【課題を解決するための手段】
【0006】
要旨
本開示は、溶液を濃縮物ポッドから現場で生産するシステムおよび方法を説明する。本明細書で使用されるように、用語「溶液」は、液体、ゲル、ペースト、およびクリーム、ならびに混合された物質のうちの1つまたはそれを上回るものが完全に溶解されない、乳剤等の同種および異種混合物の両方を含む、種々の物理的状態を包含し得る。
【0007】
これらのシステムおよび方法のいくつかの実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックを含む。ポッドドックは、ドック出口を含む。濃縮物ポッドは、ドック出口内に位置付けられ、ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含む。シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物ポッドから濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、ポッドドックに結合されたコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合コンテナの混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、インペラがベース流体の分配によって含浸された後、アクチュエータを回転させ、濃縮物の分配に先立って、渦を混合コンテナ内に発生させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するように構成される。
【0008】
いくつかの実装では、ポッドドックは、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、濃縮物を濃縮物ポッドから排出するように、ポッドドックの別の表面に対して移動し、ポッドドック内の容積を変化させるように構成される、1つまたはそれを上回る表面を含む。
【0009】
いくつかの実装では、ポッドドックは、ポッドドック内で移動し、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、濃縮物を濃縮物ポッドから排出するように構成される、少なくとも1つのローラを含む。
【0010】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ポッドドック内を摺動し、濃縮物を濃縮物ポッドから押出するように構成される、プランジャを含む。
【0011】
いくつかの実装では、生産ユニットは、溶液識別を提供する入力を受信するように構成される、ユーザインターフェースを含む。
【0012】
いくつかの実装では、コントローラは、溶液識別に基づいて、混合速度を変動させるように構成される。
【0013】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ポッドドックとコンテナドックとの間の距離を調節するためにポッドドックをコンテナドックに結合する、高さ調節可能プラットフォームを含む。
【0014】
いくつかの実装では、コントローラは、コンテナドック内に位置付けられる混合コンテナの高さに基づいて、高さ調節可能プラットフォームを調節するように構成される。
【0015】
いくつかの実装では、ポッドドックは、濃縮物ポッドから混合コンテナの中への濃縮物の直接移送のために、濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を混合コンテナの縮径部における開口部の中に移動させるように構成される。
【0016】
いくつかの実装では、コントローラは、溶液識別に基づいて、ベース流体の流体温度、ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの少なくとも1つを制御するように構成される。混合持続時間は、最小混合時間を含むことができる。
【0017】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ベース流体を加熱するように構成される、加熱要素を含む。
【0018】
いくつかの実装では、生産ユニットは、濃縮物ポッド上のコードを走査するように構成される、ポッドドック内のスキャナを含む。
【0019】
いくつかの実装では、濃縮物ポッドは、溶液識別を提供する電子タグを含む。
【0020】
いくつかの実装では、生産ユニットは、濃縮物ポッド上の電子タグを検出するように構成される、ポッドドック内の電子タグ検出ユニットを含む。
【0021】
いくつかの実装では、流体源は、ポッドドックに結合される、流体リザーバを含む。
【0022】
いくつかの実装では、生産ユニットは、流体リザーバに結合される、ポンプを含む。
【0023】
いくつかの実装では、生産ユニットは、添加剤チャンバ内に位置付けられる添加剤を混合コンテナの中に分注するように構成される、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバを含む。
【0024】
いくつかの実装では、コントローラは、添加剤チャンバに、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる複数の添加剤から選択された少なくとも1つの添加剤を混合コンテナの中に放出させるように構成される。
【0025】
種々の実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドを使用して、溶液を現場で生産する方法を提供する。本方法は、現場用溶液生産ユニットのポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッド内に含有される濃縮物と関連付けられた溶液を識別するステップを含む。本方法は、識別された溶液に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するステップを含む。本方法は、ベース流体を、ベース流体源から、ポッドドックに結合されるコンテナドック内にドッキングされた混合コンテナの中に、混合コンテナの縮径部における開口部を通して分散させるステップを含む。混合コンテナは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される、混合インペラを含む。本方法は、インペラがベース流体によって含浸された後、コントローラを介してコンテナドック内のアクチュエータを回転させ、混合インペラを回転させるステップを含むことができる。本方法は、インペラが回転した後、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に分散させるステップを含むことができる。本方法は、インペラを介して、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するステップを含む。
【0026】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの検出器を介した、混合コンテナ上に位置付けられるタグの識別の検出に基づいて、溶液を識別するステップを含み、検出器は、コントローラに通信可能に結合される。
【0027】
いくつかの実装では、本方法は、コントローラに通信可能に結合されるユーザインターフェースにおけるユーザ入力の受信に基づいて、溶液を識別するステップを含む。
【0028】
いくつかの実装では、本方法は、濃縮物ポッド上のコードの読取に基づいて、溶液を識別するステップを含む。
【0029】
いくつかの実装では、混合速度、ベース流体の流体温度、ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの1つまたはそれを上回るものは、溶液識別に基づいて判定される。
【0030】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの添加剤物質を混合コンテナの中に分注するステップを含む。
【0031】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの検出器を介した、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドの識別に基づいて、溶液を識別するステップを含み、検出器は、コントローラに通信可能に結合される。
【0032】
いくつかの実装では、溶液を識別するステップは、ユーザ選択をコントローラに通信可能に結合されるモバイル電子デバイス上で動作するアプリケーションから受信するステップを含む。ユーザ選択は、アプリケーションを介してモバイル電子デバイス上に生成されるユーザインターフェースを介して選択される。ユーザ選択は、アプリケーションによって識別される複数のオプションの中から選択される。
【0033】
いくつかの実装では、複数のオプションは、ポッドドック内に位置付けられるポッドの識別に基づいて識別される。
【0034】
いくつかの実装では、本方法は、添加剤選択をコントローラにおいて受信するステップを含む。添加剤選択は、モバイル電子デバイス上に生成されたユーザインターフェースを介して、アプリケーションからの複数の添加剤オプションから選択される。
【0035】
いくつかの実装では、本方法は、モバイル電子デバイス上に生成されたユーザインターフェースを介して、混合コンテナに添加するための1つまたはそれを上回る添加剤を選択するステップを含む。選択された1つまたはそれを上回る添加剤は、混合コンテナの中に分注するために、コントローラに伝送される。
【0036】
いくつかの実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックを含み、ポッドドックは、ドック出口を含む。濃縮物ポッドは、ドック出口内に位置付けられ、ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含む。シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物ポッドから濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、ポッドドックに結合されたコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、アクチュエータにインペラを回転させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される。
【0037】
いくつかの実装では、ポッドドックおよびコンテナドックのうちの少なくとも1つは、シール可能注ぎ口部分を混合コンテナの縮径部における開口部の中に位置付けるように、相互に対して移動するように構成される。
【0038】
いくつかの実施形態は、溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物コンテナを含む。生産ユニットは、濃縮物コンテナに結合される、濃縮物注ぎ口を含む。濃縮物注ぎ口は、濃縮物を濃縮物コンテナから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物コンテナから放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、混合コンテナに係合するように構成される、濃縮物コンテナに結合されるコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、アクチュエータにインペラを回転させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される。
【0039】
種々の実施形態は、現場用溶液生産ユニット上での使用のためのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ使用可能媒体上に記憶されるコンピュータ可読プログラムコードを有する、コンピュータ使用可能媒体を含む。コンピュータ可読プログラムコードは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルから選択するためのプログラムコードを含む。コンピュータ可読プログラムコードは、現場用溶液生産ユニットに、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合コンテナの中に分散させるためのプログラムコードを含む。コンピュータ可読プログラムコードは、現場用溶液生産ユニットに、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合させるためのプログラムコードを含む。
【0040】
これらのシステムおよび方法の1つまたはそれを上回る実施形態の詳細は、付随の図面および以下の説明に記載される。これらのシステムおよび方法の他の特徴、目的、ならびに利点は、説明および図面から、ならびに請求項から明白となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックであって、前記ポッドドックは、ドック出口を含み、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ポッドドックと、
ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合コンテナの混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記インペラが前記ベース流体の分配によって含浸された後、前記アクチュエータを回転させ、前記濃縮物の分配に先立って、渦を前記混合コンテナ内に発生させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するように構成される、コントローラと、
を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目2)
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように、前記ポッドドックの別の表面に対して移動し、前記ポッドドック内の容積を変化させるように構成される、1つまたはそれを上回る表面を含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目3)
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内で移動し、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように構成される、少なくとも1つのローラを含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目4)
前記ポッドドック内を摺動し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから押出するように構成される、プランジャをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目5)
前記溶液識別を提供する入力を受信するように構成される、ユーザインターフェースをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目6)
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、混合速度を変動させるように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目7)
前記ポッドドックと前記コンテナドックとの間の距離を調節するために前記ポッドドックを前記コンテナドックに結合する、高さ調節可能プラットフォームをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目8)
前記コントローラは、前記コンテナドック内に位置付けられる前記混合コンテナの高さに基づいて、前記高さ調節可能プラットフォームを調節するように構成される、項目7に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目9)
前記ポッドドックは、前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中への前記濃縮物の直接移送のために、前記濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を前記混合コンテナの縮径部における開口部の中に移動させるように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目10)
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、前記ベース流体の流体温度、前記ベース流体の流体量、前記ベース流体の流速、および混合持続時間のうちの少なくとも1つを制御するように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目11)
前記ベース流体を加熱するように構成される、加熱要素をさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目12)
前記濃縮物ポッド上のコードを走査するように構成される、前記ポッドドック内のスキャナをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目13)
前記濃縮物ポッドは、前記溶液識別を提供する電子タグを含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目14)
前記濃縮物ポッド上の電子タグを検出するように構成される、前記ポッドドック内の電子タグ検出ユニットをさらに備える、項目13に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目15)
前記流体源は、前記ポッドドックに結合される、流体リザーバを含み、前記流体リザーバは、前記ベース流体を前記流体リザーバから前記混合コンテナに圧送するように構成される、ポンプに結合される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目16)
1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる添加剤を前記混合コンテナの中に分注するように構成される、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目17)
前記コントローラは、前記1つまたはそれを上回る添加剤チャンバに、前記1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる複数の添加剤から選択された少なくとも1つの添加剤を前記混合コンテナの中に放出させるように構成される、項目16に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目18)
需要に応じて、濃縮物ポッドを使用して、溶液を現場で生産する方法であって、
現場用溶液生産ユニットのポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッド内に含有される濃縮物と関連付けられた溶液を識別するステップと、
前記識別された溶液に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するステップと、
ベース流体を、ベース流体源から、前記ポッドドックに結合されたコンテナドック内にドッキングされた混合コンテナの中に、前記混合コンテナの縮径部における開口部を通して分散させるステップであって、前記混合コンテナは、前記混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される、混合インペラを含む、ステップと、
前記インペラが前記ベース流体によって含浸された後、コントローラを介して前記コンテナドック内のアクチュエータを回転させ、前記混合インペラを回転させるステップと、
前記インペラが回転した後、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に分散させるステップと、
前記インペラを介して、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するステップと、
を含む、方法。
(項目19)
少なくとも1つの検出器を介した、前記混合コンテナ上に位置付けられるタグの識別の検出に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含み、前記検出器は、前記コントローラに通信可能に結合される、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記コントローラに通信可能に結合されるユーザインターフェースにおけるユーザ入力の受信に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。(項目21)
混合速度、前記ベース流体の流体温度、前記ベース流体の前記ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの1つまたはそれを上回るものが、前記溶液識別に基づいて判定される、項目18に記載の方法。
(項目22)
少なくとも1つの添加剤を前記混合コンテナの中に分注するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目23)
少なくとも1つの検出器を介した、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドの識別に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含み、前記検出器は、前記コントローラに通信可能に結合される、項目18に記載の方法。
(項目24)
前記溶液を識別するステップは、ユーザ選択を前記コントローラに通信可能に結合されるモバイル電子デバイス上で動作するアプリケーションから受信するステップを含み、前記ユーザ選択は、前記アプリケーションを介して前記モバイル電子デバイス上に生成されるユーザインターフェースを介して選択され、前記ユーザ選択は、前記アプリケーションによって識別される複数のオプションの中から選択される、項目18に記載の方法。
(項目25)
前記複数のオプションは、前記ポッドドック内に位置付けられるポッドの識別に基づいて識別される、項目24に記載の方法。
(項目26)
添加剤選択を前記コントローラにおいて受信するステップをさらに含み、前記添加剤選択は、前記モバイル電子デバイス上に生成された前記ユーザインターフェースを介して、前記アプリケーションからの複数の添加剤オプションから選択される、項目24に記載の方法。
(項目27)
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックであって、前記ポッドドックは、ドック出口を含み、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ポッドドックと、
ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記アクチュエータに前記インペラを回転させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される、コントローラと、を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目28)
前記ポッドドックおよび前記コンテナドックのうちの少なくとも1つは、前記シール可能注ぎ口部分を前記混合コンテナの縮径部における開口部の中に位置付け、前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中への前記濃縮物の直接移送を可能にするように、相互に対して移動するように構成される、項目27に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目29)
溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
濃縮物コンテナと、
前記濃縮物コンテナに結合される、濃縮物注ぎ口であって、濃縮物を前記濃縮物コンテナから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、濃縮物注ぎ口と、
ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物コンテナから放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、前記混合コンテナに係合するように構成される、前記濃縮物コンテナに結合されるコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記アクチュエータに前記インペラを回転させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される、コントローラと、
を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目30)
前記濃縮物を前記濃縮物コンテナから前記濃縮物注ぎ口を通して圧送するように、前記濃縮物コンテナに結合されるポンプをさらに備える、項目29に記載の現場用溶液生産ユニット。