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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-96933(P2021-96933A)
(43)【公開日】2021年6月24日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/6581 20110101AFI20210528BHJP
   H01R 13/646 20110101ALI20210528BHJP
【FI】
   H01R13/6581
   H01R13/646
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2019-226617(P2019-226617)
(22)【出願日】2019年12月16日
(71)【出願人】
【識別番号】390012977
【氏名又は名称】イリソ電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】塩田 英生
(72)【発明者】
【氏名】行武 広章
(72)【発明者】
【氏名】大熊 誉仁
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA14
5E021FA16
5E021FC19
5E021FC31
5E021LA09
5E021LA15
(57)【要約】
【課題】シールドの構造の複雑化を抑えつつ、ノイズ対策を向上させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】第一コネクタ1は、固定ハウジング2と、第二コネクタ9に嵌合する可動ハウジング3と、を備える。更に、第一コネクタ1はシールド6を備える。シールド6は、固定ハウジング2をシールドする固定ハウジングシールド部6Aと、固定ハウジングシールド部6Aが上側へ延長されて形成された延長シールド部6Bと、を有する。延長シールド部6Bは、第一基板P1に対して位置が固定され、移動可能には構成されない。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に対して位置が固定される固定ハウジングと、
前記固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングであって、上側から接続する接続相手に嵌合する前記可動ハウジングと、
前記基板に対して位置が固定されるシールドと、を備えるコネクタであって、
前記シールドは、
前記固定ハウジングをシールドする固定ハウジングシールド部と、
前記固定ハウジングシールド部が上側へ延長されて形成された延長シールド部と、を有し、
前記延長シールド部は、前記基板に対して位置が固定されると共に、前記可動ハウジング及び嵌合した前記接続相手の移動を許容するように形成される、
コネクタ。
【請求項2】
前記可動ハウジングは、前記固定ハウジングに対して上側に突出する突出部を有し、
前記延長シールド部は、前記突出部をシールドする突出部シールド部を含む、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記突出部シールド部は、前記突出部の上下方向の全体をシールドする、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記延長シールド部は、前記接続相手をシールドする接続相手シールド部を含む、
請求項2又は請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記固定ハウジングシールド部は、前記固定ハウジングを前後方向及び幅方向で包囲し、
前記延長シールド部は、前記可動ハウジング又は前記接続相手を前後方向及び幅方向で包囲する、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記シールドは、
前記基板に接地する基板接地部と、
前記接続相手に接地する接続相手接地部と、を有する、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記シールドは、前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部を有する、
請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記シールドは、板材から形成され、
前記シールドは、前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部を有する、
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記シールドは、板材から形成され、
前記シールドは、
前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部と、
前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部と、を有し、
前記当接案内部は、前記弾性支持部を保護する保護部としても機能する、
請求項6に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記シールドは、
前記接続相手が備える複数の端子の配列方向である前後方向に延在すると共に、前記接続相手が備える基板に近接して位置可能な基板近接シールド部を有する、
請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記シールドは、板材から形成され、
前記シールドは、
前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部と、
前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部と、
前記接続相手が備える複数の端子が配列する方向と同じ方向に延在すると共に、前記接続相手が備える基板に近接して配置可能な基板近接シールド部と、を有し、
前記基板近接シールド部の上端は、上下方向で、前記接続相手接地部と前記当接案内部との間の位置する、
請求項6に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記接続相手接地部は、前後方向及び幅方向で、前記延長シールド部の内側に位置する、
請求項6に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されたようなコネクタ(フローティングコネクタ)が知られている。フローティングコネクタは、固定ハウジングと、固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングと、固定ハウジングと可動ハウジングとの両方に保持された端子と、を備える。
【0003】
近年の電気部品の高性能化に伴って、この種のコネクタ(フローティングコネクタ)に対しても、コネクタから発生するノイズやコネクタに侵入するノイズに対する対策が求められていた。そこで、特許文献2及び特許文献3には、ノイズ対策が施されたフローティングコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018−113163号公報
【特許文献2】特開2018−186056号公報
【特許文献3】特開2019−160492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2のコネクタでは、シールドのうち可動ハウジングをシールドするための部分を可動ハウジングと一体的に移動させるために、当該部分を基板及び固定ハウジングに対して移動可能に構成している。
しかし、可動ハウジングをシールドするための部分を移動可能に構成すると、バネ部を設けること等が必要となり、シールドの構造が複雑化してしまう。その結果、十分なノイズ対策を実現する設計が容易でない。
【0006】
特許文献3のコネクタでは、可動ハウジングのうち固定ハウジングに対して上側に突出した部分がシールドされず、ノイズ対策に不十分の点がある。
【0007】
本開示は、シールドの構造の複雑化を抑えつつ、ノイズ対策を向上させることができるコネクタを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係るコネクタは、基板に対して位置が固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングであって、上側から接続する接続相手に嵌合する前記可動ハウジングと、前記基板に対して位置が固定されるシールドと、を備えるコネクタであって、前記シールドは、前記固定ハウジングをシールドする固定ハウジングシールド部と、前記固定ハウジングシールド部が上側へ延長されて形成された延長シールド部と、を有し、前記延長シールド部は、前記基板に対して位置が固定されると共に、前記可動ハウジング及び嵌合した前記接続相手の移動を許容するように形成される。
【0009】
上記態様では、コネクタは、基板に対して位置が固定される固定ハウジングと、固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングと、を備える。可動ハウジングは、接続相手に嵌合する。このため、コネクタと接続相手とが接続した状態では、基板及び固定ハウジングに対して可動ハウジング及び接続相手が一体的に移動可能となる。
【0010】
更に、コネクタはシールドを備える。シールドは、固定ハウジングをシールドする固定ハウジングシールド部と、固定ハウジングシールド部が上側へ延長されて形成された延長シールド部と、を有する。
このため、可動ハウジングが固定ハウジングに対して上側に突出する場合は、延長シールド部は、可動ハウジングをシールドすることとなり、可動ハウジングが固定ハウジングに対して上側に突出しない場合は、延長シールド部は、コネクタに対して上側から接続相手をシールドすることとなる。よって、シールドが延長シールド部を有さず、可動ハウジングや接続相手がシールドされない態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0011】
更に、延長シールド部は、基板に対して位置が固定され、移動可能には構成されない。このため、シールドの構造が複雑化することを抑制できる。つまり、例えば、固定ハウジングシールド部と延長シールド部との間にバネ部などを設ける必要がない。
また、延長シールド部は、可動ハウジングとこれに嵌合した接続相手との移動を許容するように形成される。このため、コネクタのフローティング機能が確保される。
【0012】
以上より、上記態様によれば、シールドの構造の複雑化を抑えつつ、ノイズ対策を向上させることができる。
【0013】
なお、上記態様において「前記延長シールド部は、前記基板に対して位置が固定される」とは、シールドにバネ部が設けられたり、延長シールド部が固定ハウジングシールド部と別体として形成される等することで、延長シールド部が移動可能に構成される態様を除外する趣旨である。よって、シールドの多少の変形などにより、延長シールド部が基板に対して若干移動し得る態様は、上記態様から除外されない。
また、後述の実施形態では、延長シールド部が、固定ハウジングシールド部との間に曲部等を介さずに形成され、延長シールド部と固定ハウジングシールド部とが同一平面上に形成される例を説明するが、上記態様はこれに限定されない。延長シールド部は、固定ハウジングシールド部との間に曲部等を介して形成されてもよい。
【0014】
第2の態様に係るコネクタは、第1の態様において、前記可動ハウジングは、前記固定ハウジングに対して上側に突出する突出部を有し、前記延長シールド部は、前記突出部をシールドする突出部シールド部を含む。
【0015】
上記態様では、可動ハウジングは、固定ハウジングに対して上側に突出する突出部を有し、延長シールド部は、突出部をシールドする突出部シールド部を含む。このため、可動ハウジングが突出部を有する場合において、シールドの構造の複雑化を抑えつつ、ノイズ対策を向上させることができる。
【0016】
第3の態様に係るコネクタは、第2の態様において、前記突出部シールド部は、前記突出部の上下方向の全体をシールドする。
【0017】
上記態様では、突出部シールド部は、突出部の上下方向の全体をシールドする。このため、可動ハウジングを上下方向で広い範囲でシールドすることができる。
【0018】
第4の態様に係るコネクタは、第2又は第3の態様において、前記延長シールド部は、前記接続相手をシールドする接続相手シールド部を含む。
【0019】
上記態様では、延長シールド部は、接続相手をシールドする接続相手シールド部を含む。このため、シールドに接続相手をシールドする部分が形成されない態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0020】
第5の態様に係るコネクタは、第1〜第4の何れかの態様において、前記固定ハウジングシールド部は、前記固定ハウジングを前後方向及び幅方向で包囲し、前記延長シールド部は、前記可動ハウジング又は前記接続相手を前後方向及び幅方向で包囲する。
【0021】
上記態様では、固定ハウジングシールド部は、固定ハウジングを前後方向及び幅方向で包囲し、延長シールド部は、可動ハウジング又は接続相手を前後方向及び幅方向で包囲する。このため、幅方向両側のみに延長シールド部が配置され、前後方向で開放される態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0022】
第6の態様に係るコネクタは、第1〜第5の何れかの態様において、前記シールドは、
前記基板に接地する基板接地部と、前記接続相手に接地する接続相手接地部と、を有する。
【0023】
上記態様では、シールドは、基板に接地する基板接地部と、接続相手に接地する接続相手接地部と、を有する。このため、シールドによって基板と接続相手(例えば接続相手が備える基板)とを電気的に接続することができる。
なお、後述の実施形態では、接続相手接地部として、接続相手が備える基板に接地する第二基板接地部65を説明するが、接続相手接地部はこれに限定されない。接続相手接地部は、接続相手が備える相手コネクタの一部に接地するものであってもよい。
【0024】
第7の態様に係るコネクタは、第6の態様において、前記シールドは、前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部を有する。
【0025】
上記態様では、シールドは、接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部を有する。このため、接続状態におけるコネクタと接続相手との相対位置が正規位置から多少ずれたとしても、接続相手接地部が変位することでそのずれを吸収することができる。
なお、後述の実施形態では、弾性支持部は、接続相手接地部を上下方向に変位可能に支持する例を説明するが、上記態様はこれに限定されない。弾性支持部は、接続相手接地部を前後方向や幅方向に変位可能に支持してもよい。
【0026】
第8の態様に係るコネクタは、第1〜第7の何れかの態様において、前記シールドは、板材から形成され、前記シールドは、前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部を有する。
【0027】
上記態様では、シールドは、板材から形成される。そして、シールドは、接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部を有する。このため、板材から形成されるシールドの板端が接続相手に接触して接続相手やシールドが損傷等することが抑制される。
【0028】
第9の態様に係るコネクタは、第6の態様において、前記シールドは、板材から形成され、前記シールドは、前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部と、前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部と、を有し、前記当接案内部は、前記弾性支持部を保護する保護部としても機能する。
【0029】
上記態様では、当接案内部は、弾性支持部を保護する保護部としても機能する。このため、弾性支持部が損傷等することが抑制される。
【0030】
第10の態様に係るコネクタは、第1〜第9の何れかの態様において、前記シールドは、前記接続相手が備える複数の端子の配列方向である前後方向に延在すると共に、前記接続相手が備える基板に近接して位置可能な基板近接シールド部を有する。
【0031】
上記態様では、シールドは、接続相手が備える複数の端子の配列方向である前後方向に延在すると共に、接続相手が備える基板に近接して位置可能な基板近接シールド部を有する。このため、接続相手が備える基板に近接する部分までの広い範囲をシールドすることができる。
【0032】
第11の態様に係るコネクタは、第6の態様において、前記シールドは、板材から形成され、前記シールドは、前記接続相手接地部を変位可能に支持する弾性支持部と、前記接続相手に対して板面で接触することで当該接続相手を案内する当接案内部と、前記接続相手が備える複数の端子が配列する方向と同じ方向に延在すると共に、前記接続相手が備える基板に近接して配置可能な基板近接シールド部と、を有し、前記基板近接シールド部の上端は、上下方向で、前記接続相手接地部と前記当接案内部との間の位置する。
【0033】
上記態様では、基板近接シールド部の上端は、上下方向で、接続相手接地部と当接案内部との間の位置する。このため、基板近接シールド部が接続相手が備える基板に接触することが抑制されると共に、基板近接シールド部を接続相手が備える基板に近接して位置させることができる。
【0034】
第12の態様に係るコネクタは、第6の態様において、前記接続相手接地部は、前後方向及び幅方向で、前記延長シールド部の内側に位置する。
【0035】
上記態様では、接続相手接地部は、前後方向及び幅方向で、延長シールド部の内側に位置する。このため、コネクタが前後方向及び幅方向で大型化することが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】実施形態のコネクタ対を基板と共に示す斜視図である。
図2図1の断面図(コネクタ前後方向に直交する断面図)である。
図3】接続状態のコネクタ対を示す断面図である。
図4図1の断面図(コネクタ幅方向に直交する断面図)である。
図5】接続状態のコネクタ対を示す断面図である。
図6】第一コネクタの分解斜視図である。
図7】第一端子と第三端子との斜視図である。
図8】固定ハウジングの斜視図である。
図9】固定ハウジングの下方から見た斜視図である。
図10】可動ハウジングの斜視図である。
図11】シールドの斜視図である。
図12】シールドの断面斜視図である。
図13】シールドの下方から見た断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、実施形態に係るコネクタ対1,9、第一コネクタ1、及び第二コネクタ9について説明する。
【0038】
なお、各図に示す矢印X,Y,Zは、コネクタ対1,9及びその構成部品を基準とした方向概念である。+X方向をコネクタ前方向、+Y方向をコネクタ幅方向一方側、+Z方向をコネクタ上方向という。単に、前後方向、幅方向、上下方向をいうときは、コネクタ前後方向、コネクタ幅方向、コネクタ上下方向を意味する。
【0039】
<コネクタ対1,9>
図1図5に示すように、コネクタ対1,9は、第一コネクタ1と、第二コネクタ9と、から構成される。第一コネクタ1と第二コネクタ9とは、上下方向を接続方向として互いに接続可能に構成される。第一コネクタ1は第一基板P1に実装され、第二コネクタ9は第二基板P2に実装される。第一コネクタ1と第二コネクタ9とが接続した状態では、第一基板P1と第二基板P2とは、コネクタ対1,9を挟んで互いに平行に配置される。
【0040】
<第一コネクタ1の概略構成>
第一コネクタ1の概略構成について説明する。
【0041】
図6は、第一コネクタ1の分解斜視図である。
【0042】
第一コネクタ1は、固定ハウジング2と、可動ハウジング3と、複数の第一端子4と、複数の第三端子5と、シールド6と、を備える。
【0043】
固定ハウジング2及び可動ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁体で形成される。
【0044】
固定ハウジング2は、第一端子4及び第三端子5の一部(固定側被保持部42、固定側被保持部52、図7参照)を保持する。固定ハウジング2は、第一端子4及び第三端子5を介して第一基板P1に固定され、第一基板P1に対して移動不能となる。固定ハウジング2は、枠状とされ、内側に空間(内部空間21、図8参照)を形成する。固定ハウジング2の内部空間21には、可動ハウジング3が配置される。
【0045】
可動ハウジング3は、第一端子4及び第三端子5の一部(可動側被保持部44、可動側被保持部54)を保持する。可動ハウジング3は、枠状の固定ハウジング2の内側の空間(内部空間21)に配置され、第一基板P1及び固定ハウジング2に対して移動可能となる。可動ハウジング3は、上方に向けて開口する挿入空間31を有する。挿入空間31には、「接続相手」としての第二コネクタ9の一部(突出壁74、図2図4参照)が挿入される。
【0046】
図7に示すように、各第一端子4は、固定ハウジング2に保持される固定側被保持部42と、可動ハウジング3に保持される可動側被保持部44と、固定側被保持部42と可動側被保持部44との間の中間弾性部43と、を有する。中間弾性部43が弾性変形することで、固定ハウジング2に対する可動ハウジング3の移動が許容される。
【0047】
各第三端子5は、固定ハウジング2に保持される固定側被保持部52と、可動ハウジング3に保持される可動側被保持部54と、固定側被保持部52と可動側被保持部54との間の中間弾性部53と、を有する。中間弾性部53が弾性変形することで、固定ハウジング2に対する可動ハウジング3の移動が許容される。
【0048】
<第二コネクタ9の概略構成>
第二コネクタ9の概略構成について説明する。
【0049】
図2図4に示すように、第二コネクタ9は、第二ハウジング7と、複数の第二端子8Aと、複数の第四端子8Bと、を備える。
【0050】
第二ハウジング7は、合成樹脂などの絶縁体で形成される。第二ハウジング7は、第二端子8A及び第四端子8Bの一部を保持する。第二ハウジング7は、第二端子8A及び第四端子8Bを介して第二基板P2に固定され、第二基板P2に対して移動不能となる。第二端子8Aは、第一コネクタ1の第一端子4と接続され、第四端子8Bは、第一コネクタ1の第三端子5と接続される。
【0051】
なお、第二コネクタ9は、フローティングコネクタではない。
すなわち、第二コネクタ9の第二ハウジング7は、嵌合ハウジング7Bと実装ハウジング7Aとを備えるが、嵌合ハウジング7B及び実装ハウジング7Aは、互いに相対変位させるために設けられるものではない。
但し、上記説明は、嵌合ハウジング7B及び実装ハウジング7Aが僅かに相対変位する第二コネクタ9を本開示の範囲から排除するものではない。実際のところ、本実施形態の第二コネクタ9は、嵌合ハウジング7B及び実装ハウジング7Aが僅かに相対変位し得る。
【0052】
<第一コネクタ1の詳細構造>
第一コネクタ1の詳細構造について説明する。
【0053】
≪第一端子4≫
複数の第一端子4は、それぞれ同一形状である。第一端子4は、板材に対し、打ち抜き加工及び曲げ加工等を施すことで製造される。複数の第一端子4は、幅方向(列間方向)一方側で前後方向(ピッチ方向)に配列された複数の第一端子4と、幅方向(列間方向)他方側で前後方向(ピッチ方向)に配列された複数の第一端子4と、から構成される。幅方向一方側の第一端子4及び幅方向他方側の第一端子4は、互いの接触部46同士を対向させるように配置される。
【0054】
図7に示すように、第一端子4は、一端から他端に向けて、基板固定部41と、固定側被保持部42と、中間弾性部43と、可動側被保持部44と、先端弾性部45と、接触部46と、を一体に有する。
【0055】
基板固定部41は、第一基板P1に対して固定される。基板固定部41は、一端側から他端側に向けて、幅方向内側に延びる。
【0056】
固定側被保持部42は、固定ハウジング2に保持される。固定側被保持部42は、上方に向けて延びると共に板幅方向である前後方向の両方の外側に圧入突起を有する。固定側被保持部42は、固定ハウジング2に対して下側から圧入される。
【0057】
中間弾性部43は、弾性変形可能に構成される。中間弾性部43は、第一曲部43Aと、直線部43Bと、第二曲部43Cと、を有する。
第一曲部43Aは、固定側被保持部42よりも他端側の部分が板厚方向に曲げられることで形成される。直線部43Bは、下方向に向かって幅方向内側に傾斜した方向に直線状に延びる。第二曲部43Cは、直線部43Bよりも他端側の部分が板厚方向に曲げられることで形成される。第二曲部43Cは、直線部43Bと可動側被保持部44とを接続する。直線部43Bは、幅拡大部43B1を有する。幅拡大部43B1の幅寸法(配列方向であるコネクタ前後方向の寸法)は、第一曲部43A及び第二曲部43Cの幅寸法よりも大きい。
【0058】
可動側被保持部44は、可動ハウジング3に保持される。可動側被保持部44は、上方へ向けて延びると共に板幅方向である前後方向の両方の外側に圧入突起を有する。可動側被保持部44は、可動ハウジング3に対して下側から圧入される。
【0059】
先端弾性部45は、接触部46が可動ハウジング3に対して変位可能となるように接触部46を弾性支持する。先端弾性部45は、一端側の第一伸長部45Aと、他端側の第二伸長部45Bと、を有する。第一伸長部45A及び第二伸長部45Bは、共に、上方向に向かって幅方向内側に傾斜した方向に向けて延びるが、第一伸長部45Aは、第二伸長部45Bよりも上方向に対する傾斜角度が大きい。
【0060】
接触部46は、第二コネクタ9の第二端子8Aと接触する。接触部46は、幅方向内側に向けて凸となるように湾曲する。接触部46と先端弾性部45との間には、接触部46を幅方向内側へ向けて突出させるように曲部46Aが形成される。
【0061】
≪第三端子5≫
第三端子5は、板材に対し、打ち抜き加工及び曲げ加工等を施すことで製造される。
複数の第三端子5は、前後方向一方側の一対の第三端子5と、前後方向他方側の一対の第三端子5と、から構成される。
【0062】
第三端子5は、一端から他端に向けて、基板固定部51と、固定側被保持部52と、中間弾性部53と、可動側被保持部54と、先端弾性部55と、接触部56と、を一体に有する。
【0063】
基板固定部51は、第一基板P1に対して固定される。
【0064】
固定側被保持部52は、固定ハウジング2に保持される。固定側被保持部52は、固定ハウジング2に圧入される被圧入部52Aを有する。被圧入部52Aは、上方へ突出形成され、板幅方向であるコネクタ幅方向のうち幅方向内側にのみ係止突起を有する。固定側被保持部52の被圧入部52Aは、固定ハウジング2の第三端子保持部25B(図10参照)に対して下側から圧入される。
【0065】
中間弾性部53は、弾性変形可能に構成される。中間弾性部53は、第一直線部53Aと、第一曲部53Bと、第二直線部53Cと、を有する。第一直線部53A、第一曲部53B及び第二直線部53Cにより、上側に凸とされた形状の山状部が形成される。第一直線部53Aは、上側へ向けて直線状に延び、第二直線部53Cは、下側へ向けて直線状に延びる。第二直線部53Cは、第一直線部53Aと前後方向で同じ位置に位置する。
また、中間弾性部53は、第二曲部53Dを有する。第二曲部53Dは、第二直線部53Cと可動側被保持部54とを接続する。
中間弾性部53は、板厚方向をピッチ方向に向ける。つまり、中間弾性部53の曲部(第一曲部53B及び第二曲部53D)は、折り曲げ加工により形成されるではなく、打ち抜き加工により形成される。
【0066】
可動側被保持部54は、可動ハウジング3に保持される。可動側被保持部54は、上側へ延びると共に板幅方向であるコネクタ幅方向の両方の外側に圧入突起を有する。可動側被保持部54は、可動ハウジング3に対して下側から圧入される。
【0067】
先端弾性部55は、接触部56が可動ハウジング3に対して変位可能となるように接触部56を弾性支持する。先端弾性部55は、一端側の第一伸長部55Aと、他端側の第二伸長部55Bと、を有する。第一伸長部55A及び第二伸長部55Bは、共に、上方向に向かって前後方向外側に傾斜した方向に向けて延びるが、第一伸長部55Aは、第二伸長部55Bよりも上方向に対する傾斜角度が大きい。先端弾性部55の板幅寸法(コネクタ幅方向の寸法)は、一端側から他端側へ向けて漸減している。
【0068】
接触部56は、第二コネクタ9の第四端子8Bと接触する。接触部56は、ピッチ方向外側に向けて凸となるように湾曲する。接触部56と先端弾性部55との間には、接触部56をピッチ方向外側へ向けて突出させるように曲部56Aが形成される。
【0069】
≪固定ハウジング2≫
図8図9は、固定ハウジング2の斜視図である。
【0070】
固定ハウジング2は、内部空間21を挟んで前後方向に対向する一対の前後方向部22と、内部空間21を挟んで幅方向に対向する一対の幅方向部23と、を備える。一対の前後方向部22と一対の幅方向部23とによって、枠状の固定ハウジング2が形成される。
【0071】
固定ハウジング2は、可動ハウジング3の一部(「被拘束部」である前後突出部36、図10参照)を拘束する「拘束部」としての拘束凹部24を有する。拘束凹部24は、一対の前後方向部22にそれぞれ形成される。拘束凹部24は、前後方向部22の下部に形成された凹部であり、下方向及び前後方向両側に開放される。
【0072】
固定ハウジング2は、第一端子4の固定側被保持部42を保持する第一端子保持部25Aを有する。第一端子保持部25Aは、一対の幅方向部23の幅方向内側面に形成された上下方向に延びる溝である。第一端子保持部25Aとしての溝に、第一端子4の固定側被保持部42が下側から圧入される。
【0073】
固定ハウジング2は、第三端子5の固定側被保持部52を保持する第三端子保持部25Bを有する。第三端子保持部25Bは、複数の第一端子保持部25Aよりもピッチ方向外側に位置する。第三端子保持部25Bは、一対の幅方向部23に形成された上下方向に延びる貫通孔である。第三端子保持部25Bとしての貫通孔に、第三端子5の固定側被保持部52の被圧入部52Aが下側から圧入される。
【0074】
固定ハウジング2は、端子の中間弾性部を保護する保護壁26を有する。
図3に示すように、第一端子4の中間弾性部43及び第三端子5の中間弾性部53は、可動ハウジング3の幅方向外側に配置されるので、保護壁26は、幅方向部23に形成される。保護壁26は、第一端子4の中間弾性部43及び第三端子5の中間弾性部53を幅方向外側から保護する側壁26Aと、第一端子4の中間弾性部43及び第三端子5の中間弾性部53を上側から保護する天壁26Bと、を有する。天壁26Bは、側壁26Aの上端から幅方向内側へ延びる。
【0075】
また、保護壁26は、天壁26Bを補強する補強部26Cを有する。
補強部26Cは、保護壁26の延在方向であるコネクタ前後方向の両端部に形成される。補強部26Cは、保護壁26の延在方向の両端部において、天壁26Bと側壁26Aとを接続する。補強部26Cは、下方向に対して幅方向内側に傾いた方向を向く面26C1を有し、この面26C1は、側壁26Aの幅方向内側面と天壁26Bの幅方向内側面とを斜めに接続する。
【0076】
保護壁26の補強部26Cは、延在方向である前後方向で、第三端子5の中間弾性部53と位置が一致する。
なお、第一端子4の中間弾性部43と、第三端子5の中間弾性部53とは、高さが略一致する。第三端子5の中間弾性部53の第一曲部53Bは、第一端子4の中間弾性部43の第一曲部43Aよりも幅方向内側に位置する。天壁26Bは、第一端子4の中間弾性部43の第一曲部43Aの全部を上側から覆い、第三端子5の中間弾性部53の第一曲部53Bの一部を上側から覆う。
【0077】
図9に示すように、保護壁26の延在方向である前後方向の寸法は、一対の前後方向部22同士の間の寸法よりも小さい。これにより、幅方向部23は、保護壁26が形成された中央部23Cと、中央部23Cよりも低く形成された外側部23Sと、から構成される。幅方向部23の外側部23Sの高さは、前後方向部22の高さと同一とされる。
【0078】
第三端子保持部25Bが形成された前後方向の位置は、保護壁26の延在方向である前後方向の両端部である。これにより、第三端子保持部25Bとしての貫通孔は、その上部において前後方向外側に開放される。つまり、第三端子保持部25Bの上部は、保護壁26の前後方向外側面に形成された溝となっている。但し、第三端子5の固定側被保持部52の被圧入部52Aは、第三端子保持部25Bの下部に収まり、第三端子保持部25Bの上部を構成する溝にまでは到達しない。
【0079】
固定ハウジング2は、シールド6の固定側被保持部63(図12参照)を保持するシールド保持部27を有する。
シールド保持部27は、複数(図では4つ)設けられる。4つのシールド保持部27は、固定ハウジング2の幅方向部23と前後方向部22との境界位置に形成される。シールド保持部27は、シールド6の固定側被保持部63が上側から圧入されるシールド保持溝27Aを有する。シールド保持部27は、幅方向外側へ突出形成され、シールド保持部27の幅方向外側面27Bは、幅方向部23の幅方向外側面よりも幅方向外側に位置する。
【0080】
≪可動ハウジング3≫
図10は、可動ハウジングの斜視図である。
【0081】
可動ハウジング3のうち、後述する突出ガイド部35、前後突出部36、幅方向凸部37及び収容凹部39を除いた部分を本体部3Aということがある。このため、可動ハウジング3は、本体部3Aと、前後一対の突出ガイド部35と、前後一対の前後突出部36と、幅方向一対の幅方向凸部37と、4つの収容凹部39から構成されるといえる。
【0082】
本体部3Aは、略直方体形状とされ、法線方向を前後方向外側に向けた一対の前後方向外側面3A1と、法線方向を幅方向外側に向けた一対の幅方向外側面3A2と、を有する。また、本体部3Aは、前後方向外側面3A1と幅方向外側面3A2とを斜めに接続する4つの接続面3A3を有する。前後方向外側面3A1、幅方向外側面3A2及び接続面3A3は、それぞれ、本体部3Aの上下方向全体に亘って同一平面を成す。但し、接続面3A3は、後述の収容凹部39の影響で、本体部3Aの上部のみに形成される。
【0083】
可動ハウジング3の本体部3Aには、接続相手としての第二コネクタ9の一部(突出壁74)が挿入される挿入空間31が形成される。挿入空間31は、上方に向けて開口される。本体部3Aに挿入空間31が形成されることで、挿入空間31を挟んで前後方向で対向する一対の前後方向壁32と、挿入空間31を挟んで幅方向で対向する一対の幅方向壁33と、が本体部3Aに形成される。
以下、可動ハウジング3の本体部3Aうち挿入空間31が形成されている部分を筒状部3Uといい、挿入空間31が形成されていない部分(換言すると、挿入空間31の底面31C(図2参照)よりも下側の部分)を底部3Lということがある。
【0084】
可動ハウジング3の本体部3Aは、第一端子4の一部(可動側被保持部44、先端弾性部45、接触部46)が配置される第一端子配置部34を有する。
第一端子配置部34は、幅方向壁33の幅方向内側面に形成された端子配置溝34Bと、可動ハウジング3の底部3Lに形成された上下方向に貫通する端子配置孔34Aと、から構成される。端子配置孔34Aには、第一端子4の可動側被保持部44が圧入保持された状態で配置され、端子配置溝34Bには、第一端子4の先端弾性部45及び接触部46が配置される。
【0085】
可動ハウジング3の本体部3Aは、第三端子5の一部(可動側被保持部54、先端弾性部55、接触部56)が配置される第三端子配置溝38を有する。
第三端子配置溝38は、本体部3Aの前後方向外側面3A1に形成された溝である。第三端子配置溝38は、前後方向内側を深さ方向とし、上下方向を延在方向として形成される。第三端子配置溝38は、可動ハウジング3の前後方向前側に2つ、前後方向後側に2つ形成される。
【0086】
可動ハウジング3は、第二コネクタ9との接続をガイドする突出ガイド部35を有する。
突出ガイド部35は、本体部3Aに対して上方へ突出する。突出ガイド部35は、前後に一対形成される。突出ガイド部35は、挿入空間31に対して前後方向外側の位置に形成され、挿入空間31と前後方向で重なる位置には形成されない。一方、突出ガイド部35は、挿入空間31と幅方向で重なる位置だけでなく、挿入空間31に対して幅方向外側の位置にまで形成される。突出ガイド部35の幅寸法は、可動ハウジング3の本体部3Aの幅寸法と一致する。突出ガイド部35は、上方を向く天面35Aと、可動ハウジング3の本体部3Aの側面3A1,3A2,3A3と接続される傾斜面35Bと、を有する。
【0087】
可動ハウジング3は、当該可動ハウジング3の上方向の移動範囲を規制するための前後突出部36(被拘束部)を有する。
前後突出部36は、可動ハウジング3の下端部に形成される。前後突出部36は、可動ハウジング3の本体部3Aの前後方向外側面3A1に対し、前後方向外側に向けて突出する。前後突出部36は、固定ハウジング2の拘束凹部24に配置される。
前後突出部36には、第三端子配置溝38に対応する位置に、上下方向に貫通する端子通過孔36Aが形成される。端子通過孔36Aは、第三端子5を可動ハウジング3に取り付ける際、第三端子5の接触部56が通過可能に構成される。
【0088】
可動ハウジング3は、第一端子4の中間弾性部43に近づく方向である幅方向外側に突出する幅方向凸部37(インピーダンス調整部)を有する。
幅方向凸部37は、可動ハウジング3の本体部3Aの幅方向外側面3A2から、幅方向外側に突出する。幅方向凸部37は、第一端子4の中間弾性部43に近づくように突出することで、第一端子4の中間弾性部43のインピーダンスを下げるように機能する。
幅方向凸部37は、第一端子4の中間弾性部43と対向する対向面37Aを有する。対向面37Aは、法線方向を幅方向外側に向けた面である上部37A1と、法線方向を幅方向外側に対し若干下側に傾いた方向に向けた面である下部37A2と、から構成される。これにより、幅方向凸部37の上部の突出量(幅方向外側への突出量)は、上下方向において一定であり、幅方向凸部37の下部の突出量は、下方に向かうに従い次第に小さくなる。幅方向凸部37の幅方向外側には、第一端子4の中間弾性部43の直線部43Bが位置する。
【0089】
可動ハウジング3は、第三端子5の中間弾性部53が収容される収容凹部39を有する。収容凹部39は、可動ハウジング3の本体部3Aの幅方向外側面3A2に対し、幅方向内側へ凹むように形成される。収容凹部39は、可動ハウジング3の本体部3Aの一対の幅方向外側面3A2において、前後方向両側に形成される。収容凹部39は、幅方向外側だけでなく、前後方向外側及び下側へ向けて開放される。
【0090】
可動ハウジング3の上下寸法は、固定ハウジング2の上下寸法よりも大きい。これにより、可動ハウジング3の上方の一部(突出部3T)は、固定ハウジング2に対して上方に突出して配置される。
【0091】
≪シールド6≫
図11は、シールド6の斜視図である。
【0092】
シールド6は、1枚の板材に対し、打ち抜き加工及び曲げ加工等を施すことで製造される。シールド6は、固定ハウジング2に対して上側から圧入されることで、固定ハウジング2に保持される。
【0093】
シールド6は、角筒状のシールド本体部61,62と、固定ハウジング2に保持される複数(図では4つ)の固定側被保持部63と、第一基板P1に接続される複数(図では4つ)の第一基板接続部64(基板接続部)と、第二基板P2に接触可能な複数(図では4つ)の第二基板接地部65(接続相手接地部)と、第二基板接地部65を変位可能に弾性支持する複数(図では4つ)の弾性支持部66と、弾性支持部66を保護する複数(図では4つ)の保護部67と、を一体に有する。
【0094】
シールド本体部61,62は、ハウジング2,3を幅方向外側から覆う幅方向一対の幅方向部61と、ハウジング2,3を前後方向外側を覆う前後一対の前後方向部62と、を有する。幅方向部61と前後方向部62とは、上下方向に延びる4つの曲部61Cによって接続される。
【0095】
シールド本体部61,62の幅方向部61は、
ハウジング2,3を幅方向外側から覆う平板状の幅方向平板部61Aと、
第一端子4の基板固定部41及び第三端子5の基板固定部51を覆うテール被覆部61Bと、
を有する。
幅方向平板部61Aは、固定ハウジング2のシールド保持部27の幅方向外側面27Bよりも幅方向外側に位置する。このため、幅方向平板部61Aは、第一端子4の基板固定部41及び第三端子5の基板固定部51の幅方向外側端よりも幅方向外側に位置する。
【0096】
幅方向部61には、固定側被保持部63に対応する位置(下部かつ前後方向両側部)に切欠61Kが形成される。切欠61Kの上部は、後述する連結部63Aに対応し、切欠61Kの下部は、固定側被保持部63に対応する。切欠61Kの上部は、切欠61Kの下部よりも幅寸法(コネクタ前後方向寸法)が小さい。
【0097】
テール被覆部61Bは、幅方向平板部61Aの下端部から延出される。テール被覆部61Bは、複数の第一端子4及び複数の第三端子5が配置された前後方向の領域において、幅方向平板部61Aの下端部から幅方向外側かつ下方側の斜め方向に延出される。
テール被覆部61Bが第一端子4の基板固定部41や第三端子5の基板固定部51から離れるように幅方向外側へ斜めに延出されることで、固定ハウジング2の幅方向部23の幅方向外側面よりも外側(幅方向外側)に突出する基板固定部41,51にシールド6が近接することが抑制される。これにより、端子4,5のインピーダンスが調整されている。
【0098】
シールド本体部61,62の前後方向部62は、ハウジング2,3の前後方向外側から覆う平板状の前後方向平板部62Aを有する。
【0099】
固定側被保持部63は、板厚方向を幅方向に向けた平板状であり、固定ハウジング2に形成されたシールド保持部27に対し、上側から圧入される。各固定側被保持部63には、板幅方向である前後方向の両側に圧入突起が形成される。
固定側被保持部63は、幅方向部61の幅方向平板部61Aよりも幅方向内側に位置する。固定側被保持部63は、連結部63Aによって、幅方向部61の幅方向平板部61Aと連結される。連結部63Aは、固定側被保持部63の上端と、幅方向平板部61Aとを連結する。
【0100】
第一基板接続部64は、固定側被保持部63の下方から幅方向外側へ延出され、板厚方向を上下方向に向ける。第一基板接続部64は、半田付け等によって第一基板P1に固定される。第一基板接続部64の幅方向外側の端は、幅方向部61の幅方向平板部61Aの幅方向外側面よりも幅方向内側に位置する。
【0101】
第二基板接地部65は、第二基板P2に接触可能に構成される。第二基板P2には、第二基板接地部65が接触する部分に接地パッドが形成されており、第二基板接地部65が第二基板P2の接地パッドに接触することで、シールド6と第二基板P2とが電気的に接続される。
第二基板接地部65は、上に凸となるように湾曲形状とされる。第二基板接地部65は、その板面で第二基板P2に接触する。
【0102】
弾性支持部66は、第二基板接地部65を上下方向に変位可能に弾性支持する。
弾性支持部66は、前後方向部62と第二基板接地部65とを接続する。
弾性支持部66は、前後方向部62側から、第一曲部66Aと、前後方向内側へ延びる第一伸長部66Bと、第二曲部66Cと、第二伸長部66Dと、をこの順に有する。
第一曲部66Aは、前後方向平板部62Aの上部と、第一伸長部66Bとを接続する。第一曲部66Aは、前後方向平板部62Aよりも上側の部分が前後方向内側へ曲げられることで形成される。
第一伸長部66Bは、板厚方向を上下方向に向け、前後方向内側へ延びる。
第二曲部66Cは、第一伸長部66Bよりも先端側の部分が上方向へ曲げられることで形成される。
第二伸長部66Dは、板厚方向を前後方向に向け、上側へ延びる。第二伸長部66Dの先端側には第二基板接地部65が接続される。
これにより、第二基板接地部65及び弾性支持部66は、幅方向部61よりも幅方向内側、かつ、前後方向部62よりも前後方向内側に位置する。
【0103】
第一曲部66A、第一伸長部66B、第二曲部66C及び第二伸長部66Dは、同一の板幅寸法(コネクタ幅方向寸法)である。これにより、弾性支持部66は、基端から先端までにかけて、板幅寸法(コネクタ幅方向寸法)が一様となっている。更に、第二基板接地部65も、弾性支持部66と板幅寸法が同一である。
【0104】
保護部67は、弾性支持部66を保護する。
保護部67は、幅方向部61の幅方向平板部61Aと接続される。
保護部67は、弾性支持部66を幅方向外側から保護する外側保護部67Aと、弾性支持部66を上側から保護する上側保護部67Bと、弾性支持部66を幅方向内側から保護する内側保護部67Cと、を有する。
つまり、保護部67は、第一伸長部66Bの伸長方向である前後方向に垂直な方向から、第一伸長部66Bを保護する。
外側保護部67Aは、幅方向平板部61Aと同一平面上に形成され、幅方向平板部61Aとの間に曲部が形成されない。
上側保護部67Bは、外側保護部67Aよりも上側の部分が幅方向内側(内側)に曲げられることで形成される。
内側保護部67Cは、上側保護部67Bよりも幅方向内側の部分が下側へ曲げられることで形成される。
外側保護部67A、上側保護部67B及び内側保護部67Cは、第一伸長部66Bの延在方向である前後方向寸法が何れも同一寸法とされる。第一伸長部66Bの伸長方向寸法は、保護部67の前後方向寸法と略同一である。
【0105】
シールド6は、第一上側延長部61D(基板近接シールド部)を有する。
第一上側延長部61Dは、前後一対の保護部67の間に形成される。第一上側延長部61Dは、幅方向平板部61Aと同一平面上に形成され、幅方向平板部61Aとの間に曲部が形成されない。第一上側延長部61Dの上端は、第二基板接地部65の上端よりも下側に位置し、保護部67の上端(上側保護部67Bの上側面)よりも上側に位置する。第一上側延長部61Dの上端は、前後方向に直線状に延在する。
【0106】
シールド6は、第二上側延長部62Dを有する。
第二上側延長部62Dは、幅方向一対の弾性支持部66の間に形成される。第二上側延長部62Dは、前後方向平板部62Aと同一平面上に形成され、前後方向平板部62Aとの間に曲部が形成されない。第二上側延長部62Dの上端は、第二基板接地部65の上端よりも下側に位置し、保護部67の上端(上側保護部67Bの上側面)よりも上側に位置する。第二上側延長部62Dの上端は、幅方向に直線状に延在する。第二上側延長部62Dの上端は、第一上側延長部61Dの上端と上下方向の位置が一致する。
【0107】
前後一対の前後方向部62のうち一方には、幅方向中間位置に結合部68が形成される。結合部68は、板材から筒状のシールド6を形成する際に、板材の両端が互いに結合された部分である。
【0108】
<第二コネクタ9の詳細構成>
第二コネクタ9の詳細構成について説明する。
【0109】
嵌合ハウジング7Bは、周壁72,73と、突出壁74と、を有する。嵌合ハウジング7Bには、第一コネクタ1の可動ハウジング3が配置される嵌合凹部71が形成される。嵌合凹部71は、嵌合ハウジング7Bの周壁72,73に囲まれた空間である。
【0110】
突出壁74は、嵌合凹部71の底面から下方へ向けて立設される。突出壁74は、前後方向に延在する壁である。突出壁74の壁厚方向(コネクタ幅方向)の一対の壁面には、複数の端子配置溝が前後方向に並んで複数形成され、これら端子配置溝に第二端子8Aの一部が配置される。なお、図3に示すように、第二端子8Aのうち、突出壁74の端子配置溝に配置される部分よりも上方の部分は、実装ハウジング7Aに形成された端子通過孔に収容されると共に、嵌合ハウジング7Bに形成された端子通過孔に収容される。これにより、第二端子8Aのインピーダンスの上昇が抑制されている。
【0111】
周壁72,73は、当該周壁72,73の前後方向両端部を構成する一対のガイド凸部72と、一対のガイド凸部72の幅方向両端部同士を前後方向に連結する一対の連結壁73と、から構成される。
ガイド凸部72は、連結壁73よりも高く形成される。連結壁73は、一対のガイド凸部72の上部同士を連結する。ガイド凸部72の高さは突出壁74よりも高く、連結壁73の高さは突出壁74よりも低い。
【0112】
一対のガイド凸部72は、第一コネクタ1と第二コネクタ9とが接続する際に、第一コネクタ1のシールド6(の保護部67)や可動ハウジング3と初めに当接し得る部分となる。ガイド凸部72と可動ハウジング3とが当接することで、可動ハウジング3と第二ハウジング7との前後方向又は幅方向の位置ズレが解消される。
【0113】
ガイド凸部72の前後方向内側の壁面には、第四端子8Bが配置される第四端子配置溝が形成される。第四端子保持溝は、一対のガイド凸部72の各々に2つずつ形成され、合計4つ形成される。なお、第四端子8Bのうち、ガイド凸部72の第四端子保持溝に配置される部分よりも上方の部分は、実装ハウジング7Aに形成された端子通過孔に収容されると共に、嵌合ハウジング7Bに形成された端子通過孔に収容される。
【0114】
実装ハウジング7Aは、略直方体形状とされる。実装ハウジング7Aは、縦長の形状とされており、実装ハウジング7Aの上下寸法は、実装ハウジング7Aの幅方向寸法よりも大きい。これにより、上下寸法の大きな第二コネクタ9となっている。
【0115】
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0116】
本実施形態では、第一コネクタ1は、第一基板P1に対して位置が固定される固定ハウジング2と、固定ハウジング2に対して移動可能である可動ハウジング3と、を備える。可動ハウジング3は、第二コネクタ9に嵌合する。このため、第一コネクタ1と第二コネクタ9とが接続した状態では、第一基板P1及び固定ハウジング2に対して可動ハウジング3及び第二コネクタ9が一体的に移動可能となる。
【0117】
更に、第一コネクタ1はシールド6を備える。シールド6は、固定ハウジング2をシールドする固定ハウジングシールド部6Aと、固定ハウジングシールド部6Aが上側へ延長されて形成された延長シールド部6Bと、を有する。
このため、本実施形態のように、可動ハウジング3が固定ハウジング2に対して上側に突出する場合は、延長シールド部6Bは、可動ハウジング3をシールドすることとなる。よって、シールド6が延長シールド部6Bを有さず、可動ハウジング3がシールドされない態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0118】
更に、延長シールド部6Bは、第一基板P1に対して位置が固定され、移動可能には構成されない。このため、シールド6の構造が複雑化することを抑制できる。つまり、例えば、固定ハウジングシールド部6Aと延長シールド部6Bとの間にバネ部などを設ける必要がない。
また、延長シールド部6Bは、可動ハウジング3とこれに嵌合した第二コネクタ9との移動を許容するように形成される。このため、第一コネクタ1のフローティング機能が確保される。
【0119】
また、本実施形態では、可動ハウジング3は、固定ハウジング2に対して上側に突出する突出部3Tを有し、延長シールド部6Bは、突出部3Tをシールドする突出部シールド部6B1を含む。このため、可動ハウジング3が突出部3Tを有する場合において、シールド6の構造の複雑化を抑えつつ、ノイズ対策を向上させることができる。
【0120】
また、本実施形態では、突出部シールド部6B1は、突出部3Tの上下方向の全体をシールドする。このため、可動ハウジング3を上下方向で広い範囲でシールドすることができる。
【0121】
また、本実施形態では、延長シールド部6Bは、第二コネクタ9をシールドする接続相手シールド部6B2を含む。このため、シールド6に第二コネクタ9をシールドする部分が形成されない態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0122】
また、本実施形態では、固定ハウジングシールド部6Aは、固定ハウジング2を前後方向及び幅方向で包囲し、延長シールド部6Bは、可動ハウジング3又は第二コネクタ9を前後方向及び幅方向で包囲する。このため、幅方向両側のみに延長シールド部が配置され、前後方向で開放される態様と比較して、ノイズ対策が向上する。
【0123】
また、本実施形態では、シールド6は、第一基板P1に接地する第一基板接続部64と、接続相手としての第二基板P2に接地する第二基板接地部65と、を有する。
このため、シールド6によって第一基板P1と第二基板P2とを電気的に接続することができる。
【0124】
また、本実施形態では、シールド6は、第二基板接地部65を変位可能に支持する弾性支持部66を有する。このため、接続状態における第一コネクタ1と第二コネクタ9との相対位置が正規位置から多少ずれたとしても、第二基板接地部65が変位することでそのずれを吸収することができる。
特に、本実施形態では、弾性支持部66は、第二基板接地部65を上下方向に変位可能に支持するので、第一コネクタ1と第二コネクタ9との嵌合深さのばらつきに対応することができる。
【0125】
また、本実施形態では、シールド6は、板材から形成される。そして、シールド6は、第二コネクタ9に対して板面で接触することで当該第二コネクタ9を案内する当接案内部67を有する。このため、板材から形成されるシールド6の板端が第二コネクタ9に接触して第二コネクタ9やシールドが損傷等することが抑制される。
【0126】
また、本実施形態では、当接案内部67は、弾性支持部66を保護する保護部67としても機能する。このため、弾性支持部が損傷等することが抑制される。
【0127】
また、本実施形態では、シールド6は、第二コネクタ9が備える複数の第二端子8Aの配列方向である前後方向に延在すると共に、第二基板P2に近接して位置可能な基板近接シールド部61Dを有する。このため、第二基板P2に近接する部分までの広い範囲をシールドすることができる。
【0128】
また、本実施形態では、基板近接シールド部61Dの上端は、上下方向で、第二基板接地部65と当接案内部67との間の位置する。このため、基板近接シールド部61Dが第二基板P2に接触することが抑制されると共に、基板近接シールド部61Dを第二基板P2に近接して位置させることができる。
【0129】
また、本実施形態では、第二基板接地部65は、前後方向及び幅方向で、延長シールド部6Bの内側に位置する。このため、第一コネクタ1が前後方向及び幅方向で大型化することが抑制される。
【0130】
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、シールド6が、角筒状のシールド本体部61,62を備え、固定ハウジングシールド部6Aが、固定ハウジング2を前後方向及び幅方向で包囲し、延長シールド部6Bが、可動ハウジング3又は第二コネクタ9を前後方向及び幅方向で包囲する例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、シールドは、一対の前後方向部62を備えず、ハウジング2,3に対して前後方向にシールド部が形成されていなくてもよい。また例えば、固定ハウジングシールド部は、前後方向及び幅方向で固定ハウジングを包囲すると共に、延長シールド部は、可動ハウジング3や第二コネクタ9に対して前後方向にシールド部が形成されていなくてもよい。
【0131】
また、上記実施形態では、固定側被保持部63、第一基板接続部64、第二基板接地部65、弾性支持部66及び保護部67が、それぞれ複数(4つ)形成される例を説明したが、本開示はこれに限定されない。
【0132】
また、上記実施形態では、第一基板接続部64が、固定側被保持部63から延出される例を説明したが、本開示はこれに限定されない。
【0133】
また、上記実施形態では、可動ハウジング3が、固定ハウジング2に対して上側に突出する突出部3Tを有する例を説明したが、本開示はこれに限定されない。
【0134】
また、上記実施形態では、延長シールド部6Bが、第二コネクタ9をシールドする接続相手シールド部6B2を含む例を説明したが、本開示はこれに限定されない。延長シールド部は、突出部シールド部のみから構成されてもよい。
【0135】
また、上記実施形態では、シールド6が、第二基板P2に接地する第二基板接地部65(接続相手接地部)を有する例を説明したが、本開示はこれに限定されず、シールドは、接続相手接地部を有しなくてもよい。
【0136】
また、上記実施形態では、接続相手としての第二コネクタ9の第二ハウジング7が、嵌合ハウジング7Bと実装ハウジング7Aとを備える例を説明したが、本開示はこれに限定されない。
【0137】
また、上記実施形態では、シールド6が固定ハウジング2に保持される例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、シールドは、固定ハウジングに保持されずに、第一基板に半田付け等で保持されることで第一基板に対して位置が固定されてもよい。
【符号の説明】
【0138】
1,9 コネクタ対
1 第一コネクタ(コネクタ)
7 第二ハウジング
8A 第二端子(接続相手が備える複数の端子)
8B 第四端子
2 固定ハウジング
3 可動ハウジング
3T 突出部
4 第一端子
5 第三端子
6 シールド
6A 固定ハウジングシールド部
6B 延長シールド部
6B1 突出部シールド部
6B2 接続相手シールド部
61,62 シールド本体部
61 幅方向部
61D 第一上側延長部(基板近接シールド部)
62 前後方向部
63 固定側被保持部
64 第一基板接続部(基板接地部)
65 第二基板接地部(接続相手接地部)
66 弾性支持部
67 当接案内部(保護部)
9 第二コネクタ(接続相手)
P1 第一基板(基板)
P2 第二基板(接続相手)
図1
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