アクリル系高分子、ウレタン系高分子及び多糖系高分子から選択される1種又は2種以上の親水性高分子と、中実球状ホウケイ酸塩粒子とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
アクリル系高分子、ウレタン系高分子及び多糖系高分子から選択される1種又は2種以上の親水性高分子と、中実球状ホウケイ酸塩粒子とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本発明の皮膚外用剤は、アクリル系高分子、ウレタン系高分子及び多糖系高分子から選択される1種又は2種以上の親水性高分子を含有する。
【0011】
アクリル酸系高分子は、アクリル基構造を有しているもので、化粧料として使用可能であればよく、特に限定されない。例えば、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、カルボマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体、アクリル酸塩・アクリロイルジメチルタウリン共重合体、アクリル酸アミド・アクリル酸−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体、アクリロイルジメチルタウリン塩・ビニルピロリドン共重合体などが挙げられる。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマーの市販例としては、ルーブリゾール社製のPEMULEN TR−1、PEMULEN TR−2、カーボポール 1342、カーボポール ETD2020、カーボポール ULTREZ−20、カーボポール ULTREZ−22、住友精化社製のAQUPEC HV−501ER、AQUPEC HV−701EDR、AQUPEC HV−801ERK、AQUPEC HV−803ERK、AQUPEC SW−703ER、AQUPEC SR−705ER等が挙げられる。
カルボマーの市販例としては、ルーブリゾール社製のカーボポール934、カーボポール940、カーボポール941、カーボポールETD2050、住友精化社製のAQUPEC HV−501E、AQUPEC HV−505E、AQUPEC HV−505ED、AQUPEC HV−801EG−300、AQUPEC HV−805EG−300、和光純薬社製のハイビスワコー103、ハイビスワコー104、ハイビスワコー105等が挙げられる。
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体、アクリル酸塩・アクリロイルジメチルタウリン共重合体、アクリル酸アミド・アクリル酸−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体、アクリロイルジメチルタウリン塩・ビニルピロリドン共重合体の市販例としては、SEPIC社製のSIMULGELシリーズ、SEPINOVシリーズ等が挙げられる。
【0012】
ウレタン系高分子は、皮膚外用剤に配合し得る水溶性のウレタン系高分子であれば特に限定されない。係るウレタン系高分子として、好ましくは疎水変性ポリエーテルウレタンを用いる。疎水変性ポリエーテルウレタンとしては、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)−240/デシルテトラデセス−20/ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)コポリマー等が挙げられる。このPEG−240/デシルテトラデセス−20/HDIコポリマーの市販品としては、ADEKA社製のアデカノールGT−700が例示できる。
【0013】
多糖系高分子は、皮膚外用剤に配合し得る水溶性の多糖系高分子であれば特に限定されない。係る多糖系高分子としては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系増粘剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系増粘剤、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系増粘剤、グアーガム、アラビアガム、カラヤガム、ジェランガム、寒天、カラギーナン、ペクチン、カルボキシメチルキトサン、プルラン、ヒドロキシエチルキトサン、カルボキシメチルデキストラン、コーンスターチ、デキストリン等が例示される。
【0014】
親水性高分子の配合量は、皮膚外用剤全量に対し、0.0001質量%以上が好ましく、0.001質量%以上がさらに好ましく、3質量%以下が好ましく1質量%以下がより好ましく、0.0001質量%以上3質量%以下が好ましく、0.001質量%以上1質量%以下がより好ましい。
【0015】
本発明の皮膚外用剤は、中実球状ホウケイ酸塩粒子を含む。
中実球状ホウケイ酸塩粒子の平均粒子径は、0.1μm以上が好ましく、1μm以上がより好ましく、5μm以上がさらに好ましく、7μm以上が一層好ましい。また、中実球状ホウケイ酸塩粒子の平均粒子径は、20μm以下が好ましく、15μm以下がより好ましく、13μm以下がさらに好ましい。例えば、中実球状ホウケイ酸塩粒子の平均粒子径は、べたつき軽減効果の観点から、好ましくは1〜20μmであり、より好ましくは5〜15μmであり、さらに好ましくは7〜13μmである。なお、中実球状ホウケイ酸塩粒子の平均粒子径は、粉体粒子の形状に合わせ、顕微鏡法の原理により個数平均の平均粒子径として測定することができる。
【0016】
中実球状ホウケイ酸塩粒子において、ホウケイ酸塩は、Na、K等のアルカリ金属塩、Mg、Ca等アルカリ土類金属塩、Al塩、又はこれらの塩の組み合わせであってよい。好ましくは、ホウケイ酸Na、ホウケイ酸Ca、ホウケイ酸Al、ホウケイ酸(Ca/Na)、ホウケイ酸(Ca/Al)であり、より好ましくはホウケイ酸(Ca/Na)である。
中実球状ホウケイ酸塩粒子は、化粧品表示名称(INCI名称)としては、ホウケイ酸(Ca/Na)(CALCIUM SODIUM BOROSILICATE)、ホウケイ酸(Ca/Al)(CALCIUM ALUMINUM BOROSILICATE)等と表示されるが、本発明においてはいずれの表示名称の中実球状ホウケイ酸塩粒子を用いてもよく、ホウケイ酸(Ca/Na)を用いることがより好ましい。
【0017】
中実球状ホウケイ酸塩粒子の配合量は特に限定されないが、皮膚外用剤全量に対し、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましい。また、中実球状ホウケイ酸塩粒子の配合量は特に限定されないが、皮膚外用剤全量に対し、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。
例えば、中実球状ホウケイ酸塩粒子の配合量は、皮膚外用剤全量に対し、0.01〜30質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜20質量%であり、さらに好ましくは1〜10質量%である。例えば、水媒体又は油媒体の剤型の皮膚外用剤では、中実球状ホウケイ酸塩粒子は、皮膚外用剤全量に対し0.01〜10質量%がさらに好ましい。また、粉末状又は固形状の剤型の皮膚外用剤では、中実球状ホウケイ酸塩粒子は、皮膚外用剤全量に対し0.1〜20質量%がさらに好ましい。
【0018】
中実球状ホウケイ酸塩粒子は未処理のものを用いてもよいし、親水化処理、又は疎水化処理を施したものを用いてもよい。
【0019】
本発明の中実球状ホウケイ酸塩粒子を皮膚外用剤に配合する場合、酸化亜鉛を被覆した酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子とすることにより、皮脂固化効果を発揮し、化粧持ちを向上させることができる。
【0020】
本発明の酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子に用いられる酸化亜鉛は、皮膚外用剤に配合し得るものであれば特に限定されない。酸化亜鉛の形状は特に限定されない。酸化亜鉛の平均粒子径は、皮脂固化能の観点より、10〜200nmが好ましく、15〜100nmがより好ましく、さらには15〜50nmが一層好ましい。なお、酸化亜鉛の平均粒子径は、体積基準の平均粒子径であり、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置により測定することができる。
【0021】
酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子は、例えば、中実球状ホウケイ酸塩粒子を酸化亜鉛粉末によって被覆することによって得ることができる。酸化亜鉛粉末には、微粒子酸化亜鉛粒子を用いることが好ましい。
酸化亜鉛は未処理の酸化亜鉛をそのまま用いることもできるが、疎水化処理を施した酸化亜鉛を用いることが好ましい。疎水化処理剤としては特に限定されるものではなく、ジメチコン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、金属石鹸等が例示される。これらの疎水化処理剤の中でも、ジメチコンを用いることが好ましい。疎水化処理剤の被覆量は酸化亜鉛を疎水化処理するのに十分な量であればよい。具体的には酸化亜鉛と疎水化処理剤の質量比が85:15〜99:1が好ましく、さらには90:10〜98:2が好ましい。
【0022】
本発明の皮膚外用剤に用いられる酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子において、中実球状ホウケイ酸塩粒子1質量部に対し、酸化亜鉛の被覆量は0.01質量部以上が好ましく、0.05質量部以上がより好ましい。また、中実球状ホウケイ酸塩粒子1質量部に対し、酸化亜鉛の被覆量は2質量部以下が好ましく、1.5質量部以下がより好ましい。この範囲で、皮脂固化能をより高めて、皮脂崩れをより防止することができる。
中実球状ホウケイ酸塩粒子1質量部に対し、酸化亜鉛の被覆量は0.01〜2質量部が好ましく、0.05〜1.5質量部がより好ましい。
【0023】
中実球状ホウケイ酸塩への酸化亜鉛の被覆方法としては、これまで知られた各種方法を用いることができ、例えば、物理化学的な混合摩砕法(乾式、湿式)、化学的な沈着法等を用いることができる。酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子の皮脂固化能の点から、乾式の混合摩砕法を好ましく用いることができる。
【0024】
本発明の皮膚外用剤は、上記した中実球状ホウケイ酸塩粒子、好ましくは酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸塩粒子を含むことによって、皮脂固化能を有し、優れた化粧持ち効果を発揮することができる。
【0025】
本発明の皮膚外用剤において、親水性高分子及び中実球状ホウケイ酸塩粒子の合計量は、皮膚外用剤全量に対し、0.1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい。本発明の皮膚外用剤において、親水性高分子1質量部に対し、中実球状ホウケイ酸塩粒子は、0.01〜1質量部が好ましく、0.05〜0.5質量部が好ましい。この範囲で、親水性高分子による作用を得ながら、皮膚外用剤のべたつき及び化粧持ちを改善することができる。
【0026】
本発明の皮膚外用剤には、水性成分を含有する。かかる水性成分としては、例えば、水、上記以外の親水性高分子、保湿剤、防腐剤、分散剤、pH調整剤、消泡剤、保湿剤等が挙げられる。
【0027】
本発明の皮膚外用剤は、金属酸化物微粒子や有機紫外線吸収剤を配合することにより、日焼け止め化粧料として使用することができる。
【0028】
金属酸化物微粒子としては特に限定されないが、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛から選択される1種又は2種を用いることが一般的である。金属酸化物微粒子は、そのまま本発明の皮膚外用剤に配合することも可能であるが、シリコーン油、エステル油、水性成分に予め分散させたものを用いることも可能である。また、金属酸化物微粒子を板状粉体の表面に被覆した粉体及びかかる粉体を表面改質剤で改質した粉体を用いることもできる。
【0029】
有機紫外線吸収剤の種類は特に限定されず、公知の有機紫外線吸収剤を制限無く使用できる。このような公知の有機紫外線吸収剤として、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、メトキシケイ皮酸イソプロピル、メトキシケイ皮酸イソアミル等のケイ皮酸誘導体;パラアミノ安息香酸(以下、「PABA」と略記する)、エチルPABA、エチル−ジヒドロキシプロピルPABA、エチルヘキシル−ジメチルPABA、グリセリルPABA等のPABA誘導体;ホモサラート、エチルヘキシルサリチラート、ジプロピレングリコールサリチラート、TEAサリチラート等のサリチル酸誘導体;ベンゾフェノン−1、ベンゾフェノン−2、ベンゾフェノン−3またはオキシベンゾン、ベンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−5、ベンゾフェノン−6、ベンゾフェノン−8、ベンゾフェノン−9、ベンゾフェノン−12等のベンゾフェノン誘導体;3−ベンジリデンショウノウ、4−メチルベンジリデンショウノウ、ベンジリデンショウノウスルホン酸、メト硫酸ショウノウベンザルコニウム、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ等のベンジリデンショウノウ誘導体;アニソトリアジン、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、2,4,6−トリス(ジイソブチル−4’−アミノベンザルマロナート)−s−トリアジン、2,4−ビス−〔{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル〕−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス〔4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ〕−1,3,5−トリアジン等のトリアジン誘導体;フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム等のフェニルベンゾイミダゾール誘導体;ドロメトリゾールトリシロキサン、メチレンビス(ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール)等のフェニルベンゾトリアゾール誘導体;アントラニル酸メンチル等のアントラニル誘導体;ジメトキシベンジリデンオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等のイミダゾリン誘導体;ベンザルマロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン等のベンザルマロナート誘導体;1,1−ジカルボキシ(2,2’−ジメチルプロピル)−4,4−ジフェニルブタジエン等の4,4−ジアリールブタジエン誘導体;オクトクリレン、2−〔4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル〕安息香酸ヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンなどが挙げられる。有機紫外線吸収剤は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0030】
有機紫外線吸収剤を配合する場合の配合量は1〜20質量%が好ましい。1質量%未満では充分な日焼け止め効果を得ることができず、20質量%を超えるとべたつきや、皮膚への一次刺激性が高まるなど、使用感に悪影響を及ぼす。
【0031】
本発明の皮膚外用剤には、上述の必須成分、任意成分の他に、必要に応じて通常皮膚外用剤に配合される、油性成分、保湿剤、色素、界面活性剤、増粘剤、美容成分、香料、高分子物質、防菌防微剤、アルコール類、粉体、スクラブ剤、生体由来成分等を適宜配合することができる。
【0032】
本発明の皮膚外用剤は、通常の製造方法により製造することができる。
【実施例】
【0033】
以下、実施例を挙げて本発明についてより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、配合量は、特に指定しない限り質量%を意味する。比較例については、対応する実施例に配合したホウケイ酸(Ca/Na)又は酸化亜鉛被覆ホウケイ酸(Ca/Na)を「全量を100とする量配合した成分」に置換したものを対応する比較例とした。また、実施例又は比較例は定法により調製した。
【0034】
実施例及び比較例の評価方法について述べる。
[べたつき]
前腕内側部をあらかじめ決められた石鹸を用いて洗浄し、前腕の水分をふき取る。左右前腕に2箇所ずつ3.0cm×3.0cmの領域を記し、実施例若しくは比較例を指サックをはめた指で隣り合わせに適量塗布し、下記の基準で合議により判定した。なお、官能評価専門員3名を被験者とした。
「○」:実施例のほうが、べたつきが少ない。
「△」:実施例、比較例が同等である。
「×」:比較例のほうが、べたつきが少ない。
[化粧持ち]
べたつきを評価したサンプルについて、4時間後の前腕内側部に残存している実施例又は比較例を目視で観察し、比較評価した。
「○」:実施例のほうが、残存量が多い。
「△」:実施例、比較例が同等である。
「×」:比較例のほうが、残存量が多い。
【0035】
ホウケイ酸(Ca/Na)としては、商品名「COVABEAD CRYSTAL」(SENSIENT COSMETIC TECHNOLOGIES社製;平均粒子径11μm)を、酸化亜鉛被覆ホウケイ酸(Ca/Na)としては、商品名「プルセア CBZ−NV」(鈴木油脂社製)をそれぞれ使用した。また、親水性高分子として以下の5種を使用した。
注1:PEMULEN TR−1(ルーブリゾール社製)
注2:SEPINOV EMT10(SEPIC社製)
注3:アデカノールGT−700(ADEKA社製)
注4:ケルコゲル HM(DSP五協フード&ケミカル社製)
注5:カーボポール940(ルーブリゾール社製)
【0036】
表1、表2に 水中油型乳化リキッドファンデーションの処方例とその評価結果を示す。表1、表2に示した通り中実球状ホウケイ酸塩粒子を配合した実施例は、配合していない比較例よりべたつきの少ない良好な使用感であった。また、酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸を配合した実施例6〜10は、対応する比較例よりも化粧持ちが良好であった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
表3、表4に水中油型乳化日焼け止めの処方例とその評価結果を示す。表3、表4に示した通り中実球状ホウケイ酸塩粒子を配合した実施例は、配合していない比較例よりべたつきの少ない良好な使用感であった。また、酸化亜鉛被覆中実球状ホウケイ酸を配合した実施例16〜20は、対応する比較例よりも化粧持ちが良好であった。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
表5に乳液の処方例とその評価結果を示す。表5に示した通り中実球状ホウケイ酸塩粒子を配合した実施例は、配合していない比較例よりべたつきの少ない良好な使用感であった。
【0043】
【表5】
【0044】
表6にクリームの処方例とその評価結果を示す。表6に示した通り中実球状ホウケイ酸塩粒子を配合した実施例は、配合していない比較例よりべたつきの少ない良好な使用感であった。
【0045】
【表6】
【0046】
表7に保湿ジェルの処方例とその評価結果を示す。表7に示した通り中実球状ホウケイ酸塩粒子を配合した実施例は、配合していない比較例よりべたつきの少ない良好な使用感であった。
【0047】
【表7】