(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-9012(P2021-9012A)
(43)【公開日】2021年1月28日
(54)【発明の名称】漢方生薬乾燥装置
(51)【国際特許分類】
F26B 17/08 20060101AFI20201225BHJP
F26B 3/04 20060101ALI20201225BHJP
F26B 25/02 20060101ALI20201225BHJP
F16H 21/12 20060101ALI20201225BHJP
F16H 19/04 20060101ALI20201225BHJP
【FI】
F26B17/08 Z
F26B3/04
F26B25/02
F16H21/12
F16H19/04 M
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2019-134931(P2019-134931)
(22)【出願日】2019年7月22日
(11)【特許番号】特許第6753010号(P6753010)
(45)【特許公報発行日】2020年9月9日
(31)【優先権主張番号】201910578997.1
(32)【優先日】2019年6月29日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519259320
【氏名又は名称】威海易一医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】梁海明
【テーマコード(参考)】
3J062
3L113
【Fターム(参考)】
3J062AA60
3J062AB04
3J062AB05
3J062AB12
3J062AB13
3J062AC01
3J062AC06
3J062AC07
3J062BA40
3J062CA03
3J062CA06
3J062CA15
3J062CA26
3J062CE02
3J062CG18
3J062CG22
3J062CG73
3J062CG83
3L113AA03
3L113AA08
3L113AB02
3L113AC01
3L113AC25
3L113AC36
3L113AC42
3L113AC45
3L113AC48
3L113AC49
3L113AC52
3L113AC57
3L113AC58
3L113AC63
3L113AC67
3L113AC75
3L113BA01
3L113CA09
3L113DA02
3L113DA08
3L113DA26
(57)【要約】
【課題】本発明は省エネルギーの漢方生薬乾燥装置を開示した。
【解決手段】
主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、本発明は構成が簡単で、操作が便利であり、該装置が作動する時、含水量が比較的に高い生薬を乾燥ベルトで上下にひっくり返せ、生薬を循環に乾燥させ、乾燥効率を上げ、該装置が作動する時に排出された熱風が除湿された後に装置の中で循環に使用され、余熱を有効的に利用し、これによりエネルギーを節約して汚染物や二酸化炭素などの排出を削減する目的を果たし、装置が機械の伝動により作業の効率を上げる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、前記支持板の左端が前記ラックの下端に貫通され、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現されることを特徴とする省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項2】
前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、前記乾燥チャンバの上端壁には外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記輸送チャンバの左端壁には外部空間に連通された前記抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項3】
前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項4】
前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項5】
前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きいことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項6】
前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きいことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項7】
前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離よりはるかに大きいことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【請求項8】
前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力よりはるかに大きいことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生薬乾燥技術分野を取り上げて、具体的には省エネルギーの漢方生薬乾燥装置である。
【背景技術】
【0002】
採られた生薬の含水量が比較的に高く、ほとんどの生薬は直接使用される又は貯蔵されることができないため、生薬を使用する又は貯蔵する前に乾燥処理をしなくてはならなく、それにより生薬の含水率を下げる。
現段階、人々が生薬を乾燥させる時、よく日向干しの方法で生薬を乾燥させ、しかし、それでは乾燥効率が低く、あるいは焙炉などの乾燥装置を利用して生薬を乾燥させるが、それでは熱量の浪費をもたらし、また空気もある程度汚染される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107462018号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は省エネルギーの生薬乾燥装置を提供し、作業効率が低く、エネルギーを浪費するなどの問題を解決し、作業効率を上げ、エネルギーを節約して排出を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される:
【0006】
本発明の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、前記支持板の左端が前記ラックの下端に貫通され、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0007】
更に、前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、前記乾燥チャンバの上端壁には外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記輸送チャンバの左端壁には外部空間に連通された前記抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されている。
【0008】
更に、前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されている。
【0009】
更に、前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されている。
【0010】
更に、前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きい。
【0011】
更に、前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きい。
【0012】
更に、前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離よりはるかに大きい。
【0013】
更に、前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力よりはるかに大きい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は:本発明は構成が簡単で、操作が便利であり、該装置が作動する時、含水量が比較的に高い生薬を乾燥ベルトで上下にひっくり返せ、生薬を循環に乾燥させ、乾燥効率を上げ、該装置が作動する時に排出された熱風が除湿された後に装置の中で循環に使用され、余熱を有効的に利用し、これによりエネルギーを節約して汚染物や二酸化炭素などの排出を削減する目的を果たし、装置が機械の伝動により作業の効率を上げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【
図4】
図4は本発明の実施例の押し送り機構の部分断面の正面拡大構成模式図
【
図5】
図5は本発明の実施例の回転生薬下ろし板の全断面の上面拡大構成模式図
【
図6】
図6は本発明の実施例の伝動機構の部分断面の上面拡大構成模式図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライドチャンバの全断面の正面拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜7に記載の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置の機械構成図を参照し、本発明の省エネルギーの漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻1を含み、前記ボディー外殻1の中には乾燥チャンバ28と輸送チャンバ3とが設置され、前記ボディー外殻1の上端面にはモータ6と前記乾燥チャンバ28の中へ風を吹かせるエアヒータ10とが設置され、前記モータ6の前側には装置に動力を提供する駆動機構63が設置され、前記乾燥チャンバ28の中には乾燥輸送機構65と押し送り機構66とが設置され、前記押し送り機構66は回転生薬下ろし板32を含み、前記乾燥チャンバ28の下端壁にはT型支持ブロック34が設置され、また前記T型支持ブロック34の上端が前記回転生薬下ろし板32とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端には二つの支持ばね33が固定され、前記支持ばね33の下端が前記T型支持ブロック34と固定的に連結され、前記T型支持ブロック34の下端には前記T型支持ブロック34の上下昇降を制御するラック36が固定され、前記ラック36の下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバ3の中に位置しており、前記輸送チャンバ3の右端壁には支持板37が固定され、前記支持板37の左端が前記ラック36の下端に貫通され、前記回転生薬下ろし板32の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバ28に連通された移動チャンバ55が設置され、前記移動チャンバ55の前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバ55に連通された移動溝57が形成され、前記移動チャンバ55の中にはスライド板30が設置され、前記スライド板30が復帰ばね56により前記移動チャンバ55の右端壁と連結され、前記スライド板30の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝57の中に位置している遮りブロック54が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には方形ブロック25が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁にはまた固定軸26が固定され、前記固定軸26には固定滑車27が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板32の右端には引きひも29が連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端面にはまた固定ブロック35が固定され、前記固定ブロック35の前端には旋転軸61が回転できるように連結され、前記旋転軸61にはロールブラインド輪59が固定され、前記旋転軸61と前記固定ブロック35とが捻りばね60により連結され、前記ロールブラインド輪59には下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁と連結されたロールブラインド58が巻きついており、前記輸送チャンバ3の中には伝動機構83が設置され、前記伝動機構83が前記乾燥輸送機構65の動力を前記押し送り機構66に伝達でき、前記押し送り機構66が第二乾燥ベルト19にある生薬を第一乾燥ベルト20に転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0018】
有益的には、前記駆動機構63は前記モータ6の前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸8を含み、前記モータ軸8の前端には第一スプロケット62が設置され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には二本の第一回転軸18と二本の第二回転軸16とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバ3の後端壁には二本の第三回転軸5が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸18と左側の前記第二回転軸16と、左側の前記第三回転軸5との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸18の前端には第二スプロケット17が固定され、前記第二回転軸16の前端には第三スプロケット15が固定され、前記第三回転軸5の前端には第四スプロケット4が固定され、前記第一スプロケット62がチェーン64により前記第二スプロケット17と、前記第三スプロケット15と、前記第四スプロケット4と連結され、前記エアヒータ10の上端と前記乾燥チャンバ28の上端壁とが導風管14により連通され、前記エアヒータ10の前端にはファン軸12が回転できるように連結され、前記ファン軸12の前端には第一ベルトプーリ11が固定され、前記モータ軸8にはまた第二ベルトプーリ7が固定され、前記第一ベルトプーリ11と前記第二ベルトプーリ7とがベルト9により連結され、前記導風管14には除湿ブロック23が連結され、前記導風管14の中には湿度センサー24が設置され、前記乾燥チャンバ28の上端壁には外部空間に連通された抜き孔21が設置され、前記輸送チャンバ3の左端壁には外部空間に連通された前記抜き孔21が設置され、前記抜き孔21の中には前記抜き孔21の開閉を制御する電磁スイッチ22が設置されている。
【0019】
有益的には、前記乾燥輸送機構65は二本の前記第一回転軸18の後端に固定された二つの第一ローラ80を含み、二本の前記第二回転軸16の後端にはいずれも第二ローラ81が固定され、二つの前記第一ローラ80が前記第一乾燥ベルト20により連結され、二つの前記第二ローラ81が前記第二乾燥ベルト19により連結され、二本の前記第三回転軸5の後端にはいずれも第三ローラ82が固定され、二つの前記第三ローラ82が伝送ベルト2により連結されている。
【0020】
有益的には、前記伝動機構83は右側の前記第三回転軸5と連結されたスライドギヤ67を含み、前記スライドギヤ67の中には前方へ開口した環状チャンバ52が設置され、前記環状チャンバ52の中には移動ブロック68が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中には前記輸送チャンバ3に連通された貫通孔42が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中にはまた前記貫通孔42を貫通しているスライドチャンバ45が設置され、前記スライドチャンバ45の中には電磁石46及び前記電磁石46と反発し合えるまたは吸引し合える移動板43が設置され、前記移動板43の左端にはロープ44が固定され、前記ロープ44の上端が前記スライドチャンバ45の上端壁と前記輸送チャンバ3の前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロック68と連結され、前記輸送チャンバ3の前端壁には後端が前記スライドギヤ67と接触した圧縮ばね51が二つ固定され、右側の前記第三回転軸5の右側には後端が前記輸送チャンバ3の後端壁と回転できるように連結された従動軸38が設置され、前記従動軸38には半ギヤ39と従動ギヤ48とが設置され、前記従動ギヤ48の左端が前記スライドギヤ67と噛み合うように連結され、前記半ギヤ39が前記半ギヤ39の右側の前記ラック36と噛み合うように連結され、前記従動軸38の前側には前端が前記輸送チャンバ3の前端壁と回転できるように連結された転び軸50が設置され、前記転び軸50にはローリングホイール49と前記スライドギヤ67と噛み合える固定ギヤ70とが固定され、前記引きひも29が前記固定滑車27の上端を通し、また前記輸送チャンバ3の中に設置された前記ローリングホイール49と連結されている。
【0022】
1:モータ6が起動し、モータ軸8を連動させて反時計回りに回転させ、これにより第二ベルトプーリ7を連動させて反時計回りに回転させ、これにより、ベルト9により連結された第一ベルトプーリ11を連動させて回転させ、これによりエアヒータ10を連動させて作動させ、乾燥チャンバ28の中へ熱風を輸送し、導風管14により乾燥チャンバ28の中の空気を循環させ、また除湿ブロック23により空気の中の水分を吸収し、熱風が生薬を乾燥させ、これにより熱風の循環を実現する。
【0023】
2:モータ軸8の回転が第一スプロケット62を連動させて回転させ、これにより第二スプロケット17と、第三スプロケット15と、第四スプロケット4とを連動させて反時計回りに回転させ、第三スプロケット15が時計回りに回転し、第四スプロケット4が反時計回りに回転し、第二スプロケット17が回転することにより第一乾燥ベルト20を反時計回りに輸送させることを実現し、第三スプロケット15が時計回りに回転することにより第二乾燥ベルト19を連動させて時計回りに輸送させ、第四スプロケット4が反時計回りに回転することにより伝送ベルト2を連動させて反時計回りに輸送させる。
【0024】
3:上側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を第一乾燥ベルト20に置いて乾燥させ、生薬が乾燥の標準に達する前に第一乾燥ベルト20により第二乾燥ベルト19に輸送され、乾燥の標準に達していない生薬が第二乾燥ベルト19により回転生薬下ろし板32まで輸送されて積り、半ギヤ39とラック36とが噛み合った時、右側の第三回転軸5が回転してスライドギヤ67を連動させて回転させ、これにより従動ギヤ48を連動させて回転させ、これにより同じ軸の半ギヤ39を連動させて回転させ、これによりラック36を連動させて上昇させ、これによりT型支持ブロック34と回転生薬下ろし板32とを上昇させ、同時にロールブラインド58が引き上げられ、捻りばね60が捻られ、生薬を引き続きに右方へ輸送することを防止し、回転生薬下ろし板32が引き続きに上昇して上方の方形ブロック25に当たる時に、回転生薬下ろし板32が傾斜し、この時に回転生薬下ろし板32の中のスライド板30が左方へ滑り出し、スライド板30の左端を第一乾燥ベルト20の上端面と接触させ、生薬がスライド板30により再び第一乾燥ベルト20に輸送されて乾燥され、半ギヤ39が歯のない部分まで回転した時、ラック36が半ギヤ39との噛み合いから離脱し、ラック36が下方へ落ちて復帰し、スライド板30が復帰ばね56の作用のもとで初期位置に戻り、ロールブラインド58が捻りばね60の作用のもとで復帰し、生薬が改めて回転生薬下ろし板32で積る。
【0025】
4:生薬を乾燥終えた時、導風管14の中の湿度センサー24が電磁石46を制御し、電磁石46が移動板43を吸引して左方へ運動させ、この時に貫通孔42が開き、移動板43が左方へ運動すると同時にロープ44を引き締め、ロープ44がロープ44のもう一端と連結されたスライドギヤ67を引き動かして前方へ運動させ、最後にスライドギヤ67が固定ギヤ70と噛み合い、これにより転び軸50にあるローリングホイール49を連動させて回転させ、これにより引きひも29を巻き上げ、固定滑車27により回転生薬下ろし板32を引き動かして傾斜させ、これにより乾燥終えた生薬が貫通孔42から伝送ベルト2に落ち、この時に下側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を運び出す。
【0026】
5:乾燥終えた生薬を運び出した後、乾燥待ちの生薬をあらためて入れ、湿度センサー24が反応して再び電磁石46を制御し、これにより電磁石46が作動して再び移動板43を押し動かして貫通孔42を閉じ、スライドギヤ67が圧縮ばね51の作用のもとで復帰して改めて従動ギヤ48と噛み合い、装置全体の復帰を完了とする。
【0027】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【手続補正書】
【提出日】2020年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で上側に導風管を有する漢方生薬乾燥装置であって、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、前記ラックの下端が前記支持板の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させ、
前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、前記乾燥チャンバの上端壁及び前記輸送チャンバの左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されており、
前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されており、
前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されており、
前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きく、
前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きく、
前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離よりはるかに大きく、
前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力よりはるかに大きいことを特徴とする漢方生薬乾燥装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生薬乾燥技術分野を取り上げて、具体的には
漢方生薬乾燥装置である。
【背景技術】
【0002】
採られた生薬の含水量が比較的に高く、ほとんどの生薬は直接使用される又は貯蔵されることができないため、生薬を使用する又は貯蔵する前に乾燥処理をしなくてはならなく、それにより生薬の含水率を下げる。現段階、人々が生薬を乾燥させる時、よく日向干しの方法で生薬を乾燥させ、しかし、それでは乾燥効率が低く、あるいは焙炉などの乾燥装置を利用して生薬を乾燥させるが、それでは熱量の浪費をもたらし、また空気もある程度汚染される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107462018号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明
は生薬乾燥装置を提供し、作業効率が低く、エネルギーを浪費するなどの問題を解決し、作業効率を上げ、エネルギーを節約して排出を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される:
【0006】
本発明の
漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、
前記ラックの下端が前記支持板の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0007】
更に、前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、
前記乾燥チャンバの上端壁及び前記輸送チャンバの左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されている。
【0008】
更に、前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されている。
【0009】
更に、前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されている。
【0010】
更に、前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きい。
【0011】
更に、前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力よりはるかに大きい。
【0012】
更に、前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離よりはるかに大きい。
【0013】
更に、前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力よりはるかに大きい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は:本発明は構成が簡単で、操作が便利であり、該装置が作動する時、含水量が比較的に高い生薬を乾燥ベルトで上下にひっくり返せ、生薬を循環に乾燥させ、乾燥効率を上げ、該装置が作動する時に排出された熱風が除湿された後に装置の中で循環に使用され、余熱を有効的に利用し、これによりエネルギーを節約して汚染物や二酸化炭素などの排出を削減する目的を果たし、装置が機械の伝動により作業の効率を上げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【
図4】
図4は本発明の実施例の押し送り機構の部分断面の正面拡大構成模式図
【
図5】
図5は本発明の実施例の回転生薬下ろし板の全断面の上面拡大構成模式図
【
図6】
図6は本発明の実施例の伝動機構の部分断面の上面拡大構成模式図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライドチャンバの全断面の正面拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜7に記載の
漢方生薬乾燥装置の機械構成図を参照し、本発明の
漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻1を含み、前記ボディー外殻1の中には乾燥チャンバ28と輸送チャンバ3とが設置され、前記ボディー外殻1の上端面にはモータ6と前記乾燥チャンバ28の中へ風を吹かせるエアヒータ10とが設置され、前記モータ6の前側には装置に動力を提供する駆動機構63が設置され、前記乾燥チャンバ28の中には乾燥輸送機構65と押し送り機構66とが設置され、前記押し送り機構66は回転生薬下ろし板32を含み、前記乾燥チャンバ28の下端壁にはT型支持ブロック34が設置され、また前記T型支持ブロック34の上端が前記回転生薬下ろし板32とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端には二つの支持ばね33が固定され、前記支持ばね33の下端が前記T型支持ブロック34と固定的に連結され、前記T型支持ブロック34の下端には前記T型支持ブロック34の上下昇降を制御するラック36が固定され、前記ラック36の下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバ3の中に位置しており、前記輸送チャンバ3の右端壁には支持板37が固定され、
前記ラック36の下端が前記支持板37の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板32の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバ28に連通された移動チャンバ55が設置され、前記移動チャンバ55の前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバ55に連通された移動溝57が形成され、前記移動チャンバ55の中にはスライド板30が設置され、前記スライド板30が復帰ばね56により前記移動チャンバ55の右端壁と連結され、前記スライド板30の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝57の中に位置している遮りブロック54が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には方形ブロック25が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁にはまた固定軸26が固定され、前記固定軸26には固定滑車27が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板32の右端には引きひも29が連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端面にはまた固定ブロック35が固定され、前記固定ブロック35の前端には旋転軸61が回転できるように連結され、前記旋転軸61にはロールブラインド輪59が固定され、前記旋転軸61と前記固定ブロック35とが捻りばね60により連結され、前記ロールブラインド輪59には下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁と連結されたロールブラインド58が巻きついており、前記輸送チャンバ3の中には伝動機構83が設置され、前記伝動機構83が前記乾燥輸送機構65の動力を前記押し送り機構66に伝達でき、前記押し送り機構66が第二乾燥ベルト19にある生薬を第一乾燥ベルト20に転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0018】
有益的には、前記駆動機構63は前記モータ6の前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸8を含み、前記モータ軸8の前端には第一スプロケット62が設置され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には二本の第一回転軸18と二本の第二回転軸16とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバ3の後端壁には二本の第三回転軸5が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸18と左側の前記第二回転軸16と、左側の前記第三回転軸5との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸18の前端には第二スプロケット17が固定され、前記第二回転軸16の前端には第三スプロケット15が固定され、前記第三回転軸5の前端には第四スプロケット4が固定され、前記第一スプロケット62がチェーン64により前記第二スプロケット17と、前記第三スプロケット15と、前記第四スプロケット4と連結され、前記エアヒータ10の上端と前記乾燥チャンバ28の上端壁とが導風管14により連通され、前記エアヒータ10の前端にはファン軸12が回転できるように連結され、前記ファン軸12の前端には第一ベルトプーリ11が固定され、前記モータ軸8にはまた第二ベルトプーリ7が固定され、前記第一ベルトプーリ11と前記第二ベルトプーリ7とがベルト9により連結され、前記導風管14には除湿ブロック23が連結され、前記導風管14の中には湿度センサー24が設置され、
前記乾燥チャンバ28の上端壁及び前記輸送チャンバ3の左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔21が設置され、前記抜き孔21の中には前記抜き孔21の開閉を制御する電磁スイッチ22が設置されている。
【0019】
有益的には、前記乾燥輸送機構65は二本の前記第一回転軸18の後端に固定された二つの第一ローラ80を含み、二本の前記第二回転軸16の後端にはいずれも第二ローラ81が固定され、二つの前記第一ローラ80が前記第一乾燥ベルト20により連結され、二つの前記第二ローラ81が前記第二乾燥ベルト19により連結され、二本の前記第三回転軸5の後端にはいずれも第三ローラ82が固定され、二つの前記第三ローラ82が伝送ベルト2により連結されている。
【0020】
有益的には、前記伝動機構83は右側の前記第三回転軸5と連結されたスライドギヤ67を含み、前記スライドギヤ67の中には前方へ開口した環状チャンバ52が設置され、前記環状チャンバ52の中には移動ブロック68が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中には前記輸送チャンバ3に連通された貫通孔42が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中にはまた前記貫通孔42を貫通しているスライドチャンバ45が設置され、前記スライドチャンバ45の中には電磁石46及び前記電磁石46と反発し合えるまたは吸引し合える移動板43が設置され、前記移動板43の左端にはロープ44が固定され、前記ロープ44の上端が前記スライドチャンバ45の上端壁と前記輸送チャンバ3の前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロック68と連結され、前記輸送チャンバ3の前端壁には後端が前記スライドギヤ67と接触した圧縮ばね51が二つ固定され、右側の前記第三回転軸5の右側には後端が前記輸送チャンバ3の後端壁と回転できるように連結された従動軸38が設置され、前記従動軸38には半ギヤ39と従動ギヤ48とが設置され、前記従動ギヤ48の左端が前記スライドギヤ67と噛み合うように連結され、前記半ギヤ39が前記半ギヤ39の右側の前記ラック36と噛み合うように連結され、前記従動軸38の前側には前端が前記輸送チャンバ3の前端壁と回転できるように連結された転び軸50が設置され、前記転び軸50にはローリングホイール49と前記スライドギヤ67と噛み合える固定ギヤ70とが固定され、前記引きひも29が前記固定滑車27の上端を通し、また前記輸送チャンバ3の中に設置された前記ローリングホイール49と連結されている。
【0022】
1:モータ6が起動し、モータ軸8を連動させて反時計回りに回転させ、これにより第二ベルトプーリ7を連動させて反時計回りに回転させ、これにより、ベルト9により連結された第一ベルトプーリ11を連動させて回転させ、これによりエアヒータ10を連動させて作動させ、乾燥チャンバ28の中へ熱風を輸送し、導風管14により乾燥チャンバ28の中の空気を循環させ、また除湿ブロック23により空気の中の水分を吸収し、熱風が生薬を乾燥させ、これにより熱風の循環を実現する。
【0023】
2:モータ軸8の回転が第一スプロケット62を連動させて回転させ、これにより第二スプロケット17と、第三スプロケット15と、第四スプロケット4とを連動させて反時計回りに回転させ、第三スプロケット15が時計回りに回転し、第四スプロケット4が反時計回りに回転し、第二スプロケット17が回転することにより第一乾燥ベルト20を反時計回りに輸送させることを実現し、第三スプロケット15が時計回りに回転することにより第二乾燥ベルト19を連動させて時計回りに輸送させ、第四スプロケット4が反時計回りに回転することにより伝送ベルト2を連動させて反時計回りに輸送させる。
【0024】
3:上側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を第一乾燥ベルト20に置いて乾燥させ、生薬が乾燥の標準に達する前に第一乾燥ベルト20により第二乾燥ベルト19に輸送され、乾燥の標準に達していない生薬が第二乾燥ベルト19により回転生薬下ろし板32まで輸送されて積り、半ギヤ39とラック36とが噛み合った時、右側の第三回転軸5が回転してスライドギヤ67を連動させて回転させ、これにより従動ギヤ48を連動させて回転させ、これにより同じ軸の半ギヤ39を連動させて回転させ、これによりラック36を連動させて上昇させ、これによりT型支持ブロック34と回転生薬下ろし板32とを上昇させ、同時にロールブラインド58が引き上げられ、捻りばね60が捻られ、生薬を引き続きに右方へ輸送することを防止し、回転生薬下ろし板32が引き続きに上昇して上方の方形ブロック25に当たる時に、回転生薬下ろし板32が傾斜し、この時に回転生薬下ろし板32の中のスライド板30が左方へ滑り出し、スライド板30の左端を第一乾燥ベルト20の上端面と接触させ、生薬がスライド板30により再び第一乾燥ベルト20に輸送されて乾燥され、半ギヤ39が歯のない部分まで回転した時、ラック36が半ギヤ39との噛み合いから離脱し、ラック36が下方へ落ちて復帰し、スライド板30が復帰ばね56の作用のもとで初期位置に戻り、ロールブラインド58が捻りばね60の作用のもとで復帰し、生薬が改めて回転生薬下ろし板32で積る。
【0025】
4:生薬を乾燥終えた時、導風管14の中の湿度センサー24が電磁石46を制御し、電磁石46が移動板43を吸引して左方へ運動させ、この時に貫通孔42が開き、移動板43が左方へ運動すると同時にロープ44を引き締め、ロープ44がロープ44のもう一端と連結されたスライドギヤ67を引き動かして前方へ運動させ、最後にスライドギヤ67が固定ギヤ70と噛み合い、これにより転び軸50にあるローリングホイール49を連動させて回転させ、これにより引きひも29を巻き上げ、固定滑車27により回転生薬下ろし板32を引き動かして傾斜させ、これにより乾燥終えた生薬が貫通孔42から伝送ベルト2に落ち、この時に下側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を運び出す。
【0026】
5:乾燥終えた生薬を運び出した後、乾燥待ちの生薬をあらためて入れ、湿度センサー24が反応して再び電磁石46を制御し、これにより電磁石46が作動して再び移動板43を押し動かして貫通孔42を閉じ、スライドギヤ67が圧縮ばね51の作用のもとで復帰して改めて従動ギヤ48と噛み合い、装置全体の復帰を完了とする。
【0027】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【手続補正書】
【提出日】2020年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で上側に導風管を有する漢方生薬乾燥装置であって、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、前記ラックの下端が前記支持板の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させ、
前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、前記乾燥チャンバの上端壁及び前記輸送チャンバの左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されており、
前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されており、
前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されており、
前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力より大きく、
前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力より大きく、
前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離より大きく、
前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力より大きいことを特徴とする漢方生薬乾燥装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生薬乾燥技術分野を取り上げて、具体的には漢方生薬乾燥装置である。
【背景技術】
【0002】
採られた生薬の含水量が比較的に高く、ほとんどの生薬は直接使用される又は貯蔵されることができないため、生薬を使用する又は貯蔵する前に乾燥処理をしなくてはならなく、それにより生薬の含水率を下げる。現段階、人々が生薬を乾燥させる時、よく日向干しの方法で生薬を乾燥させ、しかし、それでは乾燥効率が低く、あるいは焙炉などの乾燥装置を利用して生薬を乾燥させるが、それでは熱量の浪費をもたらし、また空気もある程度汚染される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107462018号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は生薬乾燥装置を提供し、作業効率が低く、エネルギーを浪費するなどの問題を解決し、作業効率を上げ、エネルギーを節約して排出を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される:
【0006】
本発明の漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻を含み、前記ボディー外殻の中には乾燥チャンバと輸送チャンバとが設置され、前記ボディー外殻の上端面にはモータと前記乾燥チャンバの中へ風を吹かせるエアヒータとが設置され、前記モータの前側には装置に動力を提供する駆動機構が設置され、
前記乾燥チャンバの中には乾燥輸送機構と押し送り機構とが設置され、前記押し送り機構は回転生薬下ろし板を含み、前記乾燥チャンバの下端壁にはT型支持ブロックが設置され、また前記T型支持ブロックの上端が前記回転生薬下ろし板とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板の下端には二つの支持ばねが固定され、前記支持ばねの下端が前記T型支持ブロックと固定的に連結され、前記T型支持ブロックの下端には前記T型支持ブロックの上下昇降を制御するラックが固定され、前記ラックの下端が前記乾燥チャンバの下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバの中に位置しており、前記輸送チャンバの右端壁には支持板が固定され、前記ラックの下端が前記支持板の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバに連通された移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバに連通された移動溝が形成され、前記移動チャンバの中にはスライド板が設置され、前記スライド板が復帰ばねにより前記移動チャンバの右端壁と連結され、前記スライド板の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝の中に位置している遮りブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁には方形ブロックが固定され、前記乾燥チャンバの後端壁にはまた固定軸が固定され、前記固定軸には固定滑車が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板の右端には引きひもが連結され、前記回転生薬下ろし板の下端面にはまた固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの前端には旋転軸が回転できるように連結され、前記旋転軸にはロールブラインド輪が固定され、前記旋転軸と前記固定ブロックとが捻りばねにより連結され、前記ロールブラインド輪には下端が前記乾燥チャンバの下端壁と連結されたロールブラインドが巻きついており、
前記輸送チャンバの中には伝動機構が設置され、前記伝動機構が前記乾燥輸送機構の動力を前記押し送り機構に伝達でき、前記押し送り機構が第二乾燥ベルトにある生薬を第一乾燥ベルトに転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0007】
更に、前記駆動機構は前記モータの前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸を含み、前記モータ軸の前端には第一スプロケットが設置され、前記乾燥チャンバの後端壁には二本の第一回転軸と二本の第二回転軸とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバの後端壁には二本の第三回転軸が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸と左側の前記第二回転軸と、左側の前記第三回転軸との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸の前端には第二スプロケットが固定され、前記第二回転軸の前端には第三スプロケットが固定され、前記第三回転軸の前端には第四スプロケットが固定され、前記第一スプロケットがチェーンにより前記第二スプロケットと、前記第三スプロケットと、前記第四スプロケットと連結され、前記エアヒータの上端と前記乾燥チャンバの上端壁とが導風管により連通され、前記エアヒータの前端にはファン軸が回転できるように連結され、前記ファン軸の前端には第一ベルトプーリが固定され、前記モータ軸にはまた第二ベルトプーリが固定され、前記第一ベルトプーリと前記第二ベルトプーリとがベルトにより連結され、前記導風管には除湿ブロックが連結され、前記導風管の中には湿度センサーが設置され、前記乾燥チャンバの上端壁及び前記輸送チャンバの左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔が設置され、前記抜き孔の中には前記抜き孔の開閉を制御する電磁スイッチが設置されている。
【0008】
更に、前記乾燥輸送機構は二本の前記第一回転軸の後端に固定された二つの第一ローラを含み、二本の前記第二回転軸の後端にはいずれも第二ローラが固定され、二つの前記第一ローラが前記第一乾燥ベルトにより連結され、二つの前記第二ローラが前記第二乾燥ベルトにより連結され、二本の前記第三回転軸の後端にはいずれも第三ローラが固定され、二つの前記第三ローラが伝送ベルトにより連結されている。
【0009】
更に、前記伝動機構は右側の前記第三回転軸と連結されたスライドギヤを含み、前記スライドギヤの中には前方へ開口した環状チャンバが設置され、前記環状チャンバの中には移動ブロックが設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中には前記輸送チャンバに連通された貫通孔が設置され、前記乾燥チャンバの下端壁の中にはまた前記貫通孔を貫通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中には電磁石及び前記電磁石と反発し合えるまたは吸引し合える移動板が設置され、前記移動板の左端にはロープが固定され、前記ロープの上端が前記スライドチャンバの上端壁と前記輸送チャンバの前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロックと連結され、前記輸送チャンバの前端壁には後端が前記スライドギヤと接触した圧縮ばねが二つ固定され、右側の前記第三回転軸の右側には後端が前記輸送チャンバの後端壁と回転できるように連結された従動軸が設置され、前記従動軸には半ギヤと従動ギヤとが設置され、前記従動ギヤの左端が前記スライドギヤと噛み合うように連結され、前記半ギヤが前記半ギヤの右側の前記ラックと噛み合うように連結され、前記従動軸の前側には前端が前記輸送チャンバの前端壁と回転できるように連結された転び軸が設置され、前記転び軸にはローリングホイールと前記スライドギヤと噛み合える固定ギヤとが固定され、前記引きひもが前記固定滑車の上端を通し、また前記輸送チャンバの中に設置された前記ローリングホイールと連結されている。
【0010】
更に、前記圧縮ばねの弾力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力より
大きい。
【0011】
更に、前記電磁石の磁力が前記スライドギヤがスプラインでスライドすることで生じた摩擦力より
大きい。
【0012】
更に、前記半ギヤが回転して前記ラックと噛み合う時にラックの上昇高度が二つの乾燥ベルトの間隔の高度距離より
大きい。
【0013】
更に、前記ローリングホイールの連結端のロープの牽引力が前記回転生薬下ろし板の一端の前記ロープの牽引力より
大きい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は:本発明は構成が簡単で、操作が便利であり、該装置が作動する時、含水量が比較的に高い生薬を乾燥ベルトで上下にひっくり返せ、生薬を循環に乾燥させ、乾燥効率を上げ、該装置が作動する時に排出された熱風が除湿された後に装置の中で循環に使用され、余熱を有効的に利用し、これによりエネルギーを節約して汚染物や二酸化炭素などの排出を削減する目的を果たし、装置が機械の伝動により作業の効率を上げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【
図4】
図4は本発明の実施例の押し送り機構の部分断面の正面拡大構成模式図
【
図5】
図5は本発明の実施例の回転生薬下ろし板の全断面の上面拡大構成模式図
【
図6】
図6は本発明の実施例の伝動機構の部分断面の上面拡大構成模式図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライドチャンバの全断面の正面拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜7に記載の漢方生薬乾燥装置の機械構成図を参照し、本発明の漢方生薬乾燥装置は、主にボディー外殻1を含み、前記ボディー外殻1の中には乾燥チャンバ28と輸送チャンバ3とが設置され、前記ボディー外殻1の上端面にはモータ6と前記乾燥チャンバ28の中へ風を吹かせるエアヒータ10とが設置され、前記モータ6の前側には装置に動力を提供する駆動機構63が設置され、前記乾燥チャンバ28の中には乾燥輸送機構65と押し送り機構66とが設置され、前記押し送り機構66は回転生薬下ろし板32を含み、前記乾燥チャンバ28の下端壁にはT型支持ブロック34が設置され、また前記T型支持ブロック34の上端が前記回転生薬下ろし板32とヒンジにより連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端には二つの支持ばね33が固定され、前記支持ばね33の下端が前記T型支持ブロック34と固定的に連結され、前記T型支持ブロック34の下端には前記T型支持ブロック34の上下昇降を制御するラック36が固定され、前記ラック36の下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁を貫通し、且つ前記輸送チャンバ3の中に位置しており、前記輸送チャンバ3の右端壁には支持板37が固定され、前記ラック36の下端が前記支持板37の左端を貫通し、前記回転生薬下ろし板32の中には上方へ開口し、且つ左端壁が前記乾燥チャンバ28に連通された移動チャンバ55が設置され、前記移動チャンバ55の前後端壁の中にはいずれも前記移動チャンバ55に連通された移動溝57が形成され、前記移動チャンバ55の中にはスライド板30が設置され、前記スライド板30が復帰ばね56により前記移動チャンバ55の右端壁と連結され、前記スライド板30の前後両端にはいずれも一端が前記移動溝57の中に位置している遮りブロック54が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には方形ブロック25が固定され、前記乾燥チャンバ28の後端壁にはまた固定軸26が固定され、前記固定軸26には固定滑車27が回転できるように連結され、前記回転生薬下ろし板32の右端には引きひも29が連結され、前記回転生薬下ろし板32の下端面にはまた固定ブロック35が固定され、前記固定ブロック35の前端には旋転軸61が回転できるように連結され、前記旋転軸61にはロールブラインド輪59が固定され、前記旋転軸61と前記固定ブロック35とが捻りばね60により連結され、前記ロールブラインド輪59には下端が前記乾燥チャンバ28の下端壁と連結されたロールブラインド58が巻きついており、前記輸送チャンバ3の中には伝動機構83が設置され、前記伝動機構83が前記乾燥輸送機構65の動力を前記押し送り機構66に伝達でき、前記押し送り機構66が第二乾燥ベルト19にある生薬を第一乾燥ベルト20に転送でき、これにより生薬を循環に乾燥させることが実現される。
【0018】
有益的には、前記駆動機構63は前記モータ6の前端と動力が伝達できるように連結されたモータ軸8を含み、前記モータ軸8の前端には第一スプロケット62が設置され、前記乾燥チャンバ28の後端壁には二本の第一回転軸18と二本の第二回転軸16とが回転できるように連結され、前記輸送チャンバ3の後端壁には二本の第三回転軸5が回転できるように連結され、左側の前記第一回転軸18と左側の前記第二回転軸16と、左側の前記第三回転軸5との前端がいずれも外部空間の中に位置しており、前記第一回転軸18の前端には第二スプロケット17が固定され、前記第二回転軸16の前端には第三スプロケット15が固定され、前記第三回転軸5の前端には第四スプロケット4が固定され、前記第一スプロケット62がチェーン64により前記第二スプロケット17と、前記第三スプロケット15と、前記第四スプロケット4と連結され、前記エアヒータ10の上端と前記乾燥チャンバ28の上端壁とが導風管14により連通され、前記エアヒータ10の前端にはファン軸12が回転できるように連結され、前記ファン軸12の前端には第一ベルトプーリ11が固定され、前記モータ軸8にはまた第二ベルトプーリ7が固定され、前記第一ベルトプーリ11と前記第二ベルトプーリ7とがベルト9により連結され、前記導風管14には除湿ブロック23が連結され、前記導風管14の中には湿度センサー24が設置され、前記乾燥チャンバ28の上端壁及び前記輸送チャンバ3の左端壁にはいずれも外部空間に連通された抜き孔21が設置され、前記抜き孔21の中には前記抜き孔21の開閉を制御する電磁スイッチ22が設置されている。
【0019】
有益的には、前記乾燥輸送機構65は二本の前記第一回転軸18の後端に固定された二つの第一ローラ80を含み、二本の前記第二回転軸16の後端にはいずれも第二ローラ81が固定され、二つの前記第一ローラ80が前記第一乾燥ベルト20により連結され、二つの前記第二ローラ81が前記第二乾燥ベルト19により連結され、二本の前記第三回転軸5の後端にはいずれも第三ローラ82が固定され、二つの前記第三ローラ82が伝送ベルト2により連結されている。
【0020】
有益的には、前記伝動機構83は右側の前記第三回転軸5と連結されたスライドギヤ67を含み、前記スライドギヤ67の中には前方へ開口した環状チャンバ52が設置され、前記環状チャンバ52の中には移動ブロック68が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中には前記輸送チャンバ3に連通された貫通孔42が設置され、前記乾燥チャンバ28の下端壁の中にはまた前記貫通孔42を貫通しているスライドチャンバ45が設置され、前記スライドチャンバ45の中には電磁石46及び前記電磁石46と反発し合えるまたは吸引し合える移動板43が設置され、前記移動板43の左端にはロープ44が固定され、前記ロープ44の上端が前記スライドチャンバ45の上端壁と前記輸送チャンバ3の前端壁とを貫通し、且つ前記移動ブロック68と連結され、前記輸送チャンバ3の前端壁には後端が前記スライドギヤ67と接触した圧縮ばね51が二つ固定され、右側の前記第三回転軸5の右側には後端が前記輸送チャンバ3の後端壁と回転できるように連結された従動軸38が設置され、前記従動軸38には半ギヤ39と従動ギヤ48とが設置され、前記従動ギヤ48の左端が前記スライドギヤ67と噛み合うように連結され、前記半ギヤ39が前記半ギヤ39の右側の前記ラック36と噛み合うように連結され、前記従動軸38の前側には前端が前記輸送チャンバ3の前端壁と回転できるように連結された転び軸50が設置され、前記転び軸50にはローリングホイール49と前記スライドギヤ67と噛み合える固定ギヤ70とが固定され、前記引きひも29が前記固定滑車27の上端を通し、また前記輸送チャンバ3の中に設置された前記ローリングホイール49と連結されている。
【0022】
1:モータ6が起動し、モータ軸8を連動させて反時計回りに回転させ、これにより第二ベルトプーリ7を連動させて反時計回りに回転させ、これにより、ベルト9により連結された第一ベルトプーリ11を連動させて回転させ、これによりエアヒータ10を連動させて作動させ、乾燥チャンバ28の中へ熱風を輸送し、導風管14により乾燥チャンバ28の中の空気を循環させ、また除湿ブロック23により空気の中の水分を吸収し、熱風が生薬を乾燥させ、これにより熱風の循環を実現する。
【0023】
2:モータ軸8の回転が第一スプロケット62を連動させて回転させ、これにより第二スプロケット17と、第三スプロケット15と、第四スプロケット4とを連動させて反時計回りに回転させ、第三スプロケット15が時計回りに回転し、第四スプロケット4が反時計回りに回転し、第二スプロケット17が回転することにより第一乾燥ベルト20を反時計回りに輸送させることを実現し、第三スプロケット15が時計回りに回転することにより第二乾燥ベルト19を連動させて時計回りに輸送させ、第四スプロケット4が反時計回りに回転することにより伝送ベルト2を連動させて反時計回りに輸送させる。
【0024】
3:上側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を第一乾燥ベルト20に置いて乾燥させ、生薬が乾燥の標準に達する前に第一乾燥ベルト20により第二乾燥ベルト19に輸送され、乾燥の標準に達していない生薬が第二乾燥ベルト19により回転生薬下ろし板32まで輸送されて積り、半ギヤ39とラック36とが噛み合った時、右側の第三回転軸5が回転してスライドギヤ67を連動させて回転させ、これにより従動ギヤ48を連動させて回転させ、これにより同じ軸の半ギヤ39を連動させて回転させ、これによりラック36を連動させて上昇させ、これによりT型支持ブロック34と回転生薬下ろし板32とを上昇させ、同時にロールブラインド58が引き上げられ、捻りばね60が捻られ、生薬を引き続きに右方へ輸送することを防止し、回転生薬下ろし板32が引き続きに上昇して上方の方形ブロック25に当たる時に、回転生薬下ろし板32が傾斜し、この時に回転生薬下ろし板32の中のスライド板30が左方へ滑り出し、スライド板30の左端を第一乾燥ベルト20の上端面と接触させ、生薬がスライド板30により再び第一乾燥ベルト20に輸送されて乾燥され、半ギヤ39が歯のない部分まで回転した時、ラック36が半ギヤ39との噛み合いから離脱し、ラック36が下方へ落ちて復帰し、スライド板30が復帰ばね56の作用のもとで初期位置に戻り、ロールブラインド58が捻りばね60の作用のもとで復帰し、生薬が改めて回転生薬下ろし板32で積る。
【0025】
4:生薬を乾燥終えた時、導風管14の中の湿度センサー24が電磁石46を制御し、電磁石46が移動板43を吸引して左方へ運動させ、この時に貫通孔42が開き、移動板43が左方へ運動すると同時にロープ44を引き締め、ロープ44がロープ44のもう一端と連結されたスライドギヤ67を引き動かして前方へ運動させ、最後にスライドギヤ67が固定ギヤ70と噛み合い、これにより転び軸50にあるローリングホイール49を連動させて回転させ、これにより引きひも29を巻き上げ、固定滑車27により回転生薬下ろし板32を引き動かして傾斜させ、これにより乾燥終えた生薬が貫通孔42から伝送ベルト2に落ち、この時に下側の電磁スイッチ22を入れ、生薬を運び出す。
【0026】
5:乾燥終えた生薬を運び出した後、乾燥待ちの生薬をあらためて入れ、湿度センサー24が反応して再び電磁石46を制御し、これにより電磁石46が作動して再び移動板43を押し動かして貫通孔42を閉じ、スライドギヤ67が圧縮ばね51の作用のもとで復帰して改めて従動ギヤ48と噛み合い、装置全体の復帰を完了とする。
【0027】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。