特開2021-98349(P2021-98349A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-98349(P2021-98349A)
(43)【公開日】2021年7月1日
(54)【発明の名称】全自動プラスチック射出成形機
(51)【国際特許分類】
   B29C 45/03 20060101AFI20210604BHJP
   B29C 45/24 20060101ALI20210604BHJP
   B29C 45/70 20060101ALI20210604BHJP
【FI】
   B29C45/03
   B29C45/24
   B29C45/70
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-84970(P2020-84970)
(22)【出願日】2020年5月14日
(31)【優先権主張番号】201911319146.1
(32)【優先日】2019年12月19日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】鄭杰▲かい▼
【テーマコード(参考)】
4F206
【Fターム(参考)】
4F206AM24
4F206JA07
4F206JC08
4F206JQ06
4F206JQ83
4F206JT04
4F206JW23
(57)【要約】      (修正有)
【課題】全自動プラスチック射出成形機を提供する。
【解決手段】全自動プラスチック射出成形機は、本体10を含み、前記本体の内部には第一回転空間11が設置され、前記第一回転空間の下面には第一モータ13が固定的に設置され、前記第一モータには第一回転軸12が回転可能に連結され、前記第一回転軸の上端には第一歯車14が固定的に設置され、前記第一歯車が左方と右方へスリーブ16と噛み合っている。構造が簡単であり、全自動で射出成形を行え、さらに成形後の製品から不要のプラスチックを取り除き、即ち成形後のプラスチックに一定の後続処理を行うことで、労働強度を下げられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の内部には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の下面には第一モータが固定的に設置され、前記第一モータには第一回転軸が回転可能に連結され、前記第一回転軸の上端には第一歯車が固定的に設置され、前記第一歯車が左方と右方へスリーブと噛み合っており、前記スリーブの中心部には上下方向に延在する第一スクリューがネジ山を介して連結され、前記スリーブが右方へ第二歯車と噛み合っており、前記第二歯車の中心部には下方に延在する第二回転軸が固定的に設置され、前記第二回転軸の下方には第二回転空間が設置され、前記第二回転空間の内部には第一プーリが設置され、前記第一プーリと前記第二回転軸とが固定的に連結され、前記第一プーリには第一伝動ベルトがスライド可能に設置され、前記第一プーリの右側には第二プーリが設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとは前記第一伝動ベルトによって伝動可能に連結され、前記第二プーリの中心部には上方に延在する第三回転軸が固定的に設置され、前記第三回転軸の上方には第一偏心盤が固定的に設置され、前記第一偏心盤には第一ピンが固定的に設置され、前記第一ピンには第一コンロッドがスライド可能に設置され、前記第一コンロッドの左側には移動棒が回転可能に設置され、前記移動棒の左側には弧状推動ヘッドが固定的に設置され、
前記第一スクリューの上方には昇降空間が設置され、前記昇降空間の内部には金型が設置され、前記金型と前記第一スクリューとは固定的に連結され、前記金型の内部には推動装置がスライド可能に設置され、前記推動装置の上方にはばね空間が設置され、前記ばね空間の内部にはばねが設置され、前記金型の上端には成形空間が設置され、前記成形空間の上方には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の内部には推動スクリューが設置され、前記推動スクリューの上方には上方に延在するスプライン軸が固定的に設置され、前記スプライン軸の上方には第四回転軸がスプラインを介して連結され、前記第四回転軸の下方には固定スリーブが設置され、前記固定スリーブと前記スプライン軸とはネジ山を介して連結され、前記第四回転軸は上方へ第二モータと伝動可能に連結され、前記第二モータの下方には第三回転空間が設置され、前記第三回転空間の内部には第三歯車が設置されていることを特徴とする全自動プラスチック射出成形機。
【請求項2】
前記第三歯車と前記第四回転軸とが固定的に連結され、前記第三歯車が右方へ第四歯車と噛み合っており、前記第四歯車の中心部には上方に延在する第五回転軸が固定的に設置され、前記第五回転軸の上方には第一運動空間が設置され、前記第一運動空間の内部には第一はすば歯車が設置され、前記第一はすば歯車と前記第五回転軸とが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の全自動プラスチック射出成形機。
【請求項3】
前記第一はすば歯車が上方へ第二はすば歯車と噛み合っており、前記第二はすば歯車の中心部には左右方向に延在する第二スクリューがネジ山を介して連結され、前記第二スクリューの左側には妨害板が固定的に設置され、前記妨害板の左側には溶かし空間が設置され、前記溶かし空間の内部には加熱器が設置され、前記溶かし空間の上方にはプラスチック保存空間が設置され、前記溶かし空間と前記プラスチック保存空間とが連通しており、前記溶かし空間の下方には連通管路が設置され、前記連通管路により前記溶かし空間と前記第一作業空間とを連通させることを特徴とする請求項2に記載の全自動プラスチック射出成形機。
【請求項4】
前記昇降空間の左側には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の内部には回転筒が設置され、前記回転筒の中心部には左方に延在する第六回転軸が固定的に設置され、前記回転筒には搬送ベルトがスライド可能に設置され、前記搬送ベルトには円筒ブロックが固定的に設置され、前記第六回転軸の左側には第四回転空間が設置され、前記第四回転空間の内部には第三プーリが設置され、前記第三プーリと前記第六回転軸とが固定的に連結され、前記第三プーリの上方には第二伝動ベルトがスライド可能に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の全自動プラスチック射出成形機。
【請求項5】
前記第三プーリの前方には第四プーリが設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとは前記第二伝動ベルトによって伝動可能に連結され、前記第四回転空間の左面には第三モータが固定的に設置され、前記第三モータと前記第六回転軸とが伝動可能に連結され、前記第四プーリの中心部には左方に延在する第七回転軸が固定的に設置され、前記第七回転軸の左側には第二運動空間が設置されていることを特徴とする請求項4に記載の全自動プラスチック射出成形機。
【請求項6】
前記第二運動空間の内部には第三はすば歯車が設置され、前記第三はすば歯車と前記第七回転軸とが固定的に連結され、前記第三はすば歯車が下方へ第四はすば歯車と噛み合っており、前記第四はすば歯車の中心部には上方に延在する第八回転軸が固定的に設置され、前記第八回転軸の上方には第二偏心盤が固定的に設置され、前記第二偏心盤には第二ピンが固定的に設置され、前記第二ピンには第二コンロッドがスライド可能に設置され、前記第二コンロッドの右側には切刃がスライド可能に設置されていることを特徴とする請求項5に記載の全自動プラスチック射出成形機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はプラスチック成形分野を取り上げて、具体的には全自動プラスチック射出成形機である。
【背景技術】
【0002】
工業の発展に伴い、人々は作業時間の削減と生産工程の簡略化を図るために、作業に対して高度な自動化を求めている。従来の射出成型機は、射出成形を行った後に得られたプラスチックに後続処理を行わないため、作業量を増やしてしまう。よって、全自動プラスチック射出成形機を設計して上記の問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107457957号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は全自動プラスチック射出成形機を提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランを通じて実現する。
【0006】
本願に記載の全自動プラスチック射出成形機は、本体を含み、前記本体の内部には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の下面には第一モータが固定的に設置され、前記第一モータには第一回転軸が回転可能に連結され、前記第一回転軸の上端には第一歯車が固定的に設置され、前記第一歯車が左方と右方へスリーブと噛み合っており、前記スリーブの中心部には上下方向に延在する第一スクリューがネジ山を介して連結され、前記スリーブが右方へ第二歯車と噛み合っており、前記第二歯車の中心部には下方に延在する第二回転軸が固定的に設置され、前記第二回転軸の下方には第二回転空間が設置され、前記第二回転空間の内部には第一プーリが設置され、前記第一プーリと前記第二回転軸とが固定的に連結され、前記第一プーリには第一伝動ベルトがスライド可能に設置され、前記第一プーリの右側には第二プーリが設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとは前記第一伝動ベルトによって伝動可能に連結され、前記第二プーリの中心部には上方に延在する第三回転軸が固定的に設置され、前記第三回転軸の上方には第一偏心盤が固定的に設置され、前記第一偏心盤には第一ピンが固定的に設置され、前記第一ピンには第一コンロッドがスライド可能に設置され、前記第一コンロッドの左側には移動棒が回転可能に設置され、前記移動棒の左側には弧状推動ヘッドが固定的に設置され、
前記第一スクリューの上方には昇降空間が設置され、前記昇降空間の内部には金型が設置され、前記金型と前記第一スクリューとは固定的に連結され、前記金型の内部には推動装置がスライド可能に設置され、前記推動装置の上方にはばね空間が設置され、前記ばね空間の内部にはばねが設置され、前記金型の上端には成形空間が設置され、前記成形空間の上方には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の内部には推動スクリューが設置され、前記推動スクリューの上方には上方に延在するスプライン軸が固定的に設置され、前記スプライン軸の上方には第四回転軸がスプラインを介して連結され、前記第四回転軸の下方には固定スリーブが設置され、前記固定スリーブと前記スプライン軸とはネジ山を介して連結され、前記第四回転軸は上方へ第二モータと伝動可能に連結され、前記第二モータの下方には第三回転空間が設置され、前記第三回転空間の内部には第三歯車が設置されている。
【0007】
さらに、前記第三歯車と前記第四回転軸とが固定的に連結され、前記第三歯車が右方へ第四歯車と噛み合っており、前記第四歯車の中心部には上方に延在する第五回転軸が固定的に設置され、前記第五回転軸の上方には第一運動空間が設置され、前記第一運動空間の内部には第一はすば歯車が設置され、前記第一はすば歯車と前記第五回転軸とが固定的に連結されている。
【0008】
さらに、前記第一はすば歯車が上方へ第二はすば歯車と噛み合っており、前記第二はすば歯車の中心部には左右方向に延在する第二スクリューがネジ山を介して連結され、前記第二スクリューの左側には妨害板が固定的に設置され、前記妨害板の左側には溶かし空間が設置され、前記溶かし空間の内部には加熱器が設置され、前記溶かし空間の上方にはプラスチック保存空間が設置され、前記溶かし空間と前記プラスチック保存空間とが連通しており、前記溶かし空間の下方には連通管路が設置され、前記連通管路により前記溶かし空間と前記第一作業空間とを連通させる。
【0009】
さらに、前記昇降空間の左側には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の内部には回転筒が設置され、前記回転筒の中心部には左方に延在する第六回転軸が固定的に設置され、前記回転筒には搬送ベルトがスライド可能に設置され、前記搬送ベルトには円筒ブロックが固定的に設置され、前記第六回転軸の左側には第四回転空間が設置され、前記第四回転空間の内部には第三プーリが設置され、前記第三プーリと前記第六回転軸とが固定的に連結され、前記第三プーリの上方には第二伝動ベルトがスライド可能に設置されている。
【0010】
さらに、前記第三プーリの前方には第四プーリが設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとは前記第二伝動ベルトによって伝動可能に連結され、前記第四回転空間の左面には第三モータが固定的に設置され、前記第三モータと前記第六回転軸とが伝動可能に連結され、前記第四プーリの中心部には左方に延在する第七回転軸が固定的に設置され、前記第七回転軸の左側には第二運動空間が設置されている。
【0011】
さらに、前記第二運動空間の内部には第三はすば歯車が設置され、前記第三はすば歯車と前記第七回転軸とが固定的に連結され、前記第三はすば歯車が下方へ第四はすば歯車と噛み合っており、前記第四はすば歯車の中心部には上方に延在する第八回転軸が固定的に設置され、前記第八回転軸の上方には第二偏心盤が固定的に設置され、前記第二偏心盤には第二ピンが固定的に設置され、前記第二ピンには第二コンロッドがスライド可能に設置され、前記第二コンロッドの右側には切刃がスライド可能に設置されている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明は、構造が簡単であり、全自動で射出成形を行え、さらに成形後の製品から不要のプラスチックを取り除き、即ち成形後のプラスチックに一定の後続処理を行うことで、労働強度を下げられる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
図1図1は本願発明の全体構成模式図
図2図2図1におけるAの拡大構成模式図
図3図3図2におけるBの拡大構成模式図
図4図4図3におけるC―Cの構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜4を参照し、本願に記載の全自動プラスチック射出成形機は、本体10を含み、前記本体10の内部には第一回転空間11が設置され、前記第一回転空間11の下面には第一モータ13が固定的に設置され、前記第一モータ13には第一回転軸12が回転可能に連結され、前記第一回転軸12の上端には第一歯車14が固定的に設置され、前記第一歯車14が左方と右方へスリーブ16と噛み合っており、前記スリーブ16の中心部には上下方向に延在する第一スクリュー71がネジ山を介して連結され、前記スリーブ16が右方へ第二歯車17と噛み合っており、前記第二歯車17の中心部には下方に延在する第二回転軸18が固定的に設置され、前記第二回転軸18の下方には第二回転空間20が設置され、前記第二回転空間20の内部には第一プーリ19が設置され、前記第一プーリ19と前記第二回転軸18とが固定的に連結され、前記第一プーリ19には第一伝動ベルト22がスライド可能に設置され、前記第一プーリ19の右側には第二プーリ21が設置され、前記第二プーリ21と前記第一プーリ19とは前記第一伝動ベルト22によって伝動可能に連結され、前記第二プーリ21の中心部には上方に延在する第三回転軸23が固定的に設置され、前記第三回転軸23の上方には第一偏心盤25が固定的に設置され、前記第一偏心盤25には第一ピン24が固定的に設置され、前記第一ピン24には第一コンロッド26がスライド可能に設置され、前記第一コンロッド26の左側には移動棒27が回転可能に設置され、前記移動棒27の左側には弧状推動ヘッド28が固定的に設置され、
前記第一スクリュー71の上方には昇降空間29が設置され、前記昇降空間29の内部には金型72が設置され、前記金型72と前記第一スクリュー71とは固定的に連結され、前記金型72の内部には推動装置30がスライド可能に設置され、前記推動装置30の上方にはばね空間37が設置され、前記ばね空間37の内部にはばね38が設置され、前記金型72の上端には成形空間36が設置され、前記成形空間36の上方には第一作業空間35が設置され、前記第一作業空間35の内部には推動スクリュー31が設置され、前記推動スクリュー31の上方には上方に延在するスプライン軸46が固定的に設置され、前記スプライン軸46の上方には第四回転軸44がスプラインを介して連結され、前記第四回転軸44の下方には固定スリーブ43が設置され、前記固定スリーブ43と前記スプライン軸46とはネジ山を介して連結され、前記第四回転軸44は上方へ第二モータ42と伝動可能に連結され、前記第二モータ42の下方には第三回転空間47が設置され、前記第三回転空間47の内部には第三歯車45が設置されている。
【0016】
有利なことに、前記第三歯車45と前記第四回転軸44とが固定的に連結され、前記第三歯車45が右方へ第四歯車48と噛み合っており、前記第四歯車48の中心部には上方に延在する第五回転軸49が固定的に設置され、前記第五回転軸49の上方には第一運動空間53が設置され、前記第一運動空間53の内部には第一はすば歯車50が設置され、前記第一はすば歯車50と前記第五回転軸49とが固定的に連結されている。
【0017】
有利なことに、前記第一はすば歯車50が上方へ第二はすば歯車52と噛み合っており、前記第二はすば歯車52の中心部には左右方向に延在する第二スクリュー51がネジ山を介して連結され、前記第二スクリュー51の左側には妨害板41が固定的に設置され、前記妨害板41の左側には溶かし空間40が設置され、前記溶かし空間40の内部には加熱器33が設置され、前記溶かし空間40の上方にはプラスチック保存空間32が設置され、前記溶かし空間40と前記プラスチック保存空間32とが連通しており、前記溶かし空間40の下方には連通管路34が設置され、前記連通管路34により前記溶かし空間40と前記第一作業空間35とを連通させる。
【0018】
有利なことに、前記昇降空間29の左側には第二作業空間73が設置され、前記第二作業空間73の内部には回転筒69が設置され、前記回転筒69の中心部には左方に延在する第六回転軸68が固定的に設置され、前記回転筒69には搬送ベルト59がスライド可能に設置され、前記搬送ベルト59には円筒ブロック74が固定的に設置され、前記第六回転軸68の左側には第四回転空間70が設置され、前記第四回転空間70の内部には第三プーリ66が設置され、前記第三プーリ66と前記第六回転軸68とが固定的に連結され、前記第三プーリ66の上方には第二伝動ベルト57がスライド可能に設置されている。
【0019】
有利なことに、前記第三プーリ66の前方には第四プーリ58が設置され、前記第四プーリ58と前記第三プーリ66とは前記第二伝動ベルト57によって伝動可能に連結され、前記第四回転空間70の左面には第三モータ67が固定的に設置され、前記第三モータ67と前記第六回転軸68とが伝動可能に連結され、前記第四プーリ58の中心部には左方に延在する第七回転軸56が固定的に設置され、前記第七回転軸56の左側には第二運動空間54が設置されている。
【0020】
有利なことに、前記第二運動空間54の内部には第三はすば歯車64が設置され、前記第三はすば歯車64と前記第七回転軸56とが固定的に連結され、前記第三はすば歯車64が下方へ第四はすば歯車55と噛み合っており、前記第四はすば歯車55の中心部には上方に延在する第八回転軸65が固定的に設置され、前記第八回転軸65の上方には第二偏心盤63が固定的に設置され、前記第二偏心盤63には第二ピン39が固定的に設置され、前記第二ピン39には第二コンロッド62がスライド可能に設置され、前記第二コンロッド62の右側には切刃61がスライド可能に設置されている。
【0021】
本願発明の前記固定連結方法はボルト固定と溶接などの方法を含むが、これらに限定されない。
【0022】
本願発明全体の作動手順は以下の通りである。
【0023】
1、 はじめに、推動スクリュー31が第一作業空間35の内部の上限位置にあり、弧状推動ヘッド28が右限位置にあり、切刃61が左限位置にあり、金型72が上限位置にあり、妨害板41が左限位置にあり、作動時、第二モータ42を作動させることで、第四回転軸44が連動して回転し、第三歯車45とスプライン軸46とを回転させ、スプライン軸46と固定スリーブ43とがネジ山を介して連結されているため、固定スリーブ43が動かず、スプライン軸46が降下し、推動スクリュー31がスプライン軸46につれて回転しながら降下することで、第一作業空間35の内部のプラスチック溶液が成形空間36の内部に押し込まれ、
2、 続いて第三歯車45が回転して第四歯車48を回転させ、第四歯車48は第五回転軸49を回転させることで、第一はすば歯車50が連動して回転し、第二はすば歯車52を回転させ、そして第二スクリュー51が第二はすば歯車52の回転により右方へ移動し、さらに妨害板41を駆動し、妨害板41は右方へ移動してプラスチック保存空間32と溶かし空間40とを連通させることで、プラスチック保存空間32の内部のプラスチック材料が溶かし空間40の内部に落下し、そしてプラスチック材料が加熱されて溶け、
3、 成形空間36の内部のプラスチック溶液に冷却成形を行った後、第二モータ42を逆回転させることで、推動スクリュー31が回転しながら上昇し、溶かし空間40の内部のプラスチック溶液が第一作業空間35の内部に流れ込み、妨害板41が左方へ移動してプラスチック保存空間32と溶かし空間40との連通を遮断し、また、第一モータ13を作動させることで、第一回転軸12が回転して第一歯車14を回転させ、続いて第一歯車14はスリーブ16を回転させることで、第一スクリュー71が連動して降下し、金型72と推動装置30とを降下させ、第一スクリュー71が一番下に降下したら、推動装置30の上端と金型72の最上端とが面一になり、成形空間36の内部のプラスチック成形品は推動装置30に置かれ、
4、 また、スリーブ16が回転して第二歯車17を回転させ、第二回転軸18が第二歯車17につれて回転し、第一プーリ19を回転させることで、第二プーリ21が連動して回転し、第三回転軸23を回転させ、そして第三回転軸23が第一偏心盤25を回転させ、第一偏心盤25が第一ピン24を移動させ、第一コンロッド26が第一ピン24につれて移動して移動棒27を左方へ移動させ、続いて移動棒27が弧状推動ヘッド28を左方へ移動させることで、プラスチック成形品が左方へ円筒ブロック74の上端に移動し、ここでプラスチック成形品が円筒ブロック74に固定され、
5、 続いて第三モータ67を作動させることで、第六回転軸68が回転して第三プーリ66と回転筒69とを回転させ、第四プーリ58が第三プーリ66につれて回転し、第七回転軸56を回転させることで、第三はすば歯車64が連動して回転し、さらに第四はすば歯車55を回転させ、第四はすば歯車55が第八回転軸65を回転させ、
6、 第八回転軸65の回転により第二偏心盤63が回転して第二ピン39を移動させ、第二コンロッド62が第二ピン39につれて移動し、切刃61を右方へ移動させ、そして切刃61がプラスチック成形品にある余分のプラスチックを切断し、また回転筒69が回転して搬送ベルト59を後方へ移動させ、そして搬送ベルト59が円筒ブロック74を後方へ移動させることで、プラスチック成形品も後方へ移動して搬送ベルト59の後方に位置する貯蔵空間に落下する。
【0024】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的原理と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4