(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-80427(P2021-80427A)
(43)【公開日】2021年5月27日
(54)【発明の名称】バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備
(51)【国際特許分類】
C10L 3/08 20060101AFI20210430BHJP
【FI】
C10L3/08
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-225056(P2019-225056)
(22)【出願日】2019年12月13日
(11)【特許番号】特許第6814350号(P6814350)
(45)【特許公報発行日】2021年1月20日
(31)【優先権主張番号】201911114584.4
(32)【優先日】2019年11月14日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520149788
【氏名又は名称】温州市塔星電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】余助明
(57)【要約】
【課題】本願はバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備を開示した。
【解決手段】
本願はバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備を開示し、外殻を含み、前記外殻の中には反応空間が設置され、前記外殻の内部右端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供できる伝動機構が設置され、前記反応空間の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構が設置され、本願発明はシンプルな構成と簡単な操作方法を有し、作動時、自動的に原料を配合でき、設計された投入口のサイズによって、一定の比率で原料を配合でき、また、本願発明は攪拌と加熱機能を備え、素早く反応を行った後に、自動的に収集し始め、反応で得たメタンガスを集められる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻を含み、前記外殻の中には反応空間が設置され、前記外殻の内部右端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供できる伝動機構が設置され、前記反応空間の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構が設置され、前記反応空間の内部上端には原料を投入できる投入機構が設置され、前記伝動空間の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構が設置され、
前記昇降回転機構は前記反応空間の下側に位置する従動空間を含み、前記伝動空間の右壁には左端が前記従動空間の中に延在する回転棒が回転可能に連結され、前記回転棒の左端には摺動歯車がキーで連結され、前記摺動歯車の中には左方に開口する摺動空間が設置され、前記摺動空間の中には前記摺動空間の中で摺動できる摺動ブロックが設置され、前記摺動ブロックの左面には細縄が固定的に連結され、前記回転棒の左端には前記摺動歯車の右側に位置する環状板が設置され、前記環状板の左面には前記摺動歯車の右面と連結された二本の牽引力ばねが固定的に設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記反応空間の中に延在する旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸の上端には前記反応空間の中に位置する第一傘歯車が設置され、前記反応空間の中には前記反応空間の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板が設置され、前記推動板の中には下方に開口する昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には前記昇降空間の中で上下に摺動できる昇降ブロックが設置され、前記昇降ブロックの上面には前記昇降空間の上壁と連結された引張ばねが設置され、前記昇降ブロックの下面は前記旋転軸の上面と固定的に連結され、前記推動板の上面には固定棒が四本固定的に設置され、前記旋転軸の下端にはラックスリーブが設置され、前記ラックスリーブは前記旋転軸を包み込み、かつ前記ラックスリーブの前面は前記摺動歯車と?み合うように連結されることができ、前記旋転軸は前記ラックスリーブの中で回転でき、前記反応空間の下側には加熱ブロックが設置され、
本願発明は前記投入機構を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構を通じてメタンガスを集めることを特徴とするバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項2】
前記伝動空間は前記伝動空間の右壁に固定されたモータを含み、前記モータの左端には左端が前記反応空間の中に延在する伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸の左端には前記第一傘歯車と?み合うように連結された第二傘歯車が設置され、前記伝動軸の右端には伝動歯車が設置され、前記回転棒の右端には前記伝動歯車と?み合うように連結された従動歯車が設置され、前記伝動空間の右壁には前記伝動軸の上側に位置する回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸の左端にはラチェットが設置され、前記ラチェットには回転空間が均一に配列され、前記回転空間の前後壁にはいずれも固定ロッドが回転可能に連結され、前記固定ロッドにはいずれも回転板が設置され、前記固定ロッドには前記回転板と連結された捻りばねが設置され、前記回転軸の右端にはリールが設置され、前記リールには麻縄が連結されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項3】
前記投入機構は前記外殻の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間と、第二原料保存空間と、第三原料保存空間とを含み、前記第二原料保存空間の中には水があり、前記第三原料保存空間の中にはpH調整剤があり、前記第一原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第一投入穴が設置され、前記第二原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第二投入穴が設置され、前記第三原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第三投入穴が設置され、前記反応空間の上側には前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを貫通する移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で左右に摺動できる隔離板が設置され、前記隔離板の中には第一貫通穴と、第二貫通穴と、第三貫通穴とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板の左壁には前記移動空間の左壁と連結された復位ばねが固定的に設置され、前記隔離板の左面は前記麻縄の一端と連結され、前記移動空間の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間が設置され、前記妨害ブロック空間の中には前記妨害ブロック空間の中で上下に摺動できる妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックの下面には前記妨害ブロック空間の下壁と連結された弾性ばねが設置され、前記妨害ブロックの下面には引縄が固定的に連結され、前記隔離板の下面には下方に開口する引掛溝が形成され、前記反応空間の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間が設置され、前記圧迫ブロック空間の中には前記圧迫ブロック空間の中で上下に摺動できる圧迫ブロックが設置され、前記圧迫ブロックの下面には前記圧迫ブロック空間の下壁と連結された支持ばねが固定的に設置され、前記圧迫ブロックの左面は前記引縄の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロックの右面には固定ブロックが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項4】
前記収集機構は前記伝動空間の上側に位置する収集空間を含み、前記収集空間の中には前記収集空間の中で上下に摺動できる圧迫板が設置され、前記圧迫板の下面には弾力ばねが二本固定的に設置され、前記弾力ばねの下端は前記収集空間の下壁と連結され、前記収集空間の右壁上端には外部と連通する排気口が設置され、前記収集空間の右壁下端には外部と連通する排気穴が設置され、前記排気穴の中には電磁スイッチが設置され、前記収集空間の左壁下端には前記反応空間と連通する入気口が設置され、前記入気口の中には前記入気口の中で左右に摺動できるピストン板が設置され、前記ピストン板の左面には前記入気口の左壁と連結された二本の圧縮ばねが固定的に設置され、前記ピストン板の下面は前記細縄の一端と連結されていることを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項5】
はじめに、前記妨害ブロックは前記引掛溝の中に位置し、前記第一原料保存空間と、前記第二原料保存空間と、前記第三原料保存空間とはそれぞれ前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを通じて前記反応空間と連通し、前記復位ばねは圧縮状態にあることを特徴とする請求項3に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項6】
はじめに、前記摺動歯車は前記旋転軸の右側に位置し、前記摺動歯車と前記ラックスリーブとは噛み合っていなく、前記牽引力ばねの牽引力は前記摺動歯車が前記回転棒で摺動する時に受けた摩擦力より強いことを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項7】
はじめに、前記推動板は前記固定ブロックの上面に位置し、前記支持ばねの支持力は前記推動板が受けた重力より強いことを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は新エネルギー分野を取り上げ、特にバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備に関わる。
【背景技術】
【0002】
新エネルギーとは、現代社会でよく提唱されているエネルギーである。そしてバイオマスエネルギーは新エネルギーの一種であり、バイオマスエネルギーに基づいたメタンガス作成方法の誕生もごく当たり前のことである。バイオマスエネルギーでメタンガスを作成するには、一定の温度と、pH調整剤と、水とが必要である。
現段階において、バイオマスエネルギーによるメタンガスの作成は、一般的に密封環境で発酵菌を利用して行われ、しかし、これでは作成効率が悪く、メタンガスの収集も難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105755051号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備を提供し、作成効率が悪く、メタンガスの収集が難しいなどの問題を解決し、作成効率の向上とメタンガスの収集方法の増加とを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的解決策で実現される。
【0006】
本願に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は、外殻を含み、前記外殻の中には反応空間が設置され、前記外殻の内部右端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には本願発明に動力を提供できる伝動機構が設置され、前記反応空間の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構が設置され、前記反応空間の内部上端には原料を投入できる投入機構が設置され、前記伝動空間の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構が設置され、
前記昇降回転機構は前記反応空間の下側に位置する従動空間を含み、前記伝動空間の右壁には左端が前記従動空間の中に延在する回転棒が回転可能に連結され、前記回転棒の左端には摺動歯車がキーで連結され、前記摺動歯車の中には左方に開口する摺動空間が設置され、前記摺動空間の中には前記摺動空間の中で摺動できる摺動ブロックが設置され、前記摺動ブロックの左面には細縄が固定的に連結され、前記回転棒の左端には前記摺動歯車の右側に位置する環状板が設置され、前記環状板の左面には前記摺動歯車の右面と連結された二本の牽引力ばねが固定的に設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記反応空間の中に延在する旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸の上端には前記反応空間の中に位置する第一傘歯車が設置され、前記反応空間の中には前記反応空間の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板が設置され、前記推動板の中には下方に開口する昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には前記昇降空間の中で上下に摺動できる昇降ブロックが設置され、前記昇降ブロックの上面には前記昇降空間の上壁と連結された引張ばねが設置され、前記昇降ブロックの下面は前記旋転軸の上面と固定的に連結され、前記推動板の上面には固定棒が四本固定的に設置され、前記旋転軸の下端にはラックスリーブが設置され、前記ラックスリーブは前記旋転軸を包み込み、かつ前記ラックスリーブの前面は前記摺動歯車と?み合うように連結されることができ、前記旋転軸は前記ラックスリーブの中で回転でき、前記反応空間の下側には加熱ブロックが設置され、
本願発明は前記投入機構を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構を通じてメタンガスを集める。
【0007】
前記伝動空間は前記伝動空間の右壁に固定されたモータを含み、前記モータの左端には左端が前記反応空間の中に延在する伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸の左端には前記第一傘歯車と?み合うように連結された第二傘歯車が設置され、前記伝動軸の右端には伝動歯車が設置され、前記回転棒の右端には前記伝動歯車と?み合うように連結された従動歯車が設置され、前記伝動空間の右壁には前記伝動軸の上側に位置する回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸の左端にはラチェットが設置され、前記ラチェットには回転空間が均一に配列され、前記回転空間の前後壁にはいずれも固定ロッドが回転可能に連結され、前記固定ロッドにはいずれも回転板が設置され、前記固定ロッドには前記回転板と連結された捻りばねが設置され、前記回転軸の右端にはリールが設置され、前記リールには麻縄が連結されている。
【0008】
前記投入機構は前記外殻の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間と、第二原料保存空間と、第三原料保存空間とを含み、前記第二原料保存空間の中には水があり、前記第三原料保存空間の中にはpH調整剤があり、前記第一原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第一投入穴が設置され、前記第二原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第二投入穴が設置され、前記第三原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第三投入穴が設置され、前記反応空間の上側には前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを貫通する移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で左右に摺動できる隔離板が設置され、前記隔離板の中には第一貫通穴と、第二貫通穴と、第三貫通穴とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板の左壁には前記移動空間の左壁と連結された復位ばねが固定的に設置され、前記隔離板の左面は前記麻縄の一端と連結され、前記移動空間の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間が設置され、前記妨害ブロック空間の中には前記妨害ブロック空間の中で上下に摺動できる妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックの下面には前記妨害ブロック空間の下壁と連結された弾性ばねが設置され、前記妨害ブロックの下面には引縄が固定的に連結され、前記隔離板の下面には下方に開口する引掛溝が形成され、前記反応空間の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間が設置され、前記圧迫ブロック空間の中には前記圧迫ブロック空間の中で上下に摺動できる圧迫ブロックが設置され、前記圧迫ブロックの下面には前記圧迫ブロック空間の下壁と連結された支持ばねが固定的に設置され、前記圧迫ブロックの左面は前記引縄の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロックの右面には固定ブロックが固定的に設置されている。
【0009】
前記収集機構は前記伝動空間の上側に位置する収集空間を含み、前記収集空間の中には前記収集空間の中で上下に摺動できる圧迫板が設置され、前記圧迫板の下面には弾力ばねが二本固定的に設置され、前記弾力ばねの下端は前記収集空間の下壁と連結され、前記収集空間の右壁上端には外部と連通する排気口が設置され、前記収集空間の右壁下端には外部と連通する排気穴が設置され、前記排気穴の中には電磁スイッチが設置され、前記収集空間の左壁下端には前記反応空間と連通する入気口が設置され、前記入気口の中には前記入気口の中で左右に摺動できるピストン板が設置され、前記ピストン板の左面には前記入気口の左壁と連結された二本の圧縮ばねが固定的に設置され、前記ピストン板の下面は前記細縄の一端と連結されている。
【0010】
はじめに、前記妨害ブロックは前記引掛溝の中に位置し、前記第一原料保存空間と、前記第二原料保存空間と、前記第三原料保存空間とはそれぞれ前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを通じて前記反応空間と連通し、前記復位ばねは圧縮状態にある。
【0011】
はじめに、前記摺動歯車は前記旋転軸の右側に位置し、前記摺動歯車と前記ラックスリーブとは噛み合っていなく、前記牽引力ばねの牽引力は前記摺動歯車が前記回転棒で摺動する時に受けた摩擦力より強い。
【0012】
はじめに、前記推動板は前記固定ブロックの上面に位置し、前記支持ばねの支持力は前記推動板が受けた重力より強い。
【発明の効果】
【0013】
本発明は以下のプラス効果を有する:本願発明はシンプルな構成と簡単な操作方法を有し、作動時、自動的に原料を配合でき、設計された投入口のサイズによって、一定の比率で原料を配合でき、また、本願発明は攪拌と加熱機能を備え、素早く反応を行った後に、自動的に収集し始め、反応で得たメタンガスを集められる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜5を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図2】
図2は本願発明の実施例における旋転軸の部分断面の正面構成略図
【
図3】
図3は本願発明の実施例におけるラチェットの全断面の右面構成略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜
図5を合わせ、本願に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は、外殻10を含み、前記外殻10の中には反応空間18が設置され、前記外殻10の内部右端には伝動空間66が設置され、前記伝動空間66の中には本願発明に動力を提供できる伝動機構63が設置され、前記反応空間18の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構13が設置され、前記反応空間18の内部上端には原料を投入できる投入機構35が設置され、前記伝動空間66の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構53が設置され、
前記昇降回転機構13は前記反応空間18の下側に位置する従動空間12を含み、前記伝動空間66の右壁には左端が前記従動空間12の中に延在する回転棒65が回転可能に連結され、前記回転棒65の左端には摺動歯車78がキーで連結され、前記摺動歯車78の中には左方に開口する摺動空間81が設置され、前記摺動空間81の中には前記摺動空間81の中で摺動できる摺動ブロック77が設置され、前記摺動ブロック77の左面には細縄48が固定的に連結され、前記回転棒65の左端には前記摺動歯車78の右側に位置する環状板80が設置され、前記環状板80の左面には前記摺動歯車78の右面と連結された二本の牽引力ばね79が固定的に設置され、前記従動空間12の下壁には上端が前記反応空間18の中に延在する旋転軸14が回転可能に連結され、前記旋転軸14の上端には前記反応空間18の中に位置する第一傘歯車16が設置され、前記反応空間18の中には前記反応空間18の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板82が設置され、前記推動板82の中には下方に開口する昇降空間26が設置され、前記昇降空間26の中には前記昇降空間26の中で上下に摺動できる昇降ブロック24が設置され、前記昇降ブロック24の上面には前記昇降空間26の上壁と連結された引張ばね27が設置され、前記昇降ブロック24の下面は前記旋転軸14の上面と固定的に連結され、前記推動板82の上面には固定棒25が四本固定的に設置され、前記旋転軸14の下端にはラックスリーブ67が設置され、前記ラックスリーブ67は前記旋転軸14を包み込み、かつ前記ラックスリーブ67の前面は前記摺動歯車78と?み合うように連結されることができ、前記旋転軸14は前記ラックスリーブ67の中で回転でき、前記反応空間18の下側には加熱ブロック17が設置され、
本願発明は前記投入機構35を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構13によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構53を通じてメタンガスを集める。
【0017】
好ましくは、前記伝動空間63は前記伝動空間66の右壁に固定されたモータ61を含み、前記モータ61の左端には左端が前記反応空間18の中に延在する伝動軸62が伝動可能に連結され、前記伝動軸62の左端には前記第一傘歯車16と?み合うように連結された第二傘歯車15が設置され、前記伝動軸62の右端には伝動歯車64が設置され、前記回転棒65の右端には前記伝動歯車64と?み合うように連結された従動歯車11が設置され、前記伝動空間66の右壁には前記伝動軸62の上側に位置する回転軸59が回転可能に連結され、前記回転軸59の左端にはラチェット57が設置され、前記ラチェット57には回転空間71が均一に配列され、前記回転空間71の前後壁にはいずれも固定ロッド70が回転可能に連結され、前記固定ロッド70にはいずれも回転板69が設置され、前記固定ロッド70には前記回転板69と連結された捻りばね68が設置され、前記回転軸59の右端にはリール58が設置され、前記リール58には麻縄28が連結されている。
【0018】
好ましくは、前記投入機構35は前記外殻10の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間34と、第二原料保存空間38と、第三原料保存空間43とを含み、前記第二原料保存空間34の中には水37があり、前記第三原料保存空間43の中にはpH調整剤40があり、前記第一原料保存空間34の下壁には前記反応空間18を連通する第一投入穴33が設置され、前記第二原料保存空間38の下壁には前記反応空間18を連通する第二投入穴39が設置され、前記第三原料保存空間43の下壁には前記反応空間18を連通する第三投入穴41が設置され、前記反応空間18の上側には前記第一投入穴33と、前記第二投入穴39と、前記第三投入穴41とを貫通する移動空間30が設置され、前記移動空間30の中には前記移動空間30の中で左右に摺動できる隔離板31が設置され、前記隔離板31の中には第一貫通穴32と、第二貫通穴36と、第三貫通穴42とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板31の左壁には前記移動空間30の左壁と連結された復位ばね29が固定的に設置され、前記隔離板31の左面は前記麻縄28の一端と連結され、前記移動空間30の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間75が設置され、前記妨害ブロック空間75の中には前記妨害ブロック空間75の中で上下に摺動できる妨害ブロック73が設置され、前記妨害ブロック73の下面には前記妨害ブロック空間75の下壁と連結された弾性ばね72が設置され、前記妨害ブロック73の下面には引縄23が固定的に連結され、前記隔離板31の下面には下方に開口する引掛溝74が形成され、前記反応空間18の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間20が設置され、前記圧迫ブロック空間20の中には前記圧迫ブロック空間20の中で上下に摺動できる圧迫ブロック21が設置され、前記圧迫ブロック21の下面には前記圧迫ブロック空間20の下壁と連結された支持ばね19が固定的に設置され、前記圧迫ブロック21の左面は前記引縄23の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロック21の右面には固定ブロック22が固定的に設置されている。
【0019】
好ましくは、前記収集機構53は前記伝動空間66の上側に位置する収集空間51を含み、前記収集空間51の中には前記収集空間51の中で上下に摺動できる圧迫板49が設置され、前記圧迫板49の下面には弾力ばね52が二本固定的に設置され、前記弾力ばね52の下端は前記収集空間51の下壁と連結され、前記収集空間51の右壁上端には外部と連通する排気口50が設置され、前記収集空間51の右壁下端には外部と連通する排気穴55が設置され、前記排気穴55の中には電磁スイッチ54が設置され、前記収集空間51の左壁下端には前記反応空間18と連通する入気口45が設置され、前記入気口45の中には前記入気口45の中で左右に摺動できるピストン板47が設置され、前記ピストン板47の左面には前記入気口45の左壁と連結された二本の圧縮ばね46が固定的に設置され、前記ピストン板47の下面は前記細縄48の一端と連結されている。
【0020】
好ましくは、はじめに、前記妨害ブロック73は前記引掛溝74の中に位置し、前記第一原料保存空間34と、前記第二原料保存空間38と、前記第三原料保存空間43とはそれぞれ前記第一投入穴33と、前記第二投入穴39と、前記第三投入穴41とを通じて前記反応空間18と連通し、前記復位ばね29は圧縮状態にある。
【0021】
好ましくは、はじめに、前記摺動歯車78は前記旋転軸14の右側に位置し、前記摺動歯車78と前記ラックスリーブ67とは噛み合っていなく、前記牽引力ばね79の牽引力は前記摺動歯車78が前記回転棒65で摺動する時に受けた摩擦力より強い。
【0022】
好ましくは、はじめに、前記推動板82は前記固定ブロック22の上面に位置し、前記支持ばね19の支持力は前記推動板82が受けた重力より強い。
【0023】
本願発明の作動手順は以下の通りである。
【0024】
1、バイオマスエネルギー原料を第一原料保存空間34の中に入れ、水37を第二原料保存38の中に入れ、pH調整剤40を第三原料保存空間43の中に入れ、バイオマスエネルギー原料は第一投入穴33を経由して反応空間18の中に入り、水37は第二投入穴39を経由して反応空間18の中に入り、pH調整剤40は第三投入穴41を経由して反応空間18の中に入り、この三者は推動板82に堆積していき、その重さが固定ブロック22を押して降下させるようになるとき、圧迫ブロック21も降下し、引縄23を引き締め、妨害ブロック73は引縄23に下方へ引かれて引掛溝74から離脱し、隔離板31は妨害ブロック73の妨害をなくし、復位ばね29によって右方へ運動し、そして第一投入穴33と、第二投入穴39と、第三投入穴41とは閉ざされ、反応空間18の中に原料を投入することができない。
【0025】
2、モータ61を作動させて伝動軸62を駆動して回転させ、伝動歯車64と第二傘歯車15とは駆動されて回転し、そして第二傘歯車15と噛み合った第一傘歯車16は駆動されて回転し、さらに旋転軸14は駆動されて回転し、さらに推動板82と四本の固定棒25とは駆動されて回転し、原料の反応速度を速め、そして加熱ブロック17を作動させ、反応空間18における反応活動に適した温度を提供させ、伝動歯車64は回転して伝動歯車64と噛み合った従動歯車11を駆動して回転させ、そして回転棒65は駆動されて回転し、さらに摺動歯車78は駆動されて回転する。
【0026】
3、反応がある程度行った後に、反応空間18から生み出したメタンガスによって、反応空間18の内部気圧が増大し、ピストン板47は押されて右方へ運動し、細縄48を引き締め、摺動歯車78は細縄48に引かれて左方へ運動してラックスリーブ67と噛み合い、そしてラックスリーブ67と旋転軸14とは駆動されて上昇し、さらに推動板82は駆動されて上昇し、旋転軸14が上昇するとき、第一傘歯車16と第二傘歯車15とは噛み合いから離脱し、推動板82は回転を止め、推動板82は上昇して反応空間18の中のメタンガスを入気口45を経由して収集空間51の中に送り、メタンガスが収集空間51に入る過程において、圧迫板49は気圧に押されて上昇し、収集空間51の中の空気は排気口50を経由して排出され、推動板82が上昇すると同時に、圧迫ブロック21は推動板82による圧力をなくし、支持ばね19によって上昇し復位し、引縄23は緩み、妨害ブロック73は引縄23の牽引力をなくし、弾性ばね72によって上昇し復位する。
【0027】
4、メタンガスを収集し終えたあと、ピストン板47は二本の圧縮ばね46によって左方へ運動し復位し、細縄48は緩み、摺動歯車78は細縄48の牽引力をなくし、牽引力ばね79によって右方へ運動し復位し、摺動歯車78とラックスリーブ67とは?み合いから離脱し、推動板82と旋転軸14とは重力によって下方へ運動し復位し、モータ61を作動させて逆回転させ、伝動軸62と伝動歯車64とは駆動されて逆回転し、そしてラチェット57は駆動されて逆回転し、さらに回転軸59とリール58とは駆動されて回転し、麻縄28を引き締め、隔離板31は麻縄28に引かれて左方へ復位し、妨害ブロック73は再び引掛溝74の中に入る。
【0028】
5、モータ61を止め、操作を完了とし、手動で電磁スイッチ54を入れ、収集空間51の中にある圧迫板49は二本の弾力ばね52によって下方へ運動し、収集空間51の中のメタンガスを排気穴55から押し出す。
【0029】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的思想と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備であって、外殻を含み、前記外殻の中には反応空間が設置され、前記外殻の内部右端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備に動力を提供できる伝動機構が設置され、前記反応空間の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構が設置され、前記反応空間の内部上端には原料を投入できる投入機構が設置され、前記伝動空間の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構が設置され、前記昇降回転機構は前記反応空間の下側に位置する従動空間を含み、前記伝動空間の右壁には左端が前記従動空間の中に延在する回転棒が回転可能に連結され、前記回転棒の左端には摺動歯車がキーで連結され、前記摺動歯車の中には左方に開口する摺動空間が設置され、前記摺動空間の中には前記摺動空間の中で摺動できる摺動ブロックが設置され、前記摺動ブロックの左面には細縄が固定的に連結され、前記回転棒の左端には前記摺動歯車の右側に位置する環状板が設置され、前記環状板の左面には前記摺動歯車の右面と連結された二本の牽引力ばねが固定的に設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記反応空間の中に延在する旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸の上端には前記反応空間の中に位置する第一傘歯車が設置され、前記反応空間の中には前記反応空間の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板が設置され、前記推動板の中には下方に開口する昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には前記昇降空間の中で上下に摺動できる昇降ブロックが設置され、前記昇降ブロックの上面には前記昇降空間の上壁と連結された引張ばねが設置され、前記昇降ブロックの下面は前記旋転軸の上面と固定的に連結され、前記推動板の上面には固定棒が四本固定的に設置され、前記旋転軸の下端にはラックスリーブが設置され、前記ラックスリーブは前記旋転軸を包み込み、かつ前記ラックスリーブの前面は前記摺動歯車と噛み合うように連結されることができ、前記旋転軸は前記ラックスリーブの中で回転でき、前記反応空間の下側には加熱ブロックが設置され、前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は前記投入機構を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構を通じてメタンガスを集め、
前記伝動空間は前記伝動空間の右壁に固定されたモータを含み、前記モータの左端には左端が前記反応空間の中に延在する伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸の左端には前記第一傘歯車と噛み合うように連結された第二傘歯車が設置され、前記伝動軸の右端には伝動歯車が設置され、前記回転棒の右端には前記伝動歯車と噛み合うように連結された従動歯車が設置され、前記伝動空間の右壁には前記伝動軸の上側に位置する回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸の左端にはラチェットが設置され、前記ラチェットには回転空間が均一に配列され、前記回転空間の前後壁にはいずれも固定ロッドが回転可能に連結され、前記固定ロッドにはいずれも回転板が設置され、前記固定ロッドには前記回転板と連結された捻りばねが設置され、前記回転軸の右端にはリールが設置され、前記リールには麻縄が連結され、
前記投入機構は前記外殻の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間と、第二原料保存空間と、第三原料保存空間とを含み、前記第二原料保存空間の中には水があり、前記第三原料保存空間の中にはpH調整剤があり、前記第一原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第一投入穴が設置され、前記第二原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第二投入穴が設置され、前記第三原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第三投入穴が設置され、前記反応空間の上側には前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを貫通する移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で左右に摺動できる隔離板が設置され、前記隔離板の中には第一貫通穴と、第二貫通穴と、第三貫通穴とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板の左壁には前記移動空間の左壁と連結された復位ばねが固定的に設置され、前記隔離板の左面は前記麻縄の一端と連結され、前記移動空間の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間が設置され、前記妨害ブロック空間の中には前記妨害ブロック空間の中で上下に摺動できる妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックの下面には前記妨害ブロック空間の下壁と連結された弾性ばねが設置され、前記妨害ブロックの下面には引縄が固定的に連結され、前記隔離板の下面には下方に開口する引掛溝が形成され、前記反応空間の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間が設置され、前記圧迫ブロック空間の中には前記圧迫ブロック空間の中で上下に摺動できる圧迫ブロックが設置され、前記圧迫ブロックの下面には前記圧迫ブロック空間の下壁と連結された支持ばねが固定的に設置され、前記圧迫ブロックの左面は前記引縄の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロックの右面には固定ブロックが固定的に設置され、
前記収集機構は前記伝動空間の上側に位置する収集空間を含み、前記収集空間の中には前記収集空間の中で上下に摺動できる圧迫板が設置され、前記圧迫板の下面には弾力ばねが二本固定的に設置され、前記弾力ばねの下端は前記収集空間の下壁と連結され、前記収集空間の右壁上端には外部と連通する排気口が設置され、前記収集空間の右壁下端には外部と連通する排気穴が設置され、前記排気穴の中には電磁スイッチが設置され、前記収集空間の左壁下端には前記反応空間と連通する入気口が設置され、前記入気口の中には前記入気口の中で左右に摺動できるピストン板が設置され、前記ピストン板の左面には前記入気口の左壁と連結された二本の圧縮ばねが固定的に設置され、前記ピストン板の下面は前記細縄の一端と連結されていることを特徴とするバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項2】
はじめに、前記妨害ブロックは前記引掛溝の中に位置し、前記第一原料保存空間と、前記第二原料保存空間と、前記第三原料保存空間とはそれぞれ前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを通じて前記反応空間と連通し、前記復位ばねは圧縮状態にあることを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項3】
はじめに、前記摺動歯車は前記旋転軸の右側に位置し、前記摺動歯車と前記ラックスリーブとは噛み合っていなく、前記牽引力ばねの牽引力は前記摺動歯車が前記回転棒で摺動する時に受けた摩擦力より強いことを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【請求項4】
はじめに、前記推動板は前記固定ブロックの上面に位置し、前記支持ばねの支持力は前記推動板が受けた重力より強いことを特徴とする請求項1に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は新エネルギー分野を取り上げ、特にバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備に関わる。
【背景技術】
【0002】
新エネルギーとは、現代社会でよく提唱されているエネルギーである。そしてバイオマスエネルギーは新エネルギーの一種であり、バイオマスエネルギーに基づいたメタンガス作成方法の誕生もごく当たり前のことである。バイオマスエネルギーでメタンガスを作成するには、一定の温度と、pH調整剤と、水とが必要である。現段階において、バイオマスエネルギーによるメタンガスの作成は、一般的に密封環境で発酵菌を利用して行われ、しかし、これでは作成効率が悪く、メタンガスの収集も難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105755051号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備を提供し、作成効率が悪く、メタンガスの収集が難しいなどの問題を解決し、作成効率の向上とメタンガスの収集方法の増加とを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的解決策で実現される。
【0006】
本願に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は、外殻を含み、前記外殻の中には反応空間が設置され、前記外殻の内部右端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には
前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備に動力を提供できる伝動機構が設置され、前記反応空間の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構が設置され、前記反応空間の内部上端には原料を投入できる投入機構が設置され、前記伝動空間の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構が設置され、前記昇降回転機構は前記反応空間の下側に位置する従動空間を含み、前記伝動空間の右壁には左端が前記従動空間の中に延在する回転棒が回転可能に連結され、前記回転棒の左端には摺動歯車がキーで連結され、前記摺動歯車の中には左方に開口する摺動空間が設置され、前記摺動空間の中には前記摺動空間の中で摺動できる摺動ブロックが設置され、前記摺動ブロックの左面には細縄が固定的に連結され、前記回転棒の左端には前記摺動歯車の右側に位置する環状板が設置され、前記環状板の左面には前記摺動歯車の右面と連結された二本の牽引力ばねが固定的に設置され、前記従動空間の下壁には上端が前記反応空間の中に延在する旋転軸が回転可能に連結され、前記旋転軸の上端には前記反応空間の中に位置する第一傘歯車が設置され、前記反応空間の中には前記反応空間の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板が設置され、前記推動板の中には下方に開口する昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には前記昇降空間の中で上下に摺動できる昇降ブロックが設置され、前記昇降ブロックの上面には前記昇降空間の上壁と連結された引張ばねが設置され、前記昇降ブロックの下面は前記旋転軸の上面と固定的に連結され、前記推動板の上面には固定棒が四本固定的に設置され、前記旋転軸の下端にはラックスリーブが設置され、前記ラックスリーブは前記旋転軸を包み込み、かつ前記ラックスリーブの前面は前記摺動歯車と
噛み合うように連結されることができ、前記旋転軸は前記ラックスリーブの中で回転でき、前記反応空間の下側には加熱ブロックが設置され、
前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は前記投入機構を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構を通じてメタンガスを集める。
【0007】
前記伝動空間は前記伝動空間の右壁に固定されたモータを含み、前記モータの左端には左端が前記反応空間の中に延在する伝動軸が伝動可能に連結され、前記伝動軸の左端には前記第一傘歯車と
噛み合うように連結された第二傘歯車が設置され、前記伝動軸の右端には伝動歯車が設置され、前記回転棒の右端には前記伝動歯車と
噛み合うように連結された従動歯車が設置され、前記伝動空間の右壁には前記伝動軸の上側に位置する回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸の左端にはラチェットが設置され、前記ラチェットには回転空間が均一に配列され、前記回転空間の前後壁にはいずれも固定ロッドが回転可能に連結され、前記固定ロッドにはいずれも回転板が設置され、前記固定ロッドには前記回転板と連結された捻りばねが設置され、前記回転軸の右端にはリールが設置され、前記リールには麻縄が連結されている。
【0008】
前記投入機構は前記外殻の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間と、第二原料保存空間と、第三原料保存空間とを含み、前記第二原料保存空間の中には水があり、前記第三原料保存空間の中にはpH調整剤があり、前記第一原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第一投入穴が設置され、前記第二原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第二投入穴が設置され、前記第三原料保存空間の下壁には前記反応空間を連通する第三投入穴が設置され、前記反応空間の上側には前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを貫通する移動空間が設置され、前記移動空間の中には前記移動空間の中で左右に摺動できる隔離板が設置され、前記隔離板の中には第一貫通穴と、第二貫通穴と、第三貫通穴とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板の左壁には前記移動空間の左壁と連結された復位ばねが固定的に設置され、前記隔離板の左面は前記麻縄の一端と連結され、前記移動空間の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間が設置され、前記妨害ブロック空間の中には前記妨害ブロック空間の中で上下に摺動できる妨害ブロックが設置され、前記妨害ブロックの下面には前記妨害ブロック空間の下壁と連結された弾性ばねが設置され、前記妨害ブロックの下面には引縄が固定的に連結され、前記隔離板の下面には下方に開口する引掛溝が形成され、前記反応空間の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間が設置され、前記圧迫ブロック空間の中には前記圧迫ブロック空間の中で上下に摺動できる圧迫ブロックが設置され、前記圧迫ブロックの下面には前記圧迫ブロック空間の下壁と連結された支持ばねが固定的に設置され、前記圧迫ブロックの左面は前記引縄の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロックの右面には固定ブロックが固定的に設置されている。
【0009】
前記収集機構は前記伝動空間の上側に位置する収集空間を含み、前記収集空間の中には前記収集空間の中で上下に摺動できる圧迫板が設置され、前記圧迫板の下面には弾力ばねが二本固定的に設置され、前記弾力ばねの下端は前記収集空間の下壁と連結され、前記収集空間の右壁上端には外部と連通する排気口が設置され、前記収集空間の右壁下端には外部と連通する排気穴が設置され、前記排気穴の中には電磁スイッチが設置され、前記収集空間の左壁下端には前記反応空間と連通する入気口が設置され、前記入気口の中には前記入気口の中で左右に摺動できるピストン板が設置され、前記ピストン板の左面には前記入気口の左壁と連結された二本の圧縮ばねが固定的に設置され、前記ピストン板の下面は前記細縄の一端と連結されている。
【0010】
はじめに、前記妨害ブロックは前記引掛溝の中に位置し、前記第一原料保存空間と、前記第二原料保存空間と、前記第三原料保存空間とはそれぞれ前記第一投入穴と、前記第二投入穴と、前記第三投入穴とを通じて前記反応空間と連通し、前記復位ばねは圧縮状態にある。
【0011】
はじめに、前記摺動歯車は前記旋転軸の右側に位置し、前記摺動歯車と前記ラックスリーブとは噛み合っていなく、前記牽引力ばねの牽引力は前記摺動歯車が前記回転棒で摺動する時に受けた摩擦力より強い。
【0012】
はじめに、前記推動板は前記固定ブロックの上面に位置し、前記支持ばねの支持力は前記推動板が受けた重力より強い。
【発明の効果】
【0013】
本発明は以下のプラス効果を有する:本願発明はシンプルな構成と簡単な操作方法を有し、作動時、自動的に原料を配合でき、設計された投入口のサイズによって、一定の比率で原料を配合でき、また、本願発明は攪拌と加熱機能を備え、素早く反応を行った後に、自動的に収集し始め、反応で得たメタンガスを集められる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に
図1〜5を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
【
図2】
図2は本願発明の実施例における旋転軸の部分断面の正面構成略図
【
図3】
図3は本願発明の実施例におけるラチェットの全断面の右面構成略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜
図5を合わせ、本願に記載のバイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は、外殻10を含み、前記外殻10の中には反応空間18が設置され、前記外殻10の内部右端には伝動空間66が設置され、前記伝動空間66の中には
前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備に動力を提供できる伝動機構63が設置され、前記反応空間18の中には攪拌機能と搬送機能を備える昇降回転機構13が設置され、前記反応空間18の内部上端には原料を投入できる投入機構35が設置され、前記伝動空間66の上側には作成されたメタンガスを収集できる収集機構53が設置され、前記昇降回転機構13は前記反応空間18の下側に位置する従動空間12を含み、前記伝動空間66の右壁には左端が前記従動空間12の中に延在する回転棒65が回転可能に連結され、前記回転棒65の左端には摺動歯車78がキーで連結され、前記摺動歯車78の中には左方に開口する摺動空間81が設置され、前記摺動空間81の中には前記摺動空間81の中で摺動できる摺動ブロック77が設置され、前記摺動ブロック77の左面には細縄48が固定的に連結され、前記回転棒65の左端には前記摺動歯車78の右側に位置する環状板80が設置され、前記環状板80の左面には前記摺動歯車78の右面と連結された二本の牽引力ばね79が固定的に設置され、前記従動空間12の下壁には上端が前記反応空間18の中に延在する旋転軸14が回転可能に連結され、前記旋転軸14の上端には前記反応空間18の中に位置する第一傘歯車16が設置され、前記反応空間18の中には前記反応空間18の中で回転できる且つ上下に摺動できる推動板82が設置され、前記推動板82の中には下方に開口する昇降空間26が設置され、前記昇降空間26の中には前記昇降空間26の中で上下に摺動できる昇降ブロック24が設置され、前記昇降ブロック24の上面には前記昇降空間26の上壁と連結された引張ばね27が設置され、前記昇降ブロック24の下面は前記旋転軸14の上面と固定的に連結され、前記推動板82の上面には固定棒25が四本固定的に設置され、前記旋転軸14の下端にはラックスリーブ67が設置され、前記ラックスリーブ67は前記旋転軸14を包み込み、かつ前記ラックスリーブ67の前面は前記摺動歯車78と
噛み合うように連結されることができ、前記旋転軸14は前記ラックスリーブ67の中で回転でき、前記反応空間18の下側には加熱ブロック17が設置され、
前記バイオマスエネルギーでメタンガスを作成する設備は前記投入機構35を通じて一定の比率で原料を投入でき、投入された原料は前記昇降回転機構13によって攪拌され、反応してメタンガスを生み出し、最後に前記収集機構53を通じてメタンガスを集める。
【0017】
好ましくは、前記伝動空間63は前記伝動空間66の右壁に固定されたモータ61を含み、前記モータ61の左端には左端が前記反応空間18の中に延在する伝動軸62が伝動可能に連結され、前記伝動軸62の左端には前記第一傘歯車16と
噛み合うように連結された第二傘歯車15が設置され、前記伝動軸62の右端には伝動歯車64が設置され、前記回転棒65の右端には前記伝動歯車64と
噛み合うように連結された従動歯車11が設置され、前記伝動空間66の右壁には前記伝動軸62の上側に位置する回転軸59が回転可能に連結され、前記回転軸59の左端にはラチェット57が設置され、前記ラチェット57には回転空間71が均一に配列され、前記回転空間71の前後壁にはいずれも固定ロッド70が回転可能に連結され、前記固定ロッド70にはいずれも回転板69が設置され、前記固定ロッド70には前記回転板69と連結された捻りばね68が設置され、前記回転軸59の右端にはリール58が設置され、前記リール58には麻縄28が連結されている。
【0018】
好ましくは、前記投入機構35は前記外殻10の上端に位置し且つ上方に開口する第一原料保存空間34と、第二原料保存空間38と、第三原料保存空間43とを含み、前記第二原料保存空間34の中には水37があり、前記第三原料保存空間43の中にはpH調整剤40があり、前記第一原料保存空間34の下壁には前記反応空間18を連通する第一投入穴33が設置され、前記第二原料保存空間38の下壁には前記反応空間18を連通する第二投入穴39が設置され、前記第三原料保存空間43の下壁には前記反応空間18を連通する第三投入穴41が設置され、前記反応空間18の上側には前記第一投入穴33と、前記第二投入穴39と、前記第三投入穴41とを貫通する移動空間30が設置され、前記移動空間30の中には前記移動空間30の中で左右に摺動できる隔離板31が設置され、前記隔離板31の中には第一貫通穴32と、第二貫通穴36と、第三貫通穴42とが上下貫通になるように設置され、前記隔離板31の左壁には前記移動空間30の左壁と連結された復位ばね29が固定的に設置され、前記隔離板31の左面は前記麻縄28の一端と連結され、前記移動空間30の下壁には上方に開口する妨害ブロック空間75が設置され、前記妨害ブロック空間75の中には前記妨害ブロック空間75の中で上下に摺動できる妨害ブロック73が設置され、前記妨害ブロック73の下面には前記妨害ブロック空間75の下壁と連結された弾性ばね72が設置され、前記妨害ブロック73の下面には引縄23が固定的に連結され、前記隔離板31の下面には下方に開口する引掛溝74が形成され、前記反応空間18の左壁には右方に開口する圧迫ブロック空間20が設置され、前記圧迫ブロック空間20の中には前記圧迫ブロック空間20の中で上下に摺動できる圧迫ブロック21が設置され、前記圧迫ブロック21の下面には前記圧迫ブロック空間20の下壁と連結された支持ばね19が固定的に設置され、前記圧迫ブロック21の左面は前記引縄23の一端と固定的に連結され、前記圧迫ブロック21の右面には固定ブロック22が固定的に設置されている。
【0019】
好ましくは、前記収集機構53は前記伝動空間66の上側に位置する収集空間51を含み、前記収集空間51の中には前記収集空間51の中で上下に摺動できる圧迫板49が設置され、前記圧迫板49の下面には弾力ばね52が二本固定的に設置され、前記弾力ばね52の下端は前記収集空間51の下壁と連結され、前記収集空間51の右壁上端には外部と連通する排気口50が設置され、前記収集空間51の右壁下端には外部と連通する排気穴55が設置され、前記排気穴55の中には電磁スイッチ54が設置され、前記収集空間51の左壁下端には前記反応空間18と連通する入気口45が設置され、前記入気口45の中には前記入気口45の中で左右に摺動できるピストン板47が設置され、前記ピストン板47の左面には前記入気口45の左壁と連結された二本の圧縮ばね46が固定的に設置され、前記ピストン板47の下面は前記細縄48の一端と連結されている。
【0020】
好ましくは、はじめに、前記妨害ブロック73は前記引掛溝74の中に位置し、前記第一原料保存空間34と、前記第二原料保存空間38と、前記第三原料保存空間43とはそれぞれ前記第一投入穴33と、前記第二投入穴39と、前記第三投入穴41とを通じて前記反応空間18と連通し、前記復位ばね29は圧縮状態にある。
【0021】
好ましくは、はじめに、前記摺動歯車78は前記旋転軸14の右側に位置し、前記摺動歯車78と前記ラックスリーブ67とは噛み合っていなく、前記牽引力ばね79の牽引力は前記摺動歯車78が前記回転棒65で摺動する時に受けた摩擦力より強い。
【0022】
好ましくは、はじめに、前記推動板82は前記固定ブロック22の上面に位置し、前記支持ばね19の支持力は前記推動板82が受けた重力より強い。
【0023】
本願発明の作動手順は以下の通りである。
【0024】
1、バイオマスエネルギー原料を第一原料保存空間34の中に入れ、水37を第二原料保存38の中に入れ、pH調整剤40を第三原料保存空間43の中に入れ、バイオマスエネルギー原料は第一投入穴33を経由して反応空間18の中に入り、水37は第二投入穴39を経由して反応空間18の中に入り、pH調整剤40は第三投入穴41を経由して反応空間18の中に入り、この三者は推動板82に堆積していき、その重さが固定ブロック22を押して降下させるようになるとき、圧迫ブロック21も降下し、引縄23を引き締め、妨害ブロック73は引縄23に下方へ引かれて引掛溝74から離脱し、隔離板31は妨害ブロック73の妨害をなくし、復位ばね29によって右方へ運動し、そして第一投入穴33と、第二投入穴39と、第三投入穴41とは閉ざされ、反応空間18の中に原料を投入することができない。
【0025】
2、モータ61を作動させて伝動軸62を駆動して回転させ、伝動歯車64と第二傘歯車15とは駆動されて回転し、そして第二傘歯車15と噛み合った第一傘歯車16は駆動されて回転し、さらに旋転軸14は駆動されて回転し、さらに推動板82と四本の固定棒25とは駆動されて回転し、原料の反応速度を速め、そして加熱ブロック17を作動させ、反応空間18における反応活動に適した温度を提供させ、伝動歯車64は回転して伝動歯車64と噛み合った従動歯車11を駆動して回転させ、そして回転棒65は駆動されて回転し、さらに摺動歯車78は駆動されて回転する。
【0026】
3、反応がある程度行った後に、反応空間18から生み出したメタンガスによって、反応空間18の内部気圧が増大し、ピストン板47は押されて右方へ運動し、細縄48を引き締め、摺動歯車78は細縄48に引かれて左方へ運動してラックスリーブ67と噛み合い、そしてラックスリーブ67と旋転軸14とは駆動されて上昇し、さらに推動板82は駆動されて上昇し、旋転軸14が上昇するとき、第一傘歯車16と第二傘歯車15とは噛み合いから離脱し、推動板82は回転を止め、推動板82は上昇して反応空間18の中のメタンガスを入気口45を経由して収集空間51の中に送り、メタンガスが収集空間51に入る過程において、圧迫板49は気圧に押されて上昇し、収集空間51の中の空気は排気口50を経由して排出され、推動板82が上昇すると同時に、圧迫ブロック21は推動板82による圧力をなくし、支持ばね19によって上昇し復位し、引縄23は緩み、妨害ブロック73は引縄23の牽引力をなくし、弾性ばね72によって上昇し復位する。
【0027】
4、メタンガスを収集し終えたあと、ピストン板47は二本の圧縮ばね46によって左方へ運動し復位し、細縄48は緩み、摺動歯車78は細縄48の牽引力をなくし、牽引力ばね79によって右方へ運動し復位し、摺動歯車78とラックスリーブ67とは?み合いから離脱し、推動板82と旋転軸14とは重力によって下方へ運動し復位し、モータ61を作動させて逆回転させ、伝動軸62と伝動歯車64とは駆動されて逆回転し、そしてラチェット57は駆動されて逆回転し、さらに回転軸59とリール58とは駆動されて回転し、麻縄28を引き締め、隔離板31は麻縄28に引かれて左方へ復位し、妨害ブロック73は再び引掛溝74の中に入る。
【0028】
5、モータ61を止め、操作を完了とし、手動で電磁スイッチ54を入れ、収集空間51の中にある圧迫板49は二本の弾力ばね52によって下方へ運動し、収集空間51の中のメタンガスを排気穴55から押し出す。
【0029】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的思想と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。