(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-95831(P2021-95831A)
(43)【公開日】2021年6月24日
(54)【発明の名称】入口用スマートホームシステム装置
(51)【国際特許分類】
E04H 1/02 20060101AFI20210528BHJP
G16Y 10/30 20200101ALI20210528BHJP
【FI】
E04H1/02
G16Y10/30
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-75672(P2020-75672)
(22)【出願日】2020年4月21日
(31)【優先権主張番号】201911312162.8
(32)【優先日】2019年12月18日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519257810
【氏名又は名称】東莞市図什日用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】荊偉偉
【テーマコード(参考)】
2E025
【Fターム(参考)】
2E025AA01
(57)【要約】
【課題】本願発明は入口用スマートホームシステム装置を開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の中には上方に開口し且つ前記本体を前後に貫通した入口溝が形成され、前記入口溝の中には前記入口溝とスライドできるように連結された踏み板が設置され、前記踏み板の底壁と前記入口溝の底壁とが第一ばねによって連結され、前記踏み板の底壁には第一スライドブロックが位置的に左右対称に且つ固定的に設置され、前記入口溝の底壁には上方に開口した第一液圧管が位置的に左右対称に設置され、前記第一スライドブロックの底部が前記第一液圧管の中に位置し且つ前記第一液圧管とスライドできるように連結されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には上方に開口し且つ前記本体を前後に貫通した入口溝が形成され、前記入口溝の中には前記入口溝とスライドできるように連結された踏み板が設置され、前記踏み板の底壁と前記入口溝の底壁とが第一ばねによって連結され、前記踏み板の底壁には第一スライドブロックが位置的に左右対称に且つ固定的に設置され、前記入口溝の底壁には上方に開口した第一液圧管が位置的に左右対称に設置され、前記第一スライドブロックの底部が前記第一液圧管の中に位置し且つ前記第一液圧管とスライドできるように連結され、前記第一液圧管において前記第一スライドブロックの下側に位置する管内は液体でいっぱいになり、左側の前記第一液圧管が後側の第二液圧管と固定的に連結され、前記第二液圧管が後側の第三液圧管と固定的に連結され、前記第三液圧管が左側の第四液圧管と固定的に連結され、前記第四液圧管の上端にはハンガー伸縮機構が設置され、前記入口溝の左壁には右方に開口したハンガー溝が形成され、前記本体の中には前記ハンガー溝の前側に位置する服除塵機構が設けられ、右側の前記第一液圧管が右側の第五液圧管と固定的に連結され、前記第五液圧管が右側の第六液圧管と固定的に連結され、前記第六液圧管の上端には靴箱伸縮機構が設置され、前記入口溝の右壁には左方に開口した靴箱溝が形成され、前記靴箱溝には靴除塵機構が位置的に前後対称に配置されていることを特徴とする入口用スマートホームシステム装置。
【請求項2】
前記ハンガー伸縮機構は、前記第四液圧管の中に位置し且つ前記第四液圧管とスライドできるように連結された第一ラックを含み、前記第一ラックの頂壁が前記第四液圧管と第二ばねによって連結され、前記第四液圧管の上部において右壁には左方に開口した第一歯車溝が形成され、前記第一歯車溝の中には第一歯車が設置され、前記第一歯車が前記第一ラックと噛み合っており、前記第一歯車が第一歯車軸と固定的に連結され、前記第一歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、前記第一歯車溝の前壁にはベルト空間が設けられ、前記第一歯車軸が第一プーリーと固定的に連結され、前記第一プーリーが前記第一歯車の前側に位置し且つ前記ベルト空間の中に位置し、前記ベルト空間の中には前記第一プーリーの右側に位置する第二プーリーが設置され、前記第二プーリーと前記第一プーリーがベルトによって連結され、前記ハンガー溝には前記ハンガー溝の中に向いて開口した第一スライド溝が位置的に前後対称に形成され、前後の前記第一スライド溝において前記ハンガー溝から離れた壁には右方に開口した第二スライド溝が形成され、前後の前記第二スライド溝の中には前後の前記第二スライド溝とスライドできるように連結された第二ラックが設けられ、前後の前記第二ラックの左壁と前記第二スライド溝が第三ばねによって連結され、前後の前記第二スライド溝の底壁には上方に開口した傘歯車空間が設置され、前記傘歯車空間の中には前記第二ラックの下側に位置し且つ前記第二ラックと噛み合った第二歯車が設置され、前記第二歯車が第二歯車軸と固定的に連結され、前記第二歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、後側の前記第二歯車軸が後側の前記第二歯車の後側に位置する前記第二プーリーと固定的に連結され、前後の前記第二ラックの間には前記第一スライド溝とスライドできるように連結された第一スライドブロックが固定的に設けられ、前記第一スライドブロックの右壁にはハンガーが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の入口用スマートホームシステム装置。
【請求項3】
前記服除塵機構は、前側の前記第二歯車の前端と固定的に連結された第一傘歯車を含み、前記第一傘歯車が前記傘歯車空間の中に位置し、前記第一傘歯車が前記第一傘歯車の下側に位置する第二傘歯車と噛み合っており、前記第二傘歯車が傘歯車軸と固定的に連結され、前記傘歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、前記傘歯車空間の下側には右方に開口した揺動溝が形成され、前記揺動溝の中には前記傘歯車軸と固定的に連結された第三歯車が設置され、第一揺動棒において不完全な歯のある一端が前記第三歯車と噛み合っており、前記第一揺動棒が回転軸と回転できるように連結され、前記第一揺動棒の後壁には第二揺動棒が固定的に設置され、前記第二揺動棒の右壁には叩き吸塵ブロックが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の入口用スマートホームシステム装置。
【請求項4】
前記靴箱伸縮機構は、前記第六液圧管の頂端と固定的に連結された第七液圧管を含み、前記第七液圧管の中には前記第七液圧管とスライドできるように連結された第二スライドブロックが設けられ、前記第七液圧管において前記第二スライドブロックの右側に位置する管内が液体で満ちており、前記第二スライドブロックの左壁には第三スライドブロックが固定的に設けられ、前記第二スライドブロックの左壁と前記第七液圧管が第四ばねによって連結され、前記第三スライドブロックの左壁が靴箱ブロックと固定的に連結され、前記靴箱ブロックが前記靴箱溝の中に位置し且つ前記靴箱溝とスライドできるように連結され、前記靴箱ブロックの前後両壁には第三ラックが位置的に対称に固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の入口用スマートホームシステム装置。
【請求項5】
前記靴除塵機構は、前記第三ラックと噛み合った第四歯車を含み、前記第四歯車が前記靴箱溝の方向に開口した第二歯車溝の中に位置し、前記第四歯車がカム軸と固定的に連結され、前記カム軸が前記本体と回転できるように連結され、前記カム軸の頂端には前記靴箱溝に向いて開口した第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には前記第三スライド溝とスライドできるように連結された第四スライドブロックが設置され、前記第四スライドブロックの中には前記第四スライドブロックを上下に貫通したカム溝が形成され、前記カム溝の中には前記カム溝とスライドできるように連結されたカムが設けられ、前記カムが前記カム軸の頂端と固定的に連結され、前記第四スライドブロックにおいて前記靴箱溝から離れた壁には第五スライドブロックが固定的に連結され、前記第五スライドブロックが第四スライド溝の中に位置し且つ前記第四スライド溝とスライドできるように連結され、前記第五スライドブロックにおいて前記靴箱溝から離れた壁と前記第四スライド溝が第五ばねによって連結され、前記第四スライドブロックにおいて前記靴箱溝に近接する壁には吸塵靴ブラシブロックが固定的に設けられ、前記吸塵靴ブラシブロックの底壁には吸塵靴ブラシが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の入口用スマートホームシステム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はスマートホームシステム技術分野を取り上げて、具体的には入口用スマートホームシステム装置である。
【背景技術】
【0002】
スマートホームとは、IoT(もののインターネット)やAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のことである。一般的には、物理的な住居そのものより、そこに装備されたシステムを指すことが多い。多様なデバイス(機器)を組み合わせて、家の電化製品の制御などを住む人のニーズに合わせて生活の利便性を提供する。
今日の社会では、人々が疲れて帰宅した後、部屋を綺麗に保つために着替えと靴の履き替えが必要であるが、疲れた人にとってはかなりの時間と力がかかる。また、服と靴に対してすぐに除塵し収納することができないため、次の出かけに不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106562577号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は入口用スマートホームシステム装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明である入口用スマートホームシステム装置は、本体を含み、前記本体の中には上方に開口し且つ前記本体を前後に貫通した入口溝が形成され、前記入口溝の中には前記入口溝とスライドできるように連結された踏み板が設置され、前記踏み板の底壁と前記入口溝の底壁とが第一ばねによって連結され、前記踏み板の底壁には第一スライドブロックが位置的に左右対称に且つ固定的に設置され、前記入口溝の底壁には上方に開口した第一液圧管が位置的に左右対称に設置され、前記第一スライドブロックの底部が前記第一液圧管の中に位置し且つ前記第一液圧管とスライドできるように連結され、前記第一液圧管において前記第一スライドブロックの下側に位置する管内は液体でいっぱいになり、左側の前記第一液圧管が後側の第二液圧管と固定的に連結され、前記第二液圧管が後側の第三液圧管と固定的に連結され、前記第三液圧管が左側の第四液圧管と固定的に連結され、前記第四液圧管の上端にはハンガー伸縮機構が設置され、前記入口溝の左壁には右方に開口したハンガー溝が形成され、前記本体の中には前記ハンガー溝の前側に位置する服除塵機構が設けられ、右側の前記第一液圧管が右側の第五液圧管と固定的に連結され、前記第五液圧管が右側の第六液圧管と固定的に連結され、前記第六液圧管の上端には靴箱伸縮機構が設置され、前記入口溝の右壁には左方に開口した靴箱溝が形成され、前記靴箱溝には靴除塵機構が位置的に前後対称に配置されている。
【0006】
優選の技術プランとして、前記ハンガー伸縮機構は、前記第四液圧管の中に位置し且つ前記第四液圧管とスライドできるように連結された第一ラックを含み、前記第一ラックの頂壁が前記第四液圧管と第二ばねによって連結され、前記第四液圧管の上部において右壁には左方に開口した第一歯車溝が形成され、前記第一歯車溝の中には第一歯車が設置され、前記第一歯車が前記第一ラックと噛み合っており、前記第一歯車が第一歯車軸と固定的に連結され、前記第一歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、前記第一歯車溝の前壁にはベルト空間が設けられ、前記第一歯車軸が第一プーリーと固定的に連結され、前記第一プーリーが前記第一歯車の前側に位置し且つ前記ベルト空間の中に位置し、前記ベルト空間の中には前記第一プーリーの右側に位置する第二プーリーが設置され、前記第二プーリーと前記第一プーリーがベルトによって連結され、前記ハンガー溝には前記ハンガー溝の中に向いて開口した第一スライド溝が位置的に前後対称に形成され、前後の前記第一スライド溝において前記ハンガー溝から離れた壁には右方に開口した第二スライド溝が形成され、前後の前記第二スライド溝の中には前後の前記第二スライド溝とスライドできるように連結された第二ラックが設けられ、前後の前記第二ラックの左壁と前記第二スライド溝が第三ばねによって連結され、前後の前記第二スライド溝の底壁には上方に開口した傘歯車空間が設置され、前記傘歯車空間の中には前記第二ラックの下側に位置し且つ前記第二ラックと噛み合った第二歯車が設置され、前記第二歯車が第二歯車軸と固定的に連結され、前記第二歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、後側の前記第二歯車軸が後側の前記第二歯車の後側に位置する前記第二プーリーと固定的に連結され、前後の前記第二ラックの間には前記第一スライド溝とスライドできるように連結された第一スライドブロックが固定的に設けられ、前記第一スライドブロックの右壁にはハンガーが固定的に連結されている。
【0007】
優選の技術プランとして、前記服除塵機構は、前側の前記第二歯車の前端と固定的に連結された第一傘歯車を含み、前記第一傘歯車が前記傘歯車空間の中に位置し、前記第一傘歯車が前記第一傘歯車の下側に位置する第二傘歯車と噛み合っており、前記第二傘歯車が傘歯車軸と固定的に連結され、前記傘歯車軸が前記本体と回転できるように連結され、前記傘歯車空間の下側には右方に開口した揺動溝が形成され、前記揺動溝の中には前記傘歯車軸と固定的に連結された第三歯車が設置され、第一揺動棒において不完全な歯のある一端が前記第三歯車と噛み合っており、前記第一揺動棒が回転軸と回転できるように連結され、前記第一揺動棒の後壁には第二揺動棒が固定的に設置され、前記第二揺動棒の右壁には叩き吸塵ブロックが固定的に設けられている。
【0008】
優選の技術プランとして、前記靴箱伸縮機構は、前記第六液圧管の頂端と固定的に連結された第七液圧管を含み、前記第七液圧管の中には前記第七液圧管とスライドできるように連結された第二スライドブロックが設けられ、前記第七液圧管において前記第二スライドブロックの右側に位置する管内が液体で満ちており、前記第二スライドブロックの左壁には第三スライドブロックが固定的に設けられ、前記第二スライドブロックの左壁と前記第七液圧管が第四ばねによって連結され、前記第三スライドブロックの左壁が靴箱ブロックと固定的に連結され、前記靴箱ブロックが前記靴箱溝の中に位置し且つ前記靴箱溝とスライドできるように連結され、前記靴箱ブロックの前後両壁には第三ラックが位置的に対称に固定的に設けられている。
【0009】
優選の技術プランとして、前記靴除塵機構は、前記第三ラックと噛み合った第四歯車を含み、前記第四歯車が前記靴箱溝の方向に開口した第二歯車溝の中に位置し、前記第四歯車がカム軸と固定的に連結され、前記カム軸が前記本体と回転できるように連結され、前記カム軸の頂端には前記靴箱溝に向いて開口した第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には前記第三スライド溝とスライドできるように連結された第四スライドブロックが設置され、前記第四スライドブロックの中には前記第四スライドブロックを上下に貫通したカム溝が形成され、前記カム溝の中には前記カム溝とスライドできるように連結されたカムが設けられ、前記カムが前記カム軸の頂端と固定的に連結され、前記第四スライドブロックにおいて前記靴箱溝から離れた壁には第五スライドブロックが固定的に連結され、前記第五スライドブロックが第四スライド溝の中に位置し且つ前記第四スライド溝とスライドできるように連結され、前記第五スライドブロックにおいて前記靴箱溝から離れた壁と前記第四スライド溝が第五ばねによって連結され、前記第四スライドブロックにおいて前記靴箱溝に近接する壁には吸塵靴ブラシブロックが固定的に設けられ、前記吸塵靴ブラシブロックの底壁には吸塵靴ブラシが固定的に設けられている。
【発明の効果】
【0010】
使用者は本願発明を利用することによって、時間と力を多くかけることなく、服と靴との除塵と収納を行うことができる。本願発明は、ハンガー伸縮機構と服除塵機構によって外出のときに着た服を除塵し収納でき、靴箱伸縮機構と靴除塵機構によって、外出のときに履いた靴の除塵と防塵処理を行うと同時に、使用者が室内のスリッパに履き替えることができ、家に帰る人をよりリラックスさせる一方、次の出かけにも便利である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜7をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願発明である入口用スマートホームシステム装置は、本体1を含み、前記本体1の中には上方に開口し且つ前記本体1を前後に貫通した入口溝8が形成され、前記入口溝8の中には前記入口溝8とスライドできるように連結された踏み板9が設置され、前記踏み板9の底壁と前記入口溝8の底壁とが第一ばね13によって連結され、前記踏み板9の底壁には第一スライドブロック10が位置的に左右対称に且つ固定的に設置され、前記入口溝9の底壁には上方に開口した第一液圧管11が位置的に左右対称に設置され、前記第一スライドブロック10の底部が前記第一液圧管11の中に位置し且つ前記第一液圧管11とスライドできるように連結され、前記第一液圧管11において前記第一スライドブロック10の下側に位置する管内は液体でいっぱいになり、左側の前記第一液圧管11が後側の第二液圧管36と固定的に連結され、前記第二液圧管36が後側の第三液圧管12と固定的に連結され、前記第三液圧管12が左側の第四液圧管3と固定的に連結され、前記第四液圧管3の上端にはハンガー伸縮機構が設置され、前記入口溝8の左壁には右方に開口したハンガー溝26が形成され、前記本体1の中には前記ハンガー溝26の前側に位置する服除塵機構が設けられ、右側の前記第一液圧管11が右側の第五液圧管35と固定的に連結され、前記第五液圧管35が右側の第六液圧管17と固定的に連結され、前記第六液圧管17の上端には靴箱伸縮機構が設置され、前記入口溝8の右壁には左方に開口した靴箱溝14が形成され、前記靴箱溝14には靴除塵機構が位置的に前後対称に配置されている。
【0014】
有益に、前記ハンガー伸縮機構は、前記第四液圧管3の中に位置し且つ前記第四液圧管3とスライドできるように連結された第一ラック7を含み、前記第一ラック7の頂壁が前記第四液圧管3と第二ばね2によって連結され、前記第四液圧管3の上部において右壁には左方に開口した第一歯車溝4が形成され、前記第一歯車溝4の中には第一歯車5が設置され、前記第一歯車5が前記第一ラック7と噛み合っており、前記第一歯車5が第一歯車軸6と固定的に連結され、前記第一歯車軸6が前記本体1と回転できるように連結され、前記第一歯車溝4の前壁にはベルト空間19が設けられ、前記第一歯車軸6が第一プーリー33と固定的に連結され、前記第一プーリー33が前記第一歯車5の前側に位置し且つ前記ベルト空間19の中に位置し、前記ベルト空間19の中には前記第一プーリー33の右側に位置する第二プーリー22が設置され、前記第二プーリー22と前記第一プーリー33がベルト20によって連結され、前記ハンガー溝26には前記ハンガー溝26の中に向いて開口した第一スライド溝25が位置的に前後対称に形成され、前後の前記第一スライド溝25において前記ハンガー溝26から離れた壁には右方に開口した第二スライド溝31が形成され、前後の前記第二スライド溝31の中には前後の前記第二スライド溝31とスライドできるように連結された第二ラック24が設けられ、前後の前記第二ラック24の左壁と前記第二スライド溝31が第三ばね32によって連結され、前後の前記第二スライド溝31の底壁には上方に開口した傘歯車空間29が設置され、前記傘歯車空間29の中には前記第二ラック24の下側に位置し且つ前記第二ラック24と噛み合った第二歯車38が設置され、前記第二歯車38が第二歯車軸21と固定的に連結され、前記第二歯車軸21が前記本体1と回転できるように連結され、後側の前記第二歯車軸21が後側の前記第二歯車38の後側に位置する前記第二プーリー22と固定的に連結され、前後の前記第二ラック24の間には前記第一スライド溝25とスライドできるように連結された第一スライドブロック30が固定的に設けられ、前記第一スライドブロック30の右壁にはハンガー27が固定的に連結されている。
【0015】
有益に、前記服除塵機構は、前側の前記第二歯車21の前端と固定的に連結された第一傘歯車61を含み、前記第一傘歯車61が前記傘歯車空間29の中に位置し、前記第一傘歯車61が前記第一傘歯車61の下側に位置する第二傘歯車62と噛み合っており、前記第二傘歯車62が傘歯車軸40と固定的に連結され、前記傘歯車軸40が前記本体1と回転できるように連結され、前記傘歯車空間29の下側には右方に開口した揺動溝39が形成され、前記揺動溝39の中には前記傘歯車軸40と固定的に連結された第三歯車41が設置され、第一揺動棒43において不完全な歯のある一端が前記第三歯車41と噛み合っており、前記第一揺動棒43が回転軸42と回転できるように連結され、前記第一揺動棒43の後壁には第二揺動棒44が固定的に設置され、前記第二揺動棒44の右壁には叩き吸塵ブロックが固定的に設けられている。
【0016】
有益に、前記靴箱伸縮機構は、前記第六液圧管17の頂端と固定的に連結された第七液圧管16を含み、前記第七液圧管16の中には前記第七液圧管16とスライドできるように連結された第二スライドブロック15が設けられ、前記第七液圧管16において前記第二スライドブロック15の右側に位置する管内が液体で満ちており、前記第二スライドブロック15の左壁には第三スライドブロック63が固定的に設けられ、前記第二スライドブロック15の左壁と前記第七液圧管16が第四ばね45によって連結され、前記第三スライドブロック63の左壁が靴箱ブロック18と固定的に連結され、前記靴箱ブロック18が前記靴箱溝14の中に位置し且つ前記靴箱溝14とスライドできるように連結され、前記靴箱ブロック18の前後両壁には第三ラック46が位置的に対称に固定的に設けられている。
【0017】
有益に、前記靴除塵機構は、前記第三ラック46と噛み合った第四歯車53を含み、前記第四歯車53が前記靴箱溝14の方向に開口した第二歯車溝47の中に位置し、前記第四歯車53がカム軸48と固定的に連結され、前記カム軸48が前記本体1と回転できるように連結され、前記カム軸48の頂端には前記靴箱溝14に向いて開口した第三スライド溝56が形成され、前記第三スライド溝56の中には前記第三スライド溝56とスライドできるように連結された第四スライドブロック57が設置され、前記第四スライドブロック57の中には前記第四スライドブロック57を上下に貫通したカム溝59が形成され、前記カム溝59の中には前記カム溝59とスライドできるように連結されたカム58が設けられ、前記カム58が前記カム軸48の頂端と固定的に連結され、前記第四スライドブロック57において前記靴箱溝14から離れた壁には第五スライドブロック49が固定的に連結され、前記第五スライドブロック49が第四スライド溝51の中に位置し且つ前記第四スライド溝51とスライドできるように連結され、前記第五スライドブロック49において前記靴箱溝14から離れた壁と前記第四スライド溝51が第五ばね50によって連結され、前記第四スライドブロック57において前記靴箱溝14に近接する壁には吸塵靴ブラシブロック55が固定的に設けられ、前記吸塵靴ブラシブロック55の底壁には吸塵靴ブラシ54が固定的に設けられている。
【0018】
初期状態に、前記第二ばね2と前記第五ばね50と前記第四ばね45と前記第三ばね32と前記第一ばね13はいずれも自然状態にある。
【0019】
本願発明全体の機械作動順序:
1、使用者がドアを開けて踏み板9を踏くことによって左右の第一スライドブロック10が連動し下方へ移動し、左側の第一スライドブロック10の降下により第一ラック7が連動し上昇し第一歯車5を回転させることで第一歯車軸6を回転させ、第一プーリー33が連動し回転し第二プーリー22を回転させることで後側の第二歯車軸21を回転させ、後側の第二歯車38が連動し回転し前後の第二ラック24と第一スライドブロック30とハンガー27を右方へ移動させ、ここで服をハンガー27にかけることができ、右側の第一スライドブロック10が降下し第二スライドブロック15と第三スライドブロック63と靴箱ブロック18を左方へ移動させ、ここで使用者が靴箱ブロック18に置かれるスリッパを取り、スリッパに履き替え、外出のときに履いた靴を靴箱ブロック18に置くことができる。
2、靴の履き替えが終わった後、使用者が踏み板9から離れることによって左右の第一スライドブロック10が上昇し、左側の第一スライドブロック10の上昇により第一ラック7が連動し降下し第一歯車5を逆回転させることで第一歯車軸6を逆回転させ、第一プーリー33が連動し逆回転し第二プーリー22を逆回転させることで後側の第二歯車軸21を逆回転させ、そして後側の第二歯車38が連動し逆回転し前後の第二ラック24と第一スライドブロック30とハンガー27を左方へ移動させ、これで使用者がハンガー27にかけた服をハンガー溝26の中に収納でき、前側の第二ラック24が左方へ移動し前側の第二歯車38を回転させることで前側の第二歯車軸21を回転させ、そして第一傘歯車61が連動し回転し第二傘歯車62を回転させることで傘歯車軸40を回転させ、第三歯車41が回転し第一揺動棒43と第二揺動棒44を揺動させることでハンガー27にかけた服を叩いて除塵する。
3、右側の第一スライドブロック10が上昇し第二スライドブロック15と第三スライドブロック63と靴箱ブロック18を右方へ移動させることで第四歯車53を回転させ、そしてカム軸48が連動し回転しカム58を回転させることで吸塵靴ブラシブロック55と吸塵靴ブラシ54を往復に前後移動させ、これで靴箱ブロック18に置かれた靴が磨かれて除塵され、踏み板9が完全に元の位置に戻った後、本願発明がリセットされる。
【0020】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。