特開2021-94401(P2021-94401A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-94401アイアンヘッドとシャフトの二重締結装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-94401(P2021-94401A)
(43)【公開日】2021年6月24日
(54)【発明の名称】アイアンヘッドとシャフトの二重締結装置
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/02 20150101AFI20210528BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20210528BHJP
【FI】
   A63B53/02
   A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-208254(P2020-208254)
(22)【出願日】2020年12月16日
(31)【優先権主張番号】10-2020-0002163
(32)【優先日】2020年1月7日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】20-2019-0005098
(32)【優先日】2019年12月17日
(33)【優先権主張国】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520496154
【氏名又は名称】リ ジョンウン
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(72)【発明者】
【氏名】リ ジョンウン
【テーマコード(参考)】
2C002
【Fターム(参考)】
2C002AA03
2C002AA07
2C002KK02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】安定性が向上し、また、加工が便利なアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置を提供する。
【解決手段】二重締結装置はアイアンヘッド10のホーゼル11の内部に下端ナット部が形成され、シャフト30には、ホーゼル11に挟まれるスリーブ20が設けられ、スリーブ20には、前記下端ナット部に締結される下端ボルト部が形成されたアイアンヘッド10とシャフト30の二重締結装置において、スリーブ20の前記下端ボルト部がホーゼル11の前記下端ナット部に締結された状態で、ホーゼル11の上端がスリーブ20の上面よりもさらに突出するように構成され、ホーゼル11の上端の内周面には、スリーブ20の上面から離れて前記上端ナット部が形成され、前記上端ナット部に締結されて、スリーブ20の上面を押圧する前記上端ボルト部が設けられ、スリーブ20の外れが抑制されるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイアンヘッドのホーゼルの内部に下端ナット部が形成され、シャフトには、前記ホーゼルに挟まれるスリーブに下端ボルト部が形成され、前記下端ボルト部が前記下端ナット部に締結された状態で、前記ホーゼルの上端の内周面には、前記スリーブの上面から離れて上端ナット部が形成され、前記上端ナット部に締結されて、前記スリーブの上面を押圧する上端ボルト部が設けられ、前記スリーブの外れが抑制されるようにしたアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置において、
前記下端ボルト部によって前記スリーブの下端に挟まれ、前記スリーブがホーゼルに締結される深さを調節する多数の調節リングが備えられるが、前記それぞれの調節リングは、前記下端ボルト部の1回転を36度以下の間隔で分割する厚さに形成され、前記シャフトのスパイン及びグリップが所望の位置において一致するように、選択的に多数個が積層され、
前記下端ボルト部と前記スリーブとが出会う境界には、前記下端ボルト部のねじ山が形成されなかったリング挟持部が形成されるが、前記リング挟持部は、外径が前記ねじ山よりも大きく形成され、
前記リング挟持部と直交して、前記スリーブの下端にリング押圧部が形成され、
前記ホーゼルの内部には、前記下端ナット部の上端に、前記リング押圧部と対応するリング受け部が設けられ、
前記リング挟持部には、多数の調節リングが締り嵌め式で係合され、前記リング押圧部とリング受け部との間に配置されるようにしたことを特徴とするアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイアンヘッドとシャフトの二重締結装置に係り、さらに詳しくは、ヘッドとシャフトがねじ締結方式により入れ替えられやすくなるが、下部と上部で二重で締結されるとともに、またシャフトのスパイン(spine)とグリップの位置が所望の方向に入れ替えられるようにすることにより、スウィング過程において、ヘッドの分離が防止され、シャフトの一貫性が維持され、またねじ締結方式であるので、加工が便利なアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、アイアンクラブは、シャフトの端部が、ヘッドのホーゼルに、エポキシなどの接着剤で固定されているため、フィッティングショップ(Fitting shop)でクラブをオーダーメイド製作するとき、数種のアイアンクラブを備えておかなければならず、費用的な側面及び保管場所を確保しなければならないなどの困難があった。フィッティングショップでは、殆ど7番アイアンで試打を行うが、ヘッドの種類がメーカーごとに様々であり、またシャフトも材質、強度及び重量に応じて様々に異なるので、これらの全種を組み合わせて備えることは難しかった。
【0003】
これに鑑みて、交換可能なゴルフクラブヘッド及び調整可能なハンドルシステム(Interchangeable Golf Club Head and Adjustable Handle System)に関するロアーク(Roark)の特許文献1がある。ロアークの特許は、シャフトからクラブヘッドを分離するために迅速離脱装置を備えたゴルフクラブを開示している。迅速離脱装置は、クラブヘッドのホーゼルに固定される下部コネクタと、シャフトの下部に固定される上部コネクタとを有する二部分からなるコネクタである。上部コネクタは、上部コネクタの下端部から外側に向かって放射状に突出するピンとボールキャッチ(ball catch)を備える。下部コネクタの上端部は、上部コネクタのピンを収容するために形成されたスロットと、ボールキャッチを収容するための分離孔と、を備える。シャフトがクラブヘッドに結合されると、下部コネクタ孔は、クラブヘッドにシャフトを固定させるために、ボールキャッチを保持する。
【0004】
しかしながら、ロアークの特許は、下部コネクタと上部コネクタがピンとボールキャッチを通じて嵌合式で結合されるが、スウィング過程において、ピンが切断し、または、ボールキャッチが分離孔から離脱し得るので、実用性に劣るという問題点があった。
【0005】
交換可能なヘッドシャフト連結装置を備えたゴルフクラブに関するキャロウェイゴルフカンパニーの特許文献2がある。キャロウェイの特許は、クラブヘッドと、クラブヘッドに装着されるチューブと、前記クラブヘッドのチューブに除去可能に装着されるチップ端部を有するシャフトと、前記シャフトの先端部に装着され、前記シャフト及び前記チューブの間に配置されるスリーブと、前記チューブに前記スリーブを除去可能に固定する機械式ファスナーと、を備え、前記チューブは、下端部の内径よりもさらに大きな内径を有する上端部を備え、テーパー部及び回転防止部を有し、前記回転防止部は、非円形形状を有するキー溝を形成し、前記スリーブの下部は、円錐部と楔部を有し、前記円錐部は、下部の長さの最小1/4で延長され、前記チューブのテーパー部に収容され、前記楔部は、前記チューブの回転防止部に収容され、前記クラブヘッドに対する前記シャフトの回転を防止するために、前記キー溝の形状と補完的な外部形状を有する。
【0006】
しかしながら、このようなキャロウェイの特許は、シャフトとヘッドのねじれを防止するために、チューブの内側に非円形のキー溝を形成し、スリーブの外周面に楔部を形成しなければならないので、加工性に劣るという問題点があった。特に、チューブがヘッドと一体で製作される場合、多数のキー溝を精密に製作するのに多くの時間がかかり、テーパー部を形成するために、チューブがドリルマシンのような工作機械の回転軸と一直線になるようにヘッドを固定するための治具装置が必要であるなどの問題点があった。
【0007】
本発明者は、従来の問題点に鑑みて、大韓民国特許第1851986号において、アイアンクラブフィッティング装置を提案したことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第6,547,673号
【特許文献2】大韓民国公開特許第2007−0085375号
【特許文献3】大韓民国特許第1851986号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、本発明者の特許を改良したものであって、本発明の目的は、ヘッドとシャフトがねじ締結方式により入れ替えられやすくなるが、下部と上部で二重で締結されるとともに、シャフトのスパインとグリップの位置が所望の方向に入れ替えられるようにすることにより、スウィング過程において、ヘッドの分離が防止され、シャフトの一貫性が維持され、また、ねじ締結方式であるので、加工が便利なアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このため、本発明は、アイアンヘッドのホーゼルの内部に下端ナット部が形成され、シャフトには、前記ホーゼルに挟まれるスリーブが設けられ、前記スリーブには、前記下端ナット部に締結される下端ボルト部が形成されたアイアンヘッドとシャフトの二重締結装置において、前記スリーブの下端ボルト部が前記ホーゼルの下端ナット部に締結された状態で、前記ホーゼルの上端が前記スリーブの上面よりもさらに突出するように構成され、前記ホーゼルの上端の内周面には、前記スリーブの上面から離れて上端ナット部が形成され、前記上端ナット部に締結されて、前記スリーブの上面を押圧する上端ボルト部が設けられ、前記スリーブの外れが抑制されるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、シャフトの端部に、スリーブが、エポキシなどの接着剤で固定された状態で、前記スリーブが、アイアンクラブヘッドのホーゼルの内部に出入り式で挟まれて組み立てられるので、シャフトとアイアンヘッドの交換が便利である。特に、スリーブは、下端に同心状にねじが形成されて、ヘッドの内部のねじと締結される方式であるので、従来、偏心突起を形成して嵌合するより加工の不便さが解消される。
【0012】
すなわち、ねじ締結方式の場合、スリーブ及びヘッドの孔をねじ切り加工すれば済むので、一般の加工機械を用いて製作することができるが、従来、偏心突起の場合、ミーリングのような特殊機械が用いられ、しかも、四角や偏心円で構成されるので、嵌め合い公差が発生すると、組立てが不可能であるなどの問題点があった。
【0013】
本発明は、スリーブとヘッドに同心状に突起及び孔を加工すれば済むので、組立て公差が発生せず、また、スリーブの上・下部においてねじ締結されるので、スリーブが外れても、上側のねじ締結部でスリーブを押圧しており、スリーブ及びシャフトの抜けが抑制され、安全性が向上するなどの利点がある。
【0014】
また、シャフトの製作特性上、断面が偏心したスパインが形成されるが、ねじ締結量に応じて、スパインの位置が変わるという問題点があった。すなわち、スリーブ及びホーゼルに形成されるねじ部は、加工過程において、ねじ山の回転量を一定にしても、シャフトごとにスパインの位置を所望の場所に調整し難く、特に、シャフトの上端におけるグリップの位置も調整し難くなるという問題点が発生する。
【0015】
本発明は、このような問題点を解消するために、ねじ山のピッチを等間隔で分割した多数の調節リングが備えられたものであって、シャフトをホーゼルに締結した状態で、スパイン及びグリップが定められた位置に配置されなかった場合、前記調節リングを必要な数だけシャフトとホーゼルとの間に挟んでシャフトの締結量を変えれば、スパイン及びグリップを所望の位置に調整することができるので、シャフトの一貫性が維持され、また、製品の信頼性が向上するなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例に係るアイアンクラブを示す斜視図である。
図2】本発明の一実施例に係る上端ボルト部とスリーブの分離斜視図である。
図3】本発明の一実施例に係るヘッドとシャフトの分離断面図である。
図4】本発明の一実施例に係るヘッドとシャフトの組立断面図である。
図5】本発明の一実施例に係るシャフトのスパインの整列過程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1乃至図5に示すように、本発明の一実施例に係る締結装置は、アイアンヘッド10のヒール12側に設けられたホーゼル11の内部に挟まれるスリーブ20を備える。
【0018】
前記スリーブ20は、中空状の円筒形で構成されるが、内部には、シャフト30の端部が挟まれ、エポキシ系接着剤により固定される。前記ホーゼル11は、前記スリーブ20が出入り可能に挟まれる内径を有するために、前記スリーブ20との間に少しの公差が発生する。前記ホーゼル11は、前記スリーブ20が挟まれる内径を有するように予め製作され、または予め作られたヘッド10のホーゼル11を、前記スリーブ20が挟まれるように拡大加工する。
【0019】
前記スリーブ20の下端には、外周面に下端ボルト部21が設けられるが、前記下端ボルト部21は、スリーブ20の外径よりも小さな直径でねじ山が形成され、前記ホーゼル11の内部には、前記下端ボルト部21が締結される下端ナット部12が設けられる。前記下端ボルト部21及び下端ナット部12は、左ねじで加工されるが、右利きがスウィングして、ヘッド10がボールを打撃するとき、ヘッド10は、左から力を受けるので、左ねじ方式の締結によってのみ、ねじの緩みが防止される。
【0020】
前記下端ボルト部21と前記スリーブ20とが出会う境界には、前記下端ボルト部21のねじ山が形成されなかったリング挟持部22が形成されるが、前記リング挟持部22は、外径が前記ねじ山よりも大きく形成され、前記リング挟持部22と直交して、前記スリーブ20の下端にリング押圧部23が形成される。また、前記ホーゼル11の内部には、前記下端ナット部12の上端に、前記リング押圧部23と対応するリング受け部14が設けられ、前記リング挟持部22には、多数の調節リング50が締り嵌め式で係合され、前記リング押圧部23とリング受け部14との間に配置される。
【0021】
前記調節リング50は、中空状で構成され、内径は、前記リング挟持部22の外径よりも小さいかまたは等しく形成され、締り嵌め式で、前記調節リング50がリング挟持部22に挟まれて、分離され難い。また、前記調節リング50は、前記下端ボルト部21及び下端ナット部12のピッチ(Pich:P)の1/10の厚さを有する。ねじ山とねじ山との間隔が1mmピッチであれば、調節リング50は、0.1mmの厚さを有するので、調節リング50一個当り、下端ボルト部21は、36度間隔で回転調節される。それぞれの調節リング50は、下端ボルト部21の1回転を36度以下の間隔で分割する厚さに形成されていればよい。回転間隔をさらに細分化する必要がある場合、1/12、1/15及び1/18の厚さにして、30度、24度及び20度間隔で調整してもよい。
【0022】
前記シャフト30には、製作特性上、内径と外径の厚さ偏差を有するスパイン31が一直線に形成されるが、特に、カーボングラファイト材のシャフトである場合、さらに甚だしく発生する。また、シャフト30の上端にグリップ32が締結されるが、一般に、スパイン31とグリップ32の中心表示を一致させて、シャフト30をヘッド10に接着させるので、シャフト30の一貫性が維持される。
【0023】
しかし、本発明のように、シャフト30とヘッド10が分離される方式の場合、シャフト30とヘッド10の下端ボルト部21及び下端ナット部12間のねじ部の締結量及びピッチ数に応じて、シャフト30のスパイン31の位置が変わることになる。特に、フィッティングショップにおいて、一つのヘッド10に多くのシャフト30を交互に締結してスウィングテストを行う場合、スパイン31及びグリップ32の位置がそれぞれ別々に変わることがあり得る。これは、シャフト30の下端にスリーブ20を接着固定するので、ねじ山の位置を均一にすることができず、また、スリーブ20に形成される下端ボルト部21も、製作過程において、ねじ山のピッチ数及び回転量が少しずつ変わるので、発生する。特に、ホーゼル11の内部の下端ナット部12は、内部に形成されるので、ねじ山のピッチ数及び回転量を均一にすることがさらに困難である。
【0024】
したがって、前記調節リング50を前記リング挟持部22に挟んでシャフト30の回転量を変えれば、スパイン31及びグリップ32の位置を常に一定にすることができる。すなわち、前記調節リング50がない場合、前記リング押圧部23がリング受け部14に当接すると、シャフト30の回転が止まるが、このとき、スパイン31の位置が所望の位置でないこともあり得る。すなわち、スパイン31とグリップ32との中心が両方にねじれ、または後ろに曲がっていることもあり得る。このとき、前記リング挟持部22に調節リング50を必要な数だけ挟むと、前記リング挟持部22とリング受け部14との間に前記多数の調節リング50が配置されるので、前記シャフト30の回転量に変化が発生し、適切な数の調節リング50で、シャフト30のスパイン31及びグリップ32の位置を調節することができる。
【0025】
また、前記スリーブ20は、上端がホーゼル11の内部に入った状態であり、前記ホーゼル11の上端の内周面には、前記スリーブ20の上端の上方に上端ナット部13が形成される。また、前記上端ナット部13に締結される上端ボルト部40が設けられる。
【0026】
前記上端ボルト部40には、前記シャフト30に挟まれる中空状の貫通孔41が形成されるが、前記スリーブ20がシャフト30に接着される前に、前記上端ボルト部40を先にシャフト30に挟む。前記上端ボルト部40には、前記ホーゼル11の上端に配置される頭部42が設けられ、前記頭部42をレンチで締めて、前記上端ボルト部40が前記上端ナット部13に締結されれば、前記上端ボルト部40の底面は、前記スリーブ20の上面に密着して、前記スリーブ20が上方に上昇することを防ぐ。また、前記上端ボルト部40及び上端ナット部13は、右ねじで構成される。
【0027】
このように構成された本発明の一実施例は、ホーゼル11の内部にスリーブ20が挟まれる中空状の孔が穿孔され、前記孔の下端には、同心状に下端ナット部12が形成されるので、従来、偏心した突起や一字状突起を形成するより、加工性が便利である。また、前記スリーブ20には、前記下端ナット部12に締結される下端ボルト部21が形成されるので、前記スリーブ20を前記ホーゼル11に入れて回転させる過程で、ねじ部の締結により下端ボルト部21が下端ナット部12に締結される。また、前記シャフト30には、前記スリーブ20の上方に、貫通孔41から上端ボルト部40が緩く挟まれ、軸方向に移動可能に設けられる。
【0028】
したがって、前記下端ボルト部21を下端ナット部12に締結して、スリーブ20をホーゼル11に固定させた後、前記上端ボルト部40を上端ナット部13に締結して、上端ボルト部40の底面がスリーブ20の上面を押圧するようにする。
【0029】
前記スリーブ20が下端ボルト部21及び下端ナット部12を通じてホーゼル11に締結された状態で、前記上端ボルト部40が、ホーゼル11の上端ナット部13に締結されるので、スリーブ20は、二重で締結された状態になる。したがって、スウィング過程で、ヘッド10がボールを打撃するとき、左から力を受けても、ねじ締結部の緩みが防止される。たとえ、下端ボルト部21が下端ナット部12から外れても、上端ボルト部40がホーゼル11に締結され、スリーブ20の上面を押圧するので、スリーブ20の上昇が抑制され、安定性が確保されるという利点がある。
【0030】
また、前記シャフト30をホーゼル11にねじ締結すれば、シャフト30のスパイン31及びグリップ32の位置がそれぞれ変わる。これは、下端ボルト部21及び下端ナット部12のねじ山の製作過程において、ピッチ数及び回転量を一定にすることができないので発生するが、本発明は、前記スリーブ20の下端のリング挟持部22に多数の調節リング50を必要な数だけ挟み、前記リング押圧部23とリング受け部14との間隔が調節されるようにするので、シャフト30の回転による固定位置を一定にすることができる。
【0031】
前記シャフト30のスパイン31とグリップ32の中心表示は、ゴルファーの前方中央に位置させることが普通である。したがって、多くのシャフト30を一つのヘッド10に締結する過程で、調節リング50を適切に加減すれば、スパイン31とグリップ32との位置をゴルファーの前方に合わせることができる。
【0032】
また、前記リング挟持部22に多数の調節リング50が締り嵌め式で挟まれて分離されないので、シャフト30をヘッド10から分離すれば、スリーブ20に調節リング50が結合された状態で、ホーゼル11から分離されるので、調節リング50を紛失する恐れがなく、それぞれのシャフト30ごとに調節リング50の個数を再度設定する必要がないなどの利点がある。
【符号の説明】
【0033】
10 ヘッド
11 ホーゼル
12 下端ナット部
13 上端ナット部
14 リング受け部
20 スリーブ
21 下端ボルト部
22 リング挟持部
23 リング押圧部
30 シャフト
31 スパイン
32 グリップ
40 上端ボルト部
41 貫通孔
42 頭部
50 調節リング
図1
図2
図3
図4
図5