(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-9449(P2021-9449A)
(43)【公開日】2021年1月28日
(54)【発明の名称】サル位置情報配信システム
(51)【国際特許分類】
G08B 25/10 20060101AFI20201225BHJP
G08C 17/00 20060101ALI20201225BHJP
G08C 19/00 20060101ALI20201225BHJP
【FI】
G08B25/10 A
G08C17/00 A
G08C19/00 V
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-121568(P2019-121568)
(22)【出願日】2019年6月28日
(11)【特許番号】特許第6711998号(P6711998)
(45)【特許公報発行日】2020年6月17日
(71)【出願人】
【識別番号】519237018
【氏名又は名称】特定非営利活動法人里地里山問題研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 克哉
【テーマコード(参考)】
2F073
5C087
【Fターム(参考)】
2F073AA01
2F073AA33
2F073AB01
2F073BB01
2F073BC02
2F073CC03
2F073CC07
2F073CC08
2F073CC12
2F073CC15
2F073CD11
2F073DD06
2F073DE06
2F073FF01
2F073FG01
2F073FG02
2F073FG03
2F073GG01
2F073GG09
5C087AA03
5C087AA09
5C087AA10
5C087AA17
5C087AA21
5C087BB12
5C087BB18
5C087DD03
5C087DD49
5C087EE05
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF13
5C087FF23
5C087GG10
5C087GG66
5C087GG67
5C087GG70
5C087GG83
(57)【要約】
【課題】野生のサルの群れが近づいていることを察知することを可能とするサル位置情報配信システムを提供することである。
【解決手段】サル位置情報配信システム10は、電波を発信する発信部が装着された野生のサル4が属する群れの位置情報を取得する位置情報取得部12と、複数の群れの中からユーザ6が位置情報の取得を望む群れを選定する群選定部14と、群選定部14により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際にユーザ6に報知する報知部16と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電波を発信する発信部が装着された野生のサルが属する群れの位置情報を取得する位置情報取得部と、
複数の前記群れの中からユーザが位置情報の取得を望む群れを選定する群選定部と、
前記群選定部により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際に前記ユーザに報知する報知部と、
を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のサル位置情報配信システムにおいて、
前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎に識別可能な移動経路情報を地図情報に重ねて表示する経路表示部を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のサル位置情報配信システムにおいて、
前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎の進路予測を行う進路予測部を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サル位置情報配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各地の農村では、野生動物による農作物への食害が問題となっている。なかでも野生のサルは群れをなして生活しており、群れ毎に行動する習性がある。
【0003】
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、複数の罠にそれぞれ設置された複数のセンサにより測定された複数の加速度情報を受信する受信部と、複数の加速度情報の特徴を基にして、複数の罠のうち、鳥獣を捕獲した罠が存在するか否かを判定する判定部と、判定部により、鳥獣を捕獲した罠が存在する場合には、鳥獣を捕獲した罠の位置を特定し、目的地が指定されると、目的地に向かって空中移動し、目的地に到達するとカメラによる撮影を実行した後に、帰還ポイントに帰還する飛行ロボットにアクセスし、飛行ロボットの目的地として、鳥獣を捕獲した罠の位置を指定する指定部を有する制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018−50539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
農山村等では山を降りてきた野生のサルの群れが畑等の農作物を荒らすなどの獣害が問題となっている。上述したように、野生のサルは、群で行動する習性があるため、群れ毎の動きを人間が察知して、予め対策を打てるようにすることが求められている。
【0006】
本発明の目的は、野生のサルの群れが近づいていることを察知することを可能とするサル位置情報配信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るサル位置情報配信システムは、電波を発信する発信部が装着された野生のサルが属する群れの位置情報を取得する位置情報取得部と、
複数の前記群れの中からユーザが位置情報の取得を望む群れを選定する群選定部と、
前記群選定部により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際に前記ユーザに報知する報知部と、
を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【0008】
また、本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎に識別可能な移動経路情報を地図情報に重ねて表示する経路表示部を備えることが好ましい。
【0009】
また、本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎の進路予測を行う進路予測部を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、野生のサルの群れが近づいていることを察知することが出来る。これにより、畑等で農作物を育てる住人等は、野生のサルに対して対策を打つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る実施形態のサル位置情報配信システムを示す図である。
【
図2】本発明に係る実施形態のサル位置情報配信システムにおいて、サルの位置情報を取得するために必要な情報を入力している様子を示す図である。
【
図3】本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、サルの位置情報を受信する範囲を設定する様子を示す図である。
【
図4】本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、サルの群れ毎の移動経路を表示する様子を示す図である。
【
図5】本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、登録情報の一部をモニタリングデータとして表示した例を示す図である。
【
図6】本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、登録情報の一部をモニタリングデータとして表示した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0013】
図1は、本発明に係る実施形態のサル位置情報配信システム10を示す図である。
図2は、サル位置情報配信システム10において、サル(猿)4の位置情報を取得するために必要な情報を入力している様子を示す図である。
【0014】
図3は、サル位置情報配信システム10において、サル4の位置情報を受信する範囲を設定する様子を示す図である。
図4は、サル位置情報配信システム10において、サル4の群れ毎の移動経路を表示する様子を示す図である。
【0015】
サル位置情報配信システム10は、野生のサルの群れ4の位置情報を把握するためのシステムである。サル位置情報配信システム10は、位置情報取得部12と、群選定部14と、報知部16と、経路表示部18と、進路予測部20と、記憶部22とを備える。
【0016】
サル位置情報配信システム10において、記憶部22以外の各機能は、ハードウェア構成、ソフトウェア構成の何れによっても実現することが可能である。例えば、ソフトウェアによって実現する場合、これらの機能は、実際にはCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成されたサーバー装置上において、RAMやROM、ハードディスク等の記録媒体に記憶されたサル位置情報配信用プログラム(アプリケーションソフトウェア)が動作することによって実現することができる。
【0017】
位置情報取得部12は、電波を発信する発信機が装着された野生のサル4が属する群れの位置情報を取得する機能を有する。
【0018】
野生のサル4は、群れに属して行動する習性がある。
図1では、A群とB群とC群の3つの群れで構成されているものとして説明するが、もちろん、3つ以上のグループであってもよい。野生のサル4を捕獲した際に発信機を装着して逃がすことで、以後の当該サル4の行動を把握することができるようになる。
【0019】
位置情報取得部12は、サル4に装着された発信機から得られたサル4の位置を取得し、記憶部22に記憶していく。
【0020】
群選定部14は、複数の野生のサル4の群れの中からユーザ6が位置情報の取得を望む群れを選定する機能を有する。ここで、ユーザ6とは、野生のサル4の群れの動きを知りたい人であり、例えば、農山村で農作物を育てる農家等の人である。
【0021】
ユーザ6がスマートフォンやタブレットなどの携帯端末7を用いて、位置情報を把握したい対象である野生のサル4の群れ等に関する設定を行う。これらの設定は、群選定部14の機能によって実行される。なお、ここでは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末7を用いるものとして説明するが、もちろん、パーソナルコンピューターなどを用いてもよい。
【0022】
具体的には、
図2に示されるように、位置情報の送信先(例えば、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末7等のメールアドレス)、氏名、住所、電話番号などを設定するが、もちろん、その他のパラメータを設定するようにしてもよい。
【0023】
また、必須の設定情報としては、所定のエリア内にサル4が近づいたことを検知するための基準位置(例えば、農作物を育てる畑や自宅の住所等など)を入力する。
【0024】
そして、
図3に示されるように、上記基準位置から所定の距離(例えば、基準位置から半径2km以内など)を設定するとともに、位置情報を知りたいサル4の群れ(例えば、A群、B群など)を設定する。
【0025】
なお、所定の距離は、
図3のように、「指定しない」「2km以内」「4km以内」「6km以内」の中から選択するようにしてもよいが、もちろん、さらに細かい範囲で設定できるようにしてもよい。また、
図3に示されるように、所定の距離を「受信しない」という選択肢を選ぶことにより、該当する群れの情報を受信できないように設定することも出来る。
【0026】
サル4の群れの行動範囲は、ある程度限られた範囲であり、今まで、畑や自宅などの基準位置に近づくことも全くなかった群れは将来的に来る可能性が少なく、不要な情報の受信を減らすために群れを絞り込むように選択することが出来る。
【0027】
その他の入力情報として、
図3に示されるように、ユーザ6がサル位置情報配信システム10にアクセスする際に必要となるパスワードを入力してユーザ登録を行う。
【0028】
報知部16は、群選定部14により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際にユーザ6に報知する機能を有する。例えば、A群のサル4がユーザ6の所有する畑(基準位置)から半径4kmの範囲内に入ったときに報知するように設定した場合には、半径4km内にサル4が位置したときにユーザ6の携帯端末7にメールを送信する。
【0029】
経路表示部18は、位置情報取得部12が取得した位置情報に基づいて、サル4の群れ毎に識別可能な移動経路情報を地図情報に重ねて表示する機能を有する。具体的には、
図4に示されるように、地図表示アプリなどで表示される地図情報にサル4の各群(例えば、ここでは兵庫県篠山市の野生のサル4を想定して、篠山A群〜篠山E群と表示)の移動経路を重ねて表示する。なお、移動経路は、群れ毎に色分けするなどのように識別可能に表示されていることが好ましい。
【0030】
進路予測部20は、位置情報取得部12が取得した位置情報に基づいて、サル4の群れ毎の進路予測を行う機能を有する。進路予測部20は、人工知能(Artifical Intelligence)を用いて構成し、サル4の位置情報や季節、気温、天候、湿度など様々なパラメータに基づいて深層学習を行い、台風の進路予測のような形で、サル4の群れの進路予測を行うようにすることが出来る。
【0031】
続いて、上記構成のサル位置情報配信システム10の作用について説明する。農山村等では、野生のサル4と農作物を育てる農家の人(ユーザ6)とが共存している。野生のサル4は、複数の群れ(例えば、A群、B群、C群など)をなして生活している。農山村等では、山を降りてきた野生のサル4の群れが畑等の農作物を荒らすなどの獣害が課題である。
【0032】
ところで、ある地点の畑等には、特定のサル4の群れのみが近づいてくるため、その群れのみの位置情報を把握し、当該畑等に当該サル4の群れが近づいたことを察知して、事前に対策することが望ましい。
【0033】
そこで、ユーザ6は、自分の携帯端末7等を用いて、メールアドレス、畑や自宅などの基準位置、氏名、住所、電話番号などの必要事項を入力して登録する。
【0034】
また、上記必要事項に加えて、当該ユーザ6が知りたいサル4の群れを選択しつつ、基準位置を中心としたエリア情報(距離)を設定する。例えば、ユーザ6の畑を基準とし、半径4km以内にA群のサル4が近づいたときに、メールを送信するといった設定を行う。
【0035】
これらの設定登録後、サル4の群れの位置情報を送信し、設定したエリアの範囲内にサル4が侵入した際にユーザ6の携帯端末7のメールに注意喚起の案内が送信される。
【0036】
設定したエリアの範囲内に入らない場合であっても、例えば、一日に2回というように定期的にサル4の群れの位置情報を送信するように設定する。これにより、ユーザ6が気になるサル4の群れが遠くに離れている場合には、安心して寛ぐことができるといった利点がある。
【0037】
また、ユーザ6は畑から所定の距離(例えば、4km)と比較的早い段階でサル4の出没情報を知ることができるため、サルを待ち構えて追い払うなどの対策を行うことが出来る。また、収穫時期に来ている場合には、早めに収穫を終えてしまうといった対応もとることが出来る。
【0038】
さらに、注意喚起の案内のみならず、ユーザ6がサル4の移動経路を知りたいときは、経路表示部18の機能を用いて、
図4に示されるような群れの移動経路情報を地図情報に重ねて表示することで、サル4の群れの移動経路を把握することができる。なお、当該移動経路情報は、現在のみならず過去の情報も選択して表示することが可能となる。
【0039】
そして、過去の位置情報などに基づいて、サル4の群れの進路の予測を知りたいときには、進路予測部20の機能を用いて、進路予測を表示させてもよい。これにより、ユーザ6はサル4の群れがいつ頃に出没する可能性があるかを予測できるため、様々な対策を講じることが可能となる。
【0040】
なお、サル位置情報配信システム10には上記以外の機能を搭載してもよい。例えば、ユーザ6が畑などで実際にサル4を目撃した時に、携帯端末7等を用いて目視したサルについての位置情報を登録する目視情報登録機能を搭載してもよい。これにより、目撃されたサルの位置情報が増えていくため、より正確なサル4の群れなどの位置情報を提供することができるという利点がある。
【0041】
また、サル位置情報配信システム10に対して特定の権限が与えられた者がサル位置情報配信システム10に登録された情報をCSVファイルとしてダウンロードを行うダウンロード機能を搭載してもよい。これにより、例えば、行政担当者や専門家などがサル位置情報配信システム10に登録された登録情報(データ)をダウンロードし、サル4の群れの行動分析やサル4の群れなどに対して講じた対策の効果検証を行うことができるという効果がある。
【0042】
さらに、サル位置情報配信システム10に登録された登録情報の一部を自動的に分析し、モニタリングデータとして閲覧可能とする閲覧機能を設けてもよい。例えば、特定の権限が与えられた者がサル位置情報配信システム10を使用する際に、データをダウンロードして分析を行わなくても、例えば、
図5,6に示された分析データのように、サル位置情報配信システム10に登録されたデータに基づいて、予め設定された項目ごとにリアルタイムに更新される情報が自動的に分析されて表示されることで、特定の権限が与えられた者は、これらの分析結果を閲覧して概要を把握することができるという利点がある。
【符号の説明】
【0043】
4 サル、6 ユーザ、7 携帯端末、10 サル位置情報配信システム、12 位置情報取得部、14 群選定部、16 報知部、18 経路表示部、20 進路予測部、22 記憶部。
【手続補正書】
【提出日】2020年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電波を発信する発信部が装着された野生のサルが属する群れの位置情報を取得する位置情報取得部と、
複数の前記群れの中からユーザが位置情報の取得を望む群れを選定する群選定部と、
前記群選定部により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際に前記ユーザに報知する報知部と、を備え、
前記群選定部はさらに、前記ユーザが所望する前記所定の距離を設定することを特徴とするサル位置情報配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載のサル位置情報配信システムにおいて、
前記野生のサルが目視された位置を登録する目視情報登録部をさらに備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のサル位置情報配信システムにおいて、
前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎に識別可能な移動経路情報を地図情報に重ねて表示する経路表示部を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のサル位置情報配信システムにおいて、
少なくとも前記位置情報取得部が取得した位置情報と、季節、気温、天候および湿度からなる群から選択されるパラメータとに基づいて深層学習を行って前記複数の群れ毎の進路予測を行う進路予測部を備えることを特徴とするサル位置情報配信システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明に係るサル位置情報配信システムは、電波を発信する発信部が装着された野生のサルが属する群れの位置情報を取得する位置情報取得部と、複数の前記群れの中からユーザが位置情報の取得を望む群れを選定する群選定部と、前記群選定部により選定された群れが所定の基準位置から所定の距離内に近づいた際に前記ユーザに報知する報知部と、
を備え、前記群選定部はさらに、前記ユーザが所望する前記所定の距離を設定することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、前記野生のサルが目視された位置を登録する目視情報登録部をさらに備えることが好ましい。
また、本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて前記複数の群れ毎に識別可能な移動経路情報を地図情報に重ねて表示する経路表示部を備えることが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
また、本発明に係るサル位置情報配信システムにおいて、
少なくとも前記位置情報取得部が取得した位置情報
と、季節、気温、天候および湿度からなる群から選択されるパラメータとに基づいて
深層学習を行って前記複数の群れ毎の進路予測を行う進路予測部を備えることが好ましい。