(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-87755(P2021-87755A)
(43)【公開日】2021年6月10日
(54)【発明の名称】生け花用の自動的に回収するはさみ
(51)【国際特許分類】
B26B 15/00 20060101AFI20210514BHJP
B26D 1/30 20060101ALI20210514BHJP
B26D 7/18 20060101ALI20210514BHJP
A01G 3/02 20060101ALI20210514BHJP
【FI】
B26B15/00
B26D1/30 501F
B26D1/30 501K
B26D7/18 E
A01G3/02 502Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-73599(P2020-73599)
(22)【出願日】2020年4月16日
(31)【優先権主張番号】201911215752.9
(32)【優先日】2019年12月2日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王駿
【テーマコード(参考)】
3C021
3C065
【Fターム(参考)】
3C021FC02
3C065EA02
3C065FA01
3C065GA11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】切断した根元を自動的に回収する生け花用のはさみを提供する。
【解決手段】保護枠25を含み、前記保護枠の中には保護空間26が設けられ、前記保護空間の中には裁断機構65が設けられ、前記保護空間の後端壁には移動溝52が形成され、前記移動溝の中には第一ラック27が左右に移動できるように設けられ、二つの第一ラックの間には縦棒30が固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には横溝38が形成され、前記保護空間の中には収集機構66が設けられ、前記収集機構は前記横溝の中で左右に移動できる移動棒18を含み、前記移動棒の上端面には第二ラック19が固定的に設けられ、前記移動棒の前端面には第一ピン16が固定的に設けられ、本願発明は根元を切った後、自動的に根元を集めることができ、根元がテーブルや地面に落ちることを防止し、人力的に片付ける必要がなく、労力と時間の消耗を減少させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護枠を含み、前記保護枠の中には保護空間が設けられ、前記保護空間の中には裁断機構が設けられ、前記保護空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には第一ラックが左右に移動できるように設けられ、二つの前記前記第一ラックの間には縦棒が固定的に設けられ、前記縦棒の右端面には接触棒が固定的に設けられ、前記接触棒の上下端面には横板が固定的に設けられ、二つの前記横板の間には連結軸が固定的に設けられ、前記連結軸には二つの斜め棒が回転可能に設けられ、前記連結軸と前記斜め棒との間には復位ねじりばねが設けられ、前記斜め棒の一端には物載せ棒が固定的に設けられ、前記物載せ棒の一端にはブレードが固定的に設けられ、前記斜め棒のもう一端には力受け棒が固定的に設けられ、前記力受け棒の左端面にはゴム紐が連結され、前記ゴム紐のもう一端は前記移動溝の右端壁に連結し、前記横板は前記ブレードを右方に移動させることができ、前記ブレードは右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、
前記保護空間の後端壁には横溝が形成され、前記保護空間の中には収集機構が設けられ、前記収集機構は前記横溝の中で左右に移動できる移動棒を含み、前記移動棒の上端面には第二ラックが固定的に設けられ、前記移動棒の前端面には第一ピンが固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には固定棒が固定的に設けられ、前記固定棒には回転棒が回転可能に設けられ、前記固定棒と前記回転棒の間にはスライド溝が設けられ、前記回転棒の上側には第一伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒の下側には第二伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間の後端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には横棒が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒が回転すると前記横棒を左右に移動させることができることを特徴とする生け花用の自動的に回収するはさみ。
【請求項2】
前記移動溝の後端壁にはモータが固定的に設けられ、前記モータの前端面にはモータ軸が回転可能に設けられ、前記モータ軸にはモータ半歯車が固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記回転軸には接触歯車が固定的に設けられ、前記接触歯車は下側にある前記第一ラックと噛み合っており、前記接触歯車は前記第二ラックと噛み合っていることを特徴とする請求項1に記載の生け花用の自動的に回収するはさみ。
【請求項3】
前記横棒の右端面には移動枠が固定的に設けられ、前記移動枠の中には移動空間が設けられ、前記移動空間の左端壁には回転空間が設けられ、前記回転空間の後端壁には従動軸が回転可能に設けられ、前記従動軸には密封板が固定的に設けられ、前記従動軸の後側には細紐が連結され、前記細紐の先端は前記保護空間の左端壁に連結し、前記密封板と前記従動軸との間にはねじりばねが設けられ、前記移動空間の下端壁には磁石が固定的に設けられ、前記移動空間の中には収集枠が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠の中には収集空間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生け花用の自動的に回収するはさみ。
【請求項4】
前記保護枠の左端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端面にはハンドルが固定的に設けられ、前記ハンドルの右端面にはスイッチが固定的に設けられ、前記スイッチは前記モータと通電可能に連結していることを特徴とする請求項1に記載の生け花用の自動的に回収するはさみ。
【請求項5】
前記移動枠が右方に移動すると、前記細紐は前記従動軸を引っ張って回転させることにより、前記密封板を開けることを特徴とする請求項3に記載の生け花用の自動的に回収するはさみ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は芸術製品の分野に関し、具体的には生け花用の自動的に回収するはさみである。
【背景技術】
【0002】
生け花は、生け花芸術とも呼ばれ、瓶や皿、鉢などの容器に花を挿すことであり、これらの容器に植えられているのではなく、挿した花材は、枝や花や葉であり、すべて根を持たないので、生け花をする時には根元を切る必要があり、普通に使っているはさみで根元を切った後、根元が直接に落ちてしまい、もう一方の手は花材を持つ必要があるため、根元が地面や机の上に落ち、生け花が完成するとテーブルの上やテーブル自体を片付ける必要があり、時間と労力がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102806570号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は、生け花用の自動的に回収するはさみを提供することにより、普通のはさみを使うと根元が直接に落ちてしまい、片付けるのには時間と労力がかかるなどの問題を解決することを克服する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:保護枠を含み、前記保護枠の中には保護空間が設けられ、前記保護空間の中には裁断機構が設けられ、前記保護空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には第一ラックが左右に移動できるように設けられ、二つの前記前記第一ラックの間には縦棒が固定的に設けられ、前記縦棒の右端面には接触棒が固定的に設けられ、前記接触棒の上下端面には横板が固定的に設けられ、二つの前記横板の間には連結軸が固定的に設けられ、前記連結軸には二つの斜め棒が回転可能に設けられ、前記連結軸と前記斜め棒との間には復位ねじりばねが設けられ、前記斜め棒の一端には物載せ棒が固定的に設けられ、前記物載せ棒の一端にはブレードが固定的に設けられ、前記斜め棒のもう一端には力受け棒が固定的に設けられ、前記力受け棒の左端面にはゴム紐が連結され、前記ゴム紐のもう一端は前記移動溝の右端壁に連結し、前記横板は前記ブレードを右方に移動させることができ、前記ブレードは右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、
前記保護空間の後端壁には横溝が形成され、前記保護空間の中には収集機構が設けられ、前記収集機構は前記横溝の中で左右に移動できる移動棒を含み、前記移動棒の上端面には第二ラックが固定的に設けられ、前記移動棒の前端面には第一ピンが固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には固定棒が固定的に設けられ、前記固定棒には回転棒が回転可能に設けられ、前記固定棒と前記回転棒の間にはスライド溝が設けられ、前記回転棒の上側には第一伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒の下側には第二伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間の後端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には横棒が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒が回転すると前記横棒を左右に移動させることができる。
【0006】
更の技術プラン、前記移動溝の後端壁にはモータが固定的に設けられ、前記モータの前端面にはモータ軸が回転可能に設けられ、前記モータ軸にはモータ半歯車が固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記回転軸には接触歯車が固定的に設けられ、前記接触歯車は下側にある前記第一ラックと噛み合っており、前記接触歯車は前記第二ラックと噛み合っている。
【0007】
優選の技術プランとして、前記横棒の右端面には移動枠が固定的に設けられ、前記移動枠の中には移動空間が設けられ、前記移動空間の左端壁には回転空間が設けられ、前記回転空間の後端壁には従動軸が回転可能に設けられ、前記従動軸には密封板が固定的に設けられ、前記従動軸の後側には細紐が連結され、前記細紐の先端は前記保護空間の左端壁に連結し、前記密封板と前記従動軸との間にはねじりばねが設けられ、前記移動空間の下端壁には磁石が固定的に設けられ、前記移動空間の中には収集枠が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠の中には収集空間が設けられている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記保護枠の左端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端面にはハンドルが固定的に設けられ、前記ハンドルの右端面にはスイッチが固定的に設けられ、前記スイッチは前記モータと通電可能に連結している。
【0009】
優選の技術プランとして、前記移動枠が右方に移動すると、前記細紐は前記従動軸を引っ張って回転させることにより、前記密封板を開ける。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は根元を切った後、自動的に根元を集めることができ、根元がテーブルや地面に落ちることを防止し、人力的に片付ける必要がなく、労力と時間の消耗を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここでは
図1〜4を参照し、本願発明の生け花用の自動的に回収するはさみは、保護枠25を含み、前記保護枠25の中には保護空間26が設けられ、前記保護空間26の中には裁断機構65が設けられ、前記保護空間26の後端壁には移動溝52が形成され、前記移動溝52の中には第一ラック27が左右に移動できるように設けられ、二つの前記前記第一ラック27の間には縦棒30が固定的に設けられ、前記縦棒30の右端面には接触棒31が固定的に設けられ、前記接触棒31の上下端面には横板32が固定的に設けられ、二つの前記横板32の間には連結軸33が固定的に設けられ、前記連結軸33には二つの斜め棒49が回転可能に設けられ、前記連結軸33と前記斜め棒49との間には復位ねじりばね34が設けられ、前記斜め棒49の一端には物載せ棒50が固定的に設けられ、前記物載せ棒50の一端にはブレード51が固定的に設けられ、前記斜め棒49のもう一端には力受け棒36が固定的に設けられ、前記力受け棒36の左端面にはゴム紐37が連結され、前記ゴム紐37のもう一端は前記移動溝52の右端壁に連結し、前記横板32は前記ブレード51を右方に移動させることができ、前記ブレード51は右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、
前記保護空間26の後端壁には横溝38が形成され、前記保護空間26の中には収集機構66が設けられ、前記収集機構66は前記横溝38の中で左右に移動できる移動棒18を含み、前記移動棒18の上端面には第二ラック19が固定的に設けられ、前記移動棒18の前端面には第一ピン16が固定的に設けられ、前記保護空間26の後端壁には固定棒14が固定的に設けられ、前記固定棒14には回転棒15が回転可能に設けられ、前記固定棒14と前記回転棒15の間にはスライド溝53が設けられ、前記回転棒15の上側には第一伝動溝17が前記回転棒15を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒15の下側には第二伝動溝10が前記回転棒15を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間26の後端壁にはスライド溝53が形成され、前記スライド溝53の中には横棒12が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒15が回転すると前記横棒12を左右に移動させることができる。
【0014】
好ましくは、前記移動溝52の後端壁にはモータ48が固定的に設けられ、前記モータ48の前端面にはモータ軸29が回転可能に設けられ、前記モータ軸29にはモータ半歯車28が固定的に設けられ、前記保護空間26の後端壁には伝動軸20が回転可能に設けられ、前記回転軸20には接触歯車21が固定的に設けられ、前記接触歯車21は下側にある前記第一ラック27と噛み合っており、前記接触歯車21は前記第二ラック19と噛み合っている。
【0015】
好ましくは、前記横棒12の右端面には移動枠39が固定的に設けられ、前記移動枠39の中には移動空間41が設けられ、前記移動空間41の左端壁には回転空間45が設けられ、前記回転空間45の後端壁には従動軸46が回転可能に設けられ、前記従動軸46には密封板40が固定的に設けられ、前記従動軸46の後側には細紐13が連結され、前記細紐13の先端は前記保護空間26の左端壁に連結し、前記密封板40と前記従動軸46との間にはねじりばね47が設けられ、前記移動空間41の下端壁には磁石44が固定的に設けられ、前記移動空間41の中には収集枠42が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠42の中には収集空間43が設けられている。
【0016】
好ましくは、前記保護枠25の左端面には連結棒24が固定的に設けられ、前記連結棒24の左端面にはハンドル22が固定的に設けられ、前記ハンドル22の右端面にはスイッチ23が固定的に設けられ、前記スイッチ23は前記モータ48と通電可能に連結している。
【0017】
好ましくは、前記移動枠39が右方に移動すると、前記細紐13は前記従動軸46を引っ張って回転させることにより、前記密封板40を開ける。
【0018】
初めに、前記復位ねじりばね34と前記ねじりばね47と前記スライド溝53とは正常状態にあり、前記ゴム紐37は弛緩状態にあり、前記密封板40は前記移動空間41を閉じる。
【0019】
作動状態の時、裁断される花材があると、手でハンドル22を握り、ハンドル22の位置を手動で調節し、ハンドル22によって保護枠25を移動させ、保護枠25が適当な場所まで移動すると、スイッチ23を押し、モータ48が始動され、モータ48はモータ軸29を回転させ、モータ軸29はモータ半歯車28を回転させ、モータ半歯車28は噛合伝動により第一歯車27を右方に移動させ、縦棒30は第一ラック27とともに右方に移動し、縦棒30は接触棒31を右方に移動させ、接触棒31は横板32と接触歯車21とを右方に移動させ、横板32は連結軸33によって斜め棒49を右方に連動させ、斜め棒49は力受け棒36を右方に連動させ、力受け棒36が右方に移動し、ゴム紐37が力受け棒36を引き締め、力受け棒36が斜め棒49を連動させることで、斜め棒49が連結軸33を巡って回転し、斜め棒49は二つの物載せ棒50を互いに近づかせ、物載せ棒50はブレード51を互いに近づかせ、二つのブレード51は互いに近づいて花材を切り、下側にある第一ラック27は右方に移動して噛合伝動により接触歯車21を回転させ、接触歯車21は噛合伝動により第二ラック19を左方に移動させ、第二ラック19は移動棒18を駆動して一緒に左方に移動し、第一ピン16は移動棒18とともに左方に移動し、第一ピン16は回転棒15を駆動して固定棒14を巡って回転させ、回転棒15は第二ピン11によって横棒12を右方に移動させ、横棒12は移動枠39を右方に移動させ、移動枠39は右方に移動して従動軸46を右方に移動させ、細紐13は従動軸46を引き締めることにより、従動軸46を回転させ、従動軸46が回転して密封板40を回転させ、密封板40が回転すると、切られた花材は下方に落ちて収集空間43の中に入り、モータ48は回転し続き、モータ48はモータ半歯車28を回転させ、モータ半歯車28は第一ラック27を左方に移動させ、第一ラック27は横板32を左方に移動させて保護空間26の中に入らせ、移動枠39は左方に移動して保護空間26の中に入る。
【0020】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内で作動状況に応じて各種な改変を加えられる。
【手続補正書】
【提出日】2021年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護枠を含み、前記保護枠の中には保護空間が設けられ、前記保護空間の中には裁断機構が設けられ、前記保護空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には第一ラックが左右に移動できるように設けられ、二つの前記第一ラックの間には縦棒が固定的に設けられ、前記縦棒の右端面には接触棒が固定的に設けられ、前記接触棒の上下端面には横板が固定的に設けられ、二つの前記横板の間には連結軸が固定的に設けられ、前記連結軸には二つの斜め棒が回転可能に設けられ、前記連結軸と前記斜め棒との間には復位ねじりばねが設けられ、前記斜め棒の一端には物載せ棒が固定的に設けられ、前記物載せ棒の一端にはブレードが固定的に設けられ、前記斜め棒のもう一端には力受け棒が固定的に設けられ、前記力受け棒の左端面にはゴム紐が連結され、前記ゴム紐のもう一端は前記移動溝の右端壁に連結し、前記横板は前記ブレードを右方に移動させることができ、前記ブレードは右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、前記保護空間の後端壁には横溝が形成され、前記保護空間の中には収集機構が設けられ、前記収集機構は前記横溝の中で左右に移動できる移動棒を含み、前記移動棒の上端面には第二ラックが固定的に設けられ、前記移動棒の前端面には第一ピンが固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には固定棒が固定的に設けられ、前記固定棒には回転棒が回転可能に設けられ、前記固定棒と前記回転棒の間にはスライド溝が設けられ、前記回転棒の上側には第一伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒の下側には第二伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間の後端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には横棒が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒が回転すると前記横棒を左右に移動させることができ、
前記移動溝の後端壁にはモータが固定的に設けられ、前記モータの前端面にはモータ軸が回転可能に設けられ、前記モータ軸にはモータ半歯車が固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記伝動軸には接触歯車が固定的に設けられ、前記接触歯車は下側にある前記第一ラックと噛み合っており、前記接触歯車は前記第二ラックと噛み合い、
前記横棒の右端面には移動枠が固定的に設けられ、前記移動枠の中には移動空間が設けられ、前記移動空間の左端壁には回転空間が設けられ、前記回転空間の後端壁には従動軸が回転可能に設けられ、前記従動軸には密封板が固定的に設けられ、前記従動軸の後側には細紐が連結され、前記細紐の先端は前記保護空間の左端壁に連結し、前記密封板と前記従動軸との間にはねじりばねが設けられ、前記移動空間の下端壁には磁石が固定的に設けられ、前記移動空間の中には収集枠が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠の中には収集空間が設けられ、
前記保護枠の左端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端面にはハンドルが固定的に設けられ、前記ハンドルの右端面にはスイッチが固定的に設けられ、前記スイッチは前記モータと通電可能に連結し、
前記移動枠が右方に移動すると、前記細紐は前記従動軸を引っ張って回転させることにより、前記密封板を開け、
初めに、前記復位ねじりばねと前記ねじりばねと前記スライド溝とは正常状態にあり、前記ゴム紐は弛緩状態にあり、前記密封板は前記移動空間を閉じ、
作動状態の時、裁断される花材があると、手で前記ハンドルを握り、前記ハンドルの位置を手動で調節し、前記ハンドルによって前記保護枠を移動させ、前記保護枠が適当な場所まで移動すると、前記スイッチを押し、前記モータが始動され、前記モータは前記モータ軸を回転させ、前記モータ軸は前記モータ半歯車を回転させ、前記モータ半歯車は噛合伝動により前記第一歯車を右方に移動させ、前記縦棒は前記第一ラックとともに右方に移動し、前記縦棒は前記接触棒を右方に移動させ、前記接触棒は前記横板と前記接触歯車とを右方に移動させ、前記横板は前記連結軸によって前記斜め棒を右方に連動させ、前記斜め棒は前記力受け棒を右方に連動させ、前記力受け棒が右方に移動し、前記ゴム紐が前記力受け棒を引き締め、前記力受け棒が前記斜め棒を連動させることで、前記斜め棒が前記連結軸を巡って回転し、前記斜め棒は二つの前記物載せ棒を互いに近づかせ、前記物載せ棒は前記ブレードを互いに近づかせ、二つの前記ブレードは互いに近づいて花材を切り、下側にある前記第一ラックは右方に移動して噛合伝動により前記接触歯車を回転させ、前記接触歯車は噛合伝動により前記第二ラックを左方に移動させ、前記第二ラックは前記移動棒を駆動して一緒に左方に移動し、前記第一ピンは前記移動棒とともに左方に移動し、前記第一ピンは前記回転棒を駆動して前記固定棒を巡って回転させ、前記回転棒は前記第二ピンによって前記横棒を右方に移動させ、前記横棒は前記移動枠を右方に移動させ、前記移動枠は右方に移動して前記従動軸を右方に移動させ、前記細紐は前記従動軸を引き締めることにより、前記従動軸を回転させ、前記従動軸が回転して前記密封板を回転させ、前記密封板が回転すると、切られた花材は下方に落ちて前記収集空間の中に入り、前記モータは回転し続き、前記モータは前記モータ半歯車を回転させ、前記モータ半歯車は前記第一ラックを左方に移動させ、前記第一ラックは前記横板を左方に移動させて前記保護空間の中に入らせ、前記移動枠は左方に移動して前記保護空間の中に入ることを特徴とする生け花用の自動的に回収するはさみ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は芸術製品の分野に関し、具体的には生け花用の自動的に回収するはさみである。
【背景技術】
【0002】
生け花は、生け花芸術とも呼ばれ、瓶や皿、鉢などの容器に花を挿すことであり、これらの容器に植えられているのではなく、挿した花材は、枝や花や葉であり、すべて根を持たないので、生け花をする時には根元を切る必要があり、普通に使っているはさみで根元を切った後、根元が直接に落ちてしまい、もう一方の手は花材を持つ必要があるため、根元が地面や机の上に落ち、生け花が完成するとテーブルの上やテーブル自体を片付ける必要があり、時間と労力がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102806570号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は、生け花用の自動的に回収するはさみを提供することにより、普通のはさみを使うと根元が直接に落ちてしまい、片付けるのには時間と労力がかかるなどの問題を解決することを克服する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:保護枠を含み、前記保護枠の中には保護空間が設けられ、前記保護空間の中には裁断機構が設けられ、前記保護空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には第一ラックが左右に移動できるように設けられ、二つの
前記第一ラックの間には縦棒が固定的に設けられ、前記縦棒の右端面には接触棒が固定的に設けられ、前記接触棒の上下端面には横板が固定的に設けられ、二つの前記横板の間には連結軸が固定的に設けられ、前記連結軸には二つの斜め棒が回転可能に設けられ、前記連結軸と前記斜め棒との間には復位ねじりばねが設けられ、前記斜め棒の一端には物載せ棒が固定的に設けられ、前記物載せ棒の一端にはブレードが固定的に設けられ、前記斜め棒のもう一端には力受け棒が固定的に設けられ、前記力受け棒の左端面にはゴム紐が連結され、前記ゴム紐のもう一端は前記移動溝の右端壁に連結し、前記横板は前記ブレードを右方に移動させることができ、前記ブレードは右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、前記保護空間の後端壁には横溝が形成され、前記保護空間の中には収集機構が設けられ、前記収集機構は前記横溝の中で左右に移動できる移動棒を含み、前記移動棒の上端面には第二ラックが固定的に設けられ、前記移動棒の前端面には第一ピンが固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には固定棒が固定的に設けられ、前記固定棒には回転棒が回転可能に設けられ、前記固定棒と前記回転棒の間にはスライド溝が設けられ、前記回転棒の上側には第一伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒の下側には第二伝動溝が前記回転棒を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間の後端壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には横棒が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒が回転すると前記横棒を左右に移動させることができる。
【0006】
更の技術プラン、前記移動溝の後端壁にはモータが固定的に設けられ、前記モータの前端面にはモータ軸が回転可能に設けられ、前記モータ軸にはモータ半歯車が固定的に設けられ、前記保護空間の後端壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記
伝動軸には接触歯車が固定的に設けられ、前記接触歯車は下側にある前記第一ラックと噛み合っており、前記接触歯車は前記第二ラックと噛み合っている。
【0007】
優選の技術プランとして、前記横棒の右端面には移動枠が固定的に設けられ、前記移動枠の中には移動空間が設けられ、前記移動空間の左端壁には回転空間が設けられ、前記回転空間の後端壁には従動軸が回転可能に設けられ、前記従動軸には密封板が固定的に設けられ、前記従動軸の後側には細紐が連結され、前記細紐の先端は前記保護空間の左端壁に連結し、前記密封板と前記従動軸との間にはねじりばねが設けられ、前記移動空間の下端壁には磁石が固定的に設けられ、前記移動空間の中には収集枠が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠の中には収集空間が設けられている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記保護枠の左端面には連結棒が固定的に設けられ、前記連結棒の左端面にはハンドルが固定的に設けられ、前記ハンドルの右端面にはスイッチが固定的に設けられ、前記スイッチは前記モータと通電可能に連結している。
【0009】
優選の技術プランとして、前記移動枠が右方に移動すると、前記細紐は前記従動軸を引っ張って回転させることにより、前記密封板を開ける。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は根元を切った後、自動的に根元を集めることができ、根元がテーブルや地面に落ちることを防止し、人力的に片付ける必要がなく、労力と時間の消耗を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここでは
図1〜4を参照し、本願発明の生け花用の自動的に回収するはさみは、保護枠25を含み、前記保護枠25の中には保護空間26が設けられ、前記保護空間26の中には裁断機構65が設けられ、前記保護空間26の後端壁には移動溝52が形成され、前記移動溝52の中には第一ラック27が左右に移動できるように設けられ、二つの
前記第一ラック27の間には縦棒30が固定的に設けられ、前記縦棒30の右端面には接触棒31が固定的に設けられ、前記接触棒31の上下端面には横板32が固定的に設けられ、二つの前記横板32の間には連結軸33が固定的に設けられ、前記連結軸33には二つの斜め棒49が回転可能に設けられ、前記連結軸33と前記斜め棒49との間には復位ねじりばね34が設けられ、前記斜め棒49の一端には物載せ棒50が固定的に設けられ、前記物載せ棒50の一端にはブレード51が固定的に設けられ、前記斜め棒49のもう一端には力受け棒36が固定的に設けられ、前記力受け棒36の左端面にはゴム紐37が連結され、前記ゴム紐37のもう一端は前記移動溝52の右端壁に連結し、前記横板32は前記ブレード51を右方に移動させることができ、前記ブレード51は右方に移動した後、裁断される花材を切ることができ、前記保護空間26の後端壁には横溝38が形成され、前記保護空間26の中には収集機構66が設けられ、前記収集機構66は前記横溝38の中で左右に移動できる移動棒18を含み、前記移動棒18の上端面には第二ラック19が固定的に設けられ、前記移動棒18の前端面には第一ピン16が固定的に設けられ、前記保護空間26の後端壁には固定棒14が固定的に設けられ、前記固定棒14には回転棒15が回転可能に設けられ、前記固定棒14と前記回転棒15の間にはスライド溝53が設けられ、前記回転棒15の上側には第一伝動溝17が前記回転棒15を前後に貫通するように設けられ、前記回転棒15の下側には第二伝動溝10が前記回転棒15を前後に貫通するように設けられ、前記保護空間26の後端壁にはスライド溝53が形成され、前記スライド溝53の中には横棒12が左右に移動できるように設けられ、前記回転棒15が回転すると前記横棒12を左右に移動させることができる。
【0014】
好ましくは、前記移動溝52の後端壁にはモータ48が固定的に設けられ、前記モータ48の前端面にはモータ軸29が回転可能に設けられ、前記モータ軸29にはモータ半歯車28が固定的に設けられ、前記保護空間26の後端壁には伝動軸20が回転可能に設けられ、前記
伝動軸20には接触歯車21が固定的に設けられ、前記接触歯車21は下側にある前記第一ラック27と噛み合っており、前記接触歯車21は前記第二ラック19と噛み合っている。
【0015】
好ましくは、前記横棒12の右端面には移動枠39が固定的に設けられ、前記移動枠39の中には移動空間41が設けられ、前記移動空間41の左端壁には回転空間45が設けられ、前記回転空間45の後端壁には従動軸46が回転可能に設けられ、前記従動軸46には密封板40が固定的に設けられ、前記従動軸46の後側には細紐13が連結され、前記細紐13の先端は前記保護空間26の左端壁に連結し、前記密封板40と前記従動軸46との間にはねじりばね47が設けられ、前記移動空間41の下端壁には磁石44が固定的に設けられ、前記移動空間41の中には収集枠42が前後へ移動できるように設けられ、前記収集枠42の中には収集空間43が設けられている。
【0016】
好ましくは、前記保護枠25の左端面には連結棒24が固定的に設けられ、前記連結棒24の左端面にはハンドル22が固定的に設けられ、前記ハンドル22の右端面にはスイッチ23が固定的に設けられ、前記スイッチ23は前記モータ48と通電可能に連結している。
【0017】
好ましくは、前記移動枠39が右方に移動すると、前記細紐13は前記従動軸46を引っ張って回転させることにより、前記密封板40を開ける。
【0018】
初めに、前記復位ねじりばね34と前記ねじりばね47と前記スライド溝53とは正常状態にあり、前記ゴム紐37は弛緩状態にあり、前記密封板40は前記移動空間41を閉じる。
【0019】
作動状態の時、裁断される花材があると、手でハンドル22を握り、ハンドル22の位置を手動で調節し、ハンドル22によって保護枠25を移動させ、保護枠25が適当な場所まで移動すると、スイッチ23を押し、モータ48が始動され、モータ48はモータ軸29を回転させ、モータ軸29はモータ半歯車28を回転させ、モータ半歯車28は噛合伝動により第一歯車27を右方に移動させ、縦棒30は第一ラック27とともに右方に移動し、縦棒30は接触棒31を右方に移動させ、接触棒31は横板32と接触歯車21とを右方に移動させ、横板32は連結軸33によって斜め棒49を右方に連動させ、斜め棒49は力受け棒36を右方に連動させ、力受け棒36が右方に移動し、ゴム紐37が力受け棒36を引き締め、力受け棒36が斜め棒49を連動させることで、斜め棒49が連結軸33を巡って回転し、斜め棒49は二つの物載せ棒50を互いに近づかせ、物載せ棒50はブレード51を互いに近づかせ、二つのブレード51は互いに近づいて花材を切り、下側にある第一ラック27は右方に移動して噛合伝動により接触歯車21を回転させ、接触歯車21は噛合伝動により第二ラック19を左方に移動させ、第二ラック19は移動棒18を駆動して一緒に左方に移動し、第一ピン16は移動棒18とともに左方に移動し、第一ピン16は回転棒15を駆動して固定棒14を巡って回転させ、回転棒15は第二ピン11によって横棒12を右方に移動させ、横棒12は移動枠39を右方に移動させ、移動枠39は右方に移動して従動軸46を右方に移動させ、細紐13は従動軸46を引き締めることにより、従動軸46を回転させ、従動軸46が回転して密封板40を回転させ、密封板40が回転すると、切られた花材は下方に落ちて収集空間43の中に入り、モータ48は回転し続き、モータ48はモータ半歯車28を回転させ、モータ半歯車28は第一ラック27を左方に移動させ、第一ラック27は横板32を左方に移動させて保護空間26の中に入らせ、移動枠39は左方に移動して保護空間26の中に入る。
【0020】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内で作動状況に応じて各種な改変を加えられる。