特開2021-93167(P2021-93167A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-93167(P2021-93167A)
(43)【公開日】2021年6月17日
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20210521BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20210521BHJP
【FI】
   G06F1/16 312K
   G06F1/16 312S
   G06F1/16 312L
   G06F1/16 312G
   H05K5/02 V
   H05K5/02 L
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2021-12562(P2021-12562)
(22)【出願日】2021年1月29日
(62)【分割の表示】特願2017-566574(P2017-566574)の分割
【原出願日】2017年1月26日
(31)【優先権主張番号】特願2016-24957(P2016-24957)
(32)【優先日】2016年2月12日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100115554
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 幸一
(72)【発明者】
【氏名】勝山 雄介
(72)【発明者】
【氏名】真銅 健一
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AB04
4E360AB05
4E360AB08
4E360AB16
4E360AB42
4E360AC24
4E360CA02
4E360EC05
4E360EC12
4E360EC15
4E360ED03
4E360ED16
4E360ED27
4E360GA22
4E360GB46
4E360GC04
(57)【要約】
【課題】内部に侵入した粉塵を適切に処理可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、第1のユニット100と、第2のユニット200とを備え、第1のユニット100と第2のユニット200とが着脱可能に構成されている。いずれか一方のユニットは、他方のユニットの側部を収容可能なソケット400を有する。ソケット400は、第1のユニット100と第2のユニット200とを着脱可能にロックするロック機構と、ロック機構を操作するための操作部材420と、操作部材の操作に連動してソケットの内部から外部に排出可能な排出機構と、を備える。
【選択図】図20A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユニットと、第2のユニットとを備え、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器であって、
前記第1のユニットまたは前記第2のユニットのいずれか一方のユニットは、他方のユニットの側部を収容可能なソケットを有し、
前記ソケットは、
前記第1のユニットと前記第2のユニットとを着脱可能にロックするロック機構と、
前記ロック機構を操作するための操作部材と、
前記操作部材の操作に連動して前記ソケットの内部から外部に排出可能な排出機構と、を備える、
電子機器。
【請求項2】
前記排出機構は、
前記ソケットの内部で前記操作部材の操作に連動して移動する移動部材に形成され、前記ソケットの内部に有する侵入物を移動させる輸送部と、
前記ソケットのケースに、前記輸送部により移動される前記侵入物が前記ソケットの外部に排出されるように形成された排出孔と、を含む、
請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記輸送部は、複数有する、
請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
複数の前記輸送部が前記移動部材の移動方向において離間させて形成される、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記ソケットは、当該電子機器の幅方向に延びる舟状の形状を有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記排出孔に近い位置にある前記輸送部ほど、小さく形成されている、
請求項2から5のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記ソケットのケースは、樹脂材料からなる、
請求項2から6のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1のユニットまたは前記第2のユニットのいずれか一方のユニットは、タブレット型コンピュータであり、他方のユニットは、キーボードを含む入力ユニットである、
請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記入力ユニットは、マグネシウム合金からなる、
請求項8に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
表示部を有する第1のユニットと、入力部を有する第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、タブレット型コンピュータ(第1のユニット)と、キーボードを有するステーション(第2のユニット)とを備え、タブレット型コンピュータとステーションとが着脱可能に構成された電子機器を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−99007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
着脱可能に構成された電子機器においては、係合用の孔等を介して機器の内部に侵入したものを外部へ排出し難い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の電子機器は、第1のユニットと、第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成される。第1のユニットまたは第2のユニットのいずれか一方のユニットは、他方のユニットの側部を収容可能なソケットを有し、ソケットは、第1のユニットと第2のユニットとを着脱可能にロックするロック機構と、ロック機構を操作するための操作部材と、操作部材の操作に連動して前記ソケットの内部から外部に排出可能な排出機構と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、操作部材の操作に連動してソケットの内部からソケットの外部に排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本実施形態に係る電子機器の正面側の斜視図である。
図2A図2Aは、本実施形態に係る電子機器の背面側の斜視図である。
図2B図2Bは、本実施形態に係る電子機器の第1のユニットと第2のユニットとを閉じた状態を示す斜視図である。
図3A図3Aは、第1のユニット(タブレット型コンピュータ)が第2のユニットに嵌められた状態の、本実施形態に係る電子機器の正面図である。
図3B図3Bは、第1のユニット(タブレット型コンピュータ)が第2のユニットから取り外された状態の、本実施形態に係る電子機器の正面図である。
図4図4は、本実施形態に係る電子機器の第1のユニット(タブレット型コンピュータ)の斜視図である。
図5図5は、本実施形態に係る電子機器の第1のユニットの被係合部の拡大斜視図である。
図6図6は、図5の6−6線による断面図である。
図7A図7Aは、本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図(係合部材が第1の回転位置にある状態)であり、具体的には、ソケットの斜視図である。
図7B図7Bは、本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図(係合部材が第1の回転位置にある状態)であり、具体的には、係合部材部分の拡大斜視図である。
図8A図8Aは、本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図(係合部材が第2の回転位置にある状態)であり、具体的には、ソケットの斜視図である。
図8B図8Bは、本実施形態に係る電子機器の第2のユニットのソケットの外観図(係合部材が第2の回転位置にある状態)であり、具体的には、係合部材部分の拡大斜視図である。
図9A図9Aは、本実施形態に係る電子機器のソケット本体の外観図であり、具体的には、ソケット本体の斜視図である。
図9B図9Bは、本実施形態に係る電子機器のソケット本体の外観図であり、具体的には、ソケット本体の側面図である。
図10図10は、図7Aの10−10線による断面図(一部の部材は省略)である。
図11図11は、本実施形態に係る電子機器のロック機構構成部分のうちソケット側の構成部分の斜視図である。
図12A図12Aは、本実施形態に係る電子機器のロック機構の構成部分のうちソケット側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)であり(係合部材が第1の回転位置にある状態)、具体的には、斜視図である。
図12B図12Bは、本実施形態に係る電子機器のロック機構の構成部分のうちソケット側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)であり(係合部材が第1の回転位置にある状態)、具体的には、平面図である。
図12C図12Cは、図12Bの12C−12C線による断面図である。
図12D図12Dは、本実施形態に係る電子機器のロック機構の構成部分のうちソケット側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)であり(係合部材が第2の回転位置にある状態)、具体的には、斜視図である。
図12E図12Eは、本実施形態に係る電子機器のロック機構の構成部分のうちソケット側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)であり(係合部材が第2の回転位置にある状態)、具体的には、平面図である。
図12F図12Fは、図12Eの12F−12F線による断面図である。
図13A図13Aは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する係合部材の外観図であり、具体的には、正面図である。
図13B図13Bは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する係合部材の外観図であり、具体的には、側面図である。
図13C図13Cは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する係合部材の外観図であり、具体的には、平面図である。
図13D図13Dは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する支持部材、係合部材、及びバネの外観図であり、具体的には、下方から見た斜視図である。
図13E図13Eは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する支持部材、係合部材、及びバネの外観図であり、具体的には、下面図である。
図14A図14Aは、図12Bの14A−14A線による断面図である。
図14B図14Bは、図12Eの14B−14B線による断面図である。
図15図15は、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する連結部材、操作部材、及び係合部材の外観図であり、具体的は、操作部材が第1の位置にあり、係合部材が第1の回転位置にあるときの斜視図である。
図16A図16Aは、本実施形態に係る電子機器のロック機構による係合状態を説明する図であり、具体的には、係合状態を説明するための平面図である。
図16B図16Bは、図16Aの16B−16B線による断面図(図14Aの断面図に被係合部を書き加えた図)である。
図17図17は、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する連結部材、操作部材、及び係合部材の外観図であり、具体的には、操作部材が第2の位置にあり、係合部材が第2の回転位置にあるときの斜視図である。
図18A図18Aは、本実施形態に係る電子機器のロック機構による係合が解除された状態を説明する図であり、具体的には、係合が解除された状態を説明するための平面図である。
図18B図18Bは、図18Aの18B−18B線による断面図(図14Bの断面図に被係合部を書き加えた図)である。
図19A図19Aは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成するソケット本体、連結部材、及びバネの外観図であり、具体的には、操作部材が第1の位置にあるときの平面図である。
図19B図19Bは、図19Aの19B−19B線による断面図である。
図20A図20Aは、図19Bの矢印Hで示す部分の拡大図である。
図20B図20Bは、図19Bの矢印Hで示す部分の拡大図である。
図21A図21Aは、本実施形態に係る電子機器において第1のユニット(タブレット型コンピュータ)がソケットに装着された状態におけるコネクタピンの状態を説明する図である(図10の断面図と同一断面位置)。
図21B図21Bは、本実施形態に係る電子機器において、ソケットに装着されていた第1のユニット(タブレット型コンピュータ)が、ロック解除の際にコネクタピンの付勢力により持ち上げられた状態を説明する図である(図10の断面図と同一断面位置)。
図22図22は、本実施形態に係る電子機器の粉塵排出機構を構成する連結部材及び操作部材に設けられた粉塵掻き出し部を示す図である。
図23図23は、図20Bの23−23線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0009】
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0010】
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1を説明する。
【0011】
[1.構成]
[1−1.電子機器の概要]
図1は、本実施形態に係る電子機器1の正面側の斜視図である。図1は、電子機器1を開いた状態の外観を示す。図2Aは、本実施形態に係る電子機器1の背面側の斜視図である。図2Bは、本実施形態に係る電子機器の第1のユニット100と第2のユニット200とを閉じた状態を示す斜視図である。なお、図1等において、各機器やユニット等の方向に関する記載を定義している。幅方向については、電子機器1、第1のユニット100、第2のユニット200、入力ユニット300、及びソケット400について、同じ方向であり、以下において、単に「幅方向」と言う場合がある。なお、本実施形態において、ヒンジ部500の回転軸心方向は、上記幅方向と平行な方向である。図1以外の各図においては、説明対象のユニットについての方向の定義を記載している。なお、上記の定義は、理解を容易にするための説明便宜上のものであり、構成要素の絶対的配置条件や、使用の際の方向等まで規定するものではない。
【0012】
図1に示されるように、電子機器1は、第1のユニット100(タブレット型コンピュータ)と、第2のユニット200(キーボード301等を有するユニット)とを備える。第1のユニット100と第2のユニット200とは着脱可能であり、これにより、電子機器1は、所謂、デタッチャブル型コンピュータとして構成されている。図3A及び図3Bは、本実施形態に係る電子機器1の正面図である。具体的に、図3Aは第1のユニット100が第2のユニット200に装着された状態を示し、図3Bは第1のユニット100が第2のユニット200から取り外された状態を示す。
【0013】
図1図2A図2B図3A及び図3Bに示すように、第1のユニット100は、タブレット型コンピュータである。第1のユニット100は、第1の主面100a(厚み方向の表側の面)に、表示部101を有する。表示部101は、例えば液晶表示パネルである。また、表示部101は、ユーザのタッチ操作を受付可能なタッチパネルである。第1のユニット100は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)、揮発性記憶装置(Random Access Memory:RAM)、不揮発性記憶装置(Read Only Memory:ROM、Solid State Drive:SSD等)、バッテリ等を内蔵している。第2の主面100b(厚み方向の裏側の面)には、着脱可能な蓋102を有する。不揮発性記憶装置(ROM、SSD等)には、オペレーティングシステム(OS)、種々のアプリケーションプログラム、種々のデータ等が格納されている。中央演算処理装置(CPU)は、OS、アプリケーションプログラム、種々のデータを読み込んで演算処理を実行することにより、種々の機能を実現する。
【0014】
第2のユニット200は、ユーザが入力処理を行うことが可能な入力部を備え、第1のユニット100が着脱可能である。第2のユニット200は、入力ユニット300と、ソケット400と、ヒンジ部500とを備える。
【0015】
入力ユニット300の筐体は、例えばマグネシウム合金などの金属や樹脂により形成される。入力ユニット300の主面300a(厚み方向の表側の面)には、キーボード301、タッチパッド302及び複数の操作ボタン303等を含む入力部が設けられている。
【0016】
ソケット400は、第1のユニット100の上下方向の下側の側部100S(以下適宜「下側部100S」という)を収容可能である。
【0017】
ヒンジ部500は、入力ユニット300の奥行き方向の後側の側部300S(以下適宜「後側部300S」という)側とソケット400の上下方向の下側の側部400S(以下適宜「下側部400S」という)とを、入力ユニット300とソケット400とが相対回転可能なように連結する。ヒンジ部500は、電子機器1の幅方向に平行な回転軸心HCを有する。ヒンジ部500は、例えば図1図2Aのように第1のユニット100と第2のユニット200とが例えば100度程度の角度をなすように開いた状態で保持することができる。また、ヒンジ部500は、第1のユニット100を第2のユニット200に対して閉じた状態(第1のユニット100の第1の主面100aと第2のユニット200の入力ユニット300の主面300aとが近接して対向し、ほぼ平行となる状態)とすることができる。
【0018】
ソケット400には、第1のユニット100の下側部100Sが収容された状態において、第1のユニット100のコネクタ120(図4参照)と接続されるコネクタ460(図7A参照)が設けられている。コネクタ120及びコネクタ460を介して、第1のユニット100と第2のユニット200との間で、種々の信号や電力の授受を行うことができる。例えば、第2のユニット200の入力ユニット300のキーボード301、タッチパッド302、複数の操作ボタン303等の入力部等から出力される信号を第1のユニット100に出力することができる。第1のユニット100は、これらの信号を受信し、受信した信号に基づく制御が可能である。したがって、電子機器1によれば、第2のユニット200に第1のユニット100を装着して、ノートタイプ型コンピュータとして利用することができる。また、第1のユニット100単体で、タブレット型コンピュータとして利用することができる。
【0019】
[1−2.ロック機構の構成]
本実施形態の電子機器1は、第1のユニット100が第2のユニット200に装着された状態(連結状態)において、第1のユニット100が第2のユニット200から離脱するのを防止するためのロック機構を有する。つまり、電子機器1は、第1のユニット100と第2のユニット200とを連結状態でロック可能なロック機構を有する。以下、ロック機構について詳しく説明する。
【0020】
[1−2−1.第1のユニット側のロック機構構成部分の構成]
図4は、本実施形態に係る電子機器1の第1のユニット100(タブレット型コンピュータ)の斜視図である。第1のユニット100の下側部100Sには、第1のユニット100側のロック機構構成部分として、被係合部110が設けられている。被係合部110は、第2のユニット200側のロック機構を構成する係合部440の係合部材443(図7A及び図7B参照)に係合可能である。被係合部110は、下側部100Sに、第1のユニット100の幅方向に間隔を空けて、2個設けられている。
【0021】
図5は、本実施形態に係る電子機器1の第1のユニット100の被係合部110の拡大斜視図である。図6は、図5の6−6線による断面図である。これらの図に示すように、被係合部110は、後述する係合部材443に係合可能な凹部として構成されている。第1のユニット100は、金属製のフレーム121、及び樹脂製の側部カバー122を有する。フレーム121は、第1のユニット100の骨格及び外表面の一部を構成する部材である。側部カバー122は、第1のユニット100の下側部100Sの外表面を覆う枠状の部材である。フレーム121には凹部121aが形成され、側部カバー122には開口122aが形成されている。フレーム121の凹部121aの内面には、金属製の保護部材123が取り付けられている。保護部材123には、係合部材443の後述する一対の係合突起443a(図7B参照)の一方に係合可能な係合孔123aが設けられている。また、フレーム121の凹部121a内には、さらに、係合部材443の他方の係合突起443aに係合可能な係合凹部121bが設けられている。ここで、保護部材123は削れ防止のため、マグネシウム材よりもステンレス材が望ましい。
【0022】
[1−2−2.第2のユニット側のロック機構構成部分及びソケットの構成]
[1−2−2−1.ソケットの構成]
第2のユニット200側のロック機構構成部分はソケット400に収容されている。図7A及び図7Bは、本実施形態に係る電子機器1のソケット400の外観図である(係合部材443が第1の回転位置にある状態)。具体的に、図7Aはソケット400の斜視図であり、図7Bは係合部材443部分の拡大斜視図である。図8A及び図8Bは、本実施形態に係る電子機器1のソケット400の外観図である(係合部材443が第2の回転位置にある状態)。具体的に、図8Aはソケット400の斜視図であり、図8Bは係合部材443部分の拡大斜視図である。
【0023】
ソケット400は、ソケット本体410と、操作部材420と、係合部材443を有する係合部440と、駆動機構430(図11参照)とを有する。
【0024】
ソケット400は、電子機器1の幅方向に延びる舟状の形状を有し、第1のユニット100の下側部100Sを嵌めることが可能な凹部400yを有する。
【0025】
係合部440は、後述するように、第1のユニット100の下側部100Sの被係合部110に係合可能に構成されている。係合部材443は、詳しくは後述するが、ソケット400の上下方向に平行な回転軸心RC(回転軸部443bの軸心)を中心として回転可能に構成されている。係合部材443は、支持部材431の基板部431aの上面において、ソケット400の幅方向に間隔を空けて、2個設けられている。2個の係合部材443は、第1のユニット100の下側部100Sをソケット400に嵌めたときに、第1のユニット100の被係合部110と係合可能な位置関係で配置されている。係合部材443は、支持部材431の基板部431aの上面(第2のユニットの所定面)よりも上方に突出するように配置される。
【0026】
係合部材443は、操作部材420が図7Aに示す第1の位置(幅方向の左側の所定位置)にあるときに、第1の回転位置(係合部材443の係合突起443aが支持部材431の係合部材支持部431bよりも厚み方向において表側及び裏側に突出する位置)に回転し、被係合部110と係合する。また、係合部材443は、操作部材420が図8Aに示す第2の位置(幅方向の右側の所定位置)にあるときに、第2の回転位置(係合部材443の係合突起443aが支持部材431の係合部材支持部431bから厚み方向に突出しない位置)に回転し、被係合部110との係合が解除される。
【0027】
[1−2−2−2.ソケット本体]
図9A及び図9Bは、本実施形態に係る電子機器1のソケット本体410の外観図である。具体的に、図9Aはソケット本体410の斜視図であり、図9Bはソケット本体410の側面図である。
【0028】
ソケット本体410は、舟状の形状を有し、駆動機構430を収容する(図11参照)。ソケット本体410は、樹脂により形成されている。なお、ソケット本体410は、マグネシウム合金等の金属で形成されてもよい。
【0029】
図10は、図7Aの10−10線による断面図(一部の部材は省略)である。図10は、10−10線の位置における、ソケット400の幅方向(長手方向、延設方向)に垂直な断面の形状を示す。なお、本実施形態において、ソケット400、下側部100S、及び後側部300Sの幅方向、長手方向、延設方向は、同一の方向であるが、理解の容易のため、各部材の説明内容に応じて、適宜、いずれかの方向を示す用語を用いる。ソケット本体410は、第1の外壁部410aと第2の外壁部410bとを有する。第1の外壁部410aは、ソケット400に第1のユニット100の下側部100Sが収容された収容状態において、第1のユニット100の下側部100Sの延設方向と平行に延設され(図9A参照)、第1のユニット100の第1の主面100aに平行となる。第1の外壁部410aは、第1の主面100aの下側部100S側を支持する。第2の外壁部410bは、収容状態において、第1のユニット100の下側部100Sの延設方向と平行に延設され(図9B参照)、第1のユニット100の第2の主面100b(裏側の面)に平行となる。第2の外壁部410bは、第2の主面100bの下側部100S側を支持する。ソケット本体410は、延設方向に垂直な断面の形状が略U字状とされている。
【0030】
上記構成によれば、第1のユニット100は、その第1の主面100aの下側部100S側と第2の主面100bの下側部100S側とがソケット400の第1の外壁部410aと第2の外壁部410bとにより挟まれた状態で支持される。
【0031】
ここで、図3A図3Bに示すように、第1のユニット100の第1の主面100aにおいて表示部101よりも下方に位置する下側部100S側には、ソケット400の幅方向の中央側において(延設方向の端部側以外の部分において)、操作スイッチ103とインジケータ104とが配置されている。そのため、この部分においては、第1の外壁部410aの上下方向の長さ(高さ)は、操作スイッチ103及びインジケータ104と干渉しない高さとする必要があり、十分な高さを確保できない。
【0032】
そこで、本実施形態では、図9Bに示すように、ソケット本体410において、第1の外壁部410a及び第2の外壁部410bの、ソケット400の幅方向(延設方向)の端部側における、ソケット400の上下方向(延設方向に垂直な方向)の長さL1を、ソケット400の幅方向(延設方向)の端部側以外の部分の上下方向の長さL2よりも長くしている。
【0033】
これにより、第1のユニット100の第1の主面100aの下側部100S側において、幅方向の中央側に、操作スイッチ103(第2操作部)とインジケータ104との少なくとも一方の部材が配置されている場合でも、第1のユニット100を、幅方向の端部側において、より上方の位置まで第1の外壁部410a及び第2の外壁部410bにより支持することができる。したがって、第2のユニット200のソケット400に収容された第1のユニット100の支持状態を安定させることができる。
【0034】
また、図7Aに示すように、ソケット本体410は、第1の外壁部410aにおける幅方向(延設方向)の右側の端部と第2の外壁部410bにおける幅方向の右側の端部とを連結する第3の外壁部410cと、第1の外壁部410aにおける幅方向の左側の端部と第2の外壁部410bにおける幅方向の左側の端部とを連結する第4の外壁部410dとを有する。
【0035】
これにより、ソケット400(ソケット本体410)の強度が向上する。例えば、第1の外壁部410a及び第2の外壁部410bが互いに離間する方向に倒れるのを抑制することができる。そのため、第2のユニット200のソケット400に装着される第1のユニット100の支持状態をより一層安定させることができる。
【0036】
[1−2−2−3.操作部材]
操作部材420は、ユーザによるロック解除操作を受け付ける部材である。操作部材420は、樹脂により形成されている。なお、操作部材420は、マグネシウム合金等の金属で形成されてもよい。操作部材420は、ソケット本体410に対してソケット400の幅方向において第1の位置と第2の位置との間で直線的に移動可能なように、ソケット400に支持されている。
【0037】
前述の図10に示すように、操作部材420は、ソケット本体410の第1の外壁部410aと平行な面を有する操作部420aと、連結部材433に連結される連結部420bと、を有する。操作部材420は、ソケット400の幅方向(延設方向)に垂直な断面の形状が略L字状の形状とされている。そのため、ユーザは、例えば、図1のように第1のユニット100を第2のユニット200に対して開いて電子機器1を操作しているときに、操作部420aを操作することができる。
【0038】
[1−2−2−4.係合部材及び駆動機構]
図11は、本実施形態に係る電子機器1のロック機構構成部分のうちソケット400側の構成部分の斜視図である。
【0039】
ロック機構構成部分のうちソケット400側の構成部分は、前述の操作部材420と、係合部材443と、駆動機構430とを有する。
【0040】
[1−2−2−4−1.駆動機構]
駆動機構430は、操作部材420が図7Aに示す第1の位置に移動されたときに係合部材443を第1の回転位置に回転させ、操作部材420が図8Aに示す第2の位置に移動されたときに係合部材443を第2の回転位置に回転させる。すなわち、駆動機構430は、操作部材420の第1の位置と第2の位置との間の直線移動を、係合部材443の第1の回転位置と第2の回転位置との間の回転に変換する。
【0041】
駆動機構430は、支持部材431、ベース部材432、連結部材433、第1バネ434(図19A及び図19B参照)、第2バネ451(図18B参照)を有する。
【0042】
図12A図12B、及び図12Cは、本実施形態に係る電子機器1のロック機構構成部分のうちソケット400側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)である(係合部材が第1の回転位置にある状態)。具体的に、図12Aは斜視図、図12Bは平面図、図12C図12Bの12C−12C線による断面図である。図12D図12E、及び図12Fは、本実施形態に係る電子機器のロック機構の構成部分のうちソケット側の構成部分の外観図(一部の部材は省略)である(係合部材が第2の回転位置にある状態)。具体的に、図12Dは斜視図、図12Eは平面図、図12F図12Eの12F−12F線による断面図である。
【0043】
連結部材433は、ソケット400の幅方向に沿って延びる板状の部材であり、操作部材420に固定される。例えば、連結部材433は、図10に示すように、下方に突出する突起433gが操作部材420の連結部420bの連結孔420cに嵌合されることにより、操作部材420に固定される。連結部材433は、操作部材420の移動方向(ソケット400の幅方向)に沿って移動可能なように、ソケット本体410により支持される。連結部材433は、例えば樹脂により形成される。なお、連結部材433は、樹脂と同程度の摺動性が確保されるのであれば金属により形成されてもよい。
【0044】
連結部材433は、係合部材443の係合軸部443gが相対移動可能に係合される溝部433a(433b)を有する(図15図17参照)。
【0045】
溝部433a(433b)は、操作部材420が図15に示すように第1の位置に移動されたときに係合部材443を回転軸心RC(回転軸部443bの軸心)を中心として第1の回転位置に回転させ、操作部材420が図17に示すように第2の位置に移動されたときに係合部材443を回転軸心RCを中心として第2の回転位置に回転させるように、蛇行させて形成されている。具体的に、溝部433aは、幅方向の左端部が厚み方向において他の部分よりも表側に位置し、幅方向の右端部が厚み方向において他の部分よりも裏側に位置するように、略逆S字状に形成されている。これに対し、溝部433bは、幅方向の左端部が厚み方向において他の部分よりも裏側に位置し、右端部が厚み方向において他の部分よりも表側に位置するように、略S字状に形成されている。
【0046】
図12A図12Fに戻り、ベース部材432は、ソケット400の幅方向に沿って延びる部材であり、ソケット本体410に固定される。ベース部材432は、例えば樹脂により形成される。ベース部材432は、回転中心軸部432aと、回転規制壁432bとを有する。
【0047】
回転中心軸部432aは、係合部材443の下部に形成された軸穴443fに挿通され、係合部材443を回転可能なようにその下部側において支持する。
【0048】
回転規制壁432bは、係合部材443の回転時に係合部材443の下部に形成された腕部443hと当接することにより、係合部材443の回転を第1の回転位置と第2の回転位置との間の範囲に規制する。
【0049】
図7A及び図7Bに戻り、支持部材431は、ソケット400の幅方向の左右の端部側のそれぞれに配置される。左右の支持部材431は、左右対称の構造を有する。各支持部材431は、ソケット400の幅方向に沿って延びる板状の部材である。各支持部材431は、ソケット本体410に固定される。支持部材431は、例えば金属により形成される。各支持部材431は、基板部431a、係合部材支持部431b、係合部材配置孔431dを有する。
【0050】
基板部431aは、ベース部材432に載置され、ベース部材432及びソケット本体410にネジ等を利用して固定される。
【0051】
係合部材配置孔431dは、基板部431aにおいてソケット400の上下方向に貫通する孔であり、係合部材443の上部側が回転可能なように配置される。これにより、係合部材443の上部側は、基板部431aの上面よりも上方に突出している。
【0052】
係合部材支持部431bは、基板部431aに、係合部材配置孔431dを幅方向にまたぐように立設される。係合部材支持部431bは、ゲート状の形状を有する。係合部材支持部431bは、ソケット400の上下方向に貫通する挿通孔431cを有する。挿通孔431cには、係合部材443の回転軸部443bが挿通される。これにより、係合部材支持部431bは、係合部材443の上部側を、係合部材443が回転軸部443bを中心として回転可能なように支持する。
【0053】
図19A及び図19Bは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成するソケット本体、連結部材、及びバネの外観図である。具体的に、図19Aは、操作部材が第1の位置にあるときの平面図であり、図19B図19Aの19B−19B断面図である。図20は、図19Bの矢印Hで示す部分の拡大図である。
【0054】
第1バネ434は連結部材433のバネ収容部433dに収容される。第1バネ434の一端は、連結部材433のバネ係止部433eに係止され、他端はソケット本体410のバネ係止部415に係止される。第1バネ434は、連結部材433及び連結部材433に固定された操作部材420を装置幅方向においてその第1の位置側に付勢する。
【0055】
第2バネ451の構成については後述する。
【0056】
[1−2−2−4−2.係合部材]
図13A図13B、及び図13Cは、本実施形態に係る電子機器1のロック機構を構成する係合部材443の外観図である。具体的に、図13Aは正面図、図13Bは側面図、図13Cは平面図である。
【0057】
係合部材443は、図13A図13B、及び図13Cに示すように、上から順に、上述の回転軸部443b、係合体443c、嵌合凸部443j、筒状部443e、腕部443h、係合軸部443gを有する。
【0058】
回転軸部443bは、係合部材443の上端側に設けられている。
【0059】
係合体443cは、回転軸部443bを挟んで径方向で互いに反対側に突出するように形成された一対の係合突起443aを有する。係合突起443aは、円柱体の側部を回転軸部443b(回転軸心RC)を挟んで平行に切り落とし、さらに、上面近傍以外の部分について、Lで示すラインよりも径方向の外側の部分を削り出すことにより形成されている。
【0060】
筒状部443eは、下端において開口する軸穴443fを有する。軸穴443fの軸心は、回転軸部443bの軸心と同一軸心上に形成されている。
【0061】
腕部443hは、筒状部443eの下端部から径方向外側に延びる。
【0062】
係合軸部443gは、腕部443hの径方向外端部から回転軸部443b(回転軸心RC)と平行に、下方に延びる。
【0063】
嵌合凸部443jは、筒状部443eの上端に、径方向に突出させて形成されている。係合部材443の嵌合凸部443jは、図13Cからわかるように、軸方向で見た形状が、円盤の側部を、回転軸心RCを挟んで平行に切り落とした形状を有している。
【0064】
図13D及び図13Eは、本実施形態に係る電子機器のロック機構を構成する支持部材431、係合部材443、及び第2バネ451の外観図である。具体的に、図13Dは下方から見た斜視図、図13Eは下面図である。
【0065】
支持部材431の下面には、第1嵌合凹部431eと、第2嵌合凹部431fとが設けられている。
【0066】
第1嵌合凹部431eは、下面側から見た形状が円形となっている。第1嵌合凹部431eの円の直径は、係合部材443の嵌合凸部443jの直径よりも若干量大きく設定されており、係合部材443の嵌合凸部443jが嵌合した状態で回転軸心を中心として回転可能となっている。
【0067】
第2嵌合凹部431fは、下面側から見た形状が係合部材443の嵌合凸部443jを回転軸心方向から見た形状とほぼ同じ形状を有し、その寸法は係合部材443の嵌合凸部443jの寸法よりも若干量大きく設定されており、係合部材443が第2の回転位置にあるときに、係合部材443の嵌合凸部443jと第2嵌合凹部431fとが嵌合可能となっている。換言すれば、係合部材443の嵌合凸部443jが第2嵌合凹部431fに嵌合している状態では、係合部材443が回転軸心RCを中心として回転できないようになっている。なお、図13D及び図13Eは、係合部材443の嵌合凸部443jが第1嵌合凹部431e内にあり、第1回転位置から第2回転位置側に若干量回転した状態を示している。
【0068】
図14Aは、図12Bの14A−14A線による断面図である。図14Aは、操作部材420が第1の位置にあり、係合部材443が第1の回転位置にあるときの状態を示している。図14Bは、図12Eの14B−14B線による断面図である。図14Bは、操作部材420が第2の位置にあり、係合部材443が第2の回転位置にあるときの状態を示している。なお、これらの図では、説明便宜上、図12A図12Fに示されている部材についても追加している。係合部材443は、回転軸部443bが挿通孔431c内に挿通される。また、軸穴443fがベース部材432の回転中心軸部432aに嵌められる。上述のように、軸穴443fの軸心は、回転軸部443bの軸心と同一軸心上に形成されている。そのため、係合部材443は、回転軸部443b及び軸穴443fの中心を回転軸心RC(中心)として、回転可能である。
【0069】
第2バネ451は、コイルバネにより構成され、ベース部材432の回転中心軸部432aに挿通されている。第2バネ451の一端はベース部材432の底面432cに当接し、他端は係合部材443の軸穴443fに段差状に形成されたバネ当接部443kに当接する。第2バネ451は、係合部材443を、回転軸心RC方向において第2軸心方向位置側に付勢する。
【0070】
図10に戻り、コネクタ460は、コネクタ本体462及びコネクタピン461を有する。コネクタピン461は、ソケット400の延設方向(装置幅方向)において複数並列に配列されている(図7A参照)。本実施形態では、約20個のコネクタピン461が配列されている。
【0071】
コネクタピン461は、基部461bと、電極部461aとを有する。基部461bは上下方向にほぼ直線的に延び、端部がコネクタ本体462のピン支持部462aに当接している。電極部461aは、第1のユニット100のコネクタ120の電極部に接触する部位であり、基部461bの他端側から延びつつ緩やかに曲がるバネ状に形成されている。コネクタピン461は、弾性材を利用して形成されており、第1のユニット100のコネクタ120の電極部が電極部461aに押し当てられると、電極部461aの上部側が弾性変形し下方に押し下げられるようになっている。そのため、第1のユニット100がソケット400に装着されている状態においては、複数のコネクタピン461は、第1のユニット100をソケット400から離脱させる方向に(上方に)付勢する。その付勢力は、ソケット400に嵌められているがロックされていない第1のユニット100を上方に持ち上げることが可能な程度の大きさを有する。
【0072】
[1−2―2−4−3.ロック機構の作用]
図15は、本実施形態に係る電子機器1のロック機構を構成する連結部材433、操作部材420、及び係合部材443の外観図である。具体的には、操作部材420が第1の位置にあり、係合部材443が第1の回転位置にあるときの斜視図である。図16A及び図16Bは、本実施形態に係る電子機器1のロック機構のうち幅方向右側のロック機構による係合状態を説明する図である。具体的に、図16Aは係合状態を説明するための平面図、図16B図16Aの16B−16B線による断面図である。
【0073】
図15に示すように、操作部材420が第1の位置にあるとき、係合部材443の係合軸部443gは、連結部材433の溝部433a、433bの右端側に位置する。そして、幅方向右側の係合部材443は、係合軸部443gが溝部433bにより厚み方向において表側に回転され、幅方向左側の係合部材443は、係合軸部443gが溝部433aにより厚み方向において裏側に回転されることにより、第1の回転位置に位置される。このとき、図16A図16Bに示すように、係合部材443の係合突起443aが第1のユニット100の被係合部110の係合凹部121bに係合する。これにより、第1のユニット100がソケット400にロックされる。このとき、係合部材443の回転軸部443bの上端が第1のユニット100の凹部121aの保護部材123の平面部123bに当接していることにより、係合部材443は第2バネ451の付勢力に抗して下方に押し下げられて、第1の軸心方向位置に位置している。また、嵌合凸部443jは、支持部材431の第1嵌合凹部431eに嵌まっている。
【0074】
この状態から操作部材420を第2の位置まで移動させると、図17図18A、及び図18Bに示す状態となる。図17は、本実施形態に係る電子機器1のロック機構を構成する連結部材433、操作部材420、及び係合部材443の外観図であり、具体的には、操作部材420が第2の位置にあり、係合部材443が第2の回転位置にあるときの斜視図である。図18A及び図18Bは、本実施形態に係る電子機器1のロック機構のうち幅方向右側のロック機構による係合が解除された状態を説明する図である。具体的に、図18Aは係合が解除された状態を説明するための平面図、図18B図18Aの18B−18B断面図である。
【0075】
図17に示すように、操作部材420が第2の位置にあるとき、係合部材443の係合軸部443gは、連結部材433の溝部433a、433bの左端側に位置する。そして、幅方向右側の係合部材443は、係合軸部443gが溝部433bにより厚み方向において裏側に回転され、幅方向左側の係合部材443は、係合軸部443gが溝部433aにより厚み方向において表側に回転されることにより、第2回転位置に位置される。このとき、図18A図18Bに示すように、係合部材443の係合突起443aと、第1のユニット100の被係合部110の係合凹部121bとの係合が解除される。これにより、第1のユニット100のソケット400に対するロックが解除され、第1のユニット100を第2のユニット200から取り外すことが可能となる。
【0076】
ここで、第1のユニット100は、そのコネクタ120を介して、ソケット400のコネクタ460のコネクタピン461により上方に付勢されている。そのため、ロックが解除された第1のユニット100がコネクタピン461の付勢力により上方に押し上げられる。また、係合部材443は、第2バネ451の付勢力により上方に付勢されているとともに、第2の回転位置にある。また第1のユニット100は上方にするため、係合部材443は第2バネ451の付勢力により上方に(第2軸心方向位置に)押し上げられて、嵌合凸部443jが支持部材431の第2嵌合凹部431fに嵌まることとなる。これにより、係合部材443は、回転軸心を中心とする回転が規制される。そのため、係合部材443と被係合部110とのロック解除状態が維持される。そのため、利用者は、操作部材420を、第2の位置(ロック解除位置)側に移動させた状態で把持し続ける必要がない。よって、一方の手で操作部材420を第2の位置(ロック解除位置)に保持しつつ、他方の手で第1のユニット100をソケット400から引き出す必要がなくなる。つまり、両手を利用して、取り外す必要がなくなる。また、操作部材420が第2の位置(ロック解除位置)で維持されるため、利用者は、ロック機構が現在ロック解除状態にあることを目視により認識できる。
【0077】
次に、第1のユニット100が装着されていない状態のソケット400に第1のユニット100を装着する場合について説明する。ソケット400に第1のユニット100を挿入していくと、まず、第1のユニット100の保護部材123の平面部123bが、係合部材443の回転軸部443bの上端に当接する。そして、第1のユニット100をソケット400にさらに挿入すると、保護部材123の平面部123bが係合部材443の回転軸部443bの上端に当接していることにより、係合部材443が下方に押し下げられる。そして、係合部材443の嵌合凸部443jが、支持部材431の第2嵌合凹部431fの位置から第1嵌合凹部431eの位置にまで押し下げられると、つまり、係合部材443が第1の軸心方向位置にまで押し下げられると、係合部材443の嵌合凸部443jと支持部材431の第2嵌合凹部431fとの嵌合が解除され、これにより、係合部材443の回転規制が解除され、係合部材443は、第1嵌合凹部431e内で回転軸心を中心として回転可能となる。また、係合部材443が回転可能となることにより、係合部材443の係合軸部443gに溝部433a、433bが係合している連結部材433の装置幅方向への移動が可能となる。ここで、連結部材433は、前述のように、第1バネ434により、操作部材420の第1の位置側に付勢されている(引っ張られている)。そのため、連結部材433及びこれに結合されている操作部材420が第1の位置側に移動するともに、連結部材433の移動により係合部材443が第1の回転位置に回転する。そのため、図16A図16Bに示すように、係合部材443の係合突起443aが第1のユニット100の被係合部110の係合凹部121bに係合する。これにより、第1のユニット100がソケット400にロックされる。
【0078】
ここで、利用者がソケット400に第1のユニット100を装着する際、第1のユニット100の下側部100Sの延設方向の一端側について十分にソケット400内に挿入されたものの、他端側については十分に挿入されない場合が生じることがある。この場合、他端側の係合部材443については、第1のユニット100の保護部材123の平面部123bによる押し下げが生じず、そのため、他端側の係合部材443の嵌合凸部443jと支持部材431の第2嵌合凹部431fとの係合が解除されない。そのため、他端側の係合部材443は、回転できない。よって、連結部材433及びこれに結合されている操作部材420は、第1の位置側に移動しない。したがって、利用者は、操作部材420が第1の位置側に移動しないことに基づいて、第1のユニット100がソケット400にロックされていないことを目視により認識できる。そのため、第1のユニット100をソケット400内に適切に挿入することを利用者が行うことが期待され、これにより、第1のユニット100とソケット400とが十分にロックされないまま、電子機器1が持ち運びされるようなことが抑制される。
【0079】
[1−3.粉塵排出機構]
着脱可能に構成された電子機器においては、係合用の孔等を介して粉塵が機器の内部に侵入しやすい。本実施形態の電子機器1では、ソケット400において、係合部材配置孔431d等を介して内部に粉塵が侵入する場合がある。そこで、本実施形態では、内部に侵入した粉塵を適切に処理可能とする。
【0080】
[1−3−1.構成]
前述の図20A及び図20B、並びに図22図23を参照して本実施形態の粉塵排出機構について説明する。図22は、本実施形態に係る電子機器の粉塵排出機構を構成する連結部材及び操作部材に設けられた粉塵掻き出し部を示す図である。図23は、図20Bの23−23線による断面図である。
【0081】
上記の課題に対処するため、電子機器1は、ソケット400の内部に侵入した粉塵をソケット400の外部に排出させる粉塵排出機構600を備えている。粉塵排出機構600は、操作部材420の操作に連動して粉塵をソケット400の外部に排出させるように構成されている。以下、具体的に構成を説明する。
【0082】
図20A図20B図23に示されているように、ソケット本体410の底面部410eにはソケット400の内部と外部とを連通する貫通孔からなる粉塵排出孔410sが形成されている。粉塵排出孔410sは、ソケット400の内部に進入した粉塵を排出させるために設けられている。粉塵排出孔410sは、ソケット400の幅方向(長手方向)に長い長孔である。これは、後述する複数の粉塵掻き出し部の上記幅方向(長手方向)の移動時に、粉塵が排出されやすくするためである。
【0083】
図20A図20B図22に示されているように、操作部材420には、連結部420bから下方に凹むように形成された凹部420eが設けられている。凹部420eの底面部420hは概ね平らに形成され、ソケット本体410の底面部410eに微小な隙間を介して対向している。
【0084】
また、連結部材433のバネ収容部433dの底面部433hは概ね平らに形成され、ソケット本体410の底面部410eに微小な隙間を介して対向している。
【0085】
凹部420eの底面部420h及びバネ収容部433dの底面部433hには、連結部材433の移動方向(ソケット400の幅方向)において離間させて、第1〜第5の複数の粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kが形成されている。第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kは、凹部420eの底面部420hに形成されている。第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kは、バネ収容部433dの底面部433hに形成されている。
【0086】
各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kは、バネ収容部433dの底面部433h及び凹部420eの底面部420hとソケット本体410の底面部410eとの間の上記の隙間の長さよりも若干量大きい長さ分、ソケット本体410の底面部410e側に突出するように形成されている。若干量大きい長さとは、連結部材433がソケット本体410に対して滑らかに摺動可能な程度に、各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kとソケット本体410の底面部410eとが接する長さである。
【0087】
各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kは、バネ収容部433dの底面部433h及び凹部420eの底面部420hに対して垂直な方向から見たときに、連結部材433の移動方向(ソケット400の幅方向)において一方側が開口し、他方側が閉じた略“>”字状の形状を有している。
【0088】
第1粉塵掻き出し部420jと第2粉塵掻き出し部420kはほぼ同じ大きさに形成されている。
【0089】
これに対し、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、第5粉塵掻き出し部433kは、後者ほど大きく形成されている。より具体的には、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、第5粉塵掻き出し部433kは、連結部材433が後述する第1の幅方向位置にあるときに、粉塵排出孔410sに近い位置にある粉塵掻き出し部ほど、小さく形成されている。
【0090】
第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kは、操作部材420を第1の位置から第2の位置に移動させたときに、粉塵排出孔410sの上方を通過することとなる位置に形成されている。
【0091】
[1−3−3.粉塵排出機構の作用]
図1に示すように第1のユニット100がソケット400に装着されている状態のときに、第1のユニット100をソケット400から取り外すために、操作部材420が操作されたものとする。このとき、操作部材420は、ソケット400の幅方向において第1の位置から第2の位置に移動する。そうすると、操作部材420に固定されている連結部材433が、操作部材420の移動に連動して、ソケット400の幅方向において、図20Aに示す第1の幅方向位置(操作部材420が第1の位置にあるときにおける連結部材433の位置)から、図20Bに示す第2の幅方向位置(操作部材420が第2の位置にあるときにおける連結部材433の位置)まで移動する。この移動時、第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kが、粉塵排出孔410sの幅方向左側から幅方向右側に移動する。つまり、第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kが、粉塵排出孔410sの上方を通過する。そのため、第1の幅方向位置にあるときに、ソケット本体410の底面部410eの上面で第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kの幅方向右側に存在している粉塵は、第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kにより幅方向右側に押され、粉塵排出孔410sの上方に到達したときに、粉塵排出孔410sを介してソケット400の外部に落下することとなる。つまり、第1の幅方向位置にあるときにソケット400の内部において第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kの幅方向右側に存在している粉塵が、ソケット400の外部に排出されることとなる。
【0092】
また、上記のように操作部材420が操作されたときに、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kが、粉塵排出孔410sの幅方向左側の領域において、幅方向左側から幅方向右側に移動する。このとき、連結部材433が第1の幅方向位置にあるときにソケット本体410の底面部410eの上面で第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kの幅方向右側に存在している粉塵は、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kにより幅方向右側に押される。このとき、第3粉塵掻き出し部433iは、連結部材433が第1の幅方向位置にあるときの第2粉塵掻き出し部420kの位置近傍にまで移動する。ここで、粉塵は微小で軽いので、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kにより幅方向右側に押されたときに、第3粉塵掻き出し部433iの幅方向右側の端部よりもより幅方向右側にまで飛散等により移動する。そのため、粉塵は粉塵排出孔410sの近傍にまで移動することとなる。
【0093】
ここで、各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kは、前述のように、バネ収容部433dの底面部433h及び凹部420eの底面部420hに対して垂直な方向から見たときに、連結部材433の移動方向(ソケット400の幅方向)において一方側(幅方向左側)が開口し、他方側(幅方向右側)が閉じた略“>”字状の形状を有している。そのため、各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kが、幅方向右側に、閉じた側を先端として移動しているときに、粉塵はスムーズにかき分けられ、移動方向においてより後側(幅方向左側)にある粉塵掻き出し部により受け止められていく。そのため、1ケ所に粉塵が集中しにくく、その結果、移動時における連結部材433及び操作部材420とソケット本体410との間の摺動抵抗が増加するのが抑制される。そのため、操作部材420の操作性に影響を与えるのが抑制される。
【0094】
操作部材420に対する操作が解除されると、操作部材420が第1バネ434の付勢力により第2の位置から第1の位置に戻ることとなるが、その際、粉塵排出孔410sの幅方向右側に位置している粉塵が、第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kにより、幅方向左側に押され、粉塵排出孔410sを介してソケット400の外部に排出されることとなる。
【0095】
ここで、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、第5粉塵掻き出し部433kは、前述のように、後者ほど大きく形成されている。より具体的には、連結部材433が第1の幅方向位置にあるときに、粉塵排出孔410sに近い位置にある粉塵掻き出し部ほど、小さく形成されている。仮に、これとは逆に、粉塵排出孔410sに近い位置にある第3粉塵掻き出し部433i側ほど大きく形成されていた場合、第3粉塵掻き出し部433iが幅方向左側に戻る際に、第3粉塵掻き出し部433iによって粉塵が幅方向左側に連られて戻されてしまう。つまり操作部材420を幅方向で左右に移動させたときに、粉塵が幅方向で左右に行ったり来たりすることとなり、適切に排出されなくなる。これを避けるため、本実施形態では、粉塵排出孔410sに近い位置にある粉塵掻き出し部ほど、小さく形成されている。これにより、第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、第5粉塵掻き出し部433kが幅方向左側に戻る際に、粉塵が連られて戻るのが抑制される。
【0096】
そして、操作部材420が次の機会に操作されると、前回操作時に第3粉塵掻き出し部433i、第4粉塵掻き出し部433j、及び第5粉塵掻き出し部433kにより粉塵排出孔410sの近傍にまで移動させられた粉塵が、第1粉塵掻き出し部420j及び第2粉塵掻き出し部420kにより、前述のように、幅方向右側に押され、粉塵排出孔410sを介してソケット400の外部に排出されることとなる。
【0097】
以上のように、本実施形態では、ソケット400の内部に粉塵が侵入してソケット本体410の底面部410e等にたまった場合でも、操作部材420の操作時に、粉塵は各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kにより移動され、粉塵排出孔410sを介して排出されることとなる。したがって、ソケット400の内部に粉塵がたまり続けることが抑制される。
【0098】
また、上記のような構造によると、操作部材420の操作と同時に粉塵が排出されるため、意識的に粉塵を排出させるような手間が軽減される。また、粉塵を排出するために、ソケット400を分解したり、専用の治具等を用いて清掃を行ったりする必要性が軽減される。
【0099】
[2.効果等]
本実施形態の電子機器1は、第1のユニット100と、第2のユニット200とを備え、第1のユニット100と第2のユニット200とが着脱可能に構成されている。
【0100】
一方のユニットは、他方のユニットの側部を収容可能なソケット400を有する。
【0101】
ソケット400は、
第1のユニット100と第2のユニット200とを着脱可能にロックするロック機構と、
ロック機構を操作するための操作部材420と、
操作部材420の操作に連動してソケット400の内部からソケット400の外部に排出させる粉塵排出機構600(排出機構)と、を備える。
【0102】
これにより、操作部材420の操作に連動してソケット400の内部からソケット400の外部に排出させることができる。
【0103】
本実施形態において、
粉塵排出機構600は、
ソケット400の内部で操作部材420の操作に連動して移動する連結部材433(移動部材)及び操作部材420(移動部材)に形成され、ソケット400の内部の侵入物を移動させる粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433k(輸送部)と、
ソケット400のソケット本体410(ケース)に、粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433k(輸送部)により移動される粉塵(侵入物)がソケット400の外部に排出されるように形成された粉塵排出孔410s(排出孔)と、を含む。
【0104】
これにより、簡単な構造で、ソケット400の内部に侵入した粉塵を操作部材420の操作に連動してソケット400の外部に排出させることができる。
【0105】
本実施形態において、
複数の粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433k(輸送部)が連結部材433(移動部材)及び操作部材420(移動部材)の移動方向において離間させて形成されている。また、粉塵排出孔410s(排出孔)に近い位置にある粉塵掻き出し部(輸送部)ほど、小さく形成されている。
【0106】
これにより、複数の粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433k(輸送部)が幅方向左側に戻る際に、侵入物が引き連れられて戻るのが抑制される。
【0107】
(他の実施形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
【0108】
そこで、以下、他の実施の形態を説明する。
【0109】
実施形態1では、各粉塵掻き出し部420j、420k、433i、433j、433kの形状は“>”状である。しかし、各粉塵掻き出し部の形状はこれに限定されない。例えば、粉塵掻き出し部の形状は、“)”状でもよい。また、“>”状と、“)”状との組み合わせ、あるいはその他の形状の組み合わせでもよい。また、粉塵掻き出し部の数は、実施形態1のように5個でなく、4個以下あるいは6個以上でもよい。
【0110】
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
【0111】
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0112】
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0113】
本開示は、第1のユニットと、第2のユニットとを備え、第1のユニットと第2のユニットとが着脱可能に構成された電子機器において広く利用可能である。
【符号の説明】
【0114】
1 電子機器
100 第1のユニット
100a 第1の主面
100b 第2の主面
100S 下側部
101 表示部
102 蓋
103 操作スイッチ
104 インジケータ
110 被係合部
120 コネクタ
121 フレーム
121a 凹部
121b 係合凹部
122 側部カバー
122a 開口
123 保護部材
123a 係合孔
123b 平面部
200 第2のユニット
300 入力ユニット
300a 主面
300S 後側部
301 キーボード
302 タッチパッド
303 操作ボタン
310 筐体
400 ソケット
400a 主面
400y 凹部
400S 下側部
410 ソケット本体
410a 第1の外壁部
410b 第2の外壁部
410c 第3の外壁部
410d 第4の外壁部
410e 底面部
410s 粉塵排出孔
415 バネ係止部
420 操作部材
420a 操作部
420b 連結部
420c 連結孔
420e 凹部
420h 底面部
420j 第1粉塵掻き出し部
420k 第2粉塵掻き出し部
430 駆動機構
431 支持部材
431a 基板部
431b 係合部材支持部
431c 挿通孔
431d 係合部材配置孔
431e 第1嵌合凹部
431f 第2嵌合凹部
431x 取付孔
432 ベース部材
432a 回転中心軸部
432b 回転規制壁
432c 底面
433 連結部材
433a 溝部
433b 溝部
433d バネ収容部
433e バネ係止部
433g 突起
433h 底面部
433i 第3粉塵掻き出し部
433j 第4粉塵掻き出し部
433k 第5粉塵掻き出し部
434 第1バネ
440 係合部
443 係合部材
443a 係合突起
443b 回転軸部
443c 係合体
443e 筒状部
443f 軸穴
443g 係合軸部
443h 腕部
443j 嵌合凸部
443k バネ当接部
451 第2バネ
460 コネクタ
461 コネクタピン
461a 電極部
461b 基部
462 コネクタ本体
462a ピン支持部
500 ヒンジ部
600 粉塵排出機構
HC ヒンジ部の回転軸心
L1 幅方向の端部側の長さ
L2 幅方向の端部側以外の部分の長さ
RC 係合部材の回転軸心
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図12F
図13A
図13B
図13C
図13D
図13E
図14A
図14B
図15
図16A
図16B
図17
図18A
図18B
図19A
図19B
図20A
図20B
図21A
図21B
図22
図23