特開2022-1031IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

過度に昇温させることなく、十分な殺菌を行うことができる、パルス電界を用いた液状食品の殺菌方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】過度に昇温させることなく、十分な殺菌を行うことができる、パルス電界を用いた液状食品の殺菌方法を提供する。
【解決手段】45℃以上60℃未満で保持する工程Aと、工程Aの後に5℃以上45℃未満に冷却する工程Bと、工程Bの後に到達温度が60℃以上にならないようにパルス電界を印加する工程Cと、工程Cの後に53℃以上60℃未満で保持する工程Dと、を有する、液状食品の殺菌方法を提供する。このように、パルス電界を印加する工程である工程Cの前工程に工程A及び工程Bを、工程Cの後工程に工程Dを、設けることにより、工程Cにおける到達温度を抑えつつ殺菌効果を相乗的に高めることができる。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に記載の殺菌装置及び特許文献2に記載の殺菌方法は、パルス電界を行う工程そのものに着目された発明であり、パルス電界工程にのみ着目しただけでは、食品の安全性上の十分な殺菌効果は得られず、殺菌の効果を高めるためには、パルス電界の電界強度や印加する回数を増やす必要があり、その場合には、ジュール熱由来の温度上昇により食品の風味及び物性が低下することになる。
本発明は以上の点を鑑みてなされたものであり、過度に昇温させることなく、十分な殺菌を行うことができる、パルス電界を用いた液状食品の殺菌方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の発明者らは、課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、パルス電界を印加する工程の前工程及び後工程を工夫することにより、の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
【発明の効果】
本発明の液状食品の殺菌方法では、予備加熱工程である工程Aと、パルス電界を印加する工程Cとの間に、冷却工程である工程Bを設けている。このように、工程Cに入る前に、所定の温度に冷却することにより、パルス電界を液状食品に印加したとしても、工程Cにおける液状食品の到達温度を低くすることができる。また、工程Aにおいて、の温度で保持することにより、微生物の細胞膜に不可逆的な変性を生じさせ、工程Cによる殺菌効果をより高めることができる。さらに、工程Cの後の温度保持工程である工程Dにおいて、の温度で保持することにより、亜致死菌の死滅を促進させ、工程Cの殺菌効果を相乗的に高めることができる。よって、本発明によれば、過度に昇温させることなく、十分な殺菌を行うことができる、パルス電界を用いた液状食品の殺菌方法を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明のパルス電界を用いた殺菌方法に関する工程フローを示す図面である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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