(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-94685(P2021-94685A)
(43)【公開日】2021年6月24日
(54)【発明の名称】核彫刻における核の面の研磨装置
(51)【国際特許分類】
B24B 5/04 20060101AFI20210528BHJP
【FI】
B24B5/04
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-69552(P2020-69552)
(22)【出願日】2020年4月8日
(31)【優先権主張番号】201911313127.8
(32)【優先日】2019年12月18日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】高春雷
【テーマコード(参考)】
3C043
【Fターム(参考)】
3C043AA11
3C043CC01
3C043CC11
3C043DD02
3C043DD05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】核彫刻における核の面の研磨装置を提供する。
【解決手段】箱を含み、前記箱の中には回転空間が設けられ、前記回転空間の右端壁には左方に開口した第三スライド溝26が形成され、前記第三スライド溝の右端壁には左方に開口した第六スライド溝45が形成され、前記第六スライド溝の右端壁には左方に開口した第五スライド溝44が形成され、前記第五スライド溝の底壁にはラック46が設けられ、前記ラックが前記ラックの上方に位置する前後二つの第六歯車50と噛み合っており、前後の前記第六歯車の右端壁には固定挿し棒48が固定的に設けられ、前記第五スライド溝の右端壁には左方に開口した第四スライド溝43が形成され、前記固定挿し棒が前記第四スライド溝の中に位置する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱を含み、前記箱の中には回転空間が設けられ、前記回転空間の右端壁には左方に開口した第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の右端壁には左方に開口した第六スライド溝が形成され、前記第六スライド溝の右端壁には左方に開口した第五スライド溝が形成され、前記第五スライド溝の底壁にはラックが設けられ、前記ラックが前記ラックの上方に位置する前後二つの第六歯車と噛み合っており、前後の前記第六歯車の右端壁には固定挿し棒が固定的に設けられ、前記第五スライド溝の右端壁には左方に開口した第四スライド溝が形成され、前記固定挿し棒が前記第四スライド溝の中に位置し、前記第四スライド溝の右端壁には左方に開口した第九スライド溝が四つ形成され、前記箱の中には前記第四スライド溝の右側に位置する四つの研磨機構が設けられ、前記箱の中には前記第四スライド溝の左側に位置する長時間停止機構が設けられ、前記箱の中には前記回転空間の左側に位置する第二歯車空間が設けられ、前記第二歯車空間の中には第四歯車が設けられ、前記第四歯車が第三歯車軸と固定的に連結され、前記第三歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、前記第四歯車が前記第四歯車の上方に位置する第五歯車と噛み合っており、前記第五歯車が第四歯車軸と固定的に連結され、前記第四歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、前記第四歯車軸の右端が第四傘歯車と固定的に連結され、前記第四傘歯車が第二傘歯車空間の中に位置し、前記第四傘歯車が前記第四傘歯車の後側に位置する第三傘歯車と噛み合っており、前記第三傘歯車がモーター軸と固定的に連結され、前記モーター軸の後端がモーターと伝動できるように連結され、前記箱の中には前記モーターの前側に位置する伝動機構が設置されていることを特徴とする核彫刻における核の面の研磨装置。
【請求項2】
前記研磨機構は、前記第九スライド溝の中に位置し且つ前記第九スライド溝とスライドできるように連結された第八スライドブロックを含み、前記第八スライドブロックの右端壁と前記第九スライド溝の右端壁が第二ばねによって連結され、前記第八スライドブロックの左端壁には第八スライド溝が四つ等間隔に形成され、前記第八スライド溝は左方に開口しており、前記第八スライド溝の中には前記第八スライド溝とスライドできるように連結された第九スライドブロックが設けられ、前記第九スライドブロックの内端壁には研磨バーが固定的に設けられ、前記第九スライドブロックの内外壁と前記第八スライド溝が第一ばねによって連結され、前記第八スライドブロックの右端壁が第七スライドブロックと固定的に連結され、前記第七スライドブロックの右側には繰り返し機構が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の核彫刻における核の面の研磨装置。
【請求項3】
前記繰り返し機構は、前記第九スライド溝の右側に設置されたカム空間を含み、前記カム空間の中にはカムが設けられ、前記カムが前記第七スライドブロックとスライドできるよに連結され、前記カムがカム軸と固定的に連結され、前記カム軸が前記箱と回転できるように連結され、前記カム軸の底端が第三歯車と固定的に連結され、四つの前記第三歯車が第一歯車空間の中に位置し、前記第一歯車空間の中には前後二つの第一歯車が設置され、前後二つの前記第一歯車が前記第三歯車と噛合でき、前記第一歯車空間の中には前記第三歯車の右側に位置し且つ前記第一歯車と噛合できる第二歯車が四つ設置され、前記第二歯車が第二歯車軸の底端と固定的に連結され、前記第二歯車軸が前記箱と回転できるように連結されていることを特徴とする請求項2に記載の核彫刻における核の面の研磨装置。
【請求項4】
前記長時間停止機構は、前記第三スライド溝の中に位置し且つ前記第三スライド溝とスライドできるように連結された第五スライドブロックを含み、前記第五スライドブロックの中には第四スライドブロックが位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第四スライドブロックが第二スライド溝の中に位置し且つ前記第二スライド溝とスライドできるように連結され、前記第四スライドブロックが第五歯車軸と回転できるように連結され、前記第五歯車軸の右端が前記第六歯車と固定的に連結され、前記第五スライドブロックの底壁には二つの第一スライドブロックが位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第一スライドブロックの右端壁が第二スライドブロックと固定的に連結され、前記第二スライドブロックの右端頂壁が第三スライドブロックと固定的に連結され、前記第三スライドブロックが第一スライド溝の中に位置し且つ前記第一スライド溝とスライドできるように連結され、前記第一スライド溝が前記第一歯車空間の底壁に設置され且つ上方に開口しており、前記第一スライド溝が第一歯車軸と回転できるように連結され、前記第一歯車軸の頂端が前記第一歯車と固定的に連結され、前記第五スライドブロックの頂壁には上方に開口した第七スライド溝が形成され、前記第七スライド溝が前記第七スライド溝の中に位置する第六スライドブロックの下端とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロックが前記第六スライド溝とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロックの上側左端壁には第一旋転ピンが設置され、前記第一旋転ピンの左端が連結棒と回転できるように連結され、前記連結棒のもう一端が第二旋転ピンと回転できるように連結され、前記第二旋転ピンの左端がクランクと回転できるように連結され、前記クランクのもう一端が前記第三歯車軸と回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の核彫刻における核の面の研磨装置。
【請求項5】
前記伝動機構は、前記モーター軸の前端と固定的に連結された第一プーリーを含み、前記第一プーリーがプーリー空間の中に設置され、前記プーリー空間の中には前記第一プーリーの右側に位置する第二プーリーが設けられ、前記第二プーリーと前記第一プーリーがベルトによって連結され、前記ベルトが傘歯車軸と固定的に連結され、前記傘歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、四つの前記第二歯車軸の頂端には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記第一傘歯車が第一傘歯車空間の中に位置し、前記第一傘歯車が前記第一傘歯車の上方に位置する第二傘歯車と噛み合っており、四つの前記第二傘歯車が前記傘歯車軸と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の核彫刻における核の面の研磨装置。
【請求項6】
四つの前記研磨バーのうち、一つ目と二つ目は粗研磨バーで、三つ目と四つ目は細研磨バーであることを特徴とする請求項2に記載の核彫刻における核の面の研磨装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は彫刻技術分野を取り上げて、具体的には核彫刻における核の面の研磨装置である。
【背景技術】
【0002】
彫刻とは、石や木などをほりきざんだり、または粘土や?などを肉付けしたりしてものの像を立体的にかたちづくる芸術である。核彫刻は中国の伝統的な民芸の一種である。核彫は果物の実に彫刻をした芸術品のことで、桃や杏、オリーブや胡桃などの実を、人物や色々な動物などに彫りあげられた芸術品である。
現在では、核彫刻における核に対する初期的な研磨作業は、一般的に人力で行われており、時間と力がかかる一方、核の面を十分に平に研磨することができなく、描きやその後の磨きに不利であり、また、核に滓も残され、後の彫刻に非常に不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107089086号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は核彫刻における核の面の研磨装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明である核彫刻における核の面の研磨装置は、箱を含み、前記箱の中には回転空間が設けられ、前記回転空間の右端壁には左方に開口した第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の右端壁には左方に開口した第六スライド溝が形成され、前記第六スライド溝の右端壁には左方に開口した第五スライド溝が形成され、前記第五スライド溝の底壁にはラックが設けられ、前記ラックが前記ラックの上方に位置する前後二つの第六歯車と噛み合っており、前後の前記第六歯車の右端壁には固定挿し棒が固定的に設けられ、前記第五スライド溝の右端壁には左方に開口した第四スライド溝が形成され、前記固定挿し棒が前記第四スライド溝の中に位置し、前記第四スライド溝の右端壁には左方に開口した第九スライド溝が四つ形成され、前記箱の中には前記第四スライド溝の右側に位置する四つの研磨機構が設けられ、前記箱の中には前記第四スライド溝の左側に位置する長時間停止機構が設けられ、前記箱の中には前記回転空間の左側に位置する第二歯車空間が設けられ、前記第二歯車空間の中には第四歯車が設けられ、前記第四歯車が第三歯車軸と固定的に連結され、前記第三歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、前記第四歯車が前記第四歯車の上方に位置する第五歯車と噛み合っており、前記第五歯車が第四歯車軸と固定的に連結され、前記第四歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、前記第四歯車軸の右端が第四傘歯車と固定的に連結され、前記第四傘歯車が第二傘歯車空間の中に位置し、前記第四傘歯車が前記第四傘歯車の後側に位置する第三傘歯車と噛み合っており、前記第三傘歯車がモーター軸と固定的に連結され、前記モーター軸の後端がモーターと伝動できるように連結され、前記箱の中には前記モーターの前側に位置する伝動機構が設置されている。
【0006】
優選の技術プランとして、前記研磨機構は、前記第九スライド溝の中に位置し且つ前記第九スライド溝とスライドできるように連結された第八スライドブロックを含み、前記第八スライドブロックの右端壁と前記第九スライド溝の右端壁が第二ばねによって連結され、前記第八スライドブロックの左端壁には第八スライド溝が四つ等間隔に形成され、前記第八スライド溝は左方に開口しており、前記第八スライド溝の中には前記第八スライド溝とスライドできるように連結された第九スライドブロックが設けられ、前記第九スライドブロックの内端壁には研磨バーが固定的に設けられ、前記第九スライドブロックの内外壁と前記第八スライド溝が第一ばねによって連結され、前記第八スライドブロックの右端壁が第七スライドブロックと固定的に連結され、前記第七スライドブロックの右側には繰り返し機構が設置されている。
【0007】
優選の技術プランとして、前記繰り返し機構は、前記第九スライド溝の右側に設置されたカム空間を含み、前記カム空間の中にはカムが設けられ、前記カムが前記第七スライドブロックとスライドできるよに連結され、前記カムがカム軸と固定的に連結され、前記カム軸が前記箱と回転できるように連結され、前記カム軸の底端が第三歯車と固定的に連結され、四つの前記第三歯車が第一歯車空間の中に位置し、前記第一歯車空間の中には前後二つの第一歯車が設置され、前後二つの前記第一歯車が前記第三歯車と噛合でき、前記第一歯車空間の中には前記第三歯車の右側に位置し且つ前記第一歯車と噛合できる第二歯車が四つ設置され、前記第二歯車が第二歯車軸の底端と固定的に連結され、前記第二歯車軸が前記箱と回転できるように連結されている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記長時間停止機構は、前記第三スライド溝の中に位置し且つ前記第三スライド溝とスライドできるように連結された第五スライドブロックを含み、前記第五スライドブロックの中には第四スライドブロックが位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第四スライドブロックが第二スライド溝の中に位置し且つ前記第二スライド溝とスライドできるように連結され、前記第四スライドブロックが第五歯車軸と回転できるように連結され、前記第五歯車軸の右端が前記第六歯車と固定的に連結され、前記第五スライドブロックの底壁には二つの第一スライドブロックが位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第一スライドブロックの右端壁が第二スライドブロックと固定的に連結され、前記第二スライドブロックの右端頂壁が第三スライドブロックと固定的に連結され、前記第三スライドブロックが第一スライド溝の中に位置し且つ前記第一スライド溝とスライドできるように連結され、前記第一スライド溝が前記第一歯車空間の底壁に設置され且つ上方に開口しており、前記第一スライド溝が第一歯車軸と回転できるように連結され、前記第一歯車軸の頂端が前記第一歯車と固定的に連結され、前記第五スライドブロックの頂壁には上方に開口した第七スライド溝が形成され、前記第七スライド溝が前記第七スライド溝の中に位置する第六スライドブロックの下端とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロックが前記第六スライド溝とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロックの上側左端壁には第一旋転ピンが設置され、前記第一旋転ピンの左端が連結棒と回転できるように連結され、前記連結棒のもう一端が第二旋転ピンと回転できるように連結され、前記第二旋転ピンの左端がクランクと回転できるように連結され、前記クランクのもう一端が前記第三歯車軸と回転できるように連結されている。
【0009】
優選の技術プランとして、前記伝動機構は、前記モーター軸の前端と固定的に連結された第一プーリーを含み、前記第一プーリーがプーリー空間の中に設置され、前記プーリー空間の中には前記第一プーリーの右側に位置する第二プーリーが設けられ、前記第二プーリーと前記第一プーリーがベルトによって連結され、前記ベルトが傘歯車軸と固定的に連結され、前記傘歯車軸が前記箱と回転できるように連結され、四つの前記第二歯車軸の頂端には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記第一傘歯車が第一傘歯車空間の中に位置し、前記第一傘歯車が前記第一傘歯車の上方に位置する第二傘歯車と噛み合っており、四つの前記第二傘歯車が前記傘歯車軸と固定的に連結されている。
【0010】
優選の技術プランとして、四つの前記研磨バーのうち、一つ目と二つ目は粗研磨バーで、三つ目と四つ目は細研磨バーである。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は、核を初期加工でき、彫刻に使用する核の面に対して研磨をすることができ、描きと磨きに有利であり、機械を使用することで力を省け、また、研磨機構によって核の面に粗研磨と微研磨を行え、核の面に残された滓を振りによって取り除くことができ、更に、長時間停止機構によって研磨時間を延ばし、核の面をより平にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に
図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
【発明を実施するための形態】
【0014】
本願発明である核彫刻における核の面の研磨装置は、箱1を含み、前記箱1の中には回転空間が設けられ、前記回転空間の右端壁には左方に開口した第三スライド溝26が形成され、前記第三スライド溝26の右端壁には左方に開口した第六スライド溝45が形成され、前記第六スライド溝45の右端壁には左方に開口した第五スライド溝44が形成され、前記第五スライド溝44の底壁にはラック46が設けられ、前記ラック46が前記ラック46の上方に位置する前後二つの第六歯車50と噛み合っており、前後の前記第六歯車50の右端壁には固定挿し棒48が固定的に設けられ、前記第五スライド溝44の右端壁には左方に開口した第四スライド溝43が形成され、前記固定挿し棒48が前記第四スライド溝43の中に位置し、前記第四スライド溝43の右端壁には左方に開口した第九スライド溝62が四つ形成され、前記箱1の中には前記第四スライド溝43の右側に位置する四つの研磨機構が設けられ、前記箱1の中には前記第四スライド溝43の左側に位置する長時間停止機構が設けられ、前記箱1の中には前記回転空間の左側に位置する第二歯車空間27が設けられ、前記第二歯車空間27の中には第四歯車29が設けられ、前記第四歯車29が第三歯車軸24と固定的に連結され、前記第三歯車軸24が前記箱1と回転できるように連結され、前記第四歯車29が前記第四歯車29の上方に位置する第五歯車32と噛み合っており、前記第五歯車32が第四歯車軸31と固定的に連結され、前記第四歯車軸31が前記箱1と回転できるように連結され、前記第四歯車軸31の右端が第四傘歯車33と固定的に連結され、前記第四傘歯車33が第二傘歯車空間34の中に位置し、前記第四傘歯車33が前記第四傘歯車33の後側に位置する第三傘歯車30と噛み合っており、前記第三傘歯車30がモーター軸28と固定的に連結され、前記モーター軸28の後端がモーター36と伝動できるように連結され、前記箱1の中には前記モーター36の前側に位置する伝動機構が設置されている。
【0015】
有益に、前記研磨機構は、前記第九スライド溝62の中に位置し且つ前記第九スライド溝62とスライドできるように連結された第八スライドブロック61を含み、前記第八スライドブロック61の右端壁と前記第九スライド溝62の右端壁が第二ばね60によって連結され、前記第八スライドブロック61の左端壁には第八スライド溝57が四つ等間隔に形成され、前記第八スライド溝57は左方に開口しており、前記第八スライド溝57の中には前記第八スライド溝57とスライドできるように連結された第九スライドブロック64が設けられ、前記第九スライドブロック64の内端壁には研磨バー63が固定的に設けられ、前記第九スライドブロック64の内外壁と前記第八スライド溝57が第一ばね58によって連結され、前記第八スライドブロック61の右端壁が第七スライドブロック51と固定的に連結され、前記第七スライドブロック50の右側には繰り返し機構が設置されている。
【0016】
有益に、前記繰り返し機構は、前記第九スライド溝62の右側に設置されたカム空間52を含み、前記カム空間52の中にはカム53が設けられ、前記カム53が前記第七スライドブロック51とスライドできるよに連結され、前記カム53がカム軸54と固定的に連結され、前記カム軸54が前記箱1と回転できるように連結され、前記カム軸54の底端が第三歯車15と固定的に連結され、四つの前記第三歯車15が第一歯車空間13の中に位置し、前記第一歯車空間13の中には前後二つの第一歯車12が設置され、前後二つの前記第一歯車12が前記第三歯車15と噛合でき、前記第一歯車空間13の中には前記第三歯車15の右側に位置し且つ前記第一歯車12と噛合できる第二歯車14が四つ設置され、前記第二歯車14が第二歯車軸16の底端と固定的に連結され、前記第二歯車軸16が前記箱1と回転できるように連結されている。
【0017】
有益に、前記長時間停止機構は、前記第三スライド溝26の中に位置し且つ前記第三スライド溝26とスライドできるように連結された第五スライドブロック22を含み、前記第五スライドブロック22の中には第四スライドブロック21が位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第四スライドブロック21が第二スライド溝25の中に位置し且つ前記第二スライド溝25とスライドできるように連結され、前記第四スライドブロック21が第五歯車軸49と回転できるように連結され、前記第五歯車軸49の右端が前記第六歯車50と固定的に連結され、前記第五スライドブロック22の底壁には二つの第一スライドブロック7が位置的に前後対称に固定的に設けられ、前記第一スライドブロック7の右端壁が第二スライドブロック8と固定的に連結され、前記第二スライドブロック8の右端頂壁が第三スライドブロック9と固定的に連結され、前記第三スライドブロック9が第一スライド溝11の中に位置し且つ前記第一スライド溝11とスライドできるように連結され、前記第一スライド溝11が前記第一歯車空間13の底壁に設置され且つ上方に開口しており、前記第一スライド溝11が第一歯車軸10と回転できるように連結され、前記第一歯車軸10の頂端が前記第一歯車12と固定的に連結され、前記第五スライドブロック22の頂壁には上方に開口した第七スライド溝47が形成され、前記第七スライド溝47が前記第七スライド溝47の中に位置する第六スライドブロック23の下端とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロック23が前記第六スライド溝45とスライドできるように連結され、前記第六スライドブロック23の上側左端壁には第一旋転ピン3が設置され、前記第一旋転ピン3の左端が連結棒6と回転できるように連結され、前記連結棒6のもう一端が第二旋転ピン4と回転できるように連結され、前記第二旋転ピン4の左端がクランク5と回転できるように連結され、前記クランク5のもう一端が前記第三歯車軸24と回転できるように連結されている。
【0018】
有益に、前記伝動機構は、前記モーター軸28の前端と固定的に連結された第一プーリー35を含み、前記第一プーリー35がプーリー空間42の中に設置され、前記プーリー空間42の中には前記第一プーリー35の右側に位置する第二プーリー41が設けられ、前記第二プーリー41と前記第一プーリー35がベルト40によって連結され、前記ベルト40が傘歯車軸37と固定的に連結され、前記傘歯車軸37が前記箱1と回転できるように連結され、四つの前記第二歯車軸16の頂端には第一傘歯車17が固定的に設けられ、前記第一傘歯車17が第一傘歯車空間20の中に位置し、前記第一傘歯車17が前記第一傘歯車17の上方に位置する第二傘歯車19と噛み合っており、四つの前記第二傘歯車19が前記傘歯車軸37と固定的に連結されている。
【0019】
有益に、四つの前記研磨バー63のうち、一つ目と二つ目は粗研磨バーで、三つ目と四つ目は細研磨バーである。
【0020】
初期状態に、前記第一ばね58と前記第二ばね60が自然状態にある。
【0021】
本願発明の機械作動順序:
1、核を固定挿し棒48に挿し、モーター36を起動することで第一プーリー35を回転させ、そして第二プーリー41が連動し回転して傘歯車軸37を回転させ、第二傘歯車傘歯車軸19が連動し回転し第一傘歯車17を回転させ、第二歯車軸16が連動し回転し第二歯車14を回転させ、第二歯車14と噛み合った第一歯車12も連動し回転し第三歯車15を回転させ、そしてカム軸54が連動し回転しカム53を回転させ、第七スライドブロック51と第八スライドブロック61と第九スライドブロック64が連動し左右往復に移動し、核の面に対する粗研磨が行われる。
2、モーター軸28が回転し第三傘歯車30を回転させることで第四傘歯車33を回転させ、そして第四傘歯車軸31が連動し回転し第五歯車32を回転させ、第四歯車29が連動し回転し第三歯車軸24を回転させ、核の面に対する粗研磨が行われた後に第五スライドブロック22と第四スライドブロック21を後方へ移動させて前限界位置で長時間停止させ、第五スライドブロック22と第四スライドブロック21が後方へ移動する過程において第六歯車50が回転して研磨した後の核の面に残った滓を振りによって除去し、第五スライドブロック22と第四スライドブロック21が後限界位置まで移動した後に長時間止まり、このとき二つの第一歯車12が後側の二つの第三歯車15及び第二歯車14と噛み合う。
3、第一プーリー35が回転し第二プーリー41を回転させることで傘歯車軸37を回転させ、そして第二傘歯車19が連動し回転し第一傘歯車17を回転させることで第二歯車軸16を回転させ、第二歯車14が連動し回転し、第二歯車14と噛み合った第一歯車12も連動し回転し、そして第三歯車15が連動し回転しカム軸54を回転させることでカム53を回転させ、第七スライドブロック51と第八スライドブロック61と第九スライドブロック64が連動し左右往復に移動し、核の面に対する細研磨が行われる。
4、本願発明をリセットするとき、第三歯車軸24が回転し第五スライドブロック22と第四スライドブロック21を前限界位置に戻した後にモーター36を停止させ、これで各移動部品が移動を停止し、第八スライドブロック61と第七スライドブロック51が第二ばね60の復帰作用によって初期状態に戻り、これで本願発明が復帰完了になる。
【0022】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。