(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-85317(P2021-85317A)
(43)【公開日】2021年6月3日
(54)【発明の名称】サムターン錠
(51)【国際特許分類】
E05B 47/00 20060101AFI20210507BHJP
E05B 13/00 20060101ALI20210507BHJP
E05B 41/00 20060101ALN20210507BHJP
【FI】
E05B47/00 E
E05B13/00 A
E05B47/00 A
E05B41/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2019-226812(P2019-226812)
(22)【出願日】2019年11月29日
(71)【出願人】
【識別番号】595130964
【氏名又は名称】大嶋 哲郎
(72)【発明者】
【氏名】大嶋 敏郎
(57)【要約】
【課題】サムターン錠において、閉め忘れを防止する。
【解決手段】サムターン錠の回転ツマミが無施錠時の方向によって、警告灯または警告音を発信させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転ツマミの全体を強磁性体としたサムターン錠。
【請求項2】
回転ツマミの一部分を強磁性体としたサムターン錠。
【請求項3】
「請求項1」「請求項2」の領域の回転ツマミの外周固定の位置にリードスイッチまたは磁気センサーを設けたサムターン錠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、締め忘れを防止するサムターン錠に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来玄関口にて装着されているサムターン錠においては、回転ツマミの設定方向を目視することにょって施錠状態を確認する方法がとられている。
この方法では、特に就寝前等において、錠に注目して回転ツマミの方向を確認する必要があり、それをうっかり怠ったり見落したりして非施錠状態となる可能性があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、特にサムターン錠に注目し、回転ツマミの方向を注視する必要がなく、施錠状態が確認出来ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、サムターン錠の回転ツマミの一部分又は全体を強磁性体とし、回転ツマミの回転円の外周固定台位置にリードスイッチ又は磁気センサーを設置する。
リードスイッチ又は磁気センサーの出力端子を高輝度LEDや電子ブザーに接続する。
【発明の効果】
【0005】
上記の構成により、サムターン錠ツマミの方向が施錠状態の時はLEDライトが消え、電子ブザーの場合は無音状態となり、施錠忘れの時には警告点灯や警告音を発する。
高輝度LEDの点灯状態や電子ブザー発音においては、特に錠を注視する必要は無く、近くに居れば、否応無く非施錠が感知される。
又、LEDと電子ブザーを併用しても良い。
【0006】
LED点灯と電子ブザー発振音による警告の併用の場合は、騒音感を伴う欠点があるが、施錠忘れの直後に警告音が鳴り、より速やかで確実に施錠が実施され、警告感知の範囲が広がり、電源電力の消耗を減ずるる利点がある。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明はサムターン錠の回転ツマミ(1)の全体又は一部を強磁性体とし、その回転外周の固定位置にリードスイッチ又は磁気センサー(2)を設置したことを特徴としている。
【0009】
開錠状態のまま(1図)では、磁極(5)がリードスイッチ又は磁気センサー(2)に接近してLED点灯や電子ブザーにより警報が発せられる。
【0010】
施錠状態では、ツマミの回転により磁極(5)がリードスイッチ又は磁気センサー(2)から離れて警報は停止状態となる。
【符号の説明】
【0011】
1 回転ツマミ
2 リードスイッチ又は磁気センサー
3 リードスイッチ又は磁気センサー保持台
4 サムターン錠の取り付け台部
5 磁極