【実施例】
【0009】
図1は本発明の手段1で、n=1,q=3,Q=9,p=8の場合の図であり、固定子、回転子の概要構成を示す図であり、軸方向と垂直な断面図である。1は固定子鉄心で9個の半径方向に突き出た極歯が等ピッチで設けられ、各々の磁歯の総てへの符号は省略するが、集中巻きした巻き線5が巻かれ、巻き線極として11〜19が時計方向に分布配置されている。
図1では11,12、13、18,19に符号を付して、他の符号は省略してある。同様に、巻き線極11の巻き線のみに、巻き線5として符号をつけたが、他の巻き線極の巻き線の符号は省略してある。そして回転子は永久磁石で構成された回転子磁極のN極とS極が交互に合計8極、即ち、p=8であり、そのうちの2個の回転子磁極21と22にしか符号を付けてないが、以下、23,24,25,26,27,28、と時計方向に符号を省略した磁極が順次設けられて、回転子2を形成し、9個の巻き線極とエアギャップを介して対向している。
3は各8個の回転子磁極のバックヨークを兼ねた中子であり、4は回転子軸である。
本発明の巻き線方式は、U,V,W相の3相で構成されるが、1相分U相の巻き線は、同極性巻き線極性に巻かれた18,11,13が1巻き線極間隔をあけて、即ち19,12を飛ばして結線配置構成されている。この固定子の構成を、エアギャップの周方向に直線展開すれば
図2となる。
図2で上段は
図1に対応した巻き線極の番号であり、下段は励磁相とその励磁極性を示す。
図1で巻き線極11と回転子磁極21のN極が、互いの中心位置で対向している場合、巻き線極12と回転子磁極22のS極は角度δずれていることを図示している。従って図での符号は省略してあるが巻き線極19と対向する回転子磁極28のS極もδずれている。また巻き線極13と対向する回転子磁極23、及び、巻き線極18と対向する回転子磁極27は各々2δずれている。
尚δはこの場合、機械角では5°であるが、8極回転子なので、電気角では20°となる。
従って、U相の3個の巻き線極は、対向する回転子磁極とのずれ角は、
図1,
図2を対応して、巻き線極11が0°、巻き線極18,13が2δで40°となる。
手段1は、p=Q±1、Q=3q、q=2n+1、であり、nは1以上の整数とした回転電機であり、巻き線方式は、1相分の巻き線極数qは3以上の奇数であり、互いに1巻き線極間隔を置いて非隣接的に配置されるので、n=1でq=3として、Q=9であり、巻き線極18,11,13は1巻き線極間隔を置いて、1相分を構成して、
図2に示すようになる。
あるいは手段2を適用しても、q個の巻き線極は隣接的に配置された位置から、その両端の巻き線極が1巻き線極分離れた非隣接状に配置されると述べてあるが、q=3として、その両端の巻き線極が1巻き線極分離れた非隣接状に配置すれば、手段1と同じ
図2の如くなる。
この場合の1相分の誘起電圧は巻き線18,11,13の各々の鎖交磁束の時間微分値の和となるため、鎖交磁束のパーミアンスの基本波率P
1、第3高調波率P
3及び第5,第7も含めて、簡易巻き線率と名付けて、以下の(1)、(2)の如く定義して、δに数値を代入して数値計算して求めることにする。この目的は本発明を従来技術と比較する評価要素とするためである。巻き線率としては集中巻き方式であっても、短節巻き係数と分布巻き係数を算出して、それらの積を巻き線係数とする評価方法が一般的であるが、ここで採用する鎖交磁束のパーミアンスの基本波率P
1は分布巻き係数に近い値をとり、高調波率まで含めての評価には、この簡易巻き線率で評価する方が便利なためである。
δ=20°(電気角)であり、前述したように、
図1を参照して、巻き線極11は対向回転子磁極とのずれ角δ=0、巻き線極13,18のずれ角は2δとなるので、以下となる。
従来品の引例1),2)の数値計算による比較は後述する。
即ち、P
1が大きいほど、誘起電圧も高くなり、従ってトルク、効率も向上する。
また、P
3が大きいと、1相分の誘起電圧は正弦波よりふっくら太った台形波に近い形になるが、誘起電圧の第3次高調波成分はスター結線では線間で打ち消されて影響がないが、デルタ結線では環状結線内部に循環電流を発生させて、銅損の増大を生むことになる。
本発明の巻き線方式では、P
3が零のため、デルタ結線も問題なく使用できることになる。
【0010】
図3は本発明のQ=9の120度通電の3相巻き線の極励磁シーケンスの図である。図中のU,V,Wに対して、
U,
V,
Wは極性が反転するように結線することを意味している。以下の図でも同様である。
図3の最上段行は9個の巻き線極を1〜9として順に表現したものである。次の行から下段に向かい励磁を1〜6の番号で示すようにして、ブラシレスモータの代表的な励磁方式の120度通電で切り替えた場合の本発明の回転子磁極が8または10極で、9巻き線極の場合の巻き線極励磁シーケンスの図であり、1行励磁切り替えごとに、電気角60度ずつの6ステップ歩進で360度電気角歩進することになる。この
図3と次に説明する
図4の歩進動作図が対応することになる。
3相120度通電のバイポーラ方式インバータの3相ブラシレスモータのスター結線3端子U,V,Wへの印可電圧極性は表1に示すものとなる。
図4は本発明のブラシレスモータとして、確実に動作するための確認図である。固定子と対向する回転子の関係位置を、エアギャップの周方向に直線展開した、3相永久磁石式ステッピングモータの歩進動作の如く、所謂6ステップ歩進することの確認図である。この場合、1相ずつの励磁で、電気角で60度ずつ歩進するので、電気角360度を6ステップで歩進動作することになる。1相励磁で、歩進が確認できれば、ブラシレスモータとして120度通電の2相励磁駆動でも、確実動作するものである。
p=Q±1で、Q=9,p=8の場合で歩進図を示すが、p=10の場合も同様に動作する。各3相の巻き線極は巻き終わり同士をコモン端子として短絡するスター結線を想定しているが、各相の巻き終わりと次相の巻き始めを順次結線して環状結線するデルタ結線でも同様に動作する。
図4よりわかる如く、励磁1)ではU相はすべてN極性として、回転子のS極と対向している。次に励磁2)ではV相が総てS極性となり、回転子のN極と対向している。励磁3)ではW相がすべてN極性として、回転子のS極と対向している。1相分の巻き線極の極性が総て同じで次相励磁が逆となるので、回転子磁束はU相とV相間、あるいはV相とW相、あるいはW相とU相間で閉磁路を形成する磁路となる。以下励磁4)は1)の、5)は2)の、6)は3)の逆極性に固定子巻き線極が励磁されて、
図4の如く、回転子を電気角で60度ずつ歩進させる。
【0011】
図5は、
図3で示した励磁1と2の2行の励磁極性を1度に示した図である。これは
図4の如く、1相ずつの順次励磁1)、2)、3)の3ステップ分のU,V,W相の3相分を一つの表にまとめたものに相当するもので、便宜上3相励磁表現と名づけ、本発明の巻き線方式構成を一つの表で表現できるものである。この
図5から表1を適応すれば
図3が得られるので、本発明の巻き線方式の表現図はQ及びpを変えた場合にも、必要により
図5のような3相励磁で示すことにする。
【0012】
図6は本発明の手段1で、n=2として、q=5、従って、Q=15,p=14の1相励磁時の固定子と回転子の対向図である。表のA行目は固定子の巻き線極番号を表し、1〜15と等ピッチで360度にわたり配置されている。B行目は励磁される相とその極性を表している。
図6以降の図のA行目,B行目も同様に、A行は巻き線極番号、B行はその極性を表す。
図6のC行は回転子磁極の左端を巻き線極1に合わせたときの関係図である。5個のU相の巻き線極は1巻き線極間隔を置いて配置されている。p=Q±1なので、Q=15,p=16でも、本巻き線方式は成立するものである。
【0013】
図7は手段1で、n=2として、q=5、従ってQ=15とした場合の本発明による、各相の励磁順をU,V,Wの順で、1相ずつ励磁して3相分表す図である。即ち
図6の1相分表示を、3相分の固定子励磁極性で表したもので、前述したQ=9の場合の
図5に相当する。
尚、この場合の歩進図は省略するが、
図4と同様な歩進図を作成すれば60度ずつの歩進が確認できる。
【0014】
図8は手段2を適用した本発明のQ=15、p=14または16の場合の、3相励磁状態での固定子巻き線極の極性図で、n=2でq=5の場合である。q個の巻き線極は、手段2を適用すれば、3相巻き線の各相の巻き線極のq個は隣接的に配置された位置から、その両端の巻き線極が1巻き線極分離れた非隣接状に配置されるため、1相分の巻き線極の配置は、5−2=3の3個隣接してその両端は1巻き線極分、分離した非隣接状に配置される。即ち、分離して1極分飛ばした箇所を0で表現し、U相の励磁で示せば、U0
UU
U0U、とq=5なので、このような表現にもできる。これを3相励磁状態で表現すれば、
図8となる。
この場合、Q=15,p=14で、
図8の巻き線極4と対向する回転子磁極とがずれ角が零であるとき、巻き線極3および5と対向する回転子磁極のずれ角をδとすれば、巻き線極1および7と対向する回転子磁極のずれ角は3δであり、δ=12°(電気角)で、
図8のU相の5個、即ち、
図8の巻き線極1,3,4,5,7の巻き線極の合計のP
1,P
3は以下となる。
図9も手段2を適用した本発明のQ=21,p=20または22の場合の、3相励磁状態での固定子巻き線極の極性図である。n=3でq=7の場合である。q個の巻き線極は、手段2を適用すれば、3相巻き線の各相の巻き線極のq個は隣接的に配置された位置から、その両端の巻き線極が1巻き線極分離れた非隣接状に配置されるため、1相分の巻き線極の配置は、5個隣接してその両端は1巻き線極分、分離した非隣接状に配置される。即ち、分離して1極分飛ばした箇所を0で表現し、U相の励磁で示せば、
U0U
UU
UU0
U、とq=7なので、0を除いて7個の文字で表現できる。これを3相励磁状態で表現すれば、
図9となる。
この場合、Q=21、p=20で、
図9の巻き線極5と対向する回転子磁極とが対向して、ずれ角が零であるとき、巻き線極4および6と、対向する回転子磁極のずれ角をδとすれば、巻き線極3および7と、対向する回転子磁極のずれ角は2δ、巻き線極1および9と、対向する回転子磁極のずれ角は4δとなる。
δ=8.5714°(電気角)で、
図9のU相の7個、即ち、
図9の巻き線極1,3,4,5,6,7,9の巻き線極の合計のP
1,P
3は以下となる。
【0015】
本発明の手段1及び手段2を用いて、nを増加すれば、Q=33でp=32,34等、p=Q±1を満たす色々な組み合わせのものに本発明の巻き線方式を適応できる。そして、極数pを増加すれば、そのモータの出し得る限界トルクは極数pに比例するので、電気自動車やドローン等の高トルク用途に適した回転電機が得られる。更に、p,Qが増大すれば、そのLCMも大きくなり、コギングトルクが小さくなる。コギングトルクが大きいと、無負荷電流も大きくなり、効率を阻害する。
【0016】
Qが奇数の場合、1相分励磁時に固定子により、回転子にラジアル方向に働く力、を完全に打ち消せない状態、即ち、不平衡電磁力やサイドプルと呼ばれる電磁力が働き、振動騒音に不利になる。
しかし、現実には、Q=9、p=8または10は、Qとpの間で公約数をもたないので、LCMが大きく、コギングトルクが小さいため、多用されている。
更に、本発明の手段3を用いれば、p=m(3q±1)で、mを2以上に選べば、手段1のm倍体回転電機となり、不平衡電磁力を相殺して無くすことができる。また極数の増加で、LCMが大きく、低コギングトルクでpが大きいので、限界トルクの高い、高トルク回転電機が期待できる。
図10は手段3を用いて、m=2,q=3で、Q=3mq=18となり、p=16または20の場合の、巻き線極18個の3相励磁の図である。即ち、
図5の、巻き線極Q=9、極数p=8または10極の3相回転電機の2倍体となり、不平衡電磁力も消滅するので、低振動な回転電機が得られる。尚この場合の鎖交磁束のパーミアンスの基本波率P
1,第3高調波率P
3は(1),(2)式の値と同じになる。
【0017】
図11は従来技術の引例1)として、Q=9、p=8の1相励磁時の固定子と回転子の対向図である。
引用文献1の117ページに、
図11の構成が開示されている。
この場合、
図11の1相分、例えばU相に関して、以下となる。
また
図12は引例2)の3相励磁の表示の場合であり、q=3が隣接配置されている。同様にして、1相分に関しては、以下となる。
従来技術、及び本発明の手段1,2のP
1,P
3を小数点4桁以下は切り捨てて3桁までの表示で、一覧表として比較すれば、表2となる。
即ち、表2のP
1が大きいほど、誘起電圧も大きくなり、従ってトルク、効率も向上する。
しかし、従来技術の引例1のP
1は本発明の手段1が0.844であるのに対して0.657と劣り、P
3は手段1が零で小さいのに対して、0.577と大きいので、デルタ結線駆動には適さない回転電機となる。
また、引例2のP
1値は本発明の手段1より、やや勝るが、P
3は0.666とかなり大きな値で、本発明のように零でないので、引例1と同様にデルタ結線駆動に適さない回転電機である。ここに、本発明の進歩性がある。
図13は引例2と同類の従来技術で、q=5を隣接配置した、Q=15,p=14の1相励磁時の固定子と回転子の対向図である。この場合、1相分に関して、P
1,P
3は、(5)、(6)式に準じて同様に計算すれば、以下となる。
この値を表2に入れて、本発明のQ=15,q=14の手段2と比較すると、以下のようになる。
P1値は本発明の手段2の0.914と比較すれば、やや勝るが、P
3は本発明品が0.400に対して、0.647とかなり大きな値で、引例1と同様にデルタ結線駆動に適さない回転電機である。
ここに、本発明の進歩性がある。
更に巻き線極数のQ=9の場合、引例2と本発明の比較では、引例2の3個のqが隣接しているのに対して、本発明の3個のqは非隣接配置で、より分散しているため、本発明品の方が、1相励磁時の不平衡電磁力がより少なくなり、低振動化に有利な構成といえる。Q=15,p=14の不平衡電磁力は、従来技術は
図13に示すように、qである5個の巻き線極が隣接しているのに対して、本発明の手段2の方は、より分散配置されているため、小さくなり、低振動化に有利な構成といえる。
また表2より、本発明の回転電機は表2のLCMは、p=Q±1の効果で、大きな値が得られるので、コギングトルクの低減に有利な構造を採用していることも分かる。
更に表2から次のことが分かる。
1)本発明の手段1と手段2によるQ=9,p=8は巻き線極配置が同一でP
1,P
3の値も同一である。
2)Qを15以上と大きくした場合、手段1と手段2とでは、巻き線極配置も、P
1,P
3の値も相違する。
3)本発明の手段1内でQを変化させても、P
1,P
3の値はほぼ同一である。
4)本発明の手段3内でQを変化させても、P
1,P
3の値はほぼ同一である。
5)本発明の手段3によるQ=27の場合はp=24で、手段1でのQ=27の場合、pは26となるので異なる回転電機となる。
【0018】
更に、本発明の手段2と従来技術の引例2に関して、Qが15,21,27の場合の鎖交磁束のパーミアンスの第5高調波率P
5,第7高調波率P
7を同様に計算して、表3に示す。表2,表3より、次のことが分かる。
1)Q=9はP
3=0なので、デルタ結線向きである。
2)引例2と比較しても、Q=15は第5高調波、Q=21は第7高調波が零で、Q=27も、第7高調波が零に近く、P
5,P
7が小さいことは、その回転電機は正弦波逆起電力となり、正弦波駆動の場合の電流によるトルクムラが小さいことを意味する。
3)Q=15、21、27等は、第3高調波は存在するが、第5、第7高調波が小さいので、スター結線向きである。
4)なめらかな回転動作を得るには、QとpのLCMを大きく選びコギングトルクを低減し、逆起電力によるトルクムラも低減すればよい。
5)例えば表3の結果より考えて、Q=15では、第7高調波を、Q=21では、第5高調波を除去するように磁石磁極幅、端部形状、凸レンズ形状磁石肉厚、あるいは、固定子歯形状等を工夫すれば、更にトルクムラ対策に効果的である。
6)特に手段6で述べたように、q個の巻き線極の内の何個かを他の巻き数と相違させれば、誘起電圧を更に正弦波にできる。特にQ=5以上では、(q−2)個が隣接するので、q個の巻き線極の中央極あるいは両端の2個等を適宜他の巻き数と相違させて、逆起電力波形を更に正弦波に近づけることもできる。逆起電力の大きさは巻き数に比例することと、その逆起電力波形の正弦波への修正効果は1相分の巻き線極が隣接している構成で顕著に得られるものである。
【0019】
本発明の回転電機は極異方性磁石式回転子を採用すると、優れた回転電機となる。手段2の如く巻き線極が隣接しているか、手段1あるいは2の如く、1巻き線極分分離であれば、隣接巻き線極間で永久磁石磁束の磁路が形成されるため、極異方性磁石を使うと、バックヨークを省略することができて、その分安価軽量となる。即ち、
図1で説明すれば、永久磁石2のN極の磁極21とS極の磁極22は磁石内部で磁化配向されていて、回転子中子3は非磁性体の樹脂等でもよく、あるいは3を用いないで、永久磁石2と回転子軸4が直接接していてもよい。
図1はインナーロータ型であるが、アウターロータ型では、回転子のバックヨークは大きくなるため、これが、樹脂等で代用できるか、または、アルミ等の非磁性体、あるいは不要となることは、軽量安価に有効である。極異方性磁石とは永久磁石内部で決められた極数に対応して磁石成形時に磁路配向して異方性化した磁石であり、筆者の一人が、1983年に日本能率協会主催の小形モータ技術シンポジウムで発表したもので、関連技術として引例3)として資料を前述記載したが、モータのトルクを大幅に向上させて、且つ誘起電圧も正弦波状になるものである。
本発明に上記の特性が加わり、その相乗効果も期待できる。
また巻き線極が隣接しているか、1巻き線極分の分離であれば、同様に隣接巻き線極間で永久磁石磁束の磁路が形成されるため、疑似磁極式回転子にも本発明は適応する。
疑似磁極とはconsequent poleとも呼ばれるが、回転子磁石配置を、N極とS極を交互に配置するのではなくて、同極磁石のみ、例えばN極磁石のみ配置し、S極分は鉄心あるいは空間としたもので、永久磁石の個数は半減し、コギングトルクも低減する。極異方性磁石と比較して、バックヨークは必要であるが、N,S極交互配置の回転子に対して、疑似極配置の構成は、ブラシレスモータの弱め界磁駆動の場合、弱め界磁効果が顕著になり、より高速性に有利となる。