特開2021-84443(P2021-84443A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-84443(P2021-84443A)
(43)【公開日】2021年6月3日
(54)【発明の名称】車両の盗難防止装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 25/20 20130101AFI20210507BHJP
   B60R 25/104 20130101ALI20210507BHJP
【FI】
   B60R25/20
   B60R25/104
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-212046(P2019-212046)
(22)【出願日】2019年11月25日
(71)【出願人】
【識別番号】301065892
【氏名又は名称】株式会社アドヴィックス
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】大下 剛
(57)【要約】
【課題】車両の動力源が不正に始動してしまったり、動力源の駆動が不正に許可されてしまったりしても、車両の盗難を抑制できる車両の盗難防止装置を提供すること。
【解決手段】盗難防止装置100は、ロック操作が行われると、車輪11の回転を規制するロック動作を行い、解除操作が行われると、車輪11の回転の規制を解除する解除動作を行う電動駐車装置30と、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されており、且つ電源12がオンとなった場合、運転者が乗車しても盗難防止用操作が行われていないときには、電動駐車装置30による解除動作の実行を禁止する制御装置40とを備える。制御装置40は、盗難防止用操作が行われたときには、報知処理を行い、且つ電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止を解除する。電動駐車装置30は、解除動作の実行が禁止されている状態で解除操作が行われても解除動作を行わない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の運転者によってロック操作が行われると、車輪の回転を規制するロック動作を行い、運転者によって解除操作が行われると、前記車輪の回転の規制を解除する解除動作を行う車輪回転規制装置と、
前記車輪回転規制装置によって前記車輪の回転が規制されており、且つ前記車両の電源がオンとなった場合、運転者が乗車しても前記解除操作とは異なる所定の盗難防止用操作が行われていないときには、前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行を禁止する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記車輪回転規制装置によって前記車輪の回転が規制されており、且つ前記車両の電源がオンとなった場合、運転者が乗車した後に前記盗難防止用操作が行われたときには、光及び音のうちの少なくとも一方を用いて車外に報知する報知処理を行い、且つ前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行の禁止を解除し、
前記車輪回転規制装置は、前記解除動作の実行の禁止が解除された状態で前記解除操作が行われたときには前記解除動作を行う一方、前記解除動作の実行が禁止されている状態で前記解除操作が行われても前記解除動作を行わない
車両の盗難防止装置。
【請求項2】
前記盗難防止用操作は、前記車両に設けられている複数の操作部のうち、前記解除操作が行われる操作部とは別の操作部を操作することを含む
請求項1に記載の車両の盗難防止装置。
【請求項3】
前記盗難防止用操作は、前記車両に設けられている複数の操作部のうち、第1操作部を操作すること、及び、第2操作部を操作することの双方を含む
請求項1又は請求項2に記載の車両の盗難防止装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記車両の電源がオンとなった状況下で前記盗難防止用操作が行われたときには、前記盗難防止用操作の完了時点から所定の待機時間が経過してから前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行の禁止を解除する
請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両の盗難防止装置。
【請求項5】
前記車両の所有者が設定した前記盗難防止用操作を固有盗難防止用操作とし、前記車両として予め定められている前記盗難防止用操作を非常時盗難防止用操作とした場合、
前記制御装置は、前記盗難防止用操作として前記固有盗難防止用操作が行われた場合、前記盗難防止用操作として前記非常時盗難防止用操作が行われた場合よりも前記待機時間を短くする
請求項4に記載の車両の盗難防止装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記報知処理において、予め定められた態様の報知を車外に行う
請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の車両の盗難防止装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記車両の所有者が設定した前記盗難防止用操作である固有盗難防止用操作を記憶する記憶部を有し、
前記制御装置は、前記車両の電源がオンである状況下において、
前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行の禁止が解除されているときには、前記記憶部に記憶されている前記固有盗難防止用操作の変更を受け付ける一方、
前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行の禁止が解除されていないときには、前記記憶部に記憶されている前記固有盗難防止用操作の変更を受け付けない
請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の車両の盗難防止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の盗難防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
盗難防止装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、車両のセキュリティ性を高めることによって車両の盗難の防止を図るものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017−128207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにセキュリティ性を高めても不正にエンジンが始動されてしまい、結果として、車両が盗難されることもありうる。そこで、近年では、エンジンなどの車両の動力源が不正に始動してしまったり、動力源の駆動が不正に許可されてしまったりしても、車両の盗難を抑制する技術が希求されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両の盗難防止装置は、車両の運転者によってロック操作が行われると、車輪の回転を規制するロック動作を行い、運転者によって解除操作が行われると、前記車輪の回転の規制を解除する解除動作を行う車輪回転規制装置と、前記車輪回転規制装置によって前記車輪の回転が規制されており、且つ前記車両の電源がオンとなった場合、運転者が乗車しても前記解除操作とは異なる所定の盗難防止用操作が行われていないときには、前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行を禁止する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記車輪回転規制装置によって前記車輪の回転が規制されており、且つ前記車両の電源がオンとなった場合、運転者が乗車した後に前記盗難防止用操作が行われたときには、光及び音のうちの少なくとも一方を用いて車外に報知する報知処理を行い、且つ前記車輪回転規制装置による前記解除動作の実行の禁止を解除する。前記車輪回転規制装置は、前記解除動作の実行の禁止が解除された状態で前記解除操作が行われたときには前記解除動作を行う一方、前記解除動作の実行が禁止されている状態で前記解除操作が行われても前記解除動作を行わない。
【0006】
上記構成によれば、車輪回転規制装置によって車輪の回転が規制されており、且つ運転者が乗車して車両の電源がオンとなっても、盗難防止用操作が行われていないときには、解除操作が運転者によって行われても車輪回転規制装置によって車輪の回転が規制された状態が保持される。すなわち、車両の動力源が不正に始動してしまったり、動力源の駆動が不正に許可されてしまったりしても、車輪回転規制装置によって車輪の回転が規制されるため、車両の発進が抑制される。
【0007】
また、盗難防止用操作が行われた場合、車輪回転規制装置による解除動作の実行の禁止が解除され、且つ報知処理が実行される。報知処理では、光及び音のうちの少なくとも一方が用いられる。すなわち、車両の盗難を試みる盗難人が盗難防止用操作を行った場合、報知処理の実行によって盗難人を慌てさせることができる。これにより、盗難人による車両の盗難に対する抑止力を高くできる。
【0008】
したがって、上記構成によれば、車両の動力源が不正に始動してしまったり、動力源の駆動が不正に許可されてしまったりしても、車両の盗難を抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態の盗難防止装置を備える車両の概略構成を示す図。
図2】同車両の電動駐車装置の駐車制御部が実行する処理の流れを説明するフローチャート。
図3】同盗難防止装置の制御装置が実行する処理の流れを説明するフローチャート。
図4】同制御装置が実行する処理の流れを説明するフローチャート。
図5】(a)〜(d)は、車両の電源がオンとされた際のタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、車両の盗難防止装置の一実施形態を図1図5に従って説明する。
図1には、本実施形態の盗難防止装置100を備える車両10の一部が図示されている。車両10は、エンジンなどの車両の動力源21と、変速装置25とを備えている。変速装置25は、変速機構22と、パーキングロック機構23とを備えている。変速機構22は、動力源21から車輪11へのトルク伝達経路に設けられているとともに、変速比を変更可能に構成されている。パーキングロック機構23は、変速機構22の出力軸の回転を規制することによって車輪11の回転を規制する。
【0011】
変速装置25の変速制御部24は、車速や走行負荷に応じて変速比が変わるように変速機構22を制御する。また、変速制御部24は、パーキングロック機構23の作動も制御する。変速制御部24には、車両10に設けられている操作部50の1つである変速機用操作部51から操作信号が入力される。変速機用操作部51としては、例えば、シフトレバーを挙げることができる。変速機用操作部51が操作されると、変速機用操作部51の位置に応じた信号が操作信号として変速制御部24に入力される。変速機用操作部51が駐車位置に位置する旨の操作信号が変速制御部24に入力されると、変速制御部24は、パーキングロック機構23を作動させることにより、変速機構22の出力軸の回転を規制する。また、変速機用操作部51が駐車位置から他の位置に変わった場合、変更後の位置に変速機用操作部51が位置する旨の操作信号が変速制御部24に入力される。すると、変速制御部24は、パーキングロック機構23を作動させることにより、変速機構22の出力軸の回転の規制を解除する。
【0012】
車両10は、車輪11に対して設けられている電動駐車装置30を備えている。電動駐車装置30は、電動モータ31の駆動によって、車輪11と一体回転する回転体32に摩擦材33を押し付けるものである。電動モータ31の駆動は、駐車制御部34によって制御される。そして、回転体32に摩擦材33を強く押し付けることにより、車輪11の回転を規制できる。本実施形態では、電動駐車装置30が、「車輪回転規制装置」の一例であるとともに、盗難防止装置100を構成する。すなわち、回転体32に摩擦材33を押し付けるための電動モータ31の駆動が、車輪11の回転を規制するロック動作に相当する。一方、回転体32への摩擦材33の押し付けを解除するための電動モータ31の駆動が、車輪11の回転の規制を解除する解除動作に相当する。
【0013】
電動駐車装置30の駐車制御部34には、車両10に設けられている操作部50の1つである駐車制動用操作部52から操作信号が入力される。駐車制動用操作部52としては、例えば、電動パーキングブレーキスイッチを挙げることができる。駐車制動用操作部52が操作されると、その操作態様に応じた信号が操作信号として駐車制御部34に入力される。駐車制動用操作部52の操作を通じて駐車制動が指示されると、当該操作に応じた操作信号が駐車制御部34に入力される。駐車制動を指示する駐車制動用操作部52の操作が「ロック操作」である。このようにロック操作が運転者によって行われると、駐車制御部34は、電動モータ31にロック動作を行わせる。一方、駐車制動用操作部52の操作を通じて駐車制動の解除が指示されると、当該操作に応じた操作信号が駐車制御部34に入力される。駐車制動の解除を指示する駐車制動用操作部52の操作が「解除操作」である。このように解除操作が運転者によって行われると、駐車制御部34は、電動モータ31に解除動作を行わせる。また、駐車制御部34は、パーキングロック機構23による変速機構22の出力軸の回転の規制が解除されており、且つ車両走行用の位置に変速機用操作部51が位置する場合、アクセルペダルの操作を検知することによって電動モータ31に解除動作を行わせる。すなわち、アクセルペダルの操作もまた、解除操作の一例である。すなわち、停車中においてアクセルペダルの操作量が「0」である状態から、運転者によって車両発進のためにアクセルペダルが操作されると、電動駐車装置30では、電動モータ31がロック動作を行う。
【0014】
車両10は、電動駐車装置30とともに盗難防止装置100を構成する制御装置40を備えている。制御装置40には、変速機用操作部51及び駐車制動用操作部52に加え、複数の車載の操作部50から操作信号が入力される。変速機用操作部51及び駐車制動用操作部52以外の操作部としては、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、ハザードスイッチ、方向指示器、ワイパースイッチ、ホーンスイッチ、パワーウィンドウスイッチを挙げることができる。
【0015】
なお、本実施形態では、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されている状況下で、車両10の運転者が乗車して車両10の電源12がオンとなった場合、解除操作を運転者が行っても車輪11の回転を規制する状態を解除しないようにしている。すなわち、解除操作とは異なる所定の盗難防止用操作が行われていないときには、電動駐車装置30による解除動作の実行が禁止される。言い換えると、盗難防止用操作が行われると、電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が解除される。また、盗難防止用操作が行われた際には、光及び音のうちの少なくとも一方を用いて車外に報知する報知装置15を作動させる報知処理が実行される。報知装置15としては、例えば、車外に音を出力できるクラクション、車外に光を出力できるハザードランプ及びヘッドランプ及び制動ランプを挙げることができる。そして、解除動作の実行の禁止が解除された状態で運転者によって解除操作が行われると、電動駐車装置30によって解除動作が行われ、車輪11の回転の規制が解除される。
【0016】
ここで、盗難防止用操作について説明する。盗難防止用操作は、車両10に設けられている複数の操作部50のうち、解除操作時に操作される駐車制動用操作部52とは別の操作部を操作することを含んでいる。さらに、盗難防止用操作は、車両10に設けられている複数の操作部50のうち、第1操作部を操作すること、及び、第2操作部を操作することの双方を含んでいる。この際、第1操作部及び第2操作部の一方が、駐車制動用操作部52であってもよい。なお、車両10の電源のオン・オフを決めるスイッチであるパワースイッチ13の操作を盗難防止用操作は含まない。
【0017】
盗難防止用操作としては、例えば、ハザードスイッチ、アクセルペダル及びホーンスイッチの操作を、ハザードスイッチ、アクセルペダル、ホーンスイッチの順で行うことを挙げることができる。
【0018】
制御装置40は、車両10の盗難防止を図るための機能部として、記憶部41、盗難防止制御部42及び変更受付部43を有している。
記憶部41には、所定の盗難防止用操作が記憶されている。本実施形態では、盗難防止用操作としては、車両10の所有者が設定した盗難防止用操作である固有盗難防止用操作、及び、車両10として予め定められている盗難防止用操作である非常時盗難防止用操作を挙げることができる。固有盗難防止用操作は、詳しくは後述するが、車両10の所有者によって変更可能である。一方、車両10の所有者による非常時盗難防止用操作の変更は不能である。
【0019】
盗難防止制御部42は、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されており、且つ電源12がオンとなった場合、運転者が乗車しても盗難防止用操作が行われていないときには、電動駐車装置30による解除動作の実行を禁止する。一方、盗難防止制御部42は、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されており、且つ電源12がオンとなった場合、運転者によって盗難防止用操作が行われたときには、電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止を解除する。盗難防止制御部42が実行する具体的な処理内容については後述する。
【0020】
変更受付部43は、所定の変更許可条件が成立するときに、固有盗難防止用操作の変更を受け付ける。変更許可条件の内容、及び、変更受付部43が実行する具体的な処理内容については後述する。
【0021】
次に、図2を参照し、電動駐車装置30の駐車制御部34が実行する処理の流れについて説明する。図2に示す一連の処理は、車両10のパワースイッチ13が操作されて車両10の電源12がオンになったこと、及び、車両10の運転席への運転者の着座を検知していることの双方が成立していることを条件に開始される。なお、電源12がオンになったことのみで図2に示す一連の処理を開始させるようにしてもよい。
【0022】
まずはじめにステップS11において、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されているか否かの判定が行われる。車輪11の回転が規制されている場合(S11:YES)、処理が次のステップS12に移行される。ステップS12において、盗難防止モードが設定されているか否かの判定が行われる。盗難防止モードとは、上記のような盗難防止用操作を行わないと車輪11の回転を規制する状態を解除しないようにするためのモードである。盗難防止モードの設定については、車両10の乗員によって行われる。
【0023】
盗難防止モードが設定されていない場合(S12:NO)、処理がステップS14に移行される。一方、盗難防止モードが設定されている場合(S12:YES)、処理が次のステップS13に移行される。ステップS13において、電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が制御装置40によって解除されているか否かの判定が行われる。禁止が解除されていない場合(S13:NO)、禁止が解除されるまでステップS13の判定が繰り返される。一方、禁止が解除されている場合(S13:YES)、処理が次のステップS14に移行される。
【0024】
ステップS14において、運転者によって解除操作が行われたか否かの判定が行われる。解除操作が行われていない場合(S14:NO)、解除操作が行われるまでステップS14の判定が繰り返される。一方、解除操作が行われた場合(S14:YES)、処理が次のステップS15に移行される。ステップS15において、解除動作が実行される。すなわち、電動駐車装置30の電動モータ31の駆動によって、回転体32に摩擦材33が押し付けられている状態が解消される。そして、解除動作が完了されると、一連の処理が終了される。
【0025】
その一方で、ステップS11において、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されていない場合(NO)、処理が次のステップS16に移行される。ステップS16において、運転者によってロック操作が行われたか否かの判定が行われる。ロック操作が行われていない場合(S16:NO)、ロック操作が行われるまでステップS16の判定が繰り返される。一方、ロック操作が行われた場合(S16:YES)、処理が次のステップS17に移行される。ステップS17において、ロック動作が実行される。すなわち、電動駐車装置30の電動モータ31の駆動によって、回転体32に摩擦材33が押し付けられる。そして、ロック動作が完了されると、一連の処理が終了される。
【0026】
次に、図3を参照し、制御装置40の盗難防止制御部42が実行する処理の流れについて説明する。図3に示す一連の処理は、盗難防止モードが設定されていること、車両10のパワースイッチ13が操作されて車両10の電源12がオンになったこと、及び、車両10の運転席への運転者の着座を検知していることの何れもが成立していることを条件に開始される。なお、盗難防止モードが設定されていること、及び、車両10のパワースイッチ13が操作されて車両10の電源12がオンになったことの何れもが成立しているときに、図3に示す一連の処理を開始させるようにしてもよい。
【0027】
ちなみに、盗難防止モードが設定されていない場合、電源12がオンになった時点で電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が解除されている。
まずはじめにステップS21において、盗難防止モードが設定されている旨が報知される。これにより、運転者に盗難防止用操作を行わない限り、電動駐車装置30による車輪11の回転の規制が解除されないことが運転者に知らされる。続いて、ステップS22において、運転者によって車両操作が行われたか否かの判定が行われる。ここでいう車両操作とは、パワースイッチ13以外の車載の操作部50の操作のことである。車両操作が行われていない場合(S22:NO)、車両操作が行われるまでステップS22の判定が繰り返される。車両操作が行われた場合(S22:YES)、処理が次のステップS23に移行される。
【0028】
ステップS23において、運転者によって行われた車両操作が盗難防止用操作であったか否かの判定が行われる。すなわち、運転者によって行われた車両操作が、記憶部41に記憶されている内容と同じである場合、当該車両操作が盗難防止用操作であったとの判定がなされる。運転者によって行われた車両操作が盗難防止用操作であったとの判定がなされていない場合(S23:NO)、処理が次のステップS24に移行される。ステップS24において、報知処理の実行時の音量である設定音量が増大される。そして、処理が前述したステップS22に移行される。
【0029】
一方、ステップS23において、運転者によって行われた車両操作が盗難防止用操作であったとの判定がなされている場合(YES)、処理が次のステップS25に移行される。ステップS25において、運転者によって行われた車両操作が固有盗難防止用操作であったか否かの判定が行われる。すなわち、運転者によって行われた車両操作が、記憶部41に記憶されている固有盗難防止用操作と同じである場合、当該車両操作が固有盗難防止用操作であったとの判定がなされる。
【0030】
ステップS25において、運転者によって行われた車両操作が固有盗難防止用操作ではなく非常時盗難防止用操作であった場合(NO)、処理が次のステップS26に移行される。ステップS26において、待機時間TMWとして第1時間TM1が設定される。例えば、第1時間TM1は、「1分」よりも長い時間である。そして、処理がステップS28に移行される。
【0031】
一方、ステップS25において、運転者によって行われた車両操作が固有盗難防止用操作であった場合(YES)、処理が次のステップS27に移行される。ステップS27において、待機時間TMWとして第2時間TM2が設定される。第2時間TM2は、第1時間TM1よりも短く、例えば「1分」よりも短い時間である。そして、処理が次のステップS28に移行される。
【0032】
ステップS28において、報知処理が実行される。例えば、音を用いた車外への報知としては、例えば、車両10のクラクションを動作させることを挙げることができる。光を用いた車外への報知としては、例えば、ハザードランプを点灯させること、ヘッドランプを点灯させること、制動ランプを点灯させることを挙げることができる。本実施形態では、運転者によって行われた盗難防止用操作の内容に拘わらず、予め定められた態様の報知が報知処理として実行される。例えば、報知処理は、第2時間TM2よりも短い所定時間の間、ヘッドランプの点灯及び消灯を繰り返させるとともに、クラクションの作動を繰り返させる。この際、クラクションの発生音の大きさは、ステップS24で設定された設定音量が大きいほど大きくなる。すなわち、電動駐車装置30による車輪11の回転の規制の解除に失敗した回数が多いほど、報知処理中におけるクラクションの発生音が大きくなる。こうした報知処理が実行されると、処理が次のステップS29に移行される。
【0033】
ステップS29において、盗難防止用操作が行われたとの判定をなした時点からの経過時間が待機時間TMW以上になったか否かの判定が行われる。当該経過時間が待機時間TMW未満である場合(S29:NO)、経過時間が待機時間TMW以上になるまでステップS29の判定が繰り返される。一方、経過時間が待機時間TMW以上である場合(S29:YES)、処理が次のステップS30に移行される。
【0034】
ステップS30において、電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が解除される。そして、一連の処理が終了される。
なお、このように解除動作の実行の禁止が解除された状態で運転者によって解除操作が行われると、電動駐車装置30による車輪11の回転の規制が解除される。
【0035】
ここで、第1時間TM1及び第2時間TM2について説明する。
第1時間TM1は以下のような点を考慮して設定される。すなわち、固有盗難防止用操作は、車両10の所有者以外の人間が知っている可能性の非常に低い操作であるのに対し、非常時盗難防止用操作は、車両10の所有者以外の人間も知っている可能性の高い操作である。つまり、車両10の盗難を試みる盗難人が車両10を盗難しようとする場合、固有盗難防止用操作ではなく非常時盗難防止用操作が行われると考えられる。言い換えると、非常時盗難防止用操作が行われた場合、盗難人が車両10の盗難を試みている可能性がある。そこで、例えば、第1時間TM1として「10分」が設定される。
【0036】
盗難人が固有盗難防止用操作を行った時点から、当該固有盗難防止用操作に起因した報知処理の実行によって、車両10が盗難されようとしていることに車両10の所有者が気付いて警察に通報するまでに要する時間を、おおよそ「2分」とみなす。そして、通報時点から、警察が通報者のところに到達するまでに要する時間は、おおよそ「7分」である。そのため、車両10の盗難防止の観点からすると、第1時間TM1として「10分」以上の時間に設定することが好ましい。
【0037】
一方、第2時間TM2は以下のような点を考慮して設定される。すなわち、固有盗難防止用操作は、車両10の所有者以外の人間が知っている可能性の非常に低い操作である。そのため、盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われた場合、車両10の運転者は車両10の所有者であると判断できる。そのため、固有盗難防止用操作が行われてから解除動作の実行の禁止が解除されるまでに要する時間は短いことが好ましい。こうした観点から第2時間TM2として、短い時間が設定される。
【0038】
次に、図4を参照し、固有盗難防止用操作の変更を受け付ける際における制御装置40の変更受付部43が実行する処理の流れについて説明する。
まずはじめにステップS41において、駐車中であるか否かの判定が行われる。例えば、パーキングロック機構23によって変速機構22の出力軸の回転が規制されていること、及び、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されていることの双方が成立しているときには、駐車中であるとの判定がなされる。一方、パーキングロック機構23によって変速機構22の出力軸の回転が規制されていること、及び、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されていることの少なくとも一方が成立していないときには、駐車中であるとの判定がなされない。駐車中であるとの判定がなされていない場合(S41:NO)、駐車中であるとの判定がなされるまでステップS41の判定が繰り返される。一方、駐車中であるとの判定がなされている場合(S41:YES)、処理が次のステップS42に移行される。
【0039】
ステップS42において、電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が解除されているか否かの判定が行われる。禁止が解除されていない場合(S42:NO)、禁止が解除されるまでステップS42の判定が繰り返される。一方、禁止が解除されている場合(S42:YES)、処理が次のステップS43に移行される。ステップS43において、固有盗難防止用操作の変更が許可される。すなわち、本実施形態では、駐車中であって、且つ電動駐車装置30による解除動作の実行の禁止が解除されている場合、上記変更許可条件が成立しているとの判断がなされ、固有盗難防止用操作の変更が許可される。
【0040】
続いて、次のステップS44において、新たな固有盗難防止用操作が設定されたか否かの判定が行われる。新たな固有盗難防止用操作の設定が未だ完了していない場合(S44:NO)、設定が完了するまでステップS44の判定が行われる。一方、設定が既に完了している場合(S44:YES)、処理が次のステップS45に移行される。
【0041】
ステップS45において、新たに設定された固有盗難防止用操作を記憶部41に記憶させる更新処理が実行される。これにより、記憶部41に固有盗難防止用操作として記憶されている内容が書き換えされる。そして、一連の処理が終了される。
【0042】
次に、図5を参照し、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図5(a),(b),(c),(d)に示すように、車両10の電源12がオフである際のタイミングt11で車両10の施錠が解除される。そして、運転者が運転席に着座すると、タイミングt12でパワースイッチ13が操作されて電源12がオンとなる。すなわち、車両10の動力源21の駆動が許可される。動力源21としてエンジンを備える車両10では、エンジンが始動される。
【0043】
盗難防止モードが設定されている場合、盗難防止モードが設定されている旨が運転者に対して報知される。これにより、運転者が盗難人である場合、盗難人による車両10の盗難意欲を低下させることができる。
【0044】
また、盗難防止モードが設定されている場合、電動駐車装置30による解除動作の実行が禁止されている。すなわち、電源12がオンとなっても、盗難防止用操作が行われていないときには、解除操作が運転者によって行われても電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制された状態が保持される。すなわち、動力源21が不正に始動してしまったり、動力源21の駆動が不正に許可されてしまったりしても、電動駐車装置30によって車輪11の回転が規制されているため、車両10の発進が抑制される。これにより、運転席に着座して盗難防止用操作を行った運転者が盗難人である場合、盗難人による車両10の盗難を抑制できる。
【0045】
図5に示す例では、タイミングt13で盗難防止用操作が開始される。すると、盗難防止用操作が完了したタイミングt14から報知処理が開始される。報知処理では、光及び音のうちの少なくとも一方を用いて車外に報知される。この際、運転席に着座して盗難防止用操作を行った運転者が盗難人である場合、報知処理の実行によって盗難人を慌てさせることができる。これにより、盗難人による車両10の盗難に対する抑止力を高くできる。
【0046】
したがって、動力源21が不正に始動してしまったり、動力源21の駆動が不正に許可されてしまったりしても、車両10の盗難を抑制できる。
なお、盗難防止用操作が行われると、タイミングt14からの経過時間が待機時間TMWに達すると、電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除される。この状態で運転者によって解除操作が行われると、電動駐車装置30で解除動作が行われ、車輪11の回転が規制されている状態が解除される。すなわち、車両10の発進が電動駐車装置30によって抑制されなくなる。
【0047】
本実施形態では、盗難防止用操作として、固有盗難防止用操作と非常時盗難防止用操作とが用意されている。固有盗難防止用操作は、車両10の所有者によって設定された盗難防止用操作である。そのため、図5(b)に実線で示すように盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われた場合、車両10の所有者が運転者であると判断できるため、待機時間TMWとして第2時間TM2が設定されている。すなわち、待機時間TMWが短い。よって、報知処理の開始後におけるタイミングt15で電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除される。
【0048】
一方、非常時盗難防止用操作は、車両10の所有者以外の人間も知っている。そのため、図5(b)に破線で示すように盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が行われた場合、車両10の所有者が運転者ではない可能性ありと判断できるため、待機時間TMWとして第1時間TM1が設定されている。すなわち、待機時間TMWが長いため、図5(d)に破線で示すようにタイミングt15よりもあとのタイミングt16で電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除される。
【0049】
非常時盗難防止用操作が行われた場合、非常時盗難防止用操作が終わっても電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止がなかなか解除されない。そのため、非常時盗難防止用操作を行った運転者が盗難人であった場合、解除動作の実行の禁止が解除されるまでの間に車両10の盗難を盗難人に諦めさせることが可能となる。すなわち、車両10の盗難防止性能を高くできる。一方、盗難防止モードを設定したにも拘わらず、車両10の所有者が固有盗難防止用操作の内容を忘れてしまった場合、及び、所有者以外の家族が車両10を操作するような場合などでは、非常時盗難防止操作を行うことによって車両10を駆動させることが可能となる。例えば、非常時盗難防止操作は、車両10の取扱説明書に記載されている。
【0050】
次に、本実施形態では、以下に示す効果をさらに得ることができる。
(1)盗難防止用操作は、解除操作が行われる駐車制動用操作部52とは別の操作部の操作を含んでいる。そのため、盗難防止用操作を知らない盗難人によって電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が偶然解除されることを抑制できる。
【0051】
(2)また、盗難防止用操作は、複数の操作部50を操作することを含んでいる。そのため、盗難防止用操作を知らない盗難人によって電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が偶然解除されることを抑制できる。
【0052】
(3)盗難人が車両10を盗難しようとする場合、電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止の解除を何度か試みることが想定される。本実施形態では、禁止の解除を試みる車両操作の回数が増えるほど、盗難防止用操作を正確に行えたとしてもその後での報知処理の実行時における音量が大きくなる。これにより、車両10の盗難の抑止力をさらに高くできる。
【0053】
(4)固有盗難防止用操作は、上述したように車両10の所有者によって設定される操作である。すなわち、所有者以外の人間が固有盗難防止用操作を知っている可能性は非常に低い。このように固有盗難防止用操作を用意することにより、車両10の盗難の抑止力を高くできる。
【0054】
(5)本実施形態では、固有盗難防止用操作を変更することができる。ただし、電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除されていないときには、固有盗難防止用操作の変更が受け付けられない。そのため、盗難人が車両10を盗難しようとするときに、盗難人によって固有盗難防止用操作が変更されてしまうことを回避できる。これにより、車両10の盗難の抑止力を高くできる。
【0055】
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・盗難防止用操作が行われた場合、電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除されるまで報知処理の実行を継続するようにしてもよい。
【0056】
・上記実施形態では、車両操作によって電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止の解除を試みる場合、失敗回数が増えるほど、報知処理の実行時における音量を大きくしている。車両操作によって電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止の解除を試みる場合、失敗回数が増えるほど、音量の増大に加え、報知処理の実行時間を長くしてもよい。また、このように失敗回数が多いほど報知処理の実行時間を長くする場合、音量の増大を行わなくてもよい。
【0057】
また、車両操作によって電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止の解除を試みる場合、失敗回数が増えるほど、待機時間TMWを長くしてもよい。
・盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われた場合と、盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が行われた場合とで、報知処理の内容を変えてもよい。例えば、盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われた場合の報知処理を、光及び音のうちの光のみによる車外の報知としてもよい。盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が行われた場合の報知処理を、光及び音のうちの少なくとも音による車外の報知としてもよい。
【0058】
・動力源21としてエンジンを備える車両10にあっては、報知処理において、エンジンの出力を高くしてもよい。
・盗難人が車両10の盗難を試みる場合、クラクションの配線を切断することが考えられる。そのため、電源12がオンにされた以降においては、クラクションの配線が切断されているか否かの診断を行い、配線が切断されたとの診断がなされたときには、盗難防止用操作が行われたか否かに拘わらず、電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止を解除しなくてもよい。
【0059】
・盗難防止用操作の中に、クラクションを動作させる操作部の操作、及び、ハザードランプやヘッドランプを点灯させる操作部の操作が含まれている場合、当該操作部が操作されたことに起因して音や光で車外に報知される。この場合、当該操作部の操作に起因する音や光による報知が報知処理に該当する。そのため、盗難防止用操作の終了後に改めて報知を行うことを省略してもよい。
【0060】
・盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が行われたときに報知処理を実行するのであれば、盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われたときに限って報知処理を実行しなくてもよい。
【0061】
・盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われたときには、待機時間を設定しなくてもよい。この場合、固有盗難防止用操作が行われると直ぐに電動駐車装置30の解除動作の実行の禁止が解除される。
【0062】
・盗難防止用操作として固有盗難防止用操作が行われた場合と、盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が行われた場合とで、待機時間TMWの長さを変えなくてもよい。
・盗難防止用操作は、解除操作が行われる操作部以外の他の操作部を操作することを含むのであれば、1つの操作部50を操作するだけでもよい。この場合、1つの操作部50を複数回操作することを、盗難防止用操作とすることが好ましい。
【0063】
・盗難防止用操作として非常時盗難防止用操作が設定されているのであれば、固有盗難防止用操作を設けなくてもよい。
・車両の製造メーカや販売店に限り、非常時盗難防止用操作を変更できるようにしてもよい。
【0064】
・駐車制動用操作部52は、ロックボタンと、リリースボタンとを有していてもよい。この場合、ロックボタンを押すことが、「ロック操作」となる。そのため、ロックボタンが押されると、電動駐車装置30では、駐車制御部34によって電動モータ31がロック動作をするようになる。また、リリースボタンを押すことが、「解除操作」となる。そのため、リリースボタンが押されると、駐車制御部34によって電動モータ31が解除動作をするようになる。
【0065】
・パーキングロック機構23は、変速機構22の出力軸の回転を規制することにより、車輪11の回転を規制することができる。そのため、変速装置25を、車輪回転規制装置として機能させるようにしてもよい。この場合、ロック操作や解除操作が行われる操作部とは、変速機用操作部51のことになる。また、変速機構22の出力軸の回転を規制させるためのパーキングロック機構23の作動が、ロック動作に該当する。変速機構22の出力軸の回転の規制を解除するためのパーキングロック機構23の作動が、解除動作に該当する。
【0066】
・制御装置40は、以下(a)〜(c)の何れかの構成であればよい。
(a)コンピュータプログラムに従って各種処理を実行する一つ以上のプロセッサを備える。プロセッサは、CPU並びに、RAMおよびROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
(b)各種処理を実行する一つ以上の専用のハードウェア回路を備える。専用のハードウェア回路は、たとえば、特定用途向け集積回路すなわちASIC(Application Specific Integrated Circuit)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。
(c)各種処理の一部をコンピュータプログラムに従って実行するプロセッサと、各種処理のうち残りの処理を実行する専用のハードウェア回路と、を備える。
【0067】
また、駐車制御部34は、上記の(a)〜(c)の何れかの構成であればよい。
また、変速制御部24は、上記の(a)〜(c)の何れかの構成であればよい。
【符号の説明】
【0068】
10…車両
11…車輪
12…電源
30…車輪回転規制装置の一例である電動駐車装置
25…車輪回転規制装置の一例である変速装置
40…制御装置
41…記憶部
50…操作部
100…盗難防止装置
図1
図2
図3
図4
図5