特開2021-88338(P2021-88338A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-88338エアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-88338(P2021-88338A)
(43)【公開日】2021年6月10日
(54)【発明の名称】エアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備
(51)【国際特許分類】
   B60C 29/04 20060101AFI20210514BHJP
   F04B 33/00 20060101ALI20210514BHJP
【FI】
   B60C29/04
   F04B33/00 101
   F04B33/00
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-73103(P2020-73103)
(22)【出願日】2020年4月15日
(31)【優先権主張番号】201911222734.3
(32)【優先日】2019年12月3日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】袁照運
【テーマコード(参考)】
3H076
【Fターム(参考)】
3H076AA01
3H076BB28
3H076BB43
3H076CC10
3H076CC18
3H076CC96
3H076CC98
(57)【要約】
【課題】本願はエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備を開示した。
【解決手段】
本願発明のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備は、弁体を含み、前記弁体をタイヤに固定的に設置でき、前記弁体の中に左方に開口した空き空間が設置され、、前記空き空間がタイヤと連通しており、本願発明は需要に応じて空気入れの速度を変えられ、空気入れの効率を向上させるほか、時間を削減でき、空気入れの過程において、空気圧の数値がディスプレイに表示され、設定した数値まで達すると空気入れを自動的に停止でき、タイヤの空気圧が高過ぎることを回避でき、また、空気入れ通路は終始密閉状態にあるため、空気の漏れは発生しない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁体を含み、前記弁体をタイヤに固定的に設置でき、前記弁体の中に左方に開口した空き空間が設置され、前記空き空間がタイヤと連通しており、
前記空き空間の右内壁が右方に開口した連結空間と連通しており、前記弁体の右端には連結板が前記弁体と当接するように設置され、前記連結板が前記連結空間の右開口を閉鎖し、前記連結板の右端には連結管が回転可能に連結され、前記連結管の下端には底板が固定的に連結され、
前記空き空間の中には空圧構造が設置され、前記空圧構造が前記空き空間の空気圧の数値をリアルタイムに表示し、前記弁体の上面の中にはディスプレイが固定的に設置され、前記ディスプレイが前記空圧構造に通電可能に接続され、前記ディスプレイが前記空き空間の空気圧の数値を表示するため、利用者は前記空き空間の空気圧がわかるようになり、
空気通路が前記連結管を貫通しており、前記底板には手動構造が設置され、前記空気通路の下側が前記手動構造に含まれたポンプと連通しており、
前記連結板と前記弁体との間に連結構造が設置され、前記連結構造は前記連結板と前記弁体とを連結しており、前記空気通路の上側が前記連結構造と連通していることを特徴とするエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項2】
前記手動構造は前後対称となった連結ブロックを含み、前記連結ブロックが前記底板の上端に固定的に連結され、前記連結ブロックの間にはペダルが回転可能に設置され、前記ペダルの中にはヒンジ軸が固定的に連結され、前記ヒンジ軸の前後端が二つの前記連結ブロックに回転可能に連結され、前記ペダルと前記連結ブロックとが復帰捻りばねによって連結され、前記ポンプが前記底板の中に固定的に設置され、前記ポンプの上側が上方に開口したばね溝と連通しており、前記ばね溝の中には作動棒がスライド可能に設置され、前記作動棒と前記ばね溝の内壁とが連結ばねによって固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項3】
前記連結構造は前記連結板の中に設置された空気貯蔵空間を含み、前記空気貯蔵空間が前記空気通路と連通しており、前記連結板の左端には空気針が上下対称になるように且つ固定的に連結され、空気入り穴が前記空気針を左右から貫通しており、前記空気入り穴の右側が前記空気貯蔵空間と連通しており、
前記連結板の左端には押し針が固定的に連結され、前記連結空間の中には支持板が固定的に設置され、前記押し針と前記空気針が前記支持板にスライド可能に連結され、前記支持板の左側にはY型棒がスライド可能に連結され、前記Y型棒の左端が前記空圧構造に固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項4】
前記Y型棒と前記支持板が復帰ばねによって連結されていることを特徴とする請求項3に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項5】
前記空圧構造は前記空き空間の中にスライド可能に設置されたスライダを含み、前記Y型棒の左端が前記スライダに固定的に連結され、前記スライダの中には左方に開口した密閉空間が設置され、前記密閉空間の中には圧力板がスライド可能に設置され、前記圧力板は終始前記密閉空間と前記空き空間を遮断しており、
前記圧力板の右端にはコンロッドが固定的に連結され、前記コンロッドの右端には密閉ブロックが固定的に連結され、前記コンロッドが前記スライダにスライド可能に連結され、左方に開口した連通溝が前記Y型棒を上下から貫通しており、前記密閉ブロックが前記連通溝に沿ってスライドし、前記密閉ブロックの前後端が前記連通溝の前後内壁と当接しており、
前記連結空間の前後内壁には左方に開口した案内溝が対称になるように且つ前記連結空間と連通になるように形成され、前記連通溝の前後端が前記案内溝に沿ってスライドし、前記Y型棒が前記案内溝から滑り出ることはなく、前記連通溝が前記連結空間の中に位置する時に前記連結空間と前記空き空間を遮断することを特徴とする請求項1に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項6】
前記空き空間の上下内壁には位置制限板が対称になるように且つ固定的に設置されていることを特徴とする請求項5に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項7】
前記圧力板と前記密閉空間の右内壁とが圧縮ばねによって連結されていることを特徴とする請求項5に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【請求項8】
前記圧力板の右端には圧縮ばねが上下対称になるように且つ固定的に連結され、前記密閉空間の右内壁が二つの案内穴と連通しており、前記スライドスクリューが前記案内穴に沿ってスライドし、
前記スライダの中には二つの伝動空間が上下対称になるように設置され、前記伝動空間の中には駆動歯車が回転可能に設置され、前記駆動歯車が前記スライドスクリューにねじ山により連結され、前記駆動歯車において前記コンロッドから離れる方の端が従動歯車と噛み合っており、
前記従動歯車の右端には回転ブロックが固定的に連結され、前記伝動空間の右内壁には固定ブロックが固定的に設置され、前記回転ブロックと前記固定ブロックが前記ディスプレイに通電可能に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はタイヤの空気入れ分野を取り上げて、具体的にはエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備である。
【背景技術】
【0002】
現在、車の数がますます増えていく。車のタイヤは空気圧が高すぎると道路との接地面積が減ってしまい、逆に空気圧が低すぎると接地面積が大きくなりすぎて、摩擦も大きくなる分、燃費の低下・タイヤ寿命の低下・パンクの危険性の上昇につながり、よって、車をしばらく運転した後にタイヤに空気を入れる必要がある。一部の大型車に対して、タイヤの空気入れは煩雑で、時間がかかり、また、空気を入れた後に、感覚により空気圧状態を判断することしかできないため、偏差が出ることはよくある。本願発明はエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備を設計し、上記の問題を解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第101408155号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一部の大型車に対して、タイヤの空気入れは煩雑で、時間がかかり、また、感覚により空気圧状態を判断することしかできないため、偏差が出ることはよくある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するため、本願はエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備を設計し、本願発明のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備は、弁体を含み、前記弁体をタイヤに固定的に設置でき、前記弁体の中に左方に開口した空き空間が設置され、前記空き空間がタイヤと連通しており、前記空き空間の右内壁が右方に開口した連結空間と連通しており、前記弁体の右端には連結板が前記弁体と当接するように設置され、前記連結板が前記連結空間の右開口を閉鎖し、前記連結板の右端には連結管が回転可能に連結され、前記連結管の下端には底板が固定的に連結され、前記空き空間の中には空圧構造が設置され、前記空圧構造が前記空き空間の空気圧の数値をリアルタイムに表示し、前記弁体の上面の中にはディスプレイが固定的に設置され、前記ディスプレイが前記空圧構造に通電可能に接続され、前記ディスプレイが前記空き空間の空気圧の数値を表示するため、利用者は前記空き空間の空気圧がわかるようになり、空気通路が前記連結管を貫通しており、前記底板には手動構造が設置され、前記空気通路の下側が前記手動構造に含まれたポンプと連通しており、前記連結板と前記弁体との間に連結構造が設置され、前記連結構造は前記連結板と前記弁体とを連結しており、前記空気通路の上側が前記連結構造と連通しており、
手動で前記手動構造を操作して前記ポンプを作動させ、前記ポンプが前記空気通路の中に空気を入れ、空気が前記連結構造及び前記連結空間を経由して前記空き空間の中に入り、そしてタイヤに入り、この時に前記ディスプレイが前記空圧構造により前記空き空間の空気圧の数値をリアルタイムに表示し、手動で前記ポンプの出力を上げることで、空気を素早く入れられ、空気入れの効率を上げて時間を削減し、前記空き空間の空気圧の数値が規定圧に達した時に、前記空圧構造は自動的に前記連結空間と前記空き空間を遮断することで、前記空き空間に空気を入れすぎることを避けられる。
【0006】
前記手動構造は前後対称となった連結ブロックを含み、前記連結ブロックが前記底板の上端に固定的に連結され、前記連結ブロックの間にはペダルが回転可能に設置され、前記ペダルの中にはヒンジ軸が固定的に連結され、前記ヒンジ軸の前後端が二つの前記連結ブロックに回転可能に連結され、前記ペダルと前記連結ブロックとが復帰捻りばねによって連結され、前記ポンプが前記底板の中に固定的に設置され、前記ポンプの上側が上方に開口したばね溝と連通しており、前記ばね溝の中には作動棒がスライド可能に設置され、前記作動棒と前記ばね溝の内壁とが連結ばねによって固定的に連結され、
前記ペダルを踏むことで、前記ペダルが前記ヒンジ軸を中心に回転して前記復帰捻りばねを捻り、前記ペダルが回転して前記作動棒と接触することで、前記作動棒が押されて下方へスライドし、前記ポンプと接触して前記ポンプを作動させ、そして前記連結ばねを圧縮し、前記ペダルを放し、前記復帰捻りばねの弾力により前記ペダルが逆回転して前記作動棒から離れ、前記作動棒が前記連結ばねの弾力により前記ポンプから離れ、ここで前記ポンプを停止させ、そして前記ペダルを力強く漕ぐと、前記作動棒と前記ポンプの間の作用力が増強し、前記ポンプの出力も上がる。
【0007】
前記連結構造は前記連結板の中に設置された空気貯蔵空間を含み、前記空気貯蔵空間が前記空気通路と連通しており、前記連結板の左端には空気針が上下対称になるように且つ固定的に連結され、空気入り穴が前記空気針を左右から貫通しており、前記空気入り穴の右側が前記空気貯蔵空間と連通しており、前記連結板の左端には押し針が固定的に連結され、前記連結空間の中には支持板が固定的に設置され、前記押し針と前記空気針が前記支持板にスライド可能に連結され、前記支持板の左側にはY型棒がスライド可能に連結され、前記Y型棒の左端が前記空圧構造に固定的に連結され、
前記い連結板を左方へ前記弁体と当接するまでスライドさせ、前記押し針と前記空気針が前記支持板を通って前連結空間の中に延び、前記空気通路が前記空気貯蔵空間と前記空気入り穴により前記連結空間と連通し、前記押し針が左方へスライドすると同時に前記Y型棒を押して左方へスライドさせ、そして前記空圧構造は押されて左方へスライドすることで、前記連結空間と前記空き空間が連通し、空気が前記空気通路から前記空気貯蔵空間、空気入り穴及び前記連結空間を経由して前記空き空間の中に入る。
【0008】
好ましくは、前記Y型棒と前記支持板が復帰ばねによって連結され、前記押し針が前記Y型棒を押して左方へスライドさせて前記復帰ばねを引っ張り、前記連結板を右方へスライドさせると、前記押し針及び前記空気針が連動して前記連結空間から滑り出て、前記復帰ばねの弾力により前記Y型棒が右方へスライドし、前記空圧構造を右方へスライドさせることで、再び前記空き空間と前記連結空間を遮断し、即ち前記空き空間の中の空気が前記連結空間から漏れることを避けられる。
【0009】
前記空圧構造は前記空き空間の中にスライド可能に設置されたスライダを含み、前記Y型棒の左端が前記スライダに固定的に連結され、前記スライダの中には左方に開口した密閉空間が設置され、前記密閉空間の中には圧力板がスライド可能に設置され、前記圧力板は終始前記密閉空間と前記空き空間を遮断しており、前記圧力板の右端にはコンロッドが固定的に連結され、前記コンロッドの右端には密閉ブロックが固定的に連結され、前記コンロッドが前記スライダにスライド可能に連結され、左方に開口した連通溝が前記Y型棒を上下から貫通しており、前記密閉ブロックが前記連通溝に沿ってスライドし、前記密閉ブロックの前後端が前記連通溝の前後内壁と当接しており、前記連結空間の前後内壁には左方に開口した案内溝が対称になるように且つ前記連結空間と連通になるように形成され、前記連通溝の前後端が前記案内溝に沿ってスライドし、前記Y型棒が前記案内溝から滑り出ることはなく、前記連通溝が前記連結空間の中に位置する時に前記連結空間と前記空き空間を遮断し、前記Y型棒が左方へスライドする時、前記スライダを左方へスライドさせ、そして前記圧力板、前記コンロッド及び前記密閉ブロックが連動して左方へスライドし、前記密閉ブロックが前記連結空間から滑り出て前記連結空間と前記空き空間を連通させ、ここで前記空き空間の中に空気を入れることで、前記空き空間の空気圧を上げ、前記圧力板は押されて前記密閉空間に向かってスライドし、そして前記コンロッドにより前記密閉ブロックは右方へ前記密閉ブロックが改めて前記連結空間の中に滑り込むまでスライドし、ここで前記密閉ブロックが改めて前記連結空間と前記空き空間を遮断する。
【0010】
好ましくは、前記空き空間の上下内壁には位置制限板が対称になるように且つ固定的に設置され、前記位置制限板により前記スライダの左限位置を決定する。
【0011】
好ましくは、前記圧力板と前記密閉空間の右内壁とが圧縮ばねによって連結され、前記圧縮ばねが前記圧力板を復帰させる。
【0012】
好ましくは、前記圧力板の右端には圧縮ばねが上下対称になるように且つ固定的に連結され、前記密閉空間の右内壁が二つの案内穴と連通しており、前記スライドスクリューが前記案内穴に沿ってスライドし、前記スライダの中には二つの伝動空間が上下対称になるように設置され、前記伝動空間の中には駆動歯車が回転可能に設置され、前記駆動歯車が前記スライドスクリューにねじ山により連結され、前記駆動歯車において前記コンロッドから離れる方の端が従動歯車と噛み合っており、前記従動歯車の右端には回転ブロックが固定的に連結され、前記伝動空間の右内壁には固定ブロックが固定的に設置され、前記回転ブロックと前記固定ブロックが前記ディスプレイに通電可能に接続され、
前記圧力板が右方へスライドする時に、前記密閉空間を右方へスライドさせることで、前記駆動歯車が連動して回転し、前記従動歯車を回転させ、そして前記回転ブロックは回転して前記固定ブロックとの接触面積が大きくなり、前記空き空間の空気圧が増加していることを表し、また、前記ディスプレイに表示された数値も大きくなり、前記空き空間の空気圧を示す。
【発明の効果】
【0013】
本願発明は需要に応じて空気入れの速度を変えられ、空気入れの効率を向上させるほか、時間を削減でき、空気入れの過程において、空気圧の数値がディスプレイに表示され、設定した数値まで達すると空気入れを自動的に停止でき、タイヤの空気圧が高過ぎることを回避でき、また、空気入れ通路は終始密閉状態にあるため、空気の漏れは発生しない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の全体構成模式図
図2図2図1におけるAの拡大模式図
図3図3図1におけるBの拡大模式図
図4図4図1におけるCの拡大模式図
図5図5図2におけるD―D方向からの構成模式図
図6図6図3におけるE―E方向からの構成模式図
図7図7図4におけるF―F方向からの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明のエアバルブに連結してから使用可能になる大型車用タイヤの空気入れ設備は、弁体16を含み、前記弁体16をタイヤに固定的に設置でき、前記弁体16の中に左方に開口した空き空間17が設置され、前記空き空間17がタイヤと連通しており、前記空き空間17の右内壁が右方に開口した連結空間41と連通しており、前記弁体16の右端には連結板15が前記弁体16と当接するように設置され、前記連結板15が前記連結空間41の右開口を閉鎖し、前記連結板15の右端には連結管12が回転可能に連結され、前記連結管12の下端には底板11が固定的に連結され、前記空き空間17の中には空圧構造100が設置され、前記空圧構造100が前記空き空間17の空気圧の数値をリアルタイムに表示し、前記弁体16の上面の中にはディスプレイ14が固定的に設置され、前記ディスプレイ14が前記空圧構造100に通電可能に接続され、前記ディスプレイ14が前記空き空間17の空気圧の数値を表示するため、利用者は前記空き空間17の空気圧がわかるようになり、空気通路13が前記連結管12を貫通しており、前記底板11には手動構造102が設置され、前記空気通路13の下側が前記手動構造102に含まれたポンプ42と連通しており、前記連結板15と前記弁体16との間に連結構造101が設置され、前記連結構造101は前記連結板15と前記弁体16とを連結しており、前記空気通路13の上側が前記連結構造101と連通しており、
手動で前記手動構造102を操作して前記ポンプ42を作動させ、前記ポンプ42が前記空気通路13の中に空気を入れ、空気が前記連結構造101及び前記連結空間41を経由して前記空き空間17の中に入り、そしてタイヤに入り、この時に前記ディスプレイ14が前記空圧構造100により前記空き空間17の空気圧の数値をリアルタイムに表示し、手動で前記ポンプ42の出力を上げることで、空気を素早く入れられ、空気入れの効率を上げて時間を削減し、前記空き空間17の空気圧の数値が規定圧に達した時に、前記空圧構造100は自動的に前記連結空間41と前記空き空間17を遮断することで、前記空き空間17に空気を入れすぎることを避けられる。
【0017】
前記手動構造102は前後対称となった連結ブロック49を含み、前記連結ブロック49が前記底板11の上端に固定的に連結され、前記連結ブロック49の間にはペダル47が回転可能に設置され、前記ペダル47の中にはヒンジ軸48が固定的に連結され、前記ヒンジ軸48の前後端が二つの前記連結ブロック49に回転可能に連結され、前記ペダル47と前記連結ブロック49とが復帰捻りばね46によって連結され、前記ポンプ42が前記底板11の中に固定的に設置され、前記ポンプ42の上側が上方に開口したばね溝43と連通しており、前記ばね溝43の中には作動棒45がスライド可能に設置され、前記作動棒45と前記ばね溝43の内壁とが連結ばね44によって固定的に連結され、
前記ペダル47を踏むことで、前記ペダル47が前記ヒンジ軸48を中心に回転して前記復帰捻りばね46を捻り、前記ペダル47が回転して前記作動棒45と接触することで、前記作動棒45が押されて下方へスライドし、前記ポンプ42と接触して前記ポンプ42を作動させ、そして前記連結ばね44を圧縮し、前記ペダル47を放し、前記復帰捻りばね46の弾力により前記ペダル47が逆回転して前記作動棒45から離れ、前記作動棒45が前記連結ばね44の弾力により前記ポンプ42から離れ、ここで前記ポンプ42を停止させ、そして前記ペダル47を力強く漕ぐと、前記作動棒45と前記ポンプ42の間の作用力が増強し、前記ポンプ42の出力も上がる。
【0018】
前記連結構造101は前記連結板15の中に設置された空気貯蔵空間37を含み、前記空気貯蔵空間37が前記空気通路13と連通しており、前記連結板15の左端には空気針34が上下対称になるように且つ固定的に連結され、空気入り穴35が前記空気針34を左右から貫通しており、前記空気入り穴35の右側が前記空気貯蔵空間37と連通しており、前記連結板15の左端には押し針36が固定的に連結され、前記連結空間41の中には支持板38が固定的に設置され、前記押し針36と前記空気針34が前記支持板38にスライド可能に連結され、前記支持板38の左側にはY型棒33がスライド可能に連結され、前記Y型棒33の左端が前記空圧構造100に固定的に連結され、
前記い連結板15を左方へ前記弁体16と当接するまでスライドさせ、前記押し針36と前記空気針34が前記支持板38を通って前連結空間41の中に延び、前記空気通路13が前記空気貯蔵空間37と前記空気入り穴35により前記連結空間41と連通し、前記押し針36が左方へスライドすると同時に前記Y型棒33を押して左方へスライドさせ、そして前記空圧構造100は押されて左方へスライドすることで、前記連結空間41と前記空き空間17が連通し、空気が前記空気通路13から前記空気貯蔵空間37、空気入り穴35及び前記連結空間41を経由して前記空き空間17の中に入る。
【0019】
有益的には、前記Y型棒33と前記支持板38が復帰ばね40によって連結され、前記押し針36が前記Y型棒33を押して左方へスライドさせて前記復帰ばね40を引っ張り、前記連結板15を右方へスライドさせると、前記押し針36及び前記空気針34が連動して前記連結空間41から滑り出て、前記復帰ばね40の弾力により前記Y型棒33が右方へスライドし、前記空圧構造100を右方へスライドさせることで、再び前記空き空間17と前記連結空間41を遮断し、即ち前記空き空間17の中の空気が前記連結空間41から漏れることを避けられる。
【0020】
前記空圧構造100は前記空き空間17の中にスライド可能に設置されたスライダ26を含み、前記Y型棒33の左端が前記スライダ26に固定的に連結され、前記スライダ26の中には左方に開口した密閉空間19が設置され、前記密閉空間19の中には圧力板18がスライド可能に設置され、前記圧力板18は終始前記密閉空間19と前記空き空間17を遮断しており、前記圧力板18の右端にはコンロッド23が固定的に連結され、前記コンロッド23の右端には密閉ブロック31が固定的に連結され、前記コンロッド23が前記スライダ26にスライド可能に連結され、左方に開口した連通溝32が前記Y型棒33を上下から貫通しており、前記密閉ブロック31が前記連通溝32に沿ってスライドし、前記密閉ブロック31の前後端が前記連通溝32の前後内壁と当接しており、前記連結空間41の前後内壁には左方に開口した案内溝50が対称になるように且つ前記連結空間41と連通になるように形成され、前記連通溝32の前後端が前記案内溝50に沿ってスライドし、前記Y型棒33が前記案内溝50から滑り出ることはなく、前記連通溝32が前記連結空間41の中に位置する時に前記連結空間41と前記空き空間17を遮断し、前記Y型棒33が左方へスライドする時、前記スライダ26を左方へスライドさせ、そして前記圧力板18、前記コンロッド23及び前記密閉ブロック31が連動して左方へスライドし、前記密閉ブロック31が前記連結空間41から滑り出て前記連結空間41と前記空き空間17を連通させ、ここで前記空き空間17の中に空気を入れることで、前記空き空間17の空気圧を上げ、前記圧力板18は押されて前記密閉空間19に向かってスライドし、そして前記コンロッド23により前記密閉ブロック31は右方へ前記密閉ブロック31が改めて前記連結空間41の中に滑り込むまでスライドし、ここで前記密閉ブロック31が改めて前記連結空間41と前記空き空間17を遮断する。
【0021】
有益的には、前記空き空間17の上下内壁には位置制限板30が対称になるように且つ固定的に設置され、前記位置制限板30により前記スライダ26の左限位置を決定する。
【0022】
有益的には、前記圧力板18と前記密閉空間19の右内壁とが圧縮ばね20によって連結され、前記圧縮ばね20が前記圧力板18を復帰させる。
【0023】
有益的には、前記圧力板18の右端には圧縮ばね20が上下対称になるように且つ固定的に連結され、前記密閉空間19の右内壁が二つの案内穴24と連通しており、前記スライドスクリュー29が前記案内穴24に沿ってスライドし、前記スライダ26の中には二つの伝動空間22が上下対称になるように設置され、前記伝動空間22の中には駆動歯車21が回転可能に設置され、前記駆動歯車21が前記スライドスクリュー29にねじ山により連結され、前記駆動歯車21において前記コンロッド23から離れる方の端が従動歯車28と噛み合っており、前記従動歯車28の右端には回転ブロック27が固定的に連結され、前記伝動空間22の右内壁には固定ブロック25が固定的に設置され、前記回転ブロック27と前記固定ブロック25が前記ディスプレイ14に通電可能に接続され、
前記圧力板18が右方へスライドする時に、前記密閉空間19を右方へスライドさせることで、前記駆動歯車21が連動して回転し、前記従動歯車28を回転させ、そして前記回転ブロック27は回転して前記固定ブロック25との接触面積が大きくなり、前記空き空間17の空気圧が増加していることを表し、また、前記ディスプレイ14に表示された数値も大きくなり、前記空き空間17の空気圧を示す。
【0024】
以下に図1図7を交えて本願発明の使用手順について詳しく説明する。
【0025】
はじめに、密閉ブロック31が連結空間41の中に位置して連結空間41と空き空間17を遮断し、Y型棒33が支持板38にスライド可能に連結されており、連結板15と弁体16が連結されていない。
【0026】
使用時、連結板15の左端が弁体16の右端と密着し、押し針36と空気針34が連結空間41の中に滑り込んで支持板38と連結され、また、押し針36は左端がY型棒33と当接してY型棒33を押して左方へスライドさせることで、スライダ26が連動して左方へスライドし、圧力板18、コンロッド23及び密閉ブロック31を左方へスライダ26が位置制限板30と当接するまでスライドさせ、そして空き空間17と連結空間41が連通し、空気通路13、空気貯蔵空間37、空気入り穴35、連結空間41及び空き空間17が連通して空気入れ通路を形成する。
次にペダル47を踏むことで、ペダル47がヒンジ軸48を中心に回転して復帰捻りばね46を捻り、ペダル47が回転して作動棒45を押して降下させ、作動棒45がポンプ42と接触してポンプ42を作動させ、ペダル47を踏む力が大きければ大きいほど、作動棒45とポンプ42の間の作用力が大きくなり、ポンプ42の出力も大きくなり、ポンプ42は空気通路13、空気貯蔵空間37、空気入り穴35及び連結空間41を経由して空き空間17の中に空気を入れ、そしてタイヤの中に空気を入れる。
空き空間17の空気圧が増えていき、圧力板18を押して密閉空間19の中に向かってスライドさせ、コンロッド23により密閉ブロック31をスライドさせ、そして密閉ブロック31が改めて連結空間41の中に滑り込んで連結空間41と空き空間17を遮断し、この時に空気は空き空間17の中に入ることができなくなり、空き空間17の空気圧の数値が正常値に達し、圧力板18が右方へスライドし、前記スライドスクリュー29を右方へスライドさせ、そして前記駆動歯車21が連動して回転し、前記従動歯車28を回転させ、そして前記回転ブロック27は回転して前記固定ブロック25との接触面積が大きくなり、また、前記ディスプレイ14に表示された数値も大きくなり、ディスプレイ14に表示された数値が空き空間17の空気圧の数値と対応する。
空気入れが終わった後、ペダル47を放し、前記復帰捻りばね46の弾力により前記ペダル47が逆回転し、前記連結ばね44の弾力により前記作動棒45が上昇して前記ポンプ42から離れ、そして前記ポンプ42を停止させ、連結板15を右方へスライドさせることで、押し針36と空気針34が右方へスライドして連結空間41から出て、ここでY型棒33が復帰ばね40の弾力により右方へスライドして改めて支持板38と連結する。
【0027】
以上の方式により、当該分野の従業員は本願発明の範囲内で作業状況に応じて様々な改変を加えることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7