記実施例のナノ繊維層およびマットを製造した。
【0094】
ナノ繊維層はナイロン6ポリマーの溶液を電気紡糸することによって製造した。ナイロン6は米国ニュージャージー州Florham ParkのBASF Corp.からUltramid B24の商標で供給された。重量比2:1の酢酸およびギ酸の溶媒混合液を用いて、8から16%の範囲の濃度を有するナイロンの溶液を調製した。
【0095】
ナイロンの10wt.%溶液を82kVならびに溶液および接地電極の間の距離155mmで45分間電気紡糸した。例としてのみ、A.ライディアウィイ保持について上述の標準Millipore法を用いて試料を試験した。下記表Iにおいて代表的な試料を最も近いDurapore(登録商標)メンブラン、MVPPと比較する。
【0096】
これらの結果を下記表Iに示す。
【0097】
【表1】
【0098】
(実施例2)
一続きのナイロン6電気紡糸繊維性マットを実施例1に記述されるように調製した。ナイロンの13wt.%溶液を82kVならびに溶液および接地電極間の距離155mmで10および45分間電気紡糸した。2つの紡糸時間について、それぞれ、55および225ミクロン厚の繊維マットを製造した。これらの試料を、例としてのみ、B.ディミヌタ保持について試験した。本明細書で教示されるマイコプラズマ保持電気紡糸繊維性マットをB.ディミヌタの完全保持に用いることに注意するべきである。
【0099】
(実施例3)
別の一続きのナイロン6電気紡糸繊維性マットを実施例2に記述されるように調製した。ナイロンの16wt.%溶液を82kVならびに溶液および接地電極間の距離155mmで15分間電気紡糸した。これらの試料を、例としてのみ、B.ディミヌタ保持について試験した。
【0100】
これらの結果を下記表IIに示す。
【0101】
【表2】
【0102】
電気紡糸ナノ繊維マットのより大きい空隙率はより高い透過率を生じ、その一方で微生物を保持するための信頼のおける手段を依然として提供する。
【0103】
使用方法
【0104】
本発明による電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体は食品、飲料、医薬、バイオテクノロジー、マイクロエレクトロニクス、化学処理、水処理および他の液体処理産業において有用である。
【0105】
本発明による電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体は液体試料または流れから微生物を濾過、分離、同定および/または検出するのに用いることができる。
【0106】
本発明による電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体はあらゆる液体試料調製法と共に用いることができ、この液体試料調製法には、以下のものに限定されるわけではないが、クロマトグラフィー;高圧液体クロマトグラフィー(HPLC);電気泳動;ゲル濾過;試料遠心;オンライン試料調製;診断キット試験;診断試験;高スループットスクリーニング;親和結合アッセイ;液体試料の精製;流体試料の成分のサイズに基づく分離;流体試料の成分の物理特性に基づく分離;流体試料の成分の化学特性に基づく分離;流体試料の成分の生物学的特性に基づく分離;流体試料の成分の静電特性に基づく分離;およびこれらの組み合わせが含まれる。その上、本発明による電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体はより大きな装置および/またはシステムの構成要素または一部であり得る。
【0107】
キット
【0108】
本発明は液体試料から微生物を除去するのに用いることができるキットも提供する。このキットは、例えば、1以上の本発明による電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体に加えて、1以上の液体濾過装置、媒体の支持体または基体を含むことができる。キットは1以上の対照を含むことができ、本発明を実施する方法において有用な様々なバッファを場合により含むことができる。場合により、試薬を除去し、または非特異的に保持もしくは結合する物質を除去するための洗浄バッファをキットに含めることができる。
【0109】
随意の他のキット試薬には溶離バッファが含まれる。バッファの各々は別々の容器内に溶液として提供することができる。または、バッファを乾燥形態で、または粉末として提供し、使用者が望む用途に従って溶液として仕上げることができる。この場合、バッファは小包内に提供することができる。外力を提供する手段、例えば、真空ポンプに加えて装置が自動化されている場合、キットは電源を提供することができる。キットは電気紡糸ナノ繊維含有液体濾過媒体、装置、支持体もしくは基体を用いるための、および/または本発明で用いるのに適する試薬を仕上げるための、および本発明を実施する方法の取り扱い説明書を含むこともできる。本発明の方法を実施する間に、または本発明の装置を使用する間に、得られるデータを記録および分析するための随意のソフトウェアを含めることもできる。
【0110】
「キット」という用語には、例えば、単一包装内で組み合わされた構成要素の各々、個別に包装されて一緒に販売される構成要素、またはカタログ内で(例えば、カタログ内の同じページに、または2頁にまたがって)一緒に提示される構成要素が含まれる。
【0111】
上に記述された開示は独自の有用性を有する複数の別個の発明を包含し得る。これらの発明の各々がこの好ましい形態で開示されてはいるが、本明細書で開示され、および説明されるこれらの具体的な実施形態は、多くの変化が可能であるため、限定的な意味で考慮されるべきではない。本発明の主題は本明細書で開示される様々な要素、特徴、機能および/または特性のすべての新規および非自明の組み合わせおよび部分的組み合わせを含む。以下の特許請求の範囲は新規および非自明と見なされる特定の組み合わせおよび部分的組み合わせを特に指摘する。特徴、機能、要素および/または特性の他の組み合わせおよび部分的組み合わせで具現化される発明は、本出願または関連出願からの優先権を主張する出願において主張され得る。また、このような特許請求の範囲は、異なる発明に関していようと同じ発明に関していようと、および元の特許請求の範囲に対して範囲がより広かろうと、より狭かろうと、等しかろうと、または異なろうと、本開示の発明の主題に含まれるものであると見なされる。
【0112】
[付記1]
液体試料から微生物を除去する方法であって:
a)微生物を含む液体試料を提供する工程、
b)約8を上回る微生物対数減少値(LRV)、約80%から約95%の空隙率および約300LMH/psiを上回る液体透過率を有する多孔性ナノ繊維含有濾過媒体を提供する工程であって、ナノ繊維が約10nmから約1,000nmの繊維径を有する工程、ならびに
c)濾過媒体に微生物を含有する液体試料を通過させ、微生物の完全保持を生じる工程、
を含む方法。
[付記2]
イソプロパノールで試験して、濾過媒体が1から100psiの範囲の、平均流動起泡点を有する、付記1の方法。
[付記3]
濾過媒体が約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記1の方法。
[付記4]
ナノ繊維含有濾過媒体が電気紡糸および電気ブローからなる群より選択される方法によって形成される、付記1の方法。
[付記5]
微生物が細菌である、付記1の方法。
[付記6]
微生物がマイコプラズマである、付記1の方法。
[付記7]
ナノ繊維が、ポリイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリエーテルスルホン、ポリウレタン、ポリ(尿素ウレタン)、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルイミド、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、ポリアニリン、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、スチレンブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(ビニルブチレン)およびこれらのコポリマー、派生化合物またはブレンドからなる群より選択されるポリマーを含む、付記1の方法。
[付記8]
ナノ繊維が脂肪族ポリアミドを含む、付記1の方法。
[付記9]
ナノ繊維がポリマーまたはコポリマーのブレンドを含む、付記1の方法。
[付記10]
ナノ繊維が多孔性支持体上に配置される、付記1の方法。
[付記11]
多孔性支持体がスパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、湿式不織布、樹脂結合不織布、織物、ニット織物、紙およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1以上の層を含む、付記1の方法。
[付記12]
濾過媒体によるマイコプラズマの完全保持が、濾過媒体が≧1 10
9×cfu/mLアコレプラズマ・ライドラウィイでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記6の方法。
[付記13]
約8を上回る微生物LRVを有する多孔性ナノ繊維濾過媒体であって、該濾過媒体を通過する液体試料から除去される微生物の完全保持において用いるためのものであり:
ナノ繊維含有基体を含み、ナノ繊維が約10nmから約1,000の繊維径を有し、ならびに基体が
i)約80%から約95%の範囲の空隙率、および
ii)約300LMH/psiを上回る液体透過率、
を有する濾過媒体。
[付記14]
約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記13の濾過媒体。
[付記15]
iii)イソプロパノールで試験して、1から100psiの範囲の、平均流動起泡点、
をさらに含む、付記13の濾過媒体。
[付記16]
ナノ繊維が、ポリイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリエーテルスルホン、ポリウレタン、ポリ(尿素ウレタン)、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルイミド、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、ポリアニリン、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、スチレンブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(ビニルブチレン)ならびにこれらのコポリマー、派生化合物およびブレンドからなる群より選択されるポリマーを含む、付記13の濾過媒体。
[付記17]
ナノ繊維が脂肪族ポリアミドを含む、付記13の濾過媒体。
[付記18]
ナノ繊維含有基体が電気紡糸および電気ブローからなる群より選択される方法によって形成される、付記14の濾過媒体。
[付記19]
ナノ繊維が多孔性支持体上に配置される、付記14の濾過媒体。
[付記20]
多孔性支持体がスパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、湿式不織布、樹脂結合不織布、織物、ニット織物、紙およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1以上の層を含む、付記19の濾過媒体。
[付記21]
微生物が細菌である、付記14の濾過媒体。
[付記22]
微生物がマイコプラズマである、付記14の濾過媒体。
[付記23]
濾過媒体によるマイコプラズマの完全保持が、濾過媒体が≧1 10
9×cfu/mLアコレプラズマ・ライドラウィイでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記22の濾過媒体。
[付記24]
約8を上回る微生物LRVを有する濾過装置であって、該装置を通過する液体試料から除去される微生物の完全保持において用いるためのものであり:
約8を上回る微生物対数減少値(LRV)を有するナノ繊維含有濾過媒体を含み、ナノ繊維は約10nmから約1,000nmの繊維径を有し、ならびに濾過媒体は
i)約80%から約95%の範囲の空隙率、および
ii)約300LMH/psiを上回る液体透過率、
を有する濾過装置。
[付記25]
濾過媒体が約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記24の装置。
[付記26]
濾過媒体が
iii)イソプロパノールで試験して、1から100psiの範囲の、平均流動起泡点、
をさらに含む、付記24の装置。
[付記27]
濾過媒体が電気紡糸および電気ブローからなる群より選択される方法によって形成される、付記24の装置。
[付記28]
濾過媒体が電気紡糸ポリマー繊維マットである、付記24の装置。
[付記29]
濾過媒体が多孔性支持体上に配置される、付記24の装置。
[付記30]
微生物がマイコプラズマである、付記24の装置。
[付記31]
濾過媒体によるマイコプラズマの完全保持が、濾過媒体が≧1 10
9×cfu/mLアコレプラズマ・ライドラウィイでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記24の装置。
[付記32]
液体試料から微生物を除去する方法であって:
a)微生物を含む液体試料を提供する工程、
b)約9を上回る微生物対数減少値(LRV)、約80%から約95%の空隙率および約1,000LMH/psiを上回る液体透過率を有する多孔性ナノ繊維含有濾過媒体を提供する工程であって、ナノ繊維が約10nmから約1,000nmの繊維径を有する工程、ならびに
c)濾過媒体に微生物を含有する液体試料を通過させ、微生物の完全保持を生じる工程、
を含む方法。
[付記33]
濾過媒体がイソプロパノールで試験して、1から100psiの範囲の、平均流動起泡点を有する、付記32の方法。
[付記34]
濾過媒体が約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記32の方法。
[付記35]
濾過媒体が電気紡糸ポリマー繊維性マットである、付記32の方法。
[付記36]
微生物が細菌である、付記32の方法。
[付記37]
細菌がブレブンディモナス・ディミヌタである、付記36の方法。
[付記38]
ナノ繊維が、ポリイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリエーテルスルホン、ポリウレタン、ポリ(尿素ウレタン)、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルイミド、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、ポリアニリン、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、スチレンブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(ビニルブチレン)ならびにこれらのコポリマー、派生化合物およびブレンドからなる群より選択されるポリマーを含む、付記32の方法。
[付記39]
ナノ繊維が脂肪族ポリアミドを含む、付記32の方法。
[付記40]
濾過媒体が多孔性支持体上に配置される、付記32の方法。
[付記41]
多孔性支持体がスパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、湿式不織布、樹脂結合不織布、織物、ニット織物、紙およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1以上の層を含む、付記40の方法。
[付記42]
濾過媒体によるブレブンディモナス・ディミヌタの完全保持が、濾過媒体が液体濾過に用いられるメンブランフィルタの細菌保持を決定するための標準試験法(ASTM F838−83試験)の要求を満たし、および≧10
7CFU/cm
2ブレブンディモナス・ディミヌタでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記32の方法。
[付記43]
約9を上回る微生物LRVを有する液体濾過ナノ繊維含有媒体であって、該濾過媒体を通過する液体試料から除去される微生物の完全保持において用いるためのものであり:
ナノ繊維含有マットを含み、ナノ繊維は約10nmから約1,000nmの繊維径を有し、ならびにマットは
i)約80%から約95%の範囲の空隙率、および
ii)約1,000LMH/psiを上回る液体透過率、
を有する媒体。
[付記44]
約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記43の濾過媒体。
[付記45]
iii)イソプロパノールで試験して、1から100psiの範囲の、平均流動起泡点、
をさらに含む、付記43の濾過媒体。
[付記46]
ナノ繊維が、ポリイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリエーテルスルホン、ポリウレタン、ポリ(尿素ウレタン)、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルイミド、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、ポリアニリン、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、スチレンブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(ビニルブチレン)ならびにこれらのコポリマー、派生化合物およびブレンドからなる群より選択されるポリマーを含む、付記43の濾過媒体。
[付記47]
ナノ繊維が脂肪族ポリアミドを含む、付記43の濾過媒体。
[付記48]
マットが電気紡糸ポリマー多孔性マットである、付記43の濾過媒体。
[付記49]
ナノ繊維が多孔性支持体上に配置される、付記43の濾過媒体。
[付記50]
多孔性支持体がスパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、湿式不織布、樹脂結合不織布、織物、ニット織物、紙およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1以上の層を含む、付記43の濾過媒体。
[付記51]
微生物が細菌である、付記43の濾過媒体。
[付記52]
細菌がブレブンディモナス・ディミヌタである、付記51の濾過媒体。
[付記53]
濾過媒体によるブレブンディモナス・ディミヌタの完全保持が、濾過媒体が液体濾過に用いられるメンブランフィルタの細菌保持を決定するための標準試験法(ASTM F838−83試験)の要求を満たし、および≧10
7CFU/cm
2ブレブンディモナス・ディミヌタでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記52の濾過媒体。
[付記54]
約9を上回る微生物LRVを有する液体濾過装置であって、該装置を通過する液体試料から除去される微生物の完全保持において用いるためのものであり:
約9を上回る微生物対数減少値(LRV)を有するナノ繊維含有濾過媒体を含み、ナノ繊維は約10nmから約1,000nmの繊維径を有し、ならびに濾過媒体は
i)約80%から約95%の空隙率、および
ii)約1,000LMH/psiを上回る液体透過率、
を有する濾過装置。
[付記55]
濾過媒体が約1μmから約500μmの範囲の厚みを有する、付記54の装置。
[付記56]
濾過媒体が
iii)イソプロパノールで試験して、1から100psiの範囲の、平均流動起泡点、
をさらに含む、付記54の装置。
[付記57]
濾過媒体が電気紡糸ポリマー多孔性マットである、付記54の装置。
[付記58]
濾過媒体が1以上の層を有する多孔性支持体上に配置される、付記54の装置。
[付記59]
微生物がブレブンディモナス・ディミヌタである、付記54の装置。
[付記60]
濾過媒体によるブレブンディモナス・ディミヌタの完全保持が、濾過媒体が液体濾過に用いられるメンブランフィルタの細菌保持を決定するための標準試験法(ASTM F838−83試験)の要求を満たし、および≧10
7CFU/cm
2ブレブンディモナス・ディミヌタでチャレンジされた後に無菌流出物を生成するものであると確認することができるときに生じる、付記59の装置。
[付記61]
ナノ繊維が、ポリイミド、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリエーテルスルホン、ポリウレタン、ポリ(尿素ウレタン)、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルイミド、ポリアクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリプロピレン、ポリアニリン、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、スチレンブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(ビニルブチレン)ならびにこれらのコポリマー、派生化合物およびブレンドからなる群より選択されるポリマーを含む、付記54の装置。
[付記62]
ナノ繊維が脂肪族ポリアミドを含む、付記54の装置。
[付記63]
付記54の濾過装置を用いる、付記32の方法。